JP2015171273A - Carpet with wire harness and manufacturing method of the same - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ワイヤーハーネス付カーペットに関する。 The present invention relates to a carpet with a wire harness.
ロッカパネルなどの車体パネルにワイヤーハーネス及びカーペットを固定する技術が、これまでにも提案されている(例えば、特許文献1)。 A technique for fixing a wire harness and a carpet to a vehicle body panel such as a rocker panel has been proposed (for example, Patent Document 1).
特許文献1には、ロッカパネルにワイヤーハーネス及びカーペットを固定するカーペット留め具が開示されている。より詳細には、カーペット留め具は、ハーネス保持部と、差し込み口と、係止突起とが設けられている。そして、ハーネス保持部には、ワイヤーハーネスが固定される。また、差し込み部がロッカパネルの取付孔に差し込まれることによって、カーペット留め具がロッカパネルに固定される。これによって、ワイヤーハーネスもロッカパネルに固定されることとなる。さらに、係止突起がカーペットの係止孔に挿入されることによって、カーペットがロッカパネルに固定される。
このように、特許文献1に記載のカーペット留め具によると、カーペットとワイヤーハーネスとを一体的にロッカパネルに固定することができる。
Thus, according to the carpet fastener described in
しかしながら、特許文献1によると、ワイヤーハーネス自体を保護する保護部材を別途取り付ける必要があった。このため、従来技術には、部品点数の削減という点で、改善の余地があった。
However, according to
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスの配索における部品点数を削減する技術を提供することを目的とする。 Then, an object of this invention is to provide the technique which reduces the number of parts in the wiring harness wiring.
上記の課題を解決するため、第1の態様は、車体パネルに取り付けられるワイヤーハーネス付カーペットである。第1の態様に係るワイヤーハーネス付カーペットは、カーペット本体部と、前記カーペット本体部の端部を、前記カーペット本体部の縁部よりも内側の位置に取り付けることによって、前記カーペット本体部の側部に筒状の空間を形成する取付部と、前記筒状の空間内に配索されているワイヤーハーネスとを備えている。 In order to solve the above problem, a first aspect is a carpet with a wire harness attached to a vehicle body panel. The carpet with a wire harness according to the first aspect includes a carpet main body portion and a side portion of the carpet main body portion by attaching an end portion of the carpet main body portion to a position inside an edge portion of the carpet main body portion. An attachment portion that forms a cylindrical space and a wire harness that is routed in the cylindrical space are provided.
また、第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネス付カーペットの一態様である。前記取付部は、係止板状部と、前記カーペット本体部の前記端部及び前記係止板状部を接続する第一接続部とを備えており、前記係止板状部及び前記第一接続部が、前記カーペット本体部に形成された孔に通されている。 Moreover, a 2nd aspect is an aspect of the carpet with a wire harness which concerns on a 1st aspect. The attachment portion includes a locking plate-shaped portion, and a first connection portion that connects the end portion of the carpet body portion and the locking plate-shaped portion, and the locking plate-shaped portion and the first The connecting portion is passed through a hole formed in the carpet body portion.
また、第3の態様は、第2の態様に係るワイヤーハーネス付カーペットの一態様である。前記取付部は、前記係止板状部と対向する対向面を有する対向部と、前記係止板状部と前記対向部とを接続する第二接続部とを備えており、前記対向面が、前記第二接続部から側方に広がる面である。 Moreover, a 3rd aspect is an aspect of the carpet with a wire harness which concerns on a 2nd aspect. The mounting portion includes a facing portion having a facing surface that faces the locking plate-shaped portion, and a second connection portion that connects the locking plate-shaped portion and the facing portion. , A surface extending laterally from the second connecting portion.
また、第4の態様は、車体パネルに取り付けられるワイヤーハーネス付カーペットの製造方法である。第4の態様に係るワイヤーハーネス付カーペットの製造方法は、カーペット本体部にワイヤーハーネスを配する配置工程と、前記カーペット本体部の端部を前記カーペット本体部の内側の位置に取り付けることによって、前記配置工程にて配された前記ワイヤーハーネスを収容する筒状の空間を形成する空間形成工程とを含む。 Moreover, a 4th aspect is a manufacturing method of the carpet with a wire harness attached to a vehicle body panel. The method for manufacturing a carpet with a wire harness according to a fourth aspect includes an arrangement step of arranging a wire harness in a carpet main body, and attaching an end of the carpet main body to an inner position of the carpet main body. A space forming step of forming a cylindrical space for accommodating the wire harness arranged in the arranging step.
また、第5の態様は、車体パネルに取り付けられるワイヤーハーネス付カーペットの製造方法である。第5の態様に係るワイヤーハーネス付カーペットの製造方法は、カーペット本体部の端部を、前記カーペット本体部の内側の位置に取り付けることによって、筒状の空間を形成する空間形成工程と、前記空間形成工程にて形成された前記筒状の空間内に、ワイヤーハーネスを配索する配索工程とを含む。 Moreover, a 5th aspect is a manufacturing method of the carpet with a wire harness attached to a vehicle body panel. The manufacturing method of the carpet with a wire harness which concerns on a 5th aspect attaches the edge part of a carpet main-body part to the position inside the said carpet main-body part, The space formation process which forms a cylindrical space, The said space A routing step of routing a wire harness in the cylindrical space formed in the forming step.
第1の態様に係るワイヤーハーネス付カーペットによると、ワイヤーハーネスをカーペットの端部で保護することができる。これによって、ワイヤーハーネスに取り付ける保護部材を削減できるため、ワイヤーハーネスの配索コストを低減できる。 According to the carpet with a wire harness according to the first aspect, the wire harness can be protected at the end of the carpet. Thereby, since the protection member attached to a wire harness can be reduced, the wiring cost of a wire harness can be reduced.
第2の態様に係るワイヤーハーネス付カーペットによると、係止板状部をカーペット本体部の孔に通すことによって、カーペット本体部の端部をカーペット本体部の内側の位置に取り付けることができる。 According to the carpet with a wire harness according to the second aspect, the end of the carpet body can be attached to the position inside the carpet body by passing the locking plate-like portion through the hole of the carpet body.
第3の態様に係るワイヤーハーネス付カーペットによると、取付部を、該取付部の第二接続部に連結可能な構造を持つ他部材と連結させることができる。これによって、取付部の位置または他部材の位置の安定性を高めることができる。 According to the carpet with a wire harness according to the third aspect, the attachment portion can be connected to another member having a structure connectable to the second connection portion of the attachment portion. Thereby, the stability of the position of the attachment portion or the position of the other member can be enhanced.
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the drawings, the size and number of each part may be exaggerated or simplified as needed for easy understanding.
<1.実施形態>
図1は、実施形態に係るワイヤーハーネス付カーペット1の部分斜視図である。また、図2は、ワイヤーハーネス付カーペット1の端部31を拡大して示す概略部分断面図である。さらに、図3は、ワイヤーハーネス付カーペット1の裏面B1を示す概略平面図である。また、図4は、車体パネル9に取り付けられたワイヤーハーネス付カーペット1を示す概略断面図である。
<1. Embodiment>
ワイヤーハーネス付カーペット1は、ワイヤーハーネス2とカーペット本体部3とが結合されることによって一体化されたものである。ワイヤーハーネス付カーペット1は、自動車などの車両の室内側に設置されているロッカパネルなどの車体パネル9に取り付けられる。
The
ワイヤーハーネス付カーペット1は、ワイヤーハーネス2と、カーペット本体部3と、複数の取付部5とを備えている。
The
カーペット本体部3は、車体パネル9の表面を覆う部材であって、車体パネル9に対応した形状を備えている。ここでは、カーペット本体部3が矩形状であるものとして説明する。しかしながら、カーペット本体部3の形状は、矩形状に限定されるものではない。
The
複数の取付部5は、カーペット本体部3の側辺に沿って所定の間隔をあけて設けられている。各取付部5は、係止板状部51及び第一接続部53を備えている。係止板状部51は、板状を成す扁平な部分であって、その下面に第一接続部53の先端部が接続されている。そして、第一接続部53は、その基端部がカーペット本体部3の端部31に接続されている。すなわち、第一接続部53は、カーペット本体部3の端部31及び係止板状部51を接続する長尺状の部分である。図2に示す例では、カーペット本体部3の裏面B1に第一接続部53の基端部が固定されている。なお、カーペット本体部3の端部31とは、カーペット本体部3の縁部のみをいうのではなく、その端縁から内側に入った範囲を含む縁部周辺部分をいう。係止板状部51及び第一接続部53は、一体的に構成されていてもよいし、別部材として構成されていてもよい。
The plurality of
係止板状部51及び第一接続部53は、樹脂材料もしくは金属材料等で構成することが可能である。また、第一接続部53については、糸で構成することも考えられる。糸で構成される第一接続部53を、カーペット本体部3に縫い付けることによって、カーペット本体部3に第一接続部53を固定することができる。また、係止板状部51の中央部付近に繊維糸状の第一接続部53を通すための孔を形成しておけば、係止板状部51に第一接続部53を接続することが可能である。
The locking plate-
また、図2に示されるように、カーペット本体部3における、縁部よりも内側の位置には、挿通孔33が形成されている。本実施形態では、図2に示されるように、カーペット本体部3の端部31が裏面B1の側に折り返されており、そして、係止板状部51及び第一接続部53が裏面B1の側から挿通孔33に通されて、表面F1の側に露呈している。これによって、カーペット本体部3の端部31が、カーペット本体部3に固定されている。
Further, as shown in FIG. 2, an
挿通孔33は、例えば係止板状部51の幅よりも長い開口幅を持つスリット状の細隙孔、もしくは、切込みによって形成される切込孔とすることが考えられる。これによって、係止板状部51が、挿通孔33に挿通可能となり、かつ、挿通後は挿通孔33から抜け難くなる。
The
このように、取付部5は、カーペット本体部3の端部31を、カーペット本体部3の縁部よりも内側の位置に取り付ける部分となっている。このように、端部31がカーペット本体部3の内側に取り付けられることによって、カーペット本体部3の側部35には、筒状の配索空間31Sが形成されている。配索空間31Sは、ワイヤーハーネス2が配索するための空間となっており、ワイヤーハーネス2を挿通可能となっている。本実施形態では、カーペット本体部3の長手方向に沿う両側の側部35、35に、配索空間31Sが形成されている。
As described above, the
図3に示される例では、カーペット本体部3における一方側の側部35に、ワイヤーハーネス2の幹線部21が配索されている。そして、一方側の側部35の中央部付近には、幹線部21から一部の電線が分岐する分岐部分37が設けられている。分岐部分37には、上記分岐した一部の電線で構成される枝線部23を通すための開口が形成されていてもよい。ただし、カーペット本体部3の端部31は、所定間隔で設けられた複数の取付部5によって、分散的に取り付けられている。このため、枝線部23を側部35から取り出すことは、それほど困難ではない。したがって、開口は必ずしも設ける必要はない。枝線部23は、一方側の側部35における分岐部分37から他方側の側部35に到るまで、カーペット本体部3の中央部を横断し、そして、他方側の側部35に形成された配索空間31Sを通ってカーペット本体部3の外側に延びている。
In the example shown in FIG. 3, the
ワイヤーハーネス2のうち、側部35に形成される配索空間31Sは、カーペット本体部3に包まれているため、ワイヤーハーネス2を適切に保護できる。一方、枝線部23のうち、中央部を横断する部分には、筒状等のプロテクタ6が取り付けられることによって保護される。
In the
図4は、車両内におけるワイヤーハーネス付カーペット1の配置例を示す概略断面図である。ワイヤーハーネス付カーペット1は、車体パネル9の表面に敷設される。図示を省略するが、ワイヤーハーネス付カーペット1は、車体パネル9に対して既知の方法もしくはこれに類する方法で適宜取り付けられる。
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing an arrangement example of the
図4に示されるように、カーペット本体部3の側部35は、ワイヤーハーネス2が配索されているために盛り上がっている。このカーペット本体部3の側部35は、車体パネル9の側部付近まで延びている。そして、側部35の上部は、車体パネル9に取りつけられたサイドステップガーニッシュ7によって覆われている。
As shown in FIG. 4, the
このように、サイドステップガーニッシュ7で側部35の上部を覆うことによって、ワイヤーハーネス2によるカーペット本体部3の側部35の盛り上がりを、搭乗者から見えなくすることができる。また、側部35がサイドステップガーニッシュ7で覆われることによって、側部35が直接搭乗者の足で踏まれたり、もしくは、側部35に荷物等が直接載置されたりすることを抑制できる。
Thus, by covering the upper part of the
以上のように、ワイヤーハーネス付カーペット1によると、カーペット本体部3の側部35に形成された配索空間31Sに、ワイヤーハーネス2が配索される。ワイヤーハーネス2がカーペット本体部3の側部35に包まれるため、保護部材の取り付けを省略することができる。これによって、部品点数を削減できるため、ワイヤーハーネス2の配索コストを低減することができる。
As described above, according to the
また、本実施形態に係るワイヤーハーネス付カーペット1によると、カーペット本体部3にワイヤーハーネス2が取り付けられている。このため、車両製造メーカは、該ワイヤーハーネス付カーペット1を車体パネル9に取り付けるだけで、ワイヤーハーネス2の配索及びカーペット本体部3の取り付けを完了することができる。このため、作業工程数を削減することができる。また、ワイヤーハーネスを車体パネル9に固定するためのクランプ等も削減できる。
Moreover, according to the
このようなワイヤーハーネス付カーペット1を製造する方法は、以下に説明するように、2通りの方法がある。
As described below, there are two methods for manufacturing such a
ワイヤーハーネス付カーペット1を製造する第一の方法は以下の通りである。まず、カーペット本体部3にワイヤーハーネス2を配する配置工程が実行される。この配置工程では、端部31が広げられた状態(すなわち、カーペット本体部3の内側の位置に取り付けられていない状態)のカーペット本体部3の端部31付近に、ワイヤーハーネス2が配される。また、図3に示されるように、カーペット本体部3の中央部を横断するように枝線部23が配される場合には、当該枝線部23にプロテクタ6が適宜取り付けられる。
The 1st method of manufacturing the
次に、カーペット本体部3の端部31が、取付部5によってカーペット本体部3の内側の位置に取り付けられ、配置工程にて配されたワイヤーハーネス2を包み込む筒状の空間(配索空間31S)が形成される。図3に示されるように、分岐部分37がある場合には、必要に応じて、カーペット本体部3の端部31に開口が形成され、当該開口に枝線部23が通される。これによって、ワイヤーハーネス付カーペット1が製造される。
Next, the
ワイヤーハーネス付カーペット1を製造する第二の方法は、以下の通りである。まず、カーペット本体部3の端部31を、取付部5によってカーペット本体部3の内側の位置に取り付けることによって、カーペット本体部3の側部35に筒状の空間(配索空間31S)を形成する空間形成工程が実行される。そして、この筒状の空間内に、ワイヤーハーネス2が通される(配索される)配索工程が実行される。これによって、ワイヤーハーネス付カーペット1が製造される。
The 2nd method of manufacturing the
<変形例について>
図5は、変形例に係るワイヤーハーネス付カーペット1Aを示す概略断面図である。なお、図5においては、主に、車体パネル9に敷設されたワイヤーハーネス付カーペット1における取付部5Aの部分が、拡大して図示されている。図6は、図5に示されるVI−VI位置から見た取付部5Aを示す概略断面図である。
<About modification>
FIG. 5 is a schematic sectional view showing a
ワイヤーハーネス付カーペット1Aでは、取付部5の代わりに取付部5Aが使用されている。取付部5Aは、係止板状部51及び第一接続部53を備えている点で、取付部5と共通する。しかしながら、取付部5Aは、係止板状部51の上部に、対向部55及び第二接続部57を備えている。
In the
対向部55は、係止板状部51の上面と対向する対向面55Sを有する、扁平板状の部分である。また、第二接続部57は、係止板状部51と対向部55とを接続する棒状部分である。対向面55Sは、第二接続部57の先端部から側方(第二接続部57の軸方向に直行する方向)に広がる面となっている。対向部55及び第二接続部57は、図5に示されるように、サイドステップガーニッシュ7Aの連結部71を係止するために設けられている。
The facing
より詳細には、図6に示されるように、連結部71の先端には、第二接続部57よりも細い幅のスリット73が形成されている。そして、該スリット73の奥側は、第二接続部57を収容可能な収容空間75につながっている。スリット73を形成する部分は、スリット73の隙間の幅が広がる方向に弾性的に変形可能とされている。このため、サイドステップガーニッシュ7Aを車体パネル9に固定する際には、第二接続部57がスリット73を押し広げながら進み、収容空間75へ収容される。これによって、連結部71が第二接続部57に連結される。
More specifically, as shown in FIG. 6, a
第二接続部57が収容空間75に収容されると、第二接続部57は、容易にスリット73へ進入することができない。このため、連結部71の左右方向の動きを規制することができる。また、図5に示されるように、連結部71は、係止板状部51及び対向部55の間に挟まれる。このため、連結部71の上下方向の動きを規制することができる。このように、取付部5Aに対向部55及び第二接続部57を設けることによって、サイドステップガーニッシュ7Aの移動を規制することができる。すなわち、サイドステップガーニッシュ7A(他部材)の位置の安定性を高めることができる。一方、サイドステップガーニッシュ7Aが、車体パネル9等に強固に固定されている場合には、サイドステップガーニッシュ7Aと取付部5Bが連結されることによって、取付部5Bの位置の安定性が高めることができる。
When the
図7は、他の変形例に係るワイヤーハーネス付カーペット1Bを示す概略部分断面図である。ワイヤーハーネス付カーペット1Bでは、カーペット本体部3の端部31の取り付けに、複数の取付部5Bが用いられている。
FIG. 7 is a schematic partial cross-sectional view showing a
取付部5Bは、係止板状部51Aと挿通部58及び挟持部材59とを備えている。取付部5Bは、樹脂製であってもよいし、金属製であってもよい。挟持部材59は、係止板状部51A及び挿通部58とは別部材とされている。
The
挿通部58は、カーペット本体部3を貫通する部分である。より詳細には、挿通部58は、カーペット本体部3の端部31に形成された貫通孔39A、及び、カーペット本体部3の内側の位置に形成された貫通孔39Bに差し込まれている。また、挿通部58には、挿通部58の径方向外側に広がる複数の鍔部581が、軸方向に沿って等間隔で配されている。各鍔部581の幅(挿通部58の軸方向に直行する方向の長さ)は、貫通孔39A、39Bの幅よりも若干大きい。このため、挿通部58を貫通孔39A、39Bに挿通すると、貫通孔39A、39Bの周縁部が鍔部581に係止される。なお、鍔部581は、可撓変形する素材で形成されていてもよい。この場合、挿通部58を貫通孔39A、39Bに容易に挿通することができる。
The
係止板状部51Aは、挿通部58の端部に設けられており、上面が緩やかに凸状に湾曲した扁平状の板状部分となっている。図7に示されるように、取付部5Bは、カーペット本体部3の表面F1側からカーペット本体部3の貫通孔39Aに差し込まれ、さらに、カーペット本体部3の裏面B1側に折り返された端部31の貫通孔39Bに差し込まれている。このため、貫通孔39Aの表側周辺部が、係止板状部51Aに係止される。
The locking plate-
挟持部材59は、挿通部58に取り付けられている。挟持部材59は、中央に孔が設けられた環状構造を呈しており、当該孔に、挿通部58が挿通されている。挟持部材59の中央に形成された孔の幅は、挿通部58の鍔部581の幅よりも若干小さくなっている。このため、挟持部材59は、挿通部58の鍔部581に係止される。挟持部材59は、係止板状部51Aとの間で、カーペット本体部3の端部31及び内側部分を挟み込む。
The clamping
挟持部材59における係止板状部51Aに向く面には、先端の尖った複数の尖状突起部591が設けられている。尖状突起部591は、挟持部材59が挿通部58に通された際に、カーペット本体部3側へ押されることによって端部31にめり込む。これによって、係止板状部51A−挟持部材59間で、カーペット本体部3の端部31及び内側部分を強固に挟み込むことができる。したがって、車体パネル9に取付後のカーペット本体部3が、搭乗者の足で踏まれたりした際等に、カーペット本体部3またはカーペット本体部3の端部31位置がずれることを抑制できる。
A plurality of pointed
また、図7に示されるように、取付部5Bは、ワイヤーハーネス付カーペット1Bを車体パネル9に取り付けるのに用いられる。詳細な図示は省略するが、車体パネル9に形成された取付孔91に挿通部58が差し込まれることによって、挿通部58の鍔部581が取付孔91の裏面周縁部に係止される。これによって、ワイヤーハーネス付カーペット1Bが車体パネル9に取り付けられる。
Moreover, as FIG. 7 shows, the attaching
本変形例に係るワイヤーハーネス付カーペット1Bによると、カーペット本体部3にワイヤーハーネス2が取り付けられている。このため、車両製造メーカは、車体パネル9に、取付部5Bを差し込むだけで、カーペット本体部3及びワイヤーハーネス2を取り付けることができる。
According to the wire harness-equipped
また、同一の取付部5Bの挿通部58によって、ワイヤーハーネス2及びカーペット本体部3を車体パネル9に固定することができる。したがって、部品点数を削減でき、部品の製造コスト等を抑えることができる。
Further, the
また、車体パネル9に、ワイヤーハーネス2及びカーペット本体部3をそれぞれ個別に取り付ける場合、それぞれに対応する取付部品のための孔を、車体パネル9に設ける必要がある。これに対して、本変形例では、ワイヤーハーネス2及びカーペット本体部3を車体パネル9に固定する際、取付部5Bを挿通するための取付孔91は1つで済む。すなわち、車体パネル9の加工費用を抑えることができる。
Moreover, when attaching the
また、本変形例では、カーペット本体部3の表面F1の側から裏面B1の側に向けて、取付部5の挿通部58が挿通され、表面F1の側には係止板状部51Aのみが露出することになる。このため、車体パネル9に取り付けられたカーペット本体部3に搭乗者の足で踏まれる等、多少の衝撃が加わったとしても、挿通部58が車室側に出てくることが抑制される。したがって、カーペット本体部3が破損することを抑制できる。
Further, in this modification, the
なお、本変形例では、取付部5Bの挿通部58に挟持部材59を取り付けることによって、係止板状部51A−挟持部材59間でカーペット本体部3の端部31を挟持するようにしている。しかしながら、例えば、挿通部58に設けられた複数の鍔部581によって、端部31を係止可能であれば、挟持部材59を省略することも可能である。
In this modification, the
また、本変形例において、取付部5Bの挿通部58を挿通するための貫通孔39A、39Bを、単なる切り込みの孔としてよい。また、貫通孔39A、39Bを形成する代わりに、挿通部58の先端部を鋭利にして、該先端部をカーペット本体部3に突き刺して貫通させることも考えられる。この場合、カーペット本体部3に対して端部31を任意の位置に固定することができる。
In this modification, the through
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。 Although the present invention has been described in detail, the above description is illustrative in all aspects, and the present invention is not limited thereto. It is understood that countless variations that are not illustrated can be envisaged without departing from the scope of the present invention.
1、1A、1B ワイヤーハーネス付カーペット
2 ワイヤーハーネス
3 カーペット本体部
31 端部
31S 配索空間
33 挿通孔
35 側部
39A 貫通孔
39B 貫通孔
5、5A、5B 取付部
51、51A 係止板状部
53 第一接続部
55 対向部
55S 対向面
57 第二接続部
58 挿通部
581 鍔部
59 挟持部材
591 尖状突起部
7、7A サイドステップガーニッシュ(他部材)
71 連結部
9 車体パネル
DESCRIPTION OF
71
Claims (5)
カーペット本体部と、
前記カーペット本体部の端部を、前記カーペット本体部の縁部よりも内側の位置に取り付けることによって、前記カーペット本体部の側部に筒状の空間を形成する取付部と、
前記筒状の空間内に配索されているワイヤーハーネスと、
を備えている、ワイヤーハーネス付カーペット。 A carpet with a wire harness attached to a vehicle body panel,
Carpet body,
An attachment portion that forms a cylindrical space in a side portion of the carpet body portion by attaching an end portion of the carpet body portion to a position inside an edge portion of the carpet body portion;
A wire harness routed in the cylindrical space;
Carpet with wire harness.
前記取付部は、
係止板状部と、
前記カーペット本体部の前記端部と、前記係止板状部とを接続する第一接続部と、
を備えており、
前記係止板状部及び前記第一接続部が、前記カーペット本体部に形成された孔に通されているワイヤーハーネス付カーペット。 In the carpet with a wire harness of Claim 1,
The mounting portion is
A locking plate-like portion;
A first connecting portion for connecting the end portion of the carpet main body portion and the locking plate-like portion;
With
The carpet with a wire harness in which the locking plate-like portion and the first connection portion are passed through a hole formed in the carpet body portion.
前記取付部は、
前記係止板状部と対向する対向面を有する対向部と、
前記係止板状部及び前記対向部を接続する第二接続部と
を備えており、前記対向面が、前記第二接続部から側方に広がる面である、ワイヤーハーネス付カーペット。 In the carpet with a wire harness according to claim 2,
The mounting portion is
A facing portion having a facing surface facing the locking plate-like portion;
The carpet with a wire harness which is provided with the 2nd connection part which connects the said latching plate-shaped part and the said opposing part, and the said opposing surface is a surface which spreads laterally from the said 2nd connection part.
カーペット本体部にワイヤーハーネスを配する配置工程と、
前記カーペット本体部の端部を前記カーペット本体部の内側の位置に取り付けることによって、前記配置工程にて配された前記ワイヤーハーネスを収容する筒状の空間を形成する空間形成工程と、
を含む、ワイヤーハーネス付カーペットの製造方法。 A method of manufacturing a carpet with a wire harness attached to a vehicle body panel,
An arrangement process of arranging a wire harness in the carpet body,
A space forming step for forming a cylindrical space for accommodating the wire harness arranged in the arrangement step by attaching an end portion of the carpet main body portion to a position inside the carpet main body portion;
A method for manufacturing a carpet with a wire harness.
カーペット本体部の端部を、前記カーペット本体部の内側の位置に取り付けることによって、筒状の空間を形成する空間形成工程と、
前記空間形成工程にて形成された前記筒状の空間内に、ワイヤーハーネスを配索する配索工程と、
を含む、ワイヤーハーネス付カーペットの製造方法。 A method of manufacturing a carpet with a wire harness attached to a vehicle body panel,
A space forming step for forming a cylindrical space by attaching an end of the carpet body to an inner position of the carpet body,
In the tubular space formed in the space forming step, a routing step for routing a wire harness,
A method for manufacturing a carpet with a wire harness.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014046054A JP2015171273A (en) | 2014-03-10 | 2014-03-10 | Carpet with wire harness and manufacturing method of the same |
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2014
- 2014-03-10 JP JP2014046054A patent/JP2015171273A/en active Pending
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