JP2015092658A - アンテナ基板 - Google Patents

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澤 義信
Yoshinobu Sawa
義信 澤
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Abstract

【課題】広い周波数帯域において良好な電波の送受信を行なうことが可能な広帯域のアンテナ基板を提供すること。
【解決手段】第1のパッチ導体4aおよび第2のパッチ導体4bの形成位置にかぶさるように配置された第3のパッチ導体4cにおけるストリップ導体3の延在方向に直角な方向の両側に第1のパッチ導体4aおよび第2のパッチ導体4cが形成された位置にかぶさらないように配置された補助パッチ導体7を備える。このように配置された第1〜第3のパッチ導体4a〜4cおよび補助パッチ導体7で複合的な共振が良好に起こり、そのため広い周波数帯域において良好な信号の送受信を行なうことが可能な広帯域のアンテナ基板を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘電体層と導体層とを多層に積層することにより形成したアンテナ基板に関するものである。
従来、アンテナ基板は、例えば図5(a)、(b)に断面図および上面図で、図6に分解斜視図で示すように、多数の誘電体層11a〜11eが積層された誘電体基板11と、シールド用の接地導体層12と、高周波信号を入出力するためのストリップ導体13と、電磁波を送受信するためのパッチ導体14とを備えている。
誘電体基板11は、例えば5層の誘電体層11a〜11eを上下に積層して成る。誘電体層11a〜11eは、例えば、ガラスクロス入りの樹脂層やガラスクロスを含まない樹脂により形成されている。
接地導体12は、最下層の誘電体層11aの下面の全面に被着されている。接地導体12は、例えば銅から成る。
ストリップ導体13は、誘電体層11aを挟んで接地導体12と対向しており、誘電体層11aと11bとの間に配設されている。ストリップ導体13は、誘電体基板11の内部を外周縁から中央部にかけて一つの方向に延びる細い帯状の導体であり、誘電体基板11の中央部に終端部13aを有している。ストリップ導体13は、例えば銅から成る。
パッチ導体14は、第1のパッチ導体14aと第2のパッチ導体14bと第3のパッチ導体14cとから構成されている。これらのパッチ導体14a〜14cは、四角形をしている。パッチ導体14a〜14cは、例えば銅から成る。
第1のパッチ導体14aは、ストップ導体13の終端部13aの位置にかぶさるようにして誘電体層11cと11dとの間に配設されている。第1のパッチ導体14aは、誘電体層11cを貫通する貫通導体15および誘電体層11bを貫通する貫通導体16を介してストリップ導体13の端部13aに接続されている。
第2のパッチ導体14bは、第1のパッチ導体14aの位置にかぶさるようにして誘電体層11dと11eとの間に配置されている。第2のパッチ導体14bは、直流的には電気的に独立している。
第3のパッチ導体14cは、第2のパッチ導体14bの位置にかぶさるようにして誘電体層11eの上面に配設されている。第3のパッチ導体14cは、直流的には電気的に独立している。
このアンテナ基板においては、ストリップ導体13に高周波信号を給電すると、その信号が貫通導体15および16を介して第1のパッチ導体14aに伝わり、それが第1のパッチ導体14aならびに第2のパッチ導体14bおよび第3のパッチ導体14cを介して電磁波として外部に放射される。ところで、このようなアンテナ基板において、第1のパッチ導体14aの他に、直流的には電気的に独立した第2のパッチ導体14bおよび第3のパッチ導体14cを備えているのは、このような構成によりアンテナの周波数帯域を広帯域化することができるためである。
しかしながら、例えば、ワイヤレスパーソナルエリアネットワークでは、使用される周波数帯域が各国で異なり、一つのアンテナ基板を全世界で使用可能とするためには57〜66GHzの広い周波数帯域をカバーする必要がある。そのためには、従来のアンテナ基板よりも更に広い周波数帯域を持つアンテナ基板を提供する必要がある。
特開平5−145327号公報
本発明の課題は、例えば57〜66GHzの広い周波数帯域においても良好な信号の送受信を行なうことが可能な広帯域のアンテナ基板を提供することにある。
本発明のアンテナ基板は、第1の誘電体層と、該第1の誘電体層の上面に、終端部を有するように配置されており、該終端部に向けて第1の方向に延在する帯状のストリップ導体と、前記第1の誘電体層の下面側に配置されたシールド用の接地導体層と、前記第1の誘電体層および前記ストリップ導体の上面側に積層された第2の誘電体層と、該第2の誘電体層の上面に前記終端部の位置にかぶさるように配置された第1のパッチ導体と、前記第2の誘電体層を貫通して前記終端部と前記第1のパッチ導体とを接続する貫通導体と、前記第2の誘電体層および第1のパッチ導体上に積層された第3の誘電体層と、該第3の誘電体層の上面に、前記第1のパッチ導体が形成された位置に少なくとも一部がかぶさるように配置されており、直流的に独立した第2のパッチ導体と、前記第3の誘電体層および第2のパッチ導体上に積層された第4の誘電体層と、該第4の誘電体層の上面に、前記第2のパッチ導体が形成された位置に少なくとも一部がかぶさるように配置されており、直流的に独立した第3のパッチ導体とを備えて成るアンテナ基板であって、前記第4の誘電体層の上面に、前記第3のパッチ導体における前記第1の方向と直交する方向の両側に前記第1のパッチ導体および第2のパッチ導体が形成された位置にかぶさらないように配置されており、直流的に独立した補助パッチ導体を備えることを特徴とするものである。
本発明の別のアンテナ基板は、第1の誘電体層と、該第1の誘電体層の上面に、終端部を有するように配置されており、該終端部に向けて第1の方向に延在する帯状のストリップ導体と、前記第1の誘電体層の下面側に配置されたシールド用の接地導体層と、前記第1の誘電体層および前記ストリップ導体の上面側に積層された第2の誘電体層と、該第2の誘電体層の上面に前記終端部の位置にかぶさるように配置された第1のパッチ導体と、前記第2の誘電体層を貫通して前記終端部と前記第1のパッチ導体とを接続する貫通導体と、前記第2の誘電体層および第1のパッチ導体上に積層された第3の誘電体層と、該第3の誘電体層の上面に、前記第1のパッチ導体が形成された位置に少なくとも一部がかぶさるように配置されており、直流的に独立した第2のパッチ導体とを備えて成るアンテナ基板であって、前記第3の誘電体層の上面に、前記第2のパッチ導体における前記第1の方向と直交する方向の両側に前記第1のパッチ導体が形成された位置にかぶさらないように配置されており、直流的に独立した補助パッチ導体を備えることを特徴とするものである。
本発明のアンテナ基板によれば、第1のパッチ導体および第2のパッチ導体の形成位置に少なくとも一部がかぶさるように配置された第3のパッチ導体におけるストリップ導体の延在方向に直交する方向の両側に、第1のパッチ導体および第2のパッチ導体が形成された位置にかぶさらないように配置された補助パッチ導体を備えることから、このように配置された第1〜第3のパッチ導体および補助パッチ導体で複合的な共振が良好に起こり、そのため例えば、57〜66GHzの広い周波数帯域において良好な信号の送受信を行なうことが可能な広帯域のアンテナ基板を提供することができる。
また、本発明の別のアンテナ基板によれば、第1のパッチ導体の形成位置に少なくとも一部がかぶさるように配置された第2のパッチ導体におけるストリップ導体の延在方向に直交する方向の両側に、第1のパッチ導体が形成された位置にかぶさらないように配置された補助パッチ導体を備えることから、このように配置された第1,第2のパッチ導体および補助パッチ導体で複合的な共振が良好に起こり、そのため例えば、57〜66GHzの広い周波数帯域において良好な信号の送受信を行なうことが可能な広帯域のアンテナ基板を提供することができる。
図1(a)、(b)は、本発明のアンテナ基板の実施形態の一例を示す断面図および上面図である。 図2は、図1に示すアンテナ基板の分解斜視図である。 図3は、本発明のアンテナ基板による解析モデルおよび従来のアンテナ基板による解析モデルを用いて信号の反射損をシミュレーションした結果を示すグラフである。 図4(a)、(b)は、本発明のアンテナ基板の実施形態の別の例を示す断面図および上面図である。 図5は、従来のアンテナ基板を示す断面図および上面図である。 図6は、図5に示すアンテナ基板の分解斜視図である。 図7は、本発明のアンテナ基板のさらに別の例を示す上面図である。
次に、本発明のアンテナ基板の実施形態の一例を添付の図面を基に説明する。本例のアンテナ基板は、図1(a)、(b)に断面図および上面図で、図2に分解斜視図で示すように、多数の誘電体層1a〜1eが積層された誘電体基板1と、シールド用の接地導体層2と、高周波信号を入出力するためのストリップ導体3と、電磁波を送受信するためのパッチ導体4とを備えている。
誘電体層1a〜1eは、例えばガラスクロスにエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂、アリル変性ポリフェニレンエーテル樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させた樹脂系の誘電体材料から成る。誘電体層1a〜1eの厚みは、それぞれ30〜100μm程度である。誘電体層1c〜1eの比誘電率は、3〜5程度である。
接地導体2は、最下層の誘電体層1aの下面の全面に被着されている。接地導体2は、シールドとして機能する。接地導体2の厚みは、5〜20μm程度である。接地導体2は、例えば銅から成る。
ストリップ導体3は、誘電体層1aを挟んで接地導体2と対向しており、誘電体層1aと1bとの間に配設されている。ストリップ導体3は、誘電体基板1の中央部に終端部3aを有する細い帯状の導体であり、誘電体基板1の内部を終端部3aに向けて一方向(以後、第1の方向と称する)に延びている。ストリップ導体3は、本例のアンテナ基板において、高周波信号を入出力するための伝送路として機能し、このストリップ導体3に高周波信号が伝送される。ストリップ導体3の幅は、50〜350μm程度である。ストリップ導体3の厚みは、5〜20μm程度である。ストリップ導体3は、例えば銅から成る。
パッチ導体4は、第1のパッチ導体4aと第2のパッチ導体4bと第3のパッチ導体4cとから構成されている。これらのパッチ導体4a〜4cは、直流的には電気的に互いに独立している。パッチ導体4a〜4cは、ストリップ導体3が延在する第1の方向に平行な辺(以後、縦辺と称する)と、第1の方向に対して直角な方向に平行な辺(以後、横辺と称する)とを有する四角形をしている。パッチ導体4a〜4cの各辺の長さは、0.5〜5mm程度である。パッチ導体4a〜4cの厚みは、それぞれ5〜20μm程度である。パッチ導体4a〜4cは、例えばそれぞれ銅から成る。
第1のパッチ導体4aは、ストップ導体3の終端部3aの位置にかぶさるようにして誘電体層1cと1dとの間に配設されている。そのため、第1のパッチ導体4aとストリップ導体3との間には、2層の誘電体層1b,1cが介在している。第1のパッチ導体4aは、誘電体層1cを貫通する貫通導体5および誘電体層1bを貫通する貫通導体6を介してストリップ導体3の端部3aに接続されている。なお、貫通導体5は、直径が50〜200μm程度で、厚みが5〜20μm程度の円筒状である。貫通導体6は、直径が30〜100μm程度の円柱状または円錐台状である。貫通導体5,6は、例えばそれぞれ銅から成る。そして、第1のパッチ導体4aは、ストリップ導体3からの高周波信号の供給を受けて電磁波を外部に放射する。あるいは、外部からの電磁波を受けてストリップ導体3に高周波信号を発生させる。
第2のパッチ導体4bは、第1のパッチ導体4aの位置にかぶさるようにして誘電体層1dと1eとの間に配置されている。これにより第2のパッチ導体4bは、誘電体層1dを挟んで第1のパッチ導体4aと静電容量結合している。そして、第2のパッチ導体4bは、第1のパッチ導体4aからの電磁波を受けて、それに対応する電磁波を外部に放射する。あるいは外部からの電磁波を受けて、それに対応する電磁波を第1のパッチ導体4aに供給する。なお、第2のパッチ導体4bは、その各辺が第1のパッチ導体4aの各辺よりも0.05〜0.5mm程度ずつ大きいことが好ましい。
第3のパッチ導体4cは、第2のパッチ導体4bの位置にかぶさるようにして最上層の誘電体層1eの上面に配設されている。これにより第3のパッチ導体4cは、誘電体層1eを挟んで第2のパッチ導体4bと静電容量結合している。そして、第3のパッチ導体4cは、第2のパッチ導体4bからの電磁波を受けて、それに対応する電磁波を外部に放射する。あるいは外部からの電磁波を受けて、それに対応する電磁波を第2のパッチ導体4bに供給する。なお、第3のパッチ導体4cは、その各辺が第2のパッチ導体4bの各辺よりも0〜0.5mm程度ずつ大きいことが好ましい。
さらに、本例においては、最上層の誘電体層1eの上面に補助パッチ導体7が配設されている。補助パッチ導体7は、第3のパッチ導体4cにおけるストリップ導体3が延在する方向と直交する方向の両側に、第3のパッチ導体4cから0.1〜1mm程度の間隔を空けてそれぞれ1個ずつが配設されている。補助パッチ導体7は、第3のパッチ導体4cの縦辺に平行な縦辺および第3のパッチ導体4cの横辺に平行な横辺を有する1辺の長さが0.1〜5mm程度の四角形であり、第1および第2のパッチ導体4a,4bが形成された位置にかぶさらないように配置されている。
このように、最上層の誘電体層1eの上面に補助パッチ導体7を、第3のパッチ導体4cにおけるストリップ導体3が延在する方向に直角な方向の両側に、第1および第2のパッチ導体4a,4bが形成された位置にかぶさらないように配置すると、例えばパッチ導体4a〜4cを介して高周波信号に対応する電磁波を放射する場合に、下側のパッチ導体4aから上側のパッチ導体4b,4cの外周縁に沿って順次拡がるように電磁波が放射されるとともに第3のパッチ導体4cと補助パッチ導体7との間および補助パッチ導体7の端部を介して複合的な共振が起こり放射されるので、第1〜第3のパッチ導体4a〜4cおよび補助パッチ導体7を介して放射される高周波信号の周波数帯域が広いものとなる。
なお、補助パッチ導体7の縦辺は、第3のパッチ導体4cの縦辺と同じ長さであることが好ましく、また補助パッチ導体7の横辺は、第3のパッチ導体4cの横辺より短いことが好ましい。また、第2のパッチ導体4bの短辺を第1のパッチ導体4aの短辺よりも長いものとし、さらに第3のパッチ導体4cの縦辺を第2のパッチ導体の短辺以上の長さとし、第3のパッチ導体4cの横辺の長さを第2のパッチ導体4bの横辺の長さより長くし、第2のパッチ導体4bの横辺の長さを第1のパッチ導体4aの横辺の長さよりも長くすることが好ましい。このようにすることにより、第1〜第3のパッチ導体4a〜4cおよび補助パッチ導体7を介して放射される高周波信号の周波数帯域をさらに広いものとすることができる。
ここで、本発明者が図1に示した本発明のアンテナ基板および図5に示した従来のアンテナ基板をモデル化した解析モデルにおいて、電磁界シミュレータによりストリップ導体に高周波信号を入力した場合の反射損をシミュレーションした結果を図3に示す。図3において、実線で示したグラフが本発明のアンテナ基板による解析モデルの反射損であり、破線で示したグラフが従来のアンテナ基板による解析モデルの反射損である。図3において、ハッチングを入れた領域内が要求される特性領域を示している。57GHz〜66GHzの周波数帯域において反射損−10dB以下が要求される。図3から明らかなように、従来のアンテナ基板による解析モデルでは、アンテナ基板に要求される反射損−10dB以下の帯域が約60〜64GHzの狭い帯域であるのに対し、本発明のアンテナ基板による解析モデルでは、反射損−10dB以下の帯域が約56.5〜67GHzと広い帯域であることが分かる。
なお、本発明のアンテナ基板による解析モデルにおいては、図1における誘電体層1a〜1eの比誘電率を3.35とした。誘電体層1a,1bおよび1d,1eの厚みをそれぞれ50μm、誘電体層1cの厚みを100μmとした。ストリップ導体3、接地導体層2、パッチ導体4a〜4cおよび7は、銅により形成したものとし、その厚みをそれぞれ18μmとした。ストリップ導体3は、幅を85μm、長さを3mmとし、誘電体層1aと1bとの間を誘電体基板1の外周縁から中央部に向けて一方向に延在し、終端部3aが誘電体基板1の中央部に位置するように配置した。ストリップ導体3の終端部3aに直径が180μmの円形のランドパターンを設けた。
第1のパッチ導体4aは、ストリップ導体3の延在方向に平行な縦辺を1mm、これに直角な横辺を1.1mmとした。第1のパッチ導体4aとストリップ導体3の終端部3aに設けたランドパターンとを直径が90μmの円柱状の貫通導体5,6により接続した。貫通導体5の接続位置は、第1のパッチ導体4aにおける2つの縦辺の間の中央で、ストリップ導体3が延在してきた側の横辺から150μmの位置に貫通導体5の中心がくる位置とした。貫通導体5,6は、銅により形成したものとした。
第2のパッチ導体4bは、ストリップ導体3の延在方向に平行な縦辺を1.1mm、これに直角な横辺を1.4mmとした。第2のパッチ導体4bは、その中心の位置が第1のパッチ導体4aの中心の位置に重なるように配設した。
第3のパッチ導体4cは、ストリップ導体3の延在方向に平行な縦辺を1.1mm、これに直角な横辺を1.6mmとした。第3のパッチ導体4cは、その中心の位置が第2のパッチ導体4bの中心の位置に重なるように配設した。
補助パッチ導体7は、ストリップ導体3の延在方向に平行な縦辺を1.1mm、これに直角な横辺を0.5mmとした。補助パッチ導体7は、その縦辺が第3のパッチ導体4cの縦辺の真横に並ぶようにして、第3のパッチ導体4cにおける長辺方向の両側に1個ずつ設けた。第3のパッチ導体4cと補助パッチ導体7との間隔は、0.3mmとした。
また、従来のアンテナ基板による解析モデルは、上述の本発明のアンテナ基板による解析モデルにおいて補助パッチ導体7を設けない以外は、全て同じとしたモデルを用いた。
なお、本発明は、上述の実施形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変更は可能であり、例えば上述の実施の形態例では、誘電体基板1が誘電体層1a〜1eの5層で構成されているとともに、パッチ導体4が第1のパッチ導体4aと第2のパッチ導体4bと第3のパッチ導体4cとの3層で構成されていたが、図4(a),(b)に示すように、誘電体基板1を誘電体層1a〜1cの3層で構成するとともに、パッチ導体4を、第1のパッチ導体4aと第2のパッチ導体4bの2層で構成し、第2のパッチ導体4bにおける第1の方向と直交する方向の両側に第1のパッチ導体4aが形成された位置にかぶさらないように、直流的に独立した補助パッチ導体7を配置してもよい。この場合であっても、パッチ導体4a,4bを介して高周波信号に対応する電磁波を放射する場合に、下側のパッチ導体4aから上側のパッチ導体4bの外周縁に沿って順次拡がるように電磁波が放射されるとともに第2のパッチ導体4bと補助パッチ導体7との間および補助パッチ導体7の端部を介して複合的な共振が起こり放射されるので、第1,第2のパッチ導体4a,4bおよび補助パッチ導体7を介して放射される高周波信号の周波数帯域を57〜66GHzの範囲をカバーする広いものとすることができる。
さらにまた、図7に示すように、補助パッチ導体7を第3のパッチ導体4cに対して第1の方向に偏倚して配置してもよい。この場合、第1〜第3のパッチ導体4a〜4cおよび補助パッチ導体7を介して放射される高周波信号の周波数帯域を更に広いものとすることができる。なお、このような補助パッチ導体7の第1の方向への偏倚は、図4(a),(b)に示したアンテナ基板に適用しても良いことは言うまでもない。
1a〜1e 誘電体層
2 接地導体
3 ストリップ導体
3a ストリップ導体の終端部
4 パッチ導体
4a 第1のパッチ導体
4b 第2のパッチ導体
4c 第3のパッチ導体
7 補助パッチ導体

Claims (4)

  1. 第1の誘電体層と、該第1の誘電体層の上面に、終端部を有するよう配置されており、該終端部に向けて第1の方向に延在する帯状のストリップ導体と、前記第1の誘電体層の下面側に配置されたシールド用の接地導体層と、前記第1の誘電体層および前記ストリップ導体の上面側に積層された第2の誘電体層と、該第2の誘電体層の上面に前記終端部の位置にかぶさるように配置された第1のパッチ導体と、前記第2の誘電体層を貫通して前記終端部と前記第1のパッチ導体とを接続する貫通導体と、前記第2の誘電体層および第1のパッチ導体上に積層された第3の誘電体層と、該第3の誘電体層の上面に、前記第1のパッチ導体が形成された位置に少なくとも一部がかぶさるように配置されており、直流的に独立した第2のパッチ導体と、前記第3の誘電体層および第2のパッチ導体上に積層された第4の誘電体層と、該第4の誘電体層の上面に、前記第2のパッチ導体が形成された位置に少なくとも一部がかぶさるように配置されており、直流的に独立した第3のパッチ導体とを備えて成るアンテナ基板であって、前記第4の誘電体層の上面に、前記第3のパッチ導体における前記第1の方向と直交する方向の両側に前記第1のパッチ導体および第2のパッチ導体が形成された位置にかぶさらないように配置されており、直流的に独立した補助パッチ導体を備えることを特徴とするアンテナ基板。
  2. 第1の誘電体層と、該第1の誘電体層の上面に、終端部を有するように配置されており、該終端部に向けて第1の方向に延在する帯状のストリップ導体と、前記第1の誘電体層の下面側に配置されたシールド用の接地導体層と、前記第1の誘電体層および前記ストリップ導体の上面側に積層された第2の誘電体層と、該第2の誘電体層の上面に前記終端部の位置にかぶさるように配置された第1のパッチ導体と、前記第2の誘電体層を貫通して前記終端部と前記第1のパッチ導体とを接続する貫通導体と、前記第2の誘電体層および第1のパッチ導体上に積層された第3の誘電体層と、該第3の誘電体層の上面に、前記第1のパッチ導体が形成された位置に少なくとも一部がかぶさるように配置されており、直流的に独立した第2のパッチ導体とを備えて成るアンテナ基板であって、前記第3の誘電体層の上面に、前記第2のパッチ導体における前記第1の方向と直交する方向の両側に前記第1のパッチ導体が形成された位置にかぶさらないように配置されており、直流的に独立した補助パッチ導体を備えることを特徴とするアンテナ基板。
  3. 前記補助パッチ導体が前記第3のパッチ導体に対して前記第1の方向に偏倚して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ基板。
  4. 前記補助パッチ導体が前記第2のパッチ導体に対して前記第1の方向に偏倚して配置されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ基板。
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