JP2015176571A - 在宅推定装置、在宅推定方法、在宅推定プログラム、及び、宅配システム - Google Patents

在宅推定装置、在宅推定方法、在宅推定プログラム、及び、宅配システム Download PDF

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JP2015176571A JP2014054936A JP2014054936A JP2015176571A JP 2015176571 A JP2015176571 A JP 2015176571A JP 2014054936 A JP2014054936 A JP 2014054936A JP 2014054936 A JP2014054936 A JP 2014054936A JP 2015176571 A JP2015176571 A JP 2015176571A
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Atsuya Inagaki
敦哉 稲垣
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Abstract

【課題】人が存在するか否かを高精度に推定可能な在宅推定装置等を提供する。【解決手段】在宅推定装置101は、推定対象に関して計測される第1入出力量と、推定対象を含む領域に関して計測される第2入出力量とに基づいて、推定対象に関して人が存在する可能性を表す指標を算出する算出部102を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば、在宅であるか否かを推定する在宅推定装置等に関する。
日本の宅配便事業においては、年間、約30万個強の荷物が取り扱われる。これは、宅配便事業が日本において重要な社会インフラの一部であり、日常生活に不可欠な存在であることを表す。
宅配便事業における宅配サービスの一例として、たとえば、所定の時間帯に荷物を宅配するサービスがある。このサービスによれば、ユーザは、該所定の時間帯のみ在宅することにより、該荷物を受け取ることができる。
しかし、宅配サービスにおいては、宅配先に荷物を宅配する際に、該宅配先が不在である場合に、該宅配先に該荷物を届けることができない。
たとえば、特許文献4及び特許文献5は、宅配サービスに関する利便性を向上する技術の一例について開示する。
特許文献4は、宅配サービスの際に道順等の情報を提供する宅配ナビゲーションシステムを開示する。該宅配ナビゲーションシステムは、宅配に帯同する携帯端末の位置を特定し、該位置と、宅配先の位置とに基づき、該宅配先までの経路を算出する。次に、該宅配ナビゲーションシステムは、算出した経路を携帯端末に表示する。
特許文献5は、宅配サービスにおいて、不在宅への訪問を防止することが可能な訪問ルート決定装置を開示する。該訪問ルート決定装置は、無線通信を用いて宅配先に向かう車両の位置を検知し、検知した車両に、宅配先が在宅であるか否かに関する情報を送信する。該宅配システムにおいて、宅配先が在宅であるか否かに関する情報は、外部から与えられる。
一方、スマートハウスが普及するにつれ、たとえば、特定の住宅において消費される電力量に基づき、該特定の住宅が在宅であるか否かを推定する技術も普及しつつある。
スマートハウスにおいては、家電や情報処理装置を、情報通信技術(Information_and_Communication_Technology、ICT)を用いて、相互に接続する。スマートハウスにおいては、たとえば、電話回線を経由することにより、外出先から、情報処理装置等を制御することができる。
特許文献1乃至特許文献3が開示するシステムは、スマートハウスにおいて用いることが可能な技術の一例である。
特許文献1は、電力使用量に基づき在宅確率を算出する在宅確率算出システムを開示する。該在宅確率算出システムは、検針装置を用いて計測(測定)された電力使用量の極大値及び極小値を算出する。該在宅確率算出システムは、2次曲線を用いて該極大値及び該極小値を補間することにより、在宅確率を算出する。次に、該在宅確率算出システムは、該2次曲線において、計測された電力使用量に関連付けされた在宅確率を読み取り、読み取った在宅確率を出力する。
特許文献2は、被監視者の異常を遠隔にて認識可能な監視システムを開示する。該監視システムは、該被監視者が居住する住宅におけるガス、電気等の使用量と、該被監視者が在宅であるか否かを監視する。次に、該監視システムは、監視者が在宅であり、かつ、ガス、電気等の使用量が平常時における使用量と異なる場合に、該被監視者に異常が生じていると判定する。
特許文献3は、個人情報の提供条件に基づいて、電力使用量に関する情報に対するアクセスを制御する検針値管理システムを開示する。該検針値管理システムは、電力使用量に関する情報を収集するゲートウェイと、個人情報を管理する個人情報システムと、サービスを提供するサービス提供システムとを有する。ゲートウェイ、個人情報システム、及び、サービス提供システムは、通信ネットワークを介して、相互に通信することができる。該検針値管理システムは、サービス提供システムが電力使用量に関する情報を要求するリクエストを受信する。次に、該検針値管理システムは、個人情報に基づき、該情報に対するアクセス制御を行う。
特開2012−181789号公報 特開2008−097262号公報 特開2006−250768号公報 特開2002−288797号公報 特開平04−275727号公報
宅配先が在宅であるか否かを高精度に推定することにより、宅配サービスを効率化することができる。
しかし、特許文献1及び特許文献2に開示されるシステムを用いたとしても、宅配先が在宅であるか否かを高精度に推定することはできない。
この理由は、在宅であるか否かに関する推定が、特定の住宅において消費される電力量という非常に限られた情報のみに基づくからである。
そこで、本発明の主たる目的は、人が存在するか否かを高精度に推定可能な在宅推定装置等を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明に係る在宅推定装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る在宅推定装置は、
推定対象に関して計測される第1入出力量と、前記推定対象を含む領域に関して計測される第2入出力量とに基づいて、前記推定対象に関して人が存在する可能性を表す指標を算出する算出部
を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の見地として、本発明に係る在宅推定方法は、
情報処理装置を用いて、推定対象に関して計測される第1入出力量と、前記推定対象を含む領域に関して計測される第2入出力量とに基づいて、前記推定対象に関して人が存在する可能性を表す指標を算出する
ことを特徴とする。
さらに、同目的は、係る在宅推定プログラム、および、そのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても実現される。
本発明に係る在宅推定装置等によれば、在宅であるか否かを高精度に推定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る在宅推定装置が有する構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る在宅推定装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る在宅推定装置が有する構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る在宅推定装置における処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る統合部における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る宅配システムが有する構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る宅配システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の各実施形態に係る在宅推定装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を、概略的に示すブロック図である。
次に、本発明を実施する実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る在宅推定装置101が有する構成と、在宅推定装置101が行う処理とについて、図1と図2とを参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る在宅推定装置101が有する構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態に係る在宅推定装置101における処理の流れを示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る在宅推定装置101は、算出部102を有する。
まず、在宅推定装置101は、推定対象に関して計測(測定)される第1入出力量(または、電力量の推移)と、該推定対象を含む領域に関して計測される第2入出力量(または、電力量の推移)とを受信する。
ここで、説明の便宜上、推定対象は、特定の住宅であるとする。また、推定対象を含む領域は、特定の住宅に距離が近い住宅であるとする。たとえば、距離が近い住宅は、該特定の住宅からの距離が、ある閾値よりも短い領域(場所)にある住宅である。
また、特定の住宅に関する電力量の推移を第1推移と表すとする。特定の住宅に距離が近い住宅に関する電力量の推移を第2推移と表すとする。また、第1推移、及び、第2推移は、時間的な推移を表すとする。さらに、第1入出力量は、第1推移において、略最新、または、最新の電力量を表すとする。また、第2入出力量は、第2推移において、略最新、または、最新の電力量を表すとする。近隣住宅は、特定の住宅に距離が近い住宅を表すとする。以降の各実施形態についても、同様である。
まず、算出部102は、該第1入出力量と、該第2入出力量とに基づき、推定対象に関して人が存在(在宅)する可能性を表す指標を算出する(ステップS101)。
たとえば、算出部102は、第1入出力量に基づき算出される指標を、第2入出力量に基づき修正してもよい。あるいは、算出部102は、該指標を表す統計モデルを、第1推移及び第2推移に基づき最適化することにより、該指標を算出してもよい。ここで、統計モデルは、ある期間における電力量の推移を表す関数である。あるいは、算出部102は、以降の各実施形態に示す処理を行うことにより、該指標を算出してもよい。
次に、第1の実施形態に係る在宅推定装置101に関する作用効果について説明する。
在宅推定装置101によれば、人が存在するか否かを高精度に推定することができる。
この理由は、在宅推定装置101において、複数種類の情報に基づき指標を算出するからである。
1種類の情報に基づくよりも、複数種類の情報に基づく方が、正確な指標を算出できる確率は高い。
特許文献1に開示された在宅確率算出システムは、算出する対象に関する電力量のみに基づき、在宅確率を算出する。
一方、第1の実施形態に係る在宅推定装置101は、特定の住宅に関する電力量(すなわち、第1入出力量)と、近隣住宅に関する電力量(すなわち、第2入出力量)とに基づき指標を算出する。したがって、在宅推定装置101は、特許文献1に開示された在宅確率算出システムに比べて、より多くの情報に基づき指標を算出する。この結果、在宅推定装置101によれば、人が存在するか否かを高精度に推定することができる。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第2の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図3と図4とを参照しながら、第2の実施形態に係る在宅推定装置111が有する構成と、在宅推定装置111が行う処理とについて説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る在宅推定装置111が有する構成を示すブロック図である。図4は、第2の実施形態に係る在宅推定装置111における処理の流れを示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る在宅推定装置111は、算出部112を有する。算出部112は、第1算出部113と、第2算出部114と、統合部115とを有する。在宅推定装置111は、さらに、推定部116を有してもよい。
以降の説明においては、説明の便宜上、在宅推定装置111は、特定の住宅に関して在宅であるか否かを、電力量に基づき推定するとする。しかし、本実施形態に係る在宅推定装置111が参照する情報は、電力量に限定されない。
在宅推定装置111は、特定の住宅に関する第1入出力量(または、電力量の推移)と、該特定の住宅に距離が近い住宅に関する第2入出力量(または、電力量の推移)とを受信する。
まず、第1算出部113は、第1入出力量に基づき、特定の住宅に関して在宅する可能性を表す第1指標を算出する(ステップS131)。たとえば、第1算出部113は、第1入出力量を計測する時間帯に関して、電力量の最大と最小とを算出する。次に、第1算出部113は、最大と最小との差分、及び、第1入出力量と最小との差分の比を算出することにより、第1指標を算出する。あるいは、第1算出部113は、第1推移を統計的に解析することにより、第1指標を算出してもよい。
次に、第2算出部114は、第2入出力量に基づき、近隣住宅に関して在宅する可能性を表す第2指標を算出する(ステップS132)。たとえば、第2算出部114が第2指標を算出する手順は、第1算出部113が第1指標を算出する手順と同様である。したがって、ここでは、該手順に関する説明を省略する。
次に、統合部115は、第1指標と、第2指標とを統合することにより、特定の住宅に関して在宅する可能性を表す指標を算出する(ステップS133)。尚、該指標は、第1指標と異なる値である。
次に、図5を参照しながら、ステップS133における処理について詳細に説明する。図5は、第2の実施形態に係る統合部115における処理の流れを示すフローチャートである。
統合部115は、第2指標と、第2閾値とを比較する(ステップS111)。
たとえば、第2閾値は、近隣住宅に関して在宅していると判定する値である。第2閾値は、該第2推移に基づき算出される第2指標を統計的に解析することにより算出してもよい。
また、近隣住宅における部屋に関する電力量が入手可能な場合に、第2推移は、該近隣住宅における部屋に関する電力量の推移であってもよい。
たとえば、部屋に関する電力量の推移は、部屋に電力を分配する配電盤に電力を計測する測定器を設置することにより、計測することができる。部屋に関する電力量に基づき第2閾値を設定することにより、より正確に在宅しているか否かを判定することができる。
この理由は、受信した電力量が定常的に消費される電力量か否かを区別することができるからである。たとえば、リビングに関する電力量は、エアコン、あるいは、照明器具等によって、必要に応じて消費される電力量である。たとえば、浴室に関する電力量は、浴室乾燥機等、必要に応じて消費される電力量である。たとえば、キッチンに関する電力量は、冷蔵庫等、経常的に消費される電力量である。たとえば、寝室、または、子供部屋に関する電力量は、エアコン等、必要に応じて消費される電力量である。必要に応じて消費される電力量は、経常的に消費される電力量に比べ、在宅であるか否かに関連する。
統合部115は、第2指標が第2閾値よりも小さいと判定(ステップS111にてNOと判定)する場合に、第1指標と、第1閾値とを比較する(ステップS112)。また、統合部115は、第2指標が第2閾値を超えると判定(ステップS111にてYESと判定)する場合に、第1指標と、第1閾値とを比較する(ステップS115)。
たとえば、第1閾値は、特定の住宅に関して在宅していると判定する値である。第1閾値は、第1推移に基づき算出される第1指標を統計的に解析することにより算出してもよい。第1指標の値を設定する手順は、第2指標の値を設定する手順と同様であってもよいし、異なる手順であってもよい。
統合部115は、第1指標が第1閾値よりも小さいと判定(ステップS112にてNOと判定)する場合に、指標を第3値に設定する(ステップS114)。統合部115は、第1指標が第1閾値を超えると判定(ステップS112にてYESと判定)する場合に、指標を第1値に設定する(ステップS113)。
同様に、統合部115は、第1指標が第1閾値よりも小さいと判定(ステップS115にてNOと判定)する場合に、指標を第4値に設定する(ステップS117)。統合部115は、第1指標が第1閾値を超えると判定(ステップS115にてYESと判定)する場合に、指標を第2値に設定する(ステップS116)。
この場合、第1値は、第2値よりも大きな値に設定する。第3値は、第4値よりも大きな値に設定する。また、第2値は、第3値よりも大きな値であることが好ましい。この理由については、後述する。
在宅推定装置111が推定部116を有する場合に、推定部116は、算出部112が算出する指標に基づき、特定の住宅が在宅であるか否かを判定する(ステップS118)。たとえば、推定部116は、該指標が閾値を超える場合に、特定の住宅に関して在宅であると判定する。また、推定部116は、該指標が閾値よりも小さい場合に、特定の住宅に関して在宅していないと判定する。
次に、第2の実施形態に係る在宅推定装置111に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係る在宅推定装置111によれば、人が存在するか否かを高精度に推定することができる。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第2の実施形態に係る在宅推定装置111が有する構成は、第1の実施形態に係る在宅推定装置101が有する構成を含むからである、
(理由2)統合部115が、特定の住宅に関する電力量と、近隣住宅に関する電力量との関連性に基づき、指標を算出するからである。
近隣住宅及び特定の住宅における生活リズムが相互に類似する場合に、近隣住宅に関する電力量は、特定の住宅における電力量との相関が強いと考えられる。たとえば、近隣住宅が在宅する場合に、特定の住宅は、在宅している可能性が高い。また、近隣住宅が在宅しない場合に、特定の住宅は、在宅していない可能性が高い。
上述した2つの電力量が相関する場合に、第1推移が増減するタイミングと、第2推移が増減するタイミングとが異なる可能性は低い。すなわち、ステップS114になる可能性は、ステップS113になる可能性と比較して低い。同様に、ステップS116になる可能性は、ステップS117になる可能性と比較して低い。
2つの電力量が相関する場合に、ステップS114及びステップS116は、第1入出力量あるいは第2入出力量のいずれかに誤差が含まれている可能性があることを表す。したがって、第2値(ステップS116)を第1値(ステップS113)よりも低く設定することにより、指標は、誤差を加味した在宅する可能性を表す。同様に、第3値(ステップS114)を第4値(ステップS117)よりも高く設定することにより、指標は、誤差を加味した在宅する可能性を表す。
ステップS113及びステップS116は、第1指標が第1閾値を超える状況を表す。このため、ステップS113及びステップS116において、特定の住宅が在宅している可能性は高い。また、ステップS114及びステップS117は、第1指標が第1閾値よりも小さい状況を表す。このため、ステップS114及びステップS117において、特定の住宅が在宅している可能性は低い。したがって、第2値(ステップS116)は、第3値(ステップS114)よりも小さい値が好ましい。
したがって、第1値乃至第4値を上述したような値に設定することにより、指標は、在宅する可能性と、該可能性の誤差とを反映した値となる。したがって、本実施形態に係る在宅推定装置111によれば、人が存在するか否かを高精度に推定することができる。
<第3の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第3の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
尚、第3の実施形態は、第1の実施形態及び第2の実施形態に係る在宅推定装置を、宅配システムに応用する一例を表す。
図6と図7とを参照しながら、第3の実施形態に係る宅配システム121が有する構成と、宅配システム121が行う処理とについて説明する。図6は、本発明の第3の実施形態に係る宅配システム121が有する構成を示すブロック図である。図7は、第3の実施形態に係る宅配システム121における処理の流れを示すフローチャートである。
第3の実施形態に係る宅配システム121は、サーバ122と、通信ネットワーク124と、計測部125と、計測部126と、情報端末127とを有する。さらに、サーバ122は、在宅推定装置101と、経路算出部123とを有する。
以降の説明においては、説明の便宜上、計測部125は、住宅において消費される電力量を計測するとする。しかし、計測部125が計測する対象は、電力量に限らず、たとえば、水道使用量、下水道排出量、ガス使用量等であってよい。また、宅配システム121は、2つの計測部を有するとするが、3つ以上の計測部を含んでもよい。
サーバ122、及び、計測部125は、通信ネットワーク124を経由することにより、情報を送受信することができる。サーバ122、及び、情報端末127は、通信ネットワーク124を経由することにより、情報を送受信することができる。
計測部125は、たとえば、住宅(以降、「第1住宅」と表す。)において消費される電力量を、リアルタイムに計測する。計測部125は、たとえば、該第1住宅における配電盤に設置される。計測部125は、通信ネットワーク124を介して、サーバ122に計測した電力量(以降、「第1電力量」と表す。)を送信する。
計測部126は、第1住宅とは異なる第2住宅において消費される電力量を、リアルタイムに計測する。同様に、計測部126は、通信ネットワーク124を介して、サーバ122に計測した電力量(以降、「第2電力量」と表す。)を送信する。
尚、計測部125及び計測部126は、一定間隔ごとに、計測した電力量の推移をサーバ122に送信してもよい。
サーバ122は、第1電力量及び第2電力量を受信する。サーバ122は、受信した第1電力量及び第2電力量を、それぞれ、第1住宅及び第2住宅を識別可能な住宅識別子に関連付けて、時系列的に保存してもよい。
説明の便宜上、時系列的な第1電力量の推移を「第1時系列」、時系列的な第2電力量の推移を「第2時系列」と表す。
情報端末127は、表示機能と、入力機能と、GPS(Global_Positioning_System)機能とを有する。GPS機能は、GPS衛星が送信する信号に基づき、情報端末の位置情報を特定する。
たとえば、情報端末127を有する宅配業者は、情報端末127が有する入力機能を用いて、宅配先を表す住所を入力する。情報端末127は、該住所と、GPS機能を用いて計測される情報端末の位置情報とを、サーバ122に送信する。
サーバ122は、該住所と該位置情報とを受信する(ステップS121)。
次に、在宅推定装置101は、該住所に関連付けされた住宅に関して在宅であるか否かを推定する(ステップS122)。この処理は、ステップS101における処理と同様である。
説明の便宜上、該住所に関連付けされた住宅は、上述した第1住宅であるとする。また、該住所から特定の距離にある住宅は、上述した第2住宅の1件であるとする。しかし、該住所から特定の距離にある住宅は、複数あってもよい。
在宅推定装置101は、第1時系列及び第2時系列に基づき、該住所に関連付けされた住宅に関して在宅であるか否かを推定する(ステップS122)。
次に、経路算出部123は、在宅推定装置101が在宅であると推定する場合に(ステップS123にてYESと判定)、該位置情報と、該住所とを結ぶ経路を算出する(ステップS124)。この場合、経路算出部123は、渋滞情報等に基づき、経路を算出してもよい。
尚、経路を算出する機能は、既に多くの方法が知られている。このため、本実施形態においては、経路を算出する機能に関する説明を省略する。
経路算出部123は、在宅推定装置101が在宅でないと推定する場合に(ステップS123にてNOと判定)、上述した処理を行わない。
サーバ122は、在宅するか否かを表す情報等を情報端末127に送信する。
次に、情報端末127は、サーバ122が送信する情報を受信する。情報端末127は、該住所に関連付けされた住宅に関して在宅である場合に、経路算出部123が算出した経路を表示する(ステップS125)。情報端末127は、該住所に関連付けされた住宅に関して在宅でない場合に、人が存在していない(不在である)ことを表すメッセージを表示する(ステップS126)。
次に、第3の実施形態に係る宅配システム121に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係る宅配システム121によれば、宅配サービスを効率化することができる。
この理由は、第3の実施形態に係る宅配システム121が、高精度な推定情報に基づき情報を提供するからである。
在宅推定装置101は、上述したような作用効果に基づき、在宅であるか否かを高精度に推定する。宅配システム121においては、在宅推定装置101が提供する情報に基づき、情報端末127に情報を表示する。したがって、第3の実施形態に係る宅配システム121は、宅配サービスを効率化することができる。
(ハードウェア構成例)
上述した本発明の各実施形態における在宅推定装置を、1つの計算処理装置(情報処理装置、コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。但し、係る在宅推定装置は、物理的または機能的に少なくとも2つの計算処理装置を用いて実現してもよい。また、係る在宅推定装置は、専用の装置として実現してもよい。
図8は、第1の実施形態乃至第2の実施形態に係る在宅推定装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。計算処理装置20は、中央処理演算装置(Central Processing Unit、以降「CPU」と表す)21、メモリ22、ディスク23、不揮発性記録媒体24、入力装置25、出力装置26、および、通信インターフェース(以降、「通信IF」と表す。)27を有する。計算処理装置20は、通信IF27を介して、他の計算処理装置、及び、通信装置と情報を送受信することができる。
不揮発性記録媒体24は、コンピュータが読み取り可能な、たとえば、コンパクトディスク(Compact Disc)、デジタルバーサタイルディスク(Digital_Versatile_Disc)、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc。登録商標)、ユニバーサルシリアルバスメモリ(USBメモリ)、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive)等である。不揮発性記録媒体24は、電源を供給しなくても係るプログラムを保持し、持ち運びを可能にする。不揮発性記録媒体24は、上述した媒体に限定されない。また、不揮発性記録媒体24の代わりに、通信IF27を介して、通信ネットワークを介して係るプログラムを持ち運びしてもよい。
すなわち、CPU21は、ディスク23が記憶するソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム:以下、単に「プログラム」と称する)を、実行する際にメモリ22にコピーし、演算処理を実行する。CPU21は、プログラム実行に必要なデータをメモリ22から読み取る。表示が必要な場合には、CPU21は、出力装置26に出力結果を表示する。外部からプログラムを入力する場合、CPU21は、入力装置25からプログラムを読み取る。CPU21は、上述した図1、あるいは、図3に示した各部が表す機能(処理)に対応するところのメモリ22にある在宅推定プログラム(図2、図4、あるいは、図5)を解釈し実行する。CPU21は、上述した本発明の各実施形態において説明した処理を順次行う。
すなわち、このような場合、本発明は、係る在宅推定プログラムによっても成し得ると捉えることができる。更に、係る在宅推定プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な不揮発性の記録媒体によっても、本発明は成し得ると捉えることができる。
101 在宅推定装置
102 算出部
111 在宅推定装置
112 算出部
113 第1算出部
114 第2算出部
115 統合部
116 推定部
121 宅配システム
122 サーバ
123 経路算出部
124 通信ネットワーク
125 計測部
126 計測部
127 情報端末
20 計算処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 ディスク
24 不揮発性記録媒体
25 入力装置
26 出力装置
27 通信IF

Claims (10)

  1. 推定対象に関して計測される第1入出力量と、前記推定対象を含む領域に関して計測される第2入出力量とに基づいて、前記推定対象に関して人が存在する可能性を表す指標を算出する算出手段
    を備える在宅推定装置。
  2. 前記指標が、特定の閾値よりも大きな値である場合に人が存在すると判定し、前記指標が、前記閾値よりも小さな値である場合に、不在であると推定する推定手段
    をさらに備える請求項1に記載の在宅推定装置。
  3. 前記算出手段は、
    前記第1入出力量に基づき、前記推定対象に関して人が存在する可能性を表す第1指標を算出する第1算出手段と、
    前記第2入出力量に基づき、前記推定対象を含む領域に関して人が存在する可能性を表す第2指標を算出する第2算出手段と、
    前記第1指標と、前記第2指標とに基づき、前記指標を算出する統合手段と
    を備える請求項1または請求項2に記載の在宅推定装置。
  4. 前記統合手段は、(a)前記第1指標が第1閾値よりも大きく、かつ、前記第2指標が第2閾値よりも大きい場合に、前記指標を第1値に設定し、(b)前記第1指標が第1閾値よりも大きく、かつ、前記第2指標が第2閾値よりも小さい場合に、前記指標を第2値に設定し、(c)前記第1指標が第1閾値よりも小さく、かつ、前記第2指標が第2閾値よりも大きい場合に、前記指標を第3値に設定し、(d)前記第1指標が第1閾値よりも小さく、かつ、前記第2指標が第2閾値よりも小さい場合に、前記指標を第4値に設定し、
    前記第1値は、前記第2値よりも大きく、前記第2値は、前記第3値よりも大きく、前記第3値は、前記第4値よりも大きい
    ことを特徴とする請求項3に記載の在宅推定装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の在宅推定装置と、
    情報端末と、
    前記推定対象に関して人が存在すると前記在宅推定装置が推定する場合に、前記情報端末と前記推定対象とを結ぶ経路を算出する経路算出手段と
    を備え、
    前記情報端末は、前記経路、または、前記推定対象が不在であることを表す情報を表示する
    ことを特徴とする宅配システム。
  6. 情報処理装置を用いて、推定対象に関して計測される第1入出力量と、前記推定対象を含む領域に関して計測される第2入出力量とに基づいて、前記推定対象に関して人が存在する可能性を表す指標を算出する在宅推定方法。
  7. 前記指標が、特定の閾値よりも大きな値である場合に人が存在すると判定し、前記指標が、前記閾値よりも小さな値である場合に、不在であると推定する請求項6に記載の在宅推定方法。
  8. 推定対象に関して計測される第1入出力量と、前記推定対象を含む領域に関して計測される第2入出力量とに基づいて、前記推定対象に関して人が存在する可能性を表す指標を算出する算出機能
    をコンピュータに実現させることを特徴とする在宅推定プログラム。
  9. 前記指標が、特定の閾値よりも大きな値である場合に人が存在すると判定し、前記指標が、前記閾値よりも小さな値である場合に、不在であると推定する推定機能
    をさらに備える請求項8に記載の在宅推定プログラム。
  10. 前記算出機能は、
    前記第1入出力量に基づき、前記推定対象に関して人が存在する可能性を表す第1指標を算出する第1算出機能と、
    前記第2入出力量に基づき、前記推定対象を含む領域に関して人が存在する可能性を表す第2指標を算出する第2算出機能と、
    前記第1指標と、前記第2指標とに基づき、前記指標を算出する統合機能と
    を含む請求項8または請求項9に記載の在宅推定装置。
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