JP2015119933A - スリッパ - Google Patents

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容子 千葉
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Abstract

【課題】 衛生的で、しかも装着が容易なスリッパ、特にインナースリッパを提供する。【解決手段】 底部と足の甲を覆う部分に粒状の活性炭や、抗菌性物質を含む紙または不織布を用い、履き口部と底部の少なくともいずれかの周縁に、超弾性合金または形状記憶合金からなる線材が装着してスリッパを構成する。これによって、履き口が開いた状態となるので円滑に装着できる。また、抗菌性物質としては、銀、亜鉛、ヒノキチオールを使用することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、スリッパに関し、特に汎用のスリッパを履く際に、インナースリッパとして使用可能で、防臭などの対策を施したものに関する。
病院などの医療機関、ホテルなどの宿泊施設、学校などの公共機関においては、室内用の履物として、スリッパが用いられている。この多くは、足に接する側がウレタン系や塩化ビニル系の材料のシートで構成されている。
このため、発汗の多い夏季には、表面がベトつき、利用者にとっては快適なものではないばかりが、足白癬のような感染症の媒介となり、衛生上の問題となる可能性がある。これに対処するために、紙や不織布で構成された、使い捨てのインナースリッパや中敷きが用いられている。
例えば特許文献1には、吸水性の高い紙で構成され、踵乗せ部と爪先部とが連続的に形成され、爪先部の左右に足の甲の上に折り重ねることが可能な部分が設けられたインナースリッパが開示されている。これは一枚の紙からなるため、構造が比較的単純で、製造コストを低く抑えることができるという利点がある。
反面、簡単な構造であるため、使用に際しては、爪先の折り重ね部を、既存のスリッパにおける甲を覆う部分の内部に、予め装着しておく必要があり、装着した後に外れることがある。また、紙や不織布を靴の中敷きと同じ形状に構成し、スリッパの足裏が当接する面に、接着する形式のものもがあるが、この場合は、足の甲の部分や爪先が、スリッパに直接触れることになり、前記の衛生上の問題には、必ずしも十分には対処できない。
特開平9−75109号公報
従って、本発明の課題は、衛生的で、しかも装着が容易なスリッパ、特にインナースリッパを提供することにある。
本発明は、前記の課題に鑑み、スリッパを構成する材料と、履き口部の構造を再検討した結果なされたものである。
即ち、本発明は、底部と足の甲を覆う部分が粒状の活性炭を含む紙または不織布からなり、履き口部の周縁に弾性体からなる線材が装着されてなることを特徴とするスリッパである。
また、本発明は、前記底部の周縁に前記弾性体からなる線材が装着されてなることを特徴とする、前記のスリッパである。
また、本発明は、前記紙または不織布には、銀、亜鉛、ヒノキチオールから選ばれる抗菌機能を有する成分が含浸されてなることを特徴とする、前記のスリッパである。
また、本発明は、前記線材の少なくとも一部が、超弾性合金または形状記憶合金であることを特徴とする、前記のスリッパである。
前記特許文献1に開示されているインナースリッパは、左右の爪先部を折り重ねることで、履き口を形成するため、形状が不安定となり、簡単に装着できないという問題につながる。また、最初から履き口を形成したインナースリッパであっても、足の甲を覆う部分を紙や不織布のみで構成すると、その柔軟さのために、収納した状態などでは、足の甲を覆う部分が底部の方に重なって接触した状態となり、インナースリッパを履く際には、履き口を手で拡げる必要がある。
本発明に係るスリッパにおいては、履き口及び底部の周縁に芯材として弾性を有する線材が装着されているので、足の甲を覆う部分に外力が負荷されていない状態では、履き口が開放状態となり、そのまま装着できる。特に、NiTi合金からなる線材を用いると、スリッパを重ねた状態で収納してあっても、取り出すと直ちに履き口が開放状態となる。
NiTi合金は、結晶格子の各原子が拡散することなく別の結晶に変化するマルテンサイト変態によって、超弾性や形状記憶効果という極めて特異な性質を発現するため、大きく変形させても破損し難い眼鏡フレーム、歯列矯正ワイヤ、カテーテルなどの医療分野、ランジェリーなどの服飾分野、マイクロマシンのアクチュエータなどの様々な分野で用いられている。
つまり、このような特性を有する線材を履き口に装着することにより、収納によりスリッパにおける足の甲を覆う部分が押し潰され、線材が変形していても外力を除くと直ちに形状が復元するので、スリッパを履く際に、履き口を手で拡げる必要がない。
また、本発明に係るスリッパに用いる紙や不織布を、そのまま用いてスリッパを製作しても、前記の衛生上の問題は解消できる。しかし、紙や不織布に、活性炭のような脱臭効果を有する物質や、銀、亜鉛、ヒノキチオールのような抗菌作用を有する物質を混合したり、含浸したりすることで、感染症の予防効果や履き心地を向上できる。
ヒノキチオール(Hinokitiol)は、ヒバなどの植物に含まれる不飽和七員環化合物で、IUPAC命名法では、2−ヒドロキシ−4−イソプロピルシクロヘプタ−2,4,6−トリエン−1−オンである。これは、抗菌活性を発現することが知られ、医療品など用いられている。これは水には殆ど溶けないが、アルコールには可溶なのでアルコール溶液に、スリッパの材料となる紙や不織布を浸漬した後、アルコールを除くことで、スリッパに抗菌作用を付与することができる。
また、銀や亜鉛は、その機構が十分に解明されていないが、抗菌作用を有することが知られていて、粉末の状態や、それらのイオンを他の物質に担持させた状態で、本発明のスリッパに用いることができる。
本発明に係るスリッパの一例を示す斜視図。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るスリッパの一例を示す斜視図である。図1において、1はスリッパ、2は足の甲を覆う部分、3は底部、4は履き口、5a、5bは弾性線材からなる芯材である。
本発明においては、スリッパ1を構成する材料に紙や不織布を用いるが、紙であれば抄紙工程で紙繊維を水に分散させる際に、活性炭など、脱臭作用、抗菌作用を有する物質を加えることで、これらの物質を含むものを製造できる。また不織布は、紙と同様に、分散媒に短繊維を分散させる湿式法で製造することが可能なので、紙の場合と同様に、脱臭作用、抗菌作用を有するものが得られる。
そして、芯材5には、NiTi系の超弾性合金からなる、直径0.35mmの線材を用いる。芯材には、例えば紙とスチールからなるものを用いることもできる。これによって、使用の際に、履き口が開放状態となるスリッパが得られる。なお、この芯材には、直径が0.1mm程度の超弾性合金の線材を撚り合わせたものを用いることも可能で、天然繊維や、やはり0.1mm程度の直径に成形した、ナイロンなどの高分子材料の線材と超弾性合金の線材を撚り合わせたものを用いることも可能である。
以上に説明したように、本発明によれば、衛生的で、しかも装着が容易である、使い捨てのインナースリッパとしても使用可能なスリッパを提供することが可能となる。なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1…スリッパ 2…足の甲を覆う部分 3…底部 4…履き口
5a,5b…芯材

Claims (4)

  1. 底部と足の甲を覆う部分が粒状の活性炭を含む紙または不織布からなり、履き口部の周縁に弾性体からなる線材が装着されてなることを特徴とするスリッパ。
  2. 前記底部の周縁に前記弾性体からなる線材が装着されてなることを特徴とする、請求項1に記載のスリッパ。
  3. 前記紙または不織布には、銀、亜鉛、ヒノキチオールから選ばれる抗菌機能を有する成分が含浸されてなることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のスリッパ。
  4. 前記線材の少なくとも一部は、超弾性合金または形状記憶合金であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のスリッパ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220146377A (ko) * 2022-10-14 2022-11-01 심규영 편리성이 향상된 기내용 슬리퍼

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