JP2015075921A - Angle adjustable spacer and electronic apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、台上に載置されて用いられる電子機器の、載置面に対する角度を、操作者の操作性を向上させるべく、変更するための角度変更用スペーサおよびその角度変更用スペーサを装着可能な電子機器に関する。 The present invention is equipped with an angle changing spacer and an angle changing spacer for changing the angle of an electronic device mounted on a table with respect to the mounting surface in order to improve the operability for the operator. It relates to possible electronic devices.
従来から、電子機器の1つである電子式金銭登録機(「電子レジスタ」とも称する。以下、「金銭登録機」と略記する。)には、その底部に角度変更用部材が予め組み付けられているものがある。このような金銭登録機では、その角度変更用部材を利用することによって、台上に載置したときの金銭登録機の姿勢、より詳細には、台の載置面に対する金銭登録機の角度を変更することができるようになっている。 2. Description of the Related Art Conventionally, an electronic cash register (also referred to as “electronic register”, hereinafter abbreviated as “money register”), which is one of electronic devices, has an angle changing member assembled in advance at the bottom thereof. There is something. In such a cash registering machine, by using the angle changing member, the attitude of the cash registering machine when placed on the table, more specifically, the angle of the cash registering machine with respect to the mounting surface of the machine is determined. It can be changed.
図7は、角度変更用部材120が予め組み付けられている従来技術に係る金銭登録機100の一例を概略的に示す図である。図7(a)は、金銭登録機100を背面側から見た図を示し、図7(b)は、図7(a)における切断面線IX−IXから見た断面図を示し、図7(c)は、図7(a)における切断面線X−Xから見た断面図を示している。なお、図7では、角度変更用部材120が利用されていない状態、すなわち、金銭登録機100が、通常の姿勢で載置台101上に載置されている状態を示している。
FIG. 7 is a diagram schematically illustrating an example of the
金銭登録機100は、たとえば図7に示すように、装置本体110の上部に形成されている2つの傾斜部111,113のうち、背面側に形成されている傾斜部111には、会計を行う顧客に対して合計金額や釣銭金額などの情報を表示するカスタマディスプレイ112が、その表示面112aが傾斜部111に沿って傾斜するように配設され、正面側に形成されている傾斜部113には、店員などの操作者によって操作されるタッチパネル付ディスプレイ114が、その表示面114aが傾斜部113に沿って傾斜するように配設されて構成されている。
For example, as shown in FIG. 7, the
一方、装置本体110の底部115には、装置の下方および後方に開放する凹所122が形成され、さらに、この凹所122に臨んで、外部電源から電力を供給するための電源ケーブルや、外部のサーバ装置との間でのデータの送受信などに用いられる通信用ケーブルなどのケーブル119を接続するための複数のコネクタ116が配設されている。また、凹所122において、後方に開放する開口を塞ぐように板状のカバー部材117が設けられ、このカバー部材117によって、凹所122内が外部から視認されてしまうことを防止している。
On the other hand, the
また、底部115の表面には、たとえばゴム製の脚部118が複数取り付けられ、この脚部118によって、金銭登録機100を載置台101上に載置したときに、装置本体110の底部115と載置台101における載置面101aとの間に、間隙121が形成されるように構成されている。そして、この間隙121を介して、コネクタ116に接続されたケーブル119が、金銭登録機100の背面側から外部の空間へ排出可能とされている。
A plurality of
このような構成により、金銭登録機100は、通常の姿勢で載置台101上に載置されたときに、ケーブル119が、装置外方の空間に延在している部分だけしか外部から視認されないようにされている。これにより、デザイン性が悪化してしまうことが防止されている。
With this configuration, when the
図8は、図7に示す金銭登録機100が角度変更用部材120を利用することにより載置面101aに対する角度が変更された姿勢で載置台101に載置された状態を示す図である。図8(a)は、金銭登録機100を背面側から見た図を示し、図8(b)は、図8(a)における切断面線XI−XIから見た断面図を示し、図8(c)は、図8(a)における切断面線XII−XIIから見た断面図を示している。
FIG. 8 is a diagram illustrating a state in which the
角度変更用部材120は、横長の矩形状に形成された板状の部材によって構成され、装置本体110の底部115における装置背面寄りの部分において、装置本体110の幅方向に平行に延びる軸線Jまわりに角変位可能に組み付けられている。そして、底部115は、この角度変更用部材120を格納可能に構成されている。
The
これにより、角度変更用部材120は、金銭登録機100が通常の姿勢で用いられるときには、図8(b)に示すように、底部115に格納しておくことができる。一方、金銭登録機100の載置面101aに対する角度を変更する際には、底部115に格納されている角度変更用部材120が、軸線Jまわりに背面側へ角変位されて、載置面101aに対して突き立てられる。
Thereby, the
このようにして、装置本体110の底部115における装置背面寄りの部分が、装置正面寄りの部分に対して上方に持ち上げられることで、金銭登録機100の載置面101aに対する角度が変更される。これにより、カスタマディスプレイ112の表示面112aおよびタッチパネル付ディスプレイ114の表示面114aの載置面101aに対する傾斜角度を変更することができ、操作者の操作性を向上させることができる。
In this way, the portion of the
しかしながら、このように構成される金銭登録機100では、図8(b)および図8(c)に示すように、載置面101aに対する角度を変更すると、底部115における装置背面寄りの部分と載置面101aとの間に形成される間隙121が、装置背面側へ進むほど広がってしまう。これにより、コネクタ116に接続されたケーブル119や装置本体110の底部115などが、装置本体110の幅方向の外方から視認可能となってしまう。
However, in the
このように、従来技術に係る金銭登録機100では、載置面101aに対する角度を変更させると、底部115の下方を延在しているケーブル119や、装置本体110の底部115が、外部から視認可能となってしまうため、デザイン性が悪化してしまうという問題がある。
As described above, in the
たとえば特許文献1には、電子機器に接続されたケーブルを外部からできるだけ視認されないように構成された台について開示されている。しかしながら、この文献では、電子機器の載置面に対する角度を変更するための構成については開示されていない。
For example,
本発明の目的は、電子機器のデザイン性を損なうことなく、操作者の操作性を向上させるべく、載置面に対する電子機器の角度を変更することができる角度変更用スペーサおよびその角度変更用スペーサを装着可能な電子機器を提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an angle changing spacer capable of changing the angle of an electronic device with respect to a placement surface and an angle changing spacer thereof in order to improve the operability for an operator without impairing the design of the electronic device. It is providing the electronic device which can mount | wear.
本発明は、載置面上に載置されて用いられる電子機器であって、前記載置面に載置された状態において該載置面に対向し、ケーブルが接続される底部と、該底部に設けられる複数の突起状の脚部とを有する電子機器の、前記載置面に対する前記底部の角度を変更するために前記底部に着脱可能に装着される角度変更用スペーサにおいて、
前記底部に装着されたときに該底部に対向する上面部と、前記底部に装着されたときに前記載置面に対向する下面部とを有する本体部であって、前記上面部に対向する側から見たときに、一方に開放するようにU字状に形成され、前記上面部が、前記一方に向かって進むにつれて前記下面部との距離が小さくなるように、該下面部に対して傾斜して形成される本体部と、
前記下面部に設けられる複数の突起状の脚部とを有することを特徴とする角度変更用スペーサである。
The present invention relates to an electronic device that is used by being placed on a placement surface, the bottom portion facing the placement surface in a state of being placed on the placement surface, to which a cable is connected, and the bottom portion In an angle change spacer that is detachably mounted on the bottom portion in order to change the angle of the bottom portion with respect to the mounting surface of an electronic device having a plurality of protruding leg portions provided on
A main body having an upper surface facing the bottom when mounted on the bottom and a lower surface facing the mounting surface when mounted on the bottom, the side facing the upper surface When viewed from above, it is formed in a U shape so as to open to one side, and the upper surface portion is inclined with respect to the lower surface portion so that the distance from the lower surface portion decreases as it advances toward the one side A body part formed as
An angle changing spacer comprising a plurality of projecting leg portions provided on the lower surface portion.
また本発明は、前記上面部には、前記底部に装着されたときに、該底部に設けられる前記突起状の脚部が嵌合可能な凹所が形成されていることを特徴とする。 Further, the present invention is characterized in that the upper surface portion is formed with a recess into which the protruding leg portion provided on the bottom portion can be fitted when mounted on the bottom portion.
また本発明は、前記本体部は、互いに離間し、前記一方に向かって延びる一対の腕部と、各腕部の前記一方とは反対側の端部に連なる基部とを含み、
前記凹所は、前記上面部のうちの、前記基部に対応する部分に形成されていることを特徴とする。
Further, in the present invention, the main body portion includes a pair of arm portions that are separated from each other and extend toward the one side, and a base portion that is connected to an end portion on the opposite side to the one side of each arm portion,
The recess is formed in a portion of the upper surface portion corresponding to the base portion.
また本発明は、前記上面部のうちの、前記基部に対応する部分には、前記凹所に連なり、該凹所から前記一方に向かって延びる案内溝が形成されていることを特徴とする。 The present invention is characterized in that a guide groove extending from the recess toward the one side is formed in a portion corresponding to the base portion of the upper surface portion.
また本発明は、前記案内溝は、前記基部の前記一方側の端部において、前記一方側に開放していることを特徴とする。 Further, the present invention is characterized in that the guide groove is open to the one side at an end portion on the one side of the base portion.
また本発明は、前記案内溝は、前記一方に向かって進むにつれて溝幅が大きくなるように形成されていることを特徴とする。 Further, the present invention is characterized in that the guide groove is formed so that the groove width increases as it advances toward the one side.
また本発明は、前記底部に装着されたときに、該底部に固定するための締結具が設けられていることを特徴とする。 Further, the present invention is characterized in that a fastener for fixing to the bottom portion is provided when the bottom portion is mounted.
また本発明は、載置面上に載置されて用いられる電子機器であって、前記載置面に載置された状態において該載置面に対向し、ケーブルが接続される底部と、該底部に設けられる複数の突起状の脚部とを有し、前記角度変更用スペーサを前記底部に装着可能な電子機器であって、
前記底部に、前記角度変更用スペーサの前記本体部における前記一方側の端部を挿入可能な端部支持部が設けられていることを特徴とする電子機器である。
Further, the present invention is an electronic device that is used by being placed on a placement surface, and is opposed to the placement surface in a state of being placed on the placement surface, and a bottom portion to which a cable is connected, An electronic device having a plurality of projecting leg portions provided on the bottom, and capable of mounting the angle changing spacer on the bottom;
In the electronic device, an end support portion into which the one end portion of the main body portion of the angle changing spacer can be inserted is provided on the bottom portion.
本発明によれば、電子機器のデザイン性を損なうことなく、操作者の操作性を向上させるべく、載置面に対する電子機器の角度を変更することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the angle of the electronic device with respect to a mounting surface can be changed in order to improve an operator's operativity, without impairing the design property of an electronic device.
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る角度変更用スペーサ30の装着対象である電子式金銭登録機(「電子レジスタ」とも称する。以下、「金銭登録機」と略記する。)1の一例を示す図である。図1(a)は、金銭登録機1をその背面側から見た図を示し、図1(b)は、図1(a)における切断面線I−Iから見た断面図を示し、図1(c)は、図1(a)における切断面線II−IIから見た断面図を示し、図1(d)は、金銭登録機1の底面図を示し、図1(e)は、図1(b)におけるA部を拡大して示している。なお、図1では、金銭登録機1が、通常の姿勢で載置台2上に載置されている状態を示している。また、図1(d)では、後述するケーブル18を省略して図示している。
(First embodiment)
FIG. 1 shows an electronic cash register (also referred to as “electronic register”, hereinafter abbreviated as “money register”) 1 to which the
電子機器の1つである金銭登録機1は、装置本体10と、装置本体10の底部10aに設けられた突起状の脚部11とによって構成されている。ここで、装置本体10の底部10aとは、金銭登録機1が通常の姿勢で載置台2上に載置されたときに、載置台2の載置面2aに対向する部分である。
The
装置本体10は、筐体12と、会計を行う顧客に対して合計金額や釣銭金額などの情報を表示するためのカスタマディスプレイ13と、店員などの操作者に対して会計処理用の画面を表示するとともに、タッチ操作による入力を受け付けるタッチパネル付ディスプレイ14とを含んで構成される。
The apparatus
筐体12の上部は、2つの傾斜部15,16によって上方に凸の山型に形成されており、一方の傾斜部15は、頂部から装置正面側に向かって下方に傾斜し、他方の傾斜部16は、頂部から装置背面側に向かって下方に傾斜している。一方の傾斜部15には、その傾斜面に沿って表示面14aが配設されるように、タッチパネル付ディスプレイ14が設置され、他方の傾斜部16には、その傾斜面に沿って表示面13aが配設されるように、カスタマディスプレイ13が設置されている。
The upper portion of the
また、装置本体10の底部10aを構成する筐体12の下部は、図1(d)に示すように、装置の下方から見て大略的に矩形状に形成されている。そして、この筐体12の下部には、装置の下方にのみ開放するように形成された凹所17が、装置背面寄りの位置に設けられている。
Further, as shown in FIG. 1 (d), the lower part of the
そして、この凹所17に臨むように、外部電源から金銭登録機1に電力を供給するための電源ケーブルや、外部のサーバ装置(図示せず)との間でのデータの送受信などに用いられる通信用ケーブルなどのケーブル18を接続するための複数のコネクタ19が、筐体12に埋設されている。
And it faces to this
各コネクタ19は、回路基板20上に搭載されており、本実施形態では、凹所17よりも装置正面側に配設されている。したがって、各コネクタ19に対して、対応するケーブル18を接続する際には、図1(c)において矢印で示すように、ケーブル18におけるコネクタ接続側の端部が、コネクタ19に対して、装置背面側から装置正面側に向かって進むように挿し込まれる。
Each
脚部11は、大略的に円柱形状に形成されたゴム製部材であり、その軸線が装置本体10の上下方向に一致して延びるように、筐体12の下部に締結固定されている。脚部11は、本実施形態では、筐体12の下部における四隅の近傍にそれぞれ配設されている。すなわち、筐体12の下部には、4つの脚部11が設けられている。
The
金銭登録機1が通常の姿勢で載置台2上に載置される場合には、この4つの脚部11と載置台2とが接触する。これにより、装置本体10の底部10aと載置台2の載置面2aとの間には、間隙21が形成され、この間隙21を介して、コネクタ19に接続されたケーブル18が、底部10aの下方から、装置背面側の外部空間へ排出される。
When the
脚部11の軸線方向における寸法、すなわち脚部11の高さ寸法は、たとえば、コネクタ19に接続されるケーブル18の外径よりも僅かに大きな寸法となるように設計される。これにより、金銭登録機1を通常の姿勢で載置台2上に載置したときに、コネクタ19に接続されたケーブル18の外部空間への排出を可能にしつつ、ケーブル18の底部10aの下方を延在している部分や、装置本体10の底部10a自体を、外部から視認しにくくすることができる。
The dimension in the axial direction of the
本実施形態では、金銭登録機1における筐体12の下部には、図1(d)に示すように、後述する角度変更用スペーサ30を装着するときに用いられる支持部22が設置されるとともに、装着された角度変更用スペーサ30を装置本体10に締結固定する際に用いられる雌ねじ部23が形成されている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1D, a
支持部22は、本実施形態では、図1(e)に示すように、位置決め部分22aと、受け部分22bと、一対の案内部分22cとによって構成される。位置決め部分22aは、筐体12の下部から下方に垂設された矩形板状部分であり、凹所17よりも装置正面側の位置において、その長手方向が装置本体10の幅方向(図1(a)における左右方向)に一致するように配設されている。位置決め部分22aの前記長手方向の寸法は、凹所17における前記幅方向の寸法よりも長くなるように設定されている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1E, the
受け部分22bは、位置決め部分22aの下端部に連なり、装置背面側に向かって突出するように設けられた矩形板状部分である。すなわち、位置決め部分22aと受け部分22bとは、装置本体10の幅方向に垂直な断面において略L字状を成している。この位置決め部分22aおよび受け部分22bと、筐体12の下面とによって、角度変更用スペーサ30における後述する一対の遊端部34aを収容可能な収容空間Sが形成される。
The receiving
受け部分22bは、詳細には、位置決め部分22aの下端部から、装置背面側に向かって下方に進むように傾斜させて設けられている。この受け部分22bの傾斜の度合いは、角度変更用スペーサ30を金銭登録機1に装着することによって装置本体10の底部10aが載置面2aに対して傾いたときに、載置面2aと平行または略平行となるように設定されている(図4(b)参照)。本実施形態では、受け部分22bの筐体12の下面に対する傾斜角度は、角度変更用スペーサ30における傾斜角度θ(図2(b)参照)に一致するように設定されている。
Specifically, the receiving
各案内部分22cは、位置決め部分22aおよび受け部分22bの前記長手方向の各端部に連なり、筐体12の下部から下方に垂設された板状部分である。各案内部分22cは、図2(d)に示すように、装置背面側に向かって進むに従って、互いに離反するように設けられている。
Each
このように構成される支持部22は、筐体12に一体的に設けられてもよく、筐体12とは別途に作製された部材を筐体12に固定することによって設けられてもよい。なお、支持部22は、金銭登録機1を通常の姿勢で載置台2上に載置したときに、載置面2aと接触しないようなサイズに形成されている。
The
雌ねじ部23は、4つの脚部11のうち、装置背面寄りに設けられている2つの脚部11の軸線間の中心に配置されている。以下、装置背面寄りに設けられている2つの脚部11を、特に「脚部11a」と記すこととする。
The
図2は、本発明の第1の実施形態に係る角度変更用スペーサ30の構成を概略的に示す図である。図2(a)は、角度変更用スペーサ30の平面図を示し、図2(b)は、角度変更用スペーサ30の右側面図を示し、図2(c)は、角度変更用スペーサ30の背面図を示し、図2(d)は、図2(a)における切断面線III−IIIから見た断面図を示し、図2(e)は、図2(a)における切断面線IV−IVから見た断面図を示している。
FIG. 2 is a diagram schematically showing the configuration of the
角度変更用スペーサ30は、図2(a)に示すように、厚み方向Zから見たときに、前方X1に開放するように形成された略U字状(馬蹄形状)の本体部31と、本体部31における下面部36から下方に突出するように設けられた突起状の脚部32とを含んで構成される。
As shown in FIG. 2A, the
本体部31は、厚み方向Zおよび前後方向Xのいずれにも垂直な幅方向Yに沿って直線状に延びる基部33と、基部33における幅方向Yの各端部からそれぞれ前方X1側に向かって直線状に延びる一対の腕部34とを有し、基部33と一対の腕部34とが一体的に連なって形成されることにより、略U字状を成している。
The
一対の腕部34は、基部33における幅方向Yの中心部を含み、幅方向Yに垂直な仮想平面Vに関して対称に形成され、本実施形態では、前方X1に向かって進むにつれて互いに近接するように、内向きに延設されている。
The pair of
また、本体部31は、その厚み方向Zの一方側の表面部である上面部35が、図2(b)に示すように、厚み方向Zの他方側の表面部である下面部36に対して傾斜するように形成されている。詳細には、上面部35は、前方X1に向かって進むにつれて下面部36との距離が小さくなるように、下面部36に対して傾斜角度θで傾斜している。すなわち、一対の腕部34は、前方X1に向かって進むにつれて先細であり、楔状に形成されている。
Further, the
なお、この上面部35は、角度変更用スペーサ30が金銭登録機1における装置本体10の底部10aに装着された装着状態において、その底部10aに対向する部分である。そして、上面部35のうちの基部33に対応する部分には、前記装着状態において、装置本体10の底部10aに設けられている脚部11が嵌合可能な凹部37が形成されている。
The
本実施形態では、上面部35のうちの基部33に対応する部分には、装置本体10の底部10aに設けられている4つの脚部11のうちの、装置背面寄りに設けられている2つの脚部11aが嵌合されるように、2つの凹部37が形成されている。
In the present embodiment, in the portion corresponding to the
各凹部37は、脚部11aの外径よりも僅かに大きな外径を有する円筒状の内周面部37aと、前記装着状態において脚部11の底面に対向する円形状の底面部37bとを有する。底面部37bは、本実施形態では、図2(d)に示すように、上面部35と平行になるように、下面部36に対して傾斜している。
Each
各凹部37の深さ、すなわち上面部35と底面部37bとの距離は、脚部11aの軸線方向の寸法と同一か、それよりも大きくなるように設計されている。そして、この2つの凹部37は、仮想平面Vに関して対称となるように、かつ、それらの軸線間距離が、装置本体10の底部10aに設けられている前記2つの脚部11aの軸線間距離に一致するように配設されている。
The depth of each
したがって、前記装着状態では、装置本体10の底部10aに設けられている2つの脚部11aが前記2つの凹部37にそれぞれ嵌り込むことにより、本体部31における上面部35と装置本体10の底部10aとが面接触することとなる。
Therefore, in the mounted state, the two
さらに、基部33には、2つの凹部37の軸線間の中心において、筐体12の下部に設けられた雌ねじ部23と螺合可能な取付ねじ40が装着されている。これにより、前記装着状態において、この取付ねじ40と雌ねじ部23とを螺合することによって、角度変更用スペーサ30を、金銭登録機1に締結固定することが可能となっている。
Further, a mounting
本体部31は、たとえばABS樹脂などの樹脂材料から成り、本実施形態では、図2(e)に示すように、厚み方向Zの一方である下方に開放するように形成されている。ここで、本体部31の前方X1側の端部における幅方向Yの寸法は、支持部22における収容空間Sの幅方向寸法以下に設定され、本実施形態では、支持部22における収容空間Sの幅方向寸法に一致するように設定される。
The
また、各腕部34における基部33とは反対側の端部34aを「遊端部34a」と称することとすると、本体部31における腕部34の長さは、前記装着状態において、遊端部34aの端面が、支持部22における位置決め部分22aに当接するような寸法に設定される。
Further, assuming that the
脚部32は、大略的に円柱形状に形成されたゴム製部材であり、その軸線が厚み方向Zに一致するように、下面部36に締結固定されている。脚部32は、本実施形態では、凹部37が形成されている位置に対応して設けられている。すなわち、本体部31の下面部36には、2つの脚部32が設けられている。
The
図3は、角度変更用スペーサ30を金銭登録機1に装着する方法を説明するための図であり、図3(a)は、下方から見た状態を示し、図3(b)は、図3(a)における切断面線V−Vから見た断面図を示している。
FIG. 3 is a view for explaining a method of mounting the
また、図4は、角度変更用スペーサ30が金銭登録機1に装着された状態を示す図であり、図4(a)は、下方から見た状態を示し、図4(b)は、図4(a)における切断面線VI−VIから見た断面図を示し、図4(c)は、側方から見た状態を示している。
4 is a view showing a state in which the
図3(b)に示すように、角度変更用スペーサ30を金銭登録機1に装着する際には、金銭登録機1における装置背面側の部分だけを持ち上げることにより、装置背面寄りに設けられている2つの脚部11aを載置面2aから浮かせた状態で、金銭登録機1における背面側の部分と載置面2aとの間の隙間を介して、装置背面側から装置正面側に向かって、角度変更用スペーサ30が挿入される。
As shown in FIG. 3 (b), when the
このとき、角度変更用スペーサ30は、下面部36が載置面2aに臨み、一対の腕部34の間に2つの脚部11aが入り込むようにして、その前方X1が、装置背面側から装置正面側に向かう方向(矢印で示す方向)に一致するような挿入角度で、装置背面側から挿入される。換言すれば、一対の腕部34における遊端部34a側から挿入される。
At this time, the
そして、角度変更用スペーサ30を、挿入方向に沿ってスライドさせ、一対の腕部34における各遊端部34aの端面を、支持部22における位置決め部分22aに当接させる。このとき、挿入角度が若干ずれていた場合であっても、遊端部34aが支持部22における案内部分22cに接触することにより、適正な方向に案内される。
Then, the
これによって、各遊端部34aが収容空間Sに嵌り込むと、角度変更用スペーサ30は位置決めされる。このとき、収容空間Sに嵌り込んだ各遊端部34aは、受け部分22bによって下方から支持される。
Thus, when each
このようにして、角度変更用スペーサ30が位置決めされると、持ち上げていた装置背面側の部分を降下させることで、角度変更用スペーサ30の上面部35に設けられた各凹部37に、装置背面寄りに設けられている2つの脚部11aを嵌り込ませることができる。
Thus, when the
これにより、図4に示すように、金銭登録機1の装置本体10における底部10aと、角度変更用スペーサ30の本体部31における上面部35とが面接触し、下面部36に対する上面部35の傾斜角度θだけ、金銭登録機1における底部10aの載置面2aに対する角度が変更される。なお、角度変更用スペーサ30を金銭登録機1に固定したい場合には、前記のように、取付ねじ40と雌ねじ部23とが螺合される。
As a result, as shown in FIG. 4, the bottom 10 a of the apparatus
以上のように、本実施形態によれば、角度変更用スペーサ30の本体部31が、前方X1に開放するように略U字状に形成されているので、角度変更用スペーサ30を金銭登録機1に装着したときに、凹所17の下方の空間に対して装置背面側には、基部33が配置され、凹所17の下方の空間に対して装置本体10の幅方向の両側には、一対の腕部34がそれぞれ配置されることとなる。すなわち、角度変更用スペーサ30の装着状態では、凹所17の下方の空間が、角度変更用スペーサ30によって、装置背面側および装置本体10の幅方向の両側の三方から囲われることとなる。
As described above, according to the present embodiment, since the
これにより、図4(c)に示すように、操作者の操作性を向上させるべく、金銭登録機1の載置面2aに対する角度を変更した場合においても、通常の姿勢で載置台2上に載置した場合と同じように、ケーブル18の底部10aの下方を延在している部分や、装置本体10の底部10a自体を、外部から視認しにくくすることができる。したがって、ケーブル18や底部10aなどが視認されてしまうことによるデザイン性の悪化を防止することができる。
As a result, as shown in FIG. 4C, even when the angle of the
また本実施形態によれば、角度変更用スペーサ30の本体部31が、前方X1に開放するように略U字状に形成されているので、コネクタ19にケーブル18が接続された状態であっても、角度変更用スペーサ30を金銭登録機1に装着することができる。また、角度変更用スペーサ30が金銭登録機1に装着された状態において、装置本体10の底部10aの下方に延在しているケーブル18を適宜移動させることができる。
In addition, according to the present embodiment, the
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る角度変更用スペーサ30Aの構成を概略的に示す図である。図2(a)は、角度変更用スペーサ30Aの平面図を示し、図2(b)は、図2(a)における切断面線VII−VIIから見た断面図を示し、図2(c)は、図2(a)における切断面線VIII−VIIIから見た断面図を示している。
(Second Embodiment)
FIG. 5 is a diagram schematically showing the configuration of the
本実施形態に係る角度変更用スペーサ30Aは、第1の実施形態に係る角度変更用スペーサ30と略同一に構成されるので、同一の構成については同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
Since the
本実施形態に係る角度変更用スペーサ30Aは、上面部35のうちの基部33に対応する部分に、凹部37によって形成される凹所に連なり、該凹所から前方X1に向かって延びる、断面がU字状の案内溝38が、凹部37ごとに形成されている点において、第1の実施形態に係る角度変更用スペーサ30と相違している。
The
各案内溝38は、基部33における前方X1側の端部において前方X1に開放するように形成され、その溝底を規定する溝底部39は、底面部37bと略面一となるように形成されている。各案内溝38は、図5(a)に示されるように、前後方向Xに沿って同一の溝幅を有するように形成されている。各案内溝38は、凹部37における内周面部37aの内径と略等しい溝幅を有するように形成されている。
Each
以上のように、本実施形態によれば、角度変更用スペーサ30Aの上面部35における基部33に対応する部分には、脚部11aが嵌り込む凹所から前方X1に延びるように案内溝38が形成されているので、金銭登録機1における装置背面側の部分を持ち上げる量(載置面2aからの持ち上げ高さ)を、できるだけ小さくすることができる。
As described above, according to the present embodiment, the
具体的には、第1の実施形態では、図3(b)に示すように、脚部11aの下面が、少なくとも上面部35よりも上方に位置するように、金銭登録機1における装置背面側の部分を持ち上げる必要があったが、本実施形態によれば、脚部11aの下面が、少なくとも溝底部39よりも上方に位置するように、金銭登録機1における装置背面側の部分を持ち上げればよくなる。したがって、角度変更用スペーサ30Aを装着する際の作業者の負担を低減することができる。
Specifically, in the first embodiment, as shown in FIG. 3B, the back side of the device in the
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る角度変更用スペーサ30Bの構成を概略的に示す図であり、角度変更用スペーサ30Bの平面図を示している。本実施形態に係る角度変更用スペーサ30Bは、第2の実施形態に係る角度変更用スペーサ30Aと略同一に構成されるので、同一の構成については同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
(Third embodiment)
FIG. 6 is a diagram schematically showing the configuration of the
第2の実施形態に係る角度変更用スペーサ30Aでは、案内溝38は、前後方向Xに沿って同一の溝幅を有するように形成されていたが、本実施形態に係る角度変更用スペーサ30Bでは、各案内溝38Bは、図6に示されるように、前方X1に向かって進むにつれてその溝幅が大きくなるように形成されている。各案内溝38Bは、具体的には、後方X2側の端部では、凹部37における内周面部37aの内径と略等しい溝幅を有し、前方X1に向かって進むにつれて、溝幅が連続的に増加していくように形成されている。
In the
以上のように、本実施形態によれば、案内溝38Bが、前方X1に向かって進むにつれて溝幅が大きくなるように形成されているので、角度変更用スペーサ30Bをスライドにより挿入する際に、金銭登録機1の幅方向に対する角度変更用スペーサ30Bの挿入位置が、適正な位置から若干ずれていたとしても、脚部11aが案内溝38Bを通過する際に、そのずれが吸収されて、脚部11aを凹所へ導くことができる。すなわち、本実施形態によれば、作業者は、角度変更用スペーサ30Bを、金銭登録機1へ容易に装着することができる。
As described above, according to the present embodiment, the
なお、本実施形態では、電子機器が金銭登録機1によって実現される場合を例に挙げて説明しているが、電子機器としては、金銭登録機1には限定されず、操作者の操作性を向上させるべく、載置面に対する角度を変更する必要がある電子機器であれば、他の電子機器によって実現されてもよい。
In the present embodiment, the case where the electronic device is realized by the
1 電子式金銭登録機
2 載置台
10 装置本体
10a 底部
11 脚部
17 凹所
18 ケーブル
30 角度変更用スペーサ
31 本体部
32 脚部
33 基部
34 腕部
35 上面部
36 下面部
37 凹部
38 案内溝
40 取付ねじ
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記底部に装着されたときに該底部に対向する上面部と、前記底部に装着されたときに前記載置面に対向する下面部とを有する本体部であって、前記上面部に対向する側から見たときに、一方に開放するようにU字状に形成され、前記上面部が、前記一方に向かって進むにつれて前記下面部との距離が小さくなるように、該下面部に対して傾斜して形成される本体部と、
前記下面部に設けられる複数の突起状の脚部とを有することを特徴とする角度変更用スペーサ。 An electronic device that is used by being placed on a placement surface, and is opposed to the placement surface in a state of being placed on the placement surface, and a plurality of portions provided on the bottom portion to which a cable is connected In the angle changing spacer that is detachably attached to the bottom portion in order to change the angle of the bottom portion with respect to the mounting surface of the electronic device having the protruding leg portion,
A main body having an upper surface facing the bottom when mounted on the bottom and a lower surface facing the mounting surface when mounted on the bottom, the side facing the upper surface When viewed from above, it is formed in a U shape so as to open to one side, and the upper surface portion is inclined with respect to the lower surface portion so that the distance from the lower surface portion decreases as it advances toward the one side A body part formed as
An angle changing spacer comprising a plurality of projecting leg portions provided on the lower surface portion.
前記凹所は、前記上面部のうちの、前記基部に対応する部分に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の角度変更用スペーサ。 The main body portion includes a pair of arm portions that are separated from each other and extend toward the one side, and a base portion that is connected to an end portion on the opposite side to the one side of each arm portion,
The angle changing spacer according to claim 2, wherein the recess is formed in a portion of the upper surface portion corresponding to the base portion.
前記底部に、前記角度変更用スペーサの前記本体部における前記一方側の端部を挿入可能な端部支持部が設けられていることを特徴とする電子機器。 An electronic device that is used by being placed on a placement surface, and is opposed to the placement surface in a state of being placed on the placement surface, and a plurality of portions provided on the bottom portion to which a cable is connected And an electronic device capable of mounting the angle changing spacer according to any one of claims 1 to 7 on the bottom,
An electronic apparatus, wherein an end support portion into which the one end portion of the main body portion of the angle changing spacer can be inserted is provided on the bottom portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013211752A JP2015075921A (en) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | Angle adjustable spacer and electronic apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013211752A JP2015075921A (en) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | Angle adjustable spacer and electronic apparatus |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015075921A true JP2015075921A (en) | 2015-04-20 |
Family
ID=53000731
Family Applications (1)
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JP2013211752A Pending JP2015075921A (en) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | Angle adjustable spacer and electronic apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015075921A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI795206B (en) * | 2021-05-03 | 2023-03-01 | 華碩電腦股份有限公司 | All-in-one computer |
-
2013
- 2013-10-09 JP JP2013211752A patent/JP2015075921A/en active Pending
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TWI795206B (en) * | 2021-05-03 | 2023-03-01 | 華碩電腦股份有限公司 | All-in-one computer |
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