JP2015151739A - security system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建物のゲート(扉)のセキュリティシステムに関する。 The present invention relates to a security system for a gate of a building.
特許文献1の課題は、管理が簡単で、生体認証の利点をあまり損ねることなく非常時には代替的な認証により錠装置を制御することができるセキュリティシステムの提供を目的とし、その解決手段は、「認証切替え手段」を特定要件とするものの、入力された所定の生体情報を認証する主認証部1と、該主認証部1の認証用情報とは異なる補助的認証用情報を認証する副認証部2と、前記主認証部1での認証不成立を条件に副認証部2による認証に切り換える切換部3と、前記主認証部1または副認証部2のいずれか一方での認証成立により錠装置4を駆動させる錠制御部5を有してセキュリティシステムを構成する。また、所定の生体情報に対する主認証部1による認証の不成立判定後に、不成立判定された認証用情報とは異なる補助的認証用情報に対する副認証部2による認証の受け付けを開始するようにしてセキュリティシステムにおける認証方法を構成する(符号は特許文献1のもの)。
The problem of
したがって、特許文献1は、判定部(認証手段)は、まず、同一人(例えばAさん)の主たる生体認証を認証し、それが成功しない場合には、前記生体認証に替えて、該生体認証とは別個にバックアップとして用意してある同一人(前記Aさん)のID認証(識別番号や符号)でもって二次的な認証を実行しようとする技術的思想に基づくものである。それ故に、大地震等の災害時に、日常的に使用している商用交流電源が「万一停電した場合」に於いて、例えば建物の共用部分の鍵を保管している集合住宅の管理人室を管理する管理人が近くにいない場合には適さない。
Therefore, in
ところで、特許文献2は、非接触式のカードからの送信電波をID読取装置が受信し、その電波に含まれる識別情報(個人情報又はID情報)が予め記録している情報と一致する場合にドアロックを解錠するようにしたものである。現在、ICカードをICリーダに挿入する或いはかざす形式、電波の照射範囲内での呼答形式等の如何を問わず、非接触式のカード(応答器)とID読取装置(質問器)の通信技術を利用した先行技術は周知事項である。
By the way, in
また特許文献3には、人の「顔」の特徴点を抽出し、該特徴点をIDのような識別情報ととらえる顔認証装置Aが開示されている。この特許文献3の図1を参照にすると、集光レンズ3、ハーフミラー4及び第1フィルター4を通過した人の顔の特徴点を撮影する光学系第1カメラ6と、同じく前記集光レンズ3、ハーフミラー4及び第2フィルター8を通過した人の顔の輪郭を撮影する光学系第2カメラ6とを組み合わせた顔認証装置Aであって、該顔認証装置Aの認証部7は、前記光学系第1カメラ6で取得した顔の特徴点と予め記憶部に記録している多数のテンプレートと照合することで、前記多数のテンプレートに対応した人物の顔を認証(判定)することができる旨が記載されている(請求項1、段落0037)。そして、図4で示す顔認証装置のシステム制御盤Gは、顔認証装置Aの認証結果がOKであれば、電気錠制御盤Dの電気錠を解錠させることもできる旨が記載されている(段落0038)。
したがって、例えば管理人の「顔」をデジタルカメラで撮り、記憶部に記憶してある管理人の「顔」の特徴点に関する画像データベースで取得した「特徴点情報」を突き合わせて電気錠制御盤が自動扉を解錠・開扉しないようにすることができる。 Therefore, for example, the electric lock control panel can match the “feature point information” acquired in the image database regarding the feature points of the “face” of the administrator stored in the storage unit by taking the “face” of the administrator with a digital camera. The automatic door can be unlocked and not opened.
現在、ID情報(タグ)による認証の特許文献2、遺伝子情報(指紋、声紋、顔等)による特許文献3等によって、管理人等の識別子を特定することができることから、このような単数又は複数の認証技術を活用して、大地震等の災害時に、日常的に使用している商用交流電源が「万一停電した場合」に、例えば集合住宅、オフイスビン、各種の施設等の建物を管理している管理人(管理員)等が、防犯対策を素早くに講じることが期待されている。
At present, it is possible to specify an identifier of an administrator or the like based on
本発明の主たる課題は、特許文献1の課題に鑑み、主電源からの電源供給が途切れた非常時に、管理人のみならず、特定人の認証も可能にすることにより、建物の共用部分の鍵を管理している集合住宅等の管理人室の部屋に入ることができることである。すなわち、単数又は複数の認証技術を活用して、大地震等の災害時に、日常的に使用している商用交流電源が「万一停電した場合」に、例えば集合住宅、オフイスビン、各種の施設等の建物を管理している管理人(管理員)のみならず、特定の居住者等が、防犯対策を素早くに講じることである。第2の課題は、主電源が切れ、補助電源が給電をしている間に、仮に管理人が近くにいない場合であっても、例えば集合住宅ならば、特定人(管理人を補助する義務を負っている居住者等)が登録情報と同一の承認情報が携帯記憶部の中にある識別情報送信手段(例えばノンタッチキー、携帯電話の1D等)を有しているので、管理人室に駆けつけて、管理人室の扉を開けることができ、例えば管理人室の中にある防犯上対策用の重要な物を持ち出すことができることである。その他の課題、例えば特定人(例えば居住者)の認証の利便性の向上を図ること、居住者等が素早くエントランスから外へと逃げることができること等は、従属項の構成要素が独立請求項の構成要素となる場合には本発明の主たる課題となる。
In view of the problem of
本発明のセキュリティシステムは、主電源からの給電を受けている間は承認データ取得手段から入力された管理人の第1承認データを認証する主認証部と、一方、前記主電源から補助電源に切替った停電通知信号を受信すると、前記補助電源からの給電を受けている間は前記管理人の第1承認データのみならず、管理人以外の特定人の第2承認データも認証する副認証部と、前記副認証部の認証成立により管理人室の扉の錠装置の解錠を実行する錠制御部とを備え、前記停電通知信号は主電源が停電したことを条件として停電通知手段から自動的に発信され、前記錠制御部は認証部切替え手段を介して前記主認証部から前記副認証部に切替えることを特徴とする。 The security system according to the present invention includes a main authentication unit that authenticates the first approval data of the administrator input from the approval data acquisition unit while receiving power from the main power source, and from the main power source to the auxiliary power source. Sub-authentication that authenticates not only the first approval data of the manager but also the second approval data of a specific person other than the manager while receiving the power supply from the auxiliary power supply when receiving the switched power failure notification signal And a lock control unit that performs unlocking of the lock device for the door of the administrator room when the authentication of the sub-authentication unit is established, and the power failure notification signal is supplied from the power failure notification means on condition that the main power source has failed. It is automatically transmitted, and the lock control unit switches from the main authentication unit to the sub-authentication unit via an authentication unit switching means.
また本発明のセキュリティシステムは、主電源からの給電を受けている間は承認データ取得手段から入力された管理人の第1承認データを認証する主認証部と、一方、前記主電源から補助電源に切替った停電通知信号を受信すると、前記補助電源からの給電を受けている間は前記管理人の第1承認データのみならず、管理人以外の特定人の第2承認データも認証する副認証部と、前記副認証部の認証成立により管理人室の自動扉の開扉を実行する扉開閉制御部とを備え、前記停電通知信号は主電源が停電したことを条件として停電通知手段から自動的に発信され、前記扉開閉制御部は認証部切替え手段を介して前記主認証部から前記副認証部に切替えることを特徴とするセキュリティシステム。 In addition, the security system of the present invention includes a main authentication unit that authenticates the first approval data of the administrator input from the approval data acquisition unit while receiving power from the main power supply, and the auxiliary power supply from the main power supply. When the power failure notification signal switched to is received, not only the first approval data of the administrator but also the second approval data of a specific person other than the administrator is authenticated while receiving power from the auxiliary power supply. An authentication unit, and a door opening / closing control unit that opens the automatic door of the administrator room upon establishment of authentication of the sub-authentication unit, the power failure notification signal from the power failure notification means on the condition that the main power supply has failed The security system, wherein the door opening / closing control unit is automatically transmitted and switches from the main authentication unit to the sub-authentication unit via an authentication unit switching unit.
(a)独立請求項に記載の発明は、主電源が切れ、補助電源が給電をしている間に、仮に管理人が近くにいない場合であっても、例えば集合住宅ならば、特定人が登録情報と同一の承認情報が携帯記憶部の中にある識別情報送信手段(例えばノンタッチキー、携帯電話の1D等)を有しているので、管理人室に駆けつけて、管理人室の扉を開けることができ、例えば管理人室の中にある防犯上対策用の重要な物を持ち出すことができる。したがって、管理人がいなくても、特定の居住者は防犯上対策を迅速に講じることができる。
(b)請求項2に記載の発明は、管理人室の錠装置の解錠を、少なくとも特定人が所持する承認情報(例えばノンタッチキー、ICカードなど)を受信する承認情報取得手段と、この承認情報取得手段が受信した前記承認情報と予め記憶部に記録した登録情報とが一致するか否かを判定する判定手段とで処理するので、確実に認証することができる。また、実施形態如何によっては、特定人が多数(例えば、9人、15人、20人など)の場合には、特定人が所持する前記承認情報(例えばノンタッチキー)を全て同一にすることもできる。
(c)請求項3に記載の発明は、管理人室には、小扉の開閉を小扉電気錠で行う単数又は複数のキーボックスが設けられ、前記キーボックスには、少なくとも防災倉庫、備蓄倉庫、エントランス等の扉錠を施・解錠することができる子鍵が収納されているので、例えば集合住宅の居住者は、子鍵を管理人室から持ち出して、防災倉庫、備蓄倉庫、エントランス等の扉錠を施・解錠することができる。
(d)請求項4に記載の発明は、キーボックスの小扉電気錠の解錠は、少なくとも管理人室の扉の錠装置を解錠する際に用いた特定人の承認情報又は前記特定人の遺伝子情報のいずれかで行われるので、特定人の居住者等は、複数個の承認情報を持ち歩く必要がないので、利便性が向上する。
(e)請求項5に記載の発明は、セキュリティシステムには、建物のエントランスも構成要素として加味され、前記建物のエントランスには電気錠を備えた扉が設けられ、補助電源も切れた状態となった場合には、前記扉の電気錠は、例えば通電時施錠から停電時解錠に機械的に切替わるので、各居住者は、補助電源も切れた災害時に、エントランスの扉の電気錠が解錠状態なので、素早くエントランスから外へと逃げることができる。なお、電気錠が前記と逆パターンの場合には、防犯上の効果を高めることができる。
(f)請求項6に記載の発明は、停電通知手段は、同時に通信網を介して少なくとも管理人又は特定人のいずれか一方が所持する携帯端末にも主電源から補助電源に切替った旨の停電通知信号を送信する送信手段を備えているので、メールを貰った特定人が管理人室の近くにいる場合には、直ちに管理人室へ駆けつけることができる。したがって、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
(g)請求項7に記載の発明は、セキュリティシステムには、災害時用出入口も構成要素として加味され、前記災害時用出入口の扉には、予め錠装置とは異なる逆マスターの両面シリンダーが設置されているので、電気錠が解錠状態となった場合には、入居者が所持する逆マスターキーで施錠を適宜に行い、セキュリティーを確保することができる。
(A) In the invention described in the independent claim, even if the manager is not nearby while the main power is turned off and the auxiliary power is feeding, for example, in the case of a housing complex, the specific person Since it has identification information transmission means (for example, non-touch key, mobile phone 1D, etc.) in which the same approval information as the registration information is in the portable storage unit, rush to the administrator room and open the door of the administrator room You can open it, for example, you can take out important things for security measures in the manager's room. Therefore, even if there is no manager, a specific resident can quickly take measures for crime prevention.
(B) The invention described in
(C) In the invention according to
(D) In the invention according to
(E) In the invention according to
(F) The invention according to
(G) According to the invention of
図1乃至図7は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図8乃至図10は本発明の第2実施形態を示す各説明図、図11及び図12は本発明の第3実施形態を示す各説明図、図13は本発明の第4実施形態を示す説明図、図14は停電装置手段の好ましい実施形態の一例を示す概略説明図、図15は非常口の扉に逆マスターキーの両面シリンダーを加味した概略説明図。
(1)本発明の基本的な考え方
本発明は、例えば大地震が発生した緊急時、管理人が管理人室にいない、管理人が管理人室に直ちに戻ることができない、或いは管理人がトラブルに巻き込まれてその所在を確認できない、管理人が病院に運ばれた等の事態が現実に有り得ることを想定し、他人(例えば集合住宅の管理組合の役員、自治会の防災担当者、自治会長などの特定人)にもゲート通過許可権限を与え、単数又は複数の他人が管理人室の錠装置を解錠してゲート(扉)を開くことができるようにするアイデアに基づく。
(1) Basic concept of the present invention In the case of an emergency when, for example, a large earthquake occurs, the manager is not in the manager room, the manager cannot immediately return to the manager room, or the manager has trouble. Assuming that there is a possibility that the manager is taken to the hospital by being caught in the hospital, the other person (for example, an officer of a management association of a housing complex, a person in charge of disaster prevention of a residents' association, the chairman of an autonomous community) Specific person) is also given permission to pass through the gate, and based on the idea that one or more other persons can unlock the lock device in the administrator room and open the gate (door).
そこで、セキュリティシステムXの全体の流れを簡単に説明すると、「S1:停電になりました。S2:停電になったことを管理人以外の他人(例えば管理組合の役員)が知りました。S3:特定人である前記他人が管理人室の扉へと駆けつけました。S4:管理人室には防犯上対策用の重要な物が入っているので、特定人の認証情報(例えば特定人が所持しているノンタッチキー)で扉の錠装置を解錠しました。」という技術思想が主となり、その余の考え(例えばS2に於いて、他人は停電になったことを、インターネットを介してメールで知りました。S5:特定人が子鍵を管理人室から持ち出して、防災倉庫、備蓄倉庫、エントランス等の扉錠を施・解錠しました。S6:補助電源も切れたとき、エントランスの扉の電気錠は通電時施錠から停電時解錠に機械的に切替わりました等)は、特許文献如何によって、本発明の主要部を限定するための予備的なものである。 Therefore, the overall flow of the security system X is briefly explained as follows: “S1: A power outage occurred. S2: A person other than the manager (for example, an officer of the management association) knew that the power outage occurred. S3 : The other person who is a specific person rushed to the door of the administrator room S4: Since the administrator room contains important items for crime prevention measures, the authentication information of the specific person (for example, the specific person "The door lock device was unlocked with a non-touch key I possessed." The main idea was that the other idea (for example, in S2, that another person was out of power via the Internet) S5: A specific person took the child key out of the manager's room and locked / unlocked the doors of the disaster prevention warehouse, storage warehouse, entrance, etc. S6: Entrance when auxiliary power was cut off The electric lock on the door is energized Etc. was replaced mechanically cut from lock to power failure unlocking), depending JP how is preliminary intended to limit the main part of the present invention.
上記の技術思想を発明として具現化すると、基本的には、図2の(a)で示すように、主電源(例えば東京電力の商用交流電源)1から錠制御部5に電流が流れているときは、錠制御部の認証手段10は、管理人Aの認証情報のみを認証する主認証部11を介して管理人室6の扉7をオープンすることができる一方、図2の(b)で示すように、主電源1が停電すると、補助電源(OOビルのバッテリー)2が途切れないように瞬時に給電を開始し、該補助電源2が錠制御部5に流れている間は、管理人Aは当然のこととして(管理人がいる、いないにかかわらず)、管理人に対して他人である特定人Bの認証情報を認証する副認証部12を介して管理人室6の扉7をオープンすることができるように構成し、前記錠制御部5は、給電を継続的に受けているだけでは、それが主電源(例えば東京電力)1か、それとも補助電源(例えばOOOOビルのバッテリー)2かを知ることができないので、停電したことを検知する検知機能(停電検知回路)及び停電信号をメール送信する送信機能、アドレスを記憶する記憶機能、停電判定機能等を有する停電通知手段3を構成要素とし、前記錠制御部5は該停電通知手段3から停電した停電通知信号を受信すると、錠制御部の認証部切替え手段(切替え電気回路)15が、管理人Aのみが使用可能な主認証部11から管理人Aに対して他人である特定人(居住者等)Bも使用可能な副認証部15へと切替えるように構成している。
When the above technical idea is embodied as an invention, basically, a current flows from the main power source (for example, a commercial AC power source of TEPCO) 1 to the
したがって、管理人室の扉に駆け付けた、単数又は複数の特定人Bは副認証部12を利用して管理人室6の扉7を開くことができ、管理人Aがいなくても、居住者等は防犯上対策を迅速に講じることができる。
Accordingly, the specific person or persons B who rushed to the door of the administrator room can open the
(2)第1実施形態の主要部
図1に於いて、Xは第1実施形態の集合住宅、オフイスビル、各種の施設等の建物のゲート(扉)を管理するセキュリティシステム、図面左側の符号1は東京電力、東北電力、関西電力等の商用交流電源(主電源)、2はOOオフイスビル、OO集合住宅、OO施設等の建物に設置された補助電源(例えばOOオフイスビルのバッテリー)、3は前記補助電源を直接備えているか否かにかかわらず、前記主電源1と前記補助電源を、同一の給電ラインL1を介して途切れなく流すと共に、主電源1が停電した場合には停電通知信号cを信号ライン(有線又は無線)L2を介して送信する停電通知手段、4は管理人A(例えばA1とA2)及び管理人Aとは別人の特定人B(B1、B2…N)が所持する、又は/及び管理人Aと前記特定人Bの遺伝子情報を読取る・書込む承認データ取得手段、5は前記承認データ取得手段4の承認データを認証する主認証部11及び副認証部12をそれぞれ有する錠制御部、13は前記主認証部11用の主記憶部、14は前記副認証部12用の副記憶部、15は前記主電源1が停電したことを条件として前記停電通知手段3から自動的に発信された停電通知信号cを受信すると、認証手段10を構成する前記主認証部11を前記副認証部12に切替える認証部切替え手段である。
(2) Main part of 1st Embodiment In FIG. 1, X is the security system which manages the gate (door) of buildings, such as a housing complex, an office building, and various facilities of 1st Embodiment, The code | symbol on the left side of drawing 1 is a commercial AC power source (main power source) such as TEPCO, Tohoku Electric Power, Kansai Electric Power, etc. 2 is an auxiliary power source installed in a building such as an OO office building, an OO apartment house, or an OO facility (for example, an OO office building battery), 3, regardless of whether or not the auxiliary power supply is directly provided, the
さらに、図面右側の符号6はOOオフイスビル、OO集合住宅等の建物を管理する管理人室、7は管理人室の扉、8は前記扉7に設けた錠装置(電気錠)、9は前記錠装置8を構成するデッドボルトが係入するストライクを備えた扉枠である。
Further,
したがって、第1実施形態の主要部は、主電源1からの給電を受けている間は承認データ取得手段4から入力された管理人Aの第1承認データaを認証する主認証部11と、一方、前記主電源1から補助電源2に切替った旨の停電通知信号cを受信すると、前記補助電源2からの給電を受けている間は前記管理人Aの第1承認データaのみならず、管理人以外の特定人Bの第2承認データbも認証する副認証部12と、前記副認証部12の認証成立により管理人室6の扉7の錠装置8の解錠を実行する錠制御部5とを備え、前記停電通知信号cは主電源1が停電したことを条件として停電通知手段3から自動的に発信され、前記錠制御部5は認証部切替え手段15を介して前記主認証部11から前記副認証部12に切替える。
Therefore, the main part of the first embodiment includes a
それ故に、主電源1が切れ、補助電源2が給電している間に、仮に管理人が近くにいない場合であっても、例えば集合住宅ならば、特定人が副認証部12用の副記憶部14に登録されている登録情報と同一の承認情報bが、その携帯記憶部の中にある識別情報送信手段(例えばノンタッチキー、1Dカード、携帯電話の1D等)20を有しているので、管理人室6の扉7を、接近、操作等により開けることができ、例えば管理人室の中にある防犯上対策用の重要な物(例えば建物の共用部分のゲートの子鍵)19を持ち出すことができる。
Therefore, even if the manager is not in the vicinity while the
第1実施形態では、認証の確実性を保証するために、好ましくは、特定人Bは、承認データ取得手段4の一例である質問器(いわゆるリーダライター)と応答器(いわゆるタグ)を備えている。ここでは応答器は、図3の上方に示す識別情報送信手段20であり、これに対して質問器は、図3の下方に示す識別情報受信手段21である。
識別情報送信手段(例えばノンタッチキーと称する出願人の製品)20の数については、例えば集合住宅の場合に於いて、棟数によって異なるが、一区域の団地が10棟程度で形成しているのならば、各棟に管理組合の役員(理事、副理事、会計担当理事など)が存在する場合が多いので、10人程度に絞って、非常時に管理人室6に駆け付けることができるように各自に所持させる。
In the first embodiment, the specific person B preferably includes an interrogator (so-called reader / writer) and a responder (so-called tag) which are an example of the approval
The number of identification information transmitting means 20 (for example, applicant's product called a non-touch key) is different depending on the number of buildings, for example, in the case of an apartment house, but a single area is formed of about 10 buildings. In many cases, there are management union officers (directors, vice directors, accounting directors, etc.) in each building, so it is possible to rush to the manager's
したがって、非常時に、特定人Bの少なくとも一名の役員が管理人室21の扉7に駆け付け、例えば識別情報送信手段20を識別情報受信手段6に「かざす操作など」或いは「電波が届く所定領域に接近」すると、識別情報受信手段21は前記識別情報送信手段20の識別情報を読取り、書き込むことができる。
Therefore, in an emergency, at least one officer of the specific person B rushes to the
また承認データ取得手段4が、図示しない生体認証読み取り手段である場合、或いは上記質問器21と応答器20と共に使用されている場合には、特定人Bの遺伝子情報を読取ることができる。さらに、承認データ取得手段4が、図示しない姿態情報取得手段である場合、或いは上記質問器21と応答器20と共に使用されている場合には、姿態情報取得手段は特定人Bの「顔」又は/及び「姿」を画像情報として取得することができる。
When the approval
第1実施形態は、管理人室6に設けられた扉7の外壁面、又は扉7の外壁面付近に設けられた識別情報受信手段としてのID読取装置(質問器)21が、特定人Bが所持或いは装着している識別情報送信手段としての非接触式のID記憶媒体(IDタグ、IDカード、IDネックレス等)20からの送信電波を受信した時、錠制御部5が、その判定部としての認証手段10により受信情報を判定(有効情報か否か照合)し、その判定結果が不可である場合には、錠装置8の施錠状態をそのまま維持し、一方、判定結果が可(有効情報と判断)であれば、錠装置8を解錠状態に制御する。
In the first embodiment, an ID reading device (interrogator) 21 serving as identification information receiving means provided on the outer wall surface of the
(3)識別情報送信手段20と識別情報受信手段21との呼答
図3は識別情報送信手段20と識別情報受信手段21の構成を示すブロック図である。識別情報送信手段20は、例えば識別情報受信手段21からの狭い範囲(例えば2メートル以内)の送信電波を、送受信アンテナ(受信の場合にはLF受信部)を介して受信すると、該送信電波による誘導電磁界によって誘起する起電力により動作電源を作り、その電源により動作して予めメモリ(記憶部)に記憶している識別情報を送受信アンテナ(送信の場合にはRF送信部)から送信する。一方、識別情報受信手段21は識別情報送信手段20を動作させるための電波を送信すると共に、識別情報送信手段20から送信される識別情報を受信して、図1で示す錠制御部5へ出力する。
(3) Call between the identification information transmitting means 20 and the identification information receiving means 21 FIG. 3 is a block diagram showing the configuration of the identification information transmitting means 20 and the identification
(4)識別情報送信手段20の構成
図3の上側の識別情報送信手段20の構成を説明する。なお、各部の符号は割愛する。識別情報送信手段20には、送受信アンテナ、カード電源部、変復調部、制御部、記憶部及びI/O変換部が設けられている。送受信アンテナには、アンテナを含むRF送信部とコイルを含むLF受信部から成り、電波の送受信に使用される。カード電源部は送受信アンテナにて受信されたFSK(周波数シフトキーイング)信号を整流して、各部を動作させる電源電圧を作り出す。また変復調部は、送受信アンテナにて受信されたFSK信号から直列データを復調するとともに、記憶部(ROM)から読み出されたデータ(識別情報)をFSK信号に変調する。I/O変換部は、変復調部からの直列データを並列データに変換して制御部に出力するとともに、制御部からの並列データを直列データに変換して変復調部に出力する。制御部は、データ変換された受信信号からコマンドを解読し、記憶部に対するデータの書き込みまたは読み出しを行なう。
(4) Configuration of Identification
(5)識別情報受信手段21の構成
図3の下側の識別情報受信手段21は簡単な構成となっているが、もちろん、該識別情報受信手段21に判定(照合)部(認証機能)を持たせても良い。実施形態では錠制御部5が判定(照合手段)部(認証機能)10を有している。なお、識別情報受信手段21は錠制御部5と別体又は一体的に設けても良いことから、本実施形態のように錠制御部5で識別情報を判定するのではなく、識別情報受信手段21で識別情報を判定しても実質的には同一である。
(5) Configuration of Identification
さて、識別情報受信手段21には、送受信アンテナ22、増幅・検波部23、信号出力用I/O変換部24、信号入力用I/O変換部28、変調部25、発振部26及び電力増幅部27が設けられている。送受信アンテナ22はアンテナを含むRF受信部とコイルを含むLF送信部から成り、電波の送受信に使用される。増幅・検波部23は、送受信アンテナ22にて受信されたFSK信号を増幅して直列データを復調する。I/O変換部24は、増幅・検波部23からの直列データを並列データに変換して錠制御部5へ出力する。
The identification information receiving means 21 includes a transmission / reception antenna 22, an amplification /
I/O変換部28は、錠制御部5からの並列データを直列データに変換して変調部25に出力する。変調部25は、I/O変換部28からの直列データを発振部26からの周波数f1、f2の2つの信号に基づいてFSK変調し、電力増幅部27に出力する。この場合、変調部25はデータビット「0」に対して周波数f1の信号を、データビット「1」に対して周波数f2の信号をそれぞれ定めており、データビット毎に周波数f1、f2の信号に変換するFSK変調を行なう。電源部(1、2)と給電ラインL1を介して接続する電力増幅部27は変調部25からのFSK信号を電力増幅して送受信アンテナ22に出力する。なお、説明の便宜上、電源部(1、2)を識別情報受信手段21に示したが、実施形態では、前記電力増幅部27にて使用される電源電圧は、図1で示す主電源1及び補助電源2より供給される。
The I /
(6)錠制御部5の構成
錠制御部5は、承認データ取得手段4を構成する第1入力部としての識別情報受信手段、第2入力部としての生体認証読み取り手段、第3入力部としての姿態情報取得手段を直接又は間接的に備え、少なくとも、第1入力部乃至第3入力部のいずれか一つ以上の入力信号を受信する。また主電源1の停電時に停電通知手段3から停電通知信号cを受信する。また前述したように停電通知手段3から停電通知信号cを受信すると、主認証部11から副認証部12に切替える認証部切替え手段(例えば電子回路)15を備えている。記憶部の領域は少なくとも二種類に区分けされ、主記憶部13と副記憶部14とから成る。その他、特に図示しないが、タイマー、錠装置8に対する出力部、通信網に対する送信手段、警戒情報を送信する警戒情報送信手段等が加味されている。
(6) Configuration of
ところで、前記記憶部の主記憶部13と副記憶部14の内容は図4及び図5で示すとおり、例えば管理人A(図4)と特定人B(図5)にそれぞれ割り当てられた識別情報に対応するID情データ、生体データ、及び姿態データがそれぞれ記憶されている。
By the way, as shown in FIGS. 4 and 5, the contents of the
錠制御部5は、前述したI/O変換部24からのデータを取り込み、照合手段10がその書込んだ承認情報(a、b)が前記の割り当てた登録情報(識別子)であると判断すると、記憶部(主記憶部13又は副記憶部14)のデータバッファを参照し、その認証すべき情報(識別情報、生体認証情報、姿態情報)と同一の情報が登録されているか否かを判定する。第1実施形態では、同一の情報が登録(記録)されていると判断すると、錠装置8を解錠するので、非常時、管理人Aのみならず、特定人Bも管理人室6の扉7をオープンすることができる。なお、記憶部は前記管理人A及び特定人Bの履歴を記憶する機能を有している。
When the
(7)承認データ取得手段4としての生体認証読み取り手段
生体認証読み取り手段は、例えば指紋リーダ、掌紋リーダ、光彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダ等のいずれか、あるいはこれらを2個以上任意に組み合わせたものが使用されている。生体認証読み取り手段で使用される指紋リーダ、掌紋リーダ、光彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダはいずれも既存のものが使用される。
(7) Biometric authentication reading means as the approval data acquisition means 4 The biometric authentication reading means is, for example, a fingerprint reader, palm print reader, glow pattern reader, facial contour reader, voice print reader, vein reader, or the like. A combination of any number or more is used. Existing fingerprint readers, palmprint readers, glow pattern readers, facial contour readers, voiceprint readers, and vein readers are used for the biometric reading means.
したがって、例えば指紋リーダを一例にして説明すると、管理人Aや特定人Bの生体認証情報は指紋パターン(遺伝子情報)である。それ故に、例えば特定人Bは、指紋リーダに指先を押付けるようにすると、該指紋リーダは指紋パターンを読み取り、照合手段10は登録されている生体データと一致するか否かを判定し、仮に指紋パターンが登録済み生体データと一致するならば、直ちに錠装置8を施錠状態から解錠状態にする。
Therefore, for example, taking a fingerprint reader as an example, the biometric authentication information of the administrator A and the specific person B is a fingerprint pattern (gene information). Therefore, for example, when the specific person B presses the fingertip against the fingerprint reader, the fingerprint reader reads the fingerprint pattern, and the collation means 10 determines whether or not it matches the registered biometric data. If the fingerprint pattern matches the registered biometric data, the
(8)承認データ取得手段4としての姿態情報取得手段
姿態情報取得手段は、例えば管理人室6の扉7の外壁面又は扉7の外壁面の近傍の壁、天井、床面等に設置された図示しない人検知手段と、該人検知手段の検出信号に基づき、管理人Aや特定人B「顔」や「姿」の写真を撮るデジタルカメラとを含み、姿態情報取得手段4で取得した姿態情報(画像情報)は錠制御部5に送信される。
(8) Appearance information acquisition means as the approval data acquisition means 4 The appearance information acquisition means is installed on the outer wall surface of the
錠制御部5の照合手段10は、姿態情報取得手段4で取得した姿態情報(画像情報)と、顔や姿の特徴をIDの如く識別情報として予め記憶部(画像記憶部)13、14に記録した登録情報とが一致するか否かを判断する。その余の処理は生体認証読み取り手段の場合と同様である。
The collation means 10 of the
なお、実施形態では、姿態情報取得手段4は、図示しない顔・姿の領域抽出部を有し、該顔・姿の領域抽出部は、画像入出力部に取り込まれた生の静止画像(実施形態)から、管理人Aや特定人Bの「顔」及び「姿」を切り出した姿態の抽出情報を生成し、錠制御部5の一つの機能である特徴点抽出部は、前記姿態の抽出情報から、例えば顔部分上での目や鼻の位置、身長、体格、衣服などの特徴点情報(画像情報)を生成して照合手段10に渡す。
In the embodiment, the form
照合手段10は記憶部の中の画像記憶部13、14に登録された管理人Aや特定人Bの登録情報と前記特徴点情報とを比較(照合)し、それが一致した場合には、錠制御部5は扉6の錠装置8の解錠を制御する。前述したように錠制御部5は承認データ取得手段4を介して承認データを取得し、それが有効情報であると判断した場合には、特定人B1、B2等の認証情報を記憶部に履歴を保存する。
The matching means 10 compares (matches) the registration information of the manager A or the specific person B registered in the
(9)フローチャート
図6はセキュリティシステムの動作を示すフローチャートである。S1は停電通知手段3が「停電か否か?」を判断する。停電通知手段3は、主電源1が停電したと判断(検知)した場合にはS2に進み、瞬時に錠制御部5に停電信号を通知(送信)する。錠制御部5は停電信号通知を受信すると(S3)、認証部切替え手段15は主認証部11を副認証部12に切替える(S4)。第1実施形態では、通信網を利用するメール送信手段や携帯端末は、発明の限定要件ではないので、停電か否かは特定人の判断にお任せするとこにし、仮に、特定人が素早く管理人室6の扉7に駆け付けた場合にはS5に進み、「識別情報の有無」を判断する。
(9) Flowchart FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the security system. In S1, the power failure notification means 3 determines whether or not it is a power failure. When it is determined (detected) that the
錠制御部5は承認データ取得手段4を介して特定人Bの承認情報(例えばノンタッチキーの中の承認情報)20を受信したならばS6に進み、「登録済みか否か?」を判断する。そして、特定人Bの承認情報が副記憶部14に登録済みである場合には有効情報と判断し、管理人室6の錠装置8を施錠状態から解錠状態にする。なお、各ステップ(例えばS1、S3、S5、S6)に於いて、「NO」の場合には図6で示すとおりである。また本発明の効果は図7で示す通り、特定人Bは管理人室6の扉7を開き、共用部分のゲートの施・解錠することができる重要な物(子鍵)19を持ち出すことができる。なお、ここで「子鍵」とは、マスターキー(M.K)の下位の鍵で、例えば子鍵Aは錠前A、子鍵Bは錠前Bという具合にそれぞれ対応するものである。
If the
(10)第2実施形態
図8は第2実施形態のセキュリティシステムX1の全体構成を示すブロック図(図1に相当)、図9は管理人室6に設置されているキーボックス31の概略説明図(応答器と質問器の構成は図3を援用する)、図10は前記キーボックス31の本体32に開閉可能かつ施・解錠可能に設けられた子扉33を開いて重要な物の一例である子鍵19を取り出す説明図である。例えば集合住宅の居住者である特定人Bは、前記子鍵19を管理人室6から持ち出して、図示しない防災倉庫、備蓄倉庫、エントランス等の扉錠を施・解錠することができる。
(10) Second Embodiment FIG. 8 is a block diagram (corresponding to FIG. 1) showing the overall configuration of the security system X1 of the second embodiment, and FIG. 9 is a schematic explanation of the
図8に於いて、前記キーボックス31の図示しないキーボックス制御部、認証手段(主認証部11、副認証部12を有する)、記憶部(主記憶部13、副記憶部14を有する)、入・出力部等を備え、第1実施形態の錠制御部5と同様に給電ラインL1を介して直接又は間接的に停電装置手段3に接続している。また有線又は無線(ここでは信号線L2)でもって錠制御部5と同様に直接又は間接的に停電装置手段3に接続している。であるから、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を割愛する。
この第2実施形態の特徴事項は、キーボックス31の小扉電気錠35の解錠は、少なくとも管理人室6の扉7の錠装置8を解錠する際に用いた特定人Bの承認情報b、又は前記特定人Bの遺伝子情報bのいずれかで行われることである。したがって、第2実施形態では、小扉電気錠35を備えたキーボックス31を解錠するために、例えばノンタッチキー21以外の他のノンタッチキー、IDカード、携帯端末(複数個の承認情報)等を持ち歩く必要がないので、利便性が向上する。
In FIG. 8, a key box control section (not shown) of the
The feature of the second embodiment is that the unlocking of the small door
(11)第3実施形態
図11はエントランスのゲートの電気錠の一例を示す説明図(例えば通電時施錠型)、図12は図11に於いて、非通電時にロックが解消された説明図である。この第3実施形態は第1実施形態にエントランスのゲートの電気錠を加味(限定)したものである。
(11) Third Embodiment FIG. 11 is an explanatory view showing an example of an electric lock of an entrance gate (for example, a lock type when energized), and FIG. 12 is an explanatory view in FIG. is there. The third embodiment is obtained by adding (limiting) an electric lock for the entrance gate to the first embodiment.
すなわち、セキュリティシステムXには、例えば集合住宅のエントランスも構成要素として加味され、前記集合住宅のエントランスには電気錠71を備えた扉70が設けられ、補助電源も切れた状態となった場合には、前記扉70の電気錠71は、通電時施錠から停電時解錠に機械的に切替わる。このように構成すると、集合住宅の各居住者は、補助電源も切れた災害時に、エントランスの扉70の電気錠71が解錠状態なので、素早くエントランスから外へと逃げることができる。
In other words, the security system X includes, for example, the entrance of the apartment house as a component, and the entrance of the apartment house is provided with a
そこで、図11及び図12を参照にして、前記電気錠71の構成を説明する。さて、図11及び図12に於いて、71は錠箱、72がデッドラッチ、73が操作部材と共働する角軸状の操作軸、74は前記操作軸に嵌合すると共に、該操作軸の動力(操作部材の操作力)によって回動する駆動カム、75は前記駆動カム74及び前記デッドラッチ72の後端部に係合するリトラクター、一方、76は図示しないエントランス用制御部(錠装置8を制御する錠制御部5とは別物)と電気的に接続する駆動源としてのソレノイド、77は前記ソレノイド76の駆動力を受けて所定角度回動する回動体、78は前記回動体と係合するロック片である。
Therefore, the configuration of the
さらに、詳しく説明すると、デッドラッチ72は、ラッチボルト本体72aと、該ラッチボルト本体72aの後端部に接続する杆状部分72bと、該杆状部分72bの後端部に設けられた係合端部72cとから成り、錠箱71に固定された案内支持板80に支持されている。そして、デッドラッチ72は前記案内支持板80と前記ラッチボルト本体72aの間に存在するラッチバネ81のバネ力により、常時突出する方向に付勢されている。
また前記リトラクター75は、一端部(下端部)が支軸82に回転自在に軸支され、該一端部からコ字形状に形成された連設部分から前記杆状部分72b方向に延在する他端部(上端部)は前記係合端部72cに係合している。
More specifically, the
The
また前記駆動カム74は環状部から半径外方向に突出する2つの係合部分を有し、図面右側の幅広状第1係合部分74aは前記リトラクター75のコ字形状連設部分の内側に面接触状態で係合し、一方、図面左側の二股状第2係合部分74bは、施錠時、前記ロック片78と係合している。
The
また前記回動体77は、水平軸に回動可能に軸支され、その筒状軸部77aから半径外方向に突出する2つの係合部分を有し、図面右側の二股状第1係合部分77bは前記ロック片78の不番の係合ピンに余裕を持って係合し、一方、図面左側のへの字状に折れ曲がった指状第2係合部分77cは、ソレノイド76の作動杆76aと連係する揺動アーム84の係合端と係合している。前記揺動アーム84の中間部は支軸85に軸支さされている。
The rotating
したがって、この第3実施形態に於いて、操作部材の操作を禁止する構成要素は、駆動源76と、該駆動源76の駆動力によって揺動する揺動部材84と、該揺動部材84と連係するように軸支された回動部材77と、該回動部材77と連係して操作軸73と共働する駆動カム74に係脱するロック片78とから成る。
Therefore, in the third embodiment, the components that prohibit the operation of the operation member are the
ところで、上記に於いて、電気錠71は「通電時施錠型、非通電時解錠型」である旨を説明したが、防犯上の対策を考慮すると、これとは逆パターンにすることもあり得ることから、実施形態如何によっては、「通電時解錠型、非通電時施錠型」を採用し、補充電源も切れた場合には、前記ロック片78の係合端部が、図示しない付勢手段のバネ力により駆動カム74の被係合部に係合するように構成しても良い。
By the way, in the above description, it has been explained that the
なお、「電気錠」と称する電気的錠前の構成は、普通一般に電気的及び機械的に施・解錠可能であり、例えば特開2013−221301号に記載されているように、錠箱内に電源の供給により駆動する駆動モータやソレノイド(電動アクチュエータ)を備え、該電動アクチュエータは錠箱内のプリント基板の制御部によって制御される。
また電気錠の作動モードに関しては、例えば特開2002−61432号公報の図1及び図6(通電時施錠型、非通電時解錠型)及び図7及び図8(通電時解錠型、非通電時施錠型)に記載されているように公知事項である。本発明の各実施形態は、これらの公知技術を適宜に組み合わせることができる。
In addition, the structure of the electric lock called an “electric lock” is generally capable of being electrically and mechanically applied and unlocked. For example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2013-221301, A drive motor and a solenoid (electric actuator) driven by power supply are provided, and the electric actuator is controlled by a control unit of a printed circuit board in the lock box.
As for the operation mode of the electric lock, for example, FIGS. 1 and 6 (unlocked when energized, unlocked when deenergized) and FIGS. 7 and 8 (unlocked when energized, non-energized) of JP-A-2002-61432 This is a known matter as described in (Locking type when energized). Each embodiment of the present invention can appropriately combine these known techniques.
(12)第4実施形態
図13は第4実施形態のキュリティシステムX2の全体構成を示すブロック図(図1に相当)である。このキュリティシステムX2の停電通知手段3Aは、同時に通信網41を介して少なくとも管理人A又は特定人Bのいずれか一方が所持する携帯端末42にも主電源1から補助電源2に切替った旨の停電通知信号を送信する送信手段40を備えていることである。このように構成すると、通信網41を介してメールを受信した携帯端末42を所持する特定人Bは、携帯端末42の表示部を見て直ちに管理人室6の扉7へと駆けつけることができる。なお、本発明の第4実施形態は、前記メールや携帯端末42を特定要件とするものではない。
(12) Fourth Embodiment FIG. 13 is a block diagram (corresponding to FIG. 1) showing the overall configuration of a security system X2 of the fourth embodiment. The power failure notification means 3A of the security system X2 is switched from the
(13)停電通知手段
図14は停電通知手段(3、3A)の好ましい実施形態の一例を示す概略説明図である。この停電通知手段(3、3A)は、いわゆるUPSと称される「無停電電源装置」で、例えば特開2013−206042号公報、特開2010−154622号公報等に記載されている。本実施形態の停電通知手段(3、3A)は、図14で示すように一つの筺体に補助電源2を一体的に備え、特に図示しないが、例えば主電源1からの電力が途切れた場合に負荷(錠制御部)5に給電ラインL1を介して電力を供給する電力供給手段、停電時にそれを検知して停電通知信号cを認証部切替え手段15に通知する停電通知手段(3、3A)、停電通知手段の管理を行う管理人A並びに特定人Bのメールアドレスを記憶した通知先記憶手段、通知先記憶手段の前記メールアドレスを前記停電時に自動的に通信網に送信する手段を備えており、実施形態では、さらに、錠制御部5のみならず、キーボックス制御部、図示しないテンキー等に電気的に接続している。
(13) Power failure notification means FIG. 14 is a schematic explanatory view showing an example of a preferred embodiment of the power failure notification means (3, 3A). This power failure notification means (3, 3A) is an “uninterruptible power supply device” called a UPS, and is described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 2013-206042, 2010-154622. The power failure notification means (3, 3A) of the present embodiment is integrally provided with the
(14)その他の事項
図15で示すように、セキュリティシステム(X、X1、X2)には、災害時用出入口51も構成要素として加味され、前記災害時用出入口51の扉52には、予め錠装置とは異なる逆マスターキーの両面シリンダー53が設置されている。ところで、「逆マスターキー」の用語は当業者が理解することが可能な概念ではあるが、おのおの異なったキーのいずれでも、特定の鍵(機械的キー)でもって、例えば集合住宅、ビルディング等の共通の出入り口等に設置されたシリンダーを施・解錠することができるものと考えられている。
(14) Other Matters As shown in FIG. 15, the security system (X, X1, X2) also includes a
なお、実施形態では、「錠制御部5」と「管理室の錠装置6」を例にして説明したが、管理室の扉7が自動扉(オートドア)の場合もあるので、管理室の扉7が自動扉の実施形態の場合には、前記錠制御部5は「扉開閉制御部」に、また前記「管理室の錠装置6」は「管理人室の自動扉の開扉」にそれぞれ読替えるものとする。
In the embodiment, the “
したがって、本発明のセキュリティシステムには、特に図示しないが、「主電源からの給電を受けている間は承認データ取得手段から入力された管理人の第1承認データを認証する主認証部と、一方、前記主電源から補助電源に切替った停電通知信号を受信すると、前記補助電源からの給電を受けている間は前記管理人の第1承認データのみならず、管理人以外の特定人の第2承認データも認証する副認証部と、前記副認証部の認証成立により管理人室の自動扉の開扉を実行する扉開閉制御部とを備え、前記停電通知信号は主電源が停電したことを条件として停電通知手段から自動的に発信され、前記扉開閉制御部は認証部切替え手段を介して前記主認証部から前記副認証部に切替える実施形態も当然に含まれる。 Therefore, although not particularly shown in the security system of the present invention, “a main authentication unit that authenticates the first approval data of the administrator input from the approval data acquisition unit while receiving power from the main power source; On the other hand, when receiving a power failure notification signal switched from the main power supply to the auxiliary power supply, while receiving power from the auxiliary power supply, not only the first approval data of the administrator but also a specific person other than the administrator A sub-authentication unit that also authenticates the second approval data; and a door opening / closing control unit that opens the automatic door of the administrator room when the sub-authentication unit is authenticated. Naturally, an embodiment is also included in which the door open / close control unit is automatically switched from the main authentication unit to the sub-authentication unit via an authentication unit switching unit via a power failure notification unit.
本発明は、主電源が停電したとき、例えば集合住宅、オフイスビン、各種の施設等の建物を管理している管理組合、会社、各種の施設、役所等で利用することができる。 The present invention can be used in management associations, companies, various facilities, government offices, and the like that manage buildings such as apartment houses, office bins, and various facilities when the main power supply fails.
X、X1、X2…セキュリティシステム、
1…商用交流電源(主電源)、
2…補助電源(バッテリー)、
L1…給電ライン、L2…信号ライン(有線又は無線)、
A…管理人、B…特定人(他人:非管理人)、
3、3A…停電通知手段、
4…承認データ取得手段、
5…錠制御部、
6…管理人室、
7…管理人室の扉(自動扉の実施形態も含む)、
8…錠装置、
11…主認証部、
12…副認証部、13、14…記憶部、
15…認証部切替え手段、
19…重要な物(例えば子鍵)、
20…リーダライター、
31…キーボックス、
33…小扉、
35…小扉電気錠。
X, X1, X2 ... security system,
1 ... Commercial AC power (main power),
2 ... Auxiliary power supply (battery),
L1 ... feed line, L2 ... signal line (wired or wireless),
A ... administrator, B ... specific person (other person: non-administrator),
3, 3A ... Power failure notification means,
4 ... Approval data acquisition means,
5 ... Lock control unit,
6 ... Administrator's room,
7 ... the door of the administrator room (including the automatic door embodiment),
8 ... Locking device,
11 ... main authentication part,
12 ... Sub-authentication unit, 13, 14 ... Storage unit,
15: Authentication unit switching means,
19 ... important things (eg, child keys),
20: Reader writer,
31 ... Key box,
33 ... Small door,
35 ... Small door electric lock.
Claims (8)
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