JP2015091015A - パケット制御方法、パケット制御システム及びパケット制御プログラム - Google Patents

パケット制御方法、パケット制御システム及びパケット制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク全体のデータの帯域制御を効果的に実現する。【解決手段】ネットワークのトラヒックを監視する監視サーバと、ネットワークの送出口であるゲートウエイで構成されたネットワークにおいて、ゲートウエイに外部ポリシー情報と内部ポリシー情報を保持し、監視サーバがネットワークの輻輳状態を検出した場合、ゲートウエイに外部ポリシーで送出制御するように監視サーバから指示を出し、ネットワーク内へのトラヒック流入を抑制する。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークへのパケットデータの送出を制御する技術に関する。
データトラヒックを制御する場合、ネットワーク内に設置されたルータでデータの量的な帯域制御を行うのが一般的である。例えば、パケットデータのヘッダ情報に基づいて優先度等を判定し、クラシファイ,アドミッション制御,シェーピング,キューイングとスケジューリング等の帯域制御方法を用いてデータトラヒックを制御する(非特許文献1参照)。
近年ではヘッダ情報だけではなくデータ部分(ペイロード)のビット列を解析するDPI(Deep Packet Inspection)技術が普及しており、ネットワーク内にDPI装置を配置したりルータ内にDPI機能を具備したりすることにより、よりきめの細かい帯域制御を行うことができる(非特許文献2参照)。
例えば、データトラヒックから特定のアプリケーションのパケットデータを判別することにより、ビデオデータやP2Pストリーミングデータ等の帯域を圧迫するアプリケーションに対してのみ帯域を制限できる(非特許文献3参照)。更には、ペイロードに埋め込まれたウィルス等も検出できる。
"帯域制御入門 第1回 帯域制御の必要性とその機能"、富士通株式会社、2005年11月29日、[online]、[平成25年10月21日検索]、<URL: http://fenics.fujitsu.com/products/ipcom/catalog/data/3/1.html> "DPIとは"、IT Pro、日経BP社、2012年11月14日、[online]、[平成25年10月21日検索]、<URL: http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20121112/436523/> "インターネットトラヒック急増に対応したネットワークの高度化プロダクツ"、ビジネスコミュニケーション、Vol.49、No.6、2012年、[online]、[平成25年10月21日検索]、<URL: http://www.ntt-at.co.jp/special/productbiz/pdf/productbiz05.pdf>
しかしながら、帯域制御がネットワークの内部で行われるため、既にネットワークに流入したパケットデータに対しては帯域制御を実施できるが、ネットワーク全体のパケットデータの総量を削減することは困難であった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、ネットワーク全体のデータの帯域制御を効果的に実現することを目的とする。
請求項1に記載のパケット制御方法は、外部ネットワークのトラヒックを監視する監視サーバ装置と、内部ネットワークからのパケットデータを前記外部ネットワークへ送出するゲートウェイ装置とで行うパケット制御方法において、前記監視サーバ装置により、特定のパケットデータの送出を制御するための外部ポリシー情報を前記ゲートウェイ装置に送信する送信ステップと、前記外部ネットワークで輻輳が発生した後、パケットデータの送出を制御するための送信制御要求を前記ゲートウェイ装置に送信する要求ステップと、を有し、前記ゲートウェイ装置により、前記監視サーバ装置からの外部ポリシー情報と自装置内に設定された内部ポリシー情報とを記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記監視サーバ装置から前記送信制御要求を受信した後、前記2つのポリシー情報のうちいずれかに基づき前記外部ネットワークへのパケットデータの送出を制御する制御ステップと、を有することを要旨とする。
請求項2に記載のパケット制御方法は、請求項1に記載のパケット制御方法において、前記ゲートウェイ装置は、前記内部ネットワークから送信されたパケットデータから所定の情報を特定する解析ステップを更に有し、前記制御ステップにおいて、前記いずれかのポリシー情報に設定された前記所定の情報に係るパケットデータの送出を制御することを要旨とする。
請求項3に記載のパケット制御方法は、請求項1又は2に記載のパケット制御方法において、前記監視サーバ装置は、前記外部ネットワークを流れるパケットデータから所定の情報を特定する解析ステップを更に有し、前記送信ステップにおいて、前記特定された前記所定の情報に係るパケットデータの送出を制御するための前記外部ポリシー情報を前記ゲートウェイ装置に送信することを要旨とする。
請求項4に記載のパケット制御システムは、外部ネットワークのトラヒックを監視する監視サーバ装置と、内部ネットワークからのパケットデータを前記外部ネットワークへ送出するゲートウェイ装置とを備えたパケット制御システムにおいて、前記監視サーバ装置は、特定のパケットデータの送出を制御するための外部ポリシー情報を前記ゲートウェイ装置に送信する送信手段と、前記外部ネットワークで輻輳が発生した後、パケットデータの送出を制御するための送信制御要求を前記ゲートウェイ装置に送信する要求手段と、を有し、前記ゲートウェイ装置は、前記監視サーバ装置からの外部ポリシー情報と自装置内に設定された内部ポリシー情報とを記憶する記憶手段と、前記監視サーバ装置から前記送信制御要求を受信した後、前記2つのポリシー情報のうちいずれかに基づき前記外部ネットワークへのパケットデータの送出を制御する制御手段と、を有することを要旨とする。
請求項5に記載のパケット制御システムは、請求項4に記載のパケット制御システムにおいて、前記ゲートウェイ装置は、前記内部ネットワークから送信されたパケットデータから所定の情報を特定する解析手段を更に有し、前記制御手段は、前記いずれかのポリシー情報に設定された前記所定の情報に係るパケットデータの送出を制御することを要旨とする。
請求項6に記載のパケット制御システムは、請求項4又は5に記載のパケット制御システムにおいて、前記監視サーバ装置は、前記外部ネットワークを流れるパケットデータから所定の情報を特定する解析手段を更に有し、前記送信手段は、前記特定された前記所定の情報に係るパケットデータの送出を制御するための前記外部ポリシー情報を前記ゲートウェイ装置に送信することを要旨とする。
請求項7に記載のパケット制御プログラムは、請求項1乃至3のいずれかに記載のパケット制御方法をコンピュータに実行させることを要旨とする。
本発明によれば、ネットワーク全体のデータの帯域制御を効果的に実現できる。
発明の概要を説明するための図である。 パケット制御システムの全体構成を示す図である。 外部ポリシー情報を用いて行うパケットデータの制御動作を示す図である。 外部ポリシー情報を用いて行うパケットデータの制御動作を示す図である。 外部ポリシー情報を用いて行うパケットデータの制御動作を示す図である。 内部ポリシー情報を用いて行うパケットデータの制御動作を示す図である。 内部ポリシー情報を用いて行うパケットデータの制御動作を示す図である。 内部ポリシー情報を用いて行うパケットデータの制御動作を示す図である。
本発明は、ネットワークに流入するパケットデータが宅内等のゲートウェイ装置を介して送信されることに着目し、ネットワークへの送出口であるゲートウェイ装置でパケットデータの送出量を適切に調整・制御することにより、新たなパケットデータがネットワーク内に流入することを防止し、ネットワーク内に流通するパケットデータの総量自体を削減する。これにより、より効果的なデータの帯域制御を実現している(図1参照)。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係るパケット制御システムの全体構成を示す図である。このパケット制御システム1は、上記ネットワークである外部ネットワーク400を介して相互通信可能に接続されたゲートウェイ装置100及び監視サーバ装置200で構成される。
監視サーバ装置200は、外部ネットワーク400を流れるパケットデータを解析してデータトラヒックの状態を監視する。そして、輻輳時又は輻輳前に外部ポリシー情報をゲートウェイ装置100に送信し、輻輳時にパケットデータの送信制御要求を更に送信する。これにより、パケットデータの送出元であるゲートウェイ装置100に対してポリシー情報の内容に基づくきめ細かい送信制御を指示することが可能となる。
ゲートウェイ装置100は、パケットデータの送信制御要求を受信した場合、内部ネットワーク500からのパケットデータを解析し、外部ポリシー情報又は自装置の内部ポリシー情報に基づき外部ネットワーク400への送出を制御する。これにより、外部ネットワーク400に流入するパケットデータを制限でき、あるタイミングでの外部ネットワーク400のパケットデータの総量を削減することが可能となる。
次に、ゲートウェイ装置100及び監視サーバ装置200の備える機能について説明する。まず、ゲートウェイ装置100の機能について説明する。
ゲートウェイ装置100は、外部ネットワーク400と内部ネットワーク500の間を物理的及び電気的に接続しており、パケット受信部11、パケット解析部12、サーバ連携部13、ポリシー選択部14、パケット処理部15、パケット送信部16を備えて構成される。
パケット受信部11は、内部ネットワーク500に接続された端末装置300からのパケットデータを受信して自処理部内のバッファに格納する。内部ネットワーク500とはユーザ宅内、オフィス内、データセンタ内等に配置されたLAN等であり、端末装置300とはデジタルTV、IP電話、Web端末、デジタル家電等である。
パケット解析部12は、受信したパケットデータのヘッダ情報やペイロード情報を参照し、所定のパケット解析技術を用いて解析する。例えば、既説のDPI技術を用いてアプリケーション情報に関連付けて解析する。他のパケット解析技術を用いてもよい。
サーバ連携部13は、監視サーバ装置200から送信された外部ポリシー情報とパケットデータの送信制御要求を受信する。そして、外部ポリシー情報をポリシー選択部14に送信し、その送信制御要求に応じた制御要求をパケット受信部11、パケット解析部12、又はポリシー選択部14に送信する。
ポリシー選択部14は、自処理部内に内部ポリシー情報を予め格納しておき、監視サーバ装置200からの外部ポリシー情報を更に格納し、外部ネットワーク400の輻輳時にいずれかを選択する。
なお、内部ポリシー情報とは、ゲートウェイ装置100において特定のパケットデータの送出を制御するためのルールを定めた情報である。後述する外部ポリシー情報も同様であるが、監視サーバ装置200で管理されているために「“外部”ポリシー情報」と称している。いずれもユーザや管理者等により任意に設定可能であるが、一般的には、内部ポリシー情報には送出が優先されるパケットデータが設定され、外部ポリシー情報には送出が抑制されるパケットデータが設定される。
また、ポリシー情報の選択方法としては、監視サーバ装置200からの送信制御要求に付与されているポリシー情報の選択指示フラグ等を用いる。例えば、外部ポリシー情報を利用する旨のパラメータが付与されている場合には、外部ポリシー情報を選択する。一方、内部ポリシー情報を利用する旨のパラメータが付与されている場合又はパラメータが付与されていない場合には、内部ポリシー情報を選択する。
パケット処理部15は、選択されているポリシー情報に基づいてパケットデータの送出を制御する。単純な送出制限以外に、背景技術で説明したような、クラシファイ,アドミッション制御,シェーピング,キューイングとスケジューリング等の帯域制御方法を用いてもよい。なお、パケット処理部15とパケット解析部12を統合して1つの処理部で実現してもよい。
パケット送信部16は、バッファ内のパケットデータを外部ネットワーク400に送出する。
ここまでがゲートウェイ装置100の機能である。引き続き、監視サーバ装置200の機能について説明する。
監視サーバ装置200は、ゲートウェイ装置100が接続された外部ネットワーク400に物理的及び電気的に接続されており、パケット送受信部21、パケット解析部22、ネットワーク状態監視部23、送信制御要求部24、ポリシー管理部25、ポリシー設定要求部26を備えて構成される。
パケット送受信部21は、外部ネットワーク400を流れるパケットデータを取得する。また、外部ネットワーク400を介して外部ポリシー情報や送信制御要求に係る各パケットデータをゲートウェイ装置100に夫々送信する。
パケット解析部22は、ゲートウェイ装置100のパケット解析部12と同様に、取得したパケットデータのペイロード情報等を参照し、DPI技術等を用いて解析する。
ネットワーク状態監視部23は、パケットデータの解析結果に基づいて外部ネットワーク400のデータトラヒックの状態を管理及び監視する。そして、その管理中に輻輳の発生や解消を検知すると、その旨を送信制御要求部24に通知する。
送信制御要求部24は、輻輳の発生に基づく輻輳発生通知を受信した場合、ゲートウェイ装置100から送出されるパケットデータを制限するため、パケットデータの送信制御要求をゲートウェイ装置100に送信する。一方、輻輳の解消に基づく輻輳解消通知を受信した場合には、その送信制御を解除するための送信制御解除要求を送信する。
ポリシー管理部25は、ゲートウェイ装置100において特定のパケットデータの送出を制御するためのルールを定めた外部ポリシー情報を管理する。
ポリシー設定要求部26は、輻輳時又は輻輳前に外部ポリシー情報を取得してゲートウェイ装置100に送信して設定させる。
ここまでが監視サーバ装置200の機能である。以上、ゲートウェイ装置100及び監視サーバ装置200の備える機能について説明した。なお、ゲートウェイ装置100は複数であってもよい。また、外部ネットワーク400とは、NGN(Next Generation Network)や通信回線網、インターネット等であり、単一のネットワークで構成されていてもよいし、相互通信可能な複数のネットワークで構成されていてもよい。ゲートウェイ装置100とパケットデータの送信先との間の通信経路上のネットワークであればよい。最も好適な例としては、監視サーバ装置200に接続されるインターネットと、そのインターネット及びゲートウェイ装置100に接続される電話回線網又はNGNが考えられる。
次に、パケット制御システム1で行うパケット制御方法の例を2つ説明する。1つは、外部ポリシーに基づいてパケットデータを制御する方法である。もう1つは、内部ポリシーに基づいて制御する方法である。
最初に、1つ目の動作について説明する。図3〜図5は、外部ポリシー情報を用いて行うパケットデータの制御動作を示す図である。
まず、ゲートウェイ装置100において、VoIP等の音声パケットデータの送信を優先することを定めた内部ポリシー情報がユーザ端末から送信されると、ポリシー選択部14が、その内部ポリシー情報を自処理部内に記憶する(ステップS101)。
また、監視サーバ装置200において、RTP等のビデオパケットデータの送信を抑制することを定めた外部ポリシー情報が管理者端末で指定されると、ポリシー管理部25が、その外部ポリシー情報を自処理部内から取得し(ステップS102)、ポリシー設定要求部26が、自装置が管理している配下のゲートウェイ装置100に対して当該外部ポリシー情報を送信する(ステップS103)。
そして、そのゲートウェイ装置100では、サーバ連携部13が、監視サーバ装置200からの外部ポリシー情報を受信し、ポリシー選択部14が、その外部ポリシー情報を自処理部内に記憶する(ステップS104)。
ステップS104までの時点で、ゲートウェイ装置100には内部ポリシー情報と外部ポリシー情報が共に記憶されることになる。引き続き、まず、内部ネットワーク500からパケットデータを受信した際の通常時の動作を説明する。
ゲートウェイ装置100のパケット受信部11が端末装置300からパケットデータを受信すると(ステップS105)、パケット送信部16は、そのまま外部ネットワーク400に送出する(ステップS106)。
一方、監視サーバ装置200では、パケット送受信部21が、外部ネットワーク400に流れるパケットデータを随時取得し(ステップS107)、パケット解析部22が、DPI技術を用いて当該パケットデータのペイロード情報の解析やアプリケーション種別の特定等を行い(ステップS108)、その解析結果をネットワーク状態監視部23に随時通知する(ステップS109)。
その後、ネットワーク状態監視部23は、解析結果内の解析情報に基づいて外部ネットワーク400のデータトラヒックの現在の状態を随時解析する(ステップS110)。
ここまでが通常時の動作説明である。引き続き、外部ネットワーク400で輻輳が発生した際の動作を説明する。
監視サーバ装置200のネットワーク状態監視部23が外部ネットワーク400の内部で輻輳の発生を検知すると(ステップS111)、輻輳発生通知を送信制御要求部24に送信し(ステップS112)、送信制御要求部24は、自装置が管理しているゲートウェイ装置100に対して、外部ポリシー情報を利用する旨のオプションを付与した送信制御要求を送信する(ステップS113)。
その後、ゲートウェイ装置100において、サーバ連携部13は、ゲートウェイ装置100からのオプション付き送信制御要求を受信すると、外部ポリシー情報を用いて送信制御を開始する命令を定めた制御開始要求をポリシー選択部14に送信する(ステップS114)。ステップS114により、自装置からのパケットデータの送出制限を開始することになる。
続いて、ポリシー選択部14が、自処理部内で記憶している2つのポリシー情報のうち外部ポリシー情報を選択し、パケット解析部12及びパケット処理部15が、選択された外部ポリシー情報に基づきパケットデータを選別する。
すなわち、パケット受信部11のバッファからパケットデータを取得し(ステップS115)、そのパケットデータのペイロード情報を解析した上で(ステップS116)、アプリケーションの種別がビデオパケットのパケットデータであれば破棄し(ステップS117)、それ以外パケットデータのみをパケット送信部16を介して外部ネットワーク400に送信する(ステップS118)。
その結果、ビデオパケットデータが外部ネットワーク400に送出されなくなるので、その分、外部ネットワーク400に流入するパケットデータの総量が削減し、外部ネットワーク400の輻輳状態が解消することになる。
ここまでが輻輳発生時の動作である。引き続き、外部ネットワーク400の輻輳が解消した際の動作を説明する。
監視サーバ装置200のネットワーク状態監視部23が外部ネットワーク400の内部で輻輳の解消を検知すると(ステップS119)、輻輳解消通知を送信制御要求部24に送信し(ステップS120)、送信制御要求部24は、ステップS113で行ったパケットデータの送信制御を停止するため、自装置が管理しているゲートウェイ装置100に対して、送信制御解除要求を送信する(ステップS121)。
そして、そのゲートウェイ装置100では、サーバ連携部13が、ゲートウェイ装置100からの送信制御解除要求を受信し、送信制御を停止する命令を定めた制御停止要求をパケット受信部11及びパケット解析部12に送信する(ステップS122)。ステップS122により、実行中のパケットデータの送出制限を停止することになる。
その後、パケット解析部12は、制御停止要求を受信したことから、実行中であるパケットデータの解析処理やビデオパケットデータの破棄処理を停止し(ステップS123)、パケット送信部16は、ステップS106と同様にそのまま外部ネットワーク400に送出する(ステップS124)。ステップS124により、通常時の動作に戻ることになる。
以上説明したように、外部ネットワーク400で輻輳が発生した場合、監視サーバ装置200から配下のゲートウェイ装置100に対して、外部ポリシー情報を用いてパケットデータの送信制御を行うように要求するので、監視サーバ装置側で意図した通りに外部ネットワーク400へ流入するデータの総量を削減でき、輻輳状態を解消することが可能となる。
ここまでが1つ目の動作の説明である。引き続き、2つ目の動作について説明する。図6〜図8は、内部ポリシー情報を用いて行うパケットデータの制御動作を示す図である。なお、本動作では、ゲートウェイ装置100と同じ機能を備えた他のゲートウェイ装置100’からのパケットデータの送出を制限する場合を例とする。
まず、図6のステップS201〜ステップS210の各動作については、図3のステップS101〜ステップS110の各動作と同様であるため、その説明は省略する。
次に、監視サーバ装置200のネットワーク状態監視部23が外部ネットワーク400の内部で輻輳の発生を検知すると(ステップS211)、輻輳発生通知を送信制御要求部24に送信し(ステップS212)、送信制御要求部24は、自装置が管理しているゲートウェイ装置100’に対して、外部ポリシー情報を利用する旨のオプションを付与しない送信制御要求を送信する(ステップS213)。
その後、そのゲートウェイ装置100’のサーバ連携部13は、その送信制御要求を受信すると、内部ポリシー情報を用いて送信制御を開始する命令を定めた制御開始要求をポリシー選択部14に送信する(ステップS214)。
続いて、ポリシー選択部14が、自処理部内で記憶している2つのポリシー情報のうち内部ポリシー情報を選択し、パケット解析部12及びパケット処理部15が、選択された内部ポリシー情報に基づきパケットデータを選別する。
すなわち、パケット受信部11のバッファからパケットデータを取得し(ステップS215)、そのパケットデータのペイロード情報を解析した上で(ステップS216)、アプリケーションの種別が音声パケットのパケットデータのみをパケット送信部16を介して優先的に送出し(ステップS217)、それ以外のパケットデータをバッファに一時的に蓄積しておく(ステップS218)。
その結果、音声パケットデータ以外が外部ネットワーク400に送出されなくなるので、その分、外部ネットワーク400に流入するパケットデータの総量が削減し、外部ネットワーク400の輻輳状態が解消する。また、優先度の高い音声パケットは通常時通り送出されるので、その対象であるVoIPのアプリケーションについては遅延なく音声通話を継続することが可能となる。
これ以降の図8のステップS219〜ステップS224の各動作についても、図5のステップS119〜ステップS124の各動作と基本的に同様である。但し、ステップS223では、制御停止要求を受信したため、パケット解析部12は、実行中であるパケットデータの解析処理や音声パケットデータ以外のパケットデータのバッファへの一時的蓄積処理を停止する。また、ステップS224では、新たに受信したパケットデータやバッファに一時的に蓄積されていたパケットデータ(音声パケットデータ以外のパケットデータ)を外部ネットワーク400に逐次送信する。
以上説明したように、外部ネットワーク400で輻輳が発生した場合、監視サーバ装置200から配下のゲートウェイ装置100に対して、外部ポリシー情報を付与することなくパケットデータの送信制御要求を送信するので、ゲートウェイ装置側にとっても不都合のない方法(内部ポリシーに基づく方法)で外部ネットワーク400へ流入するデータの総量を削減でき、輻輳状態を解消することが可能となる。
なお、これまで説明した2つの動作例では外部ポリシー情報を輻輳前にゲートウェイ装置100に予め送信しておく場合について説明したが、特に1つ目の動作例において、外部ポリシー情報をステップS113の送信制御要求時(輻輳時)に併せて送付してもよい。また、外部ポリシー情報は制御対象のアプリケーション種別に応じて複数生成可能であり、監視サーバ装置200は、ステップS113の送信制御要求時において、輻輳の要因であるアプリケーション種別に対応する外部ポリシー情報を送信するようにしてもよい。
また、本実施の形態ではパケットデータの識別にアプリケーション種別を用いたが、DPI技術等の様々なパケット解析技術を用いてパケットデータから取得可能な情報であれば任意の情報を用いることができる。例えば、送信元情報や送信先情報等のヘッダ情報、パケットデータのペイロード内にあるテキスト情報等である。
最後に、本実施の形態で説明したゲートウェイ装置100及び監視サーバ装置200は、メモリやCPUを備えたコンピュータにより実現できる。また、転送それら各装置100,200の各動作をプログラムとして構築し、コンピュータにインストールして実行させることや、通信ネットワークを介して流通させることも可能である。
1…パケット制御システム
100…ゲートウェイ装置
11…パケット受信部
12…パケット解析部
13…サーバ連携部
14…ポリシー選択部
15…パケット処理部
16…パケット送信部
200…監視サーバ装置
21…パケット送受信部
22…パケット解析部
23…ネットワーク状態監視部
24…送信制御要求部
25…ポリシー管理部
26…ポリシー設定要求部
300…端末装置
400…外部ネットワーク
500…内部ネットワーク
S101〜S124、S201〜S224…ステップ

Claims (7)

  1. 外部ネットワークのトラヒックを監視する監視サーバ装置と、内部ネットワークからのパケットデータを前記外部ネットワークへ送出するゲートウェイ装置とで行うパケット制御方法において、
    前記監視サーバ装置により、
    特定のパケットデータの送出を制御するための外部ポリシー情報を前記ゲートウェイ装置に送信する送信ステップと、
    前記外部ネットワークで輻輳が発生した後、パケットデータの送出を制御するための送信制御要求を前記ゲートウェイ装置に送信する要求ステップと、を有し、
    前記ゲートウェイ装置により、
    前記監視サーバ装置からの外部ポリシー情報と自装置内に設定された内部ポリシー情報とを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記監視サーバ装置から前記送信制御要求を受信した後、前記2つのポリシー情報のうちいずれかに基づき前記外部ネットワークへのパケットデータの送出を制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とするパケット制御方法。
  2. 前記ゲートウェイ装置は、
    前記内部ネットワークから送信されたパケットデータから所定の情報を特定する解析ステップを更に有し、
    前記制御ステップにおいて、
    前記いずれかのポリシー情報に設定された前記所定の情報に係るパケットデータの送出を制御することを特徴とする請求項1に記載のパケット制御方法。
  3. 前記監視サーバ装置は、
    前記外部ネットワークを流れるパケットデータから所定の情報を特定する解析ステップを更に有し、
    前記送信ステップにおいて、
    前記特定された前記所定の情報に係るパケットデータの送出を制御するための前記外部ポリシー情報を前記ゲートウェイ装置に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のパケット制御方法。
  4. 外部ネットワークのトラヒックを監視する監視サーバ装置と、内部ネットワークからのパケットデータを前記外部ネットワークへ送出するゲートウェイ装置とを備えたパケット制御システムにおいて、
    前記監視サーバ装置は、
    特定のパケットデータの送出を制御するための外部ポリシー情報を前記ゲートウェイ装置に送信する送信手段と、
    前記外部ネットワークで輻輳が発生した後、パケットデータの送出を制御するための送信制御要求を前記ゲートウェイ装置に送信する要求手段と、を有し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記監視サーバ装置からの外部ポリシー情報と自装置内に設定された内部ポリシー情報とを記憶する記憶手段と、
    前記監視サーバ装置から前記送信制御要求を受信した後、前記2つのポリシー情報のうちいずれかに基づき前記外部ネットワークへのパケットデータの送出を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするパケット制御システム。
  5. 前記ゲートウェイ装置は、
    前記内部ネットワークから送信されたパケットデータから所定の情報を特定する解析手段を更に有し、
    前記制御手段は、
    前記いずれかのポリシー情報に設定された前記所定の情報に係るパケットデータの送出を制御することを特徴とする請求項4に記載のパケット制御システム。
  6. 前記監視サーバ装置は、
    前記外部ネットワークを流れるパケットデータから所定の情報を特定する解析手段を更に有し、
    前記送信手段は、
    前記特定された前記所定の情報に係るパケットデータの送出を制御するための前記外部ポリシー情報を前記ゲートウェイ装置に送信することを特徴とする請求項4又は5に記載のパケット制御システム。
  7. 請求項1乃至3のいずれかに記載のパケット制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするパケット制御プログラム。
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JP2013230004A Pending JP2015091015A (ja) 2013-11-06 2013-11-06 パケット制御方法、パケット制御システム及びパケット制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018007245A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 株式会社日立製作所 データ送信システム、及びデータ送信方法

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