JP2015162400A - Fuel battery stack - Google Patents
Fuel battery stack Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015162400A JP2015162400A JP2014037758A JP2014037758A JP2015162400A JP 2015162400 A JP2015162400 A JP 2015162400A JP 2014037758 A JP2014037758 A JP 2014037758A JP 2014037758 A JP2014037758 A JP 2014037758A JP 2015162400 A JP2015162400 A JP 2015162400A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- seal
- separator
- main body
- fuel cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Abstract
Description
本発明は、燃料電池、詳しくは、液体燃料を使用する燃料電池に備えられる燃料電池スタックに関する。 The present invention relates to a fuel cell, and more particularly to a fuel cell stack provided in a fuel cell using liquid fuel.
従来より、燃料電池に用いられるスタック構造として、電解質層と、電解質層の一方側に配置されたアノードと、電解質層の他方側に配置されたカソードとを有する単位セルが、セパレータを介して複数積層されるスタック構造が知られている。 Conventionally, as a stack structure used in a fuel cell, a plurality of unit cells having an electrolyte layer, an anode disposed on one side of the electrolyte layer, and a cathode disposed on the other side of the electrolyte layer are provided via a separator. Stack structures that are stacked are known.
このようなスタック構造においては、液体燃料がスタック構造内を通過することにより、起電力が生じて発電される。発電に使用された液体燃料は、スタック構造外に排出される。また、このようなスタック構造が用いられる燃料電池が搭載される電動車両は、排出された液体燃料を貯留する濃度調整タンクと、濃度調整タンクに液体燃料を供給する供給タンクとを備えている。そして、濃度調整タンクにおいて液体燃料の濃度が調整され、この濃度調整がされた液体燃料がスタック構造に供給される(例えば、特許文献1参照)。 In such a stack structure, liquid fuel passes through the stack structure, and an electromotive force is generated to generate power. The liquid fuel used for power generation is discharged out of the stack structure. An electric vehicle equipped with a fuel cell using such a stack structure includes a concentration adjustment tank that stores discharged liquid fuel, and a supply tank that supplies the liquid fuel to the concentration adjustment tank. Then, the concentration of the liquid fuel is adjusted in the concentration adjusting tank, and the adjusted liquid fuel is supplied to the stack structure (for example, see Patent Document 1).
しかるに、上記特許文献1に記載のスタック構造では、電動車両において濃度調整タンクおよび供給タンクを別途設ける必要があり、電動車両が大型化してしまうという不具合がある。
However, in the stack structure described in
そこで、本発明の目的は、省スペース化を図れる燃料電池スタックを提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to provide a fuel cell stack that can save space.
(1)上記目的を達成するために、本発明の燃料電池スタックは、固体電解質膜と固体電解質膜を挟んで対向配置される燃料側電極および酸素側電極とを備える複数の膜電極接合体と、互いに隣接する膜電極接合体の間に介在される複数のセパレータとを備えるセルスタックと、セルスタックと一体的に形成され、セルスタックに供給する液体燃料を貯留する燃料タンクと、を備えることを特徴としている。 (1) In order to achieve the above object, a fuel cell stack according to the present invention includes a plurality of membrane electrode assemblies including a solid electrolyte membrane and a fuel side electrode and an oxygen side electrode arranged to face each other across the solid electrolyte membrane. A cell stack including a plurality of separators interposed between adjacent membrane electrode assemblies, and a fuel tank formed integrally with the cell stack and storing liquid fuel supplied to the cell stack. It is characterized by.
このような構成によれば、燃料タンクは、セルスタックと一体的に形成される。 According to such a configuration, the fuel tank is formed integrally with the cell stack.
そのため、燃料タンクとセルスタックとを別々に形成する場合に比べて省スペース化を図れる。
(2)また、本発明の燃料電池スタックでは、セパレータが、膜電極接合体と対向する対向部と、対向部の下方に配置される開口部とを有し、燃料タンクの液体燃料貯留空間は、開口部が複数積層されることにより形成されることが好適である。
Therefore, space saving can be achieved as compared with the case where the fuel tank and the cell stack are formed separately.
(2) In the fuel cell stack of the present invention, the separator has a facing portion facing the membrane electrode assembly and an opening disposed below the facing portion, and the liquid fuel storage space of the fuel tank is It is preferable that a plurality of openings are stacked.
このような構成によれば、燃料タンクの液体燃料貯留空間は、セパレータの開口部が複数積層されることにより形成される。 According to such a configuration, the liquid fuel storage space of the fuel tank is formed by stacking a plurality of separator openings.
そのため、燃料タンクを容易に形成できる。 Therefore, the fuel tank can be easily formed.
本発明の燃料電池スタックによれば、省スペース化を図ることができる。 According to the fuel cell stack of the present invention, space saving can be achieved.
1.電動車両の全体構成
図1に示すように、電動車両1は、燃料電池3および動力用バッテリ30を選択的に動力源とするハイブリッド車両であって、燃料電池システム2を搭載している。
1. Overall Configuration of Electric Vehicle As shown in FIG. 1, the
燃料電池システム2は、燃料電池3と、燃料給排部4と、空気給排部5と、制御部6と、動力部7とを備えている。
The fuel cell system 2 includes a
なお、以下の説明において、電動車両1および燃料電池3に関し、方向について言及する場合には、電動車両1が水平面に配置されたときの方向を基準とし、具体的には、各図に示した矢印方向を基準とする。つまり、前後方向および左右方向が水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。
(1)燃料電池
燃料電池3は、詳しくは後述するが、液体燃料が直接供給される直接液体燃料形燃料電池であり、カチオン交換型燃料電池またはアニオン交換型燃料電池として構成されている。燃料電池3は、セルスタックの一例としての積層部8と、燃料タンクの一例としての濃度調整部9とを一体的に備えている。燃料電池3では、濃度調整部9に貯留されている液体燃料が積層部8に供給されるように構成されている。燃料電池3は、電動車両1の中央下側に配置されている。
(2)燃料給排部
燃料給排部4は、燃料電池3に液体燃料を供給するように構成され、電動車両1において燃料電池3の後側に配置されている。
In the following description, regarding the
(1) Fuel Cell The
(2) Fuel Supply / Discharge Unit The fuel supply / discharge unit 4 is configured to supply liquid fuel to the
燃料給排部4は、液体燃料を貯蔵するための燃料タンク10と、燃料タンク10から供給される液体燃料を濃度調整部9に供給するための第1燃料供給管11と、濃度調整部9に貯留する液体燃料を積層部8に供給するための第2燃料供給管12と、積層部8から排出される液体燃料を燃料電池3の濃度調整部9に供給するための還流管13と、を備えている。
The fuel supply / discharge unit 4 includes a
燃料タンク10は、電動車両1における後端部に配置され、略ボックス形状に形成されている。
The
燃料タンク10に貯蔵される液体燃料の燃料化合物としては、例えば、メタノールなどのアルコール類、ジメチルエーテルなどのエーテル類、ヒドラジン類などが挙げられ、好ましくは、アルコール類およびヒドラジン類が挙げられ、さらに好ましくは、ヒドラジン類が挙げられる。
Examples of the liquid fuel fuel compound stored in the
また、上記例示の液体燃料としては、上記の燃料化合物をそのまま用いてもよいが、上記例示の燃料化合物を、例えば、水および/またはアルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの低級アルコールなど)などの溶液として用いることができる。この場合、溶液中の燃料化合物の濃度は、燃料化合物の種類によっても異なるが、例えば、1〜90質量%、好ましくは、1〜30質量%である。 Further, as the above exemplified liquid fuel, the above fuel compound may be used as it is. However, the above exemplified fuel compound may be water and / or alcohol (for example, lower alcohol such as methanol, ethanol, propanol, isopropanol). Etc.). In this case, the concentration of the fuel compound in the solution varies depending on the type of the fuel compound, but is, for example, 1 to 90% by mass, preferably 1 to 30% by mass.
第1燃料供給管11は、燃料タンク10と燃料電池3とに接続するように設けられ、詳しくは、その一端部(後端部)が燃料タンク10の底壁に接続され、その他端部(前端部)が燃料電池3の濃度調整部9に接続されている。
The first fuel supply pipe 11 is provided so as to be connected to the
第2燃料供給管12は、積層部8と濃度調整部9とに接続するように設けられ、詳しくは、その一端部(上端部)が積層部8に接続され、その他端部(下端部)が燃料電池3の濃度調整部9に接続されている。
The second
還流管13は、積層部8と濃度調整部9とに接続するように設けられ、詳しくは、その一端部(前端部)が積層部8に接続され、その他端部(下端部)が濃度調整部9に接続されている。
The
これにより、燃料電池3、第2燃料供給管12および還流管13は、クローズドライン(閉流路)を構成する。具体的には、積層部8から排出される液体燃料が、還流管13を介して濃度調整部9に流れ、その後、濃度調整部9から排出される液体燃料が、第2燃料供給管12を介して積層部8に流れるように、クローズドライン(閉流路)が構成される。すなわち、燃料電池3では、循環する液体燃料が使用される。
Thereby, the
また、燃料給排部4には、液体燃料とガス(気体)とを分離するための気液分離器14と、気液分離器14で分離されたガスを排出するためのガス排出管15と、燃料電池3に液体燃料を輸送するための第1燃料輸送ポンプ16および第2燃料輸送ポンプ17とが設けられている。
The fuel supply / discharge unit 4 includes a gas /
気液分離器14は、燃料電池3の後上側において、還流管13の途中に介在されている。気液分離器14は、略ボックス形状に形成されており、その底壁に底部流通口18が2つ形成され、その後壁の上端部に上部流通口19が1つ形成されている。
The gas-
そして、気液分離器14は、2つの底部流通口18が還流管13に接続されることにより、還流管13に介装されている。これにより、気液分離器14は、その内部空間が、クローズドラインの一部を形成している。
The gas-
ガス排出管15は、上部流通口19と電動車両1の外部空間とを連通するように設けられ、詳しくは、その一端部(前端部)が上部流通口19に接続され、その他端部(後端部)が大気に開放されている。
The
第1燃料輸送ポンプ16は、第1燃料供給管11に介在されている。
The first
第1燃料輸送ポンプ16としては、例えば、ロータリーポンプ、ギヤポンプなどの回転式ポンプ、ピストンポンプ、ダイヤフラムポンプなどの往復式ポンプなど、公知の送液ポンプが挙げられる。
Examples of the first
第2燃料輸送ポンプ17は、第2燃料供給管12に介在されている。
The second
第2燃料輸送ポンプ17としては、例えば、第1燃料輸送ポンプ16と同様の公知の送液ポンプが挙げられる。
Examples of the second
第1燃料輸送ポンプ16および第2燃料輸送ポンプ17のそれぞれは、コントロールユニット27(後述)に電気的に接続されている(図1の破線参照)。これにより、コントロールユニット27(後述)からの制御信号が、第1燃料輸送ポンプ16および第2燃料輸送ポンプ17のそれぞれに入力され、コントロールユニット27(後述)が、第1燃料輸送ポンプ16および第2燃料輸送ポンプ17のそれぞれの駆動および停止を制御する。
Each of the first
さらに、燃料給排部4には、第1燃料供給管11を開閉するための燃料供給弁20と、ガス排出管15を開放するためのガス排出弁21とが設けられている。
Further, the fuel supply / discharge section 4 is provided with a
燃料供給弁20は、第1燃料供給管11に介在されており、燃料電池3の濃度調整部9と第1燃料供給管11の接続部分と、第1燃料輸送ポンプ16との間に配置されている。燃料供給弁20としては、例えば、電磁弁など、公知の開閉弁が挙げられる。
The
そして、燃料供給弁20が開放されることにより、燃料タンク10から濃度調整部9への液体燃料の供給が可能となり、燃料供給弁20が閉鎖されることにより、燃料タンク10から濃度調整部9への液体燃料の供給が規制される。
When the
ガス排出弁21は、ガス排出管15に介在されている。ガス排出弁21としては、例えば、電磁弁など、公知の開閉弁が挙げられる。
The
そして、ガス排出弁21が開放されることにより、気液分離器14からのガスの排出が可能となり、ガス排出弁21が閉鎖されることにより、気液分離器14からのガスの排出が規制される。
When the
燃料供給弁20およびガス排出弁21のそれぞれは、コントロールユニット27(後述)に電気的に接続されている(図1の破線参照)。これにより、コントロールユニット27(後述)からの制御信号が、燃料供給弁20およびガス排出弁21のそれぞれに入力され、コントロールユニット27(後述)が、燃料供給弁20およびガス排出弁21のそれぞれの開閉を制御する。
(3)空気給排部
空気給排部5は、空気を燃料電池3に供給するための空気供給管22と、燃料電池3から排出される空気を外部に排出するための空気排出管23とを備えている。
Each of the
(3) Air supply / discharge unit The air supply /
空気供給管22は、電動車両1の外部空間と燃料電池3とを連通するように設けられ、詳しくは、その一端部(前端部)が大気に開放され、他端部(後端部)が燃料電池3の積層部8に接続されている。
The
空気排出管23は、電動車両1の外部空間と燃料電池3とを連通するように設けられ、詳しくは、その一端部(前端部)が大気に開放され(ドレン)、他端部(後端部)が燃料電池3の積層部8に接続されている。
The
また、空気給排部5には、燃料電池3に空気を送るための空気供給ポンプ24が設けられている。
The air supply /
空気供給ポンプ24は、空気供給管22に介在されている。空気供給ポンプ24としては、例えば、エアコンプレッサなどの公知の送気ポンプが挙げられる。空気供給ポンプ24は、コントロールユニット27(後述)に電気的に接続されている(図1の破線参照)。これにより、コントロールユニット27(後述)からの制御信号が、空気供給ポンプ24に入力され、コントロールユニット27(後述)が、空気供給ポンプ24の駆動および停止を制御する。
The
さらに、空気給排部5には、空気供給管22を開閉するための空気供給弁25と、空気排出管23を開閉するための空気排出弁26とが設けられている。
Further, the air supply /
空気供給弁25は、空気供給管22に介在されており、空気供給ポンプ24と燃料電池3との間に配置されている。空気供給弁25としては、例えば、電磁弁など、公知の開閉弁が挙げられる。
The
そして、空気供給弁25が開放されることにより、燃料電池3への空気の供給が可能となり、空気供給弁25が閉鎖されることにより、燃料電池3への空気の供給が規制される。
When the
空気排出弁26は、空気排出管23に介在されている。空気排出弁26としては、例えば、電磁弁など、公知の開閉弁が挙げられる。
The
そして、空気排出弁26が開放されることにより、燃料電池3からの空気の排出が可能となり、空気排出弁26が閉鎖されることにより、燃料電池3からの空気の排出が規制される。
When the
空気供給弁25および空気排出弁26のそれぞれは、コントロールユニット27(後述)に電気的に接続されている(図1の破線参照)。これにより、コントロールユニット27(後述)からの制御信号が、空気供給弁25および空気排出弁26のそれぞれに入力され、コントロールユニット27(後述)が、空気供給弁25および空気排出弁26のそれぞれの開閉を制御する。
(4)制御部
制御部6は、燃料電池システム2を制御するためのコントロールユニット27を備えている。
Each of the
(4) Control Unit The
コントロールユニット27は、電動車両1における電気的な制御を実行するユニット(例えば、ECU:Electronic Control Unit)であり、CPU、ROMおよびRAMなどを備えるマイクロコンピュータから構成されている。
(5)動力部
動力部7は、燃料電池3から出力される電気エネルギーを電動車両1の駆動力として機械エネルギーに変換するためのモータ28と、モータ28に電気的に接続されるインバータ29と、モータ28による回生エネルギーを蓄電するための動力用バッテリ30と、DC/DCコンバータ31とを備えている。
The
(5) Power unit The power unit 7 includes a
モータ28は、電動車両1の前端部に配置されており、燃料電池3よりも前側に配置されている。モータ28としては、例えば、三相誘導電動機、三相同期電動機などの公知の三相電動機などが挙げられる。
The
インバータ29は、モータ28と燃料電池3との間に配置されている。インバータ29は、燃料電池3で発電された直流電力を交流電力に変換する装置であって、インバータ29としては、例えば、公知のインバータ回路が組み込まれた電力変換装置などが挙げられる。また、インバータ29は、配線により、燃料電池3およびモータ28にそれぞれ電気的に接続されるとともに、図示しないが、コントロールユニット27と電気的に接続されており、これにより、燃料電池3の発電を制御している。
The
動力用バッテリ30としては、例えば、ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池などの公知の二次電池などが挙げられる。また、動力用バッテリ30は、インバータ29と燃料電池3との間の配線に接続されている。これにより、動力用バッテリ30は、燃料電池3からの電力を蓄電可能、かつ、モータ28に電力を供給可能に構成されている。
Examples of the
DC/DCコンバータ31は、動力用バッテリ30と燃料電池3との間に配置されている。DC/DCコンバータ31は、燃料電池3の出力電圧を昇降圧する機能を有し、燃料電池3の電力および動力用バッテリ30の入出力電力を調整する機能を有している。
The DC / DC converter 31 is disposed between the
そして、DC/DCコンバータ31は、コントロールユニット27と電気的に接続されており(図1の破線参照)、これにより、コントロールユニット27から出力される出力制御信号の入力に応じて、燃料電池3の出力(出力電圧)を制御する。
The DC / DC converter 31 is electrically connected to the control unit 27 (see the broken line in FIG. 1), and accordingly, the
また、DC/DCコンバータ31は、配線により、燃料電池3および動力用バッテリ30にそれぞれ電気的に接続されるとともに、配線の分岐により、インバータ29に電気的に接続されている。
Further, the DC / DC converter 31 is electrically connected to the
これにより、DC/DCコンバータ31からモータ28への電力は、インバータ29において直流電力から三相交流電力に変換され、三相交流電力としてモータ28に供給される。
2.燃料電池の詳細
図2に示すように、燃料電池3は、スタック構造部40と、スタック構造部40を挟むように設けられる1対のカバー41とを備えている。スタック構造部40と1対のカバー41とが燃料電池スタックの一例を構成している。
As a result, power from the DC / DC converter 31 to the
2. Details of Fuel Cell As shown in FIG. 2, the
図3に示すように、スタック構造部40は、複数の膜電極接合体42と、複数のセパレータ43とを備えている。
As shown in FIG. 3, the
膜電極接合体42は、左右方向に延びる正面視略六角形状の略平板形状に形成されており、固体電解質膜の一例としての電解質層45と、電解質層45を挟んで前後方向に対向配置される燃料側電極としてのアノード電極46、および、酸素側電極としてのカソード電極47とを一体的に備えている。
The
電解質層45は、カチオン交換型の高分子電解質膜、または、アニオン交換型の高分子電解質膜から形成されている。電解質層45の膜厚は、例えば、10〜100μmである。
The
アノード電極46は、電解質層45の後面すべてにおいて、例えば、触媒を担持した触媒担体により層状に形成されている。なお、触媒担体を用いずに、触媒を、直接、アノード電極46として形成することもできる。アノード電極46の厚みは、例えば、10〜200μm、好ましくは、20〜100μmである。
The
カソード電極47は、電解質層45の前面すべてにおいて、例えば、アノード電極46と同様に、触媒を担持した触媒担体により層状に形成されている。カソード電極47の厚みは、例えば、10〜300μm、好ましくは、20〜150μmである。
The
セパレータ43は、前後方向において互いに隣接する膜電極接合体42の間に介在している。セパレータ43は、セパレータ本体50と、一対のセパレータシール51とを備えている。
The
セパレータ本体50は、膜電極接合体42よりも大きな正面視略矩形状の略平板形状に形成されている。セパレータ本体50は、本体積層部52と、本体濃度調整部53とを一体的に備えている。
The
本体積層部52は、セパレータ本体50において、下端部からやや上方の部分から上端部までの部分を形成している。すなわち、本体積層部52は、セパレータ本体50における下方部分を除いた部分である。本体積層部52の下端部には、本体側燃料供給口55と、本体側排気口56とが形成され、本体積層部52の上端部には、本体側燃料排出口57と、本体側酸素供給口58とが形成されている。
The main
本体側燃料供給口55は、本体積層部52の左下側端部に配置されている。本体側燃料供給口55は、正面視略台形状となるようにセパレータ本体50の厚み方向に貫通形成されており、右方に向かうについて上下方向の寸法が大きくなっている。
The main body side
本体側排気口56は、本体積層部52の右下側端部に配置されている。本体側排気口56は、正面視略台形状となるようにセパレータ本体50の厚み方向に貫通形成されており、左方に向かうについて上下方向の寸法が大きくなっている。
The main body
本体側燃料排出口57は、本体積層部52の右上側端部に配置されている。本体側燃料排出口57は、正面視略台形状となるようにセパレータ本体50の厚み方向に貫通形成されており、右方に向かうについて上下方向の寸法が大きくなっている。
The main body side
本体側酸素供給口58は、本体積層部52の左上側端部に配置されている。本体側酸素供給口58は、正面視略台形状となるようにセパレータ本体50の厚み方向に貫通形成されており、左方に向かうについて上下方向の寸法が大きくなっている。
The main body side
また、本体積層部52には、その前面に燃料流路形成領域A1が区画され、その後面に酸素流路形成領域A2が区画されている。
Further, the main body laminated
燃料流路形成領域A1は、本体積層部52の前面における中央部分に配置されている。燃料流路形成領域A1は、膜電極接合体42と略同一の形状およびサイズに区画され、具体的には、正面視略六角形状に区画されている。
The fuel flow path forming region A <b> 1 is disposed at the central portion on the front surface of the main body laminated
燃料流路形成領域A1には、燃料流路59が形成されている。燃料流路59は、燃料流路形成領域A1の前面から後方に向かって凹み、左右方向に延びる複数の溝部が左端部または右端部のいずれかにおいてつづら折り状に連続するように形成されている。
A
図5に示すように、酸素流路形成領域A2は、本体積層部52の後面における中央部分に配置されている。酸素流路形成領域A2は、膜電極接合体42と略同一の形状およびサイズに区画され、具体的には、正面視略六角形状に区画されている。
As shown in FIG. 5, the oxygen flow path forming region A <b> 2 is disposed at the central portion on the rear surface of the main body laminated
酸素流路形成領域A2には、酸素流路60が形成されている。酸素流路60は、酸素流路形成領域A2の後面から前方に向かって凹み、左右方向に延びる複数の溝部が左端部または右端部のいずれかにおいてつづら折り状に連続するように形成されている。
An
また、セパレータ本体50には、燃料用貫通穴61が形成されている。
The
燃料用貫通穴61は、前後方向(セパレータ43の厚み方向)に投影したときに、燃料流路形成領域A1の投影面の上方および下方に位置している。具体的には、下方の燃料用貫通穴61は、本体側燃料供給口55と燃料流路59の下端部とを連通させるように、セパレータ本体50を貫通して形成されている。また、上方の燃料用貫通穴61は、本体側燃料排出口57と燃料流路59の上端部とを連通させるように、セパレータ本体50を貫通して形成されている。また、図5では図示されないが、セパレータ本体50には、酸素流路形成領域A2の投影面の上方および下方に位置し、セパレータ本体50を貫通する酸素用貫通穴が形成されている。
The fuel through
本体濃度調整部53は、セパレータ本体50において、下方部分を形成している。本体濃度調整部53は、本体積層部52と一体的に形成されている。本体濃度調整部53には、本体側開口部65が形成されている。
The main body
本体側開口部65は、本体濃度調整部53のほぼ全域にわたって形成されている。本体側開口部65は、正面視矩形状となるようにセパレータ本体50の厚み方向に貫通形成されており、左右方向に延びている。
The main body side opening 65 is formed over substantially the entire area of the main body
セパレータシール51は、図5に示すように、セパレータ本体50の前面および後面に密着固定されている。図3に示すように、セパレータシール51は、シール積層部70と、シール濃度調整部71とを備えている。
As shown in FIG. 5, the
シール積層部70は、セパレータシール51において、下端部からやや上方の部分から上端部までの部分を形成している。すなわち、シール積層部70は、セパレータシール51における下方部分を除いた部分である。シール積層部70は、拡散層72と、シール部分73とを一体的に備えている。
The seal lamination
拡散層72は、例えば、カーボンペーパーあるいはカーボンクロスなどが、必要によりフッ素処理されている硬質のガス透過性材料から形成され、膜電極接合体42と略同一の形状およびサイズに形成されている。具体的には、拡散層72は、シール積層部70の中央部分に配置されており、正面視略六角形状の平板形状に形成されている。また、拡散層72は、燃料流路形成領域A1の前面、または、酸素流路形成領域A2の後面に対して対向配置されている。
The
シール部分73は、例えば、ゴムなどの弾性を有する材料から形成されており、拡散層72の周囲を囲むように設けられ、拡散層72の周端部に接合されている。また、拡散層72は、その前後方向長さ(厚み)が、拡散層72の前後方向長さ(厚み)よりも長くなるように形成されている。
The
シール部分73の下端部には、シール側燃料供給口75と、シール側排気口76とが形成され、シール部分73の上端部には、シール側燃料排出口77と、シール側酸素供給口78とが形成されている。
A seal-side
シール側燃料供給口75は、シール部分73の左下側端部に配置されている。シール側燃料供給口75は、正面視略台形状となるようにセパレータシール51の厚み方向に貫通形成されており、右方に向かうについて上下方向の寸法が大きくなっている。シール側燃料供給口75は、セパレータ本体50の本体側燃料供給口55と前後方向において重複しており、本体側燃料供給口55と同様の形状およびサイズに形成されている。
The seal-side
シール側排気口76は、シール部分73の右下側端部に配置されている。シール側排気口76は、正面視略台形状となるようにセパレータシール51の厚み方向に貫通形成されており、左方に向かうについて上下方向の寸法が大きくなっている。シール側排気口76は、セパレータ本体50の本体側排気口56と前後方向において重複しており、本体側排気口56と同様の形状およびサイズに形成されている。
The seal-
シール側燃料排出口77は、シール部分73の右上側端部に配置されている。シール側燃料排出口77は、正面視略台形状となるようにセパレータシール51の厚み方向に貫通形成されており、右方に向かうについて上下方向の寸法が大きくなっている。シール側燃料排出口77は、セパレータ本体50の本体側燃料排出口57と前後方向において重複しており、本体側燃料排出口57と同様の形状およびサイズに形成されている。
The seal-side
シール側酸素供給口78は、シール部分73の左上側端部に配置されている。シール側酸素供給口78は、正面視略台形状となるようにセパレータシール51の厚み方向に貫通形成されており、左方に向かうについて上下方向の寸法が大きくなっている。シール側酸素供給口78は、セパレータ本体50の本体側酸素供給口58と前後方向において重複しており、本体側酸素供給口58と同様の形状およびサイズに形成されている。
The seal-side
シール濃度調整部71は、セパレータシール51において、下方部分を形成している。シール濃度調整部71は、シール積層部70と一体的に形成されている。シール濃度調整部71には、シール側開口部80が形成されている。
The seal
シール側開口部80は、シール濃度調整部71のほぼ全域にわたって形成されている。シール側開口部80は、正面視略矩形状となるようにセパレータシール51の厚み方向に貫通形成されており、左右方向に延びている。シール側開口部80は、セパレータ本体50の本体側開口部65と前後方向において重複しており、本体側開口部65と同様の形状およびサイズに形成されている。
The
そして、図5に示すように、膜電極接合体42とセパレータ43とが、前後方向に交互に並ぶように積層されることで、スタック構造部40が構成される。なお、セパレータ本体50の本体積層部52と、セパレータシール51のシール積層部70とが対向部の一例を構成している。
As shown in FIG. 5, the
図2に示すように、1対のカバー41は、スタック構造部40における最前のセパレータ43の前面側、および、スタック構造部40における最後のセパレータ43の後面側に設けられている。1対のカバー41のそれぞれは、正面視略矩形状の略平板形状に形成され、セパレータ43と同一のサイズに形成されている。
As shown in FIG. 2, the pair of
前側のカバー41には、図2に示すように、第1燃料排出部91と、第1燃料供給部92と、排気部93と、第2燃料排出部94と、酸素供給部95とが設けられている。
As shown in FIG. 2, the
第1燃料排出部91は、前側のカバー41の左下端部に設けられている。第1燃料排出部91は、前後方向に延びる略円筒形状に形成されている。第1燃料排出部91は、前側のカバー41を前後方向に貫通している。第1燃料排出部91の前端部は、図1に示す第2燃料供給管12の下端部と連続している。
The first
第1燃料供給部92は、前側のカバー41の中央よりやや下方の左端部に設けられている。第1燃料供給部92は、前後方向に延びる略円筒形状に形成されている。第1燃料供給部92は、前側のカバー41を前後方向に貫通している。第1燃料供給部92の前端部は、図1に示す第2燃料供給管12の上端部と連続している。
The first
排気部93は、前側のカバー41の中央よりやや下方の右端部に設けられている。排気部93は、前後方向に延びる略円筒形状に形成されている。排気部93は、前側のカバー41を前後方向に貫通している。排気部93の前端部は、図1に示す空気排出管23の後端部に連続している。
The
第2燃料排出部94は、前側のカバー41の右上端部に設けられている。第2燃料排出部94は、前後方向に延びる略円筒形状に形成されている。第2燃料排出部94は、前側のカバー41を前後方向に貫通している。第2燃料排出部94の前端部は、図1に示す還流管13の前端部に連続している。
The second
酸素供給部95は、前側のカバー41の左上端部に設けられている。酸素供給部95は、前後方向に延びる略円筒形状に形成されている。酸素供給部95は、前側のカバー41を前後方向に貫通している。酸素供給部95の前端部は、空気供給管22の後端部に連続している。
The
後側のカバー41の後下端部には、第2燃料供給部100および第3燃料供給部101が形成されている。
A second
第2燃料供給部100は、前後方向に延びる略円筒形状に形成され、後側のカバー41を前後方向に貫通している。第2燃料供給部100の後端部は、図1に示す第1燃料供給管11の前端部に連続している。
The second
第3燃料供給部101は、前後方向に延びる略円筒形状に形成され、後側のカバー41を前後方向に貫通している。第3燃料供給部101の後端部は、図1に示す還流管13の下端部に連続している。
The third
図5に示すように、前側のカバー41とそれに隣接するセパレータ本体50との間には、セパレータシール51に代えて前側シール部材98が介在されており、後側のカバー41とそれに隣接するセパレータ本体50との間には、セパレータシール51に代えて前側後側シール部材99が介在されている。
As shown in FIG. 5, a
そして、一対のカバー41が、スタック構造部40の前面および後面を挟むように配置されることで、燃料電池3において、燃料貯留室90と、燃料供給路96と、燃料排出路97とが形成されている。
Then, by arranging the pair of
燃料貯留室90は、燃料電池3の下方部分、すなわち、積層部8の真下において、前後方向に延びるように形成されている。詳しくは、燃料電池3の下方部分において、セパレータ本体50の本体側開口部65、および、セパレータシール51のシール側開口部80が前後方向に積層して互いに連通することで液体燃料貯留空間が区画されている。そして、液体燃料貯留空間の前方および後方を覆うようにして、前側のカバー41の下方部分がスタック構造部40の前方部分を覆い、後側のカバー41の下方部分がスタック構造部40の後方部分を覆うことにより燃料貯留室90が形成されている。燃料貯留室90は、上下方向に投影したときに、スタック構造部40の投影面内に収まっている。燃料貯留室90は、下方側の燃料用貫通穴61と連続している。また、燃料貯留室90は、第1燃料排出部91、第2燃料供給部100および第3燃料供給部101と連続している。
なお、セパレータ本体50の本体側開口部65と、セパレータシール51のシール側開口部80とが開口部の一例を構成している。
The
The main body side opening 65 of the
燃料供給路96は、燃料電池3の中央部よりやや下方の左端部において、前後方向に延びるように形成されている。詳しくは、燃料供給路96は、セパレータ本体50の本体側燃料供給口55、および、セパレータシール51のシール側燃料供給口75が前後方向に積層して互いに連通し、前側のカバー41の中央部よりやや下方部分が前方部分を覆い、後側のカバー41の中央部よりやや下方部分が後方部分を覆うことにより形成されている。燃料供給路96は、下方側の燃料用貫通穴61と連続している。また、燃料供給路96は、第1燃料供給部92と連続している。
The
燃料排出路97は、燃料電池3の右上端部において、前後方向に延びるように形成されている。詳しくは、燃料排出路97は、セパレータ本体50の本体側燃料供給口55、および、セパレータシール51のシール側燃料供給口75が前後方向に積層して互いに連通し、前側のカバー41の上方部分が前方部分を覆い、後側のカバー41の上方部分が後方部分を覆うことにより形成されている。燃料排出路97は、上方側の燃料用貫通穴61と連通している。また、燃料排出路97は、第2燃料排出部94と連続している。
The
また、図5には図示されないが、スタック構造部40の左上端部において、セパレータ本体50の本体側酸素供給口58、および、セパレータシール51のシール側酸素供給口78が前後方向に互いに連通し、前側のカバー41の上方部分が前方部分を覆い、後側のカバー41の上方部分が後方部分を覆うことにより、酸素供給路が形成されている。酸素供給路は、図示しない酸素用貫通穴および酸素供給部95と連通している。また、スタック構造部40の中央よりやや下方の右端部において、セパレータ本体50の本体側排気口56、および、セパレータシール51のシール側排気口76が前後方向に互いに連通し、前側のカバー41の中央部よりやや下方部分が前方部分を覆い、後側のカバー41の中央部よりやや下方部分が後方部分を覆うことにより、酸素排気路が形成されている。酸素排気路は、図示しない酸素用貫通穴および排気部93と連通している。
Although not shown in FIG. 5, the main body side
図2および図3に示すように、燃料電池3において、前側のカバー41の下方部分を除く部分と、複数の膜電極接合体42と、複数の本体積層部52と、複数のシール積層部70と、後側のカバー41の下方部分を除く部分とにより、上記した積層部8が形成されている。また、前側のカバー41の下方部分と、複数の本体濃度調整部53と、複数のシール濃度調整部71と、後側のカバー41の下方部分とにより、上記した濃度調整部9が形成されている。
3.発電動作
次いで、電動車両1における発電について説明する。
As shown in FIGS. 2 and 3, in the
3. Power Generation Operation Next, power generation in the
電動車両1では、図1に示すように、発電動作時において、まず、コントロールユニット27からの制御信号により、燃料供給弁20、ガス排出弁21、空気供給弁25および空気排出弁26が開放されるとともに、第1燃料輸送ポンプ16、第2燃料輸送ポンプ17および空気供給ポンプ24が駆動される。
In the
そうすると、燃料タンク10に貯蔵される液体燃料が、第1燃料輸送ポンプ16の駆動によって第1燃料供給管11を通過し、さらに、図5に示すように、第2燃料供給部100から燃料貯留室90に供給される。燃料貯留室90には、後述するように、気液分離器14で分離された液体成分が供給されている。そして、燃料貯留室90において、液体燃料の濃度調整が行われる。すなわち、燃料貯留室90では、濃度調整された液体燃料が貯留される。その後、燃料供給弁20は閉じられ、燃料貯留室90内の液体燃料の濃度に応じて適宜開閉される。
Then, the liquid fuel stored in the
そして、濃度調整された液体燃料は、図1に示すように、第2燃料輸送ポンプ17の駆動によって、第2燃料供給管12を通過する。さらに、液体燃料は、図5に示すように、第1燃料供給部92から燃料供給路96に供給される。
The liquid fuel whose concentration has been adjusted passes through the second
燃料供給路96に供給された液体燃料は、下方側の各燃料用貫通穴61を通過して、各燃料流路59(燃料流路形成領域A1)の下端部に供給される。
The liquid fuel supplied to the
燃料流路59に供給された液体燃料は、拡散層72の後面と接触しながら、燃料流路59に沿って左右方向を交互に移動しつつ上方に向かって移動され、上方側の各燃料用貫通穴61に到達する。
The liquid fuel supplied to the
すると、液体燃料は、上方側の各燃料用貫通穴61を通過して、燃料排出路97に供給される。
Then, the liquid fuel passes through each upper fuel through
燃料排出路97に供給された液体燃料は、第2燃料排出部94を通過して燃料電池3から排出される。そして、液体燃料は、図1に示すように、還流管13を介して、気液分離器14に供給される。
The liquid fuel supplied to the
気液分離器14では、燃料電池3から排出された液体燃料に含まれる液体成分と気体成分とが分離される。そして、液体成分は、還流管13および第3燃料供給部101を介して、再度、燃料貯留室90に供給される。一方、気体成分は、ガス排出管15を介して電動車両1の外部に排出される。
In the gas-
また、図1に示すように、空気供給ポンプ24の駆動により、空気供給管22に電動車両1の外部から酸素、具体的には、空気が取り込まれ、その空気が、空気供給管22を通過し、さらに、図2に示す酸素供給部95から図示しない酸素供給路に供給される。
Further, as shown in FIG. 1, by driving the
酸素供給路に供給された空気は、上方側の酸素用貫通穴を通過して、図5に示すように、各酸素流路60(酸素流路形成領域A2)の上端部に供給される。 The air supplied to the oxygen supply path passes through the upper oxygen through hole and is supplied to the upper end portion of each oxygen channel 60 (oxygen channel formation region A2) as shown in FIG.
酸素流路60に供給された空気は、拡散層72の前面と接触しながら、酸素流路60に沿って左右方向を交互に移動しつつ下方に向かって移動され、下方側の酸素用貫通穴に到達する。
The air supplied to the
すると、空気は、下方側の各酸素用貫通穴を通過して、酸素排気路に供給される。 Then, the air passes through the lower oxygen through holes and is supplied to the oxygen exhaust passage.
酸素排気路に供給された空気は、図2に示す排気部93を通過して、図1に示すように、空気排出管23から電動車両1の外部に排出される。
The air supplied to the oxygen exhaust passage passes through the
このとき、液体燃料がメタノールである場合、スタック構造部40では、下記のように発電が行なわれる。すなわち、メタノールが供給されたアノード電極46では、メタノール(CH3OH)と、カソード電極47における反応(後述)で生成した水酸化物イオン(OH−)とが反応して、二酸化炭素(CO2)および水(H2O)が生成するとともに、電子(e−)が発生する(下記反応式(1)参照。)。
At this time, when the liquid fuel is methanol, the
また、アノード電極46で発生した電子(e−)は、図示しない外部回路を経由してカソード電極47へ供給される。また、生成した水(H2O)は、電解質層45を通過して、アノード電極46からカソード電極47へ移動する。
The electrons (e − ) generated at the
そして、カソード電極47では、電子(e−)と、水(H2O)と、供給された空気中の酸素(O2)とが反応して、水酸化物イオン(OH−)が生成する(下記反応式(2)参照。)。生成した水酸化物イオン(OH−)は、アニオン交換膜からなる電解質層45を、カソード電極47からアノード電極46へ移動する。
In the
このようなアノード電極46およびカソード電極47において、連続的に電気化学的反応が生じ、スタック構造部40全体として下記反応式(3)で表わされる反応が生じる。これにより、燃料電池3では、起電力が生じ発電される。
(1) CH3OH+6OH−→CO2+5H2O+6e− (アノード電極46での反応)
(2) O2+2H2O+4e−→4OH− (カソード電極47での反応)
(3) CH3OH+3/2O2→CO2+2H2O (スタック構造部40全体での反応)
また、液体燃料がヒドラジンである場合、スタック構造部40では、下記反応式(4)〜(6)で表される反応が生じ、燃料電池3の発電が行なわれる。
(4) N2H4+4OH−→N2+4H2O+4e− (アノード電極46での反応)
(5) O2+2H2O+4e−→4OH− (カソード電極47での反応)
(6) N2H4+O2→N2+2H2O (スタック構造部40全体での反応)
4.作用効果
(1)この燃料電池3によれば、図1に示すように、積層部8と濃度調整部9とが一体的に形成される。具体的には、図3に示すように、セパレータ本体50においては、本体積層部52と本体濃度調整部53とが一体的に形成される。また、セパレータシール51においては、シール積層部70とシール濃度調整部71とが一体的に形成される。
In the
(1) CH 3 OH + 6OH − → CO 2 + 5H 2 O + 6e − (reaction at the anode electrode 46)
(2) O 2 + 2H 2 O + 4e − → 4OH − (reaction at the cathode electrode 47)
(3) CH 3 OH + 3 / 2O 2 → CO 2 + 2H 2 O (reaction in the entire stack structure 40)
When the liquid fuel is hydrazine, reactions expressed by the following reaction formulas (4) to (6) occur in the
(4) N 2 H 4 + 4OH − → N 2 + 4H 2 O + 4e − (reaction at the anode electrode 46)
(5) O 2 + 2H 2 O + 4e − → 4OH − (reaction at the cathode electrode 47)
(6) N 2 H 4 + O 2 → N 2 + 2H 2 O (reaction in the entire stack structure 40)
4). Action Effect (1) According to the
そのため、積層部8と濃度調整部9とを別々に形成する場合に比べて省スペース化を図れる。
Therefore, space saving can be achieved as compared with the case where the stacked portion 8 and the
また、濃度調整部9は、積層部8の真下に配置される。
Further, the
そのため、濃度調整部9に貯留する液体燃料を積層部8に供給するための第2燃料供給管12を短くできる。
Therefore, the second
さらに、濃度調整部9の温度、すなわち、燃料貯留室90に貯留される液体燃料の温度と、積層部8の温度との差を小さくできる。
Furthermore, the difference between the temperature of the
その結果、積層部8の温度調整を容易に行うことができる。
(2)また、この燃料電池3によれば、図5に示すように、燃料電池3の下方部分において、セパレータ本体50の本体側開口部65、および、セパレータシール51のシール側開口部80が前後方向に積層して互いに連通することで液体燃料貯留空間が区画される。そして、液体燃料貯留空間の前方および後方を覆うようにして、前側のカバー41の下方部分がスタック構造部40の前方部分を覆い、後側のカバー41の下方部分がスタック構造部40の後方部分を覆うことにより燃料貯留室90が形成される。
As a result, the temperature of the laminated portion 8 can be easily adjusted.
(2) Also, according to the
そのため、液体燃料貯留空間および燃料貯留室90を容易に形成できる。
5.変形例
上記実施形態では、燃料電池3において、積層部8の真下に濃度調整部9が配置される構成としたが、燃料電池3において濃度調整部9を燃料タンク10とすることもできる。この場合、濃度調整部9は別途設けてもよく、また、設けなくてもよい。
Therefore, the liquid fuel storage space and the
5. In the above-described embodiment, the
このような構成にすれば、電動車両1において一層省スペース化を図れる。
With such a configuration, further space saving can be achieved in the
3 燃料電池
8 積層部
9 濃度調整部
40 燃料電池スタック
42 膜電極接合体
43 セパレータ
45 電解質層
46 アノード電極
47 カソード電極
52 本体積層部
65 本体側開口部
70 シール積層部
80 シール側開口部
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記セルスタックと一体的に形成され、前記セルスタックに供給する液体燃料を貯留する燃料タンクと、を備えることを特徴とする、燃料電池スタック。 A plurality of membrane electrode assemblies comprising a solid electrolyte membrane and a fuel-side electrode and an oxygen-side electrode opposed to each other across the solid electrolyte membrane, and a plurality of separators interposed between the membrane electrode assemblies adjacent to each other A cell stack comprising:
A fuel cell stack, comprising: a fuel tank formed integrally with the cell stack and storing liquid fuel supplied to the cell stack.
前記膜電極接合体と対向する対向部と、
前記対向部の下方に配置される開口部とを有し、
前記燃料タンクの液体燃料貯留空間は、前記開口部が複数積層されることにより形成されることを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池スタック。 The separator is
A facing portion facing the membrane electrode assembly;
An opening disposed below the facing portion;
The fuel cell stack according to claim 1, wherein the liquid fuel storage space of the fuel tank is formed by stacking a plurality of the openings.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014037758A JP2015162400A (en) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | Fuel battery stack |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014037758A JP2015162400A (en) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | Fuel battery stack |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015162400A true JP2015162400A (en) | 2015-09-07 |
Family
ID=54185364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014037758A Pending JP2015162400A (en) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | Fuel battery stack |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015162400A (en) |
-
2014
- 2014-02-28 JP JP2014037758A patent/JP2015162400A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011146160A (en) | Fuel-cell stack and fuel-cell vehicle | |
JP5312830B2 (en) | Fuel cell and fuel cell vehicle | |
JP2019061939A (en) | Fuel cell | |
JP2015162400A (en) | Fuel battery stack | |
JP5248286B2 (en) | Fuel cell system | |
JP6334931B2 (en) | Fuel cell system | |
JP5623225B2 (en) | vehicle | |
JP6378508B2 (en) | Fuel cell system | |
JP6411793B2 (en) | Fuel cell system | |
JP6247040B2 (en) | Fuel cell system | |
JP2015185234A (en) | Fuel battery system | |
JP2015170563A (en) | fuel cell system | |
JP2016051521A (en) | Fuel cell system | |
JP2019153371A (en) | Fuel cell | |
JP2012174525A (en) | Fuel cell system | |
JP5765966B2 (en) | Fuel cell system | |
JP2014127458A (en) | Fuel cell | |
JP2016122497A (en) | Fuel cell system | |
JP2010129305A (en) | Fuel cell system | |
JP6363935B2 (en) | Fuel cell system | |
JP2016051612A (en) | Fuel cell system | |
JP6510339B2 (en) | Fuel cell system | |
JP2014191978A (en) | Fuel cell | |
JP2016091705A (en) | Fuel battery | |
JP2016012515A (en) | Fuel battery |