JP2015136008A - 無線基地局、及び、無線基地局の送信電力制御方法 - Google Patents

無線基地局、及び、無線基地局の送信電力制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015136008A
JP2015136008A JP2014005904A JP2014005904A JP2015136008A JP 2015136008 A JP2015136008 A JP 2015136008A JP 2014005904 A JP2014005904 A JP 2014005904A JP 2014005904 A JP2014005904 A JP 2014005904A JP 2015136008 A JP2015136008 A JP 2015136008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio
base station
transmission power
unit
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014005904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6256024B2 (ja
Inventor
木村 大
Masaru Kimura
大 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014005904A priority Critical patent/JP6256024B2/ja
Priority to US14/572,986 priority patent/US9439157B2/en
Publication of JP2015136008A publication Critical patent/JP2015136008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6256024B2 publication Critical patent/JP6256024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/245TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account received signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/143Downlink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/28TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission
    • H04W52/281TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission taking into account user or data type priority
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • H04W52/346TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading distributing total power among users or channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力が第2の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力に対して大きい場合においても、通信負荷を分散できる。
【解決手段】無線基地局20−1は、第1の無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号の受信電力を測定し、測定した受信電力に応じて、第2の無線エリアWA2に対して送信される下り無線信号の送信電力を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線基地局、及び、無線基地局の送信電力制御方法に関する。
無線基地局と無線端末とを備える無線通信システムが知られている。例えば、特許文献1乃至5に記載の無線通信システムは、マクロ基地局と、マクロ基地局よりも無線エリアが狭いマイクロ基地局と、を備える。マイクロ基地局は、マクロ基地局が提供する無線エリア内に配置される。この無線通信システムにおいては、マクロ基地局が提供する無線エリア内の複数の無線端末のうちの一部の無線端末が、マイクロ基地局によって収容されるので、通信負荷を分散することができる。
更に、特許文献1乃至5に記載の無線通信システムにおいて、マクロ基地局は、互いに異なる複数の無線リソース間で送信電力を異ならせる。また、特許文献1乃至5に記載の無線通信システムにおいて、マクロ基地局は、無線リソースのうちの、特定のリソースエレメントをパンクチャリング(又は、ミューティング)する。
また、特許文献1乃至5に記載の無線通信システムにおいて、無線基地局は、特定の参照信号に対して電力ブースティングを適用する。電力ブースティングは、参照信号に割り当てられたリソースエレメントと異なるリソースエレメントの電力を借用して、参照信号に割り当てられたリソースエレメントの送信電力を増加することである。
特開2012−129646号公報 国際公開第2011/093093号 特表2013−521740号公報 特表2013−520088号公報 特開2013−42339号公報
ところで、無線通信システムは、無線エリアに対して送信される下り無線信号の無線端末における受信電力に基づいて、無線端末を収容する無線エリアを決定することがある。例えば、第1の無線エリアを形成する第1の無線基地局が、第1の無線エリアにおいて第2の無線エリアを形成する第2の無線基地局の近傍に配置される場合を想定する。この場合、第2の無線エリア内の無線端末において、第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力が、第2の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力よりも大きくなることがある。この場合、無線端末は、第2の無線エリアにおいて収容されない。従って、第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力が第2の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力に対して大きい場合、通信負荷を分散できない虞があった。
本発明の目的の一つは、第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力が第2の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力に対して大きい場合においても、通信負荷を分散することにある。
一つの側面では、無線基地局は、第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力を測定する。無線基地局は、上記測定した受信電力に応じて、第2の無線エリアに対して送信される下り無線信号の送信電力を制御する。
第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力が第2の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力に対して大きい場合においても、通信負荷を分散できる。
第1実施形態に係る無線通信システムの構成例を表すブロック図である。 図1のマイクロ基地局の構成例を表すブロック図である。 図2の送信信号処理部の構成例を表すブロック図である。 図2の受信信号処理部の構成例を表すブロック図である。 下り無線信号の無線フレームの一例を示した説明図である。 図5の無線フレームに含まれるリソースブロックの一例を示した説明図である。 使用リソース単位と、各使用リソース単位の単位毎送信電力と、の設定例を示した説明図である。 使用リソース単位と、各使用リソース単位の単位毎送信電力と、の設定例を示した説明図である。 使用リソース単位と、各使用リソース単位の単位毎送信電力と、の設定例を示した説明図である。 図1のマイクロ基地局が実行する処理の一例を表すフローチャートである。 図1のマイクロ基地局が形成する無線エリアにて無線端末を収容可能な領域の一例を示した説明図である。 複数のアンテナにより下り無線信号が送信される場合におけるリソースブロックの一例を示した説明図である。 複数のアンテナにより下り無線信号が送信される場合におけるリソースブロックの一例を示した説明図である。 複数のアンテナにより下り無線信号が送信される場合におけるリソースブロックの一例を示した説明図である。 複数のアンテナにより下り無線信号が送信される場合における、使用リソース単位と、各使用リソース単位の単位毎送信電力と、の設定例を示した説明図である。 複数のアンテナにより下り無線信号が送信される場合における、使用リソース単位と、各使用リソース単位の単位毎送信電力と、の設定例を示した説明図である。 第1実施形態の第1変形例に係る無線通信システムの構成例を表すブロック図である。 図17のマイクロ基地局が実行する処理の一例を表すフローチャートである。 第1実施形態の第1変形例に係る、使用リソース単位と、各使用リソース単位の単位毎送信電力と、の設定例を示した説明図である。 第1実施形態の第2変形例に係るマイクロ基地局が実行する処理の一例を表すフローチャートである。 第1実施形態の第3変形例に係るマイクロ基地局が実行する処理の一例を表すフローチャートである。 第2実施形態に係る、システム帯域と、各使用リソース単位の単位毎送信電力と、の設定例を示した説明図である。 第2実施形態に係るマイクロ基地局が実行する処理の一例を表すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明される実施形態は例示である。従って、以下に明示しない種々の変形や技術が実施形態に適用されることは排除されない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一の符号を付した部分は、変更又は変形が明示されない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
<第1実施形態>
(概要)
第1実施形態に係る無線通信システムは、無線端末と、無線リソースを用いて当該無線端末と通信するための無線エリアを形成する無線基地局と、を備える。
無線基地局は、第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力を測定する。無線基地局は、測定した受信電力に応じて、第2の無線エリアに対して送信される下り無線信号の送信電力を制御する。
これによれば、無線基地局は、第1の無線エリアの受信電力が大きくなるほど、第2の無線エリアの、所定の信号に割り当てられる無線リソースに対して配分される電力を増加できる。これにより、第2の無線エリアに対して送信される下り無線信号に含まれる上記信号の無線端末における受信電力を、第1の無線エリアに対して送信される下り無線信号の無線端末における受信電力に対して大きくすることができる。これにより、第2の無線エリアにて収容される無線端末の数を増加させることができる。この結果、通信負荷を分散できる。
以下、第1実施形態に係る無線通信システムについて詳細に説明する。
(構成)
図1に示すように、第1実施形態に係る無線通信システム1は、L個のマクロ基地局10−1,…,10−Lと、M個のマイクロ基地局20−1,…,20−Mと、N個の無線端末30−1,…,30−Nと、を備える。L、M、及び、Nのそれぞれは、1以上の整数を表す。図1は、Lが1であり、Mが3であり、Nが3である例を示す。
以下において、マクロ基地局10−iは、区別する必要がない場合、マクロ基地局10とも表される。ここで、iは、1からLまでの整数を表す。同様に、マイクロ基地局20−jは、区別する必要がない場合、マイクロ基地局20とも表される。ここで、jは、1からMまでの整数を表す。同様に、無線端末30−kは、区別する必要がない場合、無線端末30とも表される。ここで、kは、1からNまでの整数を表す。また、マクロ基地局10及びマイクロ基地局20は、区別する必要がない場合、基地局10又は20とも表される。基地局20は、無線基地局の一例である。
無線通信システム1は、基地局10又は20と、無線端末30と、の間で、予め定められた無線通信方式に従った無線通信を行なう。例えば、無線通信方式は、LTE方式である。LTEは、Long Term Evolutionの略記である。なお、無線通信方式は、LTE方式と異なる方式(例えば、LTE−Advanced、又は、WiMAX等の方式)であってもよい。WiMAXは、Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略記である。
本例では、各基地局10及び20は、1つの無線エリアを形成する。なお、各基地局10及び20は、複数の無線エリアを形成してもよい。無線エリアは、カバレッジ・エリア、又は、通信領域と表記されてもよい。例えば、無線エリアは、マクロセル、マイクロセル、ナノセル、ピコセル、フェムトセル、ホームセル、又は、セクタセル等のセルである。各基地局10及び20は、自局が形成する無線エリア内に位置する無線端末30と無線通信を行なう。
具体的には、各基地局10及び20は、自局が形成する無線エリアにおいて無線リソースを提供する。本例では、無線リソースは、時間及び周波数により識別される、無線信号の要素である。各基地局10及び20は、自局が形成する無線エリア内に位置する無線端末30と、当該無線エリアにおいて提供している無線リソースを用いることにより通信を行なう。なお、各基地局10及び20は、アクセスポイント、eNB(Evolved Node B)、NB(Node B)、フェムト基地局、マクロ基地局、又は、ホーム基地局であってもよい。
本例では、マクロ基地局10は、無線信号の送信電力として出力可能な電力の最大値がマイクロ基地局20よりも大きい。従って、マクロ基地局10は、マイクロ基地局20が形成する無線エリアよりも広い無線エリアを形成する。
本例では、マイクロ基地局20−1〜20−3は、マクロ基地局10−1が形成する無線エリアWA1内に配置されている。更に、マイクロ基地局20−1〜20−3がそれぞれ形成する無線エリアWA2−1〜WA2−3は、マクロ基地局10−1が形成する無線エリアWA1内に位置している。無線エリアWA1は、第1の無線エリアの一例である。無線エリアWA2−1〜WA2−3のそれぞれは、第2の無線エリアの一例である。
また、本例では、各基地局10及び20は、図示しない通信回線を介して有線通信可能に通信網(例えば、コアネットワーク)に接続されている。なお、各基地局10及び20は、無線通信可能に通信網に接続されていてもよい。基地局10又は20と通信網との間のインタフェースは、S1インタフェースと呼ばれてもよい。また、基地局10及び20間のインタフェースは、X2インタフェースと呼ばれてもよい。
また、基地局10、基地局20、並びに、無線通信システム1のうちの基地局10及び20よりも通信網(即ち、上位)側の部分は、E−UTRANと呼ばれてもよい。E−UTRANは、Evolved Universal Terrestrial Radio Access Networkの略記である。
各無線端末30は、自端末が位置する無線エリアにおいて提供されている無線リソースを用いて、当該無線エリアを形成する基地局10又は20と無線通信を行なう。なお、無線端末30は、移動局、端末装置、又は、ユーザ端末(UE;User Equipment)と呼ばれてもよい。
無線通信システム1は、無線端末30が複数の無線エリアに位置する場合、各無線エリアに対して送信される下り無線信号の無線端末30における受信電力に基づいて、無線端末30を収容する無線エリアを決定する。なお、無線通信システム1は、下り無線信号の受信電力に代えて、下り無線信号の通信品質に基づいて、無線端末30を収容する無線エリアを決定してもよい。
本例では、無線通信システム1は、無線端末30がいずれの無線エリアにも収容されていない場合、受信電力が最大である無線エリアを、無線端末30が収容される無線エリアとして決定する。
また、無線通信システム1は、無線端末30がある無線エリア(「収容無線エリア」とも表記する)に収容されている場合を想定する。この場合において、無線通信システム1は、他の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力から、収容無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力を減じた値が所定の基準値以上である場合を想定する。この場合、無線通信システム1は、当該他の無線エリアを無線端末30が収容される無線エリアとして決定する。
例えば、無線エリアにて無線端末30が収容されることは、無線端末30が当該無線エリアにて提供される無線リソースを用いて、当該無線エリアを形成する基地局10又は20とデータを送受信可能に、当該基地局10又は20と接続されていることである。
(構成:マイクロ基地局)
図2に示すように、マイクロ基地局20−iは、例示的に、通信インタフェース部210と、制御部220と、送信信号処理部230と、D/A(Digital to Analog)変換部240と、送信RF部250と、アンテナ260と、を備える。RFは、Radio Frequencyの略記である。更に、マイクロ基地局20−iは、受信RF部270と、A/D(Analog to Digital)変換部280と、受信信号処理部290と、測定部296と、を備える。
マイクロ基地局20−iは、LSI(Large Scale Integration)を用いて機能が実現されてよい。また、マイクロ基地局20−iの少なくとも一部は、プログラム可能な論理回路装置(例えば、PLD、又は、FPGA)を用いて機能が実現されてもよい。PLDは、Programmable Logic Deviceの略記である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略記である。
通信インタフェース部210は、無線端末30へ送信する送信データを通信網から受信する。更に、通信インタフェース部210は、無線端末30からの受信データを通信網へ送信する。加えて、通信インタフェース部210は、制御情報を通信網と送受信する。本例では、制御情報は、自局が形成する無線エリアと異なる無線エリアを形成する基地局の種別を識別する種別情報を含む。本例では、基地局の種別は、マクロ基地局、及び、マイクロ基地局を含む。
制御部220は、無線リソースに対する送信電力の配分を制御する。そして、制御部220は、制御した配分に従って無線信号が送信されるように、送信信号処理部230へ指示を出力する。なお、送信電力の配分の制御の詳細については後述する。
更に、制御部220は、通信を行なう無線端末30を選択するとともに、選択した無線端末30との通信に用いる無線リソースの割り当てを行なう。制御部220は、選択した無線端末30に対して、変調方式、及び、伝送レートを決定する。例えば、変調方式及び伝送レートは、MCS(Modulation and Coding Scheme)インデックスにより表されてもよい。
制御部220は、選択した無線端末30との通信が、当該通信に割り当てた無線リソースを用いて行なわれるように、送信信号処理部230及び受信信号処理部290へ指示を出力する。
送信信号処理部230は、制御部220からの指示に従って、無線端末30へ送信する送信データに対して変調処理を行なうことにより変調信号を出力する。本例では、変調処理は、直交周波数分割多重(OFDM;Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を含む。
D/A変換部240は、送信信号処理部230により出力された変調信号に対して、D/A変換を行なう。送信RF部250は、D/A変換後の信号に対して、基底帯域から無線周波数帯域への周波数変換(ここでは、アップコンバート)を行なう。基底帯域は、ベースバンドとも表される。アンテナ260は、送信RF部250による周波数変換後の無線信号を送信する。アンテナ260により送信される無線信号は、下りリンクの無線信号、又は、下り無線信号とも表される。
送信信号処理部230について、より詳細に説明する。図3に示すように、送信信号処理部230は、例示的に、誤り訂正符号部231と、変調部232と、信号多重部233と、IFFT部234と、CP(Cyclic Prefix)挿入部235と、を備える。
誤り訂正符号部231は、送信データに対して誤り訂正符号を付加する。変調部232は、制御部220により指示された、変調方式及び伝送レートに従って、誤り訂正符号が付加された送信データに対して、チャネル符号化及びデータ変調を行なう。変調部232は、チャネル符号化及びデータ変調後の送信データを送信データ信号として出力する。
例えば、チャネル符号化には、ターボ符号化、リード・ソロモン符号化、又は、畳み込み符号化等を用いることができる。データ変調には、例えば、QPSK、16QAM、又は、64QAM等の多値変調方式を含む変調方式に従ったデータ変調を用いることができる。QPSKは、Quadriphase Phase−Shift Keyingの略記である。QAMは、Quadrature Amplitude Modulationの略記である。
信号多重部233は、制御部220による無線リソースの割り当てに従って、変調部232により出力された送信データ信号と、制御信号と、を多重する。本例では、制御信号は、参照信号(RS;Reference Signal)、同期信号(SS;Synchronization Signal)、及び、報知信号を含む。
参照信号は、基地局10又は20と無線端末30との間で既知の信号の一例である。参照信号は、無線端末30が、下り無線信号の受信電力、及び、下り無線信号の通信品質の少なくとも一方を測定するために用いられる。
同期信号は、無線エリアを識別する識別子を含む。同期信号は、無線端末30が無線エリアを検出するために用いられる。
報知信号は、基地局10又は20が、自局が形成する無線エリアに位置する無線端末30へ報知する情報を示す。この情報は、報知情報とも表される。例えば、報知情報は、MIB(Master Information Block)を含む。MIBは、無線端末30が基地局10又は20と通信を開始するために用いられる情報である。例えば、MIBは、無線フレームのフレーム番号(SFN;System Frame Number)、及び、システム帯域幅等を含む。
IFFT部234は、送信データ信号と制御信号とが多重された信号に対して逆高速フーリエ変換(IFFT;Inverse Fast Fourier Transform)を行なう。CP挿入部235は、IFFT後の信号にCPを挿入する。
送信信号処理部230は、CP挿入後の信号を、上記の変調信号として出力する。
図2に戻ると、アンテナ260は、無線端末30により送信された、上りリンクの無線信号を受信する。上りリンクの無線信号は、上り無線信号とも表される。更に、アンテナ260は、マクロ基地局10−1が形成する無線エリアWA1に対して、マクロ基地局10−1により送信された下り無線信号を受信する。
受信RF部270は、アンテナ260により受信された無線信号に対して、無線周波数帯域から基底帯域への周波数変換(ここでは、ダウンコンバート)を行なう。A/D変換部280は、受信RF部270による周波数変換後の信号に対して、A/D変換を行なう。
本例では、A/D変換後の信号は、第1の部分と第2の部分とが含まれる。第1の部分は、A/D変換後の信号のうちの、自局が形成する無線エリアに対して無線端末30により送信された上り無線信号に対応する部分である。第2の部分は、A/D変換後の信号のうちの、マクロ基地局10−1が形成する無線エリアWA1に対してマクロ基地局10−1により送信された下り無線信号に対応する部分である。
受信信号処理部290は、制御部220からの指示に従って、A/D変換後の信号のうちの第1の部分に対して復調処理を行なうことにより、受信データを出力する。
受信信号処理部290について、より詳細に説明する。図4に示すように、受信信号処理部290は、例示的に、CP除去部291と、FFT部292と、信号分離部293と、を備える。更に、受信信号処理部290は、復調部294と、誤り訂正復号部295と、を備える。
CP除去部291は、A/D変換後の信号からCPを除去する。FFT部292は、CPの除去後の信号に対して高速フーリエ変換(FFT;Fast Fourier Transform)を行なう。
信号分離部293は、制御部220による無線リソースの割り当てに従って、FFT後の信号から、受信データ信号と制御信号とを分離する。
復調部294は、制御部220により指示された、変調方式及び伝送レートに従って、信号分離部293からの受信データ信号及び制御信号に対して、データ復調及びチャネル復号化を行なう。復調部294は、データ復調及びチャネル復号化後の受信データ信号及び制御信号を受信データ及び制御情報としてそれぞれ出力する。
誤り訂正復号部295は、復調部294により出力された受信データ及び制御情報に対して、誤り訂正符号に基づいて誤り訂正処理を実行する。
図2に示される測定部296は、A/D変換後の信号のうちの第2の部分に基づいて、無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号の受信電力を測定する。本例では、測定部296は、無線エリアWA1に対して送信される下り無線信号に含まれる参照信号に基づいて、当該下り無線信号の受信電力を測定する。
ここで、制御部220による送信電力の配分の制御について説明を加える。
先ず、下り無線信号に含まれる種々の信号に対する無線リソースの割り当てについて説明する。
下り無線信号を第1の時間長(本例では、10ms)毎に分割した各部分は、無線フレームと呼ばれる。図5に示すように、下り無線信号の無線フレームF#0を第2の時間長(本例では、1ms)毎に分割した、各部分は、サブフレームと呼ばれる。
無線フレームF#0を構成する10個のサブフレームSF#0〜SF#9のそれぞれは、制御チャネルCCと、データチャネルSCと、を含む。制御チャネルは、例えば、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)である。データチャネルは、例えば、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)である。
制御チャネルCCは、制御信号を送信するために用いられる。データチャネルSCは、データ信号を送信するために用いられる。本例では、データ信号は、送信データ信号とも表される。
無線フレームF#0における1番目のサブフレームSF#0は、同期信号SS1と報知チャネルBCとを含む。例えば、同期信号SS1と報知チャネルBCとは、システム帯域の中心部にて、サブフレームSF#0に含まれていてもよい。例えば、報知チャネルは、PBCH(Physical Broadcast Channel)である。報知チャネルBCは、報知信号を送信するために用いられる。本例では、システム帯域の中心部は、1.08MHzの帯域幅を有する。
また、無線フレームF#0における6番目のサブフレームSF#5は、同期信号SS2を含む。例えば、同期信号SS2は、システム帯域の中心部にて、サブフレームSF#5に含まれていてもよい。
各サブフレームを第3の時間長(本例では、0.5ms)毎に分割した各部分が有する時間の範囲は、スロットと呼ばれる。例えば、図6に示すように、サブフレームSF#0は、2つのスロットSL#0及びSL#1を有する。
また、OFDMにおける1つのサブキャリアの、1つのOFDMシンボルの時間長に対応する部分は、リソースエレメント(RE;Resource Element)と呼ばれる。本例では、各スロットSL#0及びSL#1の時間長は、7個のOFDMシンボルの時間長である。
各スロットSL#0及びSL#1において、OFDMにおける、連続する12個のサブキャリアに対応する部分は、リソースブロック(RB;Resource Block)と呼ばれる。従って、本例では、1つのRBは、84(=12×7)個のREからなる。
本例では、図6に示される、12個のサブキャリア周波数f〜f12は、OFDMにおける、連続する12個のサブキャリアにそれぞれ対応する。本例では、RBは、12個のサブキャリア周波数f〜f12に対応する周波数帯域を有する。
また、図6に示される、14個のシンボル時間t〜t14は、OFDMにおける、連続する14個のシンボルにそれぞれ対応する。本例では、RBは、7個のシンボル時間t〜t又はt〜t14に対応する時間幅を有する。
なお、図6においては、2つのRBについてのフォーマットを例示しているが、他のRBのフォーマットも同様である。
他のサブフレームSF#1〜SF#9も、サブフレームSF#0と同様のフォーマットを有する。
本例では、図6に示すように、各RBにおいて、互いに異なるサブキャリアに対応する4個のREが参照信号RSに割り当てられる。本例では、特定の周波数帯域を有する複数のRBにおいて、特定のサブキャリアに対応するREが参照信号RSに割り当てられる。図6に示される例においては、スロットSL#0におけるRB、及び、スロットSL#1におけるRBのいずれにおいても、サブキャリア周波数f,f,f及びf10に対応するREが参照信号RSに割り当てられる。
図6に示すように、スロットSL#0におけるRBにおいては、シンボル時間t及びサブキャリア周波数fに対応するREと、シンボル時間t及びサブキャリア周波数fに対応するREと、が参照信号RSに割り当てられる。更に、スロットSL#0におけるRBにおいては、シンボル時間t及びサブキャリア周波数fに対応するREと、シンボル時間t及びサブキャリア周波数f10に対応するREと、が参照信号RSに割り当てられる。
制御部220は、測定部296により測定された受信電力に基づいて、使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定する。
本例では、無線リソースは、周波数領域にて分割された複数のリソース単位を含む。本例では、リソース単位は、OFDMにおける1つのサブキャリアの、1つのスロットに対応する部分である。リソース単位の一例は、図6の一点鎖線RUにより囲まれたREからなる。
単位毎送信電力は、リソース単位毎の送信電力である。使用リソース単位は、信号の送信に使用されるリソース単位である。本例では、使用リソース単位は、単位毎送信電力が0よりも大きい値に設定されるリソース単位である。
本例では、制御部220は、受信電力と、使用リソース単位及び単位毎送信電力と、を対応付けた情報を予め保持している。例えば、制御部220は、この情報として第1のテーブルを保持し、保持している第1のテーブルに基づいて、使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定する。
本例では、第1のテーブルは、受信電力が大きくなるほど、単位毎送信電力が大きくなるように設定される。
本例では、第1のテーブルは、受信電力が第1の閾値電力よりも小さい場合、図7に示すように、基本部分が使用リソース単位として決定されるように設定される。本例では、基本部分は、システム帯域の全体である。更に、この場合、第1のテーブルは、各使用リソース単位の単位毎送信電力が基本単位毎送信電力Pに決定されるように設定される。
なお、図7においては、1つのRBに対応する周波数帯域について例示しているが、他のRBも同様である。後述する図8及び図9についても同様である。
また、第1のテーブルは、受信電力が第1の閾値電力以上であり、且つ、受信電力が第2の閾値電力よりも小さい場合、図8に示すように、第1の制限部分が使用リソース単位として決定されるように設定される。本例では、第1の制限部分は、各RBにおいて、参照信号RSが割り当てられていないリソース単位のうちの、高い周波数側の4つのリソース単位を、基本部分から除外した部分である。本例では、第1の制限部分は、サブキャリア周波数f,f,f11及びf12に対応するリソース単位を基本部分から除外した部分である。
なお、各RBにおいて、参照信号RSが割り当てられていないリソース単位は、データに割り当て可能なリソース単位の一例である。例えば、データは、PDSCHにおいて送信される。PDSCHは、Physical Downlink Shared Channelの略記である。データは、第1の信号の一例である。参照信号RSは、第2の信号の一例である。
本例では、使用リソース単位として決定されないリソース単位の単位毎送信電力は、0に設定される。換言すると、使用リソース単位として決定されないリソース単位は、下り無線信号の送信に使用されない。リソース単位を使用リソース単位として決定しないことは、当該リソース単位を下り無線信号に割り当てないことの一例である。
更に、この場合、第1のテーブルは、参照信号RSが割り当てられているリソース単位の単位毎送信電力が、第1の増加単位毎送信電力Pに決定されるように設定される。本例では、第1の増加単位毎送信電力Pは、基本単位毎送信電力Pの1.8倍である。本例では、参照信号RSが割り当てられているリソース単位は、サブキャリア周波数f,f,f及びf10に対応するREからなる。
加えて、この場合、第1のテーブルは、参照信号RSが割り当てられていないリソース単位のうちの、低い周波数側の4つのリソース単位の単位毎送信電力が、第2の増加単位毎送信電力Pに決定されるように設定される。本例では、第2の増加単位毎送信電力Pは、基本単位毎送信電力Pの1.2倍である。本例では、参照信号RSが割り当てられていないリソース単位のうちの、低い周波数側の4つのリソース単位は、サブキャリア周波数f,f,f及びfに対応するREからなる。
参照信号RSは、無線端末30が基地局10又は20との間で接続を開始するために用いられるため、データよりも優先して無線端末30に受信されるべき信号である。そこで、本例では、第1のテーブルは、参照信号RSに割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力を、データに割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力よりも大きくするように設定される。
また、第1のテーブルは、受信電力が第2の閾値電力以上である場合、図9に示すように、第2の制限部分が使用リソース単位として決定されるように設定される。本例では、第2の制限部分は、各RBにおいて、参照信号RSが割り当てられていないリソース単位のうちの、高い周波数側の6つのリソース単位を、基本部分から除外した部分である。本例では、第2の制限部分は、サブキャリア周波数f,f,f,f,f11及びf12に対応するリソース単位を基本部分から除外した部分である。
更に、この場合、第1のテーブルは、参照信号RSが割り当てられているリソース単位の単位毎送信電力が、第3の増加単位毎送信電力Pに決定されるように設定される。本例では、第3の増加単位毎送信電力Pは、基本単位毎送信電力Pの2.2倍である。本例では、参照信号RSが割り当てられているリソース単位は、サブキャリア周波数f,f,f及びf10に対応するREからなる。
加えて、この場合、第1のテーブルは、参照信号RSが割り当てられていないリソース単位のうちの、低い周波数側の2つのリソース単位の単位毎送信電力が、第4の増加単位毎送信電力Pに決定されるように設定される。本例では、第4の増加単位毎送信電力Pは、基本単位毎送信電力Pの1.6倍である。本例では、参照信号RSが割り当てられていないリソース単位のうちの、低い周波数側の2つのリソース単位は、サブキャリア周波数f及びfに対応するREからなる。
このように、本例では、受信電力が大きくなるにつれて、単位毎送信電力を増加するとともに、下り無線信号に割り当てられるリソース単位の数を減少させるように第1のテーブルが設定される。これにより、下り無線信号に割り当てられる無線リソースに対する送信電力の配分が制御される。
更に、本例では、第1のテーブルは、各RBに対する送信電力の総和が、任意の受信電力に対して、同一の値となるように設定されている。なお、第1のテーブルは、各RBに対する送信電力の総和が、受信電力に応じて異なる値となるように設定されていてもよい。
(動作)
次に、無線通信システム1の動作について説明する。ここでは、無線通信システム1の動作のうちの、無線リソースに対する送信電力の配分の制御に係る部分について説明する。
なお、本例では、マイクロ基地局20が提供する無線エリアのうちの、1つの無線エリア(割当対象無線エリアとも呼ばれる)に係る動作について説明するが、他の無線エリアに係る動作も同様に説明される。また、本例では、複数の無線エリアWA1及びWA2−1〜WA2−3が互いに異なる基地局により形成されている場合について説明するが、複数の無線エリアが同一の基地局により形成される場合も同様に説明される。
マイクロ基地局20−1は、図10にフローチャートにより示す処理を、マイクロ基地局20−1の起動時に実行する。なお、マイクロ基地局20−1は、所定の期間が経過する毎に、又は、通信インタフェース部210を介して通信網から受信した制御信号に応じて、図10の処理を実行してもよい。
本例では、マイクロ基地局20−1は、無線エリアWA1に対してマクロ基地局10−1により送信された下り無線信号の受信電力を測定する(図10のステップS101)。次いで、マイクロ基地局20−1は、測定された受信電力と、保持している第1のテーブルと、に基づいて使用リソース単位を決定する(図10のステップS102)。更に、マイクロ基地局20−1は、測定された受信電力と、保持している第1のテーブルと、に基づいて、使用リソース単位のそれぞれに対する単位毎送信電力を決定する(図10のステップS103)。なお、図10の処理において、ステップS103の処理がステップS102の処理よりも先に実行されてもよい。
本例では、図1に示すように、マイクロ基地局20−1は、マクロ基地局10−1の近傍に配置されている。従って、無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号のマイクロ基地局20−1における受信電力は、他のマイクロ基地局20−2及び20−3における受信電力よりも大きい。
本例では、無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号のマイクロ基地局20−1における受信電力が第2の閾値電力以上である場合を想定する。従って、この場合、マイクロ基地局20−1は、図9に示すように、使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定する。
その後、マイクロ基地局20−1は、通信を行なう無線端末30を選択するとともに、選択した無線端末30との通信に用いる無線リソースを、決定した使用リソース単位の中から決定することにより、無線リソースの割り当てを行なう。そして、マイクロ基地局20−1は、無線エリアWA2−1に対して、下り無線信号の使用リソース単位のそれぞれを、当該使用リソース単位に対して決定した単位毎送信電力にて送信する。
ここで、仮に、マイクロ基地局20−1が、図7に示す、使用リソース単位及び単位毎送信電力を用いた場合を想定する。この場合、マイクロ基地局20−1が形成する無線エリアにて無線端末30を収容可能な領域の一例は、図11の点線CA21’により示される領域である。
これに対し、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−1が形成する無線エリアにて無線端末30を収容可能な領域の一例は、図11の点線CA21により示される領域である。このように、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−1によれば、無線エリアにて無線端末30を収容可能な領域を拡大することができる。
マイクロ基地局20−2も、マイクロ基地局20−1と同様に図10の処理を実行する。本例では、無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号のマイクロ基地局20−2における受信電力が、第1の閾値電力以上であり、且つ、第2の閾値電力よりも小さい場合を想定する。従って、この場合、マイクロ基地局20−2は、図8に示すように、使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定する。
ここで、仮に、マイクロ基地局20−2が、図7に示す、使用リソース単位及び単位毎送信電力を用いた場合を想定する。この場合、マイクロ基地局20−2が形成する無線エリアにて無線端末30を収容可能な領域の一例は、図11の点線CA22’により示される領域である。
これに対し、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−2が形成する無線エリアにて無線端末30を収容可能な領域の一例は、図11の点線CA22により示される領域である。このように、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−2によれば、無線エリアにて無線端末30を収容可能な領域を拡大することができる。
マイクロ基地局20−3も、マイクロ基地局20−1と同様に図10の処理を実行する。本例では、無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号のマイクロ基地局20−3における受信電力が第1の閾値電力よりも小さい場合を想定する。従って、この場合、マイクロ基地局20−3は、図7に示すように、使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定する。
以上、説明したように、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−iは、第1の無線エリアWA1において第2の無線エリアWA2−iを形成する。マイクロ基地局20−iは、第1の無線エリアに対して送信される下り無線信号の受信電力を測定する。マイクロ基地局20−iは、測定された受信電力に応じて、第2の無線エリアWA2−iに対して送信される下り無線信号に割り当てられる無線リソースに対する送信電力の配分を制御する。
これによれば、マイクロ基地局20−iは、第1の無線エリアWA1の受信電力が大きくなるほど、第2の無線エリアWA2−iの、所定の信号(本例では、参照信号)に割り当てられる無線リソースに対して配分される電力を増加できる。これにより、第2の無線エリアWA2−iに対して送信される下り無線信号に含まれる上記信号の無線端末30における受信電力を、第1の無線エリアWA1に対して送信される下り無線信号の無線端末30における受信電力に対して大きくすることができる。これにより、第2の無線エリアWA2−iにてマイクロ基地局20−iにより収容される無線端末30の数を増加させることができる。この結果、通信負荷を分散できる。
更に、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−iは、リソース単位毎の送信電力である単位毎送信電力を増加するとともに、第2の無線エリアWA2−iに対して送信される下り無線信号におけるリソース単位の数を減少させる。これにより、マイクロ基地局20−iは、上記送信電力の配分の制御を行なう。
これによれば、単位毎送信電力を増加した場合であっても、第2の無線エリアWA2−iに対して送信される下り無線信号に割り当てられる無線リソースに対する送信電力の総和が増加することを抑制できる。
加えて、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−iは、測定された受信電力が大きくなるほど単位毎送信電力が大きくなるように、上記送信電力の配分の制御を行なう。
これによれば、マイクロ基地局20−iは、第1の無線エリアWA1の受信電力が大きくなるほど、第2の無線エリアWA2−iの、所定の信号(本例では、参照信号)に割り当てられるリソース単位に対して配分される電力を増加できる。これにより、第2の無線エリアWA2−iに対して送信された下り無線信号に含まれる上記信号の無線端末30における受信電力を、第1の無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号の無線端末30における受信電力に対して大きくすることができる。これにより、第2の無線エリアWA2−iにてマイクロ基地局20−iにより収容される無線端末30の数を増加させることができる。この結果、通信負荷を分散できる。
更に、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−iは、データに割り当て可能なリソース単位を、下り無線信号に割り当てないことにより、リソース単位の数の減少を行なう。
加えて、第1実施形態に係るマイクロ基地局20−iは、データに割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力よりも、参照信号に割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力を大きくする。
これによれば、第2の無線エリアWA2−iに対して送信された下り無線信号に含まれる参照信号の無線端末30における受信電力を、第1の無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号の無線端末30における受信電力よりも大きくすることができる。この結果、通信負荷を分散できる。更に、第2の無線エリアWA2−iに対して送信される下り無線信号に割り当てられる無線リソースに対する送信電力の総和が増加することを抑制できる。
なお、マイクロ基地局20が保持する第1のテーブルは、受信電力の3つの範囲に応じて互いに異なる使用リソース単位及び単位毎送信電力が設定されていた。ところで、この第1のテーブルは、受信電力の2つ又は4つ以上の範囲に応じて互いに異なる使用リソース単位及び単位毎送信電力が設定されていてもよい。
また、マイクロ基地局20−iは、報知信号が割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力を、参照信号が割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力に一致させてもよい。また、マイクロ基地局20−iは、同期信号が割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力を、参照信号が割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力に一致させてもよい。この場合、マイクロ基地局20−iは、報知信号及び同期信号が割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力の増加分に対応する大きさだけ、他のリソース単位の単位毎送信電力を減少させることにより、各RBに対する送信電力の総和を一定に維持してもよい。
また、マイクロ基地局20は、第1のテーブルに基づいて単位毎送信電力を決定していたが、数式に基づいて単位毎送信電力を決定してもよい。この場合、マイクロ基地局20は、参照信号が割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力Prsを数式1に基づいて決定する。
Figure 2015136008
ここで、a及びbは、定数である。Pmaxは、単位毎送信電力Prsの上限値である。Pは、無線エリアWA1に対してマクロ基地局10−1により送信された下り無線信号の、マイクロ基地局20における受信電力である。なお、複数の無線エリアに対してマクロ基地局10により送信された下り無線信号がマイクロ基地局20により受信された場合、Pは、受信電力の最大値であってよい。Pは、数式2に基づいて決定される。
Figure 2015136008
ここで、Nscは、システム帯域のサブキャリアの総数である。例えば、LTE方式においてシステム帯域幅が5MHzである場合、Nscは300である。Ptotalは、マイクロ基地局20が無線信号の送信電力として出力可能な電力の最大値である。
この場合、マイクロ基地局20は、数式3を満たすように、参照信号が割り当てられないリソース単位のうちの使用リソース単位の数Nsc,data、及び、参照信号が割り当てられないリソース単位のうちの使用リソース単位の単位毎送信電力Pdataを決定する。ここで、Nsc,rsは、参照信号が割り当てられるリソース単位の数である。
Figure 2015136008
この場合においても、マイクロ基地局20は、各RBに対する送信電力の総和が、任意の受信電力に対して、同一の値となるように、使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定している。
また、マイクロ基地局20は、複数のアンテナを備え、複数のアンテナから下り無線信号を送信してもよい。例えば、マイクロ基地局20が第1乃至第4のアンテナを備える場合を想定する。この場合、第1乃至第4のアンテナから送信される下り無線信号の、時間方向において連続する2つのRBにおいてREは、図6、図12、図13及び図14にそれぞれ示されるように、参照信号RSに割り当てられる。
例えば、図13に示される割り当てにおいては、スロットSL#0におけるRBの、サブキャリア周波数f及びf10に対応するREは、参照信号RSに割り当てられていない。同様に、図13に示される割り当てにおいては、スロットSL#1におけるRBの、サブキャリア周波数f及びfに対応するREは、参照信号RSに割り当てられていない。
また、図14に示される割り当てにおいては、スロットSL#0におけるRBの、サブキャリア周波数f及びfに対応するREは、参照信号RSに割り当てられていない。同様に、図14に示される割り当てにおいては、スロットSL#1におけるRBの、サブキャリア周波数f及びf10に対応するREは、参照信号RSに割り当てられていない。
従って、マイクロ基地局20は、アンテナ毎に、送信電力の配分を変更してもよい。更に、マイクロ基地局20は、スロット毎に、送信電力の配分を変更してもよい。例えば、マイクロ基地局20は、受信電力が第1の閾値電力以上であり、且つ、受信電力が第2の閾値電力よりも小さい場合、第1及び第2のアンテナに対して、図8に示される使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定してもよい。
この場合、マイクロ基地局20は、第3のアンテナのスロットSL#0に対して、図15に示す使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定し、第3のアンテナのスロットSL#1に対して、図16に示す使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定してもよい。この場合、マイクロ基地局20は、第4のアンテナのスロットSL#0に対して、図16に示す使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定し、第4のアンテナのスロットSL#1に対して、図15に示す使用リソース単位及び単位毎送信電力を決定してもよい。
<第1実施形態の第1変形例>
次に、本発明の第1実施形態の第1変形例に係る無線通信システムについて説明する。第1実施形態の第1変形例に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、マイクロ基地局からの受信電力にも基づいて送信電力の配分を制御する点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。
第1変形例に係る無線通信システム1は、図17に示すように、無線エリアWA2−2に対してマイクロ基地局20−2により送信された下り無線信号を、マイクロ基地局20−1が受信可能な位置に、マイクロ基地局20−1及び20−2が配置されている。
本例では、マイクロ基地局20−1のA/D変換部280によるA/D変換後の信号は、第1の部分と第2の部分と第3の部分とを含む。第1の部分は、A/D変換後の信号のうちの、自局が形成する無線エリアに対して無線端末30により送信された上り無線信号に対応する部分である。第2の部分は、A/D変換後の信号のうちの、マクロ基地局10−1が形成する無線エリアWA1に対してマクロ基地局10−1により送信された下り無線信号に対応する部分である。第3の部分は、A/D変換後の信号のうちの、マイクロ基地局20−2が形成する無線エリアWA2−2に対してマイクロ基地局20−2により送信された下り無線信号に対応する部分である。
マイクロ基地局20−1の測定部296は、A/D変換後の信号のうちの第2の部分に基づいて、無線エリアWA1に対してマクロ基地局10−1により送信された下り無線信号の受信電力を測定する。本例では、無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号の受信電力は、大エリアの受信電力とも呼ばれる。本例では、測定部296は、無線エリアWA1に対して送信される下り無線信号に含まれる参照信号に基づいて、当該下り無線信号の受信電力を測定する。無線エリアWA1は、第1の無線エリアの一例である。
更に、マイクロ基地局20−1の測定部296は、A/D変換後の信号のうちの第3の部分に基づいて、無線エリアWA2−2に対してマイクロ基地局20−2により送信された下り無線信号の受信電力を測定する。本例では、無線エリアWA2−2に対して送信された下り無線信号の受信電力は、小エリアの受信電力とも呼ばれる。本例では、測定部296は、無線エリアWA2−2に対して送信される下り無線信号に含まれる参照信号に基づいて、当該下り無線信号の受信電力を測定する。無線エリアWA2−2は、第3の無線エリアの一例である。
マイクロ基地局20−1の制御部220は、測定部296により測定された、大エリアの受信電力及び小エリアの受信電力に基づいて送信電力の配分を制御する。
本例では、制御部220は、第1実施形態にて保持される情報に代えて、受信電力と、使用リソース単位数及び単位毎送信電力と、を対応付けた情報を予め保持している。例えば、制御部220は、この情報として第2のテーブルを保持し、保持している第2のテーブルに基づいて、使用リソース単位数と単位毎送信電力とを決定する。使用リソース単位数は、使用リソース単位の数である。
本例では、第2のテーブルは、受信電力が大きくなるほど、単位毎送信電力が大きくなるとともに使用リソース単位数が少なくなるように設定される。本例では、第2のテーブルは、受信電力が第1の閾値電力よりも小さい場合、各RBに対して使用リソース単位数が12個となるように設定される。また、第2のテーブルは、受信電力が第1の閾値電力以上であり、且つ、受信電力が第2の閾値電力よりも小さい場合、各RBに対して使用リソース単位数が8個となるように設定される。また、第2のテーブルは、受信電力が第2の閾値電力以上である場合、各RBに対して使用リソース単位数が6個となるように設定される。
制御部220は、大エリアの受信電力と第2のテーブルとに基づいて使用リソース単位数を決定する。
制御部220は、決定した使用リソース単位数の使用リソース単位を決定する。本例では、制御部220は、小エリアの受信電力が、所定の第3の閾値電力以下である場合、基本選択対象部分から使用リソース単位を決定する。一方、制御部220は、小エリアの受信電力が、上記第3の閾値電力よりも大きい場合、制限選択対象部分から使用リソース単位を決定する。
ここで、基本選択対象部分は、システム帯域の全体である。制限選択対象部分は、小エリアにおいてデータに割り当てられるリソース単位の周波数と同じ周波数のリソース単位を、基本選択対象部分から除外した部分である。
マイクロ基地局20−1は、第1実施形態に係る図10の処理に代えて、図18にフローチャートにより示す処理を、マイクロ基地局20−1の起動時に実行する。なお、マイクロ基地局20−1は、所定の期間が経過する毎に、又は、通信インタフェース部210を介して通信網から受信した制御信号に応じて、図18の処理を実行してもよい。
本例では、マイクロ基地局20−1は、大エリアの受信電力を測定する(図18のステップS201)。次いで、マイクロ基地局20−1は、測定された大エリアの受信電力と、保持している第2のテーブルと、に基づいて使用リソース単位数を決定する(図18のステップS202)。ここでは、受信電力が第1の閾値電力以上であり、且つ、受信電力が第2の閾値電力よりも小さい場合を想定する。この場合、マイクロ基地局20−1は、使用リソース単位数として8個を決定する。
次いで、マイクロ基地局20−1は、小エリアの受信電力を測定する(図18のステップS203)。そして、マイクロ基地局20−1は、測定された小エリアの受信電力が第3の閾値電力よりも大きいか否かを判定する(図18のステップS204)。
小エリアの受信電力が第3の閾値電力よりも大きい場合、マイクロ基地局20−1は、「Yes」と判定し、制限選択対象部分から、決定した使用リソース単位数の使用リソース単位を決定する(図18のステップS205)。
本例では、マイクロ基地局20−2が、図8に示される使用リソース単位及び単位毎送信電力を用いることにより、無線エリアWA2−2に対して下り無線信号を送信している場合を想定する。この場合、制限選択対象部分は、サブキャリア周波数f,f,f及びfに対応するリソース単位を基本選択対象部分から除外した部分である。従って、本例では、マイクロ基地局20−1は、図19に示すように、サブキャリア周波数f,f及びf〜f12に対応するリソース単位を使用リソース単位として決定する。
そして、マイクロ基地局20−1は、測定された大エリアの受信電力と、保持している第2のテーブルと、に基づいて、決定した使用リソース単位のそれぞれに対する単位毎送信電力を決定する(図18のステップS207)。
なお、小エリアの受信電力が第3の閾値電力以下である場合、マイクロ基地局20−1は、図18のステップS204にて「No」と判定し、基本選択対象部分から、決定した使用リソース単位数の使用リソース単位を決定する(図18のステップS206)。この場合、例えば、マイクロ基地局20−1は、マイクロ基地局20−2と同様に、図8に示すように、サブキャリア周波数f〜f及びf10に対応するリソース単位を使用リソース単位として決定する。そして、マイクロ基地局20−1は、図18のステップS207の処理を実行する。
以上、説明したように、第1実施形態の第1変形例に係るマイクロ基地局20−1によれば、下り無線信号に割り当てないリソース単位は、所定の割当対象周波数のリソース単位が、第2の無線エリアWA2−1におけるデータに割り当てられるように選択される。割当対象周波数は、第1の無線エリアWA1において形成される第3の無線エリアWA2−2におけるデータに割り当てられるリソース単位の周波数と異なる周波数である。
これによれば、第3の無線エリアWA2−2に対して送信された下り無線信号のデータに対応する部分の、第2の無線エリアWA2−1に対して送信された下り無線信号のデータに対応する部分に対する干渉を抑制できる。この結果、第2の無線エリアWA2−1に対して送信された下り無線信号のデータに対応する部分の、無線端末30における受信品質を高めることができる。
なお、小エリアの受信電力が、第3の閾値電力よりも大きい第4の閾値電力以上である場合、マイクロ基地局20−1は、大エリアの受信電力が第1の閾値電力よりも小さい場合と同様の、使用リソース単位数及び単位毎送信電力を用いてもよい。
これによれば、無線端末30が、第3の無線エリアWA2−2にてマイクロ基地局20−2により収容されるので、通信負荷を分散できる。
<第1実施形態の第2変形例>
次に、本発明の第1実施形態の第2変形例に係る無線通信システムについて説明する。第1実施形態の第2変形例に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、無線エリアにて収容されている無線端末の数に基づいて送信電力の配分を制御する点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。
第2変形例に係るマイクロ基地局20−iの制御部220は、自局が形成する無線エリアWA2−iにて既に収容している無線端末30の数を取得する。この無線端末30の数は、収容端末数とも表される。制御部220は、取得された収容端末数が、所定の収容数閾値よりも大きい場合、第1の無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号の受信電力に基づいて送信電力の配分を制御する。一方、制御部220は、取得された収容端末数が、上記収容数閾値以下である場合、上記送信電力の配分の制御を行なわない。
マイクロ基地局20−1は、第1実施形態に係る図10の処理に代えて、図20にフローチャートにより示す処理を、所定の期間が経過する毎に実行する。なお、マイクロ基地局20−1は、通信インタフェース部210を介して通信網から受信した制御信号に応じて、図20の処理を実行してもよい。
マイクロ基地局20−1は、収容端末数を取得する(図20のステップS301)。次いで、マイクロ基地局20−1は、取得した収容端末数が収容数閾値よりも大きいか否かを判定する(図20のステップS302)。
収容端末数が収容数閾値よりも大きい場合、マイクロ基地局20−1は、「Yes」と判定して、図10のステップS101〜S103と同様に、図20のステップS303〜S305の処理を実行する。
一方、収容端末数が収容数閾値以下である場合、マイクロ基地局20−1は、図20のステップS302にて「No」と判定して、基本部分を使用リソース単位として決定する(図20のステップS306)。次いで、マイクロ基地局20−1は、基本単位毎送信電力を、決定した使用リソース単位のそれぞれに対する単位毎送信電力として決定する(図20のステップS307)。従って、この場合、マイクロ基地局20−1は、図7に示す、使用リソース単位及び単位毎送信電力を用いる。
以上、説明したように、第1実施形態の第2変形例に係るマイクロ基地局20−1によれば、制御部220は、第2の無線エリアWA2−1にて収容されている無線端末30の数が収容数閾値よりも大きい場合、送信電力の配分の制御を行なわない。
第2の無線エリアWA2−1にて収容されている無線端末30の数が収容数閾値よりも大きい場合、マイクロ基地局20−1の負荷は、既に十分に高い。従って、この場合において、送信電力の配分の制御を行なうと、第2の無線エリアWA2−1にて収容される無線端末30の数が増加し、マイクロ基地局20−1の負荷が過大になる虞がある。これに対し、第2変形例に係るマイクロ基地局20−1によれば、マイクロ基地局20−1の負荷を抑制できる。
<第1実施形態の第3変形例>
次に、本発明の第1実施形態の第3変形例に係る無線通信システムについて説明する。第1実施形態の第3変形例に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、無線エリアにて新たに収容可能な無線端末の数に基づいて送信電力の配分を制御する点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。
第3変形例に係るマイクロ基地局20−iの制御部220は、送信電力の配分の制御によって、自局が形成する無線エリアWA2−iにて新たに収容可能な無線端末30の数を推定する。この無線端末30の数は、収容端末増加数とも表される。
本例では、制御部220は、所定の期間において無線端末30により送信されるCQIが所定の閾値以下である回数に基づいて収容端末増加数を推定する。CQIは、Channel Quality Indicatorの略記である。例えば、制御部220は、上記回数が多くなるほど大きくなる値を、収容端末増加数として推定する。
制御部220は、推定された収容端末増加数が、所定の増加数閾値よりも大きい場合、第1の無線エリアWA1に対して送信された下り無線信号の受信電力に基づいて送信電力の配分を制御する。一方、制御部220は、推定された収容端末増加数が、上記増加数閾値以下である場合、上記送信電力の配分の制御を行なわない。
マイクロ基地局20−1は、第1実施形態に係る図10の処理に代えて、図21にフローチャートにより示す処理を、所定の期間が経過する毎に実行する。なお、マイクロ基地局20−1は、通信インタフェース部210を介して通信網から受信した制御信号に応じて、図21の処理を実行してもよい。
マイクロ基地局20−1は、収容端末増加数を推定する(図21のステップS401)。次いで、マイクロ基地局20−1は、推定した収容端末増加数が増加数閾値よりも大きいか否かを判定する(図21のステップS402)。
収容端末増加数が増加数閾値よりも大きい場合、マイクロ基地局20−1は、「Yes」と判定して、図20のステップS303〜S305と同様に、図21のステップS303〜S305の処理を実行する。
一方、収容端末増加数が増加数閾値以下である場合、マイクロ基地局20−1は、図21のステップS402にて「No」と判定して、図20のステップS306〜S307と同様に、図21のステップS306〜S307の処理を実行する。
以上、説明したように、第1実施形態の第3変形例に係るマイクロ基地局20−1によれば、制御部220は、送信電力の配分の制御によって、第2の無線エリアWA2−1にて新たに収容可能な無線端末30の数を推定する。更に、制御部220は、推定した無線端末30の数が増加数閾値よりも少ない場合、上記制御を行なわない。
例えば、第2の無線エリアWA2−1の境界の近傍に位置する無線端末30の数が少なくなるほど、送信電力の配分の制御を行なった場合に、第2の無線エリアWA2−1にて新たに収容される無線端末30の数が少なくなる。従って、第3変形例に係るマイクロ基地局20−1によれば、送信電力の配分の制御が無駄に行なわれる確率を低減できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第2実施形態に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、使用リソース単位の数を、システム帯域幅を狭くすることにより減少させる点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。
第2実施形態に係る制御部220は、第1実施形態にて保持される情報に代えて、受信電力と、システム帯域及び単位毎送信電力と、を対応付けた情報を予め保持している。例えば、制御部220は、この情報として第3のテーブルを保持し、保持している第3のテーブルに基づいて、システム帯域と単位毎送信電力とを決定する。
本例では、第3のテーブルは、受信電力が大きくなるほど、単位毎送信電力が大きくなるとともにシステム帯域幅が狭くなるように設定される。本例では、第3のテーブルは、決定されるシステム帯域に含まれるリソース単位のそれぞれに対して、一定の単位毎送信電力が決定されるように設定される。本例では、第3のテーブルは、任意の受信電力に対して決定される単位毎送信電力と、当該受信電力に対して決定されるシステム帯域のシステム帯域幅と、の積が一定となるように、設定される。
本例では、図22に示すように、第3のテーブルは、受信電力が第1の閾値電力よりも小さい場合、20MHzのシステム帯域幅を有するシステム帯域と、単位毎送信電力P13と、が決定されるように設定される。更に、第3のテーブルは、受信電力が第1の閾値電力以上であり、且つ、受信電力が第2の閾値電力よりも小さい場合、15MHzのシステム帯域幅を有するシステム帯域と、単位毎送信電力P12と、が決定されるように設定される。
同様に、第3のテーブルは、受信電力が第2の閾値電力以上であり、且つ、受信電力が第3の閾値電力よりも小さい場合、10MHzのシステム帯域幅を有するシステム帯域と、単位毎送信電力P11と、が決定されるように設定される。更に、第3のテーブルは、受信電力が第3の閾値電力以上である場合、5MHzのシステム帯域幅を有するシステム帯域と、単位毎送信電力P10と、が決定されるように設定される。
マイクロ基地局20−1は、第1実施形態に係る図10の処理に代えて、図23にフローチャートにより示す処理を、マイクロ基地局20−1の起動時に実行する。なお、マイクロ基地局20−1は、所定の期間が経過する毎に、又は、通信インタフェース部210を介して通信網から受信した制御信号に応じて、図23の処理を実行してもよい。
マイクロ基地局20−1は、無線エリアWA1に対してマクロ基地局10−1により送信された下り無線信号の受信電力を測定する(図23のステップS501)。次いで、マイクロ基地局20−1は、測定された受信電力と、保持している第3のテーブルと、に基づいてシステム帯域を決定する(図23のステップS502)。更に、マイクロ基地局20−1は、測定された受信電力と、保持している第3のテーブルと、に基づいて、決定したシステム帯域に含まれるリソース単位のそれぞれに対する単位毎送信電力を決定する(図23のステップS503)。なお、図23の処理において、ステップS503の処理がステップS502の処理よりも先に実行されてもよい。
以上、説明したように、第2実施形態に係るマイクロ基地局20−iは、システム帯域幅を狭くすることにより、下り無線信号に割り当てられるリソース単位の数を減少させる。
これによれば、単位毎送信電力を増加した場合であっても、第2の無線エリアWA2−iに対して送信された下り無線信号に割り当てられる無線リソースに対する送信電力の総和が増加することを抑制できる。
なお、マイクロ基地局20−1は、参照信号が割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力を、参照信号が割り当てられないリソース単位の単位毎送信電力よりも大きくしてもよい。
上記各実施形態において、第1の無線エリアWA1と第2の無線エリアWA2−iとは、互いに異なるマクロ基地局10−1及び20−iにより形成されていた。ところで、第1の無線エリアWA1と第2の無線エリアWA2−iとの両方が、マクロ基地局10−1により形成されていてもよい。この場合、マクロ基地局10−1は、RRH(Remote Radio Head)を備え、RRHにより第2の無線エリアWA2−iを形成してもよい。
また、上記各実施形態において、無線通信システム1は、セル領域拡張(CRE;Cell Range Expansion)を用いてもよい。
また、マイクロ基地局20は、第1実施形態に係る送信電力の配分の制御と、第2実施形態に係る送信電力の配分の制御と、を組み合わせた制御を行なってもよい。
1 無線通信システム
10,10−1 マクロ基地局
20,20−1,20−2,20−3 マイクロ基地局
210 通信インタフェース部
220 制御部
230 送信信号処理部
231 誤り訂正符号部
232 変調部
233 信号多重部
234 IFFT部
235 CP挿入部
240 D/A変換部
250 送信RF部
260 アンテナ
270 受信RF部
280 A/D変換部
290 受信信号処理部
291 CP除去部
292 FFT部
293 信号分離部
294 復調部
295 誤り訂正復号部
296 測定部
30,30−1,30−2,30−3 無線端末
WA1,WA2−1,WA2−2,WA2−3 無線エリア

Claims (16)

  1. 第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力を測定し、前記測定した受信電力に応じて、第2の無線エリアに対して送信される下り無線信号の送信電力を制御する、無線基地局。
  2. 請求項1に記載の無線基地局であって、
    前記第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力を測定する測定部と、
    前記測定された受信電力に応じて、前記第2の無線エリアに対して送信される下り無線信号に割り当てられる無線リソースに対する送信電力の配分を制御する制御部と、
    を備える、無線基地局。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の無線基地局であって、
    前記無線リソースは、周波数領域にて分割された複数のリソース単位を含み、
    前記制御は、リソース単位毎の送信電力である単位毎送信電力を増加するとともに、前記下り無線信号に割り当てられるリソース単位の数を減少させることにより行なわれる、無線基地局。
  4. 請求項3に記載の無線基地局であって、
    前記制御は、前記測定された受信電力が大きくなるほど前記単位毎送信電力が大きくなるように行なわれる、無線基地局。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の無線基地局であって、
    前記リソース単位の数の減少は、システム帯域幅を狭くすることにより行なわれる、無線基地局。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の無線基地局であって、
    前記リソース単位の数の減少は、データに割り当て可能なリソース単位を、前記下り無線信号に割り当てないことにより行なわれる、無線基地局。
  7. 請求項6に記載の無線基地局であって、
    前記下り無線信号に割り当てないリソース単位は、前記第1の無線エリアにおいて形成される第3の無線エリアにおけるデータに割り当てられるリソース単位の周波数と異なる周波数のリソース単位が、前記第2の無線エリアにおけるデータに割り当てられるように選択される、無線基地局。
  8. 請求項3乃至請求項7のいずれか一項に記載の無線基地局であって、
    第1の信号に割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力よりも、当該第1の信号よりも優先して無線端末に受信されるべき第2の信号に割り当てられるリソース単位の単位毎送信電力を大きくする、無線基地局。
  9. 請求項8に記載の無線基地局であって、
    前記第2の信号は、参照信号、報知信号、及び、同期信号の少なくとも1つを含む、無線基地局。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の無線基地局であって、
    前記第2の無線エリアにて収容されている無線端末の数が所定の閾値よりも多い場合、前記制御を行なわない、無線基地局。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の無線基地局であって、
    前記制御によって前記第2の無線エリアにて新たに収容可能な無線端末の数を推定し、当該推定された無線端末の数が所定の閾値よりも少ない場合、当該制御を行なわない、無線基地局。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の無線基地局であって、
    前記第1の無線エリアにおいて形成される第3の無線エリアにおいて送信される下り無線信号の受信電力を測定し、
    前記第1の無線エリア及び前記第3の無線エリアのそれぞれに対して測定された受信電力に基づいて前記制御を行なう、無線基地局。
  13. 無線基地局の送信電力制御方法であって、
    第1の無線エリアに対して送信された下り無線信号の受信電力を測定し、
    前記測定した受信電力に応じて、第2の無線エリアに対して送信される下り無線信号の送信電力を制御する、
    無線基地局の送信電力制御方法。
  14. 請求項13に記載の無線基地局の送信電力制御方法であって、
    前記測定された受信電力に応じて、前記第2の無線エリアに対して送信される下り無線信号に割り当てられる無線リソースに対する送信電力の配分を制御する、
    無線基地局の送信電力制御方法。
  15. 請求項13又は請求項14に記載の無線基地局の送信電力制御方法であって、
    前記無線リソースは、周波数領域にて分割された複数のリソース単位を含み、
    前記制御は、リソース単位毎の送信電力である単位毎送信電力を増加するとともに、前記下り無線信号に割り当てられるリソース単位の数を減少させることにより行なわれる、無線基地局の送信電力制御方法。
  16. 請求項15に記載の無線基地局の送信電力制御方法であって、
    前記制御は、前記測定された受信電力が大きくなるほど前記単位毎送信電力が大きくなるように行なわれる、無線基地局の送信電力制御方法。
JP2014005904A 2014-01-16 2014-01-16 無線基地局、及び、無線基地局の送信電力制御方法 Expired - Fee Related JP6256024B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014005904A JP6256024B2 (ja) 2014-01-16 2014-01-16 無線基地局、及び、無線基地局の送信電力制御方法
US14/572,986 US9439157B2 (en) 2014-01-16 2014-12-17 Radio base station and method for controlling transmission power in radio base station

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014005904A JP6256024B2 (ja) 2014-01-16 2014-01-16 無線基地局、及び、無線基地局の送信電力制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015136008A true JP2015136008A (ja) 2015-07-27
JP6256024B2 JP6256024B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=53522542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014005904A Expired - Fee Related JP6256024B2 (ja) 2014-01-16 2014-01-16 無線基地局、及び、無線基地局の送信電力制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9439157B2 (ja)
JP (1) JP6256024B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6503348B2 (ja) * 2013-10-24 2019-04-17 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド クラウドran環境でrrhを介して下りリンク送信電力を設定する方法
US9935807B2 (en) * 2014-09-26 2018-04-03 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Discovery signal design
EP3284291B1 (en) * 2015-04-13 2018-09-26 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Power control in a wireless network
US10985862B2 (en) * 2016-08-30 2021-04-20 Mediatek Inc. Wireless communicating method and associated electronic device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008084623A1 (ja) * 2007-01-12 2008-07-17 Ntt Docomo, Inc. 基地局装置及び通信制御方法
US20090005105A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-01 Samsung Electronics Co. Ltd. Apparatus and method for setting transmit power of a compact base station in a wireless communication system
WO2010061628A1 (ja) * 2008-11-28 2010-06-03 パナソニック株式会社 無線通信基地局装置及び総送信電力制御方法
JP2011166435A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 基地局装置
JP2011205177A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 基地局装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4092562B2 (ja) * 2002-12-12 2008-05-28 日本電気株式会社 移動通信システム、端末リソース制御部及び基地局リソース制御部、並びにそれらの制御方法
JP5449409B2 (ja) 2010-01-28 2014-03-19 パナソニック株式会社 制御情報送信装置、制御情報受信装置、及び制御情報送信方法
US8953507B2 (en) 2010-02-11 2015-02-10 Qualcomm Incorporated Frequency and time domain range expansion
CN105141391B (zh) 2010-03-24 2018-11-23 Lg电子株式会社 无线电通信系统中减少小区间干扰的方法和设备
JP5654335B2 (ja) 2010-12-13 2015-01-14 京セラ株式会社 無線通信システム、基地局及びその制御方法
JP5785459B2 (ja) 2011-08-15 2015-09-30 株式会社Nttドコモ 通信システム、基地局装置、移動端末装置及び通信方法
JP5706848B2 (ja) * 2012-04-19 2015-04-22 株式会社Nttドコモ 無線通信システム、無線基地局および通信制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008084623A1 (ja) * 2007-01-12 2008-07-17 Ntt Docomo, Inc. 基地局装置及び通信制御方法
US20090005105A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-01 Samsung Electronics Co. Ltd. Apparatus and method for setting transmit power of a compact base station in a wireless communication system
WO2010061628A1 (ja) * 2008-11-28 2010-06-03 パナソニック株式会社 無線通信基地局装置及び総送信電力制御方法
JP2011166435A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 基地局装置
JP2011205177A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 基地局装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6256024B2 (ja) 2018-01-10
US20150201386A1 (en) 2015-07-16
US9439157B2 (en) 2016-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200187180A1 (en) Methods for transmitting and receiving control channel, base station, and user equipment
JP6410197B2 (ja) 通信装置、通信方法、及び集積回路
CN109391448B (zh) 一种信息传输方法及装置
CN110999194B (zh) 通信系统
KR101700543B1 (ko) 채널 추정을 위한 의사 동일 위치된 안테나 포트
KR20220012958A (ko) Nr 시스템에서 광대역 동작 방법 및 장치
KR20200046116A (ko) 무선 통신 시스템에서 제어 리소스 세트 구성을 위한 방법 및 장치
CN110915175B (zh) 发送装置、接收装置以及无线通信方法
EP3399677B1 (en) Apparatus and device for adapting a symbol interval or subcarrier interval.
CN110447211B (zh) 用户终端及无线通信方法
WO2017175818A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
US20110310829A1 (en) Method and apparatus for grouping control channel resource in mobile communication system
RU2737201C1 (ru) Пользовательский терминал и способ радиосвязи
CN111726877B (zh) 数据传输方法、终端和基站
CN107734665B (zh) 资源指示、确定方法及装置、网络侧设备及移动通信终端
RU2751788C9 (ru) Пользовательский терминал и способ радиосвязи
JP5686143B2 (ja) 無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法
EP3210424B1 (en) Handling handover of an ue in case cell specific reference signals interfer with a physical downlink control channel
US9237558B2 (en) Wireless communication system, base station, mobile station, and wireless communication method
CN110785974B (zh) 用户终端以及无线通信方法
WO2019153195A1 (en) Methods and apparatuses for phase tracking reference signal configuration
CN109906654B (zh) 无线资源分配系统及方法
JP6256024B2 (ja) 無線基地局、及び、無線基地局の送信電力制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6256024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees