JP2015097062A - コネクタ付ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】接続される機器の設計自由度を向上させることが可能なコネクタ付ケーブルを提供する。
【解決手段】ケーブル2と、ケーブル2の一方の端部に設けられる第1のコネクタ3と、ケーブル2の他方の端部に設けられる第2のコネクタ4と、第1のコネクタ3または第2のコネクタ4のいずれか一方に設けられ、信号のプロトコルを変換するための信号プロトコル変換回路10とを備え、信号プロトコル変換回路10は、機器間のデータ通信用の規格に準拠した準じた外部プロトコルの信号を、機器の内部に搭載されたチップ間のデータ転送に用いることが可能な機器内で使用される内部プロトコルの信号に変換する。
【選択図】図2
【解決手段】ケーブル2と、ケーブル2の一方の端部に設けられる第1のコネクタ3と、ケーブル2の他方の端部に設けられる第2のコネクタ4と、第1のコネクタ3または第2のコネクタ4のいずれか一方に設けられ、信号のプロトコルを変換するための信号プロトコル変換回路10とを備え、信号プロトコル変換回路10は、機器間のデータ通信用の規格に準拠した準じた外部プロトコルの信号を、機器の内部に搭載されたチップ間のデータ転送に用いることが可能な機器内で使用される内部プロトコルの信号に変換する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ケーブルの両端部にコネクタを備えたコネクタ付ケーブルに関する。
従来、PC、AV機器、及びその周辺機器等の接続に用いられるコネクタ付ケーブルとして、多くの種類のものが開発されている。例えば、特許文献1には、AV機器に設けられたHDMI(登録商標)用のレセプタクルに接続可能なHDMIケーブルが開示されている。このHDMIケーブルによれば、入力コネクタがAV機器(例えば、テレビ受像機、光ディスク再生装置)のHDMI出力用のレセプタクルに接続され、出力コネクタが外部装置(例えば、携帯電話、携帯型ゲーム、撮像装置)の入力用のHDMI用のレセプタクルに接続される。
ところで、特許文献1のHDMIケーブルでは、信号の送り側の機器であるAV機器から出力されたHDMIの信号をそのままHDMIケーブルを通じて信号の受け側の機器である外部装置へ伝送している。したがって、外部装置には、HDMIの信号を受信可能な専用のレセプタクルや、受信した信号をその装置内で使用可能なプロトコルの信号へ変換するための変換回路を設けなければならなかった。例えば、外部装置を複数種類の信号を受信可能に構成する場合、各信号の種類に対応する複数の専用のレセプタクルや複数の信号プロトコル変換回路を外部装置に設けなければならない。そのため、外部装置の構成が複雑になり、設計自由度が低下してしまう場合があった。
そこで、本発明は、コネクタ付ケーブルが接続される機器の設計自由度を向上させることが可能なコネクタ付ケーブルの提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のコネクタ付ケーブルは、
ケーブルと、
前記ケーブルの一方の端部に設けられる第1のコネクタと、
前記ケーブルの他方の端部に設けられる第2のコネクタと、
前記第1のコネクタまたは前記第2のコネクタのいずれか一方に設けられ、信号のプロトコルを変換するための信号プロトコル変換部と、
を備え、
前記信号プロトコル変換部は、機器間のデータ通信用の規格に準拠した外部プロトコルの信号を、機器の内部に搭載されたチップ間のデータ転送に用いることが可能な内部プロトコルの信号に変換するものである。
ケーブルと、
前記ケーブルの一方の端部に設けられる第1のコネクタと、
前記ケーブルの他方の端部に設けられる第2のコネクタと、
前記第1のコネクタまたは前記第2のコネクタのいずれか一方に設けられ、信号のプロトコルを変換するための信号プロトコル変換部と、
を備え、
前記信号プロトコル変換部は、機器間のデータ通信用の規格に準拠した外部プロトコルの信号を、機器の内部に搭載されたチップ間のデータ転送に用いることが可能な内部プロトコルの信号に変換するものである。
本発明のコネクタ付ケーブルによれば、コネクタ付ケーブルが接続される機器の設計自由度を向上させることができる。
<本発明の実施形態の概要>
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)コネクタ付ケーブルは、
ケーブルと、
前記ケーブルの一方の端部に設けられる第1のコネクタと、
前記ケーブルの他方の端部に設けられる第2のコネクタと、
前記第1のコネクタまたは前記第2のコネクタのいずれか一方に設けられ、信号のプロトコルを変換するための信号プロトコル変換部と、
を備え、
前記信号プロトコル変換部は、機器間のデータ通信用の規格に準拠した外部プロトコルの信号を、機器の内部に搭載されたチップ間のデータ転送に用いることが可能な内部プロトコルの信号に変換するものである。
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)コネクタ付ケーブルは、
ケーブルと、
前記ケーブルの一方の端部に設けられる第1のコネクタと、
前記ケーブルの他方の端部に設けられる第2のコネクタと、
前記第1のコネクタまたは前記第2のコネクタのいずれか一方に設けられ、信号のプロトコルを変換するための信号プロトコル変換部と、
を備え、
前記信号プロトコル変換部は、機器間のデータ通信用の規格に準拠した外部プロトコルの信号を、機器の内部に搭載されたチップ間のデータ転送に用いることが可能な内部プロトコルの信号に変換するものである。
上記のコネクタ付ケーブルには、外部プロトコルの信号を内部プロトコルの信号に変換するための信号プロトコル変換部が設けられ、内部プロトコルの信号がケーブルから出力される。したがって、コネクタ付ケーブルに接続される機器に、外部プロトコル信号を受信するための専用のレセプタクルや内部プロトコルの信号に変換するための信号プロトコル変換回路を設ける必要がない。したがって、コネクタ付ケーブルに接続される機器の設計自由度を向上させることができる。
(2)また、上記(1)のコネクタ付ケーブルにおいて、前記ケーブルは給電線を有し、前記第1のコネクタには、前記給電線の一方の端部と接続される第1の給電回路が設けられ、前記第2のコネクタには、前記給電線の他方の端部と接続される第2の給電回路が設けられ、前記信号プロトコル変換部は、前記第1のコネクタに設けられるとともに前記第1のコネクタ内の前記第1の給電回路に接続されていても良い。
例えば、外部プロトコルはチャンネル当たりの伝送速度が高い為、その結果、伝送ロスが大きくなり伝送距離が短くなってしまう。このため、例えば波形整形回路等を用いる必要がある。しかし、上記のコネクタ付ケーブルによれば、第1のコネクタ内において外部プロトコルの信号が内部プルトコルの信号に変換される。したがって、外部プロトコルの信号が第1のコネクタ内でチャンネル当たりの伝送速度が低い内部プロトコルの信号に変換されてからケーブル内に伝送される。そのため、チャンネル数は増えるが、伝送ロスが下がることで、波形整形回路等を用いずとも品質を維持したまま信号を伝送することができる。
また、上記のコネクタ付ケーブルには、第1のコネクタに設けられた第1の給電回路、ケーブル内の給電線および第2のコネクタに設けられた給電回路により直列の給電回路が形成される。したがって、コネクタ付ケーブルに電源回路を備えていなくても、電源回路を有する外部機器(パソコンなど)にコネクタ付ケーブルを接続することにより第1のコネクタ内の信号プロトコル変換部を動作させることができる。同様に、第2のコネクタに接続される周辺機器(ハードディスク装置など)にも、コネクタ付ケーブルを介して電力を供給することができる。
また、上記のコネクタ付ケーブルには、第1のコネクタに設けられた第1の給電回路、ケーブル内の給電線および第2のコネクタに設けられた給電回路により直列の給電回路が形成される。したがって、コネクタ付ケーブルに電源回路を備えていなくても、電源回路を有する外部機器(パソコンなど)にコネクタ付ケーブルを接続することにより第1のコネクタ内の信号プロトコル変換部を動作させることができる。同様に、第2のコネクタに接続される周辺機器(ハードディスク装置など)にも、コネクタ付ケーブルを介して電力を供給することができる。
(3)また、上記(1)のコネクタ付ケーブルにおいて、前記第2のコネクタは波形整形回路を有し、前記信号プロトコル変換部が前記第2のコネクタに設けられるとともに、前記波形整形回路は前記信号プロトコル変換部の前段に設けられていても良い。
上記のコネクタ付ケーブルによれば、第2のコネクタから出力される信号の品質を更に向上させることができる。
(4)また、上記(3)のコネクタ付ケーブルにおいて、前記第1のコネクタは波形整形回路を有しても良い。
上記のコネクタ付ケーブルによれば、ケーブル内に伝送される信号波形の品質を更に改善することができるので、機器間における信号の送受信の誤りを抑制することができる。
(5)また、上記(1)から(4)のコネクタ付ケーブルにおいて、前記信号プロトコル変換部は、シリアル転送方式でデータ転送速度が最大で10Gbpsである高速データ転送用の規格に準じた前記外部プロトコルの信号を、シリアル転送方式でデータ転送速度が5Gbpsの規格に準拠した前記内部プロトコルの信号に変換しても良い。
このコネクタ付ケーブルによれば、シリアル転送方式でデータ転送速度が最大で10GbpsであるThunderboltの規格に準じた信号を、PCIexpressの規格に準じた信号に変換して出力することができる。
(6)また、上記(1)から(4)のコネクタ付ケーブルにおいて、前記信号プロトコル変換部は、シリアル転送方式でデータ転送速度が最大で5Gbpsである高速データ転送用の規格に準じた前記外部プロトコルの信号を、シリアル転送方式の規格に準拠した前記内部プロトコルの信号に変換しても良い。
このコネクタ付ケーブルによれば、シリアル転送方式でデータ転送速度が最大で5GbpsであるUSBの規格に準じた信号を、PCIexpressの規格に準じた信号に変換して出力することができる。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、本発明に係るコネクタ付ケーブルの実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
以下、本発明に係るコネクタ付ケーブルの実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態のコネクタ付ケーブル1、パーソナルコンピュータ(送り側の機器の一例)20、及びハードディスク装置(受け側の機器の一例)30の概略構成を示している。図2は、コネクタ付ケーブル1、パソコン20、及びハードディスク装置30の機能ブロック図である。
図1及び図2に示すように、コネクタ付ケーブル1は、ケーブル2と、ケーブル2の一方の端部に取り付けられた入力コネクタ(第1のコネクタの一例)3と、他方の端部に取り付けられた出力コネクタ(第2のコネクタの一例)4と、を備えている。
ケーブル2は、パソコン20とハードディスク装置30との間で双方向に信号を伝送するための信号線11と、パソコン20から電力を給電するための給電線12とを有している。信号線11としては、例えば同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、絶縁ケーブル等を用いることができる。また、ケーブル2は、更に、アース線等を含む複数の電線を有している。ケーブル2は、電線の周囲に押え巻きとシールド層とが順に設けられ、最外周が外被によって覆われている。
入力コネクタ3には、先端部に複数の信号端子13と、電源端子15とが設けられている。入力コネクタ3がパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略す)20に設けられたレセプタクル21に取り付けられると、入力コネクタ3の信号端子13がレセプタクル21の信号端子24に接続されるとともに、入力コネクタ3の電源端子15がレセプタクル21の電源端子25に接続される。レセプタクル21の電源端子25はパソコン20内の電源ライン26aに接続されている。入力コネクタ3の電源端子15は、入力コネクタ3内に設けられた給電回路12a(第1の給電回路の一例)を介してコネクタ付ケーブル1の給電線12に接続されている。給電線12の一方の端部は、入力コネクタ3内に設けられた給電回路12aを介して後述の信号プロトコル変換回路10に接続し、給電線12の他方の端部は、出力コネクタ4内に設けられた給電回路12b(第2の給電回路の一例)を介して出力コネクタ4の電源端子16に接続している。このように、コネクタ付ケーブル1には、入力コネクタ3内に設けられた給電回路12a、ケーブル2内の給電線12、および出力コネクタ4内に設けられた給電回路12bにより直列の給電回路が形成されている。
また、入力コネクタ3には、信号のプロトコルを変換する信号プロトコル変換回路(信号プロトコル変換部の一例)10が設けられている。信号プロトコル変換回路10は、パソコン20から出力された外部プロトコルの信号を内部プロトコルの信号に変換する。外部プロトコルの信号とは、機器間のデータ通信用の規格に準拠した信号であり、本例では例えばシリアル転送方式で信号の転送レートが10GbpsのTBT(Thunderbolt:登録商標)の規格に準拠した信号である。内部プロトコルの信号とは、機器の内部に搭載されたチップ間のデータ転送に用いることが可能な信号であり、本例では例えばシリアル転送方式でデータ転送速度が5.0GbpsのPCIexpress(Peripheral Component Interconnect:登録商標)の信号である。
出力コネクタ4には、先端部に複数の信号端子14が設けられている。出力コネクタ4がハードディスク装置30に設けられたレセプタクル31に取り付けられると、出力コネクタ4の信号端子14がレセプタクル31の信号端子34に接続され、出力コネクタ4の電源端子16がレセプタクル31の電源端子35に接続される。
パソコン20には、CPU22と、信号プロトコル変換回路23と、レセプタクル21と、電源26とが設けられている。
CPU22は、パソコン20の各部の動作を制御する信号としてPCIexpressの信号をパソコン20内に搭載された各部に向けて出力可能に構成されている。レセプタクル21は、コネクタ付ケーブル1の入力コネクタ3と接続可能であり、TBTの規格に準拠した信号を出力可能に構成されている。電源26は、電源ライン26aによりレセプタクル21に接続されている。
パソコン20に設けられる信号プロトコル変換回路23は、CPU22から出力された内部プトロコルの信号を外部プロトコルの信号に変換する。本例では、信号プロトコル変換回路23は、CPU22から出力されたPCIexpressの信号をTBTの規格に準拠した信号に変換する。
また、ハードディスク装置30は、レセプタクル31と、信号プロトコル変換回路32と、HDD(Hard Disk Drive)33を有している。レセプタクル31は、コネクタ付ケーブル1の出力コネクタ4に接続可能であり、PCIexpressの信号を受信可能に構成されている。HDD33は、ハードディスク装置30に入力された信号を記録するための記録媒体である。
ハードディスク装置30に設けられた信号プロトコル変換回路32は、ハードディスク装置30に入力された信号のプロトコル変換を行う。本例では、信号プロトコル変換回路32は、受信したPCIexpressの信号をSATA(Serial AT Attachment)の規格に準拠した信号に変換する。
次に、コネクタ付ケーブル1を介して伝送される信号の流れを説明する。
パソコン20に設けられたCPU22からPCIexpressの信号が出力される。CPU22から出力されたPCIexpressの信号は、信号プロトコル変換回路23によってTBTの信号にプロトコル変換される。そして。TBTに変換された信号が、パソコン20のレセプタクル21における信号端子24から出力される。
パソコン20に設けられたCPU22からPCIexpressの信号が出力される。CPU22から出力されたPCIexpressの信号は、信号プロトコル変換回路23によってTBTの信号にプロトコル変換される。そして。TBTに変換された信号が、パソコン20のレセプタクル21における信号端子24から出力される。
続いて、パソコン20のレセプタクル21から出力されたTBTの信号は、レセプタクル21に接続されたコネクタ付ケーブル1の入力コネクタ3に入力される。入力コネクタ3に入力されたTBTの信号は、入力コネクタ3内に設けられた信号プロトコル変換回路10によってPCIexpressの信号にプロトコル変換される。そして、PCIexpressに変換された信号が、ケーブル2の信号線11を通じて出力コネクタ4へ伝送され、出力コネクタ4の信号端子14から出力される。
このとき、信号プロトコル変換回路10から出力されるPCIexpressの信号の伝送は、シリアルな信号をマルチレーンにして伝送する構成とすることができる。本例では、信号プロトコル変換回路10には、転送レートが10GbpsであるTBTの信号が入力され、信号プロトコル変換回路10はこのTBTの信号を転送レート5GbpsであるPCIexpressの2レーンの信号に変換して出力する。
続いて、出力コネクタ4から出力されたPCIexpressの信号は、出力コネクタ4に接続されたハードディスク装置30のレセプタクル31に入力される。ハードディスク装置30に入力されたPCIexpressの信号は、ハードディスク装置30内に設けられた信号プロトコル変換回路32によってSATAの信号にプロトコル変換される。そして、SATAに変換された信号が、HDD33に入力されて記録される。
このようにして、パソコン20から送信された信号がコネクタ付ケーブル1を介してハードディスク装置30に伝送されて記録される。
このようにして、パソコン20から送信された信号がコネクタ付ケーブル1を介してハードディスク装置30に伝送されて記録される。
次に、コネクタ付ケーブル1を介して給電されるパソコン20からの電力について説明する。
コネクタ付ケーブル1の入力コネクタ3がパソコン20のレセプタクル21に取り付けられると、入力コネクタ3の電源端子15がレセプタクル21の電源端子25に接続される。これにより、パソコン20の電源26の電力は、電源ライン26a、レセプタクル21の電源端子25、入力コネクタ3の電源端子15および入力コネクタ3の給電回路12aを通じて入力コネクタ3内の信号プロトコル変換回路10に給電される。
コネクタ付ケーブル1の入力コネクタ3がパソコン20のレセプタクル21に取り付けられると、入力コネクタ3の電源端子15がレセプタクル21の電源端子25に接続される。これにより、パソコン20の電源26の電力は、電源ライン26a、レセプタクル21の電源端子25、入力コネクタ3の電源端子15および入力コネクタ3の給電回路12aを通じて入力コネクタ3内の信号プロトコル変換回路10に給電される。
また、出力コネクタ4がハードディスク装置30のレセプタクル31に取り付けられると、出力コネクタ4の電源端子16がレセプタクル31の電源端子35に接続される。これにより、パソコン20の電源26の電力は、電源ライン26a、レセプタクル21の電源端子25、入力コネクタ3の電源端子15、入力コネクタ3の給電回路12a、ケーブル2の給電線12、出力コネクタ4の電源端子16、出力コネクタ4の給電回路12b、レセプタクル31の電源端子35を通じてハードディスク装置30の信号プロトコル変換回路32やHDD33に給電される。
ところで、本例では、機器間のデータ通信用の規格に準拠した外部プロトコルの信号としてTBTの信号を例に挙げたが、外部プロトコルの信号としては、その他にUSB(Universal Serial Bus)、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)、DVI(Digital Visual Interface)等の他の種類の規格に準拠した信号も多数ある。しかしながら、特許文献1等に記載される従来のコネクタ付ケーブルの出力コネクタは、外部プロトコルの信号を出力可能に構成されているため、ハードディスク装置等の外部機器には外部プロトコルの信号を受信可能な専用のレセプタクルやプロトコル変換回路を設けなければならなかった。また、複数の外部プロトコルの信号を受信可能にするためには、複数の専用のレセプタクルや複数の信号プロトコル変換回路を外部機器に設け、電源を確保しなければならない。そのため、外部機器の設計が複雑化し、外部機器の設計自由度が低下してしまう場合があった。また、外部機器が大型化してしまう場合があった。
これに対し、本実施形態のコネクタ付ケーブル1によれば、出力コネクタ4から内部プロトコルであるPCIexpressの信号が出力される。したがって、ハードディスク装置30に、TBTの信号を受信するための専用のレセプタクルや内部プロトコルの信号に変換するための信号プロトコル変換回路を設ける必要がない。すなわち、本実施形態のコネクタ付ケーブル1によれば、ハードディスク装置30に設けるレセプタクルとしては、汎用的なインターフェイスであるPCIexpressの信号を受信可能なレセプタクルを設ければ良く、これによってハードディスク装置30は多種の機器から信号を受信することが可能となる。例えば、コネクタ付ケーブルがUSBの信号をPCIexpressの信号に変換して出力する構成であったり、また、HDMIの信号をPCIexpressの信号に変換して出力する構成であったとしても、ハードディスク装置30は、レセプタクル31を介してコネクタ付ケーブルからの信号を受信可能であり、色々な種類のコネクタ付ケーブルと接続することが可能である。このように、本実施形態では、コネクタ付ケーブル1の出力コネクタ4からPCIexpressの信号が出力されるため、ハードディスク装置30にはPCIexpressの信号を受信可能なレセプタクルを設ければ良く、ハードディスク装置30の設計自由度を向上させることができる。また、ハードディスク装置30内における部品スペースを減少させることができるとともに部品コストの低減を図ることができる。
また、信号プロトコル変換回路10は入力コネクタ3内に設けられ、入力コネクタ3内において外部プロトコルであるTBTの信号が内部プルトコルであるPCIexpreesの信号に変換される。そして、ケーブル2内において、PCIexpressの信号は、TBTの転送レート10Gbpsよりも遅い転送レート5Gbpsの2レーンで伝送される。これにより、TBTの信号をケーブル2で伝送する場合よりもケーブル2における信号の伝送ロスを小さくすることができる。また、従来、TBT等で要求される伝送品質を満たすためには、入力コネクタ3や出力コネクタ4に波形整形回路を設ける必要がある。これに対し、本実施形態の構成によれば、TBTの転送レート10Gbpsよりも遅い転送レート5Gbpsの2レーンでケーブル2内を伝送されるため、伝送される信号の波形品質を改善するための波形整形回路を入力コネクタ3や出力コネクタ4に設けることなく信号の伝送品質を維持することができる。また、TBTの信号を伝送する場合よりも伝送距離を長くすることができる。
また、入力コネクタ3内に設けられた信号プロトコル変換回路10にはパソコン20の電力が給電される。このため、パソコン20に接続することにより入力コネクタ3内の信号プロトコル変換回路10を動作させることができる。同様に、ハードディスク装置30にもパソコン20の電力が給電されるので、ハードディスク装置30に電源回路を備えていなくてもハードディスク装置30を動作させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記例では、コネクタ3を入力側のコネクタとして説明し、コネクタ4を出力側のコネクタとして説明したが、コネクタ付ケーブル1は双方向に信号を伝送可能なケーブルであり、この例に限られない。ハードディスク装置30から出力された信号がパソコン20に送られる場合は、コネクタ4が入力側のコネクタであり、コネクタ3が出力側のコネクタである。信号プロトコル変換回路32で変換された信号が信号線11を通って信号プロトコル変換回路10で変換されコネクタ3からパソコン20へ送られる。
また、例えば、上記実施形態ではパソコン20のレセプタクル21から出力されるTBTの信号をPCIexpressの信号にプロトコル変換する場合を示したが、パソコン20のレセプタクル21からUSBの信号を出力し、このUSBの信号をPCIexpressの信号にプロトコル変換するようにコネクタ付ケーブルを構成しても良い。
図3は、USBの信号をPCIexpressの信号にプロトコル変換する場合における、コネクタ付ケーブル1A、パソコン20A、及びハードディスク装置30のブロック図である。
図3は、USBの信号をPCIexpressの信号にプロトコル変換する場合における、コネクタ付ケーブル1A、パソコン20A、及びハードディスク装置30のブロック図である。
図3に示すように、パソコン20A内では、CPU22から出力された内部プロトコルの信号であるPCIexpressの信号が、信号プロトコル変換回路23Aによって外部プロトコルの信号であるUSBの信号に変換される。そして、USBの信号がパソコン20Aのレセプタクル21から出力される。入力コネクタ3A内には、外部プロトコルの信号であるUSBの信号を内部プロトコルの信号であるPCIexpressの信号に変換する信号プロトコル変換回路10Aが設けられている。これにより、パソコン20Aから出力されたUSBの信号は入力コネクタ3A内の信号プロトコル変換回路10AでPCIexpressの信号にプロトコル変換され、PCIexpressの信号がケーブル2の信号線11を通じて伝送される。
PCIexpressの信号の伝送は、上記と同様にマルチレーンを用いて伝送することができる。例えば、信号プロトコル変換回路10Aに入力される信号が転送レート10GbpsであるUSB3.1のときは、転送レート5GbpsであるPCIexpress2.0の信号を2レーン使用して伝送することができ、信号の伝送ロスを小さくすることができる。また、入力される信号が転送レート480MbpsであるUSB2.0のときは、伝送速度が5GbpsであるPCIexpress2.0の信号を1レーン使用して伝送することができ、信号の伝送速度を高速化することができる。
また、例えば、上記実施形態では信号プロトコル変換回路10を入力コネクタ3内に設ける場合を示したが、図4に示すように、出力コネクタ内に信号プロトコル変換回路10を設けるようにしても良い。
図4は、信号プロトコル変換回路10を出力コネクタ4A内に設けたコネクタ付ケーブル1Bのブロック図である。図4に示す構成では、パソコン20(図2参照)から出力された外部プロトコルの信号であるTBTの信号がケーブル2に伝送される。TBTの信号は、出力コネクタ4A内の信号プロトコル変換回路10によって内部プロトコルの信号であるPCIexpressの信号に変換される。そして、PCIexpressの信号が出力コネクタ4Aから出力される。
図4は、信号プロトコル変換回路10を出力コネクタ4A内に設けたコネクタ付ケーブル1Bのブロック図である。図4に示す構成では、パソコン20(図2参照)から出力された外部プロトコルの信号であるTBTの信号がケーブル2に伝送される。TBTの信号は、出力コネクタ4A内の信号プロトコル変換回路10によって内部プロトコルの信号であるPCIexpressの信号に変換される。そして、PCIexpressの信号が出力コネクタ4Aから出力される。
なお、信号プロトコル変換回路10を出力コネクタ内に設ける場合、図5に示すように、ケーブル2に伝送されるTBTの信号波形を整形する波形整形回路(CDR:Clockand Data Recovery)を設けることが好ましい。
図5(a),(b)は、波形整形回路をコネクタ内に設けた図である。
図5(a),(b)に示すように、入力コネクタ3B内に波形整形回路17aが設けられ、出力コネクタ4A内に波形整形回路17bが設けられている。波形整形回路17bは、出力コネクタ4A内において信号の伝送される方向における信号プロトコル変換回路10の前段に設けられている。
図5(a),(b)は、波形整形回路をコネクタ内に設けた図である。
図5(a),(b)に示すように、入力コネクタ3B内に波形整形回路17aが設けられ、出力コネクタ4A内に波形整形回路17bが設けられている。波形整形回路17bは、出力コネクタ4A内において信号の伝送される方向における信号プロトコル変換回路10の前段に設けられている。
このような形態のコネクタ付ケーブル1Bによれば、信号プロトコル変換回路10を出力コネクタ4A内に設けた場合にも、上記入力コネクタ3内に設けた場合と同様に、ハードディスク装置30における設計の自由度を高めることができる。
また、入力コネクタ3B内と出力コネクタ4A内とに波形整形回路17aと17bとそれぞれを設けることにより、ケーブル2内に伝送される信号波形の品質を改善することができるので、機器間における信号の送受信の誤りを抑制することができる。なお、波形整形回路は、入力コネクタと出力コネクタの一方にのみ設けられる構成でも良い。いずれか一方のコネクタにのみ波形整形回路を設ける構成であっても、出力コネクタから出力される信号の品質を向上させることができる。
また、入力コネクタ3B内と出力コネクタ4A内とに波形整形回路17aと17bとそれぞれを設けることにより、ケーブル2内に伝送される信号波形の品質を改善することができるので、機器間における信号の送受信の誤りを抑制することができる。なお、波形整形回路は、入力コネクタと出力コネクタの一方にのみ設けられる構成でも良い。いずれか一方のコネクタにのみ波形整形回路を設ける構成であっても、出力コネクタから出力される信号の品質を向上させることができる。
また、例えば、送り側の機器としてはパソコンのほかAV機器等であっても良く、受け側の機器としてはパソコン、AV機器等に接続される周辺機器(例えば、携帯型ゲーム機、撮影装置等)であっても良い。また、外部プロトコルの信号としては上述のようにHDMI、DVI等の信号であっても良く、内部プロトコルの信号としてはLVS等の信号であっても良い。
1,1A,1B:コネクタ付ケーブル、2:ケーブル、3:入力コネクタ(第1のコネクタ)、4:出力コネクタ(第2のコネクタ)、10,10A,23,23A,32:信号プロトコル変換回路、12:信号線、13:給電線、20:パーソナルコンピュータ(送り側の機器)、21,31:レセプタクル、22:CPU、30:ハードディスク装置(受け側の機器)、33:HDD
Claims (6)
- ケーブルと、
前記ケーブルの一方の端部に設けられる第1のコネクタと、
前記ケーブルの他方の端部に設けられる第2のコネクタと、
前記第1のコネクタまたは前記第2のコネクタのいずれか一方に設けられ、信号のプロトコルを変換するための信号プロトコル変換部と、
を備え、
前記信号プロトコル変換部は、機器間のデータ通信用の規格に準拠した外部プロトコルの信号を、機器の内部に搭載されたチップ間のデータ転送に用いることが可能な内部プロトコルの信号に変換する、コネクタ付ケーブル。 - 前記ケーブルは給電線を有し、
前記第1のコネクタには、前記給電線の一方の端部と接続される第1の給電回路が設けられ、
前記第2のコネクタには、前記給電線の他方の端部と接続される第2の給電回路が設けられ、
前記信号プロトコル変換部は、前記第1のコネクタに設けられるとともに前記第1のコネクタ内の前記第1の給電回路に接続される、請求項1に記載のコネクタ付ケーブル。 - 前記第2のコネクタは波形整形回路を有し、
前記信号プロトコル変換部が前記第2のコネクタに設けられるとともに、前記波形整形回路は前記信号プロトコル変換部の前段に設けられる、請求項1に記載のコネクタ付ケーブル。 - 前記第1のコネクタは波形整形回路を有する、請求項3に記載のコネクタ付ケーブル。
- 前記信号プロトコル変換部は、シリアル転送方式でデータ転送速度が最大で10Gbpsである高速データ転送用の規格に準じた前記外部プロトコルの信号を、シリアル転送方式でデータ転送速度が5Gbpsの規格に準拠した前記内部プロトコルの信号に変換する、請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタ付ケーブル。
- 前記信号プロトコル変換部は、シリアル転送方式でデータ転送速度が最大で5Gbpsである高速データ転送用の規格に準じた前記外部プロトコルの信号を、シリアル転送方式の規格に準拠した前記内部プロトコルの信号に変換する、請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタ付ケーブル。
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2013
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