JP2015149767A - 通信システム、制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信制御装置が中継装置あるいは中継装置群を制御する形態のネットワークシステムにおいて、通信制御装置の負荷を抑えながら細粒度のフロー制御を行うことができる通信システムを提供する。
【解決手段】フロー識別情報送信手段は、処理方法決定手段がパケットの通信フローに対する処理方法を決定できない場合に、その通信フローを識別する第一のフロー識別情報の一部または全体に相当するパケット内の情報を処理決定装置に送信する。制御動作決定手段は、通信フロー処理装置から受信した情報と制御動作記憶手段に記憶された第二のフロー識別情報とをもとに制御動作を決定する。制御指示手段は、その制御動作に基づいて、通信フロー処理装置に通信フローの制御指示を行う。処理方法登録手段は、制御装置からの制御指示に基づいてその通信フローに対する処理方法を処理方法記憶手段に登録する。
【選択図】図9

Description

本発明は、通信制御装置が通信フローを制御するネットワークシステムにおいて、その通信制御装置が行うフロー制御の負荷を抑える通信システム、制御装置、ノード制御装置および制御方法に関する。
ネットワークシステムにおいて、通信情報はフローと呼ばれる一定の単位で扱われ、各々のフローに対して経路制御、フィルタリング、優先度を用いた品質制御等を行う機構が存在する。フロー(パケットフローと記すこともある。)とは、パケットの分類単位の一つであり、TCP(Transmission Control Protocol )セッションや、送受信ノードのペア等を基準に分類されることが多い。
例えば、送受信ノードのIP(Internet Protocol )アドレスとTCPポートでフローを区別する場合を例に挙げて説明する。この場合、「From[IP192.168.0.1:port1000]to[IP192.168.0.2:port80]」で表わされるパケットは全て同一のフローに属するとすることができる。また、「From[IP192.168.0.1:port1000]to[IP192.168.0.2:port443]」で表わされるパケットは別のフローと判断することができる。このような機構では、このフロー単位で、パケットの取扱内容(例えば、経路設定、優先度処理など)が決定される。
また、フローを中継する中継装置では、フローテーブルと呼ばれるテーブル内にフローとそれに対応する処理情報(たとえば、出力ポートや優先度等)を記憶しておく。中継装置は、パケットを受信すると、受信したパケットの内容をもとにフローテーブルを検索し、対応する処理情報を読み取って転送や廃棄等の処理を決定する。
例えば、特許文献1には、パケット中継装置が、フローテーブルのエントリを追加登録する際、パターンの圧縮処理を行い、より多くのエントリを登録可能とするエントリの圧縮伸長方法が記載されている。特許文献1に記載された圧縮伸長方法は、新たに登録する新規パターンがエントリのフロー識別パターンに対し差分が1ビットであるインクリメンタルパターンであった場合、フロー識別においてフロー識別パターンに対するドントケアビットの位置を示すエントリのマスクパターンを変更する。
また、上記中継装置を用いてシステムを構成する場合、ネットワーク上に接続された中継装置は、自身の備える機能に基づいてポート毎にMAC(Media Access Control)アドレスの学習を行ったり、他の中継装置と情報交換を行ったりすることで、自律的に経路を学習する方法が存在する。なお、中継装置が他の中継装置と情報交換を行う場合、ルーティングを最適化するためのルーティングプロトコルが用いられることもある。
別の方法として、通信制御装置がネットワーク上の中継装置(もしくは中継装置群)を制御するシステムも存在する。このようなシステムでは、パケットを受信した中継装置が、中継装置内のフローテーブル検索ではパケットの処理内容が決定できない場合に、通信制御装置に問い合わせを行うことでパケットの処理内容を決定する。
図10は、通信制御装置が中継装置を制御するシステムにおける一般的な処理を示すフローチャートである。中継装置は、パケットを受信すると(ステップS91)、中継装置内のフローテーブルを検索し、パケットの出力ポート決定を試みる(ステップS92)。出力ポートが決定できた場合(ステップS92におけるYES)、中継装置は該当ポートからパケットを出力して処理を終了させる(ステップS96)。一方、出力ポートが決定できなかった場合(ステップS92におけるNO)、中継装置は、通信制御装置に対してイベントを送信し、パケットの処理解決方法を問い合わせる(ステップS93)。ここで、中継装置は、入力ポートから受信したパケットの一部または全体と、中継装置の情報とを含むデータ列を通信制御装置にイベントとして送信する。通信制御装置は、イベントを受信すると、その内容をもとに中継装置がそのパケットを出力する出力先ポートを解決し、フローテーブルの更新指示を中継装置に行う。中継装置は、通信制御装置からの更新指示を受信すると(ステップS94)、フローテーブルを更新し(ステップS95)、その内容をもとにパケットを出力する(ステップS96)。
なお、イベントとは、少なくとも入出力ポートから受信したパケットの一部または全体と、中継装置の情報を含むデータ列である。通信制御装置は、中継装置が送信したイベント内容を参照して、出力先ポートの解決を行い、受信したパケットを転送できるよう中継装置内のフローテーブルを更新する。これにより、パケットは正常に転送される。
他にも、特許文献2には、ネットワーク制御装置がネットワーク全体の伝送帯域を制御し、ユーザ端末からのフロー転送要求を受けて、関係するルータ設定情報を生成し、各ルータに設定する伝送帯域制御装置が記載されている。特許文献2に記載された伝送帯域制御装置では、ネットワーク制御装置がユーザ端末からのフロー転送要求を受け付けると、そのネットワーク制御装置が受け付けた要求を満たすような経路を検索して経路情報を生成する。また、ネットワーク制御装置は、ネットワークの負荷が均一になる方向に負荷を分散するために、ルータ設定情報を生成する。ネットワーク制御装置は、これらの経路情報及びルータ設定情報を各ルータに設定する。
また、特許文献3には、網管理サーバが、オープンプログラマブル・ルータを制御するとともにフロー制御テーブルを設定するネットワークルータが記載されている。特許文献3に記載されたネットワークルータは、ネットワークに到着したパケットを受信すると、パケットのヘッダ情報を用いて、ヘッダ情報の除去、新アドレス情報でのヘッダ情報の置き換え、その他の公知の操作を含むパケットへの適切な操作を実行する。このとき、ルータコントローラは、フロー制御テーブルの設定に基づいて、パケットの一部を制御する。なお、フロー制御テーブルは、ルータコントローラによって保守されており、ルータコントローラ自体は、コントローラから情報を受信している。
一方、上述したとおり、中継装置は、フローテーブル内に、フローとそれに対応する処理情報を格納しておき、受信したパケットにもとにフローテーブルを検索して、転送や廃棄等の処理を決定する。そのため、細かいレベルでフローを制御するためには、制御するフローごとに細かい単位(細粒度)で処理を設定する必要がある。
特許文献4には、転送装置検索用のテーブルを2段持ち、粒度の異なるフローを混在させるIPフロー多段ハッシュ方法が開示されている。特許文献4に記載された方法では、第1のテーブルには、IPパケットの宛先IPアドレスをハッシュし、第2のテーブルには、IPパケットの宛先IPアドレスと送信元IPアドレスを組にしてハッシュする。転送手段は、第1のテーブルへのリンクを検出すると、宛先IPアドレスによって第1のテーブルのハッシュ値先にリンクされたエントリをサーチし、第2のテーブルへのリンクを検出すると、宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組をハッシュして第2のテーブルのハッシュ値先にリンクされたエントリをサーチする。転送手段は、一致するエントリを検出するとその情報に従い、IPパケットの中継を行う。
特開2008−167340号公報(段落0018〜0028、図1) 特開2004−236198号公報(段落0095〜0097、図5,6) 特開2003−60691号公報(段落0021〜0024、図2) 特開2004−56340号公報(段落0022)
通信制御装置が中継装置を制御するシステムにおいて、パケットを受信した中継装置は、中継装置内のフローテーブル検索ではパケットの処理内容が決定できない場合に、中継装置を制御する通信制御装置にパケットの処理内容を問い合わせる。通信制御装置は、そのパケットの内容に応じて処理内容を決定する。例えば、中継装置がパケットの出力先を決定できない場合には、通信制御装置はそのパケットの配送経路を計算する。しかし、通信制御装置は、一般的に複数の中継装置を制御しているため、複数の中継装置からパケット処理内容の問い合わせが集中した場合、通信制御装置の負荷が高くなってしまう。
通信制御装置に対する問い合わせの量を軽減させるため、中継装置内で細粒度のレベルでフローを処理できるよう、あらかじめフローテーブルに細粒度の処理情報を設定しておくことが考えられる。しかし、細粒度のフローに対する処理情報を設定しすぎると、フローテーブルに設定するデータ量が増加するため、消費資源を増加させてしまうという課題がある。
そこで、本発明は、通信制御装置が中継装置あるいは中継装置群を制御する形態のネットワークシステムにおいて、通信制御装置の負荷を抑えながら細粒度のフロー制御を行うことができる通信システム、制御装置、ノード制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
本発明による通信システムは、設定された処理規則に従ってパケットを処理するノードと、ノードを制御する第1の制御装置と、第1の制御装置を制御する第2の制御装置とを備える通信システムであって、第1の制御装置が、ノードが受信したパケットの処理規則を管理するテーブルと、ノードに対して、パケットの処理規則を設定する手段とを含み、第2の制御装置が、第1の制御装置が有するテーブルを管理する手段を含むことを特徴とする。
本発明による制御装置は、設定された処理規則に従ってパケットを処理するノードを制御する、ノード制御装置を制御する手段と、ノード制御装置が有する、ノードが受信したパケットの処理規則を管理するテーブルを管理する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるノード制御装置は、設定された処理規則に従ってパケットを処理するノードを制御するノード制御装置であって、ノード制御装置を制御する制御装置と通信する手段と、ノードが受信したパケットの処理規則を管理するテーブルと、ノードに対して、パケットの処理規則を設定する手段と、テーブルにノードが受信したパケットの処理規則が未設定の場合に、制御装置に対して、処理規則の設定を要求するためのメッセージを送信する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による制御方法は、設定された処理規則に従ってパケットを処理するノードを制御する制御装置と通信し、制御装置が有する、ノードが受信したパケットの処理規則を管理するテーブルに対して、制御装置がノードに対して設定する処理規則を設定することを特徴とする。
本発明によれば、通信制御装置が中継装置あるいは中継装置群を制御する形態のネットワークシステムにおいて、通信制御装置の負荷を抑えながら細粒度のフロー制御を行うことができる。
第1の実施形態における通信フロー制御システムの例を示すブロック図である。 フローマクロテーブルの例を示す説明図である。 フローテーブルの例を示す説明図である。 中継装置がミドルボックスにパケットの出力先を問い合わせる処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例における通信フロー制御システムの例を示すブロック図である。 第2の実施形態における通信フロー制御システムの例を示すブロック図である。 問合先条件記憶部の内容の例を示す説明図である。 中継装置が通信制御装置又はミドルボックスにパケットの出力先を問い合わせる処理の例を示すフローチャートである。 本発明における通信フロー制御システムの最小構成を示すブロック図である。 通信制御装置が中継装置を制御するシステムにおける処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態における通信フロー制御システムの例を示すブロック図である。第1の実施形態における通信フロー制御システムは、通信制御装置1と、ミドルボックス2と、中継装置3とを備えている。通信制御装置1と、ミドルボックス2と、中継装置3とは、例えば、公衆回線網などの通信ネットワークを介して接続されるが、通信ネットワークの形態は、公衆回線網に限定されない。
通信制御装置1は、経路計算部11と、中継装置制御部12と、ミドルボックス制御部13とを備えている。中継装置制御部12は、中継装置3が通信制御装置1に接続されている場合、中継装置3に対して制御命令を発行したり、中継装置3からのイベントを受信したりするためのインタフェースである。ここで、イベントとは、入出力ポートから受信したパケットの一部または全体及び中継装置の情報を含むデータ列であり、フローの内容を識別できる情報であると言える。中継装置制御部12に接続される中継装置3の台数は、1台であってもよく、複数台であってもよい。または、後述するミドルボックス制御部13にミドルボックス2が接続されている場合、中継装置制御部12に中継装置3は接続されていなくてもよい。
ミドルボックス制御部13は、ミドルボックス2が通信制御装置1に接続されている場合、ミドルボックス2に対して制御命令を発行したり、ミドルボックス2からのイベントを受信したりするためのインタフェースである。ミドルボックス制御部13に接続されるミドルボックス2の台数は、1台であってもよく、複数台であってもよい。
経路計算部11は、中継装置制御部12に接続された中継装置3や、ミドルボックス制御部13に接続されたミドルボックス2からの要求に応じて、パケットの処理方法を決定する。例えば、パケットの出力先決定要求を受信した場合、経路計算部11は、配送経路を計算する。また、経路計算部11は、計算結果等をもとに、後述のフローマクロテーブル記憶部22やフローテーブル記憶部32の内容を更新するよう、中継装置3及びミドルボックス2に指示を行う。経路計算部11は、例えば、通信制御装置1の記憶部(図示せず)に予め記憶されたネットワーク内のエンドノードや中継装置3の配置情報をもとに、中継装置3やミドルボックス2からの要求に応じてパケットの配送経路を計算する。このようにして、通信制御装置1は要求に応じて通信フローに対する処理方法を決定する。なお、配送経路の計算方法は、上記方法に限定されない。
経路計算部11は、例えば、プログラム(経路計算プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、通信制御装置1が備える記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、経路計算部11として動作してもよい。
ミドルボックス2は、イベント処理部21と、フローマクロテーブル記憶部22と、上流通信部23と、下流通信部24と、エントリ設定部25とを備えている。下流通信部24は、下流側の装置に対して制御命令を発行したり、下流側の装置からのイベントを受信したりするためのインタフェースである。なお、下流側の装置とは、ミドルボックス2に対してパケットの配送経路や処理方法などの問い合わせを行う装置のことを示す。逆に、ミドルボックス2から処理方法などの問い合わせを受ける装置を、上流側の装置と記す。下流通信部24に接続される中継装置3の台数は、1台であってもよく、複数台であってもよい。本実施形態では、下流側の装置が中継装置3である場合について説明する。すなわち、下流通信部24は、中継装置3に対して制御命令を発行したり、中継装置3からのイベントを受信したりする場合について説明する。
上流通信部23は、上流側の装置に対してイベントを送信したり、上流側の装置からの制御命令を受信したりするためのインタフェースである。本実施形態では、上流側の装置が通信制御装置1である場合について説明する。すなわち、上流通信部23は、通信制御装置1に対してイベントを送信したり、通信制御装置1からの制御命令を受信したりする場合について説明する。
フローマクロテーブル記憶部22は、ミドルボックス2が行う動作を、下流側の装置から送信されるイベントと対応付けたテーブル(以下、フローマクロテーブルと記す。)を記憶する記憶装置である。例えば、フローマクロテーブル記憶部22は、中継装置3から送信されるイベントと、そのイベントに対してミドルボックス2が行う動作とを対応付けたフローマクロテーブルを記憶する。フローマクロテーブルのエントリは、通信制御装置1からの指示に応じ、後述のエントリ設定部25によって登録される。すなわち、フローマクロテーブルは、通信制御装置1によって管理されるテーブルであると言える。このフローマクロテーブルのエントリは、明示的に記述されていない他の情報(例えば、送信元アドレスやプロトコル種別等)に対しては、ドントケア(Don’t Care)である。すなわち、フローマクロテーブル記憶部22は、複数の細粒度フローに対してマッチする、粗粒度のエントリからなるフローマクロテーブルを記憶する。
図2は、フローマクロテーブルの例を示す説明図である。図2に示す例では、フローマクロテーブルは、中継装置識別子221と、イベント種別222と、フロー識別情報223と、ミドルボックス動作224とを示す内容を含む。中継装置識別子221は、中継装置3を識別するための識別子である。イベント種別222は、経路設定要求、フローのタイムアウト通知、機器の異常通知等の、イベントを識別する識別子である。フロー識別情報223は、フローを区別するための情報である。図2に示す例では、宛先アドレスをもとに、フローを区別していることを示す。なお、フロー識別情報223が示す情報は、宛先アドレスに限定されない。フロー識別情報223が示す情報は、宛先アドレスに加え、プロトコル番号や、上位プロトコル情報など、より多いパラメータを使用してもよい。例えば、図2に示す例の2行目は、中継装置3から受信したイベントが「宛先アドレスY」に対する経路設定要求であった場合、そのイベントに対しては、「ポート3003からパケット出力するエントリを中継装置3に対して設定するよう指示する」ことを示す。
ミドルボックス動作224は、中継装置識別子221、イベント種別222及びフロー識別情報223によって識別できるイベントに対して、ミドルボックス2が行う動作を示す。図2に示す例では、ミドルボックス2が行う動作を1つ示しているが、ミドルボックス動作224は、1つの動作に限定されず、複数の動作を含んでいてもよい。
イベント処理部21は、下流側の装置から受信したイベントに対応する動作を決定する。まず、イベント処理部21は、下流側の装置から受信したイベントに対応する処理をフローマクロテーブルから検索する。すなわち、イベント処理部21は、中継装置3から受信したイベントに対応する処理をフローマクロテーブルから検索する。上述の通り、フローマクロテーブルのエントリは、明示的に記述されていない他の情報に対しては、ドントケア(Don’t Care)であり、複数の細粒度フローに対してマッチする、粗粒度のエントリである。したがって、イベント処理部21は、フロー識別情報223に設定された内容以外の情報が受信したイベントに含まれていても、その情報を検索条件として使用しない。例えば、図2に示す例では、フロー識別情報223には「宛先情報」の内容が設定されているため、イベント処理部21は、受信したイベントに送信元アドレスやプロトコル種別が含まれていても、その情報を検索条件として使用しない。イベント処理部21は、抽出した(図2に示す例では、ミドルボックス動作224が示す内容)動作に基づいて、下流側の装置にそのイベントが示すフローの制御指示を行う。例えば、イベント処理部21は、下流通信部24を介して、後述する中継装置3内のフローテーブル記憶部32の更新指示を行う。このとき、イベント処理部21は、フローマクロテーブルの内容とイベント情報を用いて細粒度のエントリを生成し、フローテーブル記憶部32の内容を更新する。例えば、イベント処理部21は、フローマクロテーブルから情報を抽出したときに、その抽出した情報に含まれていない要件であって、後述のフローテーブルに存在する要件(例えば、送信元アドレス)を、受信したイベントから抽出し、それらの情報をもとに、後述のフローテーブルを更新してもよい。このようにして、ミドルボックス2は中継装置3を制御する。
また、中継装置3から受信したイベントに対応する処理がフローマクロテーブルに存在しない場合、イベント処理部21は、上流通信部23を介して通信制御装置1へイベントの転送等を行う。なお、中継装置3から受信したイベントに対応する処理がフローマクロテーブルに存在しない場合とは、ミドルボックス2が、中継装置3から受信したパケットの処理を決定できない場合であると言える。
図2に示す例の場合、イベント処理部21は、中継装置識別子221と、イベント種別222と、フロー識別情報223とをキーとして検索を行い、検索条件にマッチしたミドルボックス動作224を抽出する。一致するエントリが存在しない場合、イベント処理部21は、上流側の装置(すなわち、通信制御装置1)へイベントを転送し、処理内容を問い合わせる。
エントリ設定部25は、上流側の装置からの指示に応じて、フローマクロテーブルのエントリを更新する。例えば、上流通信部23を介して、イベント処理部21が通信制御装置1へイベントの転送等を行い、通信制御装置1が計算した配送経路を受信すると、エントリ設定部25は、その配送経路をフローマクロテーブルのエントリとして登録する。
また、イベント処理部21は、下流側の装置に対して行った処理の内容を通信制御装置1に通知してもよい。通信制御装置1が中継装置3を制御するネットワークシステムにおいては、これらの処理内容を通信制御装置1に通知することで、通信制御装置1がネットワーク上のフローに対する処理を把握できる。
イベント処理部21と、エントリ設定部25とは、例えば、プログラム(装置制御プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、ミドルボックス2が備える記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、イベント処理部21及びエントリ設定部25として動作してもよい。
中継装置3は、パケット処理部31と、フローテーブル記憶部32と、上流通信部33と、エントリ設定部34と、入出力ポート3001〜3003とを備えている。中継装置3は、入出力ポート3001〜3003を介して、他の計算機91〜95に直接、又は公衆送信網などのネットワーク99を介して接続される。なお、上記説明では、入出力ポートを3つ備えている場合について説明しているが、入出力ポートの数は3つに限られない。以下の説明では、中継装置3が、ポート3001及びネットワーク99を介して、アドレスAを持つ計算機93、アドレスBを持つ計算機94、及びアドレスCを持つ計算機95に接続されているものとする。また、中継装置3は、ポート3002を介してアドレスXを持つ計算機91に、ポート3003を介してアドレスYを持つ計算機92にそれぞれ接続されているものとする。
上流通信部33は、ミドルボックス2もしくは通信制御装置1に対してイベントを送信したり、ミドルボックス2もしくは通信制御装置1から制御命令を受信したりするためのインタフェースである。
フローテーブル記憶部32は、フローを識別する情報と、そのフローに対する処理方法とを対応付けたテーブル(以下、フローテーブルと記す。)を記憶する記憶装置である。例えば、フローテーブル記憶部32は、中継装置3がパケットを出力するポートを、フローの内容と対応付けたフローテーブルを記憶する。フローテーブルのエントリは、通信制御装置1やミドルボックス2からの指示に応じ、後述のエントリ設定部34によって登録される。すなわち、フローテーブルは、通信制御装置1やミドルボックス2によって管理されるテーブルであると言える。また、フローテーブル記憶部32は、フローマクロテーブルよりも細粒度のエントリからなるフローテーブルを記憶する。
図3は、フローテーブルの例を示す説明図である。図3に示す例では、フローテーブルは、フロー識別情報321と、出力ポート322とを示す内容を含む。フロー識別情報321は、フローを区別するための情報である。図3に示す例では、送信元アドレスと宛先アドレスによってフローを区別することを示す。なお、フロー識別情報321が示す情報は、送信元アドレスと宛先アドレスに限定されない。フロー識別情報321が示す情報は、送信元アドレスや宛先アドレスに加え、プロトコル番号や、上位プロトコル情報など、より多いパラメータを使用してもよい。出力ポート322は、フロー識別子321によって区別できるフローのパケットを出力するポートを示す。このように、本例では、フローを区別するための情報として、フローマクロテーブルが宛先アドレスを保持しているのに対し、フローテーブルが送信元アドレスと宛先アドレスを保持している。すなわち、フローテーブルは、フローマクロテーブルよりも細粒度のエントリを保持している。
パケット処理部31は、フローを受信したときに、フローテーブルに設定された情報をもとにそのフローに対する処理方法を決定する。まず、パケット処理部31は、入出力ポートから受信したパケットを参照して、フローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在するか検索する。フローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在する場合、パケット処理部31は、その出力ポートへパケットを転送する。フローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在しない場合、パケット処理部31は、上流通信部33を介して、通信制御装置1もしくはミドルボックス2へイベントの転送等を行う。具体的には、パケット処理部31は、フローを識別する識別情報の一部または全体に相当する情報をミドルボックス2に送信する。本例では、フローを識別する識別情報が「送信元アドレス及び宛先アドレス」に該当し、ミドルボックス2に送信される識別情報の一部または全体が「宛先アドレス」に該当する。
エントリ設定部34は、上流側の装置からの制御指示に応じて、フローテーブルのエントリを更新する。例えば、通信制御装置1が計算した配送経路や、ミドルボックス2が決定した配送経路を受信すると、エントリ設定部34は、その配送経路をフローテーブルのエントリとして登録する。
パケット処理部31と、エントリ設定部34とは、例えば、プログラム(通信フロー処理プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、中継装置3が備える記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、パケット処理部31及びエントリ設定部34として動作してもよい。
なお、本実施形態では、通信制御装置1は、ミドルボックス2に直接接続され、ミドルボックス2は、中継装置3に直接接続されているものとする。
次に、動作について説明する。以下の説明では、初期状態のフローマクロテーブル及びフローテーブルのエントリが、図2及び図3の例に示す状態にあるものとする。また、フローマクロテーブルには、中継装置3から送信されるイベントの処理情報が記憶されているものとする。
図4は、中継装置3がミドルボックス2にパケットの出力先を問い合わせる処理の例を示すフローチャートである。中継装置3がパケットを受信すると、パケット処理部31は、そのパケットを参照してフローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在するか否か検索する(ステップS31)。フローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在する場合(ステップS32におけるYES)、パケット処理部31は、その出力ポートからパケットを出力する(ステップS37)。すなわち、フローテーブルにエントリが存在するパケットは、中継装置3内で出力ポートが解決され、他の計算機に向けて送出される。例えば、アドレスAを持つ計算機93からアドレスYを持つ計算機92に向かって送信されたパケットは、出力先はポート3003であることが、図3に示したフローテーブルから明らかであり、そのパケットはポート3003から送出される。
一方、フローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在しない場合(ステップS32におけるNO)、パケット処理部31は、上流通信部33を介して、ミドルボックス2へイベント転送等を行う(ステップS33)。すなわち、パケット処理部31は、フローテーブルにエントリが存在しないフローに属するパケットの出力ポートを中継装置3内で決定できないため、出力ポート決定のために、経路決定要求イベントをミドルボックス2に送出する。例えば、パケット処理部31は、アドレスCを持つ計算機93からアドレスYを持つ計算機92に向かって送信されたパケットの宛先を、図3に示したフローテーブルでは解決できない。そのため、パケット処理部31は、パケット情報を含んだ経路決定要求イベントを上流通信部33から送出する。
ミドルボックス2の下流通信部24が中継装置3からイベントを受信すると、イベント処理部21は、中継装置3から受信したイベントに対応する処理をフローマクロテーブルから検索する(ステップS34)。例えば、イベント処理部21は、イベント内に含まれるパケット情報とフローマクロテーブルの該当エントリとから、「送信元アドレスC、且つ、宛先アドレスYのパケットは、ポート3003から出力する」ことを示すエントリを抽出する。イベント処理部21は、中継装置3に対してフローテーブルの更新を指示する制御情報を送信する(ステップS35)。中継装置3の上流通信部33が制御情報を受信すると、エントリ設定部34は、フローテーブルのエントリを更新する(ステップS36)。その後、パケット処理部31は、更新したエントリの示す出力ポートからパケットを出力する(ステップS37)。
なお、フローの制御を通信制御装置1が行うため、イベント処理部21は、中継装置3に制御情報を送信するのと同時に、又はその後に、制御情報に関する情報を通信制御装置1へと通知(報告)してもよい。また、イベント処理部21は、この通知(報告)動作を、経路解決のたびに行ってもよいし、負荷軽減等のために、0個以上の経路解決動作をまとめて行ってもよい。なお、イベント処理部21が0個以上の経路解決動作をまとめて行うとは、イベント処理部21が予め定められた時間の間隔で通知(報告)動作を行うということができる。また、イベント処理部21が一定時間の経過をトリガーとして通知(報告)動作を行うとも言える。すなわち、イベント処理部21は、一定時間ごとに通知(報告)動作を行ってもよく、前回通知(報告)時点から一定時間経過後に通知(報告)動作を行ってもよい。
上記処理により、中継装置3は、例えば、アドレスCを持つ計算機93からアドレスYを持つ計算機92に向かって送信されたパケットを処理する場合、通信制御装置1へ問い合わせなくても、パケットの出力先を解決することができる。具体的には、中継装置3は、通信制御装置1に経路計算処理を発生させることなく、上記パケットをポート3003から出力し、計算機92へと到達させることができる。
なお、上記説明では、ステップS34でフローマクロテーブルから該当データを抽出できた場合について説明した。ステップS34において該当データを抽出できなかった場合には、イベント処理部21が通信制御装置1へイベントの転送等を行い、通信制御装置1から制御情報を受信したときに、エントリ設定部25がその制御情報に応じてフローマクロテーブルのエントリを更新すればよい。
このように、通信制御装置1が中継装置3(もしくは、中継装置群)を制御する形態のネットワークシステムにおいて、中継装置3がパケットを受信した際に、パケット処理部31が中継装置3内のフローテーブルによって処理が決定できない場合がある。このとき、パケット処理部31は、中継装置3と通信制御装置1の中間に配置され、中継装置3が扱うフロー単位よりも粗粒度の処理、または中継装置3が扱う粒度のエントリを生成するためのルールが設定されたミドルボックス2に中継装置3からイベントを送信する。ミドルボックス2がイベントを受信すると、イベント処理部21は、フローマクロテーブルの内容とイベント情報を用いて細粒度のエントリを生成する。そして、イベント処理部21は中継装置3に対してフローテーブルを更新する指示を行う。そのため、通信制御装置1の負荷を抑えながら、細粒度でフローを制御することができる。
本発明によれば、中継装置3がパケットを受信したときに、パケット処理部31は、フローテーブル記憶部32のフロー識別情報321をもとにそのフローに対する処理方法(例えば、出力ポート)を決定する。パケット処理部31は、処理方法を決定できない場合に、ミドルボックス2にそのフローを識別する情報を送信する。ミドルボックス2が中継装置3からフローを識別する情報を受信したときに、イベント処理部21は、受信した情報とフローマクロテーブル記憶部22のフロー識別情報223などをもとにミドルボックス動作224を決定する。そして、イベント処理部21は、その制御動作に基づいて中継装置3にフローを制御させるため、フローテーブル記憶部32の更新指示を行う。中継装置3が更新指示を検知したときに、エントリ設定部25は、その更新指示に基づいてそのフローに対する処理方法(例えば、出力ポート)をフローテーブル記憶部32に登録する。そのため、通信制御装置1が中継装置3あるいは中継装置群を制御する形態のネットワークシステムにおいて、通信制御装置1の負荷を抑えながら細粒度のフロー制御を行うことができる。
次に、第1の実施形態の変形例について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態の変形例における通信フロー制御システムの例を示すブロック図である。第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。
第1の実施形態では、ミドルボックス2の下流側の装置が中継装置3である場合について説明した。以下の説明では、通信制御装置1と中継装置3の間にミドルボックスが複数存在する場合について説明する。図5に示す例では、通信制御装置1と中継装置3の間に2台のミドルボックス(ミドルボックス2a,2b)が接続されていることを示す。なお、以下の説明では、通信制御装置1と中継装置3の間に接続されたミドルボックスが2台の場合について説明するが、ミドルボックスの台数は2台に限定されず、3台以上であってもよい。図5に示す例では、ミドルボックス2aの下流通信部24aは、ミドルボックス2bに対して制御命令を発行し、ミドルボックス2bからのイベントを受信する。また、ミドルボックス2bの上流通信部23bは、ミドルボックス2aに対してイベントを送信し、ミドルボックス2aからの制御命令を受信する。
具体的には、イベント処理部21bは、中継装置3から受信したイベントに対応する処理をフローマクロテーブルから検索する。受信したイベントに対応する処理がフローマクロテーブルに存在しない場合、イベント処理部21bは、上流通信部23bを介してミドルボックス2aへイベントの転送等を行う。また、イベント処理部21aは、ミドルボックス2bから受信したイベントに対応する処理をフローマクロテーブルから検索する。受信したイベントに対応する処理がフローマクロテーブルに存在しない場合、イベント処理部21aは、上流通信部23aを介して通信制御部1へイベントの転送等を行う。
なお、フローマクロテーブル記憶部22a,22b及びエントリ設定部25a,25bは、それぞれ、第1の実施形態におけるフローマクロテーブル記憶部22及びエントリ設定部25と同様である。また、上流通信部23aは、第1の実施形態における上流通信部23と、下流通信部24bは、第1の実施形態おける下流通信部24とそれぞれ同様である。また、通信制御装置1及び中継装置3の構成については、第1の実施形態と同様のため、説明を省略する。すなわち、イベント処理部21a(21b)と、エントリ設定部25a(25b)とは、例えば、プログラム(装置制御プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、ミドルボックス2a(2b)が備える記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、イベント処理部21a(21b)及びエントリ設定部25a(25b)として動作してもよい。
本発明における上記変形例では、通信制御装置1と中継装置3の間にミドルボックス2a,2bが接続されている。また、上記変形例では、第1の実施形態に加え、イベント処理部21a(21b)が、下流側の装置(ミドルボックス2b又は中継装置3)からフローを識別する情報を受信したときに、受信した情報とフローマクロテーブル記憶部22a(22b)に記憶された情報をもとに処理を決定する。その処理に基づき、イベント処理部21a(21b)は、フローテーブル記憶部32の更新指示を行う。よって、第1の実施形態の効果に加え、フローマクロテーブルの負荷や消費資源を調整することができる。
実施形態2.
図6は、本発明の第2の実施形態における通信フロー制御システムの例を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。第2の実施形態における通信フロー制御システムは、通信制御装置1と、ミドルボックス2と、ミドルボックス2’と、中継装置3’とを備えている。中継装置3’は、通信制御装置1、ミドルボックス2及びミドルボックス2’と直接接続される。また、通信制御装置1と、ミドルボックス2と、ミドルボックス2’と、中継装置3とは、例えば、公衆回線網などの通信ネットワークを介して接続されるが、通信ネットワークの形態は、公衆回線網に限定されない。すなわち、本実施形態では、中継装置3’が複数の上流側の装置に接続されている場合について説明する。
中継装置3’は、パケット処理部31’と、フローテーブル記憶部32と、上流通信部33と、エントリ設定部34と、入出力ポート3001〜3003に加え、問合先条件記憶部35を備えている。問合先条件記憶部35は、パケット処理部31’がイベントを送信する送信先と、その送信先を決定するための条件(以下、イベント送信条件と記す。)とを対応付けて記憶する記憶装置である記憶装置である。例えば、問合先条件記憶部35は、中継装置3’が受信した未知のパケットの満たすべき条件と、その条件に該当するときに問い合わせる上流側の装置とを対応付けて記憶する。問合先条件記憶部35のエントリは、例えば、管理者等により予め設定される。
パケット処理部31’は、パケット処理部31’は、入出力ポート3001〜3003から受信したパケットを参照して、フローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在するか検索する。フローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在しない場合、パケット処理部31’は、上流通信部33を介して、通信制御装置1もしくはミドルボックス2へイベント転送等を行う。この際、パケット処理部31’は、問合先条件記憶部35に記憶されたイベント送信条件のうち、そのフローが満たす送信条件に対応する送信先にイベントを送信する。
図7は、問合先条件記憶部35の内容の例を示す説明図である。図7に示す例では、例えば、受信したパケットの宛先がマルチキャストの場合、パケット処理部31’は、対応する送信先である上流側の装置を通信制御装置1に決定する。
パケット処理部31’と、エントリ設定部34とは、例えば、プログラム(通信フロー処理プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、中継装置3’が備える記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、パケット処理部31’及びエントリ設定部34として動作してもよい。
通信制御装置1及びミドルボックス2の構成については、第1の実施形態と同様であり、また、ミドルボックス2’の構成はミドルボックス2の構成と同様であるため、説明を省略する。なお、第2の実施形態における通信フロー制御システムでは、ミドルボックス2を2台備えている場合について説明するが、ミドルボックス2の台数は2台に限られず、3台以上であってもよい。
次に、動作について説明する。図8は、中継装置3’が通信制御装置1又はミドルボックス2にパケットの出力先を問い合わせる処理の例を示すフローチャートである。中継装置3’がパケットの出力ポートを解決できる場合の処理は、図4に示す処理(ステップS31〜S32におけるYES、及びステップS37)と同様であるため、説明を省略する。
フローの内容に対応する出力ポートがフローテーブルに存在しない場合(ステップS32におけるNO)、パケット処理部31’は、問合先条件記憶部35を参照してイベント転送等を行う上流側の装置を決定する(ステップS41)。パケット処理部31’は、決定した上流側の装置(通信制御装置1もしくはミドルボックス2)へイベント転送等を行う(ステップS42)。上流側の装置(通信制御装置1もしくはミドルボックス2)は、受信したイベントに基づいて処理を決定し(ステップS43)、中継装置3’に対してフローテーブルの更新を指示する制御情報を送信する(ステップS44)。以降、中継装置3’のパケット処理部31’が出力ポートからパケットを出力するまでの処理は、図4に示すステップS36〜S37の処理と同様である。
本発明によれば、第1の実施形態に加え、パケット処理部31’がフローに対する処理方法を決定できない場合に、問合先条件記憶部35に記憶された情報をもとに決定した上流側の装置にフローを識別する情報を送信する。よって、第1の実施形態の効果に加え、ネットワークシステム全体の負荷を調整することができる。
図9は、本発明における通信フロー制御システムの最小構成を示すブロック図である。本発明による通信フロー制御システムは、通信フローに対する処理方法を決定する装置である通信制御装置(例えば、通信制御装置1)が決定した処理方法に基づいて通信フローを処理する通信フロー処理装置80(例えば、中継装置3)と、通信制御装置と通信フロー処理装置80との間に接続され、通信フロー処理装置80からの要求に応じて通信フローに対する処理を決定する処理決定装置70(例えば、ミドルボックス2)とを備えている。
通信フロー処理装置80は、通信フローを識別するための情報である第一のフロー識別情報(例えば、フロー識別情報321)と処理方法(例えば、出力ポート322)とを対応付けて記憶する処理方法記憶手段81(例えば、フローテーブル記憶部32)と、パケットを受信したときに、処理方法記憶手段81に記憶された第一のフロー識別情報をもとに処理方法を決定する処理方法決定手段82(例えば、パケット処理部31)と、処理方法決定手段82がパケットの通信フローに対する処理方法を決定できない場合に、その通信フローを識別する第一のフロー識別情報の一部または全体に相当するパケット内の情報(例えば、イベント)を処理決定装置70に送信するフロー識別情報送信手段83(例えば、パケット処理部31)と、処理決定装置70から通信フローに対する制御指示(例えば、フローテーブル記憶部32の更新指示)を検知したときに、その制御指示に基づいてその通信フローに対する処理方法(例えば、送信元アドレスCで宛先アドレスYのパケットは、ポート3003から出力する)を処理方法記憶手段81に登録する処理方法登録手段84(例えば、エントリ設定部25)とを備えている。
処理決定装置70は、第一のフロー識別情報の一部または全体である第二のフロー識別情報(例えば、中継装置識別子221、イベント種別222、フロー識別情報223)と処理決定装置70が行う動作である制御動作(例えば、ミドルボックス動作224)とを対応付けて記憶する制御動作記憶手段71(例えば、フローマクロテーブル記憶部22)と、通信フロー処理装置80から第一のフロー識別情報の一部または全体に相当するパケット内の情報を受信したときに、受信したその情報と制御動作記憶手段71に記憶された第二のフロー識別情報とをもとに制御動作を決定する制御動作決定手段72(例えば、イベント処理部21)と、制御動作決定手段72が決定した制御動作に基づいて、通信フロー処理装置80に通信フローの制御を指示(例えば、フローテーブル記憶部32の更新指示)する制御指示手段73(例えば、イベント処理部21)とを備えている。
そのような構成により、通信制御装置が中継装置あるいは中継装置群を制御する形態のネットワークシステムにおいて、通信制御装置の負荷を抑えながら細粒度のフロー制御を行うことができる。
また、上記実施形態には、処理決定装置70が、通信制御装置と通信フロー処理装置80との間に2台以上接続され(例えば、ミドルボックス2a,2b)、各処理決定装置80の制御動作決定手段72が、他の処理決定装置70又は通信フロー処理装置80(例えば、下流側の装置)から第一のフロー識別情報の一部または全体に相当するパケット内の情報を受信したときに、受信したその情報と制御動作記憶手段71に記憶された第二のフロー識別情報とをもとに制御動作を決定し、各処理決定装置80の制御指示手段73が、制御動作決定手段72が決定した制御動作に基づいて、第一のフロー識別情報の一部または全体に相当するパケット内の情報を受信した他の処理決定装置70又は通信フロー処理装置80に通信フローの制御指示を行う構成が開示されている。
また、上記実施形態には、通信フロー処理装置80が、第一のフロー識別情報の一部または全体に相当するパケット内の情報を送信する送信先と、その送信先を決定するための条件である送信条件(例えば、イベント送信条件)とを対応付けて記憶する送信条件記憶手段(例えば、問合先条件記憶部35)を備え、フロー識別情報送信手段83(例えば、パケット処理部31’)が、処理方法決定手段82がパケットの通信フローに対する処理方法を決定できない場合に、送信条件記憶手段に記憶された送信条件のうち、その通信フローが満たす送信条件に対応する送信先(例えば、上流側の装置)に第一のフロー識別情報の一部または全体に相当するパケット内の情報を送信する構成が開示されている。このようにすることで、ネットワークシステム全体の負荷を調整することができる。
また、上記実施形態には、処理決定装置70が、制御動作決定手段72が制御動作を決定できない場合に、通信フローに対する処理方法の決定要求を通信制御装置(例えば、通信制御装置1)に送信する処理方法要求手段(例えば、イベント処理部21)と、通信制御装置から処理方法を受信したときに、その処理方法に基づく制御動作を制御動作記憶手段71に登録する制御動作登録手段(例えば、エントリ設定部25)とを備えた構成が開示されている。
また、上記実施形態には、処理決定装置70が、制御動作決定手段72が決定した制御動作を、通信制御装置に通知する通知手段(例えば、イベント処理部21)を備えた構成が開示されている。このようにすることで、通信制御装置がネットワーク上のフローに対する処理を把握できる。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願の原出願は、2009年3月30日に出願された日本特許出願2009−81938を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てを取り込む。
本発明は、通信制御装置が通信フローを制御するネットワークシステムにおいて、その通信制御装置が行うフロー制御の負荷を抑える通信フロー制御システムに好適に適用される。
1 通信制御装置
2,2a,2b,2’ ミドルボックス
3,3’ 中継装置
11 経路計算部
12 中継装置制御部
13 ミドルボックス制御部
21,21a,21b イベント処理部
22,22a,22b フローマクロテーブル記憶部
23,23a,23b 上流通信部
24,24a,24b 下流通信部
25,25a,25b エントリ設定部
31,31’ パケット処理部
32 フローテーブル記憶部
33 上流通信部
34 エントリ設定部
35 問合先条件記憶部
91〜95 計算機
99 ネットワーク
3001〜3003 入出力ポート

Claims (6)

  1. 設定された処理規則に従ってパケットを処理するノードと、
    前記ノードを制御する第1の制御装置と、
    前記第1の制御装置を制御する第2の制御装置とを備える通信システムであって、
    前記第1の制御装置は、
    前記ノードが受信したパケットの処理規則を管理するテーブルと、
    前記ノードに対して、前記パケットの処理規則を設定する手段とを含み、
    前記第2の制御装置は、
    前記第1の制御装置が有するテーブルを管理する手段を含む
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1の制御装置は、前記テーブルに前記ノードが受信したパケットの処理規則が未設定の場合に、前記第2の制御装置に対して、処理規則の設定を要求するためのメッセージを送信する
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ノードは、受信したパケットの処理規則が未設定の場合に、前記第1の制御装置に対して、処理規則の設定を要求するためのメッセージを送信する
    請求項1または請求項2記載の通信システム。
  4. 設定された処理規則に従ってパケットを処理するノードを制御する、ノード制御装置を制御する手段と、
    前記ノード制御装置が有する、前記ノードが受信したパケットの処理規則を管理するテーブルを管理する手段とを備えた
    ことを特徴とする制御装置。
  5. 設定された処理規則に従ってパケットを処理するノードを制御するノード制御装置であって、
    前記ノード制御装置を制御する制御装置と通信する手段と、
    前記ノードが受信したパケットの処理規則を管理するテーブルと、
    前記ノードに対して、前記パケットの処理規則を設定する手段と、
    前記テーブルに前記ノードが受信したパケットの処理規則が未設定の場合に、前記制御装置に対して、処理規則の設定を要求するためのメッセージを送信する手段とを備えた
    ことを特徴とするノード制御装置。
  6. 設定された処理規則に従ってパケットを処理するノードを制御する制御装置と通信し、
    前記制御装置が有する、前記ノードが受信したパケットの処理規則を管理するテーブルに対して、前記制御装置が前記ノードに対して設定する処理規則を設定する
    ことを特徴とする制御方法。
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