JP2015104121A - マルチノード基地局にリーフノードを追加するための方法 - Google Patents

マルチノード基地局にリーフノードを追加するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の基地局ノードの動作に対する影響を低減しながら新たなノードを追加する方法を提供する。【解決手段】電気通信ネットワーク内のマルチノード基地局トポロジ(たとえば、チェーンまたはツリートポロジ)に新たなサブシステムノードを追加することは、新たな終端ノード(RE2)の構成中に現在の終端ノード(RE1)にわたるアップリンクおよびダウンリンクの信号伝達の間のタイミング差を正確に測定することによって、既存の基地局ノードの動作に対する影響を低減しながら新たなノードを追加する。【選択図】図5

Description

本発明は、概してワイヤレス電気通信のための無線機器に関し、より詳細には、マルチノード基地局にリーフノードを追加するための方法に関する。
ワイヤレス電気通信ネットワーク内への基地局の実装において、2つ以上の物理的デバイスにわたって基地局機能を分散する傾向になっている。この傾向は、(UMTS(ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム)およびLTE(ロング・ターム・エヴォリューション)の最近のリリースなど)3GPP標準規格のネットワークアーキテクチャ、および、WiMAX(マイクロ波アクセスの世界的相互運用)において特に顕著である。
分散基地局サブシステム(distributed base station subsystems)間のデータの通信を可能にするために、共通公衆無線インターフェース(Common Public Radio Interface)、CPRIというインターフェース仕様が確立されている[CPRIバージョン5.0、2011年9月21日公開]。CPRIを使用して、複数の基地局サブシステムを1つのチェーンに構成することが可能である。各分散基地局は、(基地局と電気通信ネットワークのコアネットワークとの間、ならびに他の基地局に対するネットワークインターフェースを確立するため)少なくとも1つのコントローラサブシステムを必要とし、(基地局と、携帯電話、および適切な無線モデム機器を有するコンピューティングデバイスのような通信端末との間に無線インターフェースを提供するため)少なくとも1つの無線アクセスサブシステムを必要とする。「CPRIリンク」と称される少なくとも1つの双方向インターフェースが、コントローラサブシステムを無線アクセスサブシステムに直接接続する。さらなる無線アクセスサブシステムが、CPRIリンクを使用してすでにリンクされているサブシステムに追加されることができ、それによって、チェーンが作成される。
米国特許第7571338号明細書
CPRIリンクを維持するには、タイミングフローを予測可能なままにするように、既存のサブシステム間の信号伝達を慎重に構成することが必要である。新たなサブシステムノードを追加することによってこの慎重な構成が破綻するおそれがあり、予期せぬ故障、および、場合によっては、分散基地局構成によって提供される無線アクセスネットワークの一部または全体が失われることにつながる。
本発明の一側面は、方法であって、少なくとも1つの制御ノードおよび少なくとも1つのアクティブ無線アクセスノードを有するマルチノード基地局システムにリーフノードを動的に追加するための方法であって、前記アクティブ無線アクセスノードは、前記制御ノードからデータを受信し、前記制御ノードにさらなるデータを送信するための第1のレーンを有する、前記方法は、前記アクティブ無線アクセスノード内で第2のレーンをイネーブルすることであって、前記第2のレーンは前記リーフノードのレーンに結合されている、前記イネーブルすること、前記アクティブ無線アクセスノード内で、前記リーフノードからのアップリンクにおける受信タイミングと、ダウンリンクにおける受信タイミングとの間のフレームタイミング差を測定すること、測定された前記フレームタイミング差を使用して、前記制御ノードと前記リーフノードとの間に同期を確立すること、前記リーフノードのユーザ・プレーン・データ・パラメータを設定して、それによって、前記リーフノードへのユーザデータの送信を開始することを備える。
本発明の一側面は、少なくとも1つの制御ノードを有するマルチノード基地局システム内のノードであって、前記ノードは前記制御ノードと通信する、前記ノードは、第1のレーンであって、少なくとも1つの第1のコンテナにおいて前記制御ノードからダウンリンクデータを受信する第1の受信機ユニットと、前記制御ノードにアップリンクデータを送信し、かつ伝送フレーマを含む第1の送信機ユニットと、前記第1の送信機ユニットにタイミングをルーティングするように動作可能な第1のタイマと、ネットワークインターフェースと、選択された符号語の一部分に対応するデータを転送する符号語フィルタユニットと、を含む前記第1のレーンと、リーフノードと通信するマスタポイントを形成する第2のレーンであって、前記リーフノードからアップリンクデータ受信する第2の受信機ユニットと、前記リーフノードにダウンリンクデータを送信し、かつ伝送フレーマを含む第2の送信機ユニットと、前記第2の送信機ユニットにタイミングをルーティングするように動作可能な第2のタイマと、第2のネットワークインターフェースと、選択された符号語の一部分に対応するデータを転送する第2の符号語フィルタユニットとを含む前記第2のレーンと、前記ノードの前記第1および第2のレーンの各々における受信経路と送信経路との間にタイミング差を確立するタイミング差計算器とを備える。
本発明の一側面は、少なくとも1つのアクティブネットワークノードを有する共通公衆無線インターフェース(CPRI)チェーン内に終端ノードを追加するための方法であって、前記アクティブネットワークノードは少なくとも第1のレーンおよび第2のレーンを有し、前記方法は、前記アクティブネットワークノード内の前記第2のレーンをイネーブルすること、前記終端ノードに設定を命令すること、前記アクティブネットワークノードから電源投入確認応答メッセージを受信して前記アクティブネットワークノードと前記終端ノードとの間の同期を確立すること、前記終端ノードからのアップリンクにおける受信タイミングと、ダウンリンクにおける受信タイミングとの間のタイミング差を計算すること、無線機器コントローラ(REC)ノードに前記タイミング差を報告すること、前記測定されたタイミング差を使用して前記RECノードと前記終端ノードとの間に同期を確立すること、前記終端ノードに関するユーザ・プレーン・データ・パラメータを設定して、それによって、前記終端ノードからユーザ・プレーン・データを受信することが可能になることを備える。
1つのコントローラサブシステムおよび2つの無線機器サブシステムを有する従来のCPRIチェーンを示す図。 図1のCPRIチェーンへのさらなる無線機器サブシステム(ノード3)の追加を示す図。 ポイント・ツー・ポイント・ネットワークの動作における特定のステップを提示する図。 従来のポイント・ツー・ポイント・ネットワーク内の機能ブロックを示す図。 本発明の実施形態に規定されているものとしての無線機器サブシステムノードを示す図。 本発明の実施形態に応じた、新たな終端ノードを追加するための方法のいくつかのステップを図式的に示す図。 アクティブなポイント・ツー・ポイント・リンクの詳細な動作を示す使用事例を示す図。 新たなノード(RE2)の設定およびその構成を説明する4段階アルゴリズムの段階Iの第1の部分におけるそれぞれのデータプレーンの信号伝達経路を示す図。 対応するステップを示す図。 段階Iの第2の部分におけるさらなるステップを示す図。 信号伝達経路を示す図。 段階IIの実施におけるいくつかのステップを示す図。 信号伝達経路を示す図。 RE1ノードにおいて実行されるタイミング差計算を説明する、段階IIIの実施におけるいくつかのステップを示す図。 RECがRE2に関するオフセットを構成し、ユーザ・プレーン・データを開始する、4段階アルゴリズムの段階IVの信号伝達経路を示す図。 段階IVの第1の部分におけるいくつかのステップを示す図。 段階IVの第2の部分および最後の部分を完結するいくつかのステップを示す図。 1つのチェーン内に1つのRECおよび3つのREを有する例示的なチェーンを示す図。 4つのRECおよび1つのREを有する代替の例示的なチェーンを示す図。 CPRIノード(RE/REC)におけるデイジーチェーン接続された2つのCPRIリンクを有するまた別の例示的な事例を示す図。 フレーム差に関する制御経路を示す図。 本発明の一実施形態に応じた、例示的なタイミング差計算器のデータ経路実施態様を示す図。
本発明は、その目的および利点とともに、以下の好ましい実施形態の説明を添付の図面とともに参照することによって最良に理解することができる。
添付の図面とともに下記に記載する詳細な説明は、本発明の現在好ましい実施形態の説明として意図されており、本発明を実践することができる唯一の形態を表すように意図されているものではない。本発明の精神および範囲内に包含されることが意図されている異なる実施形態によって、同じまたは均等な機能が達成されてもよいことは理解されたい。図面において、同様の参照符号は全体を通じて同様の要素を示すのに使用されている。さらに、「備える」という用語またはその任意の他の変化形は、非排他的な包含を網羅するように意図され、それによって、要素またはステップのリストを含むモジュール、回路、デバイス構成要素、構造および方法ステップはそれらの要素を含むだけでなく、明示的にリストされていない、またはそのようなモジュール、回路、デバイス構成要素またはステップに内在する他の要素またはステップを含むことができる。「〜を備える」の後にくる要素またはステップは、さらに制限されることなく、その要素またはステップを含む追加の同一の要素またはステップが存在することを除外するものではない。
一実施形態において、本発明は、少なくとも1つの制御ノードおよび少なくとも1つのアクティブ無線アクセスノードを有するマルチノード基地局システムにリーフノードを動的に追加するための方法を提供し、少なくとも1つのアクティブ無線アクセスノードは、制御ノードからデータを受信し、制御ノードにさらなるデータを送信するための第1のレーンを有する。
方法は、
上記少なくとも1つのアクティブ無線アクセスノード内で第2のレーンをイネーブルすることであって、上記第2のレーンはリーフノードのレーンに結合されている、前記イネーブルすること、
少なくとも1つのアクティブ無線アクセスノード内で、リーフノードからのアップリンクにおける受信タイミングと、ダウンリンクにおける受信タイミングとの間のフレームタイミング差を測定すること、
測定されたフレームタイミング差を使用して、制御ノードとリーフノードとの間に同期を確立すること、
上記リーフノードのユーザ・プレーン・データ・パラメータを設定して、それによって、上記リーフノードへのユーザデータの送信を開始することを含む。
別の実施形態において、本発明は、少なくとも1つの制御ノードを有するマルチノード基地局システム内のノードを提供し、ノードは制御ノードと通信している。
ノードは、
第1のレーンであって、
少なくとも1つの第1のコンテナにおいて少なくとも1つの制御ノードからダウンリンクデータを受信する受信機ユニットと、
少なくとも1つの制御ノードにアップリンクデータを送信し、かつ伝送フレーマを含む少なくとも1つの送信機ユニットと、
少なくとも1つの送信機ユニットにタイミングをルーティングするように動作可能なタイマと、
ネットワークインターフェースと、
選択された符号語サブセットに対応するデータを転送する符号語フィルタユニットとを備える前記第1のレーンと、
リーフノードに通信するマスタポイントを形成する第2のレーンであって、
リーフノードからアップリンクデータ受信する第2の受信機ユニットと、
リーフノードにダウンリンクデータを送信し、かつ伝送フレーマを含む第2の送信機ユニットと、
第2の送信機ユニットにタイミングをルーティングするように動作可能なタイマと、
第2のネットワークインターフェースと、
選択された符号語サブセットに対応するデータを転送する第2の符号語フィルタユニットとを備える前記第2のレーンと、
前記ノードの第1および第2のレーンの各々における受信経路と送信経路との間にタイミング差を確立するタイミング差計算器とを含む。
また別の実施形態において、本発明は、少なくとも1つのアクティブ無線機器(RE)ノードを有するCPRIチェーン内に終端ノードを追加するための方法であって、REノードは少なくとも第1のレーンおよび第2のレーンを有し、方法は、
アクティブREノード内の第2のレーンをイネーブルすること、
終端ノードに設定を命令すること、
REノードから電源投入確認応答メッセージを受信することであって、REノードと終端ノードとの間の同期を確立する、前記受信すること、
終端ノードからのアップリンクにおける受信タイミングと、ダウンリンクにおける受信タイミングとの間のタイミング差を計算すること、
無線機器コントローラ(REC)にタイミング差を報告すること、
測定されたタイミング差を使用してRECノードと終端ノードとの間に同期を確立すること、
終端ノードに関するユーザ・プレーン・データ・パラメータを設定して、それによって、終端ノードからユーザ・プレーン・データを受信することが可能になることを備える、方法を提供する。
また別の実施形態において、本発明は、第1のデータ・フロー・レーンおよび第2のデータ・フロー・レーンを有するネットワークノードと通信する無線機器コントローラ(REC)を動作させる方法であって、方法は、
ネットワークノードに、その第1のレーンおよび第2のレーンをイネーブルするよう命令すること、
ネットワークノードに構成命令を送ること、
構成命令に対応する確認応答情報を受信すること、
ネットワークノードに結合されている終端ノードにノード識別子を割り当てること、
終端ノードによってノード割り当てが確認応答されると、ネットワークノードからタイミング差情報を受信すること、
タイミング差情報を使用して終端ノードに関するユーザ・プレーン・データ・パラメータを設定して、それによって、ユーザプレーンが確立されることを備える、方法を提供する。
本発明の様々なさらなる態様および実施形態が、添付の独立特許請求項および従属特許請求項において提供される。
本発明の第1の態様および他の態様に関連して上述した本発明の特徴および態様は、上述した特定の組合せだけではなく、必要に応じて本発明の異なる態様に応じた本発明の実施形態に等しく適用可能であり、当該実施形態と組み合わされてもよいことは諒解されよう。さらに、従属特許請求項の特徴は、特許請求の範囲に明示的に提示されている以外の組合せにおいて、独立特許請求項の特徴と組み合わされてもよい。
上記の結果として、本発明は、コントローラサブシステムによって制御される既存のアクティブネットワークにほとんどまたはまったく影響を及ぼすことなく、CPRIチェーン内のアクティブリンクをスケーリングすることを可能にする。さらに、本発明は、ソフトウェアおよび制御帯域幅に最小限の影響しか及ぼさず、同相直交IQデータ帯域幅(すなわち、それぞれ移動端末に対するインターフェースおよびバックホール(backhaul)におけるユーザ・プレーン・データ(user plane data)に必要とされる帯域幅)には実質的にまったく影響を及ぼさない。
機器供給元が、ワイヤレス通信ネットワーク内の無線機器・エンティティを提供することができる標準化環境を提供するために、数者の機器製造元が協働して、共通公衆無線インターフェース(CPRI)仕様を規定した。デジタルセルラ電気通信システムのネットワークアーキテクチャは一般的に、基地局として既知のエンティティ(entity)を含む。ワイヤレス電気通信が拡大し多様化するにつれて、「基地局」という用語は、基地局機能構成要素を提供するサブシステム・エンティティの物理的実体または構成を指すに至っている。基地局の例は、GSM規格のベーストランシーバ基地局(BTS)、UMTSのNodeBおよびより最近にリリースされた通信規格のeNodeB(高速ダウンリンク/アップリンク・パケット・アクセス、HSxPA、およびLTEなど)を含む。WiMAXおよびLTEのような無線アクセス技術は、一般的に多くの場合、異なる地理的位置にある2つ以上の物理的サブシステム構成要素にわたって基地局の機能を分散する。
UMTSネットワークアーキテクチャにおける基地局、NodeBは、複数の移動通信デバイス(「ユーザ機器」または「UE」と称されることが多い)および通信ネットワークの間の無線インターフェース(air interface)を提供し、このインターフェースは、Uuインターフェース(Uu interface)として既知である。NodeBは、他の基地局およびコアネットワークとやりとりする通信、いわゆる「バックホール」のためのネットワークインターフェースをも提供する。このインターフェースは、UMTSネットワークアーキテクチャにおいてIubインターフェースと称される。
歴史的に、NodeBは、単一の統合ネットワークエンティティとして実装されているものであり得るが、Uuインターフェースがリモート・ラジオ・ヘッド(remote radio head : RRH)として既知であるサブシステム・エンティティによって提供されることがより一般的になってきている。RRHは、基地局無線周波数(RF)回路(当該回路は、アンテナ装置に結合されている)ならびに、関連するアナログ−デジタル/デジタル−アナログコンバータ(ADC/DAC)およびアップ/ダウンコンバータを組み込んでいる。一般的に、RRHは、アンテナ塔上の箱の中に載置されており、ここでRRHはアンテナ装置と関連付けられている。
そのような分散NodeBの主制御およびベースバンド機能は、ベース・バンド・ユニット(base band unit : BBU)として既知の制御サブシステ・エンティティによって提供される。BBUは一般的に、関連付けられる1つ以上のリモート・ラジオ・ヘッドからいくらか距離がある場合がある、アクセス可能な場所に位置する。したがって、BBUは、より効率的、安全かつ簡便に修理点検および給電することができる。BBUは2つ以上のRRHに供給することもできるため、基地局の費用および関連するネットワーク計画が低減される。制御サブシステムは、Iubインターフェースに関与する。
WIMAXにおいて、無線機器は「無線インターフェース」と称され、加入者によって使用される端末は、加入者局・エンティティ(加入者局SSおよび移動加入者局MSSなど)と称される。以下の記載において、「ユーザ機器」および「UE」という用語は、文脈が別途指示していない場合にはMSSおよびSSのような均等な用語を含む。
RRHおよびBBUのようなサブシステム・エンティティは、「基地局」構成内の他のサブシステムと同じ場所に、または他のサブシステムから遠隔して設けられてもよく、基地局の位置付けおよび操作に関してネットワーク計画者に柔軟性が与えられる。
CPRI仕様の一般化された観点において、リモート・ラジオ・ヘッド(RRH)は、無線機器(RE)として既知のエンティティの特殊な事例であり、一方で、ベース・バンド・ユニット(base band unit : BBU)は、無線機器制御部(radio equipment control : REC)の特殊な事例である。RECおよびREの両方は、「ノード」の特定の例である。CPRIは、それによってREおよびRECが情報を交換するインターフェースである。一般的に、REおよびRECノードは、電気ケーブルまたは光ファイバケーブルを介して通信可能に結合されている。結合ケーブルは、数センチメートル〜数キロメートル長における任意の長さであってもよい。CPRI仕様は、基地局が、第1の機器供給元によって製造されたBBUから構築されることを可能にし、1つ以上のRRHが、同じまたは実際に任意の規格準拠製造元から構築されることを可能にする。
CPRI仕様は、WCDMA(たとえば、一般的に3Gと称されるUMTS規格)、LTEおよびWIMAXを含む、いくつかの異なる無線アクセス技術(RAT)に準拠した基地局機器において実装されるため、汎用である。
CPRIは、シリアル通信インターフェースであり、一般的に、少なくとも1つの無線機器(RE)ノードと無線機器制御部(REC)ノードとの間の光ファイバケーブル接続として実装される。CPRIは、2つのストリーム、すなわち、REノードからRECノードへと方向付けられたアップリンクストリーム、および、RECノードからREノードへと方向付けられたダウンリンクストリームを提供する。CPRIは、いくつかの異なる標準化ストリーム速度を提供し、一般的なストリーム速度は2.46Gb毎秒である(CPRI仕様v5.0におけるライン・ビット・レート・オプション3)。
3つの異なるタイプの情報フロー(ユーザ・プレーン・データ、制御および管理(Control & Management)プレーンデータならびに同期プレーンデータは、CPRIにわたって多重化される。C&Mプレーンデータはそれ自体、3つの異なるタイプのデータ、すなわち、ベンダ専用(vendor specific : VSS)、(ハイレベル・データ・リンク制御HDLCに基づく)低速C&Mチャネルおよび(Ethernet規格に基づく)高速C&Mチャネルを含む。
独立したアンテナ素子において単一のキャリアの受信または送信のいずれかに必要なユーザ・プレーン・データの量は、CPRI仕様においてはアンテナキャリア(antenna-carrier : AxC)と称される。ユーザ・プレーン・データ(同相直交変調データ 「IQデータ」の形態)は、AxCコンテナ(本明細書においては「コンテナ」とも称する)として既知のCPRIパッケージの一部において送信される。たとえば、UMTS通信において、CPRI仕様は、所与のAxCコンテナは、1UMTSチップの継続時間にわたる1アンテナキャリアのIQサンプルを含むと述べている。
512ビットのCPRIパッケージにおいて、480ビットがAxC IQサンプルのために確保されており、残りの32ビットは「制御語」のために確保されている。制御語は、C&Mプレーンデータおよび同期プレーンデータフローを含む。512ビットのパッケージは、(基本)フレームとも称され、1「チップ」の継続時間を有する。チップは、256チップから成る「ハイパーフレーム(hyperframe)」に編成され、各ハイパーフレームのデータは「シンボル」と称される。一連の150シンボルが「無線フレーム」を提供する。UMTSにおいて、無線フレームは10msの継続時間を有する。
無線フレーム内の各ハイパーフレームは、ハイパーフレーム番号(hyperframe number : HFN)と称される、関連するフレーム番号を有する。同様に、所与のハイパーフレーム内の各基本フレームは、基本フレーム番号(basic frame number : BFN)と称される、関連するフレーム番号を有する。
その最も単純な形態において、CPRI仕様は、(ポイント・ツー・ポイント・ネットワークと称される場合がある)RECノードとREノードとの間の単一の直接リンクのためのプロトコルを記述している。RECノードは、REノードにポートをさらし、RECノード内のさらされるポートは、同期、制御および管理ならびにユーザプレーンにおいて送られる信号のタイミングが、このノードに関連付けられるクロックに対して設定されるため、「マスタポート(master port)」と称される。ポイント・ツー・ポイント・ネットワークにおいて、REノードは、信号伝達のタイミングを、マスタポートによって設定されるフレーム境界(frame boundaries)に合わせる必要がある。CPRIリンクが確立されると、2つのノードの間のタイミングオフセットが求められる。ハイパーフレームおよび基本フレーム値の観点から測定されるタイミングオフセットは、その後、RECおよびREノード間のユーザ・プレーン・データの送信および受信に適用される。
CPRIに接続されているデバイスは、複数のネットワークトポロジにおいて構成することができる。特に、CPRI仕様に提示されているように、無線機器制御および無線機器ノードをチェーンに構成することが可能である。ツリー、スターおよびリングのような他のトポロジが企図される。チェーントポロジにおいて、2つ以上のサブシステムノードが次々に接続される。ノードは、上記のすべてのデータプレーンが予測可能なタイミング・フロー・アクセス・ノード(timing flow across nodes)とともに論理的順序において接続するように構成される必要がある。
任意の所与のCPRIチェーン内に接続される必要があるノードの数は、他の要因の中でも、ユーザベース(すなわち、サービスされているアクティブなユーザ端末の一般的な数および/またはそれらのユーザ端末によって必要とされる容量(capacity))、投資(investment)およびユーザ密度の関数である。したがって、展開されるCPRIチェーンは、将来の要件がサポートされることを可能にするようにスケーラブルである必要がある。したがって、サービス中のノードのデータプレーンおよび/またはタイミングのいずれにも干渉することなく、アクティブなチェーンを現在終端させているREノードに新たなREノードを動的に追加するための設備を提供することが望ましい。さらに、すでに確立されている論理ネットワークトポロジに一致させて、3つすべてのデータプレーンについてダウンリンクおよびアップリンク両方の通信を開始することを可能にすることが望ましい。
図1は、無線機器コントローラ(REC)101と第1の(ネットワーク)無線機器ノード(REノード1)102との間の既存のCPRIリンク150と、第2の(終端)無線機器ノード(REノード2)104へのさらなるCPRIリンク152とを有する従来のCPRIチェーン100のいくつかの特徴を示す。
図2は、もう1つのCPRIリンク252による、図1のCPRIチェーンへのさらなる無線機器サブシステム(REノード3)202の追加を示し、そのようなスケーリング後にCPRIチェーン200のチェーン強度が増大しているのが示されている。既存のリンクされているノード(または一連のリンクされているノード)にさらなるREノード(すなわち、REノード3)202をリンクするには、既存のノードの各々および追加されることになるノードの間のそれぞれのタイミングオフセットを正確に求めることが必要である。それゆえ、既存のリンクの円滑な動作を妨げることなく、チェーン内に新たなリンクを確立するために必要なすべての情報を提供することが必要とされる。
図1および図2の両方から分かるように、CPRI仕様は、各REノードが少なくとも2つの「レーン(lane)」130、140に論理的に分離されることを可能にする。一般的に終端ノードにおいて、これらのレーンのうちの1つのみがアクティブにされる。しかしながら、チェーン、ツリーまたはリングトポロジ内の信号の通過に対応するために、任意の非終端REノードは両方のノードをアクティブにされる。このとき、各レーンはそれぞれマスタポートまたはスレーブポートとして動作し、それによって、そのポート(または複数のポート)がデフォルトでマスタポートであるRECから依存するREノードのチェーンは、第1のレーンにおけるRECのマスタポートと通信しているスレーブポート、および、チェーン内のさらなるREノードと通信している第2のレーン(レーン2)におけるアクティブなマスタポートを有する。終端ノード(「リーフノード」と称されることがある)のみが、非アクティブなレーン(レーン2)およびアクティブなレーン(レーン1−スレーブポートとして動作している)を保持する。この非アクティブなレーンは、図1および図2のそれぞれの(新たな)リーフノードには示されていない。
CPRI仕様に応じて送信されるデータのパケットは、RECフレーマモジュール(REC framer module)112によって、ダウンリンク方向における通信のために準備される。対応するREノード・デフレーマ(RE node deframer)116が、REノード102の第1のレーン130のスレーブポート内に設けられている。同様に、アップリンク内のCPRIパケットは、RECマスタ・ポート・デフレーマ(REC master port deframer)114に送信するために、第1のレーン130のスレーブポート内のREノード・ローカル・フレーマ118内で準備される。同期を保証するために、第1のレーン130にはタイマモジュール120が設けられている。タイマモジュール120は同期データを含むCPRIパケットから受信(Rx)タイミングを求め、この受信タイミングを、スレーブ・ポート・ローカル・フレーマ118を同期させるためにスレーブポート送信機にルーティングし、それによって、アップリンク内のC&Mおよびユーザ・プレーン・データがREC101と正確に同期される。同期が確立されると、REC101は、REノード102からのアップリンクIQデータに、1つ以上のアンテナシステム(AxC)コンテナを割り当てる。REノードのRxおよびTxタイミングはREC100によって、ハイパーフレーム番号(HFN)および基本フレーム番号(BFN)の観点から受信オフセット値を求めるのに使用され、このオフセット値は、REノードからのアップリンクデータをデフレームする(deframe)のに使用される。その後、割り当てられた1つ以上のコンテナがアップリンクにおいてイネーブルされる。
図3Aは、ポイント・ツー・ポイント・ネットワークの動作のいくつかのステップを提示する。ステップ302において、無線機器ノードタイマ、RE1タイマが、RxタイミングをREノード自体のTxにルーティングする。ステップ304において、制御および管理(C&M)プレーンならびにユーザ・プレーン・データが、RE1内のローカル・フレーマによって生成される。ステップ306において、RE1アップリンクAxCs IQデータビット位置(すなわち、RE1アップリンク・ユーザ・プレーン・データが割り当てられるそのコンテナ(container)または各コンテナが現れる基本フレーム内の位置)が、RECノードによって設定されて、RE1ノードに通知される。ステップ308において、REC Rxオフセット値(HFNおよびBFNにおいて測定される)が設定されて、アップリンクデータのデフレームが開始される。図3Bに示すようなポイント・ツー・ポイント・ネットワークにおいて、ステップ310では、すべてのアップリンクVSS C&M語(all uplink VSS C&M words)はRE1からのものである。その後、ステップ315において、RE1 UL AxCコンテナ(RE1 UL AxC containers)がイネーブルされる。
図3Bは、従来のポイント・ツー・ポイント・ネットワーク内の機能ブロックを示す。RECノード300は、無線機器ノードRE1 305と通信している。図1および図2のように、RECノード300は、RECノード(ダウンリンク)送信機Tx_dlにあるRECフレーマモジュール312と、RECノード(アップリンク)受信機Rx_ulにあるRECマスタ・ポート・デフレーマ314とを有する。RE1ノード305は、CPRIスレーブポート(たとえば、レーン1内)を提供し、RE1ノード(ダウンリンク)受信機Rx_dlにあるREノード・デフレーマ316と、ダウンリンク信号に関する受信機タイミングをRE1ノードの(アップリンク)送信機Tx_ulに中継するためのタイマ320と、アップリンク送信機Tx_ulにあるREノード・ローカル・フレーマ318とを含む。
図4は、本発明のいくつかの実施形態に応じたノード内のハードウェア構成要素を示し、これらのハードウェア構成要素が、ダウンリンクREノードの動的な追加をどのように可能にするかを示す。図4は、本発明のいくつかの実施形態に応じた無線機器サブシステム(すなわち、REノード)400を示す。示されているREノード400は、2つのアクティブなレーン、すなわち、スレーブポートを提供する第1のレーン(レーン1)と、マスタポートを提供する第2のレーン(レーン2)を有するネットワークノードである。
REノード400は、アップリンク伝送・フレーマ(uplink transmit framer)402uおよびダウンリンク送信・フレーマ(downlink transmit framer)402d、ならびに、アップリンク補助インターフェース(uplink auxiliary interface)404uおよびダウンリンク補助インターフェース(downlink auxiliary interface)404d(受信データを対になったレーン内のそれぞれの伝送・フレーマに転送するためのもの)を含むいくつかの機能要素を備える。補助インターフェース404d、404uは、ネットワークインターフェースとも称される。REノード400は、受信タイミングを第1レーン送信機ユニットにルーティングすることが可能な第1レーンタイマ406をさらに備える。アップリンク制御語フィルタ(Uplink control word filter)408uおよびダウンリンク制御語フィルタ(downlink control word filter)408dもREノード400内に設けられている(すなわち、選択可能な制御語転送のための手段、これらの「フィルタ」は、基本フレーム内の個々のビットを転送すべきか、またはローカルに挿入すべきかを判定するために必要なパイプライン遅延管理およびマスクビットを適用するための論理を供給する)。REノード400は、対になった送信機ユニットTx(すなわち、REノード400の、対になった第2のレーン内に新たに追加されるREノードに向けた送信をハンドリングする送信機)に受信タイミングをルーティングすることが可能な第2レーンタイマ412をさらに備える。
REノード400は、フレームタイミング差計算器410をさらに備え、フレームタイミング差計算器410は、フレームタイミング差を正確に計算するように動作可能なハードウェア構成要素である。この論理の適切な実施態様は、下記に図17に関連してより詳細に説明する。
動作時、REノード400は、確立されたCPRIホップまたはマルチホップ接続に新たな終端ノードを追加するために4段階アルゴリズムを実行する。すでに確立されているネットワークが2ノード・ポイント・ツー・ポイント・リンクであるか、または、既存のマルチノードチェーンであるかにかかわらず、同じアルゴリズムが動作することに留意されたい。提案されているノード追加アルゴリズムのフローは、新たなノードが、それ自体をネットワーク・トポロジ・タイミングに同期させ、その後、3つすべてのデータプレーンとシームレスに送受信することを可能にする。
従来のREノードの動作と比較して、それぞれのデータフローの異なるルーティングが必要とされる。ネットワークノード内部の示されているハードウェア構成要素は、新たな終端REノードのシームレスな追加を保証するために使用される。
所与のノード(REまたはREC)内の各レーンは、それ自体のレーンの受信機からのRxストリーム上で、または、対になったレーンのRxストリームから受信される同期プレーンからフレーム境界を選択する(すなわち、その出力信号のタイミングを設定する)ことができる、対応するそれぞれのタイマを有する。選択されたフレーム境界は、レーンのTxストリームを再調整するのに使用される。
それぞれのネットワークインターフェースは、REノードのレーンの間に存在する。これらのインターフェースは、1つのレーンのRxからのユーザおよびC&Mプレーンデータを、ノード内の対になったもう1つのレーンのTxに供給するように動作する。各レーンには、制御語フィルタが設けられている。このフィルタは、C&M語の選択可能なマスキングを実行し、それによって、特定であり所定のC&M語が任意の所与のハイパーフレーム、たとえば、VSSデータブロック内の特定のサブチャネル内で転送されることを保証するように動作するハードウェア構成要素である。
無線機器サブシステムには、レーン1 Rx上で受信されるDLタイミングとレーン2 Rx上で受信されるULタイミングとの間のタイミング差を計算するフレームタイミング差計算論理がさらに設けられている。
図5は、本発明のいくつかの実施形態に応じた、新たな終端REノード506を追加するための適切なアルゴリズムにおけるいくつかのステップを図式的に示す。この文脈において、アルゴリズムは、以下の4つの別個の段階を有するものと考えられ得る。
段階I 510 REC(RE)ノード502がチェーンの末端に新たなノード506を追加し始める。
段階II 520 新たなノード506が既存のマルチノードチェーン502に提示され、リンク設定ルーチンが新たなノード506に対して作動する。
段階III 530 (レーン1および2内の)受信機が、接合されるべき(現在の)終端ノードRE1に対して、新たなノードに対する同期をとる。
段階IV 540 オフセット計算が行われ前者の終端ノードRE1と新たに追加されたノードとの間でユーザプレーン(IQデータ)がイネーブルされる。
段階I 510において、RECノードがノードのチェーンの末端に新たなノード(RE2)を追加し始める。RECノードは、新たなREノードRE2に割り当てるためのUL/DLユーザプレーン(IQデータ)のためのコンテナ(AxC)を選択する。IQデータビット位置がRE2について決定される。コンテナ自体は、CPRI仕様が厳密に実装されるのに応じて、各基本フレームのIQブロック内の異なるビット位置に現れる場合があるため、これは重要である。したがって、CPRI仕様の4.2.7.2.3節は、それぞれ「充填位置(packed position)」および「柔軟位置(flexible position)」においてAxCビット位置を示している。RECは、情報のタイプをマークする(mark)ために、VSSデータ内に(情報のタイプに対応する)既知のパターンを挿入する。その後、RECは、RE1内の両方のレーンに対して、以下のいずれかを通じて補助経路をイネーブルする。
VSS経路:VSSデータにおける構成要求をマークするためにパターンが選択される。補助経路イネーブル要求がDL経路上で送られる、または
Eth経路:補助経路をイネーブルするための構成マーカを有するイーサネット(登録商標)パケットがRE1に送られる。
次に、RECは、対になったレーン上で受信されるタイミング(すなわち、レーン1上の受信機から得られるタイミング)に同期するためにRE1のレーン2内のTx(すなわち、RE2にデータを送信することになる送信機)のタイマを設定する。RECは、RE2に対して適切なVSSサブチャネルを選択する。適切な選択を行うためのメカニズムは決して以下には限定されないが、これを行うための2つの代替的な方法を、例として説明する。
第1の方法において、RECは、既知のマーカを使用して固定サブチャネル上での始動時に各ノードにそれぞれのノードIDを送る。CPRI仕様(v.5.0)の4.2.7.4節に説明されているように、ハイパーフレームの256個の制御語が、各々4つの制御語から成る64個のサブチャネルに編成される。したがって、1つのサブチャネルは、ハイパーフレームあたり4つの制御語を含む。C&M符号語内のVSSブロックは、サブチャネル16〜Pに対応し、Pは、高速C&Mデータに対する必要に応じて19〜63の任意の場所に設定することができるポインタである。各ノードに割り当てられたVSSサブチャネルは、そのノードID+16(ULの場合)、および、DLの場合はノードID+17に等しい。したがって、RECの隣の第1のノードは、ノードID=0を取得し、制御語からのVSSデータをサブチャネル16内に挿入し、サブチャネル17上で受信する。DL経路サブチャネル16はすべてのノードによって読み取られ、RECからのブロードキャストと同様に使用されることに留意されたい。
代替的に、第2の方法において、RECは、第16のサブチャネルを新たなノードに割り当ててもよく、現在の最後のノードに固定サブチャネルが割り当てられてもよい。したがって、REC>RE1>RE2>新たなノードとリンクするノードのチェーンにおいて、RE1は割り当てられた第17のサブチャネルによって開始し、RE2は第16のサブチャネルによって開始する。新たなノードが追加されている間、RE2にはサブチャネル18が割り当てられ、新たなノードにはサブチャネル16が割り当てられる。
例示されているVSSサブチャネル割り当て方法のいずれが採用されるかに応じて、RE1は、ローカルVSSデータをRE1に割り当てられたサブチャネル上に挿入し、すべての他のVSSデータをUL経路上で転送するように構成される。
RECは、RE1レーン1 Txを、ローカルIQデータビット(すなわち、RE1ノードに現在関連付けられているAxCコンテナ内のIQデータ)のみを挿入し、他のすべてを転送するように構成する。すべてのRE1構成要求に対して、RECは、任意選択的に、確認応答を待ってもよい。その後、RE1のレーン2 Txが、DL経路上で受信されたすべてのデータを転送する。RECは、1無線フレーム後に、RE2にノードIDを送る。RECはRE1に、レーン2上のrx syncを待ち、その後、10ms(すなわち、無線フレームの継続時間)後にフレームタイミング計算を開始するよう命令する。RECは、RE2に割り当てられているUL VSSサブチャネル上で、ノードIDの受信の確認を待つ。
段階II 520において、新たなノード(RE2)が電源投入される。RE2のTxタイマが、それ自体のRx上で受信されるタイミングに同期するように構成される(RE2は、ここでは終端ノードとして動作しているため、1つのレーンのみがアクティブにされている)。Rx syncがDL経路を通じてRE2において受信されると、ノードIDがRE2によって特定される。デフォルトで、これはノードID=0を使用してもよい。
ノードID情報が受信されると、正確なVSSサブチャネルが、RE2によってRECノードに確認応答を送るために使用される。いずれのサブチャネルが使用されるかは、使用される方法に選択に応じて決まる。この例示的な方法においては、最後の(終端)ノードはUL/DLの両方において常に第16のVSSサブチャネルを使用するか、または、ノードIDを使用して正確なVSSサブチャネルを選択するかのいずれかである。VSSデータ内の既知のマーカ(marker)を使用して確認応答が送られる。
段階III 530において、RE1上のそれぞれのRx構成要素が同期される。RE1は両方のレーンにおける同期を検出し、その後、RE1は、レーン1 Rxおよびレーン2 Rx上で受信されるタイミングの間の、ハードウェア割り当てタイミング差計算を開始する。計算された差が、既知のマーカ内に封入されているそれ自体のUL VSSサブチャネルを使用してRECに信号伝達される。
最後に段階IV 540において、RECはRE1によって実行されたタイミング計算を受信する。RECは、以下のようにRE2のTxオフセット値を計算する。
RE2 Txオフセット=REC Rxオフセット−計算された累積差分(すなわち、REノード1を含む)
このTxオフセットは、RE2 VSSサブチャネル上のVSS符号語を通じてRE2に信号伝達される。RE2のRxオフセットはREC Txオフセットと同じであり、同様にVSSの信号伝達(VSS signaling)を通じてプログラムされる。その後、RECはIQデータのためにRE2 Rxコンテナをイネーブルする。同様に、RE2のRxオフセットがプログラムされると、RECはTx IQデータをイネーブルする。
結果として、RE2はここで、それ自体のRxオフセット値においてDL経路上でIQデータを受信することになる。次に、RECは、RE2から予測されるコンテナに対応するそれ自体のRx上で新たなコンテナ(AxC)をイネーブルする。新たなAxCに対して有効なRxデータは、RECにおいてプログラムされたRxオフセットから利用可能になる。その後、Txオフセットがプログラムされると、RECはRE2 Txコンテナをイネーブルする。最後に、RE2はプログラムされたTxオフセットにおいてUL IQデータの送信を開始する(ステップ542)。
ULおよびDLにおける2つのAxCをサポートすることになる新たなノードが追加されなければならない。VSS上の情報をマークするために以下のプロトコルが使用される。
[7bit pattern][1bit lane][32bit reg address][32bit value]
この例における[7bit pattern]に対して適切な値は以下のようになり得る。
1111_110:構成
1111_111:構成後の確認応答
1111_100:ノードIDの送信
1111_101:ノードID受信後の確認応答
1111_000:タイミング差値
1111_001:タイミング差ACK
[1bit lane]は、簡便に、所与のノード内のレーン1を選択するために0に設定され、レーン2を選択するために1に設定されてもよい。
VSSサブチャネル選択は、上記で説明されたように、この例においてはノードIDを使用して行われる。このプロトコルを使用して、以下のように基本構成ステップが実施されることになる。
RECが、DL経路VSSサブチャネル上で[1111_110][x][reg][val]を送り、
REが、UL経路VSSサブチャネル上で[1111_111][x][reg][val]を送る
同様に、所与のノードIDを通知するためのステップは以下のようになる。
RECが、[1111_100][][][nodeid]を送り、
REが、[1111_101][][][nodeid]を送る
したがって、ノードID ACKを送ったいかなるREも、ノードIDを設定するためにDLサブチャネル16をモニタリングしない。通常動作において、VSSサブチャネル16上のDL信号をモニタリングするノードは1つ(新たに追加されるもの)しかなくなる。RECがノードIDを変更するよう決定した場合、RECは、その要求を、先行する「ノードID+17」のDL VSSサブチャネル上で送る。
図6に示すような、9.8GHzで作動するアクティブなポイント・ツー・ポイント・リンクの動作の一例を考察する。このシステムは、それぞれUL(AxC3および4)およびDL(AxC1および2)内に各々2つのアクティブなAxCを有する。DL送信機(RECノード600内)は、4HFN、10BFNのREC Txオフセットを有するAxC1および2をサポートするように構成されている(612)。DL受信機(RE1ノード602内)は、4HFN、10BFNのRE1 Rxオフセット(すなわち、REC Txオフセットと同じ)を有するAxC1および2をサポートするように構成されている(616)。UL送信機(RE1ノード602内)は、4HFN、20BFNのRE1 Txオフセットを有するAxC3および4をサポートするように構成されている(618)。UL受信機(RECノード600内)は、4HFN、20BFNのREC Rxオフセット(すなわち、RE1 Txオフセットと同じ)を有するAxC3および4をサポートするように構成されている(614)。
図3Bにおける一般的なポイント・ツー・ポイント・ネットワークと同様に、図6におけるREC600はタイミングマスタとして機能し、すべてのノード602はそれらのタイミングをそれによって生成されるフレーム境界に合わせる必要がある。タイミングの他に、RECはオフセット(tx/rx)としてプログラムされた既知のハイパーフレーム−基本フレーム値(HFN、BFN)においてユーザ・プレーン・データを送受信する。図6における使用事例から続け、図1からの参照符号を使用して、図7Aは、段階Iの第1の部分におけるそれぞれのデータプレーンの信号伝達経路を示し、REC101はノードRE1 102をネットワーク(すなわち、非終端ノード)として設定し、ノードRE1 102の構成を確認する。図7Bは、対応するステップを示す。
ステップ702において、RECは、REノード1(RE1)に、上述のプロトコルを使用してレーン1およびレーン2の両方において補助経路をイネーブルするよう命令する。その後、RECは、RE1に、ローカルレーン1に制御語マスクを適用するよう命令する(ステップ704)。これは、サブチャネル16のような「ブロードキャスト」を除くすべてのVSSサブチャネル上の信号伝達をフィルタリング除外する。
同様に、その後、RECは、RE1に、ローカルレーン1にIQデータマスクを適用するよう命令する(ステップ706)。これは、RE1に割り当てられたコンテナ、すなわち、IQデータブロックの最初の64ビット内のAxC3および4を除くすべてのコンテナ上の信号伝達をフィルタリング除外(filter out)する。その後、RECは、RE1のレーン2に、各基本フレーム内でIQおよびC&Mデータブロック内のすべてのビットを転送するよう命令する(ステップ708)。その後、RE1のレーン2上の対になったTxタイマが、レーン1からの受信機タイミングと同期するように設定される(ステップ710)。
図8は、段階Iの第2の部分を示し、接続記号「A」から続く。RE1は、先行する構成命令の各々を確認応答する。ステップ802において、各補助レーンのイネーブルが確認される。ステップ804において、VSSサブチャネルおよびIQデータコンテナのレーン1マスキングが確認応答される。ステップ806において、すべてのIQおよびC&Mデータブロックの転送が確認され、対になったTxタイマの同期が確認応答される。
ステップ808において、RECは、VSSサブチャネル16上でノードIDを送る前に1無線フレームに対応する期間だけ待つ。ノードIDが受信された(ここでRE1が将来におけるその命令について異なるVSSサブチャネルをモニタリングすることになることを暗示する)ことが確認されている場合(ステップ810)、かつ、レーン2 Rxが正確に同期されていることを条件として(ステップ812)、方法は、次の段階、段階IIへ進む。
図9Aは信号伝達経路を示し、図9Bは、新たなノード(RE2)の設定およびその構成を説明するアルゴリズムの段階IIの実施におけるいくつかのステップを示す。
RFノード2(RE2)が始動し、ステップ902において、RE2 Rxにおいて受信されたタイミングが、RE2タイマ920を同期するのに使用される。ステップ904において、RE2はVSSサブチャネル16上のノードIDの(RECによる)信号伝達を待ち、UL(サブチャネル17)およびDL(サブチャネル18)に対して新たなVSSサブチャネルを選択し、ここで、受信されたノードIDは1である。その後、RE2はノードID更新に関して、RECに確認応答メッセージを送る(ステップ906)。DL VSSサブチャネル17上でAxC、ビット位置およびオフセットがすべて受信されることを条件として(ステップ908)、RE2はすべてのプレーン上でのデータの送信および受信を開始する(ステップ910)。
図10Aは信号伝達経路を示し、図10Bは、RE1ノードにおいて実行されるタイミング差計算を説明するアルゴリズムの段階IIIの実施におけるいくつかのステップを示す。
ステップ1002において、RE1はそのレーン2受信機からRx syncデータを受信する。このsyncデータおよびレーン1受信機からのRx syncデータを使用して、アップリンクおよびダウンリンク内のタイミングが比較され、計算ユニット1010においてフレームタイミング差計算が実行される(ステップ1004)。結果もたらされるフレームタイミング差はRECに信号伝達され(ステップ1006)、RECはその専用DL VSSサブチャネル上でこのタイミング差の受信をRE1に確認する(ステップ1008)。
図11Aは、RECがRE2に関するオフセットを構成し、ユーザ・プレーン・データを開始する、アルゴリズムの段階IVの信号伝達経路を示す。図11Bは、段階IVの第1の部分におけるいくつかのステップを示す。
ステップ1102において、RECは、受信されたフレームタイミング差TimingDiffAllHopsを使用してRE2のTxオフセットを計算し、この値をRE2の割り当てられたDL VSSサブチャネル18を通じてRE2に信号伝達する。その後、RECは、RE2に、RECのTxオフセットを、RE2 Rxオフセットタイミングとして採用するよう命令する(ステップ1104)。新たなコンテナがダウンリンクにおいてRE2のIQデータに割り当てられる(ステップ1106)。その後、RECは、これらの新たに割り当てられたコンテナにおいてIQデータを送り始める(ステップ1108)。
図12は、段階IVの第2の部分および最後の部分を完結するいくつかのステップを示す。接続記号「B」から継続して、RECはその後、アップリンク内のRE2のIQデータをさらなる新たなコンテナに割り当てる(ステップ1202)。その後、RECは、RE2に、これらの新たに割り当てられたULコンテナにおいてIQデータを送信するよう命令する(ステップ1204)。任意選択的に、RECは、RE2がこれらのULコンテナにおいてIQデータを送信するように構成されていることの確認を待ってもよい(ステップ1206)。
その後、それぞれのTxオフセット値においてRECおよびRE2内でユーザ・プレーン・データが開始される。結果として、このデータは、それらのRxのそれぞれのオフセット値において受信されると予測され得る(ステップ1208)。結果として、新たなノードRE2の追加は完了し、3つすべてのデータプレーンにおけるULおよびDL内の信号伝達がイネーブルされる(ステップ1210)。
上述のように、本発明は、チェーン内のノード(REまたはREC)上の2つのCPRIリンクの間の正確なタイミング差を計算する(たとえば、ステップ1004)ための適切なハードウェア1010を含む。図13は、タイミング差を計算する必要があるタイミングトポロジを示す。図13は、1つのチェーン内に1つのREC1300、および、複数M個のRE1302、1304、1306、1308を有する例示的なチェーンを示す。N1、N2、N3、...N#Mは各ノードにおけるフレーム差であることに留意されたい。N#MはリーフノードRE(M)1308におけるフレーム差である。
図14は、例示的なチェーンが4つのREC1400、1410、1420、1430および少なくとも1つのRE1402を有する代替形態を示す。概して、任意の所与のデイジーチェーン内にX個のRECおよびY個のREを有することが可能である。
図15は、デイジーチェーン接続された2つのCPRIリンクを有するCPRIノード(たとえば、REまたはRECノードのいずれか)のまた別の例示的な事例を示す。ここでは、CPRIノードのレーンにわたるCPRIリンク1のRxとCPRIリンク2のTxとの間の接続が示されている。データ接続は、補助論理インターフェース1504によって可能になる。同様の接続が、CPRIリンク2のRxとCPRIリンク1のTxとの間に存在する。
ダウンリンク経路(図13および図14参照)において、同じタイミング情報がチェーンを下って伝搬し、そのため、フレーム差計算器1510において計算されるフレーム差は常に0である。
アップリンク経路において、RE/RECノードのCPRIスレーブポートからループバックされるが、RE/RECのマスタポートの受信経路において、タイミング情報は別のノードに伝搬した後に到着する。このタイミングは遅延されることになり、そのため、RE/RECノードの2つのCPRIリンク間のタイミング差が計算される必要がある。
2つのCPRIリンクからのTxおよびRxタイミング情報は以下を含む。
ハイパーフレーム番号 HFN(cpri_tx_hfn、cpri_rx_hfn)
基本フレーム番号 BFN(cpri_tx_x、cpri_rx_x)
基本フレーム内のデータの位置(シーケンス番号)(cpri_tx_seq、cpri_rx_seq)
基本フレームが開始するとき、シーケンス値はゼロであり、そのため、シーケンスは基本フレームの開始を検出するのに使用される。
図16は、フレーム差計算器の制御経路を示す。計算は、「計算」状態1604において行われる。フレーム差を計算するための論理は図17に示されている。フレーム差計算は、両方のフレーマが同期を達成しており、フレーム差を計算するためのトリガが設定されたときに開始される。計算が行われると、状態機械は「アイドル」状態1602に戻る。
図17は、例示的なタイミング差計算器のデータ経路実施態様を示す。示されている「cpri_tx_*」および「cpri_rx_*」信号は、それぞれの異なるCPRI・フレーマからのものである。このデータ経路の結果として、ハードウェア構成要素の数および/または複雑度を制限しながら、タイミング差の正確な測定がもたらされる。最終的なフレーム差がレジスタ(フリップフロップまたはラッチなど)に記憶され、後に使用されることができる。参照符号N.Xは基本フレーム番号に対応し、一方で参照符号N.HFNはハイパーフレーム番号に対応する。
図17の論理は2つの要素、すなわち、基本フレーム差計算器およびハイパーフレーム差計算器を含む。基本フレーム差計算器の場合、cpri_tx_seqがcpri_rx_seq以下であるか否かが特定される。cpri_tx_seqがcpri_rx_seq以下である(すなわち、マルチプレクサ1704に「1」が適用される)場合、フレーム差は(cpri_tx_x−cpri_rx_x)をわずかに下回るため基本フレーム差は(cpri_tx_x−cpri_rx_x)によって与えられ、そうでない場合、基本フレーム差は(cpri_tx_x−cpri_rx_x+1)によって与えられる。
ハードウェアにおいて、減算演算は一般的に符号なしであり、(cpri_tx_x−cpri_rx_x)および(255−cpri_tx_x+cpri_rx_x)は同じ値をもたらすため、cpri_tx_xは実際にはcpri_rx_xを下回る可能性がある。ここで計算された基本フレーム差の値は第1のレジスタ1710内に記憶される。(cpri_tx_x−cpri_rx_x+1)演算はオーバーフローを引き起こす可能性があるため、このオーバーフローが機能ブロック1706において検出される。
cpri_tx_seqがcpri_rx_seq以下である場合、さらなるマルチプレクサ1708は「1」を生成し、そうでない場合、「0」を生成する。このゲート1708の出力はその後、(第3のマルチプレクサ1712において)ハイパーフレーム差を1だけ増分するのに使用される。
ハイパーフレーム差計算器は中間ハイパーフレーム差を計算し、これはその後、第3のマルチプレクサ1712に直接適用され、1ハイパーフレームだけ増分される(後者はブロック1714において実行される)。
中間ハイパーフレーム差は以下のように計算される。
(cpri_tx_hfn==cpri_rx_hfn)がブロック1716において判定された場合、それぞれ(cpri_tx_x≧cpri_rx_x)が真であるか否かに応じてHfn_diff_intは(8’d0)または(8’d149)のいずれかである[マルチプレクサ1722、1730]。
しかしながら、(cpri_tx_hfn>cpri_rx_hfn)がブロック1718において判定された場合、それぞれ(cpri_tx_x≧cpri_rx_x)が真であるか否かに応じてHfn_diff_intは(cpri_tx_hfn−cpri_rx_hfn)または(cpri_tx_hfn−cpri_rx_hfn−1)のいずれかである[マルチプレクサ1722、1724、1728]。そうでない(すなわち、cpri_tx_hfn≦cpri_rx_hfnがブロック1718において判定された)場合、それぞれ(cpri_tx_x≧cpri_rx_x)が真であるか否かに応じてHfn_diff_intは(150+cpri_tx_hfn−cpri_rx_hfn)または(149+cpri_tx_hfn−cpri_rx_hfn)のいずれかである[マルチプレクサ1722、1724および1726]。
基本フレーム差計算においてロールオーバーが検出された(すなわち、マルチプレクサ1708がマルチプレクサ1712に「1」を出力した)場合、Hfn_diff_intが増分されて(ブロック1714)、第2のレジスタ1720に記憶される。そうでない場合、Hfn_diff_int値は第2のレジスタ1720内に記憶される。
本発明の様々な実施形態の結果として、CPRIチェーンは容易にスケーラブルになる。新たなノードの追加は、先行するノードからの現在アクティブなトランザクションに影響を及ぼすことなく、完全にランタイムで達成することができる。
本発明の好ましい実施形態の記載が例示および説明を目的として提示されてきたが、網羅的であること、または、本発明を開示されている形態に限定することは意図されていない。その広範な発明的概念から逸脱することなく、上述の実施形態に変更を行うことができることが、当業者には諒解されよう。それゆえ、本発明は開示されている特定の実施形態には限定されず、添付の特許請求の範囲によって規定されるような本発明の精神および範囲内の改変をカバーすることが理解される。

Claims (9)

  1. 方法であって、
    少なくとも1つの制御ノードおよび少なくとも1つのアクティブ無線アクセスノードを有するマルチノード基地局システムにリーフノードを動的に追加するための方法であって、前記アクティブ無線アクセスノードは、前記制御ノードからデータを受信し、前記制御ノードにさらなるデータを送信するための第1のレーンを有する、前記方法は、
    前記アクティブ無線アクセスノード内で第2のレーンをイネーブルすることであって、前記第2のレーンは前記リーフノードのレーンに結合されている、前記イネーブルすること、
    前記アクティブ無線アクセスノード内で、前記リーフノードからのアップリンクにおける受信タイミングと、ダウンリンクにおける受信タイミングとの間のフレームタイミング差を測定すること、
    測定された前記フレームタイミング差を使用して、前記制御ノードと前記リーフノードとの間に同期を確立すること、
    前記リーフノードのユーザ・プレーン・データ・パラメータを設定して、それによって、前記リーフノードへのユーザデータの送信を開始することを備える、方法。
  2. 前記リーフノードへ命令を通信するのに使用するためのサブチャネルを選択することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記サブチャネルを選択することは、
    特定のノード識別子を選択すること、
    前記ノード識別子の関数として特定のサブチャネル値を計算することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記サブチャネルを選択することは、
    前記リーフノードに所定の第1のサブチャネル値を割り当てること、
    前記アクティブ無線アクセスノードに第2のサブチャネル値を割り当てることであって、前記第2のサブチャネル値は前記第1のサブチャネル値とは異なる、前記割り当てることを含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記同期を確立することは、
    前記制御ノードに前記フレームタイミング差を送信すること、
    前記リーフノードの送信タイミングオフセットを計算すること、
    前記選択されたサブチャネルを使用して前記リーフノードに前記計算された送信タイミングオフセットを送信することを含む、請求項2に記載の方法。
  6. 少なくとも1つの制御ノードを有するマルチノード基地局システム内のノードであって、前記ノードは前記制御ノードと通信する、前記ノードは、
    第1のレーンであって、
    少なくとも1つの第1のコンテナにおいて前記制御ノードからダウンリンクデータを受信する第1の受信機ユニットと、
    前記制御ノードにアップリンクデータを送信し、かつ伝送フレーマを含む第1の送信機ユニットと、
    前記第1の送信機ユニットにタイミングをルーティングするように動作可能な第1のタイマと、
    ネットワークインターフェースと、
    選択された符号語の一部分に対応するデータを転送する符号語フィルタユニットと、を含む前記第1のレーンと、
    リーフノードと通信するマスタポイントを形成する第2のレーンであって、
    前記リーフノードからアップリンクデータ受信する第2の受信機ユニットと、
    前記リーフノードにダウンリンクデータを送信し、かつ伝送フレーマを含む第2の送信機ユニットと、
    前記第2の送信機ユニットにタイミングをルーティングするように動作可能な第2のタイマと、
    第2のネットワークインターフェースと、
    選択された符号語の一部分に対応するデータを転送する第2の符号語フィルタユニットとを含む前記第2のレーンと、
    前記ノードの前記第1および第2のレーンの各々における受信経路と送信経路との間にタイミング差を確立するタイミング差計算器とを備える、ノード。
  7. 前記タイミング差計算器は、
    基本フレームを単位とした、受信経路と送信経路との間の前記タイミング差を計算する基本フレーム差計算器と、
    ハイパーフレームを単位とした、受信経路と送信経路との間の前記タイミング差を計算するハイパーフレームタイミング差計算器と、
    前記基本フレーム差計算器においてロールオーバー状態が検出されると、前記ハイパーフレームタイミング差計算器の出力を増分するように構成されているマルチプレクサとを含む、請求項6に記載のノード。
  8. 少なくとも1つのアクティブネットワークノードを有する共通公衆無線インターフェース(CPRI)チェーン内に終端ノードを追加するための方法であって、前記アクティブネットワークノードは少なくとも第1のレーンおよび第2のレーンを有し、前記方法は、
    前記アクティブネットワークノード内の前記第2のレーンをイネーブルすること、
    前記終端ノードに設定を命令すること、
    前記アクティブネットワークノードから電源投入確認応答メッセージを受信して前記アクティブネットワークノードと前記終端ノードとの間の同期を確立すること、
    前記終端ノードからのアップリンクにおける受信タイミングと、ダウンリンクにおける受信タイミングとの間のタイミング差を計算すること、
    無線機器コントローラ(REC)ノードに前記タイミング差を報告すること、
    前記測定されたタイミング差を使用して前記RECノードと前記終端ノードとの間に同期を確立すること、
    前記終端ノードに関するユーザ・プレーン・データ・パラメータを設定して、それによって、前記終端ノードからユーザ・プレーン・データを受信することが可能になることを備える、方法。
  9. 前記アクティブは無線機器(RE)ノードまたは無線機器コントローラ(REC)ノードである、請求項8に記載の方法。
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