JP2015209755A - 開閉部材の開閉補助装置 - Google Patents

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雅矢 岡元
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Abstract

【課題】圧縮バネを押さえる作動片がカバーの側壁を擦ることがなく、また子供や老齢者であっても重い開閉部材を容易に、そして安全に開閉することができる開閉部材の開閉補助装置を提供する。
【解決手段】開閉部材の開閉補助装置は、幅の狭い箱状で、長手方向の一端がバネ調整部となっており、他端が作動部となっているカバー10と、カバー10のバネ調整部に設置され、バネ受け21が外部からの操作によりカバー内を長手方向に移動するバネ力調整手段20と、カバー10の作動部に設置され、カバー内を長手方向に移動する作動片30と、作動片30に接してカバー10の作動部に設置され、本体の一側からレバー42が突出して形成されており、また本体の他側には面境を境にして停止曲面と作動曲面が形成されているカム40と、バネ力調整手段20のバネ受け21と作動片30間に設置される複数本の圧縮バネ50と、から構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、開閉部材、特に重量の重い開閉部材を開けるときには軽い力で容易に開けられ、しかも重い開閉部材を閉めるときには開閉部材の急激な落下を防いで安全に閉めることができるという開閉部材の開閉補助装置に関する。
一般に、複写機、ファクシミリ、スキャナー等の事務機は、開閉部材である蓋の一側が蝶番で軸支されており、他側を上方に持ち上げ、ガラス面に複写物、電送物等を乗せてから蓋の他側を下ろし、その後、複写や電送等の作業を行う。これらの蓋は、それ程重量のあるものではないが、複写物や電送物の交換時に蓋を軽い力で支えておくために、従来より事務機の蓋に設置する開閉補助装置が多数提案されていた。(特許文献1〜4)
特開2001−98839号公報 特開2003−129739号公報 特開2007−186884号公報 特開2010−266055号公報
従来の開閉部材の開閉補助装置(以下、開閉補助装置という)は、圧縮バネのバネ力がカムによって蓋に作用するようになっており、事務機の蓋のように重量の軽いものに限られていた。この蓋を持ち上げる力を補助する圧縮バネは、一本で十分であったが、圧縮バネが一本であると、カムと接して圧縮バネを押さえる作動片がカバー内を移動するとき、作動片が傾いてしまい、カバーの壁面を擦って移動に支障を来たすようになる。また従来の開閉補助装置は、圧縮バネが一本であったため、如何にバネ力の強い圧縮バネを用いても重量の重い開閉部材には適用できなかった。この重量の重い開閉部材とは、床下収納庫の蓋やゴミ袋一時保管箱の蓋のようなものである。
床下収納庫は、木材、樹脂、石材等でできたフローリングの一部を切り欠いて、床下に収納庫を設置し、その上をフローリングと同一材料で作製した蓋で覆うようになっている。木材や樹脂のフローリングにおける蓋は、蓋面積が小さい場合、重量も軽いため容易に開閉できるが、蓋面積が大きくなると、蓋の重量が重くなって蓋の開閉が容易に行えなくなる。またフローリングの材料が大理石や御影石等、重量の重い石材であった場合、床下収納庫の蓋も同じ石材を用いるため、その面積が小さくても重量が重くなり、やはり蓋の開閉が容易に行えなくなる。
ゴミ袋一時保管箱とは、ゴミ回収車がゴミ袋を回収する前に一時的にゴミ袋を保管しておく大きな箱である。ゴミが入れられたゴミ袋を回収する前に、ゴミ袋をそのままゴミ袋回収ステーションに置いておくと、カラスや野良犬、野良猫等の動物がゴミ袋を破って、中の残飯や野菜屑をあさる。するとゴミ袋回収ステーション近辺は、ゴミ袋の中のゴミが散らばってしまうため、環境衛生上問題となるばかりでなく、その清掃に手間がかかる。そこで近時ではゴミ袋回収ステーションに大きなゴミ袋一時保管箱を置いて、該保管箱内に回収前のゴミ袋を入れておき、ゴミ袋をあさる動物がゴミ袋に近づけないようにしている。このゴミ袋一時保管箱も蓋の一側が軸支されており、他側を上方に持ち上げることにより蓋を開けるものであるが、大きなゴミ袋一時保管箱や金属製のゴミ袋一時保管箱になると、蓋も重くなり、力のない子供や老齢者では、蓋の開閉が困難となるものであった。
また重量の重い開閉部材は、開けた後、閉めるときに開閉部材の重みで開閉部材が勢いよく落下し、手や指を挟む虞があった。従来の事務機に用いられていた開閉補助装置では、開閉部材を支える力が弱いため、重量の重い開閉部材に用いた場合、該開閉部材の急激な落下を防ぐことはできなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、圧縮バネを押さえる作動片がカバーの側壁を擦ることがなく、また子供や老齢者であっても重い開閉部材を容易に、そして安全に開閉することができるという開閉補助装置を提供することにある。
本発明は、幅の狭い箱状で、長手方向の一端がバネ調整部となっており、他端が作動部となっているカバー;カバーのバネ調整部に設置され、カバーの内側と略同一面積となっているバネ受けが外部からの操作によりカバー内を長手方向に移動するバネ力調整手段;
カバーの作動部に設置され、カバーの内側と略同一面積となっていて、カバー内を長手方向に移動する作動片;作動片に接してカバーの作動部に設置され、本体の一側からレバーが突出して形成されており、また該本体の他側には面境を境にして停止曲面と作動曲面が形成されているカム;前述バネ力調整手段のバネ受けと作動片間に設置される複数本の圧縮バネ;から構成されていることを特徴とする開閉部材の開閉補助装置である。
本発明の開閉補助装置は、カバー内に複数本の圧縮バネを設置してあるため、本発明の開閉部材を取り付けた重量の重い開閉部材の開閉が容易に行えるという操作性に優れているばかりでなく、作動片を複数本の圧縮バネが均等の力でカバー内を移動させることができることから、作動片が傾いて移動することがなく、カバーの側壁を擦ったり、側壁を傷付けたりすることがないという信頼性に優れたものでもある。また本発明の開閉補助装置は、作動片とバネ受け間に設置する圧縮バネの本数を開閉部材の重量に応じて適宜変更することができ、その開閉部材の開閉に適したバネ力が得られる。さらにまた本発明の開閉補助装置は、バネ力調整手段によりバネ受けの位置を移動できるため、より細かいバネ力の調整が可能となるという適応性に優れたものである。そしてまた本発明の開閉補助装置は、重い開閉部材を閉めるときにも強力な圧縮バネが開閉部材を支えて急激な落下を防ぐという安全性にも優れたものである。
本発明の開閉補助装置の斜視図 本発明の開閉補助装置の分解斜視図 本発明の開閉補助装置に使用するカバーの正面図 同平面図 同底面図 同左側面図 本発明の開閉補助装置の第一実施例で開閉部材が閉まった状態の正面断面図 本発明の開閉補助装置の第一実施例で開閉部材が開いた状態の正面断面図 本発明に使用するカムのカバーへの取り付け状態を説明する図 本発明の開閉補助装置を取り付けた床下収納庫において蓋を閉めた状態を説明する図 本発明の開閉補助装置を取り付けた床下収納庫において蓋を開けた状態を説明する図 本発明の開閉補助装置の第二実施例で蓋が閉まった状態を説明する正面断面図 本発明の開閉補助装置の第二実施例で蓋が開いた状態を説明する正面断面図
以下図面に基づいて本発明の開閉補助装置を説明する。開閉補助装置は取付状態によって上下左右は決まっていないが、理解に便宜なように図面で見た通りの上下左右の語を用いて説明する。また本発明の説明でいう「長手方向」とは、カバーに対して寸法の長い方向(図中の左右方向)である。
本発明の開閉補助装置は、カバー10、バネ力調整手段20、作動片30、カム40、複数の圧縮バネ50・・・から構成されている。
カバー10は、図3〜6に示すように、幅狭面11と該幅狭面の両側で相対向している幅広面12、12で形成された幅の狭い空洞の箱状である。幅広面12、12の下部には内方フランジ13、13が形成されており、内方フランジ間はスリット14となっている。また幅広面12、12の一端(図4、5の右端)は内方に屈曲していて段部15、15が形成され、その先は長手方向に延びた幅の狭い挟持部16となっている。該挟持部は図3に示すように略直角三角形を呈しており、その先端には軸穴17が穿設されている。また取付用穴17に隣接して固定用穴18が穿設されている。カバー10の挟持部16に近い端部(図5の右端)がバネ調整部Xとなっており、他端(図5の左端)が作動部Yとなっている。作動部の両側幅広面12、12には軸穴19が穿設されている。軸穴19の穿設位置は、幅広面12の縦方の中心(図3の一点鎖線A)よりも僅かにずれた位置である。また幅狭面11の作動部Y側端部には切り込みKが形成されている。
バネ力調整手段20は、カバーのバネ調整部Xに設置され、後述圧縮バネの長さを変化させてバネ力を調整するものであり、バネ受け21と係止片22からなるものである。図2、7、8に示す第一実施例のバネ受け21は、一側に複数の嵌合突起23・・が形成され、他側に凹みが形成され、該凹みにネジ受け片24が嵌合された板状体25である。係止片22はカバー10の内側面積と略同一面積の基部26と該基部から突出した取付部27からなっている。取付部27は、カバー10の挟持部16と略同一の厚さである。従って、バネ力調整手段20をバネ調整部Xに設置したときに、基部26が内方フランジで形成された段部15、15に係止され、取付部27は挟持部16内に保持される。取付部27は、カバー10の挟持部16と同一形状の直角三角形を呈しており、その先端には軸穴28が穿設されている。該軸穴は前述カバーの軸穴17と一致したところにある。また軸穴28に隣接して固定用穴29が穿設されているが、該固定用穴もカバーの固定用穴18と一致したところにある。カバー10の固定用穴18と取付部27の固定用穴29とは、ネジNで固定する。
基部26の中央には取付部27を長手方向に貫通して調整用牡ネジDが挿入されている。該調整用ネジDは、基部26内に固定されたナットを通してネジ受け片24に接している。従って調整用ネジを外部から回動して出入させることにより、バネ受けである板状体25の位置を移動させることができる。また取付部27には調整用牡ネジDに直交してロック用牡ネジRが螺入されている。ロック用牡ネジRは、調整用牡ネジDで板状体25の位置決定後、調整用牡ネジを締め付けて、調整用牡ネジがゆるむのを防止するものである。
作動片30は、カムと接して圧縮バネのバネ力を開閉部材に伝えるものである。作動片30は、カバー10の内側の幅広面間と略同一面積であり、カバー10の作動部Yに置かれてカバー内を長手方向に移動するものである。作動片30は、単なる板でもよいが、カバー内の摺動を円滑に行わしめるために、板の周囲を側壁31で囲んだ有底箱状にしてもよい。作動片を有底箱状にすると、カバーの内側と接する部分が広くなって、作動片の移動時にカバーの内側を傷付けるようなことがなくなる。また作動片がカムと接する部分には溝を形成し、該溝内に硬度の高い対磨耗片32を嵌合しておくと、磨耗がしにくくなる。
カム40は、作動片30に接した状態でカバー10の作動部Yに設置される。カム40は、図9に示すように、カムの本体41は、略円形となっており、一側からレバー42が下方に突出している。本体41の他側は少し角張った面境43を境にして左右に停止曲面44と作動曲面45とに分かれている。面境43の左方にあるのが停止曲面44、右方にあるが作動曲面45である。そしてカムの本体41には軸穴46が穿設されている。軸穴46の穿設位置は、図7のように開閉部材を閉めた状態において、面境43から長手方向に平行する線(一点鎖線B)を描いたときに、その線よりも下方にある。従って図7に示すようにカム40が作動片30に接している部分が停止曲面44であるときには、面境43は軸穴46よりも上方に位置しており、開閉部材を閉める方向にバネ力が作用する。そして図8に示すようにカム40が時計方向に回転して面境43が軸穴46よりも下方に位置すると、作動曲面45が作動片30に接して開閉部材を開ける方向にバネ力が作用する。レバー42の端部には取付穴47が穿設されている。
作動曲面45の端部にはストッパー48が形成されている。ストッパー48は、カバー10の幅狭面11の切り込みKと一致するところにあり、少し突出していて、切り込みKに当たるようになっている。またカム40の停止曲面44と作動曲面45が形成されている部分は、カバー内側と略同一厚さとなっており、他の部分は前述カバー10の幅広面下部の内方フランジ13、13間で形成されたスリット14と略同一厚さとなっている。
複数本の圧縮バネ50・・・は、バネ力調整手段20の板状体25と作動片40間に圧縮した状態で設置される。本発明では、重い開閉部材の開閉に適応できるように、強力な圧縮バネを複数本使用する。強力な圧縮バネをカバー10内に可能な限り並べて設置しても、まだバネ力が足りない場合には、設置した圧縮バネ50内に該圧縮バネの内径よりも細い外径の増強用圧縮バネ51をさらに追加挿入してバネ力を増強させることもできる。圧縮バネ50の一端は、板状体25の嵌合突起23に嵌合され、位置ずれが防止されている。
次に、上記構成からなる本発明の蓋開閉装置の組み立てについて説明する。
先ず、カバー10の作動部Y側からバネ力調整手段20を挿入し、取付片27をカバー10の挟持部16内に挿入して基部26をカバー10の段部15、15で係止させる。そしてカバー10の固定用穴18と取付片27の固定用穴29を一致させてネジNで固定する。その後、やはり作動部側からバネ受けである板状体25と板状体の凹みに嵌合したネジ受け片24を挿入する。このとき調整用牡ネジDは外方(図7の右方)に回動して板状体25を基部26に最も接近させておく。さらに複数本の圧縮バネ50・・・を作動部Y側からカバー10内に挿入する。複数本の圧縮バネをカバー内に挿入したならば、やはり作動部Y側から作動片30をカバー内に挿入して、圧縮バネ50・・・を板状体25と作動片30で挟むようにする。そしてさらに作動部Y側からカム40をカバー内に挿入し、カバー10の軸穴19とカムの軸穴46を一致させ、これらの軸穴にカム用軸Cを挿入してカム40を回動自在に設置する。
このようにしてカバー10の作動部Y側からカバー10内にバネ力調整手段20、板状体25、複数本の圧縮バネ50・・・、作動片30、カム40を挿入設置したならば、調整用牡ネジDを圧縮バネ設置方向(図7の左方)に螺入する。すると調整用牡ネジDはネジ受け24を介して板状体25を押すため、板状体は圧縮バネ50・・・を押圧して、圧縮バネのバネ力を強くする。圧縮バネのバネ力調整が済んだならば、ロック用牡ネジRを螺入して、調整用牡ネジDが戻らないように固定する。
開閉補助装置は、蓋が閉まっているときは、図7に示すように、レバー42がカバー10に近づいており、このときのカム40は停止曲面44が作動片30に接している。そして蓋が開いているときは、図8に示すように、レバー42がカバー10から離れており、このときのカム40は作動曲面45が作動片30に接している。
ここで本発明の開閉補助装置におけるカムの作動について説明する。図7は、開閉部材が閉まった状態である。このときカム40は停止曲面44に接しているが、接している部分が軸穴46よりも上方にあり、開閉材を閉じる方向に力が掛かっている。そして開閉部材を開けると、作動片30が面境43に接し、さらに開閉部材を開けると作動片が面境43を越えて作動曲面45に接するようになる。するとカムの作動曲面45と作動片30の接する部分が軸穴46よりも下方となるため、カムを回転する方向(時計回り方向)に圧縮バネの力が作用し、開閉部材が軽い力で開けられるようになる。開閉部材が最大に開いたときには、図8に示すようにストッパー48がカバーの切り込みKに当たって、それ以上の開きが停止される。
その後、開いていた開閉部材を閉めるときは、圧縮バネの力が開閉部材を開ける方へ掛かっているため、開閉部材の自重に少しの力を加えるだけで開閉部材は、やはり軽い力で閉めることができ、しかも開閉部材の急激な落下による閉まりを防ぐことができる。
次に本発明の開閉補助装置を開閉部材が設置された家具、例えば床下収納庫とその蓋に取り付けたときの開閉補助装置の作動について説明する。
図10、11に示すように、フローリングFに開けられた穴の中に収納庫Sが設置されており、収納庫の周囲が側板Gとなっている。収納庫Sの上部周囲は段部となっており、該段部には段部と略同一面積の蓋Lが設置されている。蓋Lは周囲を高さの低い側壁で囲まれた底の浅い箱状である。蓋Lの一側は蝶番Hで開閉自在となっている。この収納庫に本発明の開閉補助装置を取り付ける場合、蝶番Hよりも少し中方(図10、11の左方)の蓋Lの内側の側壁に取り付ける。開閉補助装置の取り付けは、カバー10の軸穴17に軸ネジJを挿通して回動自在に取り付けるものである。そしてカム40のレバー42の取付穴47に軸ネジMを挿通して開閉補助装置を収納庫の側板Gに回動自在に取り付ける。
図11の点線のように蓋Lを開けると、軸ネジJの位置は開いた蓋に伴って移動し、カムが作動片と接する部分は、停止曲面から作動曲面に移動して前述のような作動が行われ、重い蓋も軽い力で容易に開けられる。その後、開いていた蓋を閉めるときには、蓋の上から力を掛けると、強い圧縮バネが蓋の閉まるのを妨げようとするが、自重の重い蓋は、圧縮バネのバネ附勢に抗して軽い力で閉めることができる。このとき蓋は圧縮バネのバネ附勢によりゆっくりと閉まるため、指や手を挟むことがない。
図12、13は本発明の開閉補助装置における第二実施例である。この第二実施例は、バネ力調整手段以外は前述第一実施例と同一構造であるため、同一符号を付して、その説明は省略する。
第二実施例のバネ力調整手段60のバネ受け21は楔形をした基盤61であり、圧縮バネ50と接していない裏面は傾斜面62となっている。基盤61の傾斜面62には該傾斜面と同一角度の傾斜面63を有する台形の駒64が傾斜面同士で接している。駒64には長手方向に直行する調整用牡ネジDが螺入されている。調整用牡ネジの端部は、カバー10の幅狭面11に回動自在に取り付けられている。また調整用牡ネジDの頭部は、カバー10の外側からドライバーやレンチのような回動工具で回動させることができるようになっている。
第二実施例における圧縮バネのバネ調整について説明する。圧縮バネのバネ力が十分に強くない状態において、調整用牡ネジDの頭部を回動工具で回動させると、駒64が移動(下方)に移動する。すると楔形の基盤61は圧縮バネの設置方向に移動するため、圧縮バネ50・・・のバネ力が強くなる。
以上説明したように、本発明の開閉補助装置は、重量の重い開閉部材でも軽い力で開閉できるため、力のない子供や老齢者でも容易に開閉できるものであり、また重い開閉部材を閉めるときには開閉部材の急激な落下を防いで指や手を挟むことがないという安全性に優れたものである。なお本発明では、床下収納庫の蓋やゴミ袋一時保管箱等の蓋について説明したが、本発明は蓋に限らず、重量の重い開閉扉、マンホール等の開閉部材にも適用できるものである。
10 カバー
11 幅狭面
12 幅広面
13 内方フランジ
14 スリット
15 段部
16 挟持部
X バネ調整部
Y 作動部
17 軸穴
18 固定用穴
19 軸穴
20 バネ力調整手段
21 バネ受け
22 係止片
23 嵌合突起
24 ネジ受け片
25 板状体(バネ受け)
26 基部
27 取付部
28 軸穴
29 固定用穴
D 調整用牡ネジ
R ロック用牡ネジ
30 作動片
31 側壁
40 カム
41 カムの本体
42 レバー
43 面境
44 停止曲面
45 作動曲面
46 軸穴
47 取付穴
48 ストッパー
50 圧縮バネ
51 増強用圧縮バネ
60 バネ力調整手段
61 基盤(バネ受け)
62 基盤の傾斜面
63 駒の傾斜面
64 駒

Claims (4)

  1. 幅の狭い箱状で、長手方向の一端がバネ調整部となっており、他端が作動部となっているカバー;
    カバーのバネ調整部に設置され、カバーの内側と略同一面積となっているバネ受けが外部からの操作によりカバー内を長手方向に移動するバネ力調整手段;
    カバーの作動部に設置され、カバーの内側と略同一面積となっていて、カバー内を長手方向に移動する作動片;
    作動片に接してカバーの作動部に設置され、本体の一側からレバーが突出して形成されており、また該本体の他側には面境を境にして停止曲面と作動曲面が形成されているカム;
    前述バネ力調整手段のバネ受けと作動片間に設置される複数本の圧縮バネ;
    から構成されていることを特徴とする開閉部材の開閉補助装置。
  2. 前記バネ力調整手段は、バネ受けが板状体であり、該板状体に調整用牡ネジが接していて、該調整用牡ネジを外部から回動操作することにより板状体を長手方向に移動させて圧縮バネのバネ力を調整することを特徴とする請求項1記載の蓋部材の開閉補助装置。
  3. 前記バネ力調整手段は、バネ受けが楔形の基盤であり、楔形の傾斜と同一傾斜を有する台形の駒の傾斜部と基盤の傾斜部が接して設置されていて、駒には長手方向に直交する調整用牡ネジが螺入されており、調整用牡ネジを外部から回動操作して駒を横方に移動させることによりバネ受けである基盤を長手方向に移動させてバネ力を調整することを特徴とする請求項1記載の蓋部材の開閉補助装置。
  4. 前記圧縮バネの中には、圧縮バネの内径よりも小径の増強用圧縮バネが設置されていることを特徴とする請求項1記載の蓋部材の開閉補助装置。
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