JP2015213723A - wheelchair - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、介護者等が座ったまま移動できる車椅子に関するものである。 The present invention relates to a wheelchair in which a caregiver or the like can move while sitting.
従来より、通常、歩行困難な者の為に座ったまま移動可能な車輪を付した車椅子が多数開示され提案されており、例えば、特許文献1に開示されている車椅子は、一対の大径の後輪と一対の双輪キャスターの前輪とを備え、大径の後輪にブレーキ機構を設けたものである。
これらの車椅子は、後輪の左右のキャスターのタイヤの表面をブレーキ部材で押圧してブレーキをかけるものが開示され、この装置で、車椅子及び歩行器はブレーキレバーを把持した時にキャスターは制動状態になり、通常は非制動状態にある。必要に応じて、ブレーキレバーを把持しない時は、別途にタイヤの表面をブレーキ部材で押圧してロックしている。
Conventionally, many wheelchairs with wheels that can be moved while sitting for a person who has difficulty walking are disclosed and proposed. For example, the wheelchair disclosed in
These wheelchairs are disclosed in which the wheel surfaces of the casters on the left and right wheels of the rear wheel are pressed by a brake member to apply a brake. With this device, the wheelchair and the walker are in a braking state when the brake lever is gripped. Usually, it is in a non-braking state. If necessary, when the brake lever is not gripped, the surface of the tire is separately pressed by the brake member and locked.
ところで、前記特許文献1に開示される「車椅子」は、駆動用の大径の後車輪をロックするため、接地面積が大きく制動力も大きく、後車輪の位置は動かないが、後輪を中心として、使用者が車椅子に乗る時、及び、車椅子から降りる時に、使用者の足元の前輪キャスターが動くことがある。もっとも、後輪だけを制動するだけでは、不十分である場合もあった。
また、タイヤの表面を度々押圧するため、タイヤを痛めることがあり、これを是正するためディスクブレーキ機構を用いることもあるが、機構が複雑となるばかりか制作費が高くなるといった問題点があった。
By the way, the “wheelchair” disclosed in
In addition, the tire surface may be damaged by pressing the tire surface frequently, and a disc brake mechanism may be used to correct this. However, the mechanism is complicated and the production cost is high. It was.
本発明の課題は、前輪及び後輪の両者をブレーキをして、床に強固に固定するとともに、車椅子に乗る際足元の前輪が不用意に移動することもなく、車輪のロック及びロック解除操作機構も簡単で、保守も簡単な車椅子を提供しようとするものであり、また、下り坂のスロープにおいても、適切な速度で移動できるようにし、更に、使用者や看護師の負担が軽減されるように、一括して同時にロック及びロック解除操作をすることができる車椅子を提供しようとするものである。 The problem of the present invention is that both the front and rear wheels are braked and firmly fixed to the floor, and the front wheel at the foot does not move carelessly when riding on a wheelchair, and the wheel is locked and unlocked. It is intended to provide a wheelchair that is simple in mechanism and easy to maintain, and can move at an appropriate speed even on downhill slopes, further reducing the burden on users and nurses. Thus, it is intended to provide a wheelchair that can be simultaneously locked and unlocked simultaneously.
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、一対の大径の後輪と一対の双輪キャスターの前輪とを備えた車椅子であって、
双輪キャスターの前輪にはロック及びロック解除を行うキャスターロック機構を設け、大径の後輪にはタイヤの一部を押圧して制動するタイヤブレーキ機構と、前記後輪を制動力を調整可能にする操作機構を設けた制動調整ブレーキ機構とを設け、車椅子の後部の一方の把持部には、前記キャスターロック機構を操作する操作部と、後輪の前記一対のタイヤブレーキ機構の操作を行う操作部とを設けるとともに、これらを一括して同時に操作する操作レバーを設け、
他方の把持部には、前記制動調整ブレーキ機構の制動を調整可能に操作する操作部及び操作レバーを設けたことを特徴とする車椅子である。
請求項2の発明は、前記双輪キャスターのロック操作機構と、後輪の前記一対のタイヤブレーキ機構を操作する操作レバーは、該操作レバーを把持したときにキャスターのロックを解除及び後輪タイヤの押圧を解除するようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の車椅子において、前記大径の左右の後輪の前後に一対の左右の補助双輪キャスターを設け、該双輪キャスターにも補助キャスターロック機構を設け、該補助キャスターロック機構は前記前輪のキャスターロック機構と前記後輪のタイヤブレーキ機構とを一括して同時に操作する操作レバーを設けたことを特徴とする。
In order to solve the above problems, the invention of
A caster lock mechanism that locks and unlocks the front wheels of a twin-wheel caster, and a large-diameter rear wheel that presses and brakes a part of the tire, and the rear wheel can be adjusted in braking force An operation mechanism for operating the caster lock mechanism and an operation for operating the pair of tire brake mechanisms for the rear wheels. And an operation lever that operates them all at once,
The other gripping portion is provided with an operation portion and an operation lever for adjusting the braking of the braking adjustment brake mechanism in an adjustable manner.
The invention according to
According to a third aspect of the present invention, in the wheelchair of the second aspect, a pair of left and right auxiliary twin-wheel casters are provided in front of and behind the large-diameter left and right rear wheels, and the auxiliary caster lock mechanism is also provided on the twin-wheel casters. The lock mechanism is characterized in that an operation lever for simultaneously operating the caster lock mechanism of the front wheels and the tire brake mechanism of the rear wheels is provided.
請求項1の車椅子の発明によれば、前輪の双輪キャスターにロック及びロック解除を行うロック機構を設け、更に、大径の後輪にもタイヤの一部を押圧して制動する(タックル)タイヤブレーキ機構(タックルブレーキ)を設けて、これらを一括して操作する操作部及び操作レバーを設けたので、前輪及び後輪の両者がロックされ、床に強固に固定するとともに、前輪のキャスターもロックされているので車椅子に乗る際足元の前輪が不用意に移動することが無い。
また、車輪のロック及びロック解除を行うキャスターロック機構も簡単で、前輪の双輪キャスターと、更にタイヤ押圧ブレーキも一括して同時に両車輪のロック及びロック解除操作を行う操作レバーを設けたので、使用者や看護師の操作の負担が軽減され、構造が簡単で保守も容易となる。
さらに、後輪を制動力を調整可能にする操作機構を設けた制動調整ブレーキ機構を設け(ディスク、ドラム、バンドブレーキ)、後輪を徐々に制動可能に操作できるので、下り坂のスロープにおいても、双輪キャスターとタイヤブレーキ機構側のロックを解除して、制動調整ブレーキ機構を操作すれば、適切な速度で移動できる。
請求項2の車椅子の発明によれば、前輪の双輪キャスターのロック操作機構と、後輪の一対のタイヤブレーキ機構の操作部の操作レバーは、操作レバーを把持したときにキャスターのロックを解除及び後輪タイヤの押圧を解除するようにしたので、使用者が何も操作しない場合は、常に車椅子は床に固定されているので、不意に車椅子が移動することがなく、通常はロック状態であり誤って動くこともない。
請求項3の車椅子の発明によれば、請求項2の車椅子の前記大径の左右の後輪の前後に一対の左右の補助双輪キャスターを設け、計6個の双輪キャスターが停止時には全て補助キャスターロック機構によりロックされるので、床に対してより強固に固定される。
According to the invention of the wheelchair of
Also, the caster lock mechanism that locks and unlocks the wheels is simple, and the front wheel double wheel casters and the tire pressing brakes are also provided with operation levers that lock and unlock both wheels simultaneously. The burden on the operator and nurse is reduced, the structure is simple, and maintenance is easy.
In addition, a braking adjustment brake mechanism (disc, drum, band brake) with an operating mechanism that can adjust the braking force of the rear wheels can be provided so that the rear wheels can be gradually braked. If the lock on the two-wheel caster and the tire brake mechanism side is released and the brake adjusting brake mechanism is operated, the vehicle can move at an appropriate speed.
According to the invention of the wheelchair of
According to the invention of the wheelchair of
本発明の車椅子の実施例を図面に沿って説明する。 An embodiment of the wheelchair of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、実施例1の車椅子1の全体の右側方からの外観斜視図であるが、中央から折り畳める座部11は、両側の一対のパイプ状枠体12の座部支持枠121に連なっており、このパイプ状枠体12の座部支持枠121の後端は背部支持枠122によって背面部13を支持し、その背部支持枠122の上端部123は後方に折れて把持部124を構成している。
そして、座部支持枠121の前方は下方に折れた前輪支持枠125が設けられ、該前輪支持枠125には、前輪の双輪キャスター3及び足載板126が設けられており、座部支持枠121の両外側部127には大径の大径後輪2が配置されている。
一対の前輪の双輪キャスター3にはロック及びロック解除を行うキャスターロック機構4が設けられ、これらキャスターロック機構4は前記上端部123の一方の把持部124の近傍に設けられた操作部5によってキャスターロック機構4及びタイヤブレーキ機構7の操作され、更に、一対の大径の後輪2のタイヤ部21にはタイヤブレーキ機構7が設けられ、その間は同軸ケーブルの操作伝達機構6によって伝達されている。
また、一対の大径の後輪2の回転軸には、ドラム、ディスク、バンドブレーキ等の制動調整ブレーキ機構8が設けられ、本実施例1では後述するドラムブレーキが設けられている。
FIG. 1 is an external perspective view of the
A front
A pair of front wheel twin-
Further, the rotating shaft of the pair of large-diameter
次に、これらの構成・機構を、操作部5、同軸ケーブルの操作伝達機構6、キャスター3及びキャスターロック機構4、タイヤブレーキ機構7、制動調整ブレーキ機構8の順に具体的に説明する。
Next, these configurations and mechanisms will be specifically described in the order of the
[キャスターロック機構4及びタイヤブレーキ機構7の操作部5]
先ず、キャスターロック機構4及びタイヤブレーキ機構7を操作する操作部5の操作構造の詳細を説明する。
図1は、操作部5で左右の双輪キャスター3をロック状態にした外観斜視図であるが、図2(a)〜(c)はこのロック状態からロック解除状態までを説明する操作部5の部分断面図である。
先ず、図2(a)から(c)は、2個の双輪キャスター3のロック状態からロックを解除した状態を示すもので、その機構概略を示す図2(a)〜(c),図8,図9も参照して説明すると、操作部5は主に操作レバー51、回動軸52、ワイヤー末端(球)係止部53、ワイヤー案内プーリ54、ワイヤー被覆(外周)係止部55、回転ストッパー57、キャスターロック解除保持レバー(図示せず)、及びケース58から構成されている。
[
First, the detail of the operation structure of the
FIG. 1 is an external perspective view in which the left and right twin-
First, FIGS. 2 (a) to 2 (c) show a state in which the two twin-
操作部5の作動は、キャスターロック状態の図2(a)において、操作レバー51が回動軸52を中心に回動し、操作レバー51と一体にワイヤー末端(球)係止部53と回転ストッパー係止部511とロック保持係止部512も回動する。通常は、キャスターロック機構4のバネ力によって、各分岐ワイヤー63(図3)を介して、レバー連結ワイヤー61(操作伝達ワイヤー60)のインナーワイヤー612も常時引っ張られている(図2(a)で左側)。
これに伴い、操作レバー51は、インナーワイヤー612の末端部611がワイヤー末端(球)係止部53に係止されているので、ワイヤー案内プーリ54で引っ張り方向を変更した後に、斜め上方に引き上げられ、その結果、操作レバー51は反時計回りに回動して下げられた状態(図2(a))になり、通常は、キャスター(双輪)ロック機構4のバネによりロックし固定されている。
なお、過度に操作レバー51が回動し過ぎないように、回転ストッパー係止部511がケース58側に固定されている回転ストッパー57を係止してしいる。
2 (a) in the caster lock state, the
Along with this, since the
In addition, the rotation stopper latching | locking
看護師や患者が、車椅子1移動する場合は、図2(c)、その作動途中の図2(b)に示すように、操作レバー51を上方に挙げることにより行われる。
図2(c)において、操作部5の操作レバー51を挙げると、操作レバー51はキャスターロック機構4のバネの力に抗して、ワイヤー分岐盤62、各分岐ワイヤー63を介してレバー連結ワイヤー61を図で上向に引っ張り、操作レバー51を図2(c)の状態まで挙げる。その結果、操作レバー51は時計回りに回動した図2(c)の状態になり、キャスター(双輪)ロック機構4及びタイヤブレーキ機構7のバネに抗してロックを解除する。
When the nurse or patient moves in the
In FIG. 2C, when the
この状態で、車椅子1は移動可能であるが、操作レバー51を手で挙げていなければならいので、移動可能状態を長時間維持する場合には、ロック解除保持レバー(図示せず)を引いてロック保持係止部512(図2c)にロック部を係止して、手を離しても、操作レバー51が挙がった状態(図2c)を保持し、移動が終了したならロック解除保持レバーを戻せば、操作レバー51の元の状態(図2(a))になり、キャスター(双輪)ロック機構4及びタイヤブレーキ機構7のバネによりロックして固定されるようにしてもよい。
In this state, the
[操作伝達機構6]
次に、操作伝達機構6の操作構造の詳細を説明する。
操作伝達機構6は、図1の点線や図3の実線に示すように、操作部5から左右の双輪キャスター3まで、及び、図1の点線や図3の点線に示すように、操作部5から左右の大径の後輪2のタイヤブレーキ機構7まで、操作伝達機構6の同軸ワイヤーである操作伝達ワイヤー60が連結され、操作レバー51を操作することによって、左右の双輪キャスター3、及び大径の後輪2を一括して同時にロック及びロック解除操作を行うように構成されている。
操作伝達機構6は、芯を形成するインナーワイヤーと同軸で被覆部でもあるアウターワイヤーとからなる同軸の所謂ロックワイヤーを用いたもので、図3に示すように、主に、操作伝達ワイヤ60とワイヤー分岐盤62とから構成され、この操作伝達ワイヤ60はレバー連結ワイヤー61と4本の分岐ワイヤー63(63a,63b,63c,63d)とから構成される。
[Operation transmission mechanism 6]
Next, details of the operation structure of the operation transmission mechanism 6 will be described.
The operation transmission mechanism 6 includes the
The operation transmission mechanism 6 uses a coaxial so-called lock wire composed of an inner wire that forms a core and an outer wire that is coaxial and also a covering portion. As shown in FIG. The
前述した操作部5に取り付けられるレバー連結ワイヤー61は、その末端部の拡大図Aの図4(b)に示すように、芯のインナーワイヤー612、それを覆うアウターワイヤーである被覆部613とからなり、インナーワイヤー612の先端には球状の末端部611が設けられ、被覆部613の先端には取付固定部614が設けられ、インナーワイヤー612が取付固定部614に対して、末端部611aが進退可能に構成され、他方の末端部611b(図4(a)参照)はワイヤー分岐盤62に接続される。レバー連結ワイヤー61の反対側の末端部611bは、図4(a)に示すように円筒状で、ワイヤー分岐盤62のスライダー622の嵌合部6221(図3点線を参照)に接続する。
As shown in FIG. 4 (b) of the enlarged view A of the end portion, the
一方、ワイヤー分岐盤62のスライダー622には分岐ワイヤー63の嵌合部6222が設けられ、分岐ワイヤー63のうち2本(63a,63b)はキャスター(双輪)ロック機構4に接続され、他の2本(63c,63d)はタイヤブレーキ機構7に接続される。(図1)
この分岐ワイヤー63(63a,63b,63c,63db)は、図5に示すようなもので、その1本について図3での符号Bの拡大図である図5に示すように、芯のインナーワイヤー632、それを覆う被覆部633からなり、ワイヤー632の先端には中心に係合孔を有する末端部631が設けられ、被覆部633の先端には取付固定部634が設けられ、インナーワイヤー632が取付固定部634に対して、末端部631が進退可能に構成される。
このように、一方の末端部631aがレバー連結ワイヤー61の末端部631bと同じで円筒形であり、左右の双輪キャスター3(3a,3b)のキャスター(双輪)ロック機構4、及び、左右の後輪2のタイヤブレーキ機構7に連結する末端部611bは、ロック機構枠体41に連結するために嵌合孔が設けられていることが異なるだけであるので、他の説明は省略する。
On the other hand, the
The branch wire 63 (63a, 63b, 63c, 63db) is as shown in FIG. 5, and one of the branch wires 63 (63a, 63b, 63c, 63db) is a core inner wire as shown in FIG. 632 and a covering
Thus, one
このように、前記1本のレバー連結ワイヤー61を側板623aの取付固定部614を取り付け、レバー連結ワイヤー61のインナーワイヤー612の末端部611bはスライダー622の嵌合部6221に嵌合している。同様に、前記2本の分岐ワイヤー63の取付固定部634も、側板623bに取り付けられ、分岐ワイヤー33(33a,33b)の一方の末端部631aも嵌合部6222に嵌合している。
このような構成であるので、レバー連結ワイヤー61の末端部611bが引っ張られると、スライダー622が側板623a側に移動(図8:右方向)するが、スライダー622に嵌合される2個の末端部631aも一括して側板623bから離れるように移動(図3:右方向)する。
In this way, the one
With this configuration, when the
このように、レバー連結ワイヤー61の進退移動がワイヤー分岐盤62を介して2本の分岐ワイヤー63に伝達される。また、操作伝達に同軸ワイヤーを用いたので、車椅子1のパイプ状枠体12の下面に左右の双輪キャスター3(3a,3b)の位置を自由に設定でき、また、リンク機構の組み合わせや、テーブル全体を浮かせるための接地部材とは異なり、構造も簡単で製作費も安価で、保守も容易になる。更に、基本的にレバー連結ワイヤー61の1本から2本の分岐ワイヤー63(63a,63b)に分岐して用いているので、極めて簡単な構成で2個のキャスター及び2個の大径の後輪を同時に正確にロック状態及びロック解除状態にできる。
In this way, the forward / backward movement of the
[キャスター3及びキャスターロック機構4]
次に、キャスター3及びキャスターロック機構4の操作構造の詳細を説明する。
(双輪キャスターの配置)
前述した分岐ワイヤー63は、前述した前輪の一対の双輪キャスター3(3a,3b)が取り付けられ、これらの双輪キャスター3の外観概略は、図6に示すようなもので、双輪キャスター3の構成の詳細は後述するが、キャスター操作機構であるキャスター(双輪)ロック機構4のロック機構枠体41の両側に一対の車輪31A、31Bがそれぞれ回転可能に軸支されており、ロック機構枠体41の上面には、キャスター3が取付枠に対して旋回可能に軸支するための旋回支持部42が設けられ、旋回支持部42の軸心Xと同軸に、上下動するノック部材431が設けられており、ノック部材431を押圧バネ443により押し上げられると双輪キャスター3がロックされ車輪部31は回転することができない。逆に、ノック部材431の押し上げを解除して下方に押し下げると、双輪キャスター3の内歯車35への歯部442が離反しロックが解除され、双輪が自由に回転することができる。
ところで、本実施例1で使用する双輪キャスター3(3a,3b)は、双輪の巾が単輪よりも広いので、単輪キャスターに比べて走行安定性があり、また、双輪の回転をロックすると進行方向は勿論のこと、双輪の巾が広いことから旋回阻止できる。
[
Next, details of the operation structure of the
(Arrangement of twin wheel casters)
The above-described
By the way, the twin-wheel casters 3 (3a, 3b) used in the first embodiment are more stable than the single-wheel casters because the width of the twin wheels is wider than that of the single-wheel casters. Not only the direction of travel but also the width of the twin wheels is wide so that turning can be prevented.
(キャスターの車輪部)
上述した双輪キャスター3の車輪部31を説明するが、図6に示すように、2個のそれぞれの双輪キャスター3の両側に1個ずつ車輪部31(31A,31B:車輪)が配置され、その内の片方の車輪部31は、図7に示すように、車輪軸32は、キャスター(双輪)ロック機構4(図8参照)の車輪軸受部411に回転自在に軸支され、車輪部31の車輪軸固定部33に軸支される(車輪軸固定部33は、車輪を回転自在に軸支する構成でもよい。)。車輪部31の外輪34はゴム製で振動を吸収し走行を滑らかにし雑音を軽減するとともに、床へのグリップを強くしている。
また、双輪キャスター3の車輪部31の内側の外輪34近傍には、車輪軸32と同軸心の内歯車35が形成され、後述するロック歯部442が押圧バネ443により上昇した際には、内歯車35に歯部442が噛み合い車輪部31の回転を阻止する。
(Caster wheel)
The
Further, an
(キャスターの車輪ロック機構)
本実施例1のキャスターは、図6でも説明したように、キャスター(双輪)ロック機構4のロック機構枠体41を挟んで、所定の間隔を持った車輪31A,31Bの双輪キャスター3であり、移動時には単輪キャスターに比べて走行に安定性がある。また、車輪部31(31A,31B)の両車輪(双輪)がロックすると走行が出来なくなり、キャスターの旋回も制限されて、更に、本実施例1のように、車椅子1の両側の双輪キャスター3a,3bが固定されると、双輪キャスター3自体の旋回を固定しなくても、車輪の回転の固定だけで車椅子1は、ほぼ完全に固定されることを見出し、この知見を基礎とするものである。
(Caster wheel lock mechanism)
As described in FIG. 6, the caster of the first embodiment is a twin-
先ず、上記の車椅子1の裏面に配置する双輪キャスター3(3a,3b)のキャスター(双輪)ロック機構4について、図8〜図10に沿って更に詳しく説明する。
図8は、キャスターロック状態の図で、ノック部材431が、分岐ワイヤー63が弛緩し、コイルバネ467によりスライダーカム46が図で左側に移動し、ノック部43が上方に上がった状態の図であり、図11(a)はキャスター(双輪)ロック機構4の横断面図で、図8(b)は図8(a)の側断面図である。また、図9は、図8(a)のa−a線での断面図であり、歯部442が双輪キャスター3の内歯車35に嵌合してロックした状態の図である。
図10は、歯部442を内歯車35から離反させて、双輪キャスター3のロック解除状態の図で、ノック部材431が分岐ワイヤー63により引っ張られ、コイルバネ467の引張力に抗してスライダーカム46が図で右側に移動し、また、キャスター内部の押圧バネ443に抗して、歯部442が下った状態の図、即ち、キャスターのロック解除状態の図である。
First, the caster (double wheel)
FIG. 8 is a view of a caster locked state, in which the
FIG. 10 is a diagram of the unlocked state of the twin-
図8(a)(b)は、車椅子1の通常の状態、すなわち、図1で操作レバー51を下げた状態で、双輪キャスター3をロック状態にした図で、キャスター(双輪)ロック機構4の枠体41内には、キャスター取付金具45に対して双輪キャスター3が旋回可能なように旋回支持部42が軸支され、旋回支持部42の内側に上下動するノック部43が設けられ、ノック部43に続いて車輪歯噛合ロック部44が押圧バネ443を介して連結されている。車輪歯噛合ロック部44は、ノック部材431を上下動させるスライダーカム46のカム面461によって、歯部442が押圧バネ443の押圧力によってノック部43が上昇している状態では、歯部442も上昇していて、この歯部442が車輪部31の内側の内歯車35に嵌合して、車輪31A,31Bの回転を阻止し、双輪キャスター3をロック状態となる。
8 (a) and 8 (b) are diagrams showing the normal state of the
ここで、各部の構成を更に詳細に説明するが、先ず、ロック機構枠体41はプラスチックで成型されたもので、図8に示すように、中心に車輪軸受部411が設けられ、枠体41の左側には、旋回支持部42(ノック部43)を挿入する円筒型の嵌合部412と収納部413が配置され、嵌合部412のキャスター取付金具45に近接する部分は双輪キャスター3の旋回をスムーズにするために突出輪414が設けられ、前記車輪軸受部411の上側には上下動する車輪歯噛合ロック部44及び押圧バネ443を収納する収納部415が配置されている。この収納部415を含めた双輪キャスター3の嵌合部412と旋回支持部42とを回動自在に強固に支持するが、旋回支持部42はキャスター取付金具45側に強固に固着している。
また、収納部413は下側面及び片側面が開放口となっており(必要に応じて、防塵のための蓋部を設けてもよい。)、これは組み立て作業で、キャスター取付金具45に固着される旋回支持部42を嵌合部412に回動自在に、旋回補助ワッシャー423及び止め金具(固定スナップリング)424を取り付ける際のためのものである。
旋回支持部42を嵌合部412に挿入した後、旋回支持部42の下部末端には、旋回補助ワッシャー423を挿入し、旋回支持部42の下端に設けられた止め金具(固定スナップリング)424用のスナップリング用の固定円周溝425に、旋回支持部42を固定するためスナップリング424を係止して、旋回支持部42からロック機構枠体41が抜け落ちないようにしている。
Here, the configuration of each part will be described in more detail. First, the
The
After inserting the turning
更に、ノック部43のノック部材431の下端部に車輪歯噛合ロック部44の基部441を取り付けるが、この基部441を図8に示すが、車輪軸32を囲むようにコの字状(或いは、反対側から見れば逆コの字状)であり、下部水平部4411と上部水平部4412とこれを連結する連結部4413とから構成され、下部水平部4411の上面はノック部材431の下部先端部433により押圧され、又は解除(図10では解除)される受圧部を有し、上部水平部4412は歯部442が固着されるとともに、外方に拡がるように押圧するバネ443の上端部に係合する上部バネ係合部444を有する。 なお、押圧バネ443の下端部はロック機構枠体41側に設けた下部バネ係合部445に係合し、常に、上部水平部4412の下面の上部バネ係合部444を上方に押圧している。
Further, a
(旋回支持部及びノック部)
次に、図8での嵌合部412と旋回支持部42とノック部材431について説明する。
旋回支持部42の固定支持筒部材421は金属製の円筒(パイプ)で、その上端部を金属のキャスター取付金具45の底板454に取付縁部422の上端を溶接等で固着する。ここで、双輪キャスター3の旋回とは、図6に示されるように、通常の双輪キャスター3の接地箇所X2の垂直線とノック部材431の軸心の接地箇所X1とが偏芯することによって、車椅子1を移動させる際に、自動的に双輪キャスター3の進行方向が移動方向に向くようにしたものであるが、当然、双輪キャスター3がロック状態では、双輪キャスター3が回動しないことによって旋回は阻止されるが、逆に、車椅子1の移動時のロック状態で無い場合には自由に旋回させなければならない。そのため、旋回支持部42とキャスター取付金具45の底板454との間に突出輪414を介在させて、ロック機構枠体41の上面での旋回をスムーズにさせるようにしてある。
旋回支持部42は、キャスターの旋回軸を構成するとともに、ノック部材431を嵌合して収納するが、このノック部43は旋回支持部42の同心上の嵌合部412に上下動が自在に嵌合されている。
(Swivel support part and knock part)
Next, the
The fixed
The
(車輪歯噛合ロック部44)
基部441は、図10に示すように、基部441の断面コの字状(反対側からは、逆コの字状)の上部水平部4412の下面の(図8での)中央部分には、押圧バネ443の上端を係止する上部バネ係合部444を設け、さらに、双輪キャスター3の一対の車輪部31の各内歯車35に嵌合するように左右に一対の2本の歯部442a,bが固着してあり、外側に拡がるような押圧する押圧バネ443で、常に上方に押し上げる構成になっている。
したがって、車輪歯噛合ロック部44の歯部442a,bは、図7、図8に示すように、ノック部材431の規制がなければ、常に、押圧バネ443によって上側に押圧され上昇するようになっており、車椅子1をベッド近傍に設置した通常の場合は、歯部442a,bは押圧バネ443によって各双輪キャスター3の内歯車35に嵌合して、双輪キャスター3の回転を阻止し、ロック状態になり車椅子1の移動を不可能にしている。
なお、車輪歯噛合ロック部44の上下動は、ロック機構枠体41に設けた車輪歯噛合ロック部44の収納部415の案内溝416の側壁に沿って降下・上昇する。
また、双輪キャスター3の車輪部31の内側の外輪34近傍には、車輪軸32に同心の内歯車35が形成され、歯部442a,bが上昇した際には、内歯車35に歯部442が噛み合い車輪部31の回転を阻止する。
(Wheel tooth meshing lock 44)
As shown in FIG. 10, the
Therefore, as shown in FIGS. 7 and 8, the
Note that the vertical movement of the wheel tooth meshing
Further, a concentric
(キャスター取付金具とスライダーカム)
図10乃至図13におけるキャスター取付金具45とノック部材431を操作するスライダーカム46について説明する。
操作部5の操作レバー51(図2を参照)を上方に挙げる操作によって、レバー連結ワイヤー61が引っ張られ、ワイヤー分岐盤62によってキャスターのロック機構4側の2本の分岐ワイヤー63も引っ張られる。更に、この各分岐ワイヤー63a,63bのインナーワイヤー632が引っ張られるが、これをノック部43の動きに変換するのがキャスター取付金具45に装着されたスライダー状のカム機構を有したスライダーカム46である。
このスライダーカム46は、主に、図13に示すように、全体形状は扁平で下面が傾斜するカム面461が設けられ、スライダーカム46が移動する方向の一端には分岐ワイヤー43の末端部431を接続し、キャスター取付金具45の前板451(図11参照)に取付固定部634を装着し、レバー連結ワイヤー61及び分岐ワイヤー61(63a,63b:図8,13を参照)に引っ張られることにより、全体として水平移動するようにしている。図10、図11、図13に示すように、中心部にはスライダーカム46の水平上面463に平行して案内長孔464が設けられ、この案内長孔464にはキャスター取付金具45の両側板452に固定された案内軸465が嵌合している。
(Caster mounting bracket and slider cam)
The
By operating the operation lever 51 (see FIG. 2) of the
As shown in FIG. 13, the
係止部462とは反対側の係止部466には縮む方向のコイルバネ467の一端が係止され、コイルバネ467の他端はキャスター取付金具45の背板453の係止部468に係止され、このコイルバネ467はレバー連結ワイヤー61及び分岐ワイヤー63が弛緩された状態では、スライダーカム46を図9の位置に戻すようにしている。 また、図11に示すように、案内軸465の軸線はノック部材431の上部先端部432の軸線と交わるようにしている。なお、図11において、キャスター取付金具45の両側板452には枠体取付部455が設けられ、パイプ状枠体12に、ボルト孔456にボルト(図示せず)等を挿入して固着する。
One end of the
したがって、スライダーカム46のカム面461にノック部材431の上部先端部432が接触するようになっているが、分岐ワイヤー63が引っ張られているロック解除状態では、図10、図13に示すように、カム面461は左側から右側にかけて移動するようになっているので、最も下の位置である最下点4611にあり、ノック部材431を下方に押し下げた状態になる。
逆に、図8、図9に示すように、通常でのレバー連結ワイヤー61及び分岐ワイヤー63が弛緩された状態では、コイルバネ467により、スライダーカム46は、図8、図9のように左側に移動し、カム面461は最も高い位置である最上点4612にあり、歯部442の押圧バネ443の作用により、ノック部材431の上部先端部432も上昇し、歯部442も上昇して、双輪キャスター3の内歯車35に嵌合し、双輪キャスター3をロック状態に維持する。
この扁平のスライダーカム46は、カム面461の最下点4611から最上点4612がノック部材431の上部先端部432を移動するように作動するが、スライダーカム46の分岐ワイヤー63の末端部631の移動距離Z(図8参照)は、カム面461の最下点4611から最上点4612の距離Y(図13参照)とほぼ同じとなる。
したがって、カム面461の傾斜角度により、最下点4611から最上点4612の距離が変えられるので、キャスター取付金具45の高さを低くしたままで、分岐ワイヤー63の移動距離(ストローク)に合わせることができる。
Therefore, the
On the contrary, as shown in FIGS. 8 and 9, when the
This
Accordingly, the distance from the
(キャスターのロック及びロック解除の作動)
本実施例の車椅子1を固定する末端操作装置は、以上のような構成であるので、大凡、次のように作動する。
車椅子1に設けたキャスター3のロック解除の操作レバー51(テーブル昇降操作兼用)は、図1に示すように、通常の設置状態では、キャスター3がロックされ、車椅子1を移動する際には、解除維持のための操作レバー51を上方に持ち上げ、キャスター3のロックを解除する。
車椅子1のキャスター3を元のロック状態にするには、操作レバー51を手から離せば、キャスター3内のキャスター(双輪)ロック機構4によるワイヤーの引張力のバネにより、自然に操作レバー51は下降するとともに双輪キャスター3はロック状態になる。
(Caster lock / unlock operation)
Since the terminal operation device for fixing the
As shown in FIG. 1, the unlocking operation lever 51 (used for lifting the table) of the
In order to bring the
[双輪キャスターのロック状態]
双輪キャスター3のロック状態は、図8に示したような状態である。
車椅子1を病室の適所やベッドの近傍に配置した通常の状態で、操作レバー51が自動的に下方に位置する(図2参照)。
分岐ワイヤー63は結果的にキャスター内の押圧バネ443によって歯部442をキャスターの内歯車35に嵌合させるとともに、押圧バネ443にノック部材431も上方にあり、分岐ワイヤー63も弛緩状態にある。この場合の状態は長時間に亘るが、操作レバー51がレバー連結ワイヤー61を常に引っ張る状態に維持する必要がないので、各ワイヤーは緊張状態にはなく(弛緩状態)、経年でワイヤーが伸びるようなことがなく、装置の保守も容易になる。
[双輪キャスターのロック解除状態]
双輪キャスター3のロック解除状態は、図10に示したような状態である。
この場合には、車椅子1を移動する状態で、操作レバー51を挙げて、レバー連結ワイヤー61を引っ張り上げて緊張状態にし、分岐ワイヤー63によってノック部材431を下方に押し下げ、結果的にキャスター内の押圧バネ443に抗し、歯部442をキャスターの内歯車35から開放する。したがって、操作レバー51が挙がっている状態では、双輪キャスター3のロック解除状態にあり、車椅子1は移動可能となる。
[Lock state of twin wheel caster]
The locked state of the
In a normal state in which the
As a result, the
[Unlocking condition of twin wheel caster]
The unlocked state of the twin-
In this case, in the state where the
[タイヤブレーキ機構7]
次に、タイヤブレーキ機構7の操作構造の詳細を説明する。
(後輪2の配置)
前述した分岐ワイヤー63は、前述した後輪2の一対の後輪2のタイヤ部21のタイヤブレーキ機構7に取り付けられ、これらのタイヤブレーキ機構7の外観概略は、図14、図15に示すようなもので、ブレーキ部材74をタイヤ部21に押し当てて後輪2の回動を制動するが、ここで、分岐ワイヤー63(63c,63d)とタイヤブレーキ機構7と後輪2のタイヤ部21との関係を説明する。
図14、図15に示すように、タイヤブレーキ機構7の取付枠体71は、ブレーキ部材74がタイヤ部21に押圧できるようにパイプ状枠体12(図1参照)の適所に固定され、また、分岐ワイヤー63(63c,63d)を取り付ける。
そして、分岐ワイヤー63(63c,63d)及び被覆部(アウターワイヤー)633を取り付け固定部711に固定し、インナーワイヤー632をスライド部材72の一端の係止部721に取り付ける。このスライド部材72は、全体形状は扁平でレバー連結ワイヤー61(図3・4参照)及び分岐ワイヤー63(63c,63d)に引っ張られることにより、全体として水平移動するようにしている。中心部には移動方向平行して案内長孔722が設けられ、この案内長孔722には固定された案内軸723が嵌合している。
[Tire brake mechanism 7]
Next, the details of the operation structure of the
(Arrangement of rear wheel 2)
The
As shown in FIGS. 14 and 15, the mounting
The branch wire 63 (63c, 63d) and the covering portion (outer wire) 633 are fixed to the
スライド部材72の係止部721とは反対側の係止部724には縮む方向のコイルバネ725の一端が係止され、コイルバネ725の他端は取付枠体71の背板712の係止部713に係止され、このコイルバネ725はレバー連結ワイヤー61及び分岐ワイヤー63が弛緩された状態では、スライド部材72を図14の位置に戻すようにしている。逆に、コイルバネ725はレバー連結ワイヤー61及び分岐ワイヤー63(63c,63d)に引っ張られる状態では、図15に示すような位置になる。
このスライド部材72の適所には、回動部材73の一方の内部回動腕部731の端部7311が回動自在かつ多少のスライド自在に支持されるが、この回動部材73は屈曲されたL字形状で、回動軸732をパイプ状枠体12(図1参照)の適所に設け、他方の外部回動腕部733の端部7331にはブレーキ部材74が固着されている。
One end of the
At an appropriate position of the
したがって、操作レバー51を操作しない場合は、すなわち通常の放置した状態では、コイルバネ725によりレバー連結ワイヤー61及び分岐ワイヤー63が弛緩された状態となり、スライド部材72は図14で下方に移動しており、スライド部材72の移動にともない、回動部材73は図14で時計回りに回動し、結果として、外部回動腕部733の端部7331に設けたブレーキ部材74がタイヤ部21の表面に押しつけられて、後輪2をロックする。
逆に、操作レバー51を操作して把持部124側に挙げた場合は、コイルバネ725の収縮力に抗してレバー連結ワイヤー61及び分岐ワイヤー63が引っ張った状態となり、スライド部材72は図15で上方に移動し、スライド部材72の移動にともない、回動部材73は図15で反時計回りに回動し、結果として、外部回動腕部733の端部7331に設けたブレーキ部材74がタイヤ部21の表面から離反した状態になり、後輪2のロックが解除される。
Therefore, when the
On the contrary, when the
したがって、前述したように、使用者が操作レバー51を挙げる操作すると、双輪キャスター3のロック解除状態にあり、車椅子1は移動可能となると同時に、タイヤブレーキ機構7のブレーキ部材74はタイヤ部21の表面から離反した状態になり、後輪2のロックが解除されて車椅子1は移動可能となるので、前輪の双輪キャスター3、及び、大径のタイヤの後輪2も回動可能となるので、全体として、車椅子1は移動可能となる。
Therefore, as described above, when the user raises the
[制動調整ブレーキ機構8]
次に、後輪2に取り付ける制動調整ブレーキ機構8について説明する。
後輪を制動力を調整可能にする操作機構を設けた制動調整ブレーキ機構を設けるが、この制動調整ブレーキ機構8としてディスクブレーキ、ドラムブレーキ、バンドブレーキ等があるが、双輪キャスター3とタイヤブレーキ機構7側のロックを解除して移動可能とした場合に、下り坂のスロープにおいては速度が速すぎて危険となる場合がある。
本実施例では、後輪の制動力を調整可能にする操作機構を設けた制動調整ブレーキ機構を採用したもので、後輪を徐々に制動可能に操作できるため、下り坂のスロープにおいても、制動調整ブレーキ機構8を操作すれば、適切な速度で移動できる。
ここで、この制動調整ブレーキ機構8の機構の詳しく説明するが、公知のドラムブレーキでよく、図16に示すように、ブレーキ枠体81には後輪2a,2b(図1)の一方の車軸22にブレーキドラム82を設け、このブレーキドラム82を包むようにブレーキバンド83を設けて、このブレーキバンド83の一端831はブレーキ枠体81の適所に固着し、他端832は自由端であって、この他端832を締めることで制動力を調整する。ブレーキドラム82を締め付けるためのブレーキバンド83の他端832には、回動軸841を中心に回動する回動部材84を設け、この回動部材84の一方の回動腕842の末端部8421に係合する。
[Brake adjustment brake mechanism 8]
Next, the braking
A brake adjusting brake mechanism provided with an operation mechanism for adjusting the braking force of the rear wheels is provided. As the brake adjusting
In this embodiment, a brake adjustment brake mechanism provided with an operation mechanism that can adjust the braking force of the rear wheel is adopted, and the rear wheel can be gradually operated to be braked. If the
Here, the mechanism of the brake adjusting
回動部材84の他方の回動腕843の適所には、係合部8431,8432を設け、係合部8431には収縮型のコイルバネ85の一端を係合して、コイルバネ85の他端をブレーキ枠体81の適所に取り付け、係合部8432には同軸の操作伝達ワイヤ86の分岐ワイヤー861aのインナーワイヤー8611を繋げ、被覆部(アウターワイヤー)8612はブレーキ枠体81の適所に係合する。
操作伝達ワイヤ86は、一方の把持部124(図1)に設けて後輪操作部88及び操作レバー881を掴んで操作するもので、レバー連結ワイヤー862のインナーワイヤー8621を引き出すように作動し、被覆部(アウターワイヤー)8622は把持部124の適所に固定し、このレバー連結ワイヤー862は2本に分岐する分岐器87(分岐盤62とほぼ同様な構成)に連結して、2本の分岐ワイヤ861(861a,861b)に分岐し、そのうちの1本の分岐ワイヤ861aは、前述したように一方の後輪2aの回動部材84に繋がっている。また、他方の分岐ワイヤ861bは他方の後輪2bの回動部材84に繋がって、同じ構成で同じ動作をする。
この制動調整ブレーキ機構8は、以上のような構成であるので、操作レバー881を掴む程度を加減することで、後輪を制動力を調整でき、後輪を徐々に制動可能に操作できるので、下り坂のスロープにおいても、制動調整ブレーキ機構8の操作レバー881を操作して車椅子を適切な速度で移動できる。
Engaging
The
Since this braking
以上のように、前輪の双輪キャスターにロック及びロック解除を行うロック機構を設け、更に、大径の後輪にもタイヤの一部を押圧して制動するタイヤブレーキ機構(タックルブレーキ)を設けて、これらを一括して操作する操作部及び操作レバーを設けたので、前輪及び後輪の両者がロックされ、床に強固に固定するとともに、前輪のキャスターもロックされているので車椅子に乗る際足元の前輪が不用意に移動することもない。
また、車輪のロック及びロック解除を行うキャスターロック機構も簡単で、前輪の双輪キャスターと、更にタイヤ押圧ブレーキも一括して同時に両車輪のロック及びロック解除操作を行う操作レバーを設けたので、使用者や看護師の操作の負担が軽減され、構造が簡単で保守も容易となる。
As described above, a lock mechanism that locks and unlocks the front wheel twin wheel caster is provided, and a tire brake mechanism (tackle brake) that presses and brakes part of the tire is also provided on the large-diameter rear wheel. Because the operation part and the operation lever that operate these at once are provided, both the front and rear wheels are locked and firmly fixed on the floor, and the casters of the front wheels are also locked, so when riding on a wheelchair The front wheels will not move carelessly.
Also, the caster lock mechanism that locks and unlocks the wheels is simple, and the front wheel double wheel casters and the tire pressing brakes are also provided with operation levers that lock and unlock both wheels simultaneously. The burden on the operator and nurse is reduced, the structure is simple, and maintenance is easy.
前輪の双輪キャスターのロック操作機構と、後輪の一対のタイヤブレーキ機構の操作部の操作レバーは、操作レバーを把持したときにキャスターのロックを解除及び後輪タイヤの押圧を解除するようにし、又使用者が何も操作しない場合には、常に車椅子は床に固定されているので、不意に車椅子が移動することがなく、通常はロック状態であり誤って動くこともない。
さらに、後輪を制動力を調整可能にする操作機構を設けた制動調整ブレーキ機構を設け(ディスク、ドラム、バンドブレーキ)、後輪を徐々に制動可能に操作できるので、下り坂のスロープにおいても、双輪キャスターとタイヤブレーキ機構側のロックを解除して、制動調整ブレーキ機構を操作すれば、適切な速度で移動できる。
The lock operation mechanism of the front wheel twin wheel caster and the operation lever of the operation unit of the pair of tire brake mechanisms of the rear wheel release the caster lock and release the rear wheel tire when the operation lever is gripped, When the user does not operate anything, the wheelchair is always fixed to the floor, so that the wheelchair does not move unexpectedly and is normally locked and does not move accidentally.
In addition, a braking adjustment brake mechanism (disc, drum, band brake) with an operating mechanism that can adjust the braking force of the rear wheels can be provided so that the rear wheels can be gradually braked. If the lock on the two-wheel caster and the tire brake mechanism side is released and the brake adjusting brake mechanism is operated, the vehicle can move at an appropriate speed.
図17は、実施例2の車椅子1の全体右側方からの外観斜視図であり、図18は6個の双輪キャスターの補助キャスターロック機構4'、4''と2個のタイヤ部21のタイヤブレーキ機構7の操作伝達機構の全体の構成図である。
実施例2の車椅子1は基本的には、実施例1の車椅子1と同じ構成であるが、異なるのは、大径の左右の後輪2(2a,2b)の前後に一対の左右の補助双輪キャスター9(91a,91b,92a,92b)を設け、補助双輪キャスター9の中間補助双輪キャスター91(91a,91b)には補助キャスターロック機構4'、補助双輪キャスター9の後輪補助双輪キャスター92(92a,92b)には補助キャスターロック機構4''を設け、これらの補助キャスターロック機構4'、4''は前輪3(3a,3b)のキャスターロック機構4と後輪2(2a,2b)のタイヤブレーキ機構7と一括して同時に操作する操作レバー51により作動するようにしたことである。これにより、計6個の双輪キャスターが停止時には全て補助キャスターロック機構によりロックされるので、床に対してより強固に固定されることになる。
なお、補助キャスターロック機構4'、4''の構成は、前輪3(3a,3b)のキャスターロック機構4と同じでよい。
左右の補助双輪キャスター9に関する構成以外は、実施例1と同じであるので、同じ構成の説明は省略する。
FIG. 17 is an external perspective view of the
The
The configuration of the auxiliary
Since the configuration other than the configuration related to the left and right auxiliary twin-
また、補助双輪キャスター9の補助キャスターロック機構4'、4''の双輪キャスターの操作伝達機構の全体の構成を図18で説明する。
図18で上段のワイヤー分岐盤62と分岐ワイヤー63、及び、下段のレバー連結ワイヤー61は実施例1と同じであるが、ワイヤー分岐盤62と連結ワイヤー61の間に、分岐ワイヤーが増えた分に対応するために、中段のワイヤー分岐盤62'と分岐ワイヤー63'を設け、更に、ワイヤー分岐盤62とワイヤー分岐盤62'に作用するための新たな2分岐させるワイヤー分岐盤64を設けている。 このワイヤー分岐盤64の入力側には、レバー連結ワイヤー61の末端部611bを分岐盤64のスライダー622の嵌合部6221に嵌合し、出力側にはワイヤー分岐盤62からの連結ワイヤー64a(*1)とワイヤー分岐盤62'からの連結ワイヤー64b(*2)とが、分岐盤64のスライダー622の嵌合部6222に嵌合している。
そして、実施例2では、補助キャスターロック機構4'にはワイヤー分岐盤62'の出力側の分岐ワイヤー63a,63bが連結され補助双輪キャスター9(91a,91b)のロック/ロック解除がなされ、補助キャスターロック機構4''にはワイヤー分岐盤62'の出力側の分岐ワイヤー63c,63dが連結され補助双輪キャスター9(92a,92b)のロック/ロック解除がなされる。
上述した実施例2の車椅子の作用・効果は、床に対してより強固に固定されること以外は、実施例1と同じである。
The overall configuration of the operation transmission mechanism of the auxiliary caster lock mechanisms 4 ', 4''of the auxiliary
In FIG. 18, the upper
In the second embodiment, the auxiliary
The action / effect of the wheelchair of the second embodiment described above is the same as that of the first embodiment except that the wheelchair is more firmly fixed to the floor.
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、上記の各実施例に限定されるものでないことは勿論である。例えば、双輪キャスターは全部で2個、6個であるが、同様の作用を有するのであれば、これ以外に4輪でも6輪以上の8輪、それ以上でもよい。また、分岐盤も複数設けているが、1個にしてそれぞれの分岐ワイヤーに対応するようにしてもよい。 Of course, the present invention is not limited to the above-described embodiments as long as the features of the present invention are not impaired. For example, the number of twin-wheel casters is two or six in total. However, as long as they have the same action, four wheels, six wheels or more, and more may be used. Also, although a plurality of branch boards are provided, a single branch board may be provided to correspond to each branch wire.
1・・車椅子
11・・座部、12・・パイプ状枠体、121・・座部支持枠、
122・・背部支持枠、123・・上端部、124・・把持部、
125・・前輪支持枠、126・・足載板、127・・外側部、
13・・背面部、
2(2a,2b)・・後輪、21・・タイヤ部、22・・車軸、
3(3a,3b)・・双輪キャスター(前輪)、31・・車輪部、31A,31B・・車輪、
32・・車輪軸、33・・車輪軸固定部、34・・外輪、35・・内歯車、
4・・キャスター(双輪)ロック機構、
4',4'’・・補助キャスター(双輪)ロック機構、
41・・ロック機構枠体、411・・車輪軸受部、412・・嵌合部、
413,415・・収納部、414・・突出輪、416・・案内溝、
42・・旋回支持部、
421・・固定支持筒部材、422・・取付縁部、
423・・旋回補助ワッシャー、424・・止め金具(固定スナップリング)、
425・・スナップリング用の固定円周溝、
43・・ノック部、431・・ノック部材、432・・上部先端部、433・・下部先端部、
44・・車輪歯噛合ロック部、441・・基部、
4411・・下部水平部、4412・・上部水平部、
4413・・連結部、442,442a,442b・・歯部、443・・押圧バネ、
444・・上部バネ係合部、445・・下部バネ係合部、
45・・キャスター取付金具、451・・前板、452・・側板(側部)、
453・・背板、454・・底板、455・・枠体取付部、456・・ボルト孔、
46・・スライダーカム、461・・カム面、4611・・最下点、4612・・最上点、
462,466,468・・係止部、463・・水平上面、464・・案内長孔、
465・・案内軸、467・・コイルバネ、
5・・操作部、
51・・操作レバー、511・・回転ストッパー係止部、512・・ロック保持係止部、
52・・回動軸、53・・ワイヤー末端(球)係止部、54・・ワイヤー案内プーリ、
55・・ワイヤー被覆(外周)係止部、57・・回転ストッパー、58・・ケース、
6・・操作伝達機構、60(61,62,63)・・操作伝達ワイヤー、
61・・レバー連結ワイヤー、611a,611b・・末端部、
612・・インナーワイヤー、613・・被覆部(アウターワイヤー)、
614・・取付固定部、
62,62’・・ワイヤー分岐盤、
622・・スライダー、6221,6222・・嵌合部、623a,623b・・側板、
63(63a,63b,63c,63d)、63’(63a,63b,63c,63d)・・分岐ワイヤー、
631,631a,631b・・末端部、632・・インナーワイヤー、
633・・被覆部(アウターワイヤー)、634・・取付固定部、
64・・ワイヤー分岐盤、64a,64b・・連結ワイヤー、
7・・タイヤブレーキ機構、
71・・取付枠体、711・・取り付け固定部、712・・背板、713・・係止部、
72・・スライド部材、721・・係止部、722・・案内長孔、
723・・案内軸、724・・係止部、725・・コイルバネ、
73・・回動部材、731・・内部回動腕部、7311・・端部、
732・・回動軸、733・・外部回動腕部、7331・・端部、
74・・ブレーキ部材、
8・・制動調整ブレーキ機構、
81・・ブレーキ枠体、
82・・ブレーキドラム、
83・・ブレーキバンド、831・・一端、832・・他端、
84・・回動部材、841・・回動軸、842・・回動腕、8421・・末端部、
843・・回動腕、8431,8432・・係合部、
85・・コイルバネ、
86・・操作伝達ワイヤ、861,861a,861b・・分岐ワイヤー、
8611・・インナーワイヤー、8612・・被覆部(アウターワイヤー)、
862・・レバー連結ワイヤー、8621・・インナーワイヤー、
8622・・被覆部(アウターワイヤー)、
87・・分岐器、
88・・後輪操作部、881・・操作レバー、
9・・補助双輪キャスター、
91(91a,91b)・・中間補助双輪キャスター、
92(92a,92b)・・後輪補助双輪キャスター
1 ..
122 .. back support frame, 123 .. upper end part, 124 .. gripping part,
125 ·· Front wheel support frame, 126 · · Footrest plate, 127 · · Outer part,
13. Back side,
2 (2a, 2b) ... rear wheels, 21 ... tire part, 22 ... axle,
3 (3a, 3b) ・ ・ Two-wheel caster (front wheel), 31 ・ ・ Wheel, 31A, 31B ・ ・ Wheel,
32 ... Wheel axle, 33 ... Wheel shaft fixing part, 34 ... Outer ring, 35 ... Internal gear,
4. Caster lock mechanism
4 ', 4''・ ・ Auxiliary caster (double wheel) lock mechanism,
··· Lock mechanism frame, 411 · · Wheel bearing part, 412 · · Fitting part,
413, 415 ... Storage part, 414 ... Projection ring, 416 ... Guide groove,
42 .. Rotating support part,
421 ・ ・ Fixed support cylinder member, 422 ・ ・ Mounting edge,
423 ・ ・ Swivel auxiliary washer, 424 ・ ・ Stopper (fixed snap ring),
425 ・ ・ Fixed circumferential groove for snap ring,
43 ... Knock part, 431 ... Knock member, 432 ... Upper tip, 433 ... Lower tip,
44 .. Wheel tooth meshing lock part, 441 .. Base part,
4411 ・ ・ Lower horizontal part, 4412 ・ ・ Upper horizontal part,
4413 ... Connecting part, 442,442a, 442b ... Tooth part, 443 ... Pressing spring,
444 ... Upper spring engagement part, 445 ... Lower spring engagement part,
45 ・ ・ Caster mounting bracket, 451 ・ ・ Front plate, 452 ・ ・ Side plate (side),
453 ... Back plate, 454 ... Bottom plate, 455 ... Frame body mounting part, 456 ... Bolt hole,
46 ・ ・ Slider cam, 461 ・ ・ Cam surface, 4611 ・ ・ Lowest point, 4612 ・ ・ Top point,
462,466,468 ・ ・ Locking part, 463 ・ ・ Horizontal upper surface, 464 ・ ・ Guide slot,
465 ・ ・ Guide shaft, 467 ・ ・ Coil spring,
5. Operation part,
51 .. Operation lever, 511 .. Rotation stopper locking part, 512 .. Lock holding locking part,
52 ・ ・ Rotating shaft, 53 ・ Wire end (ball) locking part, 54 ・ ・ Wire guide pulley,
55 ・ ・ Wire covering (outer circumference) locking part, 57 ・ ・ Rotation stopper, 58 ・ ・ Case,
6. Operation transmission mechanism, 60 (61, 62, 63) Operation transmission wire,
61 ・ ・ Lever connecting wire, 611a, 611b ・ ・ Terminal part,
612 ... Inner wire, 613 ... Cover (outer wire),
614 ・ ・ Mounting fixing part,
62,62 '.. Wire branch board,
622 ・ ・ Slider, 6221,6222 ・ ・ Fitting part, 623a, 623b ・ ・ Side plate,
63 (63a, 63b, 63c, 63d), 63 '(63a, 63b, 63c, 63d) ...
631,631a, 631b ... End, 632 ... Inner wire,
633 ・ ・ Coating part (outer wire), 634 ・ ・ Mounting fixing part,
64 ・ ・ Wire branch board, 64a, 64b ・ ・ Connection wire,
7. Tire brake mechanism,
71 .... Mounting frame, 711 ... Mounting fixing part, 712 ... Back plate, 713 ... Locking part,
72 .. Slide member, 721 .. Locking part, 722 .. Guide long hole,
723 ... Guide shaft, 724 ... Locking part, 725 ... Coil spring,
73 .. Rotating member, 731 .. Internal rotating arm part, 7311 .. End part,
732 ·· Rotating shaft, 733 ·· External rotating arm, 7331 ·· End,
74 .. Brake member,
8. Brake adjustment brake mechanism,
81 .. Brake frame,
82-Brake drum,
83 ·· Brake band, 831 ·· One end, 832 · · other end,
84 .. Rotating member, 841 .. Rotating shaft, 842 .. Rotating arm, 8421.
843 .. Rotating arm, 8431, 8432 .. Engagement part,
85 .. Coil spring,
86 .. Operation transmission wire, 861, 861a, 861b .. Branch wire,
8611 ... Inner wire, 8612 ... Cover (outer wire),
862 ・ ・ Lever connecting wire, 8621 ・ ・ Inner wire,
8622 ・ ・ Coating (outer wire),
87 .... Branch,
88 .. Rear wheel operation part, 881 .. Operation lever,
9. Auxiliary twin wheel casters,
91 (91a, 91b) ・ ・ Intermediate auxiliary twin wheel casters,
92 (92a, 92b) · · Rear wheel auxiliary twin wheel caster
Claims (3)
前記双輪キャスターの前輪にはロック及びロック解除を行うキャスターロック機構を設け、
前記大径の後輪にはタイヤの一部を押圧して制動するタイヤブレーキ機構と、前記後輪を制動力を調整可能にする操作機構を設けた制動調整ブレーキ機構とを設け、
車椅子の後部の一方の把持部には、前記キャスターロック機構を操作する操作部と、後輪の前記一対のタイヤブレーキ機構の操作を行う操作部とを設けるとともに、これらを一括して同時に操作する操作レバーを設け、
他方の把持部には、前記制動調整ブレーキ機構の制動を調整可能に操作する操作部及び操作レバーを設けたことを特徴とする車椅子。 A wheelchair comprising a pair of large-diameter left and right rear wheels and at least a pair of twin-wheel caster left and right front wheels,
The front wheel of the two-wheel caster is provided with a caster lock mechanism for locking and unlocking,
The large-diameter rear wheel is provided with a tire brake mechanism that presses and brakes a part of the tire, and a braking adjustment brake mechanism that is provided with an operation mechanism that enables the braking force of the rear wheel to be adjusted.
One grip part at the rear part of the wheelchair is provided with an operation part for operating the caster lock mechanism and an operation part for operating the pair of tire brake mechanisms for the rear wheels, and these are operated simultaneously at the same time. Provide an operating lever,
A wheelchair characterized in that the other gripping portion is provided with an operation portion and an operation lever for adjusting the braking of the braking adjustment brake mechanism in an adjustable manner.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014107958A JP2015213723A (en) | 2014-04-24 | 2014-05-26 | wheelchair |
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---|---|---|---|
JP2014090732 | 2014-04-24 | ||
JP2014090732 | 2014-04-24 | ||
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Family Applications (1)
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JP2014107958A Pending JP2015213723A (en) | 2014-04-24 | 2014-05-26 | wheelchair |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6410121B1 (en) * | 2017-09-28 | 2018-10-24 | 實孝 阿多 | Manual moving body with wheels |
JP2019137375A (en) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | ホッタ株式会社 | Control lever |
-
2014
- 2014-05-26 JP JP2014107958A patent/JP2015213723A/en active Pending
Cited By (5)
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WO2019064416A1 (en) * | 2017-09-28 | 2019-04-04 | 實孝 阿多 | Manual wheel-attached movable body |
CN110267634A (en) * | 2017-09-28 | 2019-09-20 | 阿多实孝 | Band uses wheel moving body manually |
US11103393B2 (en) | 2017-09-28 | 2021-08-31 | Sanetaka ATA | Manual movable body with wheels |
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