JP2015162008A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印影照合が複数回実施される場面において、登録印影をより望ましい方向で表示させることが可能な、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】登録印影の画像を取得する登録印影取得部と、取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得する印影照合履歴情報取得部と、取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる表示制御部と、を備える、情報処理装置。【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、銀行では、銀行に届け出されている印影である登録印影を例えばスキャナで読み取り、電子データとして管理する印鑑照合システムが導入されている。この印鑑照合システムでは、行員はPC(Personal Computer)等の表示画面において登録印影と、各種申込書などに捺印された印影(被照合印影)とを見比べることにより、被照合印影の照合作業を行うことができる。
また、印鑑照合システムにおける照合作業をより容易化させることを目的として、各種の方法が提案されている。例えば、特許文献1には、直前の撮影画像の表示時における回転方向を取得し、取得された回転方向を新たな撮影画像の回転方向として決定し、表示部に表示する技術が記載されている。また、特許文献2には、印影のデータから、印影を構成する罫線を認識して罫線の数を数え、そして、各罫線が印影の中心線から傾いている角度を算出する技術が記載されている。また、特許文献3には、登録印影と被照合印影が最も重なり合うように被照合印影を平行移動及び回転させることにより、2つの印影の一致度を算出する技術が記載されている。
特開2012−120055号公報 特開平8−212343号公報 特開2001−297327号公報
ところで、一つの登録印影に対して印影照合が複数回実施される場面に上記の技術を適用することを想定すると、上記の技術では、登録印影は毎回同じ方向で表示される。このため、例えば登録印影が傾いた方向で登録されている場合など、印影照合の1回目において登録印影が傾いた方向で表示される場合には、印影照合の2回目以降でも登録印影は同様に傾いた方向で表示されてしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、印影照合が複数回実施される場面において、登録印影をより望ましい方向で表示させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、登録印影の画像を取得する登録印影取得部と、取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得する印影照合履歴情報取得部と、取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる表示制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記印影照合の履歴情報は、前記登録印影の画像、または前記登録印影の画像に対して照合された被照合印影の画像が印影照合時において回転された回転角度の履歴情報であってもよい。
前記印影照合の履歴情報は、前記登録印影の画像に対して照合された複数の被照合印影の画像を含んでもよい。
前記複数の被照合印影の画像は、印影照合時において前記登録印影と同印であると判定された複数の印影の画像であってもよい。
前記情報処理装置は、前記印影照合履歴情報取得部により取得された前記複数の被照合印影の画像の、前記登録印影の画像に対する傾きを算出する傾き算出部と、前記傾き算出部により算出された前記複数の被照合印影の画像の傾きに基づいて前記登録印影の回転角度を決定する回転角度決定部と、をさらに備え、前記表示制御部は、前記回転角度決定部により決定された前記登録印影の回転角度だけ前記登録印影の画像を回転させて表示させてもよい。
前記回転角度決定部は、前記傾き算出部により算出された前記複数の被照合印影の画像の傾きの平均値に応じた値を前記登録印影の回転角度として決定してもよい。
前記複数の被照合印影の画像の傾きの平均値に応じた値は、前記複数の被照合印影の画像の傾きのうち外れ値以外の傾きの平均値であってもよい。
前記外れ値は、前記複数の被照合印影の画像の傾きの大きさが昇順に並べられた際の、第1の順位以下の順位の傾き、および前記第1の順位よりも後の第2の順位以上の順位の傾きを含んでもよい。
前記回転角度決定部は、前記印影照合履歴情報取得部により取得された前記複数の被照合印影の画像の枚数が所定の枚数より少ない場合には、前記登録印影の回転角度を0度に決定してもよい。
前記回転角度決定部は、前記傾き算出部により算出された前記複数の被照合印影の画像の傾きの中に所定の閾値以上の傾きが含まれている場合には、前記登録印影の回転角度を所定の回転角度に決定し、算出された前記複数の被照合印影の画像の傾きの中に前記所定の閾値以上の傾きが含まれていない場合には、前記登録印影の回転角度を0度に決定してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、登録印影の画像を取得する登録印影取得部と、取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得する印影照合履歴情報取得部と、取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる表示制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、登録印影の画像を取得するステップと、取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得するステップと、取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させるステップと、を備える、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、登録印影の画像を取得する登録印影取得部と、取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得する印影照合履歴情報取得部と、取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる表示制御部、として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、印影照合が複数回実施される場面において、登録印影をより望ましい方向で表示させることができる。
本発明の各実施形態に共通する情報処理システムの構成例を示した説明図である。 本発明の比較例による印鑑照合画面の表示例を示した説明図である。 本発明の第1の実施形態によるDBサーバ10の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による登録印影テーブル124の構成例を示した説明図である。 同実施形態による依頼書テーブル126の構成例を示した説明図である。 同実施形態による照合履歴テーブル128の構成例を示した説明図である。 同実施形態による依頼書印影の相対傾きの算出例を示した説明図である。 同実施形態による登録印影の回転角度の決定例を示した説明図である。 同実施形態による印鑑照合画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による全体的な動作を示したフローチャートである。 同実施形態による登録印影回転角度の決定処理の動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による登録印影の回転角度の決定例を示した説明図である。 本発明の各実施形態に共通するDBサーバ10のハードウェア構成を示した説明図である。 本発明の変形例による登録印影回転角度の決定処理の動作を示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてオペレータ端末20aおよびオペレータ端末20bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、オペレータ端末20aおよびオペレータ端末20bを特に区別する必要が無い場合には、単にオペレータ端末20と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.情報処理システムの基本構成
1−1.基本構成
1−2.本発明の比較例
2.実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
3.ハードウェア構成
4.変形例
<<1.情報処理システムの基本構成>>
<1−1.基本構成>
本発明は、一例として「2−1.第1の実施形態」〜「2−2.第2の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、本発明の各実施形態に共通する情報処理システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1に示したように、各実施形態に共通する情報処理システムは、DBサーバ10、およびオペレータ端末20を含む。
[1−1−1.DBサーバ10]
DBサーバ10は、本発明における情報処理装置の一例である。このDBサーバ10は、登録印影の画像を管理するための装置である。また、DBサーバ10は、オペレータ端末20から受信される印影照合の照合結果を管理する。
[1−1−2.オペレータ端末20]
オペレータ端末20は、銀行に勤務するオペレータにより印影照合業務に利用される端末である。例えば、オペレータは、オペレータ端末20に表示される登録印影、および依頼書の画像に含まれる依頼書印影を見比べることにより依頼書印影を照合し、そして、照合結果を入力する。なお、依頼書印影は、本発明における被照合印影の一例である。また、依頼書は、例えば口座振替申込書などの、顧客が銀行に対して各種の手続きを依頼するための書類である。
なお、オペレータ端末20は、例えば、表示画面を表示するためのディスプレイ、銀行内に設けられた専用網等に接続するためのネットワークインターフェース、および、マウスなどの、ユーザが入力を行うための入力装置などを有する。オペレータ端末20は、例えば、PCであってもよい。
<1−2.本発明の比較例>
ここで、本発明の特徴を明確に示すために、本発明の比較例について説明する。図2は、本発明の比較例による印鑑照合画面の表示例(印鑑照合画面30a)を示した説明図である。図2に示したように、印鑑照合画面30は、例えば登録印影300、依頼書印影302、照合イメージ304、および依頼書イメージ306を含む。ここで、登録印影300には、顧客の口座開設時に口座番号に対応づけて登録された印影(登録印影)が表示される。また、依頼書印影302には、依頼書イメージ306に含まれる印影308が拡大して表示される。また、依頼書イメージ306には、依頼書が例えばスキャナにより読み取られた画像が表示される。
また、照合イメージ304には、オペレータの印影照合作業のために、登録印影300と依頼書印影302とが重ね合わされた画像が表示される。なお、本発明の比較例および後述する本発明の実施形態では、例えば印影が円形である場合など、一つの印影だけからは、当該印影の絶対的な方向を自動的に特定することが不可能または困難である場合を想定している。つまり、一つの印影に対する別の印影の相対的な傾きのみ算出可能である場合を想定している。
[1−2−1.課題の整理]
上述したように、照合イメージ304は、登録印影300の表示方向と同じになるように依頼書印影302が回転され、両印影が重ね合されることにより生成される。このため、図2に示したように、仮に登録印影300が傾いて(正位置に対して回転して)登録されている場合には、照合イメージ304も傾いて表示されてしまう。従って、オペレータは印影照合を行い辛くなるという問題点がある。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明によるDBサーバ10を創作するに至った。本発明によるDBサーバ10は、印影照合が複数回実施される場面において、登録印影をより望ましい方向で表示させることが可能である。以下、このような本発明の各実施形態について順次詳細に説明する。
<<2.実施形態の詳細な説明>>
<2−1.第1の実施形態>
[2−1−1.構成]
まず、第1の実施形態による構成について詳細に説明する。図3は、第1の実施形態によるDBサーバ10の構成を示した機能ブロック図である。図3に示したように、DBサーバ10は、制御部100、通信部120、および記憶部122を有する。
(2−1−1−1.制御部100)
制御部100は、DBサーバ10に内蔵される、後述するCPU(Central Processing Unit)150、RAM(Random Access Memory)154などのハードウェアを用いて、DBサーバ10の動作を全般的に制御する。また、図3に示したように、制御部100は、登録印影取得部102、印影照合履歴情報取得部104、傾き算出部106、回転角度決定部108、および表示制御部110を有する。
(2−1−1−2.登録印影取得部102)
登録印影取得部102は、例えば後述する印影照合履歴情報取得部104により、後述する依頼書テーブル126から口座番号が取得された場合に、取得された口座番号に対応する登録印影の画像を登録印影テーブル124から取得する。
ここで、図4を参照して、登録印影テーブル124の構成例について説明する。図4に示したように、登録印影テーブル124では、口座番号1240と、登録印影イメージ1242とが対応づけて記録される。口座番号1240には、顧客の口座を一意に識別するための番号である口座番号が記録される。また、登録印影イメージ1242には、口座開設時に口座番号に対応づけて登録された登録印影の画像が記録される。
例えば、図4の1レコード目に示したデータは、「1234567」という口座番号に対応づけて、印字が「武田」であり、上下方向に関してほぼ逆さまの状態である登録印影の画像が記録されている例を示している。
(2−1−1−3.印影照合履歴情報取得部104)
印影照合履歴情報取得部104は、登録印影取得部102により取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を、後述する記憶部122から取得する。
‐履歴情報取得例1‐
例えば、印影照合履歴情報取得部104は、印影照合の履歴情報として、登録印影の画像に対して照合された複数の依頼書印影の画像を依頼書テーブル126から取得する。
ここで、図5を参照して、依頼書テーブル126の構成例について説明する。図5に示したように、依頼書テーブル126では、依頼書No1260、帳票ID1262、口座番号1264、依頼書イメージ1266、および依頼書印影位置1268が対応づけて記録される。ここで、依頼書No1260には、顧客により銀行に提出された依頼書を一意に識別するための番号が記録される。また、帳票ID1262には、該当の依頼書の帳票種別を識別するための番号が記録される。また、口座番号1264には、該当の依頼書に記載されている口座番号が記録される。また、依頼書イメージ1266には、該当の依頼書がスキャナにより読み取られた画像が記録される。また、依頼書印影位置1268には、該当の依頼書イメージにおいて依頼書印影が位置する座標が記録される。
例えば、図5の1レコード目に示したデータは、依頼書Noとして「1001」が割り当てられた依頼書に関するデータであり、当該依頼書の帳票IDは「0100」であり、当該依頼書に「1234567」という口座番号が記載されており、かつ、依頼書イメージにおいて(100、20)の位置に依頼書印影が位置していることを示している。
‐履歴情報取得例2‐
また、印影照合履歴情報取得部104は、印影照合の履歴情報として、登録印影の画像、または依頼書印影の画像が印影照合時において回転された回転角度の履歴情報を、後述する照合履歴テーブル128から取得する。例えば、印影照合履歴情報取得部104は、登録印影に対する依頼書印影の相対的な傾き、つまり、印鑑照合画面において登録印影の表示方向と合せるように依頼書印影が回転された角度が符号が反転された値の履歴情報を照合履歴テーブル128から取得する。
ここで、図6を参照して、照合履歴テーブル128の構成例について説明する。図6に示したように、照合履歴テーブル128では、依頼書No1280、照合結果1282、および相対傾き1284が対応づけて記録される。ここで、照合結果1282には、印影照合時において例えばオペレータにより判定された、依頼書印影が登録印影と同印であるか否かの判定結果が記録される。また、相対傾き1284には、後述する傾き算出部106により算出された、登録印影に対する依頼書印影の相対的な傾きの角度が記録される。
例えば、図6の1レコード目に示したデータは、依頼書Noとして「1001」が割り当てられた依頼書に関するデータであり、当該依頼書に含まれる依頼書印影と登録印影との照合結果は「同印」であり、また、登録印影に対する依頼書印影の相対的な傾きとして「−170度」が算出されたことを示している。
(2−1−1−4.傾き算出部106)
傾き算出部106は、印影照合履歴情報取得部104により取得された複数の依頼書印影に関して、登録印影の画像に対する相対的な傾きを算出する。
ここで、図7を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図7は、登録印影に対する依頼書印影の相対的な傾きの算出例を示した説明図である。図7に示したように、例えば、傾き算出部106は、印影照合回目320ごとに、登録印影300に対する依頼書印影302の相対傾き322を算出する。一例として、図7では、照合回目が「1回目」の場合には、依頼書印影の相対的な傾きとして「−170度」が算出された例を示している。
なお、傾き算出部106は、登録印影に対する依頼書印影の相対的な傾きを、例えば以下の「算出例1」または「算出例2」の方法により算出することが可能である。
‐算出例1‐
例えば、傾き算出部106は、まず、登録印影および依頼書印影に関して、印影を構成する複数の印字の罫線を認識し、そして、両印影に含まれる各罫線の対応関係を特定する。そして、傾き算出部106は、登録印影に含まれる一つの罫線に対して、依頼書印影に含まれる、対応する罫線のなす角度を、依頼書印影の相対的な傾きとして算出する。
‐算出例2‐
または、傾き算出部106は、登録印影と依頼書印影とが一致するように依頼書印影を回転させ、そして、両印影が一致したときの依頼書印影の回転角度の符号が反転された値を、依頼書印影の相対的な傾きとして算出する。
また、上述したように、傾き算出部106は、算出した依頼書印影の相対傾きを照合履歴テーブル128に記録することが可能である。
(2−1−1−5.回転角度決定部108)
‐回転角度決定例1‐
回転角度決定部108は、印影照合履歴情報取得部104により取得された複数の依頼書印影の傾きに基づいて、後述する表示制御部110による登録印影の表示時に登録印影が回転される角度(以下、登録印影の回転角度と称する)を決定することが可能である。
例えば、回転角度決定部108は、印影照合履歴情報取得部104により取得された複数の依頼書印影の傾きの平均値に応じた値を登録印影の回転角度として決定する。より具体的には、回転角度決定部108は、印影照合履歴情報取得部104により取得された複数の依頼書印影の傾きのうち外れ値以外の傾きの平均値を登録印影の回転角度として決定する。
ここで、図8を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図8は、登録印影の回転角度の決定例を示した説明図である。図8における相対傾き322の列に示したように、例えば、回転角度決定部108は、まず、印影照合履歴情報取得部104により取得された複数の依頼書印影の傾きが昇順に並べられた際の、例えば上位20%の傾き(つまり「−180度」)、および下位20%の傾き(つまり「+15度」)を外れ値として除外する。そして、回転角度決定部108は、外れ値を除外した後の複数の依頼書印影の傾き(つまり「−170度」、「−170度」および「−165度」)の平均値を、登録印影の回転角度として決定する。
この決定例によれば、顧客により押印される可能性がより高い方向と登録印影の(絶対的な)方向との差が、登録印影の回転角度として決定される。一般的に、顧客は、印影が傾かないように、正しい方向で押印しようとする傾向がある。このため、上記の決定例によれば、特に依頼書印影の数が多くなるほど、登録印影をより正確な向きに補正可能な回転角度を決定することが可能となる。
なお、外れ値の設定方法は、上記の例に限定されない。例えば、以下の「外れ値1」〜「外れ値3」のように設定されることも可能である。
‐外れ値1‐
例えば、外れ値は、複数の依頼書印影の画像の傾きのうち大きさが第1の閾値以下である傾き、および大きさが(第1の閾値よりも大きい)第2の閾値以上である傾きであってもよい。
‐外れ値2‐
あるいは、xを所定の正の数と定めた場合に、外れ値は、複数の依頼書印影の画像の傾きのうち標準偏差が−x以下である傾き、および標準偏差が+x以上である傾きであってもよい。
‐外れ値3‐
あるいは、外れ値は、複数の依頼書印影の画像の傾きが昇順に並べられた際の、一つ上の順位の傾きとの差が所定の値以上となる第1の順位よりも上位の傾き、および一つ上の順位の傾きとの差が所定の値以上となる(第1の順位よりも下位の)第2の順位以下の順位の傾きであってもよい。
‐回転角度決定例2‐
また、回転角度決定部108は、印影照合履歴情報取得部104により取得された照合結果の件数に基づいて、登録印影の回転角度を決定することが可能である。例えば、回転角度決定部108は、取得された照合結果の件数が所定の数以上である場合には、上記の「回転角度決定例1」で述べた方法により、登録印影の回転角度を決定する。また、回転角度決定部108は、取得された照合結果の件数が所定の数より少ない場合には、登録印影の回転角度を0度に決定する。
(2−1−1−6.表示制御部110)
表示制御部110は、印影照合履歴情報取得部104により取得された印影照合の履歴情報に基づいて、登録印影取得部102により取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる。例えば、表示制御部110は、回転角度決定部108により決定された登録印影の回転角度だけ登録印影の画像を回転させて表示させる。
ここで、図9を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図9は、第1の実施形態による印鑑照合画面の表示例(印鑑照合画面30b)を示した説明図である。なお、印鑑照合画面30bのレイアウトに関しては、図2に示した本発明の比較例による印鑑照合画面30aと同様である。また、図9における依頼書印影302bおよび依頼書イメージ306bは、図2に示した本発明の比較例と同様である。
図9において登録印影300bがほぼ正確な向きで表示されているように、表示制御部110は、登録印影取得部102により取得された登録印影の画像を、回転角度決定部108により決定された登録印影の回転角度(図9に示した例では約170度)だけ回転させて、印鑑照合画面30bに表示させる。なお、表示制御部110は、回転後の登録印影の画像300bと表示方向が同じになるように依頼書印影302bを回転させることにより、照合イメージ304bを表示する。
この表示例によれば、印鑑照合画面30bにおいて、登録印影300b、および照合イメージ304bがほとんど傾かずに、正しい方向で表示される。このため、オペレータは印影照合を容易に行うことが可能になる。
(2−1−1−5.通信部120)
通信部120は、DBサーバ10と通信可能な装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、オペレータ端末20から、印影照合の照合結果を取得する。
(2−1−1−6.記憶部122)
記憶部122は、図3に示したように、登録印影テーブル124、依頼書テーブル126、および照合履歴テーブル128などの各種データを記憶する。
なお、本実施形態によるDBサーバ10の構成は、上述した構成に限定されない。例えば、登録印影テーブル124、依頼書テーブル126、または照合履歴テーブル128のうちいずれか1以上はDBサーバ10に含まれずに、DBサーバ10と通信可能な他の装置に記憶されてもよい。
[2−1−2.動作]
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について説明する。
(2−1−2−1.全体的な動作)
図10は、第1の実施形態による全体的な動作を示したフローチャートである。図10に示したように、まず、印影照合履歴情報取得部104は、依頼書テーブル126から、印影照合の対象となる依頼書イメージを1件取得する。また、印影照合履歴情報取得部104は、当該依頼書イメージに対応する口座番号を依頼書テーブル126から取得する(S101)。
続いて、登録印影取得部102は、S101で取得された口座番号に対応する登録印影の画像を登録印影テーブル124から取得する(S102)。
続いて、制御部100は、後述する「登録印影回転角度の決定処理」を行う(S103)。
続いて、表示制御部110は、S102で取得された登録印影の画像、S101で取得された依頼書イメージに含まれる依頼書印影の画像、および登録印影と依頼書印影との照合イメージを含む印鑑照合画面を生成する。なお、この際、表示制御部110は、登録印影の画像を、S103で決定された回転角度だけ回転させて印鑑照合画面に配置する。
そして、表示制御部110は、生成された印鑑照合画面をオペレータ端末20へ通信部120に送信させる。その後、オペレータ端末20は、DBサーバ10から受信された印鑑照合画面を表示する(S104)。
その後、オペレータは、S104で表示された印鑑照合画面において、登録印影の画像、依頼書印影の画像、および照合イメージを目視確認することにより、印影照合を行う。そして、オペレータは、印影照合の結果、つまり登録印影と依頼書印影とが同印であるか否かの照合結果をDBサーバ10へオペレータ端末20に送信させる(S105)。
なお、照合イメージにおいて、例えば登録印影または依頼書印影が欠けていたり、掠れているなどの理由により、登録印影と依頼書印影とが適切に重ね合わされていない場合も想定される。この場合には、オペレータは、例えばマウスの操作などにより、依頼書印影の画像を移動または回転させ、印影を重ね合わせた上で、印影照合を行う。
その後、制御部100は、オペレータ端末20から受信された照合結果の内容を確認する(S106)。照合結果が同印ではないことを示す場合には(S106:No)、制御部100は、後述するS108の動作を行う。一方、照合結果が同印であることを示す場合には(S106:Yes)、傾き算出部106は、該当の登録印影に対する、該当の依頼書印影の相対的な傾きを算出する。そして、傾き算出部106は、算出した依頼書印影の傾きを照合履歴テーブル128に記録する(S107)。
その後、制御部100は、S105で受信された判定結果を照合履歴テーブル128に記録する(S108)。
(2−1−2−2.登録印影回転角度の決定処理)
次に、S103における「登録印影回転角度の決定処理」の動作について、図11を参照して説明する。図11に示したように、まず、印影照合履歴情報取得部104は、S101で取得された口座番号と同一であり、かつ、照合時に同印であると判定されたデータを、照合履歴テーブル128から取得する(S151)。
続いて、回転角度決定部108は、S151で取得された照合結果の件数が所定の数以上であるか否かを判定する(S152)。照合結果の件数が所定の数未満である場合には(S152:No)、回転角度決定部108は、登録印影の回転角度を0度に決定する(S153)。
一方、照合結果の件数が所定の数以上である場合には(S152:Yes)、回転角度決定部108は、まず、S151で取得された依頼書印影の傾きを、例えば傾きの大きさの昇順にソートする(S154)。
続いて、回転角度決定部108は、S154でソートされた依頼書印影の傾きのうち、外れ値を除外する(S155)。
その後、回転角度決定部108は、外れ値が除外された後の複数の依頼書印影の相対傾きの平均値を算出し、そして、算出された平均値を登録印影の回転角度として決定する(S156)。
[2−1−3.効果]
(2−1−3−1.効果1)
以上、例えば図3、図10、および図11等を参照して説明したように、第1の実施形態によるDBサーバ10は、登録印影の画像を取得し、取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得し、そして、取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる。このため、印影照合が複数回実施される場合において、前回以前の印影照合の結果に基づいて登録印影の表示方向を補正することができるので、登録印影をより望ましい方向で表示させることができる。
例えば、DBサーバ10は、登録印影に対する複数の依頼書印影の相対的な傾きの平均値に応じた値だけ登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる。つまり、DBサーバ10は、顧客により押印される可能性がより高い方向と登録印影の(絶対的な)方向との差だけ、登録印影を回転させて表示させる。一般的に、顧客は、印影が傾かないように、正しい方向で押印しようとする傾向がある。このため、依頼書印影の数が多くなるほど、DBサーバ10は、登録印影をより正確な向きで表示させることが可能となる。そして、オペレータは、例えば本発明の比較例と比べて、印影照合をより容易に行うことが可能になる。
(2−1−3−2.効果2)
また、DBサーバ10は、登録印影に対する依頼書印影の相対的な傾きを算出することにより、登録印影の回転角度を算出する。このため、特に登録印影が円形である場合など、登録印影の画像のみでは登録印影の絶対的な方向を自動的に判定することが不可能な場合であっても、登録印影の表示方向を正確に補正することができる。
<2−2.第2の実施形態>
以上、第1の実施形態について説明した。続いて、第2の実施形態について説明する。後述するように、第2の実施形態によれば、登録印影を回転して表示させる際に、登録印影の画像に歪みが発生することを防止することができる。
[2−2−1.構成]
第2の実施形態によるDBサーバ10の構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
(2−2−1−1.回転角度決定部108)
第2の実施形態による回転角度決定部108は、印影照合履歴情報取得部104により取得された複数の依頼書印影の傾きに基づいて、登録印影の回転角度を、90度の整数倍の値に決定する。例えば、回転角度決定部108は、印影照合履歴情報取得部104により取得された複数の依頼書印影の傾きのうち外れ値以外の傾きの平均値(以下、平均値Xとも称する)を算出し、そして、算出した平均値Xを90度の整数倍の値に変換することにより、登録印影の回転角度を決定する。
ここで、図12を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図12は、第2の実施形態による登録印影の回転角度の例を示した説明図である。図12に示したように、例えば、回転角度決定部108は、算出した平均値Xが−45度より大きく、+45度以下である場合には、登録印影の回転角度を0度と決定する。また、回転角度決定部108は、算出した平均値Xが+45度より大きく、+135度以下である場合には、登録印影の回転角度を90度と決定する。また、回転角度決定部108は、算出した平均値Xが+135度より大きく、+225度以下である場合には、登録印影の回転角度を180度と決定する。また、回転角度決定部108は、算出した平均値Xが+225度より大きく、+315度以下である場合には、登録印影の回転角度を270度と決定する。
[2−2−2.効果]
以上、図12を参照して説明したように、第2の実施形態によるDBサーバ10は、複数の依頼書印影の傾きに基づいて、登録印影の回転角度を90度の整数倍の値として決定し、そして、決定された回転角度だけ登録印影を回転させて表示画面に表示させる。このため、回転前の画素と、回転後の画素との間で一対一の対応関係が成立するので、仮に登録印影の画像の解像度が低い場合であっても、回転後の登録印影の画像に歪みが発生することを防止することができる。
<<3.ハードウェア構成>>
以上、本発明の各実施形態について説明した。次に、本発明の各実施形態に共通するDBサーバ10のハードウェア構成について、図13を参照して説明する。図13に示したように、DBサーバ10は、CPU150、ROM(Read Only Memory)152、RAM154、内部バス156、入出力インターフェース158、HDD(Hard Disk Drive)160、およびネットワークインターフェース162を備える。
<3−1.CPU150>
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってDBサーバ10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、DBサーバ10において制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
<3−2.ROM152>
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
<3−3.RAM154>
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
<3−4.内部バス156>
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
<3−5.入出力インターフェース158>
入出力インターフェース158は、HDD160、およびネットワークインターフェース162を、内部バス156と接続する。例えばHDD160は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
<3−6.HDD160>
HDD160は、記憶部122として機能する、データ格納用の装置である。このHDD160は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、HDD160は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
<3−7.ネットワークインターフェース162>
ネットワークインターフェース162は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース162は、通信部120として機能する。なお、ネットワークインターフェース162は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
<<4.変形例>>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
<4−1.変形例1>
例えば、図11に示したように、第1の実施形態では、照合履歴テーブル128から取得される照合結果の件数に応じて、登録印影の回転角度の決定方法を切り替える例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。変形例1として、照合履歴テーブル128から取得される複数の依頼書印影の傾きの大きさに応じて、登録印影の回転角度の決定方法を切り替えてもよい。
例えば、変形例1による回転角度決定部108は、取得された複数の依頼書印影の傾きのうち所定の閾値以上の傾きが含まれている場合には、登録印影の回転角度を例えば180度など所定の角度に決定する。また、回転角度決定部108は、取得された複数の依頼書印影の傾きのうち所定の閾値以上の傾きが含まれていない場合には、登録印影の回転角度を0度に決定する。
[4−1−1.動作]
ここで、図14を参照して、変形例1による「登録印影回転角度の決定処理」の動作について説明する。図14は、変形例1による「登録印影回転角度の決定処理」の動作を示したフローチャートである。なお、S201の動作は、図11に示したS151の動作と同様であるので、説明を省略する。
図14に示したように、S201の後、回転角度決定部108は、S201で取得された複数の依頼書印影の傾きのうち、例えば90度など所定の閾値以上の傾きが含まれているか否かを判定する(S202)。所定の閾値以上の傾きが含まれている場合には(S202:Yes)、回転角度決定部108は、登録印影の回転角度を例えば180度などの所定の角度に決定する(S203)。
一方、所定の閾値以上の傾きが含まれていない場合には(S202:No)、回転角度決定部108は、登録印影の回転角度を0度に決定する(S204)。
[4−1−2.効果]
この変形例1によれば、例えば図2に示した登録印影300aのように、登録印影がほぼ上下逆さまに登録されている場合において、より少ない照合回数で、登録印影を上下方向に関して正しい向きで表示させることが可能となる。例えば、1回目の照合時において、仮に依頼書印影の絶対的な方向がほぼ正確である場合には、DBサーバ10は、2回目以降の照合時に、登録印影を上下方向に関して正しい向きで表示させることが可能である。
また、変形例1による回転角度の決定方法は単純であるので、計算量を抑制することができ、高速に処理することができる。
<4−2.変形例2>
なお、本発明の各実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述したDBサーバ10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
10 DBサーバ
20 オペレータ端末
100 制御部
102 登録印影取得部
104 印影照合履歴情報取得部
106 傾き算出部
108 回転角度決定部
110 表示制御部
120 通信部
122 記憶部
124 登録印影テーブル
126 依頼書テーブル
128 照合履歴テーブル
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 入出力インターフェース
160 HDD
162 ネットワークインターフェース

Claims (13)

  1. 登録印影の画像を取得する登録印影取得部と、
    取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得する印影照合履歴情報取得部と、
    取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる表示制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記印影照合の履歴情報は、前記登録印影の画像、または前記登録印影の画像に対して照合された被照合印影の画像が印影照合時において回転された回転角度の履歴情報である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印影照合の履歴情報は、前記登録印影の画像に対して照合された複数の被照合印影の画像を含む、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数の被照合印影の画像は、印影照合時において前記登録印影と同印であると判定された複数の印影の画像である、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、前記印影照合履歴情報取得部により取得された前記複数の被照合印影の画像の、前記登録印影の画像に対する傾きを算出する傾き算出部と、
    前記傾き算出部により算出された前記複数の被照合印影の画像の傾きに基づいて前記登録印影の回転角度を決定する回転角度決定部と、をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記回転角度決定部により決定された前記登録印影の回転角度だけ前記登録印影の画像を回転させて表示させる、請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記回転角度決定部は、前記傾き算出部により算出された前記複数の被照合印影の画像の傾きの平均値に応じた値を前記登録印影の回転角度として決定する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数の被照合印影の画像の傾きの平均値に応じた値は、前記複数の被照合印影の画像の傾きのうち外れ値以外の傾きの平均値である、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記外れ値は、前記複数の被照合印影の画像の傾きの大きさが昇順に並べられた際の、第1の順位以下の順位の傾き、および前記第1の順位よりも後の第2の順位以上の順位の傾きを含む、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記回転角度決定部は、前記印影照合履歴情報取得部により取得された前記複数の被照合印影の画像の枚数が所定の枚数より少ない場合には、前記登録印影の回転角度を0度に決定する、請求項5〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記回転角度決定部は、前記傾き算出部により算出された前記複数の被照合印影の画像の傾きの中に所定の閾値以上の傾きが含まれている場合には、前記登録印影の回転角度を所定の回転角度に決定し、
    算出された前記複数の被照合印影の画像の傾きの中に前記所定の閾値以上の傾きが含まれていない場合には、前記登録印影の回転角度を0度に決定する、請求項5に記載の情報処理装置。
  11. 登録印影の画像を取得する登録印影取得部と、
    取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得する印影照合履歴情報取得部と、
    取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる表示制御部と、
    を備える、情報処理システム。
  12. 登録印影の画像を取得するステップと、
    取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得するステップと、
    取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させるステップと、
    を備える、情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    登録印影の画像を取得する登録印影取得部と、
    取得された登録印影の画像に対して実施された印影照合の履歴情報を取得する印影照合履歴情報取得部と、
    取得された印影照合の履歴情報に基づいて、取得された登録印影の画像を回転させて表示画面に表示させる表示制御部、
    として機能させるための、プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017059054A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社日本総合研究所 認証管理サーバ及びその方法
JP2022106780A (ja) * 2017-11-01 2022-07-20 ローレル精機株式会社 情報処理装置

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