JP2015113616A - House - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数階建ての住宅本体を有する住宅に関する。 The present invention relates to a house having a multi-storey house body.
従来では、夫婦のみ、あるいはその子供までが同居する家族構成が多く見られ、住宅においても基本的に一世帯のみが生活できるような設計がなされていた。ところが、近年では地価の高騰により資金的に住宅建設が困難になっている点、若夫婦が共働きする傾向にある点、老夫婦の高齢化がますます進む点等から、老夫婦(親)と若夫婦(子)、さらにはその子供(孫)といった二世帯が同居するいわゆる多世帯型に戻りつつあり、当然住宅においても親・子・孫が同居できるようなプランが望まれていた。さらに、複数の世帯で居住する場合には、お互いのプライベートを重視する観点から、できる限り当該複数の世帯同士が独立したプランが望まれていた。
また、近年では、上述のように多世帯が一棟の住宅に同居する居住形式の増加だけでなく、在宅で仕事を行う在宅勤務者や、非血縁者同士が一棟の住宅に同居する居住形式も増加している。
In the past, there were many family structures where only a couple or even their children live together, and the house was basically designed so that only one household could live. However, in recent years, it has become difficult to build houses due to soaring land prices, there is a tendency for young couples to work together, and older couples (parents) and young couples are increasingly aging. (Child) and the child (grandchild) are returning to the so-called multi-household type where two households live together. Of course, a plan that allows parents, children and grandchildren to live together in a house was desired. Furthermore, when living in a plurality of households, a plan in which the plurality of households are as independent as possible has been desired from the viewpoint of emphasizing mutual privateness.
Also, in recent years, not only has the number of living styles increased as many households live in a single house as described above, but also home workers who work from home or unrelated people living in a single house. The format is also increasing.
ところで、従来のような居住形式に対応するプランの住宅を設計するに当たって、例えば多世帯型の住宅においては、高齢な親世帯の居住者よりも、孫のいる子世帯の居住者の方が人数も多く、住宅内における活動領域も広い。すなわち、多世帯型住宅に限られず、従来のような居住形式に対応するプランの住宅を設計するに当たっては、住宅内空間の有効活用について考慮したプランを採用することが望まれていた。 By the way, when designing a house with a plan corresponding to the conventional residence style, for example, in a multi-family house, there are more residents in the child household with grandchildren than in the elderly parent household. There are many activities in the house. In other words, it is desired to adopt a plan that takes into account the effective use of the space in the house when designing a house with a plan corresponding to a conventional living style, not limited to a multi-family house.
また、近年では、将来にわたってより高齢化が進むことが見込まれ、高齢者の外出等には車が必須のものとなり、これに伴って住宅の敷地内に駐車スペース(または停車スペース)を設けることも必須となる。ところが、例えば図16に示すように、駐車スペース101を住宅100の外壁に寄り添うようにした場合は、駐車スペース101以外の用途にも利用しやすいという利点はあるが、雨天時の車両の乗降が困難であり、車両の盗難についても抑制しづらい。一方、例えば図17に示すように、駐車スペース103を住宅102の下階の内部(凹部)に設けた所謂ビルトイン型の場合は、全天候に対応でき、車両の盗難を抑制できるという利点はあるものの、駐車スペース103をその用途以外で利用することが困難であった。すなわち、従来の場合、駐車スペースの使い勝手がよくない場合があった。
In addition, in recent years, it is expected that the aging will progress further in the future, and cars will be indispensable for the elderly to go out, and in conjunction with this, parking spaces (or parking spaces) will be provided within the residential premises. Is also essential. However, for example, as shown in FIG. 16, when the
本発明の課題は、駐車スペースの使い勝手を向上できるとともに、住宅内空間の有効活用を可能とする住宅を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a house that can improve the usability of a parking space and can effectively use a space in the house.
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図13に示すように、複数階建ての住宅本体1aを有する住宅1(1A,1B,1C)において、
前記住宅本体1aは、
前記住宅本体1aの下階を奥行き方向に貫通し、両端部が屋外に向かって開放されて、車両Cが通り抜け可能な通路2と、
前記通路2の一側に配置される第一領域(第一居住部3)と、
前記通路2の他側に配置される第二領域(第二居住部4)と、
前記第一領域3および前記第二領域4の上方である前記住宅本体1aの上階に設けられ、前記通路2を跨ぐようにして配置される第三領域(共用部5)と、を備えており、
前記第一領域3と前記第二領域4のうち少なくとも一方の領域は、前記通路2に面する玄関(例えば出入口32aまたは出入口42c)を有しており、
前記通路2は、前記住宅本体1aの幅方向のいずれか一方に片寄った位置に設けられ、前記第一領域3の幅方向の長さと前記第二領域4の幅方向の長さとが不均等に設定されていることを特徴とする。
The invention according to
The
A
A first region (first living part 3) disposed on one side of the
A second region (second living part 4) disposed on the other side of the
A third region (common part 5) provided on the upper floor of the
At least one of the
The
請求項1に記載の発明によれば、通路2が、住宅本体1aの下階を奥行き方向に貫通し、両端部が屋外に向かって開放されて、車両Cが通り抜け可能となっているので、車両Cを住宅本体1aの正面側から通路2に入れて、当該通路2に駐車したり、通路2を通り抜けて住宅本体1aの背面側の敷地に駐車したりすることができる。さらに、車両Cを通路2に駐車すれば、車両Cの乗降に関して全天候に対応できるとともに、車両Cの盗難を抑制できるので、駐車スペースとしての通路2の使い勝手を向上させることができる。
また、通路2は、住宅本体1aの幅方向のいずれか一方に片寄った位置に設けられ、第一領域3の幅方向の長さと第二領域4の幅方向の長さとが不均等に設定されているので、第一領域3内と第二領域4のうちいずれか一方の内部空間を広くすることができ、他方をこれよりも狭くすることができる。これによって、例えば親世帯と、孫を含む子世帯とで居住する場合に、第三領域5も含めて人数配分や面積の配分を考慮した際に、居住者が適切な領域に住み分けることが可能となるので、住宅内空間を有効活用することができる。さらに、第一領域3と第二領域4の広さを考慮し、適切な方の領域を、例えば、店舗やオフィス等の仕事用のスペースとしたり、賃貸物件として貸し出したりすることもできるので、住宅内空間の有効活用に寄与できる。
According to the first aspect of the present invention, the
Moreover, the channel |
請求項2に記載の発明は、例えば図1,図3〜図13に示すように、請求項1に記載の住宅1(1A)において、
前記第一領域(第一居住部3)と前記第二領域(第二居住部4)は、異なる世帯がそれぞれ使用する居住部とされていることを特徴とする。
The invention according to
Said 1st area | region (1st residence part 3) and said 2nd area | region (2nd residence part 4) are made into the residence part which a different household uses, respectively.
請求項2に記載の発明によれば、第一領域3と第二領域4は、異なる世帯がそれぞれ使用する居住部とされているので、人数配分や面積の配分を考慮した際に、居住者が適切な領域に住み分けることができる。これによって、各世帯の居住者がそれぞれ快適に居住することが可能となる。
According to the second aspect of the present invention, the
請求項3に記載の発明は、例えば図2(b)に示すように、請求項1に記載の住宅1Bにおいて、
前記第一領域(第一居住部3)はワークスペースとされ、前記第二領域(第二居住部4)は居住部とされていることを特徴とする。
The invention according to
The first area (first living part 3) is a work space, and the second area (second living part 4) is a living part.
請求項3に記載の発明によれば、第一領域3はワークスペースとされ、第二領域4は居住部とされているので、住宅1Bに一世帯で居住する場合も第一領域3を有効活用できる。すなわち、第一領域3の使用形態を、居住者のライフスタイルに合わせて適宜変更できるので、住宅内空間の有効活用に寄与できる。
According to the invention described in
請求項4に記載の発明は、例えば図1(a),図3〜図13に示すように、請求項2または3に記載の住宅1において、
前記第三領域(共用部5)は、前記第二領域(第二居住部4)を使用する世帯と同一の世帯が使用する居住部とされ、これら第二領域4と第三領域5は連絡手段(例えば階段41a)を介して連絡していることを特徴とする。
The invention according to
The third area (shared part 5) is a residential part used by the same household that uses the second area (second residential part 4), and the
請求項4に記載の発明によれば、第三領域5は、第二領域4を使用する世帯と同一の世帯が使用する居住部とされ、これら第二領域4と第三領域5は連絡手段41aを介して連絡しているので、第二領域4と第三領域5とを組み合わせた広い居住空間を確保することができる。例えば第二領域4および第三領域5を孫のいる子世帯が居住するものとすれば、親世帯に比して人数も多く、住宅内における活動領域も広い場合が多いため好適である。
According to invention of
請求項5に記載の発明は、例えば図1(b)に示すように、請求項2に記載の住宅1Aにおいて、
前記第三領域(共用部5)は、前記第一領域(第一居住部3)の上方に位置する第一上方領域5aと、前記第二領域(第二居住部4)の上方に位置する第二上方領域5bと、前記通路2の上方に位置し、前記第一上方領域5aと前記第二上方領域5bの双方向から使用可能な共用部5cと、を有しており、
前記第一領域3と前記第一上方領域5aは第一連絡手段を介して連絡し、前記第二領域4と前記第二上方領域5bは第二連絡手段を介して連絡していることを特徴とする。
The invention according to
The third area (shared part 5) is located above the first area (first living part 3) and the first
The
請求項5に記載の発明によれば、第三領域5は、第一領域3の上方に位置する第一上方領域5aと、第二領域4の上方に位置する第二上方領域5bと、通路2の上方に位置する共用部5cと、を有するので、親世帯の居住部も子世帯の居住部も上下階にわたって配置することができる。すなわち、居住者の人数配分や各領域の面積の配分を考慮して、第三領域5のプランを適宜変更できるので、住宅内空間を有効活用することができる。
また、親世帯の居住者と子世帯の居住者とが共用部5cを介してコミュニケーションを取ることができるので、好ましい。
According to the invention described in
Moreover, since the resident of a parent household and the resident of a child household can communicate via the common part 5c, it is preferable.
本発明によれば、駐車スペースの使い勝手を向上できるとともに、住宅内空間の有効活用が可能となる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, while being able to improve the usability of a parking space, effective utilization of the space in a house is attained.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の住宅1(1A,1B,1C)は、図1,図2に示すように、複数階建ての住宅本体1aを有するものである。本実施の形態においては2階建てとされている。
図1,図2に示すいずれの住宅1,1A,1B,1Cも、住宅本体1aは、通路2と、第一領域3と、第二領域4と、共用部5と、を備える。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
The house 1 (1A, 1B, 1C) of the present embodiment has a
1 and 2, the
通路2は、住宅本体1aの下階を奥行き方向に貫通し、両端部が屋外に向かって開放されて、車両Cが通り抜け可能となっている。当該通路2は、車両Cを進入させて駐車または停車させることを想定しており、車両Cの乗員の乗降や荷物の上げ下ろしが可能であり、所謂プラットフォームとしての役割を担っている。
また、通路2は、車両Cの通り抜けが可能となっているため、車両Cが通り抜けた先の住宅本体1aの背面側にも敷地が確保されている。なお、当該背面側の敷地には、通路2とは異なる駐車スペースを設けるようにしてもよい。
The
Moreover, since the
第一領域3は、通路2の一側に配置される。当該第一領域3は、その用途として、人が住むための居住部や、店舗や事務所等の仕事をするためのスペース、必要な各種設備を設置しておくためのスペース等が挙げられ、その他にも適宜変更可能である。
第二領域4は、通路2の他側に配置される。当該第二領域4における用途も、第一領域3と同様に居住部や仕事用のスペース、各種設備の設置スペース等を始め、適宜変更可能である。
さらに、第一領域3と第二領域4のうち少なくとも一方の領域は、通路2に面する玄関(すなわち、出入口)を有する。
The
The
Furthermore, at least one of the
第三領域5は、第一領域3および第二領域4の上方である住宅本体1aの上階に設けられ、通路2を跨ぐようにして配置される。すなわち、住宅本体1aは、正面視または背面視において略門型に形成されている。
当該第三領域5は主に居住部として使用されるものであり、通路2と第一領域3と第二領域4の面積と略等しい面積に設定されている。また、当該第三領域5と、第一領域3および第二領域4は、階段やエレベーター等の連絡手段により連絡している。また、当該第三領域5の内部空間を居住者のライフスタイルに合わせて適宜仕切って使用される。
The
The
以上のような住宅本体1aにおいて、通路2は、住宅本体1aの幅方向のいずれか一方に片寄った位置に設けられ、第一領域3の幅方向の長さと第二領域4の幅方向の長さとが不均等に設定されている。
本実施の形態においては、正面視において右側に通路2が片寄って配置されており、これに伴って、第一領域3の幅は狭く、第二領域4の幅は広く設定されている。
なお、本実施の形態の通路2は右側に片寄っているが、左側に片寄って配置されてもよい。また、本実施の形態の第一領域3は正面視右側の領域を指し、第二領域4は正面視右側を指しているが、左右どちらを第一領域(または第二領域)と称してもよい。
In the housing
In the present embodiment, the
In addition, although the channel |
続いて、住宅1,1A,1B,1Cの各パターンについて説明する。この住宅1,1A,1B,1Cのうち住宅1,1A,1Bには、親・子・孫からなる二世帯が同居する(すなわち、二世帯型住宅)。本実施の形態では、親の世帯を第一世帯と称し、子および孫の世帯を第二世帯と称する。
Then, each pattern of
図1(a)に示す住宅1は、第一領域3と第二領域4とが、異なる世帯がそれぞれ使用する居住部とされている。すなわち、第一領域3には第一世帯が居住し、第二領域4には第二世帯が居住する。
第三領域5は、第二領域4を使用する第二世帯が使用する居住部とされ、これら第二領域4と第三領域5は階段等の連絡手段を介して連絡している。また、第一領域3と第三領域5とが他の連絡手段を介して連絡していてもよい。
また、第一領域3には通路2に面する玄関があり、第二領域4には通路2に面する玄関がある。
なお、本実施の形態においては第一領域3を、第一世帯が居住する居住部としたが、これに限られるものではなく、第三者である他の世帯が居住する居住部であってもよい。すなわち、第一領域3を、賃貸物件として貸し出したり、親族に貸し出したりすることもできる。
In the
The
Further, the
In the present embodiment, the
図1(b)に示す住宅1Aは、第一領域3と第二領域4とが、異なる世帯がそれぞれ使用する居住部とされている。すなわち、第一領域3には第一世帯が居住し、第二領域4には第二世帯が居住する。
さらに、前記第三領域5は、第一領域3の上方に位置する第一上方領域5aと、第二領域4の上方に位置する第二上方領域5bと、通路2の上方に位置し、第一上方領域5aと第二上方領域5bの双方向から使用可能な共用部5cと、を有する。また、第一領域3と第一上方領域5aは階段等の第一連絡手段を介して連絡し、第二領域4と第二上方領域5bは階段等の第二連絡手段を介して連絡している。
また、第一領域3には通路2に面する玄関があり、第二領域4には通路2に面する玄関がある。
In the
Furthermore, the
Further, the
図2(a)に示す住宅1Bは、第一世帯と第二世帯とが同居するとともに、第一世帯の寝室を第一領域3に配置した形態となっている。
また、第二領域4には通路2に面する玄関がある。当該第二領域4は、玄関の他にも主寝室や水廻り等の各種設備が設置される機能空間として使用されている。
第三領域5は、第一世帯と第二世帯とが共同で使用する居住部とされ、第三領域5と、下階の第一領域3および第二領域4とは、それぞれ階段等の連絡手段を介して連絡している。
The
Further, the
The
図2(b)に示す住宅1Cは、第二世帯が単独で居住する形態となっており、第一領域3はワークスペースとされ、第二領域4は居住部とされている。ここで、ワークスペースとは、例えば店舗やオフィス等の仕事用のスペースを指している。
また、ワークスペースである第一領域3には通路2に面する玄関があり、第二領域4にも通路2に面する居住部用の玄関がある。
第二領域4は、リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた部屋として利用されている。
第三領域5は、第二領域4を使用する第二世帯が使用する居住部とされ、これら第二領域4と第三領域5は階段等の連絡手段を介して連絡している。また、第一領域3と第三領域5とが他の連絡手段を介して連絡していてもよい。なお、第三領域5には主寝室や子供室、水廻り等が設けられている。
The
In addition, the
The
The
以上のように本実施の形態によれば、通路2が、住宅本体1aの下階を奥行き方向に貫通し、両端部が屋外に向かって開放されて、車両Cが通り抜け可能となっているので、車両Cを住宅本体1aの正面側から通路2に入れて、当該通路2に駐車したり、通路2を通り抜けて住宅本体1aの背面側の敷地に駐車したりすることができる。さらに、車両Cを通路2に駐車すれば、車両Cの乗降に関して全天候に対応できるとともに、車両Cの盗難を抑制できるので、駐車スペースとしての通路2の使い勝手を向上させることができる。
また、通路2は、住宅本体1aの幅方向のいずれか一方に片寄った位置に設けられ、第一領域3の幅方向の長さと第二領域4の幅方向の長さとが不均等に設定されているので、第一領域3内と第二領域4のうちいずれか一方の内部空間を広くすることができ、他方をこれよりも狭くすることができる。これによって、例えば親世帯と、孫を含む子世帯とで居住する場合に、第三領域5も含めて人数配分や面積の配分を考慮した際に、居住者が適切な領域に住み分けることが可能となるので、住宅内空間を有効活用することができる。さらに、第一領域3と第二領域4の広さを考慮し、適切な方の領域を、例えば、店舗やオフィス等の仕事用のスペースとしたり、賃貸物件として貸し出したりすることもできるので、住宅内空間の有効活用に寄与できる。
As described above, according to the present embodiment, the
Moreover, the channel |
また、第一領域3と第二領域4を、異なる世帯がそれぞれ使用する居住部とすれば、人数配分や面積の配分を考慮した際に、居住者が適切な領域に住み分けることができる。これによって、各世帯の居住者がそれぞれ快適に居住することが可能となる。
Further, if the
また、第一領域3をワークスペースとし、第二領域4を居住部とし、かつ一世帯で居住する場合の住宅1Cにおいても、第一領域3を有効活用できる。すなわち、第一領域3の使用形態を、居住者のライフスタイルに合わせて適宜変更できるので、住宅内空間の有効活用に寄与できる。
Moreover, the 1st area |
また、第三領域5は、第二領域4を使用する世帯と同一の世帯が使用する居住部とされ、これら第二領域4と第三領域5は連絡手段41aを介して連絡しているので、第二領域4と第三領域5とを組み合わせた広い居住空間を確保することができる。例えば第二領域4および第三領域5を孫のいる子世帯が居住するものとすれば、親世帯に比して人数も多く、住宅内における活動領域も広い場合が多いため好適である。
In addition, the
また、住宅1Aの場合は、第三領域5が、第一領域3の上方に位置する第一上方領域5aと、第二領域4の上方に位置する第二上方領域5bと、通路2の上方に位置する共用部5cと、を有するので、親世帯の居住部も子世帯の居住部も上下階にわたって配置することができる。すなわち、居住者の人数配分や各領域の面積の配分を考慮して、第三領域5のプランを適宜変更できるので、住宅内空間を有効活用することができる。
また、親世帯の居住者と子世帯の居住者とが共用部5cを介してコミュニケーションを取ることができるので、好ましい。
In the case of the
Moreover, since the resident of a parent household and the resident of a child household can communicate via the common part 5c, it is preferable.
〔実施例〕
続いて、図3〜図15を参照して、住宅の一実施例について詳細に説明する。図7等の紙面上において上が北、下が南、左が西、右が東とされている。
〔Example〕
Next, an example of a house will be described in detail with reference to FIGS. On the page of FIG. 7 and the like, the top is north, the bottom is south, the left is west, and the right is east.
本実施例においては、住宅1の内外における調和性を総合的に高めることを目的の一つとしている。住宅1の内外における調和性とは、「住宅1の内部における居住者同士の調和のしやすさ」や「いかに調和しているか」という点と、「住宅1の内部と住宅外部(すなわち、住宅1が所属する街)との調和のしやすさ」や「いかに調和しているか」という点と、を指すものとする。
すなわち、住宅1の内外における調和性を高めるためには、各部屋の配置や各種動線の形成が重要な要素となるため、以下では、住宅1における各部屋の配置や動線の配置等について詳細に説明する。
In the present embodiment, one of the purposes is to comprehensively improve the harmony inside and outside the
That is, in order to improve the harmony inside and outside the
図1(a),図3〜図13に示す住宅1は、住宅本体1aと、当該住宅本体1aの上部に設けられる屋根1bとからなる二階建て建物である。なお、概略的に説明すると、この住宅1は、例えば工場で生産された直方体フレーム状の複数の1階建物ユニットを建築現場の基礎上で水平方向に配置し、さらに1階建物ユニット上に同様の2階建物ユニットを配置して住宅本体1aを形成し、さらに2階建物ユニット上に屋根1b(本実施例では陸屋根)を配置することで建てられている。
また、本実施例においては住宅1を、上述のような鉄骨造のユニット式建物としたが、これに限られるものではなく、木製の建築用パネルによって構築されるパネル工法の建物であってもよい。さらには、従来の軸組工法、壁式工法、ツーバイフォー工法等で構築されるものとしてもよい。
A
In the present embodiment, the
また、この住宅1には、親・子・孫からなる二世帯が同居する。本実施例では、上述のように、親の世帯を第一世帯と称し、子および孫の世帯を第二世帯と称する。
なお、本実施例においては親である居住者は単身者として設定されている。また、子である居住者は夫婦であり、孫である居住者は2人として設定されている。つまり、二世帯・合計5人の居住者からなる家族構成とされている。
In addition, this
In the present embodiment, the resident who is the parent is set as a single person. Moreover, the resident who is a child is a couple, and the resident who is a grandchild is set as two persons. In other words, it is a family structure consisting of two households and a total of five residents.
住宅本体1aは、通路2と、第一領域3である第一居住部3と、第二領域4である第二居住部4と、第三領域5である共用部5と、子供用スペース6と、風洞部7と、を備える。そして、この住宅本体1aは、所定の広さの敷地に建築されている。なお、敷地は道路Rに隣接しており、住宅本体1aの正面は当該道路R側に向くように配置されている。
また、この住宅本体1aの外周には外壁が設けられており、内部には間仕切壁が適宜設けられている。また、外壁には開口部が適宜形成され、開口部には窓サッシが設けられている。
The
Moreover, the outer wall is provided in the outer periphery of this housing
まず、住宅本体1aの一階の構成について説明する。
住宅本体1aの一階には、通路2と、第一居住部3と、第二居住部4と、が設けられている。なお、風洞部7は一階から屋根1bにかけて設けられている。
First, the configuration of the first floor of the
On the first floor of the
通路2は、図3,図4,図8に示すように、住宅本体の一階を横方向(南北方向)に貫通し、両端部が屋外に向かって開放されるようにして形成されている。
当該通路2は、車両Cを進入させて駐車させることを想定しており、車両Cの乗員の乗降や荷物の上げ下ろしが可能であり、所謂プラットフォームとしての役割を担っている。
さらに、通路2は住宅本体1aの一階を貫通しているため通風性が高く、通風路としての機能も有する。そして、通路2を通過する空気を住宅本体1aの内部に取り込むことができ、住宅本体1a内における換気効率を向上させることができる。
As shown in FIGS. 3, 4, and 8, the
The
Furthermore, since the
また、通路2のうち住宅本体1aが建築される敷地に隣接する道路R側の端部は、居住者同士が集うコミュニティスペース2aとされている。
コミュニティスペース2aは、敷地内外における中間領域であり、敷地外からは目立つ場所であり、敷地内からは敷地外を見やすい場所である。このような性質の場所が居住者の集うスペースとして設けられるので、住宅1と住宅外部(すなわち、住宅1が所属する街)との調和性を高められるとともに、防犯性も高めることができる。
また、このコミュニティスペース2aは、子供を遊ばせる子育てスペースや、犬等のペットを飼うスペースとしても利用できる。
そして、このようなコミュニティスペース2aは、住宅本体1aの一階におけるパブリックゾーンとして機能している。
Moreover, the edge part by the side of the road R adjacent to the site where the housing
The
The
第一居住部3は、図8に示すように、住宅本体1aの一階において通路2の東側に配置され、第一世帯(すなわち、親である居住者)が使用する居住空間である。
そして、この第一居住部3は、シニアゾーン30と、介護ゾーン31と、エントランスゾーン32と、を有する。
As shown in FIG. 8, the
The
シニアゾーン30は、親である居住者が第一居住部3にいる際の居間(リビング)として使用される部屋であり、コミュニティスペース2aに面して配置されている。そして、コミュニティスペース2a側に出入口30aを備えている。
シニアゾーン30は、コミュニティスペース2aに面して配置されることで、集まった居住者が当該コミュニティスペース2aとの間で行き来することが可能な、いわゆる往来リビングとして機能する。すなわち、このシニアゾーン30は、ペット成育や子育ての支援のしやすさ、近隣とのアクセスしやすさが、親である居住者に対して生きがいや役立ち感を付与できる利点がある。
また、このようなシニアゾーン30は、住宅本体1aの一階におけるパブリックゾーンとして機能している。
The
The
Moreover, such a
介護ゾーン31は、親である居住者が第一居住部3にいる際の寝室およびサニタリールームとして使用される部屋であり、介護スペースとしての機能を有する。当該介護ゾーン31は、ベッドが設置されたベッドスペース31aと、トイレ・洗面・入浴設備のあるサニタリースペース31bとを備える。
このような介護ゾーン31は、将来的に、親である居住者が寝たきりになったり、介護が必要になったりした時に介護スペースとして機能する。そして、介護ゾーン31には、将来的な介護のしやすさを見越して、例えば床のバリアフリー化を採用したり、出入用の開口部を広くしたりする等の介護に有利な工夫が種々行われている。
また、サニタリースペース31bにおいては、心拍や血圧等のバイタルサインを日常生活レベルでチェックしておけるサテライトクリニック機能が付与されている。このサテライトクリニック機能は、医療機関とネットワーク連携させることで遠隔医療の対応も可能となり、健康不安の解消を支援できるようになっている。
The
Such a
In addition, the
エントランスゾーン32は、シニアゾーン30および介護ゾーン31に隣接するとともに通路2に面する。すなわち、当該エントランスゾーン32は、第一居住部3における玄関口であり、通路2と、シニアゾーン32および介護ゾーン31とを連絡する中間領域とされている。
また、このエントランスゾーン32は、通路2側の外壁に形成されるドア32b付きの出入口32aと、住宅本体1aの二階との行き来に使用されるエレベーター32cとを備える。
The
The
なお、通路2と第一居住部3は、介護動線(図8中の矢印参照)に配慮した設計が行われている。すなわち、エントランスゾーン32は、図8に示すように、介護ゾーン31に沿って配置され、その長さ方向一端部がシニアゾーン30と連通し、他端部にエレベーター32cが設置され、途中部から介護ゾーン31に連通している。また、通路や各開口部も、車椅子での移動や介護者付添での移動を考慮して広く形成されている。
その他にも、通路2と第一居住部3内の各ゾーン30,31,32との床レベルが極力段差の無い状態となっている。
また、第一居住部3内では、例えば時間帯に応じた香りを発する芳香手段や、光の効果で生体リズムを整える調光手段によって、居住者の心身を効果的に癒すことが行われる。
The
In addition, the floor levels of the
Moreover, in the
なお、本実施例において、第一居住部3は第一世帯が使用する居住空間とされているが、これに限られるものではなく、例えば居住者のライフスタイルやライフステージの変化に対応して適宜変更可能である(図2参照)。
すなわち、例えば、未婚の親族(単身者)が使用する居住空間でもよいし、店舗スペースとして使用してもよいし、エレベーター32cを無くして賃貸用物件として使用してもよい。このような場合は、上述のシニアゾーン30や介護ゾーン31等のプランではなく、第一居住部3を使用する使用者に適したプランが適宜採用される。
In the present embodiment, the
That is, for example, it may be a living space used by unmarried relatives (single persons), may be used as a store space, or may be used as a rental property without the
第二居住部4は、図8に示すように、住宅本体1aの一階において通路2の西側に配置され、第二世帯(すなわち、子である居住者および孫である居住者)が使用する居住空間である。
そして、この第二居住部4は、ワーキングゾーン40と、階段ゾーン41と、エントランスゾーン42と、ベッドスペース43と、サニタリースペース44と、を有する。
As shown in FIG. 8, the
The
ワーキングゾーン40は、子である居住者(他の居住者でも可)が仕事をする部屋として使用される部屋であり、コミュニティスペース2aに面して配置されている。
そして、このワーキングゾーン40は、コミュニティスペース2a側に出入口40aを備えており、コミュニティスペース2aとの間で行き来可能とされている。これにより、例えば仕事における来客があった場合に、住宅の玄関(エントランスゾーン42)を通さずに招き入れることができるので都合がよい。さらに、コミュニティスペース2aで子供を遊ばせながら仕事をすることもできる。
また、ワーキングゾーン40には、オフィス機器の他、テレワークを補助するシステムを導入することで、サテライトオフィスとして機能し、例えばテレビ会議等を行うことができる。
なお、このワーキングゾーン40は、エントランスゾーン42側に出入口40bを備えており、エントランスゾーン42との間で行き来可能とされている。
そして、このようなワーキングゾーン40は、住宅本体1aの一階におけるパブリックゾーンとして機能している。
The working
The working
In addition, the working
The working
Such a working
階段ゾーン41は、図8,図9,図12に示すように、住宅本体1aの二階と連絡される、いわゆる階段室である。当該階段ゾーン41は、住宅本体1aの上下方向に沿って設けられており、一階の床から二階の床まで続く階段41aが設置されている。
また、階段41aと並行するようにして、当該階段41aよりも段数が少なく、かつ一段の高さ寸法および奥行き寸法が長い段状座部41bが設置されている。この段状座部41bは、一階と二階との間において複数の段を備えており、その一段が、階段41aの二段分の高さ寸法および奥行き寸法と等しくなるように設定されている。そのため、この段状座部41bは、例えば階段41aの段に腰掛けるよりも、深く腰掛けることができるとともに膝を曲げすぎずに腰掛けることができ、階段41aの段に腰掛けるよりも座り心地がよい。したがって、居住者は、この段状座部41bを一種の憩いの場として利用することができる。
なお、この階段ゾーン41内における空間は、住宅本体1a内部の空気を一階から二階に向かって上昇させるための風洞部7とされている。また、換言すれば、住宅本体1aは、当該住宅本体1aの一階から二階に向かって、当該住宅本体1a内部の空気を上昇させるための風洞部7を備えることになる。
また、屋根1bは、階段ゾーン41の上方に位置する箇所であって、かつ風洞部7の上端部に設けられる開閉可能な天窓1cを備える。
したがって、天窓1cを開放させることにより、住宅本体1aの一階および二階の空気を屋外に排出することができる。しかも、温かい空気は上昇する性質を有するので、住宅本体1a内部の熱気を効果的に排出することができる。
また、階段ゾーン41に面する外壁には、図4に示すように、窓41cが設けられている。この窓41cは、外壁の比較的高い位置に設けられた高窓とされており、天窓1cと同様に住宅本体1a内部の熱気を効果的に排出することができる。したがって、天窓1cと窓41cのうち、少なくとも一方が設けられれば、住宅本体1a内部の熱気を確実に排出することができるので、例えばプラン変更等によって天窓1cが設けられない場合であっても、窓41cによって熱気を排出することができる。また、窓41cが設けられない場合であっても、天窓1cによって熱気を排出することができる。
As shown in FIGS. 8, 9, and 12, the
In addition, a stepped
In addition, the space in this
In addition, the
Therefore, by opening the
In addition, a
エントランスゾーン42は、ワーキングゾーン40および階段ゾーン41に隣接するとともに通路2に面する。すなわち、当該エントランスゾーン42は、第二居住部4における玄関口であり、通路2と、ワーキングゾーン40および階段ゾーン41とを連絡する中間領域とされている。さらに、このエントランスゾーン42は、通路2と、ベッドスペース43のウォークインクローゼット43aとを連絡する中間領域とされている。
また、エントランスゾーン42は、通路2側に面するメインエントランス42aと、当該メインエントランス42aよりも第二居住部4の中央側の奥まった位置に設けられるスイッチルーム42bと、を備える。
The entrance zone 42 is adjacent to the working
The entrance zone 42 includes a
メインエントランス42aは、通路2側の外壁に形成されるドア42d付きの出入口42cを備える。このメインエントランス42aは階段ゾーン41とスイッチルーム42bに連通している。
スイッチルーム42bは外出時および帰宅時に身支度を変える場所であり、靴やコート、笠、鍵、等の物品を収納する収納棚が設けられている。また、その他にも、手洗い設備や花粉対策設備等、外出時および帰宅時に使用されると想定されるものを設置してもよいものとする。このスイッチルーム42bは、出入口を介してワーキングゾーン40と階段ゾーン41とウォークインクローゼット43aに連通している。
なお、階段ゾーン41とエントランスゾーン42との間、およびメインエントランス42aとスイッチルーム42bとの間に外出帰宅動線(図8中の矢印参照)が形成される。
The
The
In addition, a going-out and going home flow line (see an arrow in FIG. 8) is formed between the
ベッドスペース43は、いわゆる主寝室であり、子である居住者の寝室となっている。また、このベッドスペース43は、ウォークインクローゼット43aを備える。なお、このウォークインクローゼット43aは、サニタリースペース44にも連通している。
ベッドスペース43内には、例えば就寝時や覚醒時に応じた香りや光によって熟睡効果や身体周期の安定化を図るための芳香手段および調光手段が設けられる。
さらに、壁面や天井面に吸音材を設けるとともに、スピーカー等を用いたノイズキャンセリング技術により、就寝環境の静粛性を確保することも行われている。
また、ベッドスペース43内には、様々な映像コンテンツを映写する映像コンテンツ提供システムが設けられている。この映像コンテンツ提供システムによれば、図14に示すように、天井や壁面に設けられた映写機P(プロジェクター)から窓や壁面に映像を映写することができ、居住者は様々な映像を見て楽しみ、リラックスすることができる。また、映像が映写されるスクリーンを用いてもよい。
そして、以上のような芳香手段および調光手段や映像コンテンツ提供システムによって、居住者の心身を効果的に癒すことができる。
The
In the
Furthermore, while providing a sound absorbing material on the wall surface and ceiling surface, it is also performed to ensure the quietness of the sleeping environment by a noise canceling technique using a speaker or the like.
In the
The fragrance means, dimming means and video content providing system as described above can effectively heal the resident's mind and body.
サニタリースペース44は、洗面脱衣所44aおよび浴室44bを備えており、ロコモ体操やヨガ等の運動を行える程度の広さに設定されている。
また、サニタリースペース44の周囲の外壁には複数の窓があり、敷地の北側にある庭や、住宅本体1aの西側にあるドライエリア8から、外気や屋外の音を取り込むことができる。さらに、サニタリースペース44内では、例えば時間帯に応じた香りを発する芳香手段や調光手段によって、居住者の心身を効果的に癒すことが行われる。
なお、このサニタリースペース44は、階段ゾーン41側にはみ出した位置に設けられるトイレ44cをさらに備える。当該トイレ44cは階段41aの下方に設けられる。
以上のように、ベッドスペース43およびサニタリースペース44は、居住者のメンタルおよびフィジカル両面の再生を図るゾーンとされている。
The
Moreover, there are a plurality of windows on the outer wall around the
The
As described above, the
住宅本体1aの一階には、通路2や第一居住部3、第二居住部4の他にも複数の機能空間として、ドライエリア8および機械室9,10が設けられている。
ドライエリア8は、住宅本体1aの西側側面に沿って設けられており、風が南北方向に抜けるように設定されている。さらに、ドライエリア8の空気をサニタリースペース44へと吹き込ませることができる。また、図示はしないが、ドライエリア8には、例えば足洗い場が設けられる。
なお、ドライエリア8と、敷地の北側にある庭と、通路2の北側端部との間には、住宅本体1aの背面側を行き来できる裏庭動線(図8中の矢印参照)が形成される。
また、図示はしないが、このドライエリア8には、住宅本体1aの二階のバルコニー53(後述する)に直接上がれる外階段が設けられる場合がある。その場合、外階段は例えばストリップ階段(スケルトン階段)のように蹴込板が無く、通風を阻害しないものが採用される。
On the first floor of the housing
The
Between the
Although not shown in the drawings, the
機械室9,10は住宅本体1aの北側において、通路2を挟んだ第一居住部3側と第二居住部4側にそれぞれ設けられている。その内部には、例えば空調装置の室外機や、給湯器、家庭用燃料電池等の各種設備が収納設置されている。
また、機械室9,10の屋外側面は、上下方向に長尺な複数の縦格子を有する格子壁9a,10aとなっている。これら格子壁9a,10aの上端部は、住宅本体1aの二階の床よりも高い位置に設けられている。
The
Moreover, the outdoor side surfaces of the
そして、以上のような住宅本体1aの一階には、住宅1全体の防犯性を高めるために複数のセキュリティライン2b,2c,32a,42cが設けられている。
すなわち、コミュニティスペース2aの道路R側には一次セキュリティライン2bが設けられている。より詳細に説明すると、この一次セキュリティライン2bは、シニアゾーン30の道路R側面の端部と、ワーキングゾーン40の出入口40aの側端部とに亘って配置されている。
通路2とコミュニティスペース2aとの間には二次セキュリティライン2cが設けられている。より詳細に説明すると、この二次セキュリティライン2cは、第一居住部3側のエントランスゾーン32における出入口32aの側端部と、第二居住部4側のエントランスゾーン42における通路2側の壁とに亘って配置されている。
通路2と第一居住部3との間、および、通路2と第二居住部4との間には、それぞれ三次セキュリティライン32a,42cが設けられている。一方の三次セキュリティライン32aは、第一居住部3側のエントランスゾーン32における出入口32aそのものであり、他方の三次セキュリティライン42cは、第二居住部4側のエントランスゾーン42における出入口42cそのものである。
A plurality of
That is, the
A
また、一次セキュリティライン2bと、二次セキュリティライン2cと、三次セキュリティライン32a,42cのうち、少なくとも一つのセキュリティラインには扉が設けられている。
本実施例の一次セキュリティライン2b,2cには、図示しない門扉が設けられているものとする。なお、この門扉としては、通路2に対して車両Cを進入させることができるように開閉するものが採用される。
ただし、一次セキュリティライン2bと二次セキュリティライン2cとで二重の門扉が設けられることになり、重々しい印象を与える場合があるため、いずれか一方だけに門扉を設けるようにしてもよいし、いずれにも門扉を設けないようにしてもよい。
また、各居住部3,4の出入口である三次セキュリティライン32a,42cに対しては、上述のようにドア32b,42dが設けられている。
なお、上述のような門扉を設けない場合は、例えば、セキュリティラインに沿って垂壁や袖壁を設けたり、通路2の床面や壁面、天井面の色や仕上材を、セキュリティラインを境界にして変更したりする等の手法を採用してもよい。すなわち、門扉のように明確に境界を意識させるのではなく、自然に境界を意識させるようにしてもよい。
ただし、一次セキュリティライン2bおよび二次セキュリティライン2cの双方に門扉を設けない場合は、各居住部3,4のドア32b,42dの設置は必須とされる。
Further, at least one of the
It is assumed that the
However, since the double gate is provided in the
Further, as described above, the
If the gate is not provided as described above, for example, a hanging wall or a sleeve wall is provided along the security line, or the color or finish of the floor surface, wall surface, or ceiling surface of the
However, if no gate is provided in both the
次に、住宅本体1aの二階の構成について説明する。
住宅本体1aの二階には、共用部5と、子供用スペース6と、が設けられている。また上述のように、風洞部7は一階から屋根1bにかけて設けられている。
Next, the structure of the second floor of the
On the second floor of the housing
共用部5は、図9,図10等に示すように、第一世帯と第二世帯とが共用する居住空間であり、住宅本体1aの二階において通路2を跨ぐようにして配置されている。
また、この共用部5は、住宅本体1aの二階全体の大部分を占めており、残りの箇所に子供用スペース6が設けられている。
そして、共用部5は、ダイニングキッチンゾーン50と、リビングゾーン51と、階段ゾーン52と、バルコニー53と、植栽スペース55と、サービスバルコニー56,57と、を有する。
As shown in FIG. 9, FIG. 10, etc., the shared
Moreover, this
The shared
ダイニングキッチンゾーン50は、ダイニングスペース50aと、キッチンスペース50bと、を備える。
ダイニングスペース50a内には、映像コンテンツ提供システムが設けられている。この映像コンテンツ提供システムによれば、当該映像コンテンツ提供システムの通信機能を利用することで、例えば遠隔地にいる家族や親戚、友人のリアルタイムの映像をスクリーンS1に映写して一緒に食事を楽しんだり、食事をしながら情報収集をしたりすることができる。
また、ダイニングスペース50a近傍の外壁54付近は植栽スペース55とされており、当該植栽スペース55の一画において野菜の植栽が行われている。すなわち、食事をする場所の間近で実際に食べる食材が育てられている。このため、子供の食育の観点から好ましい。
キッチンスペース50bは、ウェットエリア50cと、ドライエリア50dとに分かれている。ウェットエリア50cは、料理の下処理中心に使用される領域である。ドライエリア50dは、ダイニングスペース50aに近い位置に配置されており、食育の場やコミュニケーションの場としても機能する。
The
A video content providing system is provided in the
Moreover, the
The
リビングゾーン51は、ダイニングキッチンゾーン50の西側に、当該ダイニングキッチンゾーン50とは仕切り壁の無い状態で隣接して配置されている。
リビングゾーン51には、段差51bを介して周囲の床よりも床レベルが一段低く設定され、居住者同士が集う第一集合スペース51aが形成されている。そして、段差51bは、ダイニングキッチンゾーン50とリビングゾーン51との境界として機能している。さらに、この段差51bは、第一集合スペース51aにおける腰かけ部としても機能している。
このような段差51bによれば、段差51bと居住者との間に、「段差51bを跨いで移動する」、「段差51bに腰かける」、というアフォーダンスを生じさせることができる。これによって、段差51bを意識的な仕切として居住者に認識させることができるので、上述のようにダイニングキッチンゾーン50とリビングゾーン51との境界として機能することになる。
The
In the
According to such a
第一集合スペース51aの床は、リビングゾーン51の北側に配置される階段ゾーン52のホール52aの床に連続している。また、第一集合スペース51aの床と、ダイニングキッチンゾーン50側の床との間にはスロープ51cが形成されており、段差51bを跨がずに、ダイニングキッチンゾーン50とリビングゾーン51とを行き来できるようになっている。スロープ51cは、リビングゾーン51のうち、階段ゾーン52の近傍に配置されている。
The floor of the
リビングゾーン51内には、様々な映像コンテンツを映写する映像コンテンツ提供システムが設けられており、居住者は様々な映像を見て楽しみ、リラックスすることができる。なお、リビングゾーン51は大空間であるため、スピーカー等の出力手段を効果的に利用することが望ましい。また、大画面で視聴するためにスクリーンS2を用いてもよい。
In the
階段ゾーン52は、住宅本体1aの一階における階段ゾーン41の上方に位置する。また、階段ゾーン41の階段41aを上った先にホール52aが設けられている。
そして、この階段ゾーン52内における空間は、一階の階段ゾーン41内の空間と併せて前記風洞部7とされている。また、風洞部7の上端部に設けられる天窓1cは、ホール52aの直上に配置されている。
The
The space in the
バルコニー53は、共用部5の屋外側に位置し、かつ当該共用部5の南側から西側にかけて設けられ、平面視において略L字状に形成されている。そして、住宅本体1aの一階に設けられたコミュニティスペース2aやワーキングゾーン40、ベッドスペース43、サニタリースペース44の上方に位置するルーフバルコニーとなっている。
また、バルコニー53には、段差53bを介して当該バルコニー53における周囲の床よりも床レベルが一段低く設定され、居住者同士が集う第二集合スペース53aが形成されている。
この第二集合スペース53aと、リビングゾーン51の第一集合スペース51aは、外壁54aを介して互いに隣接するとともに略等しい床レベルに設定されている。さらに、これら第一集合スペース51aと第二集合スペース53aの南北方向の長さも略等しく設定されている。また、段差51b,53bの高さも略等しい高さとなるように設定されている。換言すれば、これら第一集合スペース51aと第二集合スペース53aは、互いのサイズが合うように一体的に形成されており、住宅本体1aの内部と外部であっても一体感や視覚的なシームレス感が得られるように構成されている。
さらに、外壁54aには、第一集合スペース51aと第二集合スペース51bとを行き来するための開口部が形成されている。この開口部には窓サッシが設けられている。また、この外壁54aは、共用部5とバルコニー53との間に設けられる外壁54の一部とされている。
The
Further, the
The
Furthermore, an opening for moving back and forth between the
共用部5とバルコニー53との間には開口部が形成された外壁54が設けられている。より詳細には、共用部5のうちのダイニングスペース50aとリビングゾーン51と階段ゾーン52と、略L字状に形成されたバルコニー53との間に、略L字状に形成された外壁54が設けられている。そして、この外壁54には複数の開口部が形成されている。また、開口部には窓サッシが設けられている。
さらに、当該外壁54付近に、植物が植栽される植栽スペース55が設けられている。植栽スペース55は、外壁54を介して屋内の共用部5側および屋外のバルコニー53側の双方の領域に対して一体的に設けられている。本実施例においては、バルコニー53の略全域と、ダイニングスペース50aおよびリビングゾーン51の一画が植栽スペース55とされている。
なお、図示はしないが、植栽スペース55が設けられる箇所には、植物が植栽される植生基盤が設けられる。植栽される植物は、上述の野菜の他にも観葉植物等の様々な植物を植栽することができる。また、図示はしないが、植栽スペース55は、灌水等によって生じた余剰な水分を排出する排水システムが具備している。
An
Further, a
Although not shown, a vegetation base on which a plant is planted is provided at a place where the
植栽スペース55に植栽された植物は、自身が保持した水分や、その水分の蒸散によって周囲の温度を下げることができる。すなわち、植栽スペース55は、隣接する他のゾーン等に比して温度が低い状態となりやすい。
そして、このように植栽スペース55の温度を下げた状態で外壁54の開口部を開放させることによって、冷たい空気を屋内に取り込むことができるので、特に夏期において居住環境を快適なものとすることができる。
しかも、屋内の熱気は風洞部7を通過し、天窓1cから屋外へと排気されるので、換気効率を高めることができ、より快適な居住環境を形成しやすくなる。
Plants planted in the
And since the cold air can be taken in indoors by opening the opening part of the
Moreover, since the indoor hot air passes through the
サービスバルコニー56,57は、機械室9,10の上方に位置する家事用のバルコニーである。上述のように上端部が住宅本体1aの二階の床よりも高い位置に設けられる格子壁9a,10aを手摺壁として利用している。そして、当該手摺壁9a,10aによって囲まれた位置にバルコニー床56a,57aがそれぞれ設けられている。
一方(東側)のサービスバルコニー56は、例えばゴミの一時保管所として利用され、他方(西側)のサービスバルコニー57は、例えば洗濯干し場として利用されている。
The
One (east side)
また、共用部5は、サービスバルコニー56の南側に設けられるエレベーター32cとトイレ58と小部屋59とを有する。エレベーター32cは、一階から二階にかけて設けられるものである。小部屋59は、本実施例においてはサーバールームとして利用されている。
また、以上のような共用部5では、遮断された屋外の音を適宜サンプリングして屋内側に伝えるようにすることで、屋内と屋外との一体感をより高めることができる。さらに、時間帯・使い方に応じた香りを方向手段によって発生させ、アクティブに活動したい時の効果を増幅させたり、リラックスしたい時の効果を増幅させたりすることができる。
The shared
Moreover, in the shared
子供用スペース6は、住宅本体1aの二階において共用部5のダイニングキッチンゾーン50に隣接して設けられている。そして、この子供用スペース6は、作業スペース60と、個室スペース61,62と、を備える。
作業スペース60は、ダイニングキッチンゾーン50の床と略等しい床レベルに設定されている。そして、作業スペース60は、ダイニングキッチンゾーン50に対して開放されている。すなわち、子供用スペース6とダイニングキッチンゾーン50との間に仕切壁63はあるものの、当該仕切壁63に設けられた出入口63aには扉が設けられていない状態となっている。
個室スペース61,62は、仕切壁64によって仕切られており、孫である居住者が寝室として使用する部屋となっている。そして、これら個室スペース61,62は、作業スペース60に隣接して配置されている。また、これら個室スペース61,62は、段差61a,62aを介して作業スペース60の床よりも床レベルが一段高く設定されている。すなわち、このような子供用スペース6における段差61a,62aにおいても、当該段差61a,62a居住者との間に、「段差61a,62aを跨いで移動する」、「段差61a,62aに腰かける」、というアフォーダンスを生じさせることができる。これによって、段差61a,62aを意識的な仕切として居住者に認識させることができるので、段差61a,62aが、作業スペース60と個室スペース61,62との境界として機能することになる。
The children's
The
The
なお、この子供用スペース6は、子供の成長過程に合わせた教育を実現するための設計が採り入れられている。
すなわち、子供用スペース6は、ダイニングキッチンゾーン50から目の届く範囲に作業スペース60が設けられている。また、この作業スペース60は、図9,図15等に示すように、垂直面となる仕切壁63と、当該仕切壁63の前方に配置されるとともに、遊具や机等の形態に変形可能に構成された家具65と、を含んだ空間とされている。さらに、仕切壁63は被係合部63bを備え、家具65は、被係合部63bに係合可能な係合部を備える。
以上のように、垂直面である仕切壁63は被係合部63bを備え、家具65は、被係合部63bに係合可能な係合部を備えるので、係合部を被係合部63bに係合させることによって、家具65を、仕切壁63に取り付けることができる。
このような仕切壁63と家具65とを含む作業スペース60を、ダイニングキッチンゾーン50にいる親の目が届く学びの空間とすることができるので、家具65を遊具の形態に変形させることで、子供の乳幼児期に対応した学びの空間を確保できるとともに、子供を安全に遊ばせることができる。さらに、家具65を机の形態に変形させることで、子供の学童期以降に対応した学びの空間を確保できるとともに、子供の勉強や遊びのためのスペースを確保することができる。しかも、親と子供との間で容易にコミュニケーションを取ることができる。これによって、親がダイニングキッチンゾーン50のような普段の生活の場にいる時に、子供を遊ばせたり、勉強させたり、コミュニケーションを取ったりすることができるので、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能となる。
The
That is, the
As described above, the
Since the
また、子供用スペース6内には、自然光と人工光とを組み合わせて学習環境の光を最適化する調光手段や、複数のモードに応じて香りを切り替えて成長や学習の進度を増すための芳香手段が設けられる。なお、子供用スペース6上方の屋根1bには、自然光を採り入れるための天窓1dが設けられている。当該天窓1dは開閉可能かつ調光可能とされているものとする。
さらに、壁面や天井面等に吸音素材を配置することによって子供用スペース6内の音環境を最適化している。
In the children's
Furthermore, the sound environment in the children's
住宅本体1aの西側には、図3〜図13に示すように、当該住宅本体1aの西側面に対向し、かつドライエリア8を挟むようにしてパーゴラ11が設けられている。
このパーゴラ11は、塀部11aと、複数の立上り部11bと、複数の梁部11cと、ルーバー部11fと、を備える。
As shown in FIGS. 3 to 13, a
The
塀部11aは、住宅本体1aの西側面全体を遮蔽するようにして立設されており、その上端部は、住宅本体1aの二階の床レベルよりも上方に位置している。
立上り部11bは、塀部11aの上端面からさらに上方に立ち上がる柱状体であり、塀部11aの上端面の長さ方向に間隔を空けて複数設けられている。
梁部11cは、立上り部11bの上端部から住宅本体1aに向かって水平に延びる梁状体である。
なお、本実施例においては、図7等に示すように、複数の梁部11cのうち住宅本体1aの正面側に配置される二本の梁部11cが長尺に形成されており、平面視L字状に形成されたバルコニー53の南側の部位(東西方向に長尺な部位)の上方に配置されている。当該二本の梁部11cのうち、一方は、子供用スペース6を形成する外壁の西側を向く面に固定され、他方は、子供用スペース6を形成する外壁の南側を向く面に、補助梁11dを介して固定されている。これら二本の梁部11c以外の複数の梁部11cは、住宅本体1aの二階の西側面に固定されている。
また、隣り合う梁部11c間には、当該梁部11cと直交して配置されるとともに当該梁部11c同士を連結する連結梁11eが設けられている。これにより、複数の梁部11cの揺動を防ぐことができる。
さらに、隣り合う梁部11c間のうち、バルコニー53の上方に位置する部位には、複数のフィンを備えたルーバー部11fが設けられている。このようなルーバー部11fによれば、図12に示すように、屋内に射し込む日射の角度を夏期・冬期ともに調整することができる。すなわち、夏期においては当該ルーバー部11fによって日射を効果的に遮ることができ、冬期においては当該ルーバー部11fによって日射を効果的に屋内に射し込ませることができる。
The
The rising
The
In the present embodiment, as shown in FIG. 7 and the like, the two
Further, between the
Furthermore, a
本実施例によれば、住宅本体1aの一階においては第一世帯が使用する第一居住部3と、第二世帯が使用する第二居住部4とが、通路2を挟んで設けられることになるので、第一世帯と第二世帯との間の独立性を確保することができる。その上、住宅本体1aの二階においては共用部5が通路2を跨ぐようにして配置されているので、第一居住部3からも第二居住部4からも行き来がしやすく、居住者同士のコミュニケーションも取りやすくなる。したがって、第一世帯の居住者と第二世帯の居住者との間の独立性を確保しつつ、住宅1内における居住者同士の調和性を高めることができる。
さらに、通路2のうち道路R側の端部に設けられるコミュニティスペース2aは敷地内外における中間領域となる。そして、このような中間領域であるコミュニティスペース2aが、居住者同士が集う場所になっているので、住宅1と住宅外部との調和性を高められるとともに、防犯性も高めることができる。
これによって、住宅1の内外における調和性を総合的に高めることができるとともに、防犯性を高めることが可能となる。
According to the present embodiment, the
Furthermore, the
As a result, the harmony inside and outside the
また、第一居住部3においてシニアゾーン30はコミュニティスペース2aに面しているので、コミュニティスペース2aに集まった居住者がシニアゾーン30とコミュニティスペース2aとの間で行き来することが可能となる。これによって、親である居住者が、コミュニティスペース2aを介して他の居住者や近隣との関わりを持ちやすくなるので、親である居住者にとって、住宅1の内外における調和性を総合的に高めることができる。
介護ゾーン31は介護スペースとしての機能を有するので、将来的に、親である居住者が寝たきりになったり、介護が必要になったりした時に介護スペースとして即座に機能させることができる。さらに、エントランスゾーン32は、シニアゾーン30および介護ゾーン31に隣接するとともに通路2に面しているので、通路2からシニアゾーン30にも介護ゾーン31にも行きやすい。したがって、将来的に介護が必要になった時に、十分な対応を行うことができる。
Moreover, since the
Since the
また、第二居住部4においてワーキングゾーン40はコミュニティスペース2aに面しているので、コミュニティスペース2a側を意識しつつ仕事ができ、必要に応じてワーキングゾーン40とコミュニティスペース2aとの間を行き来することが可能となる。また、仕事における来客時には玄関(エントランスゾーン32)を通さずにワーキングゾーン40内に招き入れることができるので都合がよい。
エントランスゾーン32は、ワーキングゾーン40および階段ゾーン41に隣接するとともに通路2に面しているので、通路2から、ワーキングゾーン40がある住宅本体1aの一階にも、階段ゾーン41を介して住宅本体1aの二階にも行きやすい。これによって、通路2から住宅本体1aの一階内部や、通路2から住宅本体1aの二階への動線を確保できるので、住宅1の内外における調和性を高めるために有効である。
Moreover, since the working
Since the
また、複数のセキュリティライン2b,2c,32a,42cが住宅外部側から住宅1内部側にかけて段階的に設けられることになるので、外部から人が侵入しにくくなる。これによって、住宅1における防犯性を格段に高めることができる。
また、一次セキュリティライン2bと、二次セキュリティライン2cと、三次セキュリティライン32a,42cのうち、少なくとも一つのセキュリティラインに扉が設けられているので、扉によって人の出入りを制限することで、より防犯性を高めることができる。本実施例においては全てのセキュリティライン2b,2c,32a,42cに扉が設けられているので、より一層防犯性を高めることができる。
Further, since the plurality of
Moreover, since the door is provided in at least one security line among the
1,1A,1B,1C 住宅
1a 住宅本体
2 通路
3 第一領域
4 第二領域
5 第三領域
1, 1A, 1B,
Claims (5)
前記住宅本体は、
前記住宅本体の下階を奥行き方向に貫通し、両端部が屋外に向かって開放されて、車が通り抜け可能な通路と、
前記通路の一側に配置される第一領域と、
前記通路の他側に配置される第二領域と、
前記第一領域および前記第二領域の上方である前記住宅本体の上階に設けられ、前記通路を跨ぐようにして配置される第三領域と、を備えており、
前記第一領域と前記第二領域のうち少なくとも一方の領域は、前記通路に面する玄関を有しており、
前記通路は、前記住宅本体の幅方向のいずれか一方に片寄った位置に設けられ、前記第一領域の幅方向の長さと前記第二領域の幅方向の長さとが不均等に設定されていることを特徴とする住宅。 In houses with multi-storey houses,
The housing body is
A passage that penetrates the lower floor of the housing body in the depth direction, both ends are opened to the outside, and a car can pass through;
A first region disposed on one side of the passage;
A second region disposed on the other side of the passage;
Provided on the upper floor of the housing main body above the first region and the second region, and a third region disposed across the passage,
At least one of the first region and the second region has a front facing the passage,
The passage is provided at a position offset to one side in the width direction of the housing body, and the length in the width direction of the first region and the length in the width direction of the second region are set unevenly. A house characterized by that.
前記第一領域と前記第二領域は、異なる世帯がそれぞれ使用する居住部とされていることを特徴とする住宅。 In the house according to claim 1,
The first area and the second area are residences used by different households, respectively.
前記第一領域はワークスペースとされ、前記第二領域は居住部とされていることを特徴とする住宅。 In the house according to claim 1,
The first area is a work space, and the second area is a living part.
前記第三領域は、前記第二領域を使用する世帯と同一の世帯が使用する居住部とされ、これら第二領域と第三領域は連絡手段を介して連絡していることを特徴とする住宅。 In the house according to claim 2 or 3,
The third area is a residential area used by the same household that uses the second area, and the second area and the third area are connected via a communication means. .
前記第三領域は、前記第一領域の上方に位置する第一上方領域と、前記第二領域の上方に位置する第二上方領域と、前記通路の上方に位置し、前記第一上方領域と前記第二上方領域の双方向から使用可能な共用部と、を有しており、
前記第一領域と前記第一上方領域は第一連絡手段を介して連絡し、前記第二領域と前記第二上方領域は第二連絡手段を介して連絡していることを特徴とする住宅。 In the house according to claim 2,
The third region includes a first upper region located above the first region, a second upper region located above the second region, and the first upper region located above the passage. A shared portion that can be used from both directions of the second upper region,
The first area and the first upper area communicate with each other through a first communication means, and the second area and the second upper area communicate with each other through a second communication means.
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