JP2015162685A - ノード検出システム及び方法及び仮想ノードの機能制御装置及び方法 - Google Patents

ノード検出システム及び方法及び仮想ノードの機能制御装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 仮想NW管理者が直接管理していないノードの仮想NWへの接続・離脱を動的に検知し、また、検知を契機としたノードへの機能追加・削除を可能とする。【解決手段】 本発明は、第1のノードが仮想NWに接続または、該仮想NWから離脱したことを検知し、検知情報を通知する該仮想NWへの接続点となる第2のノードと、第2のノードに接続される管理サーバと、を有し、管理サーバは、第2のノードで検知された検知情報に基づいて、仮想NWのトポロジ情報が格納されている仮想NWトポロジ情報記憶手段を更新する仮想NW振り分け情報検知手段と、仮想NWトポロジ情報記憶手段から取得した検知情報が、仮想NWに接続した第1のノードの情報に基づいて、確立された仮想リンクを介して、該第1のノードとの間で疎通確認を行い、疎通確認の結果を第2のノードに通知する仮想NW疎通状態検出手段と、を有する。【選択図】 図6

Description

本発明は、ノード検出システム及び方法及び仮想ノードの機能制御装置及び方法に係り、特に、物理ネットワーク(NW)上に構築される論理的なNWである仮想NWにおいて、各仮想NWへのノードの参加・離脱を検知するためのノード検出システム及び方法、及び、ノードの参加・離脱の検知を契機として、各ノードにおける機能を追加・削除する仮想ノードの機能制御装置及び方法に関する。
近年、コンピュータネットワークにおけるコスト削減の手段として、単一の物理NW上に、論理的なNWである仮想NWを構築するためのNW仮想化技術が普及している。NW仮想化技術を用いる事で、複数の仮想NWが単一の物理NWの資源を共有しながらも、あたかも各仮想NWが独立した専有のNWであるかのように見せる事ができる。
NWは、節点となるノードと、ノードを繋ぐリンクによって構成される。仮想NWは、物理ノードと物理リンクによって構成される物理NW上に仮想的に構築され、仮想ノードと仮想リンクを持つ。物理ノードは例えばサーバ、ルータ、端末などであり、物理リンクはイーサネット(登録商標)ケーブル、光ファイバなどである。仮想ノードは例えばハイパーバイザによって物理サーバ上に構築されるゲストOSなどの仮想マシン(VM:Virtual Machine)や仮想ルータなどであり、仮想リンクはVirtual LAN(VLAN)技術やGeneric Routing Encapsulation(GRE)プロトコルによって構築されるトンネルなどである。これらは一例であり、ノードおよびリンクには他にも様々な形態が存在する。
ここで、NW管理者がNWを適切に運用・管理し、NW性能の監視や障害対応などを行うためには、NWを構成するノードおよびリンクを把握し、NWの構成や状態を把握する必要がある。しかしながら、NWにおいては、NW利用者が所有するノードが新たにNWに接続される、といった事がしばしば起こるため、NWを構成するノードはNW管理者が管理している機器であるとは限らない。したがって、NW管理者がNWを構成する全てのノードおよびそれらを接続するリンクを直接把握し、運用・管理を行う事は難しい。
そこで、従来技術として、ネットワークを流れるパケットを収集、分析する事で、動的に物理NW構成の推定を行う技術などが存在する(例えば特許文献1)。
特開2010-68152 ネットワークトポロジ推定システム、ネットワークトポロジ推定方法及び記録媒体
しかしながら、運用・管理する対象のNWが仮想NWである場合、物理NW上には複数の仮想NWが存在しているため、例えば特許文献1などで用いられているMACアドレスやIPアドレスなどの情報のみでは、仮想NW管理者が仮想NWの構成や状態を把握することが困難であるといった課題がある。また、仮想NWの構成や状態が把握できないため、仮想ノードにおいて最適となる機能の追加・削除を動的に行う事が困難である、といった課題がある。
そこで本発明は、仮想NW管理者が直接管理していないノードの仮想NWへの接続・離脱を動的に検知し、仮想NWの構成を把握することが可能なノード検出システム及び方法、また、仮想NW管理者が直接管理していないノードの検知を契機とした仮想ノードへの機能追加・削除が可能な仮想ノードの機能制御装置及び方法を提供することを目的とする。
一態様によれば、物理ネットワーク(NW)上に構築される論理的なNWである仮想NWにおいて、仮想NW管理者が直接管理していないノード(以下、「第1のノード」と記す)の仮想NWへの接続または離脱を検出するためのノード検出システムであって、
前記第1のノードが前記仮想NWに接続または、該仮想NWから離脱したことを検知し、検知情報を通知する該仮想NWへの接続点となる第2のノードと、
前記第2のノードに接続される管理サーバと、
を有し、
前記管理サーバは、
前記第2のノードで検知された前記検知情報に基づいて、仮想NWのトポロジ情報が格納されている仮想NWトポロジ情報記憶手段を更新する仮想NW振り分け情報検知手段と、
前記仮想NWトポロジ情報記憶手段から取得した検知情報が、前記仮想NWに接続した第1のノードの情報に基づいて、確立された仮想リンクを介して、該第1のノードとの間で疎通確認を行い、疎通確認の結果を前記第2のノードに通知する仮想NW疎通状態検出手段と、を有するノード検出システムが提供される。
一態様によれば、仮想NWにおいて動的にノードの接続・離脱を検知することが可能となり、それによって仮想NW管理者の管理・運用の容易性・正確性が向上する。また、検知を契機としてノードの機能追加・削除を行うことが可能となり、それによって仮想NWおよび仮想NWが収容されている物理NWの性能が動的に向上し、NW利用者の利便性が向上する。
本発明の一実施の形態における物理NWの構成図である。 本発明の一実施の形態における仮想NW-Aの構成図である。 本発明の一実施の形態における仮想NW-Bの構成図である。 本発明の一実施の形態における利用者サーバを接続したNW構成図である。 本発明の一実施の形態における仮想マシンとの通信及び仮想NWへの通信の振り分けの仕組みを示す図である。 本発明の一実施の形態における管理サーバの構成例である。 本発明の一実施の形態における管理サーバのフローチャートである。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
本発明では、物理NWの構成や状態を動的に把握するために用いる事のできるMACアドレスやIPアドレスなどの情報と、Virtual LAN(VLAN)技術やGeneric Routing Encapsulation(GRE)プロトコルにおけるVLAN番号やGREキーなどの値とを組み合わせて仮想NWの振り分け情報として管理することで、仮想NWの構成や状態の動的な把握を可能とする。
それにより、仮想NWへの接続点となるノードにおいて、仮想NWに接続を行うための仮想リンクの構築状況を監視する(ノードの接続検知)。また、仮想NWにおいて、仮想リンクを通じた通信が可能かどうかを監視する(ノードの離脱検知)。また、仮想NWにおけるノードの接続・離脱が検知された際にその情報を集約し、仮想NWの構成・状態の再計算を行い保持する。その後その結果に応じて必要であれば仮想NW内のノードの機能を追加・削除する。
以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
まず、本発明に適用されるNW構成について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における物理NWの構成図である。
ここで物理NWとは物理資源の管理者が管理する物理ノードおよび物理リンクによって構成されるNWである。外部NW1とは外部のNW管理者が管理する別のNWであり、例えばインターネットである。管理サーバ110、ゲートウェイサーバ120および仮想ノード用サーバ130は、物理ノードであり、各物理ノードの間が実線で示す物理リンクで接続されている。本例では簡単のため各物理ノードが物理リンクによって直接接続されている形態において説明を行うが、これらのノードはスイッチやルータなどの別の物理ノードを介して接続されていても良い。
管理サーバ110は、仮想NW200への利用者ノードの接続・離脱を検知し、検知を契機として物理ノード・仮想ノードへの機能追加・削除の命令を行うためのノードである。ここでは管理サーバ110は一つの物理ノードであるとしているが、管理サーバ110の持つ機能はゲートウェイサーバ120や仮想ノード用サーバ130など、他の物理ノードの中に組み込まれていても良い。また、管理サーバ110は、物理NW外に存在し、物理NW100内のノードと通信を行うことで動作しても良い。
ゲートウェイサーバ120は、物理NW100および物理NW100上に構築される仮想NW200に利用者が接続する際の端点となるサーバである。ここでは簡単のためNW利用者は単一のゲートウェイサーバ120を介してのみ物理NW100および物理NW100上の仮想NW200に接続することが可能であるものとするが、ゲートウェイとなるノードは一つであるとは限らず、物理NW100内の他のノードが外部NW1と接続され、ゲートウェイとなるための機能を備えていれば、NW利用者はそれらのノードを介してNWに接続することが可能である。
複数の仮想ノード用サーバ130は、物理NW100上に構築される仮想NW200における仮想ノードを構築するためのノードであり、仮想ノード用サーバ130は、仮想ノード構築技術を用いる事で物理ノード上に複数の仮想ノードを構築することができる。仮想ノード構築技術は例えばハイパーバイザ技術、Kernel-based Virtual Machine技術などである。
図2、図3は、物理NW100上に構築された仮想NW200A,200Bの構成を示した図である。物理ノード上に仮想ノードである仮想マシン131〜131,132〜132が構築されており、これらの仮想マシン131間は物理リンク上に論理的に構築された仮想リンクで接続されている。仮想リンクはGREプロトコル、VLAN技術などの仮想リンク構築技術によって実現される。本例では前述の通り、仮想NW200A,200Bへの接続はゲートウェイサーバ120,120を通じて行われるものとする。なお、図2、図3において記述しているゲートウェイサーバ120,120は、図1のものと同一の物理ノードである。
図4は、外部NW1を通じてNW利用者が物理NWに利用者が所有するサーバである利用者サーバ2の接続を行った際の物理NWの構成を示した図である。本例では物理NW100への接続に外部NW1を経由しているが、必ずしも外部NW1を経由する必要はなく、ゲートウェイサーバ120に直接利用者サーバ2が接続されても良い。この時点で、利用者サーバ2に対して適切なアクセス権限が設定されていれば(例えば鍵情報の保持など)、利用者サーバ2はゲートウェイサーバ120を通じて物理NW100に接続することが可能となり、物理NW100のトポロジは変化する。しかし、利用者は仮想NW200Aおよび仮想NW200Bに接続することはできない。これは利用者サーバ2と仮想NW200A、200Bを接続する仮想リンクの設定が行われていないためである。したがって仮想NW200A、200Bのトポロジは変化しない。
図5は、仮想マシンとの通信および仮想NWへの通信の振り分けの仕組みを示した図である。図中のIPアドレス、MACアドレス、GRE、IPSecは、それぞれパケットへのIPアドレスの付与、MACアドレスの付与、GRE設定、IPSec設定といった通信に必要な処理が行われる機能を模式的に表したものであり、各ノードのそれぞれの箇所で適切な値が設定される事で通信が行われる。
同図に示す例では、利用者サーバ2とゲートウェイサーバ120の間、ゲートウェイサーバ120と各仮想マシン131a、131bの間はGREプロトコルによってGREトンネル3が設定されており、このGREトンネル3が仮想リンクとなる。また、ゲートウェイサーバ120は、IPSec通信(通信の安全性を高めるための暗号化技術)に必要な暗号鍵や、SPI(Security Pointer Index)などを利用者に対して払い出す機能を持つものとする。このとき、ゲートウェイサーバ120はNW利用者に払いだしたSPIの値を保持しておき、パケットを受信した際に受信パケットのSPIの値を見る事で、どの利用者からの通信であるかを区別する事ができる。これを利用し、ゲートウェイサーバ120の仮想NW振り分け部122では、仮想NW200Aの利用者からの接続であるのか、仮想NW200Bの利用者からの接続であるのかを区別し、適切な仮想リンクにパケットを振り分け、その情報を仮想NW振り分け情報保持部121に格納する。なお、仮想リンクの構築に用いられるプロトコルは他のプロトコルでもよく、仮想NWの振り分けのために使用する値は、他のプロトコルの値や独自に設定しパケットに含められた値でも良い。また、ゲートウェイサーバ120以外の機器を別に設置し、その機器が利用者に対して暗号鍵などの払い出しを行なっても良い。本例では簡単のためにゲートウェイサーバ120がこれらの機能を持つものとしている。
図6は、本発明の一実施の形態における管理サーバの構成例である。
同図は、仮想NW200へのノード接続・離脱を検知し、この検知を契機としてノードの機能追加・削除を行う管理サーバ110の構成を示したものである。
なお、以下では、仮想マシン131,132を仮想ノード、利用者サーバ2を、利用者ノードとして説明する。
管理サーバ110は、仮想NW振り分け情報検知部111、仮想NWトポロジ情報保持部112、仮想NW疎通状態検知部113、仮想NWノード機能再配置部114、利用者ノード性能検知部115、仮想NWノード機能情報保持部116を持つ。
管理サーバ110の持つ機能は一つの物理ノード上に全て存在している必要はなく、他の物理ノード上に分散していても良い。
仮想NW振り分け情報検知部111は、ゲートウェイサーバ120などの仮想NWへの接続点となるノードにおいて、利用者ノードを仮想NWに振り分けるための情報が生成された事を検知する機能部である。本例では、ゲートウェイサーバ120が利用者に払い出したSPI値と、そのSPI値に対応する仮想NWの対応表が仮想NW振り分け情報にあたり、ゲートウェイサーバ120はそれを払い出した際に、利用者サーバ2がどの仮想NW200に接続されるのかを仮想NW振り分け情報検知部111に送信する。また、利用者ノードからの仮想NW利用終了通知を受け取った場合などに、仮想NW振り分け情報を削除する場合にも、ゲートウェイサーバ120はそれを仮想NW振り分け情報検知部111に通知する。
仮想NWトポロジ情報保持部112では、現在の仮想NW200のトポロジ情報を保持しており、仮想NW振り分け情報検知部111から情報を受け取ると、仮想NW200に利用者ノードが接続されたものとして仮想NW200のトポロジを更新(追加)する。また、仮想NW振り分け情報の削除情報を受け取った場合には、仮想NW200から利用者ノードが離脱したものとして仮想NWのトポロジを更新(削除)する。
仮想NW疎通状態検知部113では、仮想NWトポロジ情報保持部112から取得した情報に基づいて、確立された仮想リンクを介して、例えば5分毎など定期的な間隔で、利用者ノードが接続している仮想NW200内の仮想ノードに、利用者ノードに対してpingを実施するよう命令を出す。ここで、pingを実施する仮想マシンとは、疎通状態検知のために専用の仮想マシンを立ち上げても良いし、仮想NWを構築する仮想マシンの一つを用いても良い。pingを実施する命令を受け取った仮想マシンは、pingを実施し、疎通が取れたか、取れなかったかを仮想NW疎通状態検知部113に通知する。この情報は、利用者ノードの離脱検知に用いる事ができる。例えば、仮想NW200において一定時間以上通信が不可能である利用者ノードがあった場合、それをゲートウェイサーバ120などに通知し、仮想NW振り分け情報を削除する。これによって、ゲートウェイサーバ120において、仮想NW振り分け情報検知を通じて利用者ノードの離脱が検知され、仮想NWトポロジが更新される。
以上のようにして、仮想NWへの利用者ノードの接続・離脱の検知が行われる。
仮想ノード機能情報保持部116は、仮想NW構成時に、仮想NW200内のノードが持つ機能情報が格納される。機能情報とは、例えば仮想ノードにインストールされているソフトウェアや、CPU性能、メモリ性能などである。仮想ノード機能情報保持部116は、保持している情報を仮想ノード機能再配置部114へ送信する、及び、仮想ノード機能再配置部114から受け取った情報にしたがって更新を行う。
利用者ノード性能検知部115は、仮想NWトポロジ情報保持部112で仮想NWトポロジ情報が更新されると、当該仮想NWトポロジ情報に基づいて、利用者ノードの性能情報(例えば、CPU、メモリ性能、利用者ノードの映像描画性能)を収集する。収集した情報は、仮想ノード機能再配置部114に送られる。
仮想ノード機能再配置部114では、利用者ノードの接続・離脱の検知に伴って、仮想ノードの機能の追加・削除を行う。ここで、仮想ノードの機能とは、例えば映像のエンコード機能を実現するソフトウェアモジュールなどである。映像配信を行う仮想NWにおいて、映像の再生を行う利用者ノードが接続された場合、例えば、利用者ノード性能検知部115から得られた利用者ノードの解像度、CPU利用率、メモリ量などの情報に基づいて、利用者ノードの映像描画性能を計算し、配信映像の再生が高負荷であった場合に、利用者ノードと接続されている仮想NW内のノードに映像のエンコード機能を持たせ、エンコード方式や解像度を変更して映像を配信することで、利用者が快適に映像を視聴することができる。このように、仮想ノード機能再配置部114では、現在の仮想ノードの機能、仮想NWのトポロジ、利用者ノードの性能などから計算を行い、仮想ノードに必要となる機能の再配置を行う。再配置の際にエラーなどがあった場合は、各仮想ノードはそれを仮想ノード機能再配置部114に通知し、エラーが無く再配置が成功した場合は、仮想ノード機能再配置部114はそれを仮想ノード機能情報保持部116に送信する。
以上のようにして、利用者ノードの接続・離脱の検知を契機としたノードへの機能追加・削除が行われる。
図7は利用者ノードの接続・離脱の検知を行い、接続・離脱が検知された場合に機能の再配置を行うまでの管理サーバの動作の流れを示したフローチャートである。なお、制御開始前に必要となるNW管理者が管理する情報の収集などについては省略している。具体的には初期仮想NWトポロジ情報の収集・保持、初期仮想ノード機能情報の収集・保持である。なお、フローチャートは一例であり、必ずしもこの順番に実行される必要はない。
ステップ101) ゲートウェイサーバ120において、仮想NW振り分け情報を監視する。なお、本例では、仮想NW振り分け情報をゲートウェイサーバ120で監視することとして説明するが、他の機器であってもよい。
ステップ102) 仮想NW振り分け情報の追加・削除の検知に基づいて利用者ノードの接続や離脱を検知するまで監視を行う。検知した場合はステップ103に移行する。
ステップ103) ゲートウェイサーバ120から仮想NW振り分け情報の追加・削除を通知された管理サーバ110の仮想NW振り分け情報検知部111は、利用者ノードの追加情報または利用者ノードの削除情報に基づいて、仮想NWトポロジ情報保持部112の情報を更新する。
ステップ104) 仮想NWトポロジ情報保持部112の情報が更新されると、仮想NW疎通状態検知部113は、仮想NWトポロジ情報保持部112で更新された情報に基づいて、pingによる疎通確認が必要な利用者ノードのリストを更新する。すなわち、新たな利用者ノードが接続された場合には、当該ノードをpingによる疎通確認が必要な利用者ノードのリストに追加し、利用者ノードが離脱した場合には、当該利用者ノードをpingによる疎通確認が必要な利用者ノードのリストから削除する。なお、疎通確認が必要な利用者ノードのリストは、当該管理サーバ110内のメモリ等の記憶手段に格納されるものとする。
ステップ105) 利用者ノード性能検知部115は、ステップ103,104の処理を経て利用者ノードリストに記録されている利用者ノードに対して、CPU、メモリ性能などを送信するよう要求を送信し、その情報を取得し、仮想ノード機能再配置部114に通知する。
ステップ106) 仮想ノード機能再配置部114は、仮想NWトポロジ情報保持部112から取得した仮想NWトポロジ情報と、利用者ノード性能検知部115から取得した情報に基づいて、現在のノードの機能及び利用者ノードの機能から最適となるノードの機能配備を計算する。仮想NWトポロジ情報による利用者ノードの接続・離脱の検知に伴って、仮想ノードの機能の追加・削除を行う。このとき、利用者ノード性能検知部115から得られた利用者ノードの性能(利用者ノードのCPU、メモリ性能等)に応じて再配置し、モジュールのインストール命令を仮想ノードに送信し、当該インストール命令に対するエラーメッセージが返却された場合には、再配置を行う。エラーメッセージが返却されなかった場合にはステップ107に移行する。
ステップ107) 仮想ノード機能再配置部114は、ステップ106において、エラーメッセージが返却されない場合には、その時点での再配置の情報として、仮想ノードにインストールされているソフトウェアやCPU性能、メモリ性能等の情報により仮想ノード機能情報保持部116の情報を更新し、ステップ101の監視状態に戻る。
以上のようにして、仮想NWにおいて動的にノードの接続・離脱を検知することが可能となり、それによって仮想NW管理者の管理・運用の容易性・正確性が向上する。また、検知を契機としてノードの機能追加・削除を行うことが可能となり、それによって仮想NWおよび仮想NWが収容されている物理NWの性能が動的に向上し、NW利用者の利便性が向上する。
なお、上記の図6に示す管理サーバ110の各構成要素の動作をプログラムとして構築し、管理サーバとして利用される物理NW100のコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
1 外部NW(ネットワーク)
2 利用者サーバ
3 GREトンネル
100 物理NW
110 管理サーバ
111 仮想NW振り分け情報検知部
112 仮想NWトポロジ情報保持部
113 仮想NW疎通状態検知部
114 仮想ノード機能再配置部
115 利用者ノード性能検知部
116 仮想ノード機能情報保持部
120,120,120,120 ゲートウェイサーバ
121 仮想NW振り分け情報保持部
122 仮想NW振り分け部
130 仮想ノード用サーバ
131,132 仮想マシン
200A、200B 仮想NW

Claims (8)

  1. 物理ネットワーク(NW)上に構築される論理的なNWである仮想NWにおいて、仮想NW管理者が直接管理していないノード(以下、「第1のノード」と記す)の仮想NWへの接続または離脱を検出するためのノード検出システムであって、
    前記第1のノードが前記仮想NWに接続または、該仮想NWから離脱したことを検知し、検知情報を通知する該仮想NWへの接続点となる第2のノードと、
    前記第2のノードに接続される管理サーバと、
    を有し、
    前記管理サーバは、
    前記第2のノードで検知された前記検知情報に基づいて、仮想NWのトポロジ情報が格納されている仮想NWトポロジ情報記憶手段を更新する仮想NW振り分け情報検知手段と、
    前記仮想NWトポロジ情報記憶手段から取得した検知情報が、前記仮想NWに接続した第1のノードの情報に基づいて、確立された仮想リンクを介して、該第1のノードとの間で疎通確認を行い、疎通確認の結果を前記第2のノードに通知する仮想NW疎通状態検出手段と、
    を有することを特徴とするノード検出システム。
  2. 前記仮想NW疎通状態検出手段は、
    前記疎通確認の結果、疎通が確認されない第1のノードについては、前記第2のノードに通知する手段を含む
    請求項1記載のノード検出システム。
  3. 物理ネットワーク(NW)上に構築される論理的なNWである仮想NWにおいて、仮想NW管理者が直接管理していないノード(以下、「第1のノード」と記す)の仮想NWへの接続または離脱を検出するためのノード検出方法であって、
    前記第1のノードが前記仮想NWに接続または、該仮想NWから離脱したことを検知し、検知情報を通知する該仮想NWへの接続点となる第2のノードと、
    前記第2のノードに接続される管理サーバと、
    を有するシステムにおいて、
    前記管理サーバが、前記第2のノードで検知された前記検知情報に基づいて、仮想NWのトポロジ情報が格納されている仮想NWトポロジ情報記憶手段を更新する仮想NW振り分け情報検知ステップと、
    前記仮想NWトポロジ情報記憶手段から取得した検知情報が、前記仮想NWに接続した第1のノードの情報に基づいて、確立された仮想リンクを介して、該第1のノードとの間で疎通確認を行い、疎通確認の結果を前記第2のノードに通知する仮想NW疎通状態検出ステップと、
    を行うことを特徴とするノード検出方法。
  4. 前記仮想NW疎通状態検出ステップにおいて、
    前記疎通確認の結果、疎通が確認されない第1のノードについては、前記第2のノードに通知する
    請求項3記載のノード検出方法。
  5. 物理ネットワーク(NW)上に構築される論理的なNWである仮想NWにおいて、仮想NW管理者が直接管理していないノード(以下、「第1のノード」と記す)の仮想NWへの接続または離脱を検出し、管理対象の仮想ノードへの機能の追加または削除を行うための仮想ノードの機能制御装置であって、
    仮想NWへの接続点となる第2のノードにおいて、前記仮想NWに接続または、該仮想NWから離脱した第1のノードを検知した検知情報に基づいて、仮想NWトポロジ情報記憶手段を更新する仮想NW振り分け情報検知手段と、
    前記仮想NWトポロジ情報記憶手段で更新された情報に基づいて、接続された第1のノードを疎通確認リストに追加し、離脱した第1のノードを該疎通確認リストから削除する疎通確認リスト更新手段と、
    前記第1のノードの性能情報を収集するノード性能情報収集手段と、
    前記仮想NWトポロジ情報記憶手段から取得した前記第1のノードのNWトポロジ情報と、前記性能情報に基づいて、前記仮想ノードの機能を再配置し、再配置の結果を仮想ノード機能情報記憶手段に格納する仮想ノード機能再配置手段と、
    を有することを特徴とする仮想ノードの機能制御装置。
  6. 前記仮想ノード機能再配置手段は、
    再配置を行う際に、仮想ノードに対して前記仮想ノードの機能に関するインストールを指示した結果、エラーがない場合のみ前記仮想ノード機能情報記憶手段に前記再配置の結果を格納する手段を含む
    請求項5記載の仮想ノードの機能制御装置。
  7. 物理ネットワーク(NW)上に構築される論理的なNWである仮想NWにおいて、仮想NW管理者が直接管理していないノード(以下、「第1のノード」と記す)の仮想NWへの接続または離脱を検出し、管理対象の仮想ノードへの機能の追加または削除を行うための仮想ノードの機能制御方法であって、
    仮想NWへの接続点となる第2のノードに接続される管理サーバが、
    仮想NWへの接続点となる第2のノードにおいて、前記仮想NWに接続または、該仮想NWから離脱した第1のノードを検知した検知情報に基づいて、仮想NWトポロジ情報記憶手段を更新する仮想NW振り分け情報検知ステップと、
    前記仮想NWトポロジ情報記憶手段で更新された情報に基づいて、接続された第1のノードを疎通確認リストに追加し、離脱した第1のノードを該疎通確認リストから削除する疎通確認リスト更新ステップと、
    前記第1のノードの性能情報を収集するノード性能情報収集ステップと、
    前記仮想NWトポロジ情報記憶手段から取得した前記第1のノードのNWトポロジ情報と、前記性能情報に基づいて、前記仮想ノードの機能を再配置し、再配置の結果を仮想ノード機能情報記憶手段に格納する仮想ノード機能再配置ステップと、
    を行うことを特徴とする仮想ノードの機能制御方法。
  8. 前記仮想ノード機能再配置ステップにおいて、
    再配置を行う際に、仮想ノードに対して前記仮想ノードの機能に関するインストールを指示した結果、エラーがない場合のみ前記仮想ノード機能情報記憶手段に前記再配置の結果を格納する
    請求項7記載の仮想ノードの機能制御方法。
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