JP2015215823A - Writing data processor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、紙媒体に筆記する動作に基づき、筆記具の移動の軌跡を電子化する筆記データ処理装置に関する。 The present invention relates to a writing data processing apparatus that digitizes a movement trajectory of a writing instrument based on an operation of writing on a paper medium.
従来、台座上に載置された紙媒体に筆記具で筆記する場合の筆記具の動作に基づいて、筆記具の移動の軌跡を筆跡として電子化することが可能な筆記データ処理装置が知られている。特許文献1は、紙媒体のうち自由入力領域にペンで筆記された場合、ペン先の位置を示す複数の座標データを特定し、特定された複数の座標データに基づいて、筆跡を示す図形データを作成する筆記データ処理装置を開示する。
2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a writing data processing apparatus that can digitize a movement locus of a writing instrument as a handwriting based on the operation of the writing instrument when writing on a paper medium placed on a pedestal.
紙媒体は、短辺と長辺とを備えた所定のサイズの長方形に規格化されている場合がある。また、紙媒体には、方眼紙、罫のない無地の用紙など、長方形の短辺を上側にして縦長に配置しても、長辺を上側にして横長に配置しても、ユーザが筆記できるものがある。このように縦長配置・横長配置のいずれも可能な紙媒体が用いられる場合、ユーザは、筆記データ処理装置を縦長配置にして使用する場合も、横長配置にして使用する場合もある。特許文献1に記載の筆記データ処理装置は、縦長配置で使用されているか、または、横長配置で使用されているかを判断できない。したがって、配置に応じた筆記データが作成されない可能性がある。
The paper medium may be standardized into a rectangle of a predetermined size having a short side and a long side. In addition, the paper medium can be written by a user, such as graph paper or plain paper without a ruled line, with the rectangular short side facing up and arranged vertically or with the long side facing up. There is something. When a paper medium that can be either vertically long or horizontally long is used as described above, the user may use the writing data processing apparatus in a vertically long position or in a horizontally long position. The handwritten data processing device described in
本発明は、筆記時に使用された配置に応じた筆記データを出力可能な筆記データ処理装置を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the writing data processing apparatus which can output the writing data according to the arrangement | positioning used at the time of writing.
本発明の筆記データ処理装置は、検出装置を介して電子的に入力される複数の座標データで表された手書き文字列を示す情報に基づいて手書き文字の認識を行う筆記データ処理装置において、前記検出装置において紙媒体が載置される検出領域のいずれかの位置に近接した筆記具の複数の位置情報を所定の第一座標系を基準とした座標データで示した複数の第一座標データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記複数の第一座標データを、前記第一座標系とは異なる第二座標系を基準とした複数の第二座標データに変換する変換手段と、前記取得手段によって取得された前記複数の第一座標データおよび前記変換手段によって変換された前記複数の第二座標データのそれぞれを認識対象として、複数の手書き文字を認識する手書き文字認識処理を実行する文字認識手段と、前記文字認識手段によって実行された前記手書き文字認識処理の結果に基づいて、前記複数の第一座標データに対応する第一認識結果および前記複数の第二座標データに対応する第二認識結果を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記第一認識結果と前記第二認識結果とに基づいて、前記複数の第一座標データまたは前記複数の第二座標データを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記複数の第一座標データまたは前記複数の第二座標データに応じて、座標データに基づく線画を表示可能な出力情報を作成する作成手段と、前記作成手段によって作成された出力情報を出力する出力制御手段とを備える。 The writing data processing device of the present invention is a writing data processing device that recognizes a handwritten character based on information indicating a handwritten character string represented by a plurality of coordinate data electronically input via a detection device. Acquires a plurality of first coordinate data indicating a plurality of position information of a writing instrument close to any position of a detection area on which a paper medium is placed in a detection device as coordinate data based on a predetermined first coordinate system Converting means for converting the plurality of first coordinate data acquired by the acquiring means into a plurality of second coordinate data based on a second coordinate system different from the first coordinate system; Recognizing a plurality of handwritten characters by using each of the plurality of first coordinate data acquired by the acquisition unit and the plurality of second coordinate data converted by the conversion unit as recognition targets A character recognition unit that executes a handwritten character recognition process, a first recognition result corresponding to the plurality of first coordinate data and the plurality of the plurality of first coordinate data based on a result of the handwritten character recognition process performed by the character recognition unit Based on the first recognition result and the second recognition result calculated by the calculation means for calculating the second recognition result corresponding to the second coordinate data, the plurality of first coordinate data or the Selection means for selecting a plurality of second coordinate data, and output information capable of displaying a line drawing based on the coordinate data according to the plurality of first coordinate data or the plurality of second coordinate data selected by the selection means Creating means for generating the output information, and output control means for outputting the output information created by the creating means.
本発明に係る筆記データ処理装置は、第一座標系を基準とした複数の第一座標データを取得する。また、複数の第一座標データを、第二座標系を基準とした複数の第二座標データに変換する。複数の第一座標データおよび複数の第二座標データのそれぞれに対して手書き文字認識処理が実行される。手書き認識処理によって得られた第一認識結果と第二認識結果とに基づいて、選択手段は複数の第一座標データまたは複数の第二座標データを選択する。出力制御手段は、選択された第一座標データまたは第二座標データに応じて作成された出力情報を出力制御する。したがって、本発明に係る筆記データ処理装置は、第一座標系および第二座標系のうちいずれかを基準として検出装置に入力された手書き文字列を示す情報に対して、入力基準に応じた出力情報を自動的に作成して出力することができる。 The writing data processing apparatus according to the present invention acquires a plurality of first coordinate data based on the first coordinate system. Also, the plurality of first coordinate data is converted into a plurality of second coordinate data with the second coordinate system as a reference. Handwritten character recognition processing is executed for each of the plurality of first coordinate data and the plurality of second coordinate data. Based on the first recognition result and the second recognition result obtained by the handwriting recognition process, the selection unit selects a plurality of first coordinate data or a plurality of second coordinate data. The output control means controls output of the output information created according to the selected first coordinate data or second coordinate data. Therefore, the writing data processing device according to the present invention outputs information corresponding to an input criterion with respect to information indicating a handwritten character string input to the detection device based on either the first coordinate system or the second coordinate system. Information can be automatically created and output.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態に係る手書入力システム1の概要を説明する。以下の説明では、図1の左上側、右下側、上側、下側、右上側、左下側を、各々、読取装置2の左側、右側、前側、後側、上側、下側と定義して説明する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The outline of the
図1に示すように、手書入力システム1は、読取装置2、電子ペン3、スマートフォン19を主に備える。読取装置2は、薄型軽量の手書き入力装置である。手書入力システム1では、ユーザは電子ペン3を用いて、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に点や線画を筆記する。以下では、線画が筆記される場合について説明する。線画には、文字、数値、記号、図形等が含まれる。読取装置2は、筆記の過程における電子ペン3の位置を取得する。読取装置2は、取得した位置に基づいてストロークデータファイルを作成する。読取装置2は、作成したストロークデータファイルをスマートフォン19に送信することができる。スマートフォン19は、ストロークデータファイルを受信した場合、受信したストロークデータファイルに対応する画像を、ディスプレイ192に表示させる。これによってユーザは、電子ペン3によって用紙111に筆記された線画と同一形状の線画を、ディスプレイ192を介して視認できる。スマートフォン19は、図2に示すサーバ8と、無線または有線通信を介して接続し、サーバ8へ画像データを含む各種データの送信を行うこともできる。
As shown in FIG. 1, the
読取装置2は、矩形薄板状である。読取装置2は、3つのLED5を上端に備える。LED5は、読取装置2の状態をユーザに通知可能である。読取装置2の前面には紙媒体100が着脱可能に装着される。紙媒体100は、複数の用紙111が上縁部で綴じられた冊子状である。読取装置2に装着可能な紙媒体100の一例として、A5サイズのレポート用紙が挙げられる。用紙111に予め印刷された図柄のレイアウト等を示すフォーマットは、紙媒体100の種別毎に異なる。紙媒体100は、読取装置2の前面に載置されるように、読取装置2に装着される。本実施形態では、紙媒体100は、両面テープおよび粘着性を有する樹脂フィルム等によって、紙媒体100が読取装置2に位置決めされた状態で装着される。ユーザは電子ペン3を用いて紙媒体100の用紙111に線画を筆記できる。
The
電子ペン3は、公知の電磁誘導式の電子ペンであり、筒体30、芯体31、コイル32、コンデンサ33,35、基板34、およびインク収納部36を主に備える。筒体30は、円柱状の形状を有し、芯体31の一部、コイル32、コンデンサ33,35、基板34、およびインク収納部36を内部に収容する。芯体31は、電子ペン3の先端部に設けられている。芯体31は図示しない弾性部材によって、電子ペン3の先端側に付勢されている。芯体31の先端部は、筒体30の外部に突出している。芯体31の後端側は、インクが収納されているインク収納部36に接続されている。インク収納部36は、芯体31にインクを供給する。ユーザが電子ペン3を用いて用紙111に筆記すると、インクによって用紙111に線画が形成される。
The electronic pen 3 is a known electromagnetic induction electronic pen, and mainly includes a cylindrical body 30, a core body 31, a
コイル32は、インク収納部36の周囲に巻回された状態で、芯体31とコンデンサ33との間に保持されている。コンデンサ33は、基板34によって電子ペン3の内部に固定されている。基板34には、コンデンサ35が搭載されている。コンデンサ33,35はコイル32に並列に接続され、周知の共振(同調)回路を構成する。
The
スマートフォン19は、タッチパネル191およびディスプレイ192を備える。タッチパネル191は、各種指示を入力するために使用される。ディスプレイ192は、画像ファイルに対応する画像を表示可能である。なお、スマートフォン19の代わりに汎用PCやタブレットPCが用いられてもよい。
The
図2を参照して、手書入力システム1の電気的構成を説明する。まず、読取装置2の電気的構成と、読取装置2が座標データを検出する原理の概要とを説明する。読取装置2は、センサ基板7、メイン基板20,センサ制御基板28、入力部25、および3つのLED5を備える。センサ基板7は、読取装置2内に設けられる。入力部25および3つのLED5は、読取装置2に設けられる。
The electrical configuration of the
メイン基板20は、CPU21、RAM22、フラッシュROM23、および無線通信部24を備える。RAM22、フラッシュROM23、および無線通信部24は、CPU21に電気的に接続されている。CPU21は、読取装置2の制御を行う。RAM22は、演算データ等の各種データを一時的に記憶する。フラッシュROM23には、CPU21が読取装置2を制御するために実行する第一メインプログラムが記憶される。また、フラッシュROM23は、用紙111のフォーマット毎にレイアウトデータを複数記憶する。無線通信部24は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。入力部25および3つのLED5は、CPU21に電気的に接続されている。入力部25は、読取装置2に対する指示を入力するためのスイッチである。3つのLED5の夫々の色は、黄色、緑色、および赤色である。
The
センサ基板7には、上下方向および左右方向の各々に細長いループコイルが多数配列されている。センサ基板7は、センサ制御基板28のASIC28Aに電気的に接続されている。ASIC28Aは、電子ペン3による筆記動作がセンサ基板7上で行われた場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを検出する。ASIC28AはCPU21に接続されている。
A large number of elongated loop coils are arranged on the
センサ基板7上で電子ペン3による筆記動作が行われた場合に座標データが検出される原理を、概略的に説明する。CPU21は、ASIC28Aを制御して、センサ基板7のループコイルに、一本ずつ特定の周波数の電流(励磁用送信電流)を流す。これにより、センサ基板7のループコイルから磁界が発生する。この状態で、例えばユーザが電子ペン3を用いて、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に線画を筆記する動作を行うと、電子ペン3はセンサ基板7に近接する。そのため、電子ペン3の共振回路は電磁誘導によって共振し、誘導磁界を生じる。
The principle by which coordinate data is detected when a writing operation with the electronic pen 3 is performed on the
次に、CPU21はASIC28Aを制御して、センサ基板7のループコイルからの磁界の発生を停止させる。センサ基板7のループコイルは、電子ペン3の共振回路から発せられる誘導磁界を受信する。CPU21はASIC28Aを制御して、センサ基板7Lのループコイルに流れる信号電流(受信電流)を検出させる。ASIC28Aがこの動作を全てのループコイルについて一本ずつ実行し、受信電流を検出することによって、電子ペン3の位置を示す座標データが検出される。
Next, the
電子ペン3を用いて用紙111に線画を筆記する動作が行われている状態では、芯体31に筆圧が付与される。コイル32のインダクタンスは、芯体31に付与される筆圧に応じて変化する。これにより、芯体31に付与される筆圧に応じて、電子ペン3の共振回路の共振周波数が変化する。CPU21は、共振周波数の変化(位相変化)を検出して、電子ペン3に付与された筆圧を特定する。つまりCPU21は、特定した筆圧によって、紙媒体100の用紙111に線画が筆記されている状態であるか否かを判断できる。
In a state in which an operation of writing a line drawing on the
次に、スマートフォン19の電気的構成を説明する。スマートフォン19は、CPU41,RAM42,フラッシュROM43,無線通信部44,入力回路45,出力回路46,タッチパネル191、およびディスプレイ192を主に備える。CPU41は、スマートフォン19の制御を行う。CPU41は、RAM42、フラッシュROM43、無線通信部44、入力回路45、および出力回路46と電気的に接続している。
Next, the electrical configuration of the
RAM42は、種々の一時データを記憶する。無線通信部44は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。入力回路45は、CPU41へタッチパネル191からの指示を送る制御を行う。出力回路46は、CPU41からの指示に応じてディスプレイ192に画像を表示する制御等を行う。フラッシュROM43には、CPU41が実行する第二メインプログラム等が記憶される。スマートフォン19は、図示しない媒体読取装置(例えば、メモリカードスロット)を備える。スマートフォン19は、記憶媒体(例えば、メモリカード)に記憶されているプログラムを、媒体読取装置で読み取ってフラッシュROM43にインストールできる。また、スマートフォン19に接続されている外部機器(図示略)またはネットワークからプログラムを受信して、フラッシュROM43にインストールしてもよい。
The
次に、サーバ8の電気的構成を説明する。サーバ8は、汎用のサーバであってもよい。サーバ8は、サーバ8の制御を司るCPU81を備える。CPU81は、ROM82、RAM83、HDD84、通信部85と電気的に接続する。ROM82は、CPU81が実行するBIOS等のプログラムを記憶する読出し専用の記憶装置である。RAM83は、データを一時的に記憶する読み書き可能な記憶装置である。HDD84は、OSやプログラム等がインストールされる記憶装置である。通信部86は、外部の電子機器と有線通信または無線通信を実行するためのコントローラである。また、図示しないが、サーバ8にはマウスやキーボード等の入力デバイスも接続されている。
Next, the electrical configuration of the
図3を参照し、紙媒体100の用紙111の一例である用紙123について説明する。図3の左側、右側、上側、下側を、夫々、用紙111の左側、右側、上側、下側と定義して説明する。図3は、紙媒体100の1頁分の用紙123を示している。
With reference to FIG. 3, a
図3に示すように、用紙123は、メモを筆記するためのメモ用紙である。用紙123は、記入領域123A、およびチェックボックス123Bを有する。記入領域123Aには、左右方向に延びる複数の罫線と、上下方向に延びる複数の罫線とを組み合わせた方眼罫線が印刷されている。記入領域123Aは、ユーザがメモを筆記するための領域である。チェックボックス123Bは、記入領域123Aの右下に印刷されている。チェックボックス123Bの形状は、矩形状の1重線である。チェックボックス123Bは、記入領域123Aに筆記された線画を確定させるためにユーザが線画を筆記する領域を示す。
As shown in FIG. 3, the
読取装置2のCPU21が、用紙123に筆記された線画に基づいてストロークデータファイルを作成する場合の処理の概要を説明する。読取装置2のCPU21は、電子ペン3に対して筆圧が付与されている間、ASIC28Aを介して電子ペン3の位置を示す座標データを一定周期で繰り返し取得する。CPU21は、取得された複数の座標データの夫々に、座標データが取得された時刻を示す時間データを関連付けて、RAM22の第1領域に記憶する。電子ペン3に対する筆圧の付与が終了した時点でRAM22の第1領域に記憶されている複数の座標データおよび複数の時間データは、電子ペン3によって用紙123に筆記された線画を構成する1つの線分の位置を示す。以下、1つの線分の位置を示す複数の座標データ、および複数の座標データの夫々に関連付けられた複数の時間データを、総称して線分データという。以下、用紙123を例に説明する。
An outline of processing when the
CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データに基づいて、用紙123の記入領域123A、およびチェックボックス123Bのいずれに線画が筆記されたかを判断する。CPU21は、記入領域123Aに線画が筆記されたと判断した場合、RAM22の第1領域に記憶された線分データを、RAM22の第2領域に記憶し、RAM22の第1領域をクリアする。ユーザが電子ペン3を用いて記入領域123Aに線分を1つずつ筆記する毎に、RAM22の第2領域に線分データが順に記憶される。
Based on the line segment data stored in the first area of the
CPU21は、チェックボックス123Bに線画が筆記されたと判断した場合、RAM22の第2領域に記憶された少なくとも1つの線分データを含むストロークデータファイルを作成する。ストロークデータファイルには、チェックボックス123Bに線画が筆記されてから、次にチェックボックス123Bに線画が筆記されるまでに取得された少なくとも1つの線分データが含まれる。CPU21は、作成したストロークデータファイルをフラッシュROM23に記憶する。
When the
スマートフォン19のCPU41が、読取装置2からストロークデータファイルを取得して画像ファイルを作成する場合の処理の概要を説明する。スマートフォン19のCPU41は、ストロークデータファイルの送信を要求するデータ要求コマンド(後述)を、読取装置2に送信する。読取装置2のCPU21は、スマートフォン19からデータ要求コマンドを受信した場合、フラッシュROM23に記憶したストロークデータファイルをスマートフォン19に送信する。スマートフォン19のCPU41は、読取装置2から送信されたストロークデータファイルを受信し、RAM42に記憶する。
An outline of processing when the
CPU41は、RAM42に記憶したストロークデータファイルに含まれる少なくとも1つの線分データを1つずつ抽出する。CPU41は、抽出した線分データに対応する複数の座標データによって示される複数の位置の間を、関連付けられた複数の時間データによって示される時刻の順番に直線で結ぶ。CPU41は、線分データ毎に1つずつ得られる線分を結合し、線画として特定する。CPU41は、特定した線画の近傍のみを含む画像の画像ファイルを作成する。画像ファイルは、線画をデジタル画像によって示すデータファイルである。デジタル画像の例として、ベクター画像やラスター画像が挙げられる。画像ファイルとしてJPEGファイル、GIFファイル、PNGファイル、BMPファイルが挙げられる。CPU41は、作成された画像ファイルに基づいて、ディスプレイ192に画像を表示させる。
The
また、CPU41は、RAM42に記憶したストロークデータファイルを認識対象として、複数の手書き文字を認識する手書き文字認識処理を実行する。手書き文字認識処理には、周知の手法を採用できる。例えば、ストロークデータファイルから抽出した線分データの位置関係や接続関係、および線分データの軌跡(筆順)等に着目して識別を行う構造解析法を用いることができる。また、ストロークデータファイルとテンプレートと呼ばれるモデル画像とを比較するパターンマッチング法を用いることができる。手書き文字認識処理は、これらの例をはじめとした手法の一部を採用してもよいし、これら以外の手法を含む複数の手法を組み合わせてもよい。また、手書き文字認識処理によって認識された複数の文字候補に対して、文字情報同士の接続関係(文脈)等、言語としての確からしさを考慮して認識結果となる文字列を最適化する文脈処理が併せて行われてもよい。この場合、手書き文字列による文章の全体を考慮して、最も確からしい文字候補が選択されるため、認識結果の確度を高めることができる。
Further, the
図3および図4を参照し、ユーザが読取装置2を使用して、手書きによる文字列(以下、手書き文字列という。)を筆記した場合の具体例を挙げて説明する。本実施形態の用紙123は短辺と長辺を備えた所定サイズの方眼紙であり、ユーザは、用紙123を縦長および横長のいずれに使用しても、用紙123に手書き文字列を記入することができる。図3に示すように、読取装置2に装着された用紙123の記入領域123Aには、手書き文字列「私は、用紙を縦長にして、文章を書きました。」(点線枠124参照)が筆記されたとする。ユーザが、読取装置2上の用紙123を、短辺が上側に配置された状態(以下、縦長配置という。)にして、点線枠124に示す手書き文字列を用紙123に筆記した場合の一例である。この場合、読取装置2のCPU21は、作成したストロークデータファイルを、フラッシュROM23に記憶する。なお、読取装置2によって作成されるストロークデータファイルは、用紙123を縦長配置にした場合において、横軸をx1座標、縦軸をy1座標とする第一座標系(x1−y1座標系)(図3参照)を基準とした複数の第一座標データで示される。第一座標系の原点P1は、読取装置2の最も左上の位置である。複数の第一座標データを含むストロークデータファイルを第一ストロークデータファイルとする。また、スマートフォン19のCPU41は、読取装置2から送信された第一ストロークデータファイルを受信し、RAM42に記憶する。CPU41は、点線枠124に示す手書き文字列に基づく第一座標データで示される第一ストロークデータファイルを認識対象として、手書き文字認識処理を実行する。
With reference to FIG. 3 and FIG. 4, a description will be given with a specific example in which a user writes a handwritten character string (hereinafter referred to as a handwritten character string) using the
次いでCPU41は、第一ストロークデータファイルに含まれる第一座標データを、第二座標系(x2−y2座標系)(図3参照)を基準とした第二座標データに変換する。第二座標系は、用紙123を横長配置にした場合において、P2を原点として横軸をx2座標、縦軸をy2座標とする座標系である。横長配置とは、読取装置2上の用紙123を、長辺が上側に配置された状態をいう。そして、CPU41は、点線枠124に示す手書き文字列に基づく第二座標データで示される第二ストロークデータファイルを認識対象として、手書き文字認識処理を実行する。CPU41は、第一座標系を基準とした場合の認識結果と、第二座標系を基準とした場合の認識結果に基づいて、第一座標データおよび第二座標データのいずれかに応じた出力情報を作成する。図3の場合、第一座標系を基準とした認識結果が、第二座標系を基準とした認識結果よりも文字認識率が高くなる。この場合、CPU41は、第一座標系における第一座標データに基づく線画を表示可能な出力情報を作成する。
Next, the
一方、図4に示すように、読取装置2に装着された用紙123の記入領域123Aには、手書き文字列「私は、用紙を横長にして、文章を書きました。」(点線枠125参照)が筆記されたとする。ユーザが、読取装置2上の用紙123を、横長配置にして、点線枠125に示す手書き文字列を用紙123に筆記した場合の一例である。この場合、スマートフォン19のCPU41は、第一座標系(x1−y1座標系)(図4参照)を基準とする点線枠125に示す手書き文字列に基づく第一座標データで示される第一ストロークデータファイルを認識対象として、手書き文字認識処理を実行する。次いで、CPU41は、第一ストロークデータファイルに含まれる第一座標データを、第二座標系(x2−y2座標系)(図4参照)を基準とした第二座標データに変換する。そして、スマートフォン19のCPU41は、点線枠125に示す手書き文字列に基づく第二座標データで示される第二ストロークデータファイルを認識対象として、手書き文字認識処理を実行する。CPU41は、第一座標系を基準とした場合の認識結果と、第二座標系を基準とした場合の認識結果に基づいて、第一座標データおよび第二座標データのいずれかに応じた出力情報を作成する。図4の場合、第二座標系を基準とした認識結果が、第一座標系を基準とした認識結果よりも文字認識率が高くなる。この場合、CPU41は、第二座標系における第二座標データに基づく線画を表示可能な出力情報を作成する。このようにして、スマートフォン19は、筆記時に使用された用紙123の配置に応じた線画を表示するデータを出力することができる。以下、詳細を説明する。
On the other hand, as shown in FIG. 4, the handwritten character string “I wrote the sentence with the paper horizontally long” in the
図5を参照し、読取装置2のCPU21によって実行される第一メイン処理を説明する。CPU21は、読取装置2の電源がONされた場合に、フラッシュROM23に記憶されたプログラムに基づいて動作することで、第一メイン処理を開始する。
The first main process executed by the
はじめにCPU21は、次の初期化処理を実行する(S10)。CPU21は、RAM22に記憶されたデータをクリアする。CPU21は、ASIC28Aの制御を開始する。これによってCPU21は、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に電子ペン3を用いて線画が筆記されているか否かを判断できる状態になる。また、CPU21は、電子ペン3を用いて線画が筆記されている状態であると判断した場合に、第一座標系における電子ペン3の位置を示す第一座標データを取得できる状態になる。
First, the
CPU21は、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111のフォーマットを周知の方法で特定する(S11)。以下、用紙123(図3参照)が読取装置2に装着され、用紙123のフォーマットが特定された場合を例に挙げて具体的に説明する。CPU21は、特定したフォーマットに対応する情報であって、用紙123の記入領域123Aおよびチェックボックス123Bの夫々の位置を特定することが可能なデータ(以下、レイアウトデータという。)に基づいて、用紙123が装着される領域、即ち読取装置2の前面のうち、チェックボックス123Bに対応する領域を特定する。以下、チェックボックス123Bを構成する矩形状の領域に対応する読取装置2の前面の領域を、チェック領域という。
The
CPU21は、電子ペン3に付与された筆圧に基づいて、用紙123に線画が筆記されている状態であるかを判断する(S17)。CPU21は、用紙123に線画が筆記されている状態であると判断した場合(S17:YES)、第一座標データを取得する。CPU21は、更に、取得された第一座標データが検出された時刻を示す時間データを取得する(S24)。CPU21は、取得した第一座標データおよび時間データを関連付け、RAM22の第1領域に記憶する(S24)。CPU21は、電子ペン3による1つの線分の筆記が終了するまで、取得した第一座標データおよび時間データをRAM22の第1領域に記憶する処理を繰り返す。電子ペン3による線分の筆記が終了した場合、1つの線分に対応する複数の第一座標データおよび複数の時間データが線分データとしてRAM22の第1領域に記憶された状態になる。
The
CPU21は、チェックボックス123Bに線画が筆記されたかを、S24でRAM22の第1領域に記憶した少なくとも1つの線分データに基づいて判断する(S25)。具体的には、CPU21は、取得した少なくとも1つの線分データの複数の第一座標データの少なくとも1つが、チェック領域内の位置を示している場合、チェックボックス123Bに線画が筆記されたと判断する(S25:YES)。一方、CPU21は、複数の第一座標データの全てが、チェック領域外の位置を示している場合、チェックボックス123Bに線画が筆記されていないと判断する(S25:NO)。
The
CPU21は、チェックボックス123Bに線画が筆記されていないと判断した場合(S25:NO)記入領域123Aに線画が筆記されたと判断する。CPU21は、S24の処理によってRAM22の第1領域に記憶した少なくとも1つの線分データを、RAM22の第2領域に記憶する(S29)。CPU21は、RAM22の第2領域に記憶した少なくとも1つの線分データを、RAM22の第1領域から削除する(S30)。CPU21は処理をS17に戻す。
If the
一方、CPU21は、チェックボックス123Bに線画が筆記されたと判断した場合(S25:YES)、RAM22の第2領域に記憶された少なくとも1つの線分データを含む第一ストロークデータファイルを作成する(S27)。CPU21は、作成した第一ストロークデータファイルをフラッシュROM23に記憶する(S27)。CPU21は、作成した第一ストロークデータファイルに含まれる少なくとも1つの線分データを、RAM22の第2領域から削除する(S28)。CPU21は処理をS17に戻す。
On the other hand, if the
CPU21は、S17の処理において、用紙123に線画が筆記されていない状態であると判断した場合(S17:NO)、スマートフォン19から無線送信されたデータ要求コマンドを、無線通信部24を介して受信したか判断する(S19)。CPU21は、データ要求コマンドを受信していないと判断した場合(S19:NO)、処理をS17に戻す。CPU21は、データ要求コマンドを受信したと判断した場合(S19:YES)、S27の処理によってフラッシュROM23に記憶した第一ストロークデータファイルを、無線通信部24を介してスマートフォン19に無線送信する(S21)。CPU21は、スマートフォン19に送信した第一ストロークデータファイルを、フラッシュROM23から削除する(S22)。CPU21は処理をS17に戻す。
When the
CPU21は、フラッシュROM23に記憶されたプログラムをRAM22上で展開することで、第一メイン処理を実行するプロセッサの一例として機能する。なお、CPU21の代わりに、マイクロコンピュータ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等がプロセッサとして用いられても差し支えない。また、第一メイン処理は、複数の電子機器(つまり、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。例えば、第一メイン処理の一部は、スマートフォン19のCPU41によって実行されてもよい。
The
図6および図7を参照し、スマートフォン19のCPU41によって実行される第二メイン処理を説明する。CPU41は、読取装置2と無線接続するためのアプリケーションの起動操作が、タッチパネル191を介して行われた場合に、フラッシュROM43に記憶されたプログラムに基づいて動作することで第二メイン処理を開始する。
With reference to FIG. 6 and FIG. 7, the 2nd main process performed by CPU41 of the
はじめにCPU41は、次の初期化処理を実行する(S41)。CPU41は、RAM42に記憶されたデータをクリアする。CPU41は、読取装置2との無線通信を開始するために、読取装置2との間でID等の送受信を行う。次に、CPU41は、タッチパネル191を介して、ユーザによって使用される読取装置2に記憶された第一ストロークデータファイルの取得を要求するためのボタンを、ディスプレイ192に表示させる。CPU41は、タッチパネル191を介して検出される入力操作を監視する。
First, the
CPU41は、上記のボタンを選択する操作を検出したと判断した場合(S42:YES)、読取装置2から次のようにして第一ストロークデータファイルを取得する。CPU41は、無線通信部44を介して、第一ストロークデータファイルの取得を要求するデータ要求コマンドを読取装置2に対して無線送信する(S43)。CPU41は、送信したデータ要求コマンドに応じて読取装置2から無線送信される第一ストロークデータファイルを、無線通信部44を介して受信する(S44)。CPU41は、受信した第一ストロークデータファイルをRAM42に記憶する(S45)。
If the
次いで、CPU41は、第一ストロークデータファイルを認識対象として、手書き文字認識処理を実行する(S46)。CPU41は、第一ストロークデータファイルについて手書き文字認識処理を行って認識した第一認識結果R1を算出する(S47)。第一認識結果R1の算出には、種々の手法を採用できる。本実施形態では、第一認識結果R1として、第一ストロークデータファイルに基づく手書き文字列全体における文字認識率を算出する。文字認識率とは、文字認識結果の確からしさを示す信頼度を数値で表すものであり、本実施形態では、0〜100の数値で表される。文字認識率の最高値(100)は、明らかに文字が正しく認識されたと判断される場合である。文字認識率の最低値(0)は、文字として認識できないと判断される場合である。CPU41は、文字認識の前処理として、第一ストロークデータファイルに基づく手書き文字列から一文字ずつ順に切り出す切り出し処理を実行する。CPU41は、切り出し処理によって切り出された一文字ごとに対して文字認識率を算出する。CPU41は、算出された夫々の文字認識率の値を平均して、第一ストロークデータファイルに基づく手書き文字列全体における文字認識率を、第一認識結果R1として算出する。CPU41は、S47で算出した第一認識結果R1をRAM42に記憶する(S48)。CPU41は、処理をS51(図7参照)へ移行する。
Next, the
図7に示すように、CPU41は、RAM42に記憶された第一ストロークデータファイルに含まれる複数の第一座標データを取得する(S51)。CPU41は、S51の処理によって取得された第一座標データを、第二座標系を基準とした第二座標データに変換する(S52)。CPU41は、変換された第二座標データを含む第二ストロークデータファイルを作成する(S53)。CPU41は、S53の処理によって作成された第二ストロークデータファイルをRAM42に記憶する(S54)。
As shown in FIG. 7, the
ここで、図8を参照して、S52においてCPU41が行う第一座標データの第二座標データへの変換について説明する。第一座標系および第二座標系は、ともに同一平面上にある二次元座標系である。第二座標系は、第一座標系に対して直交する。詳細には、第二座標系は、第一座標系を、原点P1を中心に反時計回りに90度回転させた後、原点位置を図8に示すP2に変更したものである。この場合、第一座標データを(x1,y1)、第二座標データを(x2,y2)とすると、第一座標データと第二座標データとは、読取装置2の横幅の長さをWとして、下記の関係になる。
(x2,y2)=(y1,W−x1)
Here, the conversion of the first coordinate data into the second coordinate data performed by the
(X2, y2) = (y1, W−x1)
具体例を挙げて説明する。S45(図6参照)の処理によって記憶された第一ストロークデータファイルに、始点A1および終点B1による線分C1に対応する第一座標データを含む線分データが含まれるとする。CPU41は、S51(図7参照)の処理において、始点A1の第一座標データA1(x1,y1)=(10,20)を取得したとする。この場合、CPU41は、S52の変換処理において上記の関係式にA1(10,20)を入力して、下記のように第一座標データA1(x2,y2)を算出する。
A2(x2,y2)=(y1,W−x1)
=(20,W−10)
A specific example will be described. It is assumed that the line data including the first coordinate data corresponding to the line segment C1 by the start point A1 and the end point B1 is included in the first stroke data file stored by the process of S45 (see FIG. 6). It is assumed that the
A2 (x2, y2) = (y1, W−x1)
= (20, W-10)
CPU41は、線分C1に対応する線分データに含まれる始点A1から終点B1までの各第一座標データの全てを、上記の演算によって始点A2から終点B2までの各第二座標データに変換する。その後、CPU41は、S53の処理において、始点A2および終点B2による線分C2に対応する第二ストロークデータファイルを作成する。なお、S52において第一座標データから第二座標データへの変換に用いられる上記の関係式は一例であり、その他の手法によって第一座標データから第二座標データへの変換が行われてもよい。また、CPU41は、S52の処理において、第一座標系を、原点P1を中心に時計回りに90度回転させた座標系に対応する座標データを第一座標データから変換して算出してもよい。
The
図7の説明に戻る。CPU41は、S54の処理によって記憶された第二ストロークデータファイルを認識対象として、手書き文字認識処理を実行する(S55)。CPU41は、第二ストロークデータファイルについて手書き文字認識処理を行って認識した文字認識率を第二認識結果R2として算出する(S56)。CPU41は、S57の処理によって算出された第二認識結果R2をRAM42に記憶する(S57)。
Returning to the description of FIG. CPU41 performs a handwritten character recognition process by making the 2nd stroke data file memorize | stored by the process of S54 into recognition object (S55). CPU41 calculates the character recognition rate recognized by performing the handwritten character recognition process about the 2nd stroke data file as 2nd recognition result R2 (S56). The
次いで、CPU41は、RAM42に記憶されている第一認識結果R1の示す値が、第二認識結果R2以上であるか否かを判断する(S58)。第一認識結果R1の示す値が第二認識結果R2以上の場合(S58:YES)、CPU41は、S45(図6参照)の処理によってRAM42に記憶された第一ストロークデータファイルを選択する(S59)。第一認識結果R1の示す値が第二認識結果R2よりも小さい場合(S58:NO)、CPU41は、S54の処理によってRAM42に記憶された第二ストロークデータファイルを選択する(S60)。
Next, the
CPU41は、S59の処理またはS60の処理によって選択された第一ストロークデータファイルおよび第二ストロークデータファイルのいずれかに基づいて、筆記された文字列を特定する。CPU41は、特定した文字列を示す画像の画像ファイルを出力情報として作成する(S61)。CPU41は、作成した画像ファイルを、フラッシュROM43に記憶する。
The
CPU41は、フラッシュROM43に記憶された画像ファイルを出力制御する(S62)。本実施形態では、CPU41は、出力回路46を制御して、画像ファイルをディスプレイ192に表示出力する(S62)。また、CPU41は、タッチパネル191に対する入力操作に応じて、フラッシュROM43に記憶された画像ファイルを、サーバ8へ送信出力することもできる(S62)。その後、CPU41は、処理をS42(図6参照)の判断へ戻す。
The
CPU41は、フラッシュROM43に記憶されたプログラムをRAM42上で展開することで、第二メイン処理を実行するプロセッサの一例として機能する。なお、CPU41の代わりに、マイクロコンピュータ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等がプロセッサとして用いられても差し支えない。また、第二メイン処理は、複数の電子機器(つまり、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。例えば、第二メイン処理の一部は、読取装置2のCPU21によって実行されてもよい。
The
以上説明したように、スマートフォン19のCPU41は、第一座標系を基準とした複数の第一座標データを含む第一ストロークデータファイルを取得する(S44)。CPU41は、RAM42に記憶された第一ストロークデータに含まれる複数の第一座標データを取得する(S51)。CPU41は、S51の処理によって取得された第一座標データを、第二座標系を基準とした第二座標データに変換する(S52)。CPU41は、第一ストロークデータファイルを認識対象として手書き文字認識処理を実行し(S46)、第一認識結果R1を算出する(S47)。また、CPU41は、S54の処理によって記憶された第二ストロークデータファイルを認識対象として、手書き文字認識処理を実行し(S55)、第二認識結果R2として算出する(S57)。CPU41は、第一認識結果R1と第二認識結果R2に基づいて、第一ストロークデータファイルおよび第二ストロークデータファイルのいずれかを選択する。CPU41は、選択された第一ストロークデータファイルまたは第二ストロークデータファイルに基づいた画像ファイル等の出力情報を作成し(S61)、作成された出力情報を出力制御する(S62)。したがって、CPU41は、第一座標系および第二座標系のうちいずれかを基準として読取装置2に入力された手書き文字列を示す情報に対して、入力基準に応じた出力情報を自動的に作成して出力することができる。
As described above, the
読取装置2に入力される手書き文字列を示す情報は、読取装置2を縦長配置にした第一座標系、また、縦長配置に対して直交する横長配置にした第二座標系のいずれかを基準として入力されることが想定される。スマートフォン19のCPU41は、互いに直交する第一座標系および第二座標系のいずれかを基準とした出力情報を、入力基準に応じて自動的に出力することができる。
The information indicating the handwritten character string input to the
第一ストロークデータファイルについて手書き文字認識処理を行って認識した第一認識結果R1と、第二ストロークデータファイルについて手書き文字認識処理を行って認識した第二認識結果R2とは、文字認識率が異なることが想定される。スマートフォン19のCPU41は、第一認識結果R1および第二認識結果R2の表す文字認識率に基づいて、入力基準に応じた出力情報を自動的に作成して出力することができる。
The first recognition result R1 recognized by performing the handwritten character recognition process on the first stroke data file is different from the second recognition result R2 recognized by performing the handwritten character recognition process on the second stroke data file. It is assumed that The
スマートフォン19のCPU41は、入力基準に応じた画像ファイル等の出力情報を、例えばネットワーク上のサーバ8等に記憶させることができる。また、スマートフォン19のCPU41は、入力基準に応じた画像ファイル等の出力情報をディスプレイ192に表示させることができる。
CPU41 of the
本実施形態において、読取装置2は、本発明の「検出装置」の一例である。S44の処理を行うCPU41は、本発明の「取得手段」の一例である。S52の処理を行うCPU41は、本発明の「変換手段」の一例である。S46およびS55の処理を行うCPU41は、本発明の「文字認識手段」の一例である。S47およびS56の処理を行うCPU41は、本発明の「算出手段」の一例である。S58からS60の処理を行うCPU41は、本発明の「選択手段」の一例である。S61の処理を行うCPU41は、本発明の「作成手段」の一例である。S62の処理を行うCPU41は、本発明の「出力制御手段」の一例である。
In the present embodiment, the
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、CPU41は、フラッシュROM43に記憶された画像ファイルを、ディスプレイ192に表示出力する(S62)。画像ファイルの出力先は、ディスプレイ192に限られず、スマートフォン19の外部から出力回路46へ接続される表示器およびプリンタ等であってもよい。また、手書入力システム1には、必ずしもサーバ8が含まれている必要はない。スマートフォン19のCPU41は、例えばクラウド上のストレージサービスの記憶装置等、外部サーバに対して画像ファイル等の出力情報を出力してもよい。
In addition, this invention is not limited to said embodiment, A various change is possible. For example, in the above embodiment, the
上記実施形態では、S61の処理において、S59の処理またはS60の処理によって選択された第一ストロークデータファイルおよび第二ストロークデータファイルのいずれかに基づく文字列を示す画像の画像ファイルが出力情報として作成される。S61の処理において作成される出力情報は画像ファイルに限られず、第一ストロークデータファイルおよび第二ストロークデータファイルのいずれかに基づく線画を表示可能な情報であればよい。よって、CPU41は、例えば、S59の処理またはS60の処理によって選択された、画像ファイルを作成する前の第一ストロークデータファイルおよび第二ストロークデータファイルのいずれかを、S61の処理においてサーバ8等へ出力情報として出力してもよい。この他、CPU41は、例えば手書き文字認識処理によって得られた手書き文字列の文字認識結果をテキスト化したデータ等を、作成した出力情報とともに出力制御してもよい。
In the above embodiment, in the process of S61, an image file of an image showing a character string based on either the first stroke data file or the second stroke data file selected by the process of S59 or S60 is created as output information. Is done. The output information created in the process of S61 is not limited to an image file, but may be information that can display a line drawing based on either the first stroke data file or the second stroke data file. Therefore, for example, the
上記実施形態では、第二座標系は、第一座標系を、原点P1を中心に反時計回りに90度回転させた後、原点位置を図8に示すP2に変更したものである。第二座標系は、第一座標系上のいずれかの点を中心に、時計回りに90度回転させたものであってもよい。また、第二座標系として、原点P1を中心に反時計回りに90度回転させた座標系と、原点P1を中心に時計回りに90度回転させた座標系との両方について、変換後の座標データを算出してもよい。また、変換時の角度は上記の例に限られず、時計回りに180度回転させた座標系について、変換後の座標データを算出してもよい。また、変換時の角度は、これら以外の角度であってもよい。 In the above embodiment, the second coordinate system is obtained by rotating the first coordinate system 90 degrees counterclockwise around the origin P1, and then changing the origin position to P2 shown in FIG. The second coordinate system may be rotated 90 degrees clockwise around any point on the first coordinate system. Further, as the second coordinate system, the coordinates after conversion are both for the coordinate system rotated 90 degrees counterclockwise around the origin P1 and the coordinate system rotated 90 degrees clockwise around the origin P1. Data may be calculated. The angle at the time of conversion is not limited to the above example, and coordinate data after conversion may be calculated for a coordinate system rotated clockwise by 180 degrees. Further, the angle at the time of conversion may be an angle other than these.
1 手書入力システム
2 読取装置
19 スマートフォン
21 CPU
22 RAM
41 CPU
42 RAM
43 ROM
1
22 RAM
41 CPU
42 RAM
43 ROM
Claims (5)
前記検出装置において紙媒体が載置される検出領域のいずれかの位置に近接した筆記具の複数の位置情報を所定の第一座標系を基準とした座標データで示した複数の第一座標データを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記複数の第一座標データを、前記第一座標系とは異なる第二座標系を基準とした複数の第二座標データに変換する変換手段と、
前記取得手段によって取得された前記複数の第一座標データおよび前記変換手段によって変換された前記複数の第二座標データのそれぞれを認識対象として、複数の手書き文字を認識する手書き文字認識処理を実行する文字認識手段と、
前記文字認識手段によって実行された前記手書き文字認識処理の結果に基づいて、前記複数の第一座標データに対応する第一認識結果および前記複数の第二座標データに対応する第二認識結果を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された前記第一認識結果と前記第二認識結果とに基づいて、前記複数の第一座標データまたは前記複数の第二座標データを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された前記複数の第一座標データまたは前記複数の第二座標データに応じて、座標データに基づく線画を表示可能な出力情報を作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成された出力情報を出力する出力制御手段と
を備えたことを特徴とする筆記データ処理装置。 In a writing data processing device for recognizing handwritten characters based on information indicating a handwritten character string represented by a plurality of coordinate data input electronically via a detection device,
In the detection device, a plurality of first coordinate data indicating a plurality of pieces of position information of a writing instrument close to any position of a detection region on which the paper medium is placed as coordinate data based on a predetermined first coordinate system. Acquisition means for acquiring;
Conversion means for converting the plurality of first coordinate data acquired by the acquisition means into a plurality of second coordinate data based on a second coordinate system different from the first coordinate system;
A handwritten character recognition process for recognizing a plurality of handwritten characters is performed using each of the plurality of first coordinate data acquired by the acquiring unit and the plurality of second coordinate data converted by the converting unit as recognition targets. Character recognition means;
Based on the result of the handwritten character recognition process executed by the character recognition means, a first recognition result corresponding to the plurality of first coordinate data and a second recognition result corresponding to the plurality of second coordinate data are calculated. Calculating means for
Selection means for selecting the plurality of first coordinate data or the plurality of second coordinate data based on the first recognition result and the second recognition result calculated by the calculation means;
Creating means for creating output information capable of displaying a line drawing based on coordinate data in accordance with the plurality of first coordinate data or the plurality of second coordinate data selected by the selection means;
And an output control means for outputting the output information created by the creating means.
前記第二座標系は、前記第一座標系と同一平面状にあり、前記第一座標系に対して直交する二次元直交座標系であることを特徴とする請求項1に記載の筆記データ処理装置。 The first coordinate system is a two-dimensional orthogonal coordinate system;
2. The writing data processing according to claim 1, wherein the second coordinate system is a two-dimensional orthogonal coordinate system that is coplanar with the first coordinate system and orthogonal to the first coordinate system. apparatus.
前記選択手段は、前記第一認識結果および前記第二認識結果のいずれかのうち文字認識率の高い方の認識結果が前記第二認識結果よりも高い場合、前記複数の第一座標データを選択し、前記第二認識結果が前記第一認識結果よりも高い場合、前記複数の第二座標データを選択することを特徴とする請求項1または2の記載の筆記データ処理装置。 The calculation means is configured to determine the first recognition result and the plurality of second second characters that are character recognition rates corresponding to the plurality of first coordinate data based on the result of the handwritten character recognition processing executed by the character recognition means. Calculating the second recognition result which is a character recognition rate corresponding to the coordinate data;
The selection means selects the plurality of first coordinate data when a recognition result having a higher character recognition rate of the first recognition result and the second recognition result is higher than the second recognition result. The handwritten data processing apparatus according to claim 1, wherein when the second recognition result is higher than the first recognition result, the plurality of second coordinate data are selected.
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