JP2015202737A - Vehicular mirror device - Google Patents
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- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車両用ミラー装置に関する。 The present invention relates to a vehicle mirror device.
従来、例えばドアミラー装置などの車両用ミラー装置は、ハウジングと、ハウジング内に設けられているミラーと、ハウジングを支持しているベースとを備え、締結部材でベースを車体に締結することによって車体に固定されている。特許文献1に開示されている車両用ミラー装置ではベースは金属製である。
2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicle mirror device such as a door mirror device includes a housing, a mirror provided in the housing, and a base that supports the housing, and is fastened to the vehicle body by fastening the base to the vehicle body with a fastening member. It is fixed. In the vehicle mirror device disclosed in
ところで、ベースを樹脂製のものに変更して軽量化することが考えられている。ベースが樹脂製である場合、ボルトの軸力は樹脂部材に作用することとなる。この場合、軸力が一定であってもベースの塑性変形量が時間経過とともに増加するクリープ現象に起因して、時間が経つにつれてベースと車体との固定力が低下するおそれがある。温度が高いほど上記塑性変形量の増加の速度が速くなることから、車外に露出して高温下にさらされる車両用ミラー装置では固定力が低下しやすい。この固定力の低下は、ボルトをスプリングワッシャ付きのものにしたところで解決しない。 By the way, it is considered to reduce the weight by changing the base to one made of resin. When the base is made of resin, the axial force of the bolt acts on the resin member. In this case, even if the axial force is constant, the fixing force between the base and the vehicle body may decrease over time due to the creep phenomenon in which the amount of plastic deformation of the base increases with time. The higher the temperature, the faster the rate of increase in the amount of plastic deformation. Therefore, in a vehicle mirror device exposed to the outside of the vehicle and exposed to high temperatures, the fixing force tends to decrease. This reduction in fixing force cannot be solved by replacing the bolt with a spring washer.
これに対し、ベースを成形するとき金属製のカラーをベースにインサートし、このカラーをボルトで車体に締結することが考えられる。しかしながら、複数のカラーをベースにインサートする場合、ベースの成形工程が煩雑となり、また成形機(成形型)の構造が複雑になる。そのため、生産性が著しく低下するという問題がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、生産性の低下を抑制しつつ、ベースと車体との固定力が経年的に低下することを抑制する車両用ミラー装置を提供することである。
On the other hand, when molding the base, it is conceivable to insert a metal collar into the base and fasten the collar to the vehicle body with bolts. However, when a plurality of collars are inserted into the base, the base molding process becomes complicated, and the structure of the molding machine (molding die) becomes complicated. Therefore, there is a problem that productivity is remarkably lowered.
The present invention has been made in view of the above-described points, and an object of the present invention is to provide a vehicle mirror device that suppresses a decrease in fixing force between a base and a vehicle body over time while suppressing a decrease in productivity. Is to provide.
本発明は、締結部材によって車体に固定される車両用ミラー装置であって、ハウジングと、ハウジング内に設けられているミラーと、通孔を有する筒状のボスを形成しハウジングを支持している樹脂製のベースと、ボスを貫通するように通孔に熱圧入されている筒状のカラーとを備えている。
カラーは、内側に挿入される締結部材により車体に締結可能である。また、カラーは、軸方向の一方で通孔外に位置し且つ締結部材の座面となる一端面を有するとともに、軸方向の他方で通孔外に位置し且つ車体に当接する他端面を有している。
The present invention is a vehicle mirror device that is fixed to a vehicle body by a fastening member, and supports a housing by forming a housing, a mirror provided in the housing, and a cylindrical boss having a through hole. A resin base and a cylindrical collar that is hot-pressed into the through-hole so as to penetrate the boss are provided.
The collar can be fastened to the vehicle body by a fastening member inserted inside. In addition, the collar has one end surface that is located outside the through hole in one axial direction and serves as a seating surface for the fastening member, and has the other end surface that is located outside the through hole in the other axial direction and contacts the vehicle body. doing.
このようにカラーをベースに熱圧入する場合は、ベースの成形時にカラーをインサートする必要がない。そのため、ベースの成形工程が簡略化され、また成形型の構造がシンプルとなる。また、熱圧入を行うには大掛かりな設備は不要である。したがって、本発明によれば、ベースにカラーを設けることに伴う生産性の低下を抑制可能である。 When the collar is hot-pressed into the base in this way, it is not necessary to insert the collar when the base is molded. Therefore, the base molding process is simplified and the structure of the mold is simplified. In addition, large-scale equipment is not required for hot press-fitting. Therefore, according to the present invention, it is possible to suppress a decrease in productivity due to the provision of the collar on the base.
また、カラーは、一端面がボルトの座面となるとともに他端面が車体に当接している。つまり、カラーと車体との間、およびカラーとボルトとの間には樹脂製のベースが介在しない。これにより、ボルトの軸力はカラーに作用し、ベースには作用しない。したがって、本発明によれば、クリープ現象に起因してベースと車体との固定力が低下することを抑制可能である。 Further, the collar has one end surface serving as a bolt seat surface and the other end surface in contact with the vehicle body. That is, the resin base is not interposed between the collar and the vehicle body and between the collar and the bolt. Thereby, the axial force of the bolt acts on the collar and does not act on the base. Therefore, according to the present invention, it is possible to suppress a decrease in the fixing force between the base and the vehicle body due to the creep phenomenon.
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による車両用ミラー装置を図1、図2に示す。車両用ミラー装置10は、車両の車体の一部である右側のドア1に装着されるものである。車両の左側のドアに装着されるドアミラー装置は、車両用ミラー装置10に対し左右対称である他は構成が同じである。
Hereinafter, a plurality of embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the embodiments, substantially the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[First Embodiment]
1 and 2 show a vehicle mirror device according to a first embodiment of the present invention. The
(車両用ミラー装置の概略構成)
先ず、車両用ミラー装置10の概略構成について図1、図2を参照して説明する。
車両用ミラー装置10は、ミラー11およびハウジング12を含むミラーアセンブリ13と、ミラーアセンブリ13を支持しているベース14と、ベース14に設けられているカラー15とを備えている。
(Schematic configuration of vehicle mirror device)
First, a schematic configuration of the
The
ハウジング12は、車両後方に向かって開口するようにカップ状に形成されている。このハウジング12内には、ミラー11、ミラー11の鏡面角度を変更可能な図示しない鏡面角度調整機構、および、ミラーアセンブリ13を使用位置と格納位置との間で移動可能な図示しない電動格納機構などが設けられている。ミラー11は、ハウジング12の開口部の内側に設けられている。
The
カラー15は、筒状であり、内側に挿入されるボルト2によりドア1に締結されている。本実施形態では、カラー15は3つ設けられている。また本実施形態では、ボルト2は、ドア1と一体のナット3に螺合されている。車両用ミラー装置10は、3つのボルト2によりドア1に固定されている。ボルト2およびカラー15等はカバー16により外部から隠される。
The
(ベースおよびカラーの詳細構成)
次に、ベース14およびカラー15の詳細な構成を図3〜図6に基づき説明する。
図3に示すように、ベース14は、樹脂製であり、通孔21を有する3つの筒状のボス22を形成している。カラー15は、金属製の筒状部材であり、ボス22を貫通するように通孔21に熱圧入されている。カラー15の一端面23は、軸方向の一方で通孔21外に位置し且つボルト2の座面となっている。カラー15の他端面24は、軸方向の他方で通孔21外に位置し且つドア1に当接している。
(Detailed configuration of base and color)
Next, detailed configurations of the
As shown in FIG. 3, the
ボス22は、溶着部25、隙間形成部26およびストッパ部27を有する。溶着部25は、カラー15を熱圧入するときの挿入口28側に位置し、カラー15に溶着している。隙間形成部26は、溶着部25に対し挿入口28とは反対側に位置し、カラー15との間に環状の隙間29を形成している。ストッパ部27は、隙間29に対し溶着部25とは反対側で内側に突き出す環状突起である。
The
カラー15は、第1筒部31、第2筒部32およびフランジ部33を有する。第1筒部31は、溶着部25の内側に位置している。第2筒部32は、隙間形成部26およびストッパ部27の内側に位置し、第1筒部31よりも外径が小さい。フランジ部33は、第1筒部31に対し第2筒部32とは反対側に位置し、ボス22の端面に当接している。第1筒部31の外壁は、図示しないが凹凸形状となっている。この凹凸形状には、例えば斜めローレット、平目ローレット、またはアヤ目ローレットなどが採用される。
The
カラー15を通孔21に熱圧入する際、先ず図4に示すようにカラー15の第2筒部32がボス22の通孔21に挿入される。通孔21の挿入口28はテーパ状に形成され、またカラー15の第1筒部31と第2筒部32との間の段付き部34もテーパ状に形成されている。これにより、カラー15の第2筒部32がボス22の通孔21に挿入されたとき、段付き部34が挿入口28に当接し、カラー15が通孔21に対しセンタリングされた状態で止まる。なお、このセンタリングは治具等で行われてもよい。
When hot-pressing the
続いてカラー15が加熱されつつ軸方向へ押圧される。これにより、図5に示すようにカラー15から伝わる熱でボス22が溶かされながらカラー15の第1筒部31が通孔21に挿入されていく。カラー15は、図6に示すようにフランジ部33がボス22の端面に当接するまで軸方向へ押圧される。このとき溶融する樹脂は、第1筒部31の外壁の溝内に入り込むものと、隙間29側に押し出されるもの(溶着カス35)とに分けられる。隙間29は、溶着カス35を溜める空間として機能する。また、ストッパ部27は、溶着カス35が通孔21外に流出することを抑制するストッパとして機能する。なお、図3では溶着カス35の図示を省略している。
Subsequently, the
(効果)
以上説明したように、第1実施形態による車両用ミラー装置10は、ベース14のボス22を貫通するように通孔21に熱圧入されている筒状のカラー15を備えている。カラー15は、内側に挿入されるボルト2によりドア1に締結可能である。また、カラー15は、軸方向の一方で通孔21外に位置し且つボルト2の座面となる一端面23を有するとともに、軸方向の他方で通孔21外に位置し且つドア1に当接する他端面24を有している。
(effect)
As described above, the
このようにカラー15をベース14に熱圧入する場合は、ベース14の成形時にカラー15をインサートする必要がない。そのため、ベース14の成形工程が簡略化され、また成形型の構造がシンプルとなる。また、熱圧入を行うには大掛かりな設備は不要である。したがって、本実施形態によれば、ベース14にカラー15を設けることに伴う生産性の低下を抑制可能である。
When the
また、カラー15は、一端面23がボルト2の座面となるとともに他端面24がドア1に当接している。つまり、カラー15とドア1との間、およびカラー15とボルト2との間には樹脂製のベース14が介在しない。これにより、ボルト2の軸力はカラー15に作用し、ベース14には作用しない。したがって、本実施形態によれば、クリープ現象に起因してベース14とドア1との固定力が経年的に低下することを抑制可能である。
The
また、第1実施形態では、ボス22は、カラー15が熱圧入されるときの挿入口28側に位置しカラー15に溶着している溶着部25と、溶着部25に対し挿入口28とは反対側に隣接して位置しカラー15との間に環状の隙間29を形成している隙間形成部26とを有している。このように構成することで、カラー15が通孔21に熱圧入されるときに溶融して圧入方向へ押し出される樹脂(溶着カス35)を隙間29に溜めることができる。
In the first embodiment, the
また、第1実施形態では、隙間29に対し溶着部25とは反対側に位置するストッパ部27が設けられている。ストッパ部27は、溶着カス35が隙間29外に流出することを抑制可能である。このように構成することで、例えばボルト2を締め付けるとき溶着カス35がボルト2とカラー15の一端面23との間に挟まること等を抑制可能である。
また、第1実施形態では、ストッパ部27はボス22の一部である。そのため、部品点数を増加することなく溶着カス35の流出防止を図ることができる。
In the first embodiment, the
In the first embodiment, the
また、第1実施形態では、カラー15は、ボス22の溶着部25の内側に位置している第1筒部31と、ボス22の隙間形成部26およびストッパ部27の内側に位置し、第1筒部31よりも外径が小さい第2筒部32と、を有している。このように構成することで、図4に示すように第2筒部32が通孔21に挿入された状態で熱圧入を開始することができる。そのため、熱圧入時にカラー15の一端面23およびその付近に溶融樹脂が付着することを抑制可能である。
In the first embodiment, the
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による車両用ミラー装置を図7に基づき説明する。
第2実施形態では、ボス41は、ストッパ部を有していない。その代わりに隙間形成部42の内径がカラー15の第1筒部31よりも大きく設定されている。これにより、第1実施形態と比べて隙間43の容積が大きくなっている。したがって、第2実施形態によれば、隙間43により多くの溶着カスを溜めることができる。なお、図7では溶着カスの図示を省略している。
[Second Embodiment]
A vehicle mirror device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
In the second embodiment, the
[他の実施形態]
本発明の他の実施形態では、カラーは、車両のドア以外の場所に締結されてもよい。
本発明の他の実施形態では、カラーの第1筒部および第2筒部は外径が同じであってもよい。
本発明の他の実施形態では、カラーの外壁面はテーパ状であってもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパは、ベースとは別部材から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、鏡面角度調整機構および電動格納機構の一方、または両方が設けられなくてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
[Other Embodiments]
In other embodiments of the present invention, the collar may be fastened to a location other than the vehicle door.
In another embodiment of the present invention, the first tube portion and the second tube portion of the collar may have the same outer diameter.
In other embodiments of the present invention, the outer wall surface of the collar may be tapered.
In another embodiment of the present invention, the stopper may be composed of a member separate from the base.
In another embodiment of the present invention, one or both of the mirror surface angle adjustment mechanism and the electric storage mechanism may not be provided.
The present invention is not limited to the embodiments described above, and can be implemented in various forms without departing from the spirit of the invention.
1 ・・・ドア(車体)
2 ・・・ボルト
10 ・・・車両用ミラー装置
11 ・・・ミラー
12 ・・・ハウジング
13 ・・・ミラーアセンブリ
14 ・・・ベース
15 ・・・カラー
21 ・・・通孔
22,41・・・ボス
23 ・・・一端面
24 ・・・他端面
25 ・・・溶着部
26,42・・・隙間形成部
27 ・・・ストッパ部
28 ・・・挿入口
29,43・・・隙間
31 ・・・第1筒部
32 ・・・第2筒部
33 ・・・フランジ部
34 ・・・段付き部
35 ・・・溶着カス
1 ・ ・ ・ Door (car body)
DESCRIPTION OF
Claims (5)
ハウジングと、
前記ハウジング内に設けられているミラーと、
前記ハウジングを支持し、通孔を有する筒状のボスを形成している樹脂製のベースと、
筒状であり、前記ボスを貫通するように前記通孔に熱圧入され、内側に挿入される前記締結部材により前記車体に締結可能であり、軸方向の一方で前記通孔外に位置し且つ前記締結部材の座面となる一端面を有し、軸方向の他方で前記通孔外に位置し且つ前記車体に当接する他端面を有しているカラーと、
を備えることを特徴とする車両用ミラー装置。 A vehicle mirror device fixed to a vehicle body by a fastening member,
A housing;
A mirror provided in the housing;
A resin base that supports the housing and forms a cylindrical boss having a through hole;
It is cylindrical and can be fastened to the vehicle body by the fastening member inserted into the through-hole so as to penetrate the boss and inserted inside, and is positioned outside the through-hole in one of the axial directions A collar having one end surface serving as a seating surface of the fastening member, and having the other end surface that is positioned outside the through hole and contacts the vehicle body on the other side in the axial direction;
A vehicle mirror device comprising:
前記通孔のうち、前記カラーが熱圧入されるときの挿入口側に位置し、前記カラーに溶着している溶着部と、
前記溶着部に対し前記挿入口とは反対側に隣接して位置し、前記カラーとの間に環状の隙間を形成している隙間形成部と、
を有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用ミラー装置。 The boss
Of the through-holes, located on the insertion port side when the collar is hot-fitted, and welded to the collar,
A gap forming part that is located adjacent to the welding part on the opposite side of the insertion port and that forms an annular gap between the collar and
The vehicle mirror device according to claim 1, comprising:
前記隙間に対し前記溶着部とは反対側に位置し、前記溶着カスが前記隙間外に流出することを抑制するストッパをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の車両用ミラー装置。 When the collar is hot-pressed into the through hole and the resin that is melted and pushed out into the gap is a welding residue,
The vehicle mirror device according to claim 2, further comprising a stopper that is located on a side opposite to the welding portion with respect to the gap and prevents the welding residue from flowing out of the gap.
前記溶着部の内側に位置している第1筒部と、
前記隙間形成部の内側に位置し、前記第1筒部よりも外径が小さい第2筒部と、
を有していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両用ミラー装置。 The color is
A first tube portion located inside the weld portion;
A second cylindrical portion located inside the gap forming portion and having a smaller outer diameter than the first cylindrical portion;
The vehicle mirror device according to any one of claims 2 to 4, wherein the vehicle mirror device is provided.
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- 2014-04-11 JP JP2014082060A patent/JP6313102B2/en active Active
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