JP2015143432A - Floor material - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、木質系基材を含んだ床材に関する。 The present invention relates to a flooring material containing a woody base material.
従来より、合板等の木質系基材の裏面側に、床下地との馴染み性を向上させる観点等から可撓性シート等を積層した床材が知られている。このような床材の側端部には、隣接する床材同士を接合するための実部が設けられている。例えば、合板等の木質系基材の両側端部のそれぞれに本実構造の雄実部及び雌実部をそれぞれに設け、その裏面側に可撓性シートを積層した構成とすることが考えられる。しかしながら、この場合には、雌雄の実を設けるために、基材の厚さが厚くなる傾向があり、また、床下地との馴染み性を向上させるには、可撓性シートも適度な厚さとする必要があり、床材自体が厚くなる傾向があった。
例えば、下記特許文献1では、対向する2辺に相じゃくり状の実を設けた木質材等からなる上層の裏面側に、床材自体の対向する2辺に雌雄形状の実が形成されるように、可撓性材料からなる中間層及び下層を積層した構成とされた床材が提案されている。
Conventionally, floor materials in which a flexible sheet or the like is laminated on the back surface side of a woody base material such as plywood from the viewpoint of improving the familiarity with the floor base is known. The side part of such a flooring is provided with a real part for joining adjacent flooring. For example, it is conceivable that a male solid part and a female real part of the actual structure are respectively provided on both side ends of a woody base material such as plywood, and a flexible sheet is laminated on the back side thereof. . However, in this case, the thickness of the base material tends to increase in order to provide male and female fruits, and the flexible sheet has an appropriate thickness in order to improve the familiarity with the floor base. There was a tendency for the flooring itself to become thicker.
For example, in
上記特許文献1に記載された床材によれば、中間層及び下層と上層とによって雌雄形状の実を構成することができるので、上層の薄型化を図ることが可能ではあるが、上層の実の部位が薄くなる傾向があり、更なる改善が望まれる。
According to the flooring described in
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、薄型化を図りながらも床下地との馴染み性を向上させ、表層側の実構成部位の強度を向上させ得る床材を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a flooring that can improve the familiarity with the floor base while reducing the thickness and can improve the strength of the actual constituent part on the surface layer side. It is aimed.
上記目的を達成するために、本発明に係る床材は、両側端部に相じゃくり状に表側突片部及び裏側突片部が設けられ木質系基材を含む表層部の裏面側に、柔軟性を有したシート状の裏層部を、一方の側端部が前記表側突片部とによって雌実部を構成し、かつ他方の側端部側の前記裏側突片部が雄実部となるように積層した構成とされており、前記表層部の表裏には、前記表側突片部の表面及び前記裏側突片部の裏面を含んで全面に亘って樹脂系シートがそれぞれに貼着されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, the flooring according to the present invention is provided on the back side of the surface layer portion including the woody base material in which the front side protruding piece portion and the back side protruding piece portion are provided in a laminar manner on both side ends. A sheet-like back layer portion having flexibility, one side end portion forms a female real portion with the front side protruding piece portion, and the other side end portion side of the back side protruding piece portion is a male real portion The front and back surfaces of the surface layer portion are each attached with a resin sheet over the entire surface including the surface of the front side protruding piece portion and the back surface of the back side protruding piece portion. It is characterized by being.
本発明においては、前記裏層部の表面に、前記雌実部の凹溝を区画する裏側突片部となる部位を含んで全面に亘って、前記雌実部に嵌め入れられる前記雄実部の嵌め入れ方向への易滑性を付与する易滑層状部を設けてもよい。
また、本発明においては、前記裏層部の一方の側端部を、前記表側突片部よりも外方側に突出させ、前記裏層部の他方の側端部を、この一方の側端部を受け入れ可能なように内方側に後退させた構造としてもよい。
また、本発明においては、前記裏層部を、前記表層部の1/2以上の厚さ寸法とし、かつ前記表層部の2.0倍以上の比重としてもよい。
In the present invention, on the surface of the back layer part, the male part that is fitted into the female part over the entire surface including a part that becomes a back-side protruding piece part that defines a groove in the female part. An easy-sliding layer-like portion that imparts easy-sliding property in the fitting direction may be provided.
Further, in the present invention, one side end portion of the back layer portion is projected outward from the front side protruding piece portion, and the other side end portion of the back layer portion is set to the one side end. It is good also as a structure made to recede inward so that a part could be received.
In the present invention, the back layer portion may have a thickness dimension that is 1/2 or more that of the surface layer portion and a specific gravity that is 2.0 times or more that of the surface layer portion.
本発明に係る床材は、上述のような構成としたことで、薄型化を図りながらも床下地との馴染み性を向上させ、表層側の実構成部位の強度を向上させることができる。 Since the flooring according to the present invention has the above-described configuration, it is possible to improve the familiarity with the floor base while reducing the thickness, and to improve the strength of the actual component on the surface layer side.
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る床材の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る床材1は、両側端部に相じゃくり状に表側突片部12及び裏側突片部13が設けられ木質系基材11を含む表層部10を備えている。また、床材1は、この表層部10の裏面側に、柔軟性を有したシート状の裏層部20を、一方の側端部24が表側突片部12とによって雌実部2を構成し、かつ他方の側端部25側の裏側突片部13が雄実部3となるように積層した構成とされている。つまり、当該床材1の一方の側端部の雌実部2を、表層部10の表側突片部12と裏層部20の一方の側端部24とによって構成し、当該床材1の他方の側端部の雄実部3を、表層部10の裏側突片部13によって構成している。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1-3 is a figure which shows typically an example of the flooring which concerns on this embodiment.
The
この床材1は、図1(a)に示すように、平面視して略長方形状とされている。この床材1の幅寸法及び長さ寸法は、搬送時や施工時等における取扱性等の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、平面視して、1尺(303mm)×6尺(1818mm)程度とされた一般的な床材1と同寸法としてもよく、または、これよりも小さい寸法、例えば、半分程度の寸法とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、床材1の長手方向両側端部に雌実部2及び雄実部3を設け、床材1の幅方向両側端部に雌実部2及び雄実部3を設けた構成としている。つまり、表層部10の四周側端部に相じゃくり状に表側突片部12,12及び裏側突片部13,13を設け、床材1の四周側端部に雌実部2,2及び雄実部3,3を設けた構成としている。
As shown in FIG. 1A, the
In the present embodiment, the
この床材1は、図3に示すように、複数枚を長手方向及び幅方向に並べるようにして床下地4上に施工される。また、隣り合う床材1,1の雌実部2と雄実部3とを嵌め合わすようにして本実接合されて施工される。
この床材1が施工される床下地4としては、床根太や、捨て張り合板、コンクリート下地等の床下地4に限られず、既設の床材表面や、床暖房パネルの表面を床下地4としてもよい。
なお、図1(b)及び図3では、床材1の幅方向両側端部の雌実部2及び雄実部3を図示しているが、床材1の長手方向両側端部の雌実部2及び雄実部3も同様の形状とされている。
As shown in FIG. 3, the
The
1B and FIG. 3, the
雌実部2は、床材1の幅方向一方の側端部及び長手方向一方の側端部のそれぞれにおいて周方向の全体に亘って設けられている。また、雌実部2の凹溝は、床材1の厚さ方向途中部位において外方側に向けて開口しており、略矩形溝形状とされている。この凹溝は、表層部10の表側突片部12と裏層部20の一方の側端部24とによって区画されている。つまり、裏層部20の一方の側端部24は、雌実部2の凹溝を区画する裏側突片部24を構成する。
雄実部3は、床材1の幅方向他方の側端部及び長手方向他方の側端部のそれぞれにおいて周方向の全体に亘って設けられている。この雄実部3の突片部を構成する表層部10の裏側突片部13は、床材1の厚さ方向途中部位において外方側に向けて突出する形状とされ、略矩形状とされている。
The female
The
表層部10の木質系基材11は、略矩形平板状とされている。
この木質系基材11は、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などの木質系材料から形成されたものとしてもよい。また、木質系基材11は、木粉に、合成樹脂系材料や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)から形成されたものとしてもよい。また、木質系基材11は、これら種々の材料からなる板材を積層した複層構造とされたものとしてもよい。
また、木質系基材11を、比較的に表面硬度が良好なMDFとしてもよい。
The
This
Moreover, it is good also considering the wood-
また、表層部10は、その表裏に、表側突片部12の表面及び裏側突片部13の裏面を含んで全面に亘って樹脂系シート14,15をそれぞれに貼着した構成とされている。つまり、表層部10は、雌実部2を構成する表側突片部12の表面及び雄実部3を構成する裏側突片部13の裏面を含む表裏両面に、樹脂系シート14,15をそれぞれに貼着した構成とされている。
樹脂系シート14,15は、薄シート状とされている。これら表裏の樹脂系シート14,15は、木目模様等の模様が施されたものとしてもよい。また、これら表裏の樹脂系シート14,15は、防湿層を構成するものとしてもよい。これら表裏の樹脂系シート14,15としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂製シートを採用するようにしてもよい。または、表裏の樹脂系シート14,15を、紙材等からなるシート基材に防湿樹脂層を設けたようなものとしてもよい。また、これら表裏の樹脂系シート14,15の厚さ寸法を、例えば、50μm〜1.0mm程度としてもよく、好ましくは、0.2mm〜0.5mm程度としてもよい。
Moreover, the
The resin-based
また、表層部10は、本実施形態では、上記のように雌実部2及び雄実部3が床材1の四周側端部に形成されるように、四周側端部に相じゃくり状に表側突片部12及び裏側突片部13を設けた構成とされている。つまり、表層部10は、当該表層部10の幅方向一方の側端部及び長手方向一方の側端部のそれぞれに表側突片部12を設け、当該表層部10の幅方向他方の側端部及び長手方向他方の側端部のそれぞれに裏側突片部13を設けた構成とされている。
表側突片部12は、裏側部位に雌実部2の凹溝を構成する切欠状の凹所(凹段部)が設けられるように、当該表層部10の幅方向一方の側端部及び長手方向一方の側端部のそれぞれに設けられている。この表側突片部12は、突出方向先端面が床材1の表裏面に対して直交状の垂直面とされ、裏面が床材1の表裏面と平行状の平坦面とされている。また、雌実部2の凹溝の溝底となる、この表側突片部12の裏面側部位の切欠状凹所の床材面域方向外方側に向く面は、表側突片部12の突出方向先端面と平行状の平坦面とされている。
Further, in the present embodiment, the
The front-
裏側突片部13は、隣接配置される床材1の表側突片部12を受け入れ可能な切欠状の凹所(凹段部)が表側部位に設けられるように、当該表層部10の幅方向他方の側端部及び長手方向他方の側端部のそれぞれに設けられている。この裏側突片部13は、突出方向先端面が床材1の表裏面に対して直交状の垂直面とされ、表面が床材1の表裏面と平行状の平坦面とされている。また、この裏側突片部13の表面側部位の切欠状凹所の床材面域方向外方側に向く面は、裏側突片部13の突出方向先端面と平行状の平坦面とされている。
これら表側突片部12及び裏側突片部13の突出寸法は、互いに略同寸法とされている。なお、目隙等を抑制する観点等から、表側突片部12の突出寸法を、裏側突片部12の突出寸法よりも僅かに大きい寸法としてもよい。
The width direction of the
The projecting dimensions of the front
また、本実施形態では、これら表側突片部12及び裏側突片部13の床材厚さ方向に沿う厚さ寸法を、互いに略同寸法としている。つまり、これら表側突片部12及び裏側突片部13の厚さ寸法を、表層部10の厚さ寸法の1/2程度の寸法としている。なお、実接合性の観点等から、これら表側突片部12及び裏側突片部13の厚さ寸法を、表層部10の厚さ寸法の1/2よりも僅かに小さい寸法としてもよい。
また、図例では、表層部10の四周の表面側縁部に、面取り部を設けた例を示している。
Moreover, in this embodiment, the thickness dimension in alignment with the floor material thickness direction of these front side
Moreover, in the example of a figure, the example which provided the chamfering part in the surface side edge part of the 4 times of the
なお、表層部10の表側突片部12及び裏側突片部13は、木質系基材11の四周側端部を切削等することで形成するようにしてもよい。また、表裏の樹脂系シート14,15は、これら表側突片部12及び裏側突片部13を木質系基材11の四周側端部に形成した後に、その表裏に貼着するようにしてもよい。または、表裏に樹脂系シート14,15を貼着した後に、表側突片部12及び裏側突片部13を形成するようにしてもよい。
また、図例では、表側の樹脂系シート14を、表層部10の表面側縁部に設けられた面取り部には貼着していないような図示としているが、この表側の樹脂系シート14を、面取り部にも貼着するようにしてもよい。また、この表側の樹脂系シート14を、表側突片部12の突出方向先端面や、裏側突片部13の表面側部位の切欠状凹所の床材面域方向外方側に向く面にも至るように貼着するようにしてもよい。さらには、この表側の樹脂系シート14を、裏側突片部13の表面にも至るように貼着するようにしてもよい。
In addition, you may make it form the front side
Further, in the illustrated example, the front side resin-based
また、この表層部10の厚さ寸法は、当該床材1の強度を確保する観点や当該床材1の薄型化を図る観点、表側突片部12及び裏側突片部13の加工性、施工現場での切断性等の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、この表層部10の厚さ寸法を、施工現場においてカッターナイフ等の簡易な切断具で切断可能な厚さ寸法としてもよく、
2.0mm〜6.0mm程度としてもよく、好ましくは、3.0mm〜4.0mm程度としてもよい。
また、この表層部10の表面に、塗装等によって着色仕上処理が施されたものとしてもよい。この場合、面取り部や表側突片部12の突出方向先端面、裏側突片部13の表面側部位の切欠状凹所の床材面域方向外方側に向く面、裏側突片部13の表面にも着色仕上処理が施されたものとしてもよい。
Moreover, the thickness dimension of this
It may be about 2.0 mm to 6.0 mm, and preferably about 3.0 mm to 4.0 mm.
Further, the surface of the
裏層部20は、柔軟性を有したシート状の軟質基材21を含んでいる。
また、本実施形態では、裏層部20を、表層部10の1/2以上の厚さ寸法とし、かつ表層部10の2.0倍以上の比重としている。
この裏層部20の厚さ寸法は、床下地4との馴染み性や、雌実部2の凹溝を区画する裏側突片部24の保形性等の観点、当該床材1の薄型化を図る観点、施工現場での切断性等の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、この裏層部20の厚さ寸法を、施工現場においてカッターナイフ等の簡易な切断具で切断可能な厚さ寸法としてもよく、
2.0mm〜6.0mm程度としてもよく、好ましくは、3.0mm〜4.0mm程度としてもよい。図例では、裏層部20の厚さ寸法を、表層部10の厚さ寸法よりも小さい寸法とした例を示しているが、これらを互いに同寸法としてもよく、または、表層部10の厚さ寸法よりも大きい寸法としてもよい。また、これら表層部10及び裏層部20の厚さ寸法は、当該床材1の厚さ寸法が一般的な床材の厚さ寸法と同寸法、または一般的な床材の厚さ寸法よりも薄くなるように、適宜、設定するようにしてもよい。
The
In the present embodiment, the
The thickness dimension of the
It may be about 2.0 mm to 6.0 mm, and preferably about 3.0 mm to 4.0 mm. In the illustrated example, the thickness dimension of the
また、この裏層部20の比重は、当該床材1の施工後の自重安定性等の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。この裏層部20の比重を、0.4〜0.8程度の比重とされたMDFからなる木質系基材11を含む表層部10の2.0倍以上の比重となるように、適宜、設定するようにしてもよい。例えば、この裏層部20の比重を、0.8〜4.0程度、好ましくは、2.0〜4.0程度の比重としてもよい。なお、表層部10の表裏の樹脂系シート14,15は、木質系基材11に比して極めて薄いため、木質系基材11の比重を、表層部10の比重として把握するようにしてもよい。また、軟質基材21の表裏に設けられた後記する易滑層状部22及び不陸吸収部23も同様、軟質基材21に比して極めて薄いため、軟質基材21の比重を、裏層部20の比重として把握するようにしてもよい。
また、軟質基材21としては、比較的に高比重なアスファルト系シートや、ゴムシート、軟質樹脂系シート等の遮音シートを採用するようにしてもよい。
Moreover, you may make it set suitably the specific gravity of this
Moreover, as the
また、本実施形態では、図1(b)及び図2(a)に示すように、裏層部20の表面に、雌実部2の凹溝を区画する裏側突片部24となる部位を含んで全面に亘って、雌実部2に嵌め入れられる雄実部3の嵌め入れ方向への易滑性を付与する易滑層状部22を設けている。
この易滑層状部22は、上記のような比較的に滑り難い遮音シートからなる軟質基材21の表面よりも裏側突片部24の表面の滑り性を向上させるようなものとしてもよい。例えば、薄シート状の不織布や編み込んだクロスシート等の繊維シートとしてもよく、また、ガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維をシート状に加工した強化繊維シート等の繊維シートとしてもよい。また、易滑層状部22としては、軟質基材21上に塗布され硬化後に滑り性のある接着剤層としてもよく、さらには、軟質基材21上に積層された繊維シート上に塗布され硬化後に滑り性のある接着剤層としてもよい。
この易滑層状部22は、軟質基材21の厚さ寸法に比して薄い寸法とされており、例えば、0.1mm〜1.0mm程度の厚さ寸法とされたものとしてもよい。
Moreover, in this embodiment, as shown in FIG.1 (b) and FIG.2 (a), the site | part used as the back side
The easy-slip layered
The easy-sliding
本実施形態では、図2に示すように、易滑層状部22を、裏層部20と表層部10とを接着する接着剤が硬化して形成された接着剤層としている。また、本実施形態では、易滑層状部22を、床材幅方向に筋状に延びかつ床材長手方向に間隔を空けて塗布された接着剤が硬化して形成された多数の筋状部によって構成している。このような構成とすれば、上述のように複数の床材1,1を施工した後における、一方向に長尺な隣接する床材1,1同士の長手方向へのずれを抑制することができる。つまりは、隣接する床材1,1同士の幅方向への実嵌合性を向上させることが可能でありながらも長手方向へは滑り難くなることとなる。なお、隣接する床材1,1同士の長手方向側端部の雌実部2への雄実部3の凹溝深さ方向への嵌め入れ性はやや低下することとなるが、軟質基材21が露出しているようなものと比べれば、滑り性を向上させることができる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 2, the easy-
また、本実施形態では、図1(b)に示すように、裏層部20の裏面に、全面に亘って、床下地4の不陸を吸収する不陸吸収部23を設けている。つまり、当該床材1の裏面の全面に亘って、不陸吸収部23が設けられることとなる。
この不陸吸収部23としては、上記と同様な不織布等の繊維シート23としてもよい。また、この不陸吸収部23は、軟質基材21の厚さ寸法に比して薄い寸法とされており、例えば、0.1mm〜1.0mm程度の厚さ寸法とされたものとしてもよい。
Moreover, in this embodiment, as shown in FIG.1 (b), the uneven
As this
また、本実施形態では、図1(b)に示すように、裏層部20の一方の側端部24を、表側突片部12よりも外方側に突出させ、裏層部20の他方の側端部25を、この一方の側端部24を受け入れ可能なように内方側に後退させた構造としている。つまり、雌実部2の凹溝を区画する表側突片部12の突出寸法よりも同凹溝を区画する裏側突片部24の突出寸法を大きい寸法としている。この裏側突片部24の突出寸法は、実嵌合性や取扱性等の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、この裏側突片部24の突出寸法を、表側突片部12の1.5〜5倍程度、好ましくは2〜4倍程度の突出寸法としてもよく、図例では、3倍程度とした例を示している。
また、裏層部20の他方の側端部25の表層部10の裏側突片部13からの内方側への後退寸法は、雌実部2の裏側突片部となる一方の側端部24を受け入れ可能な寸法とすればよい。例えば、この他方の側端部25の後退寸法を、突き上げ等を抑制する観点等から、裏側突片部24の突出寸法よりも僅かに大きい寸法としてもよい。
Moreover, in this embodiment, as shown in FIG.1 (b), the one
Further, the retreat dimension of the other side end 25 of the
なお、当該床材1は、それぞれに適宜の長さ寸法及び幅寸法とされた表層部10と裏層部20とを、互いに面域方向にずらすようにして積層一体化することで、四周側端部に上述のような雌実部2及び雄実部3が形成されるものとしてもよい。
また、当該床材1は、釘やねじ等の止具や接着剤等によって床下地4に対して固定せずに置敷施工される置敷床材としてもよい。
In addition, the
The
本実施形態に係る床材1は、上述のような構成としたことで、薄型化を図りながらも床下地4との馴染み性を向上させ、表層側の実構成部位の強度を向上させることができる。
つまり、両側端部に表側突片部12及び裏側突片部13が設けられた表層部10の裏面側に、一方の側端部24が表側突片部12とによって雌実部2を構成し、かつ他方の側端部25側の裏側突片部13が雄実部3となるように、柔軟性を有したシート状の裏層部20を積層した構成としている。従って、床材1自体の一方の側端部の雌実部2が、表層部10の表側突片部12と裏層部20の一方の側端部24とによって構成され、他方の側端部の雄実部3が、表層部10の裏側突片部13によって構成されることとなる。これにより、例えば、表層側の木質系基材の両側端部に本実構造の雌実部及び雄実部をそれぞれに設けた構成と比べて、床材1自体の薄型化を図りながらも床下地4との馴染み性を向上させることができる。また、このようなことが可能でありながらも床材1の両側端部に本実構造の雌実部2及び雄実部3を設けることができる。
Since the
That is, on the back side of the
また、裏層部20の一方の側端部24が雌実部2の凹溝を区画する裏側突片部24となるので、その柔軟性によって実接合時の作業性を向上させることができる。また、釘やねじ等の止具や接着剤等によって床下地4に対して床材1を固定せずに置敷施工する態様とした場合には、施工後に一枚単位で床材1を取り外したり、交換したりするようなことも比較的に容易に可能となる。
また、表層部10の表裏に、表側突片部12の表面及び裏側突片部13の裏面を含んで全面に亘って樹脂系シート14,15をそれぞれに貼着している。従って、木質系基材11を含む表層部10の吸放湿等に伴う反りや変形等を抑制することができる。また、表層部10の表側突片部12の表面及び裏側突片部13の裏面にも樹脂系シート14,15が貼着されているので、床材1の雌実部2及び雄実部3を構成する表層部10の表側突片部12及び裏側突片部13の強度を向上させることができる。
Moreover, since the one
In addition, resin-based
また、本実施形態では、裏層部20の表面に、雌実部2の凹溝を区画する裏側突片部24となる部位を含んで全面に亘って、雌実部2に嵌め入れられる雄実部3の嵌め入れ方向への易滑性を付与する易滑層状部22を設けている。従って、雌実部2の凹溝を区画する裏側突片部24の表面に、裏層部20を構成する軟質基材21の表面が露出しているようなものと比べて、滑り性を向上させることができ、実接合時の作業性をより向上させることができる。また、易滑層状部22を介して裏層部20と表層部10とを積層することができ、雌実部2の凹溝を区画する裏側突片部24の表面のみに易滑層状部22を設けたようなものと比べて、容易に形成することができる。なお、このような易滑層状部22を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、裏層部20の裏面に、全面に亘って、床下地4の不陸を吸収する不陸吸収部23を設けている。従って、床下地4の不陸を吸収することができる。なお、このような不陸吸収部23を設けないようにしてもよい。
Further, in the present embodiment, the male layer that is fitted into the female
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、裏層部20の裏側突片部となる一方の側端部24を、表側突片部12よりも外方側に突出させ、裏層部20の他方の側端部25を、この一方の側端部24を受け入れ可能なように内方側に後退させた構造としている。従って、雌実部2の凹溝を区画する表裏両側突片部12,24の先端面を同一平面状としたり、表側突片部12よりも裏側突片部24を内方側に後退させたようなものと比べて、施工性を向上させることができる。つまり、床下地4上に施工された床材1の雌実部2の裏側突片部24上に、他の床材1の雄実部3を載せることができ、実接合時の作業性をより向上させることができる。また、例えば、床材1を床下地4に固定するために、雌実部2の裏側突片部24に止具を止着する場合には、止具を容易に止着することも可能となる。なお、このような態様に代えて、裏層部20の一方の側端部24の先端面を、雌実部2の凹溝を区画する表側突片部12の先端面と同一平面状としたり、表側突片部12よりも内方側に後退させてもよい。
Further, in the present embodiment, one
また、本実施形態では、裏層部20を、表層部10の1/2以上の厚さ寸法とし、かつ表層部10の2.0倍以上の比重としている。従って、裏層部20が表層部10に比べて高比重となり、また、この裏層部20が床材自重の半分以上を占めることとなる。これにより、裏層部20の柔軟性による床下地4への馴染み性に加え、自重による安定性により床下地4への馴染み性をより向上させることができ、また、床下地4上へ設置後の位置ずれを抑制することができる。この結果、床材1を、止具や接着剤等によって床下地4に固定せずに、置き敷くことによって施工される置敷床材として好適に用いることができる。なお、このような態様に代えて、裏層部20を、表層部10の1/2未満の厚さ寸法としたり、表層部10の2.0倍未満の比重としたりしてもよい。
In the present embodiment, the
なお、本実施形態では、床材1の表面を平坦面形状とした例を示しているが、当該床材1の表面側に、適宜、化粧溝等を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、平面視して略長方形状とされた床材1を例示しているが、略正方形状とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、床材1の四周側端部に雌実部2及び雄実部3を設けた例を示しているが、床材1の少なくとも一方向の両側端部に雌実部2及び雄実部3を設けた構成としてもよい。
In the present embodiment, an example in which the surface of the
Moreover, in this embodiment, although the
Moreover, although the example which provided the female
1 床材
2 雌実部
3 雄実部
10 表層部
11 木質系基材
12 表側突片部
13 裏側突片部
14,15 樹脂系シート
20 裏層部
22 易滑層状部
24 裏側突片部(裏層部の一方の側端部)
25 裏層部の他方の側端部
DESCRIPTION OF
25 The other side edge of the back layer
Claims (4)
前記表層部の表裏には、前記表側突片部の表面及び前記裏側突片部の裏面を含んで全面に亘って樹脂系シートがそれぞれに貼着されていることを特徴とする床材。 One side of the flexible sheet-like back layer is provided on the back side of the surface layer part including the wood-based base material. The end portion constitutes a female real part with the front side protruding piece portion, and the back side protruding piece portion on the other side end portion side is laminated so as to become a male real portion,
The flooring material characterized by the resin-type sheet | seat sticking to the front and back of the said surface layer part over the whole surface including the surface of the said front side protrusion piece part, and the back surface of the said back side protrusion piece part, respectively.
前記裏層部の表面には、前記雌実部の凹溝を区画する裏側突片部となる部位を含んで全面に亘って、前記雌実部に嵌め入れられる前記雄実部の嵌め入れ方向への易滑性を付与する易滑層状部が設けられていることを特徴とする床材。 In claim 1,
On the surface of the back layer portion, the insertion direction of the male real portion to be fitted into the female real portion over the entire surface including the portion that becomes the back side protruding piece portion that defines the concave groove of the female real portion. A flooring material characterized in that an easy-sliding layer-like portion for providing easy-sliding is provided.
前記裏層部の一方の側端部は、前記表側突片部よりも外方側に突出し、前記裏層部の他方の側端部は、この一方の側端部を受け入れ可能なように内方側に後退した構造とされていることを特徴とする床材。 In claim 1 or 2,
One side end portion of the back layer portion protrudes outward from the front side protruding piece portion, and the other side end portion of the back layer portion is arranged so as to receive the one side end portion. Floor material characterized in that it is structured to recede to the side.
前記裏層部は、前記表層部の1/2以上の厚さ寸法とされ、かつ前記表層部の2.0倍以上の比重とされていることを特徴とする床材。 In any one of Claims 1 thru | or 3,
The flooring material, wherein the back layer portion has a thickness dimension of 1/2 or more of the surface layer portion and a specific gravity of 2.0 times or more that of the surface layer portion.
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