JP2015129691A - 姿勢制御装置 - Google Patents

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龍雄 塩沢
三郎 松永
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Abstract

【課題】姿勢制御対象物に対して姿勢を変化させるための十分なトルクを安定して与えることができる姿勢制御装置を提供する。【解決手段】姿勢制御装置100は、姿勢を制御する対象物に固定される筐体1を備え、さらに、筐体1内に、ジャイロモータ11と、ジャイロモータ11を一体に回転させるように有する回転シャフト3を支持して筐体1に固定されるジンバル5と、回転シャフト3を回転駆動するモータ14と、モータ14の回転を減速して回転シャフト3に伝達する波動歯車装置8と、ジャイロモータ11の回転数を検出する回転検出器12とを備える。ジャイロモータ11の回転中心軸Bは、回転シャフト3の回転中心軸Aと交差する方向に延在する。姿勢制御装置100の制御装置20は、回転検出器12から受けとる回転数情報に基づきジャイロモータ11の回転数を調節すると共に、モータ14を回転駆動し、対象物の姿勢を制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、姿勢制御装置に関する。
宇宙空間で用いられる人工衛星等の姿勢制御には、回転体の角運動量を変化させることで慣性トルクを生じさせ、その反作用トルクを人工衛星等の機体に作用させることによって機体の姿勢を変化させる角運動量交換型の姿勢制御がある。この角運動量交換型の姿勢制御は、リアクションホイールによって行われる。機体内に固定されたリアクションホイールの回転速度を加減速すると、角運動量の大きさが変更するため、機体に反作用トルクが作用する。この反作用トルクによって機体の姿勢が変えられる。
例えば、特許文献1には、人工衛星が備える機器搭載パネルにリアクションホイールを搭載した衛星機器搭載構造が記載されている。この衛星機器搭載構造では、リアクションホイールは、機器搭載パネルに形成された切欠き部に傾斜させて挿入され、機器搭載パネルに設けられた機器インターフェース金具の傾斜した取り付け面に固定されている。
特開2009−208605号公報
特許文献1に記載されるように、リアクションホールを用いた構成によって人工衛星の姿勢制御を行う場合、リアクションホイールを加減速するだけでは、発生する反作用トルクが小さく、所望する十分な姿勢変化を得ることができないという問題がある。さらに、リアクションホイールの加減速で得られる反作用トルクは、加減速する時点でのリアクションホイールの回転数の影響を受け、連続した姿勢制御を行うとリアクションホイールの回転数も連続的に変化するため、所望の反作用トルクを安定して得ることができないという問題もある。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、姿勢制御対象物に対して姿勢を変化させるための十分なトルクを安定して与えることができる姿勢制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る姿勢制御装置は、姿勢を制御する対象物に固定される筐体と、筐体内に設けられ、回転数が可変であるジャイロモータと、ジャイロモータを一体に回転させるように有する回転シャフトを支持し、筐体内に固定されるジンバルと、筐体内に設けられ、回転シャフトを回転駆動するモータと、筐体内に設けられ、モータの回転を減速して回転シャフトに伝達する減速機と、ジャイロモータ及びモータに供給する電力を制御する制御手段と、筐体内に設けられ、ジャイロモータの回転数を検出する回転検出器とを備え、ジャイロモータの回転中心軸は、回転シャフトの回転中心軸と交差する方向に延在し、制御手段は、回転検出器から受けとる回転数情報に基づき供給電力を制御することでジャイロモータの回転数を調節すると共に、モータを回転駆動し、対象物の姿勢を制御する。
上記姿勢制御装置は、筐体内に設けられ、回転シャフトの回転角度を検出する角度検出器をさらに備え、制御手段は、角度検出器から受けとる回転角度情報にも基づき供給電力を制御することでジャイロモータの回転数を調節してもよい。
ジャイロモータの回転中心軸は、回転シャフトの回転中心軸から離れていてもよい。
制御手段は、モータを一定の回転数で回転駆動してもよい。
この発明に係る姿勢制御装置によれば、姿勢制御対象物に対して姿勢を変化させるための十分なトルクを安定して与えることが可能になる。
この発明の実施の形態に係る姿勢制御装置の模式的な断面側面図である。
実施の形態
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
まず、この発明の実施の形態に係る姿勢制御装置100の構成を説明する。
図1を参照すると、姿勢制御装置100は、円筒状の筐体1を備えている。筐体1は、円筒状をした側壁部1aと、側壁部1aの両端の開口を閉鎖する端壁部1b及び1cとによって構成されている。端壁部1bでは、外部から電力の供給を受けるための複数の端子2が環状に配置されて筐体1の内外に突出している。
そして、姿勢制御装置100が人工衛星等に搭載される場合、筐体1は、人工衛星等の機体に固定される。
筐体1の内部では、筐体1の中心軸である円筒軸Aをその中心軸として延在する回転シャフト3が設けられ、回転シャフト3の端壁部1b側の端部には、スリップリング4が回転シャフト3と一体に回転するように取り付けられている。スリップリング4は、回転シャフト3に埋め込まれた図示しない導体と電気的に接続されており、回転シャフト3と共に回転しつつ、導体と端子2とを電気的に接続する。なお、回転シャフト3に埋め込まれた導体は、後述するジャイロモータ11及びジンバル回転用のモータ14に対して電力を供給できるように電気的に接続されている。
また、筐体1の内部では、スリップリング4に端壁部1c側で隣接して、ジンバル5が設けられている。ジンバル5は、いずれも有底円筒状の形状を有し且つ筐体1の円筒軸A方向に互いに隣接して配置された回転体支持部5a、角度検出器支持部5b、及び波動歯車装置支持部5cによって構成されている。
回転体支持部5aは、その底部5abをスリップリング4側にしてスリップリング4に隣接して配置され、その筒部5aaが筐体1の側壁部1aに固定されている。
角度検出器支持部5bは、その底部5bbを回転体支持部5a側にして回転体支持部5aに隣接して配置され、その筒部5ba及び底部5bbが回転体支持部5aに固定されている。
波動歯車装置支持部5cは、その底部5cbを角度検出器支持部5bと反対側にして角度検出器支持部5bに隣接して配置され、その筒部5caが角度検出器支持部5bに固定されると共に底部5cbが筐体1の側壁部1aに固定されている。
波動歯車装置支持部5cの底部5cbには、その中心に、高減速比を有する減速機として機能する波動歯車装置(ハーモニックドライブ(登録商標)とも呼ばれ、1/30〜1/320等の減速比を有する)8が取り付けられている。
波動歯車装置8は、内周に歯が刻まれた剛体リング状の部品であるサーキュラ・スプライン8aと、外周にサーキュラ・スプライン8aよりも少ない数の歯(本実施の形態では、2つの歯が少ない)が刻まれた弾性変形可能な有底円筒状のフレクスプライン8bと、楕円状のカム8caの外周にベアリング8cbを組み合わせたウェーブ・ジェネレータ8cとを有している。
互いの歯を噛み合わせるようにしてサーキュラ・スプライン8aの内側にフレクスプライン8bが配置され、フレクスプライン8bの内側にウェーブ・ジェネレータ8cが配置されている。ウェーブ・ジェネレータ8cのベアリング8cbは、その内輪がカム8caに固定され、外輪が内輪及び外輪の間のボールを介して変形することができる。
サーキュラ・スプライン8aは、リングの中心軸を回転シャフト3の中心軸Aと同軸として配置されて底部5cbに固定されている。フレクスプライン8bは、円筒の中心軸を回転シャフト3の中心軸Aと同軸として配置され、その底部で、回転シャフト3と一体に回転するように連結されている。なお、回転シャフト3は、回転体支持部5aの底部5ab及び角度検出器支持部5bの底部5bbを貫通して延在し、底部5ab及び5bbによって支持されている。
ウェーブ・ジェネレータ8cは、カム8caの回転中心軸を回転シャフト3の中心軸Aと同軸として配置され、カム8caの中心において入力軸9と一体に回転するように連結されている。これにより、フレクスプライン8b及びウェーブ・ジェネレータ8cは、中心軸Aを中心に回転することができる。
フレクスプライン8bは、ウェーブ・ジェネレータ8cによって楕円状に撓められており、楕円状のカムの長軸部分ではサーキュラ・スプライン8aと互いの歯を噛み合わせ、短軸部分では歯をサーキュラ・スプライン8aの歯から離した状態となっている。
入力軸9を介してウェーブ・ジェネレータ8cが回転されると、フレクスプライン8bは、弾性変形してサーキュラ・スプライン8a上における歯が噛み合う位置を順次移動させる。そして、ウェーブ・ジェネレータ8cが360°回転すると、フレクスプライン8bは、サーキュラ・スプライン8aに対して、ウェーブ・ジェネレータ8cの回転方向と反対方向に歯2つ分だけ回転する。これにより、入力軸9の回転は回転速度を大幅に減速させて回転シャフト3に伝達し、さらに、減速する過程で入力軸9の回転トルクは大幅に増大して回転シャフト3に伝達する。
また、回転体支持部5aの筒部5aaの内側には、内部に図示しないジャイロモータ11を含むモータ筐体10が設けられている。モータ筐体10は、回転シャフト3の側方に配置され、回転シャフト3の周りを一体に旋回するように回転シャフト3に取り付けられている。そして、モータ筐体10の外周面は、筒部5aaの内周面によって摺動自在に支持されている。よって、回転シャフト3を回転させると、モータ筐体10は、筒部5aaの内周面に沿って回転シャフト3の周りを回転シャフト3共に旋回する。
また、ジャイロモータ11は、モータ筐体10と一体に移動するようにモータ筐体10の内部で固定されており、給電されると図示しないフライホイールを回転シャフト3の中心軸Aに垂直であり且つ中心軸Aから離れた中心軸Bを中心にさせるように、動作する。そして、ジャイロモータ11は、制御手段を構成する制御装置20によって供給される電力が変更されることで、その回転数を変動させるように構成されている。
ジャイロモータ11は、それ自体の回転数を検出するための図示しない回転検出器12を一体に含んでいる。回転検出器12は、検出した回転数情報を制御装置20に端子2を介して送るように構成されており、回転検出器12として、例えば、SMRD等が用いることができる。
また、角度検出器支持部5bの筒部5baの内側には、回転シャフト3の外周を囲繞するようにして角度検出器13が設けられている。角度検出器13は、筒部5baに固定されると共に回転シャフト3の外周に取り付けられ、筐体1に対する回転シャフト3の回転角度を検出し、端子2を介して検出角度を制御装置20に送るように構成されている。角度検出器13として、例えば、レゾルバ等を用いることができる。
また、筐体1の内部では、ジンバル5の波動歯車装置支持部5cの底部5cbに端壁部1c側で隣接して、ステップモータ等のモータ14が設けられている。
モータ14は、回転シャフト3及び入力軸9と同軸上で回転するように配置されると共に入力軸9に一体に回転するように連結されたロータ14aと、ロータ14aに外周を囲繞するように設けられると共に筒状の側壁部1aに固定されたステータ14bとを含んでいる。
ステータ14bは、巻線を含み、スリップリング4及び回転シャフト3内の導体を介して電力の供給を受ける。ロータ14aは、ステータ14bの巻線に対向する外周面近傍に、周方向に沿って埋め込まれた永久磁石14aaを含んでいる。よって、ステータ14bにおける予め決められた相の巻線に直流電流を印加すると、ロータ14aの永久磁石14aaが巻線から生じる磁界により吸引されることによって、ロータ14aが入力軸9と共に、中心軸Aを中心に回転する。さらに、直流電流を印加するステータ14bの巻線の相を切り換えることによって、ロータ14aの回転速度及び回転方向が変えられる。
次に、この発明の実施の形態に係る姿勢制御装置100の動作を説明する。
図1を参照すると、図示しない機体に筐体1が固定された姿勢制御装置100では、端子2及びスリップリング4を介して電力が供給されており、ジャイロモータ11がそのフライホイールを一定速度で高速回転させる状態を維持するように動作している。
制御装置20は、機体の姿勢を変更する指令を操作者から受けると、モータ14のステータ14bに電力を供給し、ロータ14a及び入力軸9を中心軸Aを中心に所定の一定の回転数で回転駆動させる。入力軸9の回転は、波動歯車装置8を介して回転速度を大幅に減速すると共に回転トルクを大幅に増加させて、回転シャフト3に伝達する。
これにより、回転シャフト3と共にモータ筐体10内のジャイロモータ11が中心軸Aを中心に低速度且つ高トルクで回転駆動される。ジャイロモータ11が回転シャフト3の周囲を旋回してその回転中心軸Bの角度を変化させることによって、慣性トルクが発生し、ジンバル5を介してジャイロモータ11を支持すると共に機体に固定された筐体1にはこの慣性トルクの反作用トルク(プリセッショントルク)が作用する。そして、この反作用トルクは、筐体1及び機体を軸A及び軸Bに垂直な軸を中心に筐体1を回転させる。
このときの筐体1及び機体の回転速度は、ジャイロモータ11自体(フライホイール)の回転数が高いほど高くなる。このため、制御装置20は、指令された姿勢制御装置100及び機体の回転速度に合わせるようにジャイロモータ11の回転数を調節して、モータ14を起動する。
また、筐体1及び機体の回転方向は、モータ14に供給する交流電圧の位相を変えてロータ14aの回転方向を正逆に変化させることによって、正逆に変化する。このため、制御装置20は、指令された姿勢制御装置100及び機体の回転方向に合わせるように、回転方向を調節してモータ14を起動する。
よって、制御装置20は、指令された姿勢制御装置100及び機体の回転方向及び回転速度に合わせるように、供給する交流電圧の位相を制御してモータ14の回転方向及びジャイロモータ11の回転速度を制御し、さらに、回転検出器12から受け取るジャイロモータ11の回転数情報と角度検出器13から受け取る回転シャフト3すなわちジャイロモータ11の回転角度情報(旋回角度情報)とを使用したフィードバック制御を行うことによってジャイロモータ11の回転数を上昇又は下降させて調節する。
このように、この発明の実施の形態に係る姿勢制御装置100は、姿勢を制御する対象物に固定される筐体1と、筐体1内に設けられ且つ回転数が可変であるジャイロモータ11と、ジャイロモータ11を一体に回転させるように有する回転シャフト3を支持し且つ筐体1内に固定されるジンバル5と、筐体1内に設けられ且つ回転シャフト3を回転駆動するモータ14と、筐体内1に設けられ且つモータ14の回転を減速して回転シャフト3に伝達する波動歯車装置8と、ジャイロモータ11及びモータ14に供給する電力を制御する制御装置20と、筐体1内に設けられ且つジャイロモータ11の回転数を検出する回転検出器12とを備える。そして、ジャイロモータ11の回転中心軸Bは、回転シャフト3の回転中心軸Aと交差する方向に延在し、制御装置20は、回転検出器12から受けとる回転数情報に基づき供給電力を制御することでジャイロモータ11の回転数を調節すると共に、モータ14を回転駆動し、対象物の姿勢を制御する。
このとき、姿勢制御装置100では、ジャイロモータ11が回転しているときにモータ14を回転駆動すると、回転シャフト3と共にジャイロモータ11が回転中心軸Aを中心に回転する。モータ14の回転駆動力は、波動歯車装置8で減速され且つ回転トルクを増加させて回転シャフト3に伝達するため、ジャイロモータ11は、高回転トルクで回転させられる。これにより、高い慣性トルクが発生し、ジャイロモータ11を支持する筐体1及び対象物には、この慣性トルクに対する高い反作用トルクが作用するため、対象物は高いトルクで姿勢変化を受ける。また、回転が減速して回転シャフト3に伝達するモータ14の回転数を変化させても、ジャイロモータ11に作用する回転トルクの変動は大きくなく、反作用トルクの変動も大きくならないが、ジャイロモータ11自体(フライホイール)の回転数を変化させると、モータ14の回転数が同一であっても、反作用トルクは大きく変動し、得られるトルク値もジャイロモータ11自体の回転数に対応した安定したものとなる。よって、姿勢制御装置100は、対象物に対して姿勢を変化させるための十分なトルクを安定して与えることを可能にする。また、上述のように高トルクを与えることができる姿勢制御装置100は、回転体(ジャイロモータ11のフライホイール)の回転半径を小さくすることができるため、小型化も可能にする。
また、姿勢制御装置100は、筐体1内に設けられ且つ回転シャフト3の回転角度を検出する角度検出器13をさらに備える。そして、制御装置20は、対象物の姿勢制御時、回転検出器12から受けとる回転数情報に加え、角度検出器13から受けとる回転角度情報にも基づき供給電力を制御することでジャイロモータ11の回転数を調節する。このとき、制御装置20は、回転シャフト3の周りのジャイロモータ11の回転状態(回転数)と、ジャイロモータ11自体の回転数とを用いることによって、対象物に作用する反作用トルクをより確実に予測することができる。よって、対象物に対して安定した姿勢の制御が可能になる。
また、姿勢制御装置100において、ジャイロモータ11の回転中心軸Bは、回転シャフト3の回転中心軸Aから離れている。このとき、回転シャフト3を回転させたときに回転シャフト3の周囲を旋回するジャイロモータ11が発生するモーメントが大きくなるため、対象物に作用する反作用トルクを大きくすることができる。
また、姿勢制御装置100において、制御装置20は、モータ14を一定の回転数で回転駆動する。これにより、対象物の姿勢制御時、制御装置20は、ジャイロモータ11自体の回転数のみを制御すればよいため、制御が容易になる。
また、実施の形態の姿勢制御装置100では、ジャイロモータ11の回転中心軸Bと回転シャフト3の中心軸Aとが交点を有して交わらないように、ジャイロモータ11は、回転シャフト3の側方に配置され、回転シャフト3の周囲を旋回する構成であったが、これに限定されるものでない。回転シャフト3をモータ筐体10の両側に接続し、回転シャフト3の中心軸Aとジャイロモータ11の回転中心軸Bとが交点を有して交わる構成としてもよい。この場合、ジャイロモータ11は、回転シャフト3と共に中心軸Aを中心に回転するが、回転中心軸Bの角度が変化するため、筐体1には反作用トルクが作用する。なお、回転中心軸Bの角度の変化速度が低下するため、筐体1に作用する反作用トルクは小さくなる。
また、実施の形態の姿勢制御装置100では、ジャイロモータ11の回転中心軸Bは、回転シャフト3の中心軸Aに対して垂直であったが、垂直な方向から傾いていてもよい。この場合も、回転シャフト3が回転すると、ジャイロモータ11の回転中心軸Bの角度が変化するため、筐体1には反作用トルクが作用する。
また、実施の形態の姿勢制御装置100では、姿勢制御時、制御装置20は、所定の一定の回転数でモータ14を回転駆動していたが、これに限定されるものでない。制御装置20は、ジャイロモータ11自体の回転数及びモータ14の回転数の両方を調節して制御を行ってもよい。これにより、筐体1及び人工衛星の機体に作用する反作用トルクを増大させることが可能になる。
1 筐体、3 回転シャフト、5 ジンバル、8 波動歯車装置(減速機)、11 ジャイロモータ、12 回転検出器、13 角度検出器、14 モータ、20 制御装置(制御手段)、100 姿勢制御装置。

Claims (4)

  1. 姿勢を制御する対象物に固定される筐体と、
    前記筐体内に設けられ、回転数が可変であるジャイロモータと、
    前記ジャイロモータを一体に回転させるように有する回転シャフトを支持し、前記筐体内に固定されるジンバルと、
    前記筐体内に設けられ、前記回転シャフトを回転駆動するモータと、
    前記筐体内に設けられ、前記モータの回転を減速して前記回転シャフトに伝達する減速機と、
    前記ジャイロモータ及び前記モータに供給する電力を制御する制御手段と、
    前記筐体内に設けられ、前記ジャイロモータの回転数を検出する回転検出器と
    を備え、
    前記ジャイロモータの回転中心軸は、前記回転シャフトの回転中心軸と交差する方向に延在し、
    前記ジャイロモータは回転数が可変であり、
    前記制御手段は、前記回転検出器から受けとる回転数情報に基づき供給電力を制御することで前記ジャイロモータの回転数を調節すると共に、前記モータを回転駆動し、前記対象物の姿勢を制御する姿勢制御装置。
  2. 前記筐体内に設けられ、前記回転シャフトの回転角度を検出する角度検出器をさらに備え、
    前記制御手段は、前記角度検出器から受けとる回転角度情報にも基づき供給電力を制御することで前記ジャイロモータの回転数を調節する請求項1に記載の姿勢制御装置。
  3. 前記ジャイロモータの回転中心軸は、前記回転シャフトの回転中心軸から離れている請求項1または2に記載の姿勢制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記モータを一定の回転数で回転駆動する請求項1〜3のいずれか一項に記載の姿勢制御装置。
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