JP2015106069A - Fitting device of panel type structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パネル状構造体を壁面あるいは支柱などに装着するための取付装置に関する。パネル状構造体としては照明看板や表示板などのサインパネルや、ソーラーパネルあるいは薄形テレビなどがある。 The present invention relates to an attachment device for attaching a panel-like structure to a wall surface or a column. Examples of the panel-like structure include sign panels such as lighting signs and display boards, solar panels, and thin televisions.
この種の取付装置は、例えば特許文献1に開示されている。そこでは、壁面に水平姿勢で固定される上下一組の看板取付レールと、上下のレールの中間位置に配置される照明用光源(蛍光ランプ)と、先の看板取付レールに係合装着される看板ユニットなどで照明看板を構成している。看板ユニットは、前面体と後面体を張合わせて、断面が長円状の中空パネルとして構成してあり、後面体の上下に看板取付レールと係合する結合部材が設けてある。後面体の上下中央には、照明用光源を収容する凹陥部が凹み形成してある。結合部材および看板取付レールは、それぞれアルミニウム条材で形成してある。このように上下一組の看板取付レールに看板ユニットを装着する看板取付構造は、コンビニエンスストアなどのファサードサインの取付装置として広く普及している。
This type of attachment device is disclosed in
上記の看板ユニットを取付ける際には、看板ユニットを後傾姿勢にして上側の結合部材を上側の看板取付レールに吊掛ける。次に、看板ユニットの姿勢を垂直姿勢に戻して、下側の結合部材に設けた係止爪を下側の看板取付レールの係止肩部に係合させ、上下一組の看板取付レールで看板ユニットを固定支持する。看板ユニットを取外す場合には、下側の結合部材に設けた係合外しボタンをばねの押下げ力に逆らって押上げ操作し、結合部材と下側の看板取付レールとの係合を解除し、看板ユニットを後傾姿勢にした状態で、上側の結合部材を上側の看板取付レールから取外す。 When the signboard unit is attached, the signboard unit is tilted backward and the upper coupling member is suspended from the upper signboard mounting rail. Next, the posture of the signboard unit is returned to the vertical posture, and the locking claws provided on the lower coupling member are engaged with the locking shoulders of the lower signboard mounting rail. Fix and support the sign unit. When removing the signboard unit, push up the disengagement button provided on the lower coupling member against the pushing force of the spring to release the engagement between the coupling member and the lower signboard mounting rail. In the state where the signboard unit is tilted backward, the upper coupling member is removed from the upper signboard mounting rail.
本発明に係る取付装置においては、壁面に左右一対の縦長の装着枠を固定し、これらの装着枠にサインパネルなどの装着対象を装着固定するが、このように縦長の装着枠に看板を装着する取付装置は特許文献2に見ることができる。そこでは、壁面の左右に固定される縦長の金具本体と、金具本体の上部に設けた可動部材とで看板取付金具を構成している。金具本体の下端には、看板の下縁を支持するL字状の支持部が形成してあり、その内部に看板を押上げ付勢する圧縮ばねが配置してある。可動部材は、金具本体に対して上下スライド可能に組付けられており、その上端に看板の上縁を支持する逆L字状の支持部が形成してある。 In the mounting device according to the present invention, a pair of left and right vertical mounting frames are fixed to the wall surface, and a mounting object such as a sign panel is mounted and fixed to these mounting frames. Thus, a signboard is mounted on the vertical mounting frame. A mounting device to do can be found in US Pat. There, a signboard mounting bracket is constituted by a vertically long metal fitting body fixed to the left and right of the wall surface and a movable member provided on the upper portion of the metal fitting body. An L-shaped support portion that supports the lower edge of the signboard is formed at the lower end of the metal fitting body, and a compression spring that pushes up and urges the signboard is disposed therein. The movable member is assembled so as to be vertically slidable with respect to the metal fitting body, and an inverted L-shaped support portion for supporting the upper edge of the signboard is formed at the upper end thereof.
特許文献2の看板取付金具において看板を装着する場合には、看板の上縁を可動部材の支持部に差込んで押上げ、可動部材の全体を金具本体から離れる向きに後傾させる。この状態で看板の下縁を金具本体の支持部に嵌込んで、左右一対の圧縮ばねで看板を支持する。看板取付金具に装着された看板は、その上下端が金具本体の支持部と可動部材の支持部とに支持されて圧縮ばねで押上げ付勢されている。看板を取外す場合には、上記の装着手順を逆の手順で行う。
When a signboard is mounted on the signboard mounting bracket of
特許文献1の照明看板によれば、左右方向の看板長さを任意に設定でき、設置コストを節減できる。しかし、看板ユニットを看板取付レールに装着する場合には、看板ユニットの上側の結合部材の高さ位置を、上側の看板取付レールの高さ位置に合致させながら、看板ユニットを上側の看板取付レールに吊掛ける必要がある。つまり、看板ユニット側の結合部材が見えない状態のままで、結合部材と看板取付レールの高さ位置を合致させる必要があるため、看板ユニットを上側の看板取付レールに吊掛ける作業に失敗することが多く、作業の安全性を確保する上で問題がある。複数の作業者が看板ユニットの左右両側を支持した状態で装着作業を行うようにすると、結合部材と看板取付レールの位置関係を側方から視認できるので、看板ユニットを看板取付レールに確実にしかも安全に吊掛けることができる。しかし、施工時の人件費が嵩むのを避けられない。
According to the illumination signboard of
また、特許文献1の看板ユニットを取外す場合には、係合外しボタンを押上げ、さらに看板ユニットの下縁を壁面から遠ざけて後傾姿勢にしたのち、看板ユニットを支持した状態で、上側の結合部材を上側の看板取付レールから取外す必要がある。しかし、この種の看板ユニットは10〜20kgの重量があるため、上側の結合部材を看板取付レールから取外したとき、看板ユニットの掴み位置のバランスが良くないと、看板ユニットを取落としてしまうことがあり、作業を安全に行うのに細心の注意が必要となる。
Further, when removing the signboard unit of
特許文献2の看板取付金具によれば、看板の上下縁を可動部材の支持部と金具本体の支持部に装着するだけで、看板の看板取付金具に対する装着を容易に行うことができる。しかし、看板取付金具に装着された状態の看板は、圧縮ばねの付勢力で上下方向に位置保持されているに過ぎない。そのため、外力を受けて厚み方向へがたつき、あるいは左右方向へ移動するおそれがある。そのため、看板の設置個所が風雨が遮断された店内の天井や店舗の軒先などに限られ、風雨に晒されるファサードサインとして使用するのには適さない。
According to the signboard mounting bracket of
本発明の目的は、着脱途中のパネル状構造体を基体枠で仮組み位置に位置保持でき、従って単独の作業者であっても、パネル状構造体の掴み位置を常に最適な位置に変更して、パネル状構造体の着脱作業を安全かつ簡便に行えるパネル状構造体の取付装置を提供することにある。
本発明の目的は、隣接配置されるパネル状構造体の施工時の横方向の位置ずれや、熱膨張や熱収縮に伴う寸法の変化を取付装置自身で吸収することができ、さらに、パネル状構造体の取付装置の構造を簡素化して全体コストを削減できるパネル状構造体の取付装置を提供することにある。
本発明の目的は、とくにファサードサインに代表される照明看板を支持するのに好適なパネル状構造体の取付装置を提供することにある。
The object of the present invention is to hold the panel-like structure in the middle of attachment / detachment at the temporary assembly position by the base frame, and therefore even a single operator always changes the gripping position of the panel-like structure to the optimum position. Thus, an object of the present invention is to provide a panel-like structure mounting apparatus that can safely and easily attach and detach the panel-like structure.
The object of the present invention is to allow the mounting device itself to absorb lateral displacement during construction of panel-like structures arranged adjacent to each other, as well as changes in dimensions accompanying thermal expansion and contraction. An object of the present invention is to provide a panel-like structure attachment device capable of simplifying the structure of the structure attachment device and reducing the overall cost.
An object of the present invention is to provide a panel-like structure mounting apparatus suitable for supporting an illumination signboard represented by a facade sign.
本発明に係るパネル状構造体の取付装置は、取付基体Wに固定される複数個の縦長の基体枠2と、基体枠2に対応してパネル状構造体1に固定される縦長のパネル枠3とを備えている。図3に示すように基体枠2は、パネル枠3を上下スライド可能に案内支持する連結壁7と前開口8とを備えた条材で構成されて、その内部にパネル枠3を介してパネル状構造体1を支持するパネル支持体10が配置してある。パネル枠3は、連結壁7で上下スライド自在に係合案内されるスライド壁19を備えた条材で構成されて、その上下にパネル支持体10で係合支持される複数の掛止部22・23が設けてある。パネル枠3を基体枠2に対して下面側から上向きに差込むことにより、図11(a)に示すように、一方の掛止部22をパネル支持体10で係合してパネル状構造体1を仮組み位置に位置保持できる。パネル枠3を仮組み位置からさらに上方移動させることにより、図11(b)に示すように、他方の掛止部23をパネル支持体10で係合してパネル状構造体1を本組み位置に位置保持できることを特徴とする。
The panel-like structure mounting apparatus according to the present invention includes a plurality of vertically
パネル枠3の内部に、パネル支持体10を係合解除操作して、掛止部22・23とパネル支持体10との係合を解除する係合解除構造を設ける。パネル支持体10はばね材で構成されて、前後に弾性変形可能な受動壁12と、受動壁12の上部に設けられて掛止部22・23に係脱する受爪14とを一体に備えている。係合解除構造は、パネル枠3で上下スライドのみ自在に支持した解除ロッド28と、掛止部22・23に対応して解除ロッド28に固定される複数の操作カム29・30とを含む。図10に示すように、解除ロッド28を上向きに押上げて各操作カム29・30を受動壁12に接当させることにより、受動壁12を弾性変形させて各掛止部22・23と受爪14との係合を解除し、パネル支持体10を係合解除姿勢に切換えることができる。
An engagement releasing structure for releasing the engagement between the
基体枠2が断面C字状の条材で形成されて、その前開口8の左右に一対の連結壁7と、連結壁7に連続する固定側壁6とが形成してある。パネル枠3が基体枠2に向かって開口する断面ハット形の条材で形成されて、その後面の左右に連結壁7で係合案内されるスライド壁19が形成してある。図7に示すように、基体枠2の固定側壁6の左右間隔L1を、パネル枠3のスライド壁19の左右幅L2より大きく設定して、スライド壁19と固定側壁6との間に、パネル状構造体1の左右方向の熱膨張を吸収する膨張吸収隙間20を確保する。
The
パネル支持体10の受動壁12の左右中央に、解除ロッド28との接当干渉を避ける逃げ凹部13を形成して、受動壁12を二又状に形成する。二又状に形成した受動壁12の上端のそれぞれに受爪14を折曲げ形成する。
A relief recess 13 that avoids contact interference with the
パネル枠3に設けた掛止部22・23は、パネル枠3のスライド壁19、およびスライド壁19に連続する可動側壁18に形成した切欠部で構成する。各掛止部22・23の上側の切欠端に、パネル支持体10の受爪14で係合支持される吊掛部24・25を設ける。
The latching
解除ロッド28の下端に、解除ロッド28を押上げ操作する操作部32を設ける。図6に示すように操作部32は、パネル枠3の下端より下方に突設されて、パネル状構造体1の下縁に臨ませてある。
An
パネル状構造体1を本組み位置に位置保持した状態において、パネル枠3の上部が前後に遊動するのを規制する制動体36(図6参照)を基体枠2に設ける。
In the state where the panel-
本発明においては、パネル状構造体1に固定した縦長のパネル枠3を、取付基体Wに固定した基体枠2に下方から差込んで、パネル状構造体1を取付基体Wに装着するようにした。また、基体枠2の内部にパネル支持体10を設け、さらにパネル枠3の上下に複数の掛止部22・23を設けて、各掛止部22・23をパネル支持体10で係合支持することにより、パネル状構造体1を仮組み位置に位置保持し、あるいは仮組み位置より上方の本組み位置に位置保持できるようにした。
In the present invention, the vertically
上記のように縦長の基体枠2とパネル枠3を連結要素とする取付装置によれば、パネル状構造体1を取付基体Wに取付ける際に、基体枠2とパネル枠3の左右位置をパネル状構造体1の上側から目視によって容易に確認できるので、単独の作業者であっても基体枠2とパネル枠3の初期連結を確実にしかも容易に行える。また、初期連結した後のパネル状構造体1を単に上方移動させるだけで、パネル支持体10が各掛止部22・23と自動的に係合して、パネル状構造体1を仮組み位置と本組み位置に位置保持できるので、パネル状構造体1の装着作業を簡便に行える。さらに、本組み位置へ上方移動させる過程で、パネル状構造体1を一旦仮組み位置に位置保持することができるので、仮組み位置においてパネル状構造体1を支持する手の掴み位置や体勢を最適な位置に変更して、パネル状構造体1を常に安定した状態で支持できる。従って、パネル状構造体1の取付基体Wに対する一連の着脱作業を安全かつ簡便に行える。また、パネル状構造体1を基体枠2から取外す際にも、パネル状構造体1が一旦仮組み位置に位置保持されるので、取外し途中にパネル状構造体1を誤って取落とすことがあったとしても、パネル状構造体1が基体枠2からいきなり脱落するのを防止して作業の安全性を向上できる。
According to the mounting device having the vertically
パネル枠3の内部に、掛止部22・23とパネル支持体10との係合を解除する係合解除構造を設けると、その解除ロッド28を上向きに押上げ操作するだけで、各掛止部22・23と受爪14との係合を解除してパネル状構造体1を下降移動できる。従って、パネル状構造体1を本組み位置から仮組み位置へ下降させ、あるいは仮組み位置からさらにパネル状構造体1を下降させて基体枠2から取外す作業を簡便に行える。また、前後に弾性変形可能な受動壁12と、受動壁12の上部の受爪14を一体に備えたばね材でパネル支持体10を構成するので、複数の構成部品でパネル支持体10を構成する場合に比べて、パネル支持体10の構造を簡素化して取付装置のコストを削減できる。さらに、解除ロッド28の上下に固定した各操作カム29・30で受動壁12を弾性変形させて、パネル支持体10を係合解除姿勢に切換えるので、パネル支持体10の形状や寸法、あるいは固定位置などに多少のばらつきがあったとしても、パネル支持体10を問題なく係合解除姿勢に切換えることができる。
When an engagement release structure for releasing the engagement between the latching
基体枠2の前開口8の左右に一対の連結壁7を設け、パネル枠3の後面の左右にスライド壁19を設けると、一対の連結壁7で一対のスライド壁19を受止めて、パネル枠3と基体枠2の連結状態を保持できるので、両枠2・3の連結強度を向上できる。また、一対の連結壁7で一対のスライド壁19を係合案内できるので、パネル状構造体1を基体枠2に対して上下移動させるときのスライド動作を安定化して、パネル状構造体1の着脱を円滑に行える。基体枠2の固定側壁6と、パネル枠3のスライド壁19との間に膨張吸収隙間20が確保してあると、隣接配置されるパネル状構造体1の施工時の横方向の位置ずれや、熱膨張や熱収縮に伴う寸法の変化を膨張吸収隙間20で吸収することができる。例えば、パネル状構造体1が熱を受けて膨張変形した場合でも、膨張変形の影響が隣接するパネル状構造体1におよぶのを解消して、パネル状構造体1の膨張変形に伴う変形あるいは破損を解消できる。
When a pair of connecting
パネル支持体10の受動壁12に逃げ凹部13を形成して、受動壁12を二又状に形成すると、パネル支持体10と係合解除構造を互いに交差する状態で基体枠2とパネル枠3の内部に集約配置できるので、基体枠2とパネル枠3がいたずらに大形化するのを避けて、取付装置のコストを削減できる。また、二又状に形成した受動壁12の上端のそれぞれに受爪14を折曲げ形成すると、操作カム29・30が受爪14を乗越えるときの摩擦抵抗を軽減して、パネル状構造体1の下降移動を円滑に行える。
When the
スライド壁19と可動側壁18にわたって形成した切欠部で掛止部22・23を構成すると、パネル枠3に別の部品を固定して掛止部を構成する場合に比べて、パネル枠3の全体構造を簡素化でき、さらに切欠部の分だけ軽量化できる。また、各掛止部22・23の上側の切欠端を吊掛部24・25として利用するので無駄がなく、パネル枠3の全体構造をさらに簡素化して低コスト化できる。
When the latching
解除ロッド28の下端に設けた操作部32を、パネル枠3の下端より下方に突設させ、さらにパネル状構造体1の下縁に臨ませると、パネル状構造体1を着脱する際に、その下縁を支持した状態のままであっても、操作部32を指先で押上げてパネル支持体10の係合を解除できる。従って、パネル状構造体1を基体枠2に対して着脱する際の一連の作業を速やかに行うことができる。また、パネル状構造体1の下縁に臨ませた操作部32は、パネル状構造体1で常に隠蔽されているので、パネル状構造体1の外観の印象が操作部32によって損なわれることもない。
When the operating
基体枠2に制動体36を設けると、パネル状構造体1を本組み位置に位置保持した状態において、パネル枠3の上部が前後に遊動するのを制動体36で規制できる。従って、パネル状構造体1に風圧が作用するような場合に、パネル枠3の上部ががたつくのを防止して、パネル状構造体1を強固に固定保持できる。
When the
(実施例) 図1ないし図11は、本発明に係るパネル状構造体の取付装置の実施例を示す。この実施例ではパネル状構造体がファサードサイン(照明看板)1である場合について説明する。なお、本発明における前後、左右、上下とは、図2および図6に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。 (Example) FIG. 1 thru | or FIG. 11 shows the Example of the attachment apparatus of the panel-shaped structure which concerns on this invention. In this embodiment, a case where the panel-like structure is a facade sign (illuminated signboard) 1 will be described. In the present invention, “front / rear”, “left / right”, and “up / down” follow the cross arrows shown in FIG. 2 and FIG.
ファサードサイン1の取付装置は、コンビニエンスストアの屋根寄りの壁面(取付基体)Wに垂直姿勢で固定される左右一対の縦長の基体枠2と、同枠2に対応してファサードサイン1の背面の左右に固定される縦長のパネル枠3と、基体枠2とパネル枠3の対向面の間に設けられるパネル支持構造、および係合解除構造などで構成する。基体枠2は、1個のファサードサイン1に対して左右一対ずつ用意されて壁面Wに固定される。ファサードサイン1は、前凸状に湾曲する前パネル体1Aと、透明材ないし半透明材で形成される後パネル体1Bとを接合して、前後厚みが小さな中空体状に形成してある。後パネル体1Bの後面の下部の左右には、パネル下縁に沿って膨出部40を形成するが、図4に示すようにパネル枠3の固定個所に対応する部分では膨出部40を省略している。これは、後述する解除ロッド28の操作部32が膨出部40と接当緩衝するのを防ぐためであり、この省略部分が、パネル枠3を基体枠2に連結するときにファサードサイン1を両手で支持するための支持部41となる。
The attachment device for the
図2および図6に示すように、ファサードサイン1の上部の壁面Wには、後パネル体1Bを介して前パネル体1Aを照明する照明用光源4が配置してある。照明用光源4は、一群のLEDを直線列状に配置して構成してあり、同光源4およびファサードサイン1の上面は、図示していない庇体で覆われている。
As shown in FIGS. 2 and 6, an illumination light source 4 that illuminates the
図3において基体枠2は、ステンレス板材をプレス成形して得られる断面C字状の条材、あるいはアルミニウム条材からなり、壁面Wに締結固定される装着壁5と、装着壁5に連続する左右一対の固定側壁6と、各側壁6に連続して張出される一対の連結壁7を一体に備えている。固定側壁6と連結壁7とは直交する状態でL字状に連続しており、左右一対の連結壁7の対向端の間に前開口8が設けてある。
In FIG. 3, the
基体枠2の内面下部に、パネル枠3を介してファサードサイン1を支持するパネル支持体10が固定してある。パネル支持体10は、ばね性を有するステンレス板材(ばね材)を形成素材にして構成されており、基体枠2の装着壁5の下端寄りにかしめ固定される座部11と、座部11の上側に上り傾斜状に連続する前後に弾性変形可能な受動壁12とをへ字状に折曲げて形成してある。受動壁12の左右中央には、後述する解除ロッド28との接当緩衝を避ける逃げ凹部13が形成されており、これにより受動壁12の全体が二又状に形成されている。左右の受動壁12の上端のそれぞれには、パネル枠3を介してファサードサイン1を支持する受爪14が後向きに折曲げ形成してある。上記のように、基体枠2に対して片持ち梁状に固定したパネル支持体10は、後述する上下の操作カム29・30がパネル支持体10の前面側を通過するとき、受動壁12が弾性変形して前向きの弾性力を発揮できる。自由状態におけるパネル支持体10は、受爪14と受動壁12の先端寄りとが基体枠2の前開口8から枠外へ露出している。
A
パネル枠3は、断面ハット形のステンレス板材製のプレス成形品あるいはアルミニウム条材からなる。詳しくは、後パネル体1Bに締結される取付壁17と、取付壁17に連続して後向きに折曲げられる左右の可動側壁18と、可動側壁18の後端から左右に張出されるスライド壁19とを一体に備えており、その後開口は基体枠2に向かって開口している。可動側壁18とスライド壁19とは直交する状態でL字状に連続しており、スライド壁19は取付壁17と平行になっている。パネル枠3は、その取付壁17をファサードサイン1の背面に両面テープで接着し、さらに取付壁17と後パネル体1Bとをリベットで締結して一体化してある。また、図6に示すように、パネル枠3の上端に固定したブラケット43と、ファサードサイン1の上縁に固定した取付枠44とをボルト45で締結して、ファサードサイン1をブラケット43と取付枠44とで吊持固定している。なお、ファサードサイン1の上縁には左右横長の抜止片が固定してあり、この抜止片を取付枠44で吊持することにより、サイン上縁部が取付枠44から下方向へ抜出すのを規制している。ブラケット43はパネル枠3に対してリベットで締結固定してある。
The
図3に示すように、先に説明したパネル支持体10でパネル枠3を介してファサードサイン1を支持するために、パネル枠3の上下に上掛止部(掛止部)22と下掛止部(掛止部)23とを設けている。上掛止部22および下掛止部23は、それぞれパネル枠3のスライド壁19と可動側壁18にわたって形成した切欠部で構成されており、上掛止部22あるいは下掛止部23の上側の切欠端に、パネル支持体10の受爪14で受止め支持される吊掛部24・25が設けてある。上掛止部22の吊掛部24をパネル支持体10で支持した状態では、ファサードサイン1が図11(a)に示す仮組み位置に位置保持され、下掛止部23の吊掛部25をパネル支持体10で支持した状態では、ファサードサイン1が図11(b)に示す本組み位置に位置保持される。以上のように、パネル支持構造は基体枠2に組込んだパネル支持体10と、パネル枠3の上下に設けた上掛止部22および下掛止部23で構成される。
As shown in FIG. 3, in order to support the
仮組み位置および本組み位置において、上掛止部22または下掛止部23とパネル支持体10との係合を解除して、ファサードサイン1を下降移動可能とするために、パネル枠3の内部に係合解除構造を設けている。さらに、上掛止部22の下側の左右のスライド壁19に、パネル支持体10を強制的に係合解除姿勢に切換える解除片37を設けている(図3参照)。解除片37の下部には、パネル支持体10の受爪14に対する乗上がりを円滑化する乗上げガイド面38が斜めに形成してある。解除片37は、スライド壁19にプレス加工を施して同壁19と一体に形成することができ、あるいはパネル枠3とは別体のプレス成形品で形成することが出来る。
In the temporary assembly position and the main assembly position, in order to release the engagement between the
図3および図4において、係合解除構造は、パネル枠3の長手方向に沿って配置される解除ロッド28と、上下の掛止部22・23に対応して解除ロッド28にスプリングピンで固定される上操作カム(操作カム)29および下操作カム(操作カム)30とで構成してある。解除ロッド28は、パネル枠3の内面の上下に設けたブラケット31で上下スライドのみ自在に支持してあり、その下端に解除ロッド28を押上げ操作する操作部32が設けてある。この操作部32を上方移動操作して、上操作カム29または下操作カム30をパネル支持体10の受動壁12に接当させることにより、受動壁12を強制的に弾性変形させてパネル支持体10を係合解除姿勢に切換えることができる。
3 and 4, the engagement release structure is fixed to the
操作カム29・30は滑性に優れた直方体状のプラスチック成形品からなり、係合解除構造をパネル枠3の内部に組付けた状態において、操作カム29・30の後面がパネル枠3の後開口から突出している(図3参照)。この状態の操作カム29・30の左右側面は、可動側壁18と小さな隙間を間にして対向している。また、パネル枠3を基体枠2に連結した状態における操作カム29・30の後面は、パネル枠3の前開口8から枠内部に突出している。つまり、パネル枠3を基体枠2に差込み装着した状態における操作カム29・30の移行軌跡は、パネル支持体10の受動壁12と交差している。操作カム29・30の後下隅には、ファサードサイン1を下降操作する際に、受爪14の乗越えを円滑化するガイド面33・34が斜めに形成してある。不使用時の係合解除構造の全体重量は、下操作カム30を受止める下側のブラケット31で支持されており、この状態の操作部32は、パネル枠3の下端より下方に突出していて、図5および図6に示すようにファサードサイン1の下縁の支持部41に臨ませてある。このように、操作部32はファサードサイン1の下縁の裏面側に位置しているので、ファサードサイン1を着脱する際に、支持部41を支持した状態のままで操作部32を容易に押上げ操作できる。また、操作部32はファサードサイン1で隠蔽されているので、ファサードサイン1の外観の印象が操作部32によって損なわれることもない。
The
ファサードサイン1は気温の変化に応じて熱膨張するが、基体枠2とパネル枠3の連結隙間が左右方向にタイトであると、左右方向の熱膨張を逃がすことができなくなり、ファサードサイン1が変形し、あるいは破損することがある。こうした、ファサードサイン1の膨張変形に伴う変形あるいは破損を解消するために、図7に示すように、スライド壁19と固定側壁6との間に、ファサードサイン1の左右方向の熱膨張を吸収する膨張吸収隙間20を確保している。詳しくは、基体枠2の固定側壁6の左右間隔L1を、パネル枠3のスライド壁19の左右幅L2より大きく設定して、先の膨張吸収隙間20を確保している。この実施例における膨張吸収隙間20の左右幅は4mmとした。膨張吸収隙間20は、ファサードサイン1の施工時の横方向の位置ずれを吸収することにも役立っている。
Although the
次に、ファサードサイン1の基体枠2に対する着脱の手順を説明する。なお、壁面Wには左右一対ずつの基体枠2が、装着すべきファサードサイン1の装着個数に応じて予めビスで固定してあるものとする。また、ファサードサイン1には、係合解除構造が組まれた左右一対のパネル枠3が予めビスで固定してあるものとする。ファサードサイン1を基体枠2に装着する場合には、ファサードサイン1の支持部41を両手で支持した状態で、パネル枠3の上端を基体枠2の下端にあてがって、両者の左右方向の位置決めを行なった状態で、パネル枠3のスライド壁19を基体枠2の連結壁7の内面に差込む。このとき、基体枠2およびパネル枠3の左右位置は、ファサードサイン1の上側から目視することにより容易に確認できるので、単独の作業者であっても基体枠2とパネル枠3の初期連結を確実にしかも簡便に行える。
Next, a procedure for attaching and detaching the
上記の状態のパネル支持体10の受爪14は、基体枠2の前開口8より前方外面に突出している。そのため、ファサードサイン1を両手で持って持上げ操作すると、パネル枠3の上端がパネル支持体10の受動壁12に先当りして、そのスライド壁19が受動壁12を弾性変形させながら乗越えたのち、受爪14を受止めた状態で上方移動する。そして、図9に示すように、上掛止部22の吊掛部24が受爪14を乗越える位置までファサードサイン1が持上げられると、受爪14は受動壁12の弾性力を受けて想像線で示すように急激に切欠部内に進入し、図1に示すように吊掛部24を受止める。
The receiving
このとき、作業者は上掛止部22がどの程度上昇しているかを意識する必要はなく、ファサードサイン1を初期連結状態から単に持上げ操作するだけで、パネル支持体10が自動的にロック姿勢に切換わってファサードサイン1の重量を支持する。このとき、パネル支持体10がロック姿勢に切換わるのと同時に、受動壁12が自己の弾性力でパネル枠3に衝突して衝突音を発生するので、作業者は先の衝突音を確認することで、ファサードサイン1が図11(a)に示す仮組み位置に位置保持されたことを知ることができる。なお、図1および図9は、いずれも下掛止部23とパネル支持体10の関係構造を示す図であるが、下掛止部23と上掛止部22は同じ構造であるので、上記では図1および図9を引用して上掛止部22とパネル支持体10の動作を説明した。同様に、上操作カム29と下操作カム30は同じ構造であるので、以下の説明においては図1、図9および図10を引用して、上操作カム29および下操作カム30とパネル支持体10の動作を説明する。
At this time, the operator does not need to be aware of how much the
仮組み位置に支持されたファサードサイン1をさらに押上げ操作すると、受爪14が再びスライド壁19で受止められた状態になる。そして、ファサードサイン1を引続き押上げ操作して下掛止部23の吊掛部25が受爪14を乗越える位置まで上昇すると、図9に示すように、受爪14は受動壁12の弾性力を受けて急激に切欠部内に侵入し、図1に示すように下掛止部23の吊掛部25を受止める。このときも、作業者は下掛止部23がどの程度上昇しているかを意識する必要はなく、ファサードサイン1を仮組み位置から単に持上げ操作するだけで、パネル支持体10が自動的にロック姿勢に切換わって、ファサードサイン1の重量を支持する。このとき、パネル支持体10がロック姿勢に切換わるのと同時に受動壁12が衝突音を発生するので、作業者は衝突音を確認することで、ファサードサイン1が図11(b)に示す本組み位置に位置保持されたことを知ることができる。なお、パネル枠3を基体枠2に連結した状態における、壁面Wとファサードサイン1の後面との対向間隔は20mmである。
When the
上記のように、本組み位置において下掛止部23の吊掛部25をパネル支持体10で係合支持した状態では、ファサードサイン1が風圧を受けて、パネル枠3の上部が連結壁7と装着壁5との間で前後に遊動してがたつくおそれがある。このようにパネル枠3が前後に遊動するのを規制するために、基体枠2の上部内面にゴム製の制動体36を固定している。ファサードサイン1を本組み位置に装着した状態における制動体36は、スライド壁19で弾性変形されてパネル枠3の上部を前方へ押圧しており、これによりスライド壁19を連結壁7に押付けて密着させている。
As described above, in the state where the hanging
ファサードサイン1および照明光源4の定期的なメンテナンスや更新などのために、ファサードサイン1を仮組み位置まで下降させ、あるいは基体枠2から取外すことがある。その場合には、解除ロッド28の操作部32の前方に位置するファサードサイン1の下縁を両手で受止め保持し、ファサードサイン1を僅かに押上げた状態で左右の操作部32を同時に押上げ操作して、下操作カム30を受動壁12に接当させ、パネル支持体10を係合解除姿勢に切換える。これにより、パネル支持体10の受爪14は下掛止部23から離脱するので、その状態のままでファサードサイン1を下降移動させて、図10に示すように受爪14をスライド壁19で受止める。
The
以後は、操作部32から手を離して、サインの下縁を両手で掴んだ状態でファサードサイン1を下降移動させることにより、パネル枠3に固定した解除片37の乗上げガイド面38が受爪14に接当して、受爪14および受動壁12を乗越えながら、パネル支持体10を強制的に係合解除姿勢に切換える。この状態で、上操作カム29の下隅に設けたガイド面33はパネル支持体10を乗越えるので、上操作カム29はパネル支持体10に邪魔されることもなく下降する。上操作カム29が受爪14を乗越えたのちの受動壁12は、自己の弾性で前向きに復帰揺動しながら、上掛止部22の内部へ徐々に入込む。そのため、ファサードサイン1が仮組み位置まで下降操作された状態では、パネル支持体10が自動的に係合解除姿勢に切換わって、その受爪14が上掛止部22の吊掛部24を受止める。従って、パネル支持体10の受爪14が下掛止部23から離脱したのちに、ファサードサイン1を誤って取落とすことがあったとしても、ファサードサイン1が基体枠2から脱落して落下することはなく、仮組み位置で受止めることができる。この状態で必要なメンテナンスを行うことができる。
Thereafter, the operator lifts the
ファサードサイン1を基体枠2から完全に取外す場合には、再びサインの下縁を手で支持し、さらにファサードサイン1を僅かに押上げた状態で左右の操作部32を同時に押上げ操作して、上操作カム29を受動壁12に接当させてパネル支持体10を係合解除姿勢に切換える。以後は、先に説明したように操作部32から手を離して、下縁を両手で支持した状態でファサードサイン1を下降移動させることにより、パネル枠3を基体枠2から安全に取外すことができる。
When the
上記の取付装置によれば、ファサードサイン1を壁面Wに取付ける場合と、ファサードサイン1を壁面Wから取外す場合のいずれにも、ファサードサイン1を一旦仮組み位置に位置保持することができるので、ファサードサイン1の壁面Wに対する着脱作業を安全かつ確実に行うことができる。また、ファサードサイン1を仮組み位置に位置保持した状態では、ファサードサイン1を握る手の位置を自由に変更できるので、作業者の体勢に応じて常に楽な姿勢でファサードサイン1を的確に支持することができ、従って一連の着脱作業を安全に行なうことができる。
According to the above attachment device, the
図12は、パネル支持構造の別の実施例を示す。そこでは、パネル枠3の左右のスライド壁19の間に固定した係止体50と、基体枠2の内部に配置したパネル支持体10とでパネル支持構造を構成した。係止体50は、逆L字状に折曲げられたプレス成形品からなり、パネル枠3の上下2個所に固定されて上掛止部22と下掛止部23を構成する。係止体50の水平壁には、解除ロッド28を通すロッド穴51が形成してある。また、パネル支持体10の上端にL字状の受爪14を設けて、この受爪14で係止体50の水平壁の突端の吊掛部24を受止めている。このように、上下の掛止部22・23は必ずしも切欠部で構成する必要はなく、別途形成された部品をパネル枠3に固定して構成することができる。また、係止体50はプラスチック成形品やダイキャスト成形品などで形成してあってもよい。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
FIG. 12 shows another embodiment of the panel support structure. There, a panel support structure is configured by the locking
図13はファサードサイン1の変形例を示す。そこでは、前凸状に湾曲する前パネル体1Aのみでファサードサイン1を構成し、その上下縁をパネル枠3に固定した上下一対ずつの合計4個のブラケット43と、ファサードサイン1の上下縁に固定した一対の取付枠44でファサードサイン1をパネル枠3と一体化した。また、照明光源4を左右のパネル枠3の間の上下中央に配置して、ファサードサイン1を後面側から照明できるようにした。この場合の照明光源4としては、一群のLEDを直線列状に並べたLED投光器が好ましいが、必要があれば蛍光灯を光源とする投光器であってもよい。また、照明光源4は、ファサードサイン1のサイズの違いに応じて上下複数個所に設けてあってもよい。この実施例から理解できるように、ファサードサイン1の構造は中空構造、後面が開口する皿構造、あるいは平板状のパネル構造など必要に応じて自由に選定でき、その外形も円形や楕円形、多角形など必要に応じて任意の形状に設定することができる。
FIG. 13 shows a modification of the
図14は、図13で説明したファサードサイン1において、左右方向に隣接するファサードサイン1どうしの連結構造を示している。そこでは、縦長の条材からなる連結枠47で隣接するファサードサイン1の左右縁を連結して、隣接するファサードサイン1の間に隙間が生じるのを防ぐようにした。連結枠47は、ゴム、プラスチック、あるいはアルミニウムを素材にして断面エ字状に形成してあり、その左右にファサードサイン1の左右縁を受入れる連結溝48が形成してある。先に説明したように、ファサードサイン1の膨張変形を吸収するために、基体枠2の固定側壁6とパネル枠3のスライド壁19との間には膨張吸収隙間20を設けるが、同じ趣旨で連結溝48の左右方向の溝深さは膨張変形を吸収できる長さに設定してある。
FIG. 14 shows a connecting structure of the
上記の実施例以外に、ファサードサイン1の1基あたりの基体枠2およびパネル枠3の設置個数は、ファサードサイン1の左右寸法の違いに応じて3ないし4個設けることができ、その場合には、少なくとも両側端に配置した基体枠2とパネル枠3との間に、パネル支持構造と係合解除構造が設けてあれば足りる。制動体36はゴム成形品である必要はなく、ボルトで構成することが出来る。その場合には、ボルトをパネル枠3の上端寄りにねじ込み、ボルトの先端を基体枠2に強圧して、パネル枠3を突っ張り固定することができる。また、パネル枠3のファサードサイン1に対する固定構造は、実施例で説明したリベット締結構造やブラケットを使用した締結構造である必要はなく、ビスあるいはボルトとナットを用いた締結構造や、ブラインドリベットを使用した締結構造であってもよい。
In addition to the above embodiment, the number of the
パネル支持体10は、板ばねで構成する必要はなく、例えば基体枠2で前後揺動可能に支持した係合アームと、この係合アームを基体枠2の前方へ向かって揺動付勢するコイルばねとでパネル支持体10を構成することができる。その場合には、受動壁12に相当する傾斜面と、受爪14に相当する構造を係合アームに設けておくとよい。本発明に係る取付装置は、ソーラーパネルの取付架台や、薄形テレビの壁掛け金具として適用することができる。
The
W 取付基体(壁面)
1 ファサードサイン(パネル状構造体)
2 基体枠
3 パネル枠
7 連結壁
8 基体枠の前開口
10 パネル支持体
12 受動壁
14 受爪
19 スライド壁
22 上掛止部(掛止部)
23 下掛止部(掛止部)
28 解除ロッド
29 上操作カム(操作カム)
30 下操作カム(操作カム)
W Mounting base (wall surface)
1 Facade sign (panel-like structure)
2
23 Lower hook (Hook)
28
30 Lower operation cam (Operation cam)
Claims (7)
基体枠(2)は、パネル枠(3)を上下スライド可能に案内支持する連結壁(7)と前開口(8)とを備えた条材で構成されて、その内部にパネル枠(3)を介してパネル状構造体(1)を支持するパネル支持体(10)が配置されており、
パネル枠(3)は、前記連結壁(7)で上下スライド自在に係合案内されるスライド壁(19)を備えた条材で構成されて、その上下に前記パネル支持体(10)で係合支持される複数の掛止部(22・23)が設けられており、
パネル枠(3)を基体枠(2)に対して下面側から上向きに差込むことにより、一方の掛止部(22)をパネル支持体(10)で係合してパネル状構造体(1)を仮組み位置に位置保持でき、
パネル枠(3)を前記仮組み位置からさらに上方移動させることにより、他方の掛止部(23)をパネル支持体(10)で係合してパネル状構造体(1)を本組み位置に位置保持できることを特徴とするパネル状構造体の取付装置。 A plurality of vertically long base frames (2) fixed to the mounting base (W), and a vertically long panel frame (3) fixed to the panel-like structure (1) corresponding to the base frame (2). Has
The base frame (2) is composed of a strip provided with a connecting wall (7) that guides and supports the panel frame (3) so as to be slidable up and down, and a front opening (8), and the panel frame (3) is provided therein. A panel support (10) for supporting the panel-like structure (1) via the
The panel frame (3) is composed of a strip provided with a slide wall (19) that is slidably engaged and guided by the connecting wall (7), and is vertically engaged by the panel support (10). A plurality of latching portions (22, 23) to be supported are provided,
By inserting the panel frame (3) upward from the lower surface side with respect to the base frame (2), one of the latching portions (22) is engaged with the panel support (10), and the panel-shaped structure (1 ) In the temporary assembly position,
By further moving the panel frame (3) upward from the temporary assembly position, the other latching portion (23) is engaged with the panel support (10) to bring the panel-like structure (1) into the main assembly position. An apparatus for attaching a panel-like structure, characterized in that the position can be maintained.
パネル支持体(10)はばね材で構成されて、前後に弾性変形可能な受動壁(12)と、受動壁(12)の上部に設けられて前記掛止部(22・23)に係脱する受爪(14)とを一体に備えており、
係合解除構造は、パネル枠(3)で上下スライドのみ自在に支持した解除ロッド(28)と、前記掛止部(22・23)に対応して解除ロッド(28)に固定される複数の操作カム(29・30)とを含み、
解除ロッド(28)を上向きに押上げて各操作カム(29・30)を受動壁(12)に接当させることにより、受動壁(12)を弾性変形させて各掛止部(22・23)と受爪(14)との係合を解除し、パネル支持体(10)を係合解除姿勢に切換えることができる請求項1に記載のパネル状構造体の取付装置。 Disengagement structure for releasing the engagement between the latching portions (22, 23) and the panel support (10) by disengaging the panel support (10) inside the panel frame (3). Is provided,
The panel support (10) is made of a spring material, and is provided with a passive wall (12) that can be elastically deformed in the front-rear direction and an upper portion of the passive wall (12), and is engaged with and disengaged from the latching portions (22, 23). And a receiving nail (14)
The engagement release structure includes a release rod (28) that is supported by the panel frame (3) so as to be freely slidable in the vertical direction, and a plurality of members that are fixed to the release rod (28) corresponding to the latching portions (22, 23). Operation cams (29, 30),
By pushing up the release rod (28) upward and bringing the operation cams (29, 30) into contact with the passive wall (12), the passive wall (12) is elastically deformed and the latching portions (22, 23) are brought into contact with each other. 2) and the receiving pawl (14), and the panel support (10) can be switched to the disengagement posture.
パネル枠(3)が基体枠(2)に向かって開口する断面ハット形の条材で形成されて、その後面の左右に連結壁(7)で係合案内されるスライド壁(19)が形成されており、
基体枠(2)の固定側壁(6)の左右間隔(L1)を、パネル枠(3)のスライド壁(19)の左右幅(L2)より大きく設定して、スライド壁(19)と固定側壁(6)との間に、パネル状構造体(1)の左右方向の熱膨張を吸収する膨張吸収隙間(20)が確保してある請求項1または2に記載のパネル状構造体の取付装置。 The base frame (2) is formed of a strip having a C-shaped cross section, a pair of connecting walls (7) on the left and right of the front opening (8), and a fixed side wall (6) continuous to the connecting wall (7), Is formed,
The panel frame (3) is formed of a strip-shaped strip member that opens toward the base frame (2), and slide walls (19) that are engaged and guided by connecting walls (7) are formed on the left and right sides of the rear surface. Has been
The left-right distance (L1) of the fixed side wall (6) of the base frame (2) is set larger than the left-right width (L2) of the slide wall (19) of the panel frame (3), and the slide wall (19) and the fixed side wall are set. The apparatus for mounting a panel-like structure according to claim 1 or 2, wherein an expansion absorption gap (20) for absorbing thermal expansion in the left-right direction of the panel-like structure (1) is secured between (6) and (6). .
二又状に形成した受動壁(12)の上端のそれぞれに受爪(14)が折曲げ形成してある請求項2または3に記載のパネル状構造体の取付装置。 A relief recess (13) that avoids contact interference with the release rod (28) is formed in the left and right center of the passive wall (12) of the panel support (10), and the passive wall (12) is formed in a bifurcated shape. Has been
The panel-like structure mounting device according to claim 2 or 3, wherein a receiving claw (14) is bent at each of the upper ends of the bifurcated passive wall (12).
各掛止部(22・23)の上側の切欠端に、パネル支持体(10)の受爪(14)で係合支持される吊掛部(24・25)が設けてある請求項2から4のいずれかひとつに記載のパネル状構造体の取付装置。 The latching portions (22, 23) provided on the panel frame (3) are notches formed on the slide wall (19) of the panel frame (3) and the movable side wall (18) continuous to the slide wall (19). Configured,
From the upper notch end of each latching part (22 * 23), the hanging part (24 * 25) engaged and supported by the receiving nail | claw (14) of a panel support body (10) is provided. 4. The apparatus for mounting a panel-like structure according to any one of 4 above.
前記操作部(32)が、パネル枠(3)の下端より下方に突設されて、パネル状構造体(1)の下縁に臨ませてある請求項2から5のいずれかひとつに記載のパネル状構造体の取付装置。 At the lower end of the release rod (28), an operation part (32) for pushing up the release rod (28) is provided,
The said operation part (32) protrudes below the lower end of a panel frame (3), and has faced the lower edge of the panel-like structure (1). Panel-like structure mounting device.
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JP2013248379A JP2015106069A (en) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | Fitting device of panel type structure |
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Citations (2)
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JPH04173300A (en) * | 1990-11-05 | 1992-06-19 | Misawa Homes Co Ltd | Slide type board |
JP2012512976A (en) * | 2008-12-19 | 2012-06-07 | ブルンケベリ インドゥストリュートヴェックリング アーベー | Method for attaching a facade member to a multi-storey building |
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2013
- 2013-11-29 JP JP2013248379A patent/JP2015106069A/en active Pending
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