JP2015118407A - データ配信システム、データ配信方法、ストレージ装置及びストレージプログラム - Google Patents

データ配信システム、データ配信方法、ストレージ装置及びストレージプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ配信の効率を向上させることができるデータ配信システム、データ配信方法、ストレージ装置及びストレージプログラムを提供する。【解決手段】データを保存するストレージ装置と、ストレージ装置に保存されたデータをキャッシュする複数のキャッシュ装置と、キャッシュされたデータを、利用可能な伝送速度で無線端末装置に送信する無線基地局装置と、を備えるデータ配信システムにおいて、データ配信システムでは、ストレージ装置が、送信に利用された伝送速度を示す情報と、ストレージ装置に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に無線基地局装置から収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、無線基地局装置に近い階層に配置されたキャッシュ装置にキャッシュさせる。【選択図】図1

Description

本発明は、データ配信システム、データ配信方法、ストレージ装置及びストレージプログラムに関する。
通信の信頼性を確保するための確認応答及び再送手段が定義され、ウィンドウ制御が行われる通信プロトコルを利用してデータ通信を行う場合、サーバ装置と無線基地局との間の遅延時間のためスループットが低下し、無線システムの伝送速度を十分に生かすことができないことがある。例えば、TCP(Transmission Control Protocol)のウィンドウサイズが64[KByte]であり、RTT(Round Trip Time)が12[msec]である場合、TCPのスループットは、42.7[Mbit/s](=64[KByte]×8/0.012[sec])となる。
データをキャッシュするための技術として、キャッシュするデータの更新又は削除をアクセス数に応じて行う技術が開示されている(特許文献1参照)。また、データをキャッシュする装置をアクセス数及びデータサイズに応じて決定する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特許第3999004号公報 特許第5103933号公報
しかしながら、データ配信システムは、データ配信の効率を向上させることができない、という問題がある。
本発明は、データ配信の効率を向上させることができるデータ配信システム、データ配信方法、ストレージ装置及びストレージプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、データを保存するストレージ装置と、前記ストレージ装置と無線端末装置との間の異なる階層に配置され、前記ストレージ装置に保存されたデータをキャッシュする複数のキャッシュ装置と、前記キャッシュ装置にキャッシュされたデータを、利用可能な伝送速度で前記無線端末装置に送信する無線基地局装置と、を備えるデータ配信システムにおいて、前記ストレージ装置が、送信に利用された前記伝送速度を示す情報と、前記ストレージ装置に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に前記無線基地局装置から収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、前記アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、前記無線基地局装置に近い前記階層に配置された前記キャッシュ装置にキャッシュさせるデータ配信システムである。
本発明の一態様は、前記ストレージ装置が、送信されたデータを前記総合点に応じてグループ分けし、所定点数以上の前記総合点に応じてグループ分けされたデータであり、かつ、同一のグループではサイズが大きいデータほど、前記無線基地局装置に近い階層に配置された前記キャッシュ装置にキャッシュさせるデータ配信システムである。
本発明の一態様は、データを保存するストレージ装置と、前記ストレージ装置と無線端末装置との間の異なる階層に配置され、前記ストレージ装置に保存されたデータをキャッシュする複数のキャッシュ装置と、前記キャッシュ装置にキャッシュされたデータを、利用可能な伝送速度で前記無線端末装置に送信する無線基地局装置と、を備えるデータ配信システムにおけるデータ配信方法であって、前記ストレージ装置が、送信に利用された前記伝送速度を示す情報と、前記ストレージ装置に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に前記無線基地局装置から収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、前記アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、前記無線基地局装置に近い前記階層に配置された前記キャッシュ装置にキャッシュさせるステップを有するデータ配信方法である。
本発明の一態様は、データを保存する記憶部と、キャッシュ装置にキャッシュされたデータを利用可能な伝送速度で無線端末装置に送信する無線基地局装置から、送信に利用された伝送速度を示す情報を収集する無線システム情報収集部と、前記記憶部に保存されたデータへのアクセス数を示す情報を、前記無線基地局装置から収集するアクセス数収集部と、送信に利用された前記伝送速度を示す情報と、前記記憶部に保存されたデータへのアクセス数を示す情報と、に基づいて、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、前記アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、前記無線基地局装置に近い階層に配置されたキャッシュ装置にキャッシュさせる演算部と、を備えるストレージ装置である。
本発明の一態様は、前記演算部が、送信されたデータを前記総合点に応じてグループ分けし、所定点数以上の前記総合点に応じてグループ分けされたデータであり、かつ、同一のグループではサイズが大きいデータほど、前記無線基地局装置に近い階層に配置された前記キャッシュ装置にキャッシュさせるストレージ装置である。
本発明の一態様は、ストレージ装置のコンピュータを、前記無線システム情報収集部と、前記アクセス数収集部と、前記演算部と、として機能させるためのストレージプログラムである。
本発明によれば、ストレージ装置が、送信に利用された伝送速度を示す情報と、ストレージ装置に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に無線基地局装置から収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、無線基地局装置に近い階層に配置されたキャッシュ装置にキャッシュさせる。これにより、データ配信システム、データ配信方法、ストレージ装置及びストレージプログラムは、データ配信の効率を向上させることができる。
実施形態における、データ配信システムの構成を示す図である。 実施形態における、ストレージ装置の構成を示す図である。 実施形態における、配信部の動作を示すフローチャートである。 実施形態における、演算部の動作を示すフローチャートである。 実施形態における、配信部の動作を示すフローチャートである。 実施形態における、無線システムと伝送速度との対応付けを示す図である。 実施形態における、評価点の総合点を示す図である。 実施形態における、グループと総合点との対応付けを示す図である。 実施形態における、グループ分けを示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、実施形態における、データ配信システムの構成を示す図である。本実施形態に係るデータ配信システム100は、ストレージ装置10と、エッジキャッシュ装置20と、エッジキャッシュ装置21と、ローカルキャッシュ装置30と、ローカルキャッシュ装置31と、ローカルキャッシュ装置32と、無線制御装置40と、無線制御装置41と、無線制御装置42と、無線基地局装置50aと、無線基地局装置50bと、無線基地局装置50cと、無線基地局装置51aと、無線基地局装置51bと、無線基地局装置51cと、無線基地局装置52aと、無線基地局装置52bと、無線基地局装置52cと、無線端末装置60aと、無線端末装置61bと、無線端末装置62cとを備える。データ配信システム100は、これらの装置のうち少なくとも一つを、更に備えてもよい。
データ配信システム100のネットワーク構成には、階層がある。ストレージ装置10は、第1階層に配置される。エッジキャッシュ装置20及び21は、第2階層に配置される。ローカルキャッシュ装置30、31及び32は、第3階層に配置される。第2階層と第3階層との間には、さらに多くの階層があってもよい。この場合、第2階層と第3階層との間の階層には、データをキャッシュするキャッシュ装置が更に配置される。無線制御装置40、41及び42は、第4階層に配置される。無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cは、第5階層に配置される。無線端末装置60a、61b及び62cは、第6階層に配置される。
データ配信システム100の各装置は、自装置の隣の階層に配置された他装置と、データの送受信が直接的に可能である。例えば、ストレージ装置10は、エッジキャッシュ装置20及びエッジキャッシュ装置21と、データの送受信が可能である。
エッジキャッシュ装置20は、ストレージ装置10及びローカルキャッシュ装置30の間で、データの送受信が可能である。エッジキャッシュ装置20は、ストレージ装置10及びローカルキャッシュ装置31の間で、データの送受信が可能である。エッジキャッシュ装置21は、ストレージ装置10及びローカルキャッシュ装置32の間で、データの送受信が可能である。
ローカルキャッシュ装置30は、エッジキャッシュ装置20及び無線制御装置40の間で、データの送受信が可能である。ローカルキャッシュ装置31は、エッジキャッシュ装置20及び無線制御装置41の間で、データの送受信が可能である。ローカルキャッシュ装置32は、エッジキャッシュ装置21及び無線制御装置42の間で、データの送受信が可能である。
無線制御装置40は、ローカルキャッシュ装置30及び無線基地局装置50aの間で、データの送受信が可能である。無線制御装置40は、ローカルキャッシュ装置30及び無線基地局装置50bの間で、データの送受信が可能である。無線制御装置40は、ローカルキャッシュ装置30及び無線基地局装置50cの間で、データの送受信が可能である。
無線制御装置41は、ローカルキャッシュ装置31及び無線基地局装置51aの間で、データの送受信が可能である。無線制御装置41は、ローカルキャッシュ装置31及び無線基地局装置51bの間で、データの送受信が可能である。無線制御装置41は、ローカルキャッシュ装置31及び無線基地局装置51cの間で、データの送受信が可能である。
無線制御装置42は、ローカルキャッシュ装置32及び無線基地局装置52aの間で、データの送受信が可能である。無線制御装置42は、ローカルキャッシュ装置32及び無線基地局装置52bの間で、データの送受信が可能である。無線制御装置42は、ローカルキャッシュ装置32及び無線基地局装置52cの間で、データの送受信が可能である。
無線基地局装置50aは、無線システムaに基づく無線通信が可能な無線端末装置60aと、無線制御装置40との間で、データの送受信が可能である。無線基地局装置50bは、無線システムbに基づく無線通信が可能な無線端末装置61bと、無線制御装置40との間で、データの送受信が可能である。無線基地局装置50cは、無線システムcに基づく無線通信が可能な無線端末装置62cと、無線制御装置40との間で、データの送受信が可能である。
無線基地局装置51aは、無線システムaに基づく無線通信が可能な無線端末装置60aと、無線制御装置41との間で、データの送受信が可能である。無線基地局装置51bは、無線システムbに基づく無線通信が可能な無線端末装置61bと、無線制御装置41との間で、データの送受信が可能である。無線基地局装置51cは、無線システムcに基づく無線通信が可能な無線端末装置62cと、無線制御装置41との間で、データの送受信が可能である。
無線基地局装置52aは、無線システムaに基づく無線通信が可能な無線端末装置60aと、無線制御装置42との間で、データの送受信が可能である。無線基地局装置51bは、無線システムbに基づく無線通信が可能な無線端末装置61bと、無線制御装置42との間で、データの送受信が可能である。無線基地局装置52cは、無線システムcに基づく無線通信が可能な無線端末装置62cと、無線制御装置42との間で、データの送受信が可能である。
また、データ配信システム100では、各装置が、受信したデータを自装置の隣の階層の他装置に転送することで、隣り合わない階層に配置された装置の間でも、データの送受信が間接的に可能である。
ストレージ装置10は、配信要求信号に応じて無線端末装置60a、61b及び62cの少なくとも一つに送信されるデータを記憶して、自装置内に保存する。ストレージ装置10は、送信に利用された伝送速度を示す情報を、送信されたデータ毎に無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cから収集する。ストレージ装置10は、ストレージ装置10に保存されたデータへのアクセス数を示す情報を、送信されたデータ毎に無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cから収集する。
ストレージ装置10は、高い伝送速度を利用して送信されるデータほど、高い評価点を付与する。ストレージ装置10は、アクセス数が多いデータほど、高い評価点を付与する。
ストレージ装置10は、評価点の総合点が高いデータほど、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cに近い階層に配置されたキャッシュ装置(例えば、ローカルキャッシュ装置30)にキャッシュさせる。
以下、エッジキャッシュ装置20、エッジキャッシュ装置21、ローカルキャッシュ装置30、ローカルキャッシュ装置31、又は、ローカルキャッシュ装置32を、「キャッシュ装置」という。キャッシュ装置は、例えば、サーバ装置である。
図2は、実施形態における、ストレージ装置10の構成を示す図である。ストレージ装置10は、送受信部11と、配信部12と、記憶部13と、演算部14と、無線システム情報収集部15と、アクセス数収集部16とを備える。
送受信部11は、無線端末装置60a、61b又は62cから、無線制御装置40及びキャッシュ装置を介して、配信要求信号を受信する。配信要求信号は、記憶部13に保存されているデータ、又は、キャッシュ装置にキャッシュされたデータを配信する要求を示す信号である。送受信部11は、配信要求信号に応じて配信部12が選択した配信元を示す識別情報を、配信要求信号を送信した無線端末装置60a、61b又は62cに送信する。配信元がキャッシュ装置である場合、識別情報は、キャッシュ装置を示す。配信元が記憶部13である場合、識別情報は、ストレージ装置10を示す。送受信部11は、配信部12による制御により、キャッシュ装置、無線端末装置60a、61b又は62cにデータを送信する。
配信部12は、記憶部13に保存されたデータを、演算部14が実行した演算の結果に基づいてキャッシュ装置に送信する。送信されたデータは、このキャッシュ装置にキャッシュされる。配信部12は、キャッシュ装置にキャッシュされたデータを、演算部14が実行した演算の結果に基づいて削除してもよい。
配信部12は、無線制御装置40、41又は42を介して送受信部11が配信要求信号を受信した場合、配信要求信号を送信した無線端末装置60a、61b又は62cに対して、キャッシュ装置又は記憶部13のいずれからデータを配信するかを判定する。つまり、配信部12は、データを配信する最適な配信元を選択する。
配信部12は、キャッシュ装置からデータを配信すると判定した場合、配信元となるキャッシュ装置を選択する。配信部12は、選択したキャッシュ装置を示す識別情報を、配信要求信号を送信した無線端末装置60a、61b又は62cに向けて、送受信部11を介して通知する。一方、配信部12は、記憶部13からデータを配信すると判定した場合、ストレージ装置10を示す識別情報を、配信要求信号を送信した無線端末装置60a、61b又は62cに向けて、送受信部11を介して通知する。配信部12は、記憶部13に保存されているデータを、配信要求信号を送信した無線端末装置60a、61b又は62cに向けて、送受信部11を介して送信する。
図3は、実施形態における、配信部12の動作を示すフローチャートである。
配信部12は、配信要求信号を送受信部11から取得する(ステップS010)。
配信部12は、データを配信する最適な配信元を選択する(ステップS020)。
配信部12は、配信元を示す識別情報を、配信要求信号を送信した無線端末装置60a、61b又は62cに通知する(ステップS030)。
図2に戻り、実施形態における、ストレージ装置10の構成の説明を続ける。配信部12は、配信要求された対象データ(以下、「配信要求対象データ」という。)を示す情報を、無線制御装置40、42又は42毎に、配信要求信号から抽出する。配信要求対象データを示す情報は、例えば、データA、データB、データCのように表現される。
配信部12は、配信要求対象データを送信する際に利用される無線システムを示す情報を、配信要求対象データ毎に、配信要求信号から抽出する。無線システムを示す情報は、例えば、無線方式の種類を示す情報、利用周波数帯域を示す情報、変調方式を示す情報、及び、伝送速度を示す情報を含む。配信部12は、無線システムを示す情報と、配信要求対象データを示す情報とを、演算部14に出力する。
記憶部13は、配信されるデータを記憶する。配信されるデータは、例えば、デジタルコンテンツデータである。
演算部14は、無線システムを示す情報を、無線システム情報収集部15に記憶させる。演算部14は、配信要求対象データを示す情報を、アクセス数収集部16に記憶させる。
無線システム情報収集部15は、無線システムを示す情報を記憶する。無線システム情報収集部15は、無線システムを示す情報を新たに取得した場合、無線システムを示す情報を、新たに取得した最新の情報に更新する。無線システム情報収集部15は、無線システムを示す最新の情報を、演算部14による制御に応じて演算部14に出力する。
アクセス数収集部16は、配信要求対象データを示す情報を記憶する。アクセス数収集部16は、配信要求対象データを示す情報を新たに取得した場合、配信要求対象データ度を示す情報を最新の情報に更新する。アクセス数収集部16は、配信要求対象データへのアクセス数を計数する。アクセス数収集部16は、配信要求対象データへのアクセス数を示す情報を、演算部14による制御に応じて演算部14に出力する。
次に、データをキャッシュするキャッシュ装置をストレージ装置10が変更する場合について説明する。
演算部14は、無線システムを示す最新の情報を、無線システム情報収集部15から取得する。演算部14は、配信要求対象データへのアクセス数を示す最新の情報を、アクセス数収集部16から取得する。
演算部14は、配信要求対象データが送信される際に利用された無線システム毎に、評価点を算出する。この場合、演算部14は、伝送速度が速い無線システムほど、高い評価点が付与されるように定められた重み付けに基づいて、評価点を算出する。演算部14は、配信要求対象データ毎に、評価点の総合点を算出する。算出方法の詳細については、図7及び図9を用いて後述する。演算部14は、評価点の総合点を、無線制御装置40、41又は42毎に配信部12に出力する。
配信部12は、配信要求対象データをキャッシュするキャッシュ装置を、評価点の総合点に基づいて、配信要求対象データ毎に変更する。
図4は、実施形態における、演算部14の動作を示すフローチャートである。
演算部14は、無線システムを示す情報と、配信要求対象データを示す情報とを、配信部12から取得する(ステップS110)。
演算部14は、無線システムを示す情報を、無線システム情報収集部15に記憶させる。演算部14は、配信要求対象データを示す情報を、アクセス数収集部16に記憶させる(ステップS120)。
演算部14は、無線システムを示す最新の情報を、無線システム情報収集部15から取得する。演算部14は、配信要求対象データへのアクセス数を示す最新の情報を、アクセス数収集部16から取得する(ステップS130)。
演算部14は、無線システムを示す最新の情報と、配信要求対象データへのアクセス数を示す最新の情報と、に基づいて、配信要求対象データが送信される際に利用された無線システム毎に、評価点を算出する。演算部14は、評価点の総合点を配信要求対象データ毎に算出する(ステップS140)。
演算部14は、算出した評価点を示す情報を、配信要求対象データ毎に配信部12に出力する。演算部14は、評価点の総合点を示す情報を、配信要求対象データ毎に配信部12に出力してもよい(ステップS150)。
図5は、実施形態における、配信部の動作を示すフローチャートである。
配信部12は、算出した評価点を示す情報を、演算部14から取得する(ステップS200)。
配信部12は、付与された評価点に応じて配信要求対象データの順位に入れ替わりが有るか否か、を判定する(ステップS210)。入れ替わりが有る場合(ステップS210:YES)、配信部12は、配信要求対象データを記憶するキャッシュ装置を、他のキャッシュ装置に変更する。一方、入れ替わりが無い場合(ステップS210:NO)、配信部12は、処理を終了する。
図6は、実施形態における、無線システムと伝送速度との対応付けを示す図である。演算部14又は記憶部13は、図6に示すデータテーブルを予め記憶する。無線システムaは、伝送速度「1[Gbit/s]」で無線通信が可能である。無線システムaは、例えば、無線LAN(Local Area Network)システムである。無線システムbは、伝送速度「400[Mbit/s]」で無線通信が可能である。無線システムbは、例えば、近距離無線転送技術に基づく無線システムである。無線システムbは、例えば、「TransferJet(登録商標)」である。無線システムcは、伝送速度「100[Mbit/s]」で無線通信が可能である。
図7は、実施形態における、評価点の総合点を示す図である。演算部14は、無線システムを示す最新の情報と、配信要求対象データへのアクセス数を示す最新の情報と、に基づいて、配信要求対象データが送信される際に利用された無線システム毎に、評価点を算出する。演算部14は、配信要求対象データ毎に、評価点の総合点を算出する。
演算部14は、無線システムを示す最新の情報に含まれる、伝送速度を示す情報と、配信要求対象データへのアクセス数を示す最新の情報と、に基づいて、配信要求対象データ及び全アクセス数を、無線制御装置40、41又は42毎に算出する。アクセス数とは、配信要求信号が送信された回数である。
図7に示されているように、無線制御装置40から配信要求対象データ「データA」への全アクセス数は、「1000」回である。無線制御装置40から配信要求対象データ「データB」への全アクセス数は、「500」回である。無線制御装置40から配信要求対象データ「データC」への全アクセス数は、「400」回である。無線制御装置42から配信要求対象データ「データA」への全アクセス数は、「1000」回である。無線制御装置42から配信要求対象データ「データB」への全アクセス数は、「500」回である。無線制御装置42から配信要求対象データ「データC」への全アクセス数は、「400」回である。
演算部14は、無線システムを示す最新の情報と、配信要求対象データへのアクセス数を示す最新の情報と、に基づいて、アクセス数を無線システム毎に算出する。図7に示されているように、無線システムaを利用して無線制御装置40から送信する場合、「データA」へのアクセス数は、「100」回である。無線システムbを利用して無線制御装置40から送信する場合、「データA」へのアクセス数は、「200」回である。無線システムcを利用して無線制御装置40から送信する場合、「データA」へのアクセス数は、「700」回である。
演算部14は、配信要求対象データ「データB」及び「データB」についても同様に、無線システム毎のアクセス数を算出する。また、演算部14は、無線制御装置42についても同様に、無線システム毎のアクセス数を算出する。
演算部14は、伝送速度(図6を参照)が速い無線システムほど高い評価点になるよう、重みづけを定める。図7では、演算部14は、無線システムaに重み付け「1.0」を付与する。演算部14は、無線システムbに重み付け「0.4」を付与する。演算部14は、無線システムcに重み付け「0.1」を付与する。演算部14は、無線システム毎のアクセス数に重み付けを乗算することにより、無線システム毎の評価点を、配信要求対象データ毎に算出する。
演算部14は、無線システムaを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データA」について、評価点を「100」点と算出する。演算部14は、無線システムbを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データA」について、評価点を「80」点と算出する。演算部14は、無線システムcを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データA」について、評価点を「70」点と算出する。演算部14は、無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データA」について、評価点の総合点を「250」点と算出する。
演算部14は、無線システムaを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データB」について、評価点を「400」点と算出する。演算部14は、無線システムbを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データB」について、評価点を「36」点と算出する。演算部14は、無線システムcを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データB」について、評価点を「71」点と算出する。演算部14は、無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データB」について、評価点の総合点を「437」点と算出する。
演算部14は、無線システムaを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データC」について、評価点を「300」点と算出する。演算部14は、無線システムbを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データB」について、評価点を「20」点と算出する。演算部14は、無線システムcを利用して無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データC」について、評価点を「5」点と算出する。演算部14は、無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データC」について、評価点の総合点を「325」点と算出する。
演算部14は、無線制御装置41及び42についても同様に、評価点の総合点を算出する。演算部14は、配信要求対象データ毎の評価点の総合点を示す情報を、無線制御装置40、41又は42毎に、配信部12に出力する。
配信部12は、配信要求対象データ毎の評価点の総合点を示す情報に基づいて、配信要求対象データをキャッシュするキャッシュ装置を選択する。図7では、配信部12は、評価点が最も高い配信要求対象データ「データB」を、無線制御装置40に最も近い階層に配置されたローカルキャッシュ装置30にキャッシュさせる。配信部12は、配信要求対象データ「データB」の次に評価点が高い「データC」を、ローカルキャッシュ装置30の次に無線制御装置40に近い階層に配置されたエッジキャッシュ装置20にキャッシュさせる。配信部12は、配信要求対象データ「データC」の次に評価点が高い「データA」を、エッジキャッシュ装置20の次に無線制御装置40に近い階層に配置されたストレージ装置10に保存したままとする。
同様に、配信部12は、評価点が最も高い配信要求対象データ「データC」を、無線制御装置42に最も近い階層に配置されたローカルキャッシュ装置32にキャッシュさせる。配信部12は、配信要求対象データ「データC」の次に評価点が高い「データB」を、ローカルキャッシュ装置32の次に無線制御装置42に近い階層に配置されたエッジキャッシュ装置21にキャッシュさせる。配信部12は、配信要求対象データ「データB」の次に評価点が高い「データA」を、エッジキャッシュ装置21の次に無線制御装置42に近い階層に配置されたストレージ装置10に保存したままとする。
図8は、実施形態における、グループと総合点との対応付けを示す図である。グループ0は、評価点の総合点「0〜99」点に対応付けられている。グループ1は、評価点の総合点「100〜199」点に対応付けられている。グループ2は、評価点の総合点「200〜299」点に対応付けられている。グループ3は、評価点の総合点「300〜399」点に対応付けられている。グループ4は、評価点の総合点「400〜499」点に対応付けられている。
図9は、実施形態における、グループ分けを示す図である。図7と比較して、図9には、項目「データサイズ」と、項目「グループ」とが追加されている。図9では、配信要求対象データ「データA」のデータサイズは、1000[MByte]である。配信要求対象データ「データB」のデータサイズは、350[MByte]である。配信要求対象データ「データC」のデータサイズは、150[MByte]である。
演算部14は、グループと総合点との対応付け(図8を参照)に基づいて、配信要求対象データをグループ分けする。演算部14は、無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データA」を、グループ「2」に分類する。演算部14は、無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データB」を、グループ「4」に分類する。演算部14は、無線制御装置40から送信される配信要求対象データ「データC」を、グループ「3」に分類する。
したがって、無線制御装置40については、配信要求対象データ「データA」が分類されたグループと、配信要求対象データ「データB」が分類されたグループと、配信要求対象データ「データC」が分類されたグループとが異なっている。この場合、配信部12は、配信要求対象データ毎の評価点の総合点を示す情報に基づいて、配信要求対象データをキャッシュするキャッシュ装置を選択する。
配信部12は、評価点が最も高い配信要求対象データ「データB」を、無線制御装置40に最も近い階層に配置されたローカルキャッシュ装置30にキャッシュさせる。配信部12は、配信要求対象データ「データB」の次に評価点が高い「データC」を、ローカルキャッシュ装置30の次に無線制御装置40に近い階層に配置されたエッジキャッシュ装置20にキャッシュさせる。配信部12は、配信要求対象データ「データC」の次に評価点が高い「データA」を、エッジキャッシュ装置20の次に無線制御装置40に近い階層に配置されたストレージ装置10に保存したままとする。
演算部14は、無線制御装置42から送信される配信要求対象データ「データA」を、グループ「2」に分類する。演算部14は、無線制御装置42から送信される配信要求対象データ「データB」を、グループ「2」に分類する。演算部14は、無線制御装置42から送信される配信要求対象データ「データC」を、グループ「2」に分類する。
したがって、無線制御装置42については、配信要求対象データ「データA」が分類されたグループと、配信要求対象データ「データB」が分類されたグループと、配信要求対象データ「データC」が分類されたグループとが同じである。この場合、配信部12は、配信要求対象データ毎のデータサイズを示す情報に基づいて、配信要求対象データをキャッシュするキャッシュ装置を選択する。
図9では、配信部12は、データサイズが最も大きい配信要求対象データ「データA」を、無線制御装置42に最も近い階層に配置されたローカルキャッシュ装置30にキャッシュさせる。配信部12は、配信要求対象データ「データA」の次にデータサイズが大きい「データB」を、ローカルキャッシュ装置32の次に無線制御装置42に近い階層に配置されたエッジキャッシュ装置21にキャッシュさせる。配信部12は、配信要求対象データ「データB」の次にデータサイズが大きい「データC」を、エッジキャッシュ装置21の次に無線制御装置42に近い階層に配置されたストレージ装置10に保存したままとする。
以上のように、データを保存するストレージ装置10と、ストレージ装置10と無線端末装置60a、61b及び62cとの間の異なる階層に配置され、ストレージ装置10に保存されたデータをキャッシュする複数のキャッシュ装置(例えば、エッジキャッシュ装置20、ローカルキャッシュ装置30)と、キャッシュ装置にキャッシュされたデータを、利用可能な伝送速度で無線端末装置60a、61b及び62cに送信する無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cと、を備えるデータ配信システム100において、本実施形態に係るデータ配信システム100では、ストレージ装置10が、送信に利用された伝送速度を示す情報と、ストレージ装置10に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cから収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cに近い階層に配置されたキャッシュ装置(例えば、ローカルキャッシュ装置30)にキャッシュさせる。
データを保存するストレージ装置10と、ストレージ装置10と無線端末装置60a、61b及び62cとの間の異なる階層に配置され、ストレージ装置10に保存されたデータをキャッシュする複数のキャッシュ装置(例えば、エッジキャッシュ装置20、ローカルキャッシュ装置30)と、キャッシュ装置にキャッシュされたデータを、利用可能な伝送速度で無線端末装置60a、61b及び62cに送信する無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cと、を備えるデータ配信システム100におけるデータ配信方法であって、本実施形態に係るデータ配信方法では、ストレージ装置10が、送信に利用された伝送速度を示す情報と、ストレージ装置10に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cから収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cに近い階層に配置されたキャッシュ装置(例えば、ローカルキャッシュ装置30)にキャッシュさせるステップを有する。
この構成により、ストレージ装置10が、送信に利用された伝送速度を示す情報と、ストレージ装置10に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cから収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cに近い階層に配置されたキャッシュ装置(例えば、ローカルキャッシュ装置30)にキャッシュさせる。ストレージ装置10は、伝送速度も考慮するので、アクセス数が最も多いデータを、キャッシュ装置に必ずしもキャッシュさせる訳ではない。
これにより、本実施形態に係るデータ配信システム100及びデータ配信方法は、データ配信の効率を向上させることができる。
本実施形態に係るストレージ装置10が、送信されたデータを総合点に応じてグループ分けし、所定点数以上の総合点に応じてグループ分けされたデータであり、かつ、同一のグループではサイズが大きいデータほど、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cに近い階層に配置されたキャッシュ装置(例えば、ローカルキャッシュ装置30)にキャッシュさせる。
本実施形態に係るストレージ装置10は、データを保存する記憶部13と、キャッシュ装置にキャッシュされたデータを利用可能な伝送速度で無線端末装置60a、61b及び62cに送信する無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cから、送信に利用された伝送速度を示す情報を収集する無線システム情報収集部15と、記憶部13に保存されたデータへのアクセス数を示す情報を、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cから収集するアクセス数収集部16と、送信に利用された伝送速度を示す情報と、記憶部に保存されたデータへのアクセス数を示す情報と、に基づいて、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cに近い階層に配置されたキャッシュ装置(例えば、ローカルキャッシュ装置30)にキャッシュさせる演算部14と、を備える。
これにより、本実施形態に係るストレージ装置10は、データ配信の効率を向上させることができる。
演算部14が、送信されたデータを総合点に応じてグループ分けし、所定点数以上の総合点に応じてグループ分けされたデータであり、かつ、同一のグループではサイズが大きいデータほど、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cに近い階層に配置されたキャッシュ装置(例えば、ローカルキャッシュ装置30)にキャッシュさせる。
上記の特許文献2に係るシステムでは、容量の大きいデータには、低い評価点が付与されている。これは、キャッシュされるデータの容量が大きい場合、キャッシュするサーバ装置に置くことができるデータの数が減少してしまうので、結果的にヒット率が低くなることを防止するためである。
一方、本実施形態に係るデータ配信システム100では、非接触高速無線でデータ伝送を行う場合、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b又は52cと、無線端末装置60a、61b又は62cとが、1対1で無線通信を実行する。本実施形態に係るデータ配信システム100は、容量の大きいデータほど、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cの近くの階層に配置するよう、重みづけを付与する。本実施形態に係るデータ配信システム100は、容量の大きいデータには、重みづけに応じて、高い評価点を付与する。
これにより、本実施形態に係るデータ配信システム100は、データの受信に必要な通信時間を短くすることができる。本実施形態に係るデータ配信システム100は、無線基地局装置50a、50b、50c、51a、51b、51c、52a、52b及び52cの利用の回転率を、向上させることができる。つまり、本実施形態に係るストレージプログラムは、データ配信の効率を向上させることができる。
本実施形態に係るストレージプログラムは、ストレージ装置10のコンピュータを、無線システム情報収集部15と、アクセス数収集部16と、演算部14と、として機能させるためのプログラムである。
これにより、本実施形態に係るストレージプログラムは、データ配信の効率を向上させることができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の実施形態に係るデータ配信システム100の各装置は、コンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
つまり、上述した実施形態に係るデータ配信システム100の各装置をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
10…ストレージ装置、11…送受信部、12…配信部、13…記憶部、14…演算部、15…無線システム情報収集部、16…アクセス数収集部、20…エッジキャッシュ装置、21…エッジキャッシュ装置、30…ローカルキャッシュ装置、31…ローカルキャッシュ装置、32…ローカルキャッシュ装置、40…無線制御装置、41…無線制御装置、42…無線制御装置、50a…無線基地局装置、50b…無線基地局装置、50c…無線基地局装置、51a…無線基地局装置、51b…無線基地局装置、51c…無線基地局装置、52a…無線基地局装置、52b…無線基地局装置、52c…無線基地局装置、60a…無線端末装置、61b…無線端末装置、62c…無線端末装置、100…データ配信システム

Claims (6)

  1. データを保存するストレージ装置と、前記ストレージ装置と無線端末装置との間の異なる階層に配置され、前記ストレージ装置に保存されたデータをキャッシュする複数のキャッシュ装置と、前記キャッシュ装置にキャッシュされたデータを、利用可能な伝送速度で前記無線端末装置に送信する無線基地局装置と、を備えるデータ配信システムにおいて、
    前記ストレージ装置は、送信に利用された前記伝送速度を示す情報と、前記ストレージ装置に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に前記無線基地局装置から収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、前記アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、前記無線基地局装置に近い前記階層に配置された前記キャッシュ装置にキャッシュさせるデータ配信システム。
  2. 前記ストレージ装置は、送信されたデータを前記総合点に応じてグループ分けし、所定点数以上の前記総合点に応じてグループ分けされたデータであり、かつ、同一のグループではサイズが大きいデータほど、前記無線基地局装置に近い階層に配置された前記キャッシュ装置にキャッシュさせる請求項1に記載のデータ配信システム。
  3. データを保存するストレージ装置と、前記ストレージ装置と無線端末装置との間の異なる階層に配置され、前記ストレージ装置に保存されたデータをキャッシュする複数のキャッシュ装置と、前記キャッシュ装置にキャッシュされたデータを、利用可能な伝送速度で前記無線端末装置に送信する無線基地局装置と、を備えるデータ配信システムにおけるデータ配信方法であって、
    前記ストレージ装置が、送信に利用された前記伝送速度を示す情報と、前記ストレージ装置に保存されたデータへのアクセス数を示す情報とを、送信されたデータ毎に前記無線基地局装置から収集し、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、前記アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、前記無線基地局装置に近い前記階層に配置された前記キャッシュ装置にキャッシュさせるステップ
    を有するデータ配信方法。
  4. データを保存する記憶部と、
    キャッシュ装置にキャッシュされたデータを利用可能な伝送速度で無線端末装置に送信する無線基地局装置から、送信に利用された伝送速度を示す情報を収集する無線システム情報収集部と、
    前記記憶部に保存されたデータへのアクセス数を示す情報を、前記無線基地局装置から収集するアクセス数収集部と、
    送信に利用された前記伝送速度を示す情報と、前記記憶部に保存されたデータへのアクセス数を示す情報と、に基づいて、高い伝送速度を利用して送信されたデータほど高い評価点を付与し、かつ、前記アクセス数が多いデータほど高い評価点を付与し、評価点の総合点が高いデータほど、前記無線基地局装置に近い階層に配置されたキャッシュ装置にキャッシュさせる演算部と、
    を備えるストレージ装置。
  5. 前記演算部は、送信されたデータを前記総合点に応じてグループ分けし、所定点数以上の前記総合点に応じてグループ分けされたデータであり、かつ、同一のグループではサイズが大きいデータほど、前記無線基地局装置に近い階層に配置された前記キャッシュ装置にキャッシュさせる請求項4に記載のストレージ装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のストレージ装置のコンピュータを、
    前記無線システム情報収集部と、
    前記アクセス数収集部と、
    前記演算部と、
    として機能させるためのストレージプログラム。
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