JP2015175166A - water discharge device - Google Patents
water discharge device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015175166A JP2015175166A JP2014052518A JP2014052518A JP2015175166A JP 2015175166 A JP2015175166 A JP 2015175166A JP 2014052518 A JP2014052518 A JP 2014052518A JP 2014052518 A JP2014052518 A JP 2014052518A JP 2015175166 A JP2015175166 A JP 2015175166A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water discharge
- water
- long side
- discharge port
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
Abstract
Description
本発明は、細長状の吐水口が形成される吐水部を備える吐水装置に関する。 The present invention relates to a water discharge device including a water discharge portion in which an elongated discharge port is formed.
従来から、滝状の吐水を行う吐水装置が知られている。この種の吐水装置を開示するものとして、特許文献1がある。特許文献1には、給水管に接続され得る吐水口装置において、以下の構成が開示される。即ち、吐水口装置は、幕の形状を以て水の流れを提供し、そして水がそれを流れ越えたのち前記吐水口装置から出て行く流れ面を有するものにおいて、前記流れ面の中央区域が該流れ面の側区域に比し高くされている。そして、吐水装置の開口が両側部におけるよりも中央部において狭隘にする構成が開示されている。また、特許文献2には、吐水口はその端部の巾両端部を吐水口開口縁へ向けて広がるテーパ形状とした吐水具が開示されている。更に、特許文献3には、吐水口は、幅がほぼ一定の直線部と、その両端部に連続して、吐水方向に互いに平行に延びるように形成された、上記直線部よりも幅が広くなったほぼ円形の拡大部と、を備え、これらの直線部及び拡大部からの吐水により幅広の薄膜状の吐水が形成される吐水装置が開示されている。
Conventionally, a water discharge device that performs waterfall-like water discharge is known. There exists
滝状の吐水を行うための吐水口は、細長状に形成されるため、吐水口の中央と両端では流速の差が大きくなる。そのため、吐水口からの吐水後、しだいに中央側にすぼまるように収束する問題があった。滝状の吐水は、美観の観点からも、できるだけ収束するまでの距離が長い方が好ましい。この点、特許文献1、2及び3に開示されるいずれの吐水口においても、均一な幅を維持しつつ収束するまでの距離を十分なものにできるほど流速分布を均一にすることができず、滝状吐水の収束距離を長くするという点で改善の余地があった。
Since the water outlet for performing waterfall-like water discharge is formed in an elongated shape, the difference in flow velocity between the center and both ends of the water outlet becomes large. For this reason, there has been a problem that after water discharge from the water discharge port, it gradually converges so as to squeeze toward the center side. From the viewpoint of aesthetics, the waterfall-like water discharge is preferably as long as possible until it converges. In this respect, in any of the spouts disclosed in
本発明は、収束するまでの距離が長い滝状の吐水を実現できる吐水装置を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the water discharging apparatus which can implement | achieve waterfall-like water discharging with a long distance until it converges.
(1)上記目的を達成するため本発明は、細長状の吐水口(例えば、後述の吐水口21)が形成される吐水部(例えば、後述の吐水プレート20)を備える吐水装置(例えば、後述の吐水装置1)であって、前記吐水口は、その向かい合う長辺部分(例えば、後述の長辺部分31,32)が、前記吐水口の長手方向において、中央側から両端側に近づくにつれて連続的又は段階的に互いに離れるように形成される吐水装置を提供する。
(1) In order to achieve the above object, the present invention provides a water discharge device (for example, described later) including a water discharge portion (for example, a
これにより、向かい合う長辺部分が両端側に近づくにつれて互いに離れるように形成されるので、滝状の吐水が長手方向で偏るのを効果的に抑制できるとともに、長手方向の流速分布を略均一なものにすることができ、収束するまでの距離が長い滝状吐水を実現できる。 As a result, the long sides facing each other are formed so as to be separated from each other as they approach both ends, so that it is possible to effectively prevent the waterfall-shaped water discharge from being biased in the longitudinal direction, and the flow velocity distribution in the longitudinal direction is substantially uniform. It is possible to realize waterfall water discharge with a long distance until convergence.
(2)前記吐水口の向かい合う前記長辺部分は、前記長手方向に平行であって、前記吐水口の短辺部分(例えば、後述の短辺部分35,36)の中央を通る仮想的な直線(例えば、後述の仮想直線L)を対称軸とした線対称の関係になるように形成されることが好ましい。
(2) The long side portion facing the water discharge port is parallel to the longitudinal direction, and is an imaginary straight line passing through the center of the short side portion (for example,
これにより、吐水口の流速分布の偏りを吐水口全域にわたってなくすことができ、より均一な幅に整えられるとともに、長手方向に平行な一直線状の滝状吐水を実現できる。 Thereby, the unevenness of the flow velocity distribution of the water discharge port can be eliminated over the entire water discharge port, and a more uniform width can be prepared, and a straight waterfall water discharge parallel to the longitudinal direction can be realized.
(3)前記吐水口の向かい合う前記長辺部分は、前記長手方向の中央に形成され、前記長手方向に平行な直線状の直線部(例えば、後述の直線部311,321)と、前記直線部の両側に形成され、前記長手方向において、前記吐水口の両端側に近づくにつれて互いに離れるように傾く傾斜部(例えば、後述の傾斜部312,322)と、をそれぞれ有することが好ましい。
(3) The long side portion facing the spout is formed at the center in the longitudinal direction, and is a linear straight portion (for example,
これにより、傾斜部によって流速分布を均一なものにしつつ、吐水口の外周部をシールするOリング(例えば、後述のOリング18)等によって、向かい合う長辺部分を接触させようとする力が外部から働く場合であっても、長辺部分の中央に形成される直線部によって吐水部の剛性が確保されているので、長辺部分の変形を防止できる。
As a result, the force to make the long side portions facing each other come into contact with the outside by an O-ring (for example, an O-
(4)前記吐水口(例えば、後述の吐水口421)の向かい合う前記長辺部分(例えば、後述の長辺部分431,432)は、前記長手方向において、その中央部(例えば後述の中央部439,440)から前記吐水口の両端まで互いに離れるように連続的に傾く傾斜部(例えば、後述の傾斜部441,442)がそれぞれ形成され、前記吐水部(後述の吐水プレート420)は、一側の前記長辺部分の前記中央部と他側の前記長辺部分の前記中央部との間に配置され、少なくとも吐水方向を向く形状が前記吐水方向に向けて先細状に形成されるリブ(例えば、後述のリブ425)を備えることが好ましい。
(4) The long side portions (for example,
これにより、長辺部分における傾斜部の割合を大きくすることができ、中央と両端側の流速の差が大きいような場合であっても、均一な形状の滝状吐水を実現できる。また、向かい合う長辺部分を接触させようとする力が外部から働く場合であっても、向かい合う長辺部分が最も接近する中央部に形成されるリブによって、長辺部分同士の接触を妨げることができ、長辺部分同士が接触して滝状吐水が分割されてしまうような事態を防止できる。更に、リブは吐水方向に向けて先細状に形成されているので、リブによって滝状吐水を分割してしまう事態も防止できる。 Thereby, the ratio of the inclined part in a long side part can be enlarged, and even if it is a case where the difference of the flow velocity of a center and both ends is large, uniform shaped waterfall-like water discharge is realizable. Further, even when a force to contact the long side portions facing each other works from the outside, the ribs formed in the central portion where the long side portions facing each other are closest may prevent the long side portions from contacting each other. It is possible to prevent a situation in which the long-side portions come into contact with each other and the waterfall-like water discharge is divided. Furthermore, since the rib is tapered toward the water discharge direction, it is possible to prevent a situation where the waterfall water discharge is divided by the rib.
(5)前記吐水部は、前記吐水口の一側の長辺部分に対して他側の長辺部分が低い位置になるように配置されるとともに、前記他側の長辺部分に沿って前記吐水口の外側に細長状の膨出部(例えば、後述の膨出部22)を備えることが好ましい。
(5) The water discharge portion is disposed such that the long side portion on the other side is at a low position with respect to the long side portion on one side of the water discharge port, and the long side portion on the other side is disposed along the long side portion on the other side. It is preferable to provide an elongated bulging portion (for example, a bulging
これにより、吐水装置の吐水を止めたときに、吐水口から吐水部の表面をつたって低い位置へと移動しようとする水の動きを膨出部によって規制することができ、吐水装置の本体下面での水垂れを効果的に防止できる。 Thereby, when the water discharge of the water discharge device is stopped, the movement of the water that tries to move from the water discharge port to the lower position through the surface of the water discharge portion can be regulated by the bulging portion, and the lower surface of the main body of the water discharge device The dripping of water can be effectively prevented.
(6)前記吐水口は、その短辺部分(例えば、後述の短辺部分35,36)が円弧状に形成されることが好ましい。
(6) It is preferable that the water outlet has a short side portion (for example,
これにより、吐水口の両端側で水が飛散して滝状吐水の両端の形状が崩れる事態を効果的に防止できるとともに幅広の滝状吐水を得ることができる。 Accordingly, it is possible to effectively prevent a situation in which water scatters at both ends of the water discharge port and the shapes of both ends of the waterfall water discharge collapse, and a wide waterfall water discharge can be obtained.
本発明の吐水装置によれば、収束するまでの距離が長い滝状の吐水を実現できる。 According to the water discharge device of the present invention, waterfall-like water discharge having a long distance until convergence can be realized.
以下、本発明の吐水装置の好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の吐水装置1を下面側からみた様子を示す斜視図である。図2は、吐水装置1が壁に取り付けられた状態を示す側面図である。図3は、吐水装置1の本体10内部の様子を模式的に示す平面図である。なお、以下の説明において、吐水方向とは、水が流れる方向のことであり、特に説明なく上流及び下流といった場合は水が流れる方向における上流及び下流である。
Hereinafter, preferred embodiments of the water discharge device of the present invention will be described with reference to the drawings.
まず、第1実施形態に係る吐水装置1の全体構成について説明する。図1に示すように、吐水装置1は、本体10と、切替ハンドル11と、温度調節ハンドル12と、吐水プレート20と、を備える。
First, the whole structure of the
本体10は、外部から湯が供給される配管と、水が供給される配管と、がその背面にそれぞれ接続されている。本実施形態の本体10は、その背面に、接続される配管を覆う配管カバー13,14を備える。配管はこの配管カバー13,14の内部空間を通って本体10に接続される。図2に示すように、本実施形態では、本体10が配管を介して壁面に支持される形で、吐水装置1が浴室等の壁に取り付けられる。本体10の背面における配管カバー13と配管カバー14との間には、図略のシャワー部へ湯水を給水するためのチューブ5が接続されている。
The
図3に示すように、本体10の内部には、配管を介して送られてきた湯水を混合して後述する吐水口21から吐水するための流路17が形成されている。図3において破線で示す流路17は、その一部を示したものである。本実施形態では、本体10の流路17は、前述のシャワー部へもチューブ5を介して湯水が供給可能に形成される。
As shown in FIG. 3, a
切替ハンドル11は、給水先を吐水装置1の吐水口21かシャワー部かのいずれかに切り替えるためのものであり、本体10の一側の側面に配置されている。吐水装置1の使用者は、この切替ハンドル11によって、湯水の出し止めや吐水される水量の調節を行う。
The switching handle 11 is for switching the water supply destination to either the
温度調節ハンドル12は、吐水される湯水の温度を調節するものであり、本体10の切替ハンドル11が配置された面とは反対の側面に配置される。本実施形態の吐水装置1は、使用者が用途に応じて湯水の温度調節が可能な混合水栓であり、例えばサーモスタット混合水栓式等、適宜の方式が採用される。
The temperature adjustment handle 12 adjusts the temperature of the hot water discharged, and is disposed on the side surface of the
図1に示すように、吐水プレート20は、細長状の吐水口21を有するように形成されており、本体10の下面に取り付けられている。吐水プレート20は、本体10の流路17の終端に配置されており、配管を介して本体10に供給された湯水は吐水口21によって滝状に整形される。なお、吐水プレート20の詳細な構成については後述する。
As shown in FIG. 1, the
次に、吐水装置1の本体10の内部構造について説明する。第1実施形態の吐水装置1は、本体10の内部に緩衝室19を備えるように構成される。図3に示すように、緩衝室19は、本体10の内部に部屋状に形成され、本体10の内部の流路17上であって吐水プレート20よりも上流側に配置されている。
Next, the internal structure of the
緩衝室19の内部には、円柱状に形成される複数の緩衝部材191が、千鳥状に配置されている。複数の緩衝部材191は、いずれも、その軸方向が重力方向に平行になるように緩衝室19の上下方向に配置されており、緩衝室19の天井面と床面を接続している。配管から送られてきた湯水はこの緩衝室19を通って吐水プレート20の吐水口21から外部に吐水される。緩衝部材191は、湯水が流れる方向に対して直交する上下方向に配置されているので、緩衝室19に入った湯水は緩衝部材191と衝突し、その勢いが減退させられ流れが整えられた状態で吐水プレート20が配置される下流側に送られることになる。このように、本実施形態の吐水装置1は、配管から送られてきた湯水の流速を緩めるための緩衝部材191を更に備えるように構成される。
Inside the
次に吐水プレート20の詳細な構成について説明する。図4は、吐水装置1の本体10に取り付けられた吐水プレート20の様子を示す拡大図である。図5は、吐水プレート20の吐水口21の端部の様子を模式的に示す拡大図である。図5では、吐水口21の端部の一方側が拡大して表現されており、もう一方側の端部については拡大した端部と同一構造であるので省略されている。図6は、吐水装置1の本体10に取り付けられた吐水プレート20の様子を示す拡大側面図である。
Next, a detailed configuration of the
図4に示すように、吐水プレート20は、吐水装置1の本体10の下面にネジ60等の締結部材を介して固定されている。図4、図5及び図6に示すように、第1実施形態の吐水プレート20は、プレート本体30と、吐水口21と、膨出部22と、環状部23と、整流網24と、凹部51と、を備える。以下、吐水プレート20が備える各構成について説明する。
As shown in FIG. 4, the
プレート本体30は、細長の板状に形成されている。吐水口21は、このプレート本体30の平面部分の中央に形成される。
The
吐水口21は、向かい合う長辺部分31,32と、向かい合う短辺部分35,36と、に囲まれる細長状の開口としてプレート本体30に形成されている。図4に示すように、短辺部分35,36は、いずれも円弧状に形成される。
The
一側の長辺部分31は、直線部311と、この直線部311の両側に配置される傾斜部312と、を有する。他側の長辺部分32は、直線部321と、この直線部321の両側に配置される傾斜部322と、を有する。直線部311,321は、いずれも長辺部分31,32の中央に、吐水口21の長手方向に略平行になるように略直線状に形成される。向かい合う傾斜部312,322は、中央側から両端側に近づくにつれて互いに離れる末広がりの形状となっている。なお、以下の説明において、単に、一側の長辺部分31といった場合は、吐水プレート20を取り付けた状態で本体10の先端側に位置する長辺部分31を意味する。同様に、他側の長辺部分32といった場合は、本体10の基端側に位置する長辺部分32を意味するものとする(図4参照)。
The
図5に示すように、吐水口21の長手方向と平行であり、短辺部分35,36の中央を通過する直線を仮想直線Lとして吐水口21の形状を説明する。この仮想直線Lに直交する方向において、仮想直線Lから長辺部分31又は長辺部分32までの距離を距離dとする。長辺部分31,32の傾斜部312,322は、この距離dが中央側から両端側に近づくにつれて連続的に大きくなるように形成されている。従って、中央側の距離d1と両端側の距離d2は、d2>d1の関係が成立している。更に、傾斜部312,322は、その向かい合う部分における距離dの増加分が等しくなるように設定されている。このように、本実施形態の向かい合う長辺部分31,32は、仮想直線Lを対称軸とする線対称の関係となっている。
As shown in FIG. 5, the shape of the
また、本実施形態の吐水口21は、仮想直線Lによって2つの領域に分けた場合に、短手方向に並ぶ二つの領域の面積が等しくなるように形成されているとも言える。より具体的には、仮想直線L、長辺部分31及び短辺部分35,36に囲まれる領域を一側領域Z1とする。同様に、仮想直線L、長辺部分32及び短辺部分35,36に囲まれる領域をもう一つの領域として他側領域Z2とする。本実施形態の吐水口21の開口部分は、この一側領域Z1及び他側領域Z2からなり、この一側領域Z1の面積と他側領域Z2の面積とが等しくなるように形成されているとも言える。
In addition, it can be said that when the
膨出部22について説明する。図4に示すように、膨出部22は、吐水口21の他側の長辺部分32に沿って細長状のリブとして形成される。図6に示すように、膨出部22は、プレート本体30の平面部分から当該プレート本体30の厚み方向に膨出している。図6の側面視では、膨出部22は、その断面形状が下向きの略三角形状となっており、吐水口21側の斜辺部分が内側に湾曲する円弧状に形成されている。
The bulging
図2の側面視に示すように、本体10の下面は、先端側から壁側(基端側)に近づくにつれて下側に傾斜するように形成されている。図6に示すように、吐水プレート20は、本体10に取り付けた状態では、プレート本体30の壁側が下側に傾いており、吐水口21の一側の長辺部分31に対して他側の長辺部分32が低い位置にある状態となる。この状態で吐水装置1の吐水を止めると、吐水口21から漏れ出た水滴がプレート本体30の表面をつたって本体10の壁側に移動しようとする場合がある。このような場合でも、他側の長辺部分32に沿って形成される膨出部22によって水滴の移動が規制され、本体10の壁側の下面から水滴が垂れる事態を防止できる。
As shown in the side view of FIG. 2, the lower surface of the
環状部23について説明する。図6に示すように、環状部23は、プレート本体30における膨出部22が形成される面と反対側の面に配置される。環状部23は、吐水口21より一回り大きい筒状に形成され、その断面形状が細長の楕円になっている。環状部23の内部空間は、吐水口21に連通しており、本体10の流路17から送られてきた湯水はこの環状部23を通って吐水口21に到達するようになっている。
The
環状部23には、シール部材としてのOリング18が取り付けられる取付溝40がその外周面の全周にわたって形成される。吐水プレート20は、Oリング18を取付溝40に取り付けた状態で、本体10に固定される。
A mounting
整流網24について説明する。図4に示すように、整流網24は、吐水口21から流れる湯水を整流するためのものであり、吐水口21を覆うように環状部23の内周面に支持される。本実施形態の整流網24は、吐水プレート20の成型時に環状部23の内部に組み込まれるようにしてインサートされ、環状部23と一体的な部材となっている。
The rectifying
凹部51は、吐水プレート20を本体10に固定するためにネジ60を締結する箇所であり、プレート本体30の平面部分に凹状に形成される。図4に示すように、本実施形態では、凹部51は、吐水口21の両側に2つ配置される。図6に示すように、ネジ60によって吐水プレート20が本体10に取り付けられた状態では、プレート本体30の平面部分と本体10の下面とが略同一平面状にあるように隙間なく取り付けられる。
The
次に吐水装置1の動作について説明する。使用者が吐水するように吐水装置1の切替ハンドル11を操作すると、配管を介して送られてきた湯水が本体10の流路17上の緩衝室19に送られる。緩衝室19内の緩衝部材191によって、湯水の勢いが減退し、流れが整えられた状態で、吐水プレート20側へ送られる。吐水プレート20に送られてきた湯水は吐水口21によって、滝状に整形されて吐水される。このように、本実施形態では、本体10の流路17に配置される緩衝室19によって湯水の流れが十分に減退し、流れが整えられた状態で、吐水プレート20へ湯水が送られるので、より均一な幅の滝状吐水が可能となっている。
Next, operation | movement of the
以上説明した第1実施形態の吐水装置1によれば、以下のような効果を奏する。
第1実施形態の吐水装置1は、細長状の吐水口21が形成される吐水プレート20を備え、吐水口21は、その向かい合う長辺部分31,32が、吐水口21の長手方向において、中央側から両端側に近づくにつれて連続的又は段階的に互いに離れるように形成される。これにより、向かい合う長辺部分31,32が両端側に近づくにつれて互いに離れるように形成されるので、滝状の吐水が長手方向に偏るのを効果的に抑制できるとともに、長手方向の流速分布を略均一なものにすることができ、収束するまでの距離が長い滝状吐水を実現できる。
According to the
The
吐水口21の向かい合う長辺部分31,32は、長手方向に平行であって、吐水口21の短辺部分35,36の中央を通る仮想直線Lを対称軸とした線対称の関係になるように形成される。これにより、吐水口21の流速分布の偏りを吐水口21全域にわたってなくすことができ、より均一な幅に整えられた滝状吐水を実現できる。
The
吐水口21の向かい合う長辺部分31,32は、長手方向の中央に形成され、長手方向に平行な直線状の直線部311,321と、直線部311,321の両側に形成され、長手方向において、吐水口21の両端側に近づくにつれて互いに離れるように傾く傾斜部312,322と、をそれぞれ有する。これにより、傾斜部312,322によって流速分布を均一なものにしつつ、吐水口21の外周部をシールするOリング18等によって、向かい合う長辺部分31,32を接触させようとする力が外部から働く場合であっても、長辺部分31,32の中央に形成される直線部311,321によって吐水プレート20の長辺部分31,32の剛性が確保されているので、長辺部分31,32の変形を防止できる。
The
吐水プレート20は、吐水口21の一側の長辺部分31に対して他側の長辺部分32が低い位置になるように配置されるとともに、長辺部分32に沿って吐水口21の外側に細長状の膨出部22を備える。これにより、吐水装置1の吐水を止めたときに、吐水口21から吐水プレート20の表面をつたって低い位置へと移動しようとする水の動きを膨出部22によって規制することができ、吐水装置1の本体10下面での水垂れを効果的に防止できる。
The
吐水口21は、その短辺部分35,36が円弧状に形成される。これにより、吐水口21の両端側で水が飛散して滝状吐水の両端の形状が崩れる事態を効果的に防止できるとともに幅広の滝状吐水を得ることができる。
The
次に、第2実施形態に係る吐水装置1について説明する。図7は、第2実施形態の吐水プレート420の様子を示す平面図である。図8は、図7のA−A線断面図である。図9は、図7のB−B線断面図である。第2実施形態の吐水装置1は、第1実施形態の吐水プレート20とは異なる構造の吐水プレート420が用いられる。なお、上記実施形態と同様の構成には同じ符号を付してその説明を省略する。
Next, the
図7、図8及び図9に示すように、第2実施形態で用いられる吐水プレート420は、プレート本体430と、吐水口421と、リブ425と、膨出部22と、環状部23と、整流網24と、凹部51と、を備える。第2実施形態の吐水プレート420は、プレート本体430に形成される吐水口421の形状が異なる点及びリブ425を更に備える点が第1実施形態の吐水プレート20と異なっている。
As shown in FIGS. 7, 8 and 9, the
第2実施形態の吐水口421について説明する。吐水口421は、向かい合う長辺部分431,432と、向かい合う短辺部分35,36と、に囲まれる細長状の開口としてプレート本体430の平面部分に形成されている。短辺部分35,36は、第1実施形態と同様に、いずれも円弧状に形成される。
The
一側の長辺部分431は、その中央部439から両側にそれぞれ延びる傾斜部441を有する。他側の長辺部分432は、その中央部440から両側にそれぞれ延びる傾斜部442を有する。向かい合う傾斜部441,442は、両端側に近づくにつれて互いに離れるように略直線状に傾斜している。第2実施形態では、向かい合う長辺部分431,432は、そのほとんどが傾斜部441,442となっており、全域にわたって連続的に互いに離れるように形成されている。第2実施形態においても、第1実施形態と同様の仮想直線Lを考えた場合、向かい合う長辺部分431,432は、この仮想直線Lを対称軸とした線対称の関係となっている。
The
リブ425について説明する。図8に示すように、リブ425は、環状部23の内側であって、吐水プレート20における整流網24よりも下流側に配置されている。本実施形態のリブ425は、その断面形状が吐水方向の下流側が鋭角な三角形状に形成されている。図9に示すように、リブ425は、長辺部分431,432の中央部439,440を接続するように吐水口421の中央に配置され、側面視においてはその断面形状は矩形状となっている。
The
以上説明した第2実施形態の吐水装置1によれば、以下のような効果を奏する。
即ち、第2実施形態の吐水装置1は、吐水口421の向かい合う長辺部分431,432は、長手方向において、その中央部439,440から吐水口421の両端まで互いに離れるように連続的に傾く傾斜部441,442がそれぞれ形成され、吐水プレート420は、一側の長辺部分431の中央部439と他側の長辺部分432の中央部440との間に配置され、少なくとも吐水方向を向く形状が吐水方向に向けて先細状に形成されるリブ425を備えるように構成される。これにより、長辺部分431,432における傾斜部441,442の割合を大きくすることができ、中央と両端側の流速の差が大きいような場合であっても、均一な形状の滝状吐水を実現できる。また、向かい合う長辺部分431,432を接触させようとする力が外部から働く場合であっても、向かい合う長辺部分431,432が最も接近する中央部439,440に形成されるリブ425によって、長辺部分431,432同士の接触を妨げられ、長辺部分431,432同士が接触して滝状吐水が分割されてしまうような事態を防止できる。更に、リブ425は吐水方向に向けて先細状に形成されているので、リブ425によって滝状吐水が分割される事態も防止できる。
According to the
That is, in the
以上、本発明の吐水装置の好ましい各実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。上記実施形態の吐水口の形状は、以下のように変更することができる。例えば、向かい合う長辺部分が階段状に互いに離れる構成とすることができる。また、向かい合う長辺部分が非対称に互いに離れるように形成することもできる。例えば、第1実施形態の吐水口のように、直線部及び傾斜部を有する場合において、向かい合う長辺部分に形成される傾斜部の開始位置を、長手方向の一側にズラした非対称の形状に変更することもできる。 The preferred embodiments of the water discharge device of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be modified as appropriate. The shape of the water outlet of the above embodiment can be changed as follows. For example, the long side portions facing each other can be separated from each other in a stepped manner. Further, the long side portions facing each other can be formed so as to be asymmetrically separated from each other. For example, in the case of having a straight part and an inclined part like the water outlet of the first embodiment, the starting position of the inclined part formed on the long side part facing each other is an asymmetrical shape shifted to one side in the longitudinal direction. It can also be changed.
第2実施形態のリブ425は、その形状を適宜変更できる。例えば、第2実施形態では、吐水方向の下流側の先端が先細状に形成される構成であるが、上流側の先端についても先細状に形成することもできる。
The shape of the
上記実施形態の整流網24は、吐水プレート20の成型時にインサートされることにより、吐水プレート20と一体的な部品となっているが、整流網24を吐水プレート20に取り付ける方法は適宜変更することができる。次に、図10を参照して、第3実施形態の吐水プレート520について説明する。第3実施形態の吐水プレート520は、整流網24を吐水プレート520に取り付ける方法及びそれに関する構成が、第2実施形態の吐水プレート420と異なっている。図10は、第3実施形態の吐水プレート520の断面図である。この図10は、第2実施形態で説明した図9(図7のB−B線断面図)に対応したものである。図10に示すように、第3実施形態の吐水プレート520は、整流網24を差し込むためのスリット521が環状部23に形成される。当該スリット521は、吐水プレート520の成型時に形成される。整流網24は、吐水プレート520の成型後、当該スリット521から差し込まれることで、吐水プレート520に固定される。この方法を採用することにより、成型工程を簡易なものにすることができる。
The rectifying
上記実施形態では、吐水口21,421は、吐水プレート20,420,520に形成される構成であるが、この構成は適宜変更することができる。例えば、上記実施形態では、吐水プレート20,420,520が本体10に別部材として取り付けられているが、吐水装置の本体に吐水口が形成される構成にも本発明は適用できる。即ち、吐水部と本体が一体的に形成される吐水装置1自体に吐水口を形成する構成とすることができる。
In the above embodiment, the
上記実施形態では、膨出部22は、本体10に取り付けられた状態で壁側(基端側)に位置する長辺部分32に沿って形成される構成であるが、この構成に限定されるわけではなく、低い位置の長辺部分に沿って形成される構成であればよい。例えば、本体の下面が先端側から基端側(壁側)に近づくにつれて上側に傾斜する構成の場合は、先端側の長辺部分が基端側の長辺部分に比べて低い位置になるため、膨出部は先端側の長辺部分に沿って形成すればよい。
In the above embodiment, the bulging
本発明は、上記実施形態で説明したように、浴室の壁面に取り付けられるタイプの吐水装置1に限定されるものではなく、種々の吐水装置に適用することができる。
As described in the above embodiment, the present invention is not limited to the
1…吐水装置
20…吐水プレート
21…吐水口
22…膨出部
31…長辺部分
32…長辺部分
35…短辺部分
36…短辺部分
311…直線部
312…傾斜部
321…直線部
322…傾斜部
420…吐水プレート
421…吐水口
425…リブ
431…長辺部分
432…長辺部分
439…中央部
440…中央部
441…傾斜部
442…傾斜部
520…吐水プレート
L…仮想直線
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記吐水口は、
その向かい合う長辺部分が、前記吐水口の長手方向において、中央側から両端側に近づくにつれて連続的又は段階的に互いに離れるように形成される吐水装置。 A water discharge device including a water discharge portion in which an elongated water discharge port is formed,
The spout is
The water discharging apparatus which the long side part which faces is formed so that it may mutually leave | separate from each other continuously or in steps as it approaches the both ends from the center side in the longitudinal direction of the water outlet.
前記長手方向に平行であって、前記吐水口の短辺部分の中央を通る仮想的な直線を対称軸とした線対称の関係になるように形成される請求項1に記載の吐水装置。 The long side part facing the water outlet is
The water discharging device according to claim 1, wherein the water discharging device is formed so as to have a line-symmetrical relationship with an imaginary straight line passing through the center of the short side portion of the water discharge port as a symmetry axis parallel to the longitudinal direction.
前記長手方向の中央に形成され、前記長手方向に平行な直線状の直線部と、
前記直線部の両側に形成され、前記長手方向において、前記吐水口の両端側に近づくにつれて互いに離れるように傾く傾斜部と、をそれぞれ有する請求項1又は2に記載の吐水装置。 The long side part facing the water outlet is
A straight linear portion formed at the center of the longitudinal direction and parallel to the longitudinal direction;
The water discharging device according to claim 1, further comprising inclined portions that are formed on both sides of the linear portion and incline so as to be separated from each other as they approach both ends of the water discharging port in the longitudinal direction.
前記長手方向において、その中央部から前記吐水口の両端まで互いに離れるように連続的に傾く傾斜部がそれぞれ形成され、
前記吐水部は、
一側の前記長辺部分の前記中央部と他側の前記長辺部分の前記中央部との間に配置され、少なくとも吐水方向を向く形状が前記吐水方向に向けて先細状に形成されるリブを備える請求項1又は2に記載の吐水装置。 The long side part facing the water outlet is
In the longitudinal direction, inclined portions that are continuously inclined so as to be separated from each other from the central portion to both ends of the spout are formed.
The water discharger is
A rib that is disposed between the central portion of the long side portion on one side and the central portion of the long side portion on the other side, and at least a shape that faces the water discharge direction is tapered toward the water discharge direction. The water discharging apparatus of Claim 1 or 2 provided with these.
前記吐水口の一側の長辺部分に対して他側の長辺部分が低い位置になるように配置されるとともに、前記他側の長辺部分に沿って前記吐水口の外側に細長状の膨出部を備える請求項1から4のいずれかに記載の吐水装置。 The water discharger is
The long side part on the other side is arranged at a lower position with respect to the long side part on one side of the water outlet, and is elongated outside the water outlet along the long side part on the other side. The water discharging apparatus according to any one of claims 1 to 4, further comprising a bulging portion.
その短辺部分が円弧状に形成される請求項1から5のいずれかに記載の吐水装置。 The spout is
The water discharging device according to any one of claims 1 to 5, wherein the short side portion is formed in an arc shape.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014052518A JP2015175166A (en) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | water discharge device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014052518A JP2015175166A (en) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | water discharge device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015175166A true JP2015175166A (en) | 2015-10-05 |
Family
ID=54254615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014052518A Pending JP2015175166A (en) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | water discharge device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015175166A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018115525A (en) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社Lixil | Water discharge device |
JP2018115526A (en) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社Lixil | Water discharge device |
-
2014
- 2014-03-14 JP JP2014052518A patent/JP2015175166A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018115525A (en) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社Lixil | Water discharge device |
JP2018115526A (en) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社Lixil | Water discharge device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4066459B2 (en) | Water discharge device | |
US10132063B2 (en) | Water discharge device and bathtub fitting | |
US10427175B2 (en) | Spout apparatus causing reciprocal oscillations | |
US9637896B2 (en) | Jet regulator comprising an impingement surface having ring walls | |
US20170087570A1 (en) | Spout apparatus | |
WO2017029835A1 (en) | Foamy water discharging device and foamy water discharging unit | |
CN109863315A (en) | Fluidic component | |
US10272450B2 (en) | Spout apparatus | |
US20120024988A1 (en) | Jet outlet element for sanitary fittings | |
JP2015175166A (en) | water discharge device | |
JP6682757B2 (en) | Water discharge device | |
US10415219B2 (en) | Fluid restriction nozzle for hand washing | |
JP6199768B2 (en) | Bubble generator and bubble generation mechanism | |
JP6406615B2 (en) | Shower equipment | |
SE421493B (en) | Nozzle nozzle for fine distribution of the flowing liquid | |
CN109972700B (en) | Water discharge device | |
US20170087568A1 (en) | Spout apparatus | |
JP2018110780A (en) | Water discharge device | |
JP5928980B2 (en) | Hand dryer | |
JP2004283857A (en) | Nozzle for continuously casting steel | |
EP3040799A1 (en) | Liquid flow control device | |
JP2010227181A (en) | Shower head | |
WO2021261131A1 (en) | Discharge-part structure of faucet, and faucet equipped with same | |
JP2017106183A (en) | Water discharge device and bath tub device equipped with the same | |
JP2018115527A (en) | Water discharge device |