JP2015163898A5 - ケース、および時計 - Google Patents

Description

この発明は、ケース、および時計に関する。

例えば、腕時計においては、特許文献１に記載されているように、腕時計ケースの内周面に鍔状の突起部を時計モジュールと同じ高さ位置で腕時計ケースの内側に向けて突出させて設け、この突起部の上側に見切り板を位置決めして配置すると共に、この鍔状の突起部の下側に中枠を位置決めして配置し、この中枠内に時計モジュールを位置決めすることが知られている。

このような腕時計は、腕時計ケース内に見切り板および中枠を位置決めするために、腕時計ケースに設けられた鍔状の突起部に位置決め孔を上下に貫通させて設け、この位置決め孔に見切り板の位置決め突起を上方から挿入すると共に、中枠の位置決め突起を下側から挿入することにより、腕時計ケース内に見切り板および中枠を位置決めするように構成されている。

この発明が解決しようとする課題は、モジュールの外径が制限されずに、見切り部材を内装部品に対して位置合わせすることができるケース、および時計を提供することである。

この発明は、内側に時計機能を有するモジュールが組み込まれ、内側に見切り板が取り付けられるケースであって、
前記ケースは上部ケースと下部ケースとで形成されており、
前記上部ケースには貫通孔が設けられており、
前記見切り板の突起部は、前記上部ケースに前記見切り板が取り付けられた状態において、前記貫通孔から突出するように挿入されており、
前記見切り板の前記突起部は、前記上部ケースに前記見切り板が取り付けられた状態において、前記モジュール上部まで延びる長さに設定されている、
ことを特徴とするケース。

この発明によれば、見切り部材を内装部品に対して正確に位置決めすることができる。

Claims (6)

1. 内側に時計機能を有するモジュールが組み込まれ、内側に見切り板が取り付けられるケースであって、
   前記ケースは上部ケースと下部ケースとで形成されており、
   前記上部ケースには貫通孔が設けられており、
   前記見切り板の突起部は、前記上部ケースに前記見切り板が取り付けられた状態において、前記貫通孔から突出するように挿入されており、
   前記見切り板の前記突起部は、前記上部ケースに前記見切り板が取り付けられた状態において、前記モジュール上部まで延びる長さに設定されている、
   ことを特徴とするケース。
2. 前記ケースの内側には、凹部が設けられた中枠が組み込まれ、
   前記凹部には、前記上部ケースに前記見切り板が取り付けられた状態において、前記貫通孔から突出した前記見切り板の前記突起部が挿入される、
   ことを特徴とする請求項１に記載のケース。
3. 前記上部ケースは突起部を備え、
   前記上部ケースの突起部は、前記上部ケースに前記見切り板が取り付けられた状態において、前記見切り部材の下部に配置され、
   前記貫通孔は、前記上部ケースの突起部に設けられている、
   ことを特徴とする請求項２に記載のケース。
4. 前記上部ケースは突起部を備え、
   前記上部ケースの突起部は、前記上部ケースに前記見切り板が取り付けられた状態において、前記中枠の上部に配置される、
   前記貫通孔は、前記上部ケースの突起部に設けられている、
   ことを特徴とする請求項２又は３に記載のケース。
5. 前記上部ケースの突起部は、鍔状に形成されていることを特徴とする請求項３乃至４の何れか一項に記載のケース。
6. 請求項１乃至５の何れか一項に記載のケースと、
   時計表示機能を有するモジュールと、
   を備えていることを特徴とする時計。