JP2015106343A

JP2015106343A - 無線タグ情報記憶機能を有する携帯端末

Info

Publication number: JP2015106343A
Application number: JP2013249104A
Authority: JP
Inventors: 正勝大村; Masakatsu Omura
Original assignee: Nakayo Inc
Current assignee: Nakayo Inc
Priority date: 2013-12-02
Filing date: 2013-12-02
Publication date: 2015-06-08

Abstract

【課題】携帯端末が最後に貴重品を検知した場所と時刻を記憶しておくことで、使用者が後から貴重品の紛失に気が付いた場合においても、探索する範囲を限定して容易に探索することが可能な携帯端末を提供する。【解決手段】無線タグ通信部１４を起動した場合に、位置情報取得部２０及び時刻情報取得部１９を起動し、無線タグ通信部１４がタグ情報を読み取ったならば、位置情報と時刻情報をタグ情報と関連付けて記憶部１６に記憶し、無線タグを読み取らなかったならば、位置情報と時刻情報をタグ情報を読み取らなかった旨の情報と関連付けて記憶部１６に記憶し、所定のタグ情報を指定する予め定められた操作が為された場合に、記憶部１６を参照し、当該タグ情報を最後に読み取った位置情報と時刻情報を表示する。【選択図】図１

Description

本発明は、無線タグが貼られた物品を管理するための無線タグリーダ機能を有する携帯端末に関する。

近年、携帯端末が普及しており、携帯端末の機能を活用して、貴重品を管理する方法が提案されている（例えば、特許文献１）。特許文献１には、貴重品が取り付けられた無線タグから発信される電波を、携帯端末が受信しない場合に、アラーム音等を用いて使用者に報知する機能を有する紛失防止装置が開示されている。この紛失防止機能は、携帯端末が複数の無線タグの電波を識別して受信することで、何を紛失したかを認識することを可能とするものである。

しかしながら、特許文献１に記載の紛失防止装置では、携帯端末と貴重品の距離が一定距離以上になると携帯端末がアラーム音を発するのみであるため、例えば使用者がアラーム音に気が付かなかった場合、いつどの場所でアラーム音を発したのか見当がつかず、また後から確認する手段も無いために、結局貴重品を紛失してしまうという恐れがある。

特開２００４−８６４１１号広報

本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、携帯端末が最後に貴重品を検知した場所と時刻を記憶しておくことで、使用者が後から貴重品の紛失に気が付いた場合においても、探索する範囲を限定して容易に探索することが可能な携帯端末を提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明は近傍に存在する１以上の所定の物品に張り付けられた１以上の無線タグからタグ情報を読み取る無線タグ読取手段を有する携帯端末であって、前記無線タグ読取手段を定期的または不定期に起動する読取起動手段と、自携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、現在の時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、タグ情報と位置情報を時刻情報と関連付けて記憶する情報記憶手段と、を有し、前記読取起動手段が前記無線タグ読取手段を起動した場合に、前記位置情報取得手段及び前記時刻情報取得手段を起動し、前記無線タグ読取手段がタグ情報を読み取ったならば、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記時刻情報取得手段が取得した時刻情報を前記読み取ったタグ情報と関連付けて前記情報記憶手段に記憶し、前記無線タグ読取手段がタグ情報を読み取らなかったならば、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と前記時刻情報取得手段が取得した時刻情報を、タグ情報を読み取らなかった旨の情報と関連付けて前記情報記憶手段に記憶し、所定のタグ情報を指定する予め定められた操作が為された場合に、前記情報記憶手段を参照し、当該タグ情報を最後に読み取った位置情報及び時刻情報を自携帯端末が備える表示部に表示することを特徴とする。

本発明によれば、携帯端末と貴重品が一定距離以上離れた場合に、携帯端末が最後に貴重品を検知した場所と時刻を記憶しているので、使用者が後から貴重品の紛失に気が付いた場合においても、探索する範囲を限定して容易に探索することが可能な携帯端末を提供できる。

図１は、本発明の一実施の形態が適用された携帯端末１の概要図である。図２は、記憶部１７に登録されている、無線タグの情報の内容を模式的に表した図である。図３は、図１に示す携帯端末１の動作を説明するためのフロー図である。

図１は、発明の一実施の形態が適用された携帯端末１（以下、本装置ともいう）の概略図である。

図示するように、本実施の形態の本装置１は、主制御部１０と、電話アンテナ部１１、電話機能部１２と、無線タグリーダアンテナ部１３、無線タグリーダ１４と、表示部１５、入力部１６と、記憶部１７と、タイマ部１８と、時刻情報取得部１９と、位置情報取得部２０と、無線タグ２−１〜２−Nと、を有する。

主制御部１０は、自携帯端末１の電話機能部１２、無線タグリーダ１４、表示部１５、入力部１６、記憶部１７、タイマ部１８、時刻情報取得部１９、位置情報取得部２０を制御して、電話及び電子メールを含む携帯電話機能や無線タグ通信を行う。

電話アンテナ部１１はＷｉ−Ｆｉ（ＷｉｒｅｌｅｓｓＦｉｄｅｌｉｔｙ）（登録商標）や３Ｇ，ＬＴＥ（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ）等の通信ネットワークに対応しており、各電波の送受信機能を有する。

電話機能部１２は、電話もしくは電子メールについて外部のネットワークと通信を行うための機能であり、通信ネットワークへ接続し主制御部１０との間で音声等のデータ情報のやり取りを行う。

無線タグリーダアンテナ部１３は、近傍にある無線タグへの電波送信を行い、また無線タグ２からの電波を受信する。

無線タグリーダ１４は、主制御部１０からの命令により無線タグ２との通信を行うために無線タグリーダアンテナ部１３を介して電波送信を行い、無線タグ２からの受信電波強度を確認しながら、接続状態もしくは未接続状態の判定を行い、主制御部１０へ判定結果を送信する。また通信距離内において、複数の無線タグを同時読み取ることが可能であるものとする。

表示部１５は、ユーザが電話、電子メールや各種設定等を表示するインターフェースであって、たとえば、液晶ディスプレイ等の表示部を備える。

入力部１６は、ユーザが電話、電子メール及び各種操作を行うためのインターフェースであり、図示していないが、ハンドセット、ダイアルキー、タッチパネル等の操作部を備え、入力情報を主制御部１０へ送る。

記憶部１７は、無線タグのＩＤ情報や取得された位置情報及び時刻情報の記憶を行う。図２に記憶部１７の登録内容を模式的に表した図を後述する。主制御部１０が各機能部からの情報を取得し、記憶部１７へ記憶する。また記憶部１７に記憶されている情報を主制御部１０が必要に応じて引き出し、各機能部へ情報を送信する。

タイマ部１８は、近傍の無線タグ２に電波を送信し、無線タグ２からのデータ受信がなされるまでの時間の測定を行う。タイマ部１８は、主制御部１０からの時間測定開始および停止命令を受信し、主制御部１０に測定結果を送信する。

時刻情報取得部１９は、ＲＴＣ（ＲｅａｌＴｉｍｅＣｌｏｃｋ）等や電話アンテナ部１１及び電話機能部１２を介してのＮＴＰ（ＮｅｔｗｏｒｋＴｉｍｅＰｒｏｔｏｃｏｌ）サーバからの時刻情報を取得し、主制御部１０に対して時刻情報を送信する。

位置情報取得部２０は、ＧＰＳ（ＧｌｏｂａｌＰｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇＳｙｓｔｅｍ）信号を受信する、もしくは無線ＬＡＮ機能を有し、衛星信号またはアクセスポイントからの位置情報検出機能を用いて、主制御部１０に対して位置情報を送信する。

図２は、記憶部１７にて管理・記憶されており、表示部１５にて表示される監視状態表示画面である。このテーブルには携帯端末１に登録されている無線タグ２の情報が登録されており、無線タグ１０５には各無線タグのＩＤが表示され、物品名１０６にはユーザが入力部１６から無線タグを取り付ける物品に対応した名称の入力が行われる。

最新確認場所１０７は、位置情報とともに名称が記憶部１７に予め登録されており、位置情報取得部２０により最後に読み取った無線タグ２の位置情報を更新し、最新確認日時１０８は、時刻情報取得部１９により最後に読み取った時刻情報を更新する。

監視要否１０９は、ユーザが入力部１６から、物品に取り付けた無線タグを監視するか否かの入力を行い、状態１１０は、携帯端末１が管理している無線タグの状態を表示する。

上下左右スクロール１１１は、監視状態表示画面の表を上下左右スクロールするためのボタンである。

登録(完了)１１２は、監視状態表示画面の無線タグを新規に登録するためのボタンである。

修正／削除１１３は、監視状態表示画面を変更・削除を確定するためのボタンである。

監視監視(停止)１２４は、携帯端末１が無線タグの監視を開始もしくは停止させるためのボタンである。

戻る１２５は、監視状態表示画面から前の画面に戻すためのボタンである。

図３は、図１に示す携帯端末１の動作を説明するためのフロー図である。

本フローは、本機能のスタート操作(例えば、本装置１の電源投入)が為されたときにスタートする。

本フローがスタートすると、主制御部１０は、記憶部１７から現在の動作状態および監視状態を読み出し、表示部１５に監視状態表示画面を表示する（Ｓ１１）。

表示部１５に表示されている監視状態表示画面から、入力部１６の監視開始ボタン１１４を押下することにより(Ｓ１２、Ｙｅｓ)、携帯端末１による無線タグの監視がスタートし、監視状態表示画面の該当する無線タグの状態１１０に監視中を表示すると共に、監視開始ボタン１１４の表記が監視停止へと変更する(Ｓ１３)。

監視開始ボタン１１４が押下されると、主制御部１０は、タイマ部１８を監視し、定期的な無線タグ読取タイミング（例えば、５分毎）の到来、または、非定期的な無線タグ読取操作を待つ（Ｓ１４）。

タイマ部１８による定期的な無線タグ読取タイミングが到来する、または無線タグ読取操作が為されると（Ｓ１４、Ｙｅｓ）、主制御部１０は無線タグリーダ１４を起動し、起動された無線タグリーダ１４は周辺の監視対象である無線タグ２−１〜無線タグ２−Ｎからタグ情報を読取るために、周波数ｆｋ(ｋ＝１〜Ｎ)の電波を無線タグリーダアンテナ部１３から順次発信し、各周波数に対応した無線タグからの無線タグＩＤを順次読取る（Ｓ１５）。

現在時刻が定期的な無線タグ読取タイミングではなく、無線タグ読取操作も為されていない場合（Ｓ１４、Ｎｏ）、Ｓ１８へ移行する。

読取った無線タグＩＤについては、主装置１０は、記憶部１７に記憶されている無線タグ管理テーブルの最新確認場所及び最新確認日時の更新を行い、表示部１５に表示されている監視状態表示画面の更新も行う（Ｓ１６）。

読取れなかった無線タグＩＤについては、主装置１０は、表示部１５に表示されている監視状態表示画面の対応する無線タグの状態１１０に”ロスト”の表示を行う（Ｓ１７）。

入力部１６の監視停止ボタン１１４を押下すると（Ｓ１８、Ｙｅｓ）、携帯端末１の無線タグ監視動作が停止され、監視停止ボタン１１４の表記が、監視開始に変更される（Ｓ１９）。監視停止ボタンが押下されなかった場合には（Ｓ１８、Ｎｏ）、Ｓ１４に戻り、無線タグ監視動作を継続する。

次に、監理する無線タグを新規に登録するフローにおいて、主制御部１０は登録ボタン１１２が押下されたどうかの監視を行う（Ｓ２０）。

主制御部１０は、登録ボタン１１２が押下されたと判定したならば（Ｓ２０、Ｙｅｓ)、登録ボタン１１２の表記を「完了」に変更し（Ｓ２１）、記憶部１７に記憶されている管理テーブルと表示部１５に表示されている監視状態表示画面に１行（空欄）の追加を行う（Ｓ２２）。

新たに追加された１行（空欄）に、入力部１６を介して、監視対象の無線タグに対応した周波数ｆｋ(ｋ＝１〜Ｎ)と物品名を入力する（Ｓ２３）。

無線タグリーダ部１４の起動を行い、無線タグリーダアンテナ部１３を介して、Ｓ２３にて入力した周波数ｆｋの電波を発信し、該当する無線タグＩＤの読み取りを行う（Ｓ２４）。

主制御部１０は、読取完了を確認したら、表示部１５に表示されている監視状態表示画面の追加行に情報を記載し、（Ｓ２５）、完了ボタン１１２の押下を確認したら（Ｓ２６、Ｙｅｓ)、記憶部１７の管理テーブルを更新し、完了ボタン１１２の表記を「登録」に戻す（Ｓ２７）。

次にすでに登録されている無線タグの情報の修正や削除するフローにおいて、主制御部１０は修正／削除ボタン１１３が押下されたどうかの監視を行う（Ｓ２８）。

主制御部１０が修正／削除ボタン１１３が押下されたと判断したならば（Ｓ２８、Ｙｅｓ)、表示部１６の監視状態表示画面の状態１１０に編集中と表示すると共に、修正／削除ボタン１１３の表記を「確定」に変更する（Ｓ２９)。

主制御部１０は、表示部１６に編集キーを表示し、キー入力操作に従って修正処理及び削除処理を行う（Ｓ３０）。主制御部１０が確定ボタン１１３の押下を確認したら（Ｓ３１、Ｙｅｓ)、記憶部１７の管理テーブルを更新し、確定ボタン１１３の表記を「修正／削除」に戻す（Ｓ３２）。ボタンが押下されなかった場合には（Ｓ３１、Ｎｏ）、Ｓ３０に戻り、修正処理または削除処理を継続する。

次に、すでに登録させている無線タグの監視要否を任意に選択するフローにおいて、主制御部１０は表示部１５の監視状態表示画面の監視要否１０９が押下されたどうかの監視を行う（Ｓ３４）。

主制御部１０が入力部１６の監視要否１０９が押下されたと判断したならば（Ｓ３３、Ｙｅｓ）、押下された行の監視要否のステータスを反転させ、記憶部１７の管理テーブル及び表示部１５の監視状態表示画面の更新を行う（Ｓ３４）。主制御部１０が監視要否１０９の押下を検知できない場合には（Ｓ３３、Ｎｏ)、Ｓ１１へ戻る。

また、上記の各実施の形態において、携帯端末１は無線タグが貼り付けられた貴重品を最後に検知した場所と時刻を記憶しておき、貴重品を探索する範囲を限定することにより、紛失した貴重品の場所を特定する場合を例に挙げたが、本発明を特許文献１の技術と組合せ、携帯端末１の位置情報に応じて、アラーム音等の報知手段と本発明の機能を切り替えて使用してもよい。たとえば、携帯端末１の位置情報取得部２０から位置情報を取得し、取得した位置情報から、主制御部１０が記憶部１７に予め登録されている位置情報と照合を行い、宅内もしくは外出先かを判断し、宅内と判断したならば本発明の機能に切り替え、外出先と判断したならばアラーム音等の報知機能に切り替えることができる。

また、本発明は、携帯電話機、ＰＤＡ（ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔ）、スマートホン、タブレット、ノートＰＣ、ネットブック、オーディオ機器等、様々な携帯可能な端末に広く適用可能である。

また、本発明で使用する無線タグシステムは、パッシブ／アクティブ型ＲＦＩＤ（ＲａｄｉｏＦｒｅｑｕｅｎｃｙＩＤｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、Ｗｉ−Ｆｉ（ＷｉｒｅｌｅｓｓＦｉｄｅｌｉｔｙ）（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ等、であってもよい。

１携帯端末
１０主制御部
１１電話アンテナ部
１２電話機能部
１３無線タグリーダアンテナ部
１４無線タグリーダ
１５表示部
１６入力部
１７記憶部
１８タイマ部
１９時刻情報取得部
２０位置情報取得部

Claims

近傍に存在する１以上の所定の物品に張り付けられた１以上の無線タグからタグ情報を読み取る無線タグ読取手段を有する携帯端末であって、
前記無線タグ読取手段を定期的または不定期に起動する読取起動手段と、自携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、現在の時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、タグ情報と位置情報を時刻情報と関連付けて記憶する情報記憶手段と、を有し、
前記読取起動手段が前記無線タグ読取手段を起動した場合に、前記位置情報取得手段及び前記時刻情報取得手段を起動し、前記無線タグ読取手段がタグ情報を読み取ったならば、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と、前記時刻情報取得手段が取得した時刻情報を前記読み取ったタグ情報と関連付けて前記情報記憶手段に記憶し、
前記無線タグ読取手段がタグ情報を読み取らなかったならば、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と前記時刻情報取得手段が取得した時刻情報を、タグ情報を読み取らなかった旨の情報と関連付けて前記情報記憶手段に記憶し、
所定のタグ情報を指定する予め定められた操作が為された場合に、前記情報記憶手段を参照し、当該タグ情報を最後に読み取った位置情報及び時刻情報を自携帯端末が備える表示部に表示することを特徴とする無線タグ情報記憶機能を有する携帯端末。