JP2015112080A - Coupling for squeezing cream - Google Patents
Coupling for squeezing cream Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015112080A JP2015112080A JP2013257572A JP2013257572A JP2015112080A JP 2015112080 A JP2015112080 A JP 2015112080A JP 2013257572 A JP2013257572 A JP 2013257572A JP 2013257572 A JP2013257572 A JP 2013257572A JP 2015112080 A JP2015112080 A JP 2015112080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral wall
- cream
- nut
- coupling
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000006071 cream Substances 0.000 title claims abstract description 78
- 230000008878 coupling Effects 0.000 title claims abstract description 58
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 title claims abstract description 58
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 title claims abstract description 58
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 138
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 235000014594 pastries Nutrition 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 235000014121 butter Nutrition 0.000 description 1
- 235000009508 confectionery Nutrition 0.000 description 1
- 235000011950 custard Nutrition 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Confectionery (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Abstract
Description
本発明はクリーム絞り用カップリングに関し,とくにクリーム絞り袋の先端に絞り口金を交換可能に装着するためのカップリングに関する。 The present invention relates to a cream squeeze coupling, and more particularly to a coupling for mounting a squeeze base to a tip of a cream squeeze bag in a replaceable manner.
図4は,ケーキ・ペストリー等の洋菓子に生クリーム,バタークリーム等を絞り出してデコレーション(飾り)を施すための絞り袋40の一例を示す。図示例の絞り袋40は,例えば布製,紙製又は合成樹脂製の三角形の袋であり,一辺を開放して投入口41aとし,先端を所定大きさカットして口金孔41bとしたものである。絞り袋40の内側から口金孔41bにクリーム絞り口金(ノズル)30を装着し,投入口41aから絞り袋40内にクリームCを詰め込む。詰め込んだクリームCを絞り袋40の側面に圧力を加えることで口金30の先端から絞り出し,口金30を移動させながら洋菓子上にクリームCで所望の模様や文字を描いてデコレーションを仕上げる。図示例の絞り袋40と絞り口金30は,デコレーションを仕上げる場合だけでなく,シュークリームの内部にカスタードクリーム等を絞り入れる場合等にも使用される。
FIG. 4 shows an example of a
絞り口金30は,例えば図5(E)のような扇形状の金属薄板32の直線辺33a,33bを溶接して円錐状とし,その先端に図5(A)〜図5(D)のような花弁形,丸口形,鋸刃形,モンブラン形等の様々な形状の絞り孔31を形成したものである。円錐状の口金30は,筆先のような形状となるので,クリームCで模様や文字を描きやすい利点を有している。また,絞り孔31の大きさに応じて底面径が異なる円錐状を採用し,例えば図5(A),(B)のように絞り孔31aが小さいときは底面径の小さい円錐状口金30a(以下,小径口金30aということがある)とし,図5(C),(D)のように絞り孔31bが大きいときは底面径の大きい円錐状口金30b(以下,大径口金30bということがある)とすることができる。
The
図5のように絞り孔31a,31bの形状や大きさの異なる複数の口金30a,30bを使い分けることにより,クリームCを異なる太さや形状で絞り出し,様々なデコレーションを仕上げることができる。ただし,図4の方法では絞り袋40にクリームCを詰めたまま口金30を交換することができないので,口金30の使い分けに手間がかかる。このため,図6〜図7に示すように,絞り袋40にクリームCを詰めたまま絞り口金30を交換するためのカップリング(連結器)と呼ばれる器具が開発されている(特許文献1〜3参照)。図6に示すカップリング50は,外周面上に雄ネジ部53が形成された先細り筒状ホルダー51(同図(A)参照)と,その雄ネジ部53に螺着する雌ネジ部56が内周面に形成された口金用ナット55b(同図(B)参照)とで構成されている。
As shown in FIG. 5, the cream C can be squeezed with different thicknesses and shapes by using a plurality of
図6のカップリング50は,同図(C)に示すように,先ず筒状ホルダー51の雄ネジ部53より基端側(大径側)のテーパー状外周面52を絞り袋40の口金孔41bに取り付け,筒状ホルダー51の雄ネジ部53とその先端側(小径側)の円錐台状周壁54とを口金孔41から外に突出させる。次いで,突出させた円錐台状周壁54に円錐状口金30(図5参照)を被せたのち,同図(D)に示すように,ナット55bを口金30の先端側から嵌め込んで雌ネジ部56をナット55bの雄ネジ部53に螺合させ,ナット55bの係止部57で口金30の外周面を押さえることにより口金30を筒状ホルダー51の円錐台状周壁54に固定する。同図(D)は,大径口金30b(図5(C),(D)参照)を筒状ホルダー51の周壁54に底部まで嵌合させて固定した状態を表わし,同図(E)はその断面図を表わす。
As shown in FIG. 6C, the
図7は,カップリング50の筒状ホルダー51を絞り袋40の口金孔41bに取り付けたのち,大径口金30bに代えて,筒状ホルダー51の周壁54に中間高さまでしか嵌合しない小径口金30a(図5(A),(B)参照)を固定する手法を示す。すなわち,図6(B)のような大径口金用ナット55bに代えて,図7(B)のような小径口金30a用の小径口金用ナット55aを用いることにより,図7(C)に示すように絞り袋40内にクリームCを詰めたまま大径口金30bと小径口金30aとを相互に交換することができる。同図(D)は,小径口金30aを筒状ホルダー51の周壁54の先端部に固定した状態を表わし,同図(E)はその断面図を表わす。同図(D)及び(E)から分かるように,図7に示す小径口金用ナット55aは,図6に示す大径口金用ナット55bに比べて係止部57が長く,その係止部57により小径口金30aの外周面を筒状ホルダー51の円錐台状周壁54の先端部に押し付けて固定することができる。
FIG. 7 shows a small-diameter base that is fitted to the
図8は,図6〜図7のように円錐状口金30a,30bを用いるのではなく,フランジ35付き凸型口金34を用いるカップリング60を示す(特許文献4参照)。図8のカップリング60は,先細り筒状周壁64の外周面にナット保持部(雄ネジ部)63を設けた中空筒状ホルダー61(同図(A)参照)と,そのホルダー61の先端頂壁64aに密着可能なフランジ35を有する金属薄板の絞り成形体の凸部36に絞り孔37を設けた凸型口金34(同図(B),(E)参照)と,ホルダー61の保持部63に嵌合しつつ口金34のフランジ35をホルダー61の先端頂壁64aに密着させて保持する口金用ナット65(同図(C)参照)とにより構成されている。絞り成形体の凸状口金36は,図5のように溶接作業を必要とする円錐状口金30a,30bに比べて加工費を低く抑えることができ,使用できる期間(寿命)も長くできる利点を有している。また,図8(E)のように絞り孔37の大きさや形状が異なる様々な絞り成形体を簡単に製造することができ,図8(F)のように絞り孔37のない絞り成形体を絞り袋40の蓋口金38として利用することもできる。
FIG. 8 shows a
図8に示すカップリング60は,同図(A)に示すように,筒状ホルダー61のテーパー状外周面62を絞り袋40の口金孔41bに取り付けたのち,同図(D)に示すように,口金孔41bから突出させた先細り筒状周壁64の先端頂壁64aに凸型口金34のフランジ35を位置合わせする。そして,ナット65の嵌合部(雌ネジ部)66をナット保持部63と結合するまでホルダー61に嵌合させ,ナット65の先細り薄肉周壁67の先端の縮径部70により口金34のフランジ35をホルダー61の先端頂壁64aに密着させて保持する。ホルダー61のナット保持部63から先端頂壁64aまでの間隔Lを長くすることにより,口金34の凸部36の高さhが小さい場合でも,模様や文字を描くために十分な長さの筆先のような先細り形状を確保することができる。
As shown in FIG. 8A, the
図6〜図7に示す筒状ホルダー51と大径口金用ナット55bと小径口金用ナット55aとを組み合わせたカッププリング50を用いることにより,絞り袋40内にクリームCを詰めたまま,絞り孔31の形状や大きさの異なる円錐状口金30a,30bを自在に使い分けることが可能となる。しかし,従来のカップリング50は,口金30a,30bを交換したときにクリームCの絞り出し圧力(絞り出し感覚)に相違を生じることが経験されている。すなわち,図6(E)及び図7(E)に示すように,小径口金30aと大径口金30bとを交換可能とするためには,筒状ホルダー51の先端開口径rを小径口金30aの底面径より小さくする必要がある。このため,クリームCを口金に送り込むホルダー51の先端開口径rは,図7(F)に示すように小径口金30aの絞り孔31aに対して十分大きさとすることはできるが,図6(F)に示すように大径口金30bの絞り孔31bに対しては相対的に小さくなり,大径口金30bの装着時にクリームCが絞り出しにくいという違和感を生じさせる。
By using the
図8のようなカップリング60を用い,絞り孔37の形状や大きさは異なるが凸部36の口径が等しい凸型口金34を用いるようにすれば,口金34の交換によるクリームCの絞り出し圧力の相違をなくすことができる。しかし,図8(E)のような凸型口金34では図5の円錐状口金30の筆先のような作業性が得られない場合があり,円錐状口金30と同様のデコレーションを仕上げることが難しい場合もある。様々なデコレーションを効率的に仕上げるため,絞り袋40にクリームCを詰めたまま,図5のような小径口金30a及び大径口金30bを自在に使い分けることができ,しかも交換時にクリームCの絞り出し圧力(絞り出し感覚)に大きな相違を生じさせないようなカップリングの開発が望まれている。
If the
そこで本発明の目的は,口金の交換時にクリームの絞り出し圧力に大きな相違を生じさせないクリーム絞り用カップリングを提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a cream squeezing coupling that does not cause a large difference in the squeezing pressure of the cream when the base is changed.
図1の実施例を参照するに,本発明によるクリーム絞り用カップリングは,クリーム絞り用の円錐状口金30a,30b(図5参照)を被せる先細り円錐台状の筒状周壁11を有し且つその筒状周壁11に先端開口17から底部に至る切欠き14を設けると共に切欠き14の下方の底部外面にナット保持部15を設けた中空ホルダー10(図1(A)参照),及び中空ホルダー10の筒状周壁11の先端又は中間高さからナット保持部15に至る外面に嵌合して口金30a,30bを筒状周壁11に固定する口金用ナット20(図1(B)参照)を備えてなり,中空ホルダー10の底端から取り入れたクリームCを筒状周壁11の先端開口17及び切欠き14から口金30a,30bへ送り出すものである(図1(P3)及び図1(Q3)参照)。
Referring to the embodiment of FIG. 1, the cream squeezing coupling according to the present invention has a tapered frustoconical cylindrical
好ましくは,図2に示すように,口金用ナット20を,中空ホルダー10の筒状周壁11の先端からナット保持部15に至る外面全体に嵌合する小径口金用ナット20a(図2(B)参照)と,中空ホルダー10の筒状周壁11の中間高さh2からナット保持部15に至る外面に嵌合する大径口金用ナット20b(図2(C)参照)との組み合わせとする。図示例のように,中空ホルダー10の筒状周壁11には,先端開口17から底部に至る複数の切欠き14を開口17の周縁に沿って均等間隔で設けることが望ましい。
Preferably, as shown in FIG. 2, a small-
更に好ましくは,図3に示すように,中空ホルダー10の筒状周壁11を,底部から中間高さh2までの先細り円錐台状の下層周壁11aと中間高さh2から先端までの先細り円錐台状の上層周壁11bとを軸心合わせして積み重ね,且つ,上層円錐台11bの下底径を下層円錐台11aの上底径より小さくして中間高さh2に段差12を設けた段差付き筒状周壁11とする(図3(A)参照)。この場合は,小径口金用ナット20aに下層周壁11a及び上層周壁11bの外面に嵌合する段差付き嵌合周壁21a,21bを含め(図3(B)参照),大径口金用ナット20bに下層周壁11aの外面のみに嵌合する嵌合周壁21aを含めることができる(図3(C)参照)。
More preferably, as shown in FIG. 3, the cylindrical
望ましくは,図3に示すように,中空ホルダー10の筒状周壁11a,11bの段差面12に着座して上層周壁11bを覆うフランジ35付き凸型口金34(図3(R3)及び図5(E)参照)を設け,中空ホルダー10の筒状周壁11a,11bの段差面12からナット保持部15に至る外面に嵌合して凸型口金34のフランジ35を段差面12に固定する凸型口金用ナット20cを設ける(図3(D)及び図3(R2)参照)。凸型口金34は,例えば図8(E)のように凸部36の先端にクリーム絞り孔37が形成された絞り成形体,又は図8(F)のように凸部36の先端に絞り孔37が形成されていない蓋状絞り成形体とすることができる。
Desirably, as shown in FIG. 3, a
本発明によるクリーム絞り用カップリングは,クリーム絞り用の円錐状口金30a,30bを被せる中空ホルダー10の先細り筒状周壁11に先端開口17から底部に至る切欠き14を設け,口金用ナット20により口金30a,30bを筒状周壁11に固定したときに,中空ホルダー10の底端から取り入れたクリームCを筒状周壁11の先端開口17及び切欠き14から口金30a,30bへ送り出すので,次の効果を奏する。
The cream squeezing coupling according to the present invention is provided with a
(イ)中空ホルダー10の先端開口17だけでなく切欠き14からもクリームCを送り出すことにより,口金30a,30bの絞り孔31a,31bに対するクリームCの送り出し口径を広げることができる。
(ロ)大径口金30bの絞り孔31bに対するクリームCの送り出し口径を広げることにより,小径口金30aとの交換時における絞り出し圧力の相違を小さく抑え,クリームCの絞り出し感覚の相違をなくすことができる。
(ハ)また,中空ホルダー10の先端開口17に複数の切欠き14を均等間隔で設け,切欠き14から絞り出されるクリームCの偏りをなくすことにより,口金30a,30bの交換時におけるデコレーションの仕上げ効率の相違も抑えることができる。
(A) By sending out the cream C not only from the front end opening 17 of the
(B) By widening the delivery diameter of the cream C with respect to the
(C) Also, a plurality of
(ニ)小径口金用ナット20aと大径口金用ナット20bとを組み合わせ,口金30a,30bに応じてナット20a,20bを使い分けることにより,各口金30a,30bについてそれぞれ本来の筆先のような作業性を確保することができる。
(ホ)中空ホルダー10に切欠き14を設けることで筒状周壁11の強度が小さくなりうるが,筒状周壁11の中間高さh2に段差12を設けて高さを小さくすることにより,切欠き14のある周壁11に十分な強度を与えることができる。
(ヘ)更に,中空ホルダー10の筒状周壁11に段差を設けることで,その段差面を利用して凸型口金34を固定することが可能となり,絞り出し孔のない絞り成形体の凸型口金34に交換してクリームCを保護又は保存するための蓋口金とすることができる。
(D) By combining the small
(E) Although the strength of the cylindrical
(F) Further, by providing a step on the cylindrical
以下,添付図面を参照して本発明を実施するための形態及び実施例を説明する。
図1は,本発明のクリーム絞り用カップリング1の実施例を示す。図示例のカップリング1は,先細り円錐台状で所定高さh1の筒状周壁11を有する図1(A)のような中空ホルダー10と,中空ホルダー10の筒状周壁11の外面に嵌め合わせて被せる所定高さh1の嵌合周壁21を有する図1(B)のような口金用ナット20とにより構成されている。
FIG. 1 shows an embodiment of a
図1(A)に示すように,中空ホルダー10の先端側の先細り筒状周壁11には先端開口17から底部に至る切欠き14を設け,切欠き14の基端側(底端開口側)の底部外面にナット保持部15を設け,更にナット保持部15の基端側に絞り袋40の口金孔41bに取り付けるための環状凹凸付きのテーパー状外周面16を設ける。また,図1(B)に示すように,口金用ナット20の軸心孔22にはホルダー10のナット保持部15と位置合わせして結合するホルダー結合部25を設ける。ホルダー10の保持部15及びナット20の結合部25はそれぞれ雄ネジ,雌ネジとすることができるが,例えば保持部15又は結合部25を磁石として両者を磁力により結合してもよい。
As shown in FIG. 1A, the tapered cylindrical
図示例のカップリング1は,図6〜図7に示した従来のカップリング50と同様にクリーム絞り袋40に装着することができる。すなわち,図1(P1)に示すように,先ず絞り袋40の口金孔41bに中空ホルダー10のテーパー状外周面16を装着し,ナット保持部15と先細り筒状周壁11とを口金孔41から突出させる。次いで,突出させたホルダー10の筒状周壁11に円錐状の大径口金30bを被せ,その口金30bの先端側から口金用ナット20を嵌め込み,ナット20の嵌合周壁21をホルダー10の筒状周壁11の外面に嵌合させる。更に,ナット20の結合部25をホルダー10の保持部15と結合することにより,口金30bを筒状周壁11に固定する。図1(Q1)は,大径口金30bに代えて,小径口金30aを中空ホルダー10の先細り筒状周壁11に固定する様子を示す。
The
図1(P2)は中空ホルダー10と大径口金30bとナット20とを結合させた状態のカップリング1の断面図を表わし,同図(P3)はその結合状態におけるホルダー10の先端開口径rと大径口金30bの絞り孔31bとの関係を示す。図示例の大径口金30bは,ホルダー10の筒状周壁11の底部まで嵌合する口径のものである。これに対して,図1(Q2)は中空ホルダー10と小径口金30aとナット20とを結合させた状態のカップリング1の断面図を表わし,同図(Q3)はその結合状態におけるホルダー10の先端開口径rと小径口金30aの絞り孔31bとの関係を示す。図示例の小径口金30aは,ホルダー10の筒状周壁11に中間深さh3までしか嵌合しない口径のものである。
FIG. 1 (P2) shows a cross-sectional view of the
図1(P3)から分かるように,本発明のカップリング1は中空ホルダー10の筒状周壁11に先端開口17から底部に至る切欠き14を設けているので,ホルダー10の底端開口18から取り入れたクリームCを筒状周壁11の先端開口17だけでなく切欠き14からも大径口金30bへ送り出すことができる。すなわち,図6(E)を参照して上述したように,従来のカップリング50は大径口金30bにクリームCを送り出す口径が筒状ホルダー51の先端径rに限定されているのに対し,本発明のカップリング1は切欠き部14においてクリームCの送り出し口径を筒状ホルダー51の底部径Rにまで広げることができ,大径口金30bの装着時にもクリームCが絞り出しにくいという違和感を避けることができる。
As can be seen from FIG. 1 (P3), the
また,図1(Q3)に示すように,本発明のカップリング1は,クリームCの送り出し口径を広げつつ,筒状ホルダー10の先端径rを小径口金30aの口径より小さくすることができる。従って,絞り袋40にクリームCを詰めたまま,図5(A)及び(B)のような小径口金30aと図5(C)及び(D)のような大径口金30bとを交換しながら自在に使い分けることを可能とし,しかも交換時にクリームCの絞り出し圧力(絞り出し感覚)に大きな相違を生じさせないようにすることができる。
Further, as shown in FIG. 1 (Q3), the
好ましくは,図2に示すように,中空ホルダー10の筒状周壁11の先端からナット保持部15に至る外面全体に嵌合する小径口金用ナット20a(図2(B)参照)と共に,中空ホルダー10の筒状周壁11の中間高さh2からナット保持部15に至る外面に嵌合する大径口金用ナット20b(図2(C)参照)を組み合わせて用いる。図1(P1)及び(P2)に示すように,小径口金用ナット20aのみを用いて大径口金30bをホルダー10の周壁11に固定することもできるが,大径口金30bの外面がナット20aの嵌合周壁21で覆われてしまうので,大径口金30bを用いた本来の作業性が損なわれるおそれがある。図2(P1)及び(P2)に示すように,大径口金30bに交換するときは,その基端部(中間高さh2)のみを覆う大径口金用ナット20bを用いることにより,大径口金30bの本来の筆先のような作業性を確保することができる。なお,図2(Q1)及び(Q2)に示すように,小径口金30aに交換するときは,図1(Q1)及び(Q2)と同様の小径口金用ナット20aを用いることができる。
Preferably, as shown in FIG. 2, the
更に好ましくは,図1(A)及び図2(A)に示すように,中空ホルダー10の筒状周壁11に,先端開口17の周縁に沿って複数の切欠き14を均等間隔で設ける。ホルダー10の筒状周壁11には少なくとも1つの切欠き14を設ければ足り,単独の切欠き14によりクリームCの送り出し口径を広げることもできるが,切欠き14が単独であると絞り出されるクリームCに偏りが生じ,デコレーションの仕上げ効率を低下させるおそれがある。ホルダー10の周壁11に複数の切欠き14を均等間隔で設けることにより,切欠き14から絞り出されるクリームCの偏りをなくし,デコレーションの仕上げ効率の低下を避けることができる。望ましくはホルダー10の周壁11に3以上の切欠き14を均等間隔で設け,更に望ましくは図示例のように4個の切欠き14を十文字状に配置して設ける。
More preferably, as shown in FIGS. 1 (A) and 2 (A), a plurality of
なお,図示例では,中空ホルダー10の筒状周壁11に,先端開口17の所定角度部分を筒状周壁11の底部まで所定幅で切り取って直線帯状の切欠き14を形成しているが,切欠き14の形状は直線帯状に限定されるわけではない。図1(P3)に示すように,大径口金30bを筒状周壁11に固定したときにクリームCの十分な送り出し面積が確保できるように,切欠き14の適当な形状を任意に選択することができる。また,複数の切欠き14を設けた場合は,切欠き14毎に形状を相違させることも可能である。
In the illustrated example, a straight band-shaped
ただし,中空ホルダー10に複数の切欠き14を設けると筒状周壁11の強度が小さくなり,周壁11が破損しやすくなるおそれがある。このための対策として,例えばホルダー10の周壁11の厚さを適当に調製することにより,周壁11の強度低下を小さく抑えることができる。或いは図3に示すように,ホルダー10の筒状周壁11の中間高さh2に段差12を設けて高さを小さくすることにより,周壁11の強度低下を小さく抑えることも可能である。すなわち,図3(A)に示すように,中空ホルダー10の筒状周壁11を,所定高さh2の先細り円錐台状の下層周壁11aと所定高さh3の先細り円錐台状の上層周壁11bとを軸心合わせして積み重ね,更に上層円錐台11bの下底径を下層円錐台11aの上底径より小さくして中間高さh2に段差12を設けた段差付き筒状周壁11とする。
However, if the
図3(A)に示すように,ホルダー10の周壁11に段差12を設けて周壁11の高さを抑えることにより,複数の切欠き14を設けた周壁11にも十分な強度を与えることができる。必要に応じて,図3(A)のホルダー10の周壁11の厚さを適当に調製し,周壁11の強度を更に高めることも可能である。図3(P3)及び(Q3)に示すように,ホルダー10の周壁11に段差12を設けた場合にも,その周壁に先端開口17から底部に至る切欠き14を設けることにより,クリームCの送り出し口径を筒状ホルダー51の底部径Rにまで広げることができる。
As shown in FIG. 3A, by providing a
図3(B)は,中空ホルダー10の段差付き筒状周壁11に小径口金30aを固定するための小径口金用ナット20aを示す。この場合は小径口金用ナット20aに,図3(Q2)の断面図に示すように,ホルダー10の下層周壁11aの外面に嵌合する所定高さh2の嵌合周壁21aと,上層周壁11bの外面に嵌合する所定高さh3の嵌合周壁21bとを積み重ねた段差付き嵌合周壁を含めることができる。また図3(C)は,段差付き筒状周壁11に大径口金30bを固定するための大径口金用ナット20bを示す。大径口金用ナット20bには,図3(P2)の断面図に示すように,所定高さh2の下層周壁11aの外面にのみ嵌合する嵌合周壁21aを含めれば足りる。
FIG. 3B shows a small-
こうして本発明の目的である「口金の交換時にクリームの絞り出し圧力に大きな相違を生じさせないクリーム絞り用カップリング」の提供が達成できる。 Thus, the provision of “a coupling for cream squeezing that does not cause a large difference in the squeezing pressure of the cream when the base is changed” can be achieved.
図3のように,中空ホルダー10の筒状周壁11a,11bの段差12を設けた場合は,その段差面12を利用して,図8(E)のような絞り成形体の凸型口金34を本発明のカップリング1に組み合わせることができる。すなわち,図3(R2)及び(R3)に示すように,中空ホルダー10の上層周壁11bを覆う凸型口金34のフランジ35をホルダー10の周壁11の段差面12に着座させることができる。この場合は,図3(D)に示すように,ホルダー10の周壁11の段差面12からナット保持部15に至る外面に嵌合する凸型口金用ナット20cを用い,そのナット20cの結合部25をホルダー10の保持部15と結合させつつ,そのナット20cの嵌合周壁21の先端の縮径部27により凸型口金34のフランジ35をホルダー10の周壁11の段差面12に密着させて固定することができる。
When the
図3(R2)及び(R3)に示す凸型口金34の一例は,図8(E)のように凸部36の先端にモンブラン形のクリーム絞り孔37が形成された絞り成形体である。図1及び図2に示す円錐状口金30a,30bは,筆先のような作業性を有するものの,その絞り孔31をモンブラン形のように大きくすることは難しい場合がある。本発明のカップリング1に凸型口金34を組み合わせることにより,円錐状口金30a,30bだけでなく図8(E)のような凸型口金34を使い分けることが可能となり,仕上げるデコレーションの幅を広げることができる。
An example of the
また,図3(R2)及び(R3)に示す凸型口金34を,図8(F)のように絞り孔37のない蓋状の絞り成形体とすることも可能である。図1及び図2のような絞り出し方法では,絞り袋40に詰め込んだクリームCが使用後に残った場合等に口金30a,30bに蓋をする適切な方法がなく,クリームCが漏れ出すおそれがあり,逆にクリームC内に埃が混入する等の衛生上の懸念があった。図8(F)のように絞り孔37のない凸型口金34を蓋口金としてすることにより,絞り袋40に残ったクリームCを簡単に保存及び保護することが可能となる。
Further, the
1…クリーム絞り用カップリング
10…中空ホルダー 11…筒状周壁
11a…下層周壁 11b…上層周壁
12…段差部 14…切欠き
15…ナット保持部 16…テーパー状外周面
17…先端開口 18…底端開口(クリーム取り入れ口)
20…口金用ナット 20a…小径口金用ナット
20b…小径口金用ナット 20c…凸型口金用ナット
21…嵌合周壁 21a…下層嵌合周壁
21b…上層嵌合周壁 22…軸心孔
23…基端口 24…先端口
25…ホルダー結合部 26…段差部
27…縮径部
30…円錐状口金 30a…小径円錐状口金
30b…大径円錐状口金 31…絞り孔
32…扇形金属薄板 33a,33b…直線辺
34…凸型口金 35…フランジ
36…凸部 37…絞り孔
38…蓋口金
40…絞り袋 41a…投入孔
41b…口金孔
50…カップリング 51…筒状ホルダー
52…テーパー状外周面 53…雄ネジ部
54…円錐台状周壁
55…口金用ナット 55a…小径口金用ナット
55b…小径口金用ナット 56…雌ネジ部
57…係止部
60…カップリング 61…筒状ホルダー
62…円錐台状周壁 63…ナット保持部(雄ネジ部)
64…先細り筒状周壁 64a…先端頂壁
65…凸型口金用ナット 66…嵌合部(雌ネジ部)
67…先細り薄肉周壁 68…基端口
69…先端口 70…縮径部
C…クリーム
r…ホルダー先端径 R…ホルダー底部径
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
64 ... Tapered cylindrical
67 ... Tapered
Claims (7)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013257572A JP6108552B2 (en) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | Cream squeezing coupling |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013257572A JP6108552B2 (en) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | Cream squeezing coupling |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015112080A true JP2015112080A (en) | 2015-06-22 |
JP6108552B2 JP6108552B2 (en) | 2017-04-05 |
Family
ID=53526476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013257572A Expired - Fee Related JP6108552B2 (en) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | Cream squeezing coupling |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6108552B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2763608C1 (en) * | 2021-07-31 | 2021-12-30 | Екатерина Евгеньевна Овчинникова | Confectionery device |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3847523A (en) * | 1971-11-12 | 1974-11-12 | Parrish Inc S | Universal coupler for cake icing decorating tips |
JPS6380984U (en) * | 1986-11-14 | 1988-05-27 | ||
US20060006194A1 (en) * | 2004-07-08 | 2006-01-12 | Decko Products, Inc. | Variable tip nozzle and cap assembly for dispensing pouch |
JP2006325560A (en) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Koichi Seki | Cream squeezing tool |
US20080089967A1 (en) * | 2006-10-13 | 2008-04-17 | Thomas Bourque | Apparatus for twisting extrusions of icing and the like |
-
2013
- 2013-12-13 JP JP2013257572A patent/JP6108552B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3847523A (en) * | 1971-11-12 | 1974-11-12 | Parrish Inc S | Universal coupler for cake icing decorating tips |
JPS6380984U (en) * | 1986-11-14 | 1988-05-27 | ||
US20060006194A1 (en) * | 2004-07-08 | 2006-01-12 | Decko Products, Inc. | Variable tip nozzle and cap assembly for dispensing pouch |
JP2006325560A (en) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Koichi Seki | Cream squeezing tool |
US20080089967A1 (en) * | 2006-10-13 | 2008-04-17 | Thomas Bourque | Apparatus for twisting extrusions of icing and the like |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6016044726; 'Wilton 411-1987 Standard Coupler' Amazon.com , 20100825 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2763608C1 (en) * | 2021-07-31 | 2021-12-30 | Екатерина Евгеньевна Овчинникова | Confectionery device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6108552B2 (en) | 2017-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USD910445S1 (en) | Orifice for an aerosol bottle for dispensing a foam hair care composition | |
USD826068S1 (en) | Dispensing bottle kit | |
JP4326503B2 (en) | Cream squeezing equipment | |
JP5960037B2 (en) | Foam discharge container | |
JP5523899B2 (en) | Refill nozzle | |
US8043017B2 (en) | Cosmetic unit comprising two coupled partial units | |
USD920111S1 (en) | Combined cap and dispensing nozzle | |
USD968893S1 (en) | Tapered cup | |
JP6108552B2 (en) | Cream squeezing coupling | |
JP4919877B2 (en) | Double container | |
USD974909S1 (en) | Tube cap | |
JP6586603B2 (en) | Eyeliner applicator | |
USD904898S1 (en) | Pouch for liquids | |
USD896653S1 (en) | Bottle for 3D printing liquids | |
JP5695502B2 (en) | Foam dispenser | |
JP5948152B2 (en) | Application container | |
JP6684196B2 (en) | Pouring cap | |
US9757752B2 (en) | Double-walled tube | |
USD1026648S1 (en) | Cap of ink bottle for printer | |
US20180000238A1 (en) | Brush device that dispenses cleaning fluid | |
JP5783835B2 (en) | Refill container | |
EP3189875A2 (en) | Container device and method of making the same | |
CN210042966U (en) | Cat food gets eats device | |
JP5859409B2 (en) | Foam ejection cap and foam ejection tube container provided with the same | |
JP2005104527A (en) | Cap with lid body or the like |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160212 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161121 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170303 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170303 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6108552 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |