JP2015129509A - 多層冷却特徴を有する部品および製造方法 - Google Patents

多層冷却特徴を有する部品および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多層冷却特徴を有するガスタービンエンジンの部品および製造方法を提供する。
【解決手段】製造方法は、内部に形成された1つ以上の溝を有する基板32を用意する工程を含む。内部に形成された1つ以上の溝を有する1つ以上の皮膜42は、基板に配置され、基板の1つ以上の溝と流体連通する。カバー皮膜は、1つ以上の皮膜の最外面46の一部に配置される。カバー皮膜44は、内部に形成された1つ以上の冷却出口64を有し、1つ以上の皮膜の最外面の一部に配置される。基板、1つ以上の皮膜、およびカバー皮膜は、部品を冷却するための冷却ネットワーク41を内部に形成する。部品は、基板と、基板の少なくとも一部に配置された1つ以上の皮膜と、1つ以上の皮膜の最外側の皮膜の少なくとも一部の上に配置されたカバー皮膜とが内部に形成された冷却ネットワークを有する。
【選択図】図2

Description

本開示は、概してガスタービンエンジンに関し、特にガスタービンエンジン内の微細チャネル冷却に関する。
ガスタービンエンジンでは、空気が圧縮器で加圧され、高温燃焼ガスを発生させるための燃焼器で燃料と混合される。エネルギーは、圧縮器に動力供給する、高圧タービン(HPT)のガスと、ターボファン航空機のエンジン用途のファンに動力供給し、または船舶および産業用途の外部シャフトに動力供給する、低圧タービン(LPT)のガスとから抽出される。
エンジン効率は、燃焼ガスの温度によって上がる。しかし、燃焼ガスは、それら流路に沿う様々な部品を加熱し、よって、エンジンの許容可能な長期寿命を実現するために部品の冷却が要求される。典型的に、高温ガス路部品は、圧縮器から空気を抜くことによって冷却される。この冷却処理は、抜かれた空気が燃焼処理に使用されないので、エンジン効率を下げる。
ガスタービンエンジンの冷却技術は、成熟しており、様々な高温ガス路部品における冷却回路および冷却特徴の様々な態様に関する多数の特許を含む。例えば、燃焼器は、動作中に冷却が要求される半径方向外側および内側のライナを含む。タービンノズルは、外側と内側のバンド間に支持され同様に冷却が要求される中空ベーンを含む。タービンロータブレードは、中空であり典型的に冷却回路を内部に含み、ブレードは、同様に冷却が要求されるタービンシュラウドによって取り囲まれる。高温燃焼ガスは、ライニングされ適当に冷却され得る排気管を通じて排出される。
これら例示のガスタービンエンジン部品の全てでは、典型的に、部品重量を低減し、部品の冷却要求を最小化するために、高強度超合金金属の薄い壁が使用される。様々な冷却回路および冷却特徴は、エンジン内の対応する環境にある、これら個別の部品に適合される。例えば、一連の内部冷却通路または蛇状管を高温ガス路部品に形成し得る。冷却流体は、プレナムから蛇状管に供給され得、冷却流体は、通路を通じて流れて、高温ガス路部品の基板および任意の関連する皮膜を冷却し得る。しかし、この冷却戦略は、典型的に、比較的非効率な熱伝達および非一様な部品温度分布をもたらす。
微細チャネル冷却技術を用いることによって、冷却要求が著しく低減する可能性がある。微細チャネル冷却では、熱流束源の可能な限り近くに冷却を置き、もって、所与の熱伝達率のために耐荷重性基板材料の高温側と低温側の間の温度差を低減させる。しかし、現在の技術は、基板層内に1つ以上の溝を形成し、続いて1つ以上の溝を跨いで1つ以上の皮膜層を適用して微細チャネルを形成することを含む。多くの例では、耐荷重性基板層に微細チャネルを形成することは、基板材料内に貫入するような機械加工を要求し、基板層を脆弱化させる。加えて、形状が制限された領域は、そこでの冷却流チャネルの製作を妨げる場合がある。
したがって、現物の部品の複雑な形状内または制限された形状内に構造化できる更に効率的かつ柔軟な冷却設計をもたらす一方で、基板材料内に貫入するように機械加工されたチャネルの数を最小化する、高温ガス路部品の冷却流チャネルを形成するための方法を提供することが望まれる。
米国特許出願公開第2013/0272850号明細書
本開示の一態様は、外面および少なくとも1つの内部空間を有する基板であり、基板の一部に形成された1つ以上の溝を有する基板を用意する工程と、1つ以上の皮膜を基板の少なくとも一部に適用する工程と、1つ以上の溝を1つ以上の皮膜のそれぞれに形成する工程と、カバー皮膜を1つ以上の皮膜の最外面の少なくとも一部に適用する工程と、1つ以上の冷却出口をカバー皮膜に、1つ以上の皮膜に形成された1つ以上の溝と流体連通するように形成する工程と、を含む製造方法に属する。基板に形成された各溝は、少なくとも部分的に基板に沿って延在する。1つ以上の皮膜に形成された各溝は、少なくとも部分的に1つ以上の皮膜に沿って延在し、基板の1つ以上の溝と流体連通する。基板、1つ以上の皮膜、およびカバー皮膜は、部品を冷却するための冷却ネットワークを内部に形成する。
本開示の他の態様は、外面および少なくとも1つの内部空間を有する基板であり、基板の一部に形成された1つ以上の溝を有する基板を用意する工程と、基板に少なくとも1つの分配ヘッダを形成するように1つ以上の皮膜を基板の少なくとも一部に適用する工程と、1つ以上の溝を1つ以上の皮膜のそれぞれに形成する工程と、カバー皮膜を1つ以上の皮膜の最外面の少なくとも一部に適用する工程と、1つ以上の冷却出口をカバー皮膜に、1つ以上の皮膜に形成された1つ以上の溝と流体連通するように形成する工程と、を含む製造方法に属する。基板に形成された各溝は、少なくとも部分的に基板に沿って延在する。1つ以上の皮膜に形成された各溝は、少なくとも部分的に1つ以上の皮膜に沿って延在し、基板の少なくとも1つの分配ヘッダと流体連通する。基板、1つ以上の皮膜、およびカバー皮膜は、基板および1つ以上の皮膜に形成された部分を有する1つ以上の冷却流チャネルによって形成された、部品を冷却するための冷却ネットワークを形成する。
本開示の更なる他の態様は、基板と、基板の少なくとも一部に配置された1つ以上の皮膜と、1つ以上の皮膜の最外側の皮膜の少なくとも一部の上に配置されたカバー皮膜とを含む部品に属する。基板は、外面および内面を備え、内面が少なくとも1つの内部空間を形成する。基板は、基板の一部に形成された1つ以上の溝を含み、各溝が少なくとも部分的に基板に沿って延在する。1つ以上の冷却供給入口は、溝を内部空間と流体連通して接続するように基板のそれぞれの溝の基部を通じて形成される。1つ以上の皮膜は、基板の少なくとも一部に配置される。1つ以上の皮膜は、1つ以上の溝を内部に形成し、各溝が、少なくとも部分的に1つ以上の皮膜のうちの1つの外面に沿って延在する。カバー皮膜は、1つ以上の皮膜の最外側の皮膜の少なくとも一部の上に配置される。1つ以上の冷却出口は、皮膜の1つ以上の溝を外部に接続するようにカバー皮膜を通じて形成される。基板、1つ以上の皮膜、およびカバー皮膜は、部品を冷却するための1つ以上の冷却流チャネルから成る冷却用の冷却ネットワークを一緒に形成する。
本開示の様々な態様に関連して上記特徴の様々な改良が存在する。これら様々な態様には、同様に更なる特徴が組み込まれ得る。これらの改良および追加特徴は、独立して、または任意の組合せで存在し得る。例えば、図示する実施形態のうちの1つ以上に関連して以下で議論する様々な特徴は、単独または任意の組合せで、本開示の上述した態様のうちのいずれかに組み込まれ得る。また、上述した概要は、特許請求される主題を限定することなしに、本開示の特定の態様および文脈に読者を習熟させることのみを意図している。
図面を通じて同様の記号が同様の部分を表している添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むと、本開示のこれらのおよび他の特徴、態様および利点が更に理解されるようになるであろう。
ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態によるガスタービンシステムの概略図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、冷却流チャネルを有する翼形状の例の概略断面図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、最外側の翼皮膜に形成されたそれぞれの冷却出口まで1つ以上の皮膜内に基板の表面に沿って部分的に延在する冷却流チャネルの例を、切り取り平面図で概略的に示す図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、図3の冷却流チャネルの例のうちの1つを図示し、アクセス孔から冷却出口まで冷媒を運ぶチャネルを示す、図3の線4−4に沿う断面図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、最外側の翼皮膜に形成されたそれぞれの冷却出口まで1つ以上の皮膜内に基板の表面に沿って部分的に延在する冷却流チャネルの例の代替的な実施形態を、切り取り平面図で概略的に示す図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、図5の冷却流チャネルの例のうちの1つを図示し、アクセス孔から冷却出口まで冷媒を運ぶチャネルを示す、図5の線6−6に沿う断面図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、最外側の翼皮膜に形成されたそれぞれの冷却出口まで1つ以上の皮膜内に基板の表面に沿って部分的に延在する冷却流チャネルの例の他の代替的な実施形態を、切り取り平面図で概略的に示す図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、図7の冷却流チャネルの例のうちの1つの一部を図示し、皮膜に形成された冷却チャネルの一部を通じてアクセス孔から冷媒を運ぶチャネルを示す、図7の線8−8に沿う断面図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、図7の冷却流チャネルの例のうちの1つの一部を図示し、皮膜に形成された冷却チャネルの一部を通じて冷媒を運ぶチャネルを示す、図7の線9−9に沿う断面図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、図7の冷却流チャネルの例のうちの1つの一部を図示し、皮膜に形成された冷却チャネルの一部から冷却出口まで冷媒を運ぶチャネルを示す、図7の線10−10に沿う断面図である。 ここに示されまたは説明される1つ以上の実施形態による、冷却流チャネルを含む部品を形成する方法の一実施を示すフローチャートである。
ここで、用語「第1」、「第2」等は、いかなる順序、数量または重要度も意味せず、むしろ1つの要素を他の要素から区別するために使用される。ここで、用語「1つの(a)」、「1つの(an)」は、数量の限定を意味せず、むしろ参照される項目のうちの少なくとも1つの存在を意味する。数量に関係して使用される修飾語「約」は、示される値を含み、文脈によって決まる意味を有する(例えば、特定の数量の測定に付随する誤差の程度を含む)。加えて、用語「組合せ」は、混合物、合成品、合金、反応生成物等を含む。
更に、この明細書では、接尾辞「(s)」は、通常、修飾する用語の単数および複数の両方を含むことを意図し、もって、その用語の1つ以上を含む(例えば、「冷却出口」は、特別の定めがない限り1つ以上の冷却出口を含み得る。)。明細書を通じて「一実施形態」、「他の実施形態」、「実施形態」等の参照は、実施形態に関係して説明される特定の要素(例えば、特徴、構造および/または特性)が、ここに説明される少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味しており、他の実施形態に存在してもよく存在しなくてもよい。同様に、「特定の構成」の参照は、構成に関係して説明される特定の要素(例えば、特徴、構造および/または特性)が、ここに説明される少なくとも1つの構成に含まれることを意味しており、他の構成に存在してもよく存在しなくてもよい。加えて、当然ながら、説明される独創的な特徴は、様々な実施形態および構成で任意の適した方法で組み合わされてもよい。
図1は、ガスタービンシステム10の概略図を示している。システム10は、1つ以上の圧縮器12、燃焼器14、タービン16および燃料ノズル20を含み得る。圧縮器12およびタービン16は、1つ以上のシャフト18によって結合され得る。シャフト18は、単一シャフト、またはシャフト18を形成するように結合された複数のシャフトセグメントであり得る。
ガスタービンシステム10は、多数の高温ガス路部品を含み得る。高温ガス路部品は、システム10を通じた高温ガス流に少なくとも部分的に晒される、システム10の任意の部品であり得る。例えば、バケットアセンブリ(ブレードまたはブレードアセンブリとしても知られる)、ノズルアセンブリ(ベーンまたはベーンアセンブリとしても知られる)、シュラウドアセンブリ、尾筒、保持リングおよびタービン排気部品は、全て高温ガス路部品である。しかし、当然ながら、本開示の高温ガス路部品は、上記例に限定されず、高温ガス流に少なくとも部分的に晒される任意の部品であってもよい。更に、当然ながら、本開示の高温ガス路部品は、ガスタービンシステム10の部品に限定されず、高温流に晒され得る任意の機械または機械の部品であってもよい。
高温ガス路部品が高温ガス流に晒されると、高温ガス路部品は、高温ガス流によって加熱され、高温ガス路部品が実質的に劣化または損傷する温度に達し得る。よって、システム10の所望の効率、性能および/または寿命を実現するために要求されるように、高温ガス流によってシステム10を高温で動作させるために、高温ガス路部品用の冷却システムが必要である。これら様々な高温ガス部品は、典型的に、最新のガスタービンエンジンでは典型的にニッケルまたはコバルト基である、様々な形態の超合金金属から作られる。これら高温部品は、典型的に中空であり、動作中に部品の温度を低下させる冷媒として使用される加圧冷却空気流を圧縮器から受け入れるのに適した冷却回路が内部に設けられる。
一般に、本開示の冷却システムは、基板に形成された一連の小チャネルまたは微細チャネルと、高温ガス路部品の保護皮膜層とを含む。高温ガス路部品は、基板に形成された1つ以上の溝と、隣接する層に1つ以上の溝を越えて跨ぐように形成された1つ以上の皮膜とを含み、ここでは冷却流チャネルとも称される微細チャネルを形成し得る。産業サイズの発電タービン部品の場合、「小」または「微細」チャネルの寸法は、凡そ0.25mm〜1.5mmの範囲の深さおよび幅を含むであろうが、航空機サイズのタービン部品の場合、チャネルの寸法は、凡そ0.1mm〜0.5mmの範囲の深さおよび幅を含むであろう。冷却流体は、プレナムからチャネルに提供され得、冷却流体は、チャネルを通じて流れて、高温ガス路部品を冷却し得る。このようにして、冷媒流は、まず高温ガス路部品の内面を衝突冷却するために使用され、次いで、1つ以上の冷却出口(追って説明する)から流出する前の流れチャネルのネットワーク(追って説明する)を通じた流れのために1つ以上の冷却供給入口(追って説明する)を通じて進入する。
次に図2を参照すると、翼形状を有する高温ガス部品30の例が図示されている。図のように、部品30は、外面34および内面36を有する基板32を備える。基板32内には、1つ以上の冷却流チャネル40の一部が形成される。基板32の内面36は、少なくとも1つの中空内部空間38を形成する。代替的な実施形態では、中空内部空間の代わりに、高温ガス部品30は、供給空洞を含み得る。1つ以上の皮膜42(そのうちの1つのみが図示されている)は、基板32の外面34の少なくとも一部の上に配置される。1つ以上の皮膜42内には、1つ以上の冷却流チャネル40の一部が形成される。1つ以上の皮膜42に形成された1つ以上の冷却流チャネル40の一部は、基板に形成された1つ以上の冷却流チャネル40の一部と流体連通する。カバー皮膜44は、1つ以上の皮膜42の最外面46の少なくとも一部の上に配置される。カバー皮膜44内には、1つ以上の冷却流チャネル40と流体連通する1つ以上の冷却出口64が形成される。したがって、1つ以上の冷却流チャネル40のそれぞれは、少なくとも部分的に基板32および1つ以上の皮膜42内に延在しており、基板32に形成された1つ以上の冷却供給入口(不図示)を介して、少なくとも1つの中空内部空間38と流体連通し、1つ以上の冷却出口64を介して外部65と流体連通する。
実施形態では、冷却供給入口(追って説明する)および冷却流出口(追って説明する)は、個別の開口として構成され、それぞれの冷却流チャネル40の区間に延在しない。1つ以上の皮膜42は、基板32の外面34の少なくとも一部の上に配置されており、基板は、内部に形成された1つ以上の溝を有し、溝は、1つ以上の皮膜42のうちの隣接する皮膜層と共に冷却流チャネル40のネットワークの一部を形成する。加えて、基板32の外面34の少なくとも一部の上に配置された1つ以上の皮膜42の皮膜層は、その内部に形成された1つ以上の溝を有し、溝は、1つ以上の皮膜42のうち隣接して配置された皮膜層と共に、または重ねて配置された隣接するカバー皮膜44と共に、冷却流チャネル40のネットワークの一部を形成する1つ以上の溝を形成させる。
以下で説明するように、ここで開示する方法は、3次元仕上げされた部品30、特に、1つ以上の冷却流チャネル40を含む翼を作成するために成膜および機械加工技術を含み、翼では、基板32、1つ以上の皮膜42、およびカバー皮膜44は、部品30を冷却するための冷却ネットワーク41を内部に形成する。方法は、強度の衰えた多孔性材料を使用する必要なしに、近吹出し冷却(near transpiration cooling)を含む部品30をもたらし得る。1つ以上の冷却流チャネル40は、任意であってもよく、位置および大きさで特化されてもよく、それ自体が設計において柔軟である。冷却構造内の皮膜の成膜を最小化するために典型的に利用される再入可能な形状の冷却流チャネルは要求されずに、機械加工時間の短縮および設計許容度の緩和がもたらされる。加えて、部品30の修理は、新規部品の製造に関する誤りの回復および完全な修理の両方で、容易である。
先の図のように、ここで開示する方法により製作された例示的な実施形態は、基板内に形成された1つ以上の冷却流チャネルと流体連通する内部中空通路と、部品の基板に配置された2つ以上の皮膜とを含む、ガスタービン翼の製作である。
図3から図10には、図2の高温ガス部品30等の高温ガス部品の一部の様々な実施形態が図示されている。図示される実施形態のそれぞれには、基板の最外面に配置されるように1つ以上の皮膜が図示されており、皮膜は、1つ以上の皮膜の最外面に配置された追加のカバー皮膜を有する。基板の一部内および1つ以上の皮膜内には、冷却流チャネルのネットワークまたはパターンが形成される。
図3および図4を更に具体的に参照すると、図2の冷却流チャネル40と概ね同様である、冷却流チャネル40のネットワークまたはパターンを含む高温ガス路部品50の一部の第1の実施形態が図示されている。実施形態では、冷却流チャネル40のネットワークまたはパターンは、流れ分配ヘッダ、更に具体的には入口および出口ヘッダ52、54として働く冷却流チャネルから成っており、ヘッダ52、54の間で冷却流58を平行に運ぶための、ヘッダ52、54の間に延在する交差チャネル56を形成する残りの流れチャネル40を有する。例えば、図3に図示する実施形態では、交差チャネル56は、入口および出口ヘッダ52、54の間を横切って延在する。交差チャネル56は、直線であり、直接、入口ヘッダ52から直接、出口ヘッダ54まで延在することが好ましく、高温ガス部品50に沿って軸線方向に冷媒を運ぶための一斉の流れまたは平行な流れで全てが動作する。図示するように、入口および出口ヘッダ52、54は、基板32に形成され、交差チャネル56は、1つ以上の皮膜42に形成される。基板32の外面34の少なくとも一部は、そこに配置された1つ以上の皮膜42を有する。1つ以上の皮膜42は、外面に適当に固定または接着される。この図示する特定の実施形態では、単一の皮膜42は、基板32の最外面34に配置される。
例えば図3に示すように、製造方法は、基板32の外面34に1つ以上の溝60(チャネル40の一部を部分的に形成し、更に具体的には入口、出口ヘッダ52、54を形成する)を形成することを含む。基板32は、鋳造または機械加工等による従来の任意の方法で形成され得、1つ以上の溝60は、基板32の外面34に鋳造または機械加工によって適当に形成される。
1つ以上の冷却供給入口66は、1つ以上の冷却流チャネル40、特に入口ヘッダ52を、それぞれの内部空間38に接続するように設けられる。図2に示すように、基板32は、少なくとも1つの内部空間38を有する。図4に示す冷却供給入口66は、示した断面に位置する個別の孔であり、1つ以上の溝入口ヘッダ52の区間に沿って基板32を通じて延在していないことに留意されたい。冷却供給入口66は、1つ以上の入口ヘッダ52をそれぞれの内部空間38に接続する所望の任意のパターンでどこにでも機械加工され得る。特に、1つ以上の冷却供給入口66は、基板32のそれぞれの溝62の基部61を通じて形成される。冷却供給入口66は、図4に最良に図示するように基板32の内面36等の局所面に対して垂直に形成されてもよく、基板32の内面36等の局所面に対して鋭角で(不図示)形成されてもよい。実施形態では、冷却供給入口66は、基板32を通じて鋳造または機械加工され得る。冷却供給入口66は、1つ以上の冷却流チャネル40への入口冷媒の流量を調量および制御するようにサイズを決定される。
1つ以上の皮膜42は、基板32の外面34に成膜される。実施形態では、成膜に続いて、1つ以上の皮膜42が熱処理される。実施形態では、1つ以上の皮膜42は、凡そ0.75ミリメートルの深さで製作されるが、当然ながら、1つ以上の皮膜42の厚さは、設計に依存し、結果として得られる所望の冷却特徴のサイズによって決定される。製造方法は、基板32の外面34に成膜された1つ以上の皮膜42に1つ以上の溝62(チャネル40を部分的に形成する)を形成することを含む。1つ以上の溝62は、基板32に入り込まずに、垂直および水平方向の1つ以上で1つ以上の皮膜42の一部を選択的に取り除くように機械加工によって形成され得る。パターンは、寸法要求が保たれる限り、格子状、直線溝、湾曲溝等、任意の形状に形成されてもよい。例えば図3に示すように、各溝62は、入口、出口ヘッダ52、54と流体連通する1つ以上の皮膜42に沿って少なくとも部分的に延在する。特に、各溝62および結果として得られる冷却流チャネル40は、入口ヘッダ52と出口ヘッダ54の間を横切って延在する。
次にカバー皮膜44が1つ以上の皮膜42の最外面46に成膜される。実施形態では、成膜に続いて、カバー皮膜層44が熱処理される。実施形態では、カバー皮膜層44は、凡そ0.75ミリメートルの深さで製作されるが、当然ながら、カバー皮膜44の厚さは、設計に依存し、結果として得られる冷却特徴の所望のサイズによって決定される。
図4に最良に図示するように、1つ以上の皮膜42の最外面46におけるカバー皮膜44の成膜に続いて、冷却パターンを完成させるために、1つ以上の冷却出口64は、1つ以上の冷却出口64が冷却パターン、特に1つ以上の冷却流チャネル40との流体連通をもたらす限り、カバー皮膜44(および続いて成膜される任意の皮膜)を通じて任意の位置に所望のパターンで機械加工され得る。1つ以上の冷却出口64は、局所面に対して垂直であってもよく、角度を付けられてもよく(図4に最良に図示している)、成形を含んでもよい。実施形態では、必要に応じて、1つ以上の冷却出口(不図示)も、部品30の内部領域38と直に連通するように、基板32を通じて機械加工され得る。実施形態では、冷却出口64は、冷却出口孔として構成される。当然ながら、冷却出口64は、幾つかの冷却流チャネルの冷却出口を接続し得る出口トレンチを含む、多くの代替的な形態をとることができる。出口トレンチは、全体が参照によりここに組み込まれ、本願と同一の出願人による、R.Bunkerらによる米国特許出願公開第2011/0145371号明細書「Components with Cooling flow channels and Methods of Manufacture」に説明されている。
次に図5および図6を参照すると、図2から図4のそれぞれの部品30および50と概ね同様の、高温ガス部品70の代替的な実施形態が図示されている。この特定の実施形態では、高温ガス部品70は、入口ヘッダ52、出口ヘッダ54および交差チャネル56を形成する、1つ以上の冷却流チャネル40を含む。出口ヘッダ54が基板32に形成された先の実施形態とは対照的に、この特定の実施形態では、出口ヘッダ54は、1つ以上の皮膜42内に形成される。高温ガス部品70の残り部分は、図3および図4に関して前述したものと同様に形成されたままである。この特定の実施形態では、1つ以上の皮膜42内に出口ヘッダ54を形成することによって、基板32内に侵入するように実施されなければならない機械加工が減り、更に頑丈な基板がもたらされる。
次に図7から図10を参照すると、図2から図6のそれぞれの部品30、50および70と概ね同様の、高温ガス部品80の代替的な実施形態が図示されている。この特定の実施形態では、高温ガス部品80は、入口ヘッダ52と、1つ以上の皮膜42内に形成された出口ヘッダ54と、1つ以上の交差チャネル56とを形成する、1つ以上の冷却流チャネル40を含む。先の実施形態とは対照的に、この特定の実施形態では、1つ以上の交差チャネル56は、複数の層に積み重ねられた連続微細冷却回路82を形成するように、隣接する皮膜層42の入口および出口ヘッダ52、54の間で軸方向に概ねU字状または蛇状の形状に構成される。例示的に図示する形状では、交差チャネル56は、図示する2つの皮膜層42等、1つ以上の皮膜42の隣接する層にU字状のチャネルを形成する。
図8を更に具体的に参照すると、図7の線8−8に沿って取られた断面図には、前述したような入口ヘッダ52を形成するように、基板32内に形成された1つ以上の溝60を有する基板32が図示されている。交差チャネル56は、1つ以上の皮膜42に形成され、1つ以上の皮膜42の第1の皮膜42Aには、複数の溝62が形成され、1つ以上の皮膜42の隣接する第2の皮膜42Bには、複数の溝62が形成される。図7の線9−9に沿って取られた図9の断面図と、図7の線10−10に沿って取られた図10の断面図に最良に図示するように、溝62は、基板32、1つ以上の皮膜42、およびカバー皮膜44から構成される層の積み重ねを通じて溝62が進むように流体連通する、1つ以上の冷却流チャネル40を形成する。高温ガス部品80の残り部分は、図3から図6に関して前述したものと同様に形成されたままである。この特定の実施形態では、1つ以上の皮膜42内に出口ヘッダ54を形成し、1つ以上の冷却流チャネル40を1つ以上の皮膜42の複数の層を通じて蛇状チャネルとして形成することによって、基板32内に侵入するように実施されなければならない機械加工が減り、更に頑丈な基板がもたらされ、積み重ねられた連続する微細冷却回路の事実上任意のパターン化が可能となる。
先に開示した実施形態では、基板32は、全体が参照によりここに組み込まれる、Melvin R.Jacksonらによる米国特許第5,626,462号明細書「Double−wall airfoil」で議論されているように、典型的に鋳造構造である。基板32は、任意の適した材料から形成され得る。部品30の適用目的に応じて、材料は、ニッケル基、コバルト基および鉄基の超合金を含むことができる。ニッケル基超合金は、γおよびγ’相の両方を含有する超合金であってもよく、特に、それらのニッケル基超合金は、γおよびγ’相の両方を含有し、γ’相が超合金の少なくとも40%の体積を占める。そのような合金は、高温強度および高温クリープ抵抗性を含む所望の特性の組合せによって有利であることが知られている。基板材料は、ニッケル・アルミニウム金属間化合物合金を含んでもよく、これは、これら合金が、航空機に使用されるタービンエンジン適用での使用に有利である、高温強度および高温クリープ抵抗性を含む優れた特性の組合せを有することも知られているためである。ニオブ基合金の事例では、優れた酸化抵抗性を有する皮覆されたニオブ基合金、特に、原子%の組成範囲においてNb−(27−40)Ti−(4.5−10.5)Al−(4.5−7.9)Cr−(1.5−5.5)Hf−(0−6)Vを含むそれらの合金が好ましいであろう。基板材料は、ケイ化物、炭化物またはホウ化物を含むニオブ含有の金属間化合物合金等、少なくとも1つの副次層を含有するニオブ基合金を含んでもよい。そのような合金は、延性相(すなわちニオブ基合金)と強化相(すなわちニオブ含有金属間化合物)の複合物である。他の配置の場合、基板材料は、Mo5SiB2および/またはMo3Siの第2相を有するモリブデン(固溶体)をベースとする合金等のモリブデン基合金を含む。他の構成の場合、基板材料は、SiC繊維によって強化された炭化ケイ素(SiC)基等のセラミック基複合材料(CMC)を含む。他の構成の場合、基板材料は、チタンアルミニウム基の金属間化合物を含む。
1つ以上の皮膜42およびカバー皮膜44は、様々な技術を使用して適用または成膜され得る。特定の処理の場合、1つ以上の皮膜42およびカバー皮膜44は、イオンプラズマ蒸着(陰極アーク蒸着としても知られている)を行うことによって成膜され得る。イオンプラズマ蒸着の装置および方法の例は、全体が参照によってここに組み込まれる、本出願と同一の出願人による、Weaverらによる米国特許第7,879,203号明細書「Method and Apparatus for Cathodic Arc Ion Plasma Deposition」に提供される。簡単に言えば、イオンプラズマ蒸着は、所望の皮膜材料を生成するための成分を有する犠牲陰極を真空チャンバ内に配置し、真空環境内に基板を用意し、陰極表面に陰極アークを形成するように陰極に電流を供給して、陰極表面から皮膜材料にアーク起因の溶損を生じさせ、陰極から基板の上面に皮膜材料を成膜することを含む。
イオンプラズマ蒸着を使用して成膜された皮膜の非限定的な例は、米国特許第5,626,462号明細書に記載されている。特定の高温ガス路部品の場合、皮膜は、ニッケル基またはコバルト基合金を含み、特に、超合金または(Ni,Co)CrAlY合金を含む。基板材料が、γおよびγ’相の両方を含有するニッケル基超合金である場合、皮膜は、米国特許第5,626,462号明細書で議論されているのと同様な材料組成を含み得る。加えて、超合金の場合、皮膜は、γ’−Ni3Al族の合金に基づく組成を含んでもよい。
他の処理構成の場合、1つ以上の皮膜42およびカバー皮膜44は、溶射処理およびコールドスプレー処理のうちの少なくとも一方を行うことによって成膜される。例えば、溶射処理は、燃焼スプレーまたはプラズマスプレーを含み得、燃焼スプレーは、高速酸素燃料スプレー(HVOF)または高速空気燃料スプレー(HVAF)を含み、プラズマスプレーは、大気(空気または不活性ガス等)プラズマスプレーまたは低圧プラズマスプレー(LPPS、真空プラズマスプレーまたはVPSとしても知られている)を含み得る。非限定的な一例では、(Ni,Co)CrAlY皮膜は、HVOFまたはHVAFによって成膜される。皮膜42を成膜するための他の技術例は、限定することなしに、スパッタリング、電子ビーム物理蒸着、封じ込めメッキおよび電子メッキを含む。
1つ以上の冷却流チャネル40および更に具体的には1つ以上の溝60、62は、多くの異なる形状のうちのいずれかを有するように構成され得る。図3から図10に示す構成の例の場合、1つ以上の冷却流チャネル40の断面が略矩形である。直線の壁を有するように示しているが、1つ以上の冷却流チャネル40は、任意の壁構成を有してもよく、例えば、冷却流チャネルは、直線であっても湾曲していてもよい。開示する実施形態の流れチャネル40の寸法は、約15ミルまたは0.38mmから約60ミルまたは約1.5mmの範囲の正方形状または長方形状であり得るが、この開示によって他の幾何学的外形が予想される。1つ以上の冷却流チャネル40のサイズは、比較的薄い基板32の壁内および1つ以上の皮膜42内に嵌るのに十分小さくあるべきである。1つ以上の冷却流チャネル40は、埃っぽい動作環境で、延長された寿命を通じてチャネルの時期尚早な閉塞を防ぐために、動作中における内部での塵の蓄積を最小化するのに十分なほど大きくあるべきである。
1つ以上の冷却流チャネル40および更に具体的には1つ以上の溝60、62は、様々な技術を使用して形成され得る。1つ以上の溝60、62を形成するための技術の例は、アブレッシブウォータジェット等のアブレッシブ液体ジェット、プランジ電解加工(ECM)、スピニング電極による放電加工(EDM)(切削EDM)、および/またはレーザ加工を含む。レーザ加工技術の例は、全体が参照によりここに組み込まれる、本願と同一の出願人による、B.Weiらによる米国特許出願公開第2011/0185572号明細書「Process and System for Forming Shaped Air Holes」に記載されている。EDM技術の例は、全体が参照によりここに組み込まれる、本願と同一の出願人による、R.Bunkerらによる米国特許出願公開第2011/0293423号明細書「Articles Which Include Chevron Film Cooling Holes and Related Processes」に記載されている。
特定の処理の場合、1つ以上の溝60、62、冷却出口64および冷却供給入口66は、アブレッシブ液体ジェットを使用して形成される。アブレッシブ液体ジェット削孔の処理およびシステムの例は、加えて、米国特許出願公開第2011/0293423号明細書に提供される。米国特許出願公開第2011/0293423号明細書に説明されるように、アブレッシブ液体ジェットの処理は、典型的に、高圧水流中に浮遊するアブレッシブ研磨粒子(例えば研磨「グリット」)の高速流を利用する。液体の圧力は、相当に変化し得るが、しばしば約35〜620Mpaの範囲である。ガーネット、酸化アルミニウム、炭化ケイ素およびガラスビーズ等の多くの研磨材料を使用することができる。有利には、アブレッシブ液体ジェット機械加工技術の可能性によって、様々な深さでの段階的な材料の除去と、機械加工された特徴の形状に関する制御とが容易になる。これによって、一定断面の直線孔、成形孔(例えば楕円形)、または先細孔もしくは漸拡孔(不図示)のいずれかとして、1つ以上の冷却チャネル40に供給する1つ以上の内部冷却供給入口66が削孔される。
加えて、米国特許出願公開第2011/0293423号明細書に説明されるように、ウォータジェットシステムは、多軸のコンピュータ数値制御(CNC)ユニット(不図示)を含み得る。CNCシステム自体は、当該分野で知られており、例えば、全体が参照によりここに組み込まれる、S.Rutkowskiらによる米国特許第7,351,290号明細書「Robotic Pen」に説明されている。CNCシステムは、多数のX、YおよびZ軸線ならびに傾斜軸線に沿う切削工具の移動を可能にする。
前述したように、製造方法は、1つ以上の皮膜42の成膜前または成膜中に基板32を予熱することを任意選択的に更に含んでもよい。更に、製造方法は、1つ以上の皮膜42が成膜された後に部品30、50、70、80を熱処理すること(例えば、1100℃で2時間に亘って真空熱処理すること)を任意選択的に更に含んでもよい。これら熱処理オプションは、基板32に対する1つ以上の皮膜42の付着を向上させ得、および/または1つ以上の皮膜42の延性を高め得る。加えて、製造方法は、1つ以上のグリットブラスト処理を行うことを任意選択的に更に含んでもよい。例えば、基板32の外面34は、1つ以上の皮膜42を適用する前に任意選択的にグリットブラストされてもよい。加えて、1つ以上の皮膜42の最外面46は、続けて成膜されるカバー被膜44の密着を向上させるように、任意選択的にグリットブラストの対象とされてもよい。グリットブラスト処理は、典型的に、熱処理の直前よりも熱処理の後に行われるであろう。
例えば図3から図10に示すように、製造方法は、1つ以上の皮膜42の最外側の層または面46に形成された溝62を跨ぐように、1つ以上の皮膜42の最外面46の少なくとも一部の上にカバー皮膜44を配置することを更に含む。このカバー皮膜44は、1つ以上の異なる皮膜層を備え得ることに留意されたい。例えば、カバー皮膜44は、カバー皮膜、および/または、接着皮膜、熱バリア皮膜(TBC)および耐酸化皮膜等の、オプションの追加皮膜層を含み得る。特定の構成の場合、カバー皮膜44は、外側皮膜層を備える。例えば図3から図10に示すように、基板32、1つ以上の皮膜42、およびカバー皮膜44は、冷却出口64および冷却供給入口66を含む、部品を冷却するための冷却流チャネル40のネットワークを形成する。
特定の構成の場合、1つ以上の皮膜42および外側カバー被膜44は、0.1〜2.0ミリメートルの範囲、特に0.2〜1ミリメートル、更に特に、産業用部品の場合0.2〜0.5ミリメートルの厚さの組合せを有する。航空機部品の場合、この範囲は、典型的に0.1〜0.25ミリメートルである。しかし、特定の部品30の要求によっては、他の厚さが利用されてもよい。
外側カバー皮膜44は、様々な技術を使用して成膜され得る。皮膜を形成するための成膜技術の例は、上述されている。カバー皮膜に加えて、上述した技術を使用して接着皮膜、TBCおよび耐酸化皮膜も成膜し得る。
特定の構成の場合、1つ以上の皮膜42および外側カバー皮膜44を成膜するために複数の成膜技術を用いることが望ましい。例えば、第1の皮膜42をイオンプラズマ蒸着を使用して成膜してもよく、続いて、成膜される追加皮膜42またはカバー皮膜44を燃焼熱スプレー処理またはプラズマスプレー処理等の他の技術を使用して成膜してもよい。使用される材料によっては、1つ以上の皮膜42およびカバー皮膜44のために異なる成膜技術を使用することが、非制限的に、耐歪み性、強度、接着および/または延性等の特性上有利であり得る。
先に示したように、基板32は、内面36から基板を通じて横方向または半径方向に延在する1つ以上の冷却供給入口66を更に含む。複数の冷却出口64は、カバー皮膜44を通じて横方向または半径方向に延在する。冷却供給入口66および冷却出口64は、流れチャネル40のネットワークに冷却流58を送り、ネットワークから冷却流58を排出するためにネットワークと流れ連通するように配置される。
次に図11を参照すると、ここに示しまたは説明する1つ以上の実施形態による、1つ以上の冷却流チャネル40を含む部品30、50、70、80を作る方法100の一実施を示すフローチャートが図示されている。方法100は、最外面34に形成された1つ以上の溝60を含む基板32をステップ102で最初に用意することによって、最終的に1つ以上の冷却流チャネル40を含むように部品30、50、70、80を製造することを含む。ステップ104で、皮膜42は、基板32の最外面34に成膜される。皮膜42は、任意選択的に更なる処理ステップの前に熱処理され得る。皮膜42は、基板32に形成された1つ以上の溝60をシールし、1つ以上の冷却流チャネル40の一部、特に入口ヘッダ52および任意選択的に出口ヘッダ54を基板32に形成する。次にステップ106で、皮膜42は、基板32内に侵入せずに1つ以上の溝62を皮膜42内に形成するために、垂直および水平方向の1つ以上で皮膜42を選択的に除去するように機械加工される。パターンの機械加工は、寸法要求が保たれる限り、湾曲形状を含む任意の形状に構成され得る。次にステップ108で、最外側のカバー皮膜44は、隣接する下層皮膜42に1つ以上の冷却流チャネル40の一部、特に1つ以上の交差チャネル56および任意選択的に出口ヘッダ54を形成するように、予め成膜された皮膜層42に成膜される。
最後にステップ110で、1つ以上の冷却出口64は、最外側のカバー皮膜44に機械加工される。1つ以上の冷却出口64は、冷却パターンとの流体連通をもたらすように、最外側のカバー皮膜44に任意の位置およびパターンで機械加工される。
代替的な実施形態では、ステップ108で最外側のカバー皮膜44を成膜する前に、ステップ112で追加皮膜42が成膜され得る。1つ以上の溝62は、皮膜42に形成され、ステップ114で皮膜内に1つ以上の冷却流チャネル40を形成する皮膜の成膜が続く。皮膜42の成膜は、所望の冷却ネットワークが実現されるまで、繰り返され得、皮膜内に溝62が形成される。最外側のカバー皮膜44は、前述したように、次に成膜され、冷却出口64が皮膜内に形成される。
処理の後、内部空間通路38と、内部通路38と流体連通する1つ以上の冷却供給入口66と、基板32および1つ以上の皮膜42に形成され、カバー皮膜44に形成された1つ以上の冷却供給出口64と流体連通する1つ以上の冷却流チャネル40とを含む部品30、50、70、80が提供される。
有利には、上述した製造方法は、部品の基板内に機械加工される微細チャネルの数を減らすと共に、冷却流チャネルのネットワーク用の流れヘッダとして働くのに要求され、1つ以上の皮膜に形成された流れチャネルの残り部分に供給するために基板に形成される、それらの流れチャネルのみをもたらす。材料の少なくとも2つの層(基板および1つ以上の皮膜)に冷却流チャネルを積層化することによって、本来の微細冷却回路を部品の表面に設計することができる。前述したように、実施形態では、冷却流の排出を個別の冷却出口孔の組合せまたは浅いトレンチにし、皮膜に形成された1つ以上の冷却流チャネルによってのみ排出が供給されるようにすることによって、皮膜に形成された1つ以上の冷却流チャネルの端点の出口ヘッダを排除することできる。
ここでは、開示の特定の特徴のみが図示されて説明されているが、多くの修正および変更を思い付くであろう。したがって、当然ながら、添付の特許請求の範囲は、開示の本来の主旨に属するような、そのような修正および変更の全てをカバーすることを意図している。この明細書は、ベストモードを含む開示内容を開示するため、ならびに、任意のデバイスまたはシステムの製作および使用、組み込まれた任意の方法の実施を含めて、当業者が開示内容を実践することを可能にするために例を使用している。ここに提供される代表的な例および実施形態は、本開示の範囲内である追加の実施形態を形成するように、互いに組み合わせられ、開示する他の実施形態または例の特徴と組み合わせられ得る特徴を含む。開示の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が思い付く他の例を含み得る。そのような他の例は、特許請求の範囲の文言から実質的に相違しない均等要素を含む場合、特許請求の範囲内であることが意図される。
10 ガスタービンシステム
12 圧縮器
14 燃焼器
16 タービン
18 シャフト
20 燃料ノズル
30 高温ガス部品
32 基板
34 基板の外面
36 基板の内面
38 中空内部空間
40 冷却チャネル
41 冷却ネットワーク
42 1つ以上の皮膜
44 追加の構造皮膜
46 42の最外側
50 高温ガス路部品
52 入口ヘッダ
54 出口ヘッダ
56 交差チャネル
58 冷却流
60 溝
61 溝60の基部
62 溝
64 冷却出口
65 外部
66 冷却供給入口
70 高温ガス路部品
80 高温ガス路部品
100 方法
102 ステップ
104 ステップ
106 ステップ
110 ステップ
112 ステップ
114 ステップ

Claims (10)

  1. 外面(34)および少なくとも1つの内部空間(38)を有する基板(32)であり、前記基板(32)の一部に形成された1つ以上の溝(60)を有する基板(32)を用意する工程(102)であって、各溝(60)が少なくとも部分的に前記基板(32)に沿って延在する、工程(102)と、
    1つ以上の皮膜(42)を前記基板(32)の少なくとも一部に適用する工程(104)と、
    1つ以上の溝(62)を前記1つ以上の皮膜(42)のそれぞれに形成する工程(106)であって、各溝(62)が、少なくとも部分的に前記1つ以上の皮膜(42)に沿って延在し、前記基板(32)の前記1つ以上の溝(60)と流体連通する、工程(106)と、
    カバー皮膜(44)を前記1つ以上の皮膜(42)の最外面(46)の少なくとも一部に適用する工程(108)と、
    1つ以上の冷却出口(64)を前記カバー皮膜(44)に、前記1つ以上の皮膜(42)に形成された前記1つ以上の溝(62)と流体連通するように形成する工程(110)であって、前記基板(32)、前記1つ以上の皮膜(42)、および前記カバー皮膜(44)が、部品(30、50、70、80)を冷却するための冷却ネットワーク(41)を内部に形成する、工程(110)と、
    を含む製造方法(100)。
  2. 前記1つ以上の皮膜(42)の前記1つ以上の溝(62)のそれぞれが、アブレッシブ液体ジェット、プランジ電解加工(ECM)、スピニング電極による放電加工(EDM)(切削EDM)、およびレーザ加工のうちの1つ以上を使用して形成される、請求項1に記載の製造方法(100)。
  3. 前記冷却ネットワーク(41)が、前記基板(32)および前記1つ以上の皮膜(42)に形成された部分を有する1つ以上の冷却流チャネル(40)によって形成される、請求項1に記載の製造方法(100)。
  4. 前記冷却ネットワーク(41)が、前記1つ以上の皮膜に形成された1つ以上の交差チャネル(56)を含む、請求項3に記載の製造方法(100)。
  5. 前記冷却ネットワーク(41)が、前記1つ以上の皮膜(42)に形成された、1つ以上の蛇状冷却流チャネル(40)またはU字状冷却流チャネル(40)を含む、請求項3に記載の製造方法(100)。
  6. 前記冷却ネットワーク(41)が、前記基板(32)に形成された1つ以上の分配ヘッダ(52、54)を含む、請求項3に記載の製造方法(100)。
  7. 外面(34)および内面(36)を備える基板(32)であって、前記内面(36)が少なくとも1つの内部空間(38)を形成し、前記基板(32)が、前記基板(32)の一部に形成された1つ以上の溝(60)を含み、各溝(60)が少なくとも部分的に前記基板(32)に沿って延在し、1つ以上の冷却供給入口(66)が、前記溝(60)を内部空間(38)と流体連通して接続するように前記基板(32)のそれぞれの溝(60)の基部(61)を通じて形成される、基板(32)と、
    前記基板(32)の少なくとも一部に配置された1つ以上の皮膜(42)であって、1つ以上の溝(62)を内部に形成し、各溝(62)が、少なくとも部分的に前記1つ以上の皮膜(42)のうちの1つの外面(46)に沿って延在する、1つ以上の皮膜(42)と、
    前記1つ以上の皮膜(42)の最外側の皮膜(46)の少なくとも一部の上に配置されたカバー皮膜(44)であって、1つ以上の冷却出口(64)が、前記1つ以上の皮膜(42)の前記1つ以上の溝(62)を外部(65)に接続するように前記カバー皮膜(44)を通じて形成され、前記基板(32)、前記1つ以上の皮膜(42)、および前記カバー皮膜(44)が、部品(30、50、70、80)を冷却するための1つ以上の冷却流チャネル(40)から成る冷却用の冷却ネットワーク(41)を一緒に形成する、カバー皮膜(44)と、
    を備える部品(30、50、70、80)。
  8. 前記冷却ネットワーク(41)が、前記1つ以上の皮膜(42)に形成された1つ以上の交差チャネル(56)を含む、請求項7に記載の部品(30、50、70、80)。
  9. 前記冷却ネットワーク(41)が、前記1つ以上の皮膜(42)に形成された、1つ以上の蛇状冷却流チャネル(40)またはU字状冷却流チャネル(40)を含む、請求項7に記載の部品(30、50、70、80)。
  10. 前記冷却ネットワーク(41)が、前記基板(32)に形成された1つ以上の分配ヘッダ(52、54)を含む、請求項7に記載の部品(30、50、70、80)。
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