JP2015202459A - 蒸留水生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】突発的に起こる災害の際に、容易に飲料水を生成できると共に、様々な場所に容易に運搬可能な構成を有する、蒸留水生成装置の提供をすること。
【解決手段】現地で入手可能な原水と、災害時に発生した廃材等を用いた熱源を利用する蒸留水生成装置であって、原水を加熱沸騰させる前記熱源を内包すると共に、水密性を備えた壁面に周囲を囲まれたかまどと、該かまどの周囲を囲む壁面を更に包みこむように配置された原水タンクと、を備え、前記原水タンクの上部には、前記原水が沸騰することによって発生した蒸気を前記原水タンクから外部に取り出すための蒸気取出口を有し、前記蒸気取出口には、ガイドパイプを連結し、前記ガイドパイプには、前記蒸気を冷却する冷却部材と、不純物を取り除くためのフィルタと、を有することを特徴とする、蒸留水生成装置。
【選択図】図1
【解決手段】現地で入手可能な原水と、災害時に発生した廃材等を用いた熱源を利用する蒸留水生成装置であって、原水を加熱沸騰させる前記熱源を内包すると共に、水密性を備えた壁面に周囲を囲まれたかまどと、該かまどの周囲を囲む壁面を更に包みこむように配置された原水タンクと、を備え、前記原水タンクの上部には、前記原水が沸騰することによって発生した蒸気を前記原水タンクから外部に取り出すための蒸気取出口を有し、前記蒸気取出口には、ガイドパイプを連結し、前記ガイドパイプには、前記蒸気を冷却する冷却部材と、不純物を取り除くためのフィルタと、を有することを特徴とする、蒸留水生成装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、災害地等において、河川水等、現地で入手可能な原水と、災害時に発生した廃材等を用いた熱源を利用して、飲用に適した蒸留水を生成する為の蒸留水生成装置に関する。
従来の蒸留水を生成する為の蒸留水生成装置は、鍋、釜に相当する原水を貯めるための貯水槽と、原水を加熱沸騰させるかまどに相当する加熱装置とが別々の状態で構成される大型設備が主体であり、様々な場所に蒸留水生成装置自体を運搬して使用するのは困難であった。
また、特許文献1に記載されているような従来の蒸留装置は、平常時においての使用を前提として開発されたものであって、飲用水以外の原水や電力以外の熱源を用いることができるものではなかった。そのため、突発的に起こる災害の際に、飲料水を得るために容易に使用できるものではなかった。
本発明は上記実情を基に開発されたもので、突発的に起こる災害の際にも、容易に飲料水を生成できると共に、様々な場所に容易に運搬可能な構成を有する、蒸留水生成装置の提供を目的としている。
前記の課題を解決するための本発明のうち請求項1記載の発明は、災害地等において、現地で入手可能な原水と、災害時に発生した廃材等を用いた熱源を利用して、蒸留水を生成する為の蒸留水生成装置であって、原水を加熱沸騰させる前記熱源を内包すると共に、水密性を備えた壁面に周囲を囲まれたかまどと、該かまどの周囲を囲む壁面を更に包みこむように配置された原水タンクと、を備え、前記原水タンクの上部には、前記原水が沸騰することによって発生した蒸気を前記原水タンクから外部に取り出すための蒸気取出口を有し、前記蒸気取出口には、ガイドパイプを連結し、前記ガイドパイプには、前記蒸気を冷却し、前記蒸気を水へ相変化させるための冷却部材と、前記原水に元々含まれていた沸点の低い不純物や、蒸気から水へ相変化させる際に取り込んだ不純物を取り除くためのフィルタと、を有することを特徴とする。
本発明のうち請求項2記載の発明は、非使用時には、前記ガイドパイプと、前記冷却部材と、前記フィルタと、を取り外し、着火器材と共に、前記原水タンク、又は、前記かまどの内部に収納することができることを特徴とする。
本発明のうち請求項3記載の発明は、前記原水タンクの下端には、移動用部材を備えていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1記載の発明によれば、災害地等の現地で調達可能な原水と、災害時に発生した廃材等を用いた熱源を利用することで、突発的に起こる災害の際にも、容易に蒸留水を生成できる。また、原水に含まれる沸点の低い不純物や、原水を沸騰することによって発生した蒸気を水に相変化させる際に取り込まれた不純物を取り除くためのフィルタを備えることで、容易に飲用に適した蒸留水を得ることが可能である。
本発明のうち請求項2記載の発明によれば、非使用時には、前記ガイドパイプと、前記冷却部材と、前記フィルタと、を取り外し、着火器材と共に、前記原水タンク、又は、前記かまどの内部に収納することができるので、運搬が容易であると共に、使用する際には、即時に使用可能である。
本発明のうち請求項3記載の発明によれば、運搬がより容易なものとなる。
以下、この発明の実施の形態を図1、図2を参照して詳細に説明する。本発明の蒸留水生成装置10は、図1に示すように、原水100を加熱沸騰させる熱源200を内包すると共に、水密性を備えた壁面に周囲を囲まれたかまど40と、かまど40の周囲を囲む壁面を、更に包みこむように配置された原水100を貯めるための原水タンク20と、を備えている。このような構成により、原水100を均質に温めることが可能である。なお、原水100としては、突発的に起こる災害の際にも容易に入手可能な雨水、河川水、湖沼の水、海水等を想定している。そして、熱源200としては、災害時に発生した廃材等を燃焼させることで得られるものを想定している。そして、原水タンク20の上部には、原水タンク蓋30を載置している。
かまど40は、図1、図2に示すように、その上部に煙道43が設けられ、煙道43は、原水タンク20の上部に備えられた原水タンク蓋30を貫通し、外部に熱源200から発生する燃焼ガスなどを排気可能となっている。そして、本実施形態例ではかまど40の入口にはかまど扉41が備えられており、その全面には持ち手42を有している。なお、煙道43は、図2に示すように、非使用時には煙道蓋44によって封じられるものである。
そして、原水タンク20は、その下端には、図1、図2に示すように、キャスター等の移動用部材23を備えており、このことにより、本発明の蒸留水生成装置10は、容易に移動可能なものとなっている。
また、原水タンク20の側面には、持ち手21を備えると共に、原水100を外部に放出するための排水口22を備えている。なお、図1(イ)の示す実施形態例では、持ち手21は、原水タンク20の両側面の上部、排水口22は、図1(イ)の正面視して左側面の下部に備えられているが、特に本発明を限定するものではない。
原水タンク蓋30は、図3に示すように、煙道43を嵌め込むことが可能なだけの径を有する切込み部を有すると共に、その切込み部の最奥部には、止め板36が立設している。なお、切込み部は、煙道43が貫通する箇所以外は切込み蓋37を被せることにより閉じることが可能であり、この切込み部からは、防水袋にいれた食糧などを投入し、温めることも可能である。なお、切込み蓋37は、煙道43が嵌ることが可能なだけの凹部を有している。また、切込み蓋37を原水タンク蓋30に被せる際には、図3(ロ)に示すように、止め板36に当接する。また、止め板36は、煙道43とも接しており、煙道43の位置決めをする役割も持たせている。そして、その止め板36の左右には、持ち手35をそれぞれ有すると共に、原水100が沸騰することによって発生した蒸気を原水タンク20内から外部に取り出すための蒸気取出口33と、原水100を原水タンク20内に注入するための注水孔31を有している。そして、蒸気取出口33には、ガイドパイプ50が連結しており、原水100が加熱沸騰して蒸気となった際には、その蒸気が蒸気取出口33からガイドパイプ50内に流通する。なお、蒸気取出口33と注水孔31は、図2に示すように、非使用時には蒸気取出口蓋34と注水孔蓋32によってそれぞれ封じられるものである。
そして、ガイドパイプ50は、原水100が加熱沸騰された際に発生する蒸気を冷却し、蒸気を水へ相変化させるための冷却部材51と、原水100に元々含まれていた沸点の低い不純物や、蒸気から水へ相変化させる際に取り込んだ不純物を取り除くためのフィルタ52を有している。そのため、ガイドパイプ50に流通した蒸気は、飲用に適した蒸留水300となり、最終的には貯留タンク60に溜まる。
なお、前記したガイドパイプ50、貯留タンク60、冷却部材51、フィルタ52は、非使用時には、それぞれ分解し、熱源200に用いられる廃材等を燃焼する際に用いられる着火器材80等と共に、密封防水袋70にいれて、原水タンク20、又は、かまど40の内部に収納することが好ましい。このことにより、本発明の蒸留水生成装置10の運搬が容易になると共に、使用する際には、即時に使用可能となる。
なお、上記開示された本発明の実施形態の構造は、あくまで例示である。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示されると共に、当該記載と均等と評価される技術的構成まで含むものである。
10 蒸留水生成装置
20 原水タンク
21 持ち手
22 排水口
23 移動用部材
30 原水タンク蓋
31 注水孔
32 注水孔蓋
33 蒸気取出口
34 蒸気取出口蓋
35 持ち手
36 止め板
37 切込み蓋
38 持ち手
40 かまど
41 かまど扉
42 持ち手
43 煙道
44 煙道蓋
50 ガイドパイプ
51 冷却部材
52 フィルタ
60 貯留タンク
70 密封防水袋
80 着火器材
100 原水
200 熱源
300 蒸留水
20 原水タンク
21 持ち手
22 排水口
23 移動用部材
30 原水タンク蓋
31 注水孔
32 注水孔蓋
33 蒸気取出口
34 蒸気取出口蓋
35 持ち手
36 止め板
37 切込み蓋
38 持ち手
40 かまど
41 かまど扉
42 持ち手
43 煙道
44 煙道蓋
50 ガイドパイプ
51 冷却部材
52 フィルタ
60 貯留タンク
70 密封防水袋
80 着火器材
100 原水
200 熱源
300 蒸留水
Claims (3)
- 災害地等において、現地で入手可能な原水と、災害時に発生した廃材等を用いた熱源を利用して、蒸留水を生成する為の蒸留水生成装置であって、
原水を加熱沸騰させる前記熱源を内包すると共に、水密性を備えた壁面に周囲を囲まれたかまどと、該かまどの周囲を囲む壁面を更に包みこむように配置された原水タンクと、を備え、
前記原水タンクの上部には、前記原水が沸騰することによって発生した蒸気を前記原水タンクから外部に取り出すための蒸気取出口を有し、
前記蒸気取出口には、ガイドパイプを連結し、
前記ガイドパイプには、前記蒸気を冷却し、前記蒸気を水へ相変化させるための冷却部材と、前記原水に元々含まれていた沸点の低い不純物や、蒸気から水へ相変化させる際に取り込んだ不純物を取り除くためのフィルタと、を有することを特徴とする、蒸留水生成装置。 - 非使用時には、前記ガイドパイプと、前記冷却部材と、前記フィルタと、を取り外し、着火器材と共に、前記原水タンク、又は、前記かまどの内部に収納することができることを特徴とする、請求項1記載の蒸留水生成装置。
- 前記原水タンクの下端には、移動用部材を備えていることを特徴とする、請求項1、又は2記載の蒸留水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014083616A JP2015202459A (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 蒸留水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014083616A JP2015202459A (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 蒸留水生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015202459A true JP2015202459A (ja) | 2015-11-16 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014083616A Pending JP2015202459A (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 蒸留水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015202459A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS516360A (ja) * | 1974-07-08 | 1976-01-19 | Edowaado Emu Shanon | Haisuishorisochi |
JPS53162138U (ja) * | 1977-05-26 | 1978-12-19 | ||
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JPH10192839A (ja) * | 1997-01-15 | 1998-07-28 | Toru Tsutsumi | 飲み水用簡易蒸留装置 |
JP3112748U (ja) * | 2005-05-23 | 2005-08-25 | 一雄 鬼頭 | 災害用調理セット |
JP2009005585A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Kiyomotogumi:Kk | 皮膚用薬液、薬用石鹸、飲料及び温室加熱装置 |
JP2010159946A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Konno Kenichi | ゴミ焼却式飲料水製造装置 |
-
2014
- 2014-04-15 JP JP2014083616A patent/JP2015202459A/ja active Pending
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