JP2015207804A - 立体形状アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 パソコンあるいはPDA等の情報端末機器等の内部に組込むアンテナにおいて、WiMax帯域に加えて無線LAN帯域においても通信感度に優れると共に、アンテナの小型化と強度を両立した、立体アンテナを提供することにある。【解決手段】アンテナエレメントと、グランド板の一部を誘電体基材と誘電体カバーとで挟持する構造を採用し、アンテナエレメントが有する放射素子の一部は、他の放射素子によって形成される平面とは異なる平面上において誘電体基材と誘電体カバーで挟持される。【選択図】 図1

Description

本発明は、パソコン、PDA(携帯型情報機器)、携帯電話、あるいはVICS(登録商標)などの情報端末機器等に内蔵させる立体形状アンテナに関する。
近年の無線LAN、WiMAX(登録商標)をはじめとする無線データ通信システムにおいては、アンテナの多周波化の要求がますます強くなってきている。
その中でも最近は、特にWiMax帯域(2.5GHz帯域、3.5GHz帯域、4.9GHz帯域、5.8GHz帯域)での要求が高まってきている。
さらに、単一のアンテナで従来の無線LAN帯域で使用される2つの帯域(2.45GHz帯域及び5.0GHz帯域)とWiMax帯域の3つの帯域に対応できるような広帯域化の要求も強くなってきている。
加えて、情報端末機器の小型化が進む昨今では、機器中におけるアンテナの搭載スペースも小さくなり、従来のアンテナと同等以上の性能を維持しつつ、アンテナをさらに小型化することも要求されている。
単一のアンテナで、無線LAN帯域とWiMax帯域に対応できる小型アンテナとしては、本出願人が発明した特許文献1に記載のアンテナなどが知られている。
ところが、特許文献1に記載のアンテナでは、給電部の横幅を幅広とする必要があるため、アンテナの横幅が大きくなってしまい、昨今のさらなる小型化要求に対して、十分に応えられない場合も存在する。
他にアンテナを小型化する方法としては、特許文献2に記載された、アンテナ素子の一部に誘電体を装荷する方法が知られている。特許文献2では、誘電体によるアンテナの下限周波数を下げる効果、いわゆる波長短縮効果を利用して、短いアンテナ素子でも低周波数に対応できるようにし、アンテナの小型化に寄与している。
ところが、アンテナの小型化が進む昨今では、アンテナ素子の小型化に伴ってアンテナ素子の強度も低下し、アンテナの取扱い中に不用意な力が働くと、アンテナの変形・破損が発生する可能性が高い。特に、特許文献2に記載された誘電体の装荷方法では、誘電体の重量によってアンテナ素子への負荷が増大し、より変形・破損しやすいという問題が存在する。
特開2010−183475号公報 特開2010−41082号公報
したがって、本発明の課題は、WiMax帯域に加えて無線LAN帯域においても通信感度に優れると共に、アンテナの小型化と強度を両立した、立体形状アンテナを提供することにある。
本発明者は、WiMAX用、無線LAN用アンテナとしての特性を十分満たしつつ、小型化と強度を両立するアンテナの形状を追求した結果、アンテナエレメントと、グランド板の一部を誘電体基材と誘電体カバーとで挟持する構造を採用し、アンテナエレメントの一部は、アンテナエレメントの他の部分によって形成される平面とは異なる平面上において誘電体基材と誘電体カバーで挟持することによって、必要なアンテナ性能を有しつつ、小型化と強度を両立したアンテナを実現した。
本発明のアンテナでは、以下の効果が期待できる。

(1)必要なアンテナ特性を有しつつ、さらなる小型化が可能である。
(2)アンテナ全体の強度が向上し、取扱い中に変形・破損する可能性が小さくなる。
(3)種々の誘電体基材と誘電体カバーを組み合わせることで、容易に所望するアンテナ特性と大きさを得ることができる。
本発明のアンテナの基本的構成である。 本発明のアンテナの一例である。 給電用同軸ケーブルの接続状態の一例である。 本発明に使用するアンテナエレメントの変形例である。 本発明に使用するアンテナエレメントの他の変形例である。 本発明のアンテナのVSWR特性である。
以下、図1、2を参照しながら、本発明について説明する。
図1、2において、1はアンテナエレメント、2はグランド板、3は短絡部、4は給電素子、5は放射素子部、6は誘電体基材、7は誘電体カバー、8は給電ケーブル、9は本発明のアンテナ、Pは給電点、Sはスリットである。
アンテナ9は、放射素子部5とスリットSをそれぞれ異なる周波数帯域に対応させることで、多周波アンテナとして機能させることを意図したものである。
図2に示した本発明のアンテナ9は、以下(a)〜(j)の特徴を有する。なお、放射素子部5は第1放射素子5a、第2放射素子5b、第3放射素子5cから構成される。
(a)グランド板2の一辺から、所定の幅を有し、所定の高さだけ延出する第1グランド延出部2aと、該第1グランド延出部2aから所定の間隔だけ離れて、該一辺から、該第1グランド延出部2aの延出方向と同じ方向に、所定の幅で、所定の高さだけ延出する第2グランド延出部2b。
(b)該第2グランド延出部2bから、その延出方向と同じ方向に延出した後、該第1グランド延出部2aが存在する方向に向かって折れ曲げる短絡部3。
(c)該短絡部3の終端から、該第1グランド延出部2aと該第2グランド延出部2bに挟まれた空間に向かって延出すると共に、その先端部に給電点Pが設けられる給電素子4。
(d)該短絡部3の終端から、該第1グランド延出部2aが存在する方向に延出する第1素子放射素子5a。
(e)該第1放射素子5aの終端から、該第2グランド延出部2bの延出方向と同じ方向に延出する第2放射素子5b。
(f)該第2放射素子5bの終端から、該第2放射素子5bが存在する平面に略直交する平面上に存在するよう、該第1放射素子5aの延出方向とは逆方向に延出すると第3放射素子5c。
(g)該第1、第2グランド延出部2a、2b、該短絡部3、該給電素子4、該第1〜第3放射素子5a〜5cに当接する形状を有する誘電体基材6。
(h)該第1、第2グランド延出部2a、2bのいずれか一方、該短絡部3、該第1〜第3放射素子5a〜5cに当接する形状を有する誘電体カバー7。
(i)該誘電体カバー7の側面が、該第3放射素子5cに当接している。
(j)該給電用同軸ケーブル8の中心導体は該給電点Pに、該給電用同軸ケーブルの外部導体は該第1、第2グランド延出部2a、2bのうち、該誘電体カバーが当接していない方に、それぞれ電気的に接続される。
以下、上述した(a)〜(j)の特徴によって、本発明のアンテナ9が有する効果を述べる。なお、特徴(h)、(j)については、誘電体カバー7が第1グランド延出部2aに当接し、第2グランド延出部2bに当接しないものとして以下述べるが、逆の場合でも同様のことが言える。
特徴(a)、(g)、(h)より、本発明のアンテナ9は、第1グランド延出部2a、第1放射素子5a、第2放射素子5bのそれぞれが、同一平面上において、誘電体基材6と誘電体カバー7によって挟持された構造を有する。第1、第2放射素子5a、5bが誘電体基材6と誘電体カバー7によって挟持されることにより、波長短縮効果が生まれ、所望する周波数帯域に対する放射素子5の長さを短くすることができ、アンテナの小型化に寄与する。
第1、第2放射素子5a、5bは通常、細幅状であるが、細幅状であるがゆえに強度が弱くなりがちである。そのため、細幅状の第1、第2放射素子5a、5bのみを誘電体基材6と誘電体カバー7で挟持した場合、アンテナ9の取扱い時に、放射素子5が誘電体基材6、もしくは誘電体カバー7の縁部による負荷、あるいは誘電体基材6と誘電体カバー7の重量による負荷を受けて変形・破損する恐れがある。
本発明では、第1グランド延出部2aも誘電体基材6と誘電体カバー7で挟持することより、放射素子5への負荷の集中、及びこれに伴う放射素子5の変形・破損を防いでいる。
特徴(a)、(b)、(c)、(d)により、本発明のアンテナ9は、「第1グランド延出部2a、グランド板2、第2グランド延出部2b」と、「短絡部3、給電素子4、第1放射素子5a」との間に、メアンダ状のスリットSが形成される
このメアンダ状のスリットSにおいて共振が発生し、この共振周波数をアンテナ9が対応する周波数帯域のうち、少なくとも1つの周波数帯域近傍の周波数とすることで、アンテナ9の対応周波数を増やすことができる。
特徴(f)、(g)、(h)、(i)により、本発明のアンテナ9が有する第3放射素子5cは、第2放射素子5bが存在する平面と略直交する平面において、誘電体基材6と誘電体カバー7によって挟持される。
すなわち、誘電体基材6は、第1放射素子5a、第2放射素子5bなどに当接する主面6aと、この主面6aから、主面6aに対して略直交する方向に延出して設けられた第3放射素子当接部6bとを有した態様をしており、第3放射素子5cが、第2放射素子5bが存在する平面とは異なる平面で誘電体基材6と誘電体カバー7によって挟持されることにより、波長短縮効果に加え、より確実な挟持構造によるアンテナ9の強度向上効果も得られる。
さらに、アンテナ9の長さ方向の寸法を、第3放射素子5cが、第2放射素子5bが存在する平面と同じ平面に存在する場合よりも小さくすることができ、アンテナ9の小型化に寄与する。
特徴(c)、(h)、(j)によって、誘電体カバー7に干渉することなく、給電用同軸ケーブル8をアンテナエレメント1上に設けることができる。なお、本発明の構成は、図2に示すように、給電用同軸ケーブル8を直線状に設ける際に特に好ましいものであるが、図3に示すように給電用同軸ケーブル8の先端部を曲げて設ける際にも適用できる。
給電用同軸ケーブル8としては、周知のフッ素樹脂被覆等の高周波同軸ケーブルを使用すればよい。この給電用同軸ケーブル8の内部導体、あるいは外部導体をアンテナエレメント1の所定の場所に接続するには、ハンダ付による固定、あるいはカシメによる固定などを利用すればよい。
誘電体基材6、もしくは誘電体カバー7は放射素子5などに当接するが、必ずしも全体に当接する必要は無く、所望するアンテナ特性、あるいはアンテナ製造時の作業性などを考慮して、一部分だけが当接していても良い。
誘電体カバー7は原則として、給電素子4、第2グランド延出部2bに当接しないが、給電点P、第2グランド延出部2bへの給電用同軸ケーブル8の接続、並びに第2グランド延出部2b上における給電用同軸ケーブル8の配設に影響しない範囲では、所望するアンテナ特性、あるいはアンテナ製造時の作業性などを考慮して、部分的に当接しても良い。
誘電体基材6には勘合用突起、誘電体カバー7には勘合用突起に対応する嵌合穴を設けて、両者でアンテナエレメント1を挟持した際の固定に利用するのが好ましい。
また、図4に示したように、第3放射素子5cの側辺から、第2放射素子5bが存在する平面に向けて、必要に応じて周波数調整部10を設けても良い。周波集数調整部10を設けることで放射素子5の共振周波数を調整でき、所望のアンテナ特性の発現に寄与できる。
さらに、図4に示したように、グランド板2を折り曲げて良い。
グランド板2を折り曲げることでアンテナ9の長さ方向の寸法を小さくでき、アンテナ全体を小型化できる。
この時、第3放射素子5cによって形成される平面と略平行な平面がグランド板2上に形成されるように折り曲げ、第3放射素子5cの表面と、グランド折り曲げによって形成された面との間の距離を、誘電体カバー7の最大高さに合わせることで、必要以上にアンテナサイズが大きくなることを防げる。
なお図4は周波数調整部10とグランド折り曲げの両方を有する態様を示しているが、どちらか一方のみを有する態様でも良い。
本発明においては、図5に示したように、短絡部3を、該第2グランド延出部2bから、その延出方向と同じ方向に延出した後、該第1グランド延出部2aが存在する方向に向かって折れ曲がり、さらに該第2グランド延出部2bの延出方向と反対方向に折れ曲がった後、再び該第1グランド延出部2aが存在する方向に向かって折れ曲がる構成としても良い。
この構成とすることによって、スリットSの電気長、すなわちスリットSの共振周波数を調整でき、所望のアンテナ特性の発現に寄与できる。
加えて、この構成では短絡部3と第3放射素子5cが近接し、両者の間で容量結合が発生するため、アンテナの広帯域化にも寄与できる。
なお、この短絡部3を変形させた構成で周波数調整部10を設ける際は、第3放射素子の側辺から、短絡部3と第2放射素子5bに挟まれた空間(平面)に向けて設ける。
また、本発明においては、誘電体基材6と誘電体カバー7の誘電率を異なるものにしても良い。異なる誘電率を有する誘電体基材6と誘電体カバー7を組み合わせることによって、波長短縮効果を調整でき、所望のアンテナ特性の発現がより容易になる。
誘電体基材6、誘電体カバー7に使用される材料としては、ABS樹脂、PPE樹脂、あるいはLCP(液晶ポリマー)にセラミックを混合したものなど、公知の誘電体材料を適宜選択して使用すれば良い。
誘電体基材6と誘電体カバー7における誘電率の大小関係は、誘電体カバー6の誘電率を誘電体基材7より大きくするのが好ましい。誘電体カバーの誘電率を大きくすることで、波長短縮効果を柔軟に調整することができる。
本発明において、アンテナエレメント1は洋白(白銅)、銅、鉄、黄銅等の金属一枚板を打ち抜き、一体成型して得れば良い。金属一枚板の厚さは0.1〜1mm程度が好ましい。
短絡部3、給電素子4、放射素子5の幅は0.5〜2mm程度が好ましい。幅は全て統一する必要は無く、所望するアンテナ特性に応じ、場所によって変わっても良い。
スリットSの幅は0.5〜2mm程度が好ましい。スリットSの幅も全て統一する必要は無く、所望するアンテナ特性に応じて場所によって変わっても良い。
以下に、図2に示したアンテナ9を、WiMAX帯域(2.5GHz帯域、4.9GHz帯域、5.8GHz帯域)と無線LAN帯域(2.45GHz帯域)に対応するパソコン内蔵用アンテナとして適用する例について示す。
1.図5のアンテナエレメントの作成:
厚さが0.2mmの洋白の一枚板を打ち抜いて、図5に示す形状のアンテナエレメント1を作成した。
このアンテナエレメント1は、放射素子5がWiMAX帯域の2.5GHz帯域及び無線LAN帯域の2.45GHz帯域に対応し、スリットSがWiMax帯域の4.9GHz帯域と5.8GHz帯域に対応することを意図した物であり、シミュレーションによって各寸法を決定した。
アンテナエレメントの各部材の寸法は、以下の通りである。

・グランド板2:高さ5.7mm、幅11mm
・第1グランド延出部2a:高さ1.9mm、幅3mm
・第2グランド延出部2b:高さ1.9mm、幅4.5mm
・第1グランド延出部2aと第2グランド延出部2bとの間隔:3.5mm
・短絡部3の各部分
(イ)第2グランド延出部2bから、その延出方向と同じ方向に延出する部分:長さ3.2mm、幅1mm
(ロ)その後、第1グランド延出部2aが存在する方向に向かって折れ曲がって延出する部分:長さ2mm、幅1mm
(ハ)その後、第2グランド延出部2bの延出方向と反対方向に折れ曲がって延出する部分:長さ1mm、幅1mm
(ニ)再び該第1グランド延出部2aが存在する方向に向かって折れ曲がって延出する部分:長さ4mm、幅1mm
・給電素子4:長さ2.4mm、幅1mm
・第1放射素子5a:長さ4mm、幅1mm
・第2放射素子5b:長さ2mm、幅1mm
・第3放射素子5c:長さ11mm、幅1mm
・給電点P:給電素子の先端部
・アースポイント:第2グランド延出部の給電点に対峙する位置。
アンテナエレメントの寸法が上記の場合、スリットSの各部分の幅は以下のようになる。
・短絡部と第2グランド延出部との間:1mm
・給電素子と第2グランド延出部との間:1.5mm
・給電素子とグランド板との間:0.5mm
・給電素子と第1グランド延出部との間:1mm
・第1グランド延出部と第1放射素子との間:1mm
2.アンテナエレメント以外の部材について
アンテナエレメント以外の各部材の寸法、材料、その他特徴は以下の通りである。

・誘電体基材6:ABS製、主面6aの高さ5.5mm、幅11mm、厚さ1mm。
第3放射素子当接部6bの高さ1mm、幅11mm、厚さ0.5mm。
主面に設けられた4本の誘電体カバー勘合用突起の高さ1.7mm、太さ1mm
・誘電体カバー7:セラミック混合LCP製、高さ5mm、幅11mm、厚さ1.2mm。
隅に設けられたL字状切掛け部の幅1mm、水平部長さ7mm、垂直部長さ1mm。
φ1mmの嵌合穴が誘電体基材6に設けられた勘合用突起に対応する位置に設けられる。
・給電用同軸ケーブル8:内部導体径0.15mm、フッ素樹脂(PFA)製絶縁体径0・4mm、外部導体径:0.65mm、PFA製外被径0.8mm
3.アンテナの組立
図1に示すように誘電体基材6と誘電体カバー7とで作成したアンテナエレメント1を挟みこむ。
この時、誘電体カバー6の隅にL字状の切り掛けがあることで、第1グランド延伸部2aは誘電体基材と誘電体カバーに挟持されるが、第2グランド延伸部は誘電体基材2bのみが当接する。
また、誘電体基材6の第3放射素子当接部6bと、誘電体カバー7の側面によって、第3放射素子5cが挟持される。
誘電体基材6と誘電体カバー7とでアンテナエレメント1を挟んだ後、誘電体カバー7の表面を加熱プレスし、誘電体基材に設けられた勘合用突起の先端部を溶融させることで、誘電体基材6と誘電体カバー7の固定を完了する。
その後、先端部を段剥ぎされ、反対側には接続する電子機器に対応する周知の同軸ケーブル用コネクタが設けられた給電用同軸ケーブル8を用意し、誘電体カバー7のL字状切り掛け部の水平部に沿って設置し、内部導体を給電点P、外部導体をアースポイントへ、それぞれ半田付けしアンテナ9を完成させた。給電素子4は、誘電体カバー7のL字状切り掛け部によって誘電体カバー7に当接しないため、誘電体カバー7は、給電点Pへの内部導体の半田付けを妨げない。
給電用同軸ケーブル8を除いたアンテナ9の大きさは高さ10.6mm、幅11mm、厚さ2mmと小型である。
得られたアンテナ9の帯域幅を測定したところ、図6に示すように、VSWRが2.5以下の帯域が、WiMax帯域の2.5GHz帯域(2.3GHz〜2.7GHz)及びおよび無線LAN帯域の2.45GHz帯域(2.4〜2.5GHz)で約0.5GHz(500MHz)、WiMAX帯域の4.9GHz帯域と5.8GHz帯域(4.9〜5.875GHz)で1.3GHz(1300MHz)以上と十分に確保されており、目的とする帯域で充分な通信特性が得られた。
以上、WiMAX帯域と無線LAN帯域に対応するアンテナについて説明したが、これは本発明の一例に過ぎず、本発明の思想の範囲内であれば、他の帯域に対応するアンテナにも適用できることは言うまでもない。
本発明のアンテナは、パソコンの他に、携帯電話、PDA、或いはVICS等の各種情報端末機器のみならず通信機能を有した情報家電、更には自動車関連機器へも同様に利用できる。
1 アンテナエレメント
2 グランド板
2a 第1グランド延出部
2b 第2グランド延出部
3 短絡部
4 給電素子
5 放射素子
5a 第1放射素子
5b 第2放射素子
5c 第3放射素子
6 誘電体基材
6a 主面
6b 第3放射素子当接部
7 誘電体カバー
8 給電用同軸ケーブル
9 アンテナ
10 周波数調整部

Claims (4)

  1. グランド板と、
    短絡部を介して該グランド板と電気的に接続された放射素子部と、
    該放射素子部に設けられた給電点に接続される給電用同軸ケーブルと、
    誘電体とで構成されるアンテナであって、
    以下(a)〜(j)の特徴を有するもの。

    (a)該グランド板の一辺から、所定の幅を有し、所定の高さだけ延出する第1グランド延出部と、該第1グランド延出部から所定の間隔だけ離れて、該一辺から、該第1グランド延出部の延出方向と同じ方向に、所定の幅で、所定の高さだけ延出する第2グランド延出部。

    (b)該第2グランド延出部から、その延出方向と同じ方向に延出した後、該第1グランド延出部が存在する方向に向かって折れ曲げる短絡部。

    (c)該短絡部の終端から、該第1グランド延出部と該第2グランド延出部に挟まれた空間に向かって延出すると共に、その先端部に給電点が設けられる給電素子。

    (d)該短絡部の終端から、該第1グランド延出部が存在する方向に延出する第1素子放射素子。

    (e)該第1放射素子の終端から、該第2グランド延出部の延出方向と同じ方向に延出する第2放射素子。

    (f)該第2放射素子の終端から、該第2放射素子が存在する平面に略直交する平面上に存在するよう、該第1放射素子の延出方向とは逆方向に延出すると第3放射素子。

    (g)該第1、第2グランド延出部、該短絡部、該給電素子、該第1〜第3放射素子に当接する形状を有する誘電体基材。

    (h)該第1、第2グランド延出部のいずれか一方、該短絡部、該第1〜第3放射素子に当接する形状を有する誘電体カバー。

    (i)該誘電体カバーの側面が、該第3放射素子に当接している。

    (j)該給電用同軸ケーブルの中心導体は該給電点に、該給電用同軸ケーブルの外部導体は該第1、第2グランド延出部のうち、該誘電体カバーが当接していない方に、それぞれ電気的に接続される。
  2. 該短絡部が、該第2グランド延出部から、その延出方向と同じ方向に延出した後、該第1グランド延出部が存在する方向に向かって折れ曲がり、さらに該第2グランド延出部の延出方向と反対方向に折れ曲がった後、再び該第1グランド延出部が存在する方向に向かって折れ曲がることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ。
  3. 該誘電体基材と該誘電体カバーとが、異なる誘電率を有することを特徴とする、請求項1もしくは2に記載のアンテナ。
  4. 該誘電体カバーの誘電率が、該誘電体基材の誘電率より大きいことを特徴とする、請求項3に記載のアンテナ。
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