JP2015195527A - 画像処理装置、および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、および画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015195527A
JP2015195527A JP2014073033A JP2014073033A JP2015195527A JP 2015195527 A JP2015195527 A JP 2015195527A JP 2014073033 A JP2014073033 A JP 2014073033A JP 2014073033 A JP2014073033 A JP 2014073033A JP 2015195527 A JP2015195527 A JP 2015195527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image data
variable length
image processing
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014073033A
Other languages
English (en)
Inventor
後田 薫
Kaoru Nochida
薫 後田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2014073033A priority Critical patent/JP2015195527A/ja
Priority to US14/628,795 priority patent/US9462297B2/en
Publication of JP2015195527A publication Critical patent/JP2015195527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/124Quantisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/17Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object
    • H04N19/176Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object the region being a block, e.g. a macroblock
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/44Decoders specially adapted therefor, e.g. video decoders which are asymmetric with respect to the encoder
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/63Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

【課題】圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることが可能な、画像処理装置、および画像処理方法を提供する。
【解決手段】画像データをウェーブレット変換し、基準単位に基づく所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮された圧縮画像データを、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える並び替え処理部を備える、画像処理装置が提供される。
【選択図】図4

Description

本開示は、画像処理装置、および画像処理方法に関する。
符号化された画像データの並び替えを行う技術が開発されている。符号化された画像データの並び替えを行う技術としては、例えば、下記の特許文献1、2に記載の技術が挙げられる。
特開2000−184204号公報 特開2003−169333号公報
画像データを符号化して圧縮する際に、ウェーブレット変換が用いられる場合には、画像データが示す画像を、例えばウェーブレットのレベルによって階層的に表すことが可能である。また、画像データをウェーブレット変換し、所定の単位で量子化し、符号化されて圧縮された画像データ(以下、「圧縮画像データ」と示す場合がある。)を復号するときには、上記のように階層的に表される画像を階層的に復号する階層復号が行われる場合がある。
本開示では、圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることが可能な、新規かつ改良された画像処理装置、および画像処理方法を提案する。
本開示によれば、画像データをウェーブレット変換し、基準単位に基づく所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮された圧縮画像データを、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える並び替え処理部を備える、画像処理装置が提供される。
また、本開示によれば、画像データをウェーブレット変換し、基準単位に基づく所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮された圧縮画像データを、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えるステップを有する、画像処理装置により実行される画像処理方法が提供される。
本開示によれば、圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握されうる他の効果が奏されてもよい。
本実施形態に係る画像処理方法の概要を説明するための説明図である。 本実施形態に係る画像処理方法に係る画像データの並び替えを説明するための説明図である。 フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えを実現する一の方法が適用された画像処理装置の構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置の構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置が備える並び替え処理部の構成の第1の例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置が備える並び替え処理部の構成の第2の例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置が備える、可変長復号部と可変長符号化部との構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置が備える、可変長復号・可変長符号化部の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る画像処理装置の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る画像処理装置が処理を行う場合における、画像データのサイズと、量子化値との関係の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.本実施形態に係る画像処理方法
2.本実施形態に係る画像処理装置
3.本実施形態に係るプログラム
(本実施形態に係る画像処理方法)
本実施形態に係る画像処理装置の構成について説明する前に、まず、本実施形態に係る画像処理方法について説明する。以下では、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を、本実施形態に係る画像処理装置が行う場合を主に例に挙げて、本実施形態に係る画像処理方法について説明する。
画像データを符号化して圧縮する際に、ウェーブレット変換が用いられる場合には、画像データが示す画像は、例えば、ウェーブレットのレベルによって階層的に表される。
図1は、本実施形態に係る画像処理方法の概要を説明するための説明図である。図1のAは、ウェーブレットの4レベル分解を示している。また、図1のBは、図1のAに示す画像全体が示す画像(フル解像度の画像。以下「Full Resorution」と示す場合がある。)の一例を示しており、図1のCは、図1のAに示すLL(レベル4のLL)が示す画像の一例を示している。
ウェーブレット変換が行われる場合には、処理対象の画像データを高周波成分と低周波成分とに分解する処理が行われる。例えば、処理対象の画像データに対してウェーブレット変換が行われる場合、第1方向(垂直方向または水平方向)にローパスフィルタとハイパスフィルタとをそれぞれかけた後に、第2方向(水平方向または垂直方向)にローパスフィルタとハイパスフィルタとをそれぞれかけることによって、当該処理対象の画像データが、高周波成分と低周波成分とに分解される。
図1のAでは、処理対象の画像データを第1方向のハイパスフィルタにかけた出力Hに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力を“HH1”と示し、処理対象の画像データを第1方向のハイパスフィルタにかけた出力Hに対して、第2方向ローパスフィルタをかけた出力を“HL1”と示している。また、図1のAでは、処理対象の画像データを第1方向のローパスフィルタにかけた出力Lに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力を“LH1”と示している。
ここで、図1のAに示す“HH1”、“HL1”、“LH1”は、処理対象の画像データの高周波成分に対応する。また、処理対象の画像データを第1方向のローパスフィルタにかけた出力Lに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力(以下、「LL1」と示す。)は、処理対象の画像データの低周波成分に対応する。
上記のような処理によって、レベル1のウェーブレット変換に係る処理が実現される。
ウェーブレット変換が行われる場合、上記のような画像データを高周波成分と低周波成分とに分解する処理を繰り返し行うことが可能である。以下、図1のAに示すように4レベル分解が行われる場合を例に挙げて説明する。
処理対象の画像データの高周波成分に対応する図1のAの“HH1”、“HL1”、“LH1”に対しては、ウェーブレット変換に係るさらなる処理は行われない。一方、処理対象の画像データの低周波成分に対応する“LL1”は、処理対象の画像データに対するレベル1のウェーブレット変換に係る処理と同様の処理によって、高周波成分と低周波成分とに分解される。
図1のAでは、“LL1”を第1方向のハイパスフィルタにかけた出力Hに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力を“HH2”と示し、“LL1”を第1方向のハイパスフィルタにかけた出力Hに対して、第2方向ローパスフィルタをかけた出力を“HL2”と示している。また、図1のAでは、“LL1”を第1方向のローパスフィルタにかけた出力Lに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力を“LH2”と示している。
図1のAに示す“HH2”、“HL2”、“LH2”は、“LL1”の高周波成分に対応する。また、“LL1”を第1方向のローパスフィルタにかけた出力Lに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力(以下、「LL2」と示す。)は、“LL1”の低周波成分に対応する。
上記のような処理によって、レベル2のウェーブレット変換に係る処理が実現される。
“LL1”の高周波成分に対応する図1のAの“HH2”、“HL2”、“LH2”に対しては、ウェーブレット変換に係るさらなる処理は行われない。一方、“LL1”の低周波成分に対応する“LL2”は、処理対象の画像データに対するレベル1のウェーブレット変換に係る処理と同様の処理によって、高周波成分と低周波成分とに分解される。
図1のAでは、“LL2”を第1方向のハイパスフィルタにかけた出力Hに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力を“HH3”と示し、“LL2”を第1方向のハイパスフィルタにかけた出力Hに対して、第2方向ローパスフィルタをかけた出力を“HL3”と示している。また、図1のAでは、“LL2”を第1方向のローパスフィルタにかけた出力Lに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力を“LH3”と示している。
図1のAに示す“HH3”、“HL3”、“LH3”は、“LL2”の高周波成分に対応する。また、“LL2”を第1方向のローパスフィルタにかけた出力Lに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力(以下、「LL3」と示す。)は、“LL2”の低周波成分に対応する。
上記のような処理によって、レベル3のウェーブレット変換に係る処理が実現される。
“LL2”の高周波成分に対応する図1のAの“HH3”、“HL3”、“LH3”に対しては、ウェーブレット変換に係るさらなる処理は行われない。一方、“LL2”の低周波成分に対応する“LL3”は、処理対象の画像データに対するレベル1のウェーブレット変換に係る処理と同様の処理によって、高周波成分と低周波成分とに分解される。
図1のAでは、“LL3”を第1方向のハイパスフィルタにかけた出力Hに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力を“HH4”と示し、“LL3”を第1方向のハイパスフィルタにかけた出力Hに対して、第2方向ローパスフィルタをかけた出力を“HL4”と示している。また、図1のAでは、“LL3”を第1方向のローパスフィルタにかけた出力Lに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力を“LH4”と示している。また、図1のAでは、“LL3”を第1方向のローパスフィルタにかけた出力Lに対して、第2方向ハイパスフィルタをかけた出力“LL4”と示している。
図1のAに示す“HH4”、“HL4”、“LH4”は、“LL3”の高周波成分に対応する。また、“LL4”は、“LL3”の低周波成分に対応する。
上記のような処理によって、レベル4のウェーブレット変換に係る処理が実現される。
例えば上記のように、画像データを、高周波成分と低周波成分とに分解する処理を繰り返すことによって、図1のAに示すようなウェーブレットの4レベル分解が実現される。
ここで、低周波成分に対応する“LL1”、“LL2”、“LL3”、および“LL4”が示す画像は、図1のBに示すようなフル解像度の画像に対して順番に解像度が低くなる画像である。つまり、ウェーブレット変換が用いられる場合には、画像データが示す画像は、例えば、ウェーブレットのレベルによって階層的に表される。
画像データをウェーブレット変換し、所定の単位で量子化し、符号化されて圧縮された圧縮画像データを復号するときには、上記のように階層的に表される画像を階層的に復号する階層復号が行われる場合がある。階層復号が行われることによって、例えば、解像度が低い画像が表示画面に表示された後に、徐々に解像度が高い画像が表示画面に表示されることを実現することが可能となる。
ここで、圧縮画像データを階層復号する処理を容易化するための方法としては、例えば、ウェーブレット変換された画像データを、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えることが考えられる。
図2は、本実施形態に係る画像処理方法に係る画像データの並び替えを説明するための説明図である。図2のAは、ウェーブレット変換の1水平単位であるTU(Transfer Unit。例えば、16ライン単位に相当し、1フレームは、約140TUである。)単位でインターリブされた場合の画像データの並びを示している。また、図2のBは、本実施形態に係る画像処理方法に係る画像データの並び替えによって、実現される画像データの並びを示しており、フレーム単位でインターリブされた場合の画像データの並びを示している。
例えば図2のAに示すようなTU単位でインターリーブされている場合には、圧縮画像データを復号する処理を行う装置(以下、「復号処理装置」と示す。)は、階層復号のために下記のような処理を順に行う必要がある。
・レベル4のLLに対応するデータを集めて復号
・レベル3のLLに対応するデータを集めて復号
・レベル2のLLに対応するデータを集めて復号
・レベル2のLLに対応するデータを集めて復号
・Full Resorutionに対応するデータを集めて復号
例えば図2のBに示すように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えられて、フレーム単位でインターリーブされている場合には、復号処理装置は、処理対象の圧縮画像データを順番に復号すれば、階層復号を実現することが可能である。よって、例えば図2のBに示すような、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えが行われることによって、圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることができる。
さらに、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えが行われることによる、圧縮画像データの階層復号が容易化されるという効果は、圧縮画像データが、例えば、4K(Ultra HD(High Definition)。4096×2160など)/480[フレーム/sec]やHD/1000[フレーム/sec]などの広帯域な画像データであればある程、顕著となる。
図3は、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えを実現する一の方法が適用された画像処理装置10の構成の一例を示す説明図である。
画像処理装置10は、ウェーブレット変換部12と、量子化値取得部14と、並び替え処理部16と、量子化部18と、可変長符号化部20とを備える。圧縮装置10では、例えば、MPU(Micro Processing Unit)などの演算回路で構成されるプロセッサが、ウェーブレット変換部12、符号量計算部14、並び替え処理部16、量子化部18、および可変長符号化部20の役目を果たす。また、ウェーブレット変換部12、符号量計算部14、並び替え処理部16、量子化部18、および可変長符号化部20は、各部の処理を実現可能な専用の(または汎用の)回路で構成されていてもよい。
ウェーブレット変換部12は、入力された画像データ(以下、「入力画像」または「入力画像データ」と示す場合がある。)をウェーブレット変換する。
量子化値取得部14は、ウェーブレット変換された画像データ(以下、単に「変換された画像データ」と示す場合がある。)に対応する、基準単位に基づく所定の単位ごとの量子化値Qを取得する。
ここで、本実施形態に係る基準単位としては、例えばTUが挙げられる。また、本実施形態に係る基準単位に基づく所定の単位としては、例えば、基準単位そのもの、複数の基準単位、または、1フレームなどが挙げられる。以下では、本実施形態に係る所定の単位が、TUである場合を例に挙げる。
量子化値取得部14は、例えば、TU(所定の単位の一例)ごとに変換された画像データの符号量を計算して、TUごとの量子化値Qを算出することによって、TUごとの量子化値Qを取得する。ここで、量子化値取得部14は、量子化部18において行われる量子化に係る処理に対応する算出方法によって、整数値の量子化値Q、または小数値の量子化値Qを算出する。
また、量子化値取得部14は、例えば、上記計算結果が予め記憶されている量子化テーブルなどを参照することによって、変換された画像データに対応する、TU内の各レベル・成分ごとに重みづけられた量子化値Qを取得することも可能である。上記量子化テーブルなどのデータは、例えば、ROM(Read Only Memory。図示せず)などに記憶され、量子化値取得部14は、ROMなどから上記量子化テーブルなどを読み出して、TU内の各レベル・成分ごとに重みづけられた量子化値Qを取得する。
並び替え処理部16は、フレームメモリの役目を果たすメモリを備え、ウェーブレット変換された画像データを遅延させて、量子化値Qと、ウェーブレット変換された画像データとのタイミングを合わせる。並び替え処理部16における遅延量は予め設定される。並び替え処理部16は、例えば、量子化値取得部14における量子化値の取得に要する時間(例えば、符号量の計算に要する時間)分、ウェーブレット変換された画像データを遅延させる。
また、並び替え処理部16は、ウェーブレット変換され、例えば図2のAに示すようなTU単位でインターリーブされている画像データを、例えば図2のBに示すように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える。
量子化部18は、並び替え処理部16において並び替えられた画像データを、量子化値Qに基づいて量子化する。
可変長符号化部20は、量子化部18において量子化された画像データを可変長符号化する。
画像処理装置10では、例えば図1に示す構成により、入力画像データがウェーブレット変換され、量子化され、符号化されて、入力画像データが圧縮される。また、画像処理装置10では、例えば図1に示す構成により、入力画像データがウェーブレット変換された画像データを、例えば図2のBに示すようにフレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えることが、実現される。
しかしながら、画像処理装置10は、並び替え処理部16においてウェーブレット変換された画像データ、すなわち、ウェーブレット変換後の非圧縮の画像データを処理対象として、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える。そのため、画像処理装置10は、並び替え処理部16においてフレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えるために、ウェーブレット変換後の非圧縮の画像データを1フレーム以上記憶することが可能な記憶容量のメモリを備える必要がある。
そこで、本実施形態に係る画像処理装置は、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理として、画像データをウェーブレット変換し、所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮された圧縮画像データを、例えば図2のBに示すように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える。
本実施形態に係る画像処理装置が、圧縮画像データをフレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えるので、本実施形態に係る画像処理装置は、画像データの並び替えに要するメモリを、非圧縮の画像データを並び替える画像処理装置10よりも小さくすることができ、また、画像データの並び替えに要するメモリの帯域を、画像処理装置10よりも抑えることができる。
また、本実施形態に係る画像処理装置は、圧縮画像データをフレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えるので、上述したように、圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることができる。また、上述したように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えが行われることによる、圧縮画像データの階層復号が容易化されるという効果は、圧縮画像データが、例えば、4K/480[フレーム/sec]などの広帯域な画像データであればある程、顕著となる。
(本実施形態に係る画像処理装置)
次に、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を行うことが可能な、本実施形態に係る画像処理装置の構成の一例について、説明する。
[1]第1の実施形態に係る画像処理装置
図4は、第1の実施形態に係る画像処理装置100の構成の一例を示す説明図である。画像処理装置100は、例えば、ウェーブレット変換部102と、量子化値取得部104と、メモリ106と、量子化部108と、第1可変長符号化部110と、並び替え処理部112と、可変長復号部114と、第2可変長符号化部116とを備える。
ここで、図4では、並び替え処理部112が、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を行う役目を果たす。また、図4では、例えば、ウェーブレット変換部102、量子化値取得部104、メモリ106、量子化部108、および第1可変長符号化部110が、画像データをウェーブレット変換し、所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮する圧縮処理部(第1圧縮処理部)の役目を果たす。
また、画像処理装置100は、例えば、制御部(図示せず)や、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、外部装置と通信を行うための通信部(図示せず)などを備えていてもよい。
制御部(図示せず)は、例えば、MPUなどの演算回路で構成されるプロセッサや、各種回路などで構成され、画像処理装置100全体を制御する。また、制御部(図示せず)は、例えば、画像処理装置100において、ウェーブレット変換部102、量子化値取得部104、量子化部108、第1可変長符号化部110、並び替え処理部112、可変長復号部114、および第2可変長符号化部116のうちの1または2以上の役目を果たしてもよい。なお、ウェーブレット変換部102、量子化値取得部104、量子化部108、第1可変長符号化部110、並び替え処理部112、可変長復号部114、および第2可変長符号化部116のうちの1または2以上が、各部の処理を実現可能な専用の(または汎用の)回路で構成されていてもよいことは、言うまでもない。
ROM(図示せず)は、制御部(図示せず)が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部(図示せず)により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
通信部(図示せず)は、画像処理装置100が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、外部装置と無線または有線で通信を行う役目を果たす。ここで、通信部(図示せず)としては、例えば、光ファイバー接続端子および送受信回路や、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路、IEEE802.11ポートおよび送受信回路(無線通信)などが挙げられる。また、本実施形態に係るネットワークとしては、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの有線ネットワーク、無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)や基地局を介した無線WAN(WWAN:Wireless Wide Area Network)などの無線ネットワーク、あるいは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルを用いたインターネットなどが挙げられる。
ウェーブレット変換部102は、入力画像データをウェーブレット変換する。以下では、ウェーブレット変換部102が、例えば図1のAに示すように、4レベルに分解する場合を例に挙げる。
ここで、本実施形態に係る入力画像データとしては、例えば、4Kや、HDなど様々な解像度の動画像(または、複数の静止画像)を示す、画像データが挙げられる。具体例を挙げると、本実施形態に係る入力画像データとしては、例えば、4K/480[フレーム/sec]やHD/1000[フレーム/sec]などの動画像を示す画像データが挙げられる。
また、本実施形態に係る入力画像データは、例えば、RAW画像を示す画像データであってもよいし、R(Red)、G(Green)、B(Blue)それぞれに対応する画像を示す複数の画像データであってもよい。
本実施形態に係る入力画像データとしては、撮像デバイスによる撮像により生成された画像データや、記録媒体から読み出された画像データ、外部装置から送信されて通信部(図示せず)や接続されている外部通信デバイスにより受信された画像データなどが挙げられる。上記記録媒体としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)などが挙げられる。
量子化値取得部104は、例えば図3の量子化値取得部14と同様に、変換された画像データに対応する、所定の単位ごとの量子化値Qを取得する。以下では、量子化値取得部104が、TU(所定の単位の一例)ごとに、量子化値Qを取得する場合を例に挙げる。
メモリ106は、変換された画像データを遅延させて、量子化値Qと変換された画像データとのタイミングを合わせる(ディレイを合わせる)。メモリ106は、画像処理装置100におけるバッファに該当する。
メモリ106における遅延量は予め設定される。メモリ106は、例えば、量子化値取得部104における量子化値の取得に要する時間(例えば、符号量の計算に要する時間)分、変換された画像データを遅延させる。
ここで、量子化値QがTUごと(所定の単位の一例)に算出される場合には、メモリ106は、例えば、TU単位分(16ライン分)、すなわち、所定の単位に相当する記憶容量を有する。つまり、メモリ106は、1フレーム以上に相当する画像データを記憶可能な記憶容量を有する必要はない。
量子化部108は、TU(所定の単位の一例)ごとに、量子化値Qで変換された画像データを量子化する。
例えば量子化値Qが整数値である場合、量子化部108は、量子化値Qに基づき変換された画像データを右シフトさせ、シフトされた画像データを、設定されている端数処理によって丸めることによって、画像データを量子化する。
また、例えば量子化値Qが小数値である場合、量子化部108は、量子化値Q1で変換された画像データを除算し、除算された画像データを、設定されている端数処理によって丸めることによって、画像データを量子化する。
量子化部108は、例えば、量子化方式として、整数値の量子化値Qに基づくシフト演算または小数値の量子化値Qに基づく小数量子化を用いるによって、画像データを量子化する。なお、量子化部108は、例えば、画像データの量子化を行うことが可能な任意の量子化方式を用いた処理によって、画像データを量子化してもよい。
第1可変長符号化部110は、TU(所定の単位の一例)ごとに、量子化値Qで量子化された画像データを、可変長符号化する。第1可変長符号化部110は、例えば、2次元可変長符号化や、ハフマン符号化、ランレングス符号化、算術符号化、適応ビット割当などの可変長符号化が可能な任意の方式を用いて、量子化値Qで量子化された画像データを可変長符号化する。
画像処理装置100では、ウェーブレット変換部102、量子化値取得部104、メモリ106、量子化部108、および第1可変長符号化部110によって、入力画像データがウェーブレット変換され、所定の単位で量子化され、可変長符号化されて、入力画像データが圧縮される。
並び替え処理部112は、第1可変長符号化部110から伝達される圧縮画像データを、例えば図2のBに示すように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える。
(1)並び替え処理部112の第1の構成例
図5は、第1の実施形態に係る画像処理装置100が備える並び替え処理部112の構成の第1の例を示す説明図である。
第1の例に係る並び替え処理部112は、例えば、メモリ部120と、書き込み制御部122と、読み出し制御部124と、出力部126と、符号長/データ長検出部128とを備える。
ここで、例えば、画像処理装置100では、例えば、制御部(図示せず)を構成するプロセッサが、書き込み制御部122、読み出し制御部124、および符号長/データ長検出部128の役目を果たす。また、画像処理装置100では、例えば、書き込み制御部122、読み出し制御部124、および符号長/データ長検出部128のうちの1または2以上が、各部の処理を実現可能な専用の(または汎用の)回路で構成されていてもよい。
メモリ部120は、複数のメモリを有し、圧縮画像データを、レベルに対応して階層的に記憶する。図5では、メモリ部120が、下記に示すデータが書き込み制御部122により記録される、5つのメモリ120A〜120Eを備える例を示している。
・メモリ120A:“LH1”、“HL1”、“HH1”に対応するデータが記録されるメモリ
・メモリ120B:“LH2”、“HL2”、“HH2”に対応するデータが記録されるメモリ
・メモリ120C:“LH3”、“HL3”、“HH3”に対応するデータが記録されるメモリ
・メモリ120D:“LH4”、“HL4”、“HH4”に対応するデータが記録されるメモリ
・メモリ120E:“LL4”が記録されるメモリ
図1のAに示すように4レベル分解が行われる場合には、上述したように、低周波成分に対応する“LL1”、“LL2”、“LL3”、および“LL4”が示す画像は、図1のBに示すようなフル解像度の画像に対して順番に解像度が低くなる画像であり、これらの画像は、ウェーブレットのレベルにより階層的に表される画像であるといえる。また、例えば図2のAに示すように、メモリ120Dおよびメモリ120Eに記憶されているデータは、“LL3”に該当し、メモリ120C、メモリ120Dおよびメモリ120Eに記憶されているデータは、“LL2”に該当する。そして、メモリ120B、メモリ120C、メモリ120Dおよびメモリ120Eに記憶されているデータは、“LL1”に該当し、メモリ120A、メモリ120B、メモリ120C、メモリ120Dおよびメモリ120Eに記憶されているデータは、Full Resorutionに該当する。
よって、メモリ部120は、例えば図5に示すように、圧縮画像データが各レベルごとにメモリに記録されることによって、圧縮画像データが、レベルに対応して階層的に記憶される。
書き込み制御部122は、圧縮画像データから検出される符号長とデータ長(符号量)との検出結果に基づいて、メモリ部120が有するメモリ120A〜120Eへ、圧縮画像データを書き込ませる。書き込み制御部122は、符号長とデータ長との検出結果に基づいて、各レベルの規定データ数分に相当する符号(データ)を、各レベルに対応するメモリ120A〜120Eに書き込ませる。書き込み制御部122は、例えば、書き込みを行わせるための書き込み命令を、メモリ120A〜120Eへ伝達することによって、メモリ120A〜120Eにデータを書き込ませる。
ここで、書き込み制御部122は、例えば、符号長/データ長検出部128から伝達される、符号長とデータ長との検出結果に基づいて処理を行う。
なお、書き込み制御部122が、符号長/データ長検出部128と同様の機能、すなわち、圧縮画像データから符号長とデータ長とを検出する機能を有する場合には、書き込み制御部122は、圧縮画像データから符号長とデータ長とを検出して、処理を行ってもよい。また、書き込み制御部122が、圧縮画像データから符号長とデータ長とを検出する機能を有する場合には、並び替え処理部112は、符号長/データ長検出部128を備えない構成をとることも可能である。
また、書き込み制御部122は、1フレーム分の圧縮画像データをメモリ部120に書き込ませた場合には、1フレーム分の圧縮画像データがメモリ部120に書き込まれたことを示す通知情報(例えば、図5に示す“Frame_End”)を、読み出し制御部124へ伝達する。また、書き込み制御部122は、例えば、図5において“各Level書き込み数”と示すように、各レベルに対応するデータのメモリへの書き込み数を示す情報を、読み出し制御部124へ伝達してもよい。
読み出し制御部124は、メモリ部120からの圧縮画像データの読み出しを制御する。
読み出し制御部124は、例えば、書き込み制御部122から伝達される通知情報に基づいて、メモリ部120から圧縮画像データを読み出させる。また、読み出し制御部124は、例えば、メモリ部120を構成する各メモリ120A〜120Eに書き込まれた符号量を参照して、1フレーム分のデータが書き込まれている場合に、メモリ部120から圧縮画像データを読み出させてもよい。
より具体的には、読み出し制御部124は、例えば、通知情報が伝達されると、メモリ120Eに記憶されているデータ(“LL4”)、メモリ120Dに記憶されているデータ(“LH4”、“HL4”、“HH4”)、メモリ120Cに記憶されているデータ(“LH3”、“HL3”、“HH3”)、メモリ120Bに記憶されているデータ(“LH2”、“HL2”、“HH2”)、およびメモリ120Aに記憶されているデータ(“LH1”、“HL1”、“HH1”)の順番に、メモリ部120から圧縮画像データを読み出させる。
読み出し制御部124が、上記のようにメモリ部120から圧縮画像データを読み出させることによって、ウェーブレットのレベルが高い順に圧縮画像データが読み出される。よって、メモリ部120から読み出される圧縮画像データは、図2のBに示すような、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えられたデータとなる。
また、読み出し制御部124は、例えば、出力部126を構成するスイッチング回路の切り替えを制御する制御信号を、出力部126へ伝達して、メモリ部120から読み出されたデータを出力させる。
なお、読み出し制御部124は、例えば、後述する可変長復号部114や可変長復号・可変長符号化部150(例えば、可変長復号部114や可変長復号・可変長符号化部150が備えるメモリ読み出し制御部134)から伝達される、読み出し制御信号に基づいて、メモリ部120から圧縮画像データを読み出させることも可能である。
出力部126は、例えば、読み出し制御部124から伝達される制御信号に応じて、出力端とメモリ部120を構成するメモリ120A〜120Eのいずれかを接続するスイッチング回路で構成される。出力部126を構成するスイッチング回路としては、例えば、マルチプレクサや、複数のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などで構成されるスイッチング回路など、制御信号に応じて、出力端とメモリ部120を構成するメモリ120A〜120Eのいずれかを接続することが可能な、任意の構成のスイッチング回路が挙げられる。
符号長/データ長検出部128は、第1可変長符号化部110から伝達される圧縮画像データから、符号長とデータ長とを検出し、検出された符号長とデータ長とを示すデータを、書き込み制御部122へ伝達する。符号長/データ長検出部128は、例えば、圧縮画像データから符号長とデータ長とを検出することが可能な、符号化方式に対応する任意の方法を用いて、圧縮画像データから、符号長とデータ長とを検出することが可能である。
第1の例に係る並び替え処理部112は、例えば図5に示す構成によって、第1可変長符号化部110から伝達される圧縮画像データを、例えば図2のBに示すように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える。
なお、第1の例に係る並び替え処理部112の構成は、図5に示す構成に限られない。
例えば、書き込み制御部122が、圧縮画像データから符号長とデータ長とを検出する機能を有する場合には、並び替え処理部112は、符号長/データ長検出部128を備えない構成をとることが可能である。
また、例えば出力部126と同様の機能を有するスイッチング回路が、可変長復号部114に備えられる場合など、画像処理装置100では、出力部126は、並び替え処理部112の構成要素でなくてもよい。
(2)並び替え処理部112の第2の構成例
本実施形態に係る並び替え処理部112の構成は、図5に示す第1の例に係る構成(変形例も含む)に限られない。次に、並び替え処理部112の第2の構成例として、第1可変長符号化部110から伝達される圧縮画像データに、レベルごとのヘッダが含まれる場合における並び替え処理部112の構成について説明する。
図6は、第1の実施形態に係る画像処理装置100が備える並び替え処理部112の構成の第2の例を示す説明図である。
第2の例に係る並び替え処理部112は、例えば、メモリ部120と、書き込み制御部122と、読み出し制御部124と、出力部126と、ヘッダ検出部130と、ヘッダ挿入部132とを備える。
ここで、例えば、画像処理装置100では、例えば、制御部(図示せず)を構成するプロセッサが、書き込み制御部122、読み出し制御部124、および符号長/データ長検出部128の役目を果たす。また、画像処理装置100では、例えば、書き込み制御部122、読み出し制御部124、ヘッダ検出部130、およびヘッダ挿入部132のうちの1または2以上が、各部の処理を実現可能な専用の(または汎用の)回路で構成されていてもよい。
メモリ部120は、図5に示す第1の例に係るメモリ部120と同様に、複数のメモリを有し、圧縮画像データを、レベルに対応して階層的に記憶する。図6では、メモリ部120が、図5に示す第1の例に係るメモリ部120と同様のデータがそれぞれ記録される、5つのメモリ120A〜120Eを備える例を示している。つまり、メモリ部120は、図5に示す第1の例に係るメモリ部120と同様に、圧縮画像データが各レベルごとにメモリに記録され、圧縮画像データが、レベルに対応して階層的に記憶される。
書き込み制御部122は、圧縮画像データに含まれるヘッダが示すレベルごとのデータ長に基づいて、メモリ部120が有するメモリ120A〜120Eへ、圧縮画像データを書き込ませる。書き込み制御部122は、ヘッダが示すレベルごとのデータ長に基づいて、各レベルの規定データ数分に相当する符号(データ)を、各レベルに対応するメモリ120A〜120Eに書き込ませる。書き込み制御部122は、例えば、書き込み命令をメモリ120A〜120Eへ伝達することによって、メモリ120A〜120Eにデータを書き込ませる。
ここで、書き込み制御部122は、例えば、ヘッダを検出するヘッダ検出部130から伝達される、検出されたヘッダが示すレベルごとのデータ長を示すデータに基づいて処理を行う。
なお、書き込み制御部122が、ヘッダ検出部130と同様の機能、すなわち、圧縮画像データからヘッダを検出する機能を有する場合には、書き込み制御部122は、圧縮画像データからヘッダを検出して処理を行ってもよい。また、書き込み制御部122が、圧縮画像データからヘッダを検出する機能を有する場合には、並び替え処理部112は、ヘッダ検出部130を備えない構成をとることも可能である。
また、書き込み制御部122は、図5に示す第1の例に係る書き込み制御部122と同様に、1フレーム分の圧縮画像データがメモリ部120に書き込まれたことを示す通知情報(例えば、図6に示す“Frame_End”)を、読み出し制御部124へ伝達する。また、書き込み制御部122は、図5に示す第1の例に係る書き込み制御部122と同様に、各レベルに対応するデータのメモリへの書き込み数を示す情報を、読み出し制御部124へ伝達してもよい。
読み出し制御部124は、図5に示す第1の例に係る読み出し制御部124と同様に、メモリ部120からの圧縮画像データの読み出しを制御する。よって、メモリ部120から読み出される圧縮画像データは、図2のBに示すような、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えられたデータとなる。
また、読み出し制御部124は、ヘッダを挿入させるための挿入命令と、メモリ部120からの圧縮画像データの読み出しに応じた、レベルごとのデータ長を示すデータとを、ヘッダ挿入部132へ伝達し、ヘッダ挿入部132に、メモリ部120から読み出されれた圧縮画像データに対応するヘッダを、読み出されれた圧縮画像データに挿入させる。
出力部126は、図5に示す第1の例に係る出力部126と同様の機能、構成を有し、読み出し制御部124から伝達される制御信号に応じて、出力端とメモリ部120を構成するメモリ120A〜120Eのいずれかを接続する。
ヘッダ検出部130は、読み出し制御部124から伝達される挿入命令と、レベルごとのデータ長を示すデータとに基づいて、例えば、出力部126の出力端から出力される圧縮画像データに、対応するレベルのデータ長を示すヘッダを挿入する。
第2の例に係る並び替え処理部112は、例えば図6に示す構成によって、第1可変長符号化部110から伝達される圧縮画像データを、例えば図2のBに示すように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える。
なお、第2の例に係る並び替え処理部112の構成は、図6に示す構成に限られない。
例えば、書き込み制御部122が、圧縮画像データからヘッダを検出する機能を有する場合には、並び替え処理部112は、ヘッダ検出部130を備えない構成をとることが可能である。
また、例えば出力部126と同様の機能を有するスイッチング回路が、可変長復号部114に備えられる場合など、画像処理装置100では、出力部126は、並び替え処理部112の構成要素でなくてもよい。
また、第2の例に係る並び替え処理部112の後段の処理において、レベルごとのデータ長を示すヘッダが用いられない場合などには、並び替え処理部112は、ヘッダ挿入部132を備えていなくてもよい。また、ヘッダ挿入部132を備えない構成である場合には、ヘッダの挿入に係る機能(例えば挿入命令などを生成する機能)を有していなくてもよい。
画像処理装置100は、例えば、上記第1の例に係る並び替え処理部112(変形例も含む)や、上記第2の例に係る並び替え処理部112(変形例も含む)を備えることによって、第1可変長符号化部110から伝達される圧縮画像データを、例えば図2のBに示すように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える。
再度図4を参照して、第1の実施形態に係る画像処理装置100の構成の一例について説明する。可変長復号部114は、並び替え処理部112から伝達される、並び替えられた圧縮画像データを、可変長復号する。可変長復号部114は、第1可変長符号化部110が用いる可変長符号化方式と対応する可変長復号方式で、可変長符号化された画像データを復号する。
可変長符号化部116は、可変長復号された、並び替えられた圧縮画像データを、可変長符号化する。
図7は、第1の実施形態に係る画像処理装置100が備える、可変長復号部114と可変長符号化部116との構成の一例を示す説明図である。
可変長復号部114は、メモリ読み出し制御部134と、バレルシフタ136と、コード検出部138と、繰り返しデータ生成部140とを備える。可変長復号部114は、例えば図7に示すような構成を有することによって、並び替え処理部112から伝達される並び替えられた圧縮画像データを、可変長復号する。なお、可変長復号部114の構成は、図7に示す構成に限られず、可変長復号部114は、並び替え処理部112から伝達される並び替えられた圧縮画像データを可変長復号することが可能な、任意の構成をとることが可能である。
また、可変長符号化部116は、繰り返し検出部142と、テーブル144と、FIFOメモリ146(First In, First Out memory)とを備える。可変長符号化部116は、例えば図7に示すような構成を有することによって、可変長復号部114において可変長復号された、並び替えられた圧縮画像データを、可変長符号化する。なお、可変長符号化部116の構成は、図7に示す構成に限られず、可変長符号化部116は、可変長復号された並び替えられた圧縮画像データを、可変長符号化することが可能な、任意の構成をとることが可能である。
なお、図4では画像処理装置100が、可変長復号部114と可変長符号化部116とを別体として備える構成を示しているが、第1の実施形態に係る画像処理装置に構成は、上記に限られない。
例えば、第1の実施形態に係る画像処理装置は、可変長復号部114および可変長符号化部116を備える代わりに、可変長復号部114の機能と可変長符号化部116の機能とが1つの構成要素で実現された、可変長復号・可変長符号化部を備える構成であってもよい。つまり、本実施形態に係る可変長復号・可変長符号化部は、“並び替えられた圧縮画像データの可変長復号と、可変長復号された、並び替えられた圧縮画像データの可変長符号化とを行う機能”を有する。
図8は、第1の実施形態に係る画像処理装置が備える、可変長復号・可変長符号化部150の構成の一例を示す説明図である。
可変長復号・可変長符号化部150は、例えば、メモリ読み出し制御部134と、バレルシフタ136と、コード検出部138と、繰り返し検出部142と、テーブル144と、FIFOメモリ146とを備える。
図8に示す可変長復号・可変長符号化部150の構成と、図7に示す可変長復号部114および可変長符号化部116の構成とを比較すると、可変長復号・可変長符号化部150は、基本的に図7に示す可変長復号部114および可変長符号化部116の構成と同様の構成を有する。しかしながら、可変長復号・可変長符号化部150は、図7に示す可変長復号部114が備える繰り返しデータ生成部140を備えておらず、また、可変長復号・可変長符号化部150では、繰り返しのための制御(図7に示す“繰り返し数”に係る制御)が不要となる。
よって、第1の実施形態に係る画像処理装置が、可変長復号部114および可変長符号化部116を備える代わりに、図8に示す可変長復号・可変長符号化部150を備える場合には、より簡素化された構成、制御によって、並び替えられた圧縮画像データの可変長復号と、可変長復号された、並び替えられた圧縮画像データの可変長符号化とを行うことができる。なお、本実施形態に係る可変長復号・可変長符号化部の構成は、図8に示す構成に限られず、“並び替えられた圧縮画像データの可変長復号と、可変長復号された、並び替えられた圧縮画像データの可変長符号化とを行う機能”を実現することが可能な、任意の構成をとることが可能である。
第1の実施形態に係る画像処理装置100では、例えば図4に示す構成(または、可変長復号部114および可変長符号化部116を備える代わりに、可変長復号・可変長符号化部を備える構成)によって、入力画像データがウェーブレット変換され、量子化され、符号化されて、入力画像データが圧縮される。
また、画像処理装置100では、例えば図4によって、圧縮画像データを、例えば図2のBに示すようにフレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えることが、実現される。よって、画像処理装置100は、圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることができる。
また、画像処理装置100では、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を行う並び替え処理部112が、圧縮画像データを並び替えるので、画像処理装置100では、圧縮後の1フレームを記憶することが可能な容量を有するメモリによって、並び替えが実現される。また、圧縮画像データを並び替えるので、並び替えに係るメモリの帯域は、非圧縮の画像データを並び替える場合よりも少なくて済む。
なお、第1の実施形態に係る画像処理装置100の構成は、図4に示す構成に限られない。
例えば、第1の実施形態に係る画像処理装置は、ウェーブレット変換部102、量子化値取得部104、メモリ106、量子化部108、および第1可変長符号化部110を備えない構成、すなわち、画像データをウェーブレット変換し、所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮する圧縮処理部(第1圧縮処理部)を備えない構成であってもよい。上記構成であっても、第1の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、並び替え処理部112によって、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を行うことが可能である。
よって、上記圧縮処理部(第1圧縮処理部)を備えない構成であっても、第1の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、外部装置においてウェーブレット変換し、所定の単位で量子化し、可変長符号化された圧縮画像データや、記録媒体に記録されている圧縮画像データを、並び替え処理部112が処理することによって、圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることができる。また、上記圧縮処理部(第1圧縮処理部)を備えない構成であっても、画像データの並び替えに要するメモリを、非圧縮の画像データを並び替える場合よりも小さくすることができ、また、画像データの並び替えに要するメモリの帯域を、非圧縮の画像データを並び替える場合も抑えることができる。
また、第1の実施形態に係る画像処理装置は、可変長復号部114および可変長符号化部116、または、可変長復号・可変長符号化部を備えない構成であってもよい。可変長復号部114および可変長符号化部116、または、可変長復号・可変長符号化部を備えない構成であっても、第1の実施形態に係る画像処理装置は、並び替え処理部112によって、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を行うことが可能である。
よって、可変長復号部114および可変長符号化部116、または、可変長復号・可変長符号化部を備えない構成であっても、第1の実施形態に係る画像処理装置は、図4に示す画像処理装置100と同様の効果を奏することができる。
また、第1の実施形態に係る画像処理装置は、画像(動画像、または静止画像)を撮像する撮像部(図示せず)を備えていてもよい。撮像部(図示せず)を備える場合、第1の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、撮像部(図示せず)において撮像により生成された画像データを処理する。
撮像部(図示せず)としては、例えば、光学系のレンズと、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を複数用いたイメージセンサと、信号処理回路とで構成される撮像デバイスが挙げられる。信号処理回路は、例えば、AGC(Automatic Gain Control)回路やADC(Analog to Digital Converter)を備え、撮像素子により生成されたアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。
[2]第2の実施形態に係る画像処理装置
図9は、第2の実施形態に係る画像処理装置200の構成の一例を示す説明図である。画像処理装置200は、例えば、ウェーブレット変換部202と、第1量子化値取得部204と、第2量子化値取得部206と、メモリ208と、第1量子化部210と、第1可変長符号化部212と、並び替え処理部214と、可変長復号部216と、逆量子化部218と、第2量子化部220と、第2可変長符号化部222とを備える。
ここで、図9では、並び替え処理部212が、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を行う役目を果たす。また、図9では、例えば、ウェーブレット変換部202、第1量子化値取得部204、メモリ208、第1量子化部210、および第1可変長符号化部212が、画像データをウェーブレット変換し、所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮する第1圧縮処理部の役目を果たす。また、図9では、第2量子化値取得部206、第2量子化部220、および第2可変長符号化部222が、逆量子化された画像データを、フレーム単位で量子化し、可変長符号化して圧縮する第2圧縮処理部の役目を果たす。
図9において、第1圧縮処理部における量子化に係る上記所定の単位は、第2圧縮処理部における量子化に係るフレーム単位よりも小さい単位である。以下では、第1圧縮処理部における量子化に係る上記所定の単位が、TU単位である場合を例に挙げる。
また、図9に示す画像処理装置200では、ウェーブレット変換部202、第1量子化値取得部204、メモリ208、第1量子化部210、第1可変長符号化部212、並び替え処理部214、および可変長復号部216は、図4に示す画像処理装置100の構成要素と下記のように対応する。
・ウェーブレット変換部202:画像処理装置100のウェーブレット変換部102
・第1量子化値取得部204:画像処理装置100の第1量子化値取得部104
・メモリ208:画像処理装置100のメモリ106
・第1量子化部210:画像処理装置100の量子化部108
・第1可変長符号化部212:画像処理装置100の第1可変長符号化部110
・並び替え処理部214:画像処理装置100の並び替え処理部112
・可変長復号部216:画像処理装置100の可変長復号部114
また、画像処理装置200は、例えば、制御部(図示せず)や、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、外部装置と通信を行うための通信部(図示せず)などを備えていてもよい。
制御部(図示せず)は、例えば、MPUなどの演算回路で構成されるプロセッサや、各種回路などで構成され、画像処理装置200全体を制御する。また、制御部(図示せず)は、例えば、画像処理装置200において、ウェーブレット変換部202、第1量子化値取得部204、第2量子化値取得部206、第1量子化部210、第1可変長符号化部212、並び替え処理部214、可変長復号部216、逆量子化部218、第2量子化部220、および第2可変長符号化部222のうちの1または2以上の役目を果たしてもよい。なお、ウェーブレット変換部202、第1量子化値取得部204、第2量子化値取得部206、第1量子化部210、第1可変長符号化部212、並び替え処理部214、可変長復号部216、逆量子化部218、第2量子化部220、および第2可変長符号化部222のうちの1または2以上が、各部の処理を実現可能な専用の(または汎用の)回路で構成されていてもよいことは、言うまでもない。
ROM(図示せず)は、制御部(図示せず)が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部(図示せず)により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。通信部(図示せず)は、画像処理装置200が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、外部装置と無線または有線で通信を行う役目を果たす。ここで、通信部(図示せず)としては、例えば、光ファイバー接続端子および送受信回路や、通信アンテナおよびRF回路、IEEE802.11ポートおよび送受信回路などが挙げられる。
ウェーブレット変換部202は、図4のウェーブレット変換部102と同様の機能を有し、入力画像データをウェーブレット変換する。
第1量子化値取得部204は、図4の第1量子化値取得部104と同様の機能を有し、変換された画像データに対応する、所定の単位ごとの第1量子化値Q1を取得する。第1量子化値取得部204は、フレーム単位よりも小さな単位ごとごとの第1量子化値Q1を取得する。以下では、第1量子化値取得部204が、TU(所定の単位の一例)ごとに、第1量子化値Q1を取得する場合を例に挙げる。
第2量子化値取得部106は、変換された画像データに対応する、フレーム単位の第2量子化値Q2を取得する。
第2量子化値取得部106は、例えば、フレーム単位で変換された画像データの符号量を計算して、フレーム単位の第2量子化値Q2を算出することによって、フレーム単位の第2量子化値Q2を取得する。ここで、第2量子化値取得部106は、後述する第2量子化部220において行われる量子化に係る処理に対応して、整数値の第2量子化値Q2、または小数値の第2量子化値Q2を算出する。
第2量子化値取得部206は、例えば、上記計算結果が予め記憶されている量子化テーブルなどを参照することによって、変換された画像データに対応する、フレーム単位の各レベル・成分ごとに重みづけられた第2量子化値Q2を取得することも可能である。上記量子化テーブルなどのデータは、例えば、ROM(図示せず)などに記憶され、第2量子化値取得部206は、ROMなどから上記量子化テーブルなどを読み出して、フレーム単位の各レベル・成分ごとに重みづけられた第2量子化値Q2を取得する。
メモリ208は、図4のメモリ106と同様の機能、構成を有し、変換された画像データを遅延させて、第1量子化値Q1と変換された画像データとのタイミングを合わせる(ディレイを合わせる)。メモリ208は、画像処理装置200におけるバッファに該当する。
第1量子化部208は、図4の量子化部108と同様の機能を有し、TU(所定の単位の一例)ごとに、第1量子化値Q1で変換された画像データを量子化する。
第1可変長符号化部212は、図4の第1可変長符号化部110と同様の機能を有し、TU(所定の単位の一例)ごとに、第1量子化値Q1で量子化された画像データを、可変長符号化する。
画像処理装置200では、ウェーブレット変換部202、第1量子化値取得部204、メモリ208、第1量子化部210、および第1可変長符号化部212によって、入力画像データがウェーブレット変換され、所定の単位で量子化され、可変長符号化されて、入力画像データが圧縮される。
並び替え処理部214は、図4の並び替え処理部112と同様の機能、構成を有し、第1可変長符号化部212から伝達される圧縮画像データを、例えば図2のBに示すように、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える。
可変長復号部216は、図4の可変長復号部114と同様の機能を有し、並び替え処理部214から伝達される、並び替えられた圧縮画像データを、可変長復号する。可変長復号部216は、第1可変長符号化部212が用いる可変長符号化方式と対応する可変長復号方式で、可変長符号化された画像データを復号する。
逆量子化部218は、可変長復号部216において復号された画像データを逆量子化する。逆量子化部218は、第1量子化部210が用いる量子化方式に対応する逆量子化方式で、復号された画像データを逆量子化する。
例えば、第1量子化部210が、整数値の第1量子化値Q1に基づくシフト演算により画像データを量子化する場合には、逆量子化部218は、対応するシフト演算により画像データを逆量子化する。具体例を挙げると、第1量子化部210が、整数値の第1量子化値Q1に基づき変換された画像データを右シフトさせ、シフトされた画像データを、設定されている端数処理によって丸めることによって、画像データを量子化する場合には、逆量子化部218は、整数値の第1量子化値Q1に基づき復号された画像データを左シフトさせ、シフトされた画像データを、設定されている端数処理によって丸めることによって、逆量子化する。
また、第1量子化部210が、小数値の第1量子化値Q1に基づく小数量子化により画像データを量子化する場合には、逆量子化部118は、例えば、小数値の第1量子化値Q1と復号された画像データとを乗算し、乗算された画像データを、設定されている端数処理によって丸めることによって、逆量子化する。
逆量子化部218が、可変長復号部216において復号された画像データを逆量子化することによって、ウェーブレット変換部202において入力画像データがウェーブレット変換された画像データが、復元される。
第2量子化部220は、逆量子化部218において逆量子化された画像データを、第2量子化値Q2で量子化する。
ここで、第2圧縮処理部を構成する第2量子化部220は、例えば、第1圧縮処理部を構成する第1量子化部210と同一の量子化方式で画像データを量子化する。
なお、第2量子化部220が量子化に用いる量子化方式は、第1量子化部210と同一の量子化方式に限られない。
例えば、第2量子化部220は、第1量子化部210とは異なる量子化方式で画像データを量子化してもよい。
第2量子化部220は、例えば、第1量子化部210よりもより画像データを圧縮することが可能な量子化方式で、画像データを量子化する。具体例を挙げると、第1量子化部210は、整数値の第1量子化値Q1に基づくシフト演算により画像データを量子化し、第2量子化部220は、小数値の第1量子化値Q1に基づく小数量子化により画像データを量子化する。
なお、本実施形態に係る画像処理装置200では、第1量子化部210が、第2量子化部120よりもより画像データを圧縮することが可能な量子化方式で、画像データを量子化する構成をとることも可能である。
第2可変長符号化部222は、第2量子化部220において第2量子化値Q2で量子化された画像データを、可変長符号化する。
ここで、第2圧縮処理部を構成する第2可変長符号化部222は、例えば、第1圧縮処理部を構成する第1可変長符号化部212と同一の可変長符号化方式で、画像データを可変長符号化する。
なお、第2可変長符号化部222が可変長符号化に用いる可変長符号化方式は、第1可変長符号化部212と同一の可変長符号化方式に限られない。
例えば、第2可変長符号化部222は、第1可変長符号化部212とは異なる可変長符号化方式で画像データを可変長符号化してもよい。具体例を挙げると、例えば、第1可変長符号化部212は、2次元可変長符号化により画像データを可変長符号化し、第2可変長符号化部222は、算術符号化により画像データを可変長符号化する。なお、第1可変長符号化部212と第2可変長符号化部222とが異なる可変長符号化方式で画像データを可変長符号化する場合の例が、上記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
第2の実施形態に係る画像処理装置200では、例えば図9に示す構成により、入力画像データが量子化および符号化されて、入力画像データが圧縮される。
図10は、第2の実施形態に係る画像処理装置200が処理を行う場合における、画像データのサイズと、量子化値との関係の一例を示す説明図である。図10に示すAは、図9のウェーブレット変換部202から伝達されるウェーブレット変換された画像データのサイズを示している。また、図10に示すBは、図9の第1可変長符号化部212から伝達される可変長符号化された画像データのデータサイズと、量子化値との一例を示している。また、図10に示すCは、図9の第2可変長符号化部222から伝達される可変長符号化された画像データのデータサイズと、量子化値との一例を示している。
例えば図10のBに示すように、第1可変長符号化部212から伝達される可変長符号化された画像データは、図10のAに示すウェーブレット変換された画像データのサイズよりも1/2〜1/3となっている。第1可変長符号化部212から伝達される可変長符号化された画像データを、図10のBに示すように、変換された画像データのサイズよりも1/2〜1/3とすることによって、TU(所定の単位の一例)の第1量子化値Q1を低く抑えることができるので、高画質を維持することができる。
また、第1可変長符号化部212から伝達される可変長符号化された画像データを、図10のBに示すように、変換された画像データのサイズよりも1/2〜1/3とすることによって、例えば並び替え処理部214が備えるメモリ(メモリ部120を構成するメモリ)の帯域と記録容量とを抑えることが可能となる。
また、画像処理装置200では、フレーム単位の符号量計算に基づく第2量子化値Q2が取得されるので、フレーム内の画像の難易度にバラつきがあっても、図10のCに示すように、第2量子化値Q2を固定値とすることが可能である。よって、例えば図10のCに示すように、入力画像データよりもサイズを低減しつつ、第2可変長符号化部222から出力される可変長符号化された画像データの画質を維持することができる。
また、画像処理装置200では、入力画像データの圧縮に係る画像データの変換が、ウェーブレット変換部202におけるウェーブレット変換の1回だけである。よって、画像処理装置200では、異なる方式による複数の変換が行われないので、異なる方式による複数の変換が行われる場合において生じうる画質の劣化は生じない。また、画像処理装置200では、異なる方式による複数の変換が行われないので、複数の変換を行うための回路規模の増加はない。
したがって、画像処理装置200は、例えば図9に示す構成によって、画像データのサイズを低減しつつ、画像の高画質化を図ることができる。また、画像処理装置200は、例えば図9に示す構成によって、回路規模の増加を抑えながら画像の高画質化を図ることができる。
また、画像処理装置200では、図4に示す第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に、圧縮画像データを、例えば図2のBに示すようにフレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えることが、実現される。
したがって、第2の実施形態に係る画像処理装置200は、図4に示す第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に、圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることができる。
また、画像処理装置200では、図4に示す第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を行う並び替え処理部212が、圧縮画像データを並び替える。よって、画像処理装置200では、図4に示す第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に、圧縮後の1フレームを記憶することが可能な容量を有するメモリによって、並び替えが実現される。また、圧縮画像データを並び替えるので、並び替えに係るメモリの帯域は、非圧縮の画像データを並び替える場合よりも少なくて済む。
なお、第2の実施形態に係る画像処理装置200の構成は、図9に示す構成に限られない。
例えば、第2の実施形態に係る画像処理装置は、撮像部(図示せず)を備えていてもよい。撮像部(図示せず)を備える場合、第2の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、撮像部(図示せず)において撮像により生成された画像データを処理する。
以上、本実施形態として画像処理装置を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、撮像装置や、PC(Personal Computer)やサーバなどのコンピュータ、テレビ受像機、携帯電話やスマートフォンなどの通信装置、タブレット型の装置、映像/音楽再生装置(または映像/音楽記録再生装置)、ゲーム機など、画像データを処理することが可能な様々な機器に適用することができる。また、本実施形態は、例えば、上記のような機器に組み込むことが可能な、処理IC(Integrated Circuit)に適用することもできる。
また、本実施形態は、例えばクラウドコンピューティングなどのように、ネットワークへの接続(または各装置間の通信)を前提とした、複数の装置からなるシステムにより実現されてもよい。つまり、上述した本実施形態に係る画像処理装置は、例えば、複数の装置からなる画像処理システムとして実現することも可能である。
(本実施形態に係るプログラム)
コンピュータを、本実施形態に係る画像処理装置として機能させるためのプログラム(例えば、コンピュータを、並び替え処理部110、214として機能させるためのプログラムなど、本実施形態に係る画像処理方法に係る処理を実行することが可能なプログラム)が、コンピュータにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、圧縮画像データの階層復号の容易化を図ることができる。
また、コンピュータを、本実施形態に係る画像処理装置として機能させるためのプログラムが、コンピュータにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、上述した本実施形態に係る画像処理方法に係る処理によって奏される効果を、奏することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、コンピュータを、本実施形態に係る画像処理装置として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本実施形態は、さらに、上記プログラムを記憶させた記録媒体も併せて提供することができる。
上述した構成は、本実施形態の一例を示すものであり、当然に、本開示の技術的範囲に属するものである。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
画像データをウェーブレット変換し、基準単位に基づく所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮された圧縮画像データを、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える並び替え処理部を備える、画像処理装置。
(2)
前記並び替え処理部は、
複数のメモリを有し、前記圧縮画像データを、前記レベルに対応して階層的に記憶するメモリ部と、
前記メモリ部への前記圧縮画像データの書き込みを制御する書き込み制御部と、
前記メモリ部からの前記圧縮画像データの読み出しを制御する読み出し制御部と、
を備え、
前記読み出し制御部は、前記メモリ部からウェーブレットのレベルが高い順に前記圧縮画像データを読み出させる、(1)に記載の画像処理装置。
(3)
前記書き込み制御部は、前記圧縮画像データから検出される符号長とデータ長との検出結果に基づいて、前記メモリ部が有する前記メモリへ、前記圧縮画像データを書き込ませる、(2)に記載の画像処理装置。
(4)
前記書き込み制御部は、前記圧縮画像データに含まれるヘッダが示す前記レベルごとのデータ長に基づいて、前記メモリ部が有する前記メモリへ、前記圧縮画像データを書き込ませる、(2)に記載の画像処理装置。
(5)
前記読み出し制御部は、前記メモリ部から読み出された前記圧縮画像データに対して、前記レベルに対応するデータ長を示すヘッダを前記レベルごとに付加させる、(4)に記載の画像処理装置。
(6)
前記書き込み制御部は、1フレーム分の前記圧縮画像データが前記メモリ部に書き込まれたことを示す通知情報を、前記読み出し制御部へ伝達し、
前記読み出し制御部は、前記通知情報に基づいて、前記メモリ部から前記圧縮画像データを読み出させる、(2)〜(5)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(7)
前記メモリ部は、前記圧縮画像データを、レベルごとに前記メモリに、記憶する、(2)〜(6)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(8)
画像データをウェーブレット変換し、前記所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮する第1圧縮処理部をさらに備え、
前記並び替え処理部は、前記第1圧縮処理部において圧縮された前記圧縮画像データを処理する、(1)〜(7)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(9)
並び替えられた前記圧縮画像データを、可変長復号する可変長復号部と、
可変長復号された、並び替えられた前記圧縮画像データを、可変長符号化する可変長符号化部とをさらに備える、(1)〜(8)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(10)
並び替えられた前記圧縮画像データの可変長復号と、可変長復号された、並び替えられた前記圧縮画像データの可変長符号化とを行う可変長復号・可変長符号化部をさらに備える、(1)〜(8)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(11)
並び替えられた前記圧縮画像データを、可変長復号する可変長復号部と、
可変長復号された画像データを、逆量子化する逆量子化部と、
逆量子化された画像データを、フレーム単位で量子化し、可変長符号化して圧縮する第2圧縮処理部とをさらに備え
前記所定の単位は、前記フレーム単位よりも小さい単位である、(1)〜(8)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(12)
画像データをウェーブレット変換し、基準単位に基づく所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮された圧縮画像データを、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えるステップを有する、画像処理装置により実行される画像処理方法。
10、100、200 画像処理装置
12、102、202 ウェーブレット変換部
14、104 量子化値取得部
16、112、214 並び替え処理部
18、108 量子化部
20 可変長符号化部
106、120A、120B、120C、120D、120E、208 メモリ
110、212 第1可変長符号化部
114、216 可変長復号部
116、222 第2可変長符号化部
120 メモリ部
122 書き込み制御部
124 読み出し制御部
126 出力部
128 符号長/データ長検出部
130 ヘッダ検出部
132 ヘッダ挿入部
204 第1量子化値取得部
206 第2量子化値取得部
210 第1量子化部
218 逆量子化部
220 第2量子化部

Claims (12)

  1. 画像データをウェーブレット変換し、基準単位に基づく所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮された圧縮画像データを、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替える並び替え処理部を備える、画像処理装置。
  2. 前記並び替え処理部は、
    複数のメモリを有し、前記圧縮画像データを、前記レベルに対応して階層的に記憶するメモリ部と、
    前記メモリ部への前記圧縮画像データの書き込みを制御する書き込み制御部と、
    前記メモリ部からの前記圧縮画像データの読み出しを制御する読み出し制御部と、
    を備え、
    前記読み出し制御部は、前記メモリ部からウェーブレットのレベルが高い順に前記圧縮画像データを読み出させる、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記書き込み制御部は、前記圧縮画像データから検出される符号長とデータ長との検出結果に基づいて、前記メモリ部が有する前記メモリへ、前記圧縮画像データを書き込ませる、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記書き込み制御部は、前記圧縮画像データに含まれるヘッダが示す前記レベルごとのデータ長に基づいて、前記メモリ部が有する前記メモリへ、前記圧縮画像データを書き込ませる、請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記読み出し制御部は、前記メモリ部から読み出された前記圧縮画像データに対して、前記レベルに対応するデータ長を示すヘッダを前記レベルごとに付加させる、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記書き込み制御部は、1フレーム分の前記圧縮画像データが前記メモリ部に書き込まれたことを示す通知情報を、前記読み出し制御部へ伝達し、
    前記読み出し制御部は、前記通知情報に基づいて、前記メモリ部から前記圧縮画像データを読み出させる、請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記メモリ部は、前記圧縮画像データを、レベルごとに前記メモリに、記憶する、請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 画像データをウェーブレット変換し、前記所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮する第1圧縮処理部をさらに備え、
    前記並び替え処理部は、前記第1圧縮処理部において圧縮された前記圧縮画像データを処理する、請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 並び替えられた前記圧縮画像データを、可変長復号する可変長復号部と、
    可変長復号された、並び替えられた前記圧縮画像データを、可変長符号化する可変長符号化部とをさらに備える、請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 並び替えられた前記圧縮画像データの可変長復号と、可変長復号された、並び替えられた前記圧縮画像データの可変長符号化とを行う可変長復号・可変長符号化部をさらに備える、請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 並び替えられた前記圧縮画像データを、可変長復号する可変長復号部と、
    可変長復号された画像データを、逆量子化する逆量子化部と、
    逆量子化された画像データを、フレーム単位で量子化し、可変長符号化して圧縮する第2圧縮処理部とをさらに備え
    前記所定の単位は、前記フレーム単位よりも小さい単位である、請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 画像データをウェーブレット変換し、基準単位に基づく所定の単位で量子化し、可変長符号化して圧縮された圧縮画像データを、フレーム単位でウェーブレットのレベルごとに並び替えるステップを有する、画像処理装置により実行される画像処理方法。
JP2014073033A 2014-03-31 2014-03-31 画像処理装置、および画像処理方法 Pending JP2015195527A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073033A JP2015195527A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 画像処理装置、および画像処理方法
US14/628,795 US9462297B2 (en) 2014-03-31 2015-02-23 Image processing device and image processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073033A JP2015195527A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 画像処理装置、および画像処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015195527A true JP2015195527A (ja) 2015-11-05

Family

ID=54192251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014073033A Pending JP2015195527A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 画像処理装置、および画像処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9462297B2 (ja)
JP (1) JP2015195527A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2606502B (en) * 2017-10-16 2023-01-04 Displaylink Uk Ltd Encoding and transmission of display data

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6757437B1 (en) * 1994-09-21 2004-06-29 Ricoh Co., Ltd. Compression/decompression using reversible embedded wavelets
KR100308703B1 (ko) * 1995-09-12 2001-11-30 모리시타 요이찌 부호화방법,부호화장치,웨이블릿변환장치및웨이블릿역변환장치
JP2000184204A (ja) 1998-12-11 2000-06-30 Canon Inc 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
US6411229B2 (en) * 2000-04-28 2002-06-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Variable length decoder
JP2003169333A (ja) 2001-09-21 2003-06-13 Ricoh Co Ltd 符号列作成装置、画像伸長システム、画像伸長装置、画像提供システム、符号列作成方法、プログラム及び記録媒体
JP4356033B2 (ja) * 2007-05-17 2009-11-04 ソニー株式会社 画像データ処理装置および方法
US8363969B1 (en) * 2008-08-01 2013-01-29 Marvell International Ltd. Systems and methods for image coding and processing

Also Published As

Publication number Publication date
US20150281737A1 (en) 2015-10-01
US9462297B2 (en) 2016-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101377021B1 (ko) 부호화 장치 및 방법, 복호 장치 및 방법, 및 전송 시스템
JP4182446B2 (ja) 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP4254867B2 (ja) 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
US8098947B2 (en) Method and apparatus for processing image data by rearranging wavelet transform data
JP4656190B2 (ja) 情報処理装置および方法
US8625909B2 (en) Image encoding apparatus and method, image decoding apparatus and method, and program
KR101266667B1 (ko) 장치 내 제어기에서 프로그래밍되는 압축 방법 및 시스템
JPWO2008143156A1 (ja) 符号化装置および符号化方法、並びに復号装置および復号方法
JP2008187573A (ja) 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
CN111316644B (zh) 图像的编码方法、解码方法及所适用的设备、系统
US10412398B2 (en) Image processing device and image processing method
KR100529540B1 (ko) 웨이블릿 변환을 이용한 영상압축방법
US9232225B2 (en) Low complexity and memory efficient image CODEC
US20110069897A1 (en) Image processing device and method
JP4841504B2 (ja) 画像符号化装置および方法
JP2015195527A (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
US20110176742A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2014521273A (ja) 画像を符号化する方法および装置
US9456220B2 (en) Image coding method, image coding device, image processing apparatus, and image transmitting/receiving system
Naman et al. Encoding high-throughput jpeg2000 (htj2k) images on a gpu
JP2005223852A (ja) 画像符号化装置および方法、ならびに画像復号装置および方法
CN111147865B (zh) 一种视频编码前的预解码方法
JP2000209592A (ja) 画像伝送装置と方法及びシステムとその制御方法
JP2005221983A (ja) 画像符号化装置および画像復号装置、ならびにそれらを利用可能な画像表示装置および方法
JP2008187571A (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム