JP2015185941A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015185941A
JP2015185941A JP2014059039A JP2014059039A JP2015185941A JP 2015185941 A JP2015185941 A JP 2015185941A JP 2014059039 A JP2014059039 A JP 2014059039A JP 2014059039 A JP2014059039 A JP 2014059039A JP 2015185941 A JP2015185941 A JP 2015185941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
development
image
image file
raw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014059039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6333008B2 (ja
JP2015185941A5 (ja
Inventor
太郎 松野
Taro Matsuno
太郎 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014059039A priority Critical patent/JP6333008B2/ja
Publication of JP2015185941A publication Critical patent/JP2015185941A/ja
Publication of JP2015185941A5 publication Critical patent/JP2015185941A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6333008B2 publication Critical patent/JP6333008B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】RAW画像からの現像履歴状態をユーザーが容易に判断できるようにする。【解決手段】撮像装置上であってもPC上であっても、RAW画像からの現像履歴状態(RAW画像から現像済みか否かという状態、または、RAW画像から現像した画像が存在するか否かという状態、または、どのような現像方法で現像されたかという状態)をユーザーが容易に判断できるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置の制御方法に関し、特に、動画または静止画のRAW画像を扱う技術に関する。
従来の撮像装置では、撮像センサーによって撮像された生の画像情報(RAW画像)をデベイヤー処理(デモザイク処理)し、輝度と色差から成る信号に変換して、各信号についてノイズ除去、光学的な歪補正、画像の適正化などの所謂現像処理を行っている。そして、現像処理された輝度信号及び色差信号を圧縮符号化して、記録媒体に記録するのが一般的である。
一方で、RAW画像を記録できる撮像装置も存在する。RAW画像は、記録に必要なデータ量が膨大になるが、オリジナル画像に対する補正や劣化を最低限に抑えられ、撮影後に編集できる利点があるので、上級者によって好んで使われている。
RAW画像を記録する撮像装置の構成は特許文献1に開示されている。特許文献1には、RAW画像と共に現像パラメータを記録しておき、再生時に当該現像パラメータを用いてRAW画像の現像及び再生を行う構成が記載されている。
特開2011−244423号公報
前述のように、RAW画像と、RAW画像に対して現像処理を行った後の画像(例えばJPEG画像)とが、記憶媒体上に保存されるような撮像装置の場合で説明する。この撮像装置の場合、ユーザーが撮影を重ねていくと、RAW画像と現像処理後の画像とを合わせファイル数が膨大になると共に、そのデータ量も膨大になることが起こり得る。
そのため、撮像装置内の記憶媒体において、記憶媒体の容量内に占めるデータ量が多くなり、残りの容量が少なくなる状態が考えられるが、その場合、ユーザーはRAW画像や現像処理済みの画像を消去したり、別の記憶媒体へ移したりすることが予想される。そのとき、ユーザーとしては、RAW画像から現像処理済みか否かを判断して撮像データの消去や移動を実行することが望ましい。
そのため、ユーザーはRAW画像からの現像履歴状態を正確に判断する必要がある。現像履歴状態は、RAW画像から現像済みか否かという状態、または、RAW画像から現像した画像が存在するか否かという状態、または、どのような現像方法で現像されたかという状態がある。
しかし、従来の撮像装置では、RAW画像が現像済みか否かを容易に判断することは難しい。現像済みか否かを判断するためには、例えばRAW画像と現像して生成された画像が、記録媒体上にてそれぞれ別のフォルダで記録されていた場合。この場合、RAW画像のファイルが記録されているフォルダと、現像して生成された画像のファイルが記録されているフォルダを見比べて判断するというような作業が必要である。
また、記憶媒体を撮像装置より取り出し、その記憶媒体をパーソナルコンピュータ(PC)に接続し、撮影したデータを消去したり移動したりするような場合であっても同様に、RAW画像が現像済みか否かを容易に判断することは難しい。また、容易に判断することが難しいために、ユーザーが現像済みか否かの判断を誤って削除や移動等を実行してしまうことも考えられる。
本発明は前述の問題点に鑑み、RAW画像からの現像履歴状態をユーザーが容易に判断できるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、被写体像を撮像してRAW画像情報を生成する撮像手段と、前記RAW画像情報を取得して現像処理を行い、現像画像情報を生成する現像手段と、前記RAW画像情報をRAW画像ファイルとして、前記現像画像情報を現像画像ファイルとして記録媒体に記録する記録再生手段と、前記現像画像情報、または前記RAW画像情報に係る表示画像を出力する表示処理手段と、装置の各部を制御する制御手段とを具備する撮像装置であって、前記RAW画像ファイルと前記現像画像ファイルは、ファイル内に現像履歴を現像ステータスとして保持しており、前記制御手段は、前記現像ステータスから現像の状態を判断し、前記記録再生手段は、前記制御手段の判断結果を前記記録媒体に記録する際のRAW画像ファイルまたは現像画像ファイルのファイル名に反映することを特徴とする。
本発明によれば、RAW画像からの現像についてどのような状態であるかを、容易に判断することができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態の撮像装置における状態遷移を説明する図である。 本実施形態の画像撮影モードの処理に係るフローチャートである。 本実施形態の画像ファイルとRAWファイルの構成例を示す図である。 本実施形態のアイドル状態の処理に係るフローチャートである。 本実施形態の画像再生モードの処理に係るフローチャートである。 本実施形態の画像再生モードの表示処理の例を示す図である。 本実施形態の画像ファイル削除時の処理に係るフローチャートである。 画像の画素配列を説明する図である。 本実施形態の画像再生モードの表示処理の例を示す図である。 本実施形態の画像再生モードの表示処理の例を示す図である。 本実施形態の画像ファイル削除時の処理に係るフローチャートである。 本実施形態のRAWファイルのリスト表示の例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。図1に示した撮像装置100は、被写体を撮像して得られた画像情報を記録媒体に記録するだけでなく、画像情報を記録媒体から再生し、現像処理して表示する機能や、画像情報を外部の装置やサーバ(クラウド)等と送受信する機能を有する。従って、本発明の実施形態に係る撮像装置は、画像処理装置、記録装置、再生装置、記録再生装置、通信装置等と表現することができる。
図1において、制御部161は、CPUと、当該CPUが実行する制御プログラムを格納するメモリを含み、撮像装置100の全体の処理を制御する。操作部162は、ユーザーが撮像装置100に対して指示を与えるために用いるキーやボタン、タッチパネルなどの入力デバイスを含む。
操作部162からの操作信号は、制御部161によって検出され、操作に応じた動作が実行されるよう制御部161によって制御される。表示部123は、撮像装置100において、撮影、或いは再生された画像や、メニュー画面、各種情報等を表示するための液晶ディスプレイ(LCD)等を含む。
操作部162によって撮影動作の開始が指示されると、撮像対象となる被写体の光学像が、撮像光学部101を介して入力され、撮像センサー部102上に結像する。撮影時、撮像光学部101及び撮像センサー部102の動作は、評価値算出部105により取得される絞り、フォーカス、手ぶれ等の評価値算出結果や、認識部131によって抽出される被写体情報に基づいて、カメラ制御部104によって制御される。
撮像センサー部102は、画素毎に配置される赤(R)、緑(G)、青(B)のRGBのカラーフィルターを透過した光を電気信号に変換する。図9は、撮像センサー部102に配置されるカラーフィルターの一例であり、撮像装置100が扱う画像の画素配列を表している。
図9に示すように、赤(R)、緑(G)、青(B)が画素毎にモザイク状に配置されていて、2×2の4画素につき赤1画素、青1画素、緑2画素を1セットにして規則的に並べられた構造となっている。このような画素の配置は、一般にベイヤ―配列と呼ばれる。
撮像センサー部102によって変換された電気信号は、センサー信号処理部103によって画素の修復処理が施される。修復処理には、撮像センサー部102における欠落画素や信頼性の低い画素の値に対し、周辺画素値を用いて修復対象の画素を補間したり、所定のオフセット値を減算したりする処理が含まれる。本実施形態では、センサー信号処理部103から出力される画像情報を、生(未現像)の画像を意味するRAW画像(RAW画像情報)と称す。
RAW画像は、現像部110で現像処理される。現像部110は、複数の異なる現像処理部を有し、第1の現像部としての簡易現像部111と、第2の現像部としての高画質現像部112とから成り、それらの出力を選択するスイッチ部121を含んで構成される。簡易現像部111、高画質現像部112は共に、RAW画像に対してデベイヤー処理(デモザイク処理)を施し、輝度と色差から成る信号に変換して、各信号に含まれるノイズを除去、光学的な歪を補正し、画像を適正化するなどの所謂現像処理を行う。
特に、高画質現像部112は、簡易現像部111よりも各々の処理を高精度に行うものである。高精度であるため、簡易現像部111よりも高画質な現像画像が得られるが、一方で、処理負荷が大きくなってしまう。
そこで、本実施形態の高画質現像部112は、撮影と並行したリアルタイムの現像に特化したものではなく、撮影後に時間をかけて分散処理を行うことが可能な構成になっている。このように高画質現像を撮影時ではなく、時間をかけて後から行うようにすることで、回路規模や消費電力の増大(ピーク)を低く抑えることができる。
他方、簡易現像部111は、高画質現像部112よりも、画質は低いものの、撮影中に高速に現像処理を行えるよう、高画質現像よりも現像に係る処理量が少なくなるように構成されている。簡易現像部111の処理負荷は小さいので、撮影動作と並行したリアルタイムの現像の際には簡易現像部111を用いるようにする。スイッチ部121は、操作部162によりユーザーから指示された操作内容や実行中の動作モードに応じた制御に従って、制御部161によって切り替えられる。
なお、本実施形態では、現像部110の中に簡易現像部111と高画質現像部112が独立に存在する構成を示しているが、一つの現像部が動作モードを切り替えて、簡易現像と高画質現像の処理を排他的に行う構成であっても本発明の範疇である。
現像部110によって現像処理された画像情報(現像画像情報)は、表示処理部122によって所定の表示処理がなされた後、表示部123にて表示される。表示処理部122は、現像部110より送信された画像情報のヘッダ部を読み取り、表示部123上にファイル名を表示したり、メタデータ部を読み取り、ファイルの種類に応じて表示を変化させたり、というような動作もできる。また、現像処理された画像情報は、映像出力端子124により、外部に接続された表示機器に出力してもよい。映像出力端子124は、例えばHDMI(登録商標)やSDIのような汎用インタフェースを含む。
現像部110によって現像処理された画像情報は、評価値算出部105にも供給される。評価値算出部105は、画像情報からフォーカス状態や露出状態などの評価値を算出する。
現像部110によって現像処理された画像情報は、認識部131にも供給される。認識部131は、画像情報中の被写体情報を検出及び認識する機能を有する。例えば、画像情報によって表される画面内における顔を検出し、有る場合は顔の位置を示す情報を出力し、さらに顔などの特徴情報に基づいて特定の人物の認証などを行う。
現像部110によって現像処理された画像情報は、画像圧縮部141にも供給される。画像圧縮部141は、対象となる画像情報を高能率符号化(圧縮符号化)し、情報量が圧縮された画像情報を生成して、画像ファイル(静止画ファイル、または、動画ファイル)に変換する。静止画圧縮はJPEGなどを用いることができ、動画圧縮にはMPEG−2、H.264、H.265等を用いることができる。
RAW圧縮部113は、センサー信号処理部103が出力したRAW画像を、ウエーブレット変換や、差分符号化等の技術を用いて高能率符号化し、圧縮された状態のRAWファイルに変換して、バッファ部(記憶媒体)115に格納する。RAWファイルは、バッファ部115内に残しておいてRAW伸張部114によって再び読み出すことができるが、バッファ部115に格納された後、別の記録媒体152に移動して記録する(バッファ部115から削除する)ようにしてもよい。
RAW伸張部114は、バッファ部115に格納されているRAWファイルを読み出して、圧縮された状態のRAWファイルを復号して伸張する。RAW伸張部114によって伸張されたRAWファイルは、現像部110内の簡易現像部111、高画質現像部112に供給される。
RAWファイルと、前述の静止画ファイル及び動画ファイル(RAW画像ファイル)は、記録再生部151によって、記録媒体152に記録される。その際、記録再生部151は、記録するRAWファイル、静止画ファイル、動画ファイルのヘッダ部に、ファイル名を書き込むことができる。記録媒体152は、内蔵式の大容量メモリやハードディスク、または、着脱式のメモリカード等である。記録再生部151は、記録媒体152から静止画ファイル、動画ファイル、RAWファイルを読み出すこともできる。
記録再生部151は、通信部153を介して、外部のストレージやサーバに、各種ファイルを書き込んだり、読み出したりすることができる。通信部153は通信端子154を用いて、無線通信や有線通信によりインターネットや外部機器にアクセス可能な構成を有する。
再生動作が開始されると、記録再生部151は、記録媒体152から、または、通信部153を介して、所望のファイルを取得して再生する。
再生対象のファイルがRAWファイルであれば、記録再生部151は、取得されたRAWファイルをバッファ部115に格納する。
その後、RAW伸張部114が、バッファ部115に格納されているRAWファイルを読み出して、圧縮された状態のRAWファイルを復号して伸張する。RAW伸張部114によって伸張されたRAWファイルは、現像部110内の高画質現像部112に供給される。高画質現像部112は、供給されたRAWファイルを高画質に現像し、再生画像として表示処理部122に供給する。
再生対象のファイルが画像ファイルであれば、記録再生部151は取得された画像ファイルを画像伸長部142に供給する。画像伸長部142は、入力された画像ファイルを復号して伸張し、画像の再生画像として表示処理部122に供給する。
次に、本実施形態の撮像装置100の動作モードに関して、図面を用いて詳細に説明する。
図2は、撮像装置100における、各動作モードの遷移を示す状態遷移図である。このようなモードの遷移は、操作部162からのユーザー操作指示や、制御部161の判断に応じて実行され、操作に応じて手動で遷移することもあれば、自動で遷移することもある。図2のように、撮像装置100は、アイドル状態(200)を経由して2つのモード、画像撮影モード(201)、画像再生モード(202)、に適宜切り替わって動作する。
次に、撮像装置100の画像撮影モード(201)における動作について説明する。
本実施形態に係るRAWファイル及び画像ファイルは、静止画と動画の両方を対象とするが、以下の説明では分かり易いよう静止画を例に挙げて説明を行う。
図3に、本実施形態の画像撮影モードの処理に係るフローチャートを示す。図3のフローチャートは、制御部161によって、各処理ブロックを制御して実行される処理手順を図示したものであり、制御部161が有するメモリ(ROM)に格納されているプログラムをメモリ(RAM)に展開し、CPUが実行することにより実現される。
図3において画像撮影モードの処理が開始されると(S300)、制御部161が撮像装置100の処理負荷状況が低いか否かを判定し(S301)、負荷状況に応じた頻度でアイドル状態(S320)へ遷移し、そうでなければS302へ進む。例えば、高速連写中は処理負荷が高いため、S320へは遷移せず、常にS302へ進む。通常の単発の撮影を行う場合においては、第1の撮影と第2の撮影の合間に例えば半分の頻度でS320へ遷移する。
S302において、カメラ制御部104が、好適な条件で撮影を行うよう、撮像光学部101や撮像センサー部102の動作を制御する。例えば、ユーザーのズームやフォーカスの指示に従って、撮像光学部101に含まれるレンズが移動されたり、撮影画素数の指示に従って撮像センサー部102の読み出し領域が設定されたりする。また、後述の評価値算出部105や認識部131から供給される評価値の情報や被写体情報に基づいて、特定被写体へのフォーカス調整や追尾などの制御が行われる。
S303において、撮像センサー部102によって変換された電気信号に対して、センサー信号処理部103が画素の修復のための信号処理を施す。ここでは、欠落画素や、信頼性の低い画素の値に対し、周辺画素値を用いて補間したり、所定のオフセット値を減算したりする。本実施形態では、S303の処理を終えて、センサー信号処理部103から出力される画像情報を、生(未現像)の画像を意味するRAW画像と呼ぶ。
S304において、簡易現像部111がRAW画像を現像処理する。このとき、制御部161が現像部110内のスイッチ部121を切り替えて、簡易現像部111で現像処理された画像情報の出力を選択する。
簡易現像部111は、RAW画像に対してデベイヤー処理(デモザイク処理)し、輝度と色差から成る信号へ変換して、各信号に含まれるノイズを除去、光学的な歪を補正し、画像を適正化するなどの所謂現像処理を行う。
ここで、簡易現像部111が行う現像処理(簡易現像)について説明する。
簡易現像部111は、現像後の画像サイズを200万画素以下に制限したり、ノイズ除去や光学的な歪補正を限定的な処理に留めたり或いは省いたりすることで、現像の高速処理や簡易処理を実現している。簡易現像部111が、画像サイズを縮小した上で処理を行ったり、現像処理の機能を一部制限したりすることで、撮像装置100は、例えば200万画素の毎秒60コマというパフォーマンスの撮影を、小さい回路規模で少ない消費電力で実現することができる。
簡易現像部111で現像処理された画像情報は、評価値算出部105に供給される。評価値算出部105は、画像情報に含まれる輝度値やコントラスト値などからフォーカス状態や露出状態などの評価値を算出する(S305)。なお、評価値算出部105は、現像処理前のRAW画像を取得して、RAW画像から同様に評価値を算出するようにしてもよい。
また、簡易現像部111で現像処理された画像情報は、認識部131に供給される。認識部131は、画像情報から被写体(顔など)の検出を行い、被写体情報を認識する。例えば、画像情報内における顔の有無や、その位置、特定の人物の認証などを行って、その結果を情報として出力する(S306)。
また、簡易現像部111で現像処理された画像情報は、表示処理部122に供給される。表示処理部122は、取得した画像情報から表示画像を形成し、表示部123または外部の表示装置に出力して、表示する(S307)。
表示部123による表示画像は、画像撮影モードにおいて、ユーザーが被写体を適切にフレーミングするためのライブビュー表示(撮影スルー画像表示)のために用いられる。なお、表示画像は、表示処理部122から映像出力端子124を経由して、外部のテレビジョンなどの他の表示装置にて表示されてもよい。さらに、表示処理部122は、評価値算出部105や認識部131から供給される、評価値情報や被写体情報を活用して、例えば、表示画像上のフォーカスの合焦領域にマーキング表示したり、認識された顔の位置に枠を表示したりすることもできる。
S308において、制御部161は、ユーザーからの撮影指示の入力を判定し、撮影の指示があった場合は、S310へ進む。S308で撮影指示が無い場合は、S301へ戻って、撮影の準備動作とライブビュー表示を繰り返す。
S308における撮影指示に応答して、簡易現像部111で現像処理された画像情報が、画像圧縮部141に供給される。画像圧縮部141は、取得した画像情報に対して高能率符号化処理(画像圧縮)を施し(S310)、画像ファイルを生成する。なお、画像圧縮部141は、JPEGなどの公知の画像圧縮技術を用いて圧縮処理を行う。
S311において、記録再生部151が画像ファイルを記録媒体152に記録する。その際、制御部161は、記録する画像ファイル内に保持している現像ステータスを参照する。そして、画像ファイルを記録する際のファイル名について、簡易現像部111で現像された画像ファイルであると分かるようなファイル名(A)を付与するよう、記録再生部151に対して制御を行う。
現像ステータスとは、現像された画像ファイルにおいては、対象の画像ファイルが、簡易現像部111によって簡易現像されたか、高画質現像部112によって高画質に現像されたこと等を示す情報である。なお、ファイル名(A)については後述する。また、現像ステータスについても別に後述する。
さらに、S308における撮影指示に応答して、RAW圧縮部113が、撮影された画像に対応するセンサー信号処理部103から出力されたRAW画像を取得し、RAW画像を高能率符号化(RAW圧縮)してRAWファイルに変換する(S312)。RAWファイルはバッファ部115に格納される。
RAW圧縮部113が行う高能率符号化は、ウエーブレット変換や、差分符号化などの公知の技術により処理されるものとするが、非可逆符号化でも可逆符号化でもよい。或いは、RAW圧縮部113のRAW圧縮を省略して、RAW画像が非圧縮の状態のままスルー出力されてもよい。RAW圧縮の有無に関わらず、本実施形態では、センサー信号処理部103から供給される画像情報を大きく損なわない、高画質ファイルとして復元可能なRAWファイルを生成する。
S313において、記録再生部151がRAWファイルを記録媒体152に記録する。その際、制御部161は、記録するRAWファイルに含まれる現像ステータスを参照する。そして、RAWファイルを記録する際のファイル名について、簡易現像部111で現像が実行された簡易画像が存在し、高画質現像部112では現像が実行されていないと分かるようなファイル名(B)を付与するよう、記録再生部151に対して制御を行う。
現像ステータスとは、RAWファイルにおいては、そのRAWファイルに対応する画像ファイルが、簡易現像部111によって簡易現像されたか、高画質現像部112によって高画質に現像されたか、現像された画像が存在しないか、等を示す情報である。なお、ファイル名(B)については後述する。また、現像ステータスについても別に後述する。
S313において、記録再生部151がRAWファイルを記録媒体152に記録した後、フローはS301に遷移する。なお、S311及びS313において、記録再生部151は、画像ファイル及び/またはRAWファイルを、通信部153を介して、通信端子154から外部のストレージに送って、外部のストレージによって記録するようにしてもよい。
以上が、本実施形態の画像撮影モードの処理に係るフローの説明である。
ここで、本実施形態に係る、画像ファイルの構造と、RAWファイルの構造について説明する。図4は、画像ファイル及びRAWファイルの構成例を示す図である。
図4(a)に示す画像ファイル400は、記録再生部151によって、例えば記録媒体152の所定の記録エリアに記録されている。
画像ファイル400は、ヘッダ部401、メタデータ部402、圧縮データ部403から成る。ヘッダ部401には、この画像ファイルのファイル名(例えば前述のファイル名(A))や、このファイルが画像ファイルの形式であることを示す識別コードなどが含まれている。圧縮データ部403には、高能率符号化された画像の圧縮データが含まれている。
メタデータ部402には、この画像ファイルと同時に生成されたRAWファイルのファイル名の情報404(例えば前述のファイル名(B))が含まれる。また、この画像ファイルが簡易現像部111によって簡易現像されたか、高画質現像部112によって高画質に現像されたか、現像された画像が存在しないか等を示す現像ステータス405の情報が含まれる。
また、評価値算出部105や認識部131で検知された評価値や被写体情報、及び、撮像光学部101や撮像センサー部102からの撮影時の情報(例えば、レンズ種別識別情報、センサー種別識別情報など)を含む撮影メタデータ406が含まれる。また、図示していないが、同時に生成されたRAWファイルが記録されている記録媒体の識別コードや、記録されているフォルダのパス情報などを更に含んでもよい。前述した、図3のフローS311における制御部161の現像履歴状態の判断は、メタデータ部402に含まれる現像ステータス405の情報を参照して行われる。
図4(b)に示すRAWファイル410は、記録再生部151によって、例えば記録媒体152の所定の記録エリアに記録されている。RAWファイル410は、ヘッダ部411、メタデータ部412、圧縮データ部413から成る。ヘッダ部411には、このRAWファイルのファイル名(例えば前述のファイル名(B))や、このファイルがRAWファイルの形式であることを示す識別コードなどが含まれている。圧縮データ部413には、高能率符号化された画像のRAW圧縮データが含まれている(圧縮されていない画像のRAW画像データであってもよい)。
メタデータ部412には、このRAWファイルと同時に生成された画像ファイルのファイル名の情報414(例えば前述のファイル名(A))が含まれる。また、その画像ファイルが簡易現像部111によって簡易現像されたか、高画質現像部112によって高画質に現像されたか等を示す現像ステータス415の情報が含まれる。
また、評価値算出部105や認識部131で検知された評価値や被写体情報、及び、撮像光学部101や撮像センサー部102からの撮影時の情報(例えば、レンズ種別識別情報、センサー種別識別情報など)を含む撮影メタデータ416が含まれる。また、図示していないが、同時に生成された画像ファイルが記録されている記録媒体の識別コードや、記録されているフォルダのパス情報などを更に含んでもよい。
或いはまた、同時に生成された画像ファイルそのものをメタデータ化して、メタデータ部412に格納してもよい。前述した、図3のフローS313における制御部161の現像履歴状態の判断は、メタデータ部412に含まれる現像ステータス415の情報を参照して行われる。
前述した実施形態に係る各種ファイルの構造は一例であり、DCFやEXIFなどの標準規格に準じた構成であってもよい。
続いて、図3のS301で遷移するステップであるS320について、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5に、本実施形態のアイドル状態の処理に係るフローチャートを示す。図5のフローチャートは、制御部161によって、各処理ブロックを制御し実行される処理手順を図示したものであり、制御部161が有するメモリ(ROM)に格納されているプログラムをメモリ(RAM)に展開し、CPUが実行することにより実現される。
図5においてアイドル状態の処理が開始されると(S500)、制御部161が、ユーザーの設定により追いかけ現像を行うか否かを判定し(S501)、追いかけ現像を行わない場合はS502に、追いかけ現像を行う場合はS520に遷移する。
S501で追いかけ現像を行わない場合、ユーザーからのモード設定に従って、制御部161が図2に示した201,202の何れかのモードに遷移するか判定する(S502、S503)。そして、制御部161が、選ばれたモードの処理フローへ遷移するよう制御する(S510、S511)。
ここで、本実施形態に係る「追いかけ現像」とは、撮影動作を終えた後、バッファ部115または記録媒体152等に記録されたRAWファイルをソースとして、改めて高画質に現像処理を施し、高画質の表示画像や高画質の画像ファイルを生成する処理である。本実施形態に係る追いかけ現像の対象となるRAWファイルは、静止画と動画の両方を対象とするが、以下の説明では分かり易いよう静止画を想定して説明を行う。
前述したように、撮影時に生成される画像ファイルは、簡易現像部111で現像されているため、画素数が200万画素以下であったり、現像処理を一部省いていたりするために、画質は限定的な品質である。撮影内容の大まかな確認としては有効であるが、画像の細部を確認したり、プリントアウトしたりする用途には十分ではない場合がある。
一方、画像と同時に生成するRAWファイルは、センサー信号処理部103から供給される画像情報を大きく損なわない高品質を有するが、現像処理前のデータであるため、表示やプリントアウトには即時対応ができず、RAW現像のための時間を要してしまう。また、RAWはJPEGなどのように広く普及したファイルではないため、RAWファイルを扱える再生環境も限定されてしまう。
そこで、本実施形態の追いかけ現像が有効な機能となる。本実施形態では、追いかけ現像が実行されると、既に記録されているRAWファイルを読み出して、高画質現像部112によって高画質に現像処理を行い、画像ファイルを生成する。そして、生成した画像ファイルを記録媒体152等へ、高画質現像部112によって高画質に現像処理された画像ファイルであると分かるようなファイル名(例えば、後述のファイル名(C))を付与し記録する。
画像ファイルを記録した後、先程読み出したRAWファイルが、既に記録媒体152に記録されていた場合は、そのRAWファイルのファイル名を高画質現像部112によって高画質に現像処理が実行されたと分かるようなファイル名にリネームする。例えば、前述のファイル名(B)から、後述のファイル名(D)へリネームを行う。
また、先程読み出したRAWファイルが、一時的にバッファ部115に記録されていた場合は、そのRAWファイルのファイル名として、高画質現像部112によって高画質に現像処理が実行されたと分かるファイル名を付与し、記録媒体152へ記録する。
そして、このような追いかけ現像を、撮影と撮影の合間や、再生モードやスリープ状態などユーザー操作待ちの、比較的、装置の処理負荷が小さい状態において実行させる。追いかけ現像は手動に限らず、制御部161が自動に実行させるように設計するとよい。
このように構成することにより、その後に、細部の確認表示やプリントアウトなど、高画質な再生の要求においても、その都度余計な現像処理が発生せず、また、従来の画像ファイルと同様の一般的な環境における活用が可能となる。
記録媒体152等には、1回の撮影指示に対して、画像ファイルとRAWファイルが1つずつの組として記録されている。手動または自動によって追いかけ現像を行う場合、制御部161が、各画像の組について、追いかけ現像が処理済みか未処理かを判定する(S520)。
判定の方法は、例えば画像ファイル400のメタデータ部402に格納されている現像ステータス405に含まれる、この画像ファイルが簡易現像部111で処理されたものなのか否かを識別するためのフラグを参照し、このフラグから判定する方法がある。或いはRAWファイル410の中の現像ステータス415を参照し、同様に判定してもよい。或いは、一連の撮影された画像に対して、現像処理の状態を示すテーブルファイルを別に用意して判定してもよい。
制御部161によって、追いかけ現像が処理済みと判断されれば、S502に遷移する。追いかけ現像が未処理の画像があれば、S521に遷移する。追いかけ現像が未処理の画像に対応するRAWファイルが、バッファ部115にバッファリングされていれば(S521)、S523に進み、バッファリングされていなければ対応するRAWファイルを記録媒体152等から読み出す(S522)。
バッファ部115は、画像撮影モードで撮影された、新しい画像から優先的に保持されるように、データが更新される。すなわち、過去に撮影された画像から順にバッファから取り除かれる。こうすることにより、直前に撮影された画像は常にバッファに保持されているので、S522をスキップし、高速に処理できる。さらに、直前に撮影された画像から時刻を遡って、追いかけ現像を実行するようにすれば、バッファに保持されている画像から優先的に処理が完了できるため、処理の効率化ができる。
S523において、RAW伸張部114が、バッファ部115または記録媒体152から読み出したRAWファイルを伸張処理し、RAW画像を復元する。
復元されたRAW画像は、高画質現像部112で高画質に現像されて(S524)、スイッチ部121を経由して表示処理部122や画像圧縮部141に出力される。
高画質現像部112は、RAW画像をデベイヤー処理(デモザイク処理)し、輝度と色差から成る信号へ変換して、各信号に含まれるノイズを除去、光学的な歪を補正し、画像を適正化するなどの所謂現像処理を行う。高画質現像部112によって生成される現像処理済みの画像のサイズ(画素数)は、撮像センサー部102から読出された全体サイズのまま、或いはユーザーから設定されたサイズとなり、200万画素以下に制限された簡易現像の画像よりも格段に高品質となる。
高画質現像部112は、簡易現像部111よりも各々の処理が高精度であるため、より高画質な現像画像が得られるが、一方で、処理負荷が大きくなってしまう。本実施形態の高画質現像部112は、撮影と並行したリアルタイムの現像処理を避け、時間をかけて現像処理可能としたことで、回路規模や消費電力の増大を抑える構成となっている。
高画質現像部112で現像処理された画像情報は、画像圧縮部141に供給され、画像圧縮部141は、取得した画像情報に対して高能率符号化処理(画像圧縮)を施し(S525)、高画質の画像ファイルを生成する。なお、画像圧縮部141は、JPEGなどの公知の技術により圧縮処理を行う。
S526において、記録再生部151が高画質の画像ファイルを記録媒体152等に記録する。その際、制御部161は、記録再生部151に対して、次のような制御を行う。制御部161は、記録再生部151が記録媒体152へ記録する画像ファイルは、高画質現像部112で高画質に現像処理を行い生成された画像ファイルであると判断する。そして、記録再生部151が記録媒体152へ画像ファイルを記録する際に付与するファイル名について、高画質現像部112で現像処理し生成された画像ファイルであると分かるようなファイル名(C)を付与する。
前述のファイル名(A)とファイル名(C)は、別なファイル名とする。その際のファイル名(C)については後述する。なお、制御部161における現像履歴状態の判断は、画像ファイルに含まれる現像ステータスを参照して判断する。つまり、記録再生部151は、高画質現像処による画像ファイルに対して、簡易現像による画像ファイル(ファイル名(A))とは別のファイル名(ファイル名(C))を付与して記録する。その際、記録媒体152に記録されている簡易現像による画像ファイル(ファイル名(A))は削除する。
S526で記録される画像ファイル(ファイル名(C))は、図4(a)に示す画像ファイル400の構成で、ヘッダ部401、メタデータ部402、圧縮データ部403から成る。ヘッダ部401には、この画像ファイルのファイル名(例えば前述のファイル名(C))や、このファイルが画像ファイルの形式であることを示す識別コードなどが含まれている。圧縮データ部403には、高能率符号化された画像の圧縮データが含まれている。
メタデータ部402には、この画像ファイルの元となったRAWファイルのファイル名(例えば後述のファイル名(D))の情報404が含まれる。また、この画像ファイルが高画質現像部112によって高画質現像されたことを示す現像ステータス405の情報が含まれる。また、元のRAWファイルのメタデータから抽出された、評価値算出部105や認識部131で検知された評価値や被写体情報、及び、撮像光学部101や撮像センサー部102からの撮影時の情報を含む撮影メタデータ406が含まれる。
S526において、記録再生部151が高画質の画像ファイルを記録媒体152等に記録した後、フローはS527へ移る。
S527において、記録再生部151は、追いかけ現像の元となったRAWファイルについて、メタデータ部412内の現像ステータス415を、高画質現像済(または追いかけ現像済)であると示す情報にて更新する。
また、追いかけ現像の元となったRAWファイルが、高画質現像済みであると分かるようなファイル名(D)にリネームする。ファイル名(D)については後述する。S527において、RAWファイルをリネームした後、フローはS502へ遷移する。なお、追いかけ現像の処理は、追いかけ現像が未処理の画像がある場合、その画像毎に同様の処理を繰り返して実行可能である。
次に、撮像装置100の画像再生モードにおける動作について説明する。
図6に、本実施形態の画像再生モードの処理に係るフローチャートを示す。図6のフローチャートは、制御部161によって、各処理ブロックを制御し実行される処理手順を図示したものであり、制御部161が有するメモリ(ROM)に格納されているプログラムをメモリ(RAM)に展開し、CPUが実行することにより実現される。
図6において画像再生モードの処理が開始されると(S600)、制御部161が撮像装置100の処理負荷状況が低いか否かを判定し(S601)、負荷状況に応じた頻度でアイドル状態(S610)へ遷移し、そうでなければS602へ進む。例えば、再生指示などのユーザー操作を待っている間は、処理負荷が低いため、S610へ遷移する。ユーザーからの操作に応じて画像の再生が開始されている(再生中の状態を含む)場合はS602へ進む。
S602において、制御部161が、再生される画像について、ユーザーから拡大表示の指示を受けているかを判定する。拡大表示があればS603に進み、拡大表示がなければS620に進む。
図7に、拡大表示を含む表示形態の種類を説明する。図7は、本実施形態の画像再生モードの表示処理の例を示す図である。
図7(a)の表示例700は、701に示す6つの画像を縮小して表示部123に縮小表示している例である。
図7(b)の表示例710は、ある1つの画像711の全体を表示部123に表示している例であり、この表示の状態を通常表示とする。
図7(c)の表示例720は、ある1つの画像の一部領域を拡大した画像721を表示部123に拡大表示している例である。例えば、撮影直後にフォーカスの適否の確認を行うような場合に、表示例720のように被写体像の細部を拡大表示する使われ方が一般的である。
表示例720のように拡大表示する場合、図6のフローはS602からS603へ遷移する。表示例700のように縮小表示する場合は、S602からS620へ遷移する。表示例710のような場合は、表示部123の表示画素数が簡易現像による画像ファイルの画素数、前述の例ならば200万画素以下、であれば等倍もしくは縮小での表示であるため、S602からS620へ遷移する。
S620において、記録再生部151が、記録媒体152等から再生対象の画像ファイルを読み出す。そして、S621において、画像伸長部142が、画像ファイルを復号して伸張し、S608において、表示処理部122が図7の各図に示すような形態で表示画像を表示部123へ出力する。
このとき、表示部123の画面上には、表示処理部122が画像ファイルのヘッダ部の情報を読み取ることにより、図7のように表示している画像ファイルのファイル名を出力することが可能である。ファイル名の表示と非表示は、ユーザーが操作部162を通して選択可能である。このときのファイル名は、前述したファイル名(A)、ファイル名(C)、のような現像履歴状態が判断できるようなファイル名を表示する。
表示される画像が、簡易現像による画像ファイルの画素数、前述の例ならば200万画素以下で足りる場合は、画像ファイルが簡易現像部111で現像処理されたものであっても、十分な画質で表示できる。画像ファイルが高画質現像部112で現像処理されたものであるならば、勿論、表示に十分な画質であるということは言うまでも無い。
一方、拡大表示の場合、表示される画像が、簡易現像による画像ファイルの画素数、前述の例ならば200万画素以下では足りないことが起こり得る。すなわち、簡易現像による画像ファイルを用いて表示したのでは、解像感の低下を招いてしまう。
よって、拡大表示の場合は、S603において、制御部161が、再生対象となって表示されるべき画像の画像ファイルが、高画質現像部112で現像されたものであるかどうかを判定する。判定の方法は、例えば画像ファイル400のメタデータ部402に格納されている現像ステータス405に含まれる、この画像ファイルが簡易現像部111で処理されたものなのか否かを識別するためのフラグを参照し、このフラグから判定する方法がある。或いはRAWファイル410の中の現像ステータス415を参照し、同様に判定してもよい。或いは、一連の撮影された画像に対して、現像処理の状態を示すテーブルファイルを別に用意して判定してもよい。
S603で、高画質現像されたものである場合は、拡大されても十分な画質で表示可能な高画質の画像ファイルであることを意味するので、S620に進み、記録再生部151が該当する高画質の画像ファイルを記録媒体152等から読み出して、再生表示する。このように、高画質現像部112で現像された画像ファイルである場合は、このようにS620以降の処理で高画質に表示できる。
S603で、高画質現像されたものでない場合は、簡易現像部111で現像処理された画像ファイルであることを意味するので、S604に進み、高画質現像(前述した、追いかけ現像)を実行する。
S604において、再生対象となる画像に対応するRAWファイルが、バッファ部115にバッファリングされていれば(S604)、S606に進み、バッファリングされていなければ対応するRAWファイルを記録媒体152等から読み出す(S605)。
バッファ部115は、画像撮影モードで撮影された、新しい画像から優先的に保持されるように、データが更新される。すなわち、過去に撮影された画像から順にバッファから取り除かれる。こうすることにより、直前に撮影された画像は常にバッファに保持されているので、S605をスキップし、高速に表示に至れるようになる。
S606において、RAW伸張部114が、バッファ部115または記録媒体152等から読み出したRAWファイルを復号して伸張し、RAW画像を復元する。
復元されたRAW画像は、高画質現像部112で高画質に現像処理されて(S607)、スイッチ部121を経由して表示処理部122に出力される。
S608において、表示処理部122が図7(c)に示すような拡大画像を表示部123へ出力する。また、このとき、表示部123の画面上には、表示処理部122が画像ファイルのヘッダ部の情報を読み取ることにより、表示している画像ファイルのファイル名を出力することが可能である。
ファイル名の表示と非表示は、ユーザーが操作部162を通して選択可能である。このときのファイル名は、前述したファイル名(C)のような高画質現像したことが判断できるようなファイル名を表示する。
高画質現像部112は、RAW画像をデベイヤー処理(デモザイク処理)し、輝度と色差から成る信号へ変換して、各信号に含まれるノイズを除去、光学的な歪を補正し、画像を適正化するなどの所謂現像処理を行う。高画質現像部112によって生成される現像処理済みの画像のサイズ(画素数)は、撮像センサー部102から読出された全体サイズのまま、或いはユーザーから設定されたサイズとなり、200万画素以下に制限された簡易現像の画像よりも格段に高品質となる。
従って、高画質現像部112で現像された画像ならば、拡大表示の要求に対して十分な画質で応えることができる。
なお、S608の表示が停止されると、フローはS601に戻る。S601において、アイドル状態S610に遷移した場合は、前述した図5のフローチャートに従って処理される。
図6のS604以降の高画質現像は、前述したように、撮影直後等の、まだ追いかけ現像が実行されていないタイミングで発生することが想定される。本実施形態では、撮影と撮影の合間や、再生モードやスリープ状態などユーザー操作待ちの、比較的装置の処理負荷が小さい状態のときに画像の追いかけ現像が徐々に終了し、簡易現像による画像ファイルが自然と高画質現像による画像ファイルに置き換わる。そうして置き換えが進むに従って、S604以降の高画質現像は発生するケースが減少し、拡大表示に対して速やかに高画質画像を出力できるようになり、操作性が一層高まっていく。
また、バッファ部115にRAWファイルが保持されている場合には、S605をスキップできるため、素早く表示できるようになると前述した。そこで、バッファ部115になるべくRAWファイルが保持された状態になるよう、図7の表示例700や710の場合に、拡大表示に備え、画像701や画像711に対応するRAWファイルを予め記録媒体から読み出してバッファ部115へ移動するとよい。拡大表示の指示よりも先行して、記録再生部151が記録媒体152等から該当するRAWファイルを読み出してバッファリングすることで、表示例720のような拡大表示の指示がなされたときに、より素早く表示することができる。
次に、本実施形態に係る撮像装置において、ユーザーが現像済みの画像ファイルを削除するときの処理を図8のフローを用いて説明する。
S800において、ユーザーが操作部162より、現像済みの画像ファイルの削除のメニューを選択する。すると制御部161は、表示処理部122を通して表示部123へ、「(削除しようとしている画像ファイルに)対応するRAWファイルも削除しますか?」という問いをユーザーへ表示する。
S801において、ユーザーが、Yesを選択した場合、S802へ遷移し、操作部162にて削除対象として選択された画像ファイルに対応するRAWファイルを記録再生部151が記録媒体152より削除し、S804へ移る。
S801において、ユーザーが、Noを選択した場合、S803へ遷移し、削除対象となった画像ファイルに対応するRAWファイルのファイル名を、対応する現像画像ファイルが存在しない(削除された)と分かるようなファイル名(E)にリネームする。
また、削除対象となった画像ファイルに対応するRAWファイルのメタデータ部に記録されている、RAWファイルに対応する画像ファイル名(例えば、ファイル名(A)やファイル名(C))を削除する。または、対応する画像ファイルが存在しないことを示すような特殊なコード(例えば、FFFFFFFF)に変更する。また、このRAWファイルに含まれる現像ステータスも削除、または、対応する画像ファイルが存在しないことを示すようなステータスに変更する。これらの処理の後、S804へ移る。
S804では、ユーザーが操作部162にて選択した画像ファイルを、記録再生部151が記録媒体152より削除し動作を終了する。
前述したファイル名(A)、ファイル名(B)、ファイル名(C)、ファイル名(D)、ファイル名(E)について具体的な例を挙げて説明する。
本実施形態では、ファイル名(A)、ファイル名(B)、ファイル名(C)、ファイル名(D)、ファイル名(E)は共にDCF準拠のファイル名であるとするが、本発明はDCF準拠のファイル名に限定されるものではない。
具体的な例として、ここでは画像ファイルの拡張子を.JPG、RAWファイルの拡張子を.CRW、とする。本発明はこれらの拡張子には限定されない。また、DCFファイル名に習い、ファイル名は8文字とし、ファイル名の4〜8文字目は0001〜9999のファイル番号とする。
ファイル名(A)の例を記載する。
IMGL0001.JPG
IMGL0002.JPG
IMGL0003.JPG
ここでは、4文字目のLが、簡易現像後の画像ファイルであることを示す。
ファイル名(B)の例を記載する。
IMGM0001.CRW
IMGM0002.CRW
IMGM0003.CRW
ここでは、4文字目のMが簡易現像のみ実行済みであり、高画質現像が行われていないRAWファイルであることを示す。
ファイル名(C)の例を記載する。
IMGH0001.JPG
IMGH0002.JPG
IMGH0003.JPG
ここでは、4文字目のHが、高画質現像後の画像ファイルであることを示す。
ファイル名(D)の例を記載する。
IMGE0001.CRW
IMGE0002.CRW
IMGE0003.CRW
ここでは、4文字目のEが、高画質現像まで実行されているRAWファイルであることを示す。
ファイル名(E)の例を記載する。
IMGF0001.CRW
IMGF0002.CRW
IMGF0003.CRW
ここでは、4文字目のFが、RAWファイルに対応する現像処理後の画像ファイルが存在しないRAWファイルであることを示す。
本実施形態では一例として、ファイル名の4文字目に、現像履歴状態を示すような文字を挿入したが、本発明はこれに限定されず、ファイル名のどこかに含まれていればよい。どの文字がどの現像履歴状態を示すかについては、本撮像装置の仕様書や取扱説明書、ヘルプ等でユーザーに示されていることが望ましい。
このように本実施形態の撮像装置100は、RAWファイルの現像履歴状態によって、RAWファイルのファイル名を変更すると共に、簡易現像か高画質現像かによって画像ファイルのファイル名を変更する。このようにすることにより、ユーザーは該当ファイルのファイル名を見るだけで、そのファイルの現像履歴状態を把握することができRAWファイルや画像ファイルの削除、移動等の判断をスムーズに行うことが可能となる。その結果、ユーザーの利便性を向上することができる。
また、フローチャートでは静止画を例に挙げて説明したが動画の場合でも、RAWファイルの現像履歴状態によって、RAWファイルのファイル名を変更すると共に、簡易現像か高画質現像かによって動画ファイルのファイル名を変更するとする。これにより、同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、現像判断処理の判断結果を記録再生部151が記録媒体152に記憶する際のファイル名に反映する、ことを特徴とする撮像装置について説明した。第2の実施形態においては、現像判断処理の判断結果をファイル名には反映せず、撮像装置100上の表示内容または映像出力端子124から出力される表示内容に反映することを特徴とする撮像装置について説明する。
第2の実施形態の撮像装置は、第1の実施形態における撮像装置の構成(図1)と同じ構成の撮像装置である。また、第2の実施形態の撮像装置は、第1の実施形態における撮像装置の動作モード(図2)と同じ動作モードを持つ。また、第2の実施形態における画像ファイルの構造と、RAWファイルの構造は、第1の実施形態と同様のものとする(図4)。
また、第2の実施形態の撮像装置は、第1の実施形態における撮像装置と同様のフロー(図3、図5、図6)にて処理を行うが、フロー内の処理において違いがある。ここでは、分かり易く説明を行うため同じ処理の説明は省略し、第1の実施形態に対する差分を説明する。
まず、第2の実施形態の撮像装置における画像撮影モードの処理を、図3を用いて説明する。
S300、S301、S302、S303、S304、S305、S306、S307、S308、S310は、第1の実施形態と同様の処理を行う。
S311においては、記録再生部151が記録媒体152へ、画像ファイルにファイル名を付与して記録する。その際ファイル名は、第1の実施形態とは異なり、記録再生部151は、簡易現像部111で現像処理された画像情報に基づく画像ファイルであると分かるようなファイル名を付与せず、画像ファイルに付与されるようなファイル名であればなんでもよい。
S312は、第1の実施形態と同様の処理を行う。
S313においては、記録再生部151が記録媒体152へ、RAWファイルにファイル名を付与して記録する。その際ファイル名は、第1の実施形態とは異なり、制御部161は、高画質現像部112で現像処理が実行されていないと分かるようなファイル名を付与することは行わず、RAWファイルに付与されるようなファイル名であればなんでもよい。
S320は、第1の実施形態と同様の処理(アイドル状態への遷移)を行う。
次に、第2の実施形態の撮像装置におけるアイドル状態の処理を、図5を用いて説明する。
S500、S501、S502、S503、S510(画像撮影モードへの遷移)、S511(画像再生モードへの遷移)、S520、S521、S522、S523、S524、S525は、第1の実施形態と同様の処理を行う。
S526においては、記録再生部151が記録媒体152へ、高画質の画像ファイルにファイル名を付与して記録する。その際のファイル名は、第1の実施形態とは異なり、制御部161は、高画質現像部112で現像処理し生成された画像ファイルであると分かるようなファイル名を付与することは行わず、画像ファイルに付与されるようなファイル名であればなんでもよい。
S527においては、第2の実施形態の撮像装置では処理を行わない。
次に、第2の実施形態の撮像装置における画像再生モードの処理を、図6、図10を用いて説明する。図10−1、図10−2は、本実施形態の特徴であり、画像再生モードの表示処理の例を示す図である。
S600、S601,S602、S603、S604、S605、S606、S607、S610(アイドル時の状態へ遷移)、S620、S621は第1の実施形態と同様の処理を行う。
S608において、表示処理部122が図10の各図に示すような表示画像を表示部123へ出力する。このとき、表示部123の画面上には、表示している画像ファイルのファイル名を出力することが可能である。ファイル名の表示と非表示は、ユーザーが操作部162を通して選択可能である。第2の実施形態においては、第1の実施形態とは異なり、表示部123の画面上にファイル名を出力していない場合を想定する。
図10−1(a)、図10−2(d)、図10−2(e)の表示例1000は、画像ファイル1001、1002、1003、1004、1005、1006に示す6つの画像ファイルを縮小して表示部123に縮小表示している例である。
図10−1(a)では、6つの縮小画像はそれぞれ枠線1031、1032、1033、1034,1035、1036に囲まれている。図10−1(a)、図10−2(d)、図10−2(e)、及び6つの画像ファイルと図10−1(a)の枠線についての詳細は後述する。
図10−1(b)の表示例1010は、ある1つの画像1011の全体を表示部123に表示している例であり、枠線1012によって画像1011が囲まれている。枠線1012についての詳細は後述する。
図10−1(c)の表示例1020は、ある1つの画像の一部領域を拡大した画像1021を表示部123に拡大表示している例である。例えば、撮影直後にフォーカスの適否の確認を行うような場合に、表示例1020のように被写体像の細部を拡大表示する使われ方が一般的である。また、表示されている画像1021の画像ファイルは、枠線1022に囲まれている。枠線1022については後述する。
表示例1020のように拡大表示する場合、図6のフローはS602からS603へ遷移する。表示例1000のように縮小表示する場合は、S602からS620へ遷移する。表示例1010のような場合は、表示部123の表示画素数が簡易現像による画像ファイルの画素数、前述の例ならば200万画素以下、であれば等倍もしくは縮小での表示であるため、S602からS620へ遷移する。
S620において、記録再生部151が、記録媒体152等から再生対象の画像ファイルを読み出す。そして、S621において、画像伸長部142が、画像ファイルを復号して伸張し、S608において、表示処理部122が図10−1、図10−2の各図に示すような形態で表示画像を表示部123へ出力する。
表示部123の画面上に図10−1(a)が表示されていたときの画像ファイル1001〜1006について、それぞれの画像の詳細を述べる。
画像ファイル1001、1002、1003は、高画質現像部112にて現像された高画質の画像ファイルである。それぞれの画像ファイル1001、1002、1003に対応する、簡易現像部111にて現像された簡易画像ファイルは既に削除されている例である。
画像ファイル1004、1005、1006は、簡易現像部111にて現像された画像ファイルであり、それぞれの画像ファイル1004、1005、1006に対応する高画質画像ファイルは、まだ現像されていない例である。
図10−1(a)のように6つの画像ファイルを表示する際、表示処理部122は、画像ファイル1001、1002、1003、それぞれ画像ファイルのメタデータ部の現像ステータスを読み取る。画像ファイル1001、1002、1003が高画質現像部112にて現像された画像ファイルであることを認識する。そして、表示部123上の画面上に図10(a)のように表示する際に、画像ファイル1001、1002、1003の縮小画像を実線の枠線1031、1032、1033で囲む。これにより、表示している縮小画像(1001、1002、1003)が高画質に現像されたファイルであることをユーザーに分かるように表示する。
つまり、実線の枠で囲まれている縮小画像は、高画質現像部112にて高画質に現像された画像ファイルであるということを示している。この事項については、本撮像装置の仕様書や取扱説明書、ヘルプ等でユーザーに示されていることが望ましい。また、図10−1(a)については、説明を分かり易くするために、例えば画像ファイル1001と実線の枠線1031に隙間を設けてあるが、この隙間はあってもなくてもよい。
図10−1(a)のように6つの画像ファイルを表示する際、表示処理部122は、画像ファイル1004、1005、1006、それぞれ画像ファイルのメタデータ部の現像ステータスを読み取る。これにより、画像ファイル1004、1005、1006が簡易現像部111にて現像された画像ファイルであることを認識する。
そして、表示部123上の画面上に図10−1(a)のように表示する際に、画像ファイル1004、1005、1006の縮小画像を点線の枠1034、1035、1036で囲む。これにより、表示している縮小画像の画像ファイル1004、1005、1006が高画質に現像されたファイルであることをユーザーに分かるように表示する。
つまり、点線の枠で囲まれている縮小画像は、簡易現像部111で現像された画像ファイルであるということを示している。この事項については、本撮像装置の仕様書や取扱説明書、ヘルプ等でユーザーに示されていることが望ましい。また、図10−1(a)については、説明を分かり易くするために、例えば画像ファイル1004と点線の枠1034に隙間を設けてあるが、この隙間はあってもなくてもよい。また、枠線1031、1032、1033、1034、1035、1036は、ユーザーが操作部162を通して表示、非表示が切り替えられるようになっていてもよい。
また、簡易現像部111にて現像された画像ファイルか、高画質現像部112にて現像された画像ファイルかを示す表現として、図10−1(a)のように枠線の種類に限ることはない。例えば枠線の色で差別化されてもよいし、図10−2(d)のように、例えば星形のような、特殊なマークの表示、非表示で現像の状態を差別化してもよい。また、図10−2(e)のように、「簡易現像」、「高画質現像」のような言葉を表示するようなものであってもよい。つまり、簡易現像部111にて現像された画像ファイルか、高画質現像部112にて現像された画像ファイルかを視覚的に差別化することが可能な表現であれば何でもよい。
図10−1(b)のように1つの画像ファイルを表示する際も、図10−1(a)のときと同様に、表示処理部122は、表示する画像1011の画像ファイルのメタデータ部の現像ステータスを読み取る。これにより、画像1011の画像ファイルが簡易現像部111で現像された画像ファイルであるか、高画質現像部112にて現像された画像ファイルであるかを認識する。
そして、図10−1(a)の簡易画像の画像ファイル1004等のときと同様に、画像1011の画像ファイルが簡易現像部111で現像された簡易画像であれば、枠線1012は点線の枠となる。また、高画質現像部112にて現像された画像ファイルであれば、枠線1012は実線の枠となる。視覚的な表現は、図10−1(a)、図10−2(d)、図10−2(e)の関係と同様に、簡易現像部111にて現像された画像ファイルか、高画質現像部112にて現像された画像ファイルかを視覚的に差別化することが可能な表現であれば何でもよい。
また、これらの視覚的な表現については、本撮像装置の仕様書や取扱説明書、ヘルプ等でユーザーに示されていることが望ましい。また、枠線1012については、ユーザーが操作部162を通して表示、非表示が切り替えられるようになっていてもよい。また、図10(b)においては、説明を分かり易くするために、表示例1010の表示画面枠と実線の枠線1012に隙間を設けてあるが、この隙間はあってもなくてもよい。
図10−1(c)のように1つの画像ファイルを拡大表示する際には、高画質現像部112にて現像された画像ファイルであるため、わざわざ高画質にて現像されたファイルであることを表示する必要は無い。
しかし、図10−1(a)、図10−1(b)のときと同様に、例えば実線の枠線1022のような枠線の種類によって高画質画像であることを表示できるようになっていてもよく、視覚的に表現する方法は、枠線の種類に限らず何でもよい。また、図10−2(d)においては、説明を分かり易くするために、表示例1020の表示画面枠と実線の枠線1022に隙間を設けてあるが、この隙間はあってもなくてもよい。
次に、本実施形態に係る撮像装置において、ユーザーが現像済みの画像ファイルを削除するときの処理を、図11のフローチャートを用いて説明する。
S1100において、ユーザーが操作部162より、現像済みの画像ファイルの削除を選択する。すると制御部161は、表示処理部122を通して表示部123へ、「(削除しようとしている画像ファイルに)対応するRAWファイルも削除しますか?」という問いをユーザーへ表示する。
S1101において、ユーザーが、Yesを選択した場合、S1102へ遷移し、操作部162にて選択された画像ファイルに対応するRAWファイルを記録再生部151が記録媒体152より削除し、S1104へ移る。S1101において、ユーザーが、Noを選択した場合、S1103へ移る。
S1103では、削除対象となった画像ファイルに対応するRAWファイルのメタデータ部に記録されている、RAWファイルに対応する画像ファイル名を削除する。または、対応する画像ファイルが存在しないことを示すような特殊なコード(例えば、FFFFFFFF)に変更する。また、このRAWファイルに含まれる現像ステータスも削除、または、対応する画像ファイルが存在しないことを示すようなステータスに変更し、S1104へ移る。
S1104では、ユーザーが操作部162にて選択した画像ファイルを、記録再生部151が記録媒体152より削除し動作を終了する。
このように本実施形態の撮像装置100は、簡易現像か高画質現像かによって、画像ファイルを表示部123上で表示する際の表示方法を変更する。このようにすることにより、ユーザーは画像ファイルの再生画面を見るだけで、その画像ファイルの現像履歴状態を把握することができRAWファイルや画像ファイルの削除、移動等の判断をスムーズに行うことが可能となる。その結果、ユーザーの利便性を向上することができる。
次に、RAWファイル410の中のヘッダ部411にサムネイル等、選択用画像の情報が含まれている場合の、RAWファイルのリスト表示について述べる。
RAWファイルは、現像なしには再生できない。よって、RAWファイル自体を扱うときのためにRAWファイルのヘッダ部411に、サムネイル等、選択用画像の情報が含まれている場合が考えられる。
RAWファイルをリスト表示する際は、記録媒体152から記録再生部151がリスト表示するRAWファイルを読み出し、リスト表示するRAWファイルのヘッダ部411に含まれる選択用画像が、画像伸長部142へ供給される。画像伸長部142で伸長されたRAWファイルの選択用画像は、表示処理部122を通して表示部123で表示される。
ここで、本実施形態においては、RAWファイルは、以下の3つの現像ステータスを持つことが想定される。
一つ目は、RAWファイルに対応する、簡易現像部111の現像にて生成された簡易画像が存在する場合である。
二つ目は、RAWファイルに対応する、高画質現像部112の現像にて生成された高画質の画像が存在する場合(簡易画像は削除されている)である。
三つ目は、RAWファイルに対応する、現像された画像が存在しない場合である。
本実施形態においては、記録媒体152から記録再生部151がRAWファイルを読み出したとき、制御部161は、記録再生部151から読み出されたRAWファイルの現像ステータスを参照し、その情報を基に表示処理部122を制御する。表示処理部122は、リスト表示するRAWファイルの現像ステータスに基づいた制御部161からの制御によって、RAWファイルをリスト表示する際の表示方法を変更する。
図12(a)、(b)、(c)は、撮像装置100の表示部123の画面上で、6つのRAWファイル1201、1202、1203、1204、1205、1206をリスト表示している例である。
図12(a)では、6つのRAWファイルのリスト表示は、それぞれ枠線1211、1212、1213、1214,1215、1216に囲まれている。図12(a)では前述した3つの現像ステータスによって、これらの枠線の表示方法を変更している。
枠線1211、1212は一点鎖線の枠であり、現像ステータスとしては、このRAWファイルに対応する、簡易現像部111の現像にて生成された簡易画像が存在する、ということを示している。
枠線1213、1214は二点鎖線の枠であり、現像ステータスとしては、このRAWファイルに対応する、高画質現像部112の現像にて生成された高画質の画像が存在する、ということを示している。
枠線1215、1216は二重実線の枠であり、現像ステータスとしては、このRAWファイルに対応する、現像された画像が存在しない、ということを示している。
どの種類の枠線がどの現像ステータスに対応するかという事項については、本撮像装置の仕様書や取扱説明書、ヘルプ等でユーザーに示されていることが望ましい。
また、図12(a)については、説明を分かり易くするために、例えばRAWファイル1201と一点鎖線の枠線1211に隙間を設けてあるが、この隙間はあってもなくてもよい。また、枠線1211〜1216は、ユーザーが操作部162を通して表示、非表示が切り替えられるようになっていてもよい。
また、RAWファイルの現像ステータスを示す表現として、図12(a)のように枠線の種類に限ることはない。例えば枠線の色で差別化されてもよいし、図12(b)のように、例えば●、▲、■のような、特殊なマークで現像ステータスの状態を差別化してもよいし、それらのマークの表示、非表示で差別化してもよい。
また、図12(c)のように、「簡易現像済」、「高画質現像済」、「現像画像無し」のような文字を表示するようなものであってもよい。つまり、RAWファイルの現像ステータスを視覚的に差別化することが可能な表現であれば何でもよい。
このように本実施形態の撮像装置100は、RAWファイルの現像ステータスよって、RAWファイルを表示部123上でリスト表示する際の表示方法を変更する。このようにすることにより、ユーザーは該当のRAWファイルのリスト表示画面を見るだけで、そのRAWファイルの現像履歴状態を把握することができRAWファイルや画像ファイルの削除、移動等の判断をスムーズに行うことが可能となる。その結果、ユーザーの利便性を向上することができる。
また、本実施形態では静止画を例に挙げて説明したが動画の場合でも、動画ファイル、動画のRAWファイル、の現像履歴状態によって、表示方法を変更することにより、同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワークまたは各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 撮像光学部
102 撮像センサー部
103 センサー信号処理部
104 カメラ制御部
105 評価値算出部
110 現像部
111 簡易現像部
112 高画質現像部
113 RAW圧縮部
114 RAW伸張部
115 バッファ部
121 スイッチ部
122 表示処理部
123 表示部
124 映像出力端子
131 認識部
141 画像圧縮部
142 画像伸長部
151 記録再生部
152 記録媒体
153 通信部
154 通信端子

Claims (18)

  1. 被写体像を撮像してRAW画像情報を生成する撮像手段と、
    前記RAW画像情報を取得して現像処理を行い、現像画像情報を生成する現像手段と、
    前記RAW画像情報をRAW画像ファイルとして、前記現像画像情報を現像画像ファイルとして記録媒体に記録する記録再生手段と、
    前記現像画像情報、または前記RAW画像情報に係る表示画像を出力する表示処理手段と、
    装置の各部を制御する制御手段と
    を具備する撮像装置であって、
    前記RAW画像ファイルと前記現像画像ファイルは、ファイル内に現像履歴を現像ステータスとして保持しており、
    前記制御手段は、前記現像ステータスから現像の状態を判断し、
    前記記録再生手段は、前記制御手段の判断結果を前記記録媒体に記録する際のRAW画像ファイルまたは現像画像ファイルのファイル名に反映する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 表示処理手段は、前記判断結果を反映したファイル名を、前記現像画像ファイル、または前記RAW画像ファイルに基づく画像と合わせて表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記RAW画像ファイルの現像ステータスを参照し、前記RAW画像ファイルに対して前記現像手段により現像処理された結果として生成される前記現像画像ファイルが存在するか存在しないかを判断し、
    前記記録再生手段は、前記判断結果を前記記録媒体に記録する際のRAW画像ファイル、または現像画像ファイルのファイル名に反映する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記現像手段は、
    前記RAW画像情報を取得して撮影時に現像処理を行い、第1の現像画像情報を生成する第1の現像手段と、
    前記記録媒体に記録された前記RAW画像ファイルを読みだして前記第1の現像手段よりも高画質な第2の現像画像情報を得るための現像処理を行う第2の現像手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記撮像手段による撮影動作を行っているときに前記表示処理手段により表示画像を表示する場合には、前記第1の現像画像情報を前記表示処理手段に供給し、
    前記撮像手段による撮影動作を終えた後に前記表示処理手段により表示画像を表示する場合には、前記記録媒体に記録された前記RAW画像ファイルを読みだして前記第2の現像手段により得られた前記第2の現像画像情報を前記表示処理手段に供給するよう制御することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記RAW画像ファイルの現像ステータスを参照し、前記RAW画像ファイルに対して前記第1の現像手段、または第2の現像手段によって現像処理された結果として生成される前記第1の現像画像ファイル、または第2の現像画像ファイルが存在するか存在しないかを判断し、
    前記記録再生手段は、
    前記判断結果を前記記録媒体に記録する際の前記RAW画像ファイル、または前記第1の現像画像ファイル、または前記第2の現像画像ファイルのファイル名に反映する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記RAW画像ファイル、または前記第1の現像画像ファイル、または前記第2の現像画像ファイルの現像ステータスを参照し、前記第1の現像手段にて現像処理されたか、前記第2の現像処理手段で現像処理されたかを判断し、
    前記記録再生手段は、
    前記判断結果を前記記録媒体に記録する際の前記RAW画像ファイル、または前記第1の現像画像ファイル、または前記第2の現像画像ファイルのファイル名に反映する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 被写体像を撮像してRAW画像情報を生成する撮像手段と、
    前記RAW画像情報を取得して現像処理を行い、現像画像情報を生成する現像手段と、
    前記RAW画像情報をRAW画像ファイルとして、前記現像画像情報を現像画像ファイルとして記録媒体に記録する記録再生手段と、
    前記現像画像情報、または前記RAW画像情報に係る表示画像を出力する表示処理手段と、
    装置の各部を制御する制御手段と、
    を具備する撮像装置であって、
    前記RAW画像ファイルと前記現像画像ファイルは、ファイル内に現像履歴を現像ステータスとして保持しており、
    前記制御手段は、前記現像ステータスから現像履歴の状態を判断し、
    前記表示処理手段は、前記制御手段の判断結果を、前記RAW画像ファイルまたは前記現像画像ファイルの画像を表示する際の表示内容に反映する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記RAW画像に対して前記現像手段により現像処理が行われた結果として生成された画像ファイルが存在するか存在しないかを判断し、
    前記表示処理手段は、
    前記判断結果を、前記RAW画像ファイルまたは前記現像画像ファイルの画像を表示する際の表示内容に反映する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記現像手段は、
    前記RAW画像情報を取得して撮影時に現像処理を行い、第1の現像画像情報を生成する第1の現像手段と、
    前記記録媒体に記録された前記RAW画像ファイルを読みだして前記第1の現像手段よりも高画質な第2の現像画像情報を得るための現像処理を行う第2の現像手段と、
    を有することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記撮像手段による撮影動作を行っているときに前記表示処理手段により表示画像を表示する場合には、前記第1の現像画像情報を前記表示処理手段に供給し、
    前記撮像手段による撮影動作を終えた後に前記表示処理手段により表示画像を表示する場合には、前記記録媒体に記録された前記RAW画像ファイルを読みだして前記第2の現像手段により得られた前記第2の現像画像情報を前記表示処理手段に供給するよう制御することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記制御手段は、
    前記RAW画像ファイルの現像ステータスを参照し、前記RAW画像ファイルに対して前記第1の現像手段、または第2の現像手段によって現像処理された結果として生成される前記第1の現像画像ファイル、または第2の現像画像ファイルが存在するか存在しないかを判断し、
    前記表示処理手段は、
    前記判断結果を、前記RAW画像ファイルまたは前記現像画像ファイルの画像を表示する際の表示内容に反映する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  13. 前記制御手段は、
    前記RAW画像ファイル、または前記第1の現像画像ファイル、または前記第2の現像画像ファイルの現像ステータスを参照し、前記第1の現像手段にて現像処理されたか、前記第2の現像処理手段で現像処理されたかを判断し、
    前記表示処理手段は、
    前記判断結果を、前記RAW画像ファイルまたは前記現像画像ファイルの画像を表示する際の表示内容に反映する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 被写体像を撮像してRAW画像情報を生成する撮像工程と、
    前記RAW画像情報を取得して現像処理を行い、現像画像情報を生成する現像工程と、
    前記RAW画像情報をRAW画像ファイルとして、前記現像画像情報を現像画像ファイルとして記録媒体に記録する記録再生工程と、
    前記現像画像情報、または前記RAW画像情報に係る表示画像を出力する表示処理工程と、
    装置の各部を制御する制御工程と
    を具備する撮像装置の制御方法であって、
    前記RAW画像ファイルと前記現像画像ファイルは、ファイル内に現像履歴を現像ステータスとして保持しており、
    前記制御工程は、前記現像ステータスから現像の状態を判断し、
    前記記録再生工程は、前記制御工程の判断結果を前記記録媒体に記録する際のRAW画像ファイルまたは現像画像ファイルのファイル名に反映する、
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  15. 被写体像を撮像してRAW画像情報を生成する撮像工程と、
    前記RAW画像情報を取得して現像処理を行い、現像画像情報を生成する現像工程と、
    前記RAW画像情報をRAW画像ファイルとして、前記現像画像情報を現像画像ファイルとして記録媒体に記録する記録再生工程と、
    前記現像画像情報、または前記RAW画像情報に係る表示画像を出力する表示処理工程と、
    装置の各部を制御する制御工程と、
    を具備する撮像装置の制御方法であって、
    前記RAW画像ファイルと前記現像画像ファイルは、ファイル内に現像履歴を現像ステータスとして保持しており、
    前記制御工程は、前記現像ステータスから現像履歴の状態を判断し、
    前記表示処理工程は、前記制御工程の判断結果を、前記RAW画像ファイルまたは前記現像画像ファイルの画像を表示する際の表示内容に反映する、
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 被写体像を撮像してRAW画像情報を生成する撮像工程と、
    前記RAW画像情報を取得して現像処理を行い、現像画像情報を生成する現像工程と、
    前記RAW画像情報をRAW画像ファイルとして、前記現像画像情報を現像画像ファイルとして記録媒体に記録する記録再生工程と、
    前記現像画像情報、または前記RAW画像情報に係る表示画像を出力する表示処理工程と、
    装置の各部を制御する制御工程と
    を具備する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記RAW画像ファイルと前記現像画像ファイルは、ファイル内に現像履歴を現像ステータスとして保持しており、
    前記制御工程は、前記現像ステータスから現像の状態を判断し、
    前記記録再生工程は、前記制御工程の判断結果を前記記録媒体に記録する際のRAW画像ファイルまたは現像画像ファイルのファイル名に反映する、
    ようコンピュータを制御することを特徴とするプログラム。
  17. 被写体像を撮像してRAW画像情報を生成する撮像工程と、
    前記RAW画像情報を取得して現像処理を行い、現像画像情報を生成する現像工程と、
    前記RAW画像情報をRAW画像ファイルとして、前記現像画像情報を現像画像ファイルとして記録媒体に記録する記録再生工程と、
    前記現像画像情報、または前記RAW画像情報に係る表示画像を出力する表示処理工程と、
    装置の各部を制御する制御工程と、
    を具備する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記RAW画像ファイルと前記現像画像ファイルは、ファイル内に現像履歴を現像ステータスとして保持しており、
    前記制御工程は、前記現像ステータスから現像履歴の状態を判断し、
    前記表示処理工程は、前記制御工程の判断結果を、前記RAW画像ファイルまたは前記現像画像ファイルの画像を表示する際の表示内容に反映する、
    ようコンピュータを制御することを特徴とするプログラム。
  18. 請求項16または17に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2014059039A 2014-03-20 2014-03-20 撮像装置及び撮像装置の制御方法 Active JP6333008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014059039A JP6333008B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014059039A JP6333008B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015185941A true JP2015185941A (ja) 2015-10-22
JP2015185941A5 JP2015185941A5 (ja) 2017-04-20
JP6333008B2 JP6333008B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=54352074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014059039A Active JP6333008B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6333008B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020021998A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259050A (ja) * 2009-04-03 2010-11-11 Nikon Corp 電子カメラ及び現像処理プログラム
JP2014017641A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Nikon Corp 電子カメラ及び画像処理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259050A (ja) * 2009-04-03 2010-11-11 Nikon Corp 電子カメラ及び現像処理プログラム
JP2014017641A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Nikon Corp 電子カメラ及び画像処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020021998A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6333008B2 (ja) 2018-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6472253B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP6465613B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理装置の制御方法、コンピュータプログラム
JP6373056B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及び画像処理方法
EP3490250B1 (en) Image processing apparatus and image processing method
EP2974265B1 (en) Imaging apparatus and imaging apparatus control method
JP6406949B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5883052B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP6278712B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2016005103A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6245819B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP6333008B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP6366268B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
CN107079130A (zh) 图像处理设备和图像处理方法
JP6327939B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP6192319B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2015119403A (ja) 画像記録装置、画像記録方法およびプログラム並びに撮像装置
JP6245818B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP6452362B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2014179851A (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2016063252A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2019110367A (ja) 撮像装置
JP2017157891A (ja) 撮像装置
JP2016063254A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2015201730A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム、並びに撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170314

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180424

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6333008

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151