JP2015115043A - 管理装置、管理方法、および管理プログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、および管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の機能種別の中から選択された機能種別を実現するネットワーク装置の選定の容易化を図ること。【解決手段】MB管理システム100では、ネットワークサービスを利用したい利用者が、利用者端末1からネットワークサービスを提供したい提供者が管理するネットワーク管理装置2に、MB要件を送る。ネットワーク管理装置2は、MB要件に合った、ネットワークサービスで利用可能なMBの性能等の目安となる抽象モデルを利用者端末1に返す。利用者は、利用者端末1により、提供された抽象モデルの中から利用するMBを選択する。また、利用者は、利用者端末1により、ネットワーク管理装置2から、抽象モデルから選択したMBインスタンスの稼働状況を受ける。これにより、利用者は、当該利用者が提示したMB要件と実際のMBインスタンスの稼働状況とを比較することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク装置を管理する管理装置、管理方法、および管理プログラムに関する。
近年、クラウドサービス等の基盤としてデータセンタの利用が進展している。データセンタでは、サービスを実現するために、通信セキュリティを担うファイアウォール、負荷分散による通信帯域の活用を担うロードバランサ等のミドルボックス(Middlebox、以降MB)が必須要素である。MBは、たとえば、RFC3234に定義されている。MBは様々なベンダが提供しており、機種ごとに有する機能が異なる。また、仮想的な装置として実現される仮想MBや、物理的な専用装置として実現される物理MBなど、形態も多様である。
しかし、このような多様な機種が混在する状況においても、MBには性能、信頼性、機能の標準が存在しない。さらに、様々な条件を考慮しなくてはならないため、それらを定義することが困難である。例えば、MBの性能は、割り当てる計算機リソース量に応じて変わるし、多重化して並列処理することでも変わる。MBの信頼性は、MBが備える冗長化機能を利用したり、仮想装置管理機構が備える冗長化機能を利用することで、高めることができる。
MBの機能については、ベンダによって、同じ機能であっても機能名称が異なったり、同じ名称であっても実際の機能が異なる場合がある。さらに、特定機能のみ高性能といった特徴、特定機種とは接続相性が良くないといった特徴もある。このような特徴はノウハウであり、外部に知られる可能性は低い。
このように、MBの提供者および利用者にとっては、MBの性能、信頼性、および機能(以下、性能等)を定義することが困難である。MBの提供者、例えば、ネットワークサービスの一環としてMBを貸し出す事業者にとっては、MBの性能等を定義することが難しいため、利用者へサービス仕様を示すことが困難である。また、利用者から要件が提示されたとしても、適したMBを選定することが困難である。
MBの利用者、例えば、ネットワークサービスを利用し、MBを借用する側にとっては、サービス仕様が示されないため、自らの要件に見合うMBの選定が困難である。さらに、仮に選定したとしても、要件に対する選択したMBの妥当性を判断することが困難である。
これら課題を解決すべく、利用者に対し、自動で割り当てるデフォルトのMBを有し、利用者のミドルボックスの選定を省略する技術がある(たとえば、非特許文献1を参照。)。同技術はさらに、提供者がデフォルトのMBの他に、提携ベンダのMBを選択肢として利用者に提供可能である。また、MBの稼働結果から性能等を定義するという観点では、WAN(Wide Area Network)最適化装置のモニタリングから蓄えたデータに基づき、装置サイズを自動調整、装置のロードバランシング設定を自動選択する技術がある(特許文献1)。
Jessica Tomechak "CloudStack Administrator's Guide"、[online]、2012年5月29日、Apache Software Foundation、[2013年10月検索]、インターネット<http://cloudstack.apache.org/docs/en-US/Apache_CloudStack/4.1.1/html/Admin_Guide/network-service-providers.html>
国際公開公報WO2013/055812 Abstract,p1〜p4、p94〜p104、Fig.6B,6C,6D
しかしながら、非特許文献1に開示される技術は、提供者によるサービス仕様の提供が困難という課題は解決されない。また、利用者にとっては、提携ベンダのMBの選択肢が示されたとしても、MB選定が困難な状況は変わらず、選定後の妥当性判断が困難なことも変わらない。
特許文献1に開示される技術は、何をもってMBのサイズや設定を自動選定するか言及が見られず、利用者の要件を加味することはできない。また、MBの一種であるWAN最適化装置のみ言及されており、他種MBに対して活用することはできない。
本発明は、複数の機能種別の中から選択された機能種別を実現するネットワーク装置の選定の容易化を図ることを目的とする。
本願において開示される発明の一側面となる管理装置、管理方法、および管理プログラムは、複数の機能種別の中から選択された機能種別を実現するネットワーク装置の集合を管理する管理装置、管理方法、および管理プログラムであって、前記管理装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを格納するメモリと、を有するとともに、前記集合の各ネットワーク装置について前記選択された機能種別により特定される機能、当該機能が発揮された場合の性能に関する実績、前記機能が発揮された場合の信頼性に関する実績のうち、少なくともいずれか1つを含む情報を記憶する記憶部にアクセス可能であり、前記プロセッサは、前記複数の機能種別の中から指定された機能種別に要求される機能、性能または信頼性のうち、少なくともいずれか1つの要件を取得する要件取得処理と、前記要件取得処理によって取得された要件を充足するネットワーク装置を、前記集合のうち、前記指定された機能種別を実現するネットワーク装置群の中から選定する選定処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態によれば、複数の機能種別の中から選択された機能種別を実現するネットワーク装置の選定の容易化を図ることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本実施例にかかるMB管理システムの概要を示す説明図である。 本実施例にかかるMB管理システムのシステム構成例を示す説明図である。 ネットワーク管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 MB抽象モデルテーブルの記憶内容例を示す説明図である。 MB機種テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 MBノウハウテーブルの1つである第1のノウハウテーブルの記憶内容例を示す説明図である。 MBノウハウテーブルの1つである第2のノウハウテーブルの記憶内容例を示す説明図である。 MBインスタンステーブルの記憶内容例を示す説明図である。 MBインスタンス稼働状況テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 サーバおよびVM管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 MBのハードウェア構成例を示すブロック図である。 MB管理システムにおける全体シーケンスの一例を示すシーケンス図である。 図7に示した第2のノウハウテーブルの更新処理手順例を示すフローチャートである。 MB抽象モデルテーブルの更新処理手順例を示すフローチャートである。 MBインスタンス稼働状況テーブルの更新処理手順例を示すフローチャートである。 図12に示したMB選定処理手順例を示すフローチャートである。
以下の実施例では、記載の便宜上、各プログラムを動作主体として説明する場合があるが、実際にこれらのプログラムを実行するのはプロセッサなどの演算装置であることを付言しておく。また、本実施例では、ファイアウォール、ロードバランサ、ルータなどの複数の機能種別の中から選択された機能種別を実現するネットワーク装置を管理対象とする。また、管理対象となるネットワーク装置の一例として、MBを例に挙げて説明する。
<MB管理システムの概要>
図1は、本実施例にかかるMB管理システム100の概要を示す説明図である。本実施例では、ネットワークサービスを利用したい利用者が、利用者端末1からネットワークサービスを提供したい提供者が管理するネットワーク管理装置2に、MBに要求する要件(MB要件)を送る。ネットワーク管理装置2は、MB要件に合った、ネットワークサービスで利用可能なMBの性能等の目安となる抽象モデルを利用者端末1に返す。利用者は、利用者端末1により、提供された抽象モデルの中から利用するMBを選択する。これにより、利用者にとってMB選択の容易化を図ることができる。
また、利用者は、利用者端末1により、ネットワーク管理装置2から、抽象モデルから選択したMBのインスタンス(MBインスタンス)の稼働状況を受ける。MBインスタンス(あるいは単にインスタンス)とは、利用者が利用できるようにセットアップされたMBである。これにより、利用者は、当該利用者が提示したMB要件と実際のMBインスタンスの稼働状況とを比較することができる。そして、利用者は、稼働状況がMB要件を満たしているかを確認することができる。
ネットワーク管理装置2は、MBインスタンス稼働状況テーブルT1と、MBノウハウテーブルT2と、を有する。MBインスタンス稼働状況テーブルT1は、MBインスタンスの稼働状況を収集したテーブルである。MBインスタンスの稼働状況は、ネットワーク管理装置2によりMB群5から収集される。なお、MB群5には、物理MBと仮想MBの少なくともいずれか一方が存在する。仮想MBは、サーバ6上で実行される。特に言及しない限り、物理MBと仮想MBとを区別せずに、MBと称す。
MBノウハウテーブルT2とは、提供者が持つMBの業界ノウハウやMBの稼働状況に基づく運用ノウハウを格納するテーブルである。MBノウハウテーブルT2は、これらノウハウと、MBインスタンス稼働状況テーブルT1と、に基づいて生成されるテーブルである。MBノウハウテーブルT2には、たとえば、MB間で通信障害が発生したといったノウハウが蓄積される。ネットワーク管理装置2は、MBインスタンスから、有効化されている性能等の実際の稼働状況を収集し、MBノウハウテーブルT2を更新する。
また、ネットワーク管理装置2は、提供者端末3からの入力により、MBの性能等の基準を定義したMB抽象モデルテーブルT3を生成する。上述したように、利用者端末1からMB要件を受け付けると、ネットワーク管理装置2は、MB抽象モデルテーブルT3を参照して、MB要件を満足するMB抽象モデルを抽出し、抽出したMB抽象モデルを利用者端末1に返す。MBノウハウテーブルT2とMB抽象モデルテーブルT3は、MBインスタンスの稼働状況が適宜反映される。
また、ネットワーク管理装置2は、利用者がMB抽象モデルから選択したMBの基準を満たす機種をMB群5の中から選定して、プロビジョニングする。プロビジョニングとは、利用者端末1が利用できるようにMB群5の中から1台以上のMBをセットアップすることである。セットアップされたMBが、上述したMBインスタンスである。MBのセットアップをインスタンスの生成と表現することもある。
ネットワーク管理装置2は、MBインスタンスの稼働状況とMB要件とを比較してその乖離を特定し、当該乖離情報を利用者端末1や提供者端末3に提供する。
本実施例により、提供者は、MB抽象モデルをMBの性能等の基準として利用者に提供可能となる。その結果、利用者は基準を参照することで、自らのMB要件に基準が合致しているか判断できたり、MB要件自体が不明瞭であるためにまずは基準を利用する等、MBの選定が容易になる。さらに、MBインスタンスの稼働状況とMB要件との乖離情報が通知されるため、利用者は自らのMB要件に対し、利用中のMBインスタンスが妥当であるかを容易に判断することができる。
<システム構成例>
図2は、本実施例にかかるMB管理システム100のシステム構成例を示す説明図である。MB管理システム100は、ネットワーク管理装置2と、MB4と、サーバ6と、VM管理装置7と、を有する。ネットワーク管理装置2、MB4、サーバ6、およびVM管理装置7は、各々のネットワークインタフェイス306により、装置間の連携を制御するための通信トラフィックが流通する管理用ネットワーク8に接続される。サーバ6は、MBを仮想マシンとして実行する。VM管理装置7は、仮想マシンを管理する。
また、MB4は、利用者の通信トラフィックが流通するサービスネットワーク9とも接続される。利用者の通信トラフィックとは、例えば、利用者のWEBサーバ(不図示)の送受信パケットである。
また、図1に示したように、利用者は、利用者端末1からネットワーク管理装置2に、利用したいMB要件を入力し、提供者は、提供者端末3からネットワーク管理装置2に、MBのノウハウを入力する。なお、提供者は、提供者端末3からMB要件を入力してもよく、利用者が、利用者端末1からMBのノウハウを入力してもよい。これらの入力は、アクセス用装置11を用いて行われる。アクセス用装置11は、アクセス用ネットワーク10を介してネットワーク管理装置2に接続される。
アクセス用ネットワーク10は、例えば、インターネット、WANなどのネットワークであればよい。また、アクセス用装置11が、管理用ネットワーク8に接続される構成や、提供者が扱うアクセス用装置11を管理用ネットワーク8に接続し、利用者が扱うアクセス用装置11をアクセス用ネットワーク10に接続する構成でもよく、図2の構成に限定されない。
<ネットワーク管理装置2のハードウェア構成例>
図3は、ネットワーク管理装置2のハードウェア構成例を示すブロック図である。ネットワーク管理装置2は、入力部301と、CPU302(Central Processing Unit)と、出力部303と、メモリ304と、ネットワークインタフェイス306と、記憶装置308と、これらを接続するデータバスと、を有する。なお、各々の要素は、複数備える構成であってもよい。
入力部301は、キーボード等の入力装置と接続するインタフェイスである。CPU302は、記憶装置308内のプログラムを実行するプロセッサである。出力部303は、CPU302の実行結果をモニタ等の装置に出力するインタフェイスである。メモリ304は、CPU302による実行の途中結果が格納される。ネットワークインタフェイス306は、管理用ネットワーク8に接続される回線307と接続する。記憶装置308は、各種プログラムおよび各種テーブルを格納する。記憶装置308は、CPU302により読み取り可能な非一時的な記録媒体である。
記憶装置308には、MBインスタンス稼働状況テーブルT1、MBノウハウテーブルT2、MB抽象モデルテーブルT3、MB機種テーブルT4、MBインスタンステーブルT5といった各種テーブルが格納される。記憶装置308内の各テーブルT1〜T5は、ネットワーク管理装置2からアクセス可能であれば、ネットワーク管理装置2の外部にあってもよい。
また、記憶装置308には、MB抽象モデル管理プログラム311、MBノウハウ管理プログラム312、MB選定プログラム313、プロビジョニングプログラム314、MBインスタンス稼働状況監視プログラム315といった各種プログラムが格納される。MB抽象モデル管理プログラム311は、MB抽象モデルテーブルT3を管理するプログラムである。MBノウハウ管理プログラム312は、MBノウハウテーブルT2を管理するテーブルである。MB選定プログラム313は、MBノウハウテーブルT2を参照して、MB選定を実行するプログラムである。プロビジョニングプログラム314は、MB選定プログラム313によって選定されたMBのMBインスタンスを生成して、MBインスタンステーブルT5を更新するプログラムである。MBインスタンス稼働状況監視プログラム315は、MBインスタンスからMBインスタンスの監視情報を取得して、MBインスタンス稼働状況テーブルT1を更新するプログラムである。
<各種テーブルの記憶内容例>
図4は、MB抽象モデルテーブルT3の記憶内容例を示す説明図である。MB抽象モデルテーブルT3は、MBのMB抽象モデルを特定する性能等の基準をMB4の種別ごとに記憶するテーブルである。MB抽象モデルテーブルT3は、種別フィールドと、基準信頼性値フィールドと、基準機能クラスフィールドと、機能重要度フィールドと、基準性能値フィールドと、を有し、MB抽象モデルごとに、各フィールドの値を有する。各フィールドの値は、たとえば、提供者端末3から入力される。
種別フィールドには、MB4の種別が格納される。種別とは、MB4の機能の種類であり、たとえば、ファイアウォール、ロードバランサ、ルータなどが挙げられる。基準信頼性値フィールドには、基準信頼性値が格納される。基準信頼性値とは、種別により特定されるMB4の基準となる信頼性値(%)である。信頼性値とは、種別により特定されるMB4の信頼性の高さを示す指標値である。基準信頼性値が高いほど、MB4が停止しにくいことを示す。
基準機能クラスフィールドには、基準機能クラスが格納される。基準機能クラスとは、基準となる機能クラスである。機能クラスとは、種別により特定されるMB4により実現可能な機能クラスである。たとえば、ファイアウォールの場合、フィルタリング、NAT((Network Address Translation)、HTTPS−DPI(Hyper Text Transfer Protocol Over SSL/TLS Deep Packet Inspection)がある。
機能重要度フィールドには、機能重要度が格納される。機能重要度とは、基準機能クラスに示した機能クラスの重要度である。本例では、機能重要度:Aはその基準機能クラスが必須要素であることを示し、機能重要度:Bはその基準機能クラスが選択要素であることを示す。必須要素とは、その機能クラスを実現するのに必ず用いられる機能クラスである。選択要素とは、その機能クラスを実現するのに選択的に用いられる機能クラスである。
基準性能値フィールドには、基準性能値が格納される。基準性能値とは、基準機能クラスの基準となる性能値である。ここでは、たとえば、通信速度が用いられる。
図5は、MB機種テーブルT4の記憶内容例を示す説明図である。MB機種テーブルT4は、MB4の機種に関する情報を記憶するテーブルである。MB4は、提供するベンダにより名称や種別が異なるため、MB機種テーブルT4が必要である。MB機種テーブルT4は、MB4ごとに、MBIDフィールドと、機種名称フィールドと、種別フィールドと、携帯フィールドと、を有し、MBごとに、各フィールドの値を有する。各フィールドの値は、たとえば、提供者によって入力される。
MBIDフィールドには、MBIDが格納される。MBIDとは、MB4を一意に特定する識別情報である。機種名称フィールドには、MBIDにより特定されるMB4の機種名称が格納される。機種名称は、ベンダにより異なる。たとえば、同じファイアウォールでも、ベンダが異なれば機種名称が異なる。種別フィールドには、MBIDにより特定されるMB4の種別が格納される。形態フィールドには、MBIDにより特定されるMB4の形態が格納される。形態とは、MB4の実現形態が物理MBか仮想MBかを示す。
図6は、MBノウハウテーブルT2の1つである第1のノウハウテーブルT21の記憶内容例を示す説明図である。第1のノウハウテーブルT21は、MB間の相性として、MB間の相互接続関係のノウハウを記憶するテーブルである。第1のノウハウテーブルT21は、利用者に提供するMBを選定する際、接続相性が良くないMBの組合せを取り除くために利用される。第1のノウハウテーブルT21は、MBIDフィールドと、相互接続MBIDフィールドと、相互接続情報フィールドと、を有し、MBごとに、各フィールドの値を有する。各フィールドの値は、たとえば、提供者端末3から入力される。
相互接続MBIDフィールドには、相互接続MBIDが格納される。相互接続MBIDとは、相互接続MBを一意に特定する識別情報である。相互接続MBとは、MBIDにより特定されるMBと相互に接続されるMBである。相互接続情報フィールドには、相互接続情報が格納される。相互接続情報とは、MBIDにより特定されるMBと、相互接続MBIDと、を相互に接続した場合のノウハウである。たとえば、相互接続した際の事例や、接続相性が良好、不良等の情報である。図6の場合、MBID:1のMBと、相互接続MBID:6のMBとを接続した場合、『通信不可になる可能性あり。要因不明。』といったノウハウが格納されている。
図7は、MBノウハウテーブルT2の1つである第2のノウハウテーブルT22の記憶内容例を示す説明図である。第2のノウハウテーブルT22は、MBの機能、性能、および信頼性に関するノウハウを記憶するテーブルである。第2のノウハウテーブルT22は、MB4ごとの対応機能、各機能の性能や信頼性の実績の対応付け、名称が異なる同一機能の名称統一のために用いられる。第2のノウハウテーブルT22は、MBIDフィールドと、基準機能クラスフィールドと、対応機能フィールドと、性能実績フィールドと、性能特徴フィールドと、信頼性実績フィールドと、信頼性確報方式フィールドと、を有し、MBごとに、各フィールドの値を有する。各フィールドの値は、たとえば、提供者端末3から入力される。
対応機能フィールドには、対応機能の名称が格納される。対応機能とは、基準機能クラスに対応するMB4の具体的な機能である。たとえば、対応機能は、ベンダが用意した、その基準機能クラスに相当する機能である。性能実績フィールドには、性能実績が格納される。性能実績とは、そのMB4の性能、例えば、通信速度の実績値である。
性能特徴フィールドには、性能特徴が格納される。性能特徴とは、MB4がその性能を発揮するための特徴であり、本例では、MBIDにより特定されるMB4が仮想MBである場合に性能特徴の一例としてリソース量が格納される。換言すれば、性能特徴フィールドに値が格納されていないMB4は、物理MBである。
信頼性実績フィールドには、信頼性実績(%)が格納される。信頼性実績とは、MB4の信頼性の実績を示す情報であり、たとえば、稼働率(停止しなかった確率)である。信頼性確保方式フィールドには、信頼性確保方式が格納される。信頼性確保方式とは、信頼性実績が得られたときのMB4の実現方式である。
図8は、MBインスタンステーブルT5の記憶内容例を示す説明図である。MBインスタンステーブルT5は、利用者からのMB要件を登録するテーブルである。MBインスタンステーブルT5は、インスタンスIDフィールドと、MBIDフィールドと、利用者フィールドと、リソースフィールドと、機能要件フィールドと、性能要件フィールドと、信頼性要件フィールドと、を有し、MBインスタンスごとに、各フィールドの値を有する。
インスタンスIDフィールドには、インスタンスIDが格納される。インスタンスIDとは、MBインスタンスを一意に特定する識別情報である。ネットワーク管理装置2は、MB要件を受け付けると、MBインスタンステーブルT5に新規エントリを生成して、固有のインスタンスIDを付与する。
利用者フィールドには、MB要件を送った利用者の名称が格納される。リソースフィールドには、MBIDにより特定されるMB4のリソースが格納される。リソースは、MBインスタンスに割り当てるCPU302やメモリ304等の計算機リソース量である。ネットワーク管理装置2は、エントリが作成された場合、第2のノウハウテーブルT22を参照して、MBIDが一致するエントリの性能特徴を、MBインスタンステーブルT5のリソースフィールドに格納する。なお、MBインスタンスが物理MBである場合、リソースフィールドには何も格納されない。
機能要件フィールドには、機能要件が格納される。機能要件とは、利用者がMB4に要求するMB4の機能である。性能要件フィールドには、性能要件が格納される。性能要件とは、利用者がMB4に要求するMB4の性能である。信頼性要件フィールドには、信頼性要件が格納される。信頼性要件とは、利用者がMB4に要求するMB4の信頼性値である。
図9は、MBインスタンス稼働状況テーブルT1の記憶内容例を示す説明図である。MBインスタンス稼働状況テーブルT1は、稼働中のMBインスタンスの情報を逐次更新するテーブルである。MBインスタンス稼働状況テーブルT1は、インスタンスIDフィールドと、利用機能フィールドと、発揮性能フィールドと、稼働率フィールドと、を有し、MBインスタンスごとに、各フィールドの値を有する。
利用機能フィールドには、利用機能が格納される。利用機能とは、MBインスタンスで有効化されている機能である。発揮性能フィールドには、発揮性能が格納される。発揮性能とは、利用機能が発揮している性能実績値である。発揮性能は、最新の値、平均値、最高値、最低値、中央値など、利用者または提供者に応じて設定される。稼働率フィールドには、MBインスタンスの稼働率が格納される。稼働率とは、MBインスタンスにおいて利用機能が稼働した確率である。同一MBにおける各MBインスタンスの稼働率の平均が、図7の信頼性実績の値となる。
図10は、サーバ6およびVM管理装置7のハードウェア構成例を示すブロック図である。記憶装置308の内容以外の構成要素は、図3に示した構成と同一構成であるため、説明を省略する。
サーバ6およびVM管理装置7は、記憶装置308にVM実行プログラム101、ハイパーバイザー102、VM管理プログラム103を記憶する。VM実行プログラム101は、仮想マシンである仮想MBを実行するプログラムである。ハイパーバイザー102は、VM管理プログラム103と連携し、仮想マシンの実行や削除、仮想的なスイッチの実行や削除を行う。VM管理プログラム103は、そのような連携要求をネットワークインタフェイス306を介して他装置から受け付け、ハイパーバイザー102に指示を出す。
図11は、MBのハードウェア構成例を示すブロック図である。記憶装置308の内容以外の構成要素は、図3に示した構成と同一構成であるため、説明を省略する。MB4は、記憶装置308に、監視プログラム111と、MB機能実行プログラム112、ログデータテーブル113を格納する。監視プログラム111は、MB機能実行プログラム112が実行するMB4の機能や当該機能が発揮している性能を監視し、ログデータテーブル113に監視結果を保存したり、ネットワーク管理装置2にログデータテーブル113を送信する。
MB機能実行プログラム112は、ファイアウォールにおけるフィルタリング、ロードバランサにおけるロードバランシング、ルータにおけるルーティング等の各種MBの機能を実行する。なお、各種MBの機能は部分的に持っていてもよい。
また、アクセス用装置11についても、記憶装置308の内容以外の構成要素は、図3に示した装置と同様である(図示せず)。アクセス用装置11は、記憶装置308に、ネットワーク管理装置2が記憶装置308に備える各プログラムへ要求を送信するプログラムを格納する。当該プログラムは、例えば、各プログラムが実行するCLI(Command Line Interface)やGUI(Graphical User Interface)に対し、アクセス用装置11の利用者が入力するコマンドやリクエストを送信する。
<全体シーケンス例>
図12は、MB管理システム100における全体シーケンスの一例を示すシーケンス図である。まず、各種テーブルの設定をおこなうため、提供者端末3は、ネットワーク管理装置2にMB情報を送信する(ステップS1201)。MB情報には、具体的には、たとえば、MB抽象モデルテーブルT3の設定に用いられるMB4の基準機能、MB4の基準性能値、および基準信頼性値が含まれる。また、MB情報には、MB機種テーブルT4の事前設定に用いられるMB4の機種名称、MBの種別、およびMB4の形態が含まれる。また、MB情報には、第1のノウハウテーブルT21の設定に用いられる相互接続ノウハウが含まれる場合がある。また、MB情報には、第2のノウハウテーブルT22の事前設定に用いられる対応機能、性能実績、性能特徴、信頼性実績、信頼性確保方式が含まれる。
ネットワーク管理装置2は、ステップS1で送信されてくるMB情報を用いて、事前設定処理を実行する(ステップS1202)。事前設定処理とは、図4〜図7に示したテーブルT3、T4、T21、T22に、ステップS1201で送信されてくるMB情報を反映する処理である。
たとえば、MB情報に、機種名称「ベンダaファイアウォール」、種別「ファイアウォール」、形態「仮想」というMB情報が含まれている場合、ネットワーク管理装置2は、それぞれMB機種テーブルT4の機種名称フィールド、種別フィールド、形態フィールドに格納し、一意なMBIDを発行してMBIDフィールドに格納する。これにより、利用者の利用者端末1からMB抽象モデルの提供要求が送信されてきた場合に、ネットワーク管理装置2は、MB選定やMBインスタンスの生成などの各種処理を実行することができる。
このあと、利用者がMB抽象モデルの提供を受けたい場合、利用者端末1は、MB抽象モデルの提供要求をネットワーク管理装置2に送信する(ステップS1203)。ネットワーク管理装置2は、MB抽象モデルの提供要求を受けると、MB抽象モデルテーブルT3を利用者端末1に送信する(ステップS1204)。
ステップS1205は、ネットワーク管理装置2が利用者端末1からMB要件を取得する要件取得処理である。利用者は、MB抽象モデルテーブルT3を参照して、利用したいMBの条件であるMB要件を利用者端末1に入力する。利用者端末1は、入力されたMB要件をネットワーク管理装置2に送信する(ステップS1205)。MB要件とは、たとえば、MB抽象モデルに示されるファイアウォールおよびルータの利用を希望する、MB抽象モデルに示された以上の性能、信頼性のMBを希望する等、利用したいMBに要求する条件である。
ネットワーク管理装置2は、MB要件を受信すると、MB選定処理を実行する(ステップS1206)。MB選定処理(ステップS1206)とは、MB要件を充足するMB4を選定する処理である。MB選定処理(ステップS1206)の詳細については後述するが、MB選定処理(ステップS1206)によりMB要件を考慮したMBが設定される。
ネットワーク管理装置2は、MB選定処理(ステップS1206)によって選定されたMBについて、MBインスタンス特定処理を実行する(ステップS1207)。MBインスタンス特定処理(ステップS1207)とは、選定されたMB4に基づいて、生成対象となるMBインスタンスを特定し、特定したMBインスタンスの生成要求を作成する処理である。
たとえば、ネットワーク管理装置2のプロビジョニングプログラム314は、選定したMB4の実現形態を、MB機種テーブルT4の形態フィールドを参照して特定する。また、プロビジョニングプログラム314は、第2のノウハウテーブルT22の性能特徴フィールドおよび信頼性確保方式フィールドを参照して、割当てるリソース量と信頼性確保方式を特定する。そして、ネットワーク管理装置2は、これらの特定した情報を含むMBインスタンス生成要求を送信する(ステップS1208)。
たとえば、生成対象となるMBインスタンスが仮想MBのMBインスタンスである場合、ネットワーク管理装置2は、VM管理装置7にMBインスタンス生成要求を、割り当てるリソース量とともに送信する。さらに、信頼性確保方式が仮想サーバHA(High Availability)機能を使う場合、ネットワーク管理装置2は、同機能の実行も要求する。当該機能要求を受けたVM管理装置7は、通知されたリソース量を割当てた仮想MBをサーバ6上に生成し、HA機能を実行する。
一方、生成対象となるMBインスタンスが物理MBのMBインスタンスである場合、プロビジョニングプログラム314は、MB群5からMB4を選択して、選択したMB4にMBインスタンス生成要求を送信する。さらに、信頼性確保方式がインスタンス冗長化機能を使う場合、ネットワーク管理装置2は、同機能の実行も要求する。当該機能要求を受けたMB4は、装置冗長化機能を実行する。このようにして、MBインスタンスが生成される。このように、ステップS1207およびステップS1208は、MBインスタンスを生成するMBインスタンス生成処理である。
このあと、ネットワーク管理装置2は、生成したMBインスタンスについてMBインスタンステーブルT5を更新する(ステップS1209)。具体的には、ネットワーク管理装置2は、生成したMBインスタンスのエントリを、MBインスタンステーブルT5に追加する。より具体的には、ネットワーク管理装置2のプロビジョニングプログラム314は、ステップS1206にて選定されたMB4のMBIDと、MB要件の送信者(利用者)を、それぞれ、MBインスタンステーブルT5のMBIDフィールドと、利用者フィールドに格納する。
そして、ステップS1208にて、仮想MBを生成した場合、プロビジョニングプログラム314は、MBインスタンステーブルT5のリソースフィールドに割当てたリソース量を格納する。また、プロビジョニングプログラム314は、一意なIDを発行し、インスタンスIDフィールドに格納する。
さらに、プロビジョニングプログラム314は、利用者要件を、機能要件フィールド、性能要件フィールド、信頼性要件フィールドに格納する。尚、仮想MBを生成しなかった場合、即ち、選定されたのが物理MBであった場合、リソースフィールドには何も値を格納せず、一意なIDをインスタンスIDフィールドに格納するのみでよい。
このように、MBインスタンステーブルT5の各フィールドを更新することにより、図8に具体的に示しているように、MBインスタンスのIDに対し、インスタンスを生成したMB機種のID、MBインスタンスの利用者、割当てているリソース量、利用者の各要件の対応関係がMBインスタンステーブルT5に登録される。
このあと、ネットワーク管理装置2は、利用者端末1または提供者端末3からMB設定要求を受ける(ステップS1210)。設定要求には、MB4で有効にする機能の設定パラメータが含まれている。設定パラメータは、例えば、ファイアウォールで有効化するフィルタリングに関するパラメータ(送信元アドレス、送信先アドレス、通信許可または不許可)や、ロードバランサで有効にするロードバランシングに関するパラメータ(たとえば、タイムスライスなどのラウンドロビンに関する情報)が含まれる。
ネットワーク管理装置2は、ステップS1210における設定要求を受けると、設定要求の対象となるMB4に当該設定要求を送信することで設定を有効にする。具体的には、たとえば、プロビジョニングプログラム314が、設定要求から設定パラメータを抽出し、MB4の設定インタフェイスに指示する。設定インタフェイスとは、例えば、CLIやAPI(Application Programable Interface)であり、MB機能実行プログラム112に含まれる。MB機能実行プログラム112は、受け付けた設定パラメータに従って自身のフィルタリングやロードバランシングといった処理を実行する。これにより、MBインスタンスが稼働することになる。
このあと、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンスから稼働情報を取得する(ステップS1212)。稼働情報とは、MBインスタンス内のログデータテーブル113である。MBインスタンスは、自身の稼働状況をログデータとしてログデータテーブル113に保存する。なお、MBがネットワーク管理装置2にログデータテーブル113を送信する間隔は、任意に設定可能としてもよい。例えば、ステップS11に示した設定要求に送信間隔:1秒の設定値が含まれている場合、MBインスタンスがその送信間隔に従って送信してもよい。また、ネットワーク管理装置2が任意の間隔でログデータテーブル113の取得要求をMB4に対して送信し、MBインスタンスが当該要求を受けてログデータテーブル113をネットワーク管理装置2に送信してもよい。このように、ステップS1212は、MBインスタンスの稼働状況を取得する稼働状況取得処理である。
ネットワーク管理装置2は、MBインスタンスから稼働情報を取得すると、テーブル更新処理を実行する(ステップS1213)。テーブル更新処理(ステップS1213)では、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンス稼働状況監視プログラム315により、当該稼働情報を用いてMBインスタンス稼働状況テーブルT1を更新する。また、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22の性能実績フィールドの値や信頼性実績フィールドの値も更新する。
そして、ネットワーク管理装置2は、稼働情報の送信元のMBインスタンスについて、当該稼働情報とMBインスタンステーブルT5に格納されているMB要件とを比較する(ステップS1214)。そして、ネットワーク管理装置2は、ステップS1214の比較結果を利用者端末1または提供者端末3に通知する(ステップS1215)。比較結果は、稼働情報とMB要件を含む情報でもよく、差分を示す情報でもよい。なお、MB要件が、その送信元となる利用者端末1または提供者端末3に保持されている場合には、ネットワーク管理装置2は、利用者端末1または提供者端末3に稼働情報のみ送信してもよい。
<第2のノウハウテーブルT22の更新処理手順例>
図13は、図7に示した第2のノウハウテーブルT22の更新処理手順例を示すフローチャートである。ネットワーク管理装置2は、MBノウハウ更新要求を受信する(ステップS131)。例えば、MBノウハウ管理プログラム312がCLIやGUIにより、それらに対するアクセス用装置11からのMBノウハウ更新要求や、他プログラムからのMBノウハウ更新要求を受信する。
つぎに、ネットワーク管理装置2は、MBノウハウ更新要求が自動更新要求であるかを判定し(ステップS132)、Yesの場合、S133の処理に進み、Noの場合、S136に進む。例えば、ステップS131で示したようにMB情報が提供者端末3から送信された場合はステップS136に進み、MBインスタンス稼働状況監視プログラム315からの自動更新要求である場合はステップS133に進む。
MB情報が提供者端末3から送信された場合(ステップS132:No)、ネットワーク管理装置2は、提供者端末3からステップS131で受信したMB情報を参照し、第2のノウハウテーブルT22のMB情報に該当するフィールドの値を更新して(ステップS136)、処理を終了する。
一方、MBインスタンス稼働状況監視プログラム315からの自動更新要求である場合(ステップS132:Yes)、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンスの稼働率を特定して、第2のノウハウテーブルT22の信頼性実績を更新する(ステップS133)。具体的には、たとえば、まず、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンス稼働状況テーブルT1を参照して、MBノウハウ更新要求に含まれるインスタンスIDのエントリから利用機能と稼働率を取得する。たとえば、図9の例では、MBノウハウ更新要求に含まれるMBID:1とすると、利用機能:フィルタリングと、稼働率:100%が取得される。
また、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンステーブルT5を参照して、MBノウハウ更新要求に含まれるインスタンスIDのエントリからMBIDを取得する。上記の例では、MBID:1に対応するインスタンスID:1が取得される。
そして、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22を参照して、MBIDが上記取得したMBIDで、かつ、基準機能クラスが上記取得した利用機能であるエントリを特定する。ネットワーク管理装置2は、特定したエントリの信頼性実績を、上記取得した稼働率を用いて更新する。たとえば、ネットワーク管理装置2は、特定したエントリの信頼性実績と上記取得した稼働率との平均値を更新後の信頼性実績とする。
上記の例では、MBID:1で、かつ、基準機能クラス:フィルタリングであるエントリの信頼性実績:96%が、第2のノウハウテーブルT22から取得される。したがって、たとえば、信頼性実績:96%は、信頼性実績:96%と稼働率:100%との平均値98%に更新される。
ステップS133では、ネットワーク管理装置2は、同一インスタンスIDの他のエントリについても同様に実行することにより、同一インスタンスの全利用機能に関する信頼性実績を更新することができる。たとえば、図9の例では、インスタンスID:1の利用機能は、「フィルタリング」のほかに、「NAT」があるため、ネットワーク管理装置2は、利用機能:NATについても同様に稼働率を更新する。また、他のインスタンスIDについては、検索キーとなるインスタンスIDを変更して実行すればよい。
つぎに、ネットワーク管理装置2は、MBの発揮性能を特定し、性能実績を更新する(ステップS134)。具体的には、たとえば、まず、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンス稼働状況テーブルT1を参照して、MBノウハウ更新要求に含まれるインスタンスIDのエントリから利用機能と発揮性能を取得する。たとえば、図9の例では、MBノウハウ更新要求に含まれるMBID:1とすると、利用機能:フィルタリングと発揮性能:7Gbpsが取得される。
また、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンステーブルT5を参照して、MBノウハウ更新要求に含まれるインスタンスIDのエントリからMBIDを取得する。上記の例では、MBID:1に対応するインスタンスID:1が取得される。
そして、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22を参照して、MBIDが上記取得したMBIDで、かつ、基準機能クラスが上記取得した利用機能であるエントリを特定する。ネットワーク管理装置2は、特定したエントリの性能実績を、上記取得した発揮性能を用いて更新する。たとえば、ネットワーク管理装置2は、特定したエントリの性能実績上記取得した発揮性能との平均値を更新後の性能実績とする。
上記の例では、MBID:1で、かつ、基準機能クラス:フィルタリングであるエントリの性能実績:8Gbpsが、第2のノウハウテーブルT22から取得される。したがって、たとえば、性能実績:8Gbpsは、性能実績:8Gbpsと発揮性能:7Gbpsとの平均値7.5%に更新される。
このあと、ネットワーク管理装置2は、図12のステップS1214に示したように、MBインスタンスの稼働状況とMB要件とを比較し、提供者端末3や利用者端末1に通知する。この通知は、MB要件に対し、利用者が、ステップS1206で選定されたMB4が妥当であるかを判断するため等に用いられる。MB4が妥当であるかは、例えば、MBインスタンスが、性能要件を満たしているか、信頼性要件を満たしているか、要件機能を全て利用しているか等の、稼働状況により確認することができる。以下、具体例をあげて説明する。
(MBインスタンスの稼働率と信頼性要件との比較結果)
たとえば、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンステーブルT5から、ステップS133で稼働率の取得に用いられたインスタンスIDが存在し、かつ、利用機能が機能要件に存在するエントリを特定し、特定したエントリの信頼性要件を取得する。
具体的には、たとえば、ステップS133で示したインスタンスID:1で、かつ、利用機能:フィルタリングである場合を例に挙げて説明する。ネットワーク管理装置2は、インスタンスID:1で、かつ、機能要件:フィルタリングであるエントリを図8のMBインスタンステーブルT5から特定する。そして、ネットワーク管理装置2は、特定したエントリから信頼性要件:99.999%を取得する。ネットワーク管理装置2は、ステップS13で、インスタンスID:1で、かつ、利用機能:フィルタリングで特定される稼働率:100%を取得している。したがって、ネットワーク管理装置2は、稼働率:100%と特定したエントリの信頼性要件:99.999%との比較結果を通知する。
(MBインスタンスの発揮性能と性能要件との比較結果)
また、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンステーブルT5から、ステップS133で発揮性能の取得に用いられたインスタンスIDが存在し、かつ、利用機能が機能要件に存在するエントリを特定し、特定したエントリの性能要件を取得する。
具体的には、たとえば、ステップS14で示したインスタンスID:1で、かつ、利用機能:フィルタリングである場合を例に挙げて説明する。ネットワーク管理装置2は、インスタンスID:1で、かつ、機能要件:フィルタリングであるエントリを図8のMBインスタンステーブルT5から特定する。そして、ネットワーク管理装置2は、特定したエントリから性能要件:8Gbpsを取得する。ネットワーク管理装置2は、ステップS14で、インスタンスID:1で、かつ、利用機能:フィルタリングで特定される発揮性能:7Gbpsを取得している。したがって、ネットワーク管理装置2は、発揮性能:7Gbpsと特定したエントリの性能要件:8Gbpsとの比較結果を通知する。
なお、MBインスタンスが仮想MBであり、かつ、発揮性能<性能実績である場合、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22の性能特徴で特定されるリソース量では、発揮性能が性能実績を達成できないと判断することとしてもよい。この場合、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22の性能特徴で特定されるリソース量がおおきくなるように更新してもよい。たとえば、性能特徴により特定されるリソース量が「2コア4GB」の場合、「3コア8GB」に自動更新してもよい。または、ネットワーク管理装置2は、発揮性能が性能実績を達成できていない旨を示す情報を、提供者端末3に通知してもよい。この場合、提供者端末3からの指示によりネットワーク管理装置2が性能特徴を更新してもよい。
(要件機能の利用有無)
ネットワーク管理装置2は、MBインスタンスの稼働率と信頼性要件との比較およびMBインスタンスの発揮性能と性能要件との比較において用いられたインスタンスIDについて、要件機能の利用有無を確認する。具体的には、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンス稼働状況テーブルT1を参照して、MBノウハウ更新要求に含まれるインスタンスIDのエントリから利用機能をすべて取得する。上記の例では、インスタンスID:1であるため、利用機能:フィルタリング、NATが取得される。
つぎに、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンステーブルT5を参照して、先に取得した利用機能に一致する機能要件を充足機能要件として取得し、一致しない機能要件を不足機能要件として取得する。上記の例では、図8において、インスタンスID:1の機能要件は、フィルタリング、NAT、HTTPS−DPIであるため、充足機能要件がフィルタリングおよびNATであり、不足機能要件がHTTPS−DPIであることがわかる。
なお、MBインスタンスの稼働率と信頼性要件との比較やMBインスタンスの発揮性能と性能要件との比較を他のインスタンスIDで実行することで、ネットワーク管理装置2は、すべてのインスタンスIDに関し、要件機能の利用有無を特定することができる。
このように、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンスの稼働率と信頼性要件の比較結果、発揮性能と性能要件との比較結果、要件機能の利用有無を利用者端末1や提供者端末3に通知する。通知は多様に設定可能としてもよい。例えば、通知先を提供者のみ、利用者のみ等に設定できたり、通知間隔を判定後即時、判定後1カ月後等に設定できたり、通知条件を達成、未達成、利用していない要件数が閾値以上等に設定してもよい。あるいはデフォルト設定を持ってもよい。
<MB抽象モデルテーブルT3の更新処理手順例>
図14は、MB抽象モデルテーブルT3の更新処理手順例を示すフローチャートである。ネットワーク管理装置2は、MB抽象モデルテーブルT3の更新要求を受信したか否かを判断し(ステップS141)、受信した場合(ステップS141:Yes)、S142へ進む。受信したのが更新要求ではない場合(ステップS141:No)、S146へ進む。更新要求は、例えば、MB抽象モデル管理プログラム311がCLI、GUIの機能により、アクセス用装置11から入力される。
ステップS141において、MB抽象モデルテーブルT3の更新要求が受信された場合(ステップS141:Yes)、ネットワーク管理装置2は、更新要求が基準(基準信頼性値、基準性能換算値、基準機能クラス)の更新要求を含む場合(ステップS142:Yes)、S143へ進み、含まない場合(ステップS142:No)、S144へ進む。
ステップS143において、ネットワーク管理装置2は、MB抽象モデルテーブルT3の基準フィールドのうち更新要求に含まれるフィールドを更新する(ステップS143)。基準のタイプによって、方法が異なる。基準信頼性値および基準性能値については、例えば、提供者端末3より変更値が入力され、基準信頼性値フィールドまたは基準性能値フィールドを更新する。基準機能クラスについては、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22の基準機能クラスを参照し、MB抽象モデルテーブルT3の基準機能クラスとの差異がある場合、MB抽象モデルテーブルT3の基準機能クラスを第2のノウハウテーブルT22の基準機能クラスに合わせて更新する。
そして、ネットワーク管理装置2は、MB抽象モデルテーブルT3の基準機能クラスの重要度を更新して(ステップS144)、処理を終了する。具体的には、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンス稼働状況テーブルT1を参照して、MBインスタンスごとの利用機能を特定する。そして、ネットワーク管理装置2は、特定された利用機能のMB種別ごとに、当該利用機能が有効にされているMBインスタンスの割合を算出し、割合の高い機能の重要度をAとし、高くない機能の重要度をBやCに設定する。
具体的には、たとえば、MBインスタンス稼働状況テーブルT1に示されているインスタンスIDが1から4のMBインスタンスは、インスタンスID:1がフィルタリングおよびNATを、インスタンスID:2がフィルタリングおよびHTTPS−DPIを、インスタンスID:3がフィルタリングを、インスタンスID:4がフィルタリングおよびNATを有効にしている。ネットワーク管理装置2は、フィルタリングは全MBインスタンスで有効にされているため重要度Aとし、NATは2つのMBインスタンスで有効にされているため重要度B、HTTPS−DPIは1つのMBインスタンスのみで有効にされているため重要度Cと決定する。なお、割合による重要度の決定はあくまで例であり、決定方法は設定可能としてもよい。
また、ステップS141において、MB抽象モデルテーブルT3の提供要求を受けた場合(ステップS141:No)、ステップS146へ進み、提供要求ではない場合(ステップS145:No)、特に何もせず終了する。一方、提供要求である場合(ステップS145:Yes)、ネットワーク管理装置2は、MB抽象モデルテーブルT3の提供要求を送った利用者端末1に、MB抽象モデルテーブルT3を送信する(ステップS146)。例えば、MB抽象モデル管理プログラム311のCLI、GUIに対する要求への応答として送信すればよい。
<MBインスタンス稼働状況テーブルT1の更新処理手順例>
図15は、MBインスタンス稼働状況テーブルT1の更新処理手順例を示すフローチャートである。まず、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンスから監視情報を受信する(ステップS151)。監視情報とは、具体的には、たとえば、MBインスタンスが生成するログデータテーブル113である。ログデータテーブル113には、利用機能、利用機能の発揮性能、稼働停止(障害発生)した際の時刻等が含まれている。
つぎに、ネットワーク管理装置2は、監視情報を参照し、MBインスタンス稼働状況テーブルT1の、監視情報の送信元であるMBインスタンスに対応する稼働率フィールドを更新する(ステップS152)。例えば、ネットワーク管理装置2は、監視情報を取得したときの時刻と、稼働を開始した時刻の差分である稼働後経過時間を算出し、稼働後経過時間と当該稼働後経過時間から障害等によって停止していた時間を除いた時間との割合を算出する。算出された割合が稼働率である。
そして、ネットワーク管理装置2は、監視情報を参照し、MBインスタンス稼働状況テーブルT1の、監視情報の送信元であるMBインスタンスに対応する利用機能を更新する(ステップS153)。具体的には、例えば、ログデータテーブル113の中から利用機能を特定すればよい。
このあと、ネットワーク管理装置2は、監視情報を参照し、MBインスタンス稼働状況テーブルT1の、監視情報の送信元であるMBインスタンスが利用している利用機能に対応する発揮性能を更新する(ステップS154)。発揮性能はログデータテーブル113に含まれているため、ネットワーク管理装置2は、ログデータテーブル113から抽出すればよい。これにより、一連の処理を終了する。
<MB選定処理手順例>
図16は、図12に示したMB選定処理手順例を示すフローチャートである。
S161:ネットワーク管理装置2は、MB要件を受信する(ステップS161)。MB要件は、例えば、MB選定プログラム313が持つCLIやGUI機能によって受信される。なお、MB要件は提供者端末3から入力してもよい。ここでは、図4に示すMB抽象モデルテーブルT3のロードバランサのエントリを利用者が選択して、MB要件とし、ネットワーク管理装置2が、利用者端末1から当該MB要件を受信したものとする。なお、MB要件の各値は、MB抽象モデルテーブルT3に格納される値と同一でもよく、また、利用者端末1から任意に入力された値でもよい。
S162:ネットワーク管理装置2は、ステップS161でMB要件を受信した場合、機能要件を満たすプロビジョニング候補MBを特定する(ステップS162)。具体的には、たとえば、ネットワーク管理装置2は、MB機種テーブルT4を参照して、受信したMB要件に含まれる機能要件の種別ごとに、該当するMBIDを特定する(ステップS1621)。たとえば、上記のMB要件の例では、MBの機能の種別は「ロードバランサ」であるため、ネットワーク管理装置2は、MB機種テーブルT4を参照して、当該種別「ロードバランサ」に該当するMBIDとして「3」と「4」を特定する。
そして、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22を参照して、上記抽出したMBIDを有し、かつ、受信したMB要件に含まれる機能要件が基準機能クラスに存在するエントリを特定する(ステップS1622)。上記の例では、特定したMBIDは「3」と「4」である。また、受信したMB要件に含まれる機能要件は「ロードバランシング」および「NAT」であるため、ネットワーク管理装置2は、MBIDが「3」または「4」であり、かつ、基準機能クラスが「ロードバランシング」または「NAT」であるエントリが第2のノウハウテーブルT22に存在するか確認する。
この場合、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22のエントリとして存在するMBIDである「3」および「4」を保持する。なお、該当するMBIDがない場合、機能要件を満たすMBは存在しないことになり、プロビジョニング候補MBはないことになる。
つぎに、ネットワーク管理装置2は、第1のノウハウテーブルT21を参照して、上記保持したMBIDに対応する相互接続MBIDおよび相互接続情報を検索する(ステップS1623)。上記例の場合、MBIDである「3」および「4」に対応する相互接続MBIDおよび相互接続情報は存在しない。これにより、基準機能クラスを持つプロビジョニング候補MBとして、MBID:3および4が特定される。
なお、相互接続MBIDが特定された場合、ネットワーク管理装置2は、相互接続情報を解析する(ステップS1624)。たとえば、相互接続情報の内容が『通信不可になる可能性あり』などの相互接続が推奨されない内容である場合、ネットワーク管理装置2は、MBインスタンステーブルT5を参照し、ステップS1621でのMB要件の送信元の利用者をキーとして、相互接続MBIDのMBインスタンスの生成有無を特定する。相互接続MBIDのMBインスタンスが生成されている場合、ネットワーク管理装置2は、当該MBIDをプロビジョニング候補MBより除外する。
S163:つぎに、ネットワーク管理装置2は、信頼性要件に近い信頼性実績を持つプロビジョニング候補MBを特定する(ステップS163)。ここでいう信頼性要件とは、上述したMB要件に含まれる基準信頼性値である。信頼性要件に近い信頼性実績とは、たとえば、信頼性要件から信頼性実績値を減算した差分が最少となる信頼性実績である。
なお、信頼性実績が1つしか取得されない場合や差分が同一である信頼性実績が複数取得された場合は、当該MBIDを無条件でプロビジョニング候補MBとして残してもよく、また、差分がしきい値以内である場合のみ、当該MBIDをプロビジョニング候補MBとして残してもよい。また、差分が最少となる信頼性実績であっても、差分がしきい値以内でない場合は、当該MBIDをプロビジョニング候補MBから除外してもよい。
具体的に説明すると、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22を参照して、ステップS1622で保持したMBIDのエントリを特定し、特定したエントリのうちMB要件に含まれる基準機能クラスが存在するエントリを特定する。そして、ネットワーク管理装置2は、特定したエントリの信頼性実績を特定する。ステップS1622で保持したMBIDは、「3」および「4」であり、また、MB要件に含まれる重要度A(必須機能)の基準機能クラスは「ロードバランシング」である。したがって、ネットワーク管理装置2は、MBID:3で、かつ、基準機能クラス:ロードバランシングであるエントリから信頼性実績:99.70%を特定し、MBID:4で、かつ、基準機能クラス:ロードバランシングであるエントリの信頼性実績:99.70%を特定する。
本例のMB要件の信頼性要件である基準信頼性値は、図4に示したように、「99.999」である。両信頼性実績との差分がしきい値以内とすると、両MBID:3,4がプロビジョニング候補に残る。
S164:また、ネットワーク管理装置2は、性能要件に近い性能実績を持つプロビジョニング候補MBを特定する(ステップS164)。ここでいう性能要件とは、上述したMB要件に含まれる基準性能値である。性能要件に近い性能実績とは、たとえば、性能要件から性能実績を減算した差分の絶対値が最少となる性能実績である。
なお、性能実績が1つしか取得されない場合や差分の絶対値が同一である性能実績が複数取得された場合は、当該MBIDを無条件でプロビジョニング候補MBとして残してもよく、また、差分の絶対値がしきい値以内である場合のみ、当該MBIDをプロビジョニング候補MBとして残してもよい。また、差分の絶対値が最少となる性能実績であっても、差分の絶対値がしきい値以内でない場合は、当該MBIDをプロビジョニング候補MBから除外してもよい。
具体的に説明すると、ネットワーク管理装置2は、第2のノウハウテーブルT22を参照して、ステップS1622で保持したMBIDのエントリを特定する。そして、ネットワーク管理装置2は、特定したエントリの性能実績を特定する。ステップS162で保持したMBIDは、「3」および「4」であり、また、MB要件に含まれる重要度A(必須機能)の基準機能クラスは「ロードバランシング」である。したがって、ネットワーク管理装置2は、MBID:3で、かつ、基準機能クラス:ロードバランシングであるエントリから性能実績:7Gbpsを特定し、MBID:4で、かつ、基準機能クラス:ロードバランシングであるエントリから性能実績:8Gbpsを特定する。
本例のMB要件の性能要件である基準性能値は、図4に示したように、「7Gbps」である。この場合、性能実績:7Gbps、8Gbpsのうち、基準性能値:7Gbpsとの差分の絶対値が最少となる性能実績:7GbpsであるMBID:3がプロビジョニング候補に残る。
S165:つぎに、ネットワーク管理装置2は、ステップS163およびステップS164で特定されたプロビジョニング候補MBの中から、プロビジョニングするMBを選定する(ステップS165)。上記の例では、ステップS163では、MBID:3,4が特定され、ステップS164では、MBID:3が特定されている。したがって、ネットワーク管理装置2は、ステップS163およびステップS164の両方で特定されたMBID:3のMBを、プロビジョニング対象MBに選定する。
また、MB選定では、ネットワーク管理装置2は、ステップS163およびステップS164の各々で特定されたMBIDのMBをプロビジョニング対象MBに選定することとしてもよい。たとえば、本例の場合、MBID3,4のMBが、プロビジョニング対象MBに選定される。
なお、ステップ163で特定されたMBIDと、ステップS164で特定されたMBIDが異なる場合、ネットワーク管理装置2は、信頼性要件および性能要件の両方を上回る実績を持つMBをプロビジョニング対象MBに選定することとしてもよい。
たとえば、ステップS163において、MBID:4の信頼性実績が100である場合、信頼性要件:99.999を上回っているため、MBID:4が特定される。一方、ステップS164では、性能実績:7GbpsであるMBID:3が特定されている。この場合、ステップS164でもMBID:4の性能実績:8Gbpsは、性能要件7Gbpsを上回っているため、ネットワーク管理装置2は、MBID:4のMBをプロビジョニング対象MBに選定する。
また、ステップ163で特定されたMBIDとステップS164で特定されたMBIDが共通する複数のMBIDである場合、ネットワーク管理装置2は、物理MBよりも仮想MBをプロビジョニング対象MBに選定することとしてもよい。
たとえば、ステップS164において、MBID:4の性能実績が7Gbpsである場合、ステップS163およびステップS164の両方の処理でそれぞれ、MBID:3,4が特定される。この場合、MBID:3のMBは仮想MBであり、MBID:4のMBは物理MBであるため、ネットワーク管理装置2は、MBID:3をプロビジョニング候補MBに選定する。
なお、ステップS162〜S165において、MBIDが特定または選定されなかった場合、ネットワーク管理装置2は、その理由を利用者端末1または提供者端末3に送信してもよい。
また、上述した説明では、ステップS163およびステップS164の処理を並列実行した例について説明したが、ステップS163で特定されたMBIDを対象にして、ステップS164を実行してもよく、ステップS164で特定されたMBIDを対象にして、ステップS163を実行してもよい。また、必ずしもステップS163およびステップS164の両方を実行する必要はなく、少なくともいずれか一方が実行することとしてもよい。
このように、利用者は、MB抽象モデルの提供を提供者側から受けることができるため、MB抽象モデルを参考にして、利用したいMBのMB要件を決めることができる。また、MB要件を充足するMBの選定は、ネットワーク管理装置2が実行するため、利用者はMBの機種を選定する必要がない。したがって、MB選定の利便性の向上を図ることができる。
また、利用者は、MBインスタンスについて、稼働状況とMB要件との乖離の通知を受けるため、要求通りサービスの提供を受けているかを確認することができる。また、当該通知により、必要に応じて再度MB要件を提示しなおすことができる。
また、提供者にとっても、ネットワーク管理装置2が自動的にMB選定を実行するため、MB選定にかかる負担軽減を図ることができる。特に、提供者は、運用ノウハウをネットワーク管理装置2に与えることにより、ネットワーク管理装置2は、MB選定に際し、運用ノウハウを考慮することができる。このように、運用で得られたMB間の相性をMB選定に利用することができるため、選定されたMBの信頼性の向上を図ることができる。また、提供者も、MBインスタンスについて、稼働状況とMB要件との乖離の通知を受けるため、運用ノウハウや基準が妥当であるかの判断が容易となる。
このように、本実施例によれば、MBの選定の容易化を図ることができる。したがって、MBの提供者は、MBの機能、信頼性および性能を加味したネットワークサービス仕様の提供が可能となる。また、利用者は、MB要件に合致するMBの選定が容易になり、さらに、MB要件に対する選定したMBの妥当性の判断が容易になる。
なお、上述した実施例では、MBの性能、信頼性、および機能を用いてMBを選定したが、性能、信頼性、および機能のうち少なくともいずれか1つを用いてMBを選定することとしてもよい。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 利用者端末
2 ネットワーク管理装置
3 提供者端末
6 サーバ
100 MB管理システム
T1 MBインスタンス稼働状況テーブル
T2 MBノウハウテーブル
T21 第1のノウハウテーブル
T22 第2のノウハウテーブル
T3 MB抽象モデルテーブル
T4 MB機種テーブル
T5 MBインスタンステーブル

Claims (11)

  1. 複数の機能種別の中から選択された機能種別を実現するネットワーク装置の集合を管理する管理装置であって、
    前記管理装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを格納するメモリと、を有するとともに、前記集合の各ネットワーク装置について前記選択された機能種別により特定される機能、当該機能が発揮された場合の性能に関する実績、前記機能が発揮された場合の信頼性に関する実績のうち、少なくともいずれか1つを含む情報を記憶する記憶部にアクセス可能であり、
    前記プロセッサは、
    前記複数の機能種別の中から指定された機能種別に要求される機能、性能または信頼性のうち、少なくともいずれか1つの要件を取得する要件取得処理と、
    前記要件取得処理によって取得された要件を充足するネットワーク装置を、前記集合のうち、前記指定された機能種別を実現するネットワーク装置群の中から選定する選定処理と、
    を実行することを特徴とする管理装置。
  2. 前記記憶部は、さらに、ネットワーク装置間の相性に関する情報を記憶し、
    前記選定処理では、前記相性に関する情報に基づいて、前記要件を充足するネットワーク装置を、前記指定された機能種別を実現するネットワーク装置群の中から選定することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記選定処理によって選定されたネットワーク装置を、前記指定された機能種別で前記要件取得処理によって取得された要件を実現するように設定することにより、前記選定されたネットワーク装置のインスタンスを生成する生成処理と、
    前記生成処理によって生成されたインスタンスが稼働した場合の稼働状況を示す情報を前記インスタンスから取得する稼働状況取得処理と、
    前記稼働状況取得処理によって取得された稼働状況を示す情報を、前記要件取得処理によって取得された要件の送信元に通知する通知処理と、
    を実行することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記要件取得処理によって取得された要件と、前記稼働状況取得処理によって取得された稼働状況を示す情報と、を比較する比較処理を実行し、
    前記通知処理では、前記比較処理による比較結果を前記送信元に通知することを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記稼働状況取得処理では、前記稼働状況を示す情報として、前記インスタンスで発揮された機能の信頼性を示す値を前記インスタンスから取得し、
    前記比較処理は、前記インスタンスに設定された要件が、前記指定された機能種別に要求される信頼性を示す値である場合、当該信頼性を示す値と前記稼働状況取得処理によって取得された信頼性を示す値とを比較することを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記稼働状況取得処理では、前記稼働状況を示す情報として、前記インスタンスで発揮された機能の性能を示す値を前記インスタンスから取得し、
    前記比較処理は、前記インスタンスに設定された要件が、前記指定された機能種別に要求される性能を示す値である場合、当該性能を示す値と前記稼働状況取得処理によって取得された性能を示す値と比較することを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  7. 前記稼働状況取得処理では、前記稼働状況を示す情報として、前記インスタンスで発揮された機能を示す情報を前記インスタンスから取得し、
    前記比較処理は、前記インスタンスに設定された要件が、前記指定された機能種別に要求される機能を示す情報である場合、当該機能を示す情報と前記稼働状況取得処理によって取得された機能を示す情報と比較することを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記稼働状況取得処理によって取得された稼働状況を示す情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている情報を更新する更新処理を実行することを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  9. 前記記憶部は、さらに、前記複数の機能種別における機能種別ごとに、信頼性の基準値、性能の基準値、または、基準となる機能のうち少なくともいずれか1つを含む基準情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    前記基準情報の取得要求があった場合、取得要求元に前記基準情報を送信する送信処理を実行し、
    前記要件取得処理では、前記送信処理によって前記基準情報を送信した結果、前記取得要求元から、前記少なくともいずれか1つの要件を取得することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  10. 複数の機能種別の中から選択された機能種別を実現するネットワーク装置の集合を管理する管理装置による管理方法であって、
    前記管理装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを格納するメモリと、を有するとともに、前記集合の各ネットワーク装置について前記選択された機能種別により特定される機能、当該機能が発揮された場合の性能に関する実績、前記機能が発揮された場合の信頼性に関する実績のうち、少なくともいずれか1つを含む情報を記憶する記憶部にアクセス可能であり、
    前記プロセッサは、
    前記複数の機能種別の中から指定された機能種別に要求される機能、性能または信頼性のうち、少なくともいずれか1つの要件を取得する要件取得処理と、
    前記要件取得処理によって取得された要件を充足するネットワーク装置を、前記集合のうち、前記指定された機能種別を実現するネットワーク装置群の中から選定する選定処理と、
    を実行することを特徴とする管理方法。
  11. 複数の機能種別の中から選択された機能種別を実現するネットワーク装置の集合の管理をプロセッサに実行させるための管理プログラムであって、
    前記プロセッサは、前記集合の各ネットワーク装置について前記選択された機能種別により特定される機能、当該機能が発揮された場合の性能に関する実績、前記機能が発揮された場合の信頼性に関する実績のうち、少なくともいずれか1つを含む情報を記憶する記憶部にアクセス可能であり、
    前記複数の機能種別の中から指定された機能種別に要求される機能、性能または信頼性のうち、少なくともいずれか1つの要件を取得する要件取得処理と、
    前記要件取得処理によって取得された要件を充足するネットワーク装置を、前記集合のうち、前記指定された機能種別を実現するネットワーク装置群の中から選定する選定処理と、
    を前記プロセッサに実行させることを特徴とする管理プログラム。
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