JP2015168276A - Auxiliary facility of cargo hold heater for marine vessel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備に関する。 The present invention relates to auxiliary equipment for a cargo hold heating device for a ship.
日本から、ホットコイル・型鋼・パイプ・条材などの鉄鋼製品(以下、「鋼材」という)が多数輸出されており、それらのほとんどは船舶によって輸送されている。鋼材については、輸送中に発生した錆がカーゴダメージとして取り扱われることにより、除湿機などを設置するという対策を施している船舶もある。さらに、東南アジア航路の近海船の場合には、高温・多湿の環境下で、荷揚げが行われるため、露点の関係で、揚げ荷のために開放したハッチカバーから侵入した外気に鋼材が触れることで、結露が発生する場合があり、この対策として、船倉内に温風を循環させて鋼材の温度を露点以上に上昇させて、結露を防止する装置を持つ船も多い。 Many steel products (hereinafter referred to as “steel materials”) such as hot coils, steel molds, pipes and strips are exported from Japan, and most of them are transported by ship. As for steel materials, some ships have taken measures to install dehumidifiers etc. by treating rust generated during transportation as cargo damage. In addition, in the case of near-sea vessels on the Southeast Asian route, unloading is performed in a high-temperature and humid environment, so that the steel material touches the outside air that has entered from the hatch cover opened for unloading due to the dew point. Condensation may occur, and as a countermeasure, many ships have a device for preventing condensation by circulating hot air in the hold to raise the temperature of the steel material above the dew point.
図6、図7は、船倉内に温風を循環される従来の船舶のカーゴホールド加熱装置の概略を示す図であり、図6は、2層甲板船の例を、図7は、1層甲板船の例の概略を示す図であり、図6、図7において、符号100は、カーゴホールド、101は、船側外板、102は、ハッチカバー、103、103・・・は、積荷である鋼材、104は、ヒーター、105は、ファン、106、106・・・は、セカンドハッチバー、107は、供給口、108は、排気口であり、カーゴホールド100内を循環する温風を太矢印で示している。図6、図7で示すように、前記ヒーター104及び前記ファン105を駆動することにより、前記カーゴホールド100内に温風を循環させるようにしている。
6 and 7 are diagrams schematically showing a conventional cargo hold heating apparatus for a ship in which warm air is circulated in the hold. FIG. 6 shows an example of a two-layer deck ship, and FIG. FIG. 6 is a diagram schematically showing an example of a deck ship. In FIGS. 6 and 7,
しかしながら、図6のようにセカンドデッキを持つ2層甲板船では、効果的に温風を循環できるが、図7のような1層甲板船では、広い区域の温度制御が必要なことに加え、温風の供給口107から排出口108に直接温風が通り抜けてしまうショートサーキットが発生するリスクが高いという問題がある。このため、熱源の蒸気を得るボイラーの運転では、消費する燃料が多くなり、省エネに反しコスト高になるという問題もある。
However, a two-layer deck ship with a second deck as shown in FIG. 6 can circulate hot air effectively, but a single-layer deck ship as shown in FIG. 7 requires temperature control over a wide area, There is a problem that there is a high risk of occurrence of a short circuit in which hot air passes directly from the hot
このような図7に示した1層甲板船における課題解決のために、本願出願人の社名変更前関係会社は、既に、鋼材運搬船の結露防止用通風装置を提案している(実開昭61−154197号公報参照)
当該実開昭61−154197号公報に開示のものは、考案名称「鋼材運搬船の結露防止用通風装置」に係り、「結露防止性の高い鋼材運搬船の結露防止用通風装置を提供する」ことを目的としており(実開昭61−154197号公報明細書3頁7行目〜同8行目参照)、「水平方向に船倉内を仕切る倉内カーテンを有する鋼材運搬船において、一方では船倉内上部に設けた倉内カーテン上方の船首側ハッチコーミングに通風口を設けると共に前記カーテンを挟んで船倉内下部の船首側に通風口を設け、機動通風機を有するダクトで船首側の上下の前記通風口を接続し、もう一方では前記カーテン上方の船尾側ハッチコーミングに通風口を設けると共に前記カーテンを挟んで船倉内下部の船尾側に通風口を設け、機動通風機を有するダクトで船尾側の上下の前記通風口を接続し、前記カーテンで仕切られた船倉内の上部と下部とを船首側及び船尾側の前記ダクトで各々連結して通風を循環可能にした」ことにより(同公報明細書実用新案登録請求の範囲の記載参照)、「露が付着しやすいハッチカバー下面の露を吹き落とし完全に排除でき、又、効率良く通風が行われ船倉内下部の積荷の鋼材にも適度の通風がなされ結露防止性を高め鋼材の品質を維持する」等の効果を有するものである(同公報明細書7頁2行目〜同頁8行目参照)。
In order to solve such a problem in the single-layer deck ship shown in FIG. 7, the affiliated company of the applicant of the present application before changing the company name has already proposed a ventilation device for preventing dew condensation on a steel material carrier (Aki 61). No. 154197)
The thing disclosed in the Japanese Utility Model Publication No. 61-154197 relates to the devised name “ventilation device for preventing dew condensation on steel carrier ship” and “provides a ventilation device for preventing dew condensation on steel material carrier ship with high anti-condensation property”. (Refer to
図8は、実開昭61−154197号公報に第1図として添付される開示考案の実施例説明図であり、図8において、符号201は、ハッチカバー、202は、ハッチコーミング、203は、倉内カーテン、204は、船倉、204Aは、上部船倉、204Bは、下部船倉、205Aは、船首側ダクト、205Bは、船尾側ダクト、206Aは、船首側下部通風口、206Bは、船尾側下部通風口、207Aは、船首側上部通風口、207Bは、船尾側上部通風口、208Aは、船首側機動通風機、208Bは、船尾側機動通風機である(符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、二百番代の3桁に変更して説明した。)。
FIG. 8 is an explanatory diagram of an embodiment of the disclosed device attached as FIG. 1 to Japanese Utility Model Publication No. 61-154197. In FIG. 8,
しかしながら、図7に示すような実開昭61−154197号公報に開示のものは、単にカーテン203で前記船艙204を上下に分断して上下間に循環通風するというだけのものであり、積荷の量に応じた温度制御区域を変更することができず、少量の積荷の場合には、効率が悪い。また、これに加え、当該実開昭61−154197号公報に開示のものは、単にカーテン203で前記船艙204を上下に分断しただけのものであるので、カーテン203等の隙間から外気の侵入を防ぐことは困難であり、東南アジアなどのような多湿地域を運航しているときなどでは、昼間は高温多湿の外気が内部に侵入し、それが深夜から朝方に気温が著しく低下した場合には、露点で鋼材表面に結露が発生し、発錆による貨物ダメージが発生するという問題があった。
However, what is disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 61-154197 as shown in FIG. 7 is merely to divide the
そこで、本願発明は、簡易な操作により、1層甲板船であっても、カーゴホールド内で発生する上記ショートサーキットの問題を解決すると共に、カーゴホールド内の温度制御区画容量を低減して船倉用の温風装置をより効率的なシステムとし、消費燃料の低減等の経済的な効果をもたらすことができ、さらには、積荷鋼材等の結露の防止を可能とする船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention solves the problem of the short circuit generated in the cargo hold, and reduces the temperature control compartment capacity in the cargo hold, even for a single-layer deck ship, by simple operation. The warm air system of the ship can be made into a more efficient system, which can bring about economic effects such as reduction of fuel consumption, and further support the cargo hold heating system of the ship which can prevent the dew condensation of cargo steel etc. The purpose is to provide equipment.
このため本願請求項1に係る発明は、船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備において、船舶のカーゴホールド内の温度制御の必要のない未使用時には、当該カーゴホールドの前端又は後端の天井裏に設けた天井付格納ボックス内に巻き取り状態で格納され、使用時には既設の第1の荷役装置によって前記天井付格納ボックスからカーゴホールド内の所定の適宜の高さ位置に巻き取り状態で吊り降ろし可能なシートからなり、所定の適宜の高さ位置に吊り下ろされた前記シートは、既設の第2の荷役装置により水平方向に展開して、当該高さ位置でカーゴホールドを区分可能に構成されたことを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備において、前記カーゴホールド内の所定の適宜の高さ位置は、前記カーゴホールドの側壁の高さ方向に設けられる一又は複数の一対の壁付ガイドレールで決定され、前記シート両端が前記壁付ガイドレールに挿通されて展開されることを特徴とする。
そして、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備において、前記シートは、所定の回転方向に回転復帰するゼンマイバネ板を所定間隔で内部に配置されたことを特徴とする。
さらに、本願請求項4に係る発明は、前記請求項1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備において、前記シートは、一端の中心軸を中心にモータ駆動で回動して巻き取る巻き取り構造であることを特徴とする。
また、本願請求項5に係る発明は、前記請求項1に記載の船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備において、前記シートは、防熱材料からなることを特徴とする。
For this reason, the invention according to
The invention according to
The invention according to
Furthermore, the invention according to
The invention according to
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
(1)展開されたシートより下のレベルが、温度制御の対象区画となり、従来のカーゴホールド全体を温度制御対象とすることに比し、対象容積が減少するので、1層甲板船のカーゴホールド内で発生する上記ショートサーキットの問題を解決すると共に、船倉用の温風装置をより効率的なシステムとし、消費燃料を低減して、経済的な効果を得ることができる。
(2)また、シートに防熱材料を使用することで、放熱量が抑えられるので、必要とされる熱量を大きく減じることが可能であり、大きな燃費削減効果がある。
(3)さらには、シートをガイドレールを挿通させる構造としたので、外気の侵入を少なくすることができ、昼の高温多湿の外気侵入を防ぐことができ、夜間の外気温が低減した場合での積荷鋼材等の結露を防止することができる。
Since this invention is comprised as mentioned above, there exists an effect described below.
(1) The level below the unfolded seat becomes the temperature control target section, and the target volume is reduced compared to the case where the entire conventional cargo hold is set as the temperature control target. In addition to solving the above-mentioned short circuit problem occurring in the interior, the warm air device for the cargo hold can be made into a more efficient system, reducing fuel consumption and obtaining an economic effect.
(2) Moreover, since the amount of heat radiation can be suppressed by using a heat insulating material for the seat, the required amount of heat can be greatly reduced, and there is a great fuel consumption reduction effect.
(3) Furthermore, because the seat has a structure that allows the guide rail to be inserted, it is possible to reduce the intrusion of outside air, to prevent the intrusion of hot air in the daytime, and to reduce the outside air temperature at night. It is possible to prevent dew condensation on the load steel material.
本発明に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備を実施するための一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 One example for carrying out auxiliary equipment of a cargo hold heating device for a ship concerning the present invention is described in detail based on a drawing.
図1は、本発明の実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の概略構成図であり、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1は、基本的には、未使用時にはロール式に巻き取り格納されるシートと、使用時には、当該シートを天井付き格納ボックスから引き出す吊り下げ用索具類と、格納ボックスから引き出されたシートを展開する展開用索具類の2種類の索具類から構成される。
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an
図1において、符号1は、実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備、2は、カーゴホールド、3は、船側外板、4は、ハッチカバー、5は、天井付格納ボックス、6は、シート、7a、7b、7cは、壁付ガイドレール、8〜10は、シート6の展開用の索具である壁付シャックル、滑車、展開ワイヤーであり、8は、壁付シャックル、9は、滑車、10は、展開ワイヤー、11a、11bは、前記シート6の引き出し側両端に設けられ、前記展開ワイヤー10が係合されるアイプレート、12は、吊り下げワイヤーである。
In FIG. 1,
本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の前記シート6は、格納時には、前記カーゴホールド2の前端又は後端の天井裏に設けた前記天井付格納ボックス5内に格納されており、使用時には、デッキクレーンまたはデリックなどの既設の本船荷役装置(以後、「第1のクレーン」という)を利用する前記吊り下げワイヤー12に吊り下げられ、使用位置まで垂直方向に巻き取られた状態のシート6を降下させた後、前記壁付ガイドレール7に挿通させ水平方向にシート6を展開する。
The
図2は、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の前記シート6を第1クレーン等で吊り下げ、適宜の高さ位置に降下させる概略図であり、図2において、6は、前述の巻き取られたシートであり、12は、吊り下げワイヤー、13は、前記第1のクレーン、14は、同第1のクレーン13のフックである。
FIG. 2 is a schematic view of suspending the
図2から明らかなように、巻き取られたシート6は、上述するように、前記天井付格納ボックス5内に格納されており、前記カーゴホールド2内に鋼材等の貨物が積み込まれ、当該貨物等を効率的に温度制御をしなければならない必要が生じたときには、前記第1のクレーン13の前記フック14を前記吊り下げワイヤー12に掛けて前記格納ボックス5から出して適宜の位置まで降下させる。
As is apparent from FIG. 2, the
ここで、適宜の高さ位置とは、また、図1から明らかなように、前記カーゴホールド2の側壁、例えば、前記船側外板内壁と中央側壁には、高さ方向に一又は複数の前記壁付ガイドレール7a、7b、7c・・が設けられ、これらの壁付ガイドレール7a、7b、7c・・・は、同じ高さで前記シート6の幅方向反対側端部が対として挿通される構造となっている。そこで、適宜の高さ位置、例えば、前記壁付ガイドレール7aの高さ位置までシート6を降下させた後、次いで、上述するように、前記シート6の両端を側部に設けられる前記壁付ガイドレール7aに挿通支持させ、その状態で前記第2のクレーン等(図示外)により前記展開ワイヤー10を牽引して、前記シート6を展開する。展開後のシート6は、その前後端に設けられるアイプレート11a、11b、11c、11dによって固定し、船側側は前記壁付ガイドレール7によって拘束されて固定される。
Here, as is apparent from FIG. 1, the appropriate height position means that the side wall of the
次に、適宜の高さ位置で、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の前記シート6を水平方向への展開について説明する。
図3は、適宜の高さ位置で、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の前記シート6を水平方向へ展開する概略を示す図であり、図3において、符号6は、巻き取り状態から水平方向に展開されたシート、7は、壁付ガイドレール、8は、壁付シャックル、9は、滑車、10は、展開ワイヤー、11a、11b、11c、11dは、アイプレート、15は、前記シートの引き出し端に形成された硬棒、16は、第2のクレーン、17は、同フック、18c、18dは、壁付フックである。
Next, deployment of the
FIG. 3 is a diagram showing an outline in which the
図3から明らかなように、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1において、前記シート6を展開するには、前記シート6の引き出し側両端に設けられる前記アイプレート11a、11bに前記展開ワイヤー10を係合させ、前記カーゴホールド2外に設けられる前記デッキクレーンまたはデリックなどの既設の他の本船荷役装置(以後、「第2のクレーン等16」という)を利用して、前記カーゴホールド2のハッチ口から前記展開ワイヤー10を引き上げ、前記シート6を水平方向に牽引することによって、断面コの字型に形成される前記壁付ガイドレール7に前記シート6の両幅端が支持され、展開される。
展開された後は、前記シート6の端部に形成される前記アイプレート11a、11b、11c、11dを前記壁付フック18a、18b、18c、18dでしっかりと固定する。
As can be seen from FIG. 3, in the
After unfolding, the
また、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の前記シート6は、使用されない場合には、内部に装着されるゼンマイバネ等によって巻き取られる構造に構成され、シート6が使用されない場合の前記天井付格納ボックス5への格納作業は、上述してきた展開作業の逆の手順となり、前記シート6は、シート6内部に組み込まれたゼンマイバネを駆動源として巻き取られる。
Further, when the
図4は、所定の回転方向に回転復帰するゼンマイバネ板を所定間隔で内部に配置した前記シート6を概略を示す図であり、図4において、6は、前記シート、7は、前記壁付ガイドレール、11a、11b、11c、11dは前記アイプレート、18a、18b、18c、18dは、前記壁付フック、19a、19b、19c、19dは、ゼンマイバネ板である。
FIG. 4 is a view schematically showing the
図4から明らかなように、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の前記シート6は、内部には引き出し方向に対し所定間隔で所定幅の前記ゼンマイバネ板19a、19b、19c、19dが設けられ、当該ゼンマイバネ板19a、19b、19c、19dは、前記アイプレート11a、11b、11c、11dが前記壁付フック18a、18b、18c、18dの固定が外され、前記シート6が、前記第1のクレーン13に係合された前記吊り下げワイヤー12で上方に引かれると、前記壁付ガイドレール7の挿通から抜け出た前記シート6は、前記ゼンマイバネ板19a、19b、19c、19dの回転復帰により、自然に巻き取り動作が生じ、前記シート6が巻き取り状態となる。巻き取り完了後の巻き取られたシート6は、上述するように、前記第1のクレーン13により、前記天井付格納ボックス5内に格納される。
As is apparent from FIG. 4, the
なお、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の前記シート6の巻き取り方向は、図1及び図2では、図からにみて時計廻りに巻き取られる巻き取りゼンマイバネ板19a、19b、19c、19dを使用したが、これは反時計回りに巻き取られるゼンマイバネ板19a、19b、19c、19dであっても良く、また、回動復帰の機能を有するゼンマイバネ板構造ではなく、一端の中心軸を中心にモータ駆動等(図示外)で回動して巻き取る巻き取り構造のものであっても良い。
さらに、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1の前記シート6について、シート材料を防熱材料とすれば、温度制御効果が一層高まることとなる。
The winding direction of the
Furthermore, regarding the
図5は、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1によるカーゴホールド内の温度制御区画内の温風の循環状態の概略を示す図であり、図5において、1は、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備、2は、カーゴホールドであり、図6、図7で説明してきたカーゴホールド100と同じものである。また、4は、ハッチカバーであり、図6、図7では、ハッチカバー102として説明した。その余の103〜108は、図6、図7で説明した同じ部材であり、図6、図7で示したと同様に、カーゴホールド2内を循環する温風を太矢印で示している。
FIG. 5 is a diagram showing an outline of a circulating state of warm air in a temperature control section in a cargo hold by the
本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1は、カーゴホールド2内の温度制御の必要のないときには、前記天井付格納ボックス5に巻き取り状のシート6を格納しておく一方、前記船側外板内壁と中央側壁には、高さ方向に一又は複数の前記壁付ガイドレール7a、7b、7c・・を設け、積載する貨物の量に応じた区域の温度制御を行うときには、前記巻き取られたシート6を前記第1クレーン13及び前記吊り下げワイヤー12を使用して、積載する貨物の量に応じた高さ位置の前記壁付ガイドレール(例えば、壁付ガイドレール7a)まで吊り降ろし、しかる後、その位置で、前記シート6の引き出し端に設けられた前記アイプレート11a、11bに前記展開ワイヤー10を係合させ、かつ、当該シート6の幅両端を前記壁付ガイドレール7aに挿通させた後、水平方向に牽引して前記シート6を展開させ、所定の高さ位置で当該カーゴホールド2を区切るようにする。
The
なお、シート6の展開の際には、当該シート6の巻心が牽引方向に流れないように、図示してないが、水平方向への牽引の反対側の壁の適宜の高さ位置(例えば、前記壁付ガイドレール7a、7b・・等の高さ位置)に壁付フック(図示外)を設け、当該シート6を支えるようにしても良い。
シート6の展開の後は、前記アイプレート11a、11b、11c、11dの近傍の前記壁付フック18a、18b、18c、18dに係合させて固定する。
このようにシート6は、温度制御を必要とする適宜の高さ位置で展開されることにより、図5に示すように、前記ヒーター104及び前記ファン105を駆動することにより、前記カーゴホールド2内において、特に、温度制御を必要とする区画での温風が循環することを可能とした。
When the
After the
Thus, the
この結果、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1では、1層甲板船であっても、狭い領域の温度制御が可能となり、温風の供給口107から排出口108に直接温風が通り抜けてしまうショートサーキットが発生することなく、また、貨物の積載量に応じた温度制御が必要な区域だけに温風を送り込むことができるために、本実施例1に係る船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備1では、船倉用の温風装置を極めて効率的なシステムとし構成することができ、これにより、船舶の消費燃料の低減、経済的な運航を達成することができる。また、シート6に防熱材料を使用することで、放熱量が抑えられるので、必要とされる熱量を大きく減じることが可能であり、大きな燃費削減効果があり、さらには、シート6を前記壁付ガイドレール7に挿通させる構造としたので、外気の侵入を少なくし、昼の高温多湿の外気侵入を防ぐことができ、夜間の外気温が低減した場合でも積荷鋼材等の結露を防止することができることとなる。
As a result, the
本発明は、船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備に利用される。 The present invention is used for auxiliary equipment of a cargo hold heating device for a ship.
1 船舶のカーゴホールド加熱装置の補助設備
2 カーゴホールド
3 船側外板
4 ハッチカバー
5 天井付格納ボックス
6 シート
7a、7b、7c 壁付ガイドレール
8 壁付シャックル
9 滑車
10 展開ワイヤー
11a、11b、11c、11d アイプレート
12 吊り下げワイヤー
13 第1のクレーン
14 フック
15 硬棒
16 第2のクレーン
17 フック
18a、18b、18c、18d 壁付フック
19a、19b、19c、19d ゼンマイバネ板
100 カーゴホールド
101 船側外板
102 ハッチカバー
103、103・・・ 積荷鋼材
104 ヒーター
105 ファン
106、106・・・ セカンドハッチバー
107 供給口
108 排気口
201 ハッチカバー
202 ハッチコーミング
203 倉内カーテン
204 船倉
204A 上部船倉
204B 下部船倉
205A 船首側ダクト
205B 船尾側ダクト
206A 船首側下部通風口
206B 船尾側下部通風口
207A 船首側上部通風口
207B 船尾側上部通風口
208A 船首側機動通風機
208B 船尾側機動通風機
DESCRIPTION OF
Claims (5)
The auxiliary equipment for a cargo hold heating device for a ship according to claim 1, wherein the sheet is made of a heat insulating material.
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- 2014-03-05 JP JP2014042295A patent/JP5714148B1/en active Active
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