JP2015074270A - 車両の開閉部の給電機構 - Google Patents

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真吾 加藤
光 佐野
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Abstract

【課題】車両の開閉部に設けるバッテリを小さくすることができる車両の開閉部の給電機構を提供する。
【解決手段】給電システム1は、車両のスライドドアに、ドア側バッテリ34と、ドア側バッテリ34の電力により動作し、スライドドアのドアハンドルスイッチ62Aに操作が入力されたとき、車体からの電力供給を要求する電力供給要求信号を送信するドア側制御部37と、が設けられている。そして、車両の車体に、ドア側制御部37によって送信された上記電力供給要求信号を受信するとともに、電力供給要求信号が受信されたとき、車体5の給電コイル221からスライドドア6の受電コイル311への給電を開始する車体側制御部25が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のドアやサンルーフなどの車両の開閉部の給電機構に関する。
車両のドアにはパワーウインドウ装置が設けられており、ドアに設けられたスイッチを操作することでモータが駆動されてウインドウが開閉される。また、スライドドアには、自動開閉装置が設けられたものがあり、スライドドアのハンドルスイッチを操作することで、スライドドアに設けられたモータが駆動されてスライドドアが開閉される。
このようなドアやスライドドアなどの開閉部にモータなどの電気機器を設けた構成では、車体と開閉部との間にワイヤハーネスを配索して給電を行っていた。しかしながら、ワイヤハーネスの余長吸収するための複雑な機構が必要であったり、車体と開閉部との間でワイヤハーネスが露出して美観が低下したりするという問題があった。そして、これらの問題を解決する技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されているスライドドアの給電機構では、スライドドアが車両に近接しているとき(ドア閉状態)は、電磁誘導による非接触給電によりスライドドア側に給電して、スライドドア内蔵バッテリに充電を行う。そして、スライドドアが車体から離れているとき(ドア半開状態〜ドア全開状態)、スライドドア内蔵バッテリによりモータを駆動して開閉動作を行う。このように特許文献1では、非接触給電を用いることにより、車体と開閉部との間のワイヤハーネスを省略することができた。
特開2002−158041号公報
しかしながら、特許文献1では、スライドドアが車体から離れているときにスライドドア内蔵バッテリによりモータを駆動するので、スライドドア内蔵バッテリの容量を大きくする必要があり、製造コストが高くなったり、スライドドア内の狭い空間に大容量のバッテリを配置することが困難だったりするという問題があった。また、スライドドア内にバッテリを設けず、常時非接触給電を行う構成が考えられるが、スライドドアに設けられたハンドルスイッチの操作を検出するため、車両のイグニッションオフ状態においてもスライドドアに給電し続ける必要があり、無駄に電力を消費してしまうという別の問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、車両の開閉部に設けるバッテリを小さくすることができる車両の開閉部の給電機構を提供することを目的とする。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、車両の開閉部に設けられ、受電コイルを有する受電部と、前記車両の車体に設けられ、前記開閉部の開状態及び閉状態において当該車体の電源部の電力を前記受電コイルに非接触で給電可能な給電コイルを有する給電部と、を備えた車両の開閉部の給電機構であって、前記開閉部に、開閉部バッテリと、前記開閉部バッテリの電力により動作し、前記開閉部の操作スイッチに操作が入力されたとき、前記車体からの電力供給を要求する信号を送信する無線送信手段と、が設けられ、前記車体に、前記無線送信手段によって送信された前記信号を受信する無線受信手段と、前記無線受信手段によって前記信号が受信されたとき、前記給電コイルから前記受電コイルへの給電を開始する給電制御手段と、が設けられていることを特徴とする車両の開閉部の給電機構である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記開閉部バッテリが二次電池で構成され、前記開閉部に、太陽電池と、前記太陽電池の電力により前記開閉部バッテリを充電する充電手段と、がさらに設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記開閉部バッテリが太陽電池で構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項2又は3に記載された発明において、前記太陽電池が、受光面の向きを変えるように変位可能に設けられ、前記開閉部に、前記太陽電池の発電効率を検出する発電効率検出手段と、前記車体から供給される電力により動作し、前記発電効率検出手段によって検出された前記発電効率に基づいて前記太陽電池を変位させる太陽電池変位手段と、がさらに設けられていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項4に記載された発明において、前記発電効率検出手段が、前記開閉部バッテリの電力により動作し、前記無線送信手段が、前記開閉部の操作スイッチに操作が入力されたときに加えて前記発電効率検出手段によって検出された前記発電効率が所定の条件を満たすときも、前記車体からの電力供給を要求する信号を送信するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、車両の開閉部に、開閉部バッテリと、開閉部バッテリの電力により動作し、開閉部の操作スイッチに操作が入力されたとき、車体からの電力供給を要求する信号を送信する無線送信手段と、が設けられている。そして、車両の車体に、無線送信手段によって送信された上記信号を受信する無線受信手段と、無線受信手段によって上記信号が受信されたとき、車体の給電コイルから開閉部の受電コイルへの給電を開始する給電制御手段と、が設けられている。このようにしたことから、無線送信手段によって車体からの電力供給を要求する信号が送信された後、車体から開閉部に電力が供給され、当該電力を操作スイッチの操作に応じて動作するモータなどの電気機器に供給することができる。そのため、車両の開閉部に設けるバッテリを小さくすることができる。
請求項2に記載された発明によれば、開閉部バッテリが二次電池で構成され、開閉部に、太陽電池と、当該太陽電池の電力により開閉部バッテリを充電する充電手段と、がさらに設けられている。このようにしたことから、開閉部バッテリの電力を太陽電池により補うことができ、車両の開閉部に設けるバッテリをさらに小さくすることができる。
請求項3に記載された発明によれば、開閉部バッテリが太陽電池で構成されている。このようにしたことから、開閉部バッテリとして太陽電池を開閉部の外側面に配置することができ、そのため、開閉部におけるバッテリを収容する空間を削減することができる。
請求項4に記載された発明によれば、太陽電池が、受光面の向きを変えるように変位可能に設けられ、開閉部に、太陽電池の発電効率を検出する発電効率検出手段と、車体から供給される電力により動作し、発電効率検出手段によって検出された発電効率に基づいて太陽電池を変位させる太陽電池変位手段と、がさらに設けられている。このようにしたことから、例えば、発電効率が最大になるように太陽電池の向きを変えたり、発電量が過剰の場合は発電効率を下げるように太陽電池の向きを変えたりして、太陽電池の発電効率に応じて太陽電池の向きを変えることができ、そのため、太陽電池からより適切な電力を取り出すことができる。
請求項5に記載された発明によれば、発電効率検出手段が、開閉部バッテリの電力により動作し、無線送信手段が、開閉部の操作スイッチに操作が入力されたときに加えて発電効率検出手段によって検出された発電効率が所定の条件を満たすときも、車体からの電力供給を要求する信号を送信するように構成されている。このようにしたことから、開閉部の操作スイッチに操作が入力されたときに加えて、例えば、発電効率が所定の下限値よりも低いとき、若しくは、発電効率が所定の上限値よりも互いときなど発電効率が所定の条件を満たすときにも、車体からの電力供給を要求することができる。そのため、車体から開閉部に電力が供給されていない状態においても、当該電力供給を開始させて太陽電池の発電効率に応じて太陽電池の向きを変えることができ、これにより、太陽電池からより適切な電力を取り出すことができる。
本発明の第1実施形態の車両の開閉部の給電機構を備えた給電システムの概略構成を示す図である。 図1の給電システムの給電部が備える太陽電池の配置を説明する車両の側面図である。 図1の給電システムの受電部の変形例の構成を示すスライドドアの車両の前後方向から見た側面図である(太陽電池が変位可能に設けられた構成)。
以下、本発明の一実施形態の車両の開閉部の給電機構を備えた給電システムについて、図1、図2を参照して説明する。本実施形態の給電システムは、車両に搭載されており、磁界共鳴方式を用いて非接触で車両の車体から開閉部としてのスライドドアに電力を供給する。勿論、これ以外にも、電磁誘導方式を用いたものなどであってもよい。また、開閉部として、スライドドア以外にも、ヒンジ部によって車体に揺動可能に取り付けられた一般的なドアや、ボンネット、リアゲート、可動式サンルーフなどに適用してもよい。
図1は、本発明の第1実施形態の車両の開閉部の給電機構を備えた給電システムの概略構成を示す図である。図2は、図1の給電システムの給電部が備える太陽電池の配置を説明する車両の側面図である。
図1に示すように、給電システム1は、車両Vの車体5(図2に示す)に配置される給電部としての給電装置20と、スライドドア6(図2に示す)に配置される受電部としての受電装置30と、を備えている。
給電装置20は、高周波電源21と、給電側コイルユニット22と、給電側コンデンサ23と、整合器24と、車体側制御部25と、を備えている。
高周波電源21は、例えば、車両Vに搭載された電源部である車体側バッテリBを電源として高周波電力を生成して、給電側コイルユニット22に供給している。この高周波電源21により生成される高周波電力は、後述する給電コイル221及び受電コイル311の共振周波数と等しくなるように設けられている。
給電側コイルユニット22は、高周波電源21から高周波電力が供給される給電コイル221を備えている。この給電コイル221は、平面帯状に巻回され、図2(a)、(b)に示すように、後述する車体5の側面に設けられたレール51の近傍に配設されている。給電側コイルユニット22は、後述する受電側コイルユニット31に非接触で給電する。
給電側コンデンサ23は、給電コイル221と直列に接続され、給電コイル221と共に共振回路を形成している。給電側コンデンサ23は、共振周波数を調整する。本実施形態では、給電側コンデンサ23は、給電コイル221と直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
整合器24は、高周波電源21と給電コイル221及び給電側コンデンサ23からなる共振回路との間のインピーダンスを整合させるための回路である。
車体側制御部25は、CPU25a、ROM25b、RAM25cを有する周知のマイクロコンピュータなどで構成され、給電装置20全体の制御を司る。また、車体側制御部25は、後述する受電装置30から送信された無線信号を受信する受信部25dを有する。車体側制御部25は、車体側からの電力供給を要求する信号(電力供給要求信号)を受信部25dが受信すると、高周波電源21をオンして、給電側コイルユニット22への高周波電力の供給を開始する。これにより、給電側コイルユニット22から後述する受電側コイルユニット31に非接触で給電が開始される。なお、車両側制御部25は、ドア側制御部37に制御信号を送信する図示しない送信部を備えている。車両側制御部25は、無線受信手段及び給電制御手段として機能する。
受電装置30は、受電側コイルユニット31と、受電側コンデンサ32と、整流器33と、開閉部バッテリとしてのドア側バッテリ34と、充電手段としての充電部35と、太陽電池36と、ドア側制御部37と、を備えている。
受電側コイルユニット31は、給電コイル221と磁界共鳴する受電コイル311を備えている。この受電コイル311は、平面状に巻回されており、図2(a)、(b)に示すように、スライドドア6の内側面に給電コイル221と対向するように配置されている。受電側コイルユニット31は、給電側コイルユニット22から非接触で受電する。
この受電側コイルユニット31の受電コイル311と、上述した給電側コイルユニット22の給電コイル221とは、互いに近接して配置されている。本実施形態において、給電コイル221は、車体5に設けられたスライドドア6のスライド移動をガイドするレール51に隣接して平行にかつレール51の全長にわたって配置されている。受電コイル311は、スライドドア6の車内側の内側面における車両後方(図2の右方)寄りの箇所に、スライドドア6の開状態及び閉状態のいずれにおいても給電コイル221と対向するように配置されている。勿論、給電コイル221と受電コイル311とは、これ以外の場所に設けられていてもよく、本発明の目的に反しない限り、給電コイル221と受電コイル311との間で非接触給電が可能であれば、これらの配置は任意である。
受電側コンデンサ32は、受電コイル311と直列に接続され、受電コイル311と共に共振回路を形成している。受電側コンデンサ32は、共振周波数を調整する。本実施形態では、受電側コンデンサ32は、受電コイル311と直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
整流器33は、受電側コイルユニット31が受電した高周波電力を直流電力に変換する。この整流器33には、例えば、スライドドア6に設けられた、ドア開閉用モータ61A、ドアロック用モータ61B、パワーウインドウ用モータ61Cなどが接続される。
ドア側バッテリ34は、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池で構成され、スライドドア6に内蔵されている。
充電部35は、後述する太陽電池36の出力する電力によりドア側バッテリ34を充電する。
太陽電池36は、図2に示すように、スライドドア6の外側面に固定して配設されており、受光面36aに太陽光を受けることにより電力を生じて、当該電力を充電部35に出力する。
ドア側制御部37は、CPU37a、ROM37b、RAM37cを有する周知のマイクロコンピュータなどで構成され、受電装置30全体の制御を司る。また、ドア側制御部37は、給電装置20に対して無線信号を送信する送信部37dを有する。ドア側制御部37には、スライドドア6に設けられたドアハンドルスイッチ62A、ドアロックスイッチ62B、パワーウインドウスイッチ62Cが接続されている。また、ドア側制御部37には、ドア開閉用モータ61A、ドアロック用モータ61B、パワーウインドウ用モータ61Cが接続されており、それぞれに対応するスイッチに入力された操作に応じた動作を要求する制御信号を送信する。なお、ドア側制御部37は、車両側制御部25から送信された制御信号を受信する図示しない受信部を備えている。
また、ドア側制御部37は、ドア側バッテリ34の電力により動作し、給電装置20から給電されていない状態において、ドアハンドルスイッチ62A又はドアロックスイッチ62Bが操作されると、送信部37dを通じて給電装置20に対して上記電力供給要求信号を送信する。ドア側制御部37は、無線送信手段として機能する。ドアハンドルスイッチ62A及びドアロックスイッチ62Bは、操作スイッチに相当する。
上述した給電システム1では、車両のイグニッションオフ状態において、ドアハンドルスイッチ62Aが操作されると、ドア側制御部37が当該操作を検出して送信部37dから車体側制御部25に向けて電力供給要求信号を送信する。そして、車体側制御部25が受信部25dにより当該電力供給要求信号を受信すると、車体側制御部25は高周波電源21をオンして、給電側コイルユニット22への高周波電力の供給を開始する。これにより、給電側コイルユニット22から受電側コイルユニット31に非接触で給電が開始される。受電側コイルユニット31に給電された電力は、整流器33において直流に整流されてドア開閉用モータ61A、ドアロック用モータ61B、パワーウインドウ用モータ61Cに供給される。そして、ドア開閉用モータ61Aに電力が供給された後、ドア側制御部37は、ドア開閉用モータ61Aに上記ドアハンドルスイッチ62Aに入力された操作(ドア開操作又はドア閉操作)に応じた制御信号を送信する。ドア開閉用モータ61Aは、当該制御信号に応じてスライドドア6を開動作又は閉動作する。
その後、ドアハンドルスイッチ62Aに入力された操作に応じた動作が終了すると、ドア側制御部37は送信部37dから車体側制御部25に向けて電力供給の停止を要求する電力供給停止要求信号を送信する。そして、車体側制御部25が受信部25dにより当該電力供給停止要求信号を受信すると、車体側制御部25は高周波電源21をオフして、給電側コイルユニット22への高周波電力の供給を停止する。これにより、給電側コイルユニット22から受電側コイルユニット31への給電が停止される。車両のイグニッションオフ状態において、ドアロックスイッチ62Bが操作された場合にも、同様の動作を行う。
本実施形態の給電システム1は、車両Vのスライドドア6に設けられ、受電コイル311を有する受電装置30と、車両Vの車体5に設けられ、スライドドア6の開状態及び閉状態において当該車体5の車体側バッテリBの電力を受電コイル311に非接触で給電可能な給電コイル221を有する給電装置20と、を備えている。スライドドア6に、ドア側バッテリ34と、ドア側バッテリ34の電力により動作し、スライドドア6のドアハンドルスイッチ62A又はドアロックスイッチ62Bに操作が入力されたとき、車体5からの電力供給を要求する電力供給要求信号を送信するドア側制御部37と、が設けられている。車体5に、ドア側制御部37によって送信された電力供給要求信号を受信するとともに、当該電力供給要求信号が受信されたとき、給電コイル221から受電コイル311への給電を開始する車体側制御部25が設けられている。
また、給電システム1は、ドア側バッテリ34が二次電池で構成され、スライドドア6に、太陽電池36と、太陽電池36の電力によりドア側バッテリ34を充電する充電部35と、がさらに設けられている。
以上より、本実施形態によれば、車両Vのスライドドア6に、ドア側バッテリ34と、ドア側バッテリ34の電力により動作し、スライドドア6のドアハンドルスイッチ62A又はドアロックスイッチ62Bに操作が入力されたとき、車体5からの電力供給を要求する電力供給要求信号を送信するドア側制御部37と、が設けられている。そして、車両Vの車体5に、ドア側制御部37によって送信された上記電力供給要求信号を受信するとともに、電力供給要求信号が受信されたとき、車体5の給電コイル221からスライドドア6の受電コイル311への給電を開始する車体側制御部25が設けられている。このようにしたことから、ドア側制御部37によって車体5からの電力供給を要求する電力供給要求信号が送信された後、車体5からスライドドア6に電力が供給され、当該電力をドアハンドルスイッチ62A又はドアロックスイッチ62Bの操作に応じて動作するドア開閉用モータ61A又はドアロック用モータ61Bに供給することができる。そのため、車両Vのスライドドア6に設けるドア側バッテリ34を小さくすることができる。
また、ドア側バッテリ34が二次電池で構成され、スライドドア6に、太陽電池36と、当該太陽電池36の電力によりドア側バッテリ34を充電する充電部35と、がさらに設けられている。このようにしたことから、ドア側バッテリ34の電力を太陽電池36により補うことができ、車両Vのスライドドア6に設けるドア側バッテリ34をさらに小さくすることができる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の車両の開閉部の給電機構は上記実施形態の構成に限定されるものではない。
上述した実施形態では、ドア側バッテリ34を二次電池として、このドア側バッテリ34を充電部35により太陽電池36の電力で充電する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ドア側バッテリ34を太陽電池で構成し、ドア側バッテリ34の充電に用いる充電部35及び充電電力用の太陽電池36を省略した構成としてもよい。このようにすることで、ドア側バッテリ34として太陽電池をスライドドア6の外側面に配置することができ、そのため、スライドドア6におけるドア側バッテリ34を収容する空間を削減することができる。または、ドア側バッテリ34を二次電池として、充電部35に車体5から供給される電力を供給してドア側バッテリ34を充電する構成としてもよい。または、ドア側バッテリ34をリチウム電池などの一次電池としてもよい。さらには、この一次電池で構成されたドア側バッテリ34に直列又は並列に接続されて当該ドア側バッテリ34の電力を補うための太陽電池を備えた構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、太陽電池36をスライドドア6の外側面に固定して配置した構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、図3に示すように、スライドドア6に設けられ、太陽電池36の発電量(即ち、発電効率)を検出する電力計などからなる図示しない電力検出部(発電効率検出手段)と、スライドドア6に内蔵され、太陽電池36の受光面の向きを変えるように変位可能に当該太陽電池36の四隅を支持するピストン39a及びシリンダ39bを有する複数のアクチュエータ39(太陽電池変位手段)と、を備えた構成としてもよい。電力検出部は、ドア側バッテリ34の電力により動作し、これら複数のアクチュエータ39は、整流器33に接続されて車体5から供給された電力により動作する。
この構成において、例えば、ドア側制御部37は上記電力検出部によって検出された太陽電池36の発電量が所定の基準発電量未満であるとき、上記電力供給要求信号を送信する。そして、この電力供給要求信号を受けて車体5から電力が供給されると、ドア側制御部37は複数のアクチュエータ39に制御信号を送信して、太陽電池36の受光面36aの向きを予め定められた複数の方向に向けるとともに当該向きでの発電量を取得する。ここで、「予め定められた複数の方向」とは、一例として、受光面36aが鉛直方向及び車両の前後方向と平行となる位置を基準(即ち、鉛直方向の傾きが0度、前後方向の傾きが0度)とし、鉛直方向の傾きが0度〜30度まで5度刻み(鉛直方向上方が正)、前後方向の傾きが−30度〜30度まで5度刻み(車両前方が負、後方が正)で変化させたときのこれら鉛直方向及び前後方向の傾きの角度の組み合わせによって定まる複数の方向のことを示す。そして、ドア側制御部37は、予め定められた複数の方向の全てについて発電量を取得し終わった後、最も発電量の大きかった方向に受光面36aが向くように複数のアクチュエータ39に制御信号を送信する。複数のアクチュエータ39は、制御信号(即ち、発電量)に基づいて太陽電池36を変位させる。
このようにすることで、発電効率が最大になるように太陽電池36の向きを変えることができ、そのため、太陽電池36からより適切な電力を取り出すことができる。また、スライドドア6のドアハンドルスイッチ62A又はドアロックスイッチ62Bに操作が入力されたときに加えて、発電効率が所定の基準発電量よりも低いときなど発電効率が所定の条件を満たすときにも、車体5からの電力供給を要求することができる。そのため、車体5からスライドドア6に電力が供給されていない状態においても、当該電力供給を開始させて太陽電池36の発電効率に応じて太陽電池の向きを変えることができ、これにより、太陽電池36からより適切な電力を取り出すことができる。なお、例えば、車両Vのイグニッションオン状態など、車体5からスライドドア6に電力供給が開始されている状態においてのみ、太陽電池36の発電量を検出して、太陽電池36の向きを変える構成としてもよい。
上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の車両の開閉部の給電機構の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 給電システム(車両の開閉部の給電機構)
5 車体
6 スライドドア(開閉部)
20 給電装置(給電部)
22 給電側コイルユニット
25 車体側制御部(無線受信手段、給電制御手段)
30 受電装置(受電部)
31 受電側コイルユニット
34 ドア側バッテリ(開閉部バッテリ)
35 充電部(充電手段)
36 太陽電池
36a 受光面
37 ドア側制御部(無線送信手段)
39 アクチュエータ(太陽電池変位手段)
62A ドアハンドルスイッチ(操作スイッチ)
62B ドアロックスイッチ(操作スイッチ)
221 給電コイル
311 受電コイル
B 車体側バッテリ(車体の電源部)
V 車両

Claims (5)

  1. 車両の開閉部に設けられ、受電コイルを有する受電部と、前記車両の車体に設けられ、前記開閉部の開状態及び閉状態において当該車体の電源部の電力を前記受電コイルに非接触で給電可能な給電コイルを有する給電部と、を備えた車両の開閉部の給電機構であって、
    前記開閉部に、開閉部バッテリと、前記開閉部バッテリの電力により動作し、前記開閉部の操作スイッチに操作が入力されたとき、前記車体からの電力供給を要求する信号を送信する無線送信手段と、が設けられ、
    前記車体に、前記無線送信手段によって送信された前記信号を受信する無線受信手段と、前記無線受信手段によって前記信号が受信されたとき、前記給電コイルから前記受電コイルへの給電を開始する給電制御手段と、が設けられている
    ことを特徴とする車両の開閉部の給電機構。
  2. 前記開閉部バッテリが二次電池で構成され、
    前記開閉部に、太陽電池と、前記太陽電池の電力により前記開閉部バッテリを充電する充電手段と、がさらに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両の開閉部の給電機構。
  3. 前記開閉部バッテリが太陽電池で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の開閉部の給電機構。
  4. 前記太陽電池が、受光面の向きを変えるように変位可能に設けられ、
    前記開閉部に、前記太陽電池の発電効率を検出する発電効率検出手段と、前記車体から供給される電力により動作し、前記発電効率検出手段によって検出された前記発電効率に基づいて前記太陽電池を変位させる太陽電池変位手段と、がさらに設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両の開閉部の給電機構。
  5. 前記発電効率検出手段が、前記開閉部バッテリの電力により動作し、
    前記無線送信手段が、前記開閉部の操作スイッチに操作が入力されたときに加えて前記発電効率検出手段によって検出された前記発電効率が所定の条件を満たすときも、前記車体からの電力供給を要求する信号を送信するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両の開閉部の給電機構。
JP2013209938A 2013-10-07 2013-10-07 車両の開閉部の給電機構 Pending JP2015074270A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017093176A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 株式会社ダイヘン 高周波電源装置および非接触電力伝送システム
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