JP2015154368A - patch antenna - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パッチアンテナに関する。 The present invention relates to a patch antenna.
従来より、携帯電話等の携帯機器や、その携帯機器や車載分野等に使用するGPS等に、パッチアンテナ(マイクロストリップアンテナとも呼ばれる)が用いられている。パッチアンテナは、薄型であり、平板のものが特徴的であることから、アンテナ設置の自由度が高く、非常に多用されている。 Conventionally, patch antennas (also referred to as microstrip antennas) have been used for portable devices such as cellular phones, GPS devices used in such portable devices and in-vehicle fields, and the like. Since patch antennas are thin and have a flat plate characteristic, they have a high degree of freedom in antenna installation and are widely used.
一般的に、パッチアンテナは、誘電体(誘電体基板)と、誘電体の一方の面に形成された平面形状の放射電極と、誘電体の他方の面に形成された接地電極(グランド電極)とを備えている。パッチアンテナは、放射電極に対して接地電極から絶縁貫通された給電ピン等が接続されており、これにより電力が供給されて通信を行う。 In general, a patch antenna includes a dielectric (dielectric substrate), a planar radiation electrode formed on one surface of the dielectric, and a ground electrode (ground electrode) formed on the other surface of the dielectric. And. The patch antenna is connected to a radiating electrode by a power feed pin that is insulated and penetrated from the ground electrode, so that power is supplied to perform communication.
近年、特に上述した携帯機器や車載分野にて使用されるGPS等のアンテナにおいては、小型化のニーズが高まっている。 In recent years, there has been a growing need for miniaturization of antennas such as GPS used in the above-described portable devices and in-vehicle fields.
パッチアンテナを小型化する方法としては、例えば、矩形状の放射導体の各辺から中心方向に向かって切り込みを入れる等してその外周部に複数のスリットを設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
As a method for reducing the size of the patch antenna, for example, a technique has been proposed in which a plurality of slits are provided on the outer peripheral portion of the rectangular radiation conductor by, for example, making a cut from each side toward the center (for example, (See
しかしながら、このようにスリットを設けると、アンテナの利得が低下するという問題があり、また、スリットの長さがパッチアンテナの幅に制限されてしまうため、周波数を可変させる範囲には限界がある。 However, when the slits are provided in this manner, there is a problem that the gain of the antenna is lowered, and the length of the slits is limited by the width of the patch antenna, so there is a limit to the range in which the frequency can be varied.
本発明は、上述したような実情に鑑みてなされてものであり、放射電極の表面積を実質的に外形寸法よりも大きくするので、同一外形寸法のアンテナよりも、より波長の長い電波に共振でき、かつ良好な特性を維持することができるパッチアンテナを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and since the surface area of the radiation electrode is substantially larger than the outer dimensions, it can resonate with radio waves having a longer wavelength than an antenna having the same outer dimensions. An object of the present invention is to provide a patch antenna that can maintain good characteristics.
本発明者らは、上述した課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、放射電極を凹凸形状として立体化させることによって、従来と同程度の外形寸法において、共振点を低周波数側にシフトさせることができることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下のものを提供する。 As a result of intensive studies in order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have shifted the resonance point to the low frequency side in the same external dimensions as before by making the radiation electrode three-dimensional as an uneven shape. As a result, the present invention has been completed. That is, the present invention provides the following.
(1)本発明は、誘電体と、該誘電体の一方の面に形成された放射電極と、該誘電体の他方の面に形成された接地電極とを備え、前記放射電極の外形形状は、多角形状又は円形形状により形成されており、前記放射電極の表面は、凹凸形状に立体的に形成されており、前記放射電極の表面積は、前記外形形状よりも広いパッチアンテナである。 (1) The present invention includes a dielectric, a radiation electrode formed on one surface of the dielectric, and a ground electrode formed on the other surface of the dielectric, and the outer shape of the radiation electrode is The surface of the radiation electrode is three-dimensionally formed in an uneven shape, and the surface area of the radiation electrode is a patch antenna wider than the outer shape.
(2)本発明は、上述した(1)の発明において、前記放射電極の表面は、所定形状の凸部が縦横に複数個形成されることにより前記凹凸形状が立体的に形成されているパッチアンテナである。 (2) The present invention provides the patch according to (1) described above, wherein the surface of the radiation electrode has a three-dimensional shape of the concavo-convex shape by forming a plurality of convex portions of a predetermined shape vertically and horizontally. It is an antenna.
(3)本発明は、上述した(1)の発明において、前記放射電極の表面は、中心部から外側に向かって放射状に複数の溝が形成されることにより前記凹凸形状が立体的に形成されているパッチアンテナである。 (3) According to the present invention, in the invention of (1) described above, the surface of the radiation electrode is formed in a three-dimensional manner by forming a plurality of grooves radially from the center to the outside. Is a patch antenna.
(4)本発明は、上述した(1)から(3)のいずれかの発明において、前記放射電極は、所定の厚さの金属板で構成されており、前記誘電体と一体的にインサート成形により形成される、又は、前記誘電体上に所定の厚さのメッキ処理により形成されるパッチアンテナである。 (4) In the present invention according to any one of (1) to (3), the radiation electrode is formed of a metal plate having a predetermined thickness, and is insert-molded integrally with the dielectric. Or a patch antenna formed by plating with a predetermined thickness on the dielectric.
本発明によれば、共振点を低周波数側にシフトすることができ、かつ良好な特性を維持することができる。 According to the present invention, the resonance point can be shifted to the low frequency side, and good characteristics can be maintained.
以下、本発明に係るパッチアンテナの具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。 Hereinafter, specific embodiments of the patch antenna according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, this invention is not limited to the following embodiment, A various change is possible in the range which does not change the summary of this invention.
本発明に係るパッチアンテナ1は、図1に示すように、誘電体11と、誘電体11の一方の面に形成された放射電極12と、誘電体11の他方の面に形成された接地電極13とを備える、いわゆるマイクロストリップアンテナである。
As shown in FIG. 1, the
放射電極12の外形形状は、図1では、四角形状であるが、これに限られず、例えば、四角形状以外の多角形状又は円形形状により形成されてもよい。また、パッチアンテナ1は、円偏波により通信を行うので、厳密に言えば、放射電極12の外形形状は、四角形状ではなく、角に切欠きが設けられている。右旋円偏波により通信を行う場合には、例えば、右上角と左下角に切欠きが設けられている。左旋円偏波により通信を行う場合には、例えば、左上角と右下角に切欠きが設けられている。
The outer shape of the
放射電極12の表面は、凹凸形状に立体的に形成されている。また、放射電極12の表面積は、前記外形形状よりも広い。
The surface of the
このようにして、パッチアンテナ1は、放射電極12の表面に立体的な凹凸形状を形成することにより、その表面積を大きくすることができる。よって、パッチアンテナ1は、放射電極12の表面積を実質的に外形寸法よりも大きくできるので、同一外形寸法のアンテナよりも、より波長の長い電波に共振でき、かつ良好な特性を維持することができる。
Thus, the
また、パッチアンテナ1は、従来構成のアンテナよりも外形寸法を小さくした場合であっても、放射電極12の表面積を実質的に従来構成のアンテナの放射電極と同程度の大きさに調整できるので、従来構成のアンテナと同程度の波長の電波に共振でき、かつ良好な特性を維持することができる。
Further, the
さらに、パッチアンテナ1は、従来構成のアンテナよりも外形寸法を小さくし、かつ、放射電極12の表面積を実質的に従来構成のアンテナの放射電極よりも大きく調整できるので、外形駿府の大きい従来構成のアンテナよりも、より波長の長い電波に共振でき、かつ良好な特性を維持することができる。
Furthermore, since the
また、放射電極12の表面は、図1に示すように、所定形状の凸部が縦横に複数個形成されることにより凹凸形状が立体的に形成されていてもよい。
Moreover, as shown in FIG. 1, the uneven | corrugated shape may be formed in three dimensions on the surface of the
放射電極12は、所定の厚さのメッキ処理により誘電体11上に形成してもよい。また、放射電極12は、凸部が同一形状に加工された金属板を複数個、形成することにより形成してもよい。なお、金属板の厚さは一定である。
The
以下に、パッチアンテナ1を構成する各要素について詳述する。
誘電体11の材料は、特に限定されるものではないが、例えば、樹脂、セラミック、セラミックに所定の割合で樹脂を混ぜて得られる材料等により構成することができる。
ここで、誘電体11を構成する樹脂としては、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(液晶ポリマー)等を挙げることができる。
Below, each element which comprises the
The material of the dielectric 11 is not particularly limited. For example, the dielectric 11 can be made of a resin, ceramic, a material obtained by mixing a resin at a predetermined ratio with ceramic, or the like.
Here, as resin which comprises the
誘電体11は、射出成形により加工してもよく、薄肉形状や目的に応じた多様な形状に形成することができる。さらに、誘電体11は、比誘電率の高いセラミックと、PPSと、LCPとをコンパウンドした複合材料を用い、これを射出成形することにより所望とする厚みや形状に形成してもよい。 The dielectric 11 may be processed by injection molding, and can be formed into various shapes according to the thin shape and purpose. Furthermore, the dielectric 11 may be formed into a desired thickness and shape by using a composite material in which a ceramic having a high relative dielectric constant, PPS, and LCP are compounded and injection-molded.
誘電体11の誘電率としては、特に限定されず、所望とするパッチアンテナ1のサイズに応じた値に設定することができる。例えば、パッチアンテナ1が適用される電子機器等の筐体サイズに応じて、誘電体11の比誘電率を適宜に設定するようにする。
The dielectric constant of the dielectric 11 is not particularly limited, and can be set to a value corresponding to a desired size of the
なお、誘電体11は、放射電極12と一体的にインサート成形により所望とする厚みや形状に形成されてもよい。
The dielectric 11 may be formed in a desired thickness and shape integrally with the
放射電極12は、例えば、リン青銅等の銅系金属や、銀、ニッケル、又はそれらの合金等の導電性金属材料を含んで構成されている。
放射電極12は、接地電極13及び誘電体11を貫く同軸線路やコネクタを用いて背面から直接給電される直結誘電方式を採用するものして説明するが、これに限られず、電磁結合給電方式でもよい。
The
The
接地電極(グランド電極板)13は、銅、銀、ニッケル、又はこれらの合金等の導電性金属材料を含む導電体である。
本実施例では、単体の接地電極13を誘電体11に形成させると説明したが、これに限られず、誘電体11の下に配置される回路基板を接地電極13として利用してもよい。
The ground electrode (ground electrode plate) 13 is a conductor containing a conductive metal material such as copper, silver, nickel, or an alloy thereof.
In this embodiment, it has been described that the
次に、パッチアンテナ1の放射電極12の凹凸形状について説明する。なお、凹凸形状は、以下の実施形態に示す形状に限定されるものではなく、放射電極12の実効面積を有効に増やすことができるものであれば他の形状であってもよい。
Next, the uneven shape of the
図2は、放射電極12が誘電体11との接合面12aとは反対側に凸部を有する凹凸形状に形成された状態を示す図であり、放射電極12を上部から見た上面図(図2(A))及びその側面図(図2(B))である。なお、この図2に示すパッチアンテナを「パッチアンテナ1A」とする。なお、図2中のσは、給電点を示しており、給電線路とのマッチングを得るための最適な位置に配置される。
FIG. 2 is a view showing a state in which the
放射電極12は、凹凸形状に沿って電流が立体的に流れるようになり、平面的な従来の放射電極に比べて、電流の経路長を長くすることができる。このようにして、パッチアンテナ1は、放射電極12の表面積を実質的に外形寸法よりも大きくするので、同一外形寸法のアンテナよりも、より波長の長い電波に共振でき、かつ良好な特性を維持することができる。
The
なお、放射電極12において凸部21を有する格子状の区画の各領域の大きさとしては、特に限定されるものではない。例えば、略正方形状の放射電極12において、図2に示すような4×4の領域に分けられるような大きさや、図3に示すような6×6の領域に分けられるような大きさにすることができる。また、本実施例では、図3に示す6×6の領域で形成されたパッチアンテナ1Bは、パッチアンテナ1Aと外形寸法は同じだが、放射電極12の表面積は大きくした。
Note that the size of each region of the grid-like section having the
また、放射電極12の表面積を変えなければ、凸部21の数が増えるほど、高さが低くなる。よって、パッチアンテナ1は、放射電極12において形成される凸部21の数が多いほど薄型になるメリットがある。
If the surface area of the
また、本実施例では、凸部21の形状は、図2に示すように、高さ方向に連続的な斜面を有する山状(テーパ状)に形成するものとして説明したが、これに限られず、ドーム型等でもよい。
Further, in the present embodiment, the shape of the
次に、図2に示した態様のパッチアンテナ1A、図3に模式図を示す態様のパッチアンテナ1B及び基準パッチアンテナのそれぞれに対して、FDTD法(有限差分時間領域法)によるシミュレーションを行って求めた共振周波数の変化について図4を用いて説明する。なお、パッチアンテナ1A、パッチアンテナ1B、及び基準パッチアンテナは、外形寸法が同一である。また、基準パッチアンテナとは、従来のパッチアンテナ、すなわち凹凸形状を有しない平面的な放射電極を誘電体上に形成させて得られる態様のパッチアンテナを意味する。
シミュレーションによる解析条件、パッチアンテナ1Aにおける放射電極12の大きさや凹凸形状の大きさ等は、以下の通りに設定した。
Next, a simulation by the FDTD method (finite difference time domain method) is performed on each of the
The analysis conditions by simulation, the size of the
[解析条件等]
解析手法:FDTD(Finite−Difference Time−Domain)法
給電方法:ピン給電
誘電体基板の比誘電率:εr=8
セルサイズ:xs=ys=zs=0.4mm
誘電体基板厚(誘電体基板の厚み):h=1.6mm
パッチ直径(放射電極の一辺の大きさ):L=34.4mm
誘電体基板直径(誘電体基板の一辺の大きさ):W=51.2mm
給電点距離:ρ=3.6mm
小パッチ直径(各区画領域の一辺の大きさ):a=5.6mm
[Analysis conditions, etc.]
Analysis method: FDTD (Finite-Difference Time-Domain) method Feeding method: Pin feeding Dielectric constant of dielectric substrate: εr = 8
Cell size: xs = ys = zs = 0.4 mm
Dielectric substrate thickness (dielectric substrate thickness): h = 1.6 mm
Patch diameter (size of one side of radiation electrode): L = 34.4 mm
Dielectric substrate diameter (size of one side of dielectric substrate): W = 51.2 mm
Feeding point distance: ρ = 3.6mm
Small patch diameter (size of one side of each partition area): a = 5.6 mm
図4に示すように、パッチアンテナ1A、パッチアンテナ1Bでは、基準パッチアンテナに比べて、その共振周波数fのピークが低周波数側(長波長側)にシフトしていることが分かる。具体的には、基準パッチアンテナの共振周波数fのピークが1.52GHzであったのに対して、パッチアンテナ1Aの共振周波数fのピークが1.47GHz、パッチアンテナ1Bの共振周波数fのピークが1.45GHzとなった。
As shown in FIG. 4, in the
この結果から、パッチアンテナ1A及びパッチアンテナ1Bは、基準パッチアンテナと比較して、外形寸法は同じでも、より波長の長い電波に共振できることが分かる。
From this result, it can be seen that the
また、図5は、パッチアンテナ1A(図5(A))、パッチアンテナ1B(図5(B))、及び基準パッチアンテナ(図5(C))について、シミュレーションにより得られたE面(水平面)、H面(垂直面)における放射特性を示す図である。
この結果から、パッチアンテナ1A及びパッチアンテナ1Bの特性は、基準パッチアンテナの特性と比較しても遜色がなく、良好な特性を維持していることが分かる。
FIG. 5 shows an E plane (horizontal plane) obtained by simulation for the
From this result, it can be seen that the characteristics of the
また、放射電極12の表面は、図6に示すように、中心部から外側に向かって放射状に複数の溝31が形成されることにより凹凸形状が立体的に形成されている構成でもよい。
具体的には、金属板を放射電極12として使用する場合に、その表面、裏面(誘電体との接合面)、又はその両面に縞状又は放射状の凹凸形状を形成する。凹凸による溝31は、図6に示す通り、中心部から外側に向かって縞状又は放射状に形成される。
Further, as shown in FIG. 6, the surface of the
Specifically, when a metal plate is used as the
なお、上述した凹凸形状は、矩形波形状に限られず、三角波形状、鋸歯形状又は正弦波形状等でもよい。
また、放射電極12の表面のパターンは、上述に限られず、他のパターンでもよく、例えば、以下のようなパターンでもよい。
In addition, the uneven | corrugated shape mentioned above is not restricted to a rectangular wave shape, A triangular wave shape, a sawtooth shape, or a sine wave shape etc. may be sufficient.
Moreover, the pattern of the surface of the
1.図7(A)に示すように、放射電極12の表面は、概念上、9つのブロックに分けられる。中心のブロックに対して上下左右方向に配置する4つの外側のブロックB1の表面は、水平線に沿って凹凸形状が形成される。中心のブロックに対して角方向に配置する4つの外側のブロックB2の表面は、対角線に対して水平又は直角になるように凹凸形状が形成される。ブロックB1及びブロックB2は、図7(A)に示すように、凹凸による溝が中心のブロックから外側に向かって放射状になるように配置される。なお、上述では、説明の便宜上、放射電極12の表面を9つのブロックに分けて説明したが、実際にブロック毎に形成するわけではない。
図7(A)は、誘電体11上に放射電極12が形成されている様子を示す平面図であり、図7(B)は、誘電体11上に放射電極12が形成されている様子を示す側面図である。なお、図7(B)では、放射電極12の凹凸形状を三角波形状で示してあるが、これに限られない。
1. As shown in FIG. 7A, the surface of the
FIG. 7A is a plan view showing a state in which the
2.上述と同様に、図8(A)に示すように、放射電極12の表面は、概念上、9つのブロックに分けられる。中心のブロックに対して上下左右方向に配置する4つの外側のブロックB1の表面は、水平線に沿って凹凸形状が形成される。中心のブロックに対して角方向に配置する4つの外側のブロックB2の表面は、ある一辺から対角線まで凹凸形状が形成され、当該対角線に対して線対称に凹凸形状が形成される。ブロックB1は、図8(A)に示すように、凹凸による溝が中心のブロックから外側に向かって放射状になるように配置される。ブロックB2は、図8(A)に示すように、凹凸による溝が、隣接する上下左右ブロックの凹凸による溝と同じ向きに揃うように配置される。なお、上述では、説明の便宜上、放射電極12の表面を9つのブロックに分けて説明したが、実際にブロック毎に形成するわけではない。
図8(A)は、誘電体11上に放射電極12が形成されている様子を示す平面図であり、図8(B)は、誘電体11上に放射電極12が形成されている様子を示す側面図である。なお、図8(B)では、放射電極12の凹凸形状を三角波形状で示してあるが、これに限られない。
2. Similarly to the above, as shown in FIG. 8A, the surface of the
FIG. 8A is a plan view showing a state in which the
3.図9(A)に示すように、放射電極12の表面は、凹凸による溝が中心部から外側に向かって放射状に形成される。凹凸形状は、中心に近いほど幅が狭く、中心から遠ざかるほど幅が広くなるように形成される。
図9(A)は、誘電体11上に放射電極12が形成されている様子を示す平面図であり、図9(B)は、誘電体11上に放射電極12が形成されている様子を示す側面図である。なお、図9(B)では、放射電極12の凹凸形状を三角波形状で示してあるが、これに限られない。
3. As shown in FIG. 9A, the surface of the
FIG. 9A is a plan view showing a state where the
図6は、放射電極12の誘電体11との接合面12aに複数の溝31を設けて凹凸形状が形成された状態を示す図であり、放射電極12における誘電体11との接合面12aの図(図6(A))及びその側面の一部の断面図(図6(B))である。なお、以下では、図6に示す放射電極12を構成してなるパッチアンテナを「パッチアンテナ1C」という。
FIG. 6 is a diagram illustrating a state in which a plurality of
図6に示すように、パッチアンテナ1Cにおいては、放射電極12の誘電体11との接合面12aに、複数の溝31を設けて、その複数の溝により得られた溝部31aと山部32とで形成される凹凸形状を有している。なお、放射電極12の表面は、レーザ光を照射することにより凹凸形状を形成してもよいし、エッチングにより凹凸形状を形成してもよい。
As shown in FIG. 6, in the
このようにして、パッチアンテナ1Cは、放射電極12表面の溝31の数を増やすことで、その表面積を大きくすることができる。よって、パッチアンテナ1Cは、放射電極12の表面積を実質的に外形寸法よりも大きくできるので、同一外形寸法のアンテナよりも、より波長の長い電波に共振でき、かつ良好な特性を維持することができる。
Thus, the surface area of the
次に、図6に示した態様のパッチアンテナ1C及び基準パッチアンテナに対して、FDTD法によるシミュレーションを行って求めた共振周波数の変化について図10を用いて説明する。なお、パッチアンテナ1C及び基準パッチアンテナは、外形寸法が同一である。 Next, changes in the resonance frequency obtained by performing a simulation by the FDTD method for the patch antenna 1C and the reference patch antenna of the aspect shown in FIG. 6 will be described with reference to FIG. The patch antenna 1C and the reference patch antenna have the same external dimensions.
シミュレーションによる解析条件、パッチアンテナ1Cの大きさ等は、以下の通りである。なお、パッチアンテナ1Cとしては、放射電極12の厚みを0.4mmとし、誘電体11との接合面12aに図6に示したような横縞状であって深さが0.2mmの溝31を有するものと設定して、シミュレーションを行った。
The analysis conditions by simulation, the size of the patch antenna 1C, etc. are as follows. As the patch antenna 1C, the
[解析条件等]
解析手法:FDTD法
給電方法:ピン給電
誘電体基板の比誘電率:εr=8
セルサイズ:xs=ys=zs=0.2mm
誘電体基板厚(誘電体基板の厚み):h=2.0mm
パッチ直径(放射電極の一辺の大きさ):L=12mm
パッチ半径:L1=2.0mm、L2=6.0mm
誘電体基板直径(誘電体基板の一辺の大きさ):W=16mm
給電点距離:ρ=1.0mm
[Analysis conditions, etc.]
Analysis method: FDTD method Feeding method: Pin feeding Dielectric constant of dielectric substrate: εr = 8
Cell size: xs = ys = zs = 0.2 mm
Dielectric substrate thickness (dielectric substrate thickness): h = 2.0 mm
Patch diameter (size of one side of radiation electrode): L = 12 mm
Patch radius: L1 = 2.0mm, L2 = 6.0mm
Dielectric substrate diameter (size of one side of dielectric substrate): W = 16 mm
Feeding point distance: ρ = 1.0mm
図10に示すように、パッチアンテナ1Cでは、基準パッチアンテナに比べて、その共振周波数fのピークが低周波数側(長波長側)にシフトしていることが分かる。具体的には、基準パッチアンテナの共振周波数fのピークが3.95GHzであったのに対して、パッチアンテナ1Cの共振周波数fのピークが3.87GHzとなった。 As shown in FIG. 10, in the patch antenna 1C, the peak of the resonance frequency f is shifted to the low frequency side (long wavelength side) compared to the reference patch antenna. Specifically, the peak of the resonance frequency f of the reference patch antenna was 3.95 GHz, whereas the peak of the resonance frequency f of the patch antenna 1C was 3.87 GHz.
この結果から、パッチアンテナ1Cは、基準パッチアンテナと比較して、外形寸法は同じでも、より波長の長い電波に共振できることが分かる。
From this result, it can be seen that the
1 パッチアンテナ
11 誘電体
12 放射電極
12a 接合面
12b 放射電極の上面
13 接地電極
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記放射電極の外形形状は、多角形状又は円形形状により形成されており、
前記放射電極の表面は、凹凸形状に立体的に形成されており、
前記放射電極の表面積は、前記外形形状よりも広いパッチアンテナ。 A dielectric, a radiation electrode formed on one surface of the dielectric, and a ground electrode formed on the other surface of the dielectric;
The outer shape of the radiation electrode is formed by a polygonal shape or a circular shape,
The surface of the radiation electrode is three-dimensionally formed in an uneven shape,
The patch antenna has a surface area greater than that of the outer shape.
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Cited By (2)
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