JP2015219145A - 通知装置及び通知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】目的地の方向を知らせる通知の頻度を制御する。
【解決手段】ウェアラブル端末は、ユーザの顔の向きD1とユーザの進行方向D3とを検出する。ウェアラブル端末は、顔の向きD1と、位置P1から見た目的地の方向D2とにより形成される角度θ1を算出し、角度θ1が閾値より小さい場合には、目的地の方向を向いていることを音で通知する。また、ウェアラブル端末は、進行方向D3と目的地の方向D2とのずれが所定の範囲内である場合には、所定の時間間隔で通知を行うよう制御する。
【選択図】図5
【解決手段】ウェアラブル端末は、ユーザの顔の向きD1とユーザの進行方向D3とを検出する。ウェアラブル端末は、顔の向きD1と、位置P1から見た目的地の方向D2とにより形成される角度θ1を算出し、角度θ1が閾値より小さい場合には、目的地の方向を向いていることを音で通知する。また、ウェアラブル端末は、進行方向D3と目的地の方向D2とのずれが所定の範囲内である場合には、所定の時間間隔で通知を行うよう制御する。
【選択図】図5
Description
本発明は、ユーザに目的地の方向を知らせる技術に関する。
カーナビゲーションや歩行者用のナビゲーション等、目的地までの経路を案内する技術が知られている。例えば、特許文献1には、携帯電話機の画面の法線単位ベクトルと、画面の中心から経由点又は目的地に向かう単位ベクトルを算出し、これらベクトルの方向が一致していれば、利用者が目標物の方向を向いている旨の通知を行うことが記載されている。特許文献2には、使用者の顔の向いている方向及び現在位置の情報に基づいて、周辺の店舗情報等の対応する位置連動コンテンツを取得して、案内情報として提示することが記載されている。特許文献3には、目的地までの距離を通知するとともに、目的地までの距離が短くなると、経路の案内を行う間隔を短くすることが記載されている。
画面の表示を伴わず、音声だけで経路を案内する場合、ユーザは、案内された経路が正しいかを目で見て確認することができない。そのため、ユーザは、案内に従って移動することに不安を感じる場合がある。特許文献1に記載の発明のように、ユーザに目的地の方向を知らせることは、このようなユーザの不安を解消するのに有効である。しかし、特許文献1に記載の技術のように、端末の向きと目的地の方向とが一致する場合に通知を行うようにすると、端末の向きと目的地の方向が一致する間は常に通知が行われるため、ユーザが煩わしさを感じる場合がある。
本発明は、目的地の方向を知らせる通知の頻度を制御することを目的とする。
本発明は、目的地の方向を知らせる通知の頻度を制御することを目的とする。
本発明は、ユーザの顔の向きと、前記ユーザの現在の位置から見た、予め設定された目的地の方向とにより形成される第1角度に応じて、前記目的地の方向を向いていることを通知する通知部と、前記ユーザの進行方向と前記目的地までの経路のずれが所定の範囲内である場合には、所定の時間間隔で通知を行うよう前記通知部を制御する通知制御部とを備える通知装置を提供する。
前記通知制御部は、前記ユーザの現在の位置から前記目的地までの距離に応じて、前記所定の時間間隔を変化させてもよい。
前記通知制御部は、前記ユーザが移動している場合には、前記通知部による通知を禁止してもよい。
前記通知制御部は、前記ユーザが他者と話している場合には、前記通知部による通知を禁止してもよい。
前記通知部は、前記顔の向きと予め設定された施設の方向とにより形成される第2角度に応じて、前記施設の方向を向いていることを通知してもよい。
本発明は、ユーザの顔の向きと、前記ユーザの現在の位置から見た、予め設定された目的地の方向とにより形成される第1角度に応じて、前記目的地の方向を向いていることを通知するステップと、前記ユーザの進行方向と前記目的地までの経路のずれが所定の範囲内である場合には、所定の時間間隔で通知を行うよう制御するステップとを備える通知方法を提供する。
本発明によれば、目的地の方向を知らせる通知の頻度を制御することができる。
1.構成
図1は、ウェアラブル端末10の外観を示す図である。ウェアラブル端末10は、ヘッドセット型のウェアラブルコンピュータである。ウェアラブル端末10は、突起部101を有する。ユーザは、この突起部101を耳穴に挿し込むことにより、ウェアラブル端末10を片耳に装着する。
図1は、ウェアラブル端末10の外観を示す図である。ウェアラブル端末10は、ヘッドセット型のウェアラブルコンピュータである。ウェアラブル端末10は、突起部101を有する。ユーザは、この突起部101を耳穴に挿し込むことにより、ウェアラブル端末10を片耳に装着する。
図2は、ウェアラブル端末10のハードウェア構成を示す図である。ウェアラブル端末10は、ユーザに様々な情報を音で知らせる機能を有する。ウェアラブル端末10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、操作部14と、マイクロフォン15と、スピーカ16と、測位部17と、センサ部18と、電源19とを備える。これらの構成要素は、バスを介して接続される。
制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、データの演算や他の構成要素の制御を行う。制御部11には、例えばCPUが用いられる。記憶部12は、制御部11により実行されるプログラムや各種のデータを記憶する。記憶部12は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置には、例えばRAMが用いられる。補助記憶装置には、例えばフラッシュメモリが用いられる。記憶部12には、地図情報が記憶される。地図情報には、道路情報と周辺の施設情報とが含まれる。この施設情報には、施設の位置情報と、施設の種別とが含まれる。
通信部13は、データ通信を行うための通信インタフェースである。通信部13は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に従って通信を行う。操作部14は、ユーザの操作に応じた信号を制御部11に入力する。操作部14には、例えばタッチセンサーが用いられる。マイクロフォン15は、音を受信し、受信した音に応じた信号を制御部11に入力する。スピーカ16は、音を出力する。
測位部17は、ウェアラブル端末10の現在の位置を測定する。測位部17には、例えばGPS(Global Positioning System)受信機が用いられる。電源19は、ウェアラブル端末10の各構成要素に電力を供給する。電源19には、例えばバッテリーが用いられる。
センサ部18は、ユーザの顔の向き及び進行方向の検出に用いられる。センサ部18には、例えば加速度センサ181と、角速度センサ182と、地磁気センサ183とが用いられる。加速度センサ181は、2軸方向又は3軸方向の加速度を測定する。この加速度により、ウェアラブル端末10の移動速度及び移動方向が求められる。角速度センサ182は、2軸方向又は3軸方向の角速度を測定する。この角速度により、ウェアラブル端末10の傾きが求められる。地磁気センサ183は、2軸方向又は3軸方向の地磁気を測定する。この地磁気により、ウェアラブル端末10を基準とした方位が求められる。顔の向きは、例えば角速度センサ182及び地磁気センサ183を用いて検出される。進行方向は、例えば加速度センサ181及び地磁気センサ183を用いて検出される。
図3は、ウェアラブル端末10の機能構成を示す図である。この実施形態では、ウェアラブル端末10は通知装置として機能する。ウェアラブル端末10は、案内部110と、第1検出部111と、第2検出部112と、算出部113と、通知部114と、通知制御部115と、抽出部116の機能を有する。これらの機能は、制御部11が1又は複数のプログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能は、制御部11と他の構成要素との協働により実現されてもよい。
案内部110は、目的地までの経路を案内する。第1検出部111は、ユーザの顔の向きを検出する。第2検出部112は、ユーザの進行方向を検出する。算出部113は、第1検出部111により検出された顔の向きと、測位部17により測定された位置から見た目的地の方向とにより形成される角度を算出する。通知部114は、算出部113により算出された角度が閾値より小さい場合には、目的地の方向を向いていることを音で通知する。通知制御部115は、第2検出部112により検出された進行方向と目的地の方向とのずれが所定の範囲内である場合には、所定の時間間隔で通知を行うよう通知部114を制御する。抽出部116は、記憶部12に記憶された地図情報に基づいて、測位部17により測定された位置の周辺にある施設を抽出する。
2.動作
ウェアラブル端末10は、ユーザの現在の位置から目的地までの経路を探索し、探索した経路の案内する動作を行う。この動作は、例えばユーザにより、目的地までの経路の案内を指示する操作が行われたときに開始される。この操作は、例えば操作部14をタッチする操作である。また、目的地は、例えば音声入力により設定されてもよい。具体的には、案内部110は、まず測位部17により測定された位置から目的地までの経路を探索し、探索した経路を音声で案内する。この経路の探索及び案内は、周知のカーナビゲーションや歩行者用のナビゲーションの技術を用いて行われてもよい。
ウェアラブル端末10は、ユーザの現在の位置から目的地までの経路を探索し、探索した経路の案内する動作を行う。この動作は、例えばユーザにより、目的地までの経路の案内を指示する操作が行われたときに開始される。この操作は、例えば操作部14をタッチする操作である。また、目的地は、例えば音声入力により設定されてもよい。具体的には、案内部110は、まず測位部17により測定された位置から目的地までの経路を探索し、探索した経路を音声で案内する。この経路の探索及び案内は、周知のカーナビゲーションや歩行者用のナビゲーションの技術を用いて行われてもよい。
ただし、ユーザの現在の位置が経路から外れた場合には、経路から外れたことがユーザに音で通知される。具体的には、通知部114は、測位部17により測定された位置が経路から外れた場合には、経路から外れたことを示す通知音をスピーカ16から出力する。この通知音は、例えばノイズのような不快な音であってもよいし、「経路から外れています」という音声メッセージであってもよい。また、通知部114は、測位部17により測定された位置が経路から外れた時点から、目的地までの距離や進行方向と経路のズレの大きさに応じて通知音の音量を徐々に上げてもよい。他の例として、通知部114は、音楽が再生されている場合には、通知音の出力に代えて、音楽の音量を下げてもよいし、サラウンドシステムの場合には、目的地の方向の音だけ音量を下げてもよい。また、通知部114は、測位部17により測定された位置が経路から外れた時点から、音楽の音量を徐々に下げてもよい。
(1)目的地の方向を通知
図4は、目的地の方向を通知する処理を示すフローチャートである。この処理は、ユーザに目的地の方向を通知するために行われる。この処理は、経路を案内する動作とともに開始され、この動作と並行して行われる。
図4は、目的地の方向を通知する処理を示すフローチャートである。この処理は、ユーザに目的地の方向を通知するために行われる。この処理は、経路を案内する動作とともに開始され、この動作と並行して行われる。
ステップS101において、第1検出部111は、角速度センサ182及び地磁気センサ183を用いて、ユーザの顔の向きを検出する。
ステップS102において、算出部113は、ステップS101で検出された顔の向きと、測位部17により測定されたユーザの現在の位置から見た目的地の方向とにより形成される角度を算出する。図5は、顔の向きと目的地の方向の一例を示す図である。この例では、ユーザの顔の向きはD1であり、ユーザの現在の位置はP1である。この場合、算出部113は、位置P1から見た目的地の方向D2を求める。算出部113は、顔の向きD1と目的地の方向D2とにより形成される角度θ1(第1角度の一例)を算出する。
ステップS103において、通知部114は、ステップS102で算出された角度が閾値より小さいか否かを判断する。図5に示す例では、ユーザが目的地の方向D2以外の方向を向いている場合には、角度θ1が閾値以上になる(ステップS103:NO)。この場合、ウェアラブル端末10はステップS101に戻る。一方、例えばユーザが周りを見渡して目的地の方向D2を向くと、角度θ1が閾値より小さくなる(ステップS103:YES)。この場合、ウェアラブル端末10はステップS104に進む。
ステップS104において、第2検出部112は、加速度センサ181及び地磁気センサ183を用いて、ユーザの進行方向を検出する。
ステップS105において、通知制御部115は、測位部17により測定されたユーザの現在の位置から見た目的地の方向と、ユーザの進行方向とが一致するか否かを判断する。図5に示す例では、進行方向はD3である。図5に示すように、ユーザが目的地とは異なる方向に向かって進んでいる場合には、目的地の方向D2と進行方向D3とのずれが所定の範囲より大きくなるため、これらの方向は一致しないと判断される(ステップS105:NO)。この場合、ウェアラブル端末10はステップS106に進む。
ステップS106において、通知部114は、目的地の方向を向いていることを音で通知する通知処理を開始する。具体的には、通知部114は、目的地の方向を向いていることを示す通知音をスピーカ16から出力する。この通知音は、例えば川のせせらぎのような心地よい音であってもよいし、ピーピーピーといったビープ音であってもよいし、「目的地の方向を向いています」という音声メッセージであってもよい。
他の例として、通知部114は、音楽が再生されている場合には、通知音の出力に代えて、音楽がにぎやかになるように再生中の音楽を変化させてもよい。例えば、通知部114は、再生中の音楽の音量を上げてもよいし、ベースやドラムといった楽器の新たな音を音楽のリズムに合わせて再生中の音楽に追加してもよい。
また、通知部114は、ステップS102で算出された角度に応じて、通知音又は再生中の音楽を変化させてもよい。例えば、通知部114は、ステップS102で算出された角度に応じて、通知音又は音楽の音量を変えてもよい。
この通知処理は、ステップS103の判断がNOになるまで、又は通知制御部115により通知が禁止されるまで継続される。例えば、通知処理において通知音が出力される場合には、ステップS103の判断がNOになるまで、又は通知制御部115により通知が禁止されるまで、通知音が出力され続ける。また、通知処理において再生中の音楽が変化する場合には、ステップS103の判断がNOになるまで、又は通知制御部115により通知が禁止されるまで、変化後の状態が継続される。
一方、例えば図6に示すように、ユーザが目的地に向かって進んでいる場合には、目的地の方向D2と進行方向D3とのずれが所定の範囲内になるため、これらの方向は一致すると判断される(ステップS105:YES)。この場合、ウェアラブル端末10はステップS107に進む。
ステップS107において、通知制御部115は、前回通知が行われた時点から所定の時間が経過したか否かを判断する。この所定の時間は、例えば3分である。具体的には、通知制御部115は、前回通知が行われた時点から経過した時間を計測し、計測した時間に基づいてこの判断を行う。前回通知が行われた時点から所定の時間が経過していない場合(ステップS107:NO)、ウェアラブル端末10はステップS108に進む。
ステップS108において、通知制御部115は、通知を禁止する。通知が禁止されると、通知部114は、通知処理を行っている場合には通知を停止し、通知処理を行っていない場合には通知を行わない状態を継続する。
一方、ステップS107において、前回通知が行われた時点から所定の時間が経過した場合(ステップS107:YES)、ウェアラブル端末10はステップS109に進む。
ステップS109において、通知制御部115は、通知を許可する。通知が許可されると、通知部114は、上述したステップS106と同様に、目的地の方向を向いていることを音により通知する通知処理を開始する。ただし、ステップS109の通知処理は、所定の時間が経過すると停止する。この所定の時間は、例えば5〜10秒である。
図7は、進行方向と目的地の方向とが一致している場合の通知のタイミングの一例を示す図である。ここでは、時刻t1〜t2の期間、進行方向と目的地の方向とが一致しているものとする。また、ステップS107で用いられる所定の時間は3分であるものとする。この場合、時刻t1〜t2の期間においては、3分間隔でステップS107の判断がYESとなり通知が行われる。
ステップS101〜S109の処理は、ユーザが目的地に到達するまで繰り返される。ユーザが目的地に到達すると、ウェアラブル端末10はこの処理を終了する。
(2)周辺施設を通知
図8は、周辺施設を通知する処理を示すフローチャートである。この処理は、ユーザに周辺施設を通知するために行われる。この処理は、上述したステップS101の処理が行われる度に、ステップS102〜S109の処理と並行して行われる。
図8は、周辺施設を通知する処理を示すフローチャートである。この処理は、ユーザに周辺施設を通知するために行われる。この処理は、上述したステップS101の処理が行われる度に、ステップS102〜S109の処理と並行して行われる。
ステップS201において、抽出部116は、ユーザの周辺にある予め設定された種別の施設を関連施設として抽出する。図9は、周辺施設の一例を示す図である。ここでは、ユーザに通知する周辺施設の種別として、「コンビニエンスストア」という種別がユーザの操作により予め設定されているものとする。この場合、抽出部116は、測位部17により測定された位置P1を含むエリアA1を設定する。このエリアA1は、例えば位置P1から所定の範囲であってもよいし、位置P1と目的地とを含む所定の範囲であってもよい。抽出部116は、地図情報に基づいて、エリアA1内に位置し、且つ、「コンビニエンスストア」という種別に属する施設を抽出する。図9に示す例では、エリアA1内にコンビニエンスストアS1が位置する。この場合、コンビニエンスストアS1が関連施設として抽出される。
ステップS202において、算出部113は、ステップS101で検出された顔の向きと、測位部17により測定されたユーザの現在の位置から見た関連施設の方向とにより形成される角度を算出する。図9に示す例では、ユーザの顔の向きはD1であり、ユーザの現在の位置はP1である。この場合、算出部113は、位置P1から見たコンビニエンスストアS1の方向D4を、関連施設の方向として求める。算出部113は、顔の向きD1と関連施設の方向D4とにより形成される角度θ2(第2角度の一例)を算出する。
ステップS203において、通知部114は、ステップS202で算出された角度が閾値より小さいか否かを判断する。図9に示す例では、ユーザが施設の方向D4以外の方向を向いている場合には、角度θ2が閾値以上になる(ステップS203:NO)。この場合、ウェアラブル端末10はステップS101に戻る。一方、例えばユーザが周りを見渡して施設の方向D4を向くと、角度θ2が閾値より小さくなる(ステップS203:YES)。この場合、ウェアラブル端末10はステップS204に進む。
ステップS204において、通知部114は、関連施設の方向を向いていることを音で通知する。具体的には、通知部114は、関連施設に応じた通知音をスピーカ16から出力する。この通知音は、例えば関連施設に固有のメロディーであってもよいし、関連施設の名称を読み上げる音声であってよい。
ステップS101及びS201〜S204の処理は、ユーザが目的地に到達するまで繰り返される。ユーザが目的地に到達すると、ウェアラブル端末10はこの処理を終了する。
本実施形態によれば、ユーザが目的地の方向を向くと、目的地の方向を向いたことが音で通知されるため、ユーザは、目的地の方向を認識することができる。また、本実施形態によれば、ユーザの進行方向と目的地の方向とが一致する場合には、所定の時間間隔をあけて通知が行われるため、目的地の方向を知らせる通知の増加を抑制することができる。これにより、常時通知が行われることの煩わしさが軽減される。また、本実施形態によれば、ユーザが経路から外れると、経路から外れたことが音で通知されるため、ユーザは、経路から外れたことを認識することができる。
3.変形例
本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
(1)ユーザの現在の位置から目的地までの距離に応じて、異なる通知音が出力されてもよい。この変形例では、算出部113は、測位部17により測定された位置から目的地までの距離を算出する。この距離は、例えば経路に沿った距離である。通知部114は、算出部113により算出された距離に応じて、ステップS106又はS109で異なる通知音を出力する。例えば、通知部114は、算出部113により算出された距離が閾値以上である場合、心地よい音又はビープ音をスピーカ16から出力する。一方、通知部114は、算出部113により算出された距離が閾値より小さい場合、この心地よい音又はビープ音に加えて、「もうすぐ目的地に到着します」という音声メッセージをスピーカ16から出力する。また、通知部114は、算出部113により算出された距離が小さくなるほど、通知音の音量や音高を上げてもよい。
他の例として、通知部114は、音楽が再生されている場合には、算出部113により算出された距離に応じて、再生中の音楽を変化させてもよい。例えば、通知部114は、算出部113により算出された距離が小さくなるほど、再生中の音楽の音量を上げたり、再生中の音楽に追加する新たな音の数を増やしたりしてもよい。これにより、ユーザが目的地に近づくと、音楽がどんどんにぎやかになる。
(2)ユーザの進行方向と目的地の方向とが一致する場合には、ユーザの現在の位置から目的地までの距離に応じて、通知間隔が変化してもよい。この変形例では、算出部113は、測位部17により測定された位置から目的地までの距離を算出する。この距離は、例えば経路に沿った距離である。通知制御部115は、算出部113により算出された距離に応じて、ステップS107で用いられる所定の時間を変化させる。例えば、通知制御部115は、算出部113により算出された距離が小さくなるほど、所定の時間を減らす。これにより、ユーザが目的地に近づくほど、通知間隔が小さくなり、頻繁に通知が行われるようになる。
(3)現在時刻と目的地への到達予定時刻との差分に応じて、音の再生速度が変化してもよい。この変形例では、算出部113は、目的地への到達予定時刻と現在時刻との差分を残り時間として算出する。なお、この到達予定時刻は、周知のカーナビゲーションや歩行者用のナビゲーションの技術を用いて算出される。通知部114は、算出部113により算出された残り時間に応じて、ステップS106又はS109で用いられる音の再生速度を変化させる。例えば、通知部114は、音楽が再生されている場合において、残り時間が閾値より小さいときには、音楽の再生速度を上げる。このとき、通知部114は、残り時間が0になったときにちょうど音楽が終了するような再生速度を設定してもよい。
(4)ユーザの状況によっては、ユーザが通知を望まない場合がある。したがって、ユーザが所定の状況にある場合には、通知が禁止されてもよい。
例えば、ユーザが移動している間は通知が禁止され、ユーザが止まっている間に限り、通知が許可されてもよい。図10は、この変形例に係るウェアラブル端末10の機能構成を示す図である。この変形例では、ウェアラブル端末10は、実施形態で説明した機能の他に、第3検出部117の機能を有する。第3検出部117は、加速度センサ181(測定部の一例)により測定された加速度又は測位部17により測定された位置の履歴に基づいて、ユーザの移動を検出する。通知制御部115は、第3検出部117によりユーザの移動が検出されない場合には、通知部114による通知を許可する。通知が許可されると、通知部114は、通知を行う。一方、通知制御部115は、第3検出部117によりユーザの移動が検出された場合には、通知部114による通知を禁止する。通知が禁止されると、通知部114は、通知を行わない。なお、ユーザが移動していない場合であっても、コンビニエンスストア等の所定の場所で時間をつぶしていると判断される場合には、通知する頻度を減らしたり、通知を禁止してもよい。
他の例として、ユーザが他者と話している間は通知が禁止されてもよい。この変形例では、通知制御部115は、マイクロフォン15により受信された音に基づいてユーザが他者と話しているか否かを判断する。マイクロフォン15は、周辺の音を受信する。マイクロフォン15により受信された音には、音声分析が施され、人の声が抽出される。通知制御部115は、例えばマイクロフォン15により受信された音から2人以上の人の声が抽出された場合には、ユーザが他者と話していると判断する。この場合、通知制御部115は、通知部114による通知を禁止する。通知が禁止されると、通知部114は、通知を行わない。
(5)ユーザの現在の位置から関連施設までの距離に応じて、関連施設の方向を向いていることを示す通知音が変化してもよい。この変形例では、算出部113は、測位部17により測定された位置から関連施設までの距離を算出する。この距離は、例えば直線距離である。通知部114は、算出部113により算出された距離に応じて、ステップS204で用いられる通知音を変化させる。
図11は、変形例に係る周辺施設の一例を示す図である。この例では、エリアA1内にコンビニエンスストアS1及びS2が位置する。また、ユーザの現在の位置はP1である。この場合、位置P1からコンビニエンスストアS1までの距離はL1となり、位置P1からコンビニエンスストアS2までの距離はL2となる。また、位置P1から見たコンビニエンスストアS1の方向及びコンビニエンスストアS2の方向は、いずれもD4である。
この場合、通知部114は、算出部113により算出された距離に基づいて、ユーザの現在の位置P1から近い順に、関連施設の通知音を出力する。図10に示す例では、位置P1からコンビニエンスストアS1までの距離L1が最も小さく、位置P1からコンビニエンスストアS2までの距離L2が2番目に小さい。この場合、通知部114は、コンビニエンスストアS1の通知音をスピーカ16から出力した後、コンビニエンスストアS2に応じた通知音をスピーカ16から出力する。
このとき、通知部114は、算出部113により算出された距離に応じて、通知音を変化させる。例えば、通知部114は、距離が大きいほど、音量を下げる。図10に示す例では、通知部114は、コンビニエンスストアS2の通知音の音量を、コンビニエンスストアS1の通知音の音量より下げる。
他の例として、通知部114は、算出部113により算出された距離に応じて、通知音のパターンを変化させてもよい。ここでは、コンビニエンスストアS1及びS2の通知音がいずれも「ピ」と「プ」の2音で構成されるビープ音であるものとする。この場合、通知部114は、算出部113により算出された距離が大きくなるほど、「ピ」と「プ」の間隔を増やしてもよい。図10に示す例では、通知部114は、コンビニエンスストアS2の通知音の「ピ」と「プ」の2音の間隔を、コンビニエンスストアS1の通知音の「ピ」と「プ」の2音の間隔より大きくする。
(6)ステップS204の処理の後、ユーザが関連施設の方向に移動し始めた場合には、目的地に向かう経路の案内が一時停止されてもよい。この場合、案内部110は、目的地を関連施設に変更し、関連施設までの経路を音声で案内してもよい。
(7)ユーザの進行方向と関連施設の方向とが一致する場合には、ユーザの進行方向と目的地の方向とが一致する場合と同様に、所定の時間間隔で通知が行われてもよい。この変形例では、ステップS203の処理の後、通知制御部115は、測位部17により測定されたユーザの進行方向と関連施設の方向とが一致するか否かを判断する。ユーザの進行方向と関連施設の方向とが一致する場合、通知制御部115は、前回関連施設の方向の通知が行われた時点から所定の時間が経過したか否かを判断する。通知制御部115は、前回通知が行われた時点から所定の時間が経過していない場合には、通知を禁止する。一方、通知制御部115は、前回通知が行われた時点から所定の時間が経過していない場合には、通知を許可する。
(8)ウェアラブル端末10の筐体の形状は、図1に示す形状に限定されない。ウェアラブル端末10の筐体の形状は、イヤーフック型やオーバーヘッド型等、どのような形状であってもよい。
(9)ウェアラブル端末10の制御部11により実行されるプログラムは、インターネット等の通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
(10)周辺施設を通知する処理は、実施形態で説明した例に限定されない。例えば、目的地周辺までの経路に含まれる施設が通知されてもよい。この場合、ステップS201では、例えばユーザの現在の位置から目的地までの経路上に位置する施設が抽出される。他の例として、ユーザの顔の向きと目的地の方向との間に形成される範囲に含まれる施設が通知されてもよい。この場合、ステップS201では、例えばユーザの顔の向きと目的地の方向との間に形成される範囲に位置する施設が抽出される。他の例として、同じ種別の施設が複数ある場合には、数を絞って通知してもよい。数を絞る際には、ユーザの現在の位置からの距離又は目的地からの距離が基準として用いられる。例えばステップS201で同一の種別に属する複数の施設が抽出された場合、抽出された施設のうち、ユーザの現在の位置からの距離が近い所定数の施設、又は目的地からの距離が近い所定数の施設だけが、通知対象として用いられてもよい。
10:ウェアラブル端末、15:マイクロフォン、16:スピーカ、17:測位部、18:センサ部、110:案内部、111:第1検出部、112:第2検出部、113:算出部、114:通知部、115:通知制御部、116:抽出部、117:第3検出部、181:加速度センサ、182:角速度センサ、183:地磁気センサ
Claims (6)
- ユーザの顔の向きと、前記ユーザの現在の位置から見た、予め設定された目的地の方向とにより形成される第1角度に応じて、前記目的地の方向を向いていることを通知する通知部と、
前記ユーザの進行方向と前記目的地までの経路のずれが所定の範囲内である場合には、所定の時間間隔で通知を行うよう前記通知部を制御する通知制御部と
を備える通知装置。 - 前記通知制御部は、前記ユーザの現在の位置から前記目的地までの距離に応じて、前記所定の時間間隔を変化させる
請求項1に記載の通知装置。 - 前記通知制御部は、前記ユーザが移動している場合には、前記通知部による通知を禁止する
請求項1又は2に記載の通知装置。 - 前記通知制御部は、前記ユーザが他者と話している場合には、前記通知部による通知を禁止する
請求項1又は2に記載の通知装置。 - 前記通知部は、前記顔の向きと予め設定された施設の方向とにより形成される第2角度に応じて、前記施設の方向を向いていることを通知する
請求項1から4のいずれか1項に記載の通知装置。 - ユーザの顔の向きと、前記ユーザの現在の位置から見た、予め設定された目的地の方向とにより形成される第1角度に応じて、前記目的地の方向を向いていることを通知するステップと、
前記ユーザの進行方向と前記目的地までの経路のずれが所定の範囲内である場合には、所定の時間間隔で通知を行うよう制御するステップと
を備える通知方法。
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JP2014103452A JP2015219145A (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 通知装置及び通知方法 |
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- 2014-05-19 JP JP2014103452A patent/JP2015219145A/ja active Pending
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