JP2015158711A - ストレージ制御装置、仮想ストレージ装置、ストレージ制御方法、及びストレージ制御プログラム - Google Patents

ストレージ制御装置、仮想ストレージ装置、ストレージ制御方法、及びストレージ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想ストレージ装置において、ストレージプールの作成を省力化する。【解決手段】仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御装置11は、仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得する性能測定部13と、複数のボリュームの性能情報とグループ化ルール17とに基づいて、複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分けるグループ化部14と、ストレージプールの要求条件18が満たされるまで、仮想ボリューム7が切り出される複数の性能グループに振り分けたボリュームをストレージプールに追加するストレージプール管理部16と、をそなえる。【選択図】図2

Description

本発明は、ストレージ制御装置、仮想ストレージ装置、ストレージ制御方法、及びストレージ制御プログラムに関する。
近年、情報処理システムで処理されるデータ量が急増しており、このデータ量の急増に対応するために、ストレージ仮想化と呼ばれる技術が採用されている。
ストレージ仮想化とは、複数のストレージ装置を仮想的に統合し、大容量のストレージプールを構成する技術である。ストレージ仮想化によりストレージプールを構成することにより、業務の状況に応じて、ストレージプールから業務に必要な容量を切り出したり、不要になった容量を解放することが可能となる。さらに、仮想ストレージ装置においては入出力(Input/Output:I/O)が分散されるので、特定のストレージ装置にI/Oが集中して遅延が発生するのを回避することができる。
このようなストレージ仮想化を実現する装置はストレージ仮想化装置と呼ばれる。又、ストレージ仮想化装置によって実現されるストレージプールをそなえるストレージ装置を、仮想ストレージ装置と呼ぶ。
図16は、従来の仮想ストレージ装置103の構成を示す模式図である。
仮想ストレージ装置103は、ストレージ仮想化装置108と、ディスクアレイ装置105とを有する。ディスクアレイ装置105は、Control Module(CM)104−1,104−2(CM#0,CM#1)と、複数のRedundant Array of Independent Disks(RAID)401〜403(RAID#0〜#2)とを有する。
ストレージ仮想化装置108とRAID401〜403とは、CM104−1,104−2を介して接続されている。
ストレージ仮想化装置108は、複数のRAID401〜403に作成されている不図示の物理ボリュームから1以上のストレージプール106(ストレージプール#0)を構成し、このストレージプール106から一定容量を切り出して、仮想ボリュームとして上位のホスト装置に提供する。
ここで、「物理ボリューム」とは、RAID401〜403が提供する記憶領域を任意に振り分けたものであり、Logical Unit(LUN)に相当する。物理ボリュームも実際には論理的なボリュームであり、RAID401〜403内部で実際にデータを記憶している、Hard Disk Drive(HDD)やSolid State Drive(SSD)等の物理記憶装置(これらを以下、総称して物理ディスクとも呼ぶ)とは異なる。しかし、後述する論理ボリュームである仮想ボリュームと対比するため、模擬的に「物理ボリューム」と呼ぶ。
RAID401〜403は、データの記憶領域を提供するHDDやSSD等の物理ディスクを有する。又、各RAID401〜403には、1以上の物理ボリュームが作成(定義)されている。
このような仮想ストレージ装置103においては、一般に、性能向上や負荷分散を図るために、物理ディスクから記憶領域を切り出して、1つの仮想ボリュームとしてホスト装置等に見せるストライピング構成が多く採用されている。
仮想ストレージ装置103においては、ストレージプール106に含まれる物理ボリュームには、様々なストレージ種別(ベンダー、モデル、ディスク種別等)の物理ディスクが使用される。このような仮想ストレージ装置103でストライピングを構成する場合、提供される仮想ボリュームのパフォーマンスは、最も低速の物理ボリュームによって制限される。
例えば、アクセス速度の低いRAID5のRAID401、及びアクセス速度の高いRAID1+0のRAID402,403など、RAIDレベルが異なる複数のRAID401〜403の物理ボリュームから1つのストレージプール106を構成する場合を考える。この場合、RAID1+0に比べてアクセス速度の低いRAID5のRAID401により、ストレージプール106全体のパフォーマンスが低下してしまう。
このような性能差は、HDDやSSD等のディスク種別の違い、HDDの回転数の違いなどによっても発生する。
又、RAID401〜403の物理ボリュームに性能差がない場合でも、システム管理者がストレージプール106を手動で作成する際に、ミスが生じて意図せずにパフォーマンスの低下が発生する場合がある。
このため、物理ボリュームから構成されるストレージプールを有する仮想ストレージ装置において、物理ボリュームの性能や特性を意識せずに、ストレージプールを容易に作成できることが望ましい。
特開2011−154669号公報
上記課題に鑑みて、1つの側面では、本発明は、仮想ストレージ装置において、ストレージプールの作成を省力化することを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
このため、仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御装置は、前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得する性能測定部と、前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分けるグループ化部と、ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加するストレージプール管理部と、をそなえる。
又、仮想ストレージ装置は、複数のボリュームと、ストレージ制御装置とをそなえ、前記ストレージ制御装置は、前記複数のボリュームの性能情報を取得する性能測定部と、前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分けるグループ化部と、ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加するストレージプール管理部と、をそなえる。
さらに、仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御方法は、前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得し、前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分け、ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加する。
又、仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御プログラムは、前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得し、前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分け、ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加する処理をコンピュータに実行させる。
開示の技術によれば、仮想ストレージ装置において、ストレージプールの作成を省力化することができる。
実施形態の一例としての情報処理システムの構成を示す模式図である。 実施形態の一例としてのストレージ仮想化装置の構成を示す模式図である。 実施形態の一例としての性能測定部によって取得された性能スコアを例示する図である。 実施形態の一例としてのグループ化部によるグループ分け及びグループ化ルールを例示する模式図である。 実施形態の一例としての物理ボリューム編成部による物理ボリューム再編成処理を例示する模式図である。 実施形態の一例としての管理テーブルの構成を示す図である。 実施形態の一例としてのストレージプールテーブルの構成を示す図である。 実施形態の一例としての情報処理システムにおける処理の概要を示すフローチャートである。 実施形態の一例としての情報処理システムにおける仮想ストレージ装置の初期導入時の処理を示すフローチャートである。 図9のステップS13,S14実行後の管理テーブルを例示する模式図である。 実施形態の一例としての情報処理システムにおける物理ボリューム追加時の処理を示すフローチャートである。 実施形態の一例としての情報処理システムにおける物理ボリューム追加時の処理を示すフローチャートである。 図11のステップS25,S26実行後の管理テーブルを例示する模式図である。 実施形態の一例としてのストレージプールテーブルを例示する図である。 実施形態の一例としての物理ボリューム編成部による物理ボリューム再編成処理を示すフローチャートである。 従来の仮想ストレージ装置の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して本ストレージ制御装置、仮想ストレージ装置、ストレージ制御方法、及びストレージ制御プログラムに係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみをそなえるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
(A)構成
図1は、実施形態の一例としての情報処理システム1の構成を示す模式図である。
本情報処理システム1においては、仮想ストレージ装置3が、1以上のホスト装置2−1〜2−k(kは1以上の整数)に対して通信可能に接続されている。ホスト装置2と仮想ストレージ装置3とは、例えばLocal Area Network(LAN)やInternet Small Computer System Interface(iSCSI)により接続されている。
ホスト装置2−1〜2−kは、例えば、サーバ機能をそなえたコンピュータであり、不図示のCentral Processing Unit(CPU)やメモリをそなえる。ホスト装置2−1〜2−kは、後述する仮想ストレージ装置3に対してリード/ライト等のディスクアクセスコマンドを送信することにより、仮想ストレージ装置3が提供する1以上の仮想ボリューム7−1〜7−l(lは1以上の整数)にデータの書き込みや読み出しを行なう。
仮想ストレージ装置3は、ストレージ仮想化装置8とディスクアレイ装置4−1〜4−m(mは2以上の整数)とをそなえる。
ストレージ仮想化装置8は、ディスクアレイ装置4−1〜4−mに作成(定義)されている物理ボリューム5−1〜5−n(nは2以上の整数)(図4,5参照)を、ストレージプール6にプールし、ストレージプール6から、ホスト装置2に対して1以上の仮想ボリューム7−1〜7−lを提供する。
ディスクアレイ装置4−1〜4−mは、HDDやSSDなど、内部にデータを記憶可能な複数の物理ディスク9−1〜9−o(oは2以上の整数)を有する、例えばRAIDディスクアレイ装置である。このディスクアレイ装置4−1〜4−mの1つ以上が、1つのRAIDグループを構成している。又、各ディスクアレイ装置4−1〜4−mには、1以上の物理ボリューム5−1〜5−nが作成(定義)されている。
ここで、「物理ボリューム」とは、ディスクアレイ装置4−1〜4−mが提供する記憶領域を任意に振り分けたものであり、LUNに相当する。物理ボリュームも実際には論理的なボリュームであり、ディスクアレイ装置4−1〜4−m内部で実際にデータを記憶している物理ディスク9−1〜9−oとは異なる。しかし、後述する論理ボリュームである仮想ボリューム7−1〜7−lと対比するため、模擬的に「物理ボリューム」と呼ぶ。
以下、「物理ボリューム」をLUNとも呼ぶことがある。
本実施形態の仮想ストレージ装置3においては、物理ボリューム5−1〜5−nは、1つのRAIDグループから作成される場合もあれば、複数のRAIDグループにまたがって作成される場合もある。
なお、以下、ディスクアレイ装置を示す符号としては、複数のディスクアレイ装置のうち1つを特定する必要があるときには符号4−1〜4−mを用いるが、任意のディスクアレイ装置を指すときには符号4を用いる。
又、以下、物理ボリュームを示す符号としては、複数の物理ボリュームのうち1つを特定する必要があるときには符号5−1〜5−nを用いるが、任意の物理ボリュームを指すときには符号5を用いる。
又、以下、仮想ボリュームを示す符号としては、複数の仮想ボリュームのうち1つを特定する必要があるときには符号7−1〜7−lを用いるが、任意の仮想ボリュームを指すときには符号7を用いる。
図2は、実施形態の一例としてのストレージ仮想化装置8の構成を示す模式図である。
ストレージ仮想化装置8は、ストレージ制御部(ストレージ制御装置)11をそなえる。
ストレージ制御部11は、ディスクアレイ装置4に作成されている物理ボリューム5を1以上のストレージプール6として仮想的に統合し、そのストレージプール6から仮想ボリューム7を切り出して、ホスト装置2に提供する。本実施形態においては、ストレージ制御部11は、ディスクアレイ装置4の性能及び構成によらず、ストレージプール6に対して、仮想的に同等の性能の物理ボリューム5を提供する。
なお、ここで、物理ボリューム5の「性能が同等」又は「性能が同じ」であるとは、両者の性能の差が、所定範囲(例えば5%)以内であることを指す。又、「性能」とは、後述する性能測定部13によって求められる性能値、性能スコア、及び/又は合計性能スコアを指す。性能値とは、データ転送速度、レスポンスタイム、Input Output Per Second(IOPS)等、物理ボリューム5の性能を示す個々の測定値を指す。又、性能スコアとは、物理ボリューム5の個々の性能値を、例えば0〜10の範囲に規格化したスコアである。又、合計性能スコアとは、物理ボリューム5の個々のスコアを集計した値である。
ストレージ制御部11は、物理ボリューム検出部(ボリューム検出部)12、性能測定部13、グループ化部14、物理ボリューム編成部(再編成部)15、ストレージプール管理部16、グループ化ルール17、ストレージプールルール(要求条件)18、管理テーブル21、ストレージプールテーブル22、及びデータ再配置フラグ23を有する。
物理ボリューム検出部12は、ディスクアレイ装置4に新たな物理ボリューム5が作成(追加)されると、ディスクアレイ装置4から、例えば状態変更通知(Remote State Change Notification:RSCN)を受信し、ディスクアレイ装置4に新たに物理ボリューム5が作成されたことを検出する。なお、RSCNは公知であるため、その詳細な説明は省略する。
性能測定部13は、物理ボリューム検出部12が検出した物理ボリューム5について性能検証を実施し、所定のアクセスパターン毎の性能スコアを取得して、合計性能スコアを求める。その際、性能測定部13は、物理ボリューム5に対して、性能を検証するためのI/O走行(I/Oの発行及びレスポンス取得)を行ない、そのI/O走行におけるデータ転送速度、レスポンスタイム、IOPS等の性能値の実測値を取得する。そして、性能測定部13は、アクセスパターン毎に取得した各性能値を、例えば0〜10に規格化した性能スコアに変換する。又、性能測定部13は、後述する多重度を推定する。
例えば、性能測定部13は、Sequential Read、Sequential Write、Random Read、Random Writeなどを組み合わせて、物理ボリューム5に対してI/O走行を行なう。このとき、性能測定部13は、複数の物理ボリューム5に対して同時にI/O走行を行ない、性能の低下が発生しないことも確認する。
ここで、性能測定部13が、複数の物理ボリューム5に対して同時にI/O走行を行なう理由を説明する。
1つのRAIDグループから複数の物理ボリューム5が作成されている場合、1つの物理ボリューム5単独の性能値のほうが、同一RAIDグループ内の複数の物理ボリューム5に同時に負荷をかけたときの性能値よりも高い。つまり、1つのRAIDグループから複数の物理ボリューム5が作成されているかどうかは、物理ボリューム5の性能値に大きく影響する。
以下、ある物理ボリューム5について、その物理ボリューム5が属するRAIDグループから作成されている物理ボリューム5の総数を、「多重度」と呼ぶ。
ここで、RAIDグループが複数のディスクアレイ装置4にまたがって構成されていれば、物理ボリューム5の多重度は、各ディスクアレイ装置4の識別情報(World Wide Node Name:WWNN)を参照することにより判断できる。
しかし、一般に、RAIDグループが1つのディスクアレイ装置4で構成されている場合には、当該ディスクアレイ装置4のWWNNを使用して、このディスクアレイ装置4の物理ボリューム5の多重度を取得することができない。
そこで、性能測定部13は、WWNN等から物理ボリューム5の多重度を取得できない場合には、複数の物理ボリューム5に対して同時に性能検証を行なうことで各物理ボリューム5の多重度を推測する。
性能測定部13は、物理ボリューム5のうち、例えば、物理ボリューム5−1と物理ボリューム5−2とに対して、同時にI/O負荷をかけて性能検証を行ない、物理ボリューム5−1と物理ボリューム5−2との多重度を取得する。
このとき、物理ボリューム5−1と5−2との性能値(又は性能スコア)の総和が、性能の高い方の物理ボリューム5の2倍近くになった場合、性能測定部13は、物理ボリューム5−1と物理ボリューム5−2とは、1つのRAIDグループから作成された複数の物理ボリューム5ではない(それぞれが独立した物理ボリューム5である)と推測する。そして、性能測定部13は、物理ボリューム5−1と物理ボリューム5−2とに異なる多重度IDを割り当てて、その値を、後述する管理テーブル21(図6参照)の多重度ID212に記録する。なお、管理テーブル21については、図6を参照して後述する。
一方、物理ボリューム5−1と5−2との性能値(又は性能スコア)の総和が、性能の高いほうの物理ボリュームの2倍近くに達しない場合、性能測定部13は、物理ボリューム5−1と物理ボリューム5−2とは、1つのRAIDグループから作成された複数の物理ボリューム5であると推定する。例えば、性能測定部13は、物理ボリューム5−1と5−2との性能値(又は性能スコア)の総和が、性能の高い方の物理ボリューム5の性能値を2倍した値を、所定範囲(例えば10%)下回る場合に、この複数の物理ボリューム5が、1つのRAIDグループから作成されていると推定する。性能測定部13は、1つのRAIDグループから作成されていると推測した物理ボリューム5に対して、同一の多重度IDを割り当て、その値を、管理テーブル21の多重度ID212に記録する。
ただし、RAIDグループが複数のディスクアレイ装置4にまたがって形成されている場合には、性能測定部13は、ディスクアレイ装置4のWWNNから複数のRAIDグループから複数の物理ボリューム5が形成されていることを判定できるので、組み合わせ性能検証を実施しない。
ここで、仮想ストレージ装置3に存在する物理ボリューム5の数をiとすると、性能測定部13を、組み合わせ性能検証を、=(i×(i−1))/2通り実行する。例えば、物理ボリューム5が20存在する場合、性能測定部13は、(20×(20−1))/2=190通りの組み合わせ性能検証を実行する。
例えば、3つのディスクアレイ装置4−1,4−2,4−3から、それぞれ10,4,6ボリュームずつ、計20の物理ボリューム5が提供されている場合、性能測定部13は、それぞれのディスクアレイ装置4について、
ディスクアレイ装置4−1:(10×(10−1))/2=45
ディスクアレイ装置4−2:(4×(4−1))/2=6
ディスクアレイ装置4−3:(6×(6−1))/2=15
通り、合計で45+6+15=66通りの組み合わせ性能検証を実行する。
このようにして性能測定部13が取得した性能スコアの例を図3に示す。
図3は、実施形態の一例としての性能測定部13によって取得された性能スコアを例示する図である。
図3の例では、性能測定部13は、各物理ボリューム5について、Sequential Read、Sequential Write、Random Read、Random Writeのデータ転送速度及びレスポンスタイム、IOPS(平均値、最小値、最大値)など、例えば10種類の性能値を取得し、これらを、例えば0〜10の範囲の性能スコアに規格化する。そして、これら10種類の性能スコアを合計して、0〜100の合計性能スコアを求める。
グループ化部14は、グループ化ルール17に従い、性能測定部13が求めた各物理ボリューム5の合計性能スコアに基づいて、物理ボリューム5を、複数の性能グループに振り分ける(グループ分けする)。なお、グループ化ルール17は、事前にシステム管理者等によって定義される。
そして、性能測定部13は、取得した性能スコアを後述する管理テーブル21の性能スコア213に記録する。
図4は、実施形態の一例としてのグループ化部14によるグループ分け及びグループ化ルール17を例示する模式図である。
図4の例では、性能スコア(0〜100)を0〜10,11〜20、…,91〜100の10ずつの範囲で区切った10のグループが、情報処理システム1のシステム管理者等によって、事前に定義されている。そして、グループ化部14は、このグループ化ルール17に従い、各物理ボリューム5を、その合計性能スコアに基づいて、グループ1〜10のいずれかに振り分ける。そして、グループ化部14は、グループ分けした結果を、管理テーブル21の性能グループ214に記録する。
図4の例では、グループ化部14は、例えば、図3に例示した性能スコアに基づいて、物理ボリューム5−4(LUN4)と物理ボリューム5−10(LUN10)とを、合計性能スコアが91〜100のグループ10に振り分ける。同様に、グループ化部14は、物理ボリューム5−1(LUN1)を、合計性能スコアが81〜90のグループ9に振り分ける。
ところで、一般に、1つの物理ボリューム5から連続する記憶領域を取得するよりも、複数の物理ボリューム5から分散して記憶領域を取得する(以下、これをストライプ又はストライピングと呼ぶ)ほうが性能が向上する。この理由は、複数の物理ボリューム5から記憶領域を取得した場合は、シーケンシャルアクセス時に、複数の物理ボリューム5に対してI/Oが発行され、リードまたはライトが同時に行なわれるためである。
複数の物理ボリューム5をストライピングする場合には、性能が最大で、物理ボリューム5自体の性能の数倍に向上する場合がある。
又、ランダムアクセスの場合も、2多重以上のアクセスでは、複数の物理ボリューム5へのアクセスとしてアクセスが分散され、リード及び/又はライトが同時に行なわれる。このため、多重度が十分高い場合には、性能が最大で、物理ボリューム5自体の性能の数倍に向上する場合がある。
ここで、多重度とは、同時に複数のIO要求に応えることが可能なことを表す。例えば、1つの仮想ボリューム7が、4つのIO要求を同時に処理可能である場合、この仮想ボリューム7の多重度は「4」である。
又、物理ボリューム5自体の性能が数倍に向上する場合、性能が物理ボリューム5の台数倍(x倍)に向上する場合がある。
そこで、物理ボリューム編成部15は、性能グループに属する物理ボリューム5の合計の容量が規定の容量に達しない場合に、当該性能グループがその要求性能を満足するように、当該性能グループの下位の性能グループの物理ボリューム5を複数束ね、物理ボリューム5′(図5参照)として再編成する。以下、物理ボリューム5を複数束ねる処理をストライピングと呼ぶ。
物理ボリューム編成部15による物理ボリューム再編成処理を図5に示す。
図5は、実施形態の一例としての物理ボリューム編成部15による物理ボリューム再編成処理を例示する模式図である。
このとき、まず、物理ボリューム編成部15は、ストライピングを行なう候補となる物理ボリューム5を決定する。
詳細には、物理ボリューム編成部15は、後述する管理テーブル21を参照して、同等の性能グループに属し、かつ同じ容量を持つ未割り当ての物理ボリューム5を複数選択し、ストライピングする候補とする。なお、ストライプ時には各物理ボリューム5から同じサイズの領域が切り出される。このため、物理ボリューム5の領域の一部が使用されずに無駄になるのを回避するために、物理ボリューム編成部15は、ストライプ候補として同じ容量の物理ボリュームを選択する。又、物理ボリューム編成部15は、管理テーブル21の多重度ID212の値が一致する(すなわち同一のRAIDグループに属する)物理ボリューム5は選択しない。
異なる筐体のディスクアレイ装置4から提供される物理ボリューム5は、厳密には同容量ではない(例えば1MBの誤差がある)場合が考えられる。このため、物理ボリューム編成部15は、物理ボリューム5の容量の差が所定の許容差範囲(例えば5%以内)であれば、同容量の物理ボリューム5であるとみなす。
そして、物理ボリューム編成部15は、候補として選択した物理ボリューム5をストライピングすることにより、上位の性能ストレージプール6と同等の性能が得られるかどうかを判定するための仮性能検証を実施する。
このとき物理ボリューム編成部15は、仮性能検証を、前述の性能測定部13が実施する性能検証と同様の手法で実施する。そして、物理ボリューム編成部15は、仮性能検証で得られた性能スコアと、管理テーブル21に記憶されている上位のストレージプール6の要求性能213とを比較する。仮性能検証で得られた性能スコアが、上位のストレージプール6の要求性能213と同等(例えば上位のストレージプール6の要求性能213の90%以上)である場合には、物理ボリューム編成部15は、ストライプにより、上位のストレージプール6の要求性能が満たされると判定する。
そして、仮性能検証で上位の性能ストレージプール6と同等の性能が得られた場合、候補とした物理ボリューム5をストライプに追加する。以下、上位のストレージプール6の要求性能213に相当する性能スコアを得るために、物理ボリューム5をストライピングすることを「物理ボリューム5を再編成する」と呼ぶ。物理ボリューム編成部15は、再編成した物理ボリューム5を、上位の性能グループに追加する。
図5の例では、物理ボリューム編成部15は、グループ3に振り分けられた物理ボリューム5を再編成された物理ボリューム5′にストライピングする。そして、後述するように、これら再編成された物理ボリューム5′を、後述するストレージプール管理部16が、ストレージプール6−1,6−2にそれぞれ追加する。
ストレージプール管理部16は、グループ分けされた各物理ボリューム5を、ストレージプールルール18に従って、要求性能毎にストレージプール6に振り分けて、その結果を、後述するストレージプールテーブル22(図7参照)に登録する。
ストレージプールルール18は、グループ分けされた各物理ボリューム5をストレージプール6に追加するためのルールである。ストレージプールルール18は、例えば、ストレージプール6の個数や、各ストレージプール6に要求される性能値又は性能スコア(以下、この性能値又は性能スコアを総称して「要求性能」と呼ぶ)及び容量を規定している。ストレージプールルール18は、システム管理者等によってストレージ制御部11に事前に定義される。
管理テーブル21は、ストレージ制御部11による物理ボリューム5の管理に使用されるテーブルである。
図6は、実施形態の一例としての管理テーブル21の構成を示す図である。
管理テーブル21は、物理ボリュームID211、多重度ID212、性能スコア213、性能グループ214、更新用性能スコア215、及び更新用性能グループ216を有し、これらが相互に関連付けられている。
物理ボリュームID211は、仮想ストレージ装置3に存在する物理ボリューム5を一意に識別する情報(識別子等)を格納する。
多重度ID212は、物理ボリューム5の多重度IDが格納される。多重度ID212は、例えば、物理ボリューム5が作成されているディスクアレイ装置4のWWNNを参照することにより、物理ボリューム検出部12によって設定される。
或いは、WWNN等から物理ボリューム5の多重度を取得できない場合には、多重度ID212に、複数の物理ボリューム5に対して同時に性能検証を行なうことで性能測定部13が推定した多重度IDの値が格納される。
性能スコア213は、性能測定部13が取得した物理ボリューム5毎の合計性能スコアを格納する。
性能グループ214は、グループ化部14によって決定された、物理ボリューム5が所属する性能グループを一意に特定する情報(識別子等)を格納する。
更新用性能スコア215は、仮想ストレージ装置3に新しい物理ボリューム5が追加されたときに、性能測定部13が取得した物理ボリューム5の合計性能スコアを格納する。
更新用性能グループ216は、仮想ストレージ装置3に新しい物理ボリューム5が追加されたときに、グループ化部14によって決定された、物理ボリューム5が所属する性能グループを示す値を格納する。
ストレージプールテーブル22は、ストレージ制御部11によるストレージプール6の管理に使用されるテーブルである。
図7は、実施形態の一例としてのストレージプールテーブル22の構成を示す図である。
ストレージプールテーブル22は、ストレージプールID221、ストレージプール容量222、グループID223、及び物理ボリュームID224を有し、これらが相互に関連付けられている。
ストレージプールID221は、仮想ストレージ装置3に存在するストレージプールID221を一意に識別する情報(識別子等)を格納する。
ストレージプール容量222は、ストレージプール6の合計の記憶容量を示す値を格納する。
グループID223は、ストレージプール6に割り当て済みの物理ボリューム5(後述する物理ボリュームID224によって示される)が所属する性能グループを一意に識別する情報(識別子等)を格納する。1つのストレージプールID221はグループID223を1つ以上、通常は複数有する。グループID223は、ストレージプール管理部16によって設定される。
物理ボリュームID224は、ストレージプール6に割り当て済みの物理ボリューム5を一意に識別する情報(識別子等)を格納する。1つのストレージプールID221は物理ボリュームID224を1つ以上、通常は複数有する。物理ボリュームID224は、ストレージプール管理部16によって設定される。
データ再配置フラグ23(図2)は、仮想ストレージ装置3に新しい物理ボリューム5が追加されたときに、ストレージプール管理部16が、既存の物理ボリューム5に記憶されているユーザデータを、新たに追加された物理ボリューム5にマイグレーション(移行)するかどうかを示すフラグである。データ再配置フラグ23は、例えば、情報処理システム1のシステム管理者等によって設定される。
例えば、データ再配置フラグ23がオフ(例えば値‘0’)に設定されている場合、ストレージプール管理部16は、既存の物理ボリューム5に記憶されているユーザデータを、追加された物理ボリューム5にマイグレーションしない。一方、データ再配置フラグ23がオン(例えば値‘1’)に設定されている場合、ストレージプール管理部16は、既存の物理ボリューム5に記憶されているユーザデータを、追加された物理ボリューム5にマイグレーションする。
データ再配置フラグ23は、ユーザデータに新しい物理ボリューム5に自動的にマイグレーションさせるかどうかに応じて、システム管理者等によって設定される。
例えば、新しいストレージプール6を作成するために、高速な物理ボリューム5が追加された場合を考える。この場合、仮にデータ再配置フラグ23がなければ、ユーザデータが新規物理ボリューム5に自動的に再配置されてしまう。システム管理者が、新たなストレージプール6を作成するために追加した物理ボリューム5にデータをマイグレーションするのを避けたい場合、例えば、データ再配置フラグ23をオフに設定する。
なお、本実施形態では、ストレージ仮想化装置8の不図示のCPUが、ストレージ制御プログラムを実行することにより、上述したストレージ制御部11は、物理ボリューム検出部12、性能測定部13、グループ化部14、物理ボリューム編成部15、及びストレージプール管理部16として機能する。
なお、これらのストレージ制御部11は、物理ボリューム検出部12、性能測定部13、グループ化部14、物理ボリューム編成部15、及びストレージプール管理部16としての機能を実現するためのプログラム(ストレージ制御プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
ストレージ制御部11は、物理ボリューム検出部12、性能測定部13、グループ化部14、物理ボリューム編成部15、及びストレージプール管理部16としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではストレージ仮想化装置8の不図示のメモリ等)に格納されたストレージ制御プログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではストレージ仮想化装置8の不図示のCPU)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
又、ストレージ仮想化装置8の不図示のメモリ等が、グループ化ルール17、ストレージプールルール18、管理テーブル21、ストレージプールテーブル22、及びデータ再配置フラグ23を格納するための格納部として機能する。
(B)動作
以下、図8〜図15を参照して、本情報処理システム1における処理を説明する。
(B−1)全体処理
図8は、実施形態の一例としての情報処理システム1における処理の概要を示すフローチャート(ステップS1〜S5)である。
ステップS1において、仮想ストレージ装置3において新しい物理ボリューム5が追加される。このような場合としては、情報処理システム1に仮想ストレージ装置3が新規導入された場合、或いは既存の仮想ストレージ装置3に新しい物理ボリューム5が追加された場合がある。
次にステップS2において、物理ボリューム検出部12が、ステップS1で新しい物理ボリューム5が追加されたことを検出する。このとき、物理ボリューム検出部12は、追加された物理ボリューム5が存在するディスクアレイ装置4から送信されるRSCNを受信して、該当ディスクアレイ装置4に物理ボリューム5が追加されたことを検出する。
ステップS3において、性能測定部13がステップS1で追加された物理ボリューム5を含め、全ての物理ボリューム5について所定のアクセスパターン毎の性能スコアを測定して、合計性能スコアを求める。そして、グループ化部14が、求めた合計性能スコアを用いて、グループ化ルール17に従って、各物理ボリューム5を性能グループに振り分ける。
次に、ステップS3で振り分けた上位の性能グループの容量が、予め定められた要求性能に満たない場合に、ステップS4において、物理ボリューム編成部15が物理ボリューム再編成処理を行なう。詳細には、物理ボリューム編成部15は、上位の性能グループが、その要求性能を満足するように、下位の性能グループの物理ボリューム5を複数束ねて(ストライピングし)、要求性能に満たない上位の性能グループに追加する。
ステップS5において、ストレージプール管理部16が、ステップS3〜S4において、性能グループに振り分けた各物理ボリューム5を、ストレージプールルール18に従って、ストレージプール6に追加する。
以下、図8に示した処理の詳細を、仮想ストレージ装置3の初期導入時と、既存の仮想ストレージ装置3に物理ボリュームが追加された場合とに分けて説明する。
(B−2)初期導入時
図9は、実施形態の一例としての情報処理システム1における仮想ストレージ装置3の初期導入時の処理を示すフローチャート(ステップS11〜S19)である。
ストレージ仮想化装置8の初期起動時に、物理ボリューム5が作成されているディスクアレイ装置4が接続されると、物理ボリューム検出部12が、ディスクアレイ装置4からRSCNを受け取ることにより、物理ボリューム5を検出する。
そして、ステップS11〜S13において、性能測定部13が性能検証処理を実行する。
詳細には、ステップS11において、性能測定部13は、各物理ボリューム5に対して、性能を検証するためのI/O走行を行なう。
ステップS12において、性能測定部13は、ステップS11で実施したI/O走行時の性能値を取得する。
ステップS13において、性能測定部13は、ステップS12で実施した性能値から、各物理ボリューム5の性能スコアを求め、合計性能スコアを算出する。性能測定部13は、算出した合計性能スコアを、管理テーブル21の性能スコア213に登録する。
又、性能測定部13は、各物理ボリューム5の多重度を判定し、判定結果を管理テーブル21の多重度ID212に登録する。性能測定部13は、1つのRAIDグループから作成されている物理ボリューム5には同一の多重度IDを割り当て、別個のRAIDグループから作成されている物理ボリューム5にはそれぞれ異なる多重度IDを割り当てる。そして、性能測定部13は、物理ボリューム5に割り当てた多重度IDを、管理テーブル21の多重度ID212に登録する。
ステップS14において、グループ化部14が、ステップS13で算出した性能スコアに基づいて、各物理ボリューム5を性能グループに振り分ける。例えば、図4に示した例では、物理ボリューム5の性能スコアが1〜10であれば、当該物理ボリューム5を性能グループ0に振り分ける。そして、グループ分けの結果を管理テーブル21の性能グループ214に記録する。
図10に、ステップS13,S14実行後の管理テーブル21を例示する。
図10のこの例では、ステップS13において、ID“LUN001”の物理ボリューム5の多重度IDが0、性能スコアが85であると決定され、ステップS14でこの物理ボリューム5が性能グループ9に振り分けられている。同様に、ID“LUN002”の物理ボリューム5の多重度IDが1、性能スコアが53であると決定され、この物理ボリューム5が性能グループ6に振り分けられている。ID“LUN003”の物理ボリューム5の多重度IDが1、性能スコアが57であると決定され、この物理ボリューム5が性能グループ6に振り分けられている。なお、ステップS13において、性能測定部13は、ID“LUN002”の物理ボリューム5とID“LUN003”の物理ボリューム5とが同じRAIDグループに属すると判定し、この2つの物理ボリューム5に対して同一の多重度ID“1”を付与する。
次に、ステップS15〜S19において、ストレージプール管理部16がストレージプール管理処理を実行する。
詳細には、ステップS15において、ストレージプール管理部16は、例えば、情報処理システム1の管理者等が事前に設定した情報等に基づいて、作成するストレージプール6の容量、数、及び性能順位を設定し、ストレージプールテーブル22を生成する。
ここで、例えば、ストレージプール管理部16は、以下の3つのストレージプール6を作成するとする。
ストレージプール6−1:1テラバイト(TB)(性能順位=1)
ストレージプール6−2:2TB(性能順位=2)
ストレージプール6−3:2TB(性能順位=3)
ステップS16において、ストレージプール管理部16は、ステップS15で設定したストレージプール6を、性能順位が高いストレージプール6から作成する。ストレージプール管理部16は、作成するストレージプール6の容量を、最上位の性能グループの合計容量のみで割り当てることができるかどうかを判定する。
例えば、ストレージプール管理部16が、図4に例示したグループ化ルール17を用いて、1TBのストレージプール6−1を作成する場合を考える。図4の例では最上位の性能グループはグループ10である。このとき、グループ10に属する物理ボリューム5の合計容量が、少なくとも1TBであるかどうかを判定する。
最上位の性能グループのみで割り当てられる場合(ステップS16のYESルート参照)、処理が後述するステップS18に移る。
一方、最上位の性能グループだけでは割り当てられない場合(ステップS16のNOルート参照)、ステップS17において、物理ボリューム編成部15が、図15を参照して後述する物理ボリューム再編成処理を実行して、作成しようとしているストレージプール6に不足している容量を追加する。
ここで例えば、物理ボリューム編成部15は、図5に例示するように、グループ6に属する物理ボリューム5を3台ストライピングしてグループ9の性能を満たすように再編成する。
ステップS18において、ストレージプール管理部16は、ストレージプール6に物理ボリューム5を割り当てて、各ストレージプール6に割り当てた物理ボリューム5をストレージプールテーブル22に記録する。
ステップS19において、ストレージプール管理部16は、ステップS15で設定したストレージプール6を全て作成したかどうかを判定する。
全てのストレージプール6の作成が完了している場合(ステップS19のYESルート参照)、本処理が終了する。
全てのストレージプール6の作成が完了していない場合(ステップS19のNOルート参照)、ストレージプール管理部16は、ステップS16に戻り、全ストレージプール6の作成が完了するまで、上記のステップS16〜S18の処理を繰り返す。
(B−3)物理ボリューム5の追加時
図11,図12は、実施形態の一例としての情報処理システム1における物理ボリューム5追加時の処理を示すフローチャート(図11のステップS21〜S31、図12のステップS32〜S39)である。
ディスクアレイ装置4にストレージ仮想化装置8が追加されると、物理ボリューム検出部12が、ディスクアレイ装置4からRSCNを受け取ることにより、物理ボリューム5を検出する。
そして、ステップS21〜S25において、性能測定部13が性能検証処理を実行する。
詳細には、ステップS21において、性能測定部13は、各物理ボリューム5に対して、性能を検証するためのI/O走行を行なう。
ステップS22において、性能測定部13は、ステップS21で実施したI/O走行時の性能値を取得する。
ステップS23において、性能測定部13は、ステップS22で取得した新規物理ボリューム5の性能値の値が、既存の物理ボリューム5の性能値の最大値と最小値との間に入るかどうかを判定する。
性能値が、既存の物理ボリューム5の性能値の最大値と最小値との間に入る場合(ステップS23のYESルート参照)、ステップS24において、性能測定部13は、ステップS22で取得した性能値から、追加された物理ボリューム5の性能スコアを求め、合計性能スコアを算出する。性能測定部13は、算出した合計性能スコアを、管理テーブル21の性能スコア213に登録する。
一方、合計性能スコアの値が、既存の物理ボリューム5の合計性能スコアの最大値と最小値との間に入らない場合(ステップS23のNOルート参照)、ステップS25において、性能測定部13は、ステップS22で取得した性能値から、全ての物理ボリューム5の性能スコアを求め、合計性能スコアを算出する。性能測定部13は、算出した合計性能スコアを、管理テーブル21の更新用性能スコア215に登録する。
ステップS25の処理を行なわれる場合としては、例えば、従来はHDDで構成された物理ボリューム5のみが仮想ストレージ装置3に作成されていたが、SSDで構成された物理ボリューム5が新たに作成された場合などが挙げられる。
ステップS26において、ステップS23で性能値が既存の物理ボリューム5の性能値の最大値と最小値との間に入った場合には、グループ化部14が、ステップS24で算出した性能スコアに基づいて、各物理ボリューム5を性能グループに振り分ける。そして、グループ分けの結果を管理テーブル21の性能グループ214に記録する。一方、ステップS23で性能値が既存の物理ボリューム5の性能値の最大値と最小値との間に入らない場合、グループ化部14は、ステップS25で算出した性能スコアに基づいて、各物理ボリューム5を性能グループに振り分ける。そして、グループ分けの結果を管理テーブル21の更新用性能グループ216に記録する。
図13に、ステップS25,S26実行後の管理テーブル21を例示する。
図13のこの例では、ステップS23で、ID“LUN0xx”及び“LUN0yy”の新規物理ボリューム5の合計性能スコア合計性能スコアの値が、既存の物理ボリューム5の合計性能スコアの最大値と最小値との間に入らないと判定されている。そして、ステップS25において、ID“LUN0xx”の物理ボリューム5の性能スコアが97であると決定され、ステップS26でこの物理ボリューム5が性能グループ10に振り分けられている。同様に、ID“LUN0yy”の物理ボリューム5の性能スコアが100であると決定され、性能グループ10に振り分けられている。一方、既存のID“LUN001”の物理ボリューム5の以前の性能スコアは85であり性能グループ9に振り分けられていたが、高性能の新しい物理ボリューム5の追加により、ステップS25において、性能スコアが73に低下している。ステップS26でこの物理ボリューム5が以前の性能グループ9から性能グループ8に降格されている。同様に、既存のID“LUN002”の物理ボリューム5の以前の性能スコアは53であったが今回性能スコアが41に低下し、性能グループ5に降格されている。
次に、ステップS27〜S39において、ストレージプール管理部16がストレージプール管理処理を実行する。
詳細には、ステップS27において、ストレージプール管理部16は、データ再配置フラグ23がオンに設定されているかどうかを確認する。
データ再配置フラグ23がオンに設定されている(ステップS27のYESルート参照)場合、データ再配置(性能グループへのデータマイグレーション)が必要である。そこで、ステップS28において、ストレージプール管理部16は、ストレージプールテーブル22を参照して、既存のストレージプール6が属する性能グループよりも上位の性能グループに、未割り当ての物理ボリューム5が存在するかどうかを判定する。
一方、データ再配置フラグ23がオンに設定されてない(ステップS27のNOルート参照)場合、処理が後述するステップS31に移る。
例えば、ストレージプール6−1が、性能グループ8に属する物理ボリューム5から構成されていた場合を考える。この場合、ストレージプール管理部16は、まず、ストレージプール6−1に属する性能グループ8よりも上位の性能グループに、未割り当ての物理ボリューム5が存在するかどうかを判定する。
例えば、ストレージプールテーブル22が図14に例示する状態にあると仮定する。図14の例では、性能グループ8よりも上位の性能グループ10のストレージプールID221及びストレージプール容量222が空欄であり、ストレージプール管理部16は、未割り当ての物理ボリューム5が存在すると判定する。
上位の性能グループに、未割り当ての物理ボリューム5が存在する場合(ステップS28のYESルート参照)、ステップS29において、ストレージプール管理部16は、見つかった上位の性能グループの未割り当ての物理ボリューム5に、データをマイグレーションする。データのマイグレーション後に、ストレージプール管理部16は、移動前にデータを格納していた物理ボリューム5の割り当てを解放する。その際、ストレージプール管理部16は、後述する物理ボリューム再編成処理によって再編成されていた物理ボリューム5も解放する。
ステップS30において、ステップS28の判定を全てのストレージプール6に実施したかどうかを判定する。
ステップS28の判定を全てのストレージプール6に実施していない場合(ステップS30のNOルート参照)、ストレージプール管理部16はステップS28に戻り、全ストレージプールに対してS28〜S29の処理を繰り返す。
一方、ステップS28の判定を全てのストレージプール6に実施した場合(ステップS30のYESルート参照)、或いはステップS27又はS28の判定がNOであった場合、ステップS31において、ストレージプール管理部16は、ステップS23で性能値が既存の物理ボリューム5の性能値の最大値と最小値との間に入ったかどうかを判定する。
ステップS23で性能値が既存の物理ボリューム5の性能値の最大値と最小値との間に入った場合(ステップS31のYESルート参照)、処理が後述する図12のステップS39に移動する。
一方、ステップS23で性能値が既存の物理ボリューム5の性能値の最大値と最小値との間に入っていなかった場合(ステップS31のNOルート参照)、図12のステップS32において、ストレージプール管理部16は、作成するストレージプール6の容量及び数を設定し、新たなストレージプールテーブル22を生成する。
ステップS33において、ストレージプール管理部16は、ステップS32で設定したストレージプール6を、性能順位が高いストレージプール6から作成する。ストレージプール管理部16は、作成するストレージプール6の容量を、最上位の性能グループの合計容量のみで割り当てることができるかどうかを判定する。
最上位の性能グループのみで割り当てられる場合(ステップS33のYESルート参照)、処理が後述するステップS35に移る。
一方、最上位の性能グループだけでは割り当てられない場合(ステップS33のNOルート参照)、ステップS34において、物理ボリューム編成部15が、図15を参照して後述する物理ボリューム再編成処理を実行して、作成しようとしているストレージプール6に不足している容量を追加する。
ステップS35において、ストレージプール管理部16は、ストレージプール6に物理ボリューム5を割り当てて、各ストレージプール6に割り当てた物理ボリューム5をストレージプールテーブル22に記録する。
ステップS36において、ストレージプール管理部16は、全てのストレージプール6の容量及び数が、ステップS32で設定した値を満たしているかどうかを判定する。
全てのストレージプール6の容量及び数がステップS32で設定した値を満たしていない場合(ステップS36のNOルート参照)、処理がステップS33に戻る。
全てのストレージプール6の容量及び数がステップS32で設定した値を満たす場合(ステップS36のYESルート参照)、ステップS37において、ストレージプール管理部16は、古い(既存の)ストレージプールテーブル22のデータを、新しいストレージプールテーブル22に移動する。
ステップS38において、ストレージプール管理部16は、古いストレージプールテーブル22を解放する。
ステップS39において、ストレージプール管理部16は、管理テーブル21を更新して本処理を終了する。
(B−4)物理ボリューム再編成処理
以下、物理ボリューム編成部15による物理ボリューム再編成処理について図15を参照して説明する。
図15は、実施形態の一例としての物理ボリューム編成部15による物理ボリューム再編成処理を示すフローチャート(ステップS41〜S47)である。
ステップS41において、物理ボリューム編成部15は、ストライピングを行なう物理ボリューム5を決定する。
次にステップS42において、物理ボリューム編成部15は、ステップS41で選択したボリュームをストライピングすることで、上位性能ストレージプール6と同等の性能が得られるか仮性能検証を行なう。この性能検証は、物理ボリューム5を組み込んだときに測定する性能検証と同様に行なわれる。
次に、ステップS43において、物理ボリューム編成部15は、ステップS41の仮性能検証において、ストライプにより上位のストレージプール6の要求性能が満たされたかどうかを判定する。
ストライプにより上位のストレージプール6の要求性能が満たされない場合(ステップS43のNOルート参照)、ステップS44において、物理ボリューム編成部15は、ストライプに追加できる未使用の物理ボリューム5が存在するかどうかを判定する。
未使用の物理ボリューム5が存在しない場合(ステップS44のNOルート参照)、全ての物理ボリューム5を追加しても目標の性能を達成することができない。そこで、ステップS45において、物理ボリューム編成部15は、再編成できない旨をオペレータに通知して物理ディスクの増設を促し、本処理を終了する。この後、オペレータが物理ディスクを増設すると、再度本処理が実行されて、追加ディスクを上位のストレージプール6に追加するかどうかを検証する。
一方、未使用の物理ボリューム5が存在する場合(ステップS44のYESルート参照)、ステップS46において、物理ボリューム編成部15は、ストライプに物理ボリューム5を追加して、ステップS41に戻り以降の処理を実行する。
一方、ステップS43でストライプにより上位のストレージプール6の要求性能が満たされた場合(ステップS43のYESルート参照)、ステップS47において、物理ボリューム編成部15は、ストライプされた物理ボリューム5を作成し、上位のストレージプール6に追加する。ステップS42の仮性能検証で、上位のストレージプール6の性能値と同等であることが証明されているため、ストライプされた物理ボリューム5を上位のストレージプール6に追加し、以降、このボリュームを上位のサーバ2から使用することが可能となる。
(C)効果
前述のように、本実施形態の一例によれば、ストレージ制御部11の物理ボリューム検出部12が、物理ボリューム5の追加を認識し、性能測定部13が、追加された物理ボリューム5の性能検証を実行する。そして、グループ化部14が、性能検証の結果に応じて、物理ボリューム5をグループ分けして、物理ボリューム5を適切なストレージプール6に追加する。
このため、性能値が近い物理ボリューム5同士が性能グループに振り分けられるので、要求される要求性能に応じたストレージプール6が自律的に構成される。
これにより、システム管理者は、各物理ボリューム5の性能や特性を知る必要なしに、適切な性能を有する所定の容量のストレージプール6を構成することができる。
又、物理ボリューム編成部15が、低速な物理ボリューム5で構成された複数の物理ボリューム5をストライピングして、単体の物理ボリューム5を超える要求性能を有する1つの物理ボリューム5を作成する。そして、作成した物理ボリューム5を、上位のストレージプール6に追加する。
これにより、仮想ストレージ装置3に低速な物理ボリューム5が多く存在する場合であっても、ストレージ仮想化装置8が低速な物理ボリューム5をストライピングすることで、ストレージブール6に属する高速な物理ボリューム5として運用することが可能となる。
又、本実施形態においては、ストレージプール管理部16が、データ再配置フラグ23を参照して、既存の物理ボリューム5に記憶されているユーザデータを、新たに追加された物理ボリューム5にマイグレーションするかどうかを判定する。これにより、新しいストレージプール6を作成するために、高速な物理ボリューム5が追加された場合などに、新規ボリューム5へのデータマイグレーションを阻止することができる。
さらに、本実施形態においては、性能測定部13は、性能検証時に、物理ボリューム5のそれぞれについて、同一のRAIDグループに属するかどうかを示す多重度を推定する。これにより、物理ボリューム5の性能を正確に把握することができ、物理ボリューム5から作成されるストレージプール6の性能向上を図ることができる。
又、本実施形態においては、物理ボリューム検出部12が、新しい物理ボリューム5の作成を検出する。このため、多くの物理ボリューム5が作成された場合であっても、ストレージプール6の作成や管理を省力化することができる。
(D)その他
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記の実施形態においては、性能測定部13は、物理ボリューム5の実測した性能値を0〜10の性能スコアに変換したが、性能測定部13が他の方法によって、物理ボリューム5の性能を示す尺度を取得してもよい。
(E)付記
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御装置であって、
前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得する性能測定部と、
前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分けるグループ化部と、
ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加するストレージプール管理部と、
をそなえることを特徴とするストレージ制御装置。
(付記2)
前記複数の性能グループのうち、その要求性能に満たない性能グループが存在する場合に、該性能グループが前記要求性能を満たすように、前記要求性能に満たない性能グループよりも要求性能の低い性能グループに振り分けられたボリュームを複数集約した再編成ボリュームを生成して前記前記要求性能に満たない性能グループに追加する再編成部
をさらにそなえることを特徴とする付記1記載のストレージ制御装置。
(付記3)
前記ストレージ制御装置はデータ再配置フラグをさらにそなえ、
前記ストレージプール管理部は、前記データ再配置フラグが無効に設定されている場合、前記仮想ストレージ装置において新しいボリュームが作成されたときに、前記新しいボリュームにデータが移動されるのを阻止する
ことを特徴とする付記1又は2記載のストレージ制御装置。
(付記4)
前記性能測定部は、前記性能情報から、前記複数のボリュームのそれぞれについて、同一の冗長グループに属するかどうかを示す多重度を推定する
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載のストレージ制御装置。
(付記5)
前記仮想ストレージ装置における新たなボリュームの追加を検出するボリューム検出部
をさらにそなえることを特徴とする付記1〜4のいずれか1項記載のストレージ制御装置。
(付記6)
複数のボリュームと、
ストレージ制御装置とをそなえ、
前記ストレージ制御装置は、
前記複数のボリュームの性能情報を取得する性能測定部と、
前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分けるグループ化部と、
ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加するストレージプール管理部と、
をそなえることを特徴とする仮想ストレージ装置。
(付記7)
仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御方法であって、
前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得し、
前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分け、
ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加する
ことを特徴とするストレージ制御方法。
(付記8)
前記複数の性能グループのうち、その要求性能に満たない性能グループが存在する場合に、該性能グループが前記要求性能を満たすように、前記要求性能に満たない性能グループよりも要求性能の低い性能グループに振り分けられたボリュームを複数集約した再編成ボリュームを生成して前記前記要求性能に満たない性能グループに追加する
ことを特徴とする付記7記載のストレージ制御方法。
(付記9)
データ再配置フラグが無効に設定されている場合、前記仮想ストレージ装置において新しいボリュームが作成されたときに、前記新しいボリュームにデータが移動されるのを阻止する
ことを特徴とする付記7又は8記載のストレージ制御方法。
(付記10)
前記性能情報から、前記複数のボリュームのそれぞれについて、同一の冗長グループに属するかどうかを示す多重度を推定する
ことを特徴とする付記7〜9のいずれか1項に記載のストレージ制御方法。
(付記11)
前記仮想ストレージ装置における新たなボリュームの追加を検出する
ことを特徴とする付記7〜10のいずれか1項記載のストレージ制御方法。
(付記12)
仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御プログラムであって、
前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得し、
前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分け、
ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするストレージ制御プログラム。
(付記13)
前記複数の性能グループのうち、その要求性能に満たない性能グループが存在する場合に、該性能グループが前記要求性能を満たすように、前記要求性能に満たない性能グループよりも要求性能の低い性能グループに振り分けられたボリュームを複数集約した再編成ボリュームを生成して前記前記要求性能に満たない性能グループに追加する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記12記載のストレージ制御プログラム。
(付記14)
データ再配置フラグが無効に設定されている場合、前記仮想ストレージ装置において新しいボリュームが作成されたときに、前記新しいボリュームにデータが移動されるのを阻止する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記12又は13記載のストレージ制御プログラム。
(付記15)
前記性能情報から、前記複数のボリュームのそれぞれについて、同一の冗長グループに属するかどうかを示す多重度を推定する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記12〜14のいずれか1項に記載のストレージ制御プログラム。
(付記16)
前記仮想ストレージ装置における新たなボリュームの追加を検出する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記12〜15のいずれか1項記載のストレージ制御プログラム。
1 情報処理システム
2−1〜2−k ホスト装置
3 仮想ストレージ装置
4−1〜4−m,4 ディスクアレイ装置
5−1〜5−n,5 物理ボリューム
6 ストレージプール
7−1〜7−l,7 仮想ボリューム
8 ストレージ仮想化装置
11 ストレージ制御部(ストレージ制御装置)
12 物理ボリューム検出部(ボリューム検出部)
13 性能測定部
14 グループ化部
15 物理ボリューム編成部(再編成部)
16 ストレージプール管理部
17 グループ化ルール
18 ストレージプールルール(要求条件)
21 管理テーブル
22 ストレージプールテーブル
23 データ再配置フラグ

Claims (8)

  1. 仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御装置であって、
    前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得する性能測定部と、
    前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分けるグループ化部と、
    ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加するストレージプール管理部と、
    をそなえることを特徴とするストレージ制御装置。
  2. 前記複数の性能グループのうち、その要求性能に満たない性能グループが存在する場合に、該性能グループが前記要求性能を満たすように、前記要求性能に満たない性能グループよりも要求性能の低い性能グループに振り分けられたボリュームを複数集約した再編成ボリュームを生成して前記前記要求性能に満たない性能グループに追加する再編成部
    をさらにそなえることを特徴とする請求項1記載のストレージ制御装置。
  3. 前記ストレージ制御装置はデータ再配置フラグをさらにそなえ、
    前記ストレージプール管理部は、前記データ再配置フラグが無効に設定されている場合、前記仮想ストレージ装置において新しいボリュームが作成されたときに、前記新しいボリュームにデータが移動されるのを阻止する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のストレージ制御装置。
  4. 前記性能測定部は、前記性能情報から、前記複数のボリュームのそれぞれについて、同一の冗長グループに属するかどうかを示す多重度を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のストレージ制御装置。
  5. 前記仮想ストレージ装置における新たなボリュームの追加を検出するボリューム検出部
    をさらにそなえることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のストレージ制御装置。
  6. 複数のボリュームと、
    ストレージ制御装置とをそなえ、
    前記ストレージ制御装置は、
    前記複数のボリュームの性能情報を取得する性能測定部と、
    前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分けるグループ化部と、
    ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加するストレージプール管理部と、
    をそなえることを特徴とする仮想ストレージ装置。
  7. 仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御方法であって、
    前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得し、
    前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分け、
    ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加する
    ことを特徴とするストレージ制御方法。
  8. 仮想ストレージ装置を制御するストレージ制御プログラムであって、
    前記仮想ストレージ装置に存在する複数のボリュームの性能情報を取得し、
    前記複数のボリュームの前記性能情報とグループ化ルールとに基づいて、前記複数のボリュームを、要求性能の異なる複数の性能グループに振り分け、
    ストレージプールの要求条件が満たされるまで、仮想ボリュームが切り出される前記複数の性能グループに振り分けたボリュームを前記ストレージプールに追加する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするストレージ制御プログラム。
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