JP2015162799A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、補正光学系とこれを制御する手段とを設け、撮影者によって予め入力設定された移動被写体の速度と移動被写体までの速度に応じて、補正光学系を移動被写体の移動方向に駆動させることによって、流し撮りを実現するカメラがある(特許文献1参照)。
本発明の課題は、流し撮りのような効果を容易に得ることができる撮像装置を提供することである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置であって、前記撮影光学系はズームレンズを備え、前記流し撮り制御を行うか否かを選択可能な選択部を備え、前記選択部により前記流し撮り制御が選択されると、前記ズームレンズがワイド側に移動して、前記表示部の画角が設定画角からワイド画角に広がり、前記第1の時間は前記ワイド画角で前記スルー画を表示し、前記撮影画像は前記設定画角となること、を特徴とする撮像装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の撮像装置であって、前記第2の時間での撮影は、連写を行い、前記撮影画像は、前記連写された画像が合成されたものであること、を特徴とする撮像装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置であって、前記制御は、前記接触が開始された位置、前記接触が終了された位置、及び接触状態が保たれていた時間を基に、前記撮影画像を撮影する際の露光時間を算出すること、を特徴とする撮像装置である。
請求項5に記載の発明は、撮影光学系と、前記撮影光学系を通過した光を撮像する撮像部と、を備える撮像装置であって、前記撮像装置の振れを検出する振れ検出センサと、前記振れ検出センサの情報に基づいて前記撮像部に撮像される被写体像の像ブレを補正するように、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させるブレ補正駆動部と、移動物体が撮影範囲を移動する第1の時間において、前記移動物体の移動に伴った前記振れ検出センサの移動を検知した場合、前記第1の時間より後の、前記移動物体と同様の動きをする移動物体が前記撮影範囲を移動する第2の時間において、前記振れ検出センサの前記移動を基に演算された移動速度及び移動方向に、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させ、前記移動物体が撮影画像において所定位置に静止したように撮影される流し撮り制御を行う制御部と、を備える撮像装置である。
請求項6に記載の発明は、撮影光学系と、前記撮影光学系を通過した光を撮像する撮像部と、を備える撮像装置であって、前記撮像装置の振れを検出する振れ検出センサと、前記振れ検出センサの情報に基づいて前記撮像部に撮像される被写体像の像ブレを補正するように、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させるブレ補正駆動部と、移動物体が撮影範囲を移動する第1の時間において、前記撮像部により2つの画像を取得し、前記第1の時間より後の、前記移動物体と同様の動きをする移動物体が前記撮影範囲を移動する第2の時間において、前記2つの画像中の同一物体の位置の差、及び前記2つの画像を撮影した時間差より求めた移動速度及び移動方向に、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させ、前記移動物体が撮影画像において所定位置に静止したように撮影される流し撮り制御を行う制御部と、を備える撮像装置である。
なお、上記構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態を示す撮像装置1のブロック図である。
図1に示す通り、撮像装置1は、撮影用レンズ10と、ブレ検出センサ11と、絞り12と、撮像素子13と、手振れ補正駆動部14と、フラッシュメモリ15と、DRAM16と、記録媒体17と、表示部18と、タッチパネル19と、操作スイッチ20と、それらを統括的に制御する制御部21と、を備える。
絞り12は、レンズ10を通った被写体像光の撮像素子13への入射光量を調節する。
ブレ検出センサ11によって検出された振れ信号は制御部21に出力される。
制御部21は、振れ信号をもとに、撮像装置1の振れにより生じる像ブレを補正するためのブレ補正レンズ10bの駆動量を演算する。
なお、手振れ補正駆動部14として、本実施形態ではブレ補正レンズ10bを駆動する例について説明するがこれに限定されず、撮像素子13を駆動するものであってもよい。
そして手振れ補正駆動部14を介して、像ブレを打ち消すようにブレ補正レンズ10bを駆動させる。
フラッシュメモリ15は、データの書き込み機能および消去機能の両方を備え、電池からの電力供給が停止され、撮像装置1が電源オフ状態になった場合でも、書き込まれたデータが消去されないメモリである。
後述の被写体の移動方向及び速度等の情報は、フラッシュメモリ15もしくはDRAMに保存され撮影時に読み出される。
タッチパネル19は、例えば感圧式や静電容量式のタッチパネル19であり、ユーザが指等により画面に接触(画面を押圧)すると、その座標が制御部21に出力される。
また制御部21は、タッチパネル19に指が接触された場合、その位置の座標と、指が離れた場合、その位置の座標と、接触してから離れるまでの時間より、被写体の動き速度及び方向を算出する。
さらに制御部21は、被写体認識部21aを備え、撮像素子13により撮像された画像において、後述のように撮影者によって指でタッチされた画像を認識可能となっている。
「流し撮り」とは、本来、撮像装置1を被写体に合わせて移動させて撮影する撮影技術であり、被写体を静止させて見せるとともに背景をブレさせることにより、スピード感、躍動感の強調された写真画像を取得することができる技術である。
本明細書において、上記の流し撮りと同様な画像を、以下「流し撮り画像」と称し、「流し撮りモード」とは、この「流し撮り画像」を得ることができる撮影モードをいう。
まず、流し撮りモードが選択されると(ステップS1,Yes)、自動入力か手動入力が判断される(ステップS2)。
ここで、手動入力が選択されると(ステップS2,手動入力)、流し撮り画像を撮影するための、被写体の移動速度、移動方向等を入力する画面が表示部18に表示され、操作スイッチ20やタッチパネル19によって入力が可能となる。
図3はワイドなスルー画像が表示されている表示部18を示した図である。スルー画像の全体領域Bのうちの図中点線で囲まれた領域Aが、撮影者が意図する撮影画角である。
そうすると、制御部21は、タッチパネル19からの信号により撮影者の指が離れたタ位置情報(第2位置情報)を受信する(ステップS34)。
制御部21は、レンズ10から送られてきた情報をもとに移動物体Sでの距離を求め、さらに、移動速度、移動方向及び認識された被写体情報をもとに、最適な流し撮り効果を得られるような露光時間や絞り値を決定する(ステップS36)。
この撮影の際、制御部21は、手振れ補正駆動部14を介してブレ補正レンズ10bを記憶されている移動速度及び移動方向に合わせて移動させる。
これによって、撮像素子13に流し撮り画像が撮影される。
その後、ステップS36に進み、ステップS36以降は上述の自動入力の場合同様である。
(1)移動物体の移動速度や移動方向が自動又は手動で入力されると、その後、ブレ補正レンズが被写体撮影時に自動的に移動する。このため、撮影装置本体を移動させることなく、流し撮り画像を撮影することができる。したがって、三脚につけたまま、またリモコン等の遠隔操作でも流し撮り撮影を行うことができる。また無線技術と併せ持つことで遠隔操作でも流し撮りが可能である。
(2)移動物体をタッチパネル上で指でドラッグすることで、移動物体の移動速度や移動方向が自動的に求まるので、流し撮りのような効果を有する流し撮り画像を、容易に得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の撮像装置は、第1実施形態の撮像装置1と同一であるのでその説明は省略する。
図4は第2実施形態のフローチャートである。第1実施形態と第2実施形態との差は、第1実施形態のステップS31〜ステップS35の代わりに、ステップS51,52が存在する点であり、フローチャートのその他の点は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態によると、撮影者が移動物体の移動に合わせ第2実施形態では、自動入力が選択されると(ステップS2,自動入力)、撮影者が移動物体の移動に合わせて撮影装置を移動させる(撮影装置を振る)、制御部21は検出センサ11の振れを検知する(ステップS51)。そして、その振れより制御部21は、移動物体の移動速度及び移動方向を演算する(ステップS52)。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第2実施形態の撮像装置は、第1実施形態の撮像装置1と同一であるのでその説明は省略する。
図5は第3実施形態のフローチャートである。第3実施形態では、自動入力が選択されると(ステップS2,自動入力)、第1実施形態と第2実施形態との差は、第1実施形態のステップS31〜ステップS35の代わりに、ステップS61〜63が存在する点であり、フローチャートのその他の点は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
レリーズが押下されるのを検知すると(ステップS61,Yes)制御部21は、撮像素子13を動作させて2枚の画像撮像する(ステップS62)。
次いで、制御部21は、撮影された2枚における移動物体の位置の差より、移動物体の移動速度及び移動方向を演算する。
Claims (6)
- 撮影光学系と、前記撮影光学系を通過した光を撮像する撮像部と、を備える撮像装置であって、
前記撮像装置の振れを検出する振れ検出センサと、
前記振れ検出センサの情報に基づいて前記撮像部に撮像される被写体像の像ブレを補正するように、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させるブレ補正駆動部と、
前記撮像部により撮像された画像をスルー画として表示可能な表示部と、
前記表示部に設けられたタッチパネルと、を備え、
前記表示部に前記スルー画を表示させた状態で、移動物体が撮影範囲を移動する第1の時間において、前記移動物体の移動に伴った前記表示部への接触、前記表示部との接触状態を保ったままでの接触点の移動、及び前記接触の解除を検知した場合、
前記第1の時間より後の、前記移動物体と同様の動きをする移動物体が前記撮影範囲を移動する第2の時間において、
前記接触が開始された位置、前記接触が終了された位置、及び接触状態が保たれていた時間を基に演算された移動速度及び移動方向に、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させ、前記移動物体が撮影画像において所定位置に静止したように撮影される流し撮り制御を行う制御部と、
を備える撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記撮影光学系はズームレンズを備え、
前記流し撮り制御を行うか否かを選択可能な選択部を備え、
前記選択部により前記流し撮り制御が選択されると、前記ズームレンズがワイド側に移動して、前記表示部の画角が設定画角からワイド画角に広がり、
前記第1の時間は前記ワイド画角で前記スルー画を表示し、
前記撮影画像は前記設定画角となること、
を特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置であって、
前記第2の時間での撮影は、連写を行い、前記撮影画像は、前記連写された画像が合成されたものであること、
を特徴とする撮像装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置であって、
前記制御部は、
前記接触が開始された位置、前記接触が終了された位置、及び接触状態が保たれていた時間を基に、前記撮影画像を撮影する際の露光時間を算出すること、
を特徴とする撮像装置。 - 撮影光学系と、前記撮影光学系を通過した光を撮像する撮像部と、を備える撮像装置であって、
前記撮像装置の振れを検出する振れ検出センサと、
前記振れ検出センサの情報に基づいて前記撮像部に撮像される被写体像の像ブレを補正するように、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させるブレ補正駆動部と、
移動物体が撮影範囲を移動する第1の時間において、前記移動物体の移動に伴った前記振れ検出センサの移動を検知した場合、
前記第1の時間より後の、前記移動物体と同様の動きをする移動物体が前記撮影範囲を移動する第2の時間において、
前記振れ検出センサの前記移動を基に演算された移動速度及び移動方向に、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させ、前記移動物体が撮影画像において所定位置に静止したように撮影される流し撮り制御を行う制御部と、
を備える撮像装置。 - 撮影光学系と、前記撮影光学系を通過した光を撮像する撮像部と、を備える撮像装置であって、
前記撮像装置の振れを検出する振れ検出センサと、
前記振れ検出センサの情報に基づいて前記撮像部に撮像される被写体像の像ブレを補正するように、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させるブレ補正駆動部と、
移動物体が撮影範囲を移動する第1の時間において、前記撮像部により2つの画像を取得し、
前記第1の時間より後の、前記移動物体と同様の動きをする移動物体が前記撮影範囲を移動する第2の時間において、
前記2つの画像中の同一物体の位置の差、及び前記2つの画像を撮影した時間差より求めた移動速度及び移動方向に、前記撮影光学系の一部又は前記撮像部を移動させ、前記移動物体が撮影画像において所定位置に静止したように撮影される流し撮り制御を行う制御部と、
を備える撮像装置。
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