JP2015215396A - Fixing apparatus and image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、熱定着方式の定着装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。 The present invention relates to a heat fixing type fixing device and an image forming apparatus including the same.
トナーによってシート上にトナー像(画像)を形成するプリンタ,複写機,ファックス等の画像形成装置では、一般に、定着ローラ(加熱部材)と加圧ローラ(加圧部材)とを有する定着装置によって、トナー像をシート上に溶融固着(定着)させている。 In an image forming apparatus such as a printer, a copying machine, and a fax machine that forms a toner image (image) on a sheet with toner, generally, a fixing device having a fixing roller (heating member) and a pressure roller (pressure member) The toner image is melted and fixed (fixed) on the sheet.
このトナー像の定着時に、微量ながら、超微粒子が発生することが知られている。この超微粒子は、定着装置の一部に弾性を付与するために使用されるシリコーンが加熱されることで発生する揮発性物質であることが分かってきている。 It is known that ultrafine particles are generated even when the toner image is fixed. It has been found that the ultrafine particles are volatile substances generated by heating silicone used to impart elasticity to a part of the fixing device.
このような超微粒子は、機外(画像形成装置の外部)に排出されないことが望ましい。 It is desirable that such ultrafine particles are not discharged outside the apparatus (outside of the image forming apparatus).
そこで、特許文献1の発明では、定着装置近傍の空気をファンによって排気ダクトに導き、排気ダクトに設けたサイクロン方式の集塵機を用いて、超微粒子を凝集させて除去している。さらに、集塵機で除去できなかった超微粒子を、放電により帯電させ、集塵電極で捕集して除去するようにしている。これにより、機外へ排出される超微粒子を効率よく除去して排出量を低減させている。 Therefore, in the invention of Patent Document 1, air in the vicinity of the fixing device is guided to an exhaust duct by a fan, and ultrafine particles are aggregated and removed using a cyclone type dust collector provided in the exhaust duct. Furthermore, ultrafine particles that could not be removed by the dust collector are charged by discharge and collected by the dust collecting electrode for removal. As a result, the ultra fine particles discharged out of the machine are efficiently removed to reduce the discharge amount.
また、特許文献2の発明では、定着装置近傍の空気をファンにより排気ダクトに導き、導いた空気をヒータで高温に維持したまま排気ダクト中を通過させている。これにより、超微粒子を効率的に凝集させて除去している。
In the invention of
しかしながら、特許文献1,2の発明によると、定着装置で発生した超微粒子の機外への排出量を低減させるために、専用のファンや排気ダクトが必要であり、その分、構成が複雑になるという問題があった。また、ファンや排気ダクトを設けるためのスペースを確保する必要があり、その分、画像形成装置の省スペース化の妨げになるという問題があった。
However, according to the inventions of
本発明は、簡単な構成でありながら、超微粒子の排出量を低減することができる定着装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供するものである。 The present invention provides a fixing device capable of reducing the discharge amount of ultrafine particles while having a simple configuration, and an image forming apparatus including the same.
本発明の定着装置は、シートに担持された未定着画像を加熱して定着する定着手段と、画像定着後のシートを排出するシート排出口を有して、前記定着手段を覆うカバーと、前記シート排出口に配設されて、前記シート排出口を開閉する開閉部材と、を備え、前記開閉部材は、前記シート排出口から排出されるシートによって、前記シート排出口を閉めた状態から開く、ことを特徴としている。 The fixing device of the present invention includes a fixing unit that heats and fixes an unfixed image carried on a sheet, a sheet discharge port that discharges the sheet after image fixing, and a cover that covers the fixing unit; An opening / closing member disposed at the sheet discharge port to open and close the sheet discharge port, and the opening / closing member is opened from a state where the sheet discharge port is closed by a sheet discharged from the sheet discharge port. It is characterized by that.
本発明の画像形成装置は、シートに未定着画像を形成して、前記未定着画像をシートに定着させる画像形成部を備え、前記画像形成部が、上記の定着装置を有する、ことを特徴としている。 An image forming apparatus according to the present invention includes an image forming unit that forms an unfixed image on a sheet and fixes the unfixed image on the sheet, and the image forming unit includes the fixing device. Yes.
本発明の定着装置によれば、簡単な構成の開閉部材によって、排出される超微粒子の量を低減することができる。 According to the fixing device of the present invention, the amount of ultrafine particles discharged can be reduced by an opening / closing member having a simple configuration.
本発明の画像形成装置によれば、簡単な構成の定着装置により、超微粒子の機外への排出量を低減することができ、さらに、ファンや排気ダクトが不要な分、画像形成装置を小型化することができる。 According to the image forming apparatus of the present invention, the amount of discharge of ultrafine particles to the outside of the apparatus can be reduced by a fixing device having a simple configuration, and the image forming apparatus can be reduced in size because a fan and an exhaust duct are unnecessary. Can be
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、実施の形態で取り上げている数値は、参考数値であって、本発明を限定する数値ではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, the numerical value taken up by embodiment is a reference numerical value, Comprising: It is not a numerical value which limits this invention.
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。まず、図1を参照して、画像形成装置1の概略構成について説明し、その後、図2〜図4を参照して、定着装置36について説明する。なお、以下では、画像形成装置が電子写真方式、熱定着方式のプリンタ、複写機、ファックスの複合機である場合を例に説明するがこれに限定されるものではない。画像形成装置としては、熱定着方式のものであれば、例えば、電子写真方式や静電記録方式の、プリンタ、複写機、ファックスであってもよい。
<First Embodiment>
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. First, the schematic configuration of the image forming apparatus 1 will be described with reference to FIG. 1, and then the
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置1の概略構成を正面側(操作パネル(不図示)があって、操作時にユーザが位置する側)から見た図である。
[Image forming apparatus]
FIG. 1 is a diagram of a schematic configuration of the image forming apparatus 1 as viewed from the front side (the side on which an operation panel (not shown) is located and the user is positioned during operation).
画像形成装置1は、図1に示すように、下側から順に積み重ねるように構成された、シート給搬送部2、画像形成部3、シート排出部4、及び画像読取部5を備えている。
As shown in FIG. 1, the image forming apparatus 1 includes a sheet feeding /
このうち、シート給搬送部2は、給紙カセット20、ピックアップローラ21、及び給送ローラ22を有している。給紙カセット20に積層状態で収納された複数枚のシートPは、ピックアップローラ21の回転によって、1枚だけ取り出され、給送ローラ22により搬送パスP1に沿って、上方のレジストローラ対23に向けて搬送される。その後、シートPは、レジストローラ対23のニップ部に先端を突き当てることによって斜行が矯正された後、後述する感光ドラム30の回転にタイミングを合わせてレジストローラ対23が回転することにより、画像形成部3に供給される。
Among these, the sheet feeding /
次に、画像形成部3及びシート排出部4よりも先に、画像読取部5について説明する。
Next, the
画像読取部5は、フラットベーススキャナ部50と、この上面を開閉自在に覆う原稿押さえ板51と、原稿押さえ板51に装着されたADF(自動原稿送り装置)52とを備えている。
The
フラットベーススキャナ部50は、上面に配置されて、原稿Dが画像面を下向きに載置される原稿載置ガラス53と、この画像面を読み取るための光源、ミラー、レンズ、及びCCDが搭載された走査キャリッジ54とを有している。走査キャリッジ54は、原稿載置ガラス53の下方を往復移動可能である。
The flat
原稿押さえ板51は、原稿Dを上方から押圧して原稿載置ガラス53に密着させる。
The
ADF52は、原稿Dがセットされる原稿載置トレイ55と、ここからの原稿Dを原稿読取位置Prに搬送し、また、読取後の原稿Dを搬送する原稿搬送部56と、読取後の原稿Dが排出される原稿排出トレイ57とを有している。
The ADF 52 includes a
画像読取部5において、走査キャリッジ54は、矢印K1方向に走査移動することにより、原稿載置ガラス53に載置(固定)された原稿Dの画像面を固定読みし、または、原稿読取位置Prに配置されて、ここを通過する原稿Dの画像面を流し読みする。こうして、画像読取部5によって読み取られた原稿Dの画像面の画像情報は、次に説明する画像形成部3の露光ユニット32に送られる。
In the
画像形成部3は、感光ドラム30と、その回転方向に沿ってほぼ順に配設された複数のプロセス機器、すなわち、帯電器31、露光ユニット32、現像装置33、転写ローラ34、及びクリーニング装置35とを有している。画像形成部3は、さらに、シート搬送方向に沿っての感光ドラム30の下流側(図1では感光ドラム30の上方)に配設された定着装置36を有している。
The
このうち、感光ドラム30は、駆動モータ(不図示)によって矢印方向(図1中の時計回り)に回転駆動される。感光ドラム30は、その表面が帯電器31によってプラス、またはマイナスの所定の電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム30の表面は、露光ユニット32から照射されるレーザ光によって走査露光され、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。なお、露光ユニット32から照射されるレーザ光は、画像読取部5が読み取った原稿Dの画像情報に基づいて、ON/OFF制御される。感光ドラム30の表面に形成された静電潜像は、現像装置33によってトナー(現像剤)が付着されてトナー像として可視化(現像)される。
Among these, the
感光ドラム30の表面に形成(担持)されたトナー像は、感光ドラム30の回転により、感光ドラム30と転写ローラ34との間の転写ニップ部に搬送される。一方、転写ニップ部に搬送されるトナー像にタイミングを合わせて、レジストローラ対23からシートPが転写ニップ部に供給される。そして、転写ローラ34に転写バイアスが印加されることにより、感光ドラム30の表面のトナー像は、シートPに転写される。
The toner image formed (supported) on the surface of the
こうして、表面にトナー像(未定着トナー像)を担持したシートPは、上方の定着装置36に搬送され、未定着トナー像が加熱、加圧されて表面に定着(溶融固着)される。なお、定着装置36については、後に詳述する。
Thus, the sheet P carrying the toner image (unfixed toner image) on the surface is conveyed to the
シート排出部4は、排出ローラ40及び排出トレイ41を有している。上述の定着装置36によって表面にトナー像が定着されたシートPは、後述する開閉部材74(図2参照)を開放し、排出パスP2を介して排出ローラ40に到達し、排出ローラ40の正転(シート排出方向の回転)により、排出トレイ41上に排出される。
The sheet discharge unit 4 includes a
次に、シートPの両面(表面及び裏面)に画像(トナー像)を形成する場合について説明する。 Next, a case where images (toner images) are formed on both surfaces (front and back surfaces) of the sheet P will be described.
排出ローラ40は、シートPの後端が抜け切る前に、後端を挟持したままの状態で停止し、その後直ちに逆転(逆送方向の回転)する。このとき、既にシートPの後端は、後述する開閉部材74を通過し終えているため、開閉部材74は、閉鎖位置M1に配置されて、定着装置36のシート排出口Bを閉蓋している。このため、排出ローラ40の逆転によって逆送されたシートPは、開閉部材74にガイドされて、排出パスP2から再搬送パスP3に導かれる。再搬送パスP3に導かれたシートPは、再搬送ローラ60により、下方に向かって搬送され、さらに、下部近傍で、再搬送ローラ61により、緩やかに湾曲しながら上述のレジストローラ対23に導かれる。
The
こうして、レジストローラ対23に導かれたシートPは、上述の、表面にトナー像が形成されたときと同様にして、裏面にもトナー像が形成された後、排出ローラ40の正転により、排出トレイ41に排出される。
In this way, the sheet P guided to the
なお、画像形成に係るシートPは、上述の給紙カセット20から供給される外、手差しトレイ62からも供給される。手差しトレイ62は、画像形成装置1の一方の壁面(図1では左壁面)の下部に開閉自在に配設されている(同図では、閉鎖された状態を図示している)。シートPは、手差しトレイ62を矢印K2方向に開放してその上にセットし、給紙ローラ63、上述の再搬送ローラ61により、レジストローラ対23に搬送することができる。このシートPに対しては、上述と同様にして画像を形成することができる。
Note that the sheet P relating to image formation is supplied from the
以上のようにして、シートPの片面(表面)、又は両面(表面及び裏面)に画像を形成する画像形成装置1は、次に説明する熱定着方式の定着装置36を備えている。
As described above, the image forming apparatus 1 that forms an image on one surface (front surface) or both surfaces (front surface and back surface) of the sheet P includes the heat fixing
[定着装置]
図2〜図4を参照して、定着装置36について説明する。図2(A)〜(C)は定着装置36の構成及び動作を説明する図である。また、図3(A)は吸着部材85を取り外した状態の開閉部材74を斜め上方から見た斜視図であり、(B),(C)は吸着部材85を装着した状態の開閉部材74をそれぞれ斜め上方から、斜め下方から見た斜視図である。また、図4(A),(B)は、定着装置36における超微粒子Qの発生、吸着、排出を説明する図である。
[Fixing device]
The fixing
図2に示すように、定着装置36は、定着手段としての定着器75と、定着カバー73と、開閉部材74とを備えている。定着器75は、定着ローラ71と、加圧ローラ(加圧部材)72とを備えている。なお、定着器としては、定着ローラと加圧ローラとを圧接させた構成のものの他に、フィルム状の筒状部材とローラとを圧接させた構成のものもある。この場合、フィルム状の筒状部材内に発熱源(ヒータ)と、筒状部材をローラに押し付ける押圧部材とが収納されている。したがって、定着器は、1対のローラが互いに圧接された構成のものに限定されない。
As shown in FIG. 2, the fixing
定着ローラ71は、金属製の円筒状部材71aと、その内側に配設されて円筒状部材71aを加熱するヒータ(不図示)とを有している。定着ローラ71は、軸71bを基準として矢印R1方向に回転可能に配設されている。
The fixing
加圧ローラ72は、円筒状に形成されており、その外周面には弾性層72aを有している。加圧ローラ72は、定着ローラ71の軸71bと平行な軸72bを基準として矢印R2方向に回転可能に配設されている。また、加圧ローラ72は、その弾性層72aが定着ローラ71の円筒状部材71aに当接するように配設されていて、弾性層72aと円筒状部材71aとの間には、軸71b,72bに沿って長く延びる定着ニップ部Tが形成されている。
The
定着ローラ71と加圧ローラ72とは、少なくとも一方がモータ(不図示)によって回転駆動される。これにより、未定着トナー像(未定着画像)を担持したシートPを、定着ニップ部Tで挟持搬送しつつ、加熱、加圧して、シートP上に溶融固着(定着)させる。なお、このとき、加熱された定着ローラ71に、シリコーンを含んだ加圧ローラ72が直接、接触することがあるため、シリコーンが揮発して、図4に示す超微粒子Qを発生させることがある。
At least one of the fixing
定着カバー73は、箱状に形成されていて、内側に定着ローラ71及び加圧ローラ72を収納している。定着カバー73における定着ニップ部Tの下方には、感光ドラム30からのシートPが供給されるシート供給口Aが形成されている。そして、定着ニップ部T(加圧ローラ72)の上方には、トナー像定着後(画像定着後)にシートPが排出されるシート排出口Bが形成されている。なお、定着カバー73における一方(図示では左方)の側壁73aは、上述の再搬送パスP3の一部を構成している。
The fixing
開閉部材74は、揺動可能に配設されていて、図2(A),(C)に示す閉鎖位置M1と、図2(B)に示す開放位置M2とを取ることができる。
The opening / closing
図3に示すように、開閉部材74は、前後方向に長い額縁状の支持部81と、支持部81によって支持されて前後方向に複数枚配設された短いガイドリブ82及び長いガイドリブ83と、揺動中心となるボス部84と、長板状の吸着部材85とを備えている。
As shown in FIG. 3, the opening / closing
支持部81は、前後方向に長い、相互に平行な基端支持部81a及び先端支持部81bと、これらの前端及び後端を接続する前端支持部81c及び後端支持部81dとを有していて、これらにより、前後方向に長い額縁状に形成されている。
The
短いガイドリブ82は、ほぼ長方形の長板状に形成されている。一方、長いガイドリブ83は、短いガイドリブ82の先端側に爪部83aを追加した形状となっている。長いガイドリブ83は、支持部81の前後方向に沿っての中央部に4枚、前端部及び後端部にそれぞれ2枚ずつ配設されている。また、短いガイドリブ82は、中央部と前端部の間、及び中央部と後端部の間に、それぞれ4枚ずつ配設されている。
The
これらガイドリブ82,83には、これらの長手方向に沿って延びる長孔82b,83bが前後方向に貫通されている。これら長孔82b,83bの基端側には、上述の基端支持部81aが前後方向に貫通し、先端側には先端支持部81bが貫通している。そして、長孔82b,83bにおける中央には、長板状の吸着部材85が貫通されている。なお、ガイドリブ82,83はこれらを貫通する基端支持部81a及び先端支持部81bに固定されているのに対し、吸着部材85は、着脱自在となっている。
The
ガイドリブ82,83における、吸着部材85の表面85aから突出した部分は、シートPをガイドするガイド部82c,83cとなっている。同様に、ガイドリブ82,83における、吸着部材85の裏面85bから突出した部分は、シートPをガイドするガイド部82d,83dとなっている。
The portions of the
ガイドリブ82,83は、これらガイド部82c,83cの上端縁を含む、上端縁82e,83e全体が、複数の直線を組み合わせて上方に向かってなだらかな凸状に形成されている。これに対し、ガイドリブ82,83は、これらガイド部82d,83dの下端縁を含む、下端縁82f,83f全体が、上方に向かってなだらかな凸状に湾曲する曲線状に形成されている。曲線状に形成されている理由は、下端縁82f,83fが、シートPの先端をはじめ、シートPのほぼ全体が当接されて、シートPの搬送をガイドするためである。
In the
開閉部材74は、このようにガイドリブ82,83が吸着部材85の表面85a及び裏面85bから突出されたガイド部82c,83c、82d,83dを有することにより、シートPが直接、吸着部材85に接触することを防止している。
The opening / closing
ボス部84は、上述の支持部81の前端支持部81c及び後端支持部81dの基端側からそれぞれ前側及び後側に突出するように配設されている。これらボス部84は、図2(A)に示す定着カバー73の側壁73aの上端部によって回動可能に支持されている。これにより、開閉部材74全体は、ボス部84を基準として揺動可能となっている。
The
付着部材としての吸着部材85は、例えば、シリコンオイルが含浸されたフィルターであり、上述のように前後方向に長い長板状に形成されている。開閉部材74の構成要素から、吸着部材85を除いた部分、すなわち支持部81、ガイドリブ82,83、及びボス部84を開閉部材本体とすると、吸着部材85は、開閉部材本体に対して着脱自在である。言い換えると、本実施形態においては、吸着部材85は、開閉部材本体に対して装着された際には、開閉部材74の構成要素の一部となる。一方、後述するように、開閉部材74が定着装置36のシート排出口Bを閉蓋するという観点からは、開閉部材74の多くの面積を占めることになる。なお、吸着部材85は、開閉部材74ごと交換できるようになっている。
The adsorbing
つづいて、図2を参照して、開閉部材74の動作について説明する。
Next, the operation of the opening / closing
開閉部材74は、通常は、図2(A),(C)に示す閉鎖位置M1に配置される。このとき開閉部材74は、その先端側を、排出パスP2の一部に上方から係合させて、基端側よりも先端側が上方に位置した緩い傾斜姿勢となる。さらに、このとき開閉部材74は、主に、支持部81及び吸着部材85により、シート排出口Bを隙間なく閉蓋(閉鎖)する。
The opening / closing
このため、図4(A)に示すように、加圧ローラ72から発生した超微粒子Qは、シート排出口Bから出ていくことができず、定着カバー73内に閉じ込められる。さらに、定着カバー73内には熱が籠もる。これにより、定着カバー73内では、超微粒子の密度が上昇し、熱によって凝集が進んで、粒径が1000nmを超える、超微粒子とはいえない微粒子が増加する。これら超微粒子及び微粒子は、開閉部材74の吸着部材85によって効率的に吸着することができる。
For this reason, as shown in FIG. 4A, the ultrafine particles Q generated from the
一方、開閉部材74は、シートPの排出時には、図2(B)に示す開放位置M2に配置される。シートPは、定着ローラ71及び加圧ローラ72に挟持搬送されつつ定着が進行すると、先端を下方から開閉部材74に当接させる。これにより、開閉部材74は、押し上げられて先端を排出パスP2の一部に当接させて、閉鎖位置M1よりも傾斜角度が大きい開放位置M2に配置され、シートPの後端が通過し終えるまでこの開放位置M2を維持する。このため、図4(B)に示すように、シート排出口Bから排出される空気とともに超微粒子Q及び微粒子がシート排出口Bから排出され、さらに機外に排出される。しかし、上述のように、シート排出口Bから排出される空気中の超微粒子Qは低減されているので、機外に排出される超微粒子も低減される。なお、機外に排出される超微粒子が少なくなった分、微粒子が増加することもあるが、微粒子は、超微粒子に対して、例えば、機外に配設した除塵装置により、比較的除去しやすい。
On the other hand, when the sheet P is discharged, the opening / closing
開閉部材74は、シートPの後端が通過し終えると、図2(B)に示す開放位置M2から図2(C)に示す閉鎖位置M1に移動して、再度、シート排出口Bを閉蓋する。
When the rear end of the sheet P has passed, the opening / closing
開閉部材74は、自重を適切に設定しておけば、シートPの排出時には、当接されたシートPにより、閉鎖位置M1から開放位置M2に軽快に移動し、また、シートPの排出後には、その自重により開放位置M2から閉鎖位置M1に良好に戻ることができる。
If the weight of the opening / closing
上述した開閉部材74は、シートPの搬送経路を切り替える、切替部材としても機能する。上述のように、シートPの裏面にも画像を形成する場合、表面にトナー像が定着されたシートPは、その後端が開閉部材74を通過し、さらに、後端が排出ローラ40を通過し終える前に、排出ローラ40を停止させ、逆転させることにより、逆送される。このとき、開閉部材74は、開放位置M2から図2(C)に示す閉鎖位置M1に移動していて、排出パスP2と再搬送パスP3とを連通させるとともに、シート排出口Bを閉蓋する。このため、排出パスP2を逆送されるシートPは、シート排出口Bに進入することなく、また、開閉部材74のガイドリブ82,83の上端縁82e,83eにガイドされて、吸着部材85に接触することなく、円滑に再搬送パスP3に導かれる。
The opening / closing
以上説明した定着装置36によれば、ファンや排気ダクトが不要な簡単な構成でありながら、機外に排出される超微粒子を低減させることができる。さらに、ファンや排気ダクトを設けるためのスペースが不要なため、その分、画像形成装置1の小型化を図ることができる。
According to the fixing
以上の説明では、定着装置36の加熱部材が円筒状の定着ローラ71であり、また、加圧部材が円筒状の加圧ローラ72である場合を例に説明した。これに代えて、例えば、加熱部材として、無端ベルト状の定着ベルトや定着フィルムを使用してもよく、この場合も、上述と同様の効果を奏することができる。
In the above description, the case where the heating member of the fixing
B…シート排出口、M1…閉鎖位置、M2…開放位置、P…シート、Q…超微粒子、1…画像形成装置、3…画像形成部、36……定着装置、71…定着ローラ(加熱部材)、72…加圧ローラ、73…定着カバー、74…開閉部材、75…定着器(定着手段)、82,83…ガイドリブ、82c,83c…ガイド部、85…吸着部材(付着部材)。 B ... sheet discharge port, M1 ... closed position, M2 ... open position, P ... sheet, Q ... ultra fine particles, 1 ... image forming apparatus, 3 ... image forming section, 36 ... fixing apparatus, 71 ... fixing roller (heating member) , 72... Pressure roller, 73... Fixing cover, 74. Opening / closing member, 75... Fixing device (fixing means), 82 and 83... Guide rib, 82 c and 83 c.
Claims (7)
画像定着後のシートを排出するシート排出口を有して、前記定着手段を覆うカバーと、
前記シート排出口に配設されて、前記シート排出口を開閉する開閉部材と、を備え、
前記開閉部材は、前記シート排出口から排出されるシートによって、前記シート排出口を閉めた状態から開く、
ことを特徴とする定着装置。 Fixing means for heating and fixing an unfixed image carried on the sheet;
A cover having a sheet discharge port for discharging a sheet after image fixing, and covering the fixing unit;
An opening / closing member disposed at the sheet discharge port to open and close the sheet discharge port,
The opening and closing member is opened from a state in which the sheet discharge port is closed by a sheet discharged from the sheet discharge port.
A fixing device.
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 The sheet discharge port is disposed above the fixing unit.
The fixing device according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。 The opening / closing member has an adhesion member to which ultrafine particles adhere,
The fixing device according to claim 1, wherein
ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。 The attachment member is formed in a plate shape covering the sheet discharge port,
The fixing device according to claim 3.
ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。 The opening / closing member includes guide ribs having guide portions protruding from the front surface and the back surface of the adhesion member,
The fixing device according to claim 4.
ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の定着装置。 The attachment member is replaced with the opening / closing member.
The fixing device according to any one of claims 3 to 5, wherein
前記画像形成部が、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の定着装置を有する、
ことを特徴とする画像形成装置。 An image forming unit for forming an unfixed image on a sheet and fixing the unfixed image on the sheet;
The image forming unit includes the fixing device according to any one of claims 1 to 6.
An image forming apparatus.
Priority Applications (1)
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JP2014096625A JP2015215396A (en) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | Fixing apparatus and image forming apparatus |
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Family Applications (1)
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