JP2015115629A - Speaker - Google Patents
Speaker Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015115629A JP2015115629A JP2013253937A JP2013253937A JP2015115629A JP 2015115629 A JP2015115629 A JP 2015115629A JP 2013253937 A JP2013253937 A JP 2013253937A JP 2013253937 A JP2013253937 A JP 2013253937A JP 2015115629 A JP2015115629 A JP 2015115629A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- speaker
- base member
- thread
- actuator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
Abstract
Description
本発明は、音を発生するスピーカに関する。 The present invention relates to a speaker that generates sound.
一般に、スピーカは、永久磁石の近傍に配置されたボイスコイルに音声信号が与えられ、ボイスコイルに連結された振動板が振動することにより音を発生する。このように一般的なスピーカは永久磁石を備えるが、永久磁石は比較的重量が重く、また、永久磁石にはネオジムなどのレアアースが使用される。このため、近年、永久磁石を用いないスピーカが望まれている。 Generally, in a speaker, a sound signal is generated when a voice signal is given to a voice coil arranged in the vicinity of a permanent magnet, and a diaphragm connected to the voice coil vibrates. As described above, a general speaker includes a permanent magnet. However, the permanent magnet is relatively heavy, and a rare earth such as neodymium is used for the permanent magnet. For this reason, in recent years, a speaker that does not use a permanent magnet has been desired.
このような永久磁石を用いないスピーカとして、従来より、圧電素子(ピエゾ素子)を用いた圧電型スピーカが知られている(例えば、特許文献1参照。)。図16は、一般的な圧電型スピーカ91の主な構造を示す図である。図16に示すように、圧電型スピーカ91は、振動板93に比較的薄い板状の圧電素子部92を接着剤などで貼り付けた構造を有している。圧電素子部92としては、1個の圧電素子を用いた構造のモノモルフ型、及び、2個の圧電素子を貼り合わせた構造のバイモルフ型などがある。
As such a speaker not using a permanent magnet, a piezoelectric speaker using a piezoelectric element (piezo element) has been conventionally known (see, for example, Patent Document 1). FIG. 16 is a diagram showing a main structure of a general
ところで、上述したような一般的な圧電型スピーカ91は、振動板93に圧電素子部92を貼り付けた構造であるため、振動板93が自由に振動する部分が少なく、また、振動板93の共振を助長しやすい。このため一般に、圧電型スピーカ91は、スピーカとして望ましい音質(周波数特性)を有さない。また、圧電型スピーカ91は、振動板93に対する圧電素子部92の配置の自由度が低いため、振動板93と圧電素子部92との配置を変更して音質調整を行うことも難しい。
By the way, the general
このため、永久磁石を用いず、かつ、音質調整を容易に行うことができるスピーカが望まれていた。 For this reason, a speaker that does not use a permanent magnet and can easily adjust the sound quality has been desired.
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、音質調整を容易に行うことができるスピーカを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a speaker capable of easily adjusting sound quality.
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、スピーカであって、ベース部材と、振動して音を発生する振動板と、前記ベース部材と前記振動板との相互間に配置され、与えられた電圧に応じて前記長手方向に伸縮する積層圧電アクチュエータと、を備え、前記積層圧電アクチュエータは、前記長手方向の一端が前記ベース部材に、他端が前記振動板にそれぞれ接触し、前記長手方向に伸縮することで前記振動板を振動させる。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention of
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のスピーカにおいて、前記振動板は、素材が異なる複数の板材を含む。 According to a second aspect of the present invention, in the speaker according to the first aspect, the diaphragm includes a plurality of plate materials made of different materials.
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載のスピーカにおいて、一端が前記ベース部材、他端が前記振動板にそれぞれ固定され、前記ベース部材と前記振動板とを結合する結合部材、をさらに備えている。 According to a third aspect of the present invention, in the loudspeaker according to the first or second aspect, a coupling member that couples the base member and the diaphragm with one end fixed to the base member and the other end fixed to the diaphragm. , Is further provided.
また、請求項4の発明は、請求項1または2に記載のスピーカにおいて、前記ベース部材から前記振動板の側に突出して設けられ、第1ネジ山が形成された円筒状の第1突出部と、前記振動板から前記ベース部材の側に突出して設けられ、第2ネジ山が形成された円筒状の第2突出部と、をさらに備え、前記第1ネジ山と前記第2ネジ山とを係合させることで、前記ベース部材と前記振動板とが結合される。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the speaker according to the first or second aspect, wherein the first protruding portion having a cylindrical shape is provided so as to protrude from the base member toward the diaphragm, and has a first thread. And a cylindrical second projecting portion provided to project from the diaphragm toward the base member and having a second thread formed thereon, the first thread and the second thread. By engaging the base member, the base member and the diaphragm are coupled.
また、請求項5の発明は、請求項1または2に記載のスピーカにおいて、前記ベース部材から前記振動板の側に突出して設けられ、第1ネジ山が形成された円筒状の第1突出部と、前記振動板から前記ベース部材の側に突出して設けられ、第2ネジ山が形成された円筒状の第2突出部と、第3ネジ山が形成される円筒部材と、をさらに備え、前記第1及び前記第2ネジ山の双方に前記第3ネジ山を係合させることで、前記ベース部材と前記振動板とが結合される。 According to a fifth aspect of the present invention, in the loudspeaker according to the first or second aspect, a cylindrical first protruding portion that is provided to protrude from the base member toward the diaphragm and has a first screw thread. And a cylindrical second projecting portion provided to project from the diaphragm toward the base member and having a second thread formed thereon, and a cylindrical member having a third thread formed, The base member and the diaphragm are coupled by engaging the third thread with both the first and second threads.
請求項1ないし5の発明によれば、積層圧電アクチュエータが長手方向の端部で振動板に対して接触するため、振動板に対する積層圧電アクチュエータの配置の自由度が高い。このため、積層圧電アクチュエータの位置を変更することで、スピーカの音質調整を容易に行うことができる。 According to the first to fifth aspects of the present invention, since the laminated piezoelectric actuator comes into contact with the diaphragm at the end in the longitudinal direction, the degree of freedom in arranging the laminated piezoelectric actuator with respect to the diaphragm is high. For this reason, the sound quality adjustment of the speaker can be easily performed by changing the position of the laminated piezoelectric actuator.
また、特に請求項2の発明によれば、振動板が素材が異なる複数の板材を含むため、スピーカの周波数特性のピーク及びディップを抑制できる。また、板材の素材を変更することで、スピーカの音質調整を容易に行うことができる。
In particular, according to the invention of
また、特に請求項3の発明によれば、結合部材がベース部材と振動板とを結合するため、スピーカの強度を高めることができる。また、結合部材の仕様を変更することで、スピーカの音質調整を容易に行うことができる。
In particular, according to the invention of
また、特に請求項4の発明によれば、スピーカを容易に組み立てることができる。
In particular, according to the invention of
また、特に請求項5の発明によれば、スピーカを容易に組み立てることができる。
In particular, according to the invention of
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
<1.第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態に係るスピーカ1の構成を示す斜視図である。また、図2は、スピーカ1の断面を示す断面図である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、断面図の上下に沿った方向を「上下方向」といい、断面図の左右に沿った方向を「水平方向」という。なお、これらの方向を示す用語はあくまで便宜上のものであり、スピーカ1を配置対象に実際に配置する場合においては、以下で説明する「上下方向」が実際の鉛直方向に沿う必要はなく、「水平方向」が実際の水平方向に沿う必要はない。
<1. First Embodiment>
FIG. 1 is a perspective view showing the configuration of the
図1及び図2に示すように、スピーカ1は主に、ベース部材4と、振動板3と、積層圧電アクチュエータ2とを備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ベース部材4は、略円形の主面を有する板状の部材であり、基準部材となる。ベース部材4は、スピーカ1の配置対象に固定される。スピーカ1が、例えば、車両の車室内のインストルメントパネルを配置対象として配置される場合には、ベース部材4はこのインストルメントパネルに固定される。この説明において、ベース部材4の主面は水平方向に沿っている。
The
振動板3は、振動して音を発生する板状の部材である。振動板3は、略円形の主面を有し、該主面が水平方向に沿うようにベース部材4の上側に配置される。したがって、振動板3の主面とベース部材4の主面とは対向し、略平行に配置される。
The
振動板3は、2つの板材31,32を重ねて構成される。振動板3が含む2つの板材31,32は、互いに異なる素材となっている。このような板材31,32の素材としては、アルミニウム、鉄、銅などの金属、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネートなどの樹脂、紙及び木材などが考えられる。
The
振動板3が備える2つの板材31,32は、その共振周波数が大きく異なることが望ましい。このため、2つの板材31,32の一方が金属の場合は、他方は金属以外の素材(樹脂など)とすることが望ましい。もちろん、互いに異なる素材であれば、2つの板材31,32の双方を金属としてもよく、双方を樹脂としてもよい。
It is desirable that the two
積層圧電アクチュエータ2は、与えられた電圧に応じて長手方向に伸縮するアクチュエータである。このような積層圧電アクチュエータは、信号に対する応答性が高く、変位量の精度が高く、また、消費電力が低いという特性を有している。以下、積層圧電アクチュエータ2を、単に「アクチュエータ2」と称する。
The laminated
図3は、アクチュエータ2の基本的な構造を示す図である。図3に示すように、アクチュエータ2は、例えば、100個〜200個の複数の圧電素子(ピエゾ素子)21を積層して棒状にしたものである。複数の圧電素子21のそれぞれには電極が配置される。アクチュエータ2は、電圧が変動する信号が電極に与えられると、その信号に応答して、圧電素子21の積層方向である長手方向(図中の矢印A1の方向)に直線的に伸縮(変位)する。
FIG. 3 is a diagram showing a basic structure of the
図1及び図2に示すように、アクチュエータ2は、ベース部材4の主面と振動板3の主面との相互間に配置される。アクチュエータ2は、その長手方向が上下方向に沿うように配置される。したがって、アクチュエータ2の長手方向は、ベース部材4の主面及び振動板3の主面と略直交する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
アクチュエータ2の長手方向の一端はベース部材4の主面に接触し、アクチュエータ2の長手方向の他端は振動板3の主面に接触している。したがって、アクチュエータ2は、電圧が変動する音声信号が与えられるとその音声信号に応じて伸縮し、接触している振動板3を振動させる。これにより、振動板3から音が発生する。このため、スピーカ1は、永久磁石を用いることなく音を発生できる。
One end in the longitudinal direction of the
また、図に示すように、ベース部材4と振動板3との間には上下方向に延びる複数の支柱5が設けられている。ベース部材4と振動板3とは、結合部材となるこれら複数の支柱5を介して結合される。各支柱5の下端はベース部材4の主面と接触した状態でベース部材4に固定され、各支柱5の上端は振動板3の主面と接触した状態で振動板3に固定される。
Further, as shown in the figure, a plurality of
各支柱5の下端には雄ネジ62と係合する雌ネジ5bが形成され、各支柱5の上端には雄ネジ61と係合する雌ネジ5aが形成される。雄ネジ62は、ベース部材4の下部から挿入されて支柱5の下端の雌ネジ5bと係合し、支柱5の下端をベース部材4に固定する。一方、雄ネジ61は、振動板3の上部から挿入されて支柱5の上端の雌ネジ5aと係合し、支柱5の上端を振動板3に固定する。このように、支柱5がベース部材4と振動板3とを結合するため、スピーカ1としての強度を高めることができる。
A
各支柱5の上下方向の長さは、アクチュエータ2が最も収縮した場合の長手方向の長さよりも短くされている。このため、アクチュエータ2は、ベース部材4の主面と振動板3の主面との間に挟み込まれて固定される。
The vertical length of each
これにより、アクチュエータ2の長手方向の端部は、接着剤など振動を吸収する素材を介さずに、ベース部材4の主面及び振動板3の主面に直接的に接触する。このため、アクチュエータ2の伸縮を直接的に振動板3に伝達できる。その結果、音声信号の波形を忠実に振動板3の振動に反映でき、振動板3が発生する音に歪みや雑音を生じにくくすることができる。
As a result, the end of the
このように本実施の形態のスピーカ1は、与えられた電圧に応じて長手方向に伸縮するアクチュエータ(積層圧電アクチュエータ)2を備えている。このアクチュエータ2の長手方向の一端はベース部材4の主面に接触し、他端は振動板3の主面に接触する。アクチュエータ2の位置は、振動板3の中心としてもよく、振動板3の中心から外れた位置としてもよい。アクチュエータ2が振動板3に接触する面積は小さいことから、振動板3に対するアクチュエータ2の配置の自由度は高い。このため、開発過程において、振動板3に対するアクチュエータ2の位置を種々に変更することで、スピーカ1の音質調整を容易に行うことができる。その結果、スピーカ1の周波数特性を、該スピーカ1の使用目的に応じて望ましい周波数特性にすることができる。一般には、アクチュエータ2を振動板3の中心から外れた位置に配置したほうが、スピーカ1の周波数特性をフラットな周波数特性にすることができる。
As described above, the
また、振動板3が、素材が異なる2つの板材31,32を含むため、一方の板材が共振したとしても他方の板材がその共振を抑制する。このため、スピーカ1の周波数特性のピーク及びディップを抑制でき、スピーカ1の周波数特性をフラットな周波数特性にすることができる。また、開発過程において、2つの板材31,32の素材の組み合わせを種々に変更することで、スピーカ1の音質調整を容易に行うことができる。
Moreover, since the
また、開発過程においては、ベース部材4の素材も変更することができる。さらに、開発過程においては、ベース部材4と振動板3とを結合する結合部材である支柱5の仕様(本数、素材及び位置など)も変更することができる。このように、ベース部材4の素材、及び、支柱5の仕様を種々に変更することで、スピーカ1の音質調整を容易に行うことができる。ベース部材4及び支柱5の素材としては、アルミニウム、鉄、銅などの金属、及び、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネートなどの樹脂などが考えられる。
In the development process, the material of the
<2.他の実施の形態>
また、ベース部材4と振動板3とを結合する態様を、第1の実施の形態とは異なる態様とすることでも、スピーカ1の音質調整を行うことができる。以下では、ベース部材4と振動板3とを結合する態様が異なる他の実施の形態について説明する。なお、他の実施の形態のスピーカ1の主たる構成は第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
<2. Other embodiments>
Further, the sound quality adjustment of the
<2−1.第2の実施の形態>
まず、第2の実施の形態について説明する。図4は、第2の実施の形態のスピーカ1の断面を示す断面図である。
<2-1. Second Embodiment>
First, a second embodiment will be described. FIG. 4 is a cross-sectional view showing a cross section of the
第2の実施の形態のスピーカ1においては、第1の実施の形態と比較して、雄ネジ61の長さが長くなっている。また、結合部材となる複数の支柱5それぞれは筒状となっており、中空の内孔5cを有している。さらに、ベース部材4における各支柱5との当接部分には雌ネジ4aが形成される。
In the
雄ネジ61は、振動板3の上部から挿入され、支柱5の内孔5cを貫通して、ベース部材4の雌ネジ4aと係合する。これにより、各支柱5の下端はベース部材4、上端は振動板3にそれぞれ固定され、ベース部材4と振動板3とが複数の支柱5を介して結合される。
The
このように第2の実施の形態のスピーカ1では、一つの雄ネジ61によって支柱5をベース部材4及び振動板3の双方に固定するため、スピーカ1としての部品数を少なくすることができる。
As described above, in the
なお、支柱5の内孔5cにネジ山を形成し、雄ネジ61と係合する雌ネジとして支柱5が機能してもよい。また、上記とは逆に、振動板3に、雄ネジと係合する雌ネジを形成してもよい。この場合は、雄ネジは、ベース部材4の下部から挿入され、支柱5の内孔5cを貫通して、振動板3の雌ネジと係合する。
In addition, a thread may be formed in the
<2−2.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。図5は、第3の実施の形態のスピーカ1の断面を示す断面図である。
<2-2. Third Embodiment>
Next, a third embodiment will be described. FIG. 5 is a sectional view showing a section of the
第3の実施の形態のスピーカ1においては、結合部材となる複数の支柱41とベース部材4とが単一の部材で構成され一体化されている。これにより、各支柱41の下端はベース部材4に固定される。
In the
また、各支柱41の上端には雌ネジ41aが形成される。雄ネジ61は、振動板3の上部から挿入されて支柱41の上端の雌ネジ41aと係合し、支柱41の上端を振動板3に固定する。これにより、ベース部材4と振動板3とが複数の支柱41を介して結合される。
A
このように第3の実施の形態のスピーカ1では、ベース部材4と複数の支柱41とが一体化される。そして、各支柱41の上端の固定にのみ雄ネジ61を用いるため、スピーカ1としての部品数を少なくすることができる。なお、上記とは逆に、振動板3の下側の板材32と複数の支柱とを単一の部材で構成して一体化し、各支柱の下端の固定にのみ雄ネジを用いるようにしてもよい。
Thus, in the
<2−3.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態について説明する。図6は、第4の実施の形態のスピーカ1の断面を示す断面図である。第4の実施の形態のスピーカ1は、独立した部品としての雄ネジ61,62を用いずにベース部材4と振動板3とが結合される。
<2-3. Fourth Embodiment>
Next, a fourth embodiment will be described. FIG. 6 is a cross-sectional view showing a cross section of the
図7は、第4の実施の形態のスピーカ1の分解図(断面図)である。第4の実施の形態のスピーカ1では、ベース部材4において該ベース部材4の主面から上側(振動板3の側)に突出するように第1突出部42が設けられている。第1突出部42は、上下方向から見た断面が円形で中空の円筒状となっている。
FIG. 7 is an exploded view (sectional view) of the
ベース部材4と第1突出部42とは単一の部材で構成され一体化されている。これにより、第1突出部42の下端はベース部材4に固定される。第1突出部42の内周にはネジ山42aが形成され、第1突出部42は全体として雌ネジとして機能する。
The
また、振動板3において該振動板3の主面から下側(ベース部材4の側)に突出するように第2突出部33が設けられている。第2突出部33も、上下方向から見た断面が円形で中空の円筒状となっている。
Further, a second projecting
振動板3の下側の板材32と第2突出部33とは単一の部材で構成され一体化されている。これにより、第2突出部33の上端は振動板3に固定される。第2突出部33の外周の径は、第1突出部42の内周の径と略一致している。この第2突出部33の外周にはネジ山33aが形成され、第2突出部33は全体として雄ネジとして機能する。
The
第4の実施の形態のスピーカ1を組み立てる場合は、ベース部材4と振動板3との間にアクチュエータ2を配置し、ベース部材4の上側から振動板3を当接させる。そして、上下方向に沿った軸を中心に、ベース部材4に対して相対的に振動板3を所定方向に回転させる。
When assembling the
これにより、図6に示すように、雌ネジとしての第1突出部42のネジ山42aに、雄ネジとしての第2突出部33のネジ山33aが係合する。その結果、第1突出部42及び第2突出部33が結合部材となり、ベース部材4と振動板3とが結合される。アクチュエータ2はベース部材4の主面と振動板3の主面との間に挟み込まれて固定される。
Thereby, as shown in FIG. 6, the
このように第4の実施の形態のスピーカ1では、独立した部品としての雄ネジ61,62を用いずにベース部材4と振動板3とを結合できるため、スピーカ1を容易に組み立てることができる。なお、上記とは逆に、第1突出部42を雄ネジ、第2突出部33を雌ネジとしてそれぞれ機能させてもよい。
As described above, in the
<2−4.第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態について説明する。図8は、第5の実施の形態のスピーカ1の断面を示す断面図である。第5の実施の形態のスピーカ1も、独立した部品としての雄ネジ61,62を用いずにベース部材4と振動板3とが結合される。
<2-4. Fifth embodiment>
Next, a fifth embodiment will be described. FIG. 8 is a cross-sectional view showing a cross section of the
図9は、第5の実施の形態のスピーカ1の分解図(断面図)である。第5の実施の形態のスピーカ1では、ベース部材4において該ベース部材4の主面から上側(振動板3の側)に突出するように第1突出部43が設けられている。第1突出部43は、上下方向から見た断面が円形で中空の円筒状となっている。
FIG. 9 is an exploded view (sectional view) of the
ベース部材4と第1突出部43とは単一の部材で構成され一体化されている。これにより、第1突出部43の下端はベース部材4に固定される。第1突出部43の内周にはネジ山43aが形成され、第1突出部43は全体として雌ネジとして機能する。
The
また、振動板3において該振動板3の主面から下側(ベース部材4の側)に突出するように第2突出部34が設けられている。第2突出部34も、上下方向から見た断面が円形で中空の円筒状となっている。
Further, a second projecting
振動板3の下側の板材32と第2突出部34とは単一の部材で構成され一体化されている。これにより、第2突出部34の上端は振動板3に固定される。第2突出部34の内周の径は、第1突出部42の内周の径と略一致している。この第2突出部34の内周にはネジ山34aが形成され、第2突出部34も全体として雌ネジとして機能する。
The
また、第5の実施の形態のスピーカ1は、上下方向から見た断面が円形で中空の円筒部材であるスペーサ7を備えている。スペーサ7の上下端は開口している。スペーサ7の外周の径は、第1突出部42及び第2突出部34の内周の径と略一致している。このスペーサ7の外周にはネジ山7aが形成され、スペーサ7は全体として雄ネジとして機能する。スペーサ7の素材としては、アルミニウム、鉄、銅などの金属、及び、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネートなどの樹脂などが考えられる。
The
第5の実施の形態のスピーカ1を組み立てる場合は、スペーサ7の内部にアクチュエータ2を配置し、スペーサ7の下側からベース部材4を当接させ、スペーサ7の上側から振動板3を当接させる。そして、上下方向に沿った軸を中心に、スペーサ7に対して相対的にベース部材4及び振動板3をそれぞれ所定方向に回転させる。
When assembling the
これにより、図8に示すように、雌ネジとしての第1突出部43のネジ山43a、及び、雌ネジとしての第2突出部34のネジ山34aの双方に、雄ネジとしてのスペーサ7のネジ山7aが係合する。その結果、第1突出部43、第2突出部34及びスペーサ7が結合部材となり、ベース部材4と振動板3とが結合される。アクチュエータ2は、スペーサ7に内包された状態で、ベース部材4の主面と振動板3の主面との間に挟み込まれて固定される。
As a result, as shown in FIG. 8, the
このように第5の実施の形態のスピーカ1では、独立した部品としての雄ネジ61,62を用いずにベース部材4と振動板3とを結合できるため、スピーカ1を容易に組み立てることができる。なお、上記とは逆に、第1突出部43及び第2突出部34を雄ネジ、スペーサ7を雌ネジとしてそれぞれ機能させてもよい。
As described above, in the
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
<3. Modification>
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible. Below, such a modification is demonstrated. All the forms including the above-described embodiment and the form described below can be appropriately combined.
上記実施の形態では、スピーカ1が支柱5などの結合部材を備え、ベース部材4と振動板3とが結合部材を介して結合されていた。これに対して、図10に示すように、スピーカ1が結合部材を備えていなくてもよい。この場合においても、アクチュエータ2の端部は、振動を吸収する接着剤を介さずに、ベース部材4の主面及び振動板3の主面に直接的に接触することが望ましい。このため、この場合は例えば、図10に示すように、アクチュエータ2の端部の外周に接着剤Bを付着することで、アクチュエータ2の端部とベース部材4及び振動板3の主面とを接合することが望ましい。
In the above embodiment, the
また、スピーカ1は振動板3を保護する保護部材を備えていてもよい。図11及び図12は、保護部材となるグリル8を備えたスピーカ1の一例を示している。グリル8は、振動板3と異物との接触を防ぐため、振動板3の上部を覆うように配置される。グリル8、例えば、雄ネジ61によって振動板3とともに支柱5に固定される。
The
また、上記実施の形態では、配置対象に固定されるベース部材4が板状の部材であるとして説明したが、ベース部材4は振動板3に対向する主面を有すれば板状の部材でなくてもよい。
In the above embodiment, the
また、上記実施の形態では、振動板3は2つの板材31,32で構成されていたが、1つの板材で構成してもよい。逆に、振動板3は、3以上の板材で構成してもよい。振動板3が3以上の板材を含む場合は、これら3以上の板材の素材が互いに異なることが望ましい。また、上記実施の形態では、振動板3の主面の形状は略円形であったが、楕円形や矩形など他の形状であってもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the
また、上記実施の形態では、平面の板材で構成される振動板3が採用されていたが、他のタイプの振動板を採用してもよい。例えば、図13に示すように、コーン型の振動板33を採用してもよい。この場合は、アクチュエータ2の長手方向の一端が振動板33の中央部に接触し、アクチュエータ2が長手方向に伸縮することで振動板33を振動させる。また、図14に示すように、ドーム型の振動板34を採用してもよい。この場合は、アクチュエータ2の長手方向の一端が振動板34の中央部に接触し、アクチュエータ2が長手方向に伸縮することで振動板34を振動させる。
Moreover, in the said embodiment, although the
また、タイプが異なる振動板を組み合わせた複合型の振動板を採用してもよい。例えば、図15に示すように、平面の板材で構成される振動板36とドーム型の振動板37とを重ねて組み合わせた振動板35などを採用できる。タイプが異なる振動板同士では周波数特性が大きく異なるため、このような複合型の振動板を採用することでスピーカ1の周波数特性をフラットな周波数特性にすることができる。
Moreover, you may employ | adopt the composite type diaphragm which combined the diaphragm from which a type differs. For example, as shown in FIG. 15, a
1 スピーカ
2 アクチュエータ
3 振動板
4 ベース部材
5 支柱
7 スペーサ
1
Claims (5)
ベース部材と、
振動して音を発生する振動板と、
前記ベース部材と前記振動板との相互間に配置され、与えられた電圧に応じて長手方向に伸縮する積層圧電アクチュエータと、
を備え、
前記積層圧電アクチュエータは、前記長手方向の一端が前記ベース部材に、他端が前記振動板にそれぞれ接触し、前記長手方向に伸縮することで前記振動板を振動させることを特徴とするスピーカ。 A speaker,
A base member;
A diaphragm that vibrates and generates sound;
A laminated piezoelectric actuator which is disposed between the base member and the diaphragm and expands and contracts in the longitudinal direction in accordance with a given voltage;
With
The speaker is characterized in that the laminated piezoelectric actuator has one end in the longitudinal direction in contact with the base member and the other end in contact with the diaphragm, and vibrates the diaphragm by expanding and contracting in the longitudinal direction.
前記振動板は、素材が異なる複数の板材を含むことを特徴とするスピーカ。 The speaker according to claim 1,
The speaker includes a plurality of plates made of different materials.
一端が前記ベース部材、他端が前記振動板にそれぞれ固定され、前記ベース部材と前記振動板とを結合する結合部材、
をさらに備えることを特徴とするスピーカ。 The speaker according to claim 1 or 2,
One end is the base member, the other end is fixed to the diaphragm, and a coupling member that couples the base member and the diaphragm;
The speaker further comprising:
前記ベース部材から前記振動板の側に突出して設けられ、第1ネジ山が形成された円筒状の第1突出部と、
前記振動板から前記ベース部材の側に突出して設けられ、第2ネジ山が形成された円筒状の第2突出部と、
をさらに備え、
前記第1ネジ山と前記第2ネジ山とを係合させることで、前記ベース部材と前記振動板とが結合されることを特徴とするスピーカ。 The speaker according to claim 1 or 2,
A cylindrical first protrusion provided to protrude from the base member toward the diaphragm and having a first thread;
A cylindrical second protrusion provided to protrude from the diaphragm toward the base member and having a second thread;
Further comprising
The speaker according to claim 1, wherein the base member and the diaphragm are coupled by engaging the first thread and the second thread.
前記ベース部材から前記振動板の側に突出して設けられ、第1ネジ山が形成された円筒状の第1突出部と、
前記振動板から前記ベース部材の側に突出して設けられ、第2ネジ山が形成された円筒状の第2突出部と、
第3ネジ山が形成される円筒部材と、
をさらに備え、
前記第1及び前記第2ネジ山の双方に前記第3ネジ山を係合させることで、前記ベース部材と前記振動板とが結合されることを特徴とするスピーカ。 The speaker according to claim 1 or 2,
A cylindrical first protrusion provided to protrude from the base member toward the diaphragm and having a first thread;
A cylindrical second protrusion provided to protrude from the diaphragm toward the base member and having a second thread;
A cylindrical member in which a third thread is formed;
Further comprising
The speaker, wherein the base member and the diaphragm are coupled by engaging the third screw thread with both the first and second screw threads.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013253937A JP2015115629A (en) | 2013-12-09 | 2013-12-09 | Speaker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013253937A JP2015115629A (en) | 2013-12-09 | 2013-12-09 | Speaker |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015115629A true JP2015115629A (en) | 2015-06-22 |
Family
ID=53529109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013253937A Pending JP2015115629A (en) | 2013-12-09 | 2013-12-09 | Speaker |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015115629A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017069622A (en) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | 京セラ株式会社 | Acoustic generator |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6413095U (en) * | 1987-04-06 | 1989-01-24 | ||
JPH02303299A (en) * | 1989-05-17 | 1990-12-17 | Nec Corp | Wave transmitter receiver |
-
2013
- 2013-12-09 JP JP2013253937A patent/JP2015115629A/en active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6413095U (en) * | 1987-04-06 | 1989-01-24 | ||
JPH02303299A (en) * | 1989-05-17 | 1990-12-17 | Nec Corp | Wave transmitter receiver |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017069622A (en) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | 京セラ株式会社 | Acoustic generator |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6581792B2 (en) | Electroacoustic transducer and electronic device | |
TWI600329B (en) | Electric audio conversion device | |
JP5711860B1 (en) | Piezoelectric sounder and electroacoustic transducer | |
US20110255732A1 (en) | Multifunctional micro speaker | |
US9820052B2 (en) | Speaker | |
US20120269379A1 (en) | Diaphragm used in a loudspeaker and a loudspeaker | |
KR101584651B1 (en) | Slim type speaker and method for manufacturing thereof | |
US7570774B2 (en) | Speaker having improved sound-radiating function to both directions | |
US20170034629A1 (en) | Speaker | |
JP6048470B2 (en) | Electroacoustic transducer | |
KR20110104128A (en) | Acoustic radiator | |
US20120275638A1 (en) | Sandwich-Type Woofer with Two Sound Wave Propagation Directions and a Magnetic-Looped Device Thereof | |
US20180332406A1 (en) | Acoustic output device | |
JP2016036070A (en) | Electroacoustic transducer | |
JP2015115629A (en) | Speaker | |
KR102361288B1 (en) | Speaker apparatus | |
KR100764852B1 (en) | Speaker for portable terminal device | |
WO2021114210A1 (en) | Sound production device | |
JP4694176B2 (en) | Speaker | |
CN103281656A (en) | Flat plate type bass loudspeaker | |
CN205726406U (en) | Moving-coil Piezoelectric anisotropy speaker | |
US20120275627A1 (en) | Sandwich-type Woofer with Two Sound Wave Propagation Directions | |
JP6090749B2 (en) | Thin speaker | |
CN104811874A (en) | W-type loudspeaker | |
WO2017154328A1 (en) | Electro-acoustic transducer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170418 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20171010 |