JP2015072796A - Connector junction structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コネクタ接合構造に係り、特に、筐体に設けられている相手側コネクタに、コネクタを接合するものに関する。 The present invention relates to a connector joining structure, and more particularly, to joining a connector to a mating connector provided in a housing.
従来、図26で示すようなコネクタ接合構造301が知られている(たとえば、特許文献1参照)。コネクタ接合構造301は、機器側に設けられた相手側コネクタとの電気的な接触を保持するために、コネクタ302のコネクタ本体部303にシールパッキン(面シールパッキン)305が組み付けられた構造になっている。
Conventionally, a
シールパッキン305は、機器筐体とコネクタ本体部303とに挟まれて押圧されることで、コネクタ302と機器筐体との間の防水を行うようになっている。
The
また、従来、図29、図30で示すようなコネクタ接合構造351が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
Conventionally, a
コネクタ接合構造351は、ハーネス側コネクタ353と基板側コネクタ355と機器筐体357とを備えて構成されている。
The
ハーネス側コネクタ353には、ハーネス側コネクタ353を機器筐体357へ設置するための固定部359が一体で設けられている。基板側コネクタ355には、基板接続用端子361が設けられている。基板接続用端子361は金属等の剛性が高い材料で構成されており、ハンダ付け等によって基板363に固定されている。
The
基板側コネクタ355は、機器筐体357内で機器筐体357に予め固定されており、ハーネス側コネクタ353が挿入されて嵌合(接合)されることを待ち受けている。そして、ハーネス側コネクタ353を基板側コネクタ355に嵌合するときには、ハーネス側コネクタ353が機器筐体357に設けられている貫通孔365を通り、基板側コネクタ355と嵌合するようになっている。
The board-
ハーネス側コネクタ353と基板側コネクタ355との嵌合が終了すると、ハーネス側コネクタ353が固定部359に係合するボルトによって機器筐体357に固定されるようになっている。
When the fitting between the harness-
ところで、コネクタ接合構造301では、シールパッキン(パッキン)305のリップ部307が、図28で示すように、中心線CAに対して対称な形状になっているので、コネクタ302を機器筐体に設置したときに、リップ部307の潰れ方が安定しない。
By the way, in the
すなわち、コネクタ302が機器筐体に設置されるとき、シールパッキン305が押圧されつつコネクタ302の調芯のための位置合わせ(図26の左右方向および図26の紙面に直交する方向での位置合わせ)がなされると、機器筐体にリップ部307が引きずられ、リップ部307が中心線CAに対して、いずれの側に潰れるのかわからない(たとえば、図26の二点鎖線LA,LB参照)。これによって、防水性能がばらつき低下するおそれがあるという問題がある。
That is, when the
また、コネクタ接合構造351では、ハーネス側コネクタ353を基板側コネクタ355に嵌合するとき、基板側コネクタ355に対するハーネス側コネクタ353の位置決めをする必要がある(基板側コネクタ355の間口位置にハーネス側コネクタ353の位置を合わせる必要がある)。
Further, in the
しかし、基板側コネクタ355や基板363が機器筐体357に予め固定されていてハーネス側コネクタ353が挿入されて嵌合されることを待ち受けており、また、基板接続用端子361が剛体とみなせる程度の剛性を備えているので、ハーネス側コネクタ353の位置ずれがあったときに、ハーネス側コネクタ353と基板側コネクタ355との位置合わせをすることができないという問題がある。
However, the board-
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、筐体に設置されるアウタハウジングと、筐体に設置されている相手側コネクタの端子に接続される端子が設けられておりこの端子が相手側コネクタの端子に接続されるインナハウジングと、アウタハウジングとインナハウジングとの間のシール性を確保する環状のパッキンとを備えたコネクタ接合構造において、アウタハウジングに対するインナハウジングの調芯がなされても、防水性能が低下するおそれが無く、防水性能が安定するコネクタ接合構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and is provided with an outer housing installed in a casing and terminals connected to terminals of a mating connector installed in the casing. In the connector joint structure comprising an inner housing connected to the terminal of the mating connector and an annular packing that ensures sealing between the outer housing and the inner housing, the inner housing is aligned with the outer housing. However, an object of the present invention is to provide a connector joint structure in which the waterproof performance is not lowered and the waterproof performance is stable.
また、本発明は、筐体と基板側コネクタ(相手側コネクタ)とこの相手側コネクタに嵌合されるハーネス側コネクタ(コネクタ)とを備えたコネクタ接合構造において、相手側コネクタにコネクタを接合するときに、相手側コネクタに対するコネクタの位置合わせが容易であるコネクタ接合構造を提供することを目的とする。 Moreover, this invention joins a connector to the other party connector in the connector joining structure provided with the housing | casing, the board | substrate side connector (mating connector), and the harness side connector (connector) fitted by this other party connector. Sometimes, the object is to provide a connector joining structure in which the connector can be easily aligned with the mating connector.
請求項1に記載の発明は、筐体に設置されるアウタハウジングと、前記筐体に設置されている相手側コネクタの端子に接続される端子が設けられており、前記端子が前記相手側コネクタの端子に接続されるインナハウジングと、前記アウタハウジングと前記インナハウジングとの間に設けられ、前記アウタハウジングに対する前記インナハウジングの位置が目標値に対して所定の量だけ位置ずれをした場合でも、前記アウタハウジングと前記インナハウジングとの間のシール性を確保する環状の第1のパッキンとを有し、前記第1のパッキンは、リップ部を備え、前記相手側コネクタの端子への前記インナハウジングの端子の接続による前記インナハウジングの位置の変化があったとき前記リップ部が一方の側に潰れるようにするために、前記リップ部の形状がこの中心線に対して非対称な形状になっているコネクタ接合構造である。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコネクタ接合構造において、前記リップ部は、この頂点の内側の環状の傾斜面の勾配と、上記頂点の外側の環状の傾斜面の勾配とがお互いに異なっているコネクタ接合構造である。 According to a second aspect of the present invention, in the connector joint structure according to the first aspect, the lip portion includes a gradient of an annular inclined surface inside the vertex, and a gradient of an annular inclined surface outside the vertex. Are connector joining structures that are different from each other.
請求項3に記載の発明は、第1の部材とこの第1の部材に一体的に設置された第2の部材との間をシールするパッキンにおいて、前記第1の部材に前記第2の部材を設置するときに前記第1の部材に対する前記第1の部材の位置が変化しても、前記リップ部の形状がこの中心線に対して非対称な形状になっていることで前記リップ部が一方の側に潰れるように構成されているパッキンである。 According to a third aspect of the present invention, in the packing for sealing between the first member and the second member integrally installed on the first member, the second member is attached to the first member. Even if the position of the first member with respect to the first member changes when the lip portion is installed, the lip portion is asymmetric with respect to the center line so that the lip portion is It is the packing comprised so that it may be crushed in the side of.
請求項4に記載の発明は、筐体と、前記筐体に設置されている基板と、可撓性を備えた配線を介して前記基板に接続されている相手側コネクタと、前記筐体に設置されることで前記相手側コネクタに接合されるコネクタとを有するコネクタ接合構造である。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a housing, a substrate installed in the housing, a mating connector connected to the substrate via a flexible wiring, and the housing. A connector joining structure having a connector joined to the mating connector by being installed.
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のコネクタ接合構造において、前記コネクタは、前記筐体に対する位置決めがされて前記筐体に設置されるように構成されており、前記筐体と前記コネクタとの間をシールするために前記筐体と前記コネクタとの間に設けられたパッキンを有することを特徴とするコネクタ接合構造である。 According to a fifth aspect of the present invention, in the connector joining structure according to the fourth aspect, the connector is configured to be positioned with respect to the casing and installed in the casing. In order to seal between the said connectors, it is a connector joining structure characterized by having the packing provided between the said housing | casing and the said connector.
請求項1〜請求項3に記載の発明によれば、筐体に設置されるアウタハウジングと、筐体に設置されている相手側コネクタの端子に接続される端子が設けられておりこの端子が相手側コネクタの端子に接続されるインナハウジングと、アウタハウジングとインナハウジングとの間のシール性を確保する環状のパッキンとを備えたコネクタ接合構造において、アウタハウジングに対するインナハウジングの調芯がなされても、防水性能が低下するおそれが無く、防水性能が安定するという効果を奏する。 According to the first to third aspects of the present invention, the outer housing installed in the casing and the terminals connected to the terminals of the mating connector installed in the casing are provided, and these terminals are In a connector joint structure including an inner housing connected to a terminal of a mating connector and an annular packing that ensures sealing between the outer housing and the inner housing, the inner housing is aligned with the outer housing. However, there is no fear that the waterproof performance is lowered, and the waterproof performance is stabilized.
また、請求項4、請求項5に記載の発明によれば、筐体と基板側コネクタ(相手側コネクタ)この相手側コネクタに嵌合されるハーネス側コネクタ(コネクタ)とを備えたコネクタ接合構造において、相手側コネクタにコネクタを接合するときに、相手側コネクタに対するコネクタの位置合わせが容易になるという効果を奏する。
Moreover, according to the invention of Claim 4 and
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るコネクタ接合構造2は、図1〜図3等で示すように、コネクタ1(たとえばメスコメクタ)や筐体9や相手側コネクタ13を備えて構成されている。
[First Embodiment]
The
コネクタ1は、アウタハウジング(機器防水部材)3とインナハウジング(端子結合部材)5と第1のパッキン(インナパッキン)7とを備えて構成されている。
The
アウタハウジング3は、たとえば絶縁性の合成樹脂で構成されており、筐体9に一体的に設置されるように構成されている。
The
インナハウジング5は、たとえば絶縁性の合成樹脂でアウタハウジング3とは別体で構成されている。インナハウジング5には、端子(たとえばメス端子)11が設けられている。端子11は、筐体9に一体的に設置されている相手側コネクタ(たとえばオスコネクタ)13の端子(たとえばオス端子)15に接続されるようになっている。
The
そして、インナハウジング5が、相手側コネクタ13やアウタハウジング3に対する位置決めがされて相手側コネクタ13やアウタハウジング3に一体的に設置されることで、メス端子11が相手側コネクタ13のオス端子15に接続されるように構成されている。
The
第1のパッキン(第1のシールパッキン)7は、ゴム等の絶縁性を備えた弾性体で構成されて環状に形成されており、アウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール性を確保するために、図8等で示すように、アウタハウジング3とインナハウジング5との間に設けられている。
The first packing (first seal packing) 7 is made of an elastic body having an insulating property such as rubber and is formed in an annular shape, and ensures a sealing property between the
そして、インナハウジング5のアウタハウジング3に対する位置ずれが発生しても、アウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール性(封印機能)を確保するようになっている。
Even if the
インナハウジング5のアウタハウジング3に対する位置ずれは、インナハウジング5の端子11を相手側コネクタ13の端子15に接続することで発生するものである。また、この位置ずれは、インナハウジング5の位置の目標値に対して、インナハウジング5が所定の量だけ三次元空間(三次元物理空間)の3方向(お互いが直交しているX方向、Y方向、Z方向のうちの少なくともいずれかの方向)に移動することで発生する。
The displacement of the
さらに説明すると、アウタハウジング3に対してインナハウジング5が、X方向、Y方向、Z方向のうちの少なくともいずれかの方向で所定の範囲内の位置ずれをしても、インナパッキン(インナシールパッキン)7は、アウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール機能を確保することができるようになっている。すなわち、アウタハウジング3とインナハウジング5との間を水等が通過しないようになっている。
More specifically, even if the
たとえば、アウタハウジング3に対してインナハウジング5が、X方向のみで所定の範囲内の位置ずれをしている場合、Y方向のみで所定の範囲内の位置ずれをしている場合、Z方向のみで所定の範囲内の位置ずれをしている場合、X方向およびY方向で所定の範囲内の位置ずれをしている場合、Y方向およびZ方向で所定の範囲内の位置ずれをしている場合、Z方向およびX方向で所定の範囲内の位置ずれをしている場合、もしくは、X方向およびY方向およびZ方向で所定の範囲内の位置ずれをしている場合において、インナパッキン7が、アウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール機能を確保することができるようになっている。
For example, when the
さらに、X方向に延びた所定の軸(A軸)やY方向に延びた所定の軸(B軸)やZ方向に延びた所定の軸(C軸)まわりで、アウタハウジング3に対するインナハウジング5の姿勢(位置)が所定の範囲内でずれた場合であっても、インナパッキン7が、アウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール機能を確保することができるようになっている。
Further, the
また、アウタハウジング3に対するインナハウジング5の位置が目標値に対して所定の量だけ三次元空間の3方向(A軸、B軸、C軸まわりの姿勢を含む場合もある)で位置ずれをした場合におけるアウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール性の確保は、インナパッキン7が弾性変形することのみによってなされるように構成されている。
Further, the position of the
相手側コネクタ13は、筐体9内に設置されている。筐体9には、貫通孔17が設けられており、アウタハウジング3にも、貫通孔19が設けられている。
The
そして、アウタハウジング3は、この貫通孔19が筐体9の貫通孔17の内側に位置するようにして筐体9の外側で筐体9に設置されるように構成されている。また、インナハウジング5は、この一部がアウタハウジング3の貫通孔19に挿入されることでアウタハウジング3に設置されるように構成されている。
The
さらに、筐体9とアウタハウジング3との間のシール性を確保するために、筐体9とアウタハウジング3との間に環状の第2のパッキン(アウタパッキン;アウタシールパッキン)21が設けられる。アウタパッキン21も、インナパッキン7と同様に、ゴム等の絶縁性を備えた弾性体で構成されて環状に形成されている。
Furthermore, in order to ensure the sealing performance between the
コネクタ1や筐体9や相手側コネクタ13についてさらに詳しく説明する。
The
コネクタ1のアウタハウジング3は、図3等で示すように、たとえば矩形な筒状に形成された本体部23と鍔部25とを備えて構成されている。筒状の本体部23の中心軸の延伸方向とZ方向とはお互いに一致しており、筒状の本体部23の内側の空間によって、アウタハウジング3の貫通孔19が形成されている。
As shown in FIG. 3 and the like, the
鍔部25は、所定の厚さを備えた平板状に形成されており、Z軸方向の一端部側で本体部23の外周から概ねX方向の両側に突出している。また、本体部23の外周から突出している鍔部25の厚さ方向はZ方向になっており、一対の鍔部25のそれぞれには、鍔部25をこの厚さ方向で貫通している貫通孔27が設けられている。貫通孔27は、アウタハウジング3を、ボルトBT(図6参照)等の締結具を用いて筐体9に設置するときに使用されるものである。
The
なお、ボルトBTの締め付けが不足していると、隙間が形成され、ボルトBTの締め付けが適切になされていれば、図8に示すように、鍔部25が筐体9に密着するようになっている。
If the bolt BT is not sufficiently tightened, a gap is formed, and if the bolt BT is properly tightened, the
アウタハウジング3の本体部23は、Z軸方向で鍔部25の他端から突出している。この突出している本体部23の外周には、矩形な環状のアウタパッキン21を設置するための環状の切り欠き(溝でもよい)29が設けられている。環状の切り欠き29にアウタパッキン21が入り込むことで、アウタパッキン21がアウタハウジング3に設置されるようになっている。なお、アウタハウジング3に設置されている状態では、アウタパッキン21の外径は、本体部23の外径よりも僅かに大きくなっている。
The
また、アウタハウジング3の本体部23には、矩形な環状のインナパッキン7を設置するための環状の溝31が設けられている。溝31は、鍔部25から突出している本体部23の先端に形成されている(先端面から鍔部25側へ凹んでいる凹部で構成されている)。溝31の内径は本体部23の内径(貫通孔19の径)よりも大きくなっており、溝31の外径は本体部23の外径よりも小さくなっている。
The
アウタハウジング3の本体部23の溝31に設置された状態では、インナパッキン7は、本体部23の先端から僅かに突出している。この突出している部位は、たとえば、後述するリップ部51(図9(a)参照;Z方向の一方の側のリップ部51)で構成されており、インナパッキン7の一部を構成しており、リップ部51全体も矩形な環状になっている。
When installed in the
コネクタ1のインナハウジング5は、たとえば矩形な筒状に形成された本体部33と鍔部35とを備えて構成されている。筒状の本体部33の中心軸の延伸方向とZ方向とはお互いに一致しており、筒状の本体部33には、電線37が延出しているメス端子11が挿入されて設置されるキャビティ39が形成されている。電線37はカシメ等によってメス端子11に設置されている。
The
鍔部35は、所定の厚さを備えた矩形な平板状に形成されており、Z軸方向の中間部で本体部33の外周全周からX方向Y方向に突出している。本体部33の外周から突出している鍔部35の厚さ方向はZ方向になっている。
The
これにより、インナハウジング5の本体部33は、Z軸方向で、鍔部35の一端および他端から突出している。
Thereby, the main-
インナハウジング5の本体部33の外径は、アウタハウジング3の本体部23の貫通孔19の内径よりも小さくなっており、インナハウジング5の鍔部35の外径は、アウタハウジング3の本体部23の外径と等しいか、もしくは、本体部23の外径よりも僅かに大きくなっている。
The outer diameter of the
電線37が設置されたメス端子11が設置されたインナハウジング5では、電線37がZ方向で本体部33の一端から延出している。電線37が延出しているインナハウジング5をアウタハウジング3に設置した状態では、Z軸方向での本体部33の一端部(鍔部35から突出している部位)が、アウタハウジング3の貫通孔19に入り込んでおり、電線37は、本体部33の一端から延出している。
In the
インナハウジング5をアウタハウジング3に設置した状態では、インナハウジング5は、アウタハウジング3に対して、X方向やY方向で移動自在(本体部33の外径と貫通孔19の径との間の寸法差の範囲内で移動自在)になっている。
In a state where the
また、インナハウジング5をアウタハウジング3に設置した状態では、インナハウジング5の鍔部35が、アウタハウジング3に設置されているインナパッキン7に接しており(図8(b)参照)、鍔部35とアウタハウジング3の本体部23との間はZ方向で僅かに離れており、インナパッキン7の弾性変形により、インナハウジング5がアウタハウジング3に対して、Z方向で移動し、A軸まわり、B軸まわり、C軸まわりで回動するようになっている。なお、インナハウジング5のアウタハウジング3に対する上記移動・回動範囲は、鍔部35がインナパッキン7に所定の押圧力(シール性を維持できる押圧力)で接していることと、鍔部35がアウタハウジング3の本体部23の先端に当接することとによって規制されるようになっている。
When the
筐体9は、この外形と内形とがたとえば直方体状に形成されており、貫通孔17は、筐体9を構成している1つの平板状の壁部41に設けられており、壁部41をこの厚さ方向(Z方向)で貫通している。
The
貫通孔17の内径は、アウタハウジング3の本体部23の外径とほぼ等しくなっている。アウタハウジング3を筐体9に設置した状態では、アウタハウジング3の本体部23が貫通孔17に嵌り、アウタハウジング3の鍔部25が筐体9の外側で壁部41に当接して、X方向、Y方向およびZ方向で、筐体9に対するアウタハウジング3の位置決めがなされている。
The inner diameter of the through
また、アウタハウジング3を筐体9に設置した状態では、アウタパッキン21が弾性変形して潰れ、筐体9とアウタハウジング3との間のシール性が確保されている。
Further, in a state where the
さらに、インナハウジング5は、一部が筐体9内に位置し他の部位がアウタハウジング3の貫通孔19内に位置しており、電線37が、インナハウジング5のところからアウタハウジング3の貫通孔19を通って筐体9の外部に延出している。
Further, the
相手側コネクタ13には、オス端子15が設けられており、オス端子15は、筒状のフード部43で囲われている。そして、フード部43が貫通孔17側を向くうようにして、ボルト等(図示せず)の締結具により、相手側コネクタ13が筐体9の内部で筐体9に一体的に設けられている。フード部43の内径は、インナハウジグ5の本体部33の外径とほぼ等しくなっている。
The
相手側コネクタ13が筐体9に設けられている状態では、X方向およびY方向で、フード部43の中心軸(Z方向に延びている中心軸)と、筐体9の貫通孔17の中心軸(Z方向に延びている中心軸)とは、お互いに一致していることが目標である(望ましい)。しかし、実際には、組み付け誤差等によって僅かにずれている。Z方向やA軸B軸C軸まわりでも同様の事態が発生している場合がある。
In a state where the
コネクタ1の端子11を相手側コネクタ13の端子15に接続するために、コネクタ1を相手側コネクタ13が設置されている筐体9に設置した状態では、インナハウジング5の本体部33(電線37が延出している側とは反対側の本体部の部位)が、相手側コネクタ13のフード部43に嵌り込んでいる(嵌合している)。すなわち、相手側コネクタ13の間口位置に合わせて、インナハウジング5の相手側コネクタ13に対する位置決めされている。
In order to connect the
この位置決めによって、アウタハウジング3に対するインナハウジング5の若干の位置ずれ(X方向、Y方向の位置ずれであって、Z方向、A軸まわり、B軸まわり、C軸まわりでの位置ずれを含む場合がある。)が発生する。しかし、この位置ずれが発生しても、インナパッキン7が弾性変形することで、アウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール性が維持されるようになっている。
Due to this positioning, a slight displacement of the
ここで、第1のパッキン(インナパッキン)7について詳しく説明する。 Here, the first packing (inner packing) 7 will be described in detail.
インナパッキン7は、図9(a)で示すように、リップ部51を備えて構成されている。リップ部51の形状は、この中心線(リップ部51の頂点を通る中心線C1,C2)に対して非対称な形状になっている。なお、図9(a)は、環状のインナパッキン7の断面(インナパッキン7の環の延伸方向に対して直交する平面による断面)を示しており、環状のインナパッキン7の中心軸(図示せず)は、図9(a)に示す図の下側に位置しており、図9(a)の左右方向に延伸している。
The
上述したリップ部51の非対称形状は、相手側コネクタ13の端子15へのインナハウジング5の端子11の接続によるインナハウジング5の位置の変化があったとき(オス端子15やアウタハウジング3に対するインナハウジング5の位置決めによる目標位置からの位置ずれがあったとき)、この位置の変化の方向(X方向のプラスもしくはマイナス方向、Y方向のプラスもしくはマイナス方向)にかかわらず、リップ部51が常に一方の側に潰れるようにするためのものである。
The asymmetric shape of the
環状の第1のパッキン7は、たとえば、アウタハウジング3とインナハウジング5に接触させアウタハウジング3やインナハウジング5からの反力でリップ部51を弾性変形させて潰すことで、アウタハウジング3とインナハウジング5との間をシールしている。なお、リップ部51を図9(a)の右側もしくは左側の一方の側に設け、アウタハウジング3もしくはインナハウジング5に接触させる構成であってもよい。
For example, the annular
また、リップ部51は、図9(a)で示すように、頂点(中心線C1)の内側の環状の傾斜面53の勾配の形態(たとえば勾配の絶対値)と、頂点(中心線C1)の外側の環状の傾斜面55の勾配の形態(たとえば勾配の絶対値)とがお互いに異なっている。
Further, as shown in FIG. 9A, the
さらに、リップ部51は、図9(a)で示すように、頂点(中心線C2)の内側の環状の傾斜面57の勾配の形態(たとえば勾配の絶対値)と、頂点(中心線C2)の外側の環状の傾斜面59の勾配の形態(たとえば勾配の絶対値)とがお互いに異なっている。頂点(中心線C2)は、頂点(中心線C1)の内側に位置している。
Furthermore, as shown in FIG. 9A, the
第1のパッキン7についてさらに詳しく説明する。中心線C1は、実際には、環状の第1のパッキン7の環に沿った筒状の面になっている。中心線C2も筒状の面になっており、中心線C1の内側で中心線C1に対して平行になっている。
The
Z方向の一方の側に(たとえば図9(a)の右側)おけるリップ部51は、第1のパッキン7の外周52から中心線C1まで、所定の勾配でZ方向一端側に突出している。これにより傾斜面55が形成されている。Z方向の一方の側におけるリップ部51は、中心線C1から中心線C1と中心線C2との間(中央)まで、所定の勾配でZ方向他端側に凹んでいる。これにより傾斜面53が形成されている。なお、傾斜面53の勾配のほうが傾斜面55の勾配よりもきつくなっている。
The
Z方向の一方の側におけるリップ部51は、中心線C1と中心線C2との間(中央)から中心線C2まで、所定の勾配でZ方向一端側に突出している。これにより傾斜面59が形成されている。傾斜面59の勾配(勾配の絶対値)は傾斜面53の勾配(勾配の絶対値)と等しくなっている。また、Z方向の一方の側におけるリップ部51は、中心線C2から第1のパッキン7の内周54まで、所定の勾配でZ方向他端側に凹んでいる。これにより傾斜面57が形成されている。傾斜面57の勾配(勾配の絶対値)は傾斜面55の勾配(勾配の絶対値)と等しくなっている。
The
なお、Z方向の他方の側におけるリップ部51は、一方の側におけるリップ部51の形状と、第1のパッキン7におけるZ軸方向の中心面C3に対して、対称になっている。
The
そして、コネクタ1では、第1のパッキン7のリップ部51がアウタハウジング3とインナハウジング5との間で、図9(a)に矢印で示すように常に一方の側(中心線C1と中心線C2との間の中央側;傾斜面53,59側)に潰れるようになっている。
In the
なお、リップ部51の形態を、図9(b)〜(f)で示すように変形してもよい。
In addition, you may deform | transform the form of the lip | rip
図9(b)では、傾斜面55,57の勾配を傾斜面53,59の勾配よりもきつくしている。図9(c)では、傾斜面55の勾配と傾斜面59の勾配とをお互いに等しくしてあり、傾斜面53の勾配と傾斜面57の勾配とをお互いに等しくしてあり、傾斜面53,57の勾配を傾斜面55,59の勾配よりもきつくしている。図9(d)では、傾斜面55の勾配と傾斜面59の勾配とをお互いに等しくしてあり、傾斜面53の勾配と傾斜面57の勾配とをお互いに等しくしてあり、傾斜面55,59の勾配を傾斜面53,57の勾配よりもきつくしている。
In FIG. 9B, the slopes of the
また、図9(a)〜(d)で示すものでは、リップ部51が二重に形成されている(筒状の中心線C1の内側に筒状の中心線C2が存在している)が、図9(e)〜(f)で示すように、リップ部が一重になっていてもよい。図9(e)では、傾斜面53の勾配を傾斜面55の勾配よりもきつくしており、図9(f)では、傾斜面55の勾配を傾斜面53の勾配よりもきつくしている。
Moreover, in what is shown by Fig.9 (a)-(d), the lip | rip
次に、コネクタ1の設置動作について説明する。
Next, the installation operation of the
初期状態として、図4や図5等で示すように、筐体9の内部に相手側コネクタ13が設置されており、アウタハウジング3にアウタパッキン21とインナパッキン7とインナハウジング5とが設置されている。
As an initial state, as shown in FIGS. 4 and 5, the
上記初期状態において、アウタハウジング3から突出しているインナハウジング5の本体部33と、アウタハウジング3の鍔部25から突出している本体部23とを、筐体9の貫通孔17に挿入し、コネクタ1のメス端子11を相手側コネクタ13のオス端子15に接続させる(図6、図8等参照)。このとき、インナハウジング5の相手側コネクタ13に対する位置決めがなされ、アウタハウジング3に対してインナハウジング5が僅かに移動する(図7等参照)。また、リップ部51が、図9(a)に矢印で示す方向に潰れる。
In the initial state, the
続いて、アウタハウジング3をボルトBTによって筐体9に固定する。このとき、ボルトBTが締め付け不足のときには、アウタハウジング3(鍔部25)と筐体9との間に、Z方向で隙間が形成される。
Subsequently, the
コネクタ接合構造2によれば、リップ部51の形状がこの中心線C1,C2に対して非対称な形状になっており、相手側コネクタ13に接合されるときに位置決めがなされることで、アウタハウジング3に対するインナハウジング5の位置の変化があっても、アウタハウジング3とインナハウジング5との間に位置しているインナパッキン7のリップ部51が一方の側に潰れるので、インナパッキン7による防水性能の低下が起こらず、防水性能が安定する。
According to the
また、コネクタ接合構造2によれば、リップ部61の頂点の内側の環状の傾斜面53,57の勾配と、リップ部51の頂点の外側の環状の傾斜面55,59の勾配とがお互いに異なっているので、簡素なリップ部51の形態で、防水性能を安定させることができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によれば、アウタハウジング3とインナハウジング5とに分割されており、アウタハウジング3に対するインナハウジング5の位置が目標値に対して所定の量だけ三次元空間で位置ずれをした場合であっても、インナパッキン7によってアウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール性を確保することができるので、コネクタ1(インナハウジング5)を筐体9に設置されている相手側コネクタ13に嵌合させたときにインナハウジング5が位置ずれしても、コネクタ1の隙間を無くすことができ、防水性、端子11,15同士の接続保証を含む嵌合保証を得ることができる。
In addition, according to the
また、コネクタ1によれば、アウタハウジング3とインナハウジング5との間のシール性の確保が、インナパッキン7が弾性変形することによってなされるように構成されているので、コネクタ1の構成が簡素になっている。
Moreover, according to the
また、コネクタ1によれば、アウタハウジング3が筐体9の外側で筐体9に設置されるように構成されており、インナハウジング5の一部がアウタハウジング3の貫通孔19に挿入されることでインナハウジング5がアウタハウジング3に設置されるように構成されており、筐体9とアウタハウジング3との間にアウタパッキン21が設けられているので、筐体9内への水等の浸入を確実に防止することができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によれば、アウタハウジング3に対してインナナウジング5が所定の範囲内で移動自在になっているので、端子11,15同士の接続によってインナウジング5のZ方向での位置ずれが発生しても、アウタハウジグ3を筐体9に固定するためのボルトBTの締め込みが適切になされていれば、隙間が形成されることが無くなり(図8で示すようにZ方向で筐体9とアウタハウジグ3との間の隙間が無くなり)、隙間が形成されていないことを確認することで、アウタハウジグ3を筐体9に固定するためのボルトBTの締め込み不足を容易に発見することができ、嵌合保証を得ることができる。
Further, according to the
ところで、上述したコネクタ接合構造2では、コネクタ1がアウタハウジング3とインナハウジング5とに分割されており、アウタハウジング3とインナハウジング5とに間を、インナパッキン7でシールしているが、コネクタ1を分割せずに一体で形成し、このコネクタ1と筐体9との間を、インナパッキン7と同様に構成されたパッキンでシールしてもよい。この場合、筐体9の貫通孔17の内径は、コネクタ1の挿入部(上述したアウタハウジング3の、鍔部25から突出している本体部23に相当する部位)の外径よりも大きくなっており、コネクタ1を筐体9に設置するとき、コネクタ1が筐体9に対して、X方向やY方向で移動自在(コネクタの本体部の外径と筐体の貫通孔の内径との間の寸法差の範囲内で移動自在)になっている。
By the way, in the
なお、第1のパッキン7は、第1の部材とこの第1の部材に一体的に設置された第2の部材との間をシールするパッキンであって、前記第1の部材に前記第2の部材を設置するときに前記第1の部材に対する前記第1の部材の位置が変化しても、この位置の変化の方向にかかわらず、前記リップ部の形状がこの中心線に対して非対称な形状になっていることで前記リップ部が常に一方の側に潰れるように構成されているパッキンの例である。
The
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るコネクタ接合構造2aは、本発明の第1の実施形態に係るコネクタ接合構造2の筐体9と同様に構成された筐体9aと、同じく同様に構成された相手側コネクタ13aと、基板61とコネククタ1aとを備えて構成されている。
[Second Embodiment]
The connector
基板61は、筐体9aの内部で筐体9aに一体的に設置(固定)されている。相手側コネクタ13aは、筐体9aの内部に設けられているが、可撓性を備えた配線63を介して基板61に接続されている。これにより、筐体9aに固定されることなく筐体9a対して配線63が変形する範囲内である程度自由に位置や姿勢を変えることができるようになっている。
The
コネクタ1aは、筐体9aに一体的に設置されることで相手側コネクタ13aに接合されるように構成されている。
The
また、コネクタ1aは、筐体9aに対して画一的に位置決めがされて筐体9aに設置されるように構成されている。すなわち、設置し、取り外し、設置することを何回繰り返しても、筐体9aに設置されたコネクタ1aの筐体9aに対する位置ずれは発生せず、筐体9aに対するコネクタ1aの位置は常に一定になるように構成されている。
Further, the
コネクタ接合構造2aには、上述したアウタパッキン21と同様な環状のパッキン21aが設けられている。パッキン21aは、筐体9aとコネクタ1aとの間をシールするために筐体9aとコネクタ1aとの間に設けられている。
The connector
ここで、コネクタ接合構造2aについてさらに詳しく説明する。
Here, the connector
コネクタ1aは、アウタハウジングとインナハウジングとに分割されていることはなく、図11等で示すように、一体で形成されており、たとえば直方体状に形成された本体部65と鍔部67とを備えて構成されている。直方体状の本体部65の中心軸の延伸方向とZ方向とはお互いに一致しており、本体部65には、電線71の端部に設置されているメス端子69(図17参照)を設置するためのキャビティが設けられている。
The
そして、電線71の端部に設置されたメス端子69をキャビティ内に設置することで、電線71がコネクタ1aから延出するようになっている。
And the
鍔部67は、所定の厚さを備えた平板状に形成されており、Z軸方向の一端部側で本体部65の外周から概ねX方向の一方の側に突出している。また、本体部65の外周から突出している鍔部67の厚さ方向はZ方向になっており、鍔部67には、鍔部67をこの厚さ方向で貫通している貫通孔73が設けられている。貫通孔73は、コネクタ1aを、ボルトBT(図16等参照)等の締結具を用いて筐体9aに設置するときに使用されるものである。
The
コネクタ1aの本体部65は、Z軸方向で鍔部67の他端から突出している。この突出している本体部65の外周には、矩形な環状のパッキン21aを設置するための環状の切り欠き(溝でもよい)75が設けられている。環状の切り欠き75にパッキン21aが入り込むことで、パッキン21aがコネクタ1aに設置されるようになっている。なお、コネクタ1aに設置されている状態では、パッキン21aの外径は、本体部65の外径よりも僅かに大きくなっている。
The
また、メス端子69がコネクタ1aに設置された状態では、電線71は、鍔部67が設けられている側の端で、本体部65の端からZ方向に延出している
筐体9aは、この外形と内形とがたとえば直方体状に形成されており、貫通孔17aは、筐体9aを構成している1つの平板状の壁部41aに設けられており、壁部41aをこの厚さ方向(Z方向)で貫通している。
In the state where the
貫通孔17aの内径は、コネクタ1aの本体部65の外径とほぼ等しくなっている。コネクタ1aを筐体9aに設置した状態では、コネクタ1aの本体部65が貫通孔17aに嵌り、コネクタ1aの鍔部67が筐体9の外側で壁部41に当接して、X方向、Y方向およびZ方向で、筐体9aに対するコネクタ1aの画一的な位置決めがなされている。
The inner diameter of the through
また、コネクタ1aを筐体9aに設置した状態では、パッキン21aが弾性変形して潰れ、筐体9aとコネクタ1aとの間のシール性が確保されている。
Moreover, in the state which installed the
相手側コネクタ13aには、オス端子15aが設けられており、オス端子15aの一端からは、配線(電線)63が延出している。オス端子15aは、相手側コネクタ13aのキャビティに挿入されて相手側コネクタ13aに一体的に設置されている。また、オス端子15aは、相手側コネクタ13aに一体で設けられている筒状のフード部43aで囲われている。フード部43aの内径は、コネクタ1aの本体部65の外径とほぼ等しくなっている。
The
基板61は、筐体9a内でボルト等(図示せず)の締結具により、筐体9aの内部で筐体9aに一体的に設けられている。電線63の端部(オス端子15aとは反対側の端部)は、基板61の所定の部位に接続されている。これにより、相手側コネクタ13aは、電線71が許す所定の範囲内で、筐体9aや基板61に対して移動自在になっている。なお、配線63の基板61への接続は、ハンダ等によって直接なされていてもよいし、別途コネクタ等を用いてなされていてもよい。
The
コネクタ1aを筐体9aに設置して相手側コネクタ13aに接合してコネクタ1aの端子69を相手側コネクタ13aの端子15aに接続した状態では、コネクタ1aの本体部65(電線71が延出している側とは反対側の本体部65の部位)が、相手側コネクタ13aのフード部43aに嵌り込んでいる(嵌合している)。すなわち、コネクタ1aに合わせて、相手側コネクタ13aの間口位置の位置合わせがなされ、コネクタ1aに対する相手側コネクタ13aの位置決めされている。
In a state where the
次に、コネクタ1aの設置動作について説明する。
Next, the installation operation of the
初期状態として、図14や図15等で示すように、筐体9aの内部に相手側コネクタ13aと基板61とが設置されている。
As an initial state, as shown in FIG. 14, FIG. 15, etc., the
上記初期状態において、コネクタ1aの鍔部67から突出している本体部65を、筐体9aの貫通孔17aに挿入し、コネクタ1aのメス端子69を相手側コネクタ13aのオス端子15aに接続する(図17等参照)。このとき、コネクタ1aの本体部65が相手側コネクタ13aのフード部43aに挿入されてコネクタ1aに対する相手側コネクタ13aの位置決めがなされ、筐体9a(コネクタ1a)に対して相手側コネクタ13aが僅かに移動する。続いて、コネクタ1aをボルトBTによって筐体9aに固定する(図16等参照)。
In the initial state, the
コネクタ接合構造2aによれば、相手側コネクタ13aが可撓性を備えた配線63を介して基板61に接続されているので、相手側コネクタ13aにコネクタ1aを接合するときに、コネクタ1aに対して相手側コネクタ13aがある程度自由に移動しまたその姿勢を変更することができ、相手側コネクタ13aとコネクタ1aとにおけるお互いの位置合わせが容易になる。
According to the
また、コネクタ接合構造2aによれば、コネクタ1aが筐体9aに対して画一的に位置決めがされて筐体9aに設置されるように構成されており、筐体9aとコネクタ1aとの間をシールするために筐体9aとコネクタ1aとの間にパッキン21aが設けられているので、筐体9aに対するX方向およびY方向でのコネクタ1aの位置ずれが無く、コネクタaと筐体9aと間を確実にシールすることができる。
Further, the
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係るコネクタ接合構造2bは、図18等で示すように、相手側コネクタ13aにパッキン77が設けられている点が、第2の実施形態に係るコネクタ接合構造2aと異なり、その他の点は、第2の実施形態に係るコネクタ接合構造2aとほぼ同様に構成されており、ほぼ同様の効果を奏する。
[Third Embodiment]
The
すなわち、第3の実施形態に係るコネクタ接合構造2bでは、相手側コネクタ13aのフード部43a先端の開口部の外周のところに矩形な環状のパッキン77が設けられている。パッキン77の外径は、フード部43aの外径や筐体9aの貫通孔17aの内径よりも僅かに大きくなっており、フード部43aの外径は、筐体9aの貫通孔17aの内径よりも僅かに小さくなっている。そして、パッキン77が設置されている相手側コネクタ13aを筐体9aに設置したとき、パッキン77とフード部43aとが、筐体9aの貫通孔17aに嵌りこみ、筐体9aと相手側コネクタ13aとの間のシールがなされるようになっている(図23、図25参照)。なお、このとき、パッキン77の弾性の範囲内において、X方向およびY方向で筐体9aに対して相手側コネクタ13aが移動するようになっていてもよい。
That is, in the
また、筐体9aの相手側コネクタ13aが設置されている状態でコネクタ1aが筐体9aに設置されて相手側コネクタ13aに接合されるようになっている。このとき、コネクタ1aと筐体9aとの間も、パッキン(図示せず)でシールされるようになっていてもよい。さらに、パッキン77が、コネクタ1aと筐体9aとの間をシールする機能を併せ持っていてもよい。
In addition, the
1,1a コネクタ
2,2a,2b コネクタ接合構造
3 アウタハウジング
5 インナハウジング
7 第1のパッキン
9,9a 筐体
11 端子
13,13a 相手側コネクタ
21,21a パッキン
51 リップ部
53,55,57,59 傾斜面
61 基板
63 配線
C1,C2 中心線
1,
Claims (5)
前記筐体に設置されている相手側コネクタの端子に接続される端子が設けられており、前記端子が前記相手側コネクタの端子に接続されるインナハウジングと、
前記アウタハウジングと前記インナハウジングとの間に設けられ、前記アウタハウジングに対する前記インナハウジングの位置が目標値に対して所定の量だけ位置ずれをした場合でも、前記アウタハウジングと前記インナハウジングとの間のシール性を確保する環状の第1のパッキンと、
を有し、前記第1のパッキンは、リップ部を備え、前記相手側コネクタの端子への前記インナハウジングの端子の接続による前記インナハウジングの位置の変化があったとき前記リップ部が一方の側に潰れるようにするために、前記リップ部の形状がこの中心線に対して非対称な形状になっていることを特徴とするコネクタ接合構造。 An outer housing installed in the housing;
A terminal connected to a terminal of a mating connector installed in the housing; an inner housing in which the terminal is connected to a terminal of the mating connector;
Even if the position of the inner housing relative to the outer housing is displaced by a predetermined amount with respect to a target value, the outer housing is disposed between the outer housing and the inner housing. An annular first packing that ensures the sealing performance of
The first packing has a lip portion, and when the position of the inner housing is changed due to the connection of the terminal of the inner housing to the terminal of the mating connector, the lip portion is on one side. The connector joining structure is characterized in that the shape of the lip portion is asymmetric with respect to the center line so as to be crushed.
前記リップ部は、この頂点の内側の環状の傾斜面の勾配と、上記頂点の外側の環状の傾斜面の勾配とがお互いに異なっていることを特徴とするコネクタ接合構造。 In the connector joining structure according to claim 1,
In the connector joining structure, the lip portion has a gradient of an annular inclined surface inside the vertex and a gradient of an annular inclined surface outside the vertex.
前記第1の部材に前記第2の部材を設置するときに前記第1の部材に対する前記第1の部材の位置が変化しても、前記リップ部の形状がこの中心線に対して非対称な形状になっていることで前記リップ部が一方の側に潰れるように構成されていることを特徴とするパッキン。 In the packing that seals between the first member and the second member integrally installed on the first member,
Even if the position of the first member with respect to the first member changes when the second member is installed on the first member, the shape of the lip portion is asymmetric with respect to the center line. The packing is characterized in that the lip portion is crushed to one side by being.
前記筐体に設置されている基板と、
可撓性を備えた配線を介して前記基板に接続されている相手側コネクタと、
前記筐体に設置されることで前記相手側コネクタに接合されるコネクタと、
を有することを特徴とするコネクタ接合構造。 A housing,
A substrate installed in the housing;
A mating connector connected to the substrate via a flexible wiring;
A connector to be joined to the mating connector by being installed in the housing;
A connector joining structure characterized by comprising:
前記コネクタは、前記筐体に対する位置決めがされて前記筐体に設置されるように構成されており、
前記筐体と前記コネクタとの間をシールするために前記筐体と前記コネクタとの間に設けられたパッキンを有することを特徴とするコネクタ接合構造。 The connector joint structure according to claim 4,
The connector is configured to be positioned on the housing after being positioned with respect to the housing,
A connector joint structure comprising a packing provided between the housing and the connector for sealing between the housing and the connector.
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