JP2015161795A - タッチパネル付立体視液晶表示装置 - Google Patents

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和幸 日野
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一義 佐竹
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Hiroki Sakata
裕樹 坂田
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晋 宮崎
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Abstract

【課題】本発明は、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能なタッチパネル付立体視液晶表示装置を提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明は、バックライトと、上記バックライト上に形成された液晶表示基板と、上記液晶表示基板上に形成されたタッチパネル基板と、上記バックライトおよび上記液晶表示基板の間または上記液晶表示基板および上記タッチパネル基板の間に形成され、上記液晶表示基板に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にする立体化基板と、を有することを特徴とするタッチパネル付立体視液晶表示装置を提供することにより、上記目的を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能なタッチパネル付立体視液晶表示装置に関するものである。
今日、入力手段として、タッチパネルが広く用いられている。タッチパネルは、多くの場合、液晶ディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として表示装置とともに用いられている。このような装置において、タッチパネルは表示装置の表示面上に配置され、これにより、タッチパネルは表示装置に対する極めて直接的な入力を可能にする。
このようなタッチパネルとしては、様々な方式のものが実用化されている。このなかで、静電容量方式と呼ばれるものは、第1電極/電極間絶縁層/第2電極の層構造を有するものが用いられる(例えば、特許文献1〜4)。そして、タッチパネルの表面のタッチパネル面に微弱な電流を流して電界を形成し、指等の導電体が軽く触れた場合の静電容量値の変化を電圧の低下等に変換して検知することにより得られた接触位置を信号として出力する。
また、タッチパネルと共に用いられる表示装置としては、液晶表示装置等が一般的に用いられる。
特開2006−172349号公報 特開2006−344163号公報 特開2013−161343号公報 特開2013−161448号公報
しかしながら、タッチパネルと共に用いられる液晶表示装置としては二次元の画像を表示するものが用いられており、立体視と共にタッチパネル操作による入力を行うことができる装置は得られていない。特に、裸眼による立体視が可能であり、さらに、タッチパネル操作による入力が可能な装置は得られていない。
本発明は、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能なタッチパネル付立体視液晶表示装置を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、バックライトと、前記バックライト上に形成された液晶表示基板と、上記液晶表示基板上に形成されたタッチパネル基板と、上記バックライトおよび上記液晶表示基板の間または上記液晶表示基板および上記タッチパネル基板の間に形成され、上記液晶表示基板に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にする立体化基板と、を有することを特徴とするタッチパネル付立体視液晶表示装置を提供する。
本発明によれば、上記立体化基板および上記タッチパネル基板の両者を有することにより、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能なものとすることができる。
また、上記各構成が上記の順序で形成されていることにより、タッチパネル操作による入力感度に優れたものとすることができる。
本発明においては、上記立体化基板が、上記液晶表示基板および上記タッチパネル基板の間に形成されていることが好ましい。
上記立体化基板が液晶レンズ基板である場合には、上記形成位置であることにより、裸眼による立体視の容易なものとすることができるからである。
本発明においては、上記立体化基板が、液晶レンズ基板であることが好ましい。
輝度に優れ、省電力なものとすることができるからである。
本発明においては、上記立体化基板および上記タッチパネル基板の間に絶縁層が形成されていることが好ましい。
省電力化を図ることができるからである。
本発明においては、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能なタッチパネル付立体視液晶表示装置を提供できるといった作用効果を奏する。
本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明に用いられる立体化基板の一例を示す概略断面図である。 本発明に用いられる立体化基板の他の例を示す概略断面図である。 本発明に用いられるタッチパネル基板の一例を示す概略断面図である。 本発明に用いられるタッチパネル基板の他の例を示す概略断面図である。 本発明に用いられるタッチパネル基板の他の例を示す概略断面図である。 本発明に用いられるタッチパネル基板の他の例を示す概略断面図である。 本発明に用いられる液晶表示基板一例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置の他の例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置の他の例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置の他の例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置の他の例を示す概略断面図である。
本発明は、タッチパネル付立体視液晶表示装置に関するものである。
以下、本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置について説明する。
本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置は、バックライトと、上記バックライト上に形成された液晶表示基板と、上記液晶表示基板上に形成されたタッチパネル基板と、上記バックライトおよび上記液晶表示基板の間または上記液晶表示基板および上記タッチパネル基板の間に形成され、上記液晶表示基板に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にする立体化基板と、を有することを特徴とするものである。
このような本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置について図を参照して説明する。図1は本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置の一例を示す概略断面図である。図1に例示するように、本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置10は、バックライト1と、上記バックライト1上に形成された液晶表示基板2と、上記液晶表示基板2上に形成されたタッチパネル基板3と、上記液晶表示基板2および上記タッチパネル基板3の間に形成され、上記液晶表示基板2に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にする立体化基板4と、上記タッチパネル基板3上に形成されたカバーガラス5と、上記立体化基板4および上記タッチパネル基板3の間に形成され、絶縁材料を用いて形成された絶縁材料層6aを含む絶縁層6と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、上記立体化基板および上記タッチパネル基板の両者を有することにより、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能なものとすることができる。
また、上記各構成が上記の順序で形成されていること、すなわち、タッチパネル基板が、液晶表示基板および立体化基板に対して表面側(タッチパネル操作側)に位置することにより、タッチパネル操作による入力感度に優れたものとすることができる。
また、このようなタッチパネル付立体視液晶表示装置を用いることにより、例えば、飛び出す絵本を立体画像として表示されたもの、3DCADにより作成した立体図形、CT画像等の医療用の撮影画像、教育用の立体画像等を裸眼により認識することができ、さらにこのような立体画像等に対して、タッチパネル操作を介した直接的な入力や視点の変更等を容易に行うことが可能となる。
本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置は、バックライト、液晶表示基板、立体化基板およびタッチパネル基板を有するものである。
以下、本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置の各構成について詳細に説明する。
1.立体化基板
本発明に用いられる立体化基板は、上記バックライトおよび上記液晶表示基板の間または上記液晶表示基板および上記タッチパネル基板の間に形成され、上記液晶表示基板に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にするものである。
このような立体化基板としては、二次元画像表示および立体表示の両者を切り替え表示可能なものであれば特に限定されるものではないが、液晶層を有し、液晶層内に電界をかけることにより二次元画像表示および立体表示の両者の切り替えが可能なものであることが好ましく、例えば、レンチキュラーレンズ機能を付与することができる液晶レンズ基板、および遮光部および透過部をストライプ状に形成することができるパララックスバリア基板を用いることが好ましく、なかでも液晶レンズ基板であることが好ましい。上記立体化基板が液晶レンズ基板であることにより、輝度に優れ、省電力なものとすることができるからである。また、偏光板を不要とすることができるため、厚みの薄いものとすることができるからである。
上記液晶レンズ基板は、液晶層内に電界をかけて液晶層中の液晶分子の配向を変化させることでレンチキュラーレンズ機能を付与することにより、上記液晶表示基板に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にするものである。
このような液晶レンズ基板としては、例えば、特開2012−173517号公報や特開2012−173318号公報に記載されるように、2枚の電極層を有する透明基板と、両透明基板間に形成された液晶層とを有するものを用いることができる。
より具体的には、図2に例示するように、透明基板11a、電極層12a、配向層13a、液晶層14、配向層13b、電極層12bおよび透明基板11bがこの順で積層された液晶セル構造を有するものを用いることができる。また、2枚の透明基板(11aおよび11b)間の厚みを固定し、上記液晶層14のギャップを一定に維持するスペーサ15を有するものを用いることができる。
また、上記液晶レンズ基板に用いられる液晶層の厚みとしては、精度良く裸眼立体視を可能とすることができるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、30μm〜100μmの範囲内とすることができる。
上記パララックスバリア基板は、液晶層内に電界をかけることで、遮光部および透過部をストライプ状に形成することにより、上記液晶表示基板に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にするものである。
このようなパララックスバリア基板としては、例えば、特開2012−181275号公報や特開2013−235159号公報に記載されるように、液晶分子を含む液晶層および上記液晶層を挟持する偏光板を有するものを用いることができる。
より具体的には、図3に例示するように、透明基板21a、電極層22a、配向層23a、液晶層24、配向層23b、電極層22bおよび透明基板21bがこの順で積層された液晶セル構造が、偏光層26aおよび偏光層26bにより挟持されたものを用いることができる。また、上記液晶層24は、通常、2枚の透明基板(21aおよび21b)間の厚みを固定し、上記液晶層のギャップを一定に維持するスペーサ25を有するものである。
上記立体化基板の形成位置としては、上記バックライト上であれば良く、上記液晶表示基板およびバックライトの間または上記液晶表示基板および上記タッチパネル基板の間とすることができる。
本発明においては、なかでも、上記立体化基板が液晶レンズ基板である場合には、上記液晶表示基板および上記タッチパネル基板の間に形成されていることが好ましい。上記形成位置であることにより、裸眼による立体視の容易なものとすることができるからである。
2.タッチパネル基板
本発明におけるタッチパネル基板は、上記液晶表示基板および上記立体化基板上に形成されるものである。
このようなタッチパネル基板としては、接触位置を検出することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、静電容量方式のものを用いることができる。
上記静電容量方式のタッチパネル基板としては、液晶表示装置と共に用いられるものと同様のものを使用することができ、例えば、上記特許文献1〜4に記載のものを用いることができる。
より具体的には、上記タッチパネル基板としては、第1センサ電極、透明電極間絶縁層および第2センサ電極がこの順で形成されたセンサ部が、透明絶縁基材により支持されたものを挙げることができ、なかでも、図4に例示するように透明絶縁基材31の一方の表面上に、第1センサ電極32a、透明電極間絶縁層33および第2センサ電極32bがこの順で形成された層構造を有するもの(第1実施態様)、図5に例示するように第1センサ電極32aが形成された透明絶縁基材31aおよび第2センサ電極32bが形成された透明絶縁基材31bを準備し、一方の透明絶縁基材31bを透明電極間絶縁層33として使用するように積層した層構造を有するもの(第2実施態様)、図6に例示するように第1センサ電極32aが形成された透明絶縁基材31aおよび第2センサ電極32bが形成された透明絶縁基材31bを準備し、透明電極間絶縁層33を介して第1センサ電極32aおよび第2センサ電極32bが対向するように積層した層構造を有するもの(第3実施態様)、図7に例示するように透明絶縁基材31の一方の表面上に第1センサ電極32aが形成され、透明絶縁基材31の他方の表面上に第2センサ電極32bが形成され、上記透明絶縁基材31を透明電極間絶縁層33として使用する層構造を有するもの(第4実施態様)であることが好ましく、特に、上記第1実施態様の層構造を有するものであることが好ましい。上記層構造を有するものであることにより、上記タッチパネル基板に含まれるセンサ電極等の保護のために上記タッチパネル基板上に形成されるカバーガラスと、上記センサ部を支持する透明絶縁基材とを兼用することが容易であるからである。このため、本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置を厚みの薄いものとすることが容易であるからである。
3.液晶表示基板
本発明における液晶表示基板は、上記バックライト上に形成されるものである。
このような液晶表示基板としては、一般的な液晶表装置に用いられるものを使用することができ、例えば、液晶セル構造が偏光層により挟持された液晶セル部と、カラーフィルタと、を有するものを挙げることができる。
上記液晶セル部およびカラーフィルタについては一般的に表示装置用のディスプレイとして公知のものを用いることができる。
具体的には、図8に例示するように、透明基材41a、共通電極42a、配向膜43a、液晶部44、配向膜43b、画素電極42bおよび透明基材41bがこの順で積層された液晶セル構造が、偏光板46aおよび偏光板46bにより挟持された液晶セル部40と、透明基材51aおよび上記透明基板51上に形成された画素部52を有するカラーフィルタ50と、を有するものを用いることができる。
また、上記液晶部44は、通常、2枚の透明基材(41aおよび41b)間の厚みを固定し、上記液晶部44のギャップを一定に維持するスペーサ45を有するものである。
上記液晶セル部およびカラーフィルタ等については、それぞれを構成する各部材間が共通化されていても良い。
例えば、カラーフィルタに含まれる透明基材を、液晶セル部に含まれる透明基材と兼用しても良い。
4.バックライト
本発明におけるバックライトは、上記液晶表示基板、立体化基板およびタッチパネル基板に対して背面側に形成されるものである。
このようなバックライトについては、冷陰極管や、発光ダイオード等の液晶表示装置に一般的に用いられるものを使用することができるので、ここでの説明を省略する。
5.タッチパネル付立体視液晶表示装置
本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置は、上記バックライト、液晶表示基板、立体化基板およびタッチパネル基板を有するものであるが、必要に応じて他の構成を有するものであっても良い。
このような他の構成としては、例えば、タッチパネル基板上に形成されるカバーガラスや、上記各構成間を接着する接着剤層を挙げることができる。
上記カバーガラスを構成する材料としては、透明性を有する材料からなるものであれば特に限定されるものではないが、化学強化ガラス、ソーダガラス、石英ガラス、無アルカリガラス等のガラス類、ポリカーボネート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステルなどの樹脂類、および他の無機材料類等からなるものを挙げることができる。
上記接着剤層としては、透明性を有する材料からなるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、特許3611234号公報に記載のシリコーンゴムやエチレンプロピレンゴム、国際公開第2006/006265号に記載のカルボン酸変成熱可塑性エラストマー、カルボン酸未変成熱可塑性エラストマー及び可塑剤の混合物を用いることができる。
また、本発明においては、上記立体化基板が上記液晶表示基板および上記タッチパネル基板の間に形成されている場合には、上記立体化基板および上記タッチパネル基板の間に両基板に含まれる電極間の距離を調整する絶縁層が形成されていることが好ましい。上記絶縁層が形成されることにより、上記立体化基板を駆動させる際に電極層から生じる電界の影響が上記タッチパネル基板のセンサ電極に及ぶことを抑制できるからである。その結果、タッチパネル基板の誤作動を抑制することができ、タッチパネル基板を入力感度に優れたものとすることができるからである。またこのようなことから、タッチパネル基板について入力感度に優れたものとしつつ、省電力化を図ることができるからである。
本発明においては、なかでも、上記立体化基板が液晶レンズ基板であることが好ましい。上記立体化基板が液晶レンズ基板である場合には、偏光板を必須の構成としないため、上記立体化基板を駆動する電極層と上記タッチパネル基板に含まれるセンサ電極との距離が短くなる傾向がある。このため、上記液晶レンズ基板を駆動させる際の電界の影響が上記タッチパネル基板に及びやすいものとなる。
このようなことから、上記絶縁層が上記液晶レンズ基板と共に用いられることにより、タッチパネル操作による入力感度に優れ、省電力化を図ることができるとの効果をより効果的に発揮できるからである。
上記絶縁層としては、立体化基板からタッチパネル基板への電界の影響を抑制できるものであれば特に限定されるものではなく、既に説明した図1に示すように絶縁材料を用いて形成された絶縁材料層6aのみからなるものであっても良く、図9に例示するように絶縁材料層6aがパターン状に形成されることにより形成された空気層6bを含むものであっても良い。
上記絶縁材料としては、タッチパネル付の液晶表示装置に一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、カルド樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等の絶縁性樹脂材料等や、ガラス等の無機材料等を挙げることができる。
なお、上記絶縁材料は1種類であっても良いが、2種類以上を組み合わせても良い。また、上記絶縁層の層構造は1層であっても良く、2層以上を含むものであっても良い。
また、上記絶縁層を上記接着剤層として用いるものであっても良い。
上記絶縁層の厚みとしては、上記立体化基板を駆動させた際に、タッチパネル基板への電界の影響を低減できるものであれば特に限定されるものではないが、上記タッチパネル基板に含まれる立体化基板側に配置されるセンサ電極および上記立体化基板に含まれる上記タッチパネル基板側に配置される液晶駆動用の電極層の距離である電極間距離を、1μm〜1000μmの範囲内とすることができ、なかでも、10μm〜1000μmの範囲内とすることができ、特に、100μm〜1000μmの範囲内とすることができるものであることが好ましい。上記厚みが上述の範囲内であることにより、タッチパネル基板への電界の影響を効果的に抑制でき、タッチパネル操作による入力感度に優れたものとすることができるからである。
なお、上記電極間距離は、上記タッチパネル基板に含まれる立体化基板側に配置されるセンサ電極の立体化基板側表面から上記立体化基板に含まれる上記タッチパネル基板側に配置される液晶駆動用の電極層のタッチパネル基板側表面までの距離をいうものであり、具体的には、図9中におけるdで示される距離をいうものである。
本発明においては、上述のようにタッチパネル基板に含まれる透明絶縁基材とカバーガラスとを兼用するもの(兼用例1)のように、上記各構成間の部材を兼用するものであっても良い。
他の兼用の例としては、例えば、液晶表示基板に含まれるカラーフィルタを構成する透明基材と立体化基板としての液晶レンズ基板に含まれる透明基板とを兼用するもの(兼用例2)、液晶表示基板に含まれるカラーフィルタを構成する透明基材とタッチパネル基板に含まれる透明絶縁基材とを兼用するもの(兼用例3)、立体化基板としての液晶レンズ基板に含まれる透明基板とタッチパネル基板に含まれる透明絶縁基材とを兼用するもの(兼用例4)とすることができる。
なお、図10は兼用例1、図11は兼用例2および兼用例4、図12は兼用例3の構成を採用した場合のタッチパネル付立体視液晶表示装置10の一例を示す概略断面図である。なお、図12の例においては、立体化基板4としてパララックスバリア基板を用いるものである。
本発明のタッチパネル付立体視液晶表示装置の製造方法としては、上記各構成を精度良く形成できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、上記各構成を準備した後、各構成間に接着剤層を形成して貼り合わせる方法を用いることができる。
また、上記各構成間の部材を兼用する場合、兼用する構成を形成した上で、他の構成と貼り合わせる方法を用いることが好ましい。厚みの薄いタッチパネル付立体視液晶表示装置を容易に得ることができるからである。
具体的には、上記兼用例1の場合では、カバーガラス上にセンサ部を形成することによりカバーガラスおよびタッチパネル基板を準備した上で、立体化基板および液晶表示基板と貼り合わせる方法を用いることができる。
上記兼用例2の場合では、液晶表示基板に含まれるカラーフィルタを構成する透明基材の裏面に液晶セル構造を形成することにより液晶表示基板および立体化基板を準備した上で、バックライトおよびタッチパネル基板と貼り合わせる方法を用いることができる。
上記兼用例3の場合では、液晶表示基板に含まれるカラーフィルタを構成する透明基材の裏面にセンサ部を形成することによりタッチパネル基板および液晶表示基板を準備した上で、バックライトおよび立体化基板としてのパララックスバリア基板と貼り合わせる方法を用いることができる。
上記兼用例4の場合では、液晶レンズ基板を構成する透明基板の裏面にセンサ部を形成することによりタッチパネル基板および立体化基板を準備した上で、バックライトおよび液晶表示基板と貼り合わせる方法を用いることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、本発明について、実施例を挙げてより詳細に説明する。
[実施例1]
液晶表示装置に用いられるバックライトおよび液晶表示基板、液晶表示基板に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にする立体化基板およびタッチパネル基板をこの順で積層し、タッチパネル付立体視液晶表示装置を得た。
また、得られたタッチパネル付立体視液晶表示装置を確認したところ、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能であることが確認できた。
[実施例2]
立体化基板およびタッチパネル基板の間に、HSG(日立化成社製)からなり、厚み10μmの絶縁層を形成した以外は、実施例1と同様にしてタッチパネル付立体視液晶表示装置を得た。
得られたタッチパネル付立体視液晶表示装置を確認したところ、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能であることが確認できた。
[裸眼による立体視およびタッチパネル入力の確認]
実施例で得られたタッチパネル付立体視液晶表示装置について裸眼による立体視およびタッチパネル操作による入力について確認した。その結果、実施例1および実施例2で得られたタッチパネル付立体視液晶表示装置により、裸眼による立体視が可能であり、タッチパネル操作による入力が可能であることが確認できた。
[タッチパネル基板の感度評価]
タッチパネル基板にドライバーICを設置し、LCRメーター(株式会社エヌエフ回路設計ブロック社製、ZM2372)で信号レベル検出を行った。タッチ用装置は8mm角の導体スタイラスを3軸ロボットに設置し、擬似的に指先を模した形で評価した。電極間を走査し電極上と電極間の中点の電気容量変化が電極上を1としたとき0.6以下であればタッチ認識可能で○とし、0.4以下で◎とした。容量変化の差が大きいほど誤認識の可能性が低くなるからである。
その結果、実施例1は○であり、実施例2では◎であった。この結果から、絶縁層を立体化基板およびタッチパネル基板の間に形成することにより、省電力化を図ることができることを確認できた。
1 … バックライト
2 … 液晶表示基板
3 … タッチパネル基板
4 … 立体化基板
5 … カバーガラス
6 … 絶縁層
10 … タッチパネル付立体視液晶表示装置

Claims (4)

  1. バックライトと、
    前記バックライト上に形成された液晶表示基板と、
    前記液晶表示基板上に形成されたタッチパネル基板と、
    前記バックライトおよび前記液晶表示基板の間、または前記液晶表示基板および前記タッチパネル基板の間に形成され、前記液晶表示基板に表示された左眼画像と右眼画像とを分離して裸眼立体視を可能にする立体化基板と、
    を有することを特徴とするタッチパネル付立体視液晶表示装置。
  2. 前記立体化基板が、前記液晶表示基板および前記タッチパネル基板の間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル付立体視液晶表示装置。
  3. 前記立体化基板が、液晶レンズ基板であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタッチパネル付立体視液晶表示装置。
  4. 前記立体化基板および前記タッチパネル基板の間に絶縁層が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタッチパネル付立体視液晶表示装置。
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