JP2015213313A - ３ｇｐｐ−ｗｌａｎデータオフロードにおけるｗｌａｎネットワーク選択のための課金情報 - Google Patents

Abstract

【課題】通信トラヒックをセルラー通信ネットワークからＷＬＡＮへオフロードする方法を提供する。【解決手段】ユーザ端末は課金データを受信し、移動通信網から無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）のような補完無線アクセスネットワークへデータをオフロードするかどうかを判定するのに課金データを使用する。例えば、ユーザ端末は周辺の１以上のＷＬＡＮに関する課金データを移動通信網から受信する。ユーザ端末はＷＬＡＮに関する課金データに基づいてセルラー通信ネットワークからＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうかに関するルールを受信する。ユーザ端末はＷＬＡＮの一つを検出し、受信したルールとＷＬＡＮに関する課金データに少なくとも一部基づいて通信トラヒックをオフロードするかどうか判定する。判定はさらに、課金データに関してユーザ端末に格納されているユーザの好みに基づいてもよい。【選択図】図７

Description

本願は無線装置に関し、特に課金情報に少なくとも一部基づいてセルラーデータトラヒックを無線ＬＡＮへ選択的にオフロードするためのシステム及び方法に関する。

無線通信システムの利用は急速に成長している。その上、数多くの種々の無線通信技術や規格がある。無線通信規格の例は、ＧＳＭ、ＵＭＴＳ（ＷＣＤＭＡ）、３ＧＰＰ２ ＣＤＭＡ２０００（例えば１ｘＲＴＴ、１ｘＥＶＤＯ、ＨＲＤＰ、ｅＨＲＤＰ）、ＬＴＥ、ＬＴＥアドバンス（ＬＴＥ−Ａ）などのセルラー通信技術である。他の無線通信技術はＩＥＥＥ８０２．１１（すなわちＷｉ−Ｆｉ又は無線イーサネット）等の無線ローカルエリアネットワークである。他の無線通信技術の例にはＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ）、ブルートゥースなどがある。

第３世代パートナーシップ（３ＧＰＰ）により定められるようなセルラー通信ネットワークは多くのケースでＷＬＡＮとオーバーラップしている。言い換えれば、ユーザはセルラーネットワークのセルで動作しているユーザ端末を有しかつＷＬＡＮのＷｉ−Ｆｉホットスポットのレンジ内にもいる。

あるケースでは、例えばセルラー通信ネットワークの混雑を緩和するためにあるいはユーザが受けるデータ通信コストを減らすために通信トラヒックはセルラー通信ネットワークからＷＬＡＮへオフロードされる。例えば、参照されて本明細書に組み込まれる３ＧＰＰ ＴＳ２３．４０２ｖ１２．８．０は、ＩＥＥＥ８０２．１１ネットワークのような３ＧＰＰアクセスを使わないインターネットプロトコル（ＩＰ）コネクティビティをエボルブド（Ｅｖｏｌｖｅｄ）３ＧＰＰパケット交換ドメインへ提供するサービス定義を規定する。このようなオフロードはセルラー事業者（ｃｅｌｌｕｌａｒ ｏｐｅｒａｔｏｒ）により設定されるルールにしたがって管理され、同様に特定のユーザ端末に関連するユーザ選択（ｕｓｅｒ ｐｒｅｆｅｒｅｎｃｅ）により管理される。しかし、現在のシステムはセルラー通信とＷＬＡＮ通信との間の相対的なコストの違いを考慮していない。さらに、あるケースではユーザはＷＬＡＮを介してデータを伝送するのにコストをこうむる。しかし、現在の技術では、ユーザはオフロードする判定を行うときにこのようなコストに関する情報を提供されない。したがって、セルラーネットワークからＷＬＡＮへデータをオフロードするかどうか判定するプロセスにおいて改善が望まれている。

実施形態は、オフロードを判定するために使用するための課金データを提供するための方法、及びこの課金データに少なくとも一部基づいて３ＧＰＰセルラーネットワーク等の移動通信網から無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）等の他の無線アクセス網へデータを選択的にオフロードするかどうか判定するための方法を提供する。課金情報は、ユーザへ通信方法を理解できるようにし、そしてよりインテリジェントに通信方法を選択することをユーザに可能にするために提供される。

一つの実施形態は、セルラー通信ネットワークからＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするための方法を提供する。例えば、この方法はセルラー通信ネットワークで通信するユーザ端末（ＵＥ）により実行される。ユーザ端末はユーザ端末の周辺（ｖｉｃｉｎｉｔｙ）のＷＬＡＮに関する情報をセルラー通信ネットワークに要求する。ユーザ端末はセルラー通信ネットワークから、第１のＷＬＡＮに関する課金データを含む情報を受信する。ユーザ端末は特定のＷＬＡＮに関する課金データに基づいてセルラー通信ネットワークからその特定のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうかに関する１以上のルールをセルラー通信ネットワークから受信してもよい。ユーザ端末は第１のＷＬＡＮをさらに検出し、１以上のルールと第１のＷＬＡＮに関する課金データとに少なくとも一部基づいて、セルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうか判定する。

一つの実施形態は、セルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうか判定することは、さらに第１のＷＬＡＮに関する課金データに関する１以上のユーザ選択に基づく。例えば、１以上のユーザ選択はユーザ端末に記憶されていてもよい。

上記の実施形態のいずれかにおいて、方法はユーザ端末の表示部に、第１のＷＬＡＮに関する課金データを示す画像を表示することをさらに含んでもよい。例えば、この方法は通信トラヒックを第１のＷＬＡＮへオフロードした後で、ユーザへ現在の課金情報を通知するために上記画像を表示することを含んでもよい。

あるいは、方法は第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードする前に上記画像を表示することを含んでもよい。例えば、この方法はセルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードすることの判定に応じて、ユーザにオフロードを認可することを求めて、上記画像を表示することを含んでもよい。さらに方法は、ユーザ端末の入力デバイスを介して、セルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードする命令を受け取ることを含んでもよい。ここで、命令は、ユーザ端末が通信トラヒックを第１のＷＬＡＮへオフロードすることを認可することを求める命令であってもよい。

その他の実施形態は上記の方法を実施するようにユーザ端末が構成されることを提供する。

他の実施形態は、セルラー通信ネットワークから無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）へ通信トラヒックをオフロードすることを提供する。例えば、この方法はセルラーコアネットワークのアクセスネットワーク発見及び選択機能（ＡＮＤＳＦ）により達成されてもよい。この方法は、ユーザ端末からユーザ端末の周辺の１以上のＷＬＡＮに関する情報の要求を受信し、ユーザ端末の位置を検出し、ユーザ端末へ１以上のＷＬＡＮに関する課金データを含む情報を提供し、セルラー通信ネットワークからＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうかについての課金データに基づく動作を規定する１以上のルールをユーザ端末へ提供することを含んでもよい。

さらに、他の実施形態は上記方法を実行するために構成されるＡＮＤＳＦを提供する。

さらに、他の実施形態は上記の方法を無線通信装置に実行させる、無線通信装置のプロセッサにより実行可能なプログラム命令を含むコンピュータ可読記録媒体を提供する。

前記のいずれの実施形態において、１以上のＷＬＡＮはＨｏｔＳｐｏｔ２．０と互換性のあるネットワークであってもよい。さらに、ユーザ端末へ提供される情報は、優先（ｐｒｅｆｅｒｒｅｄ）ローミングパートナーのリスト、優先無線アクセスネットワーク識別子のリストの少なくとも１つを含んでもよい。例えば、情報はＨｏｔＳｐｏｔ２．０と互換性のあるＷＬＡＮを含む優先ローミングパートナーのリストを含んでもよい。情報は、さらにあるいはその代わりに、ＨｏｔＳｐｏｔ２．０と互換性のないＷＬＡＮを含む優先無線アクセスネットワーク識別子を含んでもよい。

前記のいずれの実施形態でも、課金データが、セルラー通信ネットワークから１以上のＷＬＡＮの少なくとも第１のＷＬＡＮへオフロードされるトラヒックの課金が、無料であるか、ホームネットワークの使用に関する無線データプランにより管理されるかあるいはローミングネットワークの使用に関する無線データプランにより管理されるかどうかを特定するデータを含んでもよい。

ここに記載される技術は、以下に含まれ、それらに限定されないアクセスネットワーク発見及び選択機能（ＡＮＤＳＦ）エンティティ、他のセルラーコアネットワークエンティティ、セルラーホン、タブレットコンピュータ、ウエアラブルコンピュータデバイス、ポータブルメディアプレイヤー、他の様々なコンピュータデバイスを含む多くの異なるタイプのデバイスに実装され、使用される。

この概要は、本願に記載されている主題のいくつかを提供することを意図する。したがって、上記の特徴は単なる例であってどのような方法であっても上記主題の範囲と精神を狭く解釈すべきではないことは理解されるだろう。本願に記載された主題のその他の特徴、側面及び長所は以下の詳細な説明、図面、請求項により明らかになるだろう。

以下の図面と合わせて詳細な説明の実施例が検討されることにより、主題がよりよく理解されるであろう。
無線通信システムを例示的且つ平易に示す図。 ユーザ端末と通信する基地局（ＢＳ）と無線ローカルエリアネットワークのアクセスポイント（ＷＬＡＮ ＡＰ）を示す図。 セルラーネットワークの構成例を示す図。 ユーザ端末のブロック図。 ＢＳ又はＷＬＡＮ ＡＰ等の通信ノードを示図。 オフロード判定に使う課金データを提供するための例示的な方法のフローチャート。 課金データを使ってオフロードを判定する代表的な方法を表すフローチャート。 ＷＬＡＮについての課金データを示すイメージを含むユーザ端末の例示的な表示を示図。 アクセスネットワーク発見及び選択機能（ＡＮＤＳＦ）の代表的なブロック図。 ＰｅｒＰｒｏｖｉｄｅｒＳｕｂｓｃｒｉｐｔｉｏｎ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ ｏｂｊｅｃｔの部分を示す図。 ＷＬＡＮ選択ポリシー（ＷＬＡＮＳＰ）に関連するＡＮＤＳＦ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ ｏｂｊｅｃｔの部分を示す図。 ここに記載される特徴は様々な変更や代替の態様の影響を許し、特定の実施形態は例として図に示されここで詳細に説明される。しかし図及び詳細な説明は、開示されている特定の形態に限定されることを意図しておらず、むしろ、特許請求の範囲に記載されている精神と主題の範囲に包含される全ての変形物、均等物あるいは代替物を含む。

（略語）
以下は本願で使用される略語である。

３ＧＰＰ：第３世代パートナーシッププロジェクト
３ＧＰＰ２：第３世代パートナーシッププロジェクト２
ＡＮＤＳＦ：アクセスネットワーク発見及び選択機能
ＥＰＣ：エボルブド パケット コア（Ｅｖｏｌｖｅｄ Ｐａｃｋｅｔ Ｃｏｒｅ）
ＥＰＳ：エボルブド パケット サービス（Ｅｖｏｌｖｅｄ Ｐａｃｋｅｔ Ｓｅｒｖｉｃｅ）
Ｅ−ＵＴＲＡＮ：エボルブドＵＭＴＳ無線アクセスネットワーク又はエボルブドユニバーサル無線アクセスネットワーク
ＧＥＲＡＮ：ＧＳＭ（登録商標） ＥＤＧＥ無線アクセスネットワーク
ＧＳＭ：移動通信のためのグローバルシステム（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）
ＨＳＳ：ホーム加入者サーバ（Ｈｏｍｅ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｓｅｒｖｅｒ）
ＬＴＥ：ロングタイムエボリューション
ＭＭＥ：モビリティ管理エンティティ
ＯＭＡ：オープンモバイルアライアンス
ＳＧＷ：サービングゲートウェイ
ＵＥ：ユーザ端末
ＵＭＴＳ：ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム
ＵＴＲＡＮ：ＵＭＴＳ地上無線アクセス網又はユニバーサル地上無線アクセス網
（用語）
以下は本願で使用される用語である。

記憶媒体（Ｍｅｍｏｒｙ Ｍｅｄｉｕｍ）：様々なタイプのメモリーデバイスあるいは記憶装置。用語「記憶媒体」はインストール媒体、例えば、ＣＤ−ＲＯＭ、フロッピー（登録商標）ディスク、テープ、ＤＲＡＭ、ＤＤＲ ＲＡＭ、ＳＲＡＭ、ＥＤＯ ＲＡＭ、ラムバスＲＡＭ等のコンピュータシステムメモリやランダムアクセスメモリ、フラッシュやハードドライブや光学ストレージのような磁気媒体などの不揮発性メモリ、メモリ要素の他の類似のタイプのものを含む。記憶媒体は非一時的なメモリやその組合せの他のタイプのものを含んでもよい。さらに、記憶媒体はプログラムが実行される第１のコンピュータシステムに置かれてもよく、インターネット等のネットワークを介して第１のコンピュータシステムと接続される第２の異なるコンピュータシステムに置かれてもよい。後者の場合、第２のコンピュータシステムは第１のコンピュータシステムへプログラム命令を提供してもよい。用語「記憶媒体」は、異なる場所、例えばネットワークを介して接続される異なるコンピュータシステムに有る２以上の記憶媒体を含んでもよい。記憶媒体は、１以上のプロセッサで実行されるプログラム命令（例えばコンピュータプログラムとして具体化される）を格納してもよい。

搬送媒体（Ｃａｒｒｉｅｒ Ｍｅｄｉｕｍ）：記憶媒体並びに、物理伝送媒体。例えばバス、網（ネットワーク）、あるいは電気的、電磁的、あるいはデジタル信号等の信号を搬送する物理媒体。

コンピュータシステム：パーソナルコンピュータシステム（ＰＣ）、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク機器、インターネット機器、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）、テレビジョンシステム、グリッドコンピュータシステムあるいは他のデバイスやデバイスの組合せを含む様々なタイプのコンピュータあるいは処理システム。一般に、用語「コンピュータシステム」は、記憶媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する全てのデバイスを包含するように広く定義することができる。

ユーザ端末（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ；ＵＥ又はＵＥデバイス）：モバイル、あるいはポータブルで無線通信を行う様々な種類のコンピュータシステム。ユーザ端末の例はモバイルフォンやスマートフォン（例えば、ｉＰｈｏｎｅ（登録商標）、Ａｎｄｒｏｉｄ（登録商標）ベースのスマートフォン）、ポータブルゲーム機器（例えば、ＮｉｎｔｅｎｄｏＤＳ（登録商標）、ＰｌａｙＳｔａｔｉｏｎ Ｐｏｒｔａｂｌｅ（登録商標）、Ｇａｍｅｂｏｙ Ａｄｖａｎｃｅ（登録商標）、ｉＰｈｏｎｅ）、ラップトップ、ウエアラブル機器（例えば、スマートウオッチ、スマートメガネ）、ＰＤＡ、ポータブルインターネット機器、音楽プレイヤー、データ記憶装置、あるいはハンドヘルドデバイス等を含む。一般に、用語「ＵＥ」あるいは「ＵＥデバイス」は、ユーザにより運ぶのが簡単で無線通信をすることができる電子装置、コンピュータあるいは通信装置を包含するように広く定義することができる。

基地局（Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）：用語「基地局」はその普通の意味の全ての広さを持ち、少なくとも固定された位置に据え付けられ、無線電話システムや無線システムの部分として通信に使用される無線通信局を含む。

処理要素（Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｅｌｅｍｅｎｔ）：様々な要素や要素の組合せに及ぶ。処理要素は、例えば、ＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）等の回路、個々のプロセッサコアの部分や回路、プロセッサコア全体、個々のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）等のプログラム可能なハードウエアデバイス、あるいはマルチプロセッサを含むシステムの大部分を含む。

チャネル（Ｃｈａｎｎｅｌ）：送信者、送信機から受信者、受信機へ情報を運ぶための媒体（ｍｅｄｉｕｍ）。用語「チャネル」の特徴は、異なる通信プロトコルに応じて異なってもよいことに注意すべきである。ここで使用される用語「チャネル」は、この用語が使われるデバイスのタイプの規格と一致する方法で使用される。ある規格では、チャネル幅は可変であってもよい（例えばデバイスの能力やバンドの状態に依存する。）。例えば、ＬＴＥは１．４ＭＨｚから２０ＭＨｚまでの大きさを変えられるチャネル幅をサポートする。一方、ＷＬＡＮは２２ＭＨｚ幅であってよく、ブルートゥースは１ＭＨｚ幅でよい。他のプロトコルや規格はチャネルの異なる定義を含む。さらに、ある規格は多様なタイプのチャネルを定義し、使用する。例えば、アップリンクとダウンリンクとで異なるチャネルやデータと制御情報等の異なる仕様について異なるチャネルを定義し、使用する。

バンド（Ｂａｎｄ）：用語「バンド」は普通の意味の全ての広さを持ち、チャネルが使用される又は同じ目的のためにとっておかれる少なくともスペクトルのある範囲（例えば、無線周波数範囲）を含む。

自動的に（Ａｕｔｏｍａｔｉｃａｌｌｙ）：直接的に指定することや動作や操作を実行するユーザ入力無しで、直接的なコンピュータシステム（例えば、コンピュータシステムにより実行されるソフトウェア）やデバイス（回路、プログラム可能なハードウェア要素、ＡＳＩＣ等）により実行される動作や操作。したがって、用語「自動的に」は、ユーザが操作を直接に実行するための入力を提供する、ユーザにより手動で実行されたり指定される操作とは対照的である。自動的な手順はユーザにより提供される入力により開始される。しかし自動的に実行される続く動作はユーザにより指定されない。すなわち、ユーザが実行のために各動作を指定する手動による実行はされない。例えば、ユーザのアクションに応じてコンピュータシステムがフォームをアップデイトしなければならないとしても、ユーザが各フィールドを選択することにより電子フォームの空所を満たし情報を規定する入力を提供すること（例えば、情報をタイピングし、チェックボックスやラジオ選択を選択すること等）はフォームを手動により満たすことである。フォームのフィールドを分析しフィールドに対する回答を記入する入力をユーザが全くすることなしにフォームを満たす、コンピュータシステム（例えば、コンピュータシステムで実行されるソフトウェア）によりフォームが自動的に満たされてよい。上記のように、ユーザはフォームを自動的に満たすことを願い、ユーザは実際にフォームを満たすことをしない（例えば、ユーザはフィールドに回答を主導で記入しない、むしろそれは自動的に完成される。）。本願の明細書はユーザの作用に応じた自動的に行われる操作の様々な例を提供する。

（図１から図３−通信システム）
図１は、複数の通信システムを含む無線通信の概要を例示的かつ平易に説明する。図１は可能性のあるシステムの一例に過ぎないことに留意し、ここに示される実施形態は希望するどんなシステムにも実装されるだろう。

図に示されるように、例示的な無線通信の概要は基地局１０２Ａによるセルラー通信システムとアクセスポイント（ＡＰ）１０４Ａによる無線ローカルエリアネットワークを含んでいる。

セルラー通信システムは伝送媒体を介して１以上のユーザデバイス１０６Ａ、１０６Ｂ等と通信する基地局１０２Ａを含む。それぞれのユーザデバイス１０６はユーザ端末（ＵＥ）と呼ばれてもよい。したがってユーザデバイス１０６はＵＥあるいはＵＥデバイスと呼ばれる。図１には説明を簡単にするために２台のＵＥデバイスのみが示されている。

基地局１０２Ａはベーストランシーバ局又はセルサイトであってもよく、ＵＥ１０６Ａ、１０６Ｂと無線通信を可能にするハードウェアを含む。基地局１０２Ａはネットワーク１００（例えばセルラーサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆電話交換回線網（ＰＳＴＮ）、ＷＬＡＮ、インターネット、将来の様々なもの）と通信出来るように装備される。したがって、基地局１０２Ａはユーザデバイスとネットワーク１００との間の通信を容易にする。

基地局の通信範囲（あるいはカバー範囲）はセルと呼ばれる。基地局１０２ＡとＵＥ１０６とは様々な無線アクセス技術、無線通信技術あるいは通信規格と称されるＧＳＭ、ＵＭＴＳ（ＷＣＤＭＡ（登録商標）、ＴＤ−ＳＣＤＭＡ、ＬＴＥ、ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄ（ＬＴＥ−Ａ）、３ＧＰＰ２ ＣＤＭＡ２０００（例えば１ｘＲＴＴ、１ｘＥＶ−ＤＯ、ＨＲＰＤ、ｅＨＲＰＤ）、ＷｉＭＡＸ等を使い伝送媒体を介して通信するように構成される。

同じ又は異なるセルラー通信規格に従って動作する基地局１０２Ａと他の基地局（基地局１０２Ｂ、・・１０２Ｎ等）は、セルのネットワークとして提供され、１以上のセルラー通信規格を介して広い地理的範囲にわたりＵＥ１０６Ａ、Ｂや類似のデバイスに対して連続的な又はほぼ連続的なオーバーラップするサービスを提供する。

したがって、図１では基地局１０２ＡはＵＥ１０６Ａ、Ｂに対するサービングセルとして動作すると描かれているが、各ＵＥ１０６は隣接セルと呼ばれる通信範囲内の１以上の、例えば基地局１０２Ｂ−Ｎあるいは他の基地局により提供される１以上の他のセルからの信号を受信することができる。このようなセルはユーザデバイスとユーザデバイスあるいは基地局との間の通信を容易にできるだろう。

基地局１０２Ａと通信するに加えて、１以上のＵＥ１０６はｈｏｔｓｐｏｔとして知られるＷＬＡＮのＡＰ１０４Ａとも通信ができる。ＷＬＡＮ ＡＰ１０４Ａはデバイスとネットワーク１００との間の通信を容易にする。ＷＬＡＮ ＡＰ１０４とＵＥ１０６とはＷｉＦｉ等の様々なＲＡＴを使う伝送媒体を介して通信するように構成されてもよい。

ＵＥ１０６は、セルラー網を介する基地局１０２Ａと通信することとＷＬＡＮを介するＷＬＡＮ ＡＰ１０４Ａと通信することとの間で動的に移動することができる。例えば、ＵＥ１０６は基地局１０２Ａと通信しながら、ＷＬＡＮ ＡＰ１０４ＡへいくつかのＩＰフローをシームレスにあるいはシームレスでなくオフロードすることを実行する。例えば、ユーザがブラウジングセッションを行う場合、データパケットは、最初はＬＴＥを介しセルラー網上で搬送されるだろう。しかし、あるときにＷＬＡＮ ＡＰ１０４Ａを通してＷＬＡＮへデータパケットのいくらかあるいは全てをオフロードすることを決定してもよい。オフロードの決定は以下に説明されるように、課金情報に少なくとも一部基づく。

図２は、セルラーネットワークでの通信のための基地局１０２（例えば、基地局１０２Ａから１０２Ｎの１つ）とＷＬＡＮでの通信のためのＷＬＡＮ ＡＰ１０４（例えば、ＷＬＡＮ ＡＰ１０４Ａから１０４Ｂの１つ）と通信するユーザ端末（ＵＥ）１０６（例えば、デバイス１０６Ａか１０６Ｂの１つ）を表している。ＵＥ１０６は、セルラー通信能力とＷＬＡＮ通信能力とを備えるデバイスであり、モバイルフォン、ハンドヘルドデバイス、コンピュータ、タブレット、全ての無線デバイス等である。

ＵＥ１０６はメモリに格納されるプログラム命令を実行するように構成されるプロセッサを含んでもよい。ＵＥ１０６は、このように格納される命令を実行することによりここに記載の実施形態の方法を実行する。あるいは加えて、ＵＥ１０６は、ここに記載の実施形態のいずれかの方法あるいは実施形態の方法のいずれかの部分を実行するように構成されるＦＰＧＡ（フィールドプログラマブルゲートアレイ）等のようなプログラム可能なハードウェア要素を含んでもよい。

上記したように、ＵＥ１０６は様々なセルラーＲＡＴのどれを用いて通信できるように構成されてよい。例えば、ＵＥ１０６は、ＧＳＭ、ＣＤＭＡ２０００、ＬＴＥ、ＬＴＥ−Ａの１つ以上を使って通信するように構成できる。ＵＥ１０６はＷＬＡＮを介しても通信できる。他の無線通信技術の組合せも可能である。

図３は、例示的に３ＧＰＰ準拠のセルラー網とＷＬＡＮ等の複数の通信システムを含む無線通信の概要を平易に示す。

図に示されているように、ＵＥ１０６は、ｅＮｏｄｅＢ１０２として例示的に示されている基地局と通信できる。同様に、ｅＮｏｄｅＢは、エボルブドパケットコア（ＥＰＣ）１００として例示的に示されているコアネットワークと接続ができる。図に示されるように、ＥＰＣ１００は、モビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ）３２２、ホーム加入者サーバ（ＨＳＳ）３２４、サービングゲートウェイ（ＳＧＷ）３２６、アクセスネットワーク発見及び選択機能（ＡＮＤＳＦ）３２８、エボルブドパケットデータゲートウェイ（ｅＰＤＧ）３３０、ＰＤＮ（パケットデータネットワーク）ゲートウェイ（ＰＧＷ）を含む。ＥＰＣ１００は当業者に知られている様々な他のデバイスやエンティティを含んでもよい。

また、ＵＥ１０６は図に示されるようにＷＬＡＮ ＡＰ１０４と通信してもよい。ＷＬＡＮ ＡＰ１０４は、例えばｅＰＤＧ３３０を使ってＥＰＣ１００に接続できる。これによりＵＥ１０６は、他のＵＥとデータパケットの送信と受信とをセルラー網かＷＬＡＮネットワークのいずれかを介して通信できる。

（図４ ＵＥの例示的なブロック図）
図４はＵＥ１０６の例示的なブロック図を示している。ＵＥ１０６は様々な目的のための部分を含んでいるシステムオンチップ（ＳＯＣ）４００を含む。例えば、ＳＯＣ４００は、ＵＥ１０６のためにプログラム命令を実行するプロセッサ４０２とグラフィック処理を実行し表示信号をディスプレイ４６０へ提供するディスプレイ回路とを含む。プロセッサ４０２はメモリ管理ユニット（ＭＭＵ）４４０に接続されている。ＭＭＵ４４０はプロセッサ４０２からアドレスを受け取り、アドレスを、メモリ（例えばメモリ４０６、リードオンリーメモリ（ＲＯＭ）４５０、ＮＡＮＤフラッシュメモリ４１０）の位置やディスプレイ回路４０４、無線通信回路４３０、接続Ｉ／Ｆ４２０、ディスプレイ４６０等の他の回路やデバイスへ翻訳するように構成される。ＭＭＵ４４０はメモリ保護、ページテーブルの翻訳やセットアップを実行するように構成される。いくつかの実施形態では、ＭＭＵ４４０はプロセッサ４０２の一部分として含まれてもよい。

また、ＳＯＣ４００はＵＥ１０６の様々な他の回路に接続されてもよい。例えば、ＵＥ１０６は様々なタイプのメモリ（例えばＮＡＮＤフラッシュ４１０を含む。）、接続Ｉ／Ｆ４２０（例えば、コンピュータシステム、ドック、充電スタンド等への接続のための）、ディスプレイ４６０、無線通信回路４３０（例えばＬＴＥ、ＣＤＭＡ２０００、ブルートゥース、ＷｉＦＩ等のための）、ユーザＩ／Ｏ（例えば、タッチスクリーン、キーボードなどのユーザ入力デバイス、スピーカ、触覚的なフィードバックジェネレータ等）を含むことができる。

上記したように、ＵＥ１０６は複数の無線通信技術を使って無線で通信できるように構成されている。さらに上記したように、無線通信回路４３０は、複数の無線通信技術で共用される無線構成要素や１つの無線通信技術に従って使うための排他的に構成される無線構成要素を含む。図に示すようにＵＥ１０６は、セルラー基地局や他のデバイスと無線通信するための少なくとも１つのアンテナ（あるいは、例えばＭＩＭＯや様々な可能な異なる無線通信技術の実装のための複数のアンテナ）を含む。

さらにこの後に説明されるように、ＵＥ１０６はここに説明される方法の部分または全てを実装するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含んでいる。ＵＥ１０６のプロセッサ４０２はここに説明される特徴の部分または全てを、記憶媒体（例えば非一時的なコンピュータ可読記録媒体）に格納されるプログラム命令を実行することにより、実行するように構成される。あるいは加えて、プロセッサ４０２は、ＦＰＧＡ（フィールドプログラマブルゲートアレイ）、ＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）等のプログラマブルハードウェア要素として構成されてもよい。あるいは加えて、ＵＥデバイス１０６のプロセッサ４０２は他の構成要素４００、４０４、４０６、４１０、４２０、４３０、４３５、４４０、４５０、４６０の１以上と協同してここに説明される特徴の部分または全てを実行するように構成されてもよい。

（図５ 通信ノード）
図５は通信ノード５００のブロック図を例示的に示す。様々な実施形態で、通信ノード５００は基地局１０２かＷＬＡＮ ＡＰ１０４かのいずれかを示す。ここで、図５の基地局は可能な通信ノードのほんの一例である。図に示されるように通信ノード５００は、通信ノード５００のためにプログラム命令を実行するプロセッサ５０４を含む。プロセッサ５０４はメモリ管理ユニット（ＭＭＵ）５４０に接続される。ＭＭＵ５４０は、プロセッサ５０４からアドレスを受け取り、それらのアドレスをメモリ（例えば、メモリ５６０やリードオンリーメモリ（ＲＯＭ）５５０）の位置や他の回路やデバイスへ翻訳する。

通信ノード５００は少なくとも１つのネットワークポート５７０を含んでもよい。ネットワークポート５７０は電話網に接続するよう構成され、ＵＥ１０６等の複数のデバイスに上記の電話網へアクセスを提供する。

ネットワークポート５７０（またはさらなるネットワークポート）はまた、例えばセルラーサービスプロバイダのコアネットワークであるセルラー網へ接続されるように構成されてもよい。コアネットワークはモビリティに関連するサービスまたは他のサービスをＵＥ１０６等の複数のデバイスへ提供する。ある場合は、ネットワークポート５７０はコアネットワーク経由で電話網に接続してもよく、あるいはコアネットワークが電話網（例えば、セルラーサービスプロバイダによりサービスされる他のＵＥ間）を提供してもよく、両方またはいずれか一方でもよい。

ネットワークポート５７０（またはさらなるネットワークポート）は、ホームネットワークや会社のネットワーク等のローカルネットワークへ接続されるようにも構成されてよい。例えばポート５７０はイーサネット（登録商標）ポートでもよい。ローカルネットワークはインターネット等のさらなるネットワークへの接続性を提供できる。

通信ノード５００は少なくとも１つのアンテナ５３４を含む。少なくとも１つのアンテナ５３４は、無線トランシーバとして動作するように構成され、さらに無線通信回路５３０を介してＵＥ１０６と通信するように構成されてもよい。アンテナ５３４はコミュニケーションチェーン（ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ ｃｈａｉｎ）５３２を介して無線通信回路５３０と通信する。コミュニケーションチェーン５３２は受信チェーン、送信チェーン、あるいはその両方である。無線通信回路５３０は、ＬＴＥ、ＬＴＥ−Ａ、ＧＳＭ、ＷＣＤＭＡ、ＣＤＭＡ２０００、ＷｉＦｉ等を含み、これに限定されない様々な無線通信技術を介して通信するように構成される。

通信ノード５００のプロセッサ５０４は、例えば記憶媒体（非一時的コンピュータ可読記録媒体）に格納されるプログラム命令を実行することにより、ここに説明される方法の一部または全てを実行するように構成される。あるいは、プロセッサ５０４は、ＦＰＧＡやＡＳＩＣあるいはそれらの組合せ等のプログラマブルハードウェア要素として構成されてもよい。

（図６ オフロードを判定するのに使用するための課金データの提供）
図６は、オフロードの判定に使用するための課金データを提供する方法を説明するフローチャートである。図６に示される方法は、上の図に示されるシステム、デバイスや他のデバイスと共に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、図６の方法は移動通信網のＥＰＣ１００により実行されてもよい。より詳しくは、いくつかの実施形態では図６の方法は図３のＡＮＤＳＦ３２８により実施されてもよい。様々な実施形態では、示される方法の要素のいくつかは示されているのとは異なる順番でまたは省略されて共に実施される。なお、要望により追加の方法の要素が実施されてもよい。本方法は以下のように行われる。

６０２に示すように、図１から４のＵＥ１０６等からＵＥの周辺の無線アクセスネットワークに関する情報の要求が受信される。例えば、要求は図３のｅＮｏｄｅＢ１０２等の基地局を経由してＡＮＤＳＦ３２８で受信される。用語「無線アクセスネットワーク」は、セルラーネットワークとＷＬＡＮの両方を含んでもよい。ここで、ＵＥ１０６は、例えばＬＴＥを使ってセルラーネットワークを介してデータ通信をしている。そして、ＵＥ１０６がセルラーネットワークから他の無線アクセスネットワークへパケットをオフロードすることができるためのいずれかの追加の無線アクセスネットワークの範囲内にあるかどうか調べるための要求をする。

６０４では、ＵＥ１０６の位置が検出される。例えばいくつかの実施形態では、ＵＥ１０６は移動通信網内のＡＮＤＳＦ３２８または他のエンティティへ自分の位置を提供する。他の実施形態では、例えばこの分野で知られている他の技術を使ってＵＥ１０６の位置を判定できる。

６０６では、ＵＥ１０６の周辺の無線アクセスネットワークに関する情報がＵＥ１０６へ提供される。いくつかの実施形態では、６０２でＵＥ１０６から要求を受信するのに応答して情報がＵＥ１０６へ提供されてもよい。あるいは追加的に、ＵＥ１０６からの要求無しでＵＥ１０６へ情報が提供されてもよい。例えば、ＡＮＤＳＦ３２８は、ネットワークトリガーに基づいてまたはＵＥ１０６との前の通信の結果として、情報を提供する。

いくつかの実施形態では、無線アクセスネットワークはＨｏｔＳｐｏｔ２．０（ＨＳ２．０）と互換性のあるＷＬＡＮであり、提供される情報は、例えばＨｏｔＳｐｏｔ２．０（リリース２）技術規格に定義される、移動通信網事業者による優先ローミングパートナーのリストをリストするＰｒｅｆｅｒｒｅｄＲｏａｍｉｎｇＰａｒｔｅｎｅｒＬｉｓｔを含んでもよい。他の実施形態では、無線アクセスネットワークはＨＳ２．０互換ではなく、提供される情報は、移動通信ネットワーク事業者による優先無線アクセスネットワーク識別子をリストするＰｒｅｆｅｒｒｅｄＳＳＩＤＬｉｓｔを含んでもよい。いくつかの実施形態では提供される情報は、ＵＥ１０６の周辺の無線アクセスネットワークに関する、例えばＷＬＡＮやＷｉＭＡＸ等のアクセス技術のタイプ、他の技術に特有な情報、例えば１以上のキャリア周波数、正当性条件、すなわち提供されるアクセスネットワーク発見情報が有効（このような条件は、例えば位置）であることを示す条件等の追加の情報をさらに含んでもよい。

提供される情報は、ＵＥ１０６の周辺の無線アクセスネットワークに関する課金データをさらに含んでもよい。特に、情報はＵＥ１０６の周辺のＷＬＡＮに関する課金データを含む。いくつかの実施形態では、移動通信網の事業者は適用される課金ルールに関する的確な情報を提供することはできない。例えば、３ＧＰＰ ＥＰＣはアプリケーションサーバが配信するサービスの課金ルールを動的に制御することをアプリケーションサーバにさせてもよい。さらに、様々なＩＰフローに対する課金はＡＮＤＳＦにより提供される、インターシステムルーチングポリシー（ＩＳＲＰ）のようなトラヒック操作ルールに依存してもよい。例えば、ＩＳＲＰがシームレスではないＷＬＡＮオフロード（ｎｏｎ−ｓｅａｍｌｅｓｓ ＷＬＡＮ Ｏｆｆｒｏａｄ（ＮＳＷＯ））についてのルールを含む場合、ユーザはＮＳＷＯに依存するトラヒックについて全く課金されないだろう。しかし、オペレータのコアネットワークを通るＥＰＣルートのトラヒックについては課金されるだろう。

しかし、ある実施形態では、提供される課金データはセルラー通信ネットワークからＵＥ１０６の周辺の１以上の（例えばそれぞれの）無線アクセスネットワークへデータオフロードするための課金基準に関するハイレベルなガイドラインを含んでもよい。例えば、1つの例では、ハイレベルなガイドラインは、移動通信網から第１のＷＬＡＮへオフロードされるトラヒックの課金（ｂｉｌｌｉｎｇ）が、無料、ホーム、ローミングの３つのカテゴリのうちのどれに入るかどうか規定するデータを含んでもよい。例えば、「無料」カテゴリはセルラー通信ネットワークから規定されるＷＬＮへオフロードされるデータについてのデータ通信費がユーザにはかからないことを示す。「ホーム」カテゴリは、セルラー通信ネットワークから規定されるＷＬＡＮへオフロードされるデータは、ホームでの使用に関する無線データプランにしたがって費用がかかることを示す。例えば、データ転送は、ユーザのホームセルラー網を介してデータを転送されるのと同じ料金体系にしたがって課金される。「ローミング」カテゴリは、セルラー通信ネットワークから指定のＷＬＡＮへオフロードされるデータは、訪問先のネットワークの使用に関する無線データプランにしたがう費用がかかることを示す。例えば、データ転送は、ユーザがローミングしているセルラー網を介してデータを転送するのと同じ料金体系にしたがって課金される。いくつかの実施形態では、課金データは、ＰｒｅｆｅｒｒｅｄＲｏａｍｉｎｇＰａｒｔｎｅｒＬｉｓｔノードまたはＰｒｅｆｅｒｒｅｄＳＳＩＤＬｉｓｔノードにおける各エントリに対するＣｈａｇｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ文字列ノードまたは他のノードを含む。例えば、ＣｈａｒｇｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎノードは「無料」、「ホーム」、「ローミング」を規定するように構成されてもよい。図１０は、ＨＳ２．０ リリース２規格において規定され、ＰｒｅｆｅｒｒｅｄＲｏａｍｉｎｇＰａｒｔｎｅｒＬｉｓｔノードのリーフとしてＣｈａｒｇｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎノードを含むようアップデートされるＰｅｒＰｒｏｖｉｄｅｒＳｕｂｓｃｒｉｐｔｉｏｎ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ ｏｂｊｅｃｔの部分を表す図である。

６０８では、通信トラヒックをＷＬＡＮへオフロードするかどうかに関するルールがＵＥ１０６へ提供される。いくつかの実施形態では、ＵＥ１０６から受信される要求への応答に応じてルールがＵＥ１０６へ提供される。あるいは、又はさらにＵＥ１０６からの要求なしにＵＥ１０６へ情報が提供される。例えば、ＡＮＤＳＦ３２８は、ネットワークトリガーに基づいてまたはＵＥ１０６との前の通信の結果として情報を提供してもよい。ルールは６０６で提供される情報に含まれていてもよい。あるいは、別に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、提供されるルールは、上記に参照されて組み込まれた３ＧＰＰ ＴＳ２３．４０２ ｖ１２．８．０によるＡＮＤＳＦに関して規定されるＷＬＡＮ選択ポリシー（ＷＬＡＮＳＰ）を含んでもよい。詳しくは、ＷＬＡＮＳＰは、ＵＥ１０６がＷＬＡＮアクセスネットワークをどう選択あるいは再選択するかを決定するオペレータ定義のルールである。ＵＥ１０６は複数のネットワークからＷＬＡＮＳＰルールを供給されてもよい。図１１は、３ＧＰＰ ＴＳ２４．３１２ ｖ１２．８．０により定義され、ＰｒｅｆｅｒｒｅｄＲｏａｍｉｎｇＰａｒｔｎｅｒＬｉｓｔノードのリーフとしてＣｈａｒｇｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎノードを含むようアップデートされる、ＷＬＡＮＳＰに関する、ＡＮＤＳＦ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ ｏｂｊｅｃｔの一部を表す図である。いくつかの実施形態では、インターシステムモビリティポリシー（ＩＳＭＰ）、インターシステムルーチングポリシー（ＩＳＲＰ）、インターＡＰＮルーチングポリシー（ＩＡＲＰ）等の他のルールも提供されてもよい。

いくつかの実施形態では、提供されるルールは、有効条件、すなわち時刻、位置情報（ｇｅｏｌｏｃａｔｉｏｎ）、ネットワークロケーション等の、いつ提供されるルールが有効か示す条件を含んでもよい。提供されるルールは選択のために好ましくはない、ＨＳ２．０ Ｒｅｌ−２規格により定義されるＳＰＥｘｃｌｕｓｉｏｎＬｉｓｔ等のＳＳＩＤのリストを含んでもよい。提供されるルールは優先度順のＷＬＡＮ選択基準を含んでもよい。いくつかの実施形態では、選択基準は１以上の無線ネットアクセスネットワークの次の属性、ＰｒｅｆｅｒｒｅｄＲｏａｍｉｎｇＰａｒｔｎｅｒＬｉｓｔ、ＭｉｎｉｍｕｍＢａｃｋｈａｕｌＴｈｒｅｓｈｏｌｄ、ＭａｘｉｍｕｍＢＳＳＬｏａｄ、ＲｅｑｕｉｒｅＰｒｏｔｏＰｏｒｔＴｕｐｌｅ、ＰｒｅｆｅｒｒｅｄＳＳＩＤＬｉｓｔ、ＣｈａｒｇｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎに基づく。一例として、ＷＬＡＮＳＰルールは選択基準の次のグループを含む。

優先順位１の選択基準のグループ
ＰｒｅｆｅｒｒｅｄＲｏａｍｉｎｇＰａｒｔｎｅｒＬｉｓｔ＝ｐａｒｔｎｅｒ１．ｃｏｍ、ｐａｒｔｎｅｒ２．ｃｏｍ
ＭａｘｉｍｕｍＢＳＳＬｏａｄ＝６０
優先順位２の選択基準のグループ
ＰｒｅｆｅｒｒｅｄＳＳＩＤＬｉｓｔ＝ｍｙｏｐｅｒａｔｏｒ
ＭｉｎｉｍｕｍＢａｃｋｈａｕｌＴｈｒｅｓｈｏｌｄ＝２Ｍｂｐｓ ｉｎ ｔｈｅ ｄｏｗｎｌｉｎｋ
ＣｈａｒｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ＝Ｆｒｅｅ
ＷＬＡＮがグループの全ての基準を満たすときに、そのＷＬＡＮは選択基準のグループに適する。

いくつかの実施例では提供されるルールは、１以上のネットワークについての課金情報等の無線アクセスネットワークに関する情報の一部または全てを組み入れることができる。例えば、提供されるルールは優先順のネットワークの番号付リストを含んでもよい。番号付のリストは、例えばＡＮＤＳＦや情報を様々な選択基準に適用することにより作られる。番号付リストは情報を考慮してＵＥに最も好ましいネットワークに関して通知する。

（図７ 課金データを使うオフロードの判定）
図７は、図６に関して上記で説明した課金データ等を使ってオフロードの判定をする方法を説明する図である。図７に示される方法は上記の図に示されるシステムやデバイス、他のデバイスと共に使用される。いくつかの実施形態では、図７の方法は図１−４に示すＵＥ１０６により実行されてもよい。様々な実施形態で示されている方法の要素のいくつかは同時にまたは異なる順序または省略されて実行されてもよい。所望により追加の方法要素が実行されてもよい。方法は次のように行われる。

７０２に示されるように、ＵＥ１０６は、ＵＥ１０６の周辺の無線通信アクセスネットワークに関する移動通信網からの情報を要求する。例えば、いくつかの実施形態では、ＵＥ１０６は図３のＡＮＤＳＦ３２８等からの情報を要求してもよい。

７０４では、ＵＥ１０６は位置情報を提供する。ＵＥ１０６は、組み込まれたＧＰＳシステムや他の技術によるＧＰＳ座標に基づいてＵＥ１０６の位置を提供する。７０２でのＵＥ１０６による利用可能な無線アクセスネットワークについての情報の要求と７０４での位置情報の提供とに基づいて、図６の方法が上記で説明したように行われる。

７０６で、ＵＥ１０６は移動通信網から要求した情報を受信する。例えば、いくつかの実施形態では、ＵＥ１０６はＡＮＤＳＦ３２８から情報を受信する。受信された情報は、図６について説明された実施形態のいずれかによる情報を含む。例えば、情報はＵＥ１０６の周辺の無線通信アクセスネットワークに関する課金データを含む。より詳しくは、情報はＵＥ１０６の周辺の少なくとも第１のＷＬＡＮに関する課金データを含む。

７０８では、ＵＥ１０６は通信トラヒックを移動通信網から特定のＷＬＡＮへオフロードするかどうかに関するルールを移動通信網から受信する。例えば、いくつかの実施形態では、ＵＥ１０６はＡＮＤＳＦ３２８からルールを受信する。受信されたルールは、図６に関して説明した実施形態のいずれかにしたがうルールを含む。

７１０で、ＵＥ１０６は第１のＷＬＡＮを検出する。言い換えれば、ＵＥ１０６は第１のＷＬＡＮへのインターフェイスとして動作するＷＬＡＮホットスポットの存在を検出する。

７１２で、ＵＥ１０６は受信したルールに少なくとも一部基づいて通信トラヒックを移動通信網から第１のＷＬＡＮへオフロードするかどうか判定する。例えば、いくつかの実施形態では、受信したルールは優先順のネットワークの番号付きリストを含んでもよく、ここでリストは、少なくとも課金データを様々な選択基準に適用することにより作られる。この例では、ＵＥは、第１のＷＬＡＮがセルラー通信ネットワークよりも優先されるとしてリストされていること及び現在、第１のＷＬＡＮはオフロード通信トラヒックに利用可能であること、を判定することにより、通信トラヒックをセルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへオフロードするかどうか判定する。

さらに判定は、第１のＷＬＡＮに関する課金データに基づいてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ＵＥ１０６は、課金データを考慮すればＷＬＡＮがセルラー通信ネットワークより優先しているかどうか判定するために、第１のＷＬＡＮに関する課金データを受信したルールに適用する。

判定は、さらにユーザ選択に基づいてもよい。そのようなユーザ選択は、ＵＥ１０６のメモリに格納される。いくつかの実施形態において、ユーザ選択は受信したルールより優先してもよい。

例えば、ＵＥ１０６は、ＵＥ１０６の周辺の無線アクセスネットワークに関する情報を受信することを考慮し、現在、ＵＥ１０６の周辺のそれぞれの無線アクセスネットワークについてどのルールが適合するか判定する。ＵＥ１０６は適合するルールに基づいて優先順位をさらに判定する。そしてＵＥ１０６は、判定した優先度及びユーザ選択の少なくともいずれかに基づいて最も適した利用可能な無線アクセスネットワークを選択する。例えば、１つの可能性のあるシナリオでは、ユーザ選択は、課金データＣｈａｒｇｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ＝無料であるＷＬＡＮはどれもセルラーネットワーク（例えば、ｅＮｏｄｅＢを経由するＥＰＣへの接続）より優先することを規定する。もう一つの可能性のあるシナリオでは、ユーザ選択は、セルラー通信ネットワークが課金データＣｈａｒｇｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ＝ローミング（Ｒｏａｍｉｎｇ）であるどのＷＬＡＮに対して優先することを規定する。第１のＷＬＡＮがセルラー通信ネットワークに対して優先すると判定されると、ＵＥ１０６は、通信トラヒックをセルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへオフロードする。

７１４では、ＵＥ１０６は、ＵＥにより第１のＷＬＡＮへオフロードされたトラヒックに関する課金情報を示す表示をＵＥ１０６のディスプレイに表示する。

図８は、ディスプレイに課金情報を示す画像８０４を表示するＵＥ１０６のディスプレイの画面コピーの例である。異なるまたは追加のアイコン、図または他の画像を含む他の実施形態も考えられる。音や触覚などの図ではない指示も考えられる。

この例では、ＵＥ１０６のディスプレイは、この分野では知られているようにＵＥ１０６により受信される通信信号の信号強度を示す画像（アイコン）８０２を表示している。例えば、画像８０２の表示される、満たされているバーの数は受信された信号の強度を示す。バーの数が多いほどより強い信号を表す。

ＵＥ１０６のスクリーンは、第１の無線アクセスネットワークを伝送される通信トラヒックのコストを示す画像（アイコン）８０４を表示してもよい。画像は、現在受けるだろう課金コストに基づいて提供される複数個のドル記号を含んでもよい。例えば、画像８０４は、第１のＷＬＡＮに関する受信した課金データの少なくともサブセットを反映する。例えば、１つの例では、いちばん左のドル記号の１つみの表示は、第１のＷＬＡＮについての受信した課金データが「無料」であることを示す。すなわち、ユーザはセルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへのデータオフロードに対するデータ伝送コストを受けない。同様に、左の２つのドル記号（小さいドル記号と中くらいのドル記号）の表示は、受信された第１のＷＬＡＮについての課金データが「ホーム」であることを示す。「ホーム」は、第１のＷＬＡＮの使用についての課金コストがおおよそホームセルラーネットワークのコストと同じことを意味する。３つの全てのドル記号（小さいドル記号、中くらいのドル記号と大きなドル記号）の表示は、第１のＷＬＡＮについての受信された課金データが「ローミング」であることを示す。したがって、コストは、ユーザがローミングしているセルラーネットワークでデータ伝送を行うのと同じ料金体系にしたがう。

このように、画面コピーの画像８０４に示される３つのドル記号アイコンはユーザに現在の課金情報を伝える。

様々なタイプの画像やアイコンのいずれかを現在の課金情報を表示することに使うことができる。もう一つの例では、各ドル記号アイコンは同じサイズであり、光っているまたは満たされているドル記号の数は課金の量を示す。

ユーザへ第１の無線アクセスネットワークで伝送される通信トラヒックのコストを示す情報を提供することは、セルラーネットワーク事業者に都合がよい。例えば、トラヒック管理を容易にし、ユーザ体験を向上させる。例えば、ネットワークサービスへの要求が高い場所では、セルラーネットワーク事業者は、セルラーネットワークへの要求を減らすために、様々なユーザの通信トラヒックをＷＬＡＮへオフロードすることにより利益を得る。同様に、セルラーネットワークの信号が弱い場所では、より強い信号を有するＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードすることによりユーザ体験は向上する。この目的を達成するためにセルラーネットワーク事業者はそのような場所にＷＬＡＮを作ってもよい。または、会費制のプロバイダ等の存在しているＷＬＡＮプロバイダと提携してもよい。このように、ＵＥ１０６へ、できるだけ多くの利用可能なＷＬＡＮに関する課金情報と、課金データに基づいてＷＬＡＮを選択するためのルールと、を提供することは、セルラーネットワーク事業者に都合が良いオフロードを容易にする。

しかし、ユーザは、自分が認めていないＷＬＡＮ、特に会費制のＷＬＡＮへＵＥ１０６が接続していることに気づくと、ユーザは望んでいないＷＬＡＮの利用課金を避けるために、セルラーネットワークへ再接続するために上に説明したネットワーク選択を手動で解除するかもしれない。このユーザの行為はセルラーネットワーク事業者のトラヒック管理の努力をだめにするかもしれない。しかし、この行為は、ＷＬＡＮで通信トラヒックを伝送するコストを示す情報をユーザへ提供することにより回避される。例えば、選択されたＷＬＡＮの使用が追加的なコストを受けないことを知らされたユーザは、上に説明したネットワーク選択を解除する動機を持たないだろう。

一実施形態では、画像８０４は、ＵＥ１０６が現在ＷＬＡＮを使用していないとしても、このＷＬＡＮの課金情報を提供するのに使用されてよい。このように、画像８０４は、近くのＷＬＡＮの可能性のある課金情報を提案するのに使用されてよい。こうしてユーザは、データをどのように（どのネットワークで）送受信するかということに関するインテリジェントな決定をすることができる。課金情報のユーザへの提示は、ユーザがＵＥ１０６での自分のデータセッションのコストをインテリジェントに管理を可能にするのに役立つ。

いくつかの実施形態では、ＵＥ１０６は、課金情報を示す画像に応答してユーザがユーザ選択を変更することを許してもよい。例えば、ＵＥ１０６が第１のＷＬＡＮに関する課金情報を示す画像を表示している間に、ユーザはＵＥ１０６へ、セルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするための希望または命令を示す入力を提供してよい。入力に応答してＵＥは、通信トラヒックを第１のＷＬＡＮへオフロードする。あるいは、入力に応答してＵＥは、例えば図７のステップ７１２にあるような、ＡＮＤＳＦ３２８から受信されたルールを評価してもよい。

他の例では、ＵＥ１０６は、ユーザへ第１のＷＬＡＮへ接続する前に、例えば図７のステップ７１２の間またはステップ７１２の次に、セルラー通信ネットワークから第１のＷＬＡＮへの通信トラヒックのオフロードを認可することを促す。ここで課金情報を示す画像は、この促す動作に関連して表示される。例えば、ＵＥ１０６は、課金情報が「無料」ではないＷＬＡＮまたは課金データが現在のセルラーやＷＬＡＮ接続よりも高い課金レートを示すＷＬＡＮへオフロードすることを認可するように促してもよい。この促す動作に応答して、ユーザはＵＥ１０６のユーザ入力を介して第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードすることを認可してもよい。

（図９ アクセスネットワークの発見と選択機能）
図９は、ＡＮＤＳＦエンティティ３２８の例示的なブロック図である。図９のＡＮＤＳＦ３２８は可能性のあるＡＮＤＳＦ３２８の単に一例であることに注意されたい。図に示すようにＡＮＤＳＦ３２８は、ＡＮＤＳＦ３２８のためにプログラム命令を実行するプロセッサ９０４を有してよい。プロセッサ９０４はメモリ管理ユニット（ＭＭＵ）９４０に接続されてよい。ＭＭＵ９４０はプロセッサ９０４からアドレスを受け取り、アドレスをメモリ（例えば、メモリ９６０、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）９５０）の中の位置や他の回路または装置へ翻訳するように構成されている。

ＡＮＤＳＦ３２８は少なくとも１つのネットワークポート９７０を有してよい。ネットワークポート９７０は１以上の基地局、セルラーコアネットワークエンティティまたは装置の少なくともいずれかに接続されるように構成される。

ＡＮＤＳＦ３２８は、事業者のポリシーによるネットワーク発見及び選択アシスタントデータを、ＵＥ１０６等の複数の装置へ提供してよい。例えば、ＡＮＤＳＦ３２８は課金データを含む、無線アクセスネットワークに関するアクセスネットワーク発見情報をＵＥ装置１０６へ提供する責任がある。例えば、ＡＮＤＳＦ３２８は、通信トラヒックを無線アクセスネットワークへオフロードするかどうかに関するルールをＵＥ装置１０６へ提供する責任がある。例えば、このルールはＷＬＡＮＳＰ、ＩＳＭＰ、ＩＳＲＰ、ＩＡＲＰ等を含んでよい。

ＡＮＤＳＦ３２８は、図１から３の基地局１０２のような基地局（例えばｅＮＢ）やコアネットワークエンティティまたはコアネットワーク装置等と様々な通信プロトコルやインターフェイスのいずれかにより通信できる。一例として、３ＧＰＰでは、ＭＭＥ３２２はＰＣ２、ＰＣ３、ＰＣ４、ＰＣ６、ＰＣ７および他のセルラーネットワークの構成要素と通信するための様々な他の通信プロトコルやインターフェイスの少なくともいずれかを使ってよい。

ＡＮＤＳＦ３２８のプロセッサ９０４は、記憶媒体（非一時的なコンピュータ可読記憶媒体）に格納されたプログラム命令を実行することにより、ここに記載の方法の一部または全部を実行するように構成されてよい。あるいは、プロセッサ９０４は、ＦＰＧＡ（フィールドプログラマブルゲートアレイ）やＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）等のプログラム可能なハードウェア要素として構成されてもよい。

（追加実施形態）
以下のパラグラフでさらに実施形態を例示する。

第１の例示的な実施形態は、セルラー通信ネットワークから無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）へ通信トラヒックをオフロードする方法を提供する。例えば、この方法は、セルラーコアネットワークのアクセスネットワーク発見及び選択機能（ＡＮＤＳＦ）により実行される。この方法はユーザ装置（ＵＥ）の位置を検出することを含み、ＵＥの周辺の１以上のＷＬＡＮに関する情報をＵＥへ提供する。ここで、この情報は１以上のＷＬＡＮに関する課金データを含む。そして、通信トラヒックをセルラー通信ネットワークからＷＬＡＮへオフロードするかどうかに関する１以上のルールをＵＥへ提供する。ここで、１以上のルールは課金データに基づいて動作を規定する。

この例示的な実施形態において、この方法は上記情報についての要求をＵＥから受信することを含む。ここで、上記情報をＵＥへ提供することは上記要求への応答である。

この例示的な実施形態において、１以上のＷＬＡＮはＨｏｔＳｐｏｔ２．０互換ネットワークであってよい。さらに、ＵＥへ提供される情報は、優先ローミングパートナーのリスト、優先無線アクセスネットワーク識別子のリスト、の少なくとも１つを含んでよい。例えば、上記情報はＨｏｔＳｐｏｔ２．０互換のＷＬＡＮを含む優先ローミングパートナーのリストを含んでもよい。さらに、あるいは代わりに、情報はＨｏｔＳｐｏｔ２．０互換ネットワークではないＷＬＡＮを含む優先無線アクセスネットワーク識別子を含んでよい。

この例示的な実施形態では、課金データは、セルラー通信ネットワークから１以上のＷＬＡＮの少なくとも第１のＷＬＡＮへオフロードされたトラヒックの課金が、無料か、ホームネットワークの使用に関する無線データプランに従って管理されるか、ローミングネットワークの使用に関する無線データプランに従って管理されるか、を規定するデータを含んでよい。

開示される実施形態は様々な形で実現される。例えば、いくつかの実施形態はコンピュータに実装された方法、コンピュータ可読記憶媒体、あるいはコンピュータシステムとして実現される。他の実施形態は１以上のＡＳＩＣ等のカスタムデザインされたハードウェア装置を使って実現される。さらに他の実施形態は、ＦＰＧＡ等の１以上のプログラマブルなハードウェア素子を使って実現される。

いくつかの実施形態では、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体がプログラム命令及びデータの少なくともいずれかを格納するように構成される。ここで、プログラム命令はコンピュータシステムにより実行されて、コンピュータシステムに方法を実行させる。方法は、例えば、ここに記載された方法の実施形態のいずれか、ここに記載された方法の実施形態の組合せ、またはここに記載された方法の実施形態のいずれかのサブセットあるいはサブセットの組合せである。

いくつかの実施形態では、装置（例えば、基地局１０２、ＵＥ１０６、ＡＮＤＳＦ３２８）はプロセッサ（またはプロセッサのセット）と記憶媒体を含むように構成される。ここで、記憶媒体はプログラム命令を格納する。プロセッサは記憶媒体からプログラム命令を読み出して実行するよう構成される。プログラム命令は、ここに記載された様々な方法の実施形態（またはここに記載された方法の実施形態の組合せ、またはここに記載された方法の実施形態のいずれかのサブセット、そのようなサブセットの組合せ）を装置に実行させることが可能である。装置は様々な形のいずれかで実現される。

実施形態は上記にかなり詳細に説明されており、上記の開示が十分に理解されれば、多くの変形や変更が明らかになる。次の特許請求の範囲はそのような全ての変形と変更とを含むと解されることが意図されている。

Claims (15)

1. 通信トラヒックをセルラー通信ネットワークから無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）へオフロードする方法であって、
   前記セルラー通信ネットワークで通信するユーザ端末（ＵＥ）により、
   前記ＵＥの周辺の１以上のＷＬＡＮに関する情報を前記セルラー通信ネットワークから受信する工程であって、前記情報は前記１以上のＷＬＡＮの第１のＷＬＡＮに関する課金データを含んでいる、工程と、
   特定のＷＬＡＮに関する課金データに基づいて前記セルラー通信ネットワークから前記特定のＷＬＡＮへ通信トラヒックオフロードするかどうかに関する１以上のルールを前記セルラー通信ネットワークから受信する工程と、
   前記第１のＷＬＡＮを検出する工程と、
   前記１以上のルールに少なくとも一部基づいて、前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうかを判定する工程と、
   を含む方法。
2. 前記情報及び前記ルールは、セルラー通信ネットワークのアクセスネットワーク発見及び選択機能（ＡＮＤＳＦ）から受信されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうか判定する工程は、前記第１のＷＬＡＮに関する前記課金データにさらに基づくことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記第１のＷＬＡＮに関する前記課金データは、前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへオフロードされるトラヒックの課金が、無料であるか、ホームネットワークの使用に関する無線データプランにより管理されるか、あるいはローミングネットワークの使用に関する無線データプランにより管理されるのかどうかを規定するデータを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記情報は、優先ローミングパートナーのリスト及び優先無線アクセスネットワーク識別子のリストの内の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうか判定する工程は、前記第１のＷＬＡＮに関する前記課金データに関する１以上のユーザ選択にさらに基づき、前記１以上のユーザ選択は前記ＵＥのメモリに記憶されていることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 前記第１のＷＬＡＮに関する前記課金データの少なくともサブセットを示す画像を前記ＵＥの表示部に表示することを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 前記ＵＥの前記表示部に前記画像が表示されている間に、前記ＵＥの入力デバイスから、前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ前記通信トラヒックをオフロードするための命令を受け取るステップをさらに含むことを特徴とする請求項７に記載の方法。
9. 前記画像を表示することは、前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ前記通信トラヒックをオフロードすることを判定することに応じるものであり、前記命令は前記通信トラヒックを前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ前記ＵＥがオフロードすることを認可することを求めるものであることを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. 無線のユーザ端末（ＵＥ）であって、
    前記ＵＥは、少なくとも一つのセルラー通信ネットワーク及び少なくとも一つの無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）を介して無線通信をするように構成される１以上のアンテナに接続される１以上の無線装置と、前記１以上の無線装置に動作可能に接続される処理要素を含み、
    前記処理要素は、
    １以上の無線装置を介して、前記ＵＥの周辺の１以上のＷＬＡＮに関する情報をセルラー通信ネットワークから受信し、ここで前記情報は前記１以上のＷＬＡＮに関する課金情報を含み、
    特定のＷＬＡＮに関する課金データに基づいて、前記セルラー通信ネットワークから前記特定のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうかに関する１以上のルールを前記セルラー通信ネットワークから受信し、
    前記１以上のＷＬＡＮの中の第１のＷＬＡＮを検出し、
    前記１以上のルールに少なくとも一部基づいて、前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうか判定するように構成されていることを特徴とする
    ユーザ端末。
11. 前記１以上のＷＬＡＮに関する前記課金データは、前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへオフロードされるトラヒックの課金が、無料であるか、ホームネットワークの使用に関する無線データプランにより管理されるか、あるいはローミングネットワークの使用に関する無線データプランにより管理されるのかどうかを規定するデータを含むことを特徴とする請求項１０に記載のユーザ端末。
12. 前記１以上のＷＬＡＮに関する前記課金データは、前記第１のＷＬＡＮに関する課金データを含み、前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ通信トラヒックをオフロードするかどうか判定することは、前記ＵＥのメモリに記憶される、前記第１のＷＬＡＮに関する前記課金データに関する１以上のユーザ選択にさらに基づくことを特徴とする請求項１０に記載のユーザ端末。
13. 前記ＵＥはさらに表示部を含み、
    前記処理要素はさらに前記ＵＥに前記表示部へ画像を表示させるように構成され、前記１以上のＷＬＡＮに関する前記課金データは前記第１のＷＬＡＮに関する課金データを含み、前記画像は前記第１のＷＬＡＮに関する前記課金データの少なくともサブセットを示すことを特徴とする請求項１０に記載のユーザ端末。
14. 前記ＵＥはさらに入力デバイスを含み、
    前記処理要素は前記ユーザ端末に、前記入力デバイスを介して前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ前記通信トラヒックをオフロードする命令を受け取らせるように構成され、前記命令は、前記表示部に前記画像が表示されている間に受け取られることを特徴とする請求項１３に記載のユーザ端末。
15. 前記画像を表示することは、前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ前記通信トラヒックをオフロードすることを判定することに応えるものであり、前記命令は、前記通信トラヒックを前記セルラー通信ネットワークから前記第１のＷＬＡＮへ前記ＵＥがオフロードすることを認可することを求めるものであることを特徴とする請求項１４に記載のユーザ端末。

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