JP2015107667A - Hood resonator device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、例えばエンジンフード等のフード部材を利用した車両用フードレゾネータ装置に関する。 The present invention relates to a vehicle hood resonator device using a hood member such as an engine hood.
車両のエンジンルーム内の音の発生源(例えばエンジンルームに配置されたエンジンやトランスミッション等を含むパワープラント)から出る音の一部は、車体を伝って車室内に侵入する。あるいは音の発生源から出た音が一旦車外に出たのち、再び車内に入る場合もある。車内に入る音にもいろいろあり、音の大きさが同じでも音質や周波数によっては耳障りと感じる音もあるし、さほど気にならない音もあり、心地良い音すらある。このため車内音の全てを抑制する必要はなく、特に耳障りとなる音(騒音)を重点的に抑制すれば足りる。 A part of the sound emitted from the sound source in the engine room of the vehicle (for example, a power plant including an engine and a transmission arranged in the engine room) enters the vehicle interior through the vehicle body. Alternatively, the sound emitted from the sound source may once get out of the vehicle and then enter the vehicle again. There are various sounds that enter the car, and even if the sound volume is the same, some sounds feel uncomfortable depending on the sound quality and frequency, and some sounds don't bother you. For this reason, it is not necessary to suppress all of the vehicle interior sound, and it is sufficient to suppress the noise (noise) that is particularly disturbing.
例えば特許文献1に、エンジンフード(ボンネット)を構成するアウタパネル(フードアウタ)とインナパネル(フードインナ)との間に1つの共鳴空間を形成するとともに、インナパネルに前記共鳴空間に連通する孔を1つ形成することにより、エンジンフードをレゾネータとして利用する消音装置が開示されている。 For example, in Patent Document 1, one resonance space is formed between an outer panel (hood outer) and an inner panel (hood inner) constituting an engine hood (bonnet), and a hole communicating with the resonance space is formed in the inner panel. A muffler using an engine hood as a resonator is disclosed.
あるいは特許文献2に見られるように、車両のダッシュパネルをインナパネルとアウタパネルとによって構成し、これらインナパネルとアウタパネルとの間に1つの空間を形成するともに、アウタパネルに複数の筒状の突起を設け、それぞれの突起に孔を開けることによって、ヘルムホルツ共鳴による吸音機能をもたせた吸音ダッシュパネルも提案されている。 Alternatively, as seen in Patent Document 2, a dash panel of a vehicle is configured by an inner panel and an outer panel, and a single space is formed between the inner panel and the outer panel, and a plurality of cylindrical protrusions are formed on the outer panel. A sound-absorbing dash panel having a sound-absorbing function by Helmholtz resonance has also been proposed by providing a hole in each protrusion.
特許文献1の消音装置(レゾネータ)では、エンジンフードに形成された共鳴空間と孔の大きさ等によって共鳴周波数が一義的に決まるため、特定の周波数域の音しか抑制することができない。エンジンルーム内にはエンジンやトランスミッション、プーリを回転させるベルト類、吸気および排気マニホールドなどから様々な音質や周波数の音が生じることから、特定の1種類の周波数域の音が抑制されたとしても、車内の騒音が解消されたことにはならない。 In the silencer of Patent Document 1, the resonance frequency is uniquely determined by the resonance space formed in the engine hood, the size of the hole, and the like, so that only sounds in a specific frequency range can be suppressed. In the engine room, sound of various sound quality and frequency is generated from the engine, transmission, belts that rotate pulleys, intake and exhaust manifolds, etc. Even if the sound of one specific frequency range is suppressed, It does not mean that the noise in the car has been eliminated.
特許文献2の吸音ダッシュパネルも、アウタパネルとインナパネルとの間に形成された空間の大きさと、突起の孔の開口率とによって共鳴周波数が一義的に決まるため、特定の1種類の周波数域の音しか抑制することができない。しかもダッシュパネルをあえてアウタパネルとインナパネルとの2部材によって形成するため、構造が複雑化するだけでなく、ダッシュパネルの重量や設置のためのスペースが増加する原因ともなる。 In the sound absorbing dash panel of Patent Document 2, the resonance frequency is uniquely determined by the size of the space formed between the outer panel and the inner panel and the aperture ratio of the hole of the protrusion. Only sound can be suppressed. Moreover, since the dash panel is intentionally formed by two members, the outer panel and the inner panel, not only the structure is complicated, but also the weight of the dash panel and the space for installation are increased.
従って本発明の目的は、エンジンルームなどから発生する様々な周波数域の音のうち、抑制したい複数の周波数域の音を抑制することにより、車内の騒音を小さくすることができる車両用フードレゾネータ装置を提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a vehicle hood resonator device that can reduce noise in a vehicle by suppressing sounds in a plurality of frequency regions to be suppressed among sounds in various frequency regions generated from an engine room or the like. Is to provide.
本発明に係る車両用フードレゾネータ装置は、フード部材のアウタパネルとインナパネルとの間に形成され互いに独立した複数の共鳴空間と、前記複数の共鳴空間を互いに気密に仕切るために前記アウタパネルとインナパネルとの間に配置された仕切部材と、前記複数の共鳴空間ごとに前記インナパネルに形成され、それぞれが各共鳴空間に連通しかつ各共鳴空間に対する開口率を異ならせることによって各共鳴空間の共鳴周波数を互いに異ならせた複数のレゾネータと、前記各レゾネータを覆った状態で前記フード部材の内面側に取付けられた吸遮音材とを具備している。前記フード部材の一例は、車両のエンジンルームを覆うエンジンフードである。 A vehicle hood resonator device according to the present invention includes a plurality of independent resonance spaces formed between an outer panel and an inner panel of a hood member, and the outer panel and the inner panel for hermetically partitioning the plurality of resonance spaces from each other. Are formed in the inner panel for each of the plurality of resonance spaces, and each of the resonance spaces communicates with each other and has a different aperture ratio with respect to each resonance space. A plurality of resonators having different frequencies, and a sound absorbing and insulating material attached to the inner surface side of the hood member in a state of covering each of the resonators. An example of the hood member is an engine hood that covers an engine room of a vehicle.
1つの実施形態では、前記各共鳴空間に形成された前記孔の大きさが互いに共通でありかつ各共鳴空間の大きさが互いに異なっている。他の実施形態では、前記各共鳴空間に形成された前記孔の大きさが互いに共通でありかつ各共鳴空間ごとに前記孔の数が互いに異なっている。また、前記各共鳴空間に形成された前記孔の大きさが互いに異なっていてもよい。 In one embodiment, the sizes of the holes formed in the resonance spaces are the same and the sizes of the resonance spaces are different from each other. In another embodiment, the size of the holes formed in each resonance space is common to each other, and the number of the holes is different for each resonance space. Moreover, the sizes of the holes formed in the resonance spaces may be different from each other.
本発明に係る車両用フードレゾネータ装置によれば、アウタパネルとインナパネルとからなるエンジンフード等のフード部材を利用することができ、エンジンルーム等から発生する様々な音のうち騒音の原因となる複数の周波数域の音を、共鳴周波数が互いに異なる複数のレゾネータによって抑制することができ、ひいては車内騒音を小さくすることができる。 According to the vehicle hood resonator device of the present invention, a hood member such as an engine hood composed of an outer panel and an inner panel can be used, and a plurality of noises that cause noise among various sounds generated from an engine room or the like. Can be suppressed by a plurality of resonators having resonance frequencies different from each other, and thus the in-vehicle noise can be reduced.
以下に、本発明の1つの実施形態に係るフードレゾネータ装置を備えた車両について、図1から図6を参照して説明する。
図1は車両10の斜視図である。図1において矢印X1で示す方向が車体11の前方、矢印X2が車体11の後方、矢印Yが車体11の幅方向(車幅方向とも呼ぶ)を示している。車体11に形成されたキャビン(車室)12は、ウインドシールドガラス13やルーフ14などによって囲まれている。キャビン12の前方でウインドシールドガラス13の前側に、フード部材の一例であるエンジンフード20が設けられている。エンジンフード20は車体11の一部をなしている。
Hereinafter, a vehicle including a hood resonator device according to one embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6.
FIG. 1 is a perspective view of the
図1は、エンジンフード20が閉鎖された状態を示している。図2は、エンジンフード20を開けた状態を示している。エンジンフード20の下方にエンジンルーム21が形成されている。エンジンルーム21には、エンジンおよびトランスミッション等を含むパワープラント25が収容されている。パワープラント25はエンジンが回転することによって音の発生源となる。エンジンルーム21はエンジンフード20によって閉鎖される。
FIG. 1 shows a state where the
図2に示されるようにエンジンルーム21は、車体11の前部構造をなす車体骨格部材30等によって構成されている。車体骨格部材30の一例は、車体11の前後方向に延びるサイドメンバやアッパフレーム31、ホィールハウスインナ、車幅方向に延びるフロントエンドアッパーバー32、カウルトップ部材33、ダッシュパネル34等の剛性の高い部材である。
As shown in FIG. 2, the
エンジンフード20の後端20aが、一対のフードヒンジ40によって車体骨格部材30の一部(例えばアッパフレーム31)に取付けられている。エンジンフード20は、フードヒンジ40を中心として上下方向に回動(開閉)することができる。図1に示すようにエンジンフード20が閉鎖された状態において、エンジンフード20の前端20bがフードロック機構41によって固定されている。
The
フードロック機構41の一例は、ストライカ42(図2に示す)とラッチユニット43とを有し、キャビン12内に配置された操作部を操作することによって、ストライカ42とラッチユニット43との係合を解除(ロック解除)することができる。車体骨格部材30の上面に弾性部材45が配置されている。弾性部材45は、閉鎖されたエンジンフード20を上方に付勢する。
An example of the
図3はエンジンフード20を上方から見た平面図である。図4は図3中のF4−F4線に沿うエンジンフード20の一部の断面を示している。エンジンフード20は、アウタパネル50とインナパネル51とによって構成されている。アウタパネル50は、車体11の外側(上側)に配置されている。インナパネル51は、アウタパネル50の下側(エンジンルーム21に臨む側)に配置されている。アウタパネル50は、例えば厚さが0.7〜0.8mmの鋼板からなる。インナパネル51は、例えば厚さ0.6〜1.0mmの鋼板からなる。
FIG. 3 is a plan view of the
アウタパネル50とインナパネル51とは、鋼板あるいはアルミニウム合金等の金属板をプレスすることによって、所定の形状に成形されている。インナパネル51には、エンジンルーム21側に突出する複数の凸部51a(図4に示す)がプレスによって形成されている。凸部51aによってインナパネル51の剛性が高められている。このためインナパネル51をアウタパネル50に重ね合わせて互いに接合することにより、エンジンフード20の剛性を大きくすることができる。なお、エンジンフード20の一部が樹脂部品によって構成されていてもよい。
The
インナパネル51の凸部51aとアウタパネル50との間に、互いに独立した複数(例えば3つ)の共鳴空間61,62,63が形成されている。図4に示されるように、アウタパネル50とインナパネル51とは、インナパネル51の凸部51aを除く部位において、互いに接着材(シール材)65によって固定されている。
A plurality of (for example, three)
接着材65は、共鳴空間61,62,63を互いに空気力学的に独立させるための仕切部材としても機能する。これら共鳴空間61,62,63は互いに大きさが異なり、かつ仕切部材66(図3に示す)によって互いに気密に仕切られている。仕切部材66として、接着材65と共通の樹脂系シーリング剤を用いてもよい。アウタパネル50の周縁部50aは、ヘミング曲げ等の曲げ縁によって、インナパネル51の周縁に気密に接合されている。
The
図5は、第1〜第3の共鳴空間61,62,63を模式的に表わしている。これらの共鳴空間61,62,63は、仕切部材66(図3に示す)を設ける位置に応じて互いの面積比を変化させることが可能である。インナパネル51には、それぞれの共鳴空間61,62,63に連通する孔70が形成されている。
FIG. 5 schematically shows the first to
第1の共鳴空間61と、この共鳴空間61に連通する1つ以上の孔70によって、第1の共鳴周波数に対応する第1のレゾネータ71が構成されている。第2の共鳴空間62と、この共鳴空間62に連通する1つ以上の孔70によって、第2の共鳴周波数に対応する第2のレゾネータ72が構成されている。第3の共鳴空間63と、この共鳴空間63に連通する1つ以上の孔70によって、第3の共鳴周波数に対応する第3のレゾネータ73が構成されている。
The
これらのレゾネータ71,72,73は、反響共鳴によって空気の摩擦損失を生じさせるヘルムホルツ共鳴器の吸音原理により、それぞれ第1,第2,第3の共鳴周波数の音を吸収する機能を有している。ヘルムホルツ共鳴器では、共鳴周波数(共振周波数)において吸音力(吸音原理)が発揮される。例えばエンジンルーム21内に発生した音が孔70を経て共鳴空間61,62,63に入射すると、共鳴空間61,62,63内の空気が「ばね」として働き、共鳴周波数において孔70の近くの空気が激しく振動することで、前記「ばね」と空気の質量に応じて生じる摩擦損失により、吸音作用が生じる。
These
図2と図4に示されるように、インナパネル51の下面に吸遮音材80が取付けられている。この明細書で言う吸遮音材80とは、音を遮る機能と音を吸収する機能とを有する部材である。吸遮音材80は、音の振動エネルギーが、例えば繊維同士の摩擦による熱エネルギーに変換することにより、音を遮るとともに音を吸収することができる。吸遮音材80は、一般に高周波域になるほど音の吸収と遮断効果が高くなる。
As shown in FIGS. 2 and 4, a sound absorbing and insulating
吸遮音材80の一例は、エンジンルーム21内のパワープラント25から発生する熱に耐える耐熱性繊維の集合体からなる。例えば100℃以上の高温用の耐熱吸遮音材としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)からなるフェルト状繊維集合体が挙げられる。エンジンルーム21の温度が比較的低温の場合には、例えばポリプロピレン系のフェルト状繊維集合体を採用することもできる。また圧縮成形されたフェルト状のグラスウールでもよいし、金属箔に樹脂の発泡体を積層した吸遮音材であってもよい。
An example of the sound absorbing and insulating
前記レゾネータ71,72,73と吸遮音材80とによって、フードレゾネータ装置100が構成されている。本実施形態のフードレゾネータ装置100は、抑制したい複数種類の音域の周波数に対応することができるように、各共鳴空間61,62,63に連通する各孔70の開口率を互いに異ならせている。
The
こうすることにより、1つのエンジンフード20に形成されたフードレゾネータ装置100が複数の共鳴周波数に対応できるようにしている。開口率は、図5に示すような各共鳴空間61,62,63の平面視において、各共鳴空間61,62,63の面積に占める孔70の面積の割合である。各共鳴空間61,62,63に連通する各孔70の大きさ(内径)は互いに共通であるのが望ましいが、所望の開口率を得ることができれば各孔70の大きさが互いに異なっていてもよい。孔70が大きくなるほど開口率は大きくなる。また孔70の数が多くなるほど開口率は大きくなる。
By doing so, the
このように本実施形態のフードレゾネータ装置100は、共鳴空間61,62,63に連通する孔70の開口率を互いに異ならせている。つまり各共鳴空間61,62,63に連通する孔70の開口率に応じて得られる共鳴周波数が、抑制すべき音の周波数と対応するように、共鳴空間61,62,63の面積を考慮した上で、孔70の数と孔70の大きさおよび仕切部材66の位置が設定されている。
As described above, in the
孔70の開口率は下記の式(1)に基いて求めることができる。式(1)において、Pは開口率、cは音速、frは抑制したい音の周波数、Lは共鳴空間の深さ、tは孔を有する部材(インナパネル)の板厚である。板厚tの一例は1.0mm、深さLの一例が20mm、音速c=343m/sとして計算を行なった。
一例として、抑制したい音の周波数(fr)が2000Hzの場合の開口率(P)は、2.68%である。抑制したい音の周波数(fr)が3000Hzの場合の開口率(P)は6.038%である。このため第1のレゾネータ71によって2000Hzの音を抑制したい場合には、第1の共鳴空間61全体の面積に対する開口率が2.68%となるように、第1の共鳴空間61に1つ以上の孔70を形成する。第2のレゾネータ72によって3000Hzの音を抑制したい場合には、第2の共鳴空間62全体の面積に対する開口率が6.038%となるように、第2の共鳴空間62に1つ以上の孔70を形成する。
As an example, the aperture ratio (P) when the frequency (f r ) of the sound to be suppressed is 2000 Hz is 2.68%. The aperture ratio (P) when the frequency (f r ) of the sound to be suppressed is 3000 Hz is 6.038%. For this reason, when it is desired to suppress 2000 Hz sound by the
各共鳴空間61,62,63に形成する孔70の大きさが共通であれば、孔70の数が多いほど開口率が大きくなる。つまり孔70の大きさが共通である場合、各共鳴空間61,62,63ごとに孔70の数を変えることによって開口率を調整することができる。また、孔70の大きさが共通である場合、仕切部材66の位置を変えて共鳴空間61,62,63同士の面積比を変えることにより、開口率を調整することもできる。
If the size of the
以上説明したように、共鳴空間61,62,63ごとの孔70の開口率が、抑制しようとする音に応じた共鳴周波数を得ることができる値となるように、共鳴空間61,62,63のそれぞれの面積を考慮した上で、孔70の数や大きさを設定したり、インナパネル51の凸部51aの大きさを変えたり、あるいは仕切部材66の位置を調節するなどの対策により、各共鳴空間61,62,63ごとの開口率を調整するようにしている。
As described above, the
吸遮音材80は、高周波寄りの音域において効率良く音を吸収しかつ音を遮断することができる。これに対しレゾネータ71,72,73は、数百Hzから数千Hzの比較的低周波寄りの音域において吸音作用を発揮することができる。よって、レゾネータ71,72,73と吸遮音材80との相乗効果により、エンジンルーム21から発生する音のうち特に抑制することが望まれる耳障りな音の騒音レベルを、フードレゾネータ装置100によって低減することができる。
The sound absorbing and insulating
図6中の2点鎖線L1は、フードレゾネータ装置と吸遮音材を備えていない車両の周波数と車内音との関係を模式的に示している。図6中の破線L2は、フードレゾネータ装置を有するが吸遮音材を備えていない車両の周波数と車内音との関係を示している。図6中の実線L3は、フードレゾネータ装置と吸遮音材の双方を備えている本実施形態の車両の周波数と車内音との関係を示している。 A two-dot chain line L1 in FIG. 6 schematically illustrates the relationship between the frequency of the vehicle that does not include the hood resonator device and the sound absorbing and insulating material and the sound in the vehicle. A broken line L2 in FIG. 6 shows the relationship between the frequency of the vehicle having the hood resonator device but not having the sound absorbing and insulating material and the sound in the vehicle. A solid line L3 in FIG. 6 indicates the relationship between the frequency of the vehicle and the sound in the vehicle according to this embodiment including both the hood resonator device and the sound absorbing and insulating material.
本実施形態のフードレゾネータ装置100は、複数の共鳴周波数に対応するレゾネータ71,72,73を有しているため、例えば第1のレゾネータ71と第2のレゾネータ72との吸音作用により、図6にA,Bで示すように少なくとも2種類の周波数域の音を低減することができる。
Since the
なお本発明を実施するに当たり、フード部材に設けるレゾネータの数は2つでもよいし3以上であってもよく、要するに共鳴周波数が互いに異なる複数のレゾネータを形成すればよい。またフード部材がエンジンフード以外であってもよく、要するに音の発生源を覆うフード部材であればよい。またフード部材を構成するアウタパネルやインナパネルをはじめとして、共鳴空間の数や形状、開口の形状や大きさ、仕切部材および吸遮音材など、フードレゾネータ装置を構成する各要素の形状、数、材質、デザイン、配置等の具体的な態様を種々に変更して実施できることは言うまでもない。 In carrying out the present invention, the number of resonators provided on the hood member may be two or three or more. In short, a plurality of resonators having different resonance frequencies may be formed. Further, the hood member may be other than the engine hood, and in short, any hood member that covers the sound generation source may be used. In addition, the outer panel and inner panel that make up the hood member, the number and shape of the resonant space, the shape and size of the opening, the partition member and the sound absorbing and insulating material, the shape, number, and material of each element that makes up the hood resonator device Needless to say, the present invention can be implemented by variously changing specific aspects such as design and arrangement.
10…車両、11…車体、20…エンジンフード(フード部材)、21…エンジンルーム、25…パワープラント、50…アウタパネル、51…インナパネル、51a…凸部、61,62,63…共鳴空間、65…接着材(仕切部材)、66…仕切部材、70…孔、71,72,73…レゾネータ、80…吸遮音材、100…フードレゾネータ装置。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記複数の共鳴空間を互いに気密に仕切るために前記アウタパネルとインナパネルとの間に配置された仕切部材と、
前記複数の共鳴空間ごとに前記インナパネルに形成され、それぞれが各共鳴空間に連通しかつ各共鳴空間に対する開口率を異ならせることによって各共鳴空間の共鳴周波数を互いに異ならせた複数のレゾネータと、
前記各レゾネータを覆った状態で前記フード部材の内面側に取付けられた吸遮音材と、
を具備したことを特徴とする車両用フードレゾネータ装置。 A plurality of independent resonance spaces formed between the outer panel and the inner panel of the hood member;
A partition member disposed between the outer panel and the inner panel in order to hermetically partition the plurality of resonance spaces from each other;
A plurality of resonators formed in the inner panel for each of the plurality of resonance spaces, each of which is in communication with each resonance space and having a different opening ratio with respect to each resonance space, thereby making the resonance frequencies of each resonance space different from each other;
A sound absorbing and insulating material attached to the inner surface side of the hood member in a state of covering each of the resonators;
A vehicle hood resonator device characterized by comprising:
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