JP2015108686A - Image heating device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はシート上のトナー画像を加熱する画像加熱装置に関する。この画像加熱装置は、例えば、複写機、プリンタ、ファックス、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置に用いられる。 The present invention relates to an image heating apparatus for heating a toner image on a sheet. This image heating apparatus is used in an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, a fax machine, and a multifunction machine having a plurality of these functions.
従来より、画像形成装置では、画像形成部でシート上にトナー画像を形成し、その後、定着装置(画像加熱装置)で熱と圧を与えることによりシート上にトナー画像を定着させている。このような定着プロセスの際にシートを挟持搬送する回転体は、その表面に電荷を帯びた状態では定着プロセスの実行にともないシート上のトナー画像を乱す虞がある。 2. Description of the Related Art Conventionally, in an image forming apparatus, a toner image is formed on a sheet by an image forming unit, and then a toner image is fixed on the sheet by applying heat and pressure by a fixing device (image heating device). In such a fixing process, a rotating body that sandwiches and conveys a sheet may disturb a toner image on the sheet as the fixing process is performed in a state where the surface is charged.
そこで、特許文献1に記載された定着装置では、加熱ベルト(回転体)の表面に除電部材を近接配置させている。具体的には、この定着装置は、装置本体に軸支された定着ローラと加熱ローラによって張架された加熱ベルトと、一対のスペーサと除電部材を一体に保持したベース部材とを備えている。ベース部材は、本体フレームに設けられたボスによって軸支されており、一対のスペーサが加熱ベルトに突き当たるように付勢部材によって付勢されている。そして、一対のスペーサが加熱ベルトに突き当たることで、ベース部材に支持された除電部材の先端と加熱ベルトの表面とが間隙を介して対向する。このような構成により、除電部材と加熱ベルトとを接触させないように間隙を確保した状態で加熱ベルト表面の電荷を除電可能としている。 Therefore, in the fixing device described in Patent Document 1, a neutralizing member is disposed close to the surface of the heating belt (rotating body). Specifically, the fixing device includes a fixing roller that is pivotally supported by the apparatus main body, a heating belt that is stretched by the heating roller, and a base member that integrally holds a pair of spacers and a charge removal member. The base member is pivotally supported by a boss provided on the main body frame, and is biased by the biasing member so that the pair of spacers abut against the heating belt. Then, when the pair of spacers abut against the heating belt, the tip of the charge removal member supported by the base member and the surface of the heating belt face each other with a gap. With such a configuration, the charge on the surface of the heating belt can be removed in a state where a gap is secured so as not to contact the charge removal member and the heating belt.
一方、除電効果の大きさは、前述した間隙の大きさと密接な関係があるため、この間隔の大きさを適切な範囲におさめることが望まれる。 On the other hand, since the magnitude of the static elimination effect is closely related to the size of the gap described above, it is desirable to keep the size of the gap within an appropriate range.
しかしながら、特許文献1に記載の定着装置は、ベース部材と除電部材の位置関係が固定されているため、その製造工程において組立誤差を生じている場合に次のような問題を生じる虞がある。その問題とは、スペーサが加熱ベルトに突き当たっている状態であっても、前述した間隙の大きさが適切な範囲から外れてしまうという問題である。 However, since the positional relationship between the base member and the charge eliminating member is fixed in the fixing device described in Patent Document 1, the following problems may occur when an assembly error occurs in the manufacturing process. The problem is that even when the spacer is in contact with the heating belt, the size of the gap is out of the appropriate range.
そのため、前述した組み立て誤差が生じる場合であっても、除電部材と加熱ベルトの間隔を適切な大きさに確保することが求められている。 For this reason, even when the above-described assembly error occurs, it is required to secure an appropriate gap between the charge removal member and the heating belt.
本発明の目的は、除電部材と回転体との間隔を適切な大きさで確保することのできる画像加熱装置を提供することである。 The objective of this invention is providing the image heating apparatus which can ensure the space | interval of a static elimination member and a rotary body by a suitable magnitude | size.
本発明は、ニップ部を形成する一対の回転体を備えて前記ニップ部にてシート上のトナー画像を加熱する画像加熱装置において、一対の回転体のうちの一方の回転体の長手方向一方の端部に突き当て可能な第1のスペーサと一方の回転体の長手方向他方の端部に突き当て可能な第2のスペーサと一方の回転体の表面にその長手方向に沿って間隔を持って対向してこれを除電する除電部材と除電部材を支持する支持部材を備えて第1及び第2のスペーサが前記一方の回転体にそれぞれ突き当たることで前記一方の回転体に対して位置決めされる除電ユニットと、前記第1及び第2のスペーサが前記一方の回転体にそれぞれ突き当たるように前記除電ユニットを付勢する付勢手段と、前記除電部材を前記除電ユニットに対して移動させることで前記間隔の大きさを調節可能な調節機構と、を有することを特徴とするものである。 The present invention relates to an image heating apparatus that includes a pair of rotating bodies that form a nip portion and heats a toner image on a sheet at the nip portion. A first spacer that can be abutted on the end, a second spacer that can be abutted on the other end in the longitudinal direction of one rotating body, and a surface along the longitudinal direction of the surface of one of the rotating bodies. A neutralizing member that is opposed to the neutralizing member and a supporting member that supports the neutralizing member, and the first and second spacers are respectively positioned against the one rotating body by abutting against the one rotating body. A unit, an urging means for urging the static eliminator unit so that the first and second spacers respectively abut against the one rotating body, and the static eliminator by moving the static eliminator relative to the static eliminator unit It is characterized in that it has a, and adjusting mechanism adjustable to the size of the interval.
本発明によれば、画像加熱装置において、除電部材と回転体との間隔を適切な大きさで確保することができる。 According to the present invention, in the image heating apparatus, it is possible to ensure an appropriate distance between the charge removal member and the rotating body.
以下、本発明に係る実施形態について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、画像形成装置について、電子写真プロセスを利用したレーザービームプリンタを例に説明する。しかしながら、画像形成装置はこのようなプリンタに限られず、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、複写機、FAX、及び、これらの機能を複数備えた複合機等、種々の用途で実施することが可能である。以降、このレーザービームプリンタをプリンタ100と呼ぶ。
Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described in detail with reference to examples. In the following embodiments, an image forming apparatus will be described by taking a laser beam printer using an electrophotographic process as an example. However, the image forming apparatus is not limited to such a printer. In addition to the necessary equipment, equipment, and housing structure, the image forming apparatus is implemented in various applications such as a copying machine, a fax machine, and a multifunction machine having a plurality of these functions. Is possible. Hereinafter, this laser beam printer is referred to as a
<画像形成装置>
図1は本実施例における画像形成装置としてのプリンタ100の構成の説明図である。図1に示すように、プリンタ100は、感光ドラム101に形成したトナー画像をシートに転写して、定着装置114でシートに画像を定着させるレーザービームプリンタである。プリンタ1の内部には、感光ドラム101を中心として周囲に帯電ローラ102、露光装置103、現像装置104、転写ローラ105、ドラムクリーニング装置109が配置されている。感光ドラム101は、OPC、アモルファスシリコン等の感光材料をアルミニウム等のシリンダ状の基体上に形成した電子写真感光体であって、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
<Image forming apparatus>
FIG. 1 is an explanatory diagram of a configuration of a
帯電ローラ102は、感光ドラム101を一様な電位に帯電させる。露光装置103は、画像データを展開した画像信号に応じてON・OFF制御されたレーザービームを走査して、感光ドラム101の表面に静電像を形成する。現像装置104は、帯電した一成分現像剤(トナー)を現像スリーブ104aに担持して、感光ドラム101上の静電像をトナー画像に現像する。転写ローラ105は、感光ドラム101に圧接してニップ部T1を形成する。転写ローラ105へ電圧を印加することにより、感光ドラム101に担持されたトナー画像はニップ部T1において、後述のように搬送されたシートPへ転写される。
The
カセット106から給紙ローラ107によって取り出されたシートPは、レジストローラ108によって、感光ドラム101のトナー画像に同期してニップ部T1へ給送される。ニップ部T1でトナー画像を転写されて感光ドラム101から分離されたシートPは、定着装置114へ搬送される。定着装置114は、シート上の未定着のトナー画像を加熱・加圧して、トナー画像をシートPに定着させる。トナー画像を定着されたシートPは、排紙ローラ111によって、筐体上の排紙トレイ112へ排出・積載される。
The sheet P taken out from the
<定着装置>
図2は画像加熱装置として機能する定着装置の構成の説明図である。図3は定着装置の駆動系の構成の説明図である。
<Fixing device>
FIG. 2 is an explanatory diagram of a configuration of a fixing device functioning as an image heating device. FIG. 3 is an explanatory diagram of the configuration of the driving system of the fixing device.
定着装置114は、定着枠体115に組み立てられた加熱ベルト(回転体、加熱回転体、定着回転体)130に、加圧枠体117に組み立てられた加圧ベルト(回転体、加圧回転体)120を圧接させてニップ部Nを形成している。つまりこれらは、ニップ部Nを形成する一対の回転体である。定着枠体115は、装置枠体119に対して着脱可能に固定されている。加圧枠体117は、装置枠体119に対して揺動可能となっており、この揺動動作は接離カム118を駆動することにより行われる。その結果、加熱ベルト130に対して加圧ベルト120が接離されることになる。
The
一方の回転体としての加熱ベルト130は、定着枠体115に軸支された複数のローラ、即ち、駆動ローラ131とテンションローラ132とに所定の張力(例えば200N)で掛け渡されて、循環回転が可能である。加熱ベルト130としては、厚さ75μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層もしくはステンレス層などの磁性金属層に厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングし、表層にPFAチューブを被覆したものが用いられる。しかしながら、加熱ベルト130は、この構成に限らず、励磁コイル135により電磁誘導発熱させられるとともに耐熱性を具備したものであれば適宜選定して差し支えない。
The
加熱ベルト130は、駆動ローラ131の回転によって搬送される。ニップ部NにてシートPを安定的に搬送するために、加熱ベルト130と駆動ローラ131間では駆動ローラ131から加熱ベルト130に確実に駆動が伝達される。
The
駆動ローラ131は、加熱ベルト130の内面を支持してニップ部Nに圧力を発生させる機能を有する。駆動ローラ131は弾性層を有しており、駆動ローラ131と加圧ローラ121が圧接することで弾性層が変形し、ニップ部Nが所定の幅となる。なお、本実施例の駆動ローラ131は、外径がφ18mmのステンレスの芯金と、この芯金の表層に設けられた耐熱シリコンゴムの弾性層と、を有している。
The driving
テンションローラ132は、加熱ベルト130にテンションを付与するローラである。テンションローラ132は、外径がφ20mm、内径φ18mm程度に形成されたステンレス製の中空ローラであり、加熱ベルト130を張架するローラの一つとして働く。
The
加熱ベルト130は、その回転に伴ってテンションローラ132の回転軸線方向の一方に寄り移動を生じることがある。そのため、不図示のステアリング機構は、加熱ベルト130に寄り移動が生じた場合に、一端を昇降してテンションローラ132傾動させ、加熱ベルト130の寄り移動を制御する。
The
加熱ベルト130の内側には、ステンレス鋼(SUS材)で形成されたパッドステー137が配置されている。パッドステー137は、所定圧(例えば400N)で加圧パッド125に向かって押し当てられて、駆動ローラ131とともにニップ部Nを形成している。
A
加圧ベルト120は、加圧枠体117に軸支された加圧ローラ121とテンションローラ122とに所定の張力(例えば200N)で架け渡されて、循環回転が可能である。本実施例の加圧ベルト120は、厚さ50μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層に厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングし、表層にPFAチューブを被覆したものが用いられる。加圧ベルト120は、これに限らず、耐熱性を具備したものであれば適宜選定して差し支えない。
The
加圧ローラ121は、外径がφ20mmのステンレス製のローラであり加圧ベルト120を懸架する機能を有する。
The
テンションローラ122は、加熱ベルト120にテンションを付与するローラである。テンションローラ122は、外径がφ20mm、内径φ18mm程度に形成されたステンレス製の中空ローラであり、加圧ベルト120を張架するローラの一つとして働く。
The
加圧ベルト120は、その回転に伴ってテンションローラ122の回転軸線方向の一方に寄り移動を生じることがある。そのため、不図示のステアリング機構は、加圧ベルト120寄り移動が生じた場合に、一端を昇降してテンションローラ122傾動させ、加圧ベルト120の寄り移動を制御する。
As the
加圧ベルト120の内側には、シリコンゴムで形成された加圧パッド125が配置されている。加圧パッド125は、所定の圧力(例えば400N)で加圧ベルト120に押し当てられて、加圧ローラ121とともにニップ部Nを形成している。
A
図3に示すように、テンションローラ132両端部は、軸受133によって支持されている。そして、テンションバネ134によって所定のテンション(例えば200N)を加熱ベルト130に付与している。テンションローラ122両端部は、軸受126によって支持されている。そして、テンションバネ127によって所定のテンション(例えば200N)を加圧ベルト120に付与している。
As shown in FIG. 3, both ends of the
図示しないモータによって、ギア128に外部から駆動が入力される。ギア128は、駆動ローラ131(図2)の軸端に連結されている。図2に示す駆動ローラ131と加圧ローラ121は、ギア128の反対側に配置された不図示のギア列によって連結されているので、連動して回転する。
Driving is input to the
<加熱構成>
加熱ベルト130は、励磁コイル135によって電磁誘導加熱される。図示しない温度センサが検出した加熱ベルト130の温度情報に基づいて、図示しない温度制御部が励磁コイル135への投入電力を調整することによって、加熱ベルト130の表面温度は180℃±2℃に温度調整される。
<Heating configuration>
The
さらに、テンションローラ132内部には、ヒートパイプ136が配置されおり、テンションローラ132の軸方向の熱移動の効率を高めている。ヒートパイプ136は、外径φ16mm、幅350mm程度に寸法のものが用いられ、加熱ベルト130のベルト幅方向の温度の均一性を保つ機能を果たしている。ヒートパイプ136は、耐熱性を具備したものであれば適宜選定して差し支えない。
Further, a
<分離板>
図4(a),(b)は定着装置における分離板の配置の説明図である。
<Separation plate>
4A and 4B are explanatory views of the arrangement of the separation plate in the fixing device.
図2に示すように、定着装置114は、加熱ベルト130と加圧ベルト120により形成されるニップ部NにシートPを通過させることで、トナー画像をシートPに定着させる。シートPに担持されたトナーは、加熱ベルト130より与えられる熱により溶融する。この時、溶融したトナーは粘着性を持ち、シートPを加熱ベルト130の表面に付着させようとする。特に、剛度の小さい薄いシートPに定着処理を施す場合、シートPが加熱ベルト130に巻き付いてジャムを発生させてしまう恐れがある。
As shown in FIG. 2, the fixing
このため、本例の定着装置114では、図4に示すように加熱ベルト130に非接触配置された分離板(分離部材)141を設けている。分離板141は、加熱ベルト130のその幅方向(シートPの搬送方向と直交する方向、駆動ローラ131の軸線方向、長手方向)におけるシート搬送領域全域に亘り近接配置されており、加熱ベルト130からシートPを分離させる機能を担っている。
For this reason, in the
なお、分離板141を加熱ベルト130に接触することなくシートPを分離させるため、分離板141の先端エッジ部と加熱ベルト130とのギャップA(スペース、間隔)を可能な限り小さくしつつ、このギャップAを適切に確保することが求められる。本実施例ではギャップAの目標値を0.5mmに設定しているが、この値のみに限られず、適宜設定可能である。なお、ギャップAの精度については詳細を後述する。
Since the sheet P is separated without the
<除電部材>
図5(a),(b)は定着装置における除電部材の配置の説明図である。
<Static elimination member>
FIGS. 5A and 5B are explanatory views of the arrangement of the charge removal member in the fixing device.
図2に示すように、定着装置114は、加熱ベルト130と加圧ベルト120により形成されるニップ部NにシートPを通過させることで、トナー画像をシートPに定着させる。シートPに担持されたトナーは、加熱ベルト130より与えられる熱により溶融する。このとき、シートPに担持されたトナーは電荷を持つため、このトナーとニップ部にて接触する加熱ベルト130の表面は徐々に帯電してしまう。または、シートPの分離の際に生じ得る剥離放電によって加熱ベルト130の表面は帯電してしまう。このようにして、表面が帯電した状態の加熱ベルト130は、次に定着されるシートP上のトナーと電気的に干渉してしまうため、静電オフセットやトナーはじき等によりトナー画像を乱して画像劣化を発生させてしまう恐れがある。また、加熱ベルト130の帯電状態によっては加熱ベルト130の表面にシートPが巻きつき易くなってしまう。このため、本例の定着装置114では、図5(a)に示すように、加熱ベルト130に非接触配置された除電部材170を設けている。本例における除電部材170の構成について図を用いて詳細に説明する。なお、加熱ベルト130の表面を除電する方式としては、非接触方式のほかに接触方式が知られている。接触方式では、除電ブラシや除電ローラ等の除電手段を加熱ベルト130に接触配置することで除電が行われる。しかしながら、この方法では除電手段が加熱ベルト130の表面を粗くしてしまい、画像に当接筋を発生させてしまう虞がある。また、加熱ベルト130上の紙粉等が除電手段に付着した場合に、除電効率が急激に低下してしまう虞がある。その為、本実施例では非接触方式を採用している。
As shown in FIG. 2, the fixing
図5(b)に示すように、除電部材170は加熱ベルト130に蓄積された電荷を除電する機能を担っている。除電部材170は加熱ベルト130のその幅方向(シートPの搬送方向と直交する方向、駆動ローラ131の軸線方向、長手方向)におけるシート搬送領域全域に亘り除電針170aが並べて配置された構成である。
As illustrated in FIG. 5B, the charge removal member 170 has a function of removing charges accumulated in the
本例の除電部材170は、導電性フィラからなる複数の除電針170aを導電性の板金170bで保持した部材である。除電針170aは板金170bの長手方向に一定間隔で並べて配置されており、加熱ベルト130の表面と対向するその先端位置は高い精度で整えられている。除電部材170は、分離板141の接着面(ニップ部Nを基準として加熱ベルト130の回転方向の下流側の面)に固定(接着)されている。除電部材170の固定(接着)は、導電性接着材によって分離板141に板金170bを接着することで行われおり、この板金170b部分は低剛性であるため分離板141の変形に追従することが可能である。また、このとき、加熱ベルト130表面と対向する除電針170aの先端側を分離板141から微小に浮き上がるように設けることで、効果的な除電が可能となる。なお、分離板141への除電部材170の固定方法としては、上述した例に限られず、例えば、ビス止めや溶接であってもよい。
The static elimination member 170 of this example is a member in which a plurality of
ここで、支持部材として機能する分離板ホルダ143は除電部材170が接着された分離板141を支持している。また、分離板ホルダ143は定着排紙ユニット160に支持され、定着排紙ユニット160は装置枠体119に支持されている。分離ホルダ143及び定着排紙ユニット160の詳細については後述する。
Here, the
したがって、本実施例の除電部材170は、分離板141、分離板ホルダ143、定着排紙ユニット160、装置枠体119を介して接地されている。しかしながら、接地するための構成はこれに限られず、除電部材170にアースワイヤーを設ける構成であってもよい。 なお、除電部材170は、非接触状態で加熱ベルト130の除電が可能な部材であれば、上述した構成に限られない。導電性の複数の突起が適宜突出する構成であれば加熱ベルト130の表面を除電可能である。例えば、導電性フィラを含有する不織布、導電性の繊維で織られたシート、導電性の繊維で形成されたブラシ状の部材などでもよい。しかしながら、本実施例の除電部材170のように、板金170bの長手方向に一定の間隔で並べられた除電針170aを有する構成のほうが、除電ムラが生じ難いため望ましい。また、この除電針170aの先端位置が高い精度で整えられているとなお望ましい。この構成により、加熱ベルト130の表面を満遍なく良好に除電することが可能である。特に、剥離放電等の局部的な帯電に対する除電に対しても有効である。
Accordingly, the charge removal member 170 of the present embodiment is grounded via the
本実施例では、上述したように除電部材170が接着可能な分離板141の接着面を、ニップ部Nを基準として加熱ベルト130の回転方向の下流側の面としている。このようにして分離板141よりも下流側に除電部材170を設けることで、ニップ部Nから搬送されるシートPと除電部材170とが接触することがない。また、図5(b)に示すように、除電部材170の各除電針170aの先端は、分離板141の先端よりも所定の距離だけ内側に位置するように揃えられている。本実施例では、分離板141の先端と除電部材170の各除電針170aの先端との間には0.2mm±0.05mmの間隔が開けられている。したがって、ギャップAはギャップBよりも常に大きくなるように維持される。この関係により、加熱ベルト130にシートPが巻きついたときであっても除電部材170とシートPの接触を抑制することができる。そのため、除電針170aが紙粉等によって汚染されることにより除電効率の低下を抑制することができる。なお、分離板141の先端と除電部材170の各除電針170aの先端との間隔は、上述した値に限られず適宜設定してよい。
In the present embodiment, as described above, the bonding surface of the
上述したように、本実施例では、加熱ベルト130に対して非接触方式の除電を施している。この方式の除電効率は、除電部材170が加熱ベルト130の表面から離れれば離れるほど低下する。そのため除電部材170の先端部と加熱ベルト130とのギャップB(スペース、間隔)を可能な限り小さくしつつ、このギャップBを適切に確保することが求められる。本実施例ではギャップBの目標値を0.7mmに設定しているが、この値のみに限られず、適宜設定可能である。しかしながら、除電効果との兼ね合いから、ギャップBの目標値は1mm以下に抑えることが望ましい。なお、ギャップBの精度については詳細を後述する。
As described above, in the present embodiment, the
<一対のコロ(スペーサ)>
上述したように、分離板141及び除電部材170は、ギャップA及びギャップBを適切に確保することが求められている。そこで、本例では、一対のコロ(第1及び第2のスペーサ)147a、147bを用いて分離板141と加熱ベルト130とのギャップA及びギャップBを確保しようとしている。
<A pair of rollers (spacers)>
As described above, the
具体的には、分離板141を支持する支持部材としての分離板ホルダ143の梁部143bの両端部に設けられた軸146a、146bによって第1及び第2のスペーサとしての一対のコロ147a、147bを軸支する。このようにして一対のコロ147a、147bを加熱ベルト130に突き当て可能に配置している。そして、付勢手段として機能するばね145が、分離板ホルダ143を加熱ベルト130に向けて付勢する。すると加熱ベルト130の幅方向端部の一方(長手方向一方)にコロ147aが突き当たり、加熱ベルト130の幅方向端部の他方(長手方向他方)にコロ147bが加熱ベルト130に突き当たる。
Specifically, a pair of
一対のコロ147a、147bが突き当たる位置は、加熱ベルト130において、装置に導入可能なシートPが接触し得る領域よりベルト幅方向外側であることが望ましい。この位置に構成することで、加熱ベルト130のシートPと接触し得る領域を一対のコロ147a、147bによって粗くすることがなく、良好な画像を出力可能となる。なお、一対のコロ147a、147bが突き当たる位置は、この位置のみに限られず、加熱ベルト130上において画像への影響を許容できる範囲において適宜設計してよい。
The position where the pair of
本実施例では、第1及び第2のスペーサとして一対のコロ147a、147bを用いているが、第1及び第2のスペーサはこれのみには限られない。例えば、加熱ベルト130に対して擦動して接触する部材であってもよい。しかしながら、一対のコロ147a、147bのように加熱ベルト130の回転に従動回転する従動回転体であるほうが、加熱ベルト130の表面の磨耗が小さく好ましい。
In this embodiment, a pair of
このような構成により、分離板141の先端が加熱ベルト130の表面位置に常に追従可能となり、ギャップAを適切に維持することが可能となる。
With such a configuration, the tip of the
上述したように、一対のコロによって分離板141と加熱ベルト130との間のギャップAが維持されているため、この分離板141に固定された除電部材170と加熱ベルト130とのギャップBについても同様に維持することができる。このとき、分離板141、除電部材170、軸146、コロ147、分離板ホルダ143は一体的に構成された除電ユニットとして機能している。除電ユニットはギャップBを維持しながら加熱ベルト130に対向する。
As described above, since the gap A between the
<分離板ホルダの位置決め構造>
また、本例では、操作者による定着装置におけるジャム処理性を向上させるため、後述するように、分離板141及び除電部材170を加熱ベルト130から大きく退避できるように構成している。具体的には、分離板141、コロ147a、コロ147bと、これらを一体的に備えた分離板ホルダ143をユニット化し、分離板141とコロ147a、147bが一体的に回動できるように構成している。その結果、万が一、定着装置においてジャムが発生した際、ニップ部Nの出口近傍を露出させることが可能となり、操作者がジャム処理を容易に実施することが可能となる。
<Separating plate holder positioning structure>
Further, in this example, in order to improve the jam handling performance of the fixing device by the operator, the
なお、図2に示すように、分離板ホルダ143を加熱ベルト130からR162方向へ退避するように回動する構成を採用した場合、定着処理時にコロ147a、147bが加熱ベルト130の外周面にそれぞれ適切に突き当たることが求められる。本例ではこの点に着目して改善を施している。
As shown in FIG. 2, when adopting a configuration in which the
そこで、本例では、分離板ホルダ143を加熱ベルト130に向けて加圧する機構(後述の定着排紙ユニット160)を設けている。そして、コロ147a、147bがそれぞれ加熱ベルト130に突き当たる2箇所と、定着枠体軸116a、116bのうち一方の定着枠体軸116aとのトータル3箇所で、分離板ホルダ143が加熱ベルト130に対して位置が決められる。つまり、一方の定着枠体軸116aだけが案内溝148aの終点に位置するストッパ部148a’に突き当たる(図7参照)構成となっており、他方の定着枠体軸116bは案内溝148bの終点には突き当たらない。
Therefore, in this example, a mechanism (a fixing
そのため、本例では、分離板ホルダ143は分離板回転軸(回動中心)144が相当のガタ(軸径に対して孔径が十分に大きい)を持って定着排紙ユニット160に保持されるように構成している。従って、コロ147a、147bがシート接触領域(装置に導入可能な最大サイズのシートが接触し得る領域)の幅方向外側で加熱ベルト130に突き当たるのに伴い、分離板ホルダ143加熱ベルト130の表面に沿って傾くことになる。しかしながら、分離板ホルダ143は、分離板回転軸144を中心とした回転により、コロ147a、147bを突き当てる構成のみには限られない。例えば、加熱ベルト130との距離を変動させる方向に沿ってガイドを有し、分離ホルダ143がスライド移動することによってコロ147a、147bを加熱ベルト130に突き当ててもよい。
Therefore, in this example, the
なお、このようなガタを設けない構成の場合、分離板ホルダ143が加熱ベルト130に対してトータル4箇所で位置決めする方式となってしまう。この場合、その4箇所のうち1箇所、例えば、コロ147a、147bのうち一方が加熱ベルト130から浮いてしまう恐れがある。一方、本例では、上述した機構を採用することにより、分離板ホルダ143の傾きが許容される結果、コロ147a、147bのうち1つが加熱ベルト130から浮いてしまうといった問題が生じるのを防止することができる。
In the case of such a configuration in which no play is provided, the
詳しく説明すれば、図7に示す定着枠体軸116aは、案内溝(ガイドスリット)148aに沿って移動自在とするため、実際には、定着枠体軸116aは、案内溝148aにがたつきを持たせて保持されている。しかし、コロ147a、147bが加熱ベルト130に突き当たった状態では、定着枠体軸116aは、案内溝148aの二辺に突き当たって位置決め保持されている。このとき、定着枠体軸116bは、案内溝148bの三辺から離れた中空位置に保持されている。
More specifically, since the fixing
なお、分離板141は、分離板141の長手方向に沿って延びた、分離板141よりも高い剛性を有する分離板ホルダ143の梁部143bに固定して支持されている。
The
図6(a),(b),(c)は、分離板とコロの配置の説明図である。図7(a),(b)は、正面側の案内溝の説明図である。図8(a),(b)は、背面側の案内溝の説明図である。図9分離板の取り付け構造の説明図である。 6A, 6B, and 6C are explanatory views of the arrangement of the separation plate and the rollers. FIGS. 7A and 7B are explanatory views of the guide groove on the front side. 8A and 8B are explanatory views of the guide groove on the back side. 9 is an explanatory diagram of a mounting structure of the separation plate.
図2に示すように、定着排紙ユニット160は、加熱ベルト130を(複数のローラを介して)回転可能に支持する装置枠体119に軸支される。このため、定着排紙ユニット160は、分離板ホルダ143(分離板141)を加熱ベルト130から退避する方向(矢印R162方向)へ回動可能である。定着排紙ユニット160は、定着排紙ユニット枠体162を有する。定着排紙ユニット枠体162は、加熱ベルト130から分離されたシートPをニップして搬送する回転体対である定着排紙ローラ対161を軸支する。
As shown in FIG. 2, the fixing
定着排紙ユニット160は、定着排紙ユニット枠体162に、定着排紙ローラ対161と分離板ホルダ143とが組み立てられた構造となっている。定着排紙ユニット160は、回動軸163を中心に矢印R162方向に回動することで、ジャム処理を行うための、定着枠体115の開放位置をとる。一対の回転体である定着排紙ローラ対161は、定着枠体115に対して閉じ状態のとき、画像を定着されたニップ部Nから排出されたシートPをニップ部Nの直後に挟持搬送する。分離板141は、加熱ベルト130からシートPを分離して定着排紙ローラ対161に送る補助をしている。
The fixing
図4(a)に示すように、加熱ベルト130は複数のローラを介して定着枠体115に回転可能に支持されており、シートPの画像面を加熱する。分離板141は、その先端となる先端エッジ部を加熱ベルト130に対向させて、シートPを加熱ベルト130から分離する。分離板141は、シート搬送方向の上流側一端(上述の先端エッジ部)を加熱ベルト130に近接配置させつつ、もう一端は、下流の定着排紙ローラ対161のニップ部N5へシートPを案内するガイド部材となっている。
As shown in FIG. 4A, the
一対のスペーサであるコロ147a、147bは、シートの接触領域よりも幅方向の外側で加熱ベルト130の外周面に当接する。分離板ホルダ143は、加熱ベルト130がシートPに接触する範囲の外側で、加熱ベルトに従動回転可能な回転体であるコロ147a、147bを加熱ベルト130の周面にそれぞれ当接させる。分離板ホルダ143は、コロ147a、147bと分離板141及び除電部材170とが位置関係を固定して一体に備えている。定着排紙ユニット160は、分離板ホルダ143を回動可能に保持している。付勢部材としてのバネ145は、定着排紙ユニット160と分離板ホルダ143との間に配置されて、分離板ホルダ143を加熱ベルト130に向かって付勢する。このバネ145は、図8に示す背面側においても同様に設けられている。
The
図4(b)に示すように、一対の回動軸163は、定着装置114の装置枠体119に根元を固定されてそれぞれ内側に向けて突出している。定着排紙ユニット160は、回動軸163を中心に回動して、分離板141及び除電部材170を駆動ローラ131から退避させる方向へ開くことが可能である。
As shown in FIG. 4B, the pair of
定着枠体軸116a、116bは、装置枠体119a、119bにそれぞれ固定されており、分離板ホルダ143との間に位置している。定着枠体軸116a、116bは、後述の案内溝148a、148bに挿入案内されるように構成されている。
The fixing
一対の案内溝として機能する案内溝148a、148bは、定着排紙ユニット160の回動に伴って分離板ホルダ143を案内する。この案内溝148a、148bは、分離板ホルダ143に形成されている。
定着排紙ユニット160は、回動軸163を中心に矢印R162の逆方向に回動することで、定着プロセスを行うための、定着枠体115の閉鎖位置をとる。閉鎖位置では、定着排紙ローラ対161の軸方向端部に設けられた係合部(不図示)が、装置枠体119に設けられた被係合部(不図示)に突き当たることで係合し、定着排紙ユニット160の回動が規制される。
The fixing
定着排紙ユニット160が閉鎖位置まで回動すると、コロ147a、147bが加熱ベルト130に当接した状態となる。このとき、定着枠体軸116a、116bのうち一方は、対応するガイドスリット(148a、148b)の終点に位置するストッパ部(148a’、148b’)にて保持される。
When the fixing
一方、定着枠体軸116a、116bのうち他方は、ガイドスリット(148a、148b)の終点に位置するストッパ部(148a’、148b’)に至る途中の位置で保持される。図7に回転軌跡として示すように、定着排紙ユニット160は、分離板141のエッジ部及び除電部材170の先端を加熱ベルト130から離間させるように全体が回動する。案内溝148a、148bは、定着排紙ユニット160の回動過程を通じて、分離板141及び除電部材170が加熱ベルト130に接触しないように分離板ホルダ143の退避軌跡を案内する。
On the other hand, the other of the fixing
一対の分離板回転軸144は、定着排紙ユニット枠体162に根元をそれぞれ固定され、内側に向けて突出している。分離板ホルダ143は、加熱ベルト130の幅方向両端側に設けた穴部154a、154bをそれぞれ分離板回転軸144a、144bに緩く挿入されている。このため、分離板ホルダ143は、一対の分離板回転軸144を中心に、がたつきを許した状態で回動可能である。分離板回転軸144が分離板ホルダ143の穴部154a、154b内で移動可能ながたつきの範囲において、分離板ホルダ143は、定着排紙ユニット枠体162に対して可動である。分離板141及び除電部材170は、後述するように、長手方向の複数の位置で、分離板ホルダ143に対して高さ方向に位置調節可能に支持されている。
The pair of separation plate rotation shafts 144 are fixed to the fixing paper
図4(a)に示すように、ばね145は、正面側と奥側の幅方向両端に一対が配置されていて、分離板141及び除電部材170の先端が加熱ベルト130に近付く方向に分離板ホルダ143を加圧する。また、ばね145は、分離板ホルダ143を吊り上げるように支持して、分離板ホルダ143が定着排紙ユニット枠体162に対して上下方向に、分離板回転軸144の周りのがたつきの範囲で移動することを可能にしている。
As shown in FIG. 4A, a pair of springs 145 are arranged at both ends in the width direction on the front side and the back side, and the
図6(a)に示すように、分離板ホルダ143の正面側と背面側の両端に、加熱ベルト130の両端部にそれぞれ突き当たるように、コロ147a、147bが独立に配置される。図6(b)に示すように、軸146aに回転可能に支持されたコロ147aを正面側コロとし、図6(c)に示すように、軸146bに回転可能に支持されたコロ147bを背面側コロとする。
As shown in FIG. 6A, the
図4(a)に示すように、コロ147a、147bは、PFA樹脂材料で形成され、ばね145のばね力(例えば0.03N)によって、加熱ベルト130に接触加圧されている。加熱ベルト130に対して正面側コロ147aと背面側コロ147bとを接触加圧しているため、摺擦による削れ等が考えられるが、実施例1では、双方の材質・接触加圧力の関係から加熱ベルト130が削れる恐れはない。なお、コロ147a、147bの材料は、耐摩耗性を具備した材料であれば、PFA樹脂材料以外にも適宜選定して差し支えない。
As shown in FIG. 4A, the
図7(a)に示すように、分離板ホルダ143は定着排紙ユニット160に対して高さ方向及び駆動ローラ131へ向かって突き出す方向へ移動可能に支持されている。このため、回動軸163を中心にして定着排紙ユニット160を矢印R162方向に開閉する過程で分離板141及び除電部材170が加熱ベルト130に接触して擦り傷を付ける可能性がある。
As shown in FIG. 7A, the
このため、図7(b)に示すように、分離板ホルダ143の正面側の縦板には定着枠体軸116aにガイドされる正面側案内溝148aを設けている。図8(b)に示すように、分離板ホルダ143の背面側の縦板には、定着枠体軸116bにガイドされる背面側案内溝148bを設けている。このため、定着排紙ユニット160の開閉時には、分離板ホルダ143の加熱ベルト130側が、正面側と背面側の両方で下方へ押し下げられて、分離板141及び除電部材170の先端が加熱ベルト130を回避する。
For this reason, as shown in FIG. 7B, a front
正面側案内溝148a及び背面側案内溝148bは、定着排紙ユニット160の定着枠体115に対する閉動作時に、分離板ホルダ143を定着枠体軸116a、116bにガイドさせる。分離板ホルダ143は、定着排紙ユニット枠体162に対する取り付けのがたつき範囲内で、加熱ベルト130側を低く下げて、分離板141及び除電部材170に加熱ベルト130を回避する軌跡を取らせる。
The front-
また、上述したように、加熱ベルト130(駆動ローラ131)に対して分離板141及び除電部材170を位置決めるには、正面側と背面側とに独立に設けられたコロ147a、147bの他に1箇所において、分離板ホルダ143を拘束するのが好ましい。コロ147a、147bの他に2箇所以上で分離板ホルダ143を拘束すると、コロ147a、147bの一方が加熱ベルト130から浮き上がってスペーサの機能を果たさなくなるからである。そこで、本例では、図7(b)に示すように、定着排紙ユニット160を閉じた状態で、定着枠体軸116aに正面側案内溝148aが突き当たっている。このとき、図8(b)に示すように、定着枠体軸116bは背面側案内溝148bにがたつきを持って保持されている。
Further, as described above, in order to position the
本例では、加熱ベルト130に対する分離板141及び除電部材170の位置決めを、加熱ベルト130に当接する2箇所のスペーサと他1箇所の計3箇所で行う。分離ユニット140は、加熱ベルト130に対して接触加圧される正面側コロ147aと背面側コロ147bの2点と、定着枠体軸116aと正面側案内溝148aの突き当て部1点を加えた計3点で位置決めされる。このため、分離板141のエッジ部及び除電部材170の先端は、加熱ベルト130の厚さや、駆動ローラ131も含めた熱膨張による加熱ベルト130表面の長手方向(幅方向)全域の位置変化に追従して、ギャップAを一定に保つことができる。
In this example, positioning of the
なお、本例とは逆に、定着枠体軸116aをストッパ部148a’に突き当たらないようにがたつきを持たせて正面側案内溝148aに保持させ、定着枠体軸116bが背面側案内溝148bのストッパ部148b’に突き当たって拘束される構成としてもよい。
Contrary to this example, the fixing
<調節機構>
次に、本実施例の特徴的な構成である調節機構について説明する。本実施例では加熱ベルト130に対して一対のコロ147a,147bを突き当て、コロ147a,147bを介して分離板141及び除電部材170を、加熱ベルト130に対して位置決めしている。そのため、分離板141及び除電部材170を加熱ベルト130に近接配置可能となっている。こうした構成により、分離板141の先端と加熱ベルト130の表面との間にギャップAを確保し、除電部材170の先端と加熱ベルト130の表面との間にギャップBを確保している。
<Adjustment mechanism>
Next, an adjustment mechanism that is a characteristic configuration of the present embodiment will be described. In the present embodiment, a pair of
本実施例ではさらにギャップA及びギャップBの精度を向上させるため、分離板ホルダ143に対して分離板141及び除電部材170の位置を変更可能に構成している。このように構成することで、組み立て公差等によって生じるギャップA及びギャップBの大きさのばらつきを調節することが可能となっている。つまり、ギャップA(ギャップB)が目標値よりも小さく組み立てられた定着装置114は、分離板141(除電部材170)の先端が加熱ベルト130の表面にと接触する虞がある。そこで、ギャップA(ギャップB)を大きくする方向に分離板ホルダ143に対して分離板141(除電部材170)を移動させる。また、ギャップA(ギャップB)が目標値より大きく組み立てられた定着装置114は、分離板141(除電部材170)としての機能が所望の条件に満たない虞がある。そこで、ギャップA(ギャップB)を小さくする方向に分離板ホルダ143に対して分離板141(除電部材170)を移動させる。
In this embodiment, in order to further improve the accuracy of the gap A and the gap B, the positions of the
また、本実施例では、分離板ホルダ143に対して分離板141及び除電部材170の位置を長手方向の複数位置で変更可能である。つまり、ギャップA及びギャップBの間隔を長手方向の複数位置で調節することが可能であるため、上述したような調節の他に次のような調節が可能である。例えば、分離板141(除電部材170)の長手方向一方の端部側においてギャップA(ギャップB)を小さくし、長手方向他方の端部側においてギャップA(ギャップB)を大きくする調節が可能である。例えば、分離板141(除電部材170)の長手方向両端部側においてギャップA(ギャップB)を小さくし、長手方向中央においてギャップA(ギャップB)を大きくする調節が可能である。
In the present embodiment, the positions of the
したがって、本実施例では調節機構によってギャップA及びギャップBが適切な大きさとなるように高い精度で一括して調節することが可能である。以下、調節機構の具体的な構成について図を用いて詳細に説明する。 Therefore, in the present embodiment, the adjustment mechanism can collectively adjust the gap A and the gap B with high accuracy so that the gap A and the gap B have appropriate sizes. Hereinafter, a specific configuration of the adjusting mechanism will be described in detail with reference to the drawings.
図4(b)に示すように、分離板ホルダ143の梁部143bは、分離板141を支持している。梁部143bによる分離板141の支持の仕方は、図9に示すように、分離板141を梁部143bに吊り下げるように支持する方法が用いられている。
As shown in FIG. 4B, the
分離板141はそのエッジ部の長手方向に沿った複数の位置で調節ねじ151によって梁部143bに取り付けられており、梁部143bと分離板141との間には間隔が設けられている。この間隔は、調節ねじ151によって、複数の位置でそれぞれ独立して調節可能である。
The
分離板141は、厚さ0.2mmのステンレスのブレード141aを厚さ1.0mmの支持板141bに20mmピッチでスポット溶接することで構成された板状部材である。支持板141bには、60mmピッチで6か所の取り付け用のねじ孔149が形成されている。なお、分離板141は必ずしもこの構成でなくてもよく、厚み方向に変形可能な剛性であり、導電性を有していれば、材料・厚さは適宜設計可能である。また、ねじ孔149の間隔はかならずしも60mmピッチでなくてもよく、適宜設定可能である。
The
分離板ホルダ143は、長手方向において60mmピッチで設けた6か所の固定箇所で分離板141を固定されることで、分離板141を支持している。それぞれの固定箇所において、分離板141にはねじ孔149が、分離板ホルダ143には貫通孔150が空いている。そして、分離板141のねじ孔149と嵌りあった調節ねじ151の外側を囲んで分離板141を押圧する調節ばね152が配置されている。調節ばね152は、分離板141と梁部143bとの間隔が調節ねじ151によって調節された間隔となるように梁部143bに対して分離板141を押圧している。
The
つまり、調節ばね152は、分離板141先端と加熱ベルト130の表面間の間隔であるギャップA(図4(a)参照)を確保する方向に、分離板141を押圧している。このような構成が、分離板141の長手方向に複数設けられている為、分離板141は分離ホルダ143に対して長手方向の各位置において移動可能である。本実施例では、6か所の調節ねじ151によって分離板141の位置を移動している、調節ねじ151は必ずしも6か所に設けなくてもよい。例えば、ギャップAの大きさが長手方向の全域において目標値から一律に離れている場合、分離板141の最低1か所に調節ねじ151が設けられていれば、分離板141全体を移動してギャップAを調節可能である。また、分離板141の先端エッジ部と加熱ベルト130の表面の関係が平行でない場合は、分離板141の最低2か所に調節ねじ151が設けられていれば、傾きを調整する方向に分離板141を移動可能である。また、分離板141の形状が加熱ベルト130の局面形状に沿わない場合は、分離板141の最低3か所に調節ねじ151が設けられていれば、反り状態を変化させる方向に分離板141の各位置を移動可能である。しかしながら、分離板141の反り状態をより細かく変化させたい場合は、より多くの調節ねじ151を設けることが好ましい。
That is, the
ギャップAの調節は、例えば次のようにしておこなわれる。まず、分離板141と加熱ベルト130の対向間隔であるギャップAの大きさをその全域にわたって測定する。この測定は、分離板141の先端と加熱ベルト130(これに相当するダミー部材)の表面とのギャップAに対してこれを垂直な方向から撮影可能な測定用ビデオカメラにより行われる。測定用ビデオカメラがギャップAにそってスライド移動しながら100倍に拡大して撮影した動画を確認することでギャップAの距離分布を確認することができる。
The adjustment of the gap A is performed as follows, for example. First, the size of the gap A, which is the distance between the
そして、この距離分布に基づき、所望の大きさのギャップAとなるように、分離板141の長手方向の各位置の移動量を決定する。分離板141の各点に求められる移動量に基づき、複数の調節ねじ151のねじ込み量を個別調節することで、ギャップAはその長手方向の全域において調節される。このとき、本実施例のギャップAはその長手方向の全域で、0.5mm±0.05mmに調節されている。なお、本実施例における調節ねじ151のねじ込み量の変動幅は±0.5mmである。このようにして、長手方向の複数の位置において異なるねじ込み量を設定することで、分離板141をその厚み方向において変形させて反りを矯正することができる。
Based on this distance distribution, the amount of movement of each position in the longitudinal direction of the
このように、本実施例では、分離板141の先端エッジ部と加熱ベルト130間のギャップAの大きさを変動させる方向に分離板141を位置調節可能である。そのため、ギャップAの大きさが適切な範囲に収まるようにこれを調節することができる。
As described above, in this embodiment, the position of the
また、本実施例では、分離板141の長手方向の複数位置において個別に、ギャップAを変動させる方向に分離板141を位置調節可能である。そのため、分離板141の反りを長手方向の全域で矯正することができる。これにより、分離板141の先端エッジ部と加熱ベルト130間のギャップAを長手方向の全域で精確に保障することができる。
Further, in the present embodiment, the position of the
したがって、分離板141の先端位置の精度が向上するので、ニップ部Nから排出されたシートPを高い確率で加熱ベルト130から分離することができる。つまり、シートPのジャムを高い確率で阻止するため、画像形成装置に求められる高生産性と高画質を満足することができる。
Therefore, since the accuracy of the leading end position of the
また本実施例では、上述したように、除電部材170が分離板141の上面に接着されている。除電部材170は低剛性であるため、分離板141と一体となっており分離板141の形状変化に追従(連動)して形状変化する。つまり、ギャップAの大きさの変動に伴ってギャップBの大きさも変動する。
In this embodiment, as described above, the static elimination member 170 is bonded to the upper surface of the
したがって、本実施例では、除電部材170の除電針170a先端と加熱ベルト130間のギャップBの大きさを変動させる方向に除電部材170を位置調節可能である。そのため、ギャップBの大きさが適切な範囲に収まるようにこれを調節することができる。このとき分離板141、調節ねじ151、調節ばね152、梁部143bはギャップBを調節可能な調節機構として機能している。そして、分離板141は、その厚み方向に変形することで、ギャップBが複数位置で調節されるように除電部材170の位置を分離ホルダ143に対して移動させている。ギャップBの調節において、除電部材170は必ずしも分離板141に支持される必要はない。板金170bを調節ねじ151で梁部143bに固定しても同様の効果を得ることができる。しかしながら、除電部材170とシートPとの接触を防止することで、除電針170aの先端位置の精度を維持することができる点と除電針170aへの紙粉の付着を防止するこができる点において本実施例の構成が好ましい。また、分離ホルダ143に対して除電部材170の位置を調節する構成は、分離板141を厚み方向に変形する構成には限られない。例えば、ギャップBを調節するために、分離ホルダ143に対して除電部材170を、分離板141の幅方向(後端側から先端側に向かう方向)にスライド移動させる機構であってもよい。さらには、除電部材170の長手方向の複数位置において異なるスライド移動量を設定できるように、長手方向において除電部材170を分割した機構であってもよい。
Therefore, in this embodiment, the position of the charge removal member 170 can be adjusted in a direction in which the size of the gap B between the tip of the
また、本実施例では、除電部材170の長手方向の複数位置において個別に、ギャップBを変動させる方向に除電部材170を位置調節可能である。そのため、除電部材170の反りを長手方向の全域で矯正することができる。これにより、除電部材170の除電針170a先端と加熱ベルト130間のギャップBを長手方向の全域で精確に保障することができる。
Further, in this embodiment, the neutralization member 170 can be adjusted in the direction in which the gap B is individually varied at a plurality of positions in the longitudinal direction of the neutralization member 170. Therefore, the warpage of the static elimination member 170 can be corrected in the entire area in the longitudinal direction. Thereby, the gap B between the tip of the
なお、本実施例において、分離板141の調節後のギャップBの大きさは、ギャップAの大きさ0.5mmに分離板141の先端と除電針170aの先端との距離0.2mmを加算した0.7mmである。また、その精度は、ギャップAの精度±0.05mmに分離板141の先端と除電針170aの先端の精度を加算した±0.1mmとなる。つまり、ギャップBは0.7mm±0.1mmとなるため、除電部材170の除電針170a先端位置は高い精度を有している。したがって、除電部材170は、加熱ベルト130に蓄積された電荷を除電させる効果が高く、トナー画像の乱れを低減することができる。そのため、画像形成装置に求められる高い画質性能を満足することができる。
In the present embodiment, the size of the gap B after adjustment of the
以上のように、本例の定着装置であれば、コロ147a、147bによって分離板141及び除電部材170を加熱ベルト130に対して確実に位置決めすることができ、かつ分離板141及び除電部材170の先端位置を精度よく調節可能である。そのため、加熱ベルト130の表面と、分離板141及び除電部材170の間の間隔を適切な大きさで確保することができる。したがって、分離板141によるシートPの分離性を向上させるとともに除電部材170による加熱ベルトの除電効果を向上させることが可能となる。また、分離板141、及び除電部材170が加熱ベルト130に接触することを確実に防止することが可能となる。
As described above, in the fixing device of this example, the
次に、実施例2について説明する。実施例2では、実施例1において分離板141とこれに接着された除電部材170として説明していた構成を、除電部材170の効果を備えた分離板141に置き換えて説明する。以後の説明において、実施例1と同様に構成については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
Next, Example 2 will be described. In the second embodiment, the configuration described as the
<分離板>
図10は本実施例の定着装置における分離板の説明図である。
<Separation plate>
FIG. 10 is an explanatory diagram of a separation plate in the fixing device of this embodiment.
図10に示すように、加熱ベルト130に対向する分離板141の先端側には、1mm幅の突起が分離板の長手方向(シートPの搬送方向と直交する方向、駆動ローラ131の軸線方向)に並んで設けられている。本例における分離板141と分離板141の間の距離は山部において0.5mm、谷部において1.0mmである。つまり、本実施例の分離板141は、その先端側において加熱ベルト130の表面に近い山部と、加熱ベルト130の表面から遠い谷部を有している。以後、山部の位置をこの分離板141の先端エッジ部と呼び、山部と加熱ベルト表面の間隔をギャップCと呼ぶ。(本例では山部が0.5mm、谷部が1.0mm)。なお、このギャップCは実施例1におけるギャップAおよびギャップBに対応する。つまり、本実施例の定着装置114は、実施例1においてギャップAが0.5mmのときのシートPの分離性とギャップBが0.5mmのときの除電性能を兼ね備えている。
As shown in FIG. 10, a 1 mm wide protrusion is provided on the leading end side of the
分離板141は先端にこのような突起を備えることで、加熱ベルト130の表面を除電する効果を有する。加熱ベルト130表面から除電された電荷は、分離板141の突起の先端から分離板ホルダ143、定着排紙ユニット160、定着枠体115を介して接地される。
なお、分離板141は、加熱ベルト130に突き当たる一対のコロ147a、147bを備えた分離ホルダ143によって支持されているため、実施例1と同様に加熱ベルト130の表面に追従可能である。また、分離板141は、分離ホルダ143の梁部143bに、複数の調節ねじ151によって取り付けられているため、実施例1と同様にギャップCの大きさを調節可能である。
Since the
以上のように、本例の定着装置114であれば、分離板141は、コロ147a、147bによって加熱ベルト130に対して確実に位置決めされる。そのため、加熱ベルト130表面の電荷を安定して除電することが可能となる。また、分離板141が加熱ベルト130に接触することを確実に防止することが可能となるため、分離板141の先端エッジ部への紙粉等の付着による除電性能の低下を抑制することができる。
As described above, in the
このように、本実施例では、分離板141の先端エッジ部と加熱ベルト130間のギャップAの大きさを変動させる方向に分離板141を位置調節可能である。そのため、ギャップCの大きさが適切な範囲に収まるようにこれを調節することができる。
As described above, in this embodiment, the position of the
また、本実施例では、分離板141の長手方向の複数位置において個別に、ギャップAを変動させる方向に分離板141を位置調節可能である。そのため、分離板141の反りを長手方向の全域で矯正することができる。これにより、分離板141の先端エッジ部と加熱ベルト130間のギャップCを長手方向の全域で正確に保障することができる。
Further, in the present embodiment, the position of the
したがって、分離板141の先端位置の精度を向上するので、加熱ベルト130に蓄積された電荷を高効率で除電し、トナー画像の乱れを低減することができる。したがって、画像形成装置に求められる高生産性と高い画質性能を満足することができる。
Accordingly, since the accuracy of the tip position of the
(その他の実施例)
以上、本発明を適用することができる実施例について説明したが、本発明を適用できる範囲において、実施例に記載の構成を適宜変更してもよい。
(Other examples)
As mentioned above, although the Example which can apply this invention was described, in the range which can apply this invention, you may change the structure as described in an Example suitably.
実施例では、分離板141及び除電部材170が定着排紙ユニット160に保持されており、定着排紙ユニット160ごと加熱ベルト130から退避可能に構成されているが、必ずしも退避可能な構成としなくてもよい。一対のコロ147a、147bが加熱ベルト130に適切に突き当たるように構成されていれば、ギャップA及びギャップBを維持することは可能である。そのため、例えば分離ホルダ143が装置枠体119に軸支される構成であってもよい。しかしながら、ジャム処理の操作性の観点から実施例のように構成することが望ましい。
In the embodiment, the
実施例では、ベルト加熱方式の定着装置について詳細に説明したが、定着のための構成はこれのみには限られない。例えば、加熱ベルト130、駆動ローラ131、テンションローラ132の代わりに加熱を行うためのローラをもちいてもよい。例えば、加圧ベルト120、加圧ローラ121、テンションローラ122の代わりに加圧を行うためのローラを用いてもよい。
In the embodiment, the belt heating type fixing device has been described in detail, but the configuration for fixing is not limited thereto. For example, instead of the
実施例では、加熱ベルト130からシートPを分離するための分離板の取り付け構造、及び、加熱ベルト130に蓄積した電荷を除電するための除電部材170の取り付け構造について説明した。しかしながら、分離板141および除電部材170の取り付け先は加熱ベルト130のみには限られない。例えば、分離板141および除電部材170を加圧ベルト120に取り付ける構成であってもよい。
In the embodiment, the attachment structure of the separation plate for separating the sheet P from the
また、実施例においてプリンタ100を例に説明した画像形成装置は、モノクロの画像を形成する画像形成装置に限られず、フルカラーの画像を形成する画像形成装置でもよい。また画像形成装置は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
The image forming apparatus described with the
以上の説明における画像加熱装置は、未定着のトナー画像をシートPに定着する装置のみには限られない。例えば、半定着済みのトナー画像をシートPに定着させる装置や、定着済みの画像に対して加熱処理を施す装置であってもよい。したがって、画像加熱装置としての定着装置114は、例えば、画像の光沢や表面性を調節する表面加熱装置であってもよい。
The image heating apparatus in the above description is not limited to an apparatus that fixes an unfixed toner image on the sheet P. For example, a device that fixes a semi-fixed toner image on the sheet P or a device that heats a fixed image may be used. Accordingly, the fixing
100 プリンタ
101 感光体ドラム
104 現像装置
105 転写ローラ
106 シートカセット
107 給送ローラ
108 レジストローラ
114 定着装置
115 定着枠体
116 定着枠体軸
119 装置枠体
120 加圧ベルト
121 加圧ローラ
122 テンションローラ
125 加圧パッド
126 軸受
127 テンションバネ
130 加熱ベルト
131 駆動ローラ
132 テンションローラ
133 軸受
134 テンションバネ
135 誘導加熱コイル
140 分離ユニット
141 分離板
142 分離板回転軸
143 分離板ホルダ
144 分離ユニット回転軸
145 ばね
146 軸
147a、147b コロ
148a、148b ガイドスリット
149 ねじ孔
150 貫通孔
151 調節ねじ
152 調節ばね
160 定着排紙ユニット
161 定着排紙ロール対
162 定着排紙ユニット枠体
170 除電部材
P シート
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記一対の回転体のうちの一方の回転体の長手方向一方の端部に突き当て可能な第1のスペーサと、前記一方の回転体の長手方向他方の端部に突き当て可能な第2のスペーサと、前記一方の回転体の表面にその長手方向に沿って間隔を持って対向してこれを除電する除電部材と、前記除電部材を支持する支持部材と、を備え、前記第1及び第2のスペーサが前記一方の回転体にそれぞれ突き当たることで前記一方の回転体に対して位置決めされる除電ユニットと、
前記第1及び第2のスペーサが前記一方の回転体にそれぞれ突き当たるように前記除電ユニットを付勢する付勢手段と、
前記除電部材を前記支持部材に対して移動させることで前記間隔の大きさを調節可能な調節機構と、を有することを特徴とする画像加熱装置。 In an image heating apparatus that includes a pair of rotating bodies that form a nip portion and heats a toner image on a sheet at the nip portion,
Of the pair of rotating bodies, a first spacer that can abut against one end in the longitudinal direction of the one rotating body, and a second spacer that can abut against the other end in the longitudinal direction of the one rotating body A spacer, a neutralizing member that opposes the surface of the one rotating body with a space along the longitudinal direction thereof, and neutralizes the surface, and a support member that supports the neutralizing member, the first and first A static elimination unit that is positioned with respect to the one rotating body by the two spacers abutting against the one rotating body;
Urging means for urging the static eliminator unit so that the first and second spacers abut each of the one rotating body;
An image heating apparatus comprising: an adjustment mechanism capable of adjusting a size of the interval by moving the charge removal member relative to the support member.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013250611A JP2015108686A (en) | 2013-12-03 | 2013-12-03 | Image heating device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015108686A true JP2015108686A (en) | 2015-06-11 |
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JP (1) | JP2015108686A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017071461A (en) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | セイコーエプソン株式会社 | Medium transportation device, image reading device and recording device |
US11609526B2 (en) | 2016-12-09 | 2023-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing device |
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2013
- 2013-12-03 JP JP2013250611A patent/JP2015108686A/en active Pending
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