JP2015164017A - コンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法及びプログラム - Google Patents

コンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信端末の性能又は状態、及びコンテンツに基づいて、柔軟にコンテンツを変更して通信端末に提供する。
【解決手段】実施形態のコンテンツ提供装置は、受信部、解析部、決定部、変更部、及び送信部を備える。受信部は通信端末からコンテンツの要求を受信する。解析部は通信端末から要求されたコンテンツを解析する。決定部は解析部による解析の結果と、通信端末の性能又は状態を示す通信端末情報と、に基づいてコンテンツの変更方法を決定する。変更部は決定部により決定された変更方法によりコンテンツを変更する。送信部は変更部により変更されたコンテンツを通信端末に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態はコンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法及びプログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末及びゲーム機等の様々な種類の通信端末がネットワークに接続されている。これらの通信端末は通信速度、演算能力、画面解像度、及び画面サイズ等の性能、並びに電池残量及びパケットロス率等の状態がそれぞれ異なる。そのためネットワークを介してコンテンツを提供する場合、ある通信端末で容易に表示可能なコンテンツであっても、他の通信端末では当該コンテンツを表示する処理の負荷が高くなる場合がある。
特開2002−342220号公報
しかしながら、従来技術では通信端末の性能又は状態、及びコンテンツに基づいて、柔軟にコンテンツを変更して通信端末に提供することができなかった。
実施形態のコンテンツ提供装置は、受信部、解析部、決定部、変更部、及び送信部を備える。受信部は通信端末からコンテンツの要求を受信する。解析部は前記通信端末から要求された前記コンテンツを解析する。決定部は前記解析部による解析の結果と、前記通信端末の性能又は状態を示す通信端末情報と、に基づいて前記コンテンツの変更方法を決定する。変更部は前記決定部により決定された前記変更方法により前記コンテンツを変更する。送信部は前記変更部により変更された前記コンテンツを前記通信端末に送信する。
第1実施形態のコンテンツ提供装置の構成の例を示す図。 ウェブコンテンツに含まれるスクリプト情報の例を示す図。 第1実施形態のコンテンツ提供方法の例を示すフローチャート。 第1実施形態のウェブコンテンツの変更方法を決定する方法を示すフローチャート。 第2実施形態のコンテンツ提供装置の構成の例を示す図。 レスポンシブウェブサイトのレイアウト情報の例を示す図。 レスポンシブウェブサイトの例を示す図。 画像のトリミング及び縮小による変更の例を示す図。 画像の位置を指定する変更の例を示す図。 第2実施形態のコンテンツ提供方法の例を示すフローチャート。 第3実施形態のコンテンツ提供装置の構成の例を示す図。 CSS3アニメーションを使用したウェブコンテンツの例を示す図。 CSS3アニメーションを動画ファイルの参照方式に変更した例を示す図。 第3実施形態のコンテンツ提供方法の例を示すフローチャート。 第3実施形態のウェブコンテンツの変更方法を決定する方法を示すフローチャート。 第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置のハードウェア構成の例を示す図。
以下に添付図面を参照して、コンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法及びプログラムを詳細に説明する。以下の実施形態の説明では、コンテンツとしてウェブコンテンツを提供する場合について説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態のコンテンツ提供装置10の構成の例を示す図である。第1実施形態のコンテンツ提供装置10は通信部1、取得部2、解析部3、決定部4及び変更部5を備える。
通信部1は通信端末20からウェブコンテンツの要求を受信する。ウェブコンテンツの要求はURL(Uniform Resource Locator)を含む。URLはネットワーク上にあるウェブコンテンツを特定する情報である。なお通信部1が通信端末20からウェブコンテンツの要求を受信する方法は任意でよい。例えば通信端末20のブラウザの設定で、コンテンツ提供装置10をプロキシサーバとして登録しておき、通信端末20のブラウザがウェブコンテンツを要求するときに、通信部1が通信端末20からウェブコンテンツの要求を受信してもよい。すなわち通信部1はウェブコンテンツの要求として、URLを含むHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストを通信端末20から受信してもよい。通信部1は受信したウェブコンテンツの要求を取得部2に入力する。
また通信部1は通信端末20から通信端末情報を受信する。通信端末情報は通信端末20の通信速度、演算能力、画面解像度、及び画面サイズ等の性能、並びにパケットロス率、及び電池残量等の状態を示す情報である。なお通信部1が通信端末情報を受信するタイミングは任意でよい。例えばウェブコンテンツの要求と同時でもよい。またコンテンツ提供装置10が必要に応じて通信端末20に通信端末情報を要求し、通信端末20から取得してもよい。通信部1は通信端末情報を決定部4に入力する。
また通信部1は、後述の変更部5により必要に応じて変更されたウェブコンテンツを通信端末20に送信する。
取得部2は通信部1からウェブコンテンツの要求を受け付ける。取得部2はウェブコンテンツの要求に応じてウェブサーバ装置30からウェブコンテンツを取得する。取得部2は、例えばHTTPリクエストに含まれるURLを参照してウェブコンテンツを取得する。取得部2は取得したウェブコンテンツを解析部3に入力する。なおコンテンツ提供装置10がウェブサーバ装置30を兼ねる構成としてもよい。
解析部3は取得部2からウェブコンテンツを受け付ける。解析部3はウェブコンテンツを解析する。具体的には解析部3はウェブコンテンツにスクリプト言語を使用した処理の記述(以下、「スクリプト情報」という。)が含まれているか否かを特定する。また解析部3はウェブコンテンツの処理負荷を推定する。解析部3は、例えばウェブコンテンツのソースコード(HTMLファイル等)の行数や、ウェブコンテンツに含まれるスクリプト言語を使用した処理の記述の行数等により、ウェブコンテンツの処理負荷を推定する。また例えば事前にウェブコンテンツの表示時間を測定してコンテンツ提供装置10にウェブコンテンツ毎の表示時間を記憶しておき、解析部3は当該表示時間によりウェブコンテンツの処理負荷を推定してもよい。
また解析部3は更にスクリプト言語を使用した処理を具体的に特定する。スクリプト情報を含むウェブコンテンツは、具体的には例えばパララックスサイトである。パララックスサイトは、ブラウザのスクロールに合わせて画像を変化させることによりアニメーションのような視覚効果を表現するウェブサイトである。
なおスクリプト言語を使用した処理を具体的に特定する方法は任意でよい。例えばスクリプト言語を使用した処理がパララックスサイトであることを特定する場合、解析部3はパララックスサイトを作成するために使用されるプラグインやライブラリ等のリストを保持しておき、リストに含まれているプラグインやライブラリが用いられているウェブコンテンツをパララックスサイトとして特定してもよい。また解析部3はスクリプト言語による記述を解析してスクロールに合わせて画像が動くアニメーションを用いているか否かを特定することによりパララックスサイトであるか否かを特定してもよい。
図2はウェブコンテンツに含まれるスクリプト情報の例を示す図である。解析部3はウェブコンテンツのソースコードに、スクリプト言語を使用した処理を示す記述があるか否かを特定する。図2の例では、「XXXscript」がスクリプト言語を使用した処理を示す記述である。解析部3は更にスクリプト言語を使用した処理を具体的に特定する。解析部3は、例えばウェブコンテンツのソースコードにパララックスサイトを作成するために使用されるプラグインの記述があれば、当該ウェブコンテンツがパララックスサイトであることを特定する。図2の例では、「XXX.parallax−1.1.3.js」がパララックスサイトを作成するために使用されるプラグインの記述である。
また解析部3はウェブコンテンツにスクリプト情報が含まれるか否かを特定するだけでなく、その他の情報を特定するためにウェブコンテンツを解析してもよい。解析部3がウェブコンテンツを表示するときのレイアウトを示すレイアウト情報を解析する場合を第2実施形態として後述する。また解析部3がウェブコンテンツにアニメーションが含まれているか否かを特定する場合を第3実施形態として後述する。
図1に戻り、解析部3はウェブコンテンツと、ウェブコンテンツの解析の結果と、を決定部4に入力する。
決定部4は解析部3から解析の結果を受け付ける。また決定部4は通信部1から上述の通信端末情報を受け付ける。決定部4はウェブコンテンツにスクリプト情報が含まれている場合、通信端末情報に応じてウェブコンテンツの変更方法を決定する。また決定部4はスクリプト情報の具体的な変更方法についても決定する。決定部4は変更方法を変更部5に入力する。
まず決定部4がウェブコンテンツのスクリプト情報の変更方法を決定する方法の例について説明する。
例えば、決定部4は通信部1を介して通信端末情報を取得し、通信端末情報が所定の条件(以下、「第1条件」という。)を満たす場合、ウェブコンテンツをリッチ化すること又はウェブコンテンツを変更しないことを決定し、通信端末情報が第1条件を満たさない場合、ウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理の負荷が低減されるようにウェブコンテンツを変更することを決定してもよい。なお第1条件は、通信端末20の通信速度、演算能力、画面解像度、及び画面サイズ等の性能、並びに電池残量及びパケットロス率、等の状態に関する条件を組み合わせた任意の条件である。またウェブコンテンツのリッチ化とは、ウェブコンテンツの質やデータ量を向上させることを示す。ウェブコンテンツのリッチ化は、例えばウェブコンテンツに含まれている画像の解像度や大きさ等を上げることにより行われる。
また例えば、決定部4は通信部1を介して通信端末20にプローブパケットを送信してコンテンツ提供装置10と通信端末20との間のパケットロス率を通信端末情報として算出し、パケットロス率が第1閾値よりも小さい場合、ウェブコンテンツをリッチ化すること又はウェブコンテンツを変更しないことを決定し、パケットロス率が第1閾値以上の場合、ウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理が低減されるようにウェブコンテンツを変更することを決定してもよい。
次にウェブコンテンツのスクリプト情報を変更することにより、ウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理を低減、又はウェブコンテンツをリッチ化する方法の例について説明する。まずウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理を低減する場合について説明する。決定部4はウェブコンテンツの処理負荷に応じて、ウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理を低減する方法を決定する。決定部4は、例えば閾値を複数設定することにより処理を低減する方法を変更する。
閾値を複数設定することにより処理を低減する方法の例として、ウェブコンテンツがパララックスサイトである場合について具体的に説明する。決定部4は、例えば閾値T1及び閾値T2(T1>T2)の2つの閾値を設定し、ウェブコンテンツのソースコード(HTMLファイル等)の行数がT1よりも大きい場合は、アニメーションに用いられている画像を固定化するようにスクリプト情報を変換することを決定する。また決定部4はウェブコンテンツのソースコード(HTMLファイル等)の行数がT1以下だがT2よりも大きい場合は、画像の位置を変更する頻度を軽減するようにスクリプト情報を変換することを決定する。
なおウェブコンテンツがパララックスサイトである場合に、ウェブコンテンツをリッチ化する場合、決定部4は、例えば画像がより滑らかに動くようにスクリプト情報を変換することを決定する。
変更部5は決定部4から変更方法を受け付ける。変更部5は、決定部4により決定された変更方法に応じて、ウェブコンテンツのスクリプト情報の一部又は全部を変換又は削除する。
変更部5によるウェブコンテンツの変更方法をウェブコンテンツがパララックスサイトである場合について説明する。アニメーションに用いられている画像を固定化する場合、変更部5は、例えば図2に示されたスクリプト情報を全て削除する。またアニメーションに用いられている画像の位置を変更する頻度を軽減する場合、変更部5は、例えば画像を更新する処理が、1ピクセルでもスクロールしたら画像の位置を変更するようになっている箇所を、一定ピクセル以上スクロールした場合、画像の位置を変更するように変換する。またアニメーションに用いられている画像をより滑らかにする場合、一定ピクセル以上スクロールしたら画像の位置を変更するようになっている箇所を、1ピクセルでもスクロールしたら画像の位置を変更するように変換する。なお画像の更新頻度を変更する場合に、変更部5が変換するスクリプト情報の箇所は、例えば画像を更新する処理に使用されるupdate関数の引数等である。
なお変更部5は画像の更新頻度に関する変更だけでなく、画像のサイズや位置等を調整するための変換を行ってもよい。変更部5は決定部4により決定された変更方法に応じて変更したウェブコンテンツを通信部1に入力する。なお決定部4がウェブコンテンツを変更しないことを決定した場合、変更部5はウェブコンテンツを変更せずに通信部1に入力する。
上述の説明では、スクリプト情報を含むウェブコンテンツの例としてパララックスサイトを挙げたが、スクリプト情報を含むウェブコンテンツはパララックスサイトに限られない。すなわちコンテンツ提供装置10はスクリプト情報を含むパララックサイト以外のウェブコンテンツを柔軟に変更して通信端末20に提供してもよい。具体的には、コンテンツ提供装置10は処理負荷が高いプラグインやライブラリのリスト等を保持しておき、プラグインやライブラリ毎に、変更方法の決定に必要な情報と、当該情報に応じた変更方法と、を記録しておく。これによりコンテンツ提供装置10は、スクリプト情報を含むパララックサイト以外のウェブコンテンツを柔軟に変更して通信端末20に提供することができる。
次に第1実施形態のコンテンツ提供方法について説明する。図3は第1実施形態のコンテンツ提供方法の例を示すフローチャートである。通信部1は通信端末20からウェブコンテンツの要求を受信する(ステップS1)。次に、取得部2はウェブコンテンツの要求に応じてウェブサーバ装置30からウェブコンテンツを取得する(ステップS2)。
解析部3はウェブコンテンツを解析する(ステップS3)。具体的には、解析部3はウェブコンテンツに上述のスクリプト情報が含まれているか否かを特定する。また解析部3はウェブコンテンツの処理負荷を推定する。また解析部3はスクリプト言語を使用した処理を具体的に特定する。解析部3はウェブコンテンツと、ウェブコンテンツの解析の結果と、を決定部4に入力する。
決定部4はウェブコンテンツにスクリプト情報が含まれているか否かを判断する(ステップS4)。
スクリプト情報が含まれていない場合(ステップS4、No)、決定部4はウェブコンテンツを変更しないことを変更部5に通知する(ステップS7)。変更部5はウェブコンテンツを変更せずに通信部1を介して通信端末20に送信する(ステップS8)。
スクリプト情報が含まれている場合(ステップS4、Yes)、決定部4はウェブコンテンツの変更方法を決定する(ステップS5)。ここで決定部4がウェブコンテンツの変更方法を決定する方法について図4を参照して説明する。
図4は第1実施形態のウェブコンテンツの変更方法を決定する方法を示すフローチャートである。決定部4は上述の通信端末情報を取得する(ステップS21)。次に、決定部4は通信端末情報に応じてウェブコンテンツの処理負荷を低減するか否かを決定する(ステップS22)。
処理負荷を低減させる場合(ステップS22、Yes)、決定部4は解析部3がウェブコンテンツを解析することにより推定したウェブコンテンツの処理負荷を取得する(ステップS23)。次に、決定部4はウェブコンテンツの処理負荷に応じて、処理負荷を低減するためのウェブコンテンツの変更方法を決定する(ステップS24)。例えばウェブコンテンツがパララックスサイトである場合、決定部4はアニメーションに用いられている画像を固定化するようにスクリプト情報を変換することを決定する。
処理負荷を低減させない場合(ステップS22、No)、決定部4は通信端末情報に応じてウェブコンテンツをリッチ化するか否かを決定する(ステップS25)。リッチ化する場合(ステップS25、Yes)、決定部4はウェブコンテンツをリッチ化する変更方法に決定する(ステップS26)。例えばウェブコンテンツがパララックスサイトである場合、決定部4は、画像がより滑らかに動くようにスクリプト情報を変換することを決定する。
リッチ化しない場合(ステップS25、No)、決定部4はウェブコンテンツを変更しないことを決定する(ステップS27)。
次に、決定部4は変更方法を変更部5に通知する(ステップS28)。
図3に戻り、次に、変更部5は決定部4により決定された変更方法に応じてウェブコンテンツのスクリプト情報を変更する(ステップS6)。次に、通信部1は、変更部5により変更されたウェブコンテンツを通信端末20に送信する(ステップS8)。
以上のように、第1実施形態のコンテンツ提供装置10によれば、通信端末情報、及びウェブコンテンツに基づいてウェブコンテンツのスクリプト情報を柔軟に変更して通信端末20に提供することができる。これにより通信端末20におけるユーザビリティを向上することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態では、解析部3がウェブコンテンツを表示するときのレイアウトを示すレイアウト情報を解析する場合について説明する。図5は第2実施形態のコンテンツ提供装置10の構成の例を示す図である。第2実施形態のコンテンツ提供装置10は通信部1、取得部2、解析部3、決定部4及び変更部5を備える。第2実施形態のコンテンツ提供装置10の構成は第1実施形態と同じである。第2実施形態の説明では、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
解析部3はウェブコンテンツを表示するときのレイアウトを示すレイアウト情報を解析する。レイアウト情報は、例えばCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシートである。解析部3はレイアウト情報を解析することにより、通信端末20でウェブコンテンツを表示するときのウェブコンテンツのレイアウト処理の負荷を推定する。通信端末20でのレイアウト処理の負荷が高いレイアウト情報を有するウェブコンテンツの例としては、レスポンシブウェブデザインを採用したレスポンシブウェブサイトがある。レスポンシブウェブサイトは、通信端末20のウィンドウサイズに応じて、デザインが最適化されたレイアウトに動的に変更されるサイトである。
図6はレスポンシブウェブサイトのレイアウト情報の例を示す図である。図6の例では、メディアクエリを用いてウィンドウサイズ毎に異なるスタイルシートが定義されている。解析部3は、幅320ピクセル以上、幅768ピクセル以上、及び幅1024ピクセル以上の場合の3パターンのスタイルシートが定義されていることから、ウェブコンテンツがレスポンシブウェブであることを特定する。
図7はレスポンシブウェブサイトの例を示す図である。図7は図6のレイアウト情報を有するウェブコンテンツを、画面サイズの異なる複数の通信端末20により表示した場合の例である。レイアウト41は、幅320ピクセル以上の通信端末20(例えばスマートフォン)にウェブコンテンツを表示した場合の例を示す。レイアウト42は、幅768ピクセル以上の通信端末20(例えばタブレット型端末)にウェブコンテンツを表示した場合の例を示す。レイアウト43は、幅1024ピクセル以上の通信端末20(例えばパーソナルコンピュータ)にウェブコンテンツを表示した場合の例を示す。
なお解析部3がウェブコンテンツを解析することにより、ウェブコンテンツのレイアウト処理の負荷が高いか否かを特定する方法は任意でよい。解析部3は、例えばウェブコンテンツのソースコード(HTMLファイル等)の行数等により、ウェブコンテンツのレイアウト処理の負荷が高いか否かを特定してもよい。
図5に戻り、解析部3はウェブコンテンツと、ウェブコンテンツの解析の結果と、を決定部4に入力する。
決定部4は解析部3から解析の結果を受け付ける。また決定部4は通信部1から上述の通信端末情報を受け付ける。決定部4はウェブコンテンツのレイアウト情報、及び通信端末情報に応じてウェブコンテンツの変更方法を決定する。決定部4は変更方法を変更部5に入力する。
ここで決定部4がウェブコンテンツのレイアウト情報、及び通信端末情報に応じて決定するウェブコンテンツの変更方法の例について説明する。
決定部4は、例えば通信端末情報として通信端末20の画面サイズを参照する。決定部4は、例えば通信端末20から受信したHTTPリクエストのUA(User Agent)情報に含まれる端末情報から画面サイズを取得する。なお決定部4は、UA情報及び画面サイズの組を保持しておき、UA情報から通信端末20の画面サイズを検索できるようにしてもよい。
例えばウェブコンテンツがレスポンシブウェブサイトの場合、決定部4は通信端末20の画面サイズに応じて、ウェブコンテンツのレイアウト情報を変更することを決定してもよい。具体的には、通信端末20の画面サイズが第2閾値より小さい場合、決定部4はウェブコンテンツのトリミングや縮小を行う変更をすることを決定してもよい。また決定部4は通信端末20の画面サイズが第2閾値以上の場合、ウェブコンテンツを当該画面サイズに対応させた新しいスタイルシートを、ウェブコンテンツに追加することによりウェブコンテンツをリッチ化する変更を行うことを決定してもよい。通信端末20の画面サイズが第2閾値以上の場合は、例えば通信端末20がマルチモニタ構成になっている場合などである。
またウェブコンテンツがレスポンシブウェブ以外の場合、決定部4はウェブコンテンツのソースコード(HTMLファイル等)の行数が第3閾値よりも大きく、かつ、通信端末情報が所定の条件(以下、「第2条件」という。)を満たさない場合、ウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理が低減されるようにレイアウト情報を変更することを決定してもよい。なお第3閾値及び第2条件を、それぞれ複数定義してもよい。例えば処理性能が低い通信端末20を示す第2条件程、第3閾値を小さく定義してもよい。
変更部5は決定部4から変更方法を受け付ける。変更部5は、決定部4により決定された変更方法に応じて、ウェブコンテンツのレイアウト情報を変更する。
ウェブコンテンツをリッチ化する場合、変更部5は、例えばウェブコンテンツに含まれる画像をより大きく表示するように、ウェブコンテンツのスタイルシートの記述を変換する。
またレスポンシブウェブサイトのウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理の負荷を低減する場合、変更部5は、例えば通信端末情報の画面サイズに応じて、ウェブコンテンツのトリミングや縮小を行う。具体的には、通信端末20の画面サイズの幅が320ピクセルの場合、ウェブコンテンツに含まれる画像の大きさを元の大きさの30%に縮小するようにレイアウト情報(スタイルシート)に記述されている場合は、変更部5で当該画像の大きさを30%に縮小する変更を行う。これによりウェブコンテンツのデータ量を軽減することができる。また通信端末20で行う画面処理(トリミングや縮小)を変更部5が行うことにより、ウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理が低減される。
図8は画像のトリミング及び縮小による変更の例を示す図である。変更部5はウェブコンテンツに含まれる画像51をトリミング及び縮小することにより画像61に変更する。また変更部5はウェブコンテンツに含まれる画像52をトリミング及び縮小することにより画像62に変更する。
またウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理が低減されるようにレイアウト情報を変更する場合、変更部5はウェブコンテンツに含まれる画像の位置を指定するように変更してもよい。
図9は画像の位置を指定する変更の例を示す図である。図9の例は、変更部5がstyle属性のpositionを用いてtop.jpgの位置を指定する変更をウェブコンテンツに行う場合の例である。これにより通信端末20がtop.jpgのレイアウト計算を行う必要を無くすことができるので、ウェブコンテンツに含まれるtop.jpgの表示する通信端末20の処理の負荷を軽減することができる。なおtop.jpg等のHTML要素の位置情報は、例えばgetBoundingRect APIを用いてウェブコンテンツから取得することができる。
次に第2実施形態のコンテンツ提供方法について説明する。図10は第2実施形態のコンテンツ提供方法の例を示すフローチャートである。通信部1は通信端末20からウェブコンテンツの要求を受信する(ステップS41)。次に、取得部2はウェブコンテンツの要求に応じてサーバ装置30からウェブコンテンツを取得する(ステップS42)。
解析部3はウェブコンテンツを解析する(ステップS43)。具体的には、解析部3はウェブコンテンツを解析することにより、ウェブコンテンツを表示するときのレイアウトを示すレイアウト情報を解析する。次に、解析部3はレイアウト情報を解析することにより、通信端末20でウェブコンテンツを表示するときのウェブコンテンツのレイアウト処理の負荷を推定する(ステップS44)。解析部3はウェブコンテンツと、ウェブコンテンツの解析の結果と、を決定部4に入力する。
次に、決定部4はウェブコンテンツの変更方法を決定する(ステップS45)。ここで決定部4がウェブコンテンツの変更方法を決定する方法について説明する。第2実施形態の決定部4がウェブコンテンツの変更方法を決定する方法を示すフローチャートは、第1実施形態の図4と同じなので図4を参照して説明する。
決定部4は上述の通信端末情報を取得する(ステップS21)。次に、決定部4は通信端末情報に応じてウェブコンテンツの処理負荷を低減するか否かを決定する(ステップS22)。
処理負荷を低減させる場合(ステップS22、Yes)、決定部4は解析部3がウェブコンテンツを解析することにより推定したウェブコンテンツの処理負荷を取得する(ステップS23)。次に、決定部4はウェブコンテンツの処理負荷に応じて、処理負荷を低減するためのウェブコンテンツの変更方法を決定する(ステップS24)。例えば通信端末20の画面サイズが第2閾値より小さい場合、決定部4はウェブコンテンツのトリミングや縮小を行う変更をすることを決定してもよい。
処理負荷を低減させない場合(ステップS22、No)、決定部4は通信端末情報に応じてウェブコンテンツをリッチ化するか否かを決定する(ステップS25)。リッチ化する場合(ステップS25、Yes)、決定部4はウェブコンテンツをリッチ化する変更方法に決定する(ステップS26)。例えば決定部4は通信端末20の画面サイズが第2閾値以上の場合、ウェブコンテンツを当該画面サイズに対応させた新しいスタイルシートを、ウェブコンテンツに追加することによりウェブコンテンツをリッチ化する変更を行うことを決定してもよい。
リッチ化しない場合(ステップS25、No)、決定部4はウェブコンテンツを変更しないことを決定する(ステップS27)。
次に、決定部4は変更方法を変更部5に通知する(ステップS28)。
図10に戻り、次に、変更部5は決定部4により決定された変更方法に応じてウェブコンテンツのレイアウト情報を変更する(ステップS46)。次に、通信部1は、変更部5により変更されたウェブコンテンツを通信端末20に送信する(ステップS47)。
以上のように、第2実施形態のコンテンツ提供装置10によれば、通信端末情報、及びウェブコンテンツに基づいてウェブコンテンツのレイアウト情報を柔軟に変更して通信端末20に提供することができる。これにより通信端末20におけるユーザビリティを向上することができる。
(第3実施形態)
次に第3実施形態について説明する。第3実施形態では、解析部3がウェブコンテンツにアニメーションが含まれているか否かを解析する場合について説明する。図11は第3実施形態のコンテンツ提供装置10の構成の例を示す図である。第3実施形態のコンテンツ提供装置10は通信部1、取得部2、解析部3、決定部4、変更部5、描画部6、及び生成部7を備える。第3実施形態のコンテンツ提供装置10の構成では、第1実施形態の構成に描画部6及び生成部7が追加されている。第3実施形態の説明では、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
解析部3はウェブコンテンツにアニメーションが含まれているか否かを解析する。ウェブコンテンツに含まれるアニメーションの形式は任意でよい。当該アニメーションは、例えばスクリプト言語を利用したアニメーション、CSS(Cascading Style Sheets)アニメーション、SVG(Scalable Vector Graphics)アニメーション、及びGIF(Graphics Interchange Format)アニメーション等である。
図12はCSS3アニメーションを使用したウェブコンテンツの例を示す図である。図12の例は、スタイルシートのanimationプロパティを用いることによりアニメーションを実現する例である。解析部3は、例えばスタイルシートを解析してanimationプロパティが設定されている場合、ウェブコンテンツにCSS3アニメーションが含まれていることを特定する。
図11に戻り、解析部3はウェブコンテンツと、ウェブコンテンツの解析の結果と、を決定部4に入力する。
決定部4は解析部3から解析の結果を受け付ける。また決定部4は通信部1から上述の通信端末情報を受け付ける。決定部4は通信端末情報に応じてウェブコンテンツの変更方法を決定する。決定部4は変更方法を変更部5に入力する。
ここで決定部4が通信端末情報に応じて決定するウェブコンテンツの変更方法の例について説明する。
決定部4は、例えば通信端末情報として、通信端末20がハードウェアデコーダを有するか否かを示す情報を取得する。そして決定部4は通信端末20がハードウェアデコーダを有する場合、ウェブコンテンツに含まれるアニメーションをハードウェアデコード可能な形式の動画に変換することを決定する。ハードウェアデコード可能な形式の動画は、例えばMPEG−4である。
また例えば、決定部4は通信部1を介して通信端末20にプローブパケットを送信してコンテンツ提供装置10と通信端末20との間のパケットロス率を通信端末情報として算出し、パケットロス率が第4閾値以上の場合、ウェブコンテンツを表示する通信端末20の処理が低減されるようにウェブコンテンツを変更することを決定してもよい。すなわち決定部4はネットワークの品質に応じて、ウェブコンテンツのアニメーションを、ハードウェアデコード可能な形式の動画ファイルに変更することを決定してもよい。なお、この場合、ウェブコンテンツのアニメーションよりも動画ファイルのデータ量の方が多い場合は、決定部4は動画ファイルに変更することを決定しない。
なお決定部4は動画ファイルのデータ量を、実際に生成された動画ファイルにより判断してもよい。この場合、動画ファイルの生成は後述の描画部6及び生成部7により行う。また決定部4は履歴情報を用いて動画ファイルのデータ量を推定してもよい。例えばウェブコンテンツのURLと、当該URLに含まれるアニメーションから変換された動画ファイルのデータ量と、を示す履歴情報から、ウェブコンテンツのURLに応じて動画ファイルのデータ量を推定してもよい。また決定部4はウェブコンテンツに含まれるアニメーションの形式に応じて動画ファイルのデータ量を推定してもよい。例えばGIFアニメーションの場合は動画ファイルのデータ量の方が大きい等である。また決定部4はウェブコンテンツに含まれるアニメーションの記述に応じて動画ファイルのデータ量を推定してもよい。例えばSVGアニメーションのSVG要素数に応じて動画ファイルのデータ量を推定してもよい。
また決定部4がネットワークの品質を評価する方法は、プローブパケットを使用したパケットロス率の算出による方法に限らず任意でよい。
変更部5は決定部4から変更方法を受け付ける。第3実施形態の変更方法は、ウェブコンテンツに含まれるアニメーションを変換する動画形式と、ウェブコンテンツに含まれる変換対象のアニメーションの指定と、を含む。変更部5は、決定部4により決定された変更方法に応じて、ウェブコンテンツのアニメーションを、ハードウェアデコード可能な形式の動画ファイルに変換し、当該動画ファイルを参照するようにウェブコンテンツを変更する。なお決定部4がウェブコンテンツに含まれるアニメーションの形式を変換しないことを決定した場合、変更部5はウェブコンテンツを変更しない。
変更部5はウェブコンテンツに含まれるアニメーションの形式を変更する場合、ウェブコンテンツの描画を開始させる描画命令を描画部6に送信する。
描画部6は変更部5から描画命令を受信すると、ウェブコンテンツを描画する。描画部6は、例えば通信端末20の画面サイズに応じたサイズの描画情報を記憶するためのバッファを有し、当該バッファにウェブコンテンツを描画する。なおバッファは、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスク、メモリカード等である。また描画部6は、例えばブラウザやUI(User Interface)テストツールにより実現してもよい。
生成部7は描画部6のバッファから描画情報を定期的に取得し、描画情報をエンコードして動画像情報(動画ファイル)を生成する。生成部7は、例えば33ミリ秒毎にバッファから描画情報を取得した場合は、30fpsの動画ファイルが生成される。描画部6がブラウザである場合、ブラウザの開発環境として用意されているAPIを利用して描画情報を定期的に取得してもよい。また生成部7は、avconvプログラムのようなビデオコンバータプログラムを利用して定期的に取得した描画情報を動画情報にエンコードしてもよい。
図13はCSS3アニメーションを動画ファイルの参照方式に変更した例を示す図である。図13は、図12のウェブコンテンツのCSSアニメーションを、HTML要素のvideoタグを利用して動画ファイルvideo.webmを参照する方式に変更した例を示す。
図11に戻り、ウェブコンテンツに含まれるアニメーションの形式を変更する場合、変更部5は生成部7により生成された動画ファイルを参照する方式にウェブコンテンツを変更する。変更部5は決定部4により決定された変更方法に応じて変更したウェブコンテンツを通信部1に入力する。
次に第3実施形態のコンテンツ提供方法について説明する。図14は第3実施形態のコンテンツ提供方法の例を示すフローチャートである。通信部1は通信端末20からウェブコンテンツの要求を受信する(ステップS61)。次に、取得部2はウェブコンテンツの要求に応じてサーバ装置30からウェブコンテンツを取得する(ステップS62)。
解析部3はウェブコンテンツを解析する(ステップS63)。具体的には、解析部3はウェブコンテンツにアニメーションが含まれているか否かを解析する。
決定部4はウェブコンテンツにアニメーションが含まれているか否かを判断する(ステップS64)。
アニメーションが含まれていない場合(ステップS64、No)、決定部4はウェブコンテンツを変更しないことを変更部5に通知する(ステップS67)。変更部5はウェブコンテンツを変更せずに通信部1を介して通信端末20に送信する(ステップS68)。
アニメーションが含まれている場合(ステップS64、Yes)、決定部4はウェブコンテンツの変更方法を決定する(ステップS65)。ここで決定部4がウェブコンテンツの変更方法を決定する方法について図15を参照して説明する。
図15は第3実施形態のウェブコンテンツの変更方法を決定する方法を示すフローチャートである。決定部4は上述の通信端末情報を取得する(ステップS81)。具体的には、決定部4は通信端末情報から、通信端末20がハードウェアデコーダを有するか否かを示す情報を取得する。次に、決定部4は通信端末20がハードウェアデコーダを有するか否かを判断する(ステップS82)。
ハードウェアデコーダを有さない場合(ステップS82、No)、ウェブコンテンツの変更をせずに処理を終了する。ハードウェアデコーダを有する場合(ステップS82、Yes)、処理はステップS83に進む。
決定部4はウェブコンテンツに含まれるアニメーションをハードウェアデコード可能な形式の動画に変換することが有効であるか否かを判断する(ステップS83)。
変換が有効でない場合(ステップS83、No)、ウェブコンテンツの変更をせずに処理を終了する。変換が有効でない場合は、例えばウェブコンテンツのアニメーションよりも動画ファイルのデータ量の方が多くなる場合である。
変換が有効である場合(ステップS83、Yes)、処理はステップS84に進む。変換が有効である場合は、例えばウェブコンテンツのアニメーションよりも動画ファイルのデータ量の方が少なくなる場合である。
描画部6はウェブコンテンツを描画する(ステップS84)。次に、生成部7は描画部6のバッファから描画情報を定期的に取得し(ステップS85)、描画情報をエンコードして動画像情報(動画ファイル)を生成する(ステップS86)。
図14に戻り、次に、変更部5は決定部4により決定された変更方法に応じてウェブコンテンツのアニメーションを、動画ファイルの参照方式に変更する(ステップS66)。次に、通信部1は、変更部5により変更されたウェブコンテンツを通信端末20に送信する(ステップS68)。
以上のように、第3実施形態のコンテンツ提供装置10によれば、通信端末情報、及びウェブコンテンツのアニメーションの形式に基づいて、ウェブコンテンツのアニメーションを動画ファイルに変更して通信端末20に提供することができる。これにより通信端末20がウェブコンテンツを表示するときの処理の負荷を下げることができ、ユーザビリティを向上することができる。
なお上述の説明では、アニメーションを動画ファイルに変換する場合について説明した。しかしながらアニメーション以外の描画処理負荷が高いウェブコンテンツを、動画ファイル以外のファイル形式に変換してもよい。当該ファイルは例えばPNG画像ファイル等である。
最後に第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置10のハードウェア構成の例について説明する。図16は第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置10のハードウェア構成の例を示す図である。第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置10は、制御装置71、主記憶装置72、補助記憶装置73、表示装置74、入力装置75、及び通信装置76を備える。制御装置71、主記憶装置72、補助記憶装置73、表示装置74、入力装置75、及び通信装置76は、バス77を介して互いに接続されている。コンテンツ提供装置10は上述のハードウェア構成を有する任意の装置でよい。例えばコンテンツ提供装置10はサーバ装置等である。
制御装置71は補助記憶装置73から主記憶装置72に読み出されたプログラムを実行する。主記憶装置72はROMやRAM等のメモリである。補助記憶装置73はHDD等である。表示装置74はコンテンツ提供装置10の状態等を表示する。入力装置75はユーザからの操作入力を受け付ける。通信装置76はコンテンツ提供装置10が通信端末20と通信するためのインタフェースである。
第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、メモリカード、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また、第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置10が実行するプログラムを、ダウンロードさせずにインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
また、第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置10のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1〜第2実施形態のコンテンツ提供装置10で実行されるプログラムは、上述した各機能ブロック(通信部1、取得部2、解析部3、決定部4、及び変更部5)を含むモジュール構成となっている。また第3実施形態のコンテンツ提供装置10で実行されるプログラムは、上述した各機能ブロック(通信部1、取得部2、解析部3、決定部4、変更部5、描画部6、及び生成部7)を含むモジュール構成となっている。当該各機能ブロックは、実際のハードウェアとしては、制御装置71が記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記各機能ブロックが主記憶装置72上にロードされる。すなわち、上記各機能ブロックは、主記憶装置72上に生成される。
なお、上述した各部(通信部1、取得部2、解析部3、決定部4、変更部5、描画部6、及び生成部7)の一部又は全部を、ソフトウェアにより実現せずに、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。
以上説明したように、第1〜第3実施形態のコンテンツ提供装置10によれば、ウェブコンテンツの変更方法を決定する上述の決定部4を備えることにより、通信端末情報、及びウェブコンテンツに基づいて、柔軟にウェブコンテンツを変更して通信端末20に提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば第1〜第3実施形態を組み合わせることにより、解析部3がウェブコンテンツに含まれるスクリプト情報、レイアウト情報、及びアニメーションを全て解析し、決定部4が通信端末情報、及びウェブコンテンツの解析の結果に基づいて変更方法を決定してもよい。この場合、変更部5は、スクリプト情報、レイアウト情報、及びアニメーションの全てについて変更してもよい。また変更部5は、ウェブコンテンツのスクリプト情報、レイアウト情報、及びアニメーションの変更について、優先度の最も高い変更を行うようにしてもよい。なお優先度は任意に定義してよい。
1 通信部(送信部/受信部)
2 取得部
3 解析部
4 決定部
5 変更部
6 描画部
7 生成部
10 コンテンツ提供装置
20 通信端末
30 ウェブサーバ装置
71 制御装置
72 主記憶装置
73 補助記憶装置
74 表示装置
75 入力装置
76 通信装置
77 バス

Claims (10)

  1. 通信端末からコンテンツの要求を受信する受信部と、
    前記通信端末から要求された前記コンテンツを解析する解析部と、
    前記解析部による解析の結果と、前記通信端末の性能又は状態を示す通信端末情報と、に基づいて前記コンテンツの変更方法を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された前記変更方法により前記コンテンツを変更する変更部と、
    前記変更部により変更された前記コンテンツを前記通信端末に送信する送信部と、
    を備えるコンテンツ提供装置。
  2. 前記決定部は、前記通信端末から前記通信端末情報を取得し、前記通信端末情報が第1条件を満たす場合、前記コンテンツをリッチ化すること又は前記コンテンツを変更しないことを決定し、前記通信端末情報が前記第1条件を満たさない場合、前記コンテンツを表示する前記通信端末の処理の負荷が低減されるように前記コンテンツを変更することを決定する
    請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
  3. 前記通信端末情報は、電池残量であり、
    前記第1条件は、前記電池残量が閾値より大きいことを示す条件である
    請求項2に記載のコンテンツ提供装置。
  4. 前記通信端末情報は、パケットロス率であり、
    前記第1条件は、前記パケットロス率が閾値より小さいことを示す条件である
    請求項2に記載のコンテンツ提供装置。
  5. 前記通信端末情報は、画面サイズであり、
    前記第1条件は、前記画面サイズが閾値より大きいことを示す条件である
    請求項2に記載のコンテンツ提供装置。
  6. 前記解析部は、前記コンテンツを解析することにより、前記コンテンツにスクリプト言語を使用した処理を示すスクリプト情報が含まれているか否かを特定し、
    前記決定部は、前記コンテンツに前記スクリプト情報が含まれている場合、前記スクリプト情報の一部又は全部を変換又は削除することを決定し、
    前記変更部は、前記コンテンツに含まれる前記スクリプト情報の一部又は全部を変換又は削除する
    請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
  7. 前記解析部は、前記コンテンツを解析することにより、前記コンテンツを表示するときのレイアウトを示すレイアウト情報を特定し、
    前記決定部は、前記コンテンツを表示する前記通信端末の処理の負荷が低減されるように前記レイアウト情報を変更することを決定し、
    前記変更部は、前記レイアウト情報を変更する
    請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
  8. 前記コンテンツを描画して描画情報を出力する描画部と、
    前記描画情報をエンコードして動画像情報を生成する生成部と、を更に備え、
    前記解析部は、前記コンテンツを解析することにより、前記コンテンツにアニメーションが含まれているか否かを特定し、
    前記決定部は、前記コンテンツにアニメーションが含まれている場合、前記アニメーションを前記動画像情報に変更することを決定し、
    前記変更部は、前記コンテンツに含まれる前記アニメーションを削除し、前記コンテンツから前記動画像情報を参照するように、前記コンテンツを変更する
    請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
  9. 受信部が、通信端末からコンテンツの要求を受信するステップと、
    解析部が、前記通信端末から要求された前記コンテンツを解析するステップと、
    決定部が、前記解析部による解析の結果と、前記通信端末の性能又は状態を示す通信端末情報と、に基づいて前記コンテンツの変更方法を決定するステップと、
    変更部が、前記決定部により決定された前記変更方法により前記コンテンツを変更するステップと、
    送信部が、前記変更部により変更された前記コンテンツを前記通信端末に送信するステップと、
    を含むコンテンツ提供方法。
  10. コンピュータを、
    通信端末からコンテンツの要求を受信する受信部と、
    前記通信端末から要求された前記コンテンツを解析する解析部と、
    前記解析部による解析の結果と、前記通信端末の性能又は状態を示す通信端末情報と、に基づいて前記コンテンツの変更方法を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された前記変更方法により前記コンテンツを変更する変更部と、
    前記変更部により変更された前記コンテンツを前記通信端末に送信する送信部、
    として機能させるためのプログラム。
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