JP2015186027A - 通信システム、通信方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のネットワーク機器A〜Cに対して電力を適切に供給する。【解決手段】複数のICT機器1〜3に各々接続された複数のネットワーク機器A〜Cを備え、複数のICT機器1〜3が通信するデータが複数のネットワーク機器A〜Cに分散して伝送される通信システム100であって、複数のICT機器1〜3毎の通信量に応じて、複数のネットワーク機器A〜Cのうちから稼働状態にするネットワーク機器A〜Cを選択するデータ取得部301及び判定部302と、選択したネットワーク機器A〜Cに電力を供給するように、ネットワーク機器A〜Cに対する電力の供給状態を制御する電源制御部303と、を備える通信システム100である。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、通信方法及びプログラムに関する。
特許文献1に記載されている通信システムでは、スイッチ、ルータ等の通信装置において、ポート毎に送受信パケットの流量が計測される。そして、計測された流量に応じて、各ポートに接続された通信端末に対して電源を供給するか否かが制御される。
特開2009−218752号公報
ところで、通信システムには、通信装置を冗長化構成とすることで信頼性の担保と負荷分散とを実現しているものがある。このような通信システムでは、通信データが複数の通信装置あるいは複数のポートに分散されて伝送される。しかしながら、分散された通信データは、複数の通信装置間あるいは複数のポート間で不均一となる場合がある。このような場合、通信装置毎あるいはポート毎の通信量の計測結果に応じて通信装置毎あるいはポート毎に電源の供給や停止の制御を行うと、不適切な制御が行われてしまう場合があるという課題がある。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、通信装置に対して電力を適切に供給することができる通信システム、通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、複数のノードに各々接続された複数の通信装置を備え、前記複数のノードが通信するデータが前記複数の通信装置に分散して伝送される通信システムであって、前記複数のノード毎の通信量に応じて、前記複数の通信装置のうちから稼働状態にする通信装置を選択する選択部と、前記選択した通信装置に電力を供給するように、前記通信装置に対する電力の供給状態を制御する電源制御部と、を備えることを特徴とする通信システムである。
また、本発明の一態様は、前記選択部は、前記複数のノードに対応して設けられた各通信回線の回線使用率から前記複数のノード毎の通信量を算出し、前記それぞれ算出した回線使用率に基づいて、前記稼働状態にする通信装置を選択することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、前記選択部は、前記各通信回線の回線使用率から、前記稼働状態にする通信装置の数を調整して、前記稼働状態にする通信装置を選択することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、前記選択部は、測定によって得られた前記各通信回線の回線使用率を、予め定めた閾値に基づいて判定し、前記判定の結果に基づいて前記稼働状態にする通信装置を選択することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、前記複数の通信装置は、可用性を高めるように冗長に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、複数のノードに各々接続された複数の通信装置を備え、前記複数のノードが通信するデータが前記複数の通信装置に分散して伝送される通信システムにおける通信方法であって、選択部が、前記複数のノード毎の通信量に応じて、前記複数の通信装置のうちから稼働状態にする通信装置を選択するステップと、前記選択した通信装置に電力を供給するように、前記通信装置に対する電力の供給状態を制御するステップと、を含むことを特徴とする通信方法である。
また、本発明の一態様は、複数のノードに各々接続された複数の通信装置を備え、前記複数のノードが通信するデータが前記複数の通信装置に分散して伝送される通信システムのコンピュータに、選択部が、前記複数のノード毎の通信量に応じて、前記複数の通信装置のうちから稼働状態にする通信装置を選択するステップと、前記選択した通信装置に電力を供給するように、前記通信装置に対する電力の供給状態を制御するステップと、を実施させるためのプログラムである。
本発明によれば、複数のノード毎の通信量に応じて、複数の通信装置のうちから稼働状態にする通信装置が選択されるので、通信装置を適切に選択して例えば電力の供給や停止による稼働状態の制御を行うことができる。
本発明による通信システムの一実施の形態の構成例を示したシステム図である。 図1に示した通信システム100の動作例を示したフローチャートである。 図1に示した通信システム100の動作例を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である通信システム100の構成例を示したシステム図である。図1に示した通信システム100は、ICT(Information and Communication Technology)機器1、2及び3と、ネットワーク(NW)機器A、B及びCと、電源装置200と、電源制御装置300とを備えている。ただし、図1は、本発明の実施形態の一構成例を示したものであり、ICT機器を1台、2台又は4台以上としたり、ネットワーク機器を2台または4台以上としたりしてもよい。
ICT機器1、2及び3は、コンピュータ、サーバ、情報機器、通信端末等の通信機能を有する装置である。ICT機器1、2及び3は、同一構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。ICT機器1、2及び3は、通信システム100におけるノードである。
ネットワーク機器(NW機器)A、B及びCは、例えば、同一構成の通信装置である。ネットワーク機器A、B及びCは、例えば、L3スイッチ(あるいはルータ)である。L3スイッチは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおけるネットワーク層(レイヤ3)でデータの転送処理等を行う通信装置である。ただし、L3スイッチに限らず、ネットワーク機器A、B及びCは、L2レベルでMAC(Media Access Control)フレームを中継するL2スイッチ、フレームリレー中継装置等であってもよい。また、ネットワーク機器A、B及びCは、L1レベルで多重分離/中継するADM(Add/Drop Multiplexer)(SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、光中継装置など)、あるいは無線系の中継装置であってもよい。
ネットワーク機器Aは、ポートA1、A2及びA3を備えている。ネットワーク機器Bは、ポートB1、B2及びB3を備えている。ネットワーク機器Cは、ポートC1、C2及びC3を備えている。ポートは、通信データを入出力するためのインターフェースである。ポートA1、A2及びA3は、通信線11、21及び31を介して、ICT機器1、2及び3にそれぞれ接続されている。ポートB1、B2及びB3は、通信線12、22及び32を介して、ICT機器1、2及び3にそれぞれ接続されている。ポートC1、C2及びC3は、通信線13、23及び33を介して、ICT機器1、2及び3にそれぞれ接続されている。なお、ネットワーク機器A、B及びCは、他に図示していない1又は複数のポートを備え、図示していない通信回線に接続されていてもよい。
また、ネットワーク機器A、B及びCは、例えば、図示していないスタックケーブル等と呼ばれる通信用のケーブルを用いてスタック接続されている。スタック接続は、公知の冗長化技術の1つである。同種の技術であるVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)による冗長化では、仮想ルータを、現用系(あるいは本番系)と待機系(あるいは予備系)とに分けた複数のL3スイッチから構成する。これに対して、スタックでは、仮想ルータが、併用される複数のL3スイッチから構成される。そのため、複数のL3スイッチによって、冗長性を確保するとともに、負荷分散を行うことができる。この場合、ICT機器1、2及び3は、複数のネットワーク機器A、B及びCを仮想的な1台のネットワーク機器として認識することができる。なお、スタックによる冗長化はL3スイッチに限らず、L2スイッチに対しても適用することができる。
ただし、冗長化については、スタック接続に限らず、ファブリック接続等の他の仮想化技術を用いてもよい。例えばファブリック接続においても、複数のスイッチを仮想的に1台のスイッチとして扱うことができる。
電源装置200は、ネットワーク機器A、B及びCに対して電力を供給する装置である。電源装置200は、電源制御装置300から入力される制御信号に基づき、ネットワーク機器A、B及びCに対して供給する電力を個々にON(オン)又はOFF(オフ)状態に制御する。電源装置200は、電源線51、52及び53を介して、ネットワーク機器A、B及びCに対して電力を供給する。ネットワーク機器A、B及びCは、電源線51、52及び53を介して電力が供給された場合に起動して稼働状態となり、電力の供給が停止された場合に停止する。
電源制御装置300は、データ取得部301と、判定部302と、電源制御部303と、履歴データ304とを有している。電源制御装置300は、内部にコンピュータと、記憶装置と、通信装置等の周辺装置とを有している。データ取得部301と、判定部302と、電源制御部303とは、電源制御装置300内部の所定の周辺装置を用いて、電源制御装置300内部のコンピュータで所定のプログラムを実行することで実現される構成である。また、履歴データ304は、電源制御装置300内部の所定の記憶装置に記憶される情報である。
データ取得部301は、ネットワーク機器A、B及びCに接続された通信線41、42及び43を介して、ネットワーク機器A、B及びCから例えば次のデータを取得する。すなわち、データ取得部301は、ネットワーク機器A、B及びCから、例えば、各ポートの回線使用率あるいはデータ通信量を示すデータを取得する(以下、代表して回線使用率について説明する)。データ通信量は、例えば、ある時刻からある時刻までに発生した送信データ又は受信データのパケット数あるいはビット数で表される。回線使用率は、最大通信速度に対する単位時間当たりのデータ通信量の割合で表される。データ取得部301は、取得した回線使用率を表すデータを、例えば、各ポートに対応付けるとともに、取得した日時(あるいは曜日と時刻)に対応付けて、履歴データ304として記録する。
判定部302は、履歴データ304に基づいて、ネットワーク機器A、B及びCのうち稼働中の台数が、余剰であるのか、あるいは不足しているのかを判定する。また、判定部302は、余剰又は不足の判定結果に基づき、稼働させるネットワーク機器A、B及びCの台数を調整する処理を行う。なお、本実施形態では、判定部302は、稼働するネットワーク機器A、B及びCの台数が少なくとも2台以上となるように稼働台数を調整する。
電源制御部303は、判定部302が行った判定結果に基づき、電源装置200に対して所定の制御信号を送信することで、各ネットワーク機器A、B及びCに対して供給される電源をON又はOFF状態に制御する。
データ取得部301、判定部302及び電源制御部303は、例えば次のようにしてデータ取得、判定、電源装置の制御等の処理を行うことができる。まず、冗長化されたネットワーク機器A、B及びCから総合的な回線使用率を取得し、利用状況を判断する仕方を(1)〜(3)として示す。
(1) まず、データ取得部301が、冗長化されているネットワーク機器A、B及びCから、ポートA1〜A3、B1〜B3及びC1〜C3毎の回線使用率R_A1、R_A2、…、R_C2、R_C3を取得する。ここで、回線使用率R_A1、R_A2、…、R_C2、R_C3は、例えば、最大通信速度(Xbps)に対する単位時間当たりのデータ通信量(1秒間に送信されたパケットを構成する全ビット数(bps))の割合として求めることができる。
(2) 次に、データ取得部301が、接続先が同一のICT機器1、2又は3となる各ポートについて、回線使用率を合算する。すなわち、以下の式で、ICT機器1、2及び3毎の回線使用率を求める。
回線使用率(ICT機器1)(%)= R_A1+R_B1+R_C1
回線使用率(ICT機器2)(%)= R_A2+R_B2+R_C2
回線使用率(ICT機器3)(%)= R_A3+R_B3+R_C3
なお、本実施形態では、ネットワーク機器A、B及びCは、冗長化及び負荷分散によって、ICT機器1、2及び3からみると、1台の仮想ルータとして動作している。したがて、ICT機器1に接続されている各ポートA1、B1及びC1は、ICT機器1からみると、1台の仮想ルータが備えた1個のポートとして動作する。同様に、ICT機器2に接続されている各ポートA2、B2及びC2は、ICT機器2からみると、1台の仮想ルータが備えた1個のポートとして動作する。また、ICT機器3に接続されている各ポートA3、B3及びC3は、ICT機器3からみると、1台の仮想ルータが備えた1個のポートとして動作する。したがって、ポートA1、B1及びC1の回線使用率の合計値R_A1+R_B1+R_C1の最大値は100%である。同様に、ポートA2、B2及びC2の回線使用率の合計値R_A2+R_B2+R_C2の最大値は100%である。また、ポートA3、B3及びC3の回線使用率の合計値R_A3+R_B3+R_C3の最大値は100%である。
(3) 次に、データ取得部301は、判定部302がネットワーク機器A、B及びCの利用状況を判断するための値として、回線使用率(MAX)を次のように求める。
回線使用率(MAX)=MAX(回線使用率(ICT機器1)、回線使用率(ICT機器2)、回線使用率(ICT機器3))
ここで、MAX(回線使用率(ICT機器1)、回線使用率(ICT機器2)、回線使用率(ICT機器3))は、回線使用率(ICT機器1)、回線使用率(ICT機器2)及び回線使用率(ICT機器3)の最大値を表す。
なお、以上の処理のうち(2)や(3)の処理は、判定部302が行う処理としてもよい。また、履歴データ304として記憶する情報は、ポート毎の回線使用率R_A1、R_A2、…、R_C2、R_C3に限らず、回線使用率(ICT機器1)〜回線使用率(ICT機器3)や回線使用率(MAX)としてもよい。
また、(3)で求めた回線使用率(MAX)に基づく、判定部302及び電源制御部303によるネットワーク機器の余剰又は不足の判定、電源装置200の制御等の処理は、(4)及び(5)に示すとおり行うことができる。
(4) 判定部302は、以下の条件にて、回線使用率(MAX)を閾値mと比較し、ネットワーク機器A、B及びCの余剰、もしくは不足を判定する。
機器余剰 : k × 回線使用率(MAX) < m × (n−1)
機器不足 : k × 回線使用率(MAX) > m × n
ここで、kはICT機器1、2及び3の台数である。mは閾値(%)であり、ネットワーク機器A、B及びCの1台当たりの回線使用率に対応した余剰又は不足の判定基準である。nはネットワーク機器A、B及びCのうち起動している(すなわち稼働中の)機器の台数(台)である。
例えば、k=3、m=60、n=3とした場合、回線使用率(MAX)が40(%)より小さいとき、機器が余剰であるとの判定条件が満たされる。例えば、k=3、m=60、n=2とした場合、回線使用率(MAX)が40(%)より大きいとき、機器が不足であるとの判定条件が満たされる。この判定では、k×回線使用率(MAX)を比較対象として用いている。すなわち、ICT機器1、2及び3の各回線使用率のうちで最大の値を基準として判定が行われる。そのため、例えばICT機器1、2及び3の回線使用率を合計した値を比較対象として用いる場合と比べて、回線使用率により余裕を持たせてネットワーク機器の起動や停止を行うことができる。
(5) 次に、電源制御部303が、(4)の判定結果に基づき、余剰、もしくは不足の場合に電源装置200に対してネットワーク機器A、B又はCへの電源供給のON/OFFを指示する制御を実施する。この際、例えば電源制御部303は、ネットワーク機器が4台以上の場合、1度に電源をON又はOFFするネットワーク機器A、B又はC等の数を、例えば、余剰もしくは不足となった回線使用率の値に応じて、あるいは、履歴データ304に応じて、1台に限らず、2台以上とするように調整することがでる。
以上のようにして、データ取得部301、判定部302及び電源制御部303は、データ取得、判定、電源装置の制御等の処理を行うことができる。
なお、閾値mの値は、例えば、各ネットワーク機器A、B及びCから取得、蓄積した履歴データ304に基づき、曜日別、時間帯別の平均回線使用率を算出する等し、算出した値に応じて曜日別、時間帯別等で変化させてもよい。
次に、図2及び図3を参照して、図1に示した通信システム100の動作例について説明する。図2は、電源制御装置300が行う処理の流れを示したフローチャートである。図3は、k × 回線使用率(MAX)(%)の時間変化の一例を示した図である。図3では、横軸が時間帯(時)、縦軸がk × 回線使用率(MAX)(%)を表す。また、kは3(台)、閾値mのネットワーク機器1台当たり60%に設定されていることとする。この場合、判定部302が機器余剰と判定するのは、例えば、n=3のとき、次のとおりである。すなわち、n=3のとき、k×回線使用率(MAX)<m×(n−1)=60×(3−1)=120(%)である。また、判定部302が機器不足と判定するのは、例えばn=2のとき、次のとおりである。すなわち、n=2のとき、k×回線使用率(MAX)>m×n=60×2=120(%)である。要するに、判定部302は、k×回線使用率(MAX)が120を下回る場合(矢印62及び矢印61の範囲の場合)、n=3(台)のときは、機器余剰と判定する。一方、判定部302は、k×回線使用率(MAX)が120を超える場合(矢印63の範囲の場合)、n=2(台)のときは、機器不足と判定する。
次に、図2を参照して、電源制御装置300が行う処理の流れについて説明する。電源制御装置300が起動すると、データ取得部301は、所定の周期で、ネットワーク機器A、B及びCからポート毎の回線使用率R_A1、R_A2、…、R_C2、R_C3を取得する(ステップS1)。また、データ取得部301は、取得した回線使用率R_A1、R_A2、…、R_C2、R_C3に基づき、ICT機器1、2及び3毎の回線使用率である回線使用率(ICT機器1)、回線使用率(ICT機器2)、及び回線使用率(ICT機器3)を算出する。さらにデータ取得部301は、回線使用率(MAX)を算出する。また、データ取得部301は、取得した回線使用率R_A1、R_A2、…、R_C2、R_C3等を履歴データ304として保存する。
次に、判定部302が、稼働中のネットワーク機器の台数(n)が2台を超えるか否かを判定する(ステップS2)。例えば、いまn=3(台)であったとすると、判定部302は余剰判定を行う(ステップS2でn>2からステップS3)。図3に示した例で、例えばk×回線使用率(MAX)(%)が矢印62又は矢印61の範囲にある場合、すなわち時刻t3から時刻0時を超えて時刻t2に至るまでの間、k×回線使用率(MAX)<120(%)である。したがって、n=3の場合、上述したように余剰であるとの判定条件が満たされるので、判定部302は、ネットワーク機器A、B又はCのうち1台が余剰であると判定する(ステップS3でTrue)。この場合、例えば、判定部302はネットワーク機器A、B及びCのうちの1台をOFFするよう電源制御部303に指示を出力し、電源制御部303がネットワーク機器A、B又はCのうちの1台への電源の供給をOFFする制御を行う(ステップS4)。電源制御部303は、例えば、各ポートの平均の回線使用率が最も小さいネットワーク機器A、B又はCの1台への電電供給をOFFする指示を出力する。そして、電源装置200は、指示されたネットワーク機器A、B又はCのうちの1台への電源の供給をOFFする。なお、ネットワーク機器A、B又はCの1台の動作を停止した場合、実行中の通信は一旦中断するが、例えば所定のプロトコルに従い例えばセッションの回復は、通信端末又はサーバ等のノードの処理に依存して実行される。
他方、ステップS2の判定で起動台数n=2であると判定された場合(ステップS2でn=2の場合)には、判定部302は、次に、不足確認を行う(ステップS5)。あるいは、ステップS3の判定で余剰がないと判定された場合(ステップS3でFalseの場合)、判定部302は、次に、不足確認を行う(ステップS5)。
例えば、図3の例で、k×回線使用率(MAX)(%)が矢印63の範囲にある場合、すなわち時刻t2から時刻t3までの間、180(%)>k×回線使用率(MAX)>120(%)である。したがって、ステップS5の不足確認処理では、ステップS2でn=2と判定され、かつ、k×回線使用率(MAX)(%)が図3の例で矢印63の範囲にある場合、上述した不足しているとの判定条件が満たされる。すなわち、この場合、判定部302は、ネットワーク機器が不足していると判定する(ステップS5でTrue)。この場合、例えば、判定部302はネットワーク機器A、B及びCのうち電源供給されていないもの1台をONするよう電源制御部303に指示を出力し、電源制御部303がネットワーク機器A、B又はCのうちの1台への電源の供給をONするように電源装置200に対して指示を出力する(ステップS6)。一方、例えばn=3である場合、ステップS2でn>2と判定され、かつ、k×回線使用率(MAX)(%)が図3の例で矢印63の範囲にある場合、不足しているとの判定条件(すなわちk×回線使用率(MAX)(%)>m×n=60×3=180(%))は満たされない。この場合、判定部302は、ネットワーク機器が不足していないと判定する(ステップS5でFalse)。
なお、ステップS4の処理を行った場合、ステップS6の処理を行った場合、又はステップS5で不足していないと判定された場合(ステップS5でFalseの場合)、データ取得部301による所定周期毎のデータ取得処理が行われる(ステップS1)。以後、上述したようにしてステップS1以降の処理が実行される。
以上のように、本実施形態によれば、複数のICT機器1、2及び3の通信量に応じて、複数のネットワーク機器A、B及びCのうちから稼働状態にするネットワーク機器が選択される。この場合、容易に、ICT機器1、2及び3のデータ通信に影響を与えないように、ネットワーク機器をON/OFF制御することができる。すなわち、本実施形態によれば、ネットワーク機器に対して電力を適切に供給することができる。よって、ネットワークの負荷状況に最適化された構成でのネットワーク装置の運用が可能になり消費電力の抑制が可能となる。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されない。例えば、上記の実施形態では、ネットワーク機器A、B及びCのうち少なくとも2台を稼働するように電源装置200を制御することとしたが、例えば、稼働台数の最低値を1台とするような運用を行うこともできる(例えば図3で時刻t4から時刻t1までをn=1で運用する)。また、上記実施形態では、複数のネットワーク機器A、B及びCをスタック接続あるいはファブリック接続等により、冗長化することとしたが、例えばVRRPに従って冗長構成を構築することもできる。この場合、例えば、現用系における容量が所定の容量に達した場合、待機系の1つを現用系に追加するようにしてもよい。また、負荷分散の方法は、一般的な方法により実現することができ、例えば、統計的に分散させることができる。また、ネットワーク機器が配置される場所に制限はなく、電源の供給によって構成を調整できるように構成されていればよい。また、図1では、本発明の一実施の形態としての通信システムが、ICT機器1〜3を備えているとしたが、本発明の通信システムの態様は、ICT機器1〜3等のノードを含まないものとして考えることもできる。また、電源制御装置300に、さらに判定結果又はネットワーク機器から取得したデータを、他の装置に通信回線を介して通知する機能を追加することができる。また、電源制御装置300は、例えば電源装置200と一体として構成したり、ICT機器の一部として構成したりすることができる。
また、本発明の実施の形態は、CPUとCPUが実行するプログラムとの組み合わせによって構成することができ、そのプログラムはコンピュータ読取可能な記録媒体又は通信回線を介して頒布することができる。
なお、本発明の態様は、次のように表される。すなわち、本発明の一態様は、複数のICT機器(ノード)1〜3に各々接続された複数のネットワーク機器(通信装置)A〜Cを備え、複数のICT機器1〜3が通信するデータが複数のネットワーク機器A〜Cに分散して伝送される通信システム100であって、複数のICT機器1〜3毎の通信量に応じて、複数のネットワーク機器A〜Cのうちから稼働状態にするネットワーク機器A〜Cを選択するデータ取得部301及び判定部302(選択部)と、選択したネットワーク機器A〜Cに電力を供給するように、ネットワーク機器A〜Cに対する電力の供給状態を制御する電源制御部303と、を備える通信システム100である。
上記の構成によれば、複数のICT機器(ノード)1〜3毎の通信量に応じて、複数のネットワーク機器(通信装置)A〜Cのうちから稼働状態にするネットワーク機器A〜Cが選択されるので、ネットワーク機器A〜Cに対して電力を適切に供給することができる。
また、本発明の一態様は、データ取得部301及び判定部302(選択部)は、複数のICT機器1〜3に対応して設けられた各通信線(通信回線)11〜13、21〜23及び31〜33(あるいはポートA1、B1及びC1、A2、B2及びC2、並びにA3、B3及びC3)の回線使用率から複数のICT機器1〜3の通信量を算出し、それぞれ算出した回線使用率に基づいて、稼働状態にするネットワーク機器A〜Cを選択する。
上記の構成によれば、複数のICT機器1〜3に対応して設けられた各通信線(通信回線)11〜13、21〜23及び31〜33(あるいはポートA1、B1及びC1、A2、B2及びC2、並びにA3、B3及びC3)の回線使用率から算出された複数のICT機器1〜3の通信量に応じて、複数のネットワーク機器(通信装置)A〜Cのうちから稼働状態にするネットワーク機器A〜Cが選択されるので、ネットワーク機器A〜Cに対して電力を適切に供給することができる。
また、本発明の一態様は、データ取得部301及び判定部302(選択部)は、各通信線(通信回線)11〜13、21〜23及び31〜33(あるいはポートA1、B1及びC1、A2、B2及びC2、並びにA3、B3及びC3)の回線使用率から、稼働状態にするネットワーク機器A〜Cの数を調整して、稼働状態にするネットワーク機器A〜Cを選択する。
上記の構成によれば、稼働状態にするネットワーク機器の数を調整することで、例えば急激な回線使用率の変化に対して適切に追従することができる。
また、本発明の一態様は、データ取得部301及び判定部302(選択部)は、測定によって得られた各通信線(通信回線)11〜13、21〜23及び31〜33(あるいはポートA1、B1及びC1、A2、B2及びC2、並びにA3、B3及びC3)の回線使用率を、予め定めた閾値に基づいて判定し、判定の結果に基づいて稼働状態にするネットワーク機器A〜Cを選択する。
上記の構成によれば、判定処理を簡単化することができる。
また、本発明の一態様は、複数のネットワーク機器A〜Cは、可用性を高めるように冗長に構成されている。
上記の構成によれば、通信システム100の可用性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態において、通信システム100は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した処理に関する一連の処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。また、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の通信システム100は、上述の図示例にのみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記の説明において、ICT機器1、2及び3を、コンピュータ、サーバ、情報機器、通信端末等の通信機能を有する装置として説明したが、ネットワーク機器を階層化して通信システムを構成した場合には、ICT機器1、2及び3を、通信回線を構成する中継装置(ネットワーク装置)として構成してもよい。
1、2、3 ICT機器(ノード)
11、12、13、21、22、23、31、32、33 通信線(通信回線)
A、B、C ネットワーク機器
A1、A2、A3、B1、B2、B3、C1、C2、C3 ポート
100 通信システム
200 電源装置
300 電源制御装置
301 データ取得部
302 判定部
303 電源制御部
304 履歴データ

Claims (7)

  1. 複数のノードに各々接続された複数の通信装置を備え、前記複数のノードが通信するデータが前記複数の通信装置に分散して伝送される通信システムであって、
    前記複数のノード毎の通信量に応じて、前記複数の通信装置のうちから稼働状態にする通信装置を選択する選択部と、
    前記選択した通信装置に電力を供給するように、前記通信装置に対する電力の供給状態を制御する電源制御部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記選択部は、
    前記複数のノードに対応して設けられた各通信回線の回線使用率から前記複数のノード毎の通信量を算出し、前記それぞれ算出した回線使用率に基づいて、前記稼働状態にする通信装置を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記選択部は、
    前記各通信回線の回線使用率から、前記稼働状態にする通信装置の数を調整して、前記稼働状態にする通信装置を選択する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記選択部は、
    測定によって得られた前記各通信回線の回線使用率を、予め定めた閾値に基づいて判定し、前記判定の結果に基づいて前記稼働状態にする通信装置を選択する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の通信システム。
  5. 前記複数の通信装置は、可用性を高めるように冗長に構成されている
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の通信システム。
  6. 複数のノードに各々接続された複数の通信装置を備え、前記複数のノードが通信するデータが前記複数の通信装置に分散して伝送される通信システムにおける通信方法であって、
    選択部が、前記複数のノード毎の通信量に応じて、前記複数の通信装置のうちから稼働状態にする通信装置を選択するステップと、
    前記選択した通信装置に電力を供給するように、前記通信装置に対する電力の供給状態を制御するステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  7. 複数のノードに各々接続された複数の通信装置を備え、前記複数のノードが通信するデータが前記複数の通信装置に分散して伝送される通信システムのコンピュータに、
    選択部が、前記複数のノード毎の通信量に応じて、前記複数の通信装置のうちから稼働状態にする通信装置を選択するステップと、
    前記選択した通信装置に電力を供給するように、前記通信装置に対する電力の供給状態を制御するステップと、
    を実施させるためのプログラム。
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