JP2015083973A - リニア駆動導体を有する渦電流センサ - Google Patents

リニア駆動導体を有する渦電流センサ Download PDF

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Abstract

【課題】小さな設置面積およびノイズを低減する自己をゼロにする応答を伴う渦電流センサの形成を可能にする独特なリニア駆動導体を提供する。【解決手段】多層渦電流センサ100は、第1軸105および第1幅109を備えている、渦電流を検出するための第1センスコイル106と、絶縁体層によって前記第1センスコイル106から離れて配置されている、渦電流を誘導するための駆動導体104とを備えている。駆動導体104は、センスコイル100の幅全体を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている。【選択図】図1

Description

本明細書で開示されている主題は、渦電流プローブで使用される多層センサに、特に、リニア駆動導体を有するセンサ設計に関する。
渦電流プローブは、検査対象物における不具合を検出しかつ分析するために、導電性材料からなる検査対象物を検査するために使用することができる非破壊検査装置の一形態である。非破壊検査は、検査技師が、検査走査中に検査対象物の表面にわたる渦電流プローブを操縦することを可能にする。
渦電流センサでは、磁場は、検査対象物における電流を誘導するために使用される。磁場は、一般的には渦電流センサにおける導電性のコイルまたは巻線の形態での1以上の駆動回路によって、一般的には生成される。プローブの動作中に、電流は、駆動コイルまたは駆動コイル群を通過する。コイルは、検査対象物内で通過しかつ渦電流と呼ばれる検査対象物内の電流を誘導する磁場を、発生させる。検査対象物内の渦電流は、それ自体が検出可能な磁場を生成する。この応答磁場は、その後、センスコイル(sense coil)またはセンスコイル群によって検出され、渦電流プローブ内のプログラムされた電子機器によって分析される。
走査中に、誘導された渦電流が、検査対象物における不具合または欠陥(flaw or defect)を通過する場合、誘導された渦電流は乱され、センスコイルはこれを変動インピーダンスとして検出するであろう。変動インピーダンスの検出に応じて、センスコイルは、欠陥の物理的特性を表す電気信号を生成する。これらの電気信号を解析することによって、欠陥(例えば、位置、大きさ)のさまざまな特性を決定することができる。センスコイルによって検出されるインピーダンス差は、2次元インピーダンスデータ表示に変換することができる。
一般的な渦電流センサは、駆動および感知の回路における相補的な多重巻きコイルを利用しており、多重巻きコイルは、比較的大きな設置面積を形成し、かつ検査対象物の縁を走査することに起因するノイズの影響に対して敏感である。
上述の議論は、単に一般的な背景情報のために提供されており、特許請求された主題の範囲を決定する上での助けとして使用されることを意図していない。
米国特許第7,049,811号明細書
多層渦電流センサは、渦電流を検出するためのセンスコイルと、渦電流を誘導するための駆動導体を備えている。駆動導体は、センスコイルの幅全体を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている。渦電流センサプローブのいくつかの開示された実施形態の実施で実現することができる利点は、駆動回路が、センスコイルにおいてノイズを低減する自己をゼロにする磁場(self nulling magnetic field)を生成し、かつ渦電流センサの全体的な設置面積がより小さいことである。検査対象物の縁からの干渉は、低減され、改善された縁検査をもたらす。
一実施形態では、渦電流センサが開示されている。渦電流センサは、渦電流を検出するための第1センスコイルを備えており、第1センスコイルは、第1軸および第1幅を備えている。渦電流センサは、渦電流を誘導するための第1駆動導体も備えており、第1駆動導体は、絶縁体層によって第1センスコイルから離れて配置されている。第1駆動導体は、第1センスコイルの第1幅を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている。
別の実施形態では、渦電流センサは、渦電流を検出するための第1の複数のセンスコイルを備えており、第1の複数のセンスコイルのそれぞれは、渦電流センサの第1層に配置され、かつその中で第1列に配列されており、第1の複数のセンスコイルのそれぞれは、第1軸および第1幅を備えている。渦電流センサは、渦電流を誘導するための第1駆動導体も備えており、第1駆動導体は、渦電流センサの第2層に配置され、かつ絶縁体層によって第1の複数のセンスコイルから離れて配置されている。第1駆動導体は、第1列において第1の複数のセンスコイルの第1幅のそれぞれを横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている。
さらに別の実施形態では、渦電流センサは、渦電流を検出するための第1センスコイルを備えており、第1センスコイルは、第1軸および第1幅を備えている。渦電流センサは、渦電流を誘導するための第1駆動導体も備えており、第1駆動導体は、絶縁体層によって第1センスコイルから離れて配置されており、第1駆動導体は、第1前後軸上の第1センスコイルの幅を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている。また、渦電流センサは、渦電流を誘導するための第2駆動導体を備えており、第2駆動導体は、絶縁体層によって第1センスコイルから離れて配置されており、第2駆動導体は、第2前後軸上の第1センスコイルの幅を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている。
本発明のこの簡単な説明は、1以上の例示的実施形態に従って本明細書で開示されている主題の概要を提供するためにのみ意図されており、特許請求の範囲を解釈するための、または本発明の範囲を定義または限定するための案内として、役立つものではなく、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義される。この簡単な説明は、詳細な説明において以下で説明される簡略化された形式で、概念の例示的な選択を紹介するために提供されている。この簡単な説明は、特許請求された主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図しておらず、特許請求された主題の範囲を決定する上での助けとして使用されることを意図している。特許請求された主題は、背景で述べられる任意またはすべての欠点を解決する実施に限定されるものではない。
リニア駆動導体を伴う例示的な渦電流センサの図である。 電気的に接続された2つの例示的なセンスコイルの図である。 例示的な単一のセンスコイルの図である。 例示的な多層プリント回路の図である。 例示的な渦電流センサアレイの図である。 図1の渦電流センサの例示的な代替実施形態の図である。
本発明の特徴が理解できる方法となるように、本発明の詳細な説明は、特定の実施形態を参照することによって得られており、実施形態のいくつかは、添付の図面に示されている。ただし、図面は単に本発明の特定の実施形態を示しており、したがって、その範囲を限定するものとみなされるべきではないことに、留意すべきである。というのは、本発明の範囲は、他の等しく有効な実施形態を包含するためである。図面は、必ずしも正確な縮尺ではなく、本発明の特定の実施形態の特徴を説明する上で、一般に強調が置かれている。図面において、同じ符号は、さまざまな図を通して同様の部分を示すために使用されている。したがって、本発明のさらなる理解のために、参照符号を、以下の詳細な説明に対してなすことができ、図面に関連して読むことができる。
図1は、駆動導体104および第1センスコイル106を備えている渦電流センサ100の例示的な実施形態の上面図を示している。渦電流センサ100は、その中に形成された1以上の渦電流センサ100を有する渦電流プローブを構築するために使用することができる。渦電流センサ100の全体の構築は、多層フレキシブルプリント回路を利用する。駆動導体104は、フレキシブルプリント回路の1つの層に形成されており、一方、第1センスコイル106は、それの別の層に形成されている。駆動導体104は、第1センスコイル106の幅109を横断する駆動導体104の一部分で、実質的に直線状に形成されてもよい。駆動導体104は、約0.25mmから約8.0mmまでの範囲の幅107を有してもよい。以下に説明するように、センスコイルは、多層プリント回路の1以上の層に形成されてもよい。第1センスコイル106の幅109は、第1センスコイル106の最も外側の縁で測定されるとき、約1.0mmから約5.0mmまで変化してもよい。一実施形態では、第1センスコイル106の幅109は、約1.6mmであり、駆動導体104の幅107は、約0.38mmである。第1センスコイル106の中心は、第1センスコイル106を含む平面に対して垂直な軸105を備えている。一実施形態では、駆動導体104および第1センスコイル106は、多層プリント回路のそれぞれの層内で位置決めされており、図1に示すように、第1センスコイル106の軸105が、駆動導体104と交差するようになっている。一実施形態では、第1センスコイル106は、駆動導体104の鉛直下方で、多層プリント回路のそれらのそれぞれの層内で位置決めされており、第1センスコイル106が、検査対象物の走査中に、駆動導体104と検査対象物との間に置かれるようになっている。別の実施形態では、駆動導体104は、第1センスコイル106の鉛直下方で、図1に示すような多層プリント回路のそれらのそれぞれの層内で位置決めされており、駆動導体104が、検査対象物の走査中に、第1センスコイル106と検査対象物との間に置かれるようになっている。
第1センスコイル106は、検査走査を実行するための渦電流プローブの電子機器に接続することができる導線108、110で、終結している。駆動導体104は、同様に渦電流プローブに接続されており、渦電流プローブは、渦電流を制御可能に駆動し、渦電流は、駆動導体104を介して、選択された大きさおよび周波数を有している。導線108は、多層プリント回路の第1センスコイル106と同じ層に形成されている。導線110は、多層プリント回路の導線108とは異なる層に形成されており、ビア(via)115を介して第1センスコイル106に電気的に接続されている。以下でより詳細に説明するように、多層プリント回路は、一般的に、絶縁体、接着剤、および導体がさまざまに交代する層を備えている。多層プリント回路の導体層は上記で説明した駆動導体104と第1センスコイル106を備えている。
上で説明したように、渦電流プローブは、その走査を実行するための検査対象物に渦電流を誘導するために、駆動導体104を介して、選択された周波数および振幅における電流を駆動する。検査対象物で誘導される渦電流は、第1センスコイル106により検出される測定可能な磁場を生成する。この検出は、第1センスコイル106内の巻きの数が増加すると、より敏感となる。第1センスコイル106の各一巻きまたは巻きは、渦電流磁場に応じて小さな電圧を生成することにより磁場を検出し、コイルの各一巻きが、その後、渦電流プローブの電子機器によって分析することができる全センスコイル電圧信号に、電圧量を提供する(加える)ようになっている。一実施形態では、第1センスコイル106の各巻きの幅は、約0.05mmであり、巻き間の間隔は等しい。このように、図1の第1センスコイル106に示されるように、平面で正方形状の第1センスコイル106において約6巻きであり、第1センスコイル106の全幅109は、約1.6mmに等しい。第1センスコイル106の巻きが、約0.025mmより小さい幅を有していて、第1センスコイル106の巻き間の間隔が等しい場合、巻き数は、約2倍(2x)だけ増加し、それにより第1センスコイル106の感度を増加させるだろう。
図2は、渦電流センサ100の一実施形態の分離図を示しており、第1センスコイル106は、第2センスコイル111に電気的に接続されている。センスコイル106、111のそれぞれは、フレキシブル多層プリント回路の別個の層に形成されており、多層プリント回路の中間層を通って形成されているビア115によって電気的に接続されており、その中間層は、絶縁体層であってもよい。導線108は、多層プリント回路の第1センスコイル106の同じ層に形成されており、一方、導線110は、多層プリント回路の第2センスコイル111と同じ層に形成されている。以下でより詳細に説明される絶縁体層は、図2に示すように、鉛直で実質的に平行で離れて配置された関係に、センスコイル106、111を維持する。
図3は、第1センスコイル106を備える渦電流センサ100の一実施形態の分離図を示しており、第1センスコイル106は、多層プリント回路の第1センスコイル106と同じ層に形成された導線108と、多層プリント回路の別個の層に形成された導線110とに、電気的に接続されている。第1センスコイル106は、多層プリント回路の中間層を通って形成されているビア115によって導線110に電気的に接続されており、その中間層は、絶縁体層であってもよい。
図4は、図1に示すように、渦電流センサ100を作り出すように配置されたフレキシブル多層プリント回路400の例示的な構成を示す図である。多層プリント回路400は、絶縁体層421−425、導体層426−428、および接着剤層416を備えている。接着剤層416の厚さは、図中の説明を容易にするために最小化された形式で示されているが、接着剤層416の厚さは、絶縁体層421−425の厚さと同様であり、約0.01mmから約0.1mmまでの範囲であってもよい。図4は、渦電流センサ100の一般化された側面図とみなしてもよく、特に、図1の渦電流センサ100の断面図を例示するために描かれてはいない。図4の多層プリント回路のさまざまな層421−428は、本明細書に記載のさまざまな実施形態の構造的な参考を提供するために、本開示を通して参照されてもよい。
多層プリント回路400の最上層の導体層426は、上述した駆動導体104を備えている。導体層426は、1以上の駆動導体104を備えてもよい。別の導体層427は、平面で正方形状のコイルとして形成されている第1センスコイル106を備えており、第1センスコイル106の範囲内で、導体層427は、第1センスコイル106の導線108も備えてもよい(図1−3)。1以上の追加の第1センスコイル106は、導体層427に形成されてもよく、それぞれが、対応する導線108を有している。当業者は、第1センスコイル106が、示された構成以外のさまざまな構成、例えば円形、三角形、楕円形または他の形状を有することができ、本明細書に開示されかつ当技術分野で公知である任意の組み合わせを含むことができることを、理解するであろう。
図2に示されている実施形態について、第1センスコイル106は、多層プリント回路400(図4)の下側導体層428で、第2センスコイル111に電気的に接続されており、第2センスコイル111は、第2センスコイル111と同じ導体層428に形成されている導線110に接続されており、中間絶縁体層424を通って導体層427、428の間に形成されているビア415によって、第1センスコイル106にも接続されている。ビア415は、センスコイル106、111の軸405に近接して形成されてもよい。1以上の追加の第2センスコイル111は、導体層428に形成されてもよく、それぞれは、対応する導線110を有している。
図3に示されている実施形態について、第1センスコイル106は、多層プリント回路400(図4)の下側導体層428で第2センスコイル111と電気的に接続されておらず、多層プリント回路の下側導体層428に形成されている導線110は、中間絶縁体層424を通って導体層427、428の間に形成されているビア415によって、第1センスコイル106に接続されている。ビア415は、第1センスコイル106の軸405に近接して形成されてもよい。
絶縁体層421−425は、駆動導体104およびその中に形成されるセンスコイル106、111を備えている導体層426−428から、空間的に分離しかつ選択的に電気的に絶縁するように、用いられてもよい。絶縁体層421−425は、カプトン(登録商標)テープのようなポリイミド、またはテフロン(登録商標)テープで構成されてもよい。導体層426−428は、駆動導体104およびセンスコイル106、111を形成するために使用されており、析出処理によって形成される銅または絶縁体層間に接着される銅テープのような金属を備えてもよい。銅層は、約5μmの厚さを備えてもよい。接着剤層416は、各絶縁体層421−425と各導体層426−428との間に配置されている。一実施形態では、絶縁体層421−425のそれぞれおよび接着剤層416は、約0.013mmの厚さであってもよい。導体層426−428は、それぞれ約5μmの厚さであってもよい。図4に示すように、多層プリント回路400の層421−428のそれぞれは、個別に作製され、層421−428が積層されるときに、組み立てられた層421−428のそれぞれの間に接着剤被膜または両面接着テープを使用して、所定の位置に固定されてもよい。
図5は、第1の複数のセンスコイル506、第2の複数のセンスコイル508、および複数の駆動導体503、504を備えており、図1に関して上述したように複数の個別の渦電流センサとして動作される、渦電流センサアレイ500を示している。図5の例示的な実施形態では、第1の複数のセンスコイル506は第1列に配列されており、一方、第2の複数のセンスコイル508は、第2列に配列されている。第1列における第1の複数のセンスコイル506のそれぞれは、軸505および幅509を備えており、一方、第2列における第2の複数のセンスコイル508のそれぞれは、軸507および幅510を備えている。渦電流センサアレイ500の一実施形態では、センスコイル506、508の2つの列は、それぞれ、1つの渦電流プローブ内で合計128個の渦電流センサ100(図1)のために64個のセンスコイルを備えている。図1に関連して上述したように、駆動導体503、504およびそれらの対応するセンスコイル506、508は、多層プリント回路に形成され、センスコイル506、508は、それらの対応する駆動導体503、504の鉛直上方またはその逆にあってもよい。
第1の複数のセンスコイル506は、それらの軸505のそれぞれが第1駆動導体503と交差するように、第1駆動導体503に対して位置決めされており、一方、第2の複数のセンスコイル508は、それらの軸507のそれぞれが第2駆動導体504と交差するように、第2駆動導体504に対して位置決めされている。駆動導体503、504は、それらの全長にわたる実質的な直線で形成されてもよく、それらの全長は、すなわち、それぞれ、それらの対応するセンスコイル506、508の幅509、510の組み合わせられた全体である。一実施形態では、駆動導体503、504は、それぞれ、第1の複数のセンスコイル506および第2の複数のセンスコイル508の幅509、510を横断する少なくとも駆動導体503、504の一部分で、実質的な直線に形成されてもよい。
第1の複数のセンスコイル506および第2の複数のセンスコイル508は、多層プリント回路(図4)の同じ導体層427に形成されてもよい。第1の複数のセンスコイル506および第2の複数のセンスコイル508は、駆動導体503、504によってそれらの中に誘導される検査対象物中の渦電流を検出するように、構成されている。渦電流センサアレイ500は、図1を参照して上述したように、例示的な渦電流センサ100と同様な方法で協働する、個別のセンスコイル506、508および対応する駆動導体503、504を備えている。一対の導線511、512は、第1の複数のセンスコイル506のそれぞれに接続されており、一方、一対の導線513、514は、第2の複数のセンスコイル508のそれぞれに接続されている。導線511−514は、それらに取り付けられたセンスコイル506、508で生成される電圧信号を、渦電流プローブに、その中での分析のため、例えば、走査された対象における不具合の位置および大きさを決定するために、送信する。
一実施形態では、第1駆動導体503は、多層プリント回路(図4)の1つの導体層426に形成されてもよく、1列に配列され、多層プリント回路の別の導体層427に形成されている、対応する第1の複数のセンスコイル506と共に、動作する。別の実施形態では、第1駆動導体503および第2駆動導体504は、導体層426に形成されてもよく、それぞれは、図5に示すように、センスコイル506、508の1つの対応する列と共に動作する。センスコイル506、508の複数の列は、多層プリント回路400の共通の導体層427に形成されてもよい。
渦電流センサアレイ500の一実施形態では、センスコイル506、508のそれぞれは、図3に関連して上述したように、多層プリント回路400(図4)の1つの導体層427における単一のセンスコイルとして形成されてもよい。この実施形態では、センスコイル506、508のそれぞれは、それぞれ中間絶縁体層424を通過するビア515、516によって、別の導体層428における導線512、514にそれぞれ接続されている。
渦電流センサアレイ500の別の実施形態では、センスコイル506、508のそれぞれは、図2に関連して上述したように、多層プリント回路(図4)の2つの別個の導体層427、428に形成されている第1センスコイルおよび第2センスコイルとして形成されてもよい。この実施形態では、第1センスコイルは、導体層427に形成されており、第1センスコイルのそれぞれは、別の導体層428に形成されている第2センスコイルのそれぞれに、それぞれ中間絶縁体層424を通過するビア515、516によって、接続されている。
図6は、渦電流センサ600の代替実施形態を示している。渦電流センサ600は、一対の平行で実質的に直線状の導電性セクションとして形成されている一対の駆動導体603、604と、導線608、610に接続されているセンスコイル606と、を備えている。駆動導体104が、多層プリント回路(図4)の共通の導体層426に形成されている一対の平行な駆動導体603、604として、形成されていることを除いて、図6に示された実施形態は、図1の渦電流センサ100の例示的な実施形態と実質的に同様に、動作し、かつ構成されている。駆動導体603、604はそれぞれ、前後軸611、612をそれぞれ備えている。一実施形態では、一対の駆動導体603、604は、位置決めされており、それらの前後軸611、612が、駆動導体603、604がセンスコイル軸605に最も近い位置で、センスコイル606の軸605から等距離にあるようになっている。
図1の渦電流センサ100に関連して上述したように、センスコイル606は、センスコイル606の最も外側の縁で測定されるときに、幅609を備えており、駆動導体603、604は、少なくとも、センスコイル606の幅609を横断する駆動導体603、604の部分において、実質的に平行な直線に形成されている。センスコイル606は、図3に関連して説明したように、単一のコイルの実施形態として形成されてもよく、センスコイル606は、別の導体層、例えば多層プリント回路400の導体層428(図4)に形成されている導線610に、中間絶縁体層424を通過するビア615によって、電気的に接続されている。あるいは、センスコイル606は、別個の導体層、例えば多層プリント回路400の導体層428に、中間絶縁体層424(図4)を通過するビア615によって、電気的に接続されてもよい。
上記に鑑みると、本発明の実施例は、小さな設置面積およびノイズを低減する自己をゼロにする応答を伴う渦電流センサの形成を可能にする独特なリニア駆動導体を提供する。技術的効果は、特に、検査対象物の縁付近の改善された検査能力である。
本明細書は、最良の形態を含む本発明を開示するために、かつ、任意の装置またはシステムを作成することおよび使用することおよび任意の組み込まれた方法を実行することを含む本発明を当業者が実施することを可能にするために、実施例を使用している。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義されており、当業者に想到させる他の実施例を含んでもよい。このような他の実施例は、それらが特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を有する場合、またはそれらが特許請求の範囲の文言と実質的な相違を有しない等価な構造要素を含む場合、特許請求の範囲内であることが意図されている。
100 渦電流センサ
104 駆動導体
105 (第1センスコイル106の)軸
106 第1センスコイル
107 駆動導体幅
108 導線
109 (第1センスコイル106の)全幅
110 導線
111 第2センスコイル
115 ビア
400 多層プリント回路
405 (センスコイル106、111の)軸
415 ビア
416 接着剤層
421−425 絶縁体層
426−428 導体層
500 渦電流センサアレイ
503 第1駆動導体
504 第2駆動導体
505 軸
506 センスコイル
507 軸
508 センスコイル
509 幅
510 幅
511 導線
512 導線
513 導線
514 導線
515 ビア
516 ビア
600 渦電流センサ
603 駆動導体
604 駆動導体
605 センスコイル軸
606 センスコイル
608 導線
609 幅
610 導線
611 前軸
612 後軸
615 ビア

Claims (14)

  1. 第1軸(105)および第1幅(109)を備えている、渦電流を検出するための第1センスコイル(106)と、
    絶縁体層(421−425)によって前記第1センスコイル(106)から離れて配置されている、前記過電流を誘導するための第1駆動導体(104)と、を備えており、
    前記第1駆動導体(104)は、前記第1センスコイル(106)の前記第1幅(109)を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている、渦電流センサ(100)。
  2. 前記第1センスコイル(106)の前記第1軸(105)は、前記第1駆動導体(104)と交差する、請求項1に記載の渦電流センサ(100)。
  3. 前記第1センスコイル(106)に電気的に接続されている第2センスコイル(111)をさらに備えており、前記第1センスコイル(106)、前記第2センスコイル(111)、および前記第1駆動導体(104)は、前記渦電流センサ(100)の別個の層(427、428、426)に配置されており、前記第2センスコイル(111)の第2軸(105)は、前記第1駆動導体(104)と交差する、請求項2に記載の渦電流センサ(100)。
  4. 前記第1センスコイル(106)および前記第2センスコイル(111)は、前記絶縁体層(421−425)を通るビア(115、415)によって電気的に接続されている、請求項3に記載の前記渦電流センサ(100)。
  5. 前記第1センスコイル(106)から電気的に絶縁されている第2センスコイル(111)をさらに備えており、前記第1センスコイル(106)および前記第2センスコイル(111)は、前記渦電流センサ(100)の同一層(428)に配置されており、前記第2センスコイル(111)の第2軸(105)は、前記第1駆動導体(104)と交差する、請求項2に記載の渦電流センサ(100)。
  6. 前記第1センスコイル(106)は、正方形の平面コイルを備えている、請求項1に記載の渦電流センサ(100)。
  7. 渦電流センサ(500)であって
    渦電流を検出するための第1の複数のセンスコイル(506)であって、前記第1の複数のセンスコイル(506)のそれぞれは、前記渦電流センサ(500)の第1層に配置され、かつその中で第1列に配列されており、前記第1の複数のセンスコイル(506)のそれぞれは、第1軸(505)および第1幅(509)を備えている、第1の複数のセンスコイル(506)と、
    前記渦電流を誘導するための第1駆動導体(503)であって、前記第1駆動導体(503)は、前記渦電流センサ(500)の第2層に配置され、かつ絶縁体層(421−425)によって前記第1の複数のセンスコイル(506)から離れて配置されている、第1駆動導体(503)と、を備えており、
    前記第1駆動導体(503)は、第1列において前記第1の複数のセンスコイル(506)の前記第1幅(509)のそれぞれを横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている、渦電流センサ(500)。
  8. 前記第1の複数のセンスコイル(506)の前記第1軸(505)のそれぞれは、前記第1駆動導体(503)と交差する、請求項7に記載の渦電流センサ(500)。
  9. 前記第1の複数のセンスコイル(506)のそれぞれは、正方形の平面コイルを備えている、請求項7に記載の渦電流センサ(500)。
  10. 前記過電流を検出するための第2の複数のセンスコイル(508)であって、前記第2の複数のセンスコイル(508)のそれぞれは、前記過電流センサの前記第1層に配置され、かつその中で第2列に配列されており、前記第2の複数のセンスコイル(508)のそれぞれは、第2軸(507)および第2幅(510)を備えている、第2の複数のセンスコイル(508)と、
    前記過電流を誘導するための第2駆動導体(504)であって、前記第2駆動導体(504)は、前記渦電流センサ(500)の前記第2層に配置され、かつ前記絶縁体層(421−425)によって前記第2の複数のセンスコイル(508)から離れて配置されている、第2駆動導体(504)と、をさらに備えており、
    前記第2駆動導体(504)は、前記第2列において前記第2の複数のセンスコイル(508)のそれぞれの前記第2幅を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えており、
    前記第2の複数のセンスコイル(508)の前記第2軸(507)のそれぞれは、前記第2駆動導体(504)と交差する、請求項8に記載の渦電流センサ(500)。
  11. 前記第2の複数のセンスコイル(508)のそれぞれは、正方形の平面コイルを備えている、請求項10に記載の渦電流センサ(500)。
  12. 第1軸(605)および第1幅(609)を備えており、渦電流を検出するための第1センスコイル(606)と、
    前記渦電流を誘導するための第1駆動導体(603)であって、前記第1駆動導体(603)は、絶縁体層(421−425)によって前記第1センスコイル(606)から離れて配置されており、前記第1駆動導体(603)は、第1前後軸(611)で前記第1センスコイル(606)の前記第1幅(609)を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている、第1駆動導体(603)と、
    渦電流を誘導するための第2駆動導体(604)であって、前記第2駆動導体(604)は、前記絶縁体層(421−425)によって前記第1センスコイル(606)から離れて配置されており、前記第2駆動導体(604)は、第2前後軸(612)で前記第1センスコイル(606)の前記第1幅(609)を横断する実質的に直線状の導電性部分を備えている、第2駆動導体(604)と、を備えている渦電流センサ(600)。
  13. 前記第1前後軸(611)および前記第2前後軸(612)は、前記第1センスコイル(606)の前記第1軸(605)から等距離にある、請求項12に記載の渦電流センサ(600)。
  14. 前記第1センスコイル(606)は、正方形の平面センスコイルを備えている、請求項12に記載の渦電流センサ(600)。
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