JP2015091125A - アプリケーションインターフェイスを将来のアプリケーション用に拡張するための方法 - Google Patents

アプリケーションインターフェイスを将来のアプリケーション用に拡張するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末において、新しいサービスをサポートするために、第三者アプリケーションが既存のプロトコルスタックを活用することを許す仕組みを提供する。
【解決手段】携帯端末上のセッション・イニシエーション・プロトコル・セッションがタグ付けされ、タグ付けに従って、該セッションが特定のアプリケーションに関連付られ、SIPセッションのためのSIPメッセージは、特定のアプリケーションに関連付られ810、ルーティングされる。ユーザ端末間の同じ接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき(820:はい)、コンジットマネージャは、セッションを特定のアプリケーションとマッチングする830。レガシーリッチ通信サービスアプリケーションを意図するSIPメッセージは、当該レガシーRCSアプリケーションにルーティングされ、すべての残りのメッセージは、コンジットマネージャにルーティングされる850。
【選択図】図8

Description

本特許出願は、アプリケーションインターフェイスを将来のアプリケーション用に拡張するための方法に関し、より具体的には、携帯端末上のセッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)セッションにタグ付けし、該SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付け、該タグ付けに従って、該SIPセッションのためのSIPメッセージが特定のアプリケーションに関連付られ、ルーティングされる。
携帯サービスプロバイダーは、携帯通信アソシエーションのためのグローバルシステム(GSMA)リッチ通信サービス(RCS)仕様書において予め定義されたサービスに、新しい第三者アプリケーションサービスを追加することに興味を持っている。RCS拡張(RCS e)仕様書は、新しいサービスのためのサポートをアナウンスをするために第三者が能力メッセージ中に置けるタグを定義することにより、新しいサービスを発見するための仕組みを提供している。しかし、GSMA仕様書は、これらの新しいサービスをサポートするために、第三者アプリケーションが既存のプロトコルスタックを活用することを許す仕組みを提供していない。
携帯端末において、新しいサービスをサポートするために、第三者アプリケーションが既存のプロトコルスタックを活用することを許す仕組みが開示される。
該仕組みは、セッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)メッセージを、異なるユーザ端末上で実行される特定のアプリケーションと関連付ける方法を含む。該方法は、SIPセッションにタグ付して、該SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付けるステップと、タグ付けに従って、該SIPセッションのためのSIPメッセージを特定のアプリケーションに関連付けるステップと、を含む。
上記方法はさらに、SIPのヘッダにおける既存の要素を修正することにより、SIPセッションにタグ付けし、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップと、SIPのヘッダに新しい要素を追加することにより、SIPセッションにタグ付けし、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップと、SIPプロトコルに新しい方法を追加することにより、SIPセッションにタグ付けし、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップと、SIPによってネゴーシエイトされるセッション記述プロトコル(SDP)パラメータに新しい要素を追加することにより、SIPセッションにタグ付けし、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップと、SIPセッションのSDPパラメータをネゴーシエイトするときにSDPパラメータの既存の要素を修正することにより、SIPセッションにタグ付けし、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップであり、SIPによってネゴーシエイトされるSDPパラメータの既存の要素を修正するステップは、SIPセッションのSDPパラメータをネゴーシエイトするときに特定のアプリケーションをセッション名として特定することを含み得るタグ付けステップと、そして/または、新しいコンジットを開始するときにSDPパラメータセクションにおける新しいデータまたはメディアタイプを記述する追加パラメータを供給することにより、または、既存のコンジットに新しいメディアデータタイプを追加することにより、予め定義されたリッチ通信サービス(RCS)データトランザクションの1つではない、新しいデータまたはメディアタイプを追加することにより、(SIPセッションにタグ付けし、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップと)、を含み得る。
上記方法はさらに、ユーザ端末間で同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるときに、SIPセッションを特定のアプリケーションにマッチングさせるコンジット・マネージャを利用するステップを含み得る。
上記方法はさらに、SIPセッションマネージャを追加することによりレガシー(legacy)RCSアプリケーションを修正する修正ステップであり、該SIPセッションマネージャは、各SIPセッションをチェックして、SIPメッセージがレガシーRCSアプリケーションを意図するか否かを決定し、レガシーRCSアプリケーションを意図するSIPメッセージをそのレガシーRCSアプリケーションにルーティングし、すべての残りのSIPメッセージをコンジットマネージャにルーティングする、修正ステップを含み得る。
上記方法はさらに、予め定義されたRCSデータトランザクションの1つではない新しいデータまたはメディアタイプを追加する追加ステップであり、新しいコンジットを開始するとき、または、既存のコンジットに新しいメディアデータタイプを追加するときに、SDPパラメータセクションにおいて新しいデータまたはメディアタイプを記述する追加のパラメータを供給することにより追加する追加ステップを含み得る。
上記方法はさらに、各アプリケーションがRCSサービスにアクセスするための有効な許可を持つことによりユーザ端末を不要なアプリケーションから守るステップを含み得る。
本発明の、これらの、そして他の目的は、以下の、さまざまな図面において示される好適な実施形態の詳細な説明を読んだ後の当業者には確実に明らかになるであろう。
2つのそれぞれの端末上の現在のアプリケーションが、どのようにお互いに通信するかのモデルを示す図である。
コンジットが、どのように2つの異なるエンドポイント上のアプリケーション間の通信インターフェイスを提供するかのモデルを示す図である。
1つの端末上のアプリケーションが別の端末についての成功セッションを開始する処理を示すコールフロー図である。
1つの端末上のアプリケーションが別の端末についての不成功セッションを開始する処理を示すコールフロー図である。
2つのアプリケーションが、どのようにRCSにとってコアではない新しいメディアタイプを共有するかの例を示すコールフロー図である。
各コンジットを指定されたアプリケーションにマッチングするコンジットマネージャを利用して同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションを示す図である。
更新されたSIPセッションマネージャと新しいアプリケーションとの中間にあるコンジットマネージャの追加を示す図である。
セッションにタグ付けするために、SIPヘッダを修正するステップの例示のフローである。
セッションにタグ付けするために、新しい方法をSIPプロトコルに追加するステップの例示のフローである。
セッションにタグ付けするために、SIPセッションのSDPパラメータをネゴーシエイトするときにSDPパラメータを修正するステップの例示のフローである。
セッションにタグ付けするために、SIPによってネゴーシエイトされるSDPパラメータに新しい要素を追加する、および/または、既存のSDPパラメータを修正する、ステップの例示のフローである。
ユーザ端末を不要なRCSアプリケーションから守るステップの例示のフローである。
新しいサービスをサポートするために、第三者アプリケーションが既存のプロトコルスタックを活用することを許す仕組みが開示される。
そのような仕組みのための要求仕様は以下のものを含む:
1.アプリケーションは、同じ、下にあるセッションイニシエーションプロトコル(SIP)プロトコルスタックを共有することができる。
2.アプリケーションデータは、排他的にそれぞれのアプリケーションのために指定されることができる。
3.1つのアプリケーションのためのデータおよびプロトコルは、他のアプリケーションによるアクセスから保護されなければならない。これは、敏感なコアプロトコルのためには特に重要である。
4.標準RCS機能のために下にあるプロトコルをアプリケーション開発者が知る必要がないように、ハイレベルなアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)が利用可能でなければならない。そして、そのようなAPIは開発者コミュニティーにとって採用しやすくなくてはならない。
5.さらに、既存のRCSアプリケーションに対する変更は最小化されなければならない。
プライベートSIPスタック
1つのアプローチにおいて、すべてのアプリケーションは独自のSIPスタックを有する。すべてのアプリケーションは、独自のSIPスタックをインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)サーバに登録する。したがって、もし端末が、ボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)のための独立したアプリケーションを持ち、インスタントメッセージ(IM)のための別のアプリケーションを持つならば、端末にとって2つの登録があるであろう。サービスプロバイダーは、1つの端末に対して複数の登録をサポートするIMSサーバをサポートしたくないので、このアプローチは多くのネットワークにとって受け入れられるものではないであろう。このアプローチは、上記リストアップされた最初の3つの要求仕様のいずれも満たさない。
SIPスタックの共有
GSMAワーキンググループは1つの解決案をGSMAに提案した。彼らのアプローチは、SIPプロトコルへの直接アクセスを与えるAPIを提供することである。これは、上記リストアップされた最初の要求仕様、すなわち、複数のアプリケーションが同じSIPプロトコルを共有することを許すこと、を満たす。しかしながら、他の同じくらい重要な要求仕様を満たさない:
1.SIPスタックは、新しい着信セッションおよびその内容が特定のアプリケーションを意図するものであることを携帯端末に通知する方法を持たない。(すなわち、上記要求仕様の2.を満たさない。)
2.すべてのアプリケーションが、SIPスタックに対する同じアクセスを持つので、第三者アプリケーションは、より安全なアプリケーションを意図したデータまたは制御を操作できてしまう(すなわち、上記要求仕様の3.を満たさない)。
3.アプリケーション開発者はSIPを完全に理解しなければならない。これは、より長い開発、統合およびテスト回数につながる(すなわち、上記要求仕様の4番目を満たさない)。
4.すでに多くのSIP APIが使用されており、それらのAPIのために多くのアプリケーションが開発されている。産業界全体を説得して、単一のAPIを採用し、かれらのアプリケーションをこの新しいAPIに移植させることは難しいであろう(すなわち、上記の第5番目の要求仕様を満たさない)。
RCSは多くのユーザ活動を定義している(例、音声通話、IM)。RCS標準は、SIPが、これらの活動をサポートするセッションを管理することを要求する。各活動は予め定義された特性の組を備えている。SIPは、セッションのエンドポイントが、これらの特性をネゴーシエイトすることを許す。例えば、音声通話は、エンドポイントが、コーデック種別やビデオフレームレート等の、音声およびビデオストリームの特性をネゴーシエイトすることを要求する。
ユーザ(アプリケーション)セッション(例、ビデオ通話、IM会話)は、1以上のSIPセッションで構成され得る。音声通話にとって、ユーザ(アプリケーション)セッションは、SIPセッションに丁度一致する。SIPセッションが終了するとき、通話は終了する。IMにおいては、ユーザアプリケーションセッション(会話)は、多くの、シーケンシャルな、そしてオーバーラップする可能性のある、SIPセッションで構成され得る。
図1は、それぞれの端末AおよびB上の現在のアプリケーション110が、どのようにお互いに通信するかのモデル100を示す。端末AおよびBのそれぞれは、アプリケーション110、SIPスタック120、およびインターネットプロトコル(IP)スタック130を含む。アプリケーション110は、IP接続150上で管理されるSIPセッション140を使用して、互いに通信する。
コンジット
アプリケーション間の通信は、しばしばユーザまたはアプリケーションセッションとして参照される。ユーザセッションとSIPセッションとを区別するために、2つのエンドポイント間の仮想ユーザ(アプリケーション)セッションの概念が、コンジットとして導入される。
図2は、コンジット260が、どのように2つの異なるエンドポイント(端末A上の1つのエンドポイントと端末B上の別のエンドポイント)上のアプリケーション210間の通信インターフェイスを提供するかのモデル200を示す。端末AおよびBのそれぞれは、アプリケーション210、SIPスタック220、およびIPスタック230を含む。コンジット260は、下にあるIP接続250を管理するSIPセッション240を管理する。
コンジットは、2つの特定のアプリケーション間の通信を管理する。例えば、ビデオ通話コンジットは、2つのビデオ通話アプリケーション間の通信を管理する。コンジットを受信する各端末が、意図されたアプリケーションを知るために、各コンジットは、意図されたアプリケーションを識別する情報を含む。この情報は、SIPプロトコルを使用して、コンジットエンドポイント間で運ばれる。
この情報をSIPが運ぶにはいくつかの方法がある:
1.SIPヘッダにおける既存の要素を修正する。
2.SIPヘッダに新しい要素を追加する。
3.SIPプロトコルに新しい方法を追加する。
4.SIPによってネゴーシエイトされるセッション記述プロトコル(SDP)パラメータに新しい要素を追加する。
5.既存のSDPパラメータを修正する。
上記方法1−5のいずれも、必要なアプリケーション情報を提供するであろう。しかしながら、選択されるアプローチは、SIPスタックまたはその使用方法に対して大きな変更を要求しないことが好ましい。既存のプロトコルおよびアプリケーションソフトウェアに対して最小量の変更を要求するアプローチは、既存のSDPパラメータを修正することである。このアプローチを使用することは、SIPスタック、または、それがどのようにSDPパラメータをネゴーシエイトするかに対していかなる変更も要求しない。これについては、後でより詳しく説明する。
コンジットを使用したRCSデータトランザクション
RCSアプリケーションによって使用されるデータトランザクションは、以下のタイプの1つに分類される。
1.リアルタイムデータストリーミング
2.ショートメッセージ
3.ファイル転送
さらに、RCSは、データストリーミングの2つのタイプを定義する:音声およびビデオ。
これらの標準トランザクションはRCSにおけるコアアプリケーションを形成する。
1.音声通話は、リアルタイム音声ストリーミングを使用する。
2.ビデオ通話は、リアルタイム音声ストリーミングとリアルタイムビデオストリーミングの両方を使用する。
3.ショートメッセージサービス(SMS)とIMは、ショートメッセージとファイル転送を使用する。
4.ファイル転送はファイル転送を使用する。
5.コンテンツ共有は、リアルタイムビデオストリーミングとファイル転送を使用する。
これらのトランザクションは一般的にアプリケーションにグループ分けされる。例えば、音声およびビデオストリーミングは、コールマネージャアプリケーションによって管理される。1つの端末上でこれらのトランザクションを管理する1つのアプリケーションは、別の端末上のそのピア(peer)と、コンジットを使用して通信する。
コンジットは、以下に示されるように、新しいアプリケーションおよび新しいタイプのデータを扱うように拡張されることができる。
新しいアプリケーションのためのコンジットの拡張
RCSアプリケーションに対する現在のアプローチにおいては、アプリケーションは、アプリケーションが使用するデータのタイプによって定義される。このアプローチを使用して、音声およびビデオストリーミングは、コールマネージャアプリケーションによって管理される。コールマネージャアプリケーションを示すものとして、ショートテキストメッセージが、メッセージアプリケーションによって扱われる。
このアプローチに伴う1つの問題は、新しいアプリケーションは、既存のアプリケーションによって既に使用されているデータトランザクションと同じデータトランザクションを使用することができないということである。例えば、チェスアプリケーションは、その動きを通信するためにショートメッセージを使用することができない。現在のモデルにおいては、新しいアプリケーションは、自身のプロトコルおよび自身の新しいデータタイプ、およびRCSサーバとの別の登録を作らなければならない。代替的に、新しいアプリケーションは、既存のメッセージアプリケーションとすべてのメッセージを共有し、すべての他のアプリケーションのためのSIPスタックへの完全なアクセスを持つように、信頼されなければならない。これらの2つのアプローチの制限事項は、前のセクションにおいて議論されている。
コンジットを使用することにより、複数のアプリケーションは、安全に、同じデータトランザクションを共有することができる。必要に応じて、新しいデータトランザクションですら追加することができる。以下のセクションンでは、いかに新しいアプリケーションを追加することができるかを説明する。
既存のデータトランザクションを使用した新しいアプリケーション
新しいアプリケーションは、独立したコンジットを生成することにより、同じタイプのトランザクションを共有することができる。例えば、1つのチェスのゲームのために1つの特定のIMコンジットが生成される。意図されたアプリケーションを、コンジットの両側が知るために、コンジットの下にあるプロトコルは、コンジットの意図するアプリケーションを通信しなければならない。
コンジットのための意図するアプリケーションを通信するための好ましい1つの方法は、上述したように、SIP招待のSDPセクションにおける既存のフィールド:セッション名を使用することである。セッション名は、必須のフィールドであるが、SIPセッションのセッション記述パラメータをネゴーシエイトするときに、現在は使用されていない。音声/ビデオ通話、IM、等の既存のアプリケーションは、現在しているとおりに:単一のスペースを用いて埋めて、セッション名を設定できる。新しいアプリケーションは、能力交換を実行するために使用されるタグを用いて、セッション名を設定することができる。このようにSIPセッションにタグを付けることにより、コンジットは、SIPセッションデータを指定されたアプリケーションに向けることができる。
能力を交換するためのRCSの仕様書がすでにある。メディアタイプをアプリケーション間で共有するために、セッションが特定のアプリケーションに関連付けられていることをシグナリングする1つの提案がここでは概説されている。これは、アプリケーションをセッション名として特定することによって行われる。
以下の例は、チェスアプリケーションを特定する新しいセッション名を追加することにより、メディアセクションを拡張している。
s=chess_application_tag
m=audio 49170 RTP/AVP 0
m=message 9 TCP/MSRP *
もし、アプリケーションが新しいストリームデータタイプを持つならば、それは、以下のようなメディアセクションを使用することにより追加することができる。
s=my_game_tag
m=audio 49170 RTP/AVP 0
m=game.stream 51002 RTP/GP 0
このテクニックは、以下の例によって示される。
アプリケーション開発者は、チェス盤上の動きを伝えるために2人のプレーヤー間で通信される単純なショートメッセージを必要とする新しいチェスゲームを追加することを望む。IMおよびSMSのためのメッセージアプリケーションによって使用されるショートメッセージは、チェスの動きを通信するために使用されることができる。しかしながら、チェスの動きは、メッセージアプリケーションにおいて現れてはならない。これは、以下のようにチェスアプリケーションのための新しいコンジットを生成することによって達成することができる。
ユーザが、特定のユーザとのチェスセッションを開始することを望むとき、アプリケーションは、チェスゲームのためのコンジットを要求する。プロトコルエンジンは、そのユーザの端末がチェス能力をサポートするかをGSMAのRCS−e仕様書に従ってチェックする。もし遠隔の端末がチェス能力をサポートするならば、プロトコルエンジンは、SIPセッションを開始する。SDP記述は、そのSIPセッションがチェスアプリケーションのためであることを示すセッション名を提供する。
遠隔の端末は、チェスアプリケーションのSDPセッション名を伴うSIP招待(SIP invitation)を受信する。遠隔の端末上のプロトコルエンジンは、リスナー(listeners)に、着信チェスコンジットが受信されたことを通知する。チェスアプリケーションは該通知を受信する。これによりユーザは新しいコンジットを受け付けるオプションを与えられる。もし、ユーザがコンジットを受け付けるならば、アプリケーションは、ショートメッセージを用いてゲームを開始する。これらのメッセージはチェスゲームのために指定されているので、メッセージアプリケーションにおいては現れない。
チェスアプリケーションのアイディアはさらに、端末間の音声会話をサポートするために拡張されることができる。必要とされているのは、コンジットに音声メディアを追加することです。下にあるプロトコルエンジンは、音声通話をネゴーシエイトするであろう。音声通話はすでにコアRCS機能としてサポートされているので、音声エンジンは、このコンジットにおいて、音声通話と全く同じように管理されることができる。
上述のコンジットを使用するアプローチを使用することで、第三者アプリケーションのためにリストアップされた上記要求仕様のすべては満足される。対照的に、GSMA作業グループの提案は、先程リストアップされた要求仕様のうち、最初の要求仕様以外のすべての要求仕様を満たさないであろう。
アンドロイドオペレーションシステム(OS)の初期のバージョンは、異なるアプリケーションで横断的にメッセージを共有する方法:順序付けられたブロードキャスト手法を提供していた。順序付けられたブロードキャストを使用するために、各アプリケーションは、特定の優先度を持つ特定のブロードキャスト意図を聴くために登録する。この意図に対してメッセージが利用可能であるとき、各アプリケーションは、要求優先度に基づいて通知される。優先度の鎖におけるいかなるアプリケーションは、そのメッセージを消費することができ、より低い優先度のアプリケーションがそのメッセージを受信することを防ぐことができる。これは、致命的なセキュリティ上の欠陥であることがわかった。この欠陥は、1つのアプリケーションだけにSMSメッセージを受信することを許すアンドロイド4.4(キットカット(Kit Kat))において対応された。このアプリケーションはユーザによって選択されることができる。この更新により、メッセージはもはや異なるアプリケーションによって共有されない。
コンジットの成功、および、不成功ネゴーシエイションを示す2つのコールフローが、チェスゲームの例のためにここで提供される。以下のアプリケーションフローは、2つのクライアントが接続され登録されていることを想定している。
成功セッションネゴーシエイション
図3は、1つの端末上のアプリケーションが別の端末についての成功セッションを開始する処理を示すコールフロー図であり、図3において示された同じステップ番号に対応するステップ番号が付されている。
1.標準的なディスカバリーの仕組みを使用して、離れた相手の能力を得る。
2.アプリケーションは、コンジットマネージャに要求して、特定のユーザの遠隔の能力を得る。
3.コンジットマネージャはIMSコアに要求をする。
4.IMSコアは、その要求を、遠隔のクライアント上で実行されているコンジットマネージャに中継する。
5.コンジットマネージャは、クライアントBの能力を用いて要求に対して応答する。
6.IMSコアは、応答をクライアントAに中継する。
7.コンジットマネージャはアプリケーションに、能力が受信されたことを通知する。
8.もしユーザBがこのアプリケーションをサポートする能力を持つならば、新しいセッションが開始される。
9.アプリケーションは、新しいコンジットを、適用可能なメディアとともに生成する。
10.コンジットマネージャは、招待(invite)を送信することによりセッションを開始する。
11.IMSコアは、招待をユーザBに中継する。
12.IMSコアは、招待が送信されたことをSIP TRYING応答を用いてユーザAに知らせる。
13.コンジットマネージャは、特定のアプリーケーションのための新しい着信コンジットがあったことをアプリケーションに知らせる。
14.アプリケーションはコンジットを受け付ける。
15.端末B上のコンジットマネージャは、OK応答で応答する。
16.IMSコアは、その応答を端末Aに中継する。
17.端末Aは、端末BへのACKを返す。
18.IMSコアは、そのACKを端末Bに中継する。
19.コンジットマネージャはアプリケーションに、コンジットは今や有効であり、メディアは交換することができることを合図する。
不成功なSDPネゴーシエイション
図4は、1つの端末上のアプリケーションが別の端末についての不成功セッションを開始する処理を示すコールフロー図であり、図4において示された同じステップ番号に対応するステップ番号が付されている。この例示のコールフローにおいて、クライアントは成功裏に能力を交換する。クライアントBは、SDPメッセージを受け付けない。これがクライアントAによって検出され、セッションは終了する。
1.標準的なディスカバリーの仕組みを使用して、離れた相手の能力を得る。
2.アプリケーションは、コンジットマネージャに要求して、特定のユーザの遠隔の能力を得る。
3.コンジットマネージャはIMSコアに要求をする。
4.IMSコアは、その要求を、遠隔のクライアント上で実行されているコンジットマネージャに中継する。
5.コンジットマネージャは、クライアントBの能力を用いて要求に対して応答する。
6.IMSコアは、応答をクライアントAに中継する。
7.コンジットマネージャはアプリケーションに、能力が受信されたことを通知する。
8.もしユーザBがこのアプリケーションをサポートする能力を持つならば、新しいセッションが開始される。
9.アプリケーションは、新しいコンジットを、適用可能なメディアとともに生成する。
この新しいメディアは、SDPメディアおよび属性として記述される。
10.コンジットマネージャは、招待(invite)を送信することによりセッションを開始する。
この招待は、新しいメディアによって要求されるいかなる標準メディアの記述を含む。
11.IMSコアは、招待をユーザBに中継する。
12.IMSコアは、招待が送信されたことをSIP TRYING応答を用いてユーザAに知らせる。
13.コンジットマネージャは、特定のアプリーケーションのための新しい着信コンジットがあったことをアプリケーションに知らせる。
14.アプリケーションはコンジットを受け付ける。
15.端末B上のコンジットマネージャは、OK応答で応答する。
サポートされるメディアにおける不整合のため、クライアントBの応答は、新しいメディアの記述を含まない。
16.IMSコアは、その応答を端末Aに中継する。
17.端末Aは、端末BへのACKを返す。
18.IMSコアは、そのACKを端末Bに中継する。
19.コンジットマネージャはアプリケーションに、コンジットは今や有効であり、メディアは交換することができることを合図する。
20.アプリケーションは応答を解析し、新しいメディアは受け付けられなかったことを知る。
21.アプリケーションはコンジットを終了する。
22.コンジットマネージャは、メディアは受け付けられなかったという理由とともにBYEメッセージを送信する。
23.IMSコアは、このメッセージをクライアントBに中継する。
24.クライアントB上のコンジットマネージャは、コンジットが終了したことをアプリケーションに知らせる。
25.コンジットマネージャは、SIP OK応答とともにBYEメッセージを確認する。
26.IMSコアは、そのメッセージを中継する。
27.コンジットが終了する。
新しいデータトランザクションタイプのためにコンジットを拡張する
アプリケーション間で標準のRCSデータトランザクションを共有することに加えて、アプリケーションは、RCSにとってコアではない新しいタイプのデータを導入することができる。この場合、アプリケーションは、この新しいタイプのストリームを管理することが要求される。コンジットインターフェイスは、ストリームの拡張可能な記述を伴う新しいデータストリーミングメディアタイプを許す。これは、SDPセクションのために新しいメディアタイプを記述する追加のパラメータを、アプリケーションに供給させることによって達成できる。これらのパラメータは、新しいコンジットを開始するとき、または、新しいメディアデータタイプを既存のコンジットに追加するときに使用することができる。
遠隔の相手が、新しいストリーミングデータタイプの記述を必要とする新しいコンジットを生成するとき、コンジットは、このメディアのためにアプリケーションに対してパラメータを報告する。
このアプローチは、プロトコルエンジンの修正を必要とすることなく、または、直接SIPスタックにアクセスすることを必要とすることなく、新しいタイプのストリーミングデータをアプリケーションがサポートすることを許す。
図5は、2つのアプリケーションが、RCSにとってコアではない新しいメディアタイプをどのように共有することができるかの例を示すコールフロー図であり、図5において示された同じステップ番号に対応するステップ番号が付されている。
1.標準的なディスカバリーの仕組みを使用して、離れた相手の能力を得る。
2.アプリケーションは、コンジットマネージャに要求して、特定のユーザの遠隔の能力を得る。
3.コンジットマネージャはIMSコアに要求をする。
4.IMSコアは、その要求を、遠隔のクライアント上で実行されているCSIに中継する。
5.コンジットマネージャは、クライアントBの能力を用いて要求に対して応答する。
6.IMSコアは、応答をクライアントAに中継する。
7.コンジットマネージャはアプリケーションに、能力が受信されたことを通知する。
8.もしユーザBがこのアプリケーションをサポートする能力を持つならば、新しいセッションが開始される。
9.アプリケーションは、新しいコンジットを、適用可能なメディアとともに生成する。
このコンジットを生成するとき、新しいメディアタイプが記述される。
10.コンジットマネージャは、招待(invite)を送信することによりセッションを開始する。
招待は、新しいメディアタイプの記述を含む。
11.IMSコアは、招待をユーザBに中継する。
12.IMSコアは、招待が送信されたことをSIP TRYING応答を用いてユーザAに知らせる。
13.コンジットマネージャは、特定のアプリーケーションのための新しい着信コンジットがあったことをアプリケーションに知らせる。
14.アプリケーションはコンジットを受け付ける。
15.端末B上のコンジットマネージャは、OK応答で応答する。
16.IMSコアは、その応答を端末Aに中継する。
17.端末Aは、端末BへのACKを返す。
18.IMSコアは、そのACKを端末Bに中継する。
19.コンジットマネージャはアプリケーションに、コンジットは今や有効であり、メディアは交換することができることを合図する。
20.今やクライアントAは新しいタイプに基づいてメディアをクライアントBに送信することができる。
複数のアプリケーションをコンジットを用いてサポートする
前のセクションは、アプリケーションを異なるデータタイプに関連付けるために、どのようにコンジットが使用できるかを示した。同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき、図6において示されるように、各コンジットを指定されたアプリケーションとマッチさせるためにコンジットマネージャが追加される。端末A、B、およびCのそれぞれは、少なくとも、1つのアプリケーション360、および/または、370、コンジットマネージャ310、SIPスタック320、およびIPスタック330を備える。明らかに、図6は、クレームの範囲から逸脱することなく、いかなる数の端末、コンジット、および/または、アプリケーションに適用することができる1つの例に過ぎない。
図6において、端末Aのユーザは、端末Bのユーザを相手にチェス370をしており、同時に、端末Bのそのユーザにメッセージング360をしている。コンジットマネージャ310は、それらの端末AおよびB上の、チェスアプリケーション370間のチェスコンジット365、および、IMアプリケーション360間のIMコンジット355を提供し維持する。もし、端末Bのユーザがまた、端末C上のユーザとIM会話を持つならば、端末B上のコンジットマネージャ310は、端末BおよびC上のIMアプリケーション360間のIMコンジット350を提供し維持するであろう。
レガシーRCSアプリケーションに新しいアプリケーションを追加する
これまで、どのように複数のアプリケーションがコンジットを使用して単一のSIPスタック上でサポートされることができるかが示されてきた。しかし、既存のRCSアプリケーションとSIPアプリケーションが既に大量に存在する。コンジットを使用するメリットの1つは、(コンジットを使用しない)レガシーRCSおよびSIPアプリケーションが、コンジットをサポートするアプリケーションと相互運用することができることである。さらに、レガシーアプリケーションへの影響が最小限またはゼロで、新しいアプリケーションをレガシーSIPアプリケーションに追加することができる。その詳細は、以下のセクションで提供される。
(コンジットをサポートしない)レガシーアプリケーションと相互運用する
もし、RCSアプリケーションがコンジットをサポートしないならば、端末は、端末がサポートするコアRCSアプリケーションに限定される。そのような端末に対して遠隔の端末が、サポートされないアプリケーションとのセッションの生成を要求するとき、能力発見は、そのような要求を拒否するである。しかし、レガシーRCSアプリケーションからの要求は、レガシーアプリケーションあるいは下にあるSIPスタックにいかなる修正をすることなく、受け付けられ、正しく機能するであろう。
既存のアプリケーションにコンジットサポートを追加するために、SIPセッションを管理するSIPアプリケーションの部分は、新しいSIPセッションマネージャを含むように修正できる。セッションマネージャは、意図されたアプリケーションのための各セッションをチェックする。レガシーRCSデータトランザクションのためのセッション名は空(未使用)のままとなっているであろう。レガシーRCSアプリケーションのためのすべてのセッションは、SIPセッションマネージャによってRCSアプリケーションにルーティングされるであろう。残りのセッションは、コンジットマネージャにルーティングされるであろう。図7は、更新されたSIPセッションマネージャ415と新しいアプリケーションとの中間にあるコンジットマネージャ410の追加400を示しており、第三者アプリケーションをサポートするために使用することができる。
図7の左側は、古いアプリケーション、RCSアプリケーション450、SIPセッションマネージャ412、SIPスタック420、およびIPスタック430を含む端末を示している。図7の左側の端末は、図7の右側の端末において示されているように、修正して、レガシーアプリケーションにコンジットサポートを追加することができる。図7の右側の端末は、新しいアプリケーション455、RCSアプリケーション450、コンジットマネージャ410、更新されたSIPセッションマネージャ415、SIPスタック420、およびIPスタック430を含む。
コンジットマネージャ410の追加にともなって、もともとのSIPセッションマネージャインターフェイス412は保たれる。これは、既存のRCSアプリケーション450は、いかなる変更もなく動作し続けるであろうことを意味している。しかし、新しいアプリケーション455は、コンジットマネージャ410によって供給されるソフトウェアインターフェイスを使用しなければならない。これにより、新しいアプリケーション455は、レガシーアプリケーションと同じSIPスタック430と登録を共有することが許される。
コンジットを使用する代替:もし、アプリケーション開発者が、新しいアプリケーションのためにコンジットを使用することを望まないならば、新しいアプリケーションはそれでもそのようなアプリケーションと同じSIP接続およびソフトウェアスタックを共有することができる。これは、コンジット機能に置き換わるアプリケーションインターフェイスを提供することによって達成される。そのようなインターフェイスに含まれなければならない、鍵となるコンジットの相互運用性機能は:
1.意図するアプリケーションは、SDPメッセージにおけるセッション名パラメータを使用して伝えられる。
2.アプリケーションインターフェイスは、新しいアプリケーションが新しいメディアタイプをSIPセッションに追加することを許さなければならない。
アンドロイドOS下のコンジットを確保(secure)する
アンドロイドのセキュリティは以下の考え方に基づいている:
1.アンドロイドアプリケーションサンドボックス。各アプリケーションの各データおよびコード実行は、サンドボックスによって他のアプリケーションから隔離されている。
2.すべてのアプリケーションは証明書によって署名されている。
3.アンドロイド許可は、アプリケーション単位で、データへのアクセスおよびコード実行を制御するために使用することができる。
アプリケーション開発者は、バックグラウンドにおいて長く実行されるバックグラウンド動作を実行するためにアンドロイドサービスを使用する。SIPセッションは、長く実行されるバックグラウンド動作であり得るので、開発者は、SIPセッションマネージャおよびSIPスタックを、RCSサービスとして、あるいは、RCSサービスからアクセスされるネイティブアプリケーションとして、実装する。アプリケーションは、RCSサービスとのアンドロイドIBinderインターフェイスを使用してSIPスタックと通信する。
アプリケーションがコンジットを使用するとき、コンジットは、RCSサービスと通信する。コンジットを確保(secure)するためには、RCSサービスとのIBinderインターフェイスが確保(secure)されなければならない。
携帯端末(電話)メーカ(「OEM」)が、携帯端末(電話)にソフトウェアをロードするとき、すべての許可されたアプリケーションおよびサービスは、OEMキーによって署名される。もし、RCSアプリケーションとRCSサービスが同じキーによって署名されるならば、RCSサービスとのIBinderインターフェイスは容易に確保(secure)することができる。これは、RCSアプリケーションとRCSサービスが同じプロセスを共有することにより、または、RCSサービスが、通信がRCSアプリケーションから来ていることをチェックすることにより、行うことができる。
(OEMによって署名されていない)第三者プリケーションにコンジットへのアクセスを提供するためには、RCSサービスは、アプリケーションがサービスへのアクセスを持つべきか否かを決定することができなければならない。許可(permission)と、証明書(certificate)の検証(validation)との組合せが、アプリケーションを、コンジットインターフェイスのすべてまたは部分集合に制限するために使用されることができる。以下のセクションでは、コンジットインターフェイスを確保(secure)するための異なるアプローチが説明される。
アンドロイド許可(permission)
最も基本的なアプローチは、各アプリケーションに、RCSサービスにアクセスするための有効な許可(permission)を持つことを要求することである。もし、許可が、「危険」と記されていたならば、そのアプリケーションをインストールし、RCSサービスへのアクセスを与えるか否かをユーザが決定する。
証明書(certificate)の検証(validation)
各アプリケーションは、証明書によって署名されている。RCSサービスは証明書をチェックすることができる。もし、証明書がOEM証明書と整合するならば、アプリケーションは、RCSサービスによってサポートされるすべてのインターフェイスへのフルアクセスが付与されている。もしOEM証明書でないならば、アクセスは、セキュリティポリシーによって決定される。セキュリティポリシーは、第三者アプリケーションに制限されたアクセスを付与し得る。
より高いレベルのセキュリティのために、証明書は、既知の良いリスト(ホワイトリスト)および既知の悪いリスト(ブラックリスト)に対してチェックされ得る。もし、証明書が、いずれのリストにも載っていないならば、セキュリティポリシーがアクセスを指示し得る。ホワイトリストおよびブラックリストは、動的に更新可能であり得る。最新のリストは、悪いアプリケーションがRCSサービスへのアクセスを得られないことを確保する。
アプリケーション検証
コンジットは、アプリケーションのIDを含むので、コンジットのセキュリティは、コンジットを特定のアプリケーションに制限し得る。RCSサービス内のセキュリティマネージャは、どの証明書がどのタイプのコンジットと関連付けられることが可能か管理することが必要となり得る。
コンジットの実装
前述したように、コンジットは2つの特定のアプリケーション間の通信を管理する。コンジットを受信する各端末が意図したアプリケーションを知るために、各コンジットは、意図したアプリケーションを識別する情報を含む。この情報は、SIPプロトコルを使用してコンジットエンドポイント間を伝送される。そして、SIPがこの情報を伝送するためにいくつかの方法がある。SIPメッセージを、異なるユーザ端末上で実行されている特定のアプリケーションと関連付ける好適な方法は、SIPセッションをタグ付けし、SIPセッションを特定のアプリケーションと関連付けること、および、タグ付けに従って、SIPセッションのためのSIPメッセージを特定のアプリケーションに関連付けること、を含む。
SIPセッションのタグ付けは、とりわけ、SIPヘッダの既存の要素を修正することにより、または、SIPヘッダに新しい要素を追加することにより、または、SIPプロトコルに新しい方法を追加することにより、または、SIPによってネゴーシエイトされるSDPパラメータに新しい要素を追加することにより、および/または、既存のSDPパラメータを修正することにより、等のいくつかの方法で達成することができる。
図8は、セッションにタグ付けするために、SIPヘッダを修正するステップの例示のフロー800である。SIPヘッダは、修正された既存の要素を持つことが出来、および/または、SIPヘッダに新しい要素を追加することが出来る。フロー800におけるステップは、以下のステップを含み得るが、ステップ820−850は、実装および状況に応じてオプションとなり得る。
ステップ810:SIPセッションにタグを付け、SIPのヘッダを修正することにより、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付ける。
ステップ820、830:コンジットマネージャを利用して、ユーザ端末間で同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき、SIPセッションを特定のアプリケーションにマッチングする。
ステップ840、850:レガシーRCSアプリケーションを使用しているとき、各SIPセッションをチェックして、SIPメッセージがレガシーRCSアプリケーションのために意図されているか否かを判定し、レガシーRCSアプリケーションのために意図されているSIPメッセージを当該レガシーRCSアプリケーションにルーティングし、すべての残りのSIPメッセージをコンジットマネージャにルーティングするSIPセッションマネージャを追加することにより、レガシーRCSアプリケーションを修正する。
ステップ860:タグ付けに従って、SIPセッションのためのSIPメッセージを特定のアプリケーションに関連付ける。
図9は、セッションにタグ付けするために、新しい方法をSIPプロトコルに追加するステップの例示のフロー900である。フロー900におけるステップは、以下のステップを含み得るが、ステップ920−950は、実装および状況に応じてオプションとなり得る。
ステップ910:SIPセッションにタグを付け、SIPプロトコルに新しい方法を追加することにより、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付ける。
ステップ920、930:ユーザ端末間の同じSIP接続を複数のアプリケーションが共有するときに、コンジットマネージャを利用して、SIPセッションを特定のアプリーケーションにマッチングする。
ステップ940、950:レガシーRCSアプリケーションを使用しているとき、各SIPセッションをチェックして、SIPメッセージがレガシーRCSアプリケーションを意図するものか否かを判定し、レガシーRCSアプリケーションを意図するSIPメッセージをそのレガシーRCSアプリケーションにルーティングし、すべての残りのSIPメッセージをコンジットマネージャにルーティングする、SIPセッションマネージャを追加することにより、レガシーRCSアプリケーションを修正する。
ステップ960:タグ付けに従って、SIPセッションのためのSIPメッセージを特定のアプリケーションに関連付ける。
図10は、セッションにタグ付けするために、SIPセッションのSDPパラメータをネゴーシエイトするときにSDPパラメータを修正するステップの例示のフロー1000である。フロー1000におけるステップは、以下のステップを含み得るが、ステップ1020−1050は、実装および状況に応じてオプションとなり得る。
ステップ1010:SIPセッションにタグを付け、SIPセッションのSDPパラメータをネゴーシエイトするときにSDPパラメータを修正することにより、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付ける。
ステップ1020、1030:ユーザ端末間の同じSIP接続を複数のアプリケーションが共有するときに、コンジットマネージャを利用して、SIPセッションを特定のアプリーケーションにマッチングする。
ステップ1040、1050:レガシーRCSアプリケーションを使用しているときに、各SIPセッションをチェックして、SIPメッセージがレガシーRCSアプリケーションを意図するものか否かを判定し、レガシーRCSアプリケーションを意図するSIPメッセージをそのレガシーRCSアプリケーションにルーティングし、すべての残りのSIPメッセージをコンジットマネージャにルーティングするSIPセッションマネージャを追加することにより、レガシーRCSアプリケーションを修正する。
ステップ1060:タグ付けに従って、SIPセッションのためのSIPメッセージを特定のアプリケーションに関連付ける。
図11は、SIPによってネゴーシエイトされるSDPパラメータに新しい要素を追加するステップ、および/または、既存のSDPパラメータを修正するステップ、の例示のフロー1100である。フロー1100におけるステップは、以下のステップを含み得るが、ステップ1120は、実装および状況に応じてオプションとなり得る。
ステップ1110:SIPセッションにタグを付け、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付ける。
ステップ1120:新しいコンジットを開始するときにSDPパラメータにおける新しいデータまたはメディアタイプを記述する追加パラメータを供給することにより、または、既存のコンジットに新しいメディアデータタイプを追加することにより、予め定義されたRCSデータトランザクションの1つではない新しいデータまたはメディアタイプを追加する。
ステップ1130:タグ付けに従って、SIPセッションのためのSIPメッセージを特定のアプリケーションに関連付ける。
図12は、ユーザ端末を不要なRCSアプリケーションから守るステップの例示のフロー1200である。フロー1200におけるステップは、以下のステップを含み得るが、ステップ1220は、実装および状況に応じてオプションとなり得る。
ステップ1210:SIPセッションにタグを付け、SIPセッションを特定のアプリケーションに関連付ける。
ステップ1220:各アプリケーションがRCSサービスにアクセスするための有効な許可を保つことにより、ユーザ端末を、不要なRCSアプリケーションから守る。
ステップ1230:タグ付けに従って、SIPセッションのためのSIPメッセージを特定のアプリケーションに関連付ける。
まとめ
この文書は、新しいアプリケーションをサポートするため、RCSを拡張するための安全で開発者フレンドリーなアプローチをまとめた。このアプローチは、既存のアプリケーションと干渉することなく、同じデータトランザクションを新しいアプリケーションが使用することを許すことにより、コアデータトランザクションを活用する。加えて、移植性およびセキュリティの心配の原因となる低レベルのプロトコルへのアクセスをアプリケーションに与えることなく、新しいタイプのデータトランザクションをサポートすることができる。そして、上述の技術を使用するために、既存のアプリケーションおよびプロトコルスタックは容易に拡張することができる。
当業者は、発明の教示を保持しつつ、装置および方法の多くの修正や変更がなされ得ることを容易に観察するであろう。それに応じて、上述の開示は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限されると解釈されるべきである。
本出願は、2013年11月5日に出願された米国仮出願番号61/900,357の優先権を主張し、その全体は参照により本明細書に取り込まれる。

Claims (21)

  1. セッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)メッセージを、異なるユーザ端末上で実行されている特定のアプリケーションと関連付ける方法であって、
    SIPセッションをタグ付けし、前記SIPセッションを前記特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップと、
    前記タグ付けステップに従って、前記SIPセッションのためのSIPメッセージを前記特定のアプリケーションに関連付ける関連付けステップと、を備える
    方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記SIPのヘッダ内の既存の要素を修正することにより、前記SIPセッションをタグ付けし、前記SIPセッションを前記特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップをさらに備える、
    方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、ユーザ端末間の同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき、SIPセッションと前記特定のアプリケーションとをマッチングするためにコンジットマネージャを活用する活用ステップをさらに備える、
    方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、レガシー・リッチ・通信サービス(RCS)アプリケーションを修正する修正ステップであり、前記SIPメッセージが前記レガシーRCSアプリケーションを意図するか否かを判定するために各SIPセッションをチェックするSIPセッションを追加することにより、そして、前記レガシーRCSアプリケーションを意図する前記SIPメッセージを当該レガシーRCSアプリケーションにルーティングすることにより、そして、すべての残りのSIPメッセージを前記コンジットマネージャにルーティングすることにより、前記レガシーRCSアプリケーションを修正する修正ステップをさらに備える、
    方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、前記SIPのヘッダに新しい要素を追加することにより、前記SIPセッションをタグ付けし、前記SIPセッションを前記特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップをさらに備える、
    方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、ユーザ端末間の同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき、SIPセッションと前記特定のアプリケーションとをマッチングするためにコンジットマネージャを活用する活用ステップをさらに備える、
    方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、レガシー・リッチ・通信サービス(RCS)アプリケーションを修正する修正ステップであり、前記SIPメッセージが前記レガシーRCSアプリケーションを意図するか否かを判定するために各SIPセッションをチェックするSIPセッションを追加することにより、そして、前記レガシーRCSアプリケーションを意図する前記SIPメッセージを当該レガシーRCSアプリケーションにルーティングすることにより、そして、すべての残りのSIPメッセージを前記コンジットマネージャにルーティングすることにより、前記レガシーRCSアプリケーションを修正する修正ステップをさらに備える、
    方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、前記SIPプロトコルに新しい方法を追加することにより、前記SIPセッションをタグ付けし、前記SIPセッションを前記特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップをさらに備える、
    方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、ユーザ端末間の同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき、SIPセッションと前記特定のアプリケーションとをマッチングするためにコンジットマネージャを活用する活用ステップをさらに備える、
    方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、レガシー・リッチ・通信サービス(RCS)アプリケーションを修正する修正ステップであり、前記SIPメッセージが前記レガシーRCSアプリケーションを意図するか否かを判定するために各SIPセッションをチェックするSIPセッションを追加することにより、そして、前記レガシーRCSアプリケーションを意図する前記SIPメッセージを当該レガシーRCSアプリケーションにルーティングすることにより、そして、すべての残りのSIPメッセージを前記コンジットマネージャにルーティングすることにより、前記レガシーRCSアプリケーションを修正する修正ステップをさらに備える、
    方法。
  11. 請求項1に記載の方法であって、前記SIPによってネゴーシエイトされるセッション記述プロトコル(SDP)パラメータに新しい要素を追加することにより、前記SIPセッションをタグ付けし、前記SIPセッションを前記特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップをさらに備える、
    方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、ユーザ端末間の同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき、SIPセッションと前記特定のアプリケーションとをマッチングするためにコンジットマネージャを活用する活用ステップをさらに備える、
    方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、レガシー・リッチ・通信サービス(RCS)アプリケーションを修正する修正ステップであり、前記SIPメッセージが前記レガシーRCSアプリケーションを意図するか否かを判定するために各SIPセッションをチェックするSIPセッションを追加することにより、そして、前記レガシーRCSアプリケーションを意図する前記SIPメッセージを当該レガシーRCSアプリケーションにルーティングすることにより、そして、すべての残りのSIPメッセージを前記コンジットマネージャにルーティングすることにより、前記レガシーRCSアプリケーションを修正する修正ステップをさらに備える、
    方法。
  14. 請求項1に記載の方法であって、セッション記述プロトコル(SDP)パラメータの既存の要素を、SIPセッションの前記SDPパラメータをネゴーシエイトするときに、修正することにより、前記SIPセッションをタグ付けし、前記SIPセッションを前記特定のアプリケーションに関連付けるタグ付けステップをさらに備える、
    方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、ユーザ端末間の同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき、SIPセッションと前記特定のアプリケーションとをマッチングするためにコンジットマネージャを活用する活用ステップをさらに備える、
    方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、レガシー・リッチ・通信サービス(RCS)アプリケーションを修正する修正ステップであり、前記SIPメッセージが前記レガシーRCSアプリケーションを意図するか否かを判定するために各SIPセッションをチェックするSIPセッションを追加することにより、そして、前記レガシーRCSアプリケーションを意図する前記SIPメッセージを当該レガシーRCSアプリケーションにルーティングすることにより、そして、すべての残りのSIPメッセージを前記コンジットマネージャにルーティングすることにより、前記レガシーRCSアプリケーションを修正する修正ステップをさらに備える、
    方法。
  17. 請求項14に記載の方法であって、前記SIPによってネゴーシエイトされる前記SDPパラメータの前記既存の要素を修正する修正ステップは、前記SIPセッションの前記SDPパラメータをネゴーシエイトするときに前記特定のアプリケーションをセッション名として特定する特定ステップを含む、
    方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、ユーザ端末間の同じSIP接続を共有する複数のアプリケーションがあるとき、SIPセッションと前記特定のアプリケーションとをマッチングするためにコンジットマネージャを活用する活用ステップをさらに備える、
    方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、レガシー・リッチ・通信サービス(RCS)アプリケーションを修正する修正ステップであり、前記SIPメッセージが前記レガシーRCSアプリケーションを意図するか否かを判定するために各SIPセッションをチェックするSIPセッションを追加することにより、そして、前記レガシーRCSアプリケーションを意図する前記SIPメッセージを当該レガシーRCSアプリケーションにルーティングすることにより、そして、すべての残りのSIPメッセージを前記コンジットマネージャにルーティングすることにより、前記レガシーRCSアプリケーションを修正する修正ステップをさらに備える、
    方法。
  20. 請求項1に記載の方法であって、事前に定義されたリッチ通信サービス(RCS)データトランザクションの1つではない新しいデータまたはメディアタイプ、を追加する追加ステップであり、新しいコンジットを開始するとき、または、前記新しいメディアデータタイプを既存のコンジットに追加するときに、セッション記述プロトコル(SDP)パラメータにおいて前記新しいデータまたはメディアタイプを記述する追加のパラメータを供給することにより、前記新しいデータまたはメディアタイプ追加する追加ステップ、をさらに備える、
    方法。
  21. 請求項1に記載の方法であって、不要なリッチ通信サービス(RCS)アプリケーションからユーザ端末を守るステップであり、RCSサービスにアクセスするための有効な許可を各アプリケーションが持つことにより、ユーザ端末を守るステップをさらに備える、
    方法。
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